JPH0861184A - フルオロエラストマーのシールを有する燃料インジエクター - Google Patents

フルオロエラストマーのシールを有する燃料インジエクター

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JPH0861184A
JPH0861184A JP21434094A JP21434094A JPH0861184A JP H0861184 A JPH0861184 A JP H0861184A JP 21434094 A JP21434094 A JP 21434094A JP 21434094 A JP21434094 A JP 21434094A JP H0861184 A JPH0861184 A JP H0861184A
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needle valve
sealing means
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JP21434094A
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Akiyuki Nonaka
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EI Du Pont de Nemours and Co
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 パーフルオロエラストマーのシール手段を有
する燃料インジェクター。 【効果】 本発明の燃料インジェクターは、増強された
温度抵抗性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、高温において自動車用燃料組成
物に対してとくに抵抗性であるシール手段に関する。
【0002】自動車の取付部品、例えば、燃料インジェ
クターは日常的に燃焼ガスおよび燃料の存在下に高温に
暴露される。このような装置の作動をコントロールする
内部の機構は、このような物質から隔離して性能低下を
防止しなくてはならない。例えば、燃料蒸気に対するソ
レノイドの暴露は電気的ショートを生ずることがある。
結局、高温の環境に対して抵抗性であるシール手段は効
率よい作動および延長した使用寿命のために必要であ
る。
【0003】最近の自動車用エンジンの隔室の設計の傾
向は、燃料インジェクターを300℃程度に高い温度お
よび約0.2MPaまでの圧力に長い期間にわたって暴
露される位置に配置する必要性を発生した。このような
条件は、燃料インジェクターの内部の機構を隔離しかつ
保護するために使用されるエラストマーのシールの急速
な劣化を引き起こす。例えば、ポリクロロプレン、エチ
レンプロピレンゴム、またはフルオロカーボンのコポリ
マーのシール、例えば、米国特許第4,305,348
号に開示されているものは、延長した高温および圧力の
暴露条件下に不適切な使用寿命を提供する。こうして、
この分野において、より大きい高温抵抗性を有するエラ
ストマー材料に基づくシール手段を組み込んだ燃料イン
ジェクターが要求されている。
【0004】本発明は、本体部材からなり、前記本体部
材は、i)燃料を圧力下に受け取る燃料入口、ii)燃
料の排出のための燃料出口、iii)本体部材内に収容
され、出口のための弁および前記弁を作動して入口から
出口への燃料の流れをコントロールする手段を含む燃料
送出機構、およびiv)出口を通る以外の本体部材から
の燃料の逃げ出しを防止するおよび/または本体部材内
の燃料から作動手段をシールするためのシール手段を有
する、200℃を越える温度において使用するための燃
料インジェクターにおいて、前記シール手段はパーフル
オロオレフィンおよび少なくとも1種の他のパーフルオ
ロコモノマーのキュアされた弾性コポリマーからなるこ
とを特徴とする燃料インジェクターに関する。
【0005】本発明は、特定の燃料インジェクターの設
計に限定されず、弾性コポリマーの応用を例示する目的
で、特定のインジェクターの設計を説明する。
【0006】このような燃料インジェクターは本体部材
からなり、この本体部材は複数のハウジングから構成さ
れ、燃料を圧力下に受け取る燃料入口および燃料を燃焼
室の中に送出すための燃料出口を有する。本体部材は、
入口から出口への燃料の流れをコントロールする燃料送
出機構を含有し、そして出口を通る燃料を解放する弁お
よび弁を作動する手段を含む。このような弁作動手段
は、電気的手段、例えば、ソレノイドコイルおよび機械
的手段、例えば、カムを含む。シール手段は、ガスケッ
トおよびO−リング、または他のリングのプロフィル、
例えば、D−リングおよびT−リング、またはカッドリ
