JPH086032B2 - シリコーン組成物 - Google Patents
シリコーン組成物Info
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- JPH086032B2 JPH086032B2 JP26128587A JP26128587A JPH086032B2 JP H086032 B2 JPH086032 B2 JP H086032B2 JP 26128587 A JP26128587 A JP 26128587A JP 26128587 A JP26128587 A JP 26128587A JP H086032 B2 JPH086032 B2 JP H086032B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、開放式の電気接点の近傍や電気接点を内包
する密閉式もしくは半密閉式の電気設備、電気機器、電
子機器など中で使用しても含有しているオルガノシロキ
サンオリゴマーの蒸気やオルガノシランの蒸気に基因す
る電気接点の導電障害を長期間招来しないシリコーン組
成物に関する。
する密閉式もしくは半密閉式の電気設備、電気機器、電
子機器など中で使用しても含有しているオルガノシロキ
サンオリゴマーの蒸気やオルガノシランの蒸気に基因す
る電気接点の導電障害を長期間招来しないシリコーン組
成物に関する。
種々のシリコーン製品が電気設備・電気機器・電子機
器などに使用されている。例えばシリコーン油は電気絶
縁油としてトランス、コンデンサなどに使用されてお
り、シリコーングリースやシリコーンコンパウンドは潤
滑剤、電気絶縁剤、防水剤などとして使用されており、
シリコーンレジンやオルガノシランはコーティング剤と
して使用されており、室温硬化性シリコーンゴム組成物
や低温硬化性シリコーンゴム組成物は接着剤、シーリン
グ剤、注型剤、コーティング剤などとして使用されてお
り、シリコーンゲル組成物は緩衝剤・注型剤などとして
使用されており、熱硬化性シリコーンゴム組成物は硬化
させてパッキング、Oリング、電線被覆材などとして使
用されている。
器などに使用されている。例えばシリコーン油は電気絶
縁油としてトランス、コンデンサなどに使用されてお
り、シリコーングリースやシリコーンコンパウンドは潤
滑剤、電気絶縁剤、防水剤などとして使用されており、
シリコーンレジンやオルガノシランはコーティング剤と
して使用されており、室温硬化性シリコーンゴム組成物
や低温硬化性シリコーンゴム組成物は接着剤、シーリン
グ剤、注型剤、コーティング剤などとして使用されてお
り、シリコーンゲル組成物は緩衝剤・注型剤などとして
使用されており、熱硬化性シリコーンゴム組成物は硬化
させてパッキング、Oリング、電線被覆材などとして使
用されている。
ところが、シリコーン製品を開放式の電気開閉接点や
電気摺動接点などの電気接点の近傍や電気接点を内包す
る密閉式もしくは半密閉式の電気設備、電気機器、電子
機器など中で使用すると、電気接点の導電性が次第に低
下し、極端な場合は導電しなくなり電気接点としての機
能を果さなくなるという問題が発生している。これは、
シリコーン製品が通常平衡化重合法により重合したオル
ガノポリシロキサンを主剤としており、原料残渣や副生
物として揮発性のオルガノシロキサンオリゴマーを含有
しているためである。また、シリコーン製品の中には揮
発性のオルガノシロキサンオリゴマーやオルガノシラン
をオルガノポリシロキサンと併用したり、単独で使用す
るものがあるためである。すなわち、電気接点の導電障
害は、重合度が約2〜25のオルガノシロキサンオリゴマ
ーやオルガノシランが常温下や加熱下で揮発して、電気
接点に到達し、接点開閉時の放電エネルギーを受けて化
学変化し、二酸化ケイ素,炭化ケイ素等の絶縁性物質を
形成するためと考えられている〔例えば電気通信学会技
術研究報告76(226)29〜38(′77)参照〕。
電気摺動接点などの電気接点の近傍や電気接点を内包す
る密閉式もしくは半密閉式の電気設備、電気機器、電子
機器など中で使用すると、電気接点の導電性が次第に低
下し、極端な場合は導電しなくなり電気接点としての機
能を果さなくなるという問題が発生している。これは、
シリコーン製品が通常平衡化重合法により重合したオル
ガノポリシロキサンを主剤としており、原料残渣や副生
物として揮発性のオルガノシロキサンオリゴマーを含有
しているためである。また、シリコーン製品の中には揮
発性のオルガノシロキサンオリゴマーやオルガノシラン
をオルガノポリシロキサンと併用したり、単独で使用す
るものがあるためである。すなわち、電気接点の導電障
害は、重合度が約2〜25のオルガノシロキサンオリゴマ
ーやオルガノシランが常温下や加熱下で揮発して、電気
接点に到達し、接点開閉時の放電エネルギーを受けて化
学変化し、二酸化ケイ素,炭化ケイ素等の絶縁性物質を
形成するためと考えられている〔例えば電気通信学会技
術研究報告76(226)29〜38(′77)参照〕。
その解決手段として、平衡化重合法に重合したオルガ
ノポリシロキサンを減圧下加熱してオルガノシロキサン
オリゴマーを徹底的に除去する方法や電気接点にかかる
電圧と電流の負荷条件を導電障害の起らない限定された
範囲に留める方法が公表されているにすぎない〔特開昭
61-209266号公報参照〕。
ノポリシロキサンを減圧下加熱してオルガノシロキサン
オリゴマーを徹底的に除去する方法や電気接点にかかる
電圧と電流の負荷条件を導電障害の起らない限定された
範囲に留める方法が公表されているにすぎない〔特開昭
61-209266号公報参照〕。
ところが、オルガノポリシロキサンを減圧下加熱して
オルガノシロキサンオリゴマーを徹底的に除去すること
は技術的に容易でなく、徹底的に除去しようとするとコ
ストが多大なものになるという欠点がある。オルガノシ
ロキサンオリゴマーを徹底的に除去したとしても、添加
剤や不純物のために使用中に、特に加熱下使用中にオル
ガノポリシロキサンが解重合してオルガノシロキサンオ
リゴマーが生成することができる。また、オルガノポリ
シロキサンとオルガノシロキサンオリゴマーもしくはオ
ルガノシランを混合して使用したり、オルガノシロキサ
ンオリゴマーもしくはオルガノシランを主剤として使用
するときは、オルガノシロキサンオリゴマーやオルガノ
シラン自体が揮発性に富むことが多いのでオルガノシロ
キサンオリゴマーの徹底的除去は意味がない。また、電
気接点にかかる電圧と電流の負荷条件の限定は機器とし
ての機能を果さなくなる場合があるという問題がある。
オルガノシロキサンオリゴマーを徹底的に除去すること
は技術的に容易でなく、徹底的に除去しようとするとコ
ストが多大なものになるという欠点がある。オルガノシ
ロキサンオリゴマーを徹底的に除去したとしても、添加
剤や不純物のために使用中に、特に加熱下使用中にオル
ガノポリシロキサンが解重合してオルガノシロキサンオ
リゴマーが生成することができる。また、オルガノポリ
シロキサンとオルガノシロキサンオリゴマーもしくはオ
ルガノシランを混合して使用したり、オルガノシロキサ
ンオリゴマーもしくはオルガノシランを主剤として使用
するときは、オルガノシロキサンオリゴマーやオルガノ
