JPH085984A - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JPH085984A
JPH085984A JP13595694A JP13595694A JPH085984A JP H085984 A JPH085984 A JP H085984A JP 13595694 A JP13595694 A JP 13595694A JP 13595694 A JP13595694 A JP 13595694A JP H085984 A JPH085984 A JP H085984A
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忠継 西谷
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 階調電圧発生回路1から出力される階調電圧
に同期して2段階に切り替わる補助電圧を出力する補助
電圧発生回路2を設け、コンデンサ3の正極端子を階調
電圧発生回路1の出力に接続すると共に、負極端子をこ
の補助電圧発生回路2の出力に接続する。 【効果】 補助電圧発生回路2の出力電圧が階調電圧発
生回路1から出力される階調電圧に推移して変化するの
で、コンデンサ3の端子間に印加される電圧が常に一定
となり、階調電圧の電圧レベルが2段階に切り替わって
もコンデンサ3の充放電が起こらず、消費電力の増大や
出力波形のなまりを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源電圧が変化する電
源回路に関し、特に液晶表示装置の階調電源回路などに
適した電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、定電圧電源11が負
荷12に一定電圧の電源を供給する場合、この負荷に並
列に大容量のコンデンサ13を接続しておくと、定電圧
電源11側や負荷12側の原因により電圧変動が発生し
た際にも、高周波成分の電流を吸収したり蓄積した電荷
を放出し、負荷12に安定した電源電圧を供給すること
ができるようになる。
【0003】ところで、アクティブマトクリス方式の液
晶表示装置は、図6に示すように、絵素電極基板14に
多数の絵素電極15を設けると共に(図6では8×8絵
素の絵素電極15を設けている)、この絵素電極基板1
4に対向する共通電極基板16全面に共通電極17を設
け、これらの基板14,16間に液晶を充填することに
より液晶パネルを形成している。また、絵素電極基板1
4では、各絵素電極15ごとにTFT18([Thin Film
Transistor]薄膜トランジスタ)が形成されると共に、
これらの絵素電極15の間に縦横にソースバスラインS
0〜S7とゲートバスラインG0〜G7が敷設され、各絵素
電極15をTFT18を介して隣接するソースバスライ
ンS0〜S7に接続すると共に、各TFT18のゲートを
隣接するゲートバスラインG0〜G7に接続している。
【0004】絵素電極基板14上のゲートバスラインG
0〜G7は、走査ドライバ19によって順に走査される。
また、ソースバスラインS0〜S7は、データドライバ2
0によって駆動される。データドライバ20は、入力さ
れるディジタル映像信号D0〜D1をシリアル−パラレル
変換してそれぞれのディジタル映像信号D0〜D1の値に
応じた階調電圧V0〜V3を各ソースバスラインS0〜S7
に出力する回路であり、図6ではディジタル映像信号D
0〜D1が2ビットの場合を示すので、選択される階調電
圧V0〜V3は4種類となる。そして、この階調電圧V0
〜V3は、階調電源回路21から供給される。また、上
記共通電極基板16の共通電極17には、共通電源回路
22から共通電圧VCOMが供給される。コントロール回
路23は、これら走査ドライバ19,データドライバ2
0,階調電源回路21及び共通電源回路22に制御信号
を送る回路である。
【0005】上記データドライバ20を図7に基づいて
さらに詳細に説明する。ただし、図7は、1本のソース
バスラインSi(i=0〜7)に接続される回路部分のみを
示す。このデータドライバ20に2ビットずつシリアル
に入力されるディジタル映像信号D0〜D1は、コントロ
ール回路23から送られて来た各ソースバスラインS0
〜S7ごとにタイミングの異なるサンプリング信号Tsmp
iによりサンプルラッチ回路24にラッチされる。ま
た、このサンプルラッチ回路24にラッチされたディジ
タル映像信号D0〜D1は、コントロール回路23から送
られて来た全ソースバスラインS0〜S7に共通で水平走
査期間ごとにアクティブとなるアウトプットイネーブル
信号OEによってホールドラッチ回路25にラッチされ
選択制御回路26に送られる。選択制御回路26は、通
常のデコーダであるため、送られて来たディジタル映像
信号D0〜D1がデコードされると、この値に応じたいず
