JPH08608Y2 - 回動レバー式圧電点火ガスライター - Google Patents
回動レバー式圧電点火ガスライターInfo
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- JPH08608Y2 JPH08608Y2 JP13211689U JP13211689U JPH08608Y2 JP H08608 Y2 JPH08608 Y2 JP H08608Y2 JP 13211689 U JP13211689 U JP 13211689U JP 13211689 U JP13211689 U JP 13211689U JP H08608 Y2 JPH08608 Y2 JP H08608Y2
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- lever
- discharge
- discharge electrode
- electrode
- rotary lever
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Description
【考案の詳細な説明】 (考案の利用分野) 本考案は、電極移動型の回動レバー式圧電点火ガスラ
イターに関するものである。
イターに関するものである。
(考案の背景) 従来、圧電点火式のガスライターとして、支点を中心
として、指先でレバーキャップを押し回すようにして点
火させる回動式のガスライターがあるが、これらの多く
はその点火のための放電用の電極の位置が一定に固定さ
れており、圧電ユニットから放電用電極へはリード線に
より接続して、圧電効果により発電した電気エネルギー
を供給するようにしている。
として、指先でレバーキャップを押し回すようにして点
火させる回動式のガスライターがあるが、これらの多く
はその点火のための放電用の電極の位置が一定に固定さ
れており、圧電ユニットから放電用電極へはリード線に
より接続して、圧電効果により発電した電気エネルギー
を供給するようにしている。
しかし、この場合は、圧電素子により発電された電気
エネルギーを放電用電極に導くリード線を配線するため
に、リード線の太さの分だけ燃料タンクの幅を小さく形
成したり、また、リード線を配線するために燃料タンク
の側面の一部に溝状の凹部を形成したりする必要性が生
じる他、リード線の取出し及び放電用電極への接続に関
わる組立がしにくく、手間を必要とするなどにより、必
然的に製造コストが高くなり、とりわけ使い捨てのガス
ライターに圧電点火方式を採用する場合の一つの経済的
な溢路になっている。
エネルギーを放電用電極に導くリード線を配線するため
に、リード線の太さの分だけ燃料タンクの幅を小さく形
成したり、また、リード線を配線するために燃料タンク
の側面の一部に溝状の凹部を形成したりする必要性が生
じる他、リード線の取出し及び放電用電極への接続に関
わる組立がしにくく、手間を必要とするなどにより、必
然的に製造コストが高くなり、とりわけ使い捨てのガス
ライターに圧電点火方式を採用する場合の一つの経済的
な溢路になっている。
従って、回動式のガスライターのなかには、例えば実
公昭53-18845のように、回動レバーの移動に伴う圧電ユ
ニットの移動と並行に放電用電極を上下に移動させるよ
うにして、リード線を使用しないようにしたものが提案
されている。
公昭53-18845のように、回動レバーの移動に伴う圧電ユ
ニットの移動と並行に放電用電極を上下に移動させるよ
うにして、リード線を使用しないようにしたものが提案
されている。
しかし、この場合でも、部品点数を極力少なくするた
めに、回動レバーと放電用電極を一体に取付けることが
必要であるが、回動式のガスライターでは回動レバーの
支点がの位置が比較的下方となる関係から、圧電ユニッ
トを上下方向に駆動する力を十分に得るためには、圧電
ユニットの位置もそれだけ下がらざるを得ない。また、
回動レバーの支点と圧電ユニットへの作用点との位置関
係により、バーナーのノズルの位置も相対的に下がらざ
るを得ず、その分だけ燃料タンクの容量が小さくなって
しまう。
めに、回動レバーと放電用電極を一体に取付けることが
必要であるが、回動式のガスライターでは回動レバーの
支点がの位置が比較的下方となる関係から、圧電ユニッ
トを上下方向に駆動する力を十分に得るためには、圧電
ユニットの位置もそれだけ下がらざるを得ない。また、
回動レバーの支点と圧電ユニットへの作用点との位置関
係により、バーナーのノズルの位置も相対的に下がらざ
るを得ず、その分だけ燃料タンクの容量が小さくなって
しまう。
従って、上下移動式に比べて点火操作の円滑な回動レ