シラン自体が揮発性に富むことが多いのでオルガノシロ
キサンオリゴマーの徹底的除去は意味がない。また、電
気接点にかかる電圧と電流の負荷条件の限定は機器とし
ての機能を果さなくなる場合があるという問題がある。
そこで、本発明者はオルガノシロキサンオリゴマーを
除去しなくても電気接点の導電障害を起さず、オルガノ
ポリシロキサンとオルガノシロキサンオリゴマーもしく
はオルガノシランを併用したり、オルガノシロキサンオ
リゴマーまたはオルガノシランを主剤として使用しても
電気接点の導電障害を起さないシリコーン組成物を開発
すべく鋭意研究した結果、本発明に到達した。
除去しなくても電気接点の導電障害を起さず、オルガノ
ポリシロキサンとオルガノシロキサンオリゴマーもしく
はオルガノシランを併用したり、オルガノシロキサンオ
リゴマーまたはオルガノシランを主剤として使用しても
電気接点の導電障害を起さないシリコーン組成物を開発
すべく鋭意研究した結果、本発明に到達した。
本発明は、開放式の電気接点の近傍や電気接点を内包
する密閉式もしくは半密閉式の電気設備・電気機器・電
子機器など中で使用したときに、オルガノシロキサンオ
リゴマーを除去しなくても電気接点の導電障害を長期間
招来せず、オルガノポリシロキサンとオルガノシロキサ
ンオリゴマーもしくはオルガノシランを併用したり、オ
ルガノシロキサンオリゴマーまたはオルガノシランを主
剤として使用しても電気接点の導電障害を長期間招来し
ないシリコーン組成物を提供することを目的とする。
する密閉式もしくは半密閉式の電気設備・電気機器・電
子機器など中で使用したときに、オルガノシロキサンオ
リゴマーを除去しなくても電気接点の導電障害を長期間
招来せず、オルガノポリシロキサンとオルガノシロキサ
ンオリゴマーもしくはオルガノシランを併用したり、オ
ルガノシロキサンオリゴマーまたはオルガノシランを主
剤として使用しても電気接点の導電障害を長期間招来し
ないシリコーン組成物を提供することを目的とする。
この目的は、(A)シリコーンと、該シリコーンに対
して0.01〜5重量%の(B)25℃において0.001〜100TO
RRの蒸気圧を有するC−F結合含有フッ化有機化合物か
らなるシリコーン組成物により達成される。
して0.01〜5重量%の(B)25℃において0.001〜100TO
RRの蒸気圧を有するC−F結合含有フッ化有機化合物か
らなるシリコーン組成物により達成される。
本発明に使用される(A)成分のシリコーンは本発明
組成物の主剤であり、オルガノポリシロキサン、オルガ
ノシロキサンオリゴマー、オルガノシランなどの当業界
でシリコーンと称されているものであれば、2種以上の
シリコーンの混合物の形で使用されるものでもよく、シ
リコーン以外の成分との混合物の形で使用されるもので
あってもよい。
組成物の主剤であり、オルガノポリシロキサン、オルガ
ノシロキサンオリゴマー、オルガノシランなどの当業界
でシリコーンと称されているものであれば、2種以上の
シリコーンの混合物の形で使用されるものでもよく、シ
リコーン以外の成分との混合物の形で使用されるもので
あってもよい。
オルガノポリシロキサンは常温において液状、生ゴム
状、餅状、固形状などいずれを呈するものでもよく、そ
の分子構造は直鎖状、分枝鎖状、網状、環状などのいず
れでもよく、ビニル基、アリル基、シラノール基、アル
コキシ基、ヒドロシリル基、メルカプトアルキル基など
の反応性基を有していても有していなくてもよく、ホモ
ポリマー、コポリマーのいずれでもよく、他ポリマーと
のブロックコポリマーでもよい。
状、餅状、固形状などいずれを呈するものでもよく、そ
の分子構造は直鎖状、分枝鎖状、網状、環状などのいず
れでもよく、ビニル基、アリル基、シラノール基、アル
コキシ基、ヒドロシリル基、メルカプトアルキル基など
の反応性基を有していても有していなくてもよく、ホモ
ポリマー、コポリマーのいずれでもよく、他ポリマーと
のブロックコポリマーでもよい。
オルガノポリシロキサン中の有機基の代表例は、一価
炭化水素基であり、その代表例としてメチル基、エチル
基、プロピル基、オクチル基、フェニル基、2−フェニ
ルプロピル基、前述したビニル基、アリル基がある。
炭化水素基であり、その代表例としてメチル基、エチル
基、プロピル基、オクチル基、フェニル基、2−フェニ
ルプロピル基、前述したビニル基、アリル基がある。
オルガノシロキサン単独で使用されるものとしては、
ジオルガノポリシロキサン油(例えば、両末端トリメチ
ルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン油、両末端ジ
メチルフェニルシロキシ基封鎖のメチルフェニルポリシ
ロキサン油もしくはジメチルシロキサン・メチルフェニ
ルシロキサンコポリー油、両末端トリメチルシロキシン
基封鎖ジメチルシロキサン・メチルオクチルシロキサン
コポリマー油)や末端がトリメチルシロキシ基で封鎖さ
れたジメチルシロキサン・メチルシロキサンコポリマー
油がある。
ジオルガノポリシロキサン油(例えば、両末端トリメチ
ルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン油、両末端ジ
メチルフェニルシロキシ基封鎖のメチルフェニルポリシ
ロキサン油もしくはジメチルシロキサン・メチルフェニ
ルシロキサンコポリー油、両末端トリメチルシロキシン
基封鎖ジメチルシロキサン・メチルオクチルシロキサン
コポリマー油)や末端がトリメチルシロキシ基で封鎖さ
れたジメチルシロキサン・メチルシロキサンコポリマー
油がある。
オルガノポリシロキサンと非シリコーン成分からなる
ものとして、ジオルガノポリシロキサン油と金属石けん
(例えば、リチウム石けん)からなるシリコーングリー
スやジオルガノポリシロキサン油と増稠剤(例えば、フ
ュームドシリカ、酸化亜鉛粉末、酸化アルミニウム粉
末、窒化ホウ素、カーボンブラック)からなるシリコー
ンコンパウンドがあり、ジオルガノポリシロキサン生ゴ
ム(例えば、両末端シラノール基封鎖ジメチルポリシロ
キサン生ゴム、両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖の
ジメチルポリシロキサン生ゴムまたはジメチルシロキサ
ン・メチルフェニルシロキサンコポリマー生ゴム、両末
端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・
メチルビニルシロキサンコポリマー生ゴム)と補強性充
填剤(例えば、フュームドシリカ、沈降法シリカ)と有
機過酸化物からなる熱硬化性シリコーンゴム組成物、ビ
ニル基含有ジオルガノポリシロキサン(例えば、両末端
ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサ
ン)とオルガノハイドロジェンポリシロキサンと白金系
触媒からなる低温硬化性シリコーンゲル組成物、ビニル
基含有ジオルガノポリシロキサンとオルガノハイドロジ
ェンポリシロキサンと白金系触媒と必要に応じて補強性
充填剤からなる低温硬化性シリコーンゴム組成物、シラ
ノール基含有オルガノポリシロキサンレジンと縮合反応
触媒(例えば、重金属のカルボン酸塩)からなる熱硬化
性シリコーンレジン組成物、ビニル基含有オルガノシロ