れか1本の出力SL0〜SL3のみがアクティブになる。
すると、アクティブとなった出力SL0〜SL3に接続さ
れるいずれかのアナログスイッチASW0〜ASW3のみ
が導通して、これに対応する1つの階調電圧V0〜V3が
ソースバスラインSiに出力される。
【0006】したがって、この液晶表示装置は、データ
ドライバ20が1水平走査期間ごとに各ディジタル映像
信号D0〜D1の値に応じた階調電圧V0〜V3をそれぞれ
のソースバスラインS0〜S7に一斉に出力する。そし
て、当該水平走査期間にアクティブとなった1本のゲー
トバスラインG0〜G7に接続されるTFT18が一斉に
ONとなることにより、このTFT18に接続される1
行分の各絵素電極15がそれぞれの階調電圧V0〜V3に
応じて充電され液晶の階調表示を行う。
【0007】ここで、上記階調電源回路21や共通電源
回路22は、階調電圧V0〜V3や共通電圧VCOMを負荷
に供給する電源回路であるため、図5のコンデンサ13
で示したような大容量のコンデンサを出力端に接続して
電圧変動を吸収することが望ましい。しかし、実際の液
晶表示装置では、液晶の劣化を防止するために、例えば
水平走査期間ごとに階調電源回路21の各階調電圧V0
〜V3の電圧レベルをそれぞれ2段階に切り替えると共
に、必要に応じて共通電源回路22の共通電圧VCOMの
電圧レベルも2段階に切り替えることにより、絵素電極
15と共通電極17との間の液晶に印加する電圧の極性
を交互に反転させて交流駆動を行っている。したがっ
て、階調電源回路21や共通電源回路22の出力端にこ
のような大容量のコンデンサを接続すると、電圧レベル
が切り替わるたびに大きな充放電電流を流してコンデン
サの端子電圧を変化させる必要がある。そして、このよ
うに充放電が繰り返されると消費電力が大きくなると共
に、コンデンサの回路の時定数が大きいことから切り替
える電圧の波形になまりが生じ正確な電圧を供給できな
くなる。
【0008】また、上記データドライバ20は、図8に
示すような回路構成の補間階調駆動法(振動電圧駆動
法)によって各ソースバスラインS0〜S7に階調電圧を
供給する考案が従来から提案されている(特願平4−1
17778号)。ただし、図8ではディジタル映像信号
D0〜D3を4ビットに拡張し16種類の階調電圧V0〜
V16を供給する場合を示す。
【0009】ディジタル映像信号D0〜D3がホールドラ
ッチ回路25にラッチされて選択制御回路26に送られ
るまでは上記図7の場合と同じである。しかし、この場
合の選択制御回路26は、通常のデコーダとは異なり、
入力A〜Dが4ビットであるにもかかわらず出力は、S
L0,SL4,SL8,SL12,SL16の5本となり、デ
ィジタル映像信号D0〜D3の値に応じてこれら5本の出
力SL0〜SL16を1つまたは2つ選択してアクティブ
とする。また、出力SL0〜SL16を2つ選択する場合
にも、ディジタル映像信号D0〜D3の値に応じて2種類
のクロック信号t1,t2のいずれかを選択し、この選択
したクロック信号t1,t2に基づいてアクティブとする
2つの出力SL0〜SL16を交互に切り替える。
【0010】即ち、ディジタル映像信号D0〜D3の値が
10進数で4n(nは0以上の整数)である場合(ここ
では0,4,8または12の場合)には、それぞれ5本
の出力SL0〜SL16のいずれか1本を選択してこれを
アクティブにする。しかし、ディジタル映像信号D0〜
D3がそれ以外の値である場合には、5本の出力SL0〜
SL16のうちいずれか2本を選択する。そして、値が4
n+1である場合(ここでは1,5,9または13の場
合)には、選択した2本の出力SL0〜SL16をクロッ
ク信号t1に基づいて交互にアクティブにし、値が4n
+2である場合(ここでは2,6,10または14の場
合)には、選択した2本の出力SL0〜SL16をクロッ
ク信号t2に基づいて交互にアクティブにし、値が4n
+3である場合(ここでは3,7,11または15の場
合)には、選択した2本の出力SL0〜SL16をクロッ
ク信号t1に基づいて交互にアクティブにする。
【0011】ここで、クロック信号t1,t2は、共に1
水平走査期間よりも十分に周期が短いパルス信号であ
り、デューティ比がそれぞれ3:1と1:1となる。そ
して、選択された2本の出力SL0〜SL16は、このデ
ューティ比に応じた割り合いで交互にアクティブとな
る。また、値が4n+1である場合と4n+3である場
合では、3:1のデューティ比による割り合いが逆転さ
れる。電圧レベルが1水平走査期間よりも十分に短い周
期で変化する階調電圧がソースバスラインS0〜S7に印
加されると、このソースバスラインS0〜S7自身の分布
容量や絵素電極15と共通電極17によって構成される
容量が低域通過フィルタとして機能するので、変化する
電圧レベルを平均化した階調電圧で絵素電極15が充電
されることになる。したがって、ディジタル映像信号D
0〜D3の値が4n+1の場合にはデューティ比3:1の
