JPH0860282A - 車両用支持金具およびその製造方法 - Google Patents

車両用支持金具およびその製造方法

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JPH0860282A
JPH0860282A JP21051094A JP21051094A JPH0860282A JP H0860282 A JPH0860282 A JP H0860282A JP 21051094 A JP21051094 A JP 21051094A JP 21051094 A JP21051094 A JP 21051094A JP H0860282 A JPH0860282 A JP H0860282A
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JP
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weight
vehicle
casting
aluminum alloy
aging treatment
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JP21051094A
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Tatsuo Suzuki
達雄 鈴木
Tamihei Goto
民平 後藤
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SHIN NIPPON KINZOKU KOGYO KK
Toyoda Gosei Co Ltd
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SHIN NIPPON KINZOKU KOGYO KK
Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 軽量で、しかも高強度、高硬度であり、耐衝
撃性に優れる車両用支持金具を得る。 【構成】 Cu1.5〜2.5重量%、Si7.5〜1
0.0重量%、Fe0.1重量%以下、Mg0.35〜
0.6重量%、Ti0.05〜0.2重量%、Sb0.
1〜0.2重量%、残部Alよりなるアルミニウム合金
鋳物で構成される車両用支持金具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両搭載部品を支持す
るための支持金具に関する。詳しくは、エンジンマウン
トのブラケット、オルタネータのブラケット、ターボチ
ャージャーのステー、ウォ−ターポンプのブラケット
等、種々の用途に利用可能な車両用支持金具に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用支持金具として代表的なエンジン
マウントのブラケットの一例を図4に示す。図におい
て、エンジンマウントMの上部には、略三角形のブロッ
ク体よりなるブラケット1が配設され、エンジンマウン
トMの上面に突設したボルトM1にて固定してある。ブ
ラケット1とエンジンマウントMの間には、エンジンマ
ウントMの移動を規制するストッパ体4が配設してあ
る。ブラケット1の略矩形の側面外周にはフランジ11
が形成され、その四隅に形成した取付け穴12にて、図
略のエンジンにボルト固定される。このように、ブラケ
ット1はエンジンとエンジンマウントMの間に介在し、
両者を連結支持している。なお、エンジンマウントMは
下面に突設したボルトM2にて車両本体に連結される。
【0003】このような車両用支持金具を構成する材料
には、強度、硬度、および耐衝撃性といった特性が要求
され、従来より、鉄鋳物(JIS FCD450等)が
広く用いられてきた。ところが、鉄鋳物は物性面は良好
であるが、砂型を用いるため加圧ができず、流動性が悪
いという欠点があり、厚肉のものしかできない。従っ
て、細部の精度が得られず鋳造後に機械加工する必要が
ある、鋳肌の悪さから表面切削が必要であるなど、製作
に手間がかかる。このため製作コストが上昇し、厚肉で
あるため重量増となる。
【0004】そこで、鉄に代えて軽量のアルミニウム鋳
物(JIS AC4CH:Al−Si−Mg系合金、A
C2B:Al−Cu−Si系合金等)を用いることが検
討されている。アルミニウム鋳物は金型鋳造でき、加圧
できるため薄肉化が可能であるが、物性が鉄鋳物の3/
5程度であるため、同様の強度を得るには5/3倍の大
きさが必要となる。このため、広い組付けスペースを要
する、コスト高になるという不具合がある。また、製品
が大型化するため、軽量化による効果が十分得られな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、支持金具は、複
数の部材を連結支持するという性質上、両部材間の共振
が問題になりやすいが、支持金具の質量を下げると共振
周波数が上がり、問題となる周波数域から外すことがで
きる。この点からも支持金具の軽量化が望まれ、軽量で
剛性の高いアルミニウム鋳物の開発が要求されている。
しかして、本発明の目的は、軽量で、しかも高い物性を
有する車両用支持金具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記実情
に鑑みて鋭意検討を行なった結果、(1)Cu1.5〜
2.5重量%、Si7.5〜10.0重量%、Fe0.
1重量%以下、Mg0.35〜0.6重量%、Ti0.
05〜0.2重量%、Sb0.1〜0.2重量%、残部
Alよりなるアルミニウム合金鋳物で構成した車両用支
持金具が、従来に比し高い物性を有することを見出した
(請求項1)。
【0007】あるいは、アルミニウム合金の組成を、
(2)Cu1.5〜2.0重量%、Si8.5〜9.5
重量%、Fe0.1重量%以下、Mg0.4〜0.6重
量%、Ti0.1〜0.2重量%、Sb0.1〜0.2
重量%、Zn0.01〜0.05重量%、残部Alとし
たもの(請求項2)、(3)Cu1.5〜2.0重量
%、Si8.5〜9.5重量%、Fe0.1重量%以
下、Mg0.4〜0.6重量%、Ti0.1〜0.2重
量%、Sb0.1〜0.2重量%、Zn0.01〜0.