キサンレジンとオルガノハイドロジェンポリシロキサン
と白金系触媒からなる低温硬化性シリコーンレジン組成
物、ビニル基含有オルガノポリシロキサンとオルガノハ
イドロジェンポリシロキサンもしくはメルカプトアルキ
ル基含有オルガノポリシロキサンと増感剤とからなる紫
外線硬化性オルガノポリシロキサン組成物などがある。
ものとして、ジオルガノポリシロキサン油と金属石けん
(例えば、リチウム石けん)からなるシリコーングリー
スやジオルガノポリシロキサン油と増稠剤(例えば、フ
ュームドシリカ、酸化亜鉛粉末、酸化アルミニウム粉
末、窒化ホウ素、カーボンブラック)からなるシリコー
ンコンパウンドがあり、ジオルガノポリシロキサン生ゴ
ム(例えば、両末端シラノール基封鎖ジメチルポリシロ
キサン生ゴム、両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖の
ジメチルポリシロキサン生ゴムまたはジメチルシロキサ
ン・メチルフェニルシロキサンコポリマー生ゴム、両末
端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・
メチルビニルシロキサンコポリマー生ゴム)と補強性充
填剤(例えば、フュームドシリカ、沈降法シリカ)と有
機過酸化物からなる熱硬化性シリコーンゴム組成物、ビ
ニル基含有ジオルガノポリシロキサン(例えば、両末端
ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサ
ン)とオルガノハイドロジェンポリシロキサンと白金系
触媒からなる低温硬化性シリコーンゲル組成物、ビニル
基含有ジオルガノポリシロキサンとオルガノハイドロジ
ェンポリシロキサンと白金系触媒と必要に応じて補強性
充填剤からなる低温硬化性シリコーンゴム組成物、シラ
ノール基含有オルガノポリシロキサンレジンと縮合反応
触媒(例えば、重金属のカルボン酸塩)からなる熱硬化
性シリコーンレジン組成物、ビニル基含有オルガノシロ
キサンレジンとオルガノハイドロジェンポリシロキサン
と白金系触媒からなる低温硬化性シリコーンレジン組成
物、ビニル基含有オルガノポリシロキサンとオルガノハ
イドロジェンポリシロキサンもしくはメルカプトアルキ
ル基含有オルガノポリシロキサンと増感剤とからなる紫
外線硬化性オルガノポリシロキサン組成物などがある。
オルガノポリシロキサンとオルガノシランと非シリコ
ーン成分からなるものとして、両末端シラノール基封鎖
オルガノポリシロキサンとオルガノシラン系架橋剤〔例
えば、メチルトリメトキシシラン、メチルトリ(メチル
エチルケトキシム)シラン、メチルトリアセトキシシラ
ン、ビニルトリ(イソプロペノキシ)シラン〕と縮合反
応触媒〔例えば、テトラブチルチタネート、ジブチルチ
ンジラウレート、オクトエ酸錫塩〕と必要に応じて充填
剤〔例えば、フュームドシリカ、石英微粉末、二酸化チ
タン、炭酸カルシウム、カーボンブラック〕からなる室
温硬化性シリコーンゴム組成物や、シラノール基含有オ
ルガノポリシロキサンレジンとオルガノシラン系架橋剤
と縮合反応触媒からなる室温硬化性シリコーンレジン組
成物などがある。
ーン成分からなるものとして、両末端シラノール基封鎖
オルガノポリシロキサンとオルガノシラン系架橋剤〔例
えば、メチルトリメトキシシラン、メチルトリ(メチル
エチルケトキシム)シラン、メチルトリアセトキシシラ
ン、ビニルトリ(イソプロペノキシ)シラン〕と縮合反
応触媒〔例えば、テトラブチルチタネート、ジブチルチ
ンジラウレート、オクトエ酸錫塩〕と必要に応じて充填
剤〔例えば、フュームドシリカ、石英微粉末、二酸化チ
タン、炭酸カルシウム、カーボンブラック〕からなる室
温硬化性シリコーンゴム組成物や、シラノール基含有オ
ルガノポリシロキサンレジンとオルガノシラン系架橋剤
と縮合反応触媒からなる室温硬化性シリコーンレジン組
成物などがある。
オルガノポリシロキサンとオルガノシロキサンオリゴ
マーと非シリコーン成分からなるものとして、両末端シ
ラノール基封鎖ジオルガノポリシロキサンとエチルシリ
ケートの部分加水分解縮合物と縮合反応触媒と必要に応
じて充填剤とからなる室温硬化性シリコーンゴム組成物
や、前述の熱硬化性シリコーンゴム組成物や低温硬化性
シリコーンゴム組成物に離型性向上のために低粘度シリ
コーン油(例えば、両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジ
メチルシロキサンオリゴマー)を添加したもの、あるい
は前述の熱硬化性シリコーンゴム組成物や低温硬化性シ
リコーンゴム組成物に補強のために低粘度メチルビニル
シロキサンオリゴマーを添加したものなどがある。
マーと非シリコーン成分からなるものとして、両末端シ
ラノール基封鎖ジオルガノポリシロキサンとエチルシリ
ケートの部分加水分解縮合物と縮合反応触媒と必要に応
じて充填剤とからなる室温硬化性シリコーンゴム組成物
や、前述の熱硬化性シリコーンゴム組成物や低温硬化性
シリコーンゴム組成物に離型性向上のために低粘度シリ
コーン油(例えば、両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジ
メチルシロキサンオリゴマー)を添加したもの、あるい
は前述の熱硬化性シリコーンゴム組成物や低温硬化性シ
リコーンゴム組成物に補強のために低粘度メチルビニル
シロキサンオリゴマーを添加したものなどがある。
オルガノシランと非シリコーン成分からなるものとし
てテトラアルコキシシランとオルガノトリアルコキシシ
ランと縮合反応触媒からなるコーティング剤などがあ
る。
てテトラアルコキシシランとオルガノトリアルコキシシ
ランと縮合反応触媒からなるコーティング剤などがあ
る。
上述のジオルガノポリシロキサン油、ジオルガノポリ
シロキサン生ゴム、両末端シラノール基封鎖ジオルガノ
ポリシロキサン、ビニル基含有ジオルガノポリシロキサ
ンやオルガノポリシロキサンレジンのある種のものは、
通常重合度2〜6のジオルガノシロキサンオリゴマー
(例えば、環状ジオルガノシロキサンオリゴマー、両末
端シラノール基封鎖ジオルガノシロキサンオリゴマー、
ヘキサオルガノジシロキサン)を原料とし、酸触媒また
は塩基性触媒を使用して平衡化重合法により重合して製
造するので必然的に重合度2〜25のオルガノシロキサン
オリゴマーを5〜10量%位含有しており、加熱下減圧す
る除去工程を通しても十分に除去しきれず1〜5重量%
位残存している。
シロキサン生ゴム、両末端シラノール基封鎖ジオルガノ
ポリシロキサン、ビニル基含有ジオルガノポリシロキサ
ンやオルガノポリシロキサンレジンのある種のものは、
通常重合度2〜6のジオルガノシロキサンオリゴマー
(例えば、環状ジオルガノシロキサンオリゴマー、両末
端シラノール基封鎖ジオルガノシロキサンオリゴマー、
ヘキサオルガノジシロキサン)を原料とし、酸触媒また
は塩基性触媒を使用して平衡化重合法により重合して製
造するので必然的に重合度2〜25のオルガノシロキサン
オリゴマーを5〜10量%位含有しており、加熱下減圧す
る除去工程を通しても十分に除去しきれず1〜5重量%
位残存している。
こうしたオルガノシロキサンオリゴマーのうち、環状
ジオルガノシロキサンオリゴマーや両末端トリオルガノ