クロック信号t1に基づき電圧レベルが(3×V4n+V4
n+4)/4の階調電圧V4n+1を供給し、値が4n+2の
場合にはデューティ比1:1のクロック信号t2に基づ
き電圧レベルが(V4n+V4n+4)/2の階調電圧V4n+2
を供給し、値が4n+3の場合にはデューティ比3:1
のクロック信号t1に基づき電圧レベルが(V4n+3×
V4n+4)/4の階調電圧V4n+3を供給することができ
る。
【0012】図7に示したデータドライバ20の場合、
ディジタル映像信号を4ビットに拡張すると、これに応
じて階調電源回路21も16種類の階調電圧V0〜V16
を供給する必要が生じる。しかし、このような補間階調
駆動法によれば、図8に示すように5種類の階調電圧V
0,V4,V8,V12,V16を供給するだけで16種類の
階調電圧V0〜V16を生成することができるという利点
がある。
【0013】しかしながら、階調電圧V0〜V16をこの
ような補間階調駆動法によって生成すると、1水平走査
期間内で繰り返し階調電圧の切り替えを行うので、この
スイッチング時の貫通電流などにより高周波成分の電圧
変動が生じる。そして、このような電圧変動を吸収する
ためには、上記大容量のコンデンサが有効であるため、
特に補間階調駆動法を用いる場合には、階調電源回路2
1や共通電源回路22にこの大容量のコンデンサを用い
たいという要請が強いにもかかわらず、液晶の交流駆動
を行う必要上、消費電力が大きくなるという欠点や電圧
波形になまりが生じるという欠点のためにそのまま実施
することはできなかった。
【0014】そこで、従来の液晶表示装置などでは、階
調電源回路21や共通電源回路22として、図9に示す
ように、2つのコンデンサ27,28を切り替える構成
の電源回路を用いることが提案されていた(特願平5−
196417号)。なお、図9では1種類の階調電圧ま
たは共通電圧を出力する回路部分のみを示している。こ
の電源回路は、交流駆動のための制御信号である極性反
転信号POLを電源29に入力しオペアンプの負帰還回
路などによって増幅することにより、この極性反転信号
POLに同期して電圧レベルを2段階に切り替える出力
を行うことができる。また、2つのコンデンサ27,2
8は、それぞれスイッチ素子30,31を介して一端を
この電源29の出力に接続すると共に、他端側を一定電
圧VCNSに接続している。そして、一方のスイッチ素子
30の制御端子には極性反転信号POLが入力されると
共に、他方のスイッチ素子31の制御端子にはこの極性
反転信号POLをインバータ回路32で反転させた信号
が入力され、この極性反転信号POLに応じて相補的に
いずれか一方のスイッチ素子30,31のみが導通する
ようになっている。
【0015】この構成により、電源29が一方の電圧レ
ベルを出力する場合には、極性反転信号POLによって
一方のスイッチ素子30のみが導通しコンデンサ27が
電圧変動を吸収する。また、極性反転信号POLが反転
して電源29が他方の電圧レベルを出力する場合には、
他方のスイッチ素子31のみが導通しコンデンサ28が
電圧変動を吸収する。したがって、これら2つのコンデ
ンサ27,28は、それぞれ電源29がいずれかの電圧
レベルを出力する場合にのみ接続されるので、この電圧
レベルの切り替えによって充放電を行う必要がなくな
り、消費電力が大きくなったり出力電圧波形がなまると
いうような欠点を解消することができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところが、階調表示の
ために補間階調駆動法を用いた場合には、上記のように
階調電圧の切り替え時に貫通電流などによる高周波成分
の電圧変動が多くなる。しかし、図9に示した電源回路
では、電源29の出力とコンデンサ27,28との間に
スイッチ素子30,31が介入されるため、このスイッ
チ素子30,31の導通時には、図10に示すように、
コンデンサ27,28の内部インピーダンスrINにスイ
ッチ素子30,31のオン抵抗rONが追加されることに
なる。
【0017】したがって、図9に示したような従来の電
源回路では、スイッチ素子30,31のオン抵抗rONが
追加されることにより高周波成分の電圧変動をコンデン
サ27,28によって十分に吸収することができなくな
るため、必ずしも安定した階調電圧や共通電圧を供給す
ることができないという問題が生じていた。
【0018】また、図11に示すように、上記スイッチ
素子30,31をFETからなるトランジスタQ3,Q4
で構成し、これらのトランジスタQ3,Q4のゲート端子
に入力する信号をレベルシフト回路33によって高い電
圧にすると、オン抵抗rONが低減されてこのような問題
をある程度解消することも可能となる。しかし、レベル
シフト回路33を構成するには、階調電圧よりもさらに
高い電圧が必要となり、別途高電圧の電源を設けなけれ
ばならないという問題が生じる。
