JPH0859643A - テトラヒドロ−1,3,5−チアジアジン誘導体及びその塩類並びに農園芸用殺虫殺ダニ剤 - Google Patents

テトラヒドロ−1,3,5−チアジアジン誘導体及びその塩類並びに農園芸用殺虫殺ダニ剤

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JPH0859643A
JPH0859643A JP7175542A JP17554295A JPH0859643A JP H0859643 A JPH0859643 A JP H0859643A JP 7175542 A JP7175542 A JP 7175542A JP 17554295 A JP17554295 A JP 17554295A JP H0859643 A JPH0859643 A JP H0859643A
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JP
Japan
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halo
alkyl
alkyl group
same
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Application number
JP7175542A
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English (en)
Inventor
Akira Seo
明 瀬尾
Naoya Yamamoto
直也 山本
Atsushi Kaneoka
淳 金岡
Nobusuke Fujioka
伸祐 藤岡
Masaaki Kudo
正昭 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Nohyaku Co Ltd
Original Assignee
Nihon Nohyaku Co Ltd
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Publication date
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  • Nitrogen- Or Sulfur-Containing Heterocyclic Ring Compounds With Rings Of Six Or More Members (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式(I) 【化1】 〔式中、R1はハロゲン、アルキル基又はアルコキシ基等
で置換されても良いフェニル基等、R2及びR3はアルキル
基、シクロアルキル基、アルケニル基、フェニル基又は
置換ベンジル基、又は、 -CH2CH=CH-C≡C-R4 (式中、
R4はアルキル基、フェニル基等を示す。)等〕で表され
るテトラヒドロ−1,3,5−チアジアジン誘導体又は
その塩類並びに農園芸用殺虫殺ダニ剤。 【効果】 式(I) の化合物は水田、果樹、野菜、その他
の作物及び花卉等を加害する害虫に対して顕著な殺虫殺
ダニ効果を有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般式(I)
【化8】 〔式中、R1は(C1-6)アルキル基、(C3-6)シクロアルキル
基、フェニル基、又は同一又は異なっても良く、ハロゲ
ン原子、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C
1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)ア
ルキルチオ基又はハロ(C1-6)アルキルチオ基から選択さ
れる1〜5個の置換基を有するフェニル基を示し、R2
びR3は一方の置換基が(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)ア
ルキル基、シアノ(C1-6)アルキル基、(C3-6)シクロアル
キル基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原子又は(C
1-6)アルキル基から選択される1以上の置換基を有する
(C3-6)シクロアルキル基、(C1-6)アルコキシ(C1-6)アル
キル基、(C3-5)アルケニル基、(C3-5)アルキニル基、(C
1-6)アルコキシカルボニル(C1-6)アルキル基、フェニル
基、又は同一若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、
シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)ア
ルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ
基、(C1-6)アルキルチオ基又はハロ(C1-6)アルキルチオ
基から選択される1〜5個の置換基を有するフェニル基
を示し、他方の置換基は下記〔A〕〜〔F〕で表される
置換基を示す。又、R2及びR3は同時に〔A〕〜〔F〕か
ら選択される同一又は異なっても良い置換基を有するこ
ともできる。
【0002】〔A〕
【化9】-CH2CH=CH-C≡C-R4 (式中、R4は水素原子、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)
アルキル基、ヒドロキシ(C1-6)アルキル基、(C3-6)シク
ロアルキル基、(C1-6)アルコキシ(C1-6)アルキル基、(C
1-6)アルキルカルボニル基、(C1-6)アルコキシカルボニ
ル基、(C3-6)シクロアルキルカルボニル基、(C3-6)シク
ロアルコキシカルボニル基、アミノカルボニル基、同一
又は異なっても良い(C1-6)アルキル基又は(C3-6)シクロ
アルキル基から選択される1〜2個の置換基を有するア
ミノカルボニル基、トリ(C1-6)アルキルシリル基、フェ
ニル基、同一又は異なっても良くハロゲン原子、シアノ
基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル
基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C
1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基又は(C
1-3)アルキレンジオキシ基から選択される1〜5個の置
換基を有するフェニル基、又は同一若しくは異なっても
良く、酸素原子、窒素原子又は硫黄原子から選択される
1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員複素環を示し、
該複素環はハロゲン原子、(C1-6)アルキル基、ハロ(C
1-6)アルキル基、(C1-6)アルキルチオ基又はハロ(C1-6)
アルキルチオ基から選択される1〜4個の置換基を有す
ることもできる。)
【0003】〔B〕
【化10】-CH2C≡C--C≡C-R4 (式中、R4は前記に同じ。)
【0004】〔C〕
【化11】 (式中、R5は水素原子、(C1-6)アルキル基、(C3-6)シク
ロアルキル基、(C1-6)アルキルカルボニル基、(C1-6)ア
ルコキシカルボニル基、ハロ(C1-6)アルコキシカルボニ
ル基、(C3-6)シクロアルキルカルボニル基、(C3-6)シク
ロアルコキシカルボニル基、同一又は異なっても良く、
1以上のハロゲン原子又はアルキル基により置換された
(C3-6)シクロアルコキシカルボニル基、アミノカルボニ
ル基、同一又は異なっても良い(C1-6)アルキル基又は(C
3-6)シクロアルキル基から選択される1〜2個の置換基
を有するアミノカルボニル基、トリ(C1-6)アルキルシリ
ル基、フェニル基、同一又は異なっても良くハロゲン原
子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C
1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アル
コキシ基、(C1-6)アルキルチオ基又はハロ(C1-6)アルキ
ルチオ基から選択される1〜5個の置換基を有するフェ
ニル基、又は同一若しくは異なっても良く、酸素原子、
窒素原子又は硫黄原子から選択される1〜3個のヘテロ
原子を有する5〜6員複素環を示し、該複素環はハロゲ
ン原子、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C
1-6)アルキルチオ基又はハロ(C1-6)アルキルチオ基から
選択される1〜4個の置換基を有することもできる。X1