シロキサン基封鎖ジオルガノシロキサンオリゴマーのよ
うにシラノール基を有しないものは、蒸気圧が比較的大
きく、その中でも架橋反応にあずからないものは、常温
下あるいは加熱下に揮発して電気接点の導電障害の原因
となる。
ジオルガノシロキサンオリゴマーや両末端トリオルガノ
シロキサン基封鎖ジオルガノシロキサンオリゴマーのよ
うにシラノール基を有しないものは、蒸気圧が比較的大
きく、その中でも架橋反応にあずからないものは、常温
下あるいは加熱下に揮発して電気接点の導電障害の原因
となる。
意図的に添加するオルガノシロキサンオリゴマーであ
っても前述の低粘度シリコーン油のようにシラノール基
を有せず架橋反応にあずからないものは同様に電気接点
の導電障害の原因となる。
っても前述の低粘度シリコーン油のようにシラノール基
を有せず架橋反応にあずからないものは同様に電気接点
の導電障害の原因となる。
架橋反応にあずかるオルガノシロキサンオリゴマーや
オルガノシランであっても蒸気圧が比較的大きいものは
シリコーン組成物の組成によっては揮発して電気接点の
導電障害の原因となりうる。
オルガノシランであっても蒸気圧が比較的大きいものは
シリコーン組成物の組成によっては揮発して電気接点の
導電障害の原因となりうる。
本発明におけるシリコーンは、上述したような電気接
点の導電障害の原因となるオルガノシロキサンオリゴマ
ーやオルガノシランを含有するすべてのシリコーンを包
含し、さらには、電気接点の導電障害の原因となるオル
ガノシロキサンオリゴマーやオルガノシランを含有しな
いが、使用中に電気接点の導電障害の原因となるオルガ
ノシロキサンオリゴマーを生成するシリコーンをも包含
する。
点の導電障害の原因となるオルガノシロキサンオリゴマ
ーやオルガノシランを含有するすべてのシリコーンを包
含し、さらには、電気接点の導電障害の原因となるオル
ガノシロキサンオリゴマーやオルガノシランを含有しな
いが、使用中に電気接点の導電障害の原因となるオルガ
ノシロキサンオリゴマーを生成するシリコーンをも包含
する。
本発明に使用される(B)成分のフッ化有機化合物は
電気設備、電気機器、電子機器の使用温度範囲内で蒸気
圧を持つことが必要である。
電気設備、電気機器、電子機器の使用温度範囲内で蒸気
圧を持つことが必要である。
このフッ化有機化合物は25℃において0.001〜100TORR
の蒸気圧を有しておれば常温で液状、固形状のいずれで
もよいが常温で液状のもの、ついで常温で固形状である
が加熱下で液状になるものが好ましい。ただ、蒸気圧を
有していても、あまり小さいとオルガノシロキサンオリ
ゴマーやオルガノシランの蒸気中に混在する割合が小さ
くなりすぎるし、また、あまり大きすぎるとシリコーン
組成物ないしはその硬化物中から早期に放出されてしま
い、電気接点の導電障害の非招来能を長期間持続しにく
くなる。そのため、フッ化有機化合物は25℃において0.
001〜100TORRの蒸気圧を有していることが必要である。
の蒸気圧を有しておれば常温で液状、固形状のいずれで
もよいが常温で液状のもの、ついで常温で固形状である
が加熱下で液状になるものが好ましい。ただ、蒸気圧を
有していても、あまり小さいとオルガノシロキサンオリ
ゴマーやオルガノシランの蒸気中に混在する割合が小さ
くなりすぎるし、また、あまり大きすぎるとシリコーン
組成物ないしはその硬化物中から早期に放出されてしま
い、電気接点の導電障害の非招来能を長期間持続しにく
くなる。そのため、フッ化有機化合物は25℃において0.
001〜100TORRの蒸気圧を有していることが必要である。
フッ化有機化合物はC−F結合含有フッ化有機化合物
であり、有機化合物中の炭素原子に結合した水素原子の
一部または全部がフッ素原子により置換された化合物で
あれば、単一化合物、重合性化合物のオリゴマー、重合
度の小さなポリマーのいずれでもよく、フッ素以外の構
成原子は炭素を必須とし、水素、酸素、窒素のいずれか
ひとつ以上を任意に含有してよく、さらには少量ならば
塩素、臭素、珪素などの元素を含有してもよい。
であり、有機化合物中の炭素原子に結合した水素原子の
一部または全部がフッ素原子により置換された化合物で
あれば、単一化合物、重合性化合物のオリゴマー、重合
度の小さなポリマーのいずれでもよく、フッ素以外の構
成原子は炭素を必須とし、水素、酸素、窒素のいずれか
ひとつ以上を任意に含有してよく、さらには少量ならば
塩素、臭素、珪素などの元素を含有してもよい。
電気接点の導電障害防止効果の点で過フッ化物、すな
わち、炭素原子に結合した水素原子の全部がフッ素原子
により置換された化合物が好ましく、ついで炭素原子に
結合した水素原子の大半がフッ素原子により置換された
化合物が好ましい。このようなフッ化有機化合物の代表
例として、パーフルオロアルキルアミン類、テトラフル
オロエチレンオリゴマー、トリフルオロクロルエチレン
オリゴマー、オキシパーフルオロアルキレンオリゴマ
ー、パーフルオロアルカン類、パーフルオロアルカン酸
エステルがある。
わち、炭素原子に結合した水素原子の全部がフッ素原子
により置換された化合物が好ましく、ついで炭素原子に
結合した水素原子の大半がフッ素原子により置換された
化合物が好ましい。このようなフッ化有機化合物の代表
例として、パーフルオロアルキルアミン類、テトラフル
オロエチレンオリゴマー、トリフルオロクロルエチレン
オリゴマー、オキシパーフルオロアルキレンオリゴマ
ー、パーフルオロアルカン類、パーフルオロアルカン酸
エステルがある。
パーフルオロアルキルアミン類の代表例として、式(C
nF2n+1)3N(式中nは1〜15の整数)で示されるN,N,N−
トリス(パーフルオロアルキル)アミンがある。
nF2n+1)3N(式中nは1〜15の整数)で示されるN,N,N−
トリス(パーフルオロアルキル)アミンがある。
テトラフルオロエチレンオリゴマーは、式 (式中mは2〜15の整数)で示される。
トリフルオロクロルエチレンオリゴマーは式 (式中mは前述どおり)で示される。
オキシパーフルオロアルキレンオリゴマーの代表例と
して、式 (式中kは1〜15の数、lは1〜15の数である)で示さ
れる両末端がCF3で封鎖されたオキシヘキサフルオロプ
ロピレン・オキシジフルオロメチレン共重合オリゴマー
がある。
して、式 (式中kは1〜15の数、lは1〜15の数である)で示さ
れる両末端がCF3で封鎖されたオキシヘキサフルオロプ
ロピレン・オキシジフルオロメチレン共重合オリゴマー
がある。
パーフルオロアルカンの代表例としてオクタフルオロ
プロパン、デカフルオロブタンがある。フッ化有機化合
物は2種以上を併用してもよい。
プロパン、デカフルオロブタンがある。フッ化有機化合
物は2種以上を併用してもよい。
フッ化有機化合物の添加量は、該シリコーンの0.01〜
5重量%である。電気接点の導電障害の原因となるオル
ガノシロキサンオリゴマーやオルガノシランの含有量が
多いときはフッ化有機化合物の添加量を大とし、その含
有量が小さいときはその添加量も小さくすればよい。
5重量%である。電気接点の導電障害の原因となるオル
ガノシロキサンオリゴマーやオルガノシランの含有量が
多いときはフッ化有機化合物の添加量を大とし、その含
有量が小さいときはその添加量も小さくすればよい。
