JPH086133Y2 - 床暖房付き防水パン - Google Patents

床暖房付き防水パン

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JPH086133Y2
JPH086133Y2 JP1989130018U JP13001889U JPH086133Y2 JP H086133 Y2 JPH086133 Y2 JP H086133Y2 JP 1989130018 U JP1989130018 U JP 1989130018U JP 13001889 U JP13001889 U JP 13001889U JP H086133 Y2 JPH086133 Y2 JP H086133Y2
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JP
Japan
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waterproof pan
recess
floor
radiator
plate
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JP1989130018U
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JPH0369070U (ja
Inventor
啓之 森木
Original Assignee
株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はユニットバスルーム等に用いられる防水パン
に係り、特に床面からルーム内の暖房を行なうことがで
きる床暖房付き防水パンに関する。
[従来の技術] 浴室防水パンの洗い場の床面が冷たいと、特に冬季な
どにあっては快適な入浴にとって支障となる。そこで、
防水パンの床面を暖めるようにした床暖房付き防水パン
が次第に多く用いられるようになってきた。
この種の床暖房付き防水パンの従来例としては、実願
昭62-146225号、同61-148289号のものがある。前者は、
レジンコンクリートを用いて温水コイルを防水パンの洗
い場の裏面に貼着したものである。後者は、洗い場の床
面に凹部を設け、この凹部に温水コイルを設置し、この
温水コイルを被うように「すのこ」を設けたものであ
る。
[考案が解決しようとする課題] 実願昭62-146225号の床暖房付き防水パンにあって
は、温水コイルから漏水が生じると、漏出水が建物の躯
体床面を濡らす可能性が大きい。
実願昭61-148289号の床暖房付き防水パンにあって
は、温水コイルや凹部内面に汚れが付着したり、溜り易
いという問題があった。
[考案が解決しようとする課題] 請求項1の床暖房付き防水パンは、防水パン上に床暖
房用の放熱体を配設してなる床暖房付き防水パンにおい
て、該放熱体は、防水パンに設けられた凹部に打設され
たレジンコンクリート内に埋設されており、かつ、該レ
ジンコンクリートの上面に板状の仕上材が直接貼着され
てなる床暖房付き防水パンであって、前記凹部の辺縁部
にあってはレジンコンクリートと、凹部周囲の防水パン
床面とに跨がって前記仕上材が設けられていることを特
徴とする。
請求項2の床暖房付き防水パンは、防水パン上に床暖
房用の板状放熱体を配設してなる床暖房付き防水パンに
おいて、該板状放熱体は、防水パンに設けられた凹部に
設置されており、かつ、該板状放熱体の上面に板状の仕
上材が直接貼着されてなる床暖房付き防水パンであっ
て、前記凹部の辺縁部にあっては板状放熱体と、凹部周
囲の防水パン床面とに跨がって前記仕上材が設けられて
いることを特徴とする。
[作用] 本考案の床暖房付き防水パンにあっては、放熱体が防
水パンの上面側に配設されているから、放熱体として温
水コイルを採用した場合であっても、該コイルからの漏
出水は躯体床面を濡らすことはない。
特に、請求項1の床暖房付き防水パンにあっては、凹
部内にレジンコンクリートが打設されているから、放熱
体や凹部内に汚れが付着したり、溜ったりすることがな
い。しかも、仕上材を設けたので外観上の見栄えが良好
であると共に、床面を滑りにくくすることも可能であ
る。その上、凹部周囲の防水パンの床面とレジンコンク
リートとの継目部分(境界部分)が仕上材で被われるの
で、見栄えが良くなる。
請求項2にあっては、板状放熱体を凹部に装着するこ
とにより床暖房付き防水パンを構成でき、製造が簡単で