【0019】なお、上記問題は、液晶表示装置の階調電
源回路21や共通電源回路22だけでなく、出力電圧レ
ベルが変化し出力に大容量コンデンサを接続した電源回
路に共通するものである。
【0020】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、電圧レベルが変化する電源であってもコンデンサに
印加される電圧が常に一定となり充放電が起こらない電
源回路を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の電源回路は、出
力の電圧レベルが変化する電源を備え、2端子間に電荷
を蓄積する電荷蓄積手段の一端が該電源の出力に接続さ
れた電源回路において、該電源の出力の電圧レベルに対
して常にほぼ一定の電位差を有する電圧レベルを出力す
る補助電源が設けられると共に、該補助電源の出力が該
電荷蓄積手段の他端に接続されているものであり、その
ことにより上記目的が達成される。
【0022】また、本発明の電源回路は、出力の電圧レ
ベルが2段階に繰り返し切り替わる電源を備え、2端子
間に電荷を蓄積する電荷蓄積手段の一端が該電源の出力
に接続された電源回路において、該電源の出力の電圧レ
ベルに同期して出力の電圧レベルが2段階に繰り返し切
り替わり、かつ、該2段階の電圧レベルがそれぞれ対応
する電源の出力の2段階の各電圧レベルに対してほぼ同
じ電位差を有する補助電源が設けられると共に、該補助
電源の出力が該電荷蓄積手段の他端に接続されているも
のであり、そのことにより上記目的が達成される。
【0023】さらに、本発明の電源回路は、各絵素ごと
に絵素電極が設けられると共に、該全絵素の絵素電極に
対向して液晶を介して共通電極が設けられ、電圧レベル
が一定の共通電圧を出力する共通電源回路と、電圧レベ
ルが周期的に切り替えられ、共通電源回路の共通電圧に
対して電位差の絶対値がほぼ一定で極性が反転する2段
階の電圧レベルであって相互に異なる複数の階調電圧を
出力する階調電源回路とが設けられ、かつ、共通電源回
路の共通電圧が該共通電極に供給されると共に、各絵素
ごとのディジタル階調データに基づいて1または2以上
の階調電圧を選択し、該選択された1の階調電圧を当該
ディジタル階調データに対応する絵素の絵素電極に供給
し、または、該選択された2以上の階調電圧を順次切り
替えて当該絵素の絵素電極に供給するデータドライバが
設けられた液晶表示装置において、該階調電源回路が請
求項2に記載の複数の電源回路によって構成されている
ものであり、そのことにより上記目的が達成される。
【0024】さらに、本発明の電源回路は、各絵素ごと
に絵素電極が設けられると共に、該全絵素の絵素電極に
対向して液晶を介し共通電極が設けられ、電圧レベルが
周期的に2段階に切り替えられる共通電圧を出力する共
通電源回路と、電圧レベルが該共通電源回路に同期して
切り替えられ、共通電源回路の共通電圧に対して電位差
の絶対値がほぼ一定で極性が反転する2段階の電圧レベ
ルであって相互に異なる複数の階調電圧を出力する階調
電源回路とが設けられ、かつ、共通電源回路の共通電圧
が該共通電極に供給されると共に、各絵素ごとのディジ
タル階調データに基づいて1または2以上の階調電圧を
選択し、該選択された1の階調電圧を当該ディジタル階
調データに対応する絵素の絵素電極に供給し、または、
該選択された2以上の階調電圧を順次切り替えて当該絵
素の絵素電極に供給するデータドライバが設けられた液
晶表示装置において、該階調電源回路が請求項2に記載
の複数の電源回路によって構成され、かつ該共通電源回
路が請求項2に記載の電源回路によって構成されている
ものであり、そのことにより上記目的が達成される。
【0025】
【作用】請求項1の構成により、電源の出力の電圧レベ
ルが変化した場合には補助電源の出力の電圧レベルもこ
れに推移して変化し、電荷蓄積手段の2端子間に印加さ
れる電圧は常にほぼ一定となる。したがって、電源の出
力の電圧レベルが変化しても電荷蓄積手段の充放電が起
こらないので、この充放電による電圧レベルの過渡的な
変動が発生するようなことがなくなり、電力が無駄に消
費されることもなくなる。なお、ここでいう電源の出力
の電圧レベルの変化は、無段階による変化の他、2段階
以上の段階的な変化も含む。
【0026】請求項2の構成は、請求項1の構成におけ
る電源の出力の電圧レベルの変化が2段階に限定された
場合を示し、この場合にも同様に補助電源の出力の電圧
レベルが2段階に変化するので、電荷蓄積手段の2端子
間に印加される電圧は常にほぼ一定となる。
【0027】請求項3の構成は、交流駆動を行う液晶表
示装置であって、かつ、補間階調駆動法による階調表示
を行うものの階調電源回路が請求項2の発明の電源回路
によって構成される場合を示す。交流駆動を行う液晶表
示装置は、階調電源回路が出力する階調電圧の電圧レベ
ルを周期的に2段階に切り替える必要があるため、請求