ングを含むことができ、燃料インジェクターの本体部材
内に位置して、燃料が液体または蒸気として本体部材の
内部から逃げるのを防止する。あるいは、さらに、シー
ル手段は作動する手段を燃料の液体または蒸気からシー
ルすることができる。シール手段は、パーフルオロオレ
フィン、少なくとも1種の他のパーフルオロコモノマ
ー、およびフッ素化硬化部位のモノマーのキュアされた
弾性コポリマーからなる。キュアされたフッ素化弾性コ
ポリマーは、高温および適度の圧力において燃料に対し
て高度に抵抗性であり、そしてシール手段におけるその
使用は燃料作動システムの内部の電気的および機械的部
分を長期間にわたって保護し、そして高い温度条件下に
おいてさえ燃料の逃げ出しを防止する。
【0007】本発明の燃料インジェクター1の断面図を
図面に示す。このインジェクターは本体部材からなり、
この本体部材は、この態様において、相互に接続された
ハウジング26、28、30、および34から構成され
ており、そして入口10および出口40を有する。この
本体部材内に燃料送出機構が含まれており、この燃料送
出機構は入口10から出口40への流れをコントロール
する、ばね装填ニードル弁16、およびボビン20およ
びソレノイドコイル22からなる燃料作動手段を含んで
いる。電気コネクター24は、ニードル弁16を作動す
るソレノイドコイル22に電力を供給する。この弁は開
いた位置と閉じた位置との間をサイクルし、入口10か
らの燃料の流れをコントロールし、そして出口40を通
る燃料を、所定の量に計量する。燃料は入口から出口へ
通路12を通して、ニードル弁の付近およびそれを通し
て流れて出口40に到達する。ニードル弁は普通の設計
のものである。本発明の特徴はO−リング42、44、
および46の有利な構成にあり、ここでO−リング42
はニードル弁のハウジング32と本体部材のハウジング
30との間のシールを提供して本体部材の内部からの燃
料が逃げる防止し、そしてO−リング44および46は
ボビン20と本体部材のハウジング30との間のシール
を提供してソレノイドコイル22と燃料との接触を防止
する。O−リングは、以後詳細に説明する硬化した高温
抵抗性弾性コポリマー(フルオロエラストマー)から構
成されている。このようなインジェクターは、それらが
200℃を超える温度の燃料に暴露される環境における
使用に、とくに適する。
【0008】燃料は圧力下に普通の手段により燃料入口
10に供給され、そしてソレノイドコイル22により発
生した電気パルスはニードル弁16およびニードル弁ス
テムのハウジング38をハウジング26から間欠的に後
退させ、これによりニードル弁を取り囲む所定量の燃料
は出口40を通して燃焼室(図示せず)に注入される。
本発明に従い使用するフルオロエラストマーのシール手
段は本体部材内のソレノイドコイルをシールして、コイ
ルを有害な蒸気から保護し、ならびに本体部材を燃料送
出システムから隔離する。
【0009】フルオロエラストマーのシール要素、例え
ば、O−リング42、44、および46の製作に利用で
きる適当な材料は、少なくとも2種の主要なパーフルオ
ロモノマーの共重合した単位から構成されたキュアされ
た弾性コポリマーから選択される。さらに、コポリマー
は必要に応じてさらに少なくとも1種のフッ素化キュア
部位のモノマーの共重合した単位を含有することができ
る。第1の主要なコモノマーは、パーフルオロオレフィ
ン、例えば、テトラフルオロエチレンである。他の主要
なパーフルオロコモノマーはパーフルオロ(アルキルビ
ニル)エーテルCF2=CFO(Rf’O)n(Rf”O)
mfであり、ここでRf’およびRf”は2〜6個の炭素
原子を有する異なる直鎖状もしくは分枝鎖状のパーフル
オロアルキレン基であり、mおよびnは独立に0〜10
であり、そしてRfは1〜6個の炭素原子を有するパー
フルオロアルキル基である。パーフルオロ(ビニルエー
テル)の好ましいクラスは式CF2=CFO(CF2CF
XO)nfの化合物を包含し、ここでXはFまたはCF
3であり、nは0〜5であり、そしてRfは1〜6個の炭
素原子を有するパーフルオロアルキル基である。最も好
ましいパーフルオロ(ビニルエーテル)は、nが0また
は1でありそしてRfが1〜3個の炭素原子を含有す
る。このようなパーフルオロエーテルの例は、パーフル
オロ(メチルビニル)エーテルおよびパーフルオロ(プ
ロピルビニル)エーテルを包含する。他のモノマーは、
式 CF2=CF[O(CF2mCF2CFZO]nf (I) (式中、Rfは1〜6個の炭素原子を有するパーフルオ
ロアルキル基であり、mは0または1であり、nは0〜
5であり、そしてZはFまたはCF3である。)および
式 CF2=CFO[(CF2CFCF3O)n(CF2CF2 CF2O)m(CF2pCF3 (II) (式中、mおよびnは0〜10であり、そしてpは0〜
