JP2001512198A - 建築構造の建設に使用する建築パネル - Google Patents

建築構造の建設に使用する建築パネル

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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 建築構造(20)を建設する際に使用するプレハブ建築パネル(30、32)は、略平面のコンクリート・パネルと、溶接表面として使用するために露出されるように、コンクリート・パネルから分離してコンクリート・パネルの端面上に位置する金属部材(50、76、78)と、金属部材に溶接されて、コンクリート・パネルの中に埋め込まれた複数のバー・アンカー(60、74)とを含む。バー・アンカーは金属部材に溶接されて、金属部材をコンクリート・パネルに対して適所に固定する。金属部材は、建築パネルを溶接によって他の建築パネルに連結するための連結領域として役立つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は概して建築構造に関する。特に本発明は、建築構造の建設に使用する
建築パネル(building panels)に関する。
【0002】 (発明の背景) 構造的建築構造はさまざまな異なる資材によって造られ、特定の建築構造の建
設に使用される資材は資材の入手可能性に依存することが多い。例えば一戸建住
宅(residental units)については、北アメリカでは木材を使用することが多いが
、ヨーロッパでは煉瓦と石材が使用される。同様に鋼材は、北アメリカおよび北
ヨーロッパの各部で高層建築構造または産業用建築構造に使用される通常の資材
であり、また同じ構造物が南アメリカやヨーロッパ諸国の一部ではコンクリート
で造られる。北アメリカでは、構造物用木材の限られた入手可能性および環境上
の見地から浮上してきた関心のために、他の形式の代替資材を確認する努力がな
されてきた。受入可能な代替資材は、建築業界内でコストの観点ならびに構造的
保全性の観点の両方から有利に競争できるものでなければならない。
【0003】 ある提案されたシステムでは、直角に繋がる接合部における連結と連続は困難
且つ高価であるのみならず、さまざまな種類の負荷条件、特に地震負荷の下では
しばしば構造的に不適切であることがわかっている。これは、必要な構造的強度
と必要な防音性を与えるように設計されたユニット・モジュールを作り出すため
に使用されてきたコンクリートのサンドイッチ・パネルの場合には、特別の関心
事となっていた。同様に、多くのチルトアップ方式の建築システムは、連結具が
脱落する地震条件の下では極めて悪い性能を示すことがわかっている。
【0004】 したがって、建築システムの周知の提案に対して代替案を見つけることに伴う
関心事には、安全性、エネルギー効率、および環境上の影響が含まれる。そのう
え、土地と建築資材の価格上昇によって、効果的で適切な解決策を見つけること
が重要な関心事となっている。
【0005】 組立ライン作業を使用することによって、品質とコスト節約を大幅に最適化す
ることができることがわかっている。さらに、組立ライン作業の使用によって半
熟練工を使用する場合に適切な訓練が可能になる。こうして、代替の建築資材と
構成部分とを考慮する場合に、可能な限り組立ライン作業を利用することが望ま
しいことになる。
【0006】 周知の建築資材と構成部分に対して適切な代替品を見つけることに伴うさらな
る関心事は、輸送のコストと限界である。輸送の能力はしばしば、建築構造の建
設に使用するプレハブ・モジュールの寸法と重量における決定的要素となり得る
。同様に、建築現場に対する工場の場所と付随する輸送管理業務も制約として働
くことも可能である。潜在的に有望なモジュール方式の概念の中には、工場モジ
ュールの大きな寸法と過剰な重量が実施範囲を抑えるという前述の制限から、適
用を制限されてきたものもある。
【0007】 前述の観点から、構造的に適切で環境上受入れ可能であり、エネルギー効率が
よくて費用効果のある、現在の建築用ユニットに対する代替物の必要性が存在す
る。
【0008】 また、品質要件に合うように製造できる、現在の建築用ユニットに対する代替
物を供給することも望ましい。
【0009】 また、輸送の見地から寸法と重量の制約の影響要因とならないので工場で製造
した後に建設現場に輸送できるような、現在の建築用ユニットに対する代替物の
必要性も存在する。
【0010】 (発明の概要) 前述の観点から、本発明は、前述の必要性と取り組み且つ他の周知の建築ユニ
ットに勝るさまざまな利点を提供する垂直および水平プレハブ建築パネルを提供
する。水平建築パネルは、略平面のコンクリート・スラブ、そのコンクリート・
スラブと共に形成され且つ当該スラブの下面から延びているコンクリート製の複
数の1次ビームと、同様に前記コンクリート・スラブと共に形成され且つ該スラ
ブの下面から延びているコンクリート製の複数の2次ビームとを含む。当該2次
ビームは、当該1次ビームに交差して延びている。略U字形状のチャネルが、当
該1次ビームの下面において各1次ビームの長さに沿って延びている。複数のバ
ー・アンカーがチャネルの各々に溶接され、各バー・アンカーは当該1次ビーム
を形成するコンクリート中に埋め込まれている。さらに、鋼製プレートすなわち
アングル材が当該1次ビームの上面に設けられ、これはビームの長さに沿って延
びている。複数のバー・アンカーがプレートすなわちアングル材に溶接され、鋼
製プレートまたはアングル材を、垂直平面において他のパネルへの連結を可能に
するように、当該1次ビームの隅部または平坦な表面に固定する。
【0011】 垂直パネルはコンクリート・スラブから成るが、スラブから延びている1次お
よび2次ビームを有していない。鋼製チャネルは複数のバー・アンカーによって
垂直パネルに固定されている。バー・アンカーは鋼製チャネルに溶接され、スラ
ブを形成するコンクリート中に埋め込まれている。垂直パネルは、隅壁または中
間壁の条件に適応するためにスラブから突出したスタブ壁を備えることができる
【0012】 本発明の別の態様は、略平面の第1コンクリート・パネルと、略平面の第2コ
ンクリート・パネルとを含む建築構造に係わるものである。当該第1コンクリー
ト・パネルは、当該第1コンクリート・パネルの端面に置かれた第1金属部材と
その第1金属部材に溶接された複数の第1バー・アンカーとを有し、複数の第1
バー・アンカーは当該第1コンクリート・パネルの中に埋め込まれて、当該第1
金属部材を当該第1コンクリート部材に対して適所に固定している。当該第2コ
ンクリート・パネルは、当該第2コンクリート・パネルの端面に置かれた第2金
属部材とその第2金属部材に溶接された複数の第2バー・アンカーとを有し、複
数の第2バー・アンカーは当該第2コンクリート・パネルの中に埋め込まれて、
当該第2金属部材を第2コンクリート部材に対して適所に固定している。当該第
1金属部材は当該第2金属部材に溶接されているので、当該第1コンクリート・
パネルと当該第2コンクリート・パネルは互いに連結されている。
【0013】 本発明の前述および追加の特徴は、添付の図面を参照して考察される下記の詳
細な説明からさらに明らかになろう。各図面において同様の要素は同様の参照番
号によって示される。
【0014】 (発明の詳細な説明) 本発明は、さまざまな異なる建築構造において使用することのできる建築用ユ
ニットすなわちパネルの特定の建造を提供する。概して言えば、本発明による建
築用ユニットは、鋼製ブレーク・チャネル・セクション(steel break channel s
ections)または鋼製プレートが隣接パネルに連結されるべきパネルの部分(例え
ば、隣接床スラブ間または床スラブと壁パネルとの間の連結部)に設けられた、
コンクリート・パネルから成っている。鋼製ブレーク・チャネル・セクションの
使用によって、隣接パネルをともに溶接を使用して連結することが可能になる。
コンクリート・パネルはまた、鋼製ブレーク・チャネル・セクション(例えば鋼
製ブレーク・チャネル・セクションの内側隅部)または鋼製プレートに溶接され