項2の電源回路が利用できる。
【0028】また、補間階調駆動法によって階調表示を
行う場合には、この階調電源回路の階調電圧の切り替え
の間にも、データドライバによって2以上の階調電圧が
順次切り替えられるため、階調電源回路の出力に高周波
成分の電圧変動が発生する。しかしながら、階調電源回
路が階調電圧の電圧レベルを2段階に切り替える際に電
荷蓄積手段をスイッチング素子によって切り替える必要
がなくなるので、この高周波成分の電圧変動も電荷蓄積
手段で確実に除去することができるようになる。
【0029】請求項4の構成は、請求項3の発明の液晶
表示装置において、共通電源回路の共通電圧も電圧レベ
ルが周期的に2段階に切り替わる場合を示している。そ
して、この場合には共通電源回路にも階調電源回路と同
様に請求項2の電源回路が利用できる。
【0030】なお、上記電荷蓄積手段は、通常はコンデ
ンサやこのコンデンサを含む回路素子を組み合わせた回
路などによって構成される。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0032】図1〜図4は本発明の実施例を示すもので
あって、図1は階調電源回路のブロック図、図2は図1
の階調電源回路の詳細を示すブロック回路図、図3は極
性反転信号の波形を示すタイムチャート、図4は階調電
圧と補助電圧の波形を示すタイムチャートである。
【0033】本実施例は、補間階調駆動法による階調表
示を行う液晶表示装置の階調電源回路に本発明を実施し
た場合について説明する。
【0034】図1に示すように、本実施例の階調電源回
路は、階調電圧発生回路1と補助電圧発生回路2とコン
デンサ3とで構成されている。ただし、図1では1種類
の階調電圧を出力する回路部分のみを示している。階調
電圧発生回路1の出力は、階調電源回路の出力となり階
調電圧の供給を行うと共に、コンデンサ3の正極端子に
接続されている。補助電圧発生回路2の出力は、このコ
ンデンサ3の負極端子に接続されている。また、これら
階調電圧発生回路1と補助電圧発生回路2には、極性反
転信号POLが入力されるようになっている。極性反転
信号POLは、液晶表示装置を交流駆動するための論理
レベルの制御信号であり、本実施例では、液晶の交流駆
動をライン反転駆動しているので、図3に示すように、
水平走査期間ごとに低レベルと高レベルが反転する信号
となる。なお、ライン反転駆動以外の交流駆動方式を用
いる場合には、この極性反転信号POLもそれに合わせ
た信号を用いる。また、この極性反転信号POLは、交
流駆動による極性反転のタイミングに同期した信号であ
れば他の信号を用いることも可能である。
【0035】階調電圧発生回路1は、出力の電圧レベル
が極性反転信号POLに同期して2段階に切り替わる電
源であり、本実施例では、図2に示すように、オペアン
プ1aの負帰還回路によって実現している。即ち、オペ
アンプ1aの反転入力には抵抗R1を介して極性反転信
号POLを入力すると共に、非反転入力は所定電圧の第
1基準電圧源1bに接続されている。また、このオペア
ンプ1aの出力は、階調電圧発生回路1の出力になると
共に、抵抗R2を介して反転入力に負帰還接続されてい
る。したがって、オペアンプ1aは、全体として逆相増
幅回路として働き、極性反転信号POLを−R2/R1の
利得で増幅して出力するので、極性反転信号POLに同
期して2段階に切り替わる電圧レベルを出力することが
できる。ただし、この2段階に切り替わる電圧レベル
は、オペアンプ1aが逆相増幅回路として機能するた
め、極性反転信号POLの波形における高レベルと低レ
ベルが反転された波形となる。もっとも、例えば極性反
転信号POLをオペアンプ1aの非反転入力に入力させ
るようにすれば、この2段階に切り替わる電圧レベルも
極性反転信号POLと同位相となり、このように構成す
ることも可能である。これらの電圧レベルは、第1基準
電圧源1bの電圧レベルと抵抗R1,R2の抵抗値を選択
することにより任意の値に設定することができる。ま
た、オペアンプ1aの負帰還回路は、高入力インピーダ
ンスかつ低出力インピーダンスの増幅回路となり、比較
的大きな電流を取り出すことが可能となるので、これに
よって階調電圧発生回路1を電源として使用することが
できる。
【0036】なお、この階調電圧発生回路1は、オペア
ンプ1aの出力側に電流ブースト回路を設けてさらに電
流駆動能力を高めるようにしてもよい。また、階調電圧
発生回路1は、このように極性反転信号POLを直接増
幅するのではなく、極性反転信号POLによって2種類
の電源を選択することにより出力の電圧レベルを2段階
に切り替えるようにした電源回路によって構成すること
もできる。
【0037】補助電圧発生回路2も、出力の電圧レベル
が極性反転信号POLに同期して2段階に切り替わる電
源であり、これら2段階の電圧レベルは、同じ期間に階
調電圧発生回路1から出力される2段階の各電圧レベル