は水素原子、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又は(C
1-6)アルコキシ基を示す。)
【0005】〔D〕
【化12】 (式中、R4及びX1は前記に同じ。)
【0006】〔E〕
【化13】 (式中、R6は水素原子、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル
基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ
(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C
1-6)アルキルチオ基、シクロ(C3-6)アルキル基、(C1-6)
アルキルカルボニル基、(C1-6)アルコキシカルボニル
基、(C3-6)シクロアルキルカルボニル基、(C3-6)シクロ
アルコキシカルボニル基、アミノカルボニル基、同一又
は異なっても良い(C1-6)アルキル基又は(C3-6)シクロア
ルキル基から選択される1〜2個の置換基を有するアミ
ノカルボニル基、トリ(C1-6)アルキルシリル基、フェニ
ル基、同一又は異なっても良くハロゲン原子、シアノ
基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル
基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C
1-6)アルキルチオ基又はハロ(C1-6)アルキルチオ基から
選択される1〜5個の置換基を有するフェニル基、又は
同一若しくは異なっても良く、酸素原子、窒素原子又は
硫黄原子から選択される1〜3個のヘテロ原子を有する
5〜6員複素環を示し、該複素環はハロゲン原子、(C
1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルキ
ルチオ基又はハロ(C1-6)アルキルチオ基から選択される
1〜4個の置換基を有することもできる。X1は前記に同
じ。)
【0007】又は〔F〕
【化14】 (式中、R6及びX1は前記に同じ。)〕で表されるテトラ
ヒドロ−1,3,5−チアジアジン誘導体又はその塩類
及び該化合物を有効成分として含有する農園芸用殺虫殺
ダニ剤に関するものである。
【0008】
【従来の技術】特開昭54−3083号公報には以下に
示す化合物が殺虫殺ダニ剤として有用であることが開示
されている。
【化15】 又、特開昭61−140577号、特開平2−1314
75号、同2−131476号、同3−72472号、
同3−197472号、同197473号、同3−19
7473号及び同3−215478号の各公報にテトラ
ヒドロ−1,3,5−チアジアジン類が開示され、農園
芸用殺虫殺ダニ剤として有用であることが記載されてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は新規な殺
虫殺ダニ剤を創出すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明
の一般式(I) で表されるテトラヒドロ−1,3,5−チ
アジアジン誘導体又はその塩類が文献未記載の新規化合
物であり、先行技術に記載のテトラヒドロ−1,3,5
−チアジアジン類に比して低薬量で強い殺虫殺ダニ効果
を有することを見いだし、本発明を完成させたものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は一般式(I) で表
されるテトラヒドロ−1,3,5−チアジアジン誘導体
又はその塩類及び該化合物を有効成分として含有する新
規な農園芸用殺虫殺ダニ剤を提供するものである。本発
明の一般式(I) で表されるテトラヒドロ−1,3,5−
チアジアジン誘導体又はその塩類の各置換基の定義とし
て、ハロゲン原子とは塩素原子, フッ素原子、臭素原子
又はヨウ素原子を示し、各置換基の『(C1-6)』とは炭素
原子数1〜6までの置換基を示し、例えば(C1-6)アルキ
ル基とはメチル、エチル、n-プロピル、i-プロピル、n-
ブチル、i-ブチル、s-ブチル、t-ブチル、n-ペンチル、
n-ヘキシル等の直鎖状又は分岐状の炭素原子数1〜6個
のアルキル基を示し、(C1-6)アルコキシ基とはメトキ
シ、エトキシ、n-プロポキシ、i-プロポキシ、n-ブトキ
シ、i-ブトキシ、s-ブトキシ、t-ブトキシ、n-ペンチル
オキシ、n-ヘキシルオキシ等の直鎖状又は分岐状の炭素
原子数1〜6個のアルコキシ基を示し、(C1-6)アルキル
チオ基とはメチルチオ、エチルチオ、n-プロピルチオ、
i-プロピルチオ、
【0011】n-ブチルチオ、i-ブチルチオ、s-ブチルチ
オ、t-ブチルチオ、n-ペンチルチオ、n-ヘキシルチオ等
の直鎖状又は分岐状の炭素原子数1〜6個のアルキルチ
オ基を示し、(C3-5)アルケニル基とは1-プロペニル、2-
プロペニル、1-ブテニル、2-ブテニル、3-ブテニル、1-
ペンテニル、2-ペンテニル、3-ペンテニル、4-ペンテニ
ル、1-ヘキセニル、2-ヘキセニル、3-ヘキセニル、4-ヘ
キセニル、5-ヘキセニル等の分子内に1個の二重結合を
有する炭素原子数3〜5個の直鎖状又は分岐状のアルケ
ニル基を示し、(C3-5)アルキニル基とは1-プロピニル、
2-プロピニル、1-ブチニル、2-ブチニル、3-ブチニル、
1-ペンチニル、2-ペンチニル、3-ペンチニル、4-ペンチ
ニル、1-ヘキシニル、2-ヘキシニル、3-ヘキシニル、4-
ヘキシニル、5-ヘキシニル等の分子内に1個の三重結合
を有する炭素原子数3〜5個の直鎖状又は分岐状のアル
ケニル基を示し、『ハロ』とは同一又は異なっても良い
1以上のハロゲン原子で置換された基を示し、例えばハ
ロ(C1-6)アルキル基とは塩素原子、フッ素原子、臭素原
子又はヨウ素原子から選択される1以上の置換基を有す
る(C1-6)アルキル基を示すものである。本発明の一般式
(I) で表されるテトラヒドロ−1,3,5−チアジアジ
ン誘導体又はその塩類のうち、その構造式中に二重結合
を有するものについてはE体及びZ体の異性体を有する
が、本発明はこれらの異性体であるE体、Z体又はそれ
らの混合物を包含するものである。
【0012】本発明の一般式(I) で表されるテトラヒド
ロ−1,3,5−チアジアジン誘導体又はその塩類の代
表的な製造方法としては、例えば下記に図示する方法を
例示することができる。
【化16】 (式中、R1、R2及びR3は前記に同じくし、Z は同一又は
異なっても良いハロゲン原子を示す。)
【0013】一般式(III) で表されるハライド類と一般
式(II)で表されるウレア類とを不活性溶媒及び塩基の存
在下反応させることにより一般式(I) で表されるテトラ
ヒドロ−1,3,5−チアジアジン誘導体を製造するこ
とができる。又、一般式(III) で表されるハライド類と
一般式(II)で表されるウレア類とを不活性溶媒の存在下
加熱反応することにより一般式(I')で表されるテトラヒ
ドロ−1,3,5−チアジアジン誘導体の塩類とし、該
塩類を塩基と反応させることにより一般式(I) で表され
るテトラヒドロ−1,3,5−チアジアジン誘導体を製
造することもできる。一方、一般式(I) で表されるテト
ラヒドロ−1,3,5−チアジアジン誘導体を酸で処理
することにより容易に該化合物の塩類を製造することが
できる。
【0014】本発明で使用する不活性溶媒としては本反
応の進行を著しく阻害しないものであれば良く、例えば
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、
アセトン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン等の
ケトン類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン等の鎖状又環状エーテル類、クロロホルム、四
塩化炭素、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、
メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール
類、酢酸エチル等の脂肪酸エステル類、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド等の脂肪酸アミド類、ジ
メチルスルホキシド、水等の不活性溶媒を例示すること
ができ、これらの不活性溶媒は単独で、又は2種以上混
合して使用することができる。
【0015】本反応で使用する塩基としては無機塩基又
は有機塩基を使用することができ、無機塩基としては、
例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム等のアルカリ
金属又はアルカリ土類金属原子の水酸化物、炭酸塩等を