た変形バー・アンカーを備えている。バー・アンカーはコンクリート中に好まし
くは対角方向に延び、ブレーク・チャネル・セクションとプレートをコンクリー
トに対して固着し、同時に補強ももたらす。代りに、または追加として、鋼製ブ
レーク・チャネル・セクションおよび/または鋼製プレートに溶接されたヘッド
付きバー・アンカーまたはスタッドを使用することができる。補強鋼製マットも
コンクリート中に埋め込まれて、アンカーに統合されている。
【0015】 本発明の理解を容易にする目的で、建築用ユニットすなわちパネルを集合住宅
団地(multiple residental dwelling complex)に関連して説明および図示するが
、この建築用ユニットは他の形式の建築構造にも同様に適用可能であることを理
解すべきである。図1と図2を参照すればわかるように、本発明によって製造さ
れた建築パネルを利用する集合住宅団地20は、駐車施設に供することのできる
地階22と地階の上に位置する3つの階層24、26、28とを含む多階層構造
物である。構造物20を構成する建築パネルは、垂直に配置されたパネルすなわ
ち壁30'、30"、37、37'と、水平に配置されたパネルすなわち床および 屋根スラブ32とを含む。建築構造の長手方向に延びている垂直パネル30'、 30"は開口部34を備えることができ、これらの開口部34は窓または戸口、 もしくは地階階層22の場合にはガレージの戸口を画定する。図1に示す建築構
造の幅方向には、垂直壁は各階層に2つの外壁30'と、長手方向に延びている 内部耐力壁30"とを含む。図1に示すように、内部耐力壁30"は、建築構造の
幅全体を横切る水平主要床スラブ32の中間に位置する。後でさらに詳しく説明
するように、垂直パネル30'、30"は、3つの主要床スラブ32ならびに地階
スラブ33および屋根スラブ35に連結され、これらと一体になっている。図1
に示すように、主要床スラブ32の2つは、バルコニーとして役立つ片持ち梁式
延長部を備えることができる。屋根スラブ35は、表面水を容易に排水できるよ
うにするため上反り屋根として示されている。屋根スラブ35は、平屋根が使用
されて、例えばパティオまたは機械的設備用の空間を準備する目的で取り囲むこ
とにする場合には、手摺り壁に適応することもできる。
【0016】 建築構造の一部分を長手方向に図示する図2に示すように、垂直パネルすなわ
ち側壁37、37'は建築構造の幅方向に延びている。これらの垂直パネルすな わち側壁37、37'は、戸口およびその他のアクセス開口部として役立つさま ざまな開口部38を備えることができる。
【0017】 図1及び図2に示すように、水平に配置された建築パネル32の各々は、平坦
な平面スラブ40、3つの離間した1次ビーム42、および1対の離間した2次
ビーム44から構成されている。1次ビーム42はスラブ40に対して直角方向
に向いており、スラブ40の下面から下向きに延びている。1次ビーム42は建
築構造の長手方向に延びている。2次ビーム44もスラブ40に対して直角方向
に向いており、スラブ40の下面から下向きに延びている。2次ビーム44は建
築構造の幅方向に延びており、1次ビーム42に対して直角方向に向いている。
【0018】 図1に示すように、スラブ40の中央に位置する1次ビーム42は中央内部耐
力壁30"の上に支持されて、これに連結されているが、パネル32の縁部に隣 接して延びている1次ビーム42は外部垂直壁パネル30'の上に支持されて、 これに連結されている。1次ビーム42と垂直壁パネル30'、30"との間の連
結部は下にさらに詳しく説明する。図2に示すように、隣接する水平パネル32
は互いに連結されている。隣接水平パネル32間の連結様式は下にさらに詳しく
説明する。図2に見ることができるように、各階層において、最も外側の水平パ
ネル32の外縁部にある2次ビーム44は、他の2次ビーム44よりもわずかに
大きな深さを有し(すなわち、わずかに大きな距離だけスラブ40から離れて延
びている)、垂直壁パネル37、37'との必要な連結を行う。2次ビーム44 と垂直壁パネル37、37'との間の連結部は下記の説明から明らかになろう。
【0019】 水平および垂直パネル30、32の各々は、コンクリート、ブレーク鋼製部分
、鋼製プレートすなわちアングル、スタッドを含むことのある変形バー・アンカ
ー、および補強鋼製マットの組合せから製造されている。水平および垂直パネル
は一般的には、建築構造における特定の個所に応じてさまざまな構成を有する。
図10は、建築パネルの一部分、特に1次ビーム連結部に関する詳細を図示する
。上述のように、水平および垂直の建築パネルは、ブレーク鋼製部分、鋼製プレ
ートすなわちアングル、スタッドを含むことのある変形バー・アンカー、および
補強鋼製マットを備えたコンクリート・エレメントである。
【0020】 図9は、本発明による水平パネルを図示するが、水平パネルの構造を明解にし
て容易にわかるようにするため、パネルのコンクリート部分の図示を省略した点
が異なる。
【0021】 図9に示すように、水平パネルは、コンクリート床スラブの1つの縁面に沿っ
て延びている略U字形状の鋼製スラブ・ブレーク・チャネル50を含む。さらに
、U字形鋼製ビーム・ブレーク・チャネル52は、1次ビームの下部コンクリー
ト部分に沿って延びている。ビーム・ブレーク・チャネル52は、1次ビームの
下部分に沿って延びているように設計された水平脚54と1次ビームの垂直端面
に沿って延びているように設計された垂直延長部56とを含む。さらに、平坦な
鋼製プレート58が1次ビームのコンクリート部分の上表面に沿って延びている
ように設計されている。鋼製プレート58はまた垂直に下向きに延びている脚5
9を含んでいる。
【0022】 図9はまた、U字形鋼製ビーム・ブレーク・チャネル52、鋼製プレート58
、およびU字形鋼製スラブ・ブレーク・チャネル50を互いに連結する方法も示
す。特に、鋼製プレート58の垂直に下向きに延びている脚59の自由端は、ビ
ーム・ブレーク・チャネル52の垂直に延びている部分56のウェブ部分の上端
に溶接されている。また、ビーム・ブレーク・チャネル52のいずれの側にも置
かれたU字形鋼製スラブ・ブレーク・チャネル50の端部は、プレート58とビ
ーム・ブレーク・チャネル52とに溶接されている。特にスラブ・ブレーク・チ
ャネル50の上部フランジはプレート58に溶接され、スラブ・ブレーク・チャ
ネル50のウェブはプレート58の下向きに延びている脚59に溶接され、スラ
ブ・ブレーク・チャネル50の下部フランジはビーム・ブレーク・チャネル52
の垂直に延びている部分56のフランジに溶接されている。プレート58は一般
的には、ビーム・ブレーク・チャネル52の垂直に延びている部分56のフラン
ジ間の距離よりもわずかに広く選択される。こうして、スラブ・ブレーク・チャ
ネル50の上部フランジとウェブには、この差に適応して溶接連結ができるよう
に刻み目をつけることが好ましい。
【0023】 変形バー・アンカー60がスラブ・ブレーク・チャネル50の各内隅から外側
に延びている。変形バー・アンカー60はスラブ・ブレーク・チャネル50のそ
れぞれの内隅に溶接されて、好ましくは45°または約45°の角度でコンクリ
ート中に斜めに延びていることが好ましい。変形バー・アンカー60の各々の端
部分は図9に示すように曲げられている。したがって、ブレーク・チャネル50
の一端から見ると、変形バー・アンカー60は互いに交差する。図9に示す変形
バー・アンカー60のような変形バー・アンカーの対が、スラブ・ブレーク・チ
ャネル50の長さに沿って規則的な間隔で離間して、チャネルをコンクリート・
スラブに対して固着することが好ましい。
【0024】 一対の変形バー・アンカー62が、水平脚54が垂直脚56と合っているビー
ム・ブレーク・チャネルの下部内隅から延びている。変形バー・アンカー62は
上向き斜めに延び、コンクリートを通過し、図9に示す様式で約45°に曲がっ
ているので、略平行にプレート58のすぐ下で延びている。図9には明確には示
されていないが、変形バー・アンカー62の端部分は、コンクリート中に埋め込
まれた例えば鋼製補強マットの形状をなす標準的な補強鋼と一体化されている。