に対して同じ電位差を有するものである。本実施例で
は、この補助電圧発生回路2を図2に示すように、電源
切替回路2aと第1補助電圧発生回路2bとによって構
成している。電源切替回路2aは、インバータ回路と同
様の構成でPチャンネルFETとNチャンネルFETか
らなるトランジスタQ1,Q2のゲート端子に極性反転信
号POLを共通に入力すると共に、ドレイン端子同士を
接続し補助電圧発生回路2の出力としたものである。電
源切替回路2aにおけるPチャンネルFETのトランジ
スタQ1のソース端子には、第1補助電圧発生回路2b
の出力が接続されている。この第1補助電圧発生回路2
bは、第2基準電圧源2cに基づいて第1の補助電圧を
発生する回路である。また、電源切替回路2aにおける
NチャンネルFETのトランジスタQ2のソース端子
は、第2の補助電圧となる接地電位を供給する接地電源
GNDに接続されている。なお、電源切替回路2aに
は、PチャンネルFETとNチャンネルFETからなる
トランジスタQ1,Q2以外のスイッチング素子を用いる
こともできる。
【0038】したがって、この補助電圧発生回路2は、
極性反転信号POLが高レベルの場合にNチャンネルF
ETのトランジスタQ2が導通し第1補助電圧発生回路
2bからの第1の補助電圧を出力すると共に、極性反転
信号POLが低レベルの場合にPチャンネルFETのト
ランジスタQ1が導通し接地電源GNDからの第2の補
助電圧を出力する。この結果、補助電圧発生回路2の出
力も、極性反転信号POLの波形における高レベルと低
レベルが反転された波形となり、階調電圧発生回路1の
出力と位相が一致する。また、極性反転信号POLの高
レベルは、第2の補助電圧である接地電位よりも十分に
高い電圧レベルとなり、極性反転信号POLの低レベル
は、第1補助電圧発生回路2bから出力される第1の補
助電圧よりも十分に低い電圧レベルとなるので、トラン
ジスタQ1,Q2のオン抵抗は極めて小さい値となる。な
お、上記階調電圧発生回路1の出力が極性反転信号PO
Lと同じ位相になる場合には、例えば極性反転信号PO
Lをインバータ回路を介して電源切替回路2aに入力さ
せるようにして、この補助電圧発生回路2の出力も階調
電圧発生回路1の出力と同じ位相になるようにする必要
がある。
【0039】上記第1補助電圧発生回路2bが発生する
第1の補助電圧は、階調電圧発生回路1が出力する低レ
ベル側の電圧レベルと接地電位との電位差分だけ高レベ
ル側の電圧レベルより低い電圧に設定される。このた
め、階調電圧発生回路1と補助電圧発生回路2とが出力
する2段階の電圧レベルは、それぞれの電位差が同じに
なる。
【0040】なお、本実施例では、電源切替回路2aに
おけるNチャンネルFETのトランジスタQ2のソース
端子を接地電源GNDに接続したが、これに代えて第1
補助電圧発生回路2bと同様の構成の第2補助電圧発生
回路を接続してもよい。この場合、第1補助電圧発生回
路2bが発生する第1の補助電圧と第2補助電圧発生回
路が発生する第2の補助電圧は、階調電圧発生回路1が
出力する高レベル側の電圧レベルと低レベル側の電圧レ
ベルとの電位差が同じになるように設定される。また、
この補助電圧発生回路2は、他の回路構成により上記と
同様の2段階の電圧レベルを出力させるようにすること
もできる。
【0041】コンデンサ3は、上記階調電圧発生回路1
と補助電圧発生回路2の出力間に正負極端子を接続され
た大容量の電解コンデンサであり、これらの出力間の電
位差に応じて電荷を大量に蓄積する容量素子である。こ
のコンデンサ3は、階調電源回路の負荷に対して並列に
接続されているので、外部からの要因や負荷の変動によ
り階調電圧発生回路1の電流容量が不足した場合に蓄積
電荷を放出してこれを補い、電圧変動を吸収して安定し
た階調電圧を負荷に供給することができるようになる。
また、階調電圧発生回路1の出力の電圧レベルが切り替
わった場合にも、これに同期して補助電圧発生回路2の
出力の電圧レベルが切り替わり、このコンデンサ3の正
負極端子間に印加される電位差が常に一定になるので、
蓄積電荷の充放電を行う必要がなくなる。
【0042】なお、このコンデンサ3としてセラミック
コンデンサなどの無極性のコンデンサを用いる場合に
は、いずれか一方の端子を正極端子とし他方を負極端子
として使用する。また、図示のような単一のコンデンサ
ではなく、複数のコンデンサを組み合わせたり、これに
他の回路素子を組み合わせた回路によって構成すること
も可能である。さらに、2端子間に電荷を蓄積する電荷
蓄積手段であればどのような回路によって構成すること
もできる。
【0043】上記構成の階調電源回路の動作を図4に基
づいて説明する。階調電圧発生回路1に図3で示した極
性反転信号POLが入力されると、図4に示すように、
これを反転した波形の階調電圧VAが出力される。この
階調電圧VAは、高レベル側が電圧VAPであり、低レベ