例示することができ、有機塩基としては、例えばトリエ
チルアミン、ピリジン、1,8−ジアザビシクロ−
(5,4,0〕−7−ウンデセン等を例示することがで
き、その使用量は一般式(III) で表されるハライド類に
対して2倍モル〜過剰モルの範囲から、一般式(I')で表
されるテトラヒドロ−1,3,5−チアジアジン誘導体
の塩類を経由して一般式(I) で表されるテトラヒドロ−
1,3,5−チアジアジン誘導体を製造する場合は等モ
ル乃至過剰モルの範囲から適宜選択して使用すれば良
い。
【0016】反応温度は−10℃〜200℃の範囲から
適宜選択して反応を行えば良く、好ましくは室温〜10
0℃の範囲である。又、一般式(I')で表されるテトラヒ
ドロ−1,3,5−チアジアジン誘導体の塩類を中間体
として一般式(I) で表されるテトラヒドロ−1,3,5
−チアジアジン誘導体を製造する場合は加熱下に反応を
行うのが良い。本反応は等モル反応であるので一般式(I
II) で表されるハライド類及び一般式(II)で表されるウ
レア類を等モル使用すれば良いが、いずれかの反応剤を
過剰に使用することもできる。反応時間は反応温度、反
応規模等により一定しないが、2、3分から48時間の
範囲で反応を行えば良い。反応終了後、目的物を含む反
応系から常法により単離し、必要に応じてカラムクロマ
トグラフィー、再結晶等の方法により精製して目的物を
製造することができる。
【0017】一般式(I) で表されるテトラヒドロ−1,
3,5−チアジアジン誘導体の塩類を製造するには該化
合物に所望する酸を処理して製造すれば良く、酸として
は、例えばHCl 、HBr 、HI、HF、H2SO4 、H3PO4 、HN
O3、HClO4 、CH3COOH 、CCl3COOH、クエン酸、乳酸、蟻
酸、シュウ酸、グリコール酸、安息香酸、ドデシルベン
ゼンスルホン酸、サリチル酸、ニコチン酸等の無機又は
有機酸を使用することができる。又は一般式(III) で表
されるハライド類と一般式(II)で表されるウレア類とを
加熱下に反応させて製造することもできる。
【0018】以下に本発明の一般式(I) で表されるテト
ラヒドロ−1,3,5−チアジアジン誘導体又はその塩
類の代表的な化合物を第1表に例示するが、本発明はこ
れらの化合物に限定されるものではない。一般式(I)
【化17】
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】
【0022】
【表4】
【0023】
【表5】
【0024】
【表6】
【0025】
【表7】
【0026】
【表8】
【0027】
【表9】 注:『c−』は脂環式炭化水素を示す。
【0028】第1表で示される化合物の物性を第2表に
示す。
【表10】
【0029】
【表11】
【0030】
【表12】
【0031】
【表13】
【0032】
【表14】
【0033】
【表15】
【0034】
【表16】
【0035】
【表17】
【0036】
【表18】
【0037】
【表19】
【0038】
【表20】
【0039】
【表21】
【0040】
【表22】
【0041】
【表23】
【0042】一般式(III) で表されるハライド類は公知
の方法[J.O.C.,36, 2897(1974)] に従って製造すること
ができ、一般式(II)で表されるウレア類も公知の方法に
より製造することができる。以下に本発明の代表的な実
施例を例示するが本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。
【0043】
【実施例】
実施例1 (E)−2−(2,2,2−トリフルオロ
エチルイミノ)−3−(6,6−ジメチル−2−ヘプテ
ン−4−イン−1−イル)−5−フェニル−テトラハイ
ドロ−1,3,5−チアジアジン−4−オン(化合物No
82)及び(E)−3−(2,2,2−トリフルオロエ
チル)−2−(6,6−ジメチル−2−ヘプテン−4−
イン−1−イルイミノ)−5−フェニル−テトラハイド
ロ−1,3,5−チアジアジン−4−オン(化合物No1
4)の製造
【化18】
【0044】N−クロロメチル−N−フェニルカルバモ
イルクロライド0.88g(4.3ミリモル)及び
(E)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−3
−(6,6−ジメチル−2−ヘプテン−4−イン−1−
イル)チオウレア1.2g(4.3ミリモル)をベンゼ
ン15mlに溶解し、40〜50℃に加温して2時間攪拌
下に反応を行い、次いで5N−水酸化ナトリウム水溶液
1.8mlを加えて30分間反応を行った。反応終了後、
反応液に水を加えて有機層を分取して乾燥後、減圧下に
溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(n-ヘキサン:酢酸エチル=9:1)で精
製することにより目的物の化合物No82を0.43g及
び化合物No14を0.35g得た。 物性 化合物No82 粘稠油状物 収率 24%1 H−NMR〔CDCl3 /TMS,δ値(ppm)〕 1.23(s.9H), 3.81(q.2H), 4.63(d.d.2H), 4.86(s.2H),
5.78(d.t.1H),6.17(d.t.1H), 7.28-7.45(m.5H). 化合物No14 粘稠油状物 収率 20%1 H−NMR〔CDCl3 /TMS,δ値(ppm)〕 1.25(s.9H), 4.00(d.d.2H), 4.86(s.2H), 5.06(q.2H),
5.70(d.t.1H),6.13(d.t.1H), 7.28-7.45(m.5H).
【0045】実施例2 2−(2,2,2−トリフル
オロエチルイミノ)−3−〔4−(3,3−ジメチル−
1−ブチニル)ベンジル〕−5−(4−メチルフェニ
ル)−テトラハイドロ−1,3,5−チアジアジン−4
−オン(化合物No109)及び3−(2,2,2−トリ
フルオロエチル)−2−〔4−(3,3−ジメチル−1
−ブチニル)ベンジルイオノ〕−5−(4−メチルフェ
ニル)−テトラハイドロ−1,3,5−チアジアジン−
4−オン(化合物No106)の製造
【化19】
【0046】N−クロロメチル−N−(4−メチルフェ
ニル)カルバモイルクロライド0.88g(4.0ミリ
モル)及び1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−
3−〔4−(3,3−ジメチル−1−ブチニル)ベンジ
ル〕チオウレア1.3g(4.0ミリモル)をベンゼン
10mlに溶解し、40〜50℃に加温して2時間攪拌下
に反応を行い、次いで5N−水酸化ナトリウム水溶液
1.7mlを加えて30分間反応を行った。反応終了後、
反応液に水を加えて有機層を分取して水洗及び乾燥後、
減圧下に溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(n-ヘキサン:酢酸エチル=9:
1)で精製することにより目的物の化合物No109を
0.55g及び化合物No106を0.55g得た。 物性 化合物No109 m.p.154−158℃ 収率 30% 化合物No106 m.p.105−108℃ 収率 30%
【0047】実施例3 2−シクロプロピルイミノ−
3−〔4−(3,3−ジメチル−1−ブチニル)ベンジ
ル〕−5−フェニル−テトラヒドロ−1,3,5−チア
ジアジン−4−オン(化合物No57)及び3−シクロプ
ロピル−2−〔4−(3,3−ジメチル−1−ブチニ
ル)ベンジルイミノ〕−5−フェニル−テトラヒドロ−
1,3,5−チアジアジン−4−オン(化合物No10)
の製造
【化20】
【0048】N−クロロメチル−N−フェニルカルバモ
イルクロライド1.14g(5.6ミリモル)及び1−
シクロプロピル−3−〔4−(3,3−ジメチル−1−
ブチニル)ベンジル〕チオウレア1.60g(5.6ミ
リモル)をイソプロパノール15mlに溶解し、2時間攪
拌下に反応を行い、次いで5N−水酸化ナトリウム水溶
液2.4mlを加えて30分間反応を行った。反応終了
後、反応液に水を加えて目的物を酢酸エチルにより抽出
し、有機層を分取して水洗及び乾燥後、減圧下に溶媒を
留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(n-ヘキサン:酢酸エチル=9:1)で精製する
ことにより目的物の化合物No57を1.52g及び化合
物No10を0.18g得た。 物性 化合物No57 m.p.130−132℃ 収率 65% 化合物No10 粘稠油状物 収率 8%1 H−NMR〔CDCl3 /TMS,δ値(ppm)〕 0.60-0.65(m.2H), 1.00-1.08(m.2H), 1.32(s.9H), 3.04
(m.1H),4.52(s.2H), 4.82(s.2H), 7.23-7.42(m.9H).