【0025】 さらに、一対の変形バー・アンカー64が、上部プレート58がビーム・ブレ
ーク・チャネル52の垂直脚56と合っている内隅から延びている。変形バー・
アンカー64は他の変形バー・アンカーと同様に、それぞれの内隅の適所に溶接
され、好ましくは45°または約45°の角度でコンクリートを通過して下向き
斜めに延びている。変形バー・アンカー64の端部分は図9に示すように曲げら
れているので、略平行に、ビーム・ブレーク・チャネル52の水平脚54のウェ
ブ部分の内側に面する表面のすぐ上で延びている。図9には明確には示されてい
ないが、変形バー・アンカー64の端部分は、コンクリート中に埋め込まれた例
えば鋼製補強マットの形状をなす標準的な補強鋼と一体化されている。
【0026】 さらなる一対の変形バー・アンカー66が、垂直脚56のフランジが垂直脚5
6のウェブと合うビーム・ブレーク・チャネル52の内隅に溶接されている。変
形バー・アンカー66の各々は、ビーム・ブレーク・チャネル52の水平脚54
の長さ方向に延びている。変形バー・アンカー66はそれぞれの隅に対して適所
に溶接され、コンクリート中に斜めに延びている。バー・アンカー66は内隅か
ら45°の角度で延び、それから曲げられ、略床スラブの表面に平行に延びてい
ることが好ましい。再度、図9には明確には示されていないが、変形バー・アン
カー66の端部分は、コンクリート中に埋め込まれた例えば鋼製補強マットの形
状をなす標準的な補強鋼と一体化されている。
【0027】 2つの別の変形バー・アンカー68が、上部プレート58の内側に面する表面
に溶接され、ビーム・ブレーク・チャネル52の水平脚54に向かってコンクリ
ート中に下向きに延びている。変形バー・アンカーは、上部プレート58の内側
に面する表面に溶接されているので、上部プレートの下表面に直角であって、こ
れから延びており、それからその長さに沿った1点で変形されているので、好ま
しくは30°または約30°の角度でコンクリート中に斜めに延びて、互いに交
差する。
【0028】 別の一対の変形バー・アンカー70が、ビーム・ブレーク・チャネル52の水
平脚54のそれぞれの内隅に溶接され、上部プレート58に向かってコンクリー
ト中に上向きに延びている。変形バー・アンカー70は適所に溶接されブレーク
・チャネル・セクション52の内隅から最初は約45°で延び、それからその長
さに沿った1点で変形され、約30°の角度で斜めに延びているので、互いに交
差している。変形バー・アンカー70の各々は、図9に示すように変形バー・ア
ンカー68の1つと整列し(すなわち平行であり)、これに隣接して位置してい
る。バー68、70の特定の角傾斜は、図9に示すように互いに隣接するように
バー68、70を位置づけるという目的によって変えることができる。
【0029】 シヤー・スタッド72も上部プレート58の内側に面する表面に溶接され、ビ
ーム・ブレーク・チャネル52の水平脚54に向かってコンクリート中に下向き
に延びている。図9には明確には示されていないが、図9に示す端部に対向する
水平パネル32の端部が図9に示す変形バー・アンカー62、64、66と同様
の変形バー・アンカー配置を備えていることを理解すべきである。また変形バー
・アンカー68、70、72の配置は1次ビームの全長に沿って一定間隔で繰り
返されている。
【0030】 水平パネルとは異なり、垂直壁パネルはビームとスラブの構成ではない。むし
ろ、垂直壁パネル37、37'、30'、30"は略一定厚さのコンクリート・パ ネルから成る。しかし垂直壁パネルは、隣接壁パネル間の垂直壁連結部を作るた
めに加えられた垂直に延びているスタブ壁を備えている。スタブ壁は、図3に示
すように壁パネルから外側に延びており、図3は、垂直壁パネル37から直角方
向に延びた1対の垂直スタブ壁137と、垂直壁パネル30"から直角方向に延 びた垂直スタブ壁130"とを示している。スタブ壁137は隣接壁パネル30"
用の連結部の部分を画定し、スタブ壁130"は隣接壁パネル37'用の連結部の
部分を画定する。他のスタブ壁は図3の下部に示す端部に対向する壁パネル37
の端部に設けられ、他の壁パネル30'との連結を行うことを理解すべきである 。また、壁パネル30"はその長さに沿って複数の離間したスタブ壁130"を備
え、すべての壁パネル37'との連結部を提供する。スタブ壁は、壁パネル30"
からほぼ同じ範囲に延びている。
【0031】 隣接壁パネル間の連結を行うために、スタブ壁137、130"の各々の垂直 に面する端表面は、U字形ブレーク・チャネル・セクションの形を呈する金属製
または鋼製の部材を備えている。同様に、隣接壁パネルの前端表面はU字形ブレ
ーク・チャネル・セクションの形を呈する同様の金属製または鋼製の部材を備え
ている。したがって、図3に示すように、スタブ壁137の各々の端面は鋼製ブ
レーク・チャネル・セクション140を備えており、また隣接壁パネル30"の 端面も鋼製ブレーク・チャネル・セクション142を備えている。ブレーク・チ
ャネル・セクション140、142は、垂直に、好ましくはそれぞれの壁パネル
の垂直に面する端面全体に沿って延びている。これら2つのブレーク・チャネル
・セクション140、142は互いに溶接されて、隣接壁パネル間の必要な相互
連結をもたらす。
【0032】 ブレーク・チャネル・セクション140は、変形バー・アンカー144によっ
てそれぞれのコンクリート・スラブ壁137に対して固着されている。変形バー
・アンカー144はブレーク・チャネル・セクション140の内隅に溶接され、
スタブ壁137を形成するコンクリート中に埋め込まれている。図9に示すさま
ざまなバー・アンカーの場合のように、バー・アンカー144はチャネル・セク
ション140の隅から外側に延びて、それから約45°の角度で曲げられている
【0033】 同様に、ブレーク・チャネル・セクション142は変形バー・アンカー146
によってそれぞれのコンクリート壁パネル30"に対して固着されている。変形 バー・アンカー146はブレーク・チャネル・セクション142の内隅に溶接さ
れ、壁パネル30"を形成するコンクリート中に埋め込まれている。図9に示す さまざまなバー・アンカーの場合のように、バー・アンカー146はチャネル・
セクション142の隅から外側に延びて、それから約45°の角度で曲げられて
いる。
【0034】 図3は、図示された壁パネル37、30'、30"の下にある床スラブすなわち
パネル32、ならびに床スラブ32の下にあるそれの一部を形成する2次ビーム
44を示す。図3で見ることができるように、壁パネル37'は2次ビーム44 の1つと整列している。実際に、建築構造における壁パネル37'のすべては、 床スラブ(すなわちパネル)32の1つにおける2次ビームと整列している。整
列は、下にある床スラブの2次ビームと上にある床スラブの2次ビームとの両方
に関して存在する。壁パネル37'は、上述の連結部に似た連結部によって、隣 接パネルの前端面上に変形バーで固着したブレーク・チャネル・セクションを利
用して、このようなブレーク・チャネル・セクションをともに溶接することによ
って、上にある床スラブの2次ビームに連結される。
【0035】 スタブ壁137の使用は、建築構造において一般的に最大モーメントが構造物
の隅部で発生することで有利である。隣接壁パネルとの連結を行うためにスタブ
壁137を利用することによって、最大モーメントの位置は隣り合うパネル間の
連結領域から離される。図3には明確には示されていないが、建築構造において
使用される端部壁パネルは標準的な補強鋼(例えば鋼製補強マット)を含む。ス
タブ壁は連結領域を標準補強鋼から隔てるので、アンカー・バー144、146
の位置づけに関する複雑性を回避する。
【0036】 図4は、2次ビーム44が垂直壁パネル37に取りつけられて連結される方法
を示す。図示するように、2次ビーム44は、2次ビーム44の深さにわたって
互いに十字交差する変形バー・アンカーを備えている。変形バー・アンカー74
は、水平パネルの1次ビーム42との連結における上述のものと同様である。2
次ビーム44の底表面はブレーク・チャネル76を備え、ブレーク・チャネル7