ル側が電圧VANの電圧レベルを有する矩形波である。
【0044】ここで、絵素の共通電極に供給される共通
電圧VCOMは、図示のように、これら電圧VAPと電圧VA
Nの中間の電圧レベルとなる。したがって、この階調電
圧VAが絵素の絵素電極に供給された場合、当該絵素の
液晶には水平走査期間ごとに絶対値が同じで極性が反転
する電圧VPと電圧VNが印加されることになり、これに
よって液晶の交流駆動が可能となる。なお、ここでは共
通電極に供給される共通電圧VCOMを一定の電圧レベル
としたが、絵素の液晶に印加される電圧が絶対値が同じ
で極性のみ反転するものになるならば、この共通電圧V
COMも水平走査期間ごとに2段階に変化させるようにす
ることもできる。そして、この場合には、共通電圧VCO
Mを出力する共通電源回路についても本実施例と同様の
構成とすることができる。
【0045】補助電圧発生回路2に上記と同じ極性反転
信号POLが入力されると、図示のように、階調電圧V
Aと同じ波形の補助電圧VBが出力される。この補助電圧
VBは、高レベル側が電圧VBPであり、低レベル側が電
圧VBN(接地電位)の電圧レベルを有する矩形波であ
り、階調電圧VAを電圧レベル方向に電圧VCだけ平行移
動させたものとなる。したがって、階調電圧VAと補助
電圧VBの電位差は、高レベル側の場合も低レベル側の
場合も共に電圧VCとなり、コンデンサ3には、この電
圧VCが常時印加されることになる。
【0046】以上説明したように、本実施例の階調電源
回路によれば、階調電圧発生回路1が2段階の電圧レベ
ルの階調電圧を出力しても、コンデンサ3には常に一定
の電圧が印加されるようになる。したがって、液晶の交
流駆動による極性の切り替えのたびにコンデンサ3の充
放電が行われるようなことがなく、階調電圧の波形のな
まりによる表示品位の低下が発生したり、消費電力が増
大するようなことがなくなる。また、この充放電をなく
すために、コンデンサ3をスイッチング素子により階調
電圧発生回路1の出力から切り離す必要がなくなるの
で、このスイッチング素子のオン抵抗によって補間階調
駆動法による高周波成分の電圧変動を除去する能力が低
下し安定した階調電圧を供給できなくなるというおそれ
もなくなる。しかも、このようなスイッチング素子を制
御するためにレベルシフト回路やこのレベルシフト回路
に供給する特に高電圧の電源回路を設ける必要もなくな
る。なお、本実施例では、補間階調駆動法による階調表
示を行う液晶表示装置の階調電源回路について説明した
が、補間階調駆動法によらない階調表示または階調表示
を行わない液晶表示装置においても、液晶の交流駆動を
行う必要上2段階の電圧レベルを切り替えるので、この
ような電源回路にも同様に実施することができる。ま
た、液晶表示装置以外でも2段階の電圧レベルを出力す
る電源回路には同様に実施可能である。さらに、2段階
に限らず3段階以上または無段階に変化する電圧レベル
を出力する電源回路の場合も同様である。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、補助電源
の出力の電圧レベルが電源と同様に変化するので、電荷
蓄積手段の2端子間に印加される電圧が常にほぼ一定と
なり、電源の出力の電圧レベルが変化しても電荷蓄積手
段の充放電が起こらない。
【0048】したがって、電荷蓄積手段の充放電による
電圧レベルの意図しない変動が発生するようなことがな
く、安定した電源電圧を供給することができるようにな
ると共に、この充放電によって電力が無駄に消費される
こともなくなる。
【0049】また、この電源回路を液晶表示装置の階調
電源回路や共通電源回路として用いた場合には、交流駆
動による極性反転の際に電荷蓄積手段をスイッチング素
子によって切り替える必要がなくなるので、補間階調駆
動法によって発生する高周波成分の電圧変動も確実に除
去することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す階調電源回路のブロック
図である。
【図2】図1の階調電源回路の詳細を示すブロック回路
図である。
【図3】本発明の実施例を示す極性反転信号の波形を示
すタイムチャートである。
【図4】本発明の実施例を示す階調電圧と補助電圧の波
形を示すタイムチャートである。
【図5】負荷を接続した電源回路のブロック図である。
【図6】液晶表示装置のブロック図である。
【図7】階調表示を行うデータドライバのブロック図で
ある。
【図8】補間階調駆動法による階調表示を行うデータド
ライバのブロック図である。
【図9】従来例を示す階調電源回路のブロック図であ
る。
【図10】従来例を示す導通したスイッチ素子とコンデ
ンサの等価回路図である。
【図11】他の従来例を示す階調電源回路のブロック図
である。
【符号の説明】