【0049】実施例4 2−イソプロピルイミノ−3
−〔4−(3,3−ジメチル−1−ブチニル)ベンジ
ル〕−5−フェニル−テトラヒドロ−1,3,5−チア
ジアジン−4−オン(化合物No51)の製造
【化21】
【0050】N−クロロメチル−N−フェニルカルバモ
イルクロライド0.61g(3.0ミリモル)及び1−
イソプロピル−3−〔4−(3,3−ジメチル−1−ブ
チニル)ベンジル〕チオウレア0.86g(3.0ミリ
モル)をベンゼン10mlに溶解し、40〜50℃に加温
して2時間攪拌下に反応を行い、次いで5N−水酸化ナ
トリウム水溶液1.3mlを加えて30分間反応を行っ
た。反応終了後、反応液に水を加えて有機層を分取して
水洗及び乾燥後、減圧下に溶媒を留去して得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n-ヘキサン:
酢酸エチル=9:1)で精製することにより目的物0.
46gを得た。 物性 m.p.127−130℃ 収率 37%
【0051】実施例5 2−tert−ブチルイミノ
−3−〔2−フルオロ−4−(3,3−ジメチル−1−
ブチニル)ベンジル〕−5−フェニル−テトラハイドロ
−1,3,5−チアジアジン−4−オン(化合物No7
3)の製造
【化22】
【0052】N−クロロメチル−N−フェニルカルバモ
イルクロライド0.61g(3.0ミリモル)及び1−
tert−ブチル−3−〔2−フルオロ−4−(3,3
−ジメチル−1−ブチニル)ベンジル〕チオウレア0.
96g(3.0ミリモル)をベンゼン10mlに溶解し、
40〜50℃に加温して2時間攪拌下に反応を行い、次
いで5N−水酸化ナトリウム水溶液1.3mlを加えて3
0分間反応を行った。反応終了後、反応液に水を加えて
有機層を分取して水洗及び乾燥後、減圧下に溶媒を留去
して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(n-ヘキサン:酢酸エチル=9:1)で精製すること
により目的物0.60gを得た。 物性 m.p.126−128℃ 収率 44%
【0053】実施例6 2−シクロプロピルイミノ−
3−〔4−(2−フェニルエチニル)ベンジル〕−5−
フェニル−テトラヒドロ−1,3,5−チアジアジン−
4−オン(化合物No80) の製造
【化23】
【0054】N−クロロメチル−N−フェニルカルバモ
イルクロライド0.61g(3.0ミリモル)及び1−
シクロプロピル−3−〔4−(2−フェニルエチニル)
ベンジル〕チオウレア0.92g(3.0ミリモル)を
ベンゼン10mlに溶解し、40〜50℃に加温して2時
間攪拌下に反応を行い、次いで5N−水酸化ナトリウム
水溶液1.3mlを加えて30分間反応を行った。反応終
了後、反応液に水を加えて有機層を分取して水洗及び乾
燥後、減圧下に溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(n-ヘキサン:酢酸エチル
=4:1)で精製することにより目的物0.82gを得
た。 物性 m.p.112−115℃ 収率 63%
【0055】実施例7 3−〔3−(4−tert−
ブチルフェニル)−2−プロピニル〕−2−シクロプロ
ピルイミノ−5−フェニル−テトラヒドロ−1,3,5
−チアジアジン−4−オン(化合物No87)の製造
【化24】
【0056】N−クロロメチル−N−フェニルカルバモ
イルクロライド0.31g(1.5ミリモル)及び1−
〔3−(4−tert−ブチルフェニル)−2−プロピ
ニル〕−3−シクロプロピルチオウレア0.43g
(1.5ミリモル)をイソプロパノール5mlに溶解し、
室温下に2時間攪拌して反応を行い、次いで5N−水酸
化ナトリウム水溶液0.7mlを加えて30分間反応を行
った。反応終了後、反応液に水を加えて目的物を酢酸エ
チルにより抽出て、有機層を分取して水洗及び乾燥後、
減圧下に溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(n-ヘキサン:酢酸エチル=8
5:15)で精製することにより目的物0.50gを得
た。 物性 粘稠油状物 収率 80%1 H−NMR〔CDCl3 /TMS,δ値(ppm)〕 0.80-0.90(m.4H), 1.30(s.9H), 2.82(m.1H), 4.89(s.2
H),4.91(s.2H), 7.24-7.44(m.9H).
【0057】実施例8 (E)−3−〔3−(4−t
ert−ブチルフェニル)−2−プロペニル〕−2−シ
クロプロピルイミノ−5−フェニル−テトラヒドロ−
1,3,5−チアジアジン−4−オン(化合物No29)
の製造
【化25】
【0058】N−クロロメチル−N−フェニルカルバモ
イルクロライド0.33g(1.6ミリモル)及び
(E)−1−〔3−(4−tert−ブチルフェニル)
−2−プロペニル〕−3−シクロプロピルチオウレア
0.46g(1.6ミリモル)をイソプロパノール5ml
に溶解し、室温下に2時間攪拌して反応を行い、次いで
5N−水酸化ナトリウム水溶液0.7mlを加えて30分
間反応を行った。反応終了後、反応液に水を加えて目的
物を酢酸エチルにより抽出て、有機層を分取して水洗及
び乾燥後、減圧下に溶媒を留去して得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(n-ヘキサン:酢酸エ
チル=85:15)で精製することにより目的物0.4
5gを得た。 物性 粘稠油状物 収率 67%1 H−NMR〔CDCl3 /TMS,δ値(ppm)〕 0.70-0.79(m.2H), 0.80-0.87(m.2H), 1.30(s.9H), 2.81
(m.1H),4.69(d.2H), 4.48(s.2H), 6.30(d.t.1H), 6.58
(d.1H),7.22-7.42(m.9H).