6によって2次ビームは下にある垂直壁パネル37の上端部に連結されることが
可能になる。2次ビーム44の上面はブレーク・アングルすなわちプレート78
を備え、上にある垂直壁パネル37の下端部への連結を可能にする。ブレーク・
アングルすなわちプレート78は2次ビーム44の上面上に位置するので、アン
グルすなわちプレートの1つの端部だけが図4に示すように曲げられている。垂
直壁パネル37の両端はブレーク・チャネルを備え、上と下とにある2次ビーム
44との連結を可能にする。
【0037】 図9に示すバー・アンカー68、70に同様の2次ビームにおける2つの変形
バー・アンカー74は、ブレーク・チャネル76とアングル78とに溶接されて
いる。バー・アンカー74の1つは、アングル78の1つの隅とブレーク・チャ
ネル76の1つの隅との間に延びている。バー・アンカー74の他の1つは、ア
ングル78の曲げられていない端部とブレーク・チャネル76の他の1つの隅と
の間に延びている。バー・アンカー74は、図4に示す様式ではブレーク・チャ
ネル・セクション76とアングル78とから外側に延び、2次ビームを形成する
コンクリート中に埋め込まれている。延長2次ビームの隣り合う表面および隣接
する垂直壁パネルとの上にブレーク・チャネル・セクション76とアングルまた
はプレート78を設けることによって、床スラブを垂直壁パネルに現場で溶接す
ることが可能である。すなわち、延長2次ビーム上のブレーク・チャネル・セク
ションすなわちアングルと隣接する垂直壁パネル上の同様のブレーク・チャネル
・セクションとの、対向して位置し水平に延びている、隣り合った外縁部に沿っ
て、溶接を適用することができる。
【0038】 図4はまた、隣接水平パネルの床スラブ40のブレーク・チャネル50間にお
ける溶接連結部を示す。
【0039】 図5は、図1に示す建築構造の左側部分の拡大断面図である。図示するように
、1次ビームは垂直壁パネル30'の頂部の上に位置する。垂直壁パネル30'の
上部および下面はブレーク・チャネル82を備えている。垂直壁パネル30'の 上面上のブレーク・チャネル82は、上にある1次ビーム42の下面上のブレー
ク・チャネル52に溶接されている。垂直壁パネル30'の下面上のブレーク・ チャネル82は、1次ビームの上面に設けられたプレート58に溶接されている
。ブレーク・チャネル・セクション82、52の対向して位置し水平に延びてい
る隣り合った縁部に沿って溶接が適用される。また図示されるように、垂直壁パ
ネルは、図9に示す1次ビームに関連して説明したものと同様な方式でブレーク
・チャネル82の内隅に溶接された変形バー・アンカー84を備えることができ
る。
【0040】 図8は、上および下にある垂直壁30'に連結された水平パネルの端部分を示 す。前述のように、1次ビーム42の上面上の上部プレート58は、上にある垂
直壁パネル30'の下端部に沿って延びているブレーク・チャネルに溶接されて いる。同様に、1次ビーム42の下縁部に沿って延びているブレーク・チャネル
52は、下にある垂直壁パネル30'の上縁部に沿って延びているブレーク・チ ャネルに溶接されており、溶接はブレーク・チャネル・セクションの隣り合う外
縁部に沿って適用される。これらの溶接された鋼製連結部は上部壁と下部壁とを
接合して、垂直壁パネルと水平床パネルとの間に構造的連続性を作り出す。1次
ビーム上のプレート58とブレーク・チャネル52の、上および下にある垂直壁
パネルのブレーク・チャネル82への固着部は、2次ビームからのねじれの移動
に抵抗するために、埋め込みに加えて斜め強さ特性を与えるように配置されてい
る。このねじり補強は、1次ビームの上と下の垂直壁パネルに大きな開口部が発
生する場合には、特に重要になり得る。変形バー・アンカー68、70は、1次
ビームのプレート58とブレーク・チャネル52との間の補強と連結とを提供す
る。長手方向のせん断移動(shear transfer)は、プレート58とチャネル52が
複合様式でコンクリートと作用しあうことを可能にする。上部および下部の垂直
壁パネル30'における変形バー・アンカー84はまた、チャネル84に移動性 を持たせるようにする補強ももたらすので、チャネルは複合様式でコンクリート
壁パネルと作用しあう。上にある垂直壁パネル30'のブレーク・チャネル82 へのプレート58の溶接は、上部垂直壁パネルの床パネルへの連結を行う。同様
に、下部垂直壁パネル上のブレーク・チャネル84へのブレーク・チャネル52
の溶接は、下部壁の床パネルへの連結を完成する。これらの溶接部を、外部への
完全な密封が必要な位置のためには連続的にすることができる。一方では、この
ような溶接部を、負荷移動が溶接長さにおいてある程度の低下を許容する場合に
は、断続的にすることができる。
【0041】 図8の左側の切欠部分は、1次ビームから延びている片持ち梁部分を図示する
。本発明の図示された実施例では、この片持ち梁部分はバルコニー100を示す
。このバルコニーは図1にも示されている。片持ち梁部分100は、水平に延び
ている部分90と垂直に延びている部分102とを含む。水平に延びている部分
90はバルコニーの床を画定し、また垂直に延びている部分102は手摺り壁を
構成する。
【0042】 片持ち梁部分の手摺り壁102と水平部分90との間の必要な連結部を設ける
ために、金属または鋼製のブレーク部分を手摺り壁102と水平部分90との対
向界面に設ける。水平部分90の端面はブレーク・チャネル94を備え、手摺り
壁102はその端面にブレーク・チャネル106を備えている。ブレーク・チャ
ネル94は、図8に見ることができるように長さが異なる脚を含む。
【0043】 上記の他のパネルにおけるように、アンカーが設けられて、片持ち梁セクショ
ン(cantilevered section)100の水平部分を形成するコンクリートに対して、
ブレーク・チャネル・セクション94を適所に固定している。水平部分92は、
ブレーク・チャネル94の内隅に溶接された変形バー・アンカー92と、ブレー
ク・チャネル94の曲げられていない端部に溶接されたヘッド付きアンカーすな
わちスタッド96とを備えている。コンクリートに中に埋め込まれている変形バ
ー・アンカー92は、ブレーク・チャネル・セクション94の内隅から延び、図
8に示す様式で曲げられている。
【0044】 片持ち梁セクション100の垂直部分102も、垂直部分102を形成するコ
ンクリート中に埋め込まれた変形バー・アンカー108を備え、ブレーク・チャ
ネル・セクション106を適所に堅く固定し固着している。変形バー・アンカー
はブレーク・チャネル・セクション106の内隅に溶接されている。変形バー・
アンカー108は、ブレーク・チャネル・セクション106の内隅から延び、図
8に示す様式で曲げられている。
【0045】 片持ち梁式のバルコニー100を形成するために、垂直部分102と水平部分
90は、2つのブレーク・チャネル・セクション94、106の対向して位置し
水平に延びている外側合せ縁部110に沿って溶接部を設けることによって互い
に連結される。
【0046】 図6は、2つの隣接する水平パネルの1次ビームを互いに、そしてさらに上と
下にある垂直壁パネル30'に連結する方法を示す。図7は、断面線7−7に沿 って取った図6に示す連結部の断面図である。図7には、変形バー・アンカー6
6が図9に示すものとはわずかに異なる構成で図示されている。図7では、変形
バー・アンカー66が、ビーム・ブレーク・チャネル52の内隅から45°の初
期角度でコンクリート・スラブ中へ延び、次いで変形アンカー66中の約30°
の角度での曲がりが続き、次にさらに曲がりが続き、ここで変形バー・アンカー
66はビーム・ブレーク・チャネル52のフランジに略平行になるものとして図
示されている。両構成とも採用可能であるが、ビーム・ブレーク・チャネル52
により近く平行になる方向にバー・アンカーを延ばすことが望ましいので、図7
に示す構成が好ましい。
【0047】 図6〜図8までに見ることができるように、垂直壁パネル30'と水平床パネ ル32とを構成するコンクリートの内部に、一般的な補強鉄筋(reinforcing reb
ars)または他の形式の標準補強物98が埋めこまれている。鉄筋コンクリートを