ある。しかも、板状放熱体と凹部周囲の防水パン床面と
の境界部分が仕上材で被われるので、見栄えが良くな
る。
本考案の防水パンは、防水パンの上に放熱体があるた
め、修理、点検等のメンテナンスが容易である。
また、このように放熱体が防水パンの上に配置されて
いることから、外観上、仕上材が必要とされる。一方、
仕上材は一般に熱容量が大きく、冷たい感触があるが、
本考案によれば、このような仕上材を設けて、意匠性を
良くしたものにおいて、放熱体による暖房で快適に使用
することができる。
[実施例] 以下図面を参照して実施例について説明する。
第1図は本考案の実施例に係る床暖房付き防水パンの
縦断面図である。符号10で示す防水パン本体は洗い場12
と浴槽(図示略)の設置部14とを有しており、その周囲
部分には壁パネルを載置するための段部16が設けられて
いる。洗い場12の床面部分には凹部18が設けられてお
り、この凹部18内に放熱体として温水コイル20が配設さ
れている。この温水コイル20は凹部18内をつづら折り状
に配設されており、凹部18の浴槽14側の側壁部18aを貫
通して温水の導入口及び排出口が防水パン本体10の裏面
側に突出されている。符号22は温水コイル20を図示せぬ
給湯源と接続するためのジョイントを示している。
前記凹部18内にはレジンコンクリート24が打設され、
このレジンコンクリート24の上面に板状の仕上材(本実
施例にあってはタイル)26が直接貼着されている。この
タイル26は、レジンコンクリート24の上面を被うと共
に、凹部18周囲の防水パン床面10aをも被っている。そ
して、本実施例にあっては凹部18の辺縁部において該タ
イル26はレジンコンクリート24の上面と凹部周囲の防水
パン床面10aとに跨がるように設けられている。
このように構成された床暖房付き防水パンにあって
は、温水コイル20内に温水を通水することにより洗い場
12の床面を暖めることができる。このため、冬季など気
温が低い状態にあっても快適な入浴が行なえる。
この第1図に示す床暖房付き防水パンにあっては、温
水コイル20が防水パン本体10の上側に配置されているか
ら、仮に凹部18内において温水コイル20から漏水が生じ
ても、漏出水は該防水パンが設置されている躯体床面を
濡らすことはない。また、本実施例にあっては、凹部18
がレジンコンクリート24で埋められており、凹部18内や
温水コイル20にほこり等の汚れが付着したり、溜ったり
することがない。さらに、本実施例にあってはレジンコ
ンクリート24と凹部周囲の床面10aとの継目部分がタイ
ル26で被われており、これらの間の継目部分が見えず、
きわめて見栄えが良い。
なお、タイル26を貼り付けると、防水パン全体として
きわめて高級感が高いものとなるが、タイルは熱容量が
大きいので、冬季など気温が低いときに浴室内に入ると
タイルがきわめて冷たく感じられる。ところが、本実施
例の如く床暖房を施すと、このタイルが暖められたもの
となるから、きわめて快適な入浴を行なうことができ
る。従って、本考案にあっては、上記実施例の如く仕上
材としてタイルを用いた場合に適用するのにきわめて好
適である。
第2図は本考案の異なる実施例に係る床暖房付き防水
パンの縦断面図である。本実施例にあっては、凹部18内
に第3図及び第4図(第3図のIV-IV線断面図)に示す
板状放熱体28が設置されている。この板状放熱体28は、
温水コイル20が硬質発泡体30内に埋め込まれ、かつ上面
部分に銅、ステンレス等の熱伝導度の高い金属あるいは
合成樹脂等の表面材32が貼着されたものである。温水コ
イル20はこの表面材32に接するように配置されている。
この板状放熱体28は凹部18内に挿入されると共に接着
材にて凹部18の底面部分に接着されている。この板状放
熱体28の上面部分には、第1図と同様にしてタイル26が
板状放熱体28に直接的に貼着されている。その他の構成
は第1図と同様であり、同一部分に同一符号が付されて
いる。
この第2図に示す洗い場付き防水パンにあっては、凹
部18内に板状放熱体28をはめ込むようにして設置する工
程を経て製造されるものであり、第1図に示す洗い場付
き防水パンの如くレジンコンクリートを打設する工程が
不要であり、製造が簡単である。また、レジンコンクリ
ートを打設する場合、該レジンコンクリートが硬化する
ときには該レジンコンクリートに収縮が発生するため、
防水パン本体10に反りが発生し易く、この反りを防止す