バー式であって、燃料タンクの容量を確保でき、且つ、
組立てが容易で経済的なガスライターの開発は、とりわ
け使い捨てのガスライターの場合を初めとして大いに期
待されるところであった。
バー式であって、燃料タンクの容量を確保でき、且つ、
組立てが容易で経済的なガスライターの開発は、とりわ
け使い捨てのガスライターの場合を初めとして大いに期
待されるところであった。
(考案の目的) 本考案の目的は、前述の課題を解決し、一定のケース
の大きさにおいて、燃料タンクの容量を大きく確保する
ことができ、且つ、部品点数が少なく経済的な回動レバ
ー式圧電点火ガスライターを提供することである。
の大きさにおいて、燃料タンクの容量を大きく確保する
ことができ、且つ、部品点数が少なく経済的な回動レバ
ー式圧電点火ガスライターを提供することである。
(考案の特徴) 上記目的を達成するために、本考案は、放電電極の一
端を放電点とし、他端を、前記圧電ユニットの取出端に
接触すると共に押圧力を伝える接触点に形成し、前記放
電点と前記接触点とが前記回動レバーの支点を間にして
左右両側に配置されるように、前記放電電極を前記回動
レバーに一体に固定し、以て、前記回動レバーの移動に
より、前記放電電極の圧電ユニットとの接触点が上下方
向に移動する時、前記放電電極の放電点が円弧状に横方
向に移動するようにしたことを特徴とする。
端を放電点とし、他端を、前記圧電ユニットの取出端に
接触すると共に押圧力を伝える接触点に形成し、前記放
電点と前記接触点とが前記回動レバーの支点を間にして
左右両側に配置されるように、前記放電電極を前記回動
レバーに一体に固定し、以て、前記回動レバーの移動に
より、前記放電電極の圧電ユニットとの接触点が上下方
向に移動する時、前記放電電極の放電点が円弧状に横方
向に移動するようにしたことを特徴とする。
(考案の実施例) 第1図は、本考案の一実施例である回動レバー式圧電
点火ガスライター1を側面の中央で縦に切断した組立断
面図である(ほぼ下半分の図示を省略)。
点火ガスライター1を側面の中央で縦に切断した組立断
面図である(ほぼ下半分の図示を省略)。
第2図には、本考案の一実施例である、回動レバー式
圧電点火ガスライター1の外観図を示す。同図(a)は
上面図、同図(b),(d)は側面図、同図(c)は正
面図である。
圧電点火ガスライター1の外観図を示す。同図(a)は
上面図、同図(b),(d)は側面図、同図(c)は正
面図である。
指先が滑らないように上面右側に凹球面部2を有する
レバーキャップ3は、ケース本体4の上部を覆うように
取付けられ、ケース本体4の上部片側には一部に空気孔
を有する風防5が装着されている。
レバーキャップ3は、ケース本体4の上部を覆うように
取付けられ、ケース本体4の上部片側には一部に空気孔
を有する風防5が装着されている。
第3図には、本考案の一実施例である、回動レバー式
圧電点火ガスライター1の一部を構成する、プラスティ
ックなどの絶縁材料により形成される回動レバー6を示
す。同図(a)は上面図、同図(b)は側面図、同図
(c)は底面図、同図(d)は側面図におけるA−A′
断面図である。
圧電点火ガスライター1の一部を構成する、プラスティ
ックなどの絶縁材料により形成される回動レバー6を示
す。同図(a)は上面図、同図(b)は側面図、同図
(c)は底面図、同図(d)は側面図におけるA−A′
断面図である。
回動レバー6には支点軸7及びダボ8がその前後両面
に前後対称に突出するように設けられている。また、下
部にはカム部9を同じく前後対称に有する。
に前後対称に突出するように設けられている。また、下
部にはカム部9を同じく前後対称に有する。
第4図には、回動レバー6に一体に嵌合固定される放
電電極10を示す。同図(a)は正面図、同図(b)は上
面図である。放電電極10は板状の導電性材料により円弧
状に形成され、一端は放電点11として放電効率を高める
ために鋭く形成され、放電用の一方の電極として働く。
電電極10を示す。同図(a)は正面図、同図(b)は上
面図である。放電電極10は板状の導電性材料により円弧
状に形成され、一端は放電点11として放電効率を高める
ために鋭く形成され、放電用の一方の電極として働く。
また、放電電極10の他端は、圧電ユニット13(第1
図)への接触点12として、回動レバー6の回動に伴って
圧電ユニット13を下方へ押圧すると共に、圧電ユニット
13に発生した電気エネルギーを放電電極10に導く接点と
して働く。
図)への接触点12として、回動レバー6の回動に伴って
圧電ユニット13を下方へ押圧すると共に、圧電ユニット
13に発生した電気エネルギーを放電電極10に導く接点と
して働く。