3である。)の化合物を包含する。
【0010】少量の共重合したフッ素化キュア部位のモ
ノマー単位は、また、パーフルオロコモノマーに加え
て、ポリマーの中に必要に応じて存在することができ
る。一般に、これらのキュア部位のモノマーは約3モル
%以下の量で存在する。それらは水素原子を含まないこ
とができるか、あるいは水素水素原子を含有することが
できる。適当なキュア部位のモノマーは、臭素化フルオ
ロオレフィン、例えば、ブロモトリフルオロエチレンお
よび4−ブロモ−3,3,4,4−テトラフルオロブテ
ン;臭素化フルオロエーテル、例えば、CF2=CF−
ORfCF2Br、(ここでRfは1〜9個の炭素原子を
含有するパーフルオロアルキレン基である)、およびフ
ッ化ビニリデンを包含する。好ましいキュア部位のモノ
マーは、パーフルオロフェニル(C65)またはシアノ
置換基を含有するフッ素化ビニルエーテル、例えば、式 CF2=CF−O(CF2n−C65 (III) (式中、nは1〜8である。) CF2=CF−O(CF23−O−C65 (IV) CF2=CF−[OCF2−CF3CF]n−O−C65 (V) (式中、nは1〜2である。) CF2=CF−O(CF2n−CN (VI) (式中、nは2〜12、好ましくは2〜4である。) CF2=CF−O−CF2−[CFCF3−O−CF2n−CFCF3−CN (VII) (式中、nは0〜4、好ましくは0〜2である。)およ
び CF2=CF−[OCF2−CF3CF]x−O−(CF2)n−CN (VIII) (式中、xは1〜2であり、そしてnは1〜4であ
る。)で表されるものを包含する。
【0011】フッ素化ポリマーは、また、開始剤および
連鎖移動剤から誘導された末端基を含有することができ
る。使用する開始剤および連鎖移動剤に依存して、この
ような末端基は反応性でありかつ硬化反応に参加するこ
とができる。適当な開始剤は、ハロゲンの末端基源であ
る化合物、例えば、ヨウ化水素酸、臭化水素酸、および
第IA族、第IB族、第IIA族、第IIB族に属する
金属、例えば、Li、Na、K、Rb、Cs、Be、M
g、Ca、Sr、Ba、Cu、Ag、Zn、Cd、なら
びに、遷移金属、例えば、Fe、Co、Ni、Ru、R
h、Pd、Pt、あるいは第III族および第IVB族
に属する金属、例えば、Al、Ga、Sn、およびPb
のヨウ化物および臭化物を包含する。適当な連鎖移動剤
は、ヨウ化メチレン、イソプロパノール、モノヨードパ
ーフルオロアルカン、例えば、モノヨードパーフルオロ
メタンおよびメタンヨードパーフルオロプロパン;臭化
パーフルオロアルキル、4−ブロモ−パーフルオロブテ
ン−1、1,4−ジヨードパーフルオロヘキサン、1,
4−ジヨードパーフルオロヘキサン、および1,4−ジ
ヨードパーフルオロオクタンを包含する。
【0012】シール要素の製作のためにとくに好ましい
ものは、テトラフルオロエチレン、パーフルオロ(メチ
ルビニル)エーテル、およびパーフルオロ(8−シアノ
−5−メチル−3,6−ジオキサ−1−オクテン)のコ
ポリマーである。
【0013】本発明において使用するシール要素の製作
に使用するフルオロエラストマーの組成物は、未キュア
のフルオロエラストマーおよびキュアリング剤をポリマ
ーのキュア温度より低い温度において配合することによ
って製造される。次いで、配合した組成物をシール、例
えば、O−リングに成形し、プレスキュアリングし、次
いで、通常、後キュアリングする。本発明の組成物は、
当業者に知られているいるように、存在する特定の共重
合したキュア部位のモノマーと組み合わせて普通に使用
される架橋系によりキュアすることができる。例えば、
ペンタフルオロフェニル基を含有するキュア部位が存在
するとき、脂肪族ジアミンに基づくか、あるいは好まし
くはビスフェノールAFの2カリウム塩(KOC64
C(CF32−C64OK)に基づくキュアリング剤系
を使用することができる。シアノ置換基を含有するキュ
ア部位が存在するとき、有機錫化合物に基づくキュアリ
ング剤系を通常選択する。適当な有機錫化合物は、アリ
ル−、プロパルギル−、トリフェニル−およびアレニル
錫キュアリング剤を包含する。テトラフェニル錫は、シ
アノ置換されたキュア部位と組み合わせて使用するため
に好ましいキュアリング剤である。
【0014】キュア部位のモノマーを含有するポリマ
ー、ならびに共重合したキュア部位のモノマーをもたな
いポリマーは、過酸化物キュアリング剤を使用する遊離
基法によりキュアすることができる。例えば、組成物を
キュア前に高温において加工すべきとき、50℃以上の
温度において分解するジアルキルパーオキシドはことに
好ましい。パーオキシ酸素に結合した第3炭素原子を有
するジ第3ブチルパーオキシドは多くの場合においてと