補強するために通常使用されているものと同じにすることができるこの補強物を
、図6〜図8において点線で画いた構成で示す。
【0048】 本発明によって、建築構造の建設にプレハブ・パネルを利用することが可能で
ある。プレハブ・パネル構造は、高品質コンクリート・パネルを正確に製造され
た鋼製フレームの中に形成する最も簡単で最も安価な方法として、さまざまな利
点を提供する。またこれは、鉄筋自体および構造用鋼製固定具などの多くの品目
のレイアウトおよび埋め込みに役立つ。さらに、パイプ、導管、さらに建築構造
全体にわたって必要とされる電気的および機械的据付品を支えるための小さなプ
レナム(plenum)を含むようなパネルを製造することが可能である。これらのさま
ざまな導管をパネルからパネルへ通過できるようにするための連結部を設計する
ことができる。Tビーム・スラブ形状を採用すると、突出脚とウェブ中の穴設備
との間の空間を、これらの施設に適応するために使用できる。また、照明設備、
通気設備、およびその他の据付品を組み込むこともできる天井として、擬似の下
端を設けることができる。垂直な煙突を、パネル構造物の中に容易に組み込むこ
とができ、地階または屋根からの主要施設をさらに水平に配分するためにすべて
の床に垂直に通すことを可能にする。
【0049】 本発明はまた、隣接パネルを連結するために使用される鋼製ブレーク・チャネ
ルとプレートがコンクリートのための型枠として役立つことができ、レイアウト
作業のためのゲージ管理と精密な製造規格を保証するために必要な他のテンプレ
ートを提供できるということで、極めて有利である。コンクリート打ちの後と養
生段階中の初期取扱い中の保護と強度も得られる。さらに、また多分より重要な
ことであるが、隣接パネルの連結を可能にする連結エレメントは、取扱い、輸送
、および最終組立て中の損傷を防止する。望むならば人工の石、煉瓦、またはそ
の他の仕上げ材を作り出すための型の使用も含めて、外装仕上げ材を本発明が計
画する建造形式に容易に導入することができる。再度、この連結機構は、このよ
うな取扱いを容易にしパネルの損傷を最小限にする持上げ装置を導入することに
よって、パネルの取扱いと貯蔵を可能にする。連結を完成する最終溶接を実施で
きるまで、パネルを確実に保持できるようにする安全な建設を保証するために適
切な設備の選択がなされた場合には、仮建設装置が建設計画と手順に容易に組み
込まれる。
【0050】 本発明によって製造されるパネルを利用することによって、長さ60フィート
、幅14フィートまでのパネルを製作することが可能である。輸送業務上許され
る場合には、さらに大きな幅と長さを考えることができる。これはまた、クレー
ン機構および荷物輸送車の利用可能性と組み合わせて、概して重量25トン以下
に抑えられたユニットを取り使う。
【0051】 上述のように、建築構造において隣接パネルを互いに連結するための基本的連
結概念は、圧延鋼セクションではなく鋼製ブレーク・チャネル・セクションの使
用に関連する。これは、不等脚がしばしば要求される場合に必要であるチャネル
・セクションの製造においてさらに大きな柔軟性をもたらすものである。鋼製ブ
レーク・チャネル・セクションの使用はまた、これがパネルが連結のために結合
されるときに貫通溶接およびフラッシュ仕上げ形成の助けになる溶接準備表面を
提供するという点で有利である。さらに、ブレーク・チャネル・セクションは一
般に圧延セクションよりも安価で、3/8インチのプレートの厚さまでの一貫し
た品質で冷間形成することができる。
【0052】 本発明は、前述の鋼製ブレーク・セクション、プレート、およびアングルに溶
接部を作るためにフェルール付(ferrule)きのネルソン型スタッド・コネクタを 使用して、鋼製スタッドまたは鉄筋だぼの使用を可能にする。図9はブレーク・
チャネル50に溶接されてコンクリート床スラブ中に延びている一対の変形バー
・アンカー60を示すが、このような変形バー・アンカーは規則的な離間間隔、
例えば中心間が中心間が12インチの間隔で設けられることを理解すべきである
。同様に、1次ビーム42用にブレーク・チャネル52とプレート58に溶接さ
れている変形バー・アンカー68,70の配置は、1次ビームに沿って規則的な
離間間隔、例えば中心間が12インチの間隔で行われることが好ましい。特定の
チャネル寸法、間隔、バー・サイズ、溶接設計、およびプレートの厚さは、実際
の設計負荷、および計算された対応モーメントとせん断強さに基づくことになる
。鋼製連結部からコンクリート・スラブを通って反対側の連結部への応力移動を
最大にするために、補強鋼製マットを予め製作して互いに溶接することが好まし
い。
【0053】 本発明による連結構成は、一般的な建築構造に伴うモーメント移動を完全に満
たす。さらに重要なことであるが、この連結配置は耐震構造物には好ましい逓減
故障モードを示す。本発明のこの非常に有利な形態は、引張り破壊の前に弾性外
降伏を強化して示すことのできる、曲げられ溶接されたアンカー・バーによって
可能となる。
【0054】 水平パネルと垂直パネルとの間の連結部に関して、垂直壁パネルの自由縁に沿
ったブレーク・チャネルは、境界コンクリートに強制的な制限をもたらし、これ
はさらに広いせん断表面を可動化することができる。アングル内部から45度ま
たは約45度で出発するように配置されたヘッド付きスタッドまたは変形バー・
アンカーによるせん断移動は、境界コンクリートの鋼製アングルの中への制限が
せん断円錐抵抗を最大にするように、コンクリートへのせん断移動を起させる。
長手方向への直角なモーメント移動は、45度と30度の間でスラブまたはビー
ムを交差するように曲げられた変形バー・アンカーによって伝えられる。これら
の変形バー・アンカーはコンクリートにおける対角張力ゾーンを妨げ、これによ
ってせん断補強を与え、また風力や地震力によってどの方向へも作用する横力に
よって生ずるモーメントに抵抗する助けになる。2方向におけるこの曲げ抵抗は
また、モーメント抵抗垂直フレームも提供し、これは、屋根および床から建物の
基礎へ移転する負荷を分散させるためにせん断パネルとして作用している壁の中
の耐力荷重と結合する。ブレーク・チャネルを形成する2つのアングルの大きな
利点は、相互連結する溶接部を通じた隣接パネル間のせん断移動およびモーメン
ト移動の両方を可動化する能力である。
【0055】 完成された連結部を横切って通過するせん断およびモーメントの移動には、2
つのブレーク・チャネルの間に2つの連続溶接部が必要である。これによって、
これらの溶接部は構造的に互いに作用することができる。この形状では、せん断
移動は溶接線に沿ってこれを横切って伝えられる。変形バー・アンカーからのモ
ーメント移動は、鋼製ブレーク・チャネルの各側によって形成されたアングル・
セクションを横切って通過し、これらの溶接線に伝えられる。これらのアンカー
からの点荷重は、チャネルによって形成されるアングルに沿って均一に配分され
る。したがってこれは、アングルのセクション・モジュールによって提供される
剛性を利用し、応力集中に伴う溶接部の引裂を防ぐ。U字形ブレーク・チャネル
のようなアングル上の側部を持たない平面の剛性化されていないプレート58の
場合には、突合せブレーク・チャネルへの溶接連結は直立脚との構造的一体化を
もたらし、さらにまたアングルから必要なセクション・モジュールを提供して、
点荷重を配分させる。変形バー溶接部のアングル隅部および長手方向溶接部との
整列は、パネル点の偏心を最小限にするように配置される。これは、作業ノード
内における何らかの心ずれによって生ずる偏心からのモーメントによって誘導さ
れる座屈応力または引裂応力を回避するという観点から重要である。変形バー・
アンカーの45度の取付けまたは配列は、チャネルの内角を分割して溶接材料を
囲むセラミックのフェルールを適合させ、整列の精度を容易にする。変形バー・
アンカーは、溶接またはフェルール設置に適するように設計された形状寸法を有
する。U字形ブレーク・チャネル・セクションでは、これは一般的に変形バー・
アンカーを45゜に向けることを意味するので、変形バー・アンカーはこの角度
で約3インチの長さにブレーク・チャネル・セクションの隅部から延びている。