05重量%、V0.01〜0.1重量%、残部Alとし
たもの(請求項3)で構成してもよい。
【0008】上記(1)〜(3)の車両用支持金具は、
例えば、アルミニウムに所望の組成となるように合金成
分を添加し、PF法またはスクイズ法より鋳造する工程
と、500〜530℃で4〜12時間、溶体化処理する
工程と、40〜60℃で2〜4時間、第1の人工時効処
理を行なう工程と、150〜180℃で4〜12時間、
第2の人工時効処理を行なう工程とにより製造すること
が可能である(請求項4)。
【0009】本発明の車両用支持金具は、より具体的に
は、車両搭載部品と車体または他の搭載部品の間に介在
し、両者を連結支持する金具として使用されるものであ
る(請求項5)。
【0010】
【作用】本発明の支持金具を構成するアルミニウム合金
は、Alに主な合金元素であるCu、Mgが固溶してマ
トリックスを形成し、マトリックス結晶間にはSi結晶
が分散している。また、金属間化合物Mg2 Siが生
じ、強度を向上させる。微量成分であるTi、Sbはマ
トリックス結晶およびSi結晶の微細化を促す作用を有
し、強度等の向上に寄与している。また、Znの添加に
よりMgZn2 粒子が生じ、マトリックスを強化する。
さらにVを添加すると、高温物性が改善される。このよ
うに、特定の合金元素を特定量添加することにより、そ
の機械的性質を大きく向上させることができる。
【0011】上記組成のアルミニウム合金よりなる支持
金具は、上記請求項4の方法で製造することで、その物
性をより向上することが可能である。PF法、スクイズ
法による鋳造は巣が入りにくく、巣の中の空気が膨張し
て熱処理時に欠陥が発生するの防止する。さらに、熱処
理を行なうことで、時効硬化時にMg2 Siが発生し、
これが核となって再結晶が微粒化する。特に、人工時効
処理を2段階とし、50℃程度の低温で予め処理する
と、Mg2 Si粒子の発生が活発化し、微細化を促進し
て物性を向上させる。
【0012】
【実施例】本発明の車両用支持金具をエンジンマウント
のブラケットに適用した例を図1に示す。図1(a)、
(b)において、エンジンマウントのブラケット1は、
略円形の本体部2と、その外周縁の一部より突出するフ
ランジ部3とを有する。本体部2の中心にはエンジンマ
ウント(図略)を支持固定する取付け穴21が形成して
あり、この取付け穴21にエンジンマウントの下面に突
設したボルトを挿通して保持する。上記フランジ部3に
は、中央部に下方に突出するスタッドボルト31が設け
てあり、該スタッドボルト31の左右位置には取付け穴
32、33が形成してあって、これらスタッドボルト3
1と、取付け穴32、33に挿通されるボルトにより図
略のエンジンに連結される。
【0013】上記ブラケット1は、Cu1.5〜2.5
重量%、Si7.5〜10.5重量%、Fe0.1重量
%以下、Mg0.35〜0.6重量%、Ti0.05〜
0.2重量%、Sb0.1〜0.2重量%、残部Alよ
りなるアルミニウム合金を鋳造してなる。
【0014】ここで、CuはAlに固溶してマトリック
スを強化する。また、高温強度、焼入れ性を向上させ
る。また添加量が上記範囲に満たないと十分な効果が得
られず、上記範囲を越えると耐食性を低下させるので好
ましくない。Siは、7.5重量%以上添加されて硬
度、耐摩耗性を向上させる。また、流動性を良くし、鋳
造性を向上させるが、添加量が多いと耐衝撃性、切削性
が低下するので、10.5重量%以下とするのがよい。
Feの添加は焼付を防止するために重要である。ただ
し、添加量が多いと耐食性、靱性、あるいは伸びを低下
させる。また、残渣となりハードスポットになるおそれ
があるので、添加量は0.1重量%以下とするのがよ
い。Mgは耐食性、機械的強度を高め、熱処理性を向上
させる。0.35重量%に満たないとこの効果が小さ
く、0.6重量%を越えると流動性が低下する、靱性、
伸びが低下するといった不具合がある。
【0015】Tiはマトリックス結晶とSi結晶の微細
化に特に有用であり、鋳造性、機械的性質を向上させ
る。ただし、添加量が多いと溶解時にTi−Mgの化合
物として酸化浮遊するので、添加量は0.05〜0.2
重量%の範囲内とするのがよい。Sbは0.1〜0.2
重量%添加されて、Mg2 Si結晶を析出させ、結晶の
微細化に大きく寄与するが、この範囲を越えると破断チ
ル層が出やすくなるので好ましくない。
【0016】また、上記組成にZnを0.01〜0.0
5重量%添加したもの、あるいはさらにVを0.01〜
0.1重量%添加したアルミニウム合金を用いてもよ
い。ZnはMgと金属間化合物を形成して強度を向上さ
せる。Znの添加量は0.01重量%以上とし、0.0
5重量%を越えると耐食性、靱性が低下するので望まし
くない。また、Vは高温強度を向上させる効果を有し、
0.01重量%以上添加されて効果を発揮する。ただ
し、酸化しやすく、残渣になるので0.1重量%を越え