くに有益である。このタイプの最も有用なパーオキシド
の例は、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパ
ーオキシ)ヘキシン−3および2,5−ジメチル−2,
5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンである。他の
パーオキシドは、ジクミルパーオキシド、ジベンゾイル
パーオキシド、t−ブチルパーベンゾエート、およびジ
[1,3−ジメチル−2−(t−ブチルパーオキシ)ブ
チル]カーボネートなどである。有機パーオキシドは、
一般に、フルオロポリマーの100部当たり約1〜3部
のパーオキシドの量で存在する。また、広範な種類のパ
ーオキシド共働剤(coagent)をを使用すること
ができ、それらのうちでトリメタリルイソシアヌレー
ト、トリアリルイソシアヌレート、およびトリメチロー
ルプロパントリメタクリレートは好ましい。パーオキシ
ドの共働剤は、一般に、100部のフルオロポリマー当
たり約1〜3部の量で存在する。
【0015】さらに、二重のキュアリング系はニトリル
基を含有するパーフルオロエラストマーとともに使用す
ることができる。二重のキュアリング系は、ニトリル基
を通してパーフルオロエラストマーを架橋できる錫触
媒、例えば、水酸化トリフェニル錫;パーフルオロエラ
ストマーを架橋できるパーオキシド、例えば、2,5−
ビス(t−ブチルパーオキシド)−2,5−ジメチルヘ
キサン;およびジエンおよびトリエンの共働剤、例え
ば、トリアリルイソシアヌレートから成る。キュアリン
グ剤の使用量は、必然的に、最終生成物において望む架
橋度、ならびにパーフルオロエラストマー中の反応性部
分のタイプおよび濃度に依存するであろう。一般に、約
1〜10phrのキュアリング剤を使用することがで
き、そして2〜5phrはほとんどの目的のために満足
すべきものである。パーフルオロエラストマーとともに
典型的に使用される他の添加剤、例えば、カーボンブラ
ック、充填剤、安定剤、可塑剤、滑剤、または加工助剤
は、意図する使用条件下に適切な安定性を有するかぎ
り、本発明の組成物の中に混入することができる。とく
に、低温の性能はパーフルオロポリエーテルの添加によ
り増強することができると同時に、いっそうすぐれた高
温性能を保持することができる。本発明の組成物の中に
使用できるパーフルオロポリエーテルは、分子のポリマ
ー主鎖の中に酸素原子が飽和フルオロカーボン基により
分離されているものである。1より多いタイプのフルオ
ロカーボン基が分子の中に存在することができる。
【0016】フルオロエラストマー組成物の高温性能を
増強するために、大きい粒子サイズのカーボンブラック
を使用することはとくに望ましい。約20〜70phr
(ゴム100重量部当たりの重量部)、好ましくは25
〜45重量部を含有するフルオロエラストマーは熱安定
性および加工可能性の有用な組み合わせを提供すること
が発見された。好ましいカーボンブラックは、ASTM
D3849により決定して、少なくとも100nm〜
500nmの平均粒子サイズを有する。
【0017】
【実施例】 VF2−HFP−TFEコポリマー 100phr (フッ素含量66%) 酸化マグネシウム 3 カーボンブラック 30 水酸化カルシウム 6 キュアリング剤 I 3 キュアリング剤 II 3.8 なる組成物を用いて、加圧177℃×10分およびオー
ブン加熱232℃×24時間なるキュアリング条件の下
で、O−リングを製造した。このO−リングを、70容
量%のASTMタイプC燃料油と30容量%のメタノー
ルとからなる混合液中に、23℃で168時間浸漬した
ところ、18%の体積膨脹が観察された(公知例)。
【0018】一方、 55.8TFE−42PMVE−2.2CNVE 100phr コポリマー(フッ素含量73%) クラウンエーテル 0.3 カーボンブラック 12 テトラフエニル錫 3 なる組成物を用いて、加圧204℃×15分およびオー
ブン加熱305℃×26時間(窒素雰囲気中)なるキュ
アリング条件の下で、O−リングを製造した。このO−
リングを前記と同じ浸漬試験に供したところ、その体積
膨脹は遥かに少なくて1%にすぎなかった(本発明
例)。
【0019】[註] VF2 :ビニリデンフルオライド HFP:ヘキサフルオロプロピレン TFE:テトラフルオロエチレン PMVE:パーフルオロメチルビニルエーテル CNVE:CF2=CF−O−CF2(CF3)CF−O−
(CF2)2−CN(前記式VIIIにおいてxが1でnが
2であるモノマー) クラウンエーテル:18−クラウン−6−クラウンエー
テル、 (C2466 キュアリング剤 I:デユポン社製の“Viton Curati
ve No.20”(ベンジルトリフエニルホスホニウムク
ロライド33重量%とVF2−HFPコポリマー67重
