JPH086119B2 - 固型石けん組成物 - Google Patents

固型石けん組成物

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JPH086119B2
JPH086119B2 JP5048643A JP4864393A JPH086119B2 JP H086119 B2 JPH086119 B2 JP H086119B2 JP 5048643 A JP5048643 A JP 5048643A JP 4864393 A JP4864393 A JP 4864393A JP H086119 B2 JPH086119 B2 JP H086119B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、泡性能、特に起泡性が
向上し、溶け崩れが改善された固型石けん組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、天然油脂を原料として用い、これ
をアルカリでケン化して脂肪酸塩からなる石けん基剤を
作り、この石けん基剤に香料や着色料、グリセリン、E
DTA等の補助成分を配合して石けん組成物を得ること
は広く行われている。この場合、石けんの硬さ、溶解
性、起泡性、洗浄力等の特性は、石けん基剤の脂肪酸塩
構成によって変ることから、所望特性の石けんが得られ
るように、牛脂、パーム油、ヤシ油等の複数の油脂原料
を混合したものを原料油脂として使用している。従来用
いられている最も一般的な原料油脂は、牛脂70〜85
重量%とヤシ油30〜15重量%からなる混合油脂であ
る。
【0003】前記従来の固型石けんの原料油脂は、前記
したように、例えば牛脂とヤシ油とを混合したものであ
り、これらから得られる石けん基剤である脂肪酸塩は、
炭素数が12〜18程度の飽和脂肪酸塩および不飽和脂
肪酸塩を主成分とするもので、天然油脂の炭素分布を基
本的には、そのまま利用するという発想から脱却したも
のではなかった。このため固型石けんの泡立ちについて
は限界があると考えられており、各種炭素数の飽和脂肪
酸と不飽和脂肪酸を分離したのち、これらを新らたに組
合せて固型石鹸の重点品質である泡立ちの良さと溶け崩
れのなさを兼ね備えたものを開発するという発想で成功
した例はなかった。一方、泡立ちを改良しようとしてラ
ウリルサルフェートなどの高起泡性界面活性剤を配合す
ることにより泡立ちを高める試みがなされていたもの
の、それが浴室などの常に水と接触する場所に置かれた
場合、著しく溶け崩れするという欠点があったため、実
用的に問題があり、泡立ちの向上と溶け崩れのなさを両
立させることは困難と考えられていた。しかしながら、
油脂原料として単に例えば牛脂とヤシ油を混合したもの
を使用すると、石けん基剤には炭素数が18で炭素−炭
素二重結合を1個有する不飽和脂肪酸塩以外の不飽和脂
肪酸塩を必要な量以上に多く(例えば3〜10重量%程
度)含有されてしまい、このような油脂原料を使用する
とき、得られた固型石けんは溶け崩れや泡性能を向上さ
せることができないという欠点を有し、これらの改善は
極めて困難であった。
【0004】前記従来の欠点を解決するために、本発明
者等は、先に、パーム油を原料としこれをエステル交
換、分留、水洗処理を含む特定の処理手段を施して得ら
れた、炭素数が18で炭素−炭素二重結合を2個以上有
する脂肪酸塩成分の含有率が2重量%以下の石けん基剤
を提案した(特開平4−117497号)。
【0005】この石けん基材を用いた固型石けんは、溶
け崩れ、泡性能等が、従来のものに比較して、かなり改
善されたものである。しかし固型石けんとして充分に満
足できるものとしては、更に改善を必要とするものであ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、溶け崩れを