ないように添加するのがよい。
【0017】上記組成を有するアルミニウム合金は、公
知の鋳造方法、例えばPF法またはスクイズ法により鋳
造した後、通常、さらに熱処理を行なって製品とする。
PF法は、酸素雰囲気下で噴霧状に溶湯を高速射出鋳造
する方法で、ゲートスピードは100m/sec程度、
溶湯温度は700〜730℃程度とする。巣穴が小さ
く、かつ少ない製品ができる。スクイズ法は0.05m
/secの低速で射出鋳造後、加圧凝固する方法で(ゲ
ートスピードは1m/sec程度)、溶湯温度は720
〜750℃程度とする。PF法同様、巣が少なく、結晶
粒子が加圧凝固により緻密になり、物性が向上する。P
F法、スクイズ法とも巣が入りにくいので欠陥の少ない
製品ができる。
【0018】アルミニウム合金は鋳造した後、熱処理す
ることが好ましい。具体的には、500〜530℃で4
〜12時間、溶体化処理した後、150〜180℃で4
〜12時間、人工時効処理するのがよい。鋳造時にでき
たデンドライト状態が溶体化によりくずれて、時効硬化
時に発生するMg2 Siが結晶核となって、再結晶が微
粒化する。
【0019】人工時効処理は、2段階で行なってもよ
く、この場合は、溶体化処理した後、40〜60℃で2
〜4時間、第1の人工時効処理を行ない、次いで150
〜180℃で4〜12時間、第2の人工時効処理を行な
う。第1の人工時効処理を低温条件で行なうことでMg
2 Siの発生がさらに活発となり、微細化が促進される
ので、物性がさらに向上する。
【0020】次に、本発明の効果を確認するため、表1
に示すI〜Vの5種類の合金組成を有するテストピース
(JIS4号)を作成した。鋳造方法、熱処理条件は表
2に示す通りとし、試料1〜4では溶湯を舟型に流し込
み、JIS4号サイズに切削加工した。また、試料5〜
9ではPF法によりJIS4号サイズのテストピースを
鋳造し、試料10ではスクイズ法で鋳造した製品部分よ
りJIS4号サイズのテストピースを切り出した。熱処
理は、525℃で4時間〜12時間、溶体化処理を行な
い、さらに人工時効処理を行なった。人工時効処理は、
試料1は165℃で12時間の1段階とし、他は2段階
として、50℃で2〜4時間の第1の時効処理の後、1
65℃で4〜12時間第2の時効処理を行なった。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】このようにして得られたテストピースにつ
き、常温物性(25℃)を測定し、表2に併記した。ま
た、試料2、4、5については、さらにシャルピー衝撃
値および高温物性(150℃)を測定し、結果を表3に
示した。試験方法は、次のようにした。 1)引張り試験:JIS Z 2241に従い、引張強
さσB (khf/mm2) 、0.2%耐力σ0.2 (khf/mm2) 、伸
びε(%)を測定した。 2)ロックウェル:JIS Z 2245に従い、ロッ
クウェル硬さHRBを測定硬さ試験 した。 3)シャルピー:JIS Z 2242に従い、シャル
ピー衝撃値(khfm/cm2)を衝撃試験 測定した。
【0024】
【表3】
【0025】参考のため、従来の鉄鋳物(JIS FC
D450)、アルミニウム鋳物(JIS AC4C−T
6、AC2B−T6)の物性値を表4に示す。
【0026】
【表4】 注1)熱処理条件を示し、T6処理を行なったものである。 注2)ビッカ−ス硬さHV 注3)FCD400のビッカ−ス硬さHV を示す参考値である。
【0027】表2の結果を上記表4の従来材と比較する
と、本発明材はいずれも上記従来のアルミニウム鋳物に
比べ、引張強さ、耐力が大幅に向上しており、伸びも十
分高い数値が得られた。また、上記アルミニウム鋳物の
ビッカ−ス硬さHV は、ロックウェル硬さHRBで60以
下に相当し、本発明材は硬度についても大きな向上が見
られ、鉄鋳物にほぼ匹敵する物性が得られていることが
わかる。また、表3に明らかなように、シャルピー衝撃
値、高温物性についても良好な結果が得られている。特
に、Vを添加した試料4、5において高温物性が高くな
っていることがわかる。
【0028】続いて、合金No3の組成のアルミニウム
合金を用い、鋳造方法、熱処理条件を上記試料10のよ
うにして、上記図1に示したエンジンマウントのブラケ
ットを作成し、耐久性試験を行なった。図2に示すよう
に、ブラケット1を、フランジ部3のスタッドボルト3
1にて、取付治具5に固定する一方、ブラケット本体部
2の取付け穴21にエンジンマウントM下面のボルトM
2を挿通固定した。油圧加振機により荷重下を周波数2
Hzにて、エンジンマウントMのストッパ部M3がブラ
ケット1のストッパ部4に当接するように、繰り返し負
荷した。繰り返し数と曲げ応力との関係を図3に示し
た。試験は室温にて行なった。
【0029】また、従来組成のアルミニウム合金を用い
(JIS AC2B−T6)、同様の方法でテスト用の