本発明のシリコーン組成物には、シリコーンと蒸気圧
を有するフッ化有機化合物の他に、前述したようなシリ
コーンとともに使用される非シリコーン成分を含有せし
めてもよい。さらには、顔料、耐熱剤、難燃化剤などシ
リコーン組成物に通常使用される非シリコーン成分を含
有せしめてもよい。
を有するフッ化有機化合物の他に、前述したようなシリ
コーンとともに使用される非シリコーン成分を含有せし
めてもよい。さらには、顔料、耐熱剤、難燃化剤などシ
リコーン組成物に通常使用される非シリコーン成分を含
有せしめてもよい。
フッ化有機化合物をシリコーン組成物中に含有せしめ
ることによって電気接点の導電障害が長期間起こらなく
なる理由は定かではないが、シリコーン組成物やその硬
化物から僅かずつ揮発してくるフッ化有機化合物の蒸気
が電気接点表面で電気エネルギーにより分解し、その分
解物が、同じく揮発してきたオルガノシロキサンオリゴ
マーやオルガノシランがシリカや炭化ケイ素に変化する
のを防止しているためと思われる。
ることによって電気接点の導電障害が長期間起こらなく
なる理由は定かではないが、シリコーン組成物やその硬
化物から僅かずつ揮発してくるフッ化有機化合物の蒸気
が電気接点表面で電気エネルギーにより分解し、その分
解物が、同じく揮発してきたオルガノシロキサンオリゴ
マーやオルガノシランがシリカや炭化ケイ素に変化する
のを防止しているためと思われる。
本発明のシリコーン組成物は、シリコーンと蒸気圧を
有するフッ化有機化合物を混合することにより、あるい
は、シリコーンと蒸気圧を有するフッ化有機化合物以外
の非シリコーン成分とからなるシリコーン組成物に蒸気
圧を有するフッ化有機化合物を添加し混合することによ
り、あるいは、シリコーンと蒸気圧を有するフッ化有機
化合物以外の非シリコーン成分と蒸気圧を有するフッ化
有機化合物とを混合することにより容易に製造すること
ができる。混合する際に加熱したり、有機溶剤を添加し
たり、乳化状態で混合してもよい。
有するフッ化有機化合物を混合することにより、あるい
は、シリコーンと蒸気圧を有するフッ化有機化合物以外
の非シリコーン成分とからなるシリコーン組成物に蒸気
圧を有するフッ化有機化合物を添加し混合することによ
り、あるいは、シリコーンと蒸気圧を有するフッ化有機
化合物以外の非シリコーン成分と蒸気圧を有するフッ化
有機化合物とを混合することにより容易に製造すること
ができる。混合する際に加熱したり、有機溶剤を添加し
たり、乳化状態で混合してもよい。
本発明のシリコーン組成物は、そのままの状態で、あ
るいは、硬化させた状態で、開放式の電気接点の近傍で
使用したり、電気接点を内包する密閉式ないし半密閉式
の電気設備、電気機器、電子機器など中で電気絶縁材
料、導電材料、保護コーティング材、接着剤、密封材、
潤滑剤など各種材料として使用するのに好適である。
るいは、硬化させた状態で、開放式の電気接点の近傍で
使用したり、電気接点を内包する密閉式ないし半密閉式
の電気設備、電気機器、電子機器など中で電気絶縁材
料、導電材料、保護コーティング材、接着剤、密封材、
潤滑剤など各種材料として使用するのに好適である。
ただし、ここで云う電気接点は、リレーやスイッチの
接点のように接触と乖離動作によって電気回路を開閉す
る接点ないし摺動によって電気回路を切り換える接点の
みならずモータ等の回転に伴う摺動によって電流の流れ
る回路を切り換えるモータのブラシと整流子等を含む。
接点のように接触と乖離動作によって電気回路を開閉す
る接点ないし摺動によって電気回路を切り換える接点の
みならずモータ等の回転に伴う摺動によって電流の流れ
る回路を切り換えるモータのブラシと整流子等を含む。
以下、本発明を実施例にて説明する。実施例と比較例
中、部とあるのは重量部を意味し、粘度と可塑度は25℃
における値でありまた、D4とあるのは環状ジメチルシ
ロサン4量体を意味し、D10とあるのは環状ジメチルシ
ロキサン10量体を意味し、D21とあるのは環状ジメチル
シロキサン21量体を意味する。D24,D25についても同様
である。電気開閉接点の負荷開閉試験は次の方法によつ
て行った。
中、部とあるのは重量部を意味し、粘度と可塑度は25℃
における値でありまた、D4とあるのは環状ジメチルシ
ロサン4量体を意味し、D10とあるのは環状ジメチルシ
ロキサン10量体を意味し、D21とあるのは環状ジメチル
シロキサン21量体を意味する。D24,D25についても同様
である。電気開閉接点の負荷開閉試験は次の方法によつ
て行った。
○ 密閉系による電気開閉接点の負荷開閉試験方法密閉
可能な容積1の容器内に8個の電気開閉接点を有する
マイクロリレーを設置し、この接点の開閉を外部から操
作できる装置を作成した。
可能な容積1の容器内に8個の電気開閉接点を有する
マイクロリレーを設置し、この接点の開閉を外部から操
作できる装置を作成した。
この容器内部にシリコーン組成物あるいは、その硬化
物10gを入れ、容器を密閉した後に次の条件で電気開閉
試験を行った。
物10gを入れ、容器を密閉した後に次の条件で電気開閉
試験を行った。
各接点にかかる電圧 DC24volt 各接点にかかる負荷 1kΩ(L負荷) 各接点の開閉頻度 1秒あたり5回 (5Hz) 試験温度 70℃ なお、接点の接触抵抗値は電圧降下法によって測定し
マルチペンレコーダーで記録した。そして接触抵抗値が
10Ω以上になった時点で接点故障と判定した。接点故障
が発生するまでの接点の開閉回数を接点故障寿命とし、
8個の接点のうち最初の故障が生じた開閉回数を第1故
障寿命、4個の故障が生じた開閉回数を50%故障寿命と
した。
マルチペンレコーダーで記録した。そして接触抵抗値が
10Ω以上になった時点で接点故障と判定した。接点故障
が発生するまでの接点の開閉回数を接点故障寿命とし、
8個の接点のうち最初の故障が生じた開閉回数を第1故
障寿命、4個の故障が生じた開閉回数を50%故障寿命と
した。
○ 半密閉系による電気開閉接点の負荷開閉試験方法 上記密閉系による電気開閉接点の負荷開閉試験方法に
おいて、密閉可能な容積1の容器の代わりに該容器の
側面中央部に直径1cmの穴を対象的に2個開けた容器を
使用し、他は上記密閉系による電気開閉接点の負荷開閉
試験方法と同じ方法に従って行った。
おいて、密閉可能な容積1の容器の代わりに該容器の
側面中央部に直径1cmの穴を対象的に2個開けた容器を
使用し、他は上記密閉系による電気開閉接点の負荷開閉
試験方法と同じ方法に従って行った。
実施例1〜実施例2 ウィリアムス可塑度が160であり、ジメチルシロキサ
ン単位99モル%、メチルビニルシロキサン単位1モル%
からなり、分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で
封鎖されたメチルビニルポリシロキサン生ゴム(D4〜
D10の含有率が0.35重量%であり、D4〜D25の含有率
が1.3重量%である)100重量部と比表面積200m2/gの疎
水性ヒュームドシリカ30部とジクミルパーオキサイド1
部を均一に混合してラジカル反応による熱硬化性シリコ
ーンゴム組成物を得た。次いで該組成物100部にフッ化
有機化合物として イ 平均組成式 で示されるオキシパーフルオロアルキレンオリゴマー油