板状の導電性材料により、放電点11と接触点12とが電
気的に接続されるように一体に成形される放電電極10
は、回動レバー6の間隙14(第3図)に背面から挿入さ
れ、堅固に嵌合固定される。
気的に接続されるように一体に成形される放電電極10
は、回動レバー6の間隙14(第3図)に背面から挿入さ
れ、堅固に嵌合固定される。
第5図には、同じく本考案の一実施例である、回動レ
バー式圧電点火ガスライター1の一部を構成する、ガス
テコ15を示す。同図(a)は上面図、同図(b),
(c)は側面図、同図(d)は底面図、同図(e)は
(b)におけるB−B′断面図である。
バー式圧電点火ガスライター1の一部を構成する、ガス
テコ15を示す。同図(a)は上面図、同図(b),
(c)は側面図、同図(d)は底面図、同図(e)は
(b)におけるB−B′断面図である。
ガステコ15の上部先端には断面が円形で下部がテーパ
ー状の切り欠き部16が設けられ、この切り欠き部16に
は、バーナー17(第1図)のノズル18(第1図)の首部
19(第1図)が嵌合され、ガステコ15の係合部20が、回
動レバー6のカム部9に押されてバーナー17を上昇さ
せ、開閉弁(図示せず)を開く動作を行う。
ー状の切り欠き部16が設けられ、この切り欠き部16に
は、バーナー17(第1図)のノズル18(第1図)の首部
19(第1図)が嵌合され、ガステコ15の係合部20が、回
動レバー6のカム部9に押されてバーナー17を上昇さ
せ、開閉弁(図示せず)を開く動作を行う。
第6図には、同じくレバーキャップ3を示す。同図
(a)は上面図、同図(b)は同図(a)におけるC−
C′断面図である。
(a)は上面図、同図(b)は同図(a)におけるC−
C′断面図である。
レバーキャップ3は金属材料により形成され、その上
面右側には指掛け用の凹球面部2が成形される。そし
て、その下方から回動レバー6の上面部が嵌合され、か
しめにより固定される。
面右側には指掛け用の凹球面部2が成形される。そし
て、その下方から回動レバー6の上面部が嵌合され、か
しめにより固定される。
第7図には、同じく電極台21を示す。同図(a)は上
面図、同図(b)は側面図、同図(c)は同図(b)に
おけるD−D′断面図である。
面図、同図(b)は側面図、同図(c)は同図(b)に
おけるD−D′断面図である。
電極台21の中央には間隙22が設けられており、その間
隙22を回動レバー6に嵌合固定される放電電極10の中央
から放電点11にかけての部分が通過する。
隙22を回動レバー6に嵌合固定される放電電極10の中央
から放電点11にかけての部分が通過する。
第8図には、同じくケース本体4の左側上部に装着さ
れる風防5を示す。同図(a)は上面図、同図(b)は
側面図、同図(c)は同図(b)におけるE−E′断面
図である。
れる風防5を示す。同図(a)は上面図、同図(b)は
側面図、同図(c)は同図(b)におけるE−E′断面
図である。
第9図は、ケース底部23(第2図)を除くケース本体
4を側面の中央で切断した縦断面図である。
4を側面の中央で切断した縦断面図である。
第1図〜第9図により、以下回動レバー式圧電点火ガ
スライター1の動作について説明する。
スライター1の動作について説明する。
通常、回動レバー式のライターを使用する場合には、
手の人指し指から薬指でライターを保持し、親指をレバ
ーに掛けて、後方へややスライドするように回動させる
ようにして点火させる。従って、本考案の一実施例であ
る回動レバー式圧電点火ガスライター1の場合も、レバ
ーキャップ3の凹球面部2に親指を掛けてレバーキャッ
プ3を押圧すると、レバーキャップ3が押圧されること
により、レバーキャップ3に嵌合固定され一体となって
いる回動レバー6がその支点軸7を中心として後方に回
動する。
手の人指し指から薬指でライターを保持し、親指をレバ
ーに掛けて、後方へややスライドするように回動させる
ようにして点火させる。従って、本考案の一実施例であ
る回動レバー式圧電点火ガスライター1の場合も、レバ
ーキャップ3の凹球面部2に親指を掛けてレバーキャッ
プ3を押圧すると、レバーキャップ3が押圧されること
により、レバーキャップ3に嵌合固定され一体となって
いる回動レバー6がその支点軸7を中心として後方に回
動する。
これにより、回動レバー6に嵌合固定されている放電
電極10の接触点12が、常に接触している圧電ユニット13
の取出端24(第1図)を下方へ押圧する。圧電ユニット
13については、公知の動作を行い、即ち、取出端24が放
電電極10の接触点12により下方へ押圧されるにつれて、
その内部に具備している衝撃用スプリング(図示せず)
に弾性エネルギーが蓄積され、蓄積された弾性のエネル