量%との混合物) キュアリング剤 II:デユポン社製の“Viton Cur
ative No.30”(ビスフエノールAF50重量%と
VF2−HFPコポリマー50重量%との混合物) 本発明によれば、上記実施例の試験結果から明らかなよ
うに、200℃を越える温度における燃料、例えば、加
鉛ガソリンおよび非加鉛ガソリン、ディーゼル燃料、天
然ガス、メタノール、エタノールおよびそれらの混合物
の影響に対してとくに抵抗性である燃料インジェクター
が提供される。燃料送出機構が前述のキュアされたフル
オロエラストマー組成物からなるシールで本体部材から
隔離された本発明の燃料インジェクターは200℃を越
える操作温度に対して広範な種類の燃料の存在下に高度
に抵抗性であり、先行技術の燃料注入装置を越えた増大
した使用寿命を提供する。このような本発明の燃料イン
ジェクターは、燃焼室に近接したエンジン位置および燃
焼室それ自体の壁の中での使用に適合する。
【0020】本発明の主な特徴および態様は、次の通り
である。
【0021】1.本体部材からなり、前記本体部材は、
i)燃料を圧力下に受け取る燃料入口、ii)燃料の排
出のための燃料出口、iii)本体部材内に収容され、
出口のための弁および前記弁を作動して入口から出口へ
の燃料の流れをコントロールする手段を含む燃料送出機
構、およびiv)出口を通る以外の本体部材からの燃料
の逃げ出しを防止するおよび/または本体部材内の燃料
から作動手段をシールするためのシール手段を有する、
200℃を越える温度において使用するための燃料イン
ジェクターにおいて、前記シール手段はパーフルオロオ
レフィンおよび少なくとも1種の他のパーフルオロコモ
ノマーのキュアされた弾性コポリマーからなることを特
徴とする燃料インジェクター。
【0022】2.シール要素がO−リングであり、そし
て作動手段がソレノイドコイルである上記第1項記載の
燃料インジェクター。
【0023】3.シール手段がパーフルオロオレフィ
ン、少なくとも1種の他のパーフルオロコモノマーおよ
びフッ素化キュア部位のモノマーのキュアされた弾性コ
ポリマーからなる上記第1項記載の燃料インジェクタ
ー。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料インジェクターの1つの態様の部
分的断面図である。
【符号の説明】 1 燃料インジェクター 10 入口 12 通路 16 ニードル弁 20 ボビン 22 ソレノイドコイル 24 電気コネクター 26、28、30、32および34 相互に接続された
ハウジング 38 ニードル弁ステムのハウジング 40 出口 42、44および46 O−リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C09K 3/10 M

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部材からなり、前記本体部材は、
    i)燃料を圧力下に受け取る燃料入口、ii)燃料の排
    出のための燃料出口、iii)本体部材内に収容され、
    出口のための弁および前記弁を作動して入口から出口へ
    の燃料の流れをコントロールする手段を含む燃料送出機
    構、およびiv)出口を通る以外の本体部材からの燃料
    の逃げ出しを防止するおよび/または本体部材内の燃料
    から作動手段をシールするためのシール手段を有する、
    200℃を越える温度において使用するための燃料イン
    ジェクターにおいて、前記シール手段はパーフルオロオ
    レフィンおよび少なくとも1種の他のパーフルオロコモ
    ノマーのキュアされた弾性コポリマーからなることを特
    徴とする燃料インジェクター。
JP21434094A 1994-08-17 1994-08-17 フルオロエラストマーのシールを有する燃料インジエクター Pending JPH0861184A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004239124A (ja) * 2003-02-05 2004-08-26 Hitachi Ltd 燃料噴射弁及び筒内噴射式エンジン
JP2011021100A (ja) * 2009-07-15 2011-02-03 Nippon Soken Inc デポジット付着防止材料および燃料噴射弁
JP2012519221A (ja) * 2009-02-26 2012-08-23 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 硬化ペルフルオロエラストマー成形品

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