【0059】実施例9 (E)−2−シクロプロピル
イミノ−3−〔4−(3,3−ジメチル−1−ブテニ
ル)ベンジル〕−5−フェニル−テトラヒドロ−1,
3,5−チアジアジン−4−オン(化合物No23)の製
【化26】
【0060】N−クロロメチル−N−フェニルカルバモ
イルクロライド0.41g(2.0ミリモル)及び
(E)−1−シクロプロピル−3−〔4−(3,3−ジ
メチル−1−ブテニル)ベンジル〕チオウレア0.58
g(2.0ミリモル)をイソプロパノール5mlに溶解
し、室温下に2時間攪拌して反応を行い、次いで5N−
水酸化ナトリウム水溶液0.9mlを加えて30分間反応
を行った。反応終了後、反応液に水を加えて目的物を酢
酸エチルにより抽出て、有機層を分取して水洗及び乾燥
後、減圧下に溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(n-ヘキサン:酢酸エチル=
85:15)で精製することにより目的物0.15gを
得た。 物性 粘稠油状物 収率 18%1 H−NMR〔CDCl3 /TMS,δ値(ppm)〕 0.67-0.71(m.2H), 0.78-0.83(m.2H), 1.11(s.9H), 2.79
(m.1H),4.82(s.2H), 5.17(s.2H), 6.21(d.1H), 6.58(d.
1H),7.22-7.42(m.9H).
【0061】実施例10 3−〔4−(3,3−ジメ
チル−1−ブチニル)ベンジル〕−2−(2−メチル−
2−プロペニルイミノ)−5−フェニル−テトラヒドロ
−1,3,5−チアジアジン−4−オン(化合物No6
4)及び2−〔4−(3,3−ジメチル−1−ブチニ
ル)ベンジルイミノ〕−3−(2−メチル−2−プロペ
ニル)−5−フェニル−テトラヒドロ−1,3,5−チ
アジアジン−4−オン(化合物No22)の製造
【化27】
【0062】N−クロロメチル−N−フェニルカルバモ
イルクロライド0.41g(2.0ミリモル)及び1−
〔4−(3,3−ジメチル−1−ブチニル)ベンジル〕
−3−(2−メチル−2−プロペニル)チオウレア0.
6g(2.0ミリモル)をイソプロパノール5mlに溶解
し、室温下に2時間攪拌して反応を行い、次いで5N−
水酸化ナトリウム水溶液0.9mlを加えて30分間反応
を行った。反応終了後、反応液に水を加えて目的物を酢
酸エチルにより抽出て、有機層を分取して水洗及び乾燥
後、減圧下に溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(n-ヘキサン:酢酸エチル=
4:1)で精製することにより目的物である化合物64
を0.23g及び化合物22を0.15gを得た。
【0063】 物性 化合物64 粘稠油状物 収率 27%1 H−NMR〔CDCl3 /TMS,δ値(ppm)〕 1.30(s.9H), 1.73(s.3H), 3.84(s.2H), 4.79(s.2H), 4.
83(s.2H),5.30(s.2H), 7.23-7.42(m.9H). 化合物22 粘稠油状物 収率 17%1 H−NMR〔CDCl3 /TMS,δ値(ppm)〕 1.32(s.9H), 1.77(s.3H), 4.53(s.2H), 4.74(s.2H), 4.
80(s.1H),4.86(s.1H), 4.89(s.2H), 7.22-7.43(m.9H).
【0064】実施例11 t−ブチル 4−〔3−(2
−シクロプロピルイミノ−5−フェニル−テトラヒドロ
−1,3,5−チアジアジン−4−オン−3−イル)−
1−プロピニル〕ベンゾエート(化合物No119)の製
【化28】
【0065】N−クロロメチル−N−フェニルカルバモ
イルクロリド0.41g(2.0ミリモル)とt−ブチ
ル 4−〔3−〔(N−シクロプロピルチオカルバモイ
ル)アミノ〕−1−プロピニル〕ベンゾエート0.66
g(2.0ミリモル)をイソプロパノール10mlに溶解
し、室温下に2時間攪拌を行い、次いで5N−水酸化ナ
トリウム水溶液0.8mlを加え、更に30分間反応を行
った。反応終了後、反応液に水を加えて目的物を酢酸エ
チルで抽出し、有機層を水洗・乾燥を行い、減圧下に溶
媒を留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=9:1)で精
製することにより目的物を0.25g得た。 物性 m.p.135−139℃ 収率 27%
【0066】実施例12 t−ブチル (E)−4−
〔(2−プロパルギルイミノ−5−フェニル−テトラヒ
ドロ−1,3,5−チアジアジン−4−オン−3−イ
ル)メチル〕シンナメート(化合物No128)の製造
【化29】
【0067】N−クロロメチル−N−フェニルカルバモ
イルクロリド0.41g(2.0ミリモル)とt−ブチ
ル 4−〔(プロパルギルチオカルバモイル)アミノメ
チル〕シンナメート0.66g(2.0ミリモル)をイ
ソプロパノール10mlに溶解し、室温下に2時間攪拌を
行い、次いで5N−水酸化ナトリウム水溶液0.8mlを
加え、更に30分間反応を行った。反応終了後、反応液
に水を加えて目的物を酢酸エチルで抽出し、有機層を水
洗・乾燥を行い、減圧下に溶媒を留去して得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサ
ン:酢酸エチル=8:2)で精製することにより目的物
を0.12g得た。 物性 粘稠油状物 収率 13%1 H-NMR [CDCl3/TMS, δ値(ppm)] 1.53(s.9H), 2.28(t,1H), 4.16(d.2H), 4.85(s.2H), 5.
31(s.2H),6.33(d.1H), 7.23-7.42(m.9H), 7.56(d.1H).
【0068】実施例13 2−シクロプロピルイミノ−
3−〔4−(3−エトキシ−3−メチル−1−ブチニ
ル)ベンジル〕−5−フェニル−テトラヒドロ−1,
3,5−チアジアジン−4−オン(化合物No146)の
製造
【化30】
【0069】N−クロロメチル−N−フェニルカルバモ
イルクロリド0.33g(1.5ミリモル)と1−シク
ロプロピル−3−〔4−(3−エトキシ−3−メチル−
1−ブチニル)ベンジル〕チオウレア0.48g(1.