ギーによりハンマー杆(図示せず)が圧電素子(図示せ
ず)の受金(図示せず)を強く叩くことにより、高圧の
放電用電気エネルギーを発生する。
電極10の接触点12が、常に接触している圧電ユニット13
の取出端24(第1図)を下方へ押圧する。圧電ユニット
13については、公知の動作を行い、即ち、取出端24が放
電電極10の接触点12により下方へ押圧されるにつれて、
その内部に具備している衝撃用スプリング(図示せず)
に弾性エネルギーが蓄積され、蓄積された弾性のエネル
ギーによりハンマー杆(図示せず)が圧電素子(図示せ
ず)の受金(図示せず)を強く叩くことにより、高圧の
放電用電気エネルギーを発生する。
回動レバー6はそのダボ8がケース本体4の突起部25
(第8図)に当たることにより回動を停止する。
(第8図)に当たることにより回動を停止する。
同時に、上記のように回動レバー6が右方に回動する
につれて、回動レバー6に嵌合固定されている放電電極
10の放電点11が、回動レバー6の支点軸7を中心に円弧
状にバーナー17のノズル18の先端のスプリング26の上方
を越えてほぼ横方向に移動する。そして、放電電極10の
放電点11は、圧電ユニット13が放電用電気エネルギーを
発生するタイミングにおいて、放電のもう一方の電極で
あるバーナー17のノズル18の先端にあるスプリング26と
の間に、放電が最も効率的に行われる間隔が形成される
ところを通過する。
につれて、回動レバー6に嵌合固定されている放電電極
10の放電点11が、回動レバー6の支点軸7を中心に円弧
状にバーナー17のノズル18の先端のスプリング26の上方
を越えてほぼ横方向に移動する。そして、放電電極10の
放電点11は、圧電ユニット13が放電用電気エネルギーを
発生するタイミングにおいて、放電のもう一方の電極で
あるバーナー17のノズル18の先端にあるスプリング26と
の間に、放電が最も効率的に行われる間隔が形成される
ところを通過する。
さらに、回動レバー6は、その下部に成形されている
カム部9がガステコ15の係合部20を押上げる。ガステコ
15の切り欠き部16はノズル18の首部19に嵌合されてお
り、従来から公知のガスライターの燃焼機構と同様に、
ガステコ15の動きによりノズル18が上方へ移動し、燃料
ガスの開閉弁(図示せず)が開いてガスがノズル18の上
部に噴出するから、放電電極10の放電点11とノズル18の
先端のスプリング26との間に放電する火花により、風防
5に設けられた複数の空気孔27からの空気とノズル18か
ら噴出する燃料ガスとが適度に混合されたガスに点火さ
れ、燃焼が開始する。
カム部9がガステコ15の係合部20を押上げる。ガステコ
15の切り欠き部16はノズル18の首部19に嵌合されてお
り、従来から公知のガスライターの燃焼機構と同様に、
ガステコ15の動きによりノズル18が上方へ移動し、燃料
ガスの開閉弁(図示せず)が開いてガスがノズル18の上
部に噴出するから、放電電極10の放電点11とノズル18の
先端のスプリング26との間に放電する火花により、風防
5に設けられた複数の空気孔27からの空気とノズル18か
ら噴出する燃料ガスとが適度に混合されたガスに点火さ
れ、燃焼が開始する。
このようにして発生した炎は、丁度ノズル18の上部に
位置する風防5の上面に設けられた火口28から適度の高
さに燃焼する。
位置する風防5の上面に設けられた火口28から適度の高
さに燃焼する。
なお、支点軸7は、ケース本体4の内壁に突出形成さ
れた突起部29(第9図)と電極台21の凸部30(第7図)
との間に挟まれることにより軸受される。
れた突起部29(第9図)と電極台21の凸部30(第7図)
との間に挟まれることにより軸受される。
以上の動作について、第1図により各部分の相対関係
を説明する。まず、レバーキャップ3が押圧されると、
レバーキャップ3が回動レバー6と共に回動し始め、レ
バーキャップ3の先端が二点鎖線のGの位置に来た時点
で、ノズル18の先端のスプリング26から燃料ガスが噴出
を開始する。この時、放電電極10の放電点11は二点鎖線
のGの位置にある。さらにレバーキャップ3が押圧され
ると、レバーキャップ3の左端、放電電極10の放電点1
1、及び、圧電ユニット13の取出端24がそれぞれ二点鎖
線のSの位置に来た時点で、圧電ユニット13のハンマー
杆が圧電素子の受金を強く叩き、高圧の放電用電気エネ
ルギーを発生し、これにより、ノズル18の上部に炎が発
生して燃焼を開始する。レバーキャップ3、放電電極1
0、及び、圧電ユニット13の取出端24が、それぞれ二点
鎖線のEの位置にくると、レバーキャップ3、回動レバ
ー6、及び、圧電ユニット13の取出端24はそれぞれ移動