〔平均分子量502、動粘度2.8cSt(20℃)、流動点−85
℃、沸点190℃、蒸気圧0.2TORR(25℃)、10TORR(90
℃)、密度1.80(20℃)〕、 ロ 平均組成式 で示されるトリフルオロクロロエチレンオリゴマー〔平
均分子量500、流動点−70℃以下、蒸気圧0.4TORR(25
℃)、7TORR(90℃)、密度1.84(25℃)〕を各々別々
に表1に示す通りの量添加し、均一に混合した。得られ
た混合物を圧力20kg/cm2、温度170℃の条件下で10分間
プレス加硫してシート状のシリコーンゴム硬化物を得
た。該硬化物について密閉系による電気開閉接点の負荷
開閉試験を行った。結果を各々実施例1および実施例2
として表1に示した。
ン単位99モル%、メチルビニルシロキサン単位1モル%
からなり、分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基で
封鎖されたメチルビニルポリシロキサン生ゴム(D4〜
D10の含有率が0.35重量%であり、D4〜D25の含有率
が1.3重量%である)100重量部と比表面積200m2/gの疎
水性ヒュームドシリカ30部とジクミルパーオキサイド1
部を均一に混合してラジカル反応による熱硬化性シリコ
ーンゴム組成物を得た。次いで該組成物100部にフッ化
有機化合物として イ 平均組成式 で示されるオキシパーフルオロアルキレンオリゴマー油
〔平均分子量502、動粘度2.8cSt(20℃)、流動点−85
℃、沸点190℃、蒸気圧0.2TORR(25℃)、10TORR(90
℃)、密度1.80(20℃)〕、 ロ 平均組成式 で示されるトリフルオロクロロエチレンオリゴマー〔平
均分子量500、流動点−70℃以下、蒸気圧0.4TORR(25
℃)、7TORR(90℃)、密度1.84(25℃)〕を各々別々
に表1に示す通りの量添加し、均一に混合した。得られ
た混合物を圧力20kg/cm2、温度170℃の条件下で10分間
プレス加硫してシート状のシリコーンゴム硬化物を得
た。該硬化物について密閉系による電気開閉接点の負荷
開閉試験を行った。結果を各々実施例1および実施例2
として表1に示した。
比較のため、上記のフッ化有機化合物を添加しないラ
ジカル反応による熱硬化性シリコーンゴム組成物自体を
上記と同様にして硬化し、上記と同様電気開閉接点の負
荷開閉試験を行った結果を比較例1として表1に併記し
た。
ジカル反応による熱硬化性シリコーンゴム組成物自体を
上記と同様にして硬化し、上記と同様電気開閉接点の負
荷開閉試験を行った結果を比較例1として表1に併記し
た。
実施例3〜4 粘度4000センチストークスである両末端水酸基封鎖ジ
メチルポリシロキサン(D4〜D10含有量0.76重量%、
D4〜D25含有量2.0重量%)100部、エチルシリケート
4部およびジブチル錫ジラウレート0.4部を均一に混合
して縮合反応による室温硬化性シリコーンゴム組成物を
得た。該組成物にフッ化有機化合物として表2に示す化
合物を各々表2に示す通りの量添加し、均一に混合し
た。
メチルポリシロキサン(D4〜D10含有量0.76重量%、
D4〜D25含有量2.0重量%)100部、エチルシリケート
4部およびジブチル錫ジラウレート0.4部を均一に混合
して縮合反応による室温硬化性シリコーンゴム組成物を
得た。該組成物にフッ化有機化合物として表2に示す化
合物を各々表2に示す通りの量添加し、均一に混合し
た。
但し、表2中のトリス(ノナフルオロブチル)アミン
は、 ハ 分子式(C4F9)3Nで示されるN,N,N−トリス(ノナフ
ルオロブチル)アミン〔分子量671、動粘度2.6cSt(25
℃)、流動点−50℃、沸点174℃、蒸気圧1.3TORR(25
℃)、50TORR(90℃)、密度1.86(25℃)〕 をいう。
は、 ハ 分子式(C4F9)3Nで示されるN,N,N−トリス(ノナフ
ルオロブチル)アミン〔分子量671、動粘度2.6cSt(25
℃)、流動点−50℃、沸点174℃、蒸気圧1.3TORR(25
℃)、50TORR(90℃)、密度1.86(25℃)〕 をいう。
得られた混合物をテフロンシート上に塗布し室温にて
24時間放置し硬化させた。得られたシート状のシリコー
ンゴム硬化物について密閉系による電気開閉接点の負荷
開閉試験を行った。結果を各々実施例3及び実施例4と
して表2に示した。
24時間放置し硬化させた。得られたシート状のシリコー
ンゴム硬化物について密閉系による電気開閉接点の負荷
開閉試験を行った。結果を各々実施例3及び実施例4と
して表2に示した。
比較のため、上記のフッ化有機化合物を添加しない縮
合反応による室温硬化性シリコーンゴム組成物自体を上
記と同様にして硬化し、上記と同様にして電気開閉接点
の負荷開閉試験を行った結果を表2に比較例2として併
記した。
合反応による室温硬化性シリコーンゴム組成物自体を上
記と同様にして硬化し、上記と同様にして電気開閉接点
の負荷開閉試験を行った結果を表2に比較例2として併
記した。
実施例5〜実施例6 粘度12000センチストークスの両末端水酸基封鎖ジメ
チルポリシロキサン(D4〜D10の含有量0.62重量%、
D4〜D24の含有量2.2重量%)100部に表3に示すメチ
ルトリオキシムシラン5部および触媒としてジブチル錫
ジラウレート0.5部を添加し均一に混合して縮合反応に
よる室温硬化性シリコーンゴム組成物を得た。次いで該
組成物100部に実施例1で使用したオキシパーフルオロ
アルキレンオリゴマー油0.05部を添加し均一に混合し
た。得られた混合物をテフロンシート上に塗布し室温に
て120時間放置し硬化させた。得られたシート状のシリ
コーンゴム硬化物について密閉系による電気開閉接点の
負荷開閉試験を行った。その結果を実施例5として表3
に示した。
チルポリシロキサン(D4〜D10の含有量0.62重量%、
D4〜D24の含有量2.2重量%)100部に表3に示すメチ
ルトリオキシムシラン5部および触媒としてジブチル錫
ジラウレート0.5部を添加し均一に混合して縮合反応に
よる室温硬化性シリコーンゴム組成物を得た。次いで該
組成物100部に実施例1で使用したオキシパーフルオロ
アルキレンオリゴマー油0.05部を添加し均一に混合し
た。得られた混合物をテフロンシート上に塗布し室温に
て120時間放置し硬化させた。得られたシート状のシリ
コーンゴム硬化物について密閉系による電気開閉接点の
負荷開閉試験を行った。その結果を実施例5として表3
に示した。
また上記においてオリゴマー油の替りに実施例4で使
用したトリス(ノナフルオロブチル)アミン2.0部を使
用する以外は上記と同様にして得られたシリコーンゴム
硬化物について上記と同様にして電気開閉接点の負荷開
閉試験を行った。その結果を実施例6として表3に示し
た。
用したトリス(ノナフルオロブチル)アミン2.0部を使
用する以外は上記と同様にして得られたシリコーンゴム
硬化物について上記と同様にして電気開閉接点の負荷開
閉試験を行った。その結果を実施例6として表3に示し
た。
また比較のため、上記のフッ化有機化合物を添加しな
い縮合反応による室温硬化性シリコーンゴム組成物自体
を上記と同様にして硬化し、得られたシリコーンゴム硬