5ミリモル)をイソプロパノール10mlに溶解し、室温
下に2時間攪拌を行い、次いで5N−水酸化ナトリウム
水溶液0.6mlを加え、更に30分間反応を行った。反
応終了後、反応液に水を加えて目的物を酢酸エチルで抽
出し、有機層を水洗・乾燥を行い、減圧下に溶媒を留去
して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(n−ヘキサン:酢酸エチル=9:1)で精製するこ
とにより目的物を0.55g得た。 物性 m.p.85−88℃ 収率 82%
【0070】実施例14 2−シクロプロピルイミノ−
3−〔4−(3,3−ジメチル−1−ブチニル)3−メ
トキシベンジル〕−5−フェニル−テトラヒドロ−1,
3,5−チアジアジン−4−オン(化合物No153)の
製造
【化31】
【0071】N−クロロメチル−N−フェニルカルバモ
イルクロリド60mg(0.25ミリモル)と1−シク
ロプロピル−3−〔4−(3,3−ジメチル−1−ブチ
ニル)−3−メトキシベンジル〕チオウレア80mg
(0.25ミリモル)をイソプロパノール3mlに溶解
し、室温下に3時間攪拌を行い、次いで5N−水酸化ナ
トリウム水溶液0.1mlを加え、更に30分間反応を行
った。反応終了後、反応液に水を加えて目的物を酢酸エ
チルで抽出し、有機層を水洗・乾燥を行い、減圧下に溶
媒を留去して得られた残差をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で精
製することにより目的物を40mg得た。 物性 m.p.83℃ 収率 30%
【0072】本発明の一般式(I) で表されるテトラヒド
ロ−1,3,5−チアジアジン−4−オン誘導体又はそ
の塩類を有効成分とする農園芸用殺虫殺ダニ剤は水稲、
野菜、果樹、その他の作物及び花卉等を加害する各種農
林、園芸、貯穀害虫や衛生害虫或いは線虫等の害虫防除
に適しており、例えばリンゴコカクモンハマキ(adoxop
hyes orana fasciata)、チャノコカクモンハマキ
Adoxophyes sp.)、リンゴコシンクイ(Grapholita
inopinata )、ナシヒメシンクイガ(Grapholitamolest
a )、マメシンクイガ(Leguminivora glycinivorell
a)、クワハマキ(Olethreutes mori)、チャノホソ
ガ(Caloptilia thevivora )、リンゴホソガ(Calopt
ilia zachrysa)、キンモンホソガ(Phyllonorycter
ringoniella )、ナシホソガ(Spulerina astaurota
)、モンシロチョウ(Piers rapae crucivora
)、オオタバコガ類(Heliothis sp. )、コドリンガ
Laspeyresia pomonella )、コナガ(Plutella xy
lostella)、リンゴヒメシンクイ(Argyresthia conj
ugella)、モモシンクイガ(Carposina niponensi
s)、
【0073】ニカメイガ(Chilo suppressalis)、コ
ブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis )、チャマダ
ラメイガ(Ephestia elutella)、クワノメイガ(Glyp
hodespyloalis)、サンカメイガ(Scirpophaga incer
tulas)、イチモンジセセリ(Parnara guttata )、
アワヨトウ(Pseudaletia separata)、イネヨトウ
Sesamia inferens)、ハスモンヨトウ(Spodoptera
litura)、シロイチモンジヨトウ(Spodoptera exig
ua)等の鱗翅目害虫、フタテンヨコバイ(Macrosteles
fascifrons)、ツマグロヨコバイ(Nephotettix ci
ncticeps)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugen
s)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)、ミカン
キジラミ(Diaphorina citri )、ブドウコナジラミ
Aleurolobustaonabae)、タバココナジラミ(Bemisia
tabaci)、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vap
orariorum)、ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis ery
simi)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、ツ
ノロウムシ(Ceroplastes ceriferus )、ミカンワタカ
イガラムシ(Pulvinaria aurantii)、ミカンマルカイ
ガラムシ(Pseudaonidia duplex)、ナシマルカイガラ
ムシ(Comstockaspisperniciosa)、ヤノネカイガラム
シ(Unaspis yanonensis)等の半翅目害虫、
【0074】ネグサレセンチュウ(Pratylenchus s
p.)、ヒメコガネ(Anomala rufocuprea)、マメコガ
ネ(Popillia japonica)、タバコシバンムシ(Lasiod
erma serricorne)、ヒラタキクイムシ(Lyctus brun
neus)、ニジュウヤホシテントウ(Epilachna vigint
ioctopunctata )、アズキゾウムシ(Callosobruchus
chinensis )、ヤサイゾウムシ(Listroderes costir
ostris)、コクゾウムシ(Sitophilus zeamais )、ワ
タミゾウムシ(Anthonomus grandis grandis )、イ
ネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus )、ウ
リハムシ(Aulacophora femoralis )、イネドロオイ
ムシ(Oulema oryzae)、キスジノミハムシ(Phyllotr
eta striolata )、コクゾウムシ(Sitophilus zeam
ais )、マツノキクイムシ(Tomicus piniperda )、
コロラドポテトビートル(Leptinotarsadecemlineat
a)、メキシカンビーンビートル(Epilachna varives
tis)、コーンルートワーム類(Diabrotica sp.)等の
甲虫目害虫、ウリミバエ(Dacus(Zeugodacus) cucurbit
ae)、ミカンコミバエ(Dacus(Bactrocera) dorsali
s)、イネハモグリバエ(Agromyza oryzae)、タマネ
ギバエ(Delia antiqua )、
【0075】タネバエ(Delia platura )、ダイズサ
ヤタマバエ(Asphondylia sp.)、イエバエ(Musca
domestica )、アカイエカ(Culex pipiens pipiens
)等の双翅目害虫、ミナミネグサレセンチュウ(Praty
lenchus coffeae )、ジャガイモシストセンチュウ(G
lobodera rostochiensis )、ネコブセンチュウ(Mel
oidogyne sp. )、ミカンネセンチュウ(Tylenchulus
semipenetrans )、ニセネグサレセンチュウ(Aphelen
chus avenae)、ハガレセンチュウ(Aphelenchoides
ritzemabosi )等のハリセンチュウ目害虫、ナミハダ
ニ(Tetranychusurticae )、ミカンハダニ(Panonychu
s citri )、リンゴハダニ(Panonychusulmi)、ニセ
ナミハダニ(Tetranychus cinnabarinus)、カンザワ
ハダニ(Tetranychus kanzawai)、ミカンサビダニ
Aculops pelekassi )、リンゴサビダニ(Aculops
schlechtendali)、チャノサビダニ(Calacarus ca
rinatus )、ナシサビダニ(Epitrimerus pyri)等の
等脚目害虫等に対して殺虫殺ダニ効果を有し、特に鱗翅
目、半翅目害虫、等脚目害虫等の害虫に対しては顕著な
効果を有するものである。尚、学名等は農林有害動物・
昆虫名鑑1987年版(日本応用動物昆虫学会編)による。
【0076】本発明の一般式(I) で表されるテトラヒド
ロ−1,3,5−チアジアジン−4−オン誘導体又はそ
の塩類を有効成分として含有する農園芸用殺虫剤は水
田、果樹、野菜、その他の作物及び花卉等を加害する前
記害虫あるいは衛生害虫に対して顕著な殺虫効果を有す
るものであるので、害虫類の発生が予測される時期に合
わせて、害虫類の発生前又は発生が確認された時点で水
田、果樹、野菜、その他の作物、花卉等の水田水、茎葉
又は土壌等及び衛生害虫にあっては人畜に加害する上記
害虫の発生若しくは発生が予測される家屋内、家屋周辺
の溝等に処理することにより本発明の殺虫剤の所期の効