防止し、しかも泡性能、特に起泡性を更に向上させた固
型石けん組成物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、石けん
組成物に含まれる全脂肪酸塩中、炭素数が18で炭素−
炭素二重結合を1個有する脂肪酸塩成分の含有量が5重
量%以下であり、また炭素数が18で炭素−炭素二重結
合を2個以上有する脂肪酸塩成分と、炭素数が16で炭
素−炭素二重結合を1個以上有する脂肪酸塩成分との合
計含有量が2重量%以下であり、かつ全脂肪酸塩中の対
イオンにおけるナトリウム塩とカリウム塩との重量比
が、99:1〜70:30であることを特徴とする固型
石けん組成物が提供され、特に、石けん組成物に含まれ
る全脂肪酸塩中、炭素数が18で炭素−炭素二重結合を
2個以上有する脂肪酸塩成分の含有量が、1重量%以下
であることを特徴とする上記固型石けん組成物、また、
石けん組成物に含まれる全脂肪酸塩中、炭素数が16で
炭素−炭素二重結合を1個以上有する脂肪酸塩成分の含
有量が、1重量%以下であることを特徴とする上記の固
型石けん組成物、更に、石けん組成物に含まれる全脂肪
酸塩中、炭素数が18で炭素−炭素二重結合を1個有す
る脂肪酸塩成分の含有量が、20〜60重量%であるこ
とを特徴とする請求項1、2又は3記載の固型石けん組
成物が提供される。
【0008】本発明者等は、石けん基剤であり、炭素数
が18で炭素−炭素二重結合を1個有する不飽和脂肪酸
塩を5重量%以上含有する脂肪酸塩として、炭素数が1
8で炭素−炭素二重結合を1個以上有する不飽和脂肪酸
塩以外の不飽和脂肪酸である、炭素数が18で炭素−炭
素二重結合を2個以上有する脂肪酸塩成分と、炭素数が
16で炭素−炭素二重結合を1個以上有する脂肪酸塩成
分との合計含有量が2重量%以下にし、しかも脂肪酸塩
としてナトリウム塩とカリウム塩との重量比を特定の範
囲、即ち99:1〜70:30とした場合、泡性能が極
めて優れ、かつ溶け崩れが従来のものに比較して著しく
改善されることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】即ち、前記不飽和脂肪酸塩を2重量%以下
に抑えただけでは泡性能を充分に高めることができな
く、これは石けん基剤の脂肪酸塩のナトリウム塩をカリ
ウム塩に置換することによりはじめて達成することがで
きる。
【0010】本発明の固型石けん組成物における油脂原
料としては、従来公知の原料が用いられる。具体的に
は、各種炭素鎖長の脂肪酸、脂肪酸エステルの混合物、
天然油脂である牛脂、豚脂などに代表される動物性油
脂、ヤシ油、パーム油、パーム核油、大豆油、オリーブ
油などに代表される植物性油脂等を、単独、若しくは混
合して使用できる。これらの油脂原料は、炭素数18で
炭素−炭素二重結合を1個有する脂肪酸や脂肪酸エステ
ル等の脂肪酸類を5重量%以上含有している。
【0011】本発明の固型石けん組成物の前記特定組成
の脂肪酸塩組成物は、前記油脂原料を用い、これを分
留、水素化、その他の方法により分離や処理を行ったう
え、炭素数が18で炭素−炭素二重結合を2個以上有す
る脂肪酸類及び炭素数が16で炭素−炭素二重結合を1
個以上有する脂肪酸類を減少させて、脂肪酸組成を前記
規定した範囲になるように新らたに調整し、次いで、水
酸化ナトリウムと水酸化カリウムのアルカリ混合物でけ
ん化、或いは中和することにより製造することができ
る。また、前記各工程の順序は適宜変更でき、例えばア
ルカリ混合物でけん化、或いは中和した後、所定の脂肪
酸塩の組成を本発明の前記規定した範囲になるように調
整してもよい。
【0012】本発明の固型石けん組成物は、前記したよ
うに、その基剤である全脂肪酸塩中、炭素数が18で炭
素−炭素二重結合を2個以上有する脂肪酸塩成分と、炭