を停止し、点火動作を終了する。
を説明する。まず、レバーキャップ3が押圧されると、
レバーキャップ3が回動レバー6と共に回動し始め、レ
バーキャップ3の先端が二点鎖線のGの位置に来た時点
で、ノズル18の先端のスプリング26から燃料ガスが噴出
を開始する。この時、放電電極10の放電点11は二点鎖線
のGの位置にある。さらにレバーキャップ3が押圧され
ると、レバーキャップ3の左端、放電電極10の放電点1
1、及び、圧電ユニット13の取出端24がそれぞれ二点鎖
線のSの位置に来た時点で、圧電ユニット13のハンマー
杆が圧電素子の受金を強く叩き、高圧の放電用電気エネ
ルギーを発生し、これにより、ノズル18の上部に炎が発
生して燃焼を開始する。レバーキャップ3、放電電極1
0、及び、圧電ユニット13の取出端24が、それぞれ二点
鎖線のEの位置にくると、レバーキャップ3、回動レバ
ー6、及び、圧電ユニット13の取出端24はそれぞれ移動
を停止し、点火動作を終了する。
指によるレバーキャップ3の押圧を止めると、圧電ユ
ニット13の戻りスプリング(図示せず)により圧電ユニ
ット13が上方に戻り、最上部の取出端24が放電電極10の
接触点12を押上げて、回動レバー6が元の位置に回動
し、従って、レバーキャップ3がケース本体4に対して
元の位置に復する。
ニット13の戻りスプリング(図示せず)により圧電ユニ
ット13が上方に戻り、最上部の取出端24が放電電極10の
接触点12を押上げて、回動レバー6が元の位置に回動
し、従って、レバーキャップ3がケース本体4に対して
元の位置に復する。
以上の説明のように、支点軸7(支点)を中心として
回動する回動レバー6に、支点軸7を間にして左右両側
に、放電点11と、圧電ユニット13との接触点12を有する
円弧状に成形された放電電極10を嵌合固定することによ
り、回動レバー6の回動に従って圧電ユニット13との接
触点12が下方へ移動すると、放電点11がほぼ横方向に移
動することになり、従来の電極移動型のガスライターに
おけるように、電極の移動に合わせて放電のもう一方の
電極をそれだけ下方に位置させる必要がなくなるから、
放電電極10の放電点11に対して、放電のもう一方の電極
となるバーナー17のノズル18の位置を比較的高い位置に
持ってくることができ、同一のケース本体4の大きさに
おいて燃料ガスタンクの容量を大きく確保することがで
きる。
回動する回動レバー6に、支点軸7を間にして左右両側
に、放電点11と、圧電ユニット13との接触点12を有する
円弧状に成形された放電電極10を嵌合固定することによ
り、回動レバー6の回動に従って圧電ユニット13との接
触点12が下方へ移動すると、放電点11がほぼ横方向に移
動することになり、従来の電極移動型のガスライターに
おけるように、電極の移動に合わせて放電のもう一方の
電極をそれだけ下方に位置させる必要がなくなるから、
放電電極10の放電点11に対して、放電のもう一方の電極
となるバーナー17のノズル18の位置を比較的高い位置に
持ってくることができ、同一のケース本体4の大きさに
おいて燃料ガスタンクの容量を大きく確保することがで
きる。
そして、以上のように少ない部品点数により、簡単に
組立てられることから、経済的な回動レバー式圧電点火
ガスライター1を実現することができる。
組立てられることから、経済的な回動レバー式圧電点火
ガスライター1を実現することができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、放電電極の一
端を放電点とし、他端を、前記圧電ユニットの取出端に
接触すると共に押圧力を伝える接触点に形成し、前記放
電点と前記接触点とが前記回動レバーの支点を間にして
左右両側に配置されるように、前記放電電極を前記回動
レバーに一体に固定し、以て、前記回動レバーの移動に
より、前記放電電極の圧電ユニットとの接触点が上下方
向に移動する時、前記放電電極の放電点が円弧状に横方
向に移動するようにしたから、一定のケースの大きさに
おいて、燃料ガスの容量を大きく確保することができ、
且つ、部品点数が少なく経済的な回動レバー式圧電点火
ガスライターを提供することができる。
端を放電点とし、他端を、前記圧電ユニットの取出端に
接触すると共に押圧力を伝える接触点に形成し、前記放
電点と前記接触点とが前記回動レバーの支点を間にして
左右両側に配置されるように、前記放電電極を前記回動
レバーに一体に固定し、以て、前記回動レバーの移動に
より、前記放電電極の圧電ユニットとの接触点が上下方
向に移動する時、前記放電電極の放電点が円弧状に横方
向に移動するようにしたから、一定のケースの大きさに
おいて、燃料ガスの容量を大きく確保することができ、