果が奏せられるものであるが、本発明はこれらの態様の
みに限定されるものではない。
【0077】本発明の一般式(I) で表されるテトラヒド
ロ−1,3,5−チアジアジン−4−オン誘導体又はそ
の塩類を農園芸用殺虫剤として使用する場合、農薬製剤
上の常法に従い、使用上都合の良い形状に製剤して使用
するのが一般的である。即ち、本発明の一般式(I) で表
されるヒドラジン誘導体は、これらを適当な不活性担体
に、又は必要に応じて補助剤と一緒に、適当な割合に配
合して溶解、分離、懸濁、混合、含浸、吸着若しくは付
着させ、適宜の剤形、例えば懸濁剤、乳剤、液剤、水和
剤、粒剤、粉剤、錠剤等に製剤して使用すれば良い。
【0078】本発明で使用できる不活性担体としては固
体又は液体の何れであっても良く、固体の担体になりう
る材料としては、例えばダイズ粉、穀物粉、木粉、樹皮
粉、鋸粉、タバコ茎粉、クルミ殻粉、ふすま、繊維素粉
末、植物エキス抽出後の残渣、粉砕合成樹脂等の合成重
合体、粘土類(例えばカオリン、ベントナイト、酸性白
土等)、タルク類(例えばタルク、ピロフィライド
等)、シリカ類(例えば珪藻土、珪砂、雲母、ホワイト
カーボン〔含水微粉珪素、含水珪酸ともいわれる合成高
分散珪酸で、製品により珪酸カルシウムを主成分として
含むものもある。〕)、活性炭、イオウ粉末、軽石、焼
成珪藻土、レンガ粉砕物、フライアッシュ、砂、炭酸カ
ルシウム、燐酸カルシウム等の無機鉱物性粉末、硫安、
燐安、硝安、尿素、塩安等の化学肥料、堆肥等を挙げる
ことができ、これらは単独で若しくは二種以上の混合物
の形で使用される。
【0079】液体の担体になりうる材料としては、それ
自体溶媒能を有するものの他、溶媒能を有さずとも補助
剤の助けにより有効成分化合物を分散させうることとな
るものから選択され、例えば代表例として次に挙げる担
体を例示できるが、これらは単独で若しくは2種以上の
混合物の形で使用され、例えば水、アルコ−ル類(例え
ばメタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノ
ール、エチレングリコール等)、ケトン類(例えばアセ
トン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、
ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン等)、エーテル
類(例えばエチルエーテル、ジオキサン、セロソルブ、
ジプロピルエーテル、テトラヒドロフラン等)、脂肪族
炭化水素類(例えばケロシン、鉱油等)、芳香族炭化水
素類(例えばベンゼン、トルエン、キシレン、ソルベン
トナフサ、アルキルナフタレン等)、ハロゲン化炭化水
素類(例えばジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭
素等)、エステル類(例えば酢酸エチル、ジイソプピル
フタレート、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレー
ト等)、アミド類(例えばジメチルホルムアミド、ジエ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等)、ニトリ
ル類(例えばアセトニトリル等)、ジメチルスルホキシ
ド類等を挙げることができる。
【0080】他の補助剤としては次に例示する代表的な
補助剤をあげることができ、これらの補助剤は目的に応
じて使用され、単独で、ある場合は二種以上の補助剤を
併用し、又ある場合には全く補助剤を使用しないことも
可能である。有効成分化合物の乳化、分散、可溶化及び
/又は湿潤の目的のために界面活性剤が使用され、例え
ばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエ
チレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレン
高級脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン樹脂酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポ
リオキシエチレンソルビタンモノオレエート、アルキル
アリールスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸縮合物、
リグニンスルホン酸塩、高級アルコール硫酸エステル等
の界面活性剤を例示することができる。
【0081】又、有効成分化合物の分散安定化、粘着及
び/又は結合の目的のために、次に例示する補助剤を使
用することもでき、例えばカゼイン、ゼラチン、澱粉、
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アラ
ビアゴム、ポリビニルアルコール、松根油、糠油、ベン
トナイト、リグニンスルホン酸塩等の補助剤を使用する
こともできる。固体製品の流動性改良のために次に挙げ
る補助剤を使用することもでき、例えばワックス、ステ
アリン酸塩、燐酸アルキルエステル等の補助剤を使用で
きる。懸濁性製品の解こう剤として、例えばナフタレン
スルホン酸縮合物、縮合燐酸塩等の補助剤を使用するこ
ともできる。消泡剤としては、例えばシリコーン油等の
補助剤を使用することもできる。
【0082】有効成分化合物の配合割合は必要に応じて
加減することができ、例えば粉剤或いは粒剤とする場合
は0.01〜50重量%、又乳剤或いは水和剤とする場
合も同様0.01〜50重量%が適当である。本発明の
一般式(I) で表されるテトラヒドロ−1,3,5−チア
ジアジン−4−オン誘導体又はその塩類を有効成分とす
る農園芸用殺虫剤は、各種害虫を防除するために、その
まま、又は水等で適宜希釈し、若しくは懸濁させた形で
害虫防除に有効な量を当該害虫に、又は当該害虫の発生
若しくは成育が好ましくない場所に適用して使用すれば
よい。
【0083】本発明の一般式(I) で表されるテトラヒド
ロ−1,3,5−チアジアジン−4−オン誘導体又はそ
の塩類を有効成分とする農園芸用殺虫剤の使用量は種々
の因子、例えば目的、対象害虫、作物の生育状況、害虫
の発生傾向、天候、環境条件、剤型、施用方法、施用場
所、施用時期等により変動するが、有効成分化合物とし
て10アール当たり0.01g〜5kgの範囲から目的に
応じて適宜選択すれば良い。本発明の一般式(I) で表さ
れるテトラヒドロ−1,3,5−チアジアジン−4−オ
ン誘導体又はその塩類を有効成分とする農園芸用殺虫剤
を更に防除対象害虫、防除適期の拡大のため、或いは薬
量の低減をはかる目的で他の殺虫剤又は殺菌剤と混合し
て使用することも可能である。以下に本発明の代表的な
処方例及び試験例を示すが、本発明はこれらに限定され
るものではない。尚、処方例中、部とあるのは重量部を
示す。
【0084】処方例1 本発明化合物 50部 キシレン 40部 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルと アルキルベンゼンスルホン酸カルシウムとの混合物 10部 以上を均一に混合溶解して乳剤とする。 処方例2 本発明化合物 3部 クレー粉末 82部 珪藻土粉末 15部 以上を均一に混合粉砕して粉剤とする。
【0085】処方例3 本発明化合物 5部 ベントナイトとクレーの混合粉末 90部 リグニンスルホン酸カルシウム 5部 以上を均一に混合し、適量の水を加えて混練し、造粒、
乾燥して粒剤とする。 処方例4 本発明化合物 20部 カオリンと合成高分散珪酸 75部 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルとアル キルベンゼンスルホン酸カルシウムとの混合物 5部 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。
【0086】試験例1 ハスモンヨトウ(Spodoptera
litura) に対する殺虫試験 本発明化合物を有効成分とする薬剤を500ppm に希釈
した薬液にカンラン葉片(品種:四季穫)を約30秒間
浸漬した。風乾後に直径9cmのプラスチックシャーレに
入れ、ハスモンヨトウ2令幼虫を接種した後、蓋をして
25℃恒温室に静置した。接種8日後に生死虫数を調査
し、下記の式により死虫率を算出し、下記の基準に従っ
て判定を行った。(1区10頭3連制)
【数1】 判定基準. A・・・死虫率100% B・・・死虫率99%〜90% C・・・死虫率89%〜80% D・・・死虫率79%〜50% 結果を第3表に示す。
【0087】試験例2 コブノメイガ(Cnaphalocrocis
medinalis )に対する殺虫試験 イネ葉身部(6〜8葉期)を本発明化合物を有効成分と
する薬剤を500ppmに希釈した薬液に浸漬して風乾
後、湿潤濾紙を敷いたシャーレ(直径9cm)に入れて
コブノメイガ3令幼虫を接種し、25℃、湿度70% の恒
温室に静置し、4日後に正常虫又は異常・死亡虫を調査
し、死亡率を算出して試験例1の判定基準に従って判定
を行った。(1区10頭3連制) 結果を第3表に示す。
【0088】試験例3 トビイロウンカ(Nilaparvata