素数が16で炭素−炭素二重結合を1個以上有する脂肪
酸塩成分との合計含有量が2重量%以下、好ましくは1
重量%以下、更に好ましくは0.5重量%以下である。
該含有量が2重量%より多いと固型石けんの溶け崩れ、
泡性能、特に起泡性のいずれの性能においても好ましく
ない。
【0013】また前記炭素数が18で炭素−炭素二重結
合を2個以上有する脂肪酸塩の含有量を1重量%以下、
好ましくは0.5重量%以下、特に好ましくは0.2重
量%以下、更にまた、前記炭素数が16で炭素−炭素二
重結合を1個以上有する脂肪酸塩の含有量を1重量%以
、好ましくは0.5重量%以下に抑えることにより更
に性能が向上する。
【0014】本発明の固型石けん組成物の基剤好ましい
脂肪酸塩組成、及び特に好ましい脂肪酸塩組成を下記表
1に示す。
【表1】 尚、例えば「C18F1」は炭素数(C)が18で炭素
−炭素二重結合(F)を1個有する脂肪酸塩を表わす。
表1の組成において、C161とC182の合計は2重量
%以下、好ましくは1%以下である。
【0015】本発明の固型石けん組成物は、前記したよ
うに全脂肪酸塩中の対イオンにおけるナトリウム塩とカ
リウム塩との重量比が99:1〜70:30であり、好
ましくは95:5〜8:20である。ナトリウム塩とカ
リウム塩の重量比がこの範囲である場合、泡性能が良好
で、かつ溶け崩れが従来に比べて著しく改善された固型
石けんが得られる。
【0016】本発明の石けん組成物は、従来公知の種々
の補助成分を含有することができる。このような補助成
分としては、例えば、香料、EDTA、エタン−1−ヒ
ドロキシ−1,1−ジホスホン酸(EHDP)又はその
アルカリ金属塩、有機多塩基酸又はその塩等の安定剤が
挙げられる。
【0017】さらに皮膚への残油効果を調整するため
に、一般に知られている過脂肪剤や種々の皮膚保護剤を
配合することもできる。それらの具体例としては、スク
ワレン、スクワラン、オレフィンオリゴマー、ワック
ス、ワセリン、鉱油等の炭化水素;イソステアリン酸、
ベヘン酸等の脂肪酸;各種グリセライド、シュガーエス
テル、ラノリン、イソプロピルミリステート、イソプロ
ピルパルミテート、イソブチルステアレート等の脂肪酸
エステル;セチルアルコール、ステアリルアルコール、
オレイルアルコール等の脂肪族アルコール;グリセリ
ン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル等のポリオール類;アルコールや脂肪酸のエトキシレ
ート;ジメチルシリコーン等のシリコーン類;その他各
種の蛋白及び蛋白誘導体;ビタミン類等を挙げることが
できる。
【0018】さらにまた、本発明の石けん組成物には、
その使用目的に応じて、色素、香料の他、アラントイン
やグリチルリチン酸ジカリウム等の消炎剤、2,4,
4′−トリクロロ−2′−ヒドロキシジフェニールエー
テル、3,4,4′−トリクロロカルバニリド、安息香
酸等の殺菌剤を添加することができる。
【0019】また、石けん基剤とは別の他の界面活性剤
を発明の効果を損なわない範囲で本発明の石けん基剤に
添加することもできる。そのような界面活性剤として
は、例えば、α−スルホ脂肪酸エステル、イセチオン酸
エステル、アルキルアリールスルホン酸、アルコール硫
酸エステル、アルコールエトキシレートの硫酸エステ
ル、オレフィンスルホン酸、パラフィンスルホン酸、N
−アシルグルタミン酸及びそれの塩類、さらにはアルキ
ルベタイン、アルキルスルホベタイン等を挙げることが
できる。
【0020】本発明の、石けん基剤及び前記した補助成
分を用いて石けん組成物、更には固型石けんを製造する
方法としては、従来公知の方法を採用することができ、
例えば、石けん基剤に所要成分をミキサーで均一に混合
し、ロール又はプロッターを用いて押出し、型打ちする
方法、あるいは石けん基剤に、糖類や、多価アルコー