この点から先で、バー・アングルは、応力移動に最も適するように、または図8
におけるバー・アンカー68、70の場合のように、バーの位置に合う形状寸法
になるように選択された適切な角度で曲げることができる。
【0056】 ブレーク・チャネル・セクションの丸みをつけた外部表面によって作られる曲
率は、および溶接の前に必要な切削または研摩を事実上することなく、すぐれた
溶接の準備と整列をもたらす。これによって、最終製品にフラッシュ外部仕上げ
を行うことができるのは有利であり、示される配置は大きな柔軟性を可能にし、
溶接強度を計算された実際の荷重移動に合せて変化させることができる。この同
じ柔軟性はアンカー・バーの直径およびこれらのバーのブレーク・チャネルに沿
った間隔に導入可能であり、この場合せん断力およびモーメント力は変化する。
また、せん断移動を増加しなければならない場合には、シヤー・スタッドをアン
カー・バーによって散在させることができる。ブレーク・チャネルを形成するプ
レートの厚さは、さまざまなパネル上の限界点に置かれる荷重の変化に適応する
ために大きく変えることができる。壁幅の変化も、この床遷移セクションを使用
して行うことができ、このセクションにおいては、上部壁は下部壁よりも幅が小
さく、平坦なプレートからのアンカー・バーは、上部の狭くなった壁パネル幅か
らのブレーク・チャネルに合うように整列している。上記の連結部を形成するブ
レーク・チャネルとプレートは、連結部の長さに沿ってプレートの中央半分を除
去することによって全幅の50%に減少する。これはコンクリート打ちを容易に
する開口部と、埋め込み連続性とを提供する。これはまた、外壁の外側から内面
への熱の移動を減少させる。さらに、これはパネルの中で使用される構造用鋼材
の量を節約する。チャネル連結部を通る熱ブリッジは主として外面に固定された
外装ブロックによって排除される。これらのブロックは建築上の効果のためにも
採用される。
【0057】 本発明によるパネルは製造の見地からの利点も示す。さまざまなパネルの製造
は、さまざまな異なる製作段階のための橋形クレーンを備えた長い屋根つきの工
場ベイで実施されることが好ましい。パネルの大量生産に必要な組立てライン作
業用の一般的なレイアウトは中央ベイを含み、この中央ベイは、このベイを長手
方向に貫通するレールを備え、パネル構成部分を受け入れる多くの可動作業プラ
ットフォームを支持する。これらのプラットフォームは、パネル枠を堅く固定し
て拘束するための掴み装置と締付け装置のパターンを装備した、剛性の滑らかな
鋼製表面を有する鋼枠部材から成っている。ビーム用の型枠は、下向きステムの
ための準備も設けられているが、上向きステムのために配置されている。中央に
ヒンジを有する構成によって、最初に型入れするときにパネル表面に組み込まれ
る適切な流出斜面付きで屋根スラブを形成することができる。
【0058】 パネル・フレームの周りの適切な空間を、パネル上で作業する職人のための自
由で確実なアクセスを可能にするために設けるべきである。パネルは中央ベイを
通って進むので、パネルは隣接ベイから便宜を受けることができ、この隣接ベイ
では資材や構成部分が副構成部分にプレフォームされ組み立てられて、組立てラ
インにおけるパネル作業を簡単にして促進させる。隣接する組立て作業場の間隔
と寸法は製作の速度を最適化するように決められ、標準的な時間と動作方法の使
用は効果的な労力と設備の配置とをもたらす。標準的なコンクリート作業と型枠
作業とのコスト比較は、コンクリートを現場で流し込む現場で建設される吊り床
と吊り壁に対し、工場でのスラブ建設について極めて明確なコスト上の利点をも
たらす。
【0059】 さまざまな異なる製作作業場は、鋼枠と鉄筋取付けに加えて、機械的および電
気的埋め込み物およびドアや窓のための梁を取り付けるための作業班も含む。ま
た、コンクリート工事の直前に組み込まれるパネルに望まれるさまざまな外部仕
上げを準備するための機構も含まれる。コンクリート工事用設備が配置して、複
合方式でコンクリートを組み合わせるためにコンクリートを十分に塑性に維持す
る期間中に、2つまたはそれ以上の種類のコンクリートを同じパネルに打つこと
を可能にする。最近打たれたコンクリート・パネルのある作業プラットフォーム
は、主要ベイの急速養生部分に移動することができる。ここでは、水蒸気養生の
環境において、コンクリート強度は約16時間で急速に達成可能で、パネルを垂
直姿勢で積み重ねるために傾けることが可能になる。この時点で、可動作業プラ
ットフォームは解放され、掃除され、走行クレーンによって組立てラインの出発
位置に逆送される。ここで効率的な方法によって垂直空間に積み重ねられたパネ
ルは、輸送と組立てのための適切な強度に達するまで養生を続ける。これらのパ
ネルは、輸送と組立て取扱い中の仕上げ表面に対する損傷を防止するために取り
付けられた適切な保護策を有する。
【0060】 これらのパネルの輸送は鉄道、道路、または水路によって、垂直積重ね用の特
別設計の受け台を使用して可能である。これらの受け台は選択された輸送様式に
合うように開発することができ、損傷に対する必要な保護策を準備することがで
きる。ハンドリングに使用される持上げ装置、フック、およびスプレッダ・ビー
ムを合せるための埋め込まれた装置が、これらの工場パネルのすべてに設けられ
ている。これらと同じ持上げ装置およびハンドリング設備がパネルの組立てのた
めに設計されている。また仮の突張りが、パネルを同じ埋め込み物を使用して組
み立てるときに、パネルを保持し整列させるために準備される。この突張りは、
パネル組立品の正確な調整を可能にして最終溶接中に整列を完成し保持するため
に設計される。
【0061】 構造的には、建築構造は、長手方向のせん断パネルとして作用する2つの外壁
と1つの内壁に依存している。建物の各端における端部壁とその他の横断壁は、
長手方向の壁と構造的に組み合わせたときに横力に対して360度の抵抗をもた
らすプレート・システムを提供するせん断壁として作用する。
【0062】 本発明による剛性モーメント・フレームは、ビームおよびスラブ床および屋根
によって垂直な静荷重および移動荷重に対して1次抵抗をもたらし、これらのビ
ームおよびスラブ床および屋根はこれらの抵抗を垂直壁パネルに配分する。剛性
モーメント・フレームは図1によってよく見ることができ、図1では、3つの垂
直パネルすなわち部材30'、30"、30'が5つの水平パネルすなわち部材3 5、32、32、32、33と15個の剛性連結部を通じて組み合わせられてい
る。さまざまなパネルをブレーク・チャネルとプレートとの溶接を通じてともに
連結する方法は、相応する資材の節約を伴って、設計のゆがみと最大モーメント
とを大幅に減少させる。また追加の抵抗も、横荷重に対する抵抗の大部分をもた
らす垂直せん断パネルを補足する剛性フレームによって与えられる。垂直パネル
がドア開口部、窓、または出入口通路によってかなり開けられている場合には、
構造的連続性は水平床または屋根スラブにおける1次ビームによって与えられる
。これらのビーム中の補強は、開口部をまたがって捩れ支持体を提供する連結部
を通って配置され、2次ビームの材端モーメントに抵抗する。開口部が存在しな
い場合には、この捩れ支持体は、鋼製連結部を通じて1次ビームと構造的に一体
化されている下部壁パネルおよび上部壁パネルによって提供される。
【0063】 垂直壁パネルすなわちせん断プレートは、あらゆる方向からの水平力に対する
横抵抗を提供する。これらの垂直プレートは構造的に床プレートおよび屋根プレ
ートに統合され、横地震力および縦地震力の両方に対する抵抗を可能にする3次
元セルラー構造を形成する。垂直プレートは各階で床または屋根スラブから横支
持体を受け、プレートのあらゆる座屈傾向に抵抗する。水平パネルの場合には、
垂直プレートは各パネルにおいてスラブ連結部を通じて統合され、さらに1次ビ
ーム連結部によって接合されている。
【0064】 垂直および水平プレートの各々は、工場で製作し本質的に仕上げて配送される
多数の個別パネルによって形成されている。図1から図9までに示す建築構造は
3次元セルラー構造として作用する。セルラー構造を形成するプレートは水平面