化物について上記と同様にして電気開閉接点の負荷開閉
試験を行った結果を比較例3として表3に示した。
い縮合反応による室温硬化性シリコーンゴム組成物自体
を上記と同様にして硬化し、得られたシリコーンゴム硬
化物について上記と同様にして電気開閉接点の負荷開閉
試験を行った結果を比較例3として表3に示した。
実施例7〜実施例8 粘度2000センチストークスの分子鎖両末端ジメチルビ
ニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン(D4〜D
10の含有量1.3重量%、D4〜D25の含有量2.1重量%)1
00部に、粘度10センチストークスの両末端トリメチルシ
ロキシ基封鎖メチル水素ポリシロキサン3部と、ジビニ
ルテトラメチルジシロキサン0.1部を撹拌、混合し、さ
らに触媒として塩化白金酸のエタノール溶液を白金重量
として上記ポリシロキサンの合計量に対して15ppm添加
し混合して、付加反応による硬化性オルガノポリシロキ
サン組成物を得た。該組成物100部に実施例2で使用し
たトリフルオロクロロエチレンオリゴマー0.5部を添加
し均一に混合した後、得られた混合物を150℃に設定さ
れたオーブンに入れて30分間加熱し、硬化させた。得ら
れたシリコーンゴム硬化物について前記の方法に従って
密閉系による電気開閉接点の付加開閉試験を行った。そ
の結果を実施例7として表4に示した。また上記におい
てトリフルオロクロロエチレンオリゴマーの替りに、実
施例1で使用したオキシパーフルオロアルキレンオリゴ
マー油を使用する以外は上記と同様にして得られたシリ
コーンゴム硬化物について上記と同様に電気開閉接点の
付加開閉試験を行った。その結果を実施例8として表4
に示した。また比較のため上記のフッ化有機化合物を添
加しない付加反応硬化性オルガノポリシロキサン組成物
自体を上記と同様にして硬化し、得られたシリコーンゴ
ム硬化物について上記と同様にして電気開閉接点の付加
開閉試験を行った。結果を比較例4に併記した。
ニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン(D4〜D
10の含有量1.3重量%、D4〜D25の含有量2.1重量%)1
00部に、粘度10センチストークスの両末端トリメチルシ
ロキシ基封鎖メチル水素ポリシロキサン3部と、ジビニ
ルテトラメチルジシロキサン0.1部を撹拌、混合し、さ
らに触媒として塩化白金酸のエタノール溶液を白金重量
として上記ポリシロキサンの合計量に対して15ppm添加
し混合して、付加反応による硬化性オルガノポリシロキ
サン組成物を得た。該組成物100部に実施例2で使用し
たトリフルオロクロロエチレンオリゴマー0.5部を添加
し均一に混合した後、得られた混合物を150℃に設定さ
れたオーブンに入れて30分間加熱し、硬化させた。得ら
れたシリコーンゴム硬化物について前記の方法に従って
密閉系による電気開閉接点の付加開閉試験を行った。そ
の結果を実施例7として表4に示した。また上記におい
てトリフルオロクロロエチレンオリゴマーの替りに、実
施例1で使用したオキシパーフルオロアルキレンオリゴ
マー油を使用する以外は上記と同様にして得られたシリ
コーンゴム硬化物について上記と同様に電気開閉接点の
付加開閉試験を行った。その結果を実施例8として表4
に示した。また比較のため上記のフッ化有機化合物を添
加しない付加反応硬化性オルガノポリシロキサン組成物
自体を上記と同様にして硬化し、得られたシリコーンゴ
ム硬化物について上記と同様にして電気開閉接点の付加
開閉試験を行った。結果を比較例4に併記した。
実施例9〜実施例10 粘度6000センチストークスの分子量両末端がトリメチ
ルシロキシ基で封鎖されたジメチルシロキサン単位90モ
ル%とメチルビニルシロキサン単位10モル%からなるメ
チルビニルポリシロキサン(D4-D10の含有率0.56重量
%、D4-D24の含有率2.0重量%)100部に粘度20センチス
トークスの両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチル水素
ポリシロキサン5部と増感剤としてベンゾフェノン1.5
部を添加混合し、紫外線硬化性オルガノポリシロキサン
組成物を得た。該組成物100部に実施例1で使用したオ
キシパーフルオロアルキレンオリゴマー油0.1部を添加
し均一に混合した後、これを厚さ1mmの金枠に充填し
た。次いで該金枠から10cm離れた場所から超高圧水銀灯
(160W/cm、ランプ長20cm、発光波長200〜500mm)によ
り紫外線を20秒間照射したところ、オルガノポリシロキ
サン硬化物が得られた。得られた硬化物について密閉系
による電気開閉接点の負荷開閉試験を行った。その結果
を実施例9として表5に示した。また上記においてオキ
シパーフルオロアルキレンオリゴマー油の替りに実施例
4で使用したトリス(ノナフルオロブチル)アミン0.1
部を使用する以外は上記と同様にして得られたオルガノ
ポリシロキサン硬化物について電気開閉試験を行った。
その結果を実施例10として表5に示した。また比較のた
め上記のフッ化有機化合物を添加しない紫外線硬化性オ
ルガノシロキサン組成物自体を上記と同様にして硬化
し、得られた硬化物について上記と同様として電気開閉
接点の負荷開閉試験を行った結果を比較例5として表5
に併記した。
ルシロキシ基で封鎖されたジメチルシロキサン単位90モ
ル%とメチルビニルシロキサン単位10モル%からなるメ
チルビニルポリシロキサン(D4-D10の含有率0.56重量
%、D4-D24の含有率2.0重量%)100部に粘度20センチス
トークスの両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチル水素
ポリシロキサン5部と増感剤としてベンゾフェノン1.5
部を添加混合し、紫外線硬化性オルガノポリシロキサン
組成物を得た。該組成物100部に実施例1で使用したオ
キシパーフルオロアルキレンオリゴマー油0.1部を添加
し均一に混合した後、これを厚さ1mmの金枠に充填し
た。次いで該金枠から10cm離れた場所から超高圧水銀灯
(160W/cm、ランプ長20cm、発光波長200〜500mm)によ
り紫外線を20秒間照射したところ、オルガノポリシロキ
サン硬化物が得られた。得られた硬化物について密閉系
による電気開閉接点の負荷開閉試験を行った。その結果
を実施例9として表5に示した。また上記においてオキ
シパーフルオロアルキレンオリゴマー油の替りに実施例
4で使用したトリス(ノナフルオロブチル)アミン0.1
部を使用する以外は上記と同様にして得られたオルガノ
ポリシロキサン硬化物について電気開閉試験を行った。
その結果を実施例10として表5に示した。また比較のた
め上記のフッ化有機化合物を添加しない紫外線硬化性オ
ルガノシロキサン組成物自体を上記と同様にして硬化
し、得られた硬化物について上記と同様として電気開閉
接点の負荷開閉試験を行った結果を比較例5として表5
に併記した。
実施例11 粘度2000センチストークスの分子鎖両末端トリメチル
シロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン油(D4〜D10