ル、エタノール、水を配合し、さらに各配合成分を加
え、70ないし80℃に加熱して均一な透明石けん液と
した後、固化枠に流し込み、冷却固化して切断し、乾燥
した後型打ちする方法等が採用される。
【0021】
〔試験法〕
実施例及び比較例において、溶け崩れ、泡性能の試験法
は下記のとおりである。 (溶け崩れ) 試料を30℃の水中に1時間浸漬した後、1時間乾燥し
たものを、製造直後の対照見本と比較して以下の基準に
より評価する。 0:対照見本と比べて差が無い。 1:対照見本と比べてわずかに溶け崩れがある。 2:対照見本と比べてやや溶け崩れがある。 3:対照見本と比べてかなり溶け崩れがある。 なお、評価点において、0及び1のものは商品価値があ
り、2及び3のものは商品価値がないと判定される。 (起泡性) 試料を30名のパネラーの手洗いによる官能試験に供
し、実施例1では実験No.7を、実施例2では、実験
No.10を実施例3では実験No.13をそれぞれ標
準品とし、各標準品と次の基準で評価した。 3:標準品と比較して起泡性が非常に良い。 2:標準品と比較して起泡性がやや良い。 1:標準品と比較して起泡性が変わらない。 0:標準品と比較して起泡性が悪い。 上記の結果から30名の平均点を求め、更に次の基準で
評価した。 ◎:2.5以上 ○:2以上2.5未満 △:1以上2未満 ×:1未満 〔記号の説明〕 実施例及び比較例において、例えば「C18F2」は炭
素数が18で炭素−炭素二重結合の数が2個の脂肪酸塩
を表わす。
【0022】実施例1 下記に示す各脂肪酸の混合物を下記表2に示すNa塩/
K塩比率となる様、調製したアルカリ剤(NaOH/K
OH)と反応させて得た混合脂肪酸塩を石けん基剤と
し、これに補助成分として、香料を1.1重量%、ED
TAを0.2重量%、二酸化チタンを0.2重量%の割
合で配合して水分10%含有する石けん組成物を得た。
次に、この組成物についてその効果を評価し、その結果
を下記表2に示す。 石けん基剤:全脂肪酸塩は、下記の脂肪酸塩の共通部分
(比率は重量比)に、表2に示す不飽和脂肪酸塩を加え
100%とする。 共通部分 C12/C14/C16/C18F0/C1
8F1=15/5/30/15/35
【0023】
【表2】
【0024】実施例2 下記に示す各脂肪酸の混合物を下記表3に示すNa塩/
K塩比率となる様、調製したアルカリ剤(NaOH/K
OH)と反応させて得た混合脂肪酸塩を石けん基剤と
し、これに補助成分として、香料を1.1重量%、ED
TAを0.2重量%、二酸化チタンを0.2重量%の割
合で配合して水分10%含有する石けん組成物を得た。
次に、この組成物についてその効果を評価し、その結果
を下記表3に示す。 石けん基材:全脂肪酸塩は、下記の脂肪酸塩の共通部分
(比率は重量比)に、表3に示す不飽和脂肪酸塩を加え
100%とする。 共通部分 C10/C12/C14/C16/C18F
0/C18F1=2/13/5/30/15/35
【0025】
【表3】
【0026】実施例3 下記に示す各脂肪酸の混合物を下記表4に示すNa塩/
K塩比率となる様、調製したアルカリ剤(NaOH/K
OH)と反応させて得た混合脂肪酸塩を石けん基剤と
し、これに補助成分として、パルミチン酸を5重量%、
香料を1.3重量%、EDTAを0.2重量%、二酸化
チタンを0.3重量%の割合で配合して水分10%含有
する石けん組成物を得た。次に、この組成物についてそ
の効果を評価し、その結果を下記表4に示す。 石けん基材:全脂肪酸塩は、下記の脂肪酸塩の共通部分
(比率は重量比)に、表4に示す不飽和脂肪酸塩を加え
100%とする。 共通部分 C8/C10/C12/C14/C16/C
18F0/C18F1=2/2/20/5/25/10
/36
【0027】
【表4】 *比較例 14,15は牛脂/ヤシ油=70/
30