ブラケットを作成し、試験を行なった。結果を図3に併
記する。図の結果に明らかなように、曲げ応力で比較す
ると、105 または106 回で50%以上許容応力が大
きく、耐久性が大幅に向上していることがわかる。
【0030】上記実施例では、本発明の車両用支持金具
をエンジンマウントのブラケットに適用した例について
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
オルタネータのブラケット等、種々の支持金具に適用す
ることができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明の車両用支持金具
は、高強度、高硬度で、耐衝撃性に優れ、従来組成のア
ルミニウム合金鋳物からなる支持金具に比べ、その物性
が大きく向上している。従って、エンジンマウントのブ
ラケット等に適用した場合にも剛性を高めるために厚肉
にするなどの必要がなく、小型化、軽量化が可能で、耐
久性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の車両用支持金具を適用したエ
ンジンマウントのブラケットの正面図であり、(b)は
エンジンマウントのブラケットの側面図である。
【図2】本発明の実施例における耐久性試験方法を説明
するための図である。
【図3】本発明の実施例における耐久性試験結果を示す
図である。
【図4】従来のエンジンマウントのブラケットをエンジ
ンマウントに取り付けた状態を示す全体斜視図である。
【符号の説明】
1 エンジンマウントのブラケット 2 本体部 3 フランジ部 M エンジンマウント

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Cu1.5〜2.5重量%、Si7.5
    〜10.0重量%、Fe0.1重量%以下、Mg0.3
    5〜0.6重量%、Ti0.05〜0.2重量%、Sb
    0.1〜0.2重量%、残部Alよりなるアルミニウム
    合金鋳物で構成したことを特徴とする車両用支持金具。
  2. 【請求項2】 Cu1.5〜2.5重量%、Si7.5
    〜10.0重量%、Fe0.1重量%以下、Mg0.3
    5〜0.6重量%、Ti0.05〜0.2重量%、Sb
    0.1〜0.2重量%、Zn0.01〜0.05重量
    %、残部Alよりなるアルミニウム合金鋳物で構成した
    ことを特徴とする車両用支持金具。
  3. 【請求項3】 Cu1.5〜2.5重量%、Si7.5
    〜10.0重量%、Fe0.1重量%以下、Mg0.3
    5〜0.6重量%、Ti0.05〜0.2重量%、Sb
    0.1〜0.2重量%、Zn0.01〜0.05重量
    %、V0.01〜0.1重量%、残部Alよりなるアル
    ミニウム合金鋳物で構成したことを特徴とする車両用支
    持金具。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のアルミ
    ニウム合金鋳物よりなる車両用支持金具を製造する方法
    において、アルミニウムに所望の組成となるように合金
    成分を添加し、PF法またはスクイズ法より鋳造する工
    程と、500〜530℃で4〜12時間、溶体化処理す
    る工程と、40〜60℃で2〜4時間、第1の人工時効
    処理を行なう工程と、150〜180℃で4〜12時
    間、第2の人工時効処理を行なう工程とからなる車両用
    支持金具の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載のアルミ
    ニウム合金鋳物よりなる車両用支持金具であって、車両
    搭載部品と車体または他の搭載部品の間に介在し、両者
    を連結支持する車両用支持金具。
JP21051094A 1994-08-11 1994-08-11 車両用支持金具およびその製造方法 Pending JPH0860282A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010202956A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Nissan Motor Co Ltd アルミニウム合金鋳造物の熱処理方法及びアルミニウム合金鋳造物
EP2758557B1 (en) 2011-09-19 2015-11-04 Alcoa GmbH Improved aluminum casting alloys containing vanadium
JP2020006802A (ja) * 2018-07-09 2020-01-16 トヨタ自動車株式会社 車両用のアルミダイカスト製ブラケット

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