1 階調電圧発生回路 2 補助電圧発生回路 3 コンデンサ 15 絵素電極 17 共通電極 20 データドライバ 21 階調電源回路 22 共通電源回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力の電圧レベルが変化する電源を備
    え、2端子間に電荷を蓄積する電荷蓄積手段の一端が該
    電源の出力に接続された電源回路において、 該電源の出力の電圧レベルに対して常にほぼ一定の電位
    差を有する電圧レベルを出力する補助電源が設けられる
    と共に、該補助電源の出力が該電荷蓄積手段の他端に接
    続されている電源回路。
  2. 【請求項2】 出力の電圧レベルが2段階に繰り返し切
    り替わる電源を備え、2端子間に電荷を蓄積する電荷蓄
    積手段の一端が該電源の出力に接続された電源回路にお
    いて、 該電源の出力の電圧レベルに同期して出力の電圧レベル
    が2段階に繰り返し切り替わり、かつ、該2段階の電圧
    レベルがそれぞれ対応する電源の出力の2段階の各電圧
    レベルに対してほぼ同じ電位差を有する補助電源が設け
    られると共に、該補助電源の出力が該電荷蓄積手段の他
    端に接続されている電源回路。
  3. 【請求項3】 各絵素ごとに絵素電極が設けられると共
    に、該全絵素の絵素電極に対向して液晶を介して共通電
    極が設けられ、電圧レベルが一定の共通電圧を出力する
    共通電源回路と、電圧レベルが周期的に切り替えられ、
    共通電源回路の共通電圧に対して電位差の絶対値がほぼ
    一定で極性が反転する2段階の電圧レベルであって相互
    に異なる複数の階調電圧を出力する階調電源回路とが設
    けられ、かつ、共通電源回路の共通電圧が該共通電極に
    供給されると共に、各絵素ごとのディジタル階調データ
    に基づいて1または2以上の階調電圧を選択し、該選択
    された1の階調電圧を当該ディジタル階調データに対応
    する絵素の絵素電極に供給し、または、該選択された2
    以上の階調電圧を順次切り替えて当該絵素の絵素電極に
    供給するデータドライバが設けられた液晶表示装置にお
    いて、 該階調電源回路が複数の電源回路によって構成され、該
    複数の電源回路は、電源の出力の電圧レベルに同期して
    出力の電圧レベルが2段階に繰り返し切り替わり、か
    つ、該2段階の電圧レベルがそれぞれ対応する電源の出
    力の2段階の各電圧レベルに対してほぼ同じ電位差を有
    する補助電源が設けられると共に、該補助電源の出力が
    該電荷蓄積手段の他端に接続されている電源回路。
  4. 【請求項4】 各絵素ごとに絵素電極が設けられると共
    に、該全絵素の絵素電極に対向して液晶を介し共通電極
    が設けられ、電圧レベルが周期的に2段階に切り替えら
    れる共通電圧を出力する共通電源回路と、電圧レベルが
    該共通電源回路に同期して切り替えられ、共通電源回路
    の共通電圧に対して電位差の絶対値がほぼ一定で極性が
    反転する2段階の電圧レベルであって相互に異なる複数
    の階調電圧を出力する階調電源回路とが設けられ、か
    つ、共通電源回路の共通電圧が該共通電極に供給される
    と共に、各絵素ごとのディジタル階調データに基づいて
    1または2以上の階調電圧を選択し、該選択された1の
    階調電圧を当該ディジタル階調データに対応する絵素の
    絵素電極に供給し、または、該選択された2以上の階調
    電圧を順次切り替えて当該絵素の絵素電極に供給するデ
    ータドライバが設けられた液晶表示装置において、 該階調電源回路が複数の電源回路によって構成され、か
    つ該共通電源回路が電源回路によって構成されており、
    該階調電源回路および共通電源回路が構成される電源回
    路は、電源の出力の電圧レベルに同期して出力の電圧レ
    ベルが2段階に繰り返し切り替わり、かつ、該2段階の
    電圧レベルがそれぞれ対応する電源の出力の2段階の各
    電圧レベルに対してほぼ同じ電位差を有する補助電源が
    設けられると共に、該補助電源の出力が該電荷蓄積手段
    の他端に接続されている電源回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100483381B1 (ko) * 1997-08-13 2005-08-31 삼성전자주식회사 액정표시장치의계조전압발생회로
JP2009220531A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Casio Comput Co Ltd 露光装置及び画像形成装置
CN111105752A (zh) * 2018-10-26 2020-05-05 拉碧斯半导体株式会社 半导体装置

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