【0028】実施例4 下記表5〜6に示した石けん基剤()又は下記表に示
した石けん基材()を使用し、処方(1)、(2)、
(3)、(4)の固型石けん組成物を得た。いずれの組
成物についても、溶け崩れ、泡性能の点で優れた性能を
示した。
【0029】
【表5】
【0030】
【表6】
【0031】 (処方1) 石けん基剤() 94.25重量部 パルミチン酸 4 ラウリン酸 1 EHDP 0.3 EDTA 0.05 二酸化チタン 0.2 2,4,4′-トリクロロ-2′-ヒト゛ロキシシ゛フェニルエ-テル 0.2 ──────────────────────────────── 100
【0032】 (処方2) 石けん基剤() 86.6重量部 パルミチン酸 7 ゼラチン加水分解物 0.8 EHDP 0.3 香料 0.1 二酸化チタン 0.2 メチル−6−o−カプリルグルコシド 5.0 ──────────────────────────────── 100
【0033】 (処方3) 石けん基剤() 94.5重量部 パルミチン酸 4 スクワラン 1.0 EHDP 0.3 アロエ抽出末 0.2 ──────────────────────────────── 100
【0034】 (処方4) 石けん基剤() 89.5重量部 パルミチン酸 5 グリセリン 3.5 EHDP 0.3 ジイソステアリン酸ジグリセリル 1.5 アラントイン 0.2 ──────────────────────────────── 100
【0035】
【発明の効果】本発明の固型石けん組成物は基剤として
全脂肪酸塩中、炭素数が18で炭素−炭素二重結合を2
個以上有する脂肪酸塩成分と炭素数が16で炭素−炭素
二重結合を1個以上有する脂肪酸塩成分の合計含有量が
2重量%以下であり、かつ脂肪酸のNa塩の特定割合を
K塩に置換したものを用いたことにより、泡性能と溶け
崩れの性能を著しく向上させたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樹下 基孝 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−117497(JP,A) 特公 昭48−42934(JP,B1)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石けん組成物に含まれる全脂肪酸塩中、
    炭素数が18で炭素−炭素二重結合を1個有する脂肪酸
    塩成分の含有量が5重量%以上であり、また炭素数が1
    8で炭素−炭素二重結合を2個以上有する脂肪酸塩成分
    と、炭素数が16で炭素−炭素二重結合を1個以上有す
    る脂肪酸塩成分との合計含有量が2重量%以下であり、
    かつ全脂肪酸塩中の対イオンにおけるナトリウム塩とカ
    リウム塩との重量比が、99:1〜70:30であるこ
    とを特徴とする固型石けん組成物。
  2. 【請求項2】 石けん組成物に含まれる全脂肪酸塩中、
    炭素数が18で炭素−炭素二重結合を2個以上有する脂
    肪酸塩成分の含有量が、1重量%以下であることを特徴
    とする請求項1記載の固型石けん組成物。
  3. 【請求項3】 石けん組成物に含まれる全脂肪酸塩中、
    炭素数が16で炭素−炭素二重結合を1個以上有する脂
    肪酸塩成分の含有量が、1重量%以下であることを特徴
    とする請求項2記載の固型石けん組成物。
  4. 【請求項4】 石けん組成物に含まれる全脂肪酸塩中、
    炭素数が18で炭素−炭素二重結合を1個有する脂肪酸
    塩成分の含有量が、20〜60重量%であることを特徴
    とする請求項1、2又は3記載の固型石けん組成物。
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