の含有量0.8重量%、D4〜D21の含有量2.0重量%)100
部に実施例4で使用したトリス(ノナフルオロブチル)
アミン0.5部を添加し、均一に混合した後、得られた混
合物10gをシャーレに入れ、これを試験容器内に入れて
密閉して、密閉系による電気開閉接点の負荷開閉試験を
行った。その結果を実施例11として表6に示した。ま
た、比較のため上記の両末端トリメチルシロキシ基封鎖
ジメチルポリシロキサン油自体を上記と同様にして電気
開閉接点の負荷開閉試験を行い、その結果を比較例6と
して表6に併記した。
シロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン油(D4〜D10
の含有量0.8重量%、D4〜D21の含有量2.0重量%)100
部に実施例4で使用したトリス(ノナフルオロブチル)
アミン0.5部を添加し、均一に混合した後、得られた混
合物10gをシャーレに入れ、これを試験容器内に入れて
密閉して、密閉系による電気開閉接点の負荷開閉試験を
行った。その結果を実施例11として表6に示した。ま
た、比較のため上記の両末端トリメチルシロキシ基封鎖
ジメチルポリシロキサン油自体を上記と同様にして電気
開閉接点の負荷開閉試験を行い、その結果を比較例6と
して表6に併記した。
実施例12 実施例1のシート状のシリコーンゴム硬化物を使用し、
半密閉系による電気開閉接点の負荷開閉試験を行った。
その結果を表7に示した。比較のため、比較例1のシー
ト状のシリコーンゴム硬化物を使用し、半密閉系による
電気開閉接点の負荷開閉試験を行った結果を比較例7と
して表7に併記した。
半密閉系による電気開閉接点の負荷開閉試験を行った。
その結果を表7に示した。比較のため、比較例1のシー
ト状のシリコーンゴム硬化物を使用し、半密閉系による
電気開閉接点の負荷開閉試験を行った結果を比較例7と
して表7に併記した。
〔発明の効果〕 本発明のシリコーン組成物は、(A)シリコーンと、
該シリコーンに対して0.01〜5重量%の(B)25℃にお
いて0.001〜100TORRの蒸気圧を有するC−F結合含有フ
ッ化有機化合物を含有しているので、そのままの形で、
あるいは硬化させた形で開放式の電気接点の近傍で使用
したり、電気接点を内包する密閉式もしくは半密閉式の
電気設備・電気機器・電子機器など中で使用しても、含
有しているオルガノシロキサンオリゴマーの蒸気やオル
ガノシランの蒸気に基因する電気接点の導電障害を長期
間招来しないという特徴を有する。
該シリコーンに対して0.01〜5重量%の(B)25℃にお
いて0.001〜100TORRの蒸気圧を有するC−F結合含有フ
ッ化有機化合物を含有しているので、そのままの形で、
あるいは硬化させた形で開放式の電気接点の近傍で使用
したり、電気接点を内包する密閉式もしくは半密閉式の
電気設備・電気機器・電子機器など中で使用しても、含
有しているオルガノシロキサンオリゴマーの蒸気やオル
ガノシランの蒸気に基因する電気接点の導電障害を長期
間招来しないという特徴を有する。
Claims (7)
- 【請求項1】(A)シリコーンと、該シリコーンに対し
て0.01〜5重量%の(B)25℃において0.001〜100TORR
の蒸気圧を有するC−F結合含有フッ化有機化合物から
なることを特徴とする、電気接点の導電障害非招来性シ
リコーン組成物。 - 【請求項2】(A)成分がオルガノポリシロキサンであ
る特許請求の範囲第1項記載のシリコーン組成物。 - 【請求項3】オルガノポリシロキサンがジオルガノポリ
シロキサンである特許請求の範囲第2項記載のシリコー
ン組成物。 - 【請求項4】(A)成分がジオルガノポリシロキサンと
オルガノシランの混合物である特許請求の範囲第1項記
載のシリコーン組成物。 - 【請求項5】(B)成分がオキシパーフルオロアルキレ
ンオリゴマーである特許請求の範囲第1項記載のシリコ
ーン組成物。 - 【請求項6】(B)成分がN,N,N−トリス(パーフルオ
ロアルキル)アミンである特許請求の範囲第1項記載の
シリコーン組成物。 - 【請求項7】(B)成分が三フッ化塩化エチレンオリゴ
マーである特許請求の範囲第1項記載のシリコーン組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26128587A JPH086032B2 (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | シリコーン組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26128587A JPH086032B2 (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | シリコーン組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01104656A JPH01104656A (ja) | 1989-04-21 |
JPH086032B2 true JPH086032B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=17359687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26128587A Expired - Lifetime JPH086032B2 (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | シリコーン組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH086032B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2854889B2 (ja) * | 1989-08-31 | 1999-02-10 | 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社 | 電気接点の導電障害非招来性シリコーン組成物及び導電障害防止方法 |
JP2000233452A (ja) * | 1999-02-12 | 2000-08-29 | Minnesota Mining & Mfg Co <3M> | 熱伝導性シリコーンゲルシート |
WO2002011681A1 (de) * | 2000-08-07 | 2002-02-14 | S & C Polymer Silicon- und Composite-Spezialitäten GmbH | Haftender fluoridlack |
CN113178287A (zh) * | 2021-04-17 | 2021-07-27 | 珠海格力电工有限公司 | 一种低有机硅漆包线制造方法 |
-
1987
- 1987-10-16 JP JP26128587A patent/JPH086032B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01104656A (ja) | 1989-04-21 |
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