且つ、部品点数が少なく経済的な回動レバー式圧電点火
ガスライターを提供することができる。
第1図は本考案の一実施例である回動レバー式圧電点火
ガスライターの組立断面図、第2図は本考案の一実施例
である回動レバー式圧電点火ガスライターの外観図、第
3図は本考案の一実施例を構成する回動レバーを説明す
る図、第4図は同じく放電電極を説明する図、第5図は
同じくガステコを説明する図、第6図は同じくレバーキ
ャップを説明する図、第7図は同じく電極台を説明する
図、第8図は同じく風防を説明する図、第9図は同じく
ケース本体の断面図である。 1……回動レバー式圧電点火ガスライター、2……凹球
面部、3……レバーキャップ、4……ケース本体、5…
…風防、6……回動レバー、7……支点軸、8……ダ
ボ、9……カム部、10……放電電極、11……放電点、12
……接触点、13……圧電ユニット、15……ガステコ、17
……バーナー、18……ノズル、20……係合部、21……電
極台、24……取出端、29……突起部、30……凸部。
ガスライターの組立断面図、第2図は本考案の一実施例
である回動レバー式圧電点火ガスライターの外観図、第
3図は本考案の一実施例を構成する回動レバーを説明す
る図、第4図は同じく放電電極を説明する図、第5図は
同じくガステコを説明する図、第6図は同じくレバーキ
ャップを説明する図、第7図は同じく電極台を説明する
図、第8図は同じく風防を説明する図、第9図は同じく
ケース本体の断面図である。 1……回動レバー式圧電点火ガスライター、2……凹球
面部、3……レバーキャップ、4……ケース本体、5…
…風防、6……回動レバー、7……支点軸、8……ダ
ボ、9……カム部、10……放電電極、11……放電点、12
……接触点、13……圧電ユニット、15……ガステコ、17
……バーナー、18……ノズル、20……係合部、21……電
極台、24……取出端、29……突起部、30……凸部。
Claims (1)
- 【請求項1】圧電素子に押圧力を与えて電気エネルギー
を得る圧電ユニットと、放電のための一方の電極となる
放電電極と、該放電電極に対して設けられ、燃料ガスを
噴出すると共に放電用の他方の電極となるノズルと、点
火操作により支点を中心に回動する回動レバーと、該回
動レバーの回動に連動して前記ノズルに連なるバーナー
を開閉するガステコとを備えた回動レバー式圧電点火ガ
スライターにおいて、放電電極の一端を放電点とし、他
端を、前記圧電ユニットの取出端に接触すると共に押圧
力を伝える接触点に形成し、前記放電点と前記接触点と
が前記回動レバーの支点を間にして左右両側に配置され
るように、前記放電電極を前記回動レバーに一体に固定
したことを特徴とする回動レバー式圧電点火ガスライタ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13211689U JPH08608Y2 (ja) | 1989-11-15 | 1989-11-15 | 回動レバー式圧電点火ガスライター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13211689U JPH08608Y2 (ja) | 1989-11-15 | 1989-11-15 | 回動レバー式圧電点火ガスライター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0371256U JPH0371256U (ja) | 1991-07-18 |
JPH08608Y2 true JPH08608Y2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=31679589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13211689U Expired - Lifetime JPH08608Y2 (ja) | 1989-11-15 | 1989-11-15 | 回動レバー式圧電点火ガスライター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08608Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-11-15 JP JP13211689U patent/JPH08608Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0371256U (ja) | 1991-07-18 |
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