るための対策が必要となる。ところが、この第2図に示
す床暖房付き防水パンにあっては、かかる防水パン本体
の反り変形がなく、寸法精度がきわめて高いものとな
る。
なお、第2図に示す床暖房付き防水パンにあっても、
第1図のものと同様に、凹部18の辺縁部分にあっては板
状放熱体28と凹部18周囲の防水パン床面10aとに跨がる
ようにタイル26が貼着されているから、凹部18の縁部が
被い隠されきわめて見栄えが良い。もちろん凹部18やそ
の内部の板状放熱体28にほこり等の汚れが付着したり、
溜ったりすることがない。
本考案にあっては、タイル以外の床仕上材を用いても
良い。また、本考案は図示以外の各種形状の防水パンに
も適用できることは明らかである。
本考案にあっては、温水コイル以外の放熱体(例えば
電気ヒータ)などをも用いても良い。
[効果] 以上の通り、本考案の床暖房付き防水パンにあって
は、放熱体として温水コイルを用いた場合であっても該
コイルからの漏出水が躯体床面を濡らすことがない。
請求項1の防水パンにあっては、放熱体や凹部内に汚
れが付着したり、溜ったりすることがなく、きわめて衛
生的であると共に清掃も容易である。しかも、外観上の
見栄えが良好であると共に、仕上材として滑りにくいタ
イル等を採用することにより、洗い場床面を滑りにくい
ものとすることもできる。その上、凹部周囲の防水パン
の床面とレジンコンクリートとの継目部分が仕上材で被
われるので、見栄えが良い。
請求項2にあっては、製造がきわめて簡単である。ま
た、汚れの付着等もなく、衛生的であり、清掃も容易で
ある。その上、板状放熱体と凹部周囲の防水パン床面と
の境界部分が仕上材で被われるので、見栄えが良好であ
る。
本考案の防水パンは、防水パンの上に放熱体があるた
め、修理、点検等のメンテナンスが容易である。
また、このように放熱体が防水パンの上に配置されて
いることから、外観上、仕上材が必要とされる。一方、
仕上材は一般に熱容量が大きく、冷たい感触があるが、
本考案によれば、このような仕上材を設けて、意匠性を
良くしたものにおいて、放熱体による暖房で快適に使用
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る床暖房付き防水パンの縦
断面図、第2図は別の実施例を示す縦断面図、第3図は
板状放熱体の斜視図、第4図は第3図のIV-IV線に沿う
断面図である。 10……防水パン本体、12……洗い場、18……凹部、20…
…温水コイル、24……レジンコンクリート、26……タイ
ル、28……板状放熱体。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】防水パン上に床暖房用の放熱体を配設して
    なる床暖房付き防水パンにおいて、該放熱体は、防水パ
    ンに設けられた凹部に打設されたレジンコンクリート内
    に埋設されており、かつ、該レジンコンクリートの上面
    に板状の仕上材が直接貼着されてなる床暖房付き防水パ
    ンであって、前記凹部の辺縁部にあってはレジンコンク
    リートと、凹部周囲の防水パン床面とに跨がって前記仕
    上材が設けられている床暖房付き防水パン。
  2. 【請求項2】防水パン上に床暖房用の板状放熱体を配設
    してなる床暖房付き防水パンにおいて、該板状放熱体
    は、防水パンに設けられた凹部に設置されており、か
    つ、該板状放熱体の上面に板状の仕上材が直接貼着され
    てなる床暖房付き防水パンであって、前記凹部の辺縁部
    にあっては板状放熱体と、凹部周囲の防水パン床面とに
    跨がって前記仕上材が設けられている床暖房付き防水パ
    ン。
JP1989130018U 1989-11-07 1989-11-07 床暖房付き防水パン Expired - Lifetime JPH086133Y2 (ja)

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JPH0369070U JPH0369070U (ja) 1991-07-09
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KR100977843B1 (ko) * 2008-04-04 2010-08-25 삼성중공업 주식회사 선박의 보일러 시스템
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