および垂直面の中にあり、組み合わせられて単一構造物として挙動する。垂直面
内では、これらのプレートは図1と図2によく示されている。図2に示すように
、水平プレートは中間壁30"の1次ビーム部分に沿って容易に識別され、ここ で床パネルは、各パネルが1次ビームと床スラブに統合された2つの2次ビーム
を有するように、互いに分離される。9枚のこのようなパネルすべてによって、
完全な水平プレートが形成される。
【0065】 図1によく示されている垂直プレートは、4枚の壁パネル37、および床スラ
ブ2次ビーム44と屋根パネル2次ビーム44との部分から成っている。この垂
直プレートは、垂直プレートの挙動にせん断壁として有意に影響する開口部34
を含む。図2では、図示された垂直プレートは中間壁30"である。開口部38 はやはりプレートの挙動に有意に影響する。最下階層(例えば地階)にあって自
動車の出入口として役立つ開口部38は、他の階層におけるものよりはるかに大
きい。1次ビームはまた、図8に示す1次ビーム連結部を通じて壁パネル30" を互いに連結することによって、垂直プレートの重要部分を形成する。
【0066】 これらのパネルは、現場組立てのために容易になるように、パネル・コンクリ
ート中に埋め込まれた導管、レースウエイ、配管類、およびプレナムを装備する
ことができる。各パネルは、連結部の最終溶接の前に正確な備え付けを保証する
ために、構造用鋼鉄製品の基準である製作許容差標準を使用して専有の連結フレ
ームの内部に閉じ込められる。溶接ねじれを最小限に抑えるためには、パネルを
締付けることによって確実にロックし、続く良好な溶接手順につなぐことが必要
であろう。コンクリート・パネルを予め成形することによって、コンクリート養
生からの収縮応力は本質的に打ち消され、温度変化へのその後の移行を厳しく制
限する。
【0067】 外壁は、ドアおよび窓のために設けられた多数の重要な開口部を有するプレー
トを形成する。連結部は、パネルの間に互いに溶接されたブレーク・チャネルの
内角から突出した溶接スタッドを通じて、せん断荷重が水平に移動できるように
設計されている。完成されたプレートは、開口部とこれらの開口部を架橋するス
パンドレル形式のビームを持つ剛性ジョイントとを有するパネルによって作られ
たヴィーレンデール・ガーダーとして挙動する。壁のための横支持体が各床レベ
ルと各屋根レベルとに設けられ、ここでさまざまな連結細部が荷重と応力の移動
を可能にする。図1と図2に示す建築構造では、少数の開口部を有する中央耐力
壁によって与えられる剛比(relative stiffness)は、床プレートを通って外壁に
移動し、長手方向の横力に抵抗する。この挙動は、地震荷重の下において、より
可とう性のある外壁の水平方向の変位移動を大幅に減少させる。撓み移動または
揺れ移動の回避は、剛性が構造的に強力なパネル外形によって得られる本発明に
おいて固有のものである。横荷重については、モーメント・フレームは、より剛
性の垂直および水平せん断スラブまたはプレートによって得られる建築構造にお
ける横安定性をもたらすためには要求されない。
【0068】 鋼製ブレーク・チャネルと鋼製プレートによって設けられるプレキャスト連結
部は、コンクリートを現場で流し込むときに鉄筋コンクリート連結部によって達
成できるものと同様のレベルの、モジュールを形成する壁パネル・プレートと床
パネル・プレートとの間の構造的連続性を提供することを目的とする。完全に剛
性の連結部は、従来の現場コンクリート流し込み作業が続いて行われるときに作
り出される。さらにこれは、端部の固定がモーメントと相応する撓みの両方を低
下できるようにすることにより、最適の資材使用をもたらす。ノードの固定も、
剛性フレームの反作用を働かせることによって風による横荷重または地震の荷重
に対してある程度の抵抗をもたらすことができる。本発明によるパネル間の連結
部は、さまざまな個々のパネルが前述の現場流し込みモジュールと同様な様式で
構造的に挙動することを可能にする。さらに、これらのパネルは組み合わされる
と、これらはセルラー構造におけるせん断壁として挙動するので、横力に対して
高い抵抗力を有する垂直および水平隔板またはプレートを形成する。端部固定と
ノード固定とを準備することによって、支持されていない梁間は材端モーメント
を支える端部において補剛される。これは径間モーメントを約50%減少させる
作用を有するので、したがってビームとスラブの寸法を減らし、利用される資材
量の低減を可能にする。
【0069】 スラブとビーム設計の水平床パネルは、垂直荷重の支持に加えて、横力を垂直
隔板に配分する手段を提供する。また、床と屋根から抵抗垂直エレメントとして
作用する壁および柱は、せん断壁として挙動するので、横剛性を提供する。垂直
せん断壁は水平床パネルと相互連結されて、横力が基礎に移動することを可能に
する。異なる数と寸法の開口部を有するこれらの垂直せん断壁の相対移動は、剛
性水平せん断パネルとして作用する床によって抑制される。これは実際に、各階
を形成する壁の中のさまざまな動きを最少にし、柔軟階層として挙動できる建築
構造のあらゆる部分における移動を減少することによって、地震荷重の下におけ
るいかなる座屈傾向も制限する。
【0070】 1次ビームを形成する連結細部は、床パネルと壁パネルとの間の重要な統合を
もたらす。1次ビームは垂直壁の絶対必要な部分を形成し、また床と屋根のシス
テムを形成する2次ビームからの反作用を支持する。2次および1次ビームは完
全な方式で工場において鋳造される。しかしながら、1次ビームとスラブの連結
部は建築構造上の最終位置において現場で溶接される。
【0071】 垂直壁パネルは、形成された開口部と垂直壁連結部のために加えられたスタブ
壁を伴って工場で鋳造することができる。これらのスタブ壁は垂直セクション上
のいくつかの隅部を工場で鋳造できるようにし、これにより、取扱い用のパネル
補剛に加えて、これらの限界区域において最高強度を提供する。壁間の垂直連結
部は現場で溶接され、低い応力の部域に配置される。壁パネルは通常1階の高さ
であり、再度現場溶接を使用する1次ビームへの連結部によって多階層隔板に統
合される。建築構造システムの構造的適切性に対する鍵は、このノードにおいて
作られる固定が剛性フレームとして建築構造の挙動を制御するこの場所で発生す
る。
【0072】 本発明の原理、好ましい実施例、および動作様式は、前述の明細書に記載した
。しかしながら、保護されることを意図する本発明は、開示した特定の実施例に
限定されると解釈されるものではない。さらに、ここで説明した実施例は限定す
るものではなく例示とみなすべきである。本発明の精神を逸脱することなく、さ
まざまな変形と変更を他の実施例および採用される等価品によって行うことがで
きる。したがって、特許請求の範囲において定義されるものとして本発明の精神
と範囲の中に含まれるこのような変形、変更、および等価品も、本発明によって
包含されることを明白に意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による建築パネルを採用する建築構造の一例の断面図である。
【図2】 図1に示す建築構造の一部分の断面図である。
【図3】 図1と図2に示す建築構造における上部床の隅部分の平面図である。
【図4】 いくつかのパネル間の連結を示す、図3において断面線4−4に沿った建築構
造の断面図である。
【図5】 いくつかのパネル間の連結を示す、図3において断面線5−5に沿った建築構
造の断面図である。
【図6】 2つの建築パネル間の連結を示す、図1と図2に示す建築構造の床の一部の平
面または垂直断面図である。
【図7】 断面線7−7に沿って取った図6に示す建築構造の床の一部を示す断面平面図
である。
【図8】 断面線8−8に沿って取った図6に示す建築構造の床の一部を示す垂直断面図
である。
【図9】 本発明によって製造された水平建築パネルの一部分の斜視図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW (71)出願人 323 Stockbridge Aven ue, Atherton, CA 94027 U.S.A.

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築構造の建設に使用する建築パネルであって、 略平面のコンクリート・スラブと、 前記コンクリート・スラブと共に形成され、且つ、そのスラブの下面から延び
    ているコンクリート製の複数の1次ビームと、 前記コンクリート・スラブと共に形成され、且つ、そのスラブの下面から前記
    1次ビームに交差して延びているコンクリート製の複数の2次ビームと、 前記1次ビームの下面において各1次ビームの長さに沿って延びている略U字
    形状のチャネルと、 各1次ビームの長さに沿って延びている各チャネルに溶接され、前記1次ビー
    ムを形成するコンクリート中にそれぞれ埋め込まれている複数のバー・アンカー
    と、 を含む建築パネル。
  2. 【請求項2】 前記コンクリート・スラブの上面に沿って配置された鋼製プ
    レートを含み、前記バー・アンカーが前記鋼製プレートに溶接されている請求項
    1に記載の建築パネル。
  3. 【請求項3】 前記1次ビームが、前記2次ビームより大きな深さを有する
    請求項1に記載の建築パネル。
  4. 【請求項4】 各バー・アンカーがそれぞれのチャネルの内隅に溶接され、
    前記1次ビームを形成する前記コンクリート中に斜めに延びている請求項1に記
    載の建築パネル。
  5. 【請求項5】 前記バー・アンカーが、互いに対して角度をなして配向して
    いる第1および第2部分を含む請求項4に記載の建築パネル。
  6. 【請求項6】 建築構造の建設に使用する建築パネルであって、 端面を有する略平面のコンクリート・スラブと、 溶接表面として役立つように露出されるように、前記コンクリート・スラブか
    ら分離し、前記コンクリート・スラブの前記端面上に位置する金属部材と、 前記金属部材に溶接され、前記コンクリート・スラブ中に埋め込まれた複数の
    バー・アンカーであって、前記コンクリート・スラブに面する金属部材の表面に
    それぞれ溶接されて、前記金属部材を前記コンクリート・スラブに対して適所に
    固定する複数のバー・アンカーと、 を含む建築パネル。
  7. 【請求項7】 前記金属部材が、前記コンクリート・スラブの前記端面に沿
    うと共に、前記端面と交差する前記コンクリート・スラブの側面の部分に沿って
    延びているU字形状のチャネル・セクションである請求項6に記載の建築パネル
  8. 【請求項8】 前記チャネル・セクションが内隅を含み、前記バー・アンカ
    ーが前記チャネル・セクションの前記内隅に溶接されている請求項7に記載の建
    築パネル。
  9. 【請求項9】 前記バー・アンカーが互いに対して角度をなして配向してい
    る第1および第2部分を含む請求項6に記載の建築パネル。
  10. 【請求項10】 前記コンクリート・スラブが、平面コンクリート床パネル
    と、そのコンクリート床パネルから延びている複数の離間したコンクリート1次
    ビームと、前記コンクリート床パネルから延びている複数の離間した2次ビーム
    とを含む請求項6に記載の建築パネル。
  11. 【請求項11】 前記金属部材が前記1次ビームのうちの1つの端面に配置
    されている請求項10に記載の建築パネル。
  12. 【請求項12】 複数の金属部材を含み、前記1次および2次ビームの各々
    が端面を有し、その端面に前記金属部材のうちの1つが配置され、且つ、金属部
    材の各々に溶接され、前記コンクリート1次ビームおよび2次ビーム中にそれぞ
    れ埋め込まれた複数のアンカー・バーを含む請求項10に記載の建築パネル。
  13. 【請求項13】 前記コンクリート・スラブが1つの平面コンクリート壁パ
    ネルと、そのコンクリート壁パネルから外側に延びている複数の離間したコンク
    リート・スタブ壁を含み、前記金属部材が前記スタブ壁の1つの端面に配置され
    ている請求項6に記載の建築パネル。
  14. 【請求項14】 前記コンクリート・スラブが1つの平面コンクリート壁パ
    ネルと、その壁パネルから外側に延びている複数の離間したコンクリート・スタ
    ブ壁を含むと共に複数の金属部材を含み、前記スタブ壁の各々は端面を有し、そ
    れら端面に金属部材のうちの1つが配置され、各金属部材が、それに溶接され且
    つコンクリート・スタブ壁中に埋め込まれている複数のバー・アンカーを有する
    請求項6に記載の建築パネル。
  15. 【請求項15】 建築構造であって、 略平面の第1コンクリート・パネルであって、1つの端面と、前記第1コンク
    リート・パネルの端面に位置する第1金属部材と、前記第1金属部材に溶接され
    且つ前記第1コンクリート・パネル中に埋め込まれ、前記第1金属部材を前記第
    1コンクリート部材に対して適所に固定する複数の第1バー・アンカーとを有す
    る第1コンクリート・パネルと、 略平面の第2コンクリート・パネルであって、1つの端面と、前記第2コンク
    リート・パネルの端面に位置する第2金属部材と、前記第2金属部材に溶接され
    て前記第2コンクリート・パネルの中に埋め込まれ、前記第2金属部材を前記第
    2コンクリート部材に対して適所に固定する複数の第2バー・アンカーとを有す
    る第2コンクリート・パネルとを含み、 前記第1コンクリート・パネルと前記第2コンクリート・パネルとが互いに連
    結されるように、前記第1部材が前記第2金属部材に溶接されている建築構造。
  16. 【請求項16】 前記第1コンクリート・スラブが1つの平面コンクリート
    壁パネルと、その壁パネルから外側に延びている複数の離間したコンクリート・
    スタブ壁とを含み、前記第1金属部材が前記スタブ壁の端面に配置されている請
    求項14に記載の建築構造。
  17. 【請求項17】 前記第1コンクリート・スラブが1つの平面コンクリート
    床パネルと、前記コンクリート床パネルから延びている複数の離間したコンクリ
    ート1次ビームと、前記コンクリート床パネルから延びている複数の離間した2
    次ビームとを含み、前記1次および前記2次ビームが互いに交差して延び、前記
    第1金属部材が前記1次および前記2次ビームのうち1つの端面上に設けられて
    いる請求項6に記載の建築パネル。
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