lugens)に対する殺虫試験 1.5葉期の稲(品種:日本晴)のイネ実生苗を本発明
化合物を有効成分とする薬剤を500ppm に希釈した薬
液に30秒間浸漬し、風乾後に水1mlを入れたガラスチ
ューブ内に移し、トビイロウンカ3令幼虫をイネ苗に接
種した後、25℃の恒温室に静置し、接種8日後に生死
を判定して死虫率を算出し、試験例1の判定基準に従っ
て判定を行った。(1区10頭3連制) 結果を第3表に示す。
【0089】
【表24】
【0090】
【表25】
【0091】
【表26】
【0092】
【表27】
【0093】
【表28】
【0094】
【表29】
【0095】試験例4 ナミハダニ(Tetranychus ur
tica)に対する殺虫試験 温室内でポット植えの大豆にナミハダニ幼虫を放飼し、
1日後に本発明化合物を有効成分とする薬剤を500pp
m に希釈した薬液をスプレーガンで均一に噴霧し、8日
後に生死を判定して死虫率を算出し、試験例1の判定基
準に従って判定を行った。(1区10頭3連制) 結果を第4表に示す。
【0096】
【表30】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 417/12 333 C07F 7/10 T //(C07D 417/10 213:16 285:34) (C07D 417/10 285:34 333:10) (C07D 417/12 285:34 333:10)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 〔式中、R1は(C1-6)アルキル基、(C3-6)シクロアルキル
    基、フェニル基、又は同一又は異なっても良く、ハロゲ
    ン原子、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C
    1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)ア
    ルキルチオ基又はハロ(C1-6)アルキルチオ基から選択さ
    れる1〜5個の置換基を有するフェニル基を示し、R2
    びR3は一方の置換基が(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)ア
    ルキル基、シアノ(C1-6)アルキル基、(C3-6)シクロアル
    キル基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原子又は(C
    1-6)アルキル基から選択される1以上の置換基を有する
    (C3-6)シクロアルキル基、(C1-6)アルコキシ(C1-6)アル
    キル基、(C3-5)アルケニル基、(C3-5)アルキニル基、(C
    1-6)アルコキシカルボニル(C1-6)アルキル基、フェニル
    基、又は同一若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、
    シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)ア
    ルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ
    基、(C1-6)アルキルチオ基又はハロ(C1-6)アルキルチオ
    基から選択される1〜5個の置換基を有するフェニル基
    を示し、他方の置換基は下記〔A〕〜〔F〕で表される
    置換基を示す。又、R2及びR3は同時に〔A〕〜〔F〕か
    ら選択される同一又は異なっても良い置換基を有するこ
    ともできる。 〔A〕 【化2】-CH2CH=CH-C≡C-R4 (式中、R4は水素原子、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)
    アルキル基、ヒドロキシ(C1-6)アルキル基、(C3-6)シク
    ロアルキル基、(C1-6)アルコキシ(C1-6)アルキル基、(C
    1-6)アルキルカルボニル基、(C1-6)アルコキシカルボニ
    ル基、(C3-6)シクロアルキルカルボニル基、(C3-6)シク
    ロアルコキシカルボニル基、アミノカルボニル基、同一
    又は異なっても良い(C1-6)アルキル基又は(C3-6)シクロ
    アルキル基から選択される1〜2個の置換基を有するア
    ミノカルボニル基、トリ(C1-6)アルキルシリル基、フェ
    ニル基、同一又は異なっても良くハロゲン原子、シアノ
    基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル
    基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C
    1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基又は(C
    1-3)アルキレンジオキシ基から選択される1〜5個の置
    換基を有するフェニル基、又は同一若しくは異なっても
    良く、酸素原子、窒素原子又は硫黄原子から選択される
    1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員複素環を示し、
    該複素環はハロゲン原子、(C1-6)アルキル基、ハロ(C
    1-6)アルキル基、(C1-6)アルキルチオ基又はハロ(C1-6)
    アルキルチオ基から選択される1〜4個の置換基を有す
    ることもできる。) 〔B〕 【化3】-CH2C≡C--C≡C-R4 (式中、R4は前記に同じ。) 〔C〕 【化4】 (式中、R5は水素原子、(C1-6)アルキル基、(C3-6)シク
    ロアルキル基、(C1-6)アルキルカルボニル基、(C1-6)ア
    ルコキシカルボニル基、ハロ(C1-6)アルコキシカルボニ
    ル基、(C3-6)シクロアルキルカルボニル基、(C3-6)シク
    ロアルコキシカルボニル基、同一又は異なっても良く、
    1以上のハロゲン原子又はアルキル基により置換された
    (C3-6)シクロアルコキシカルボニル基、アミノカルボニ
    ル基、同一又は異なっても良い(C1-6)アルキル基又は(C
    3-6)シクロアルキル基から選択される1〜2個の置換基
    を有するアミノカルボニル基、トリ(C1-6)アルキルシリ
    ル基、フェニル基、同一又は異なっても良くハロゲン原
    子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C
    1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アル
    コキシ基、(C1-6)アルキルチオ基又はハロ(C1-6)アルキ
    ルチオ基から選択される1〜5個の置換基を有するフェ
    ニル基、又は同一若しくは異なっても良く、酸素原子、
    窒素原子又は硫黄原子から選択される1〜3個のヘテロ
    原子を有する5〜6員複素環を示し、該複素環はハロゲ
    ン原子、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C
    1-6)アルキルチオ基又はハロ(C1-6)アルキルチオ基から
    選択される1〜4個の置換基を有することもできる。X1
    は水素原子、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又は(C
    1-6)アルコキシ基を示す。) 〔D〕 【化5】 (式中、R4及びX1は前記に同じ。) 〔E〕 【化6】 (式中、R6は水素原子、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル
    基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ
    (C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C
    1-6)アルキルチオ基、シクロ(C3-6)アルキル基、(C1-6)
    アルキルカルボニル基、(C1-6)アルコキシカルボニル
    基、(C3-6)シクロアルキルカルボニル基、(C3-6)シクロ
    アルコキシカルボニル基、アミノカルボニル基、同一又
    は異なっても良い(C1-6)アルキル基又は(C3-6)シクロア
    ルキル基から選択される1〜2個の置換基を有するアミ
    ノカルボニル基、トリ(C1-6)アルキルシリル基、フェニ
    ル基、同一又は異なっても良くハロゲン原子、シアノ
    基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル
    基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C
    1-6)アルキルチオ基又はハロ(C1-6)アルキルチオ基から
    選択される1〜5個の置換基を有するフェニル基、又は
    同一若しくは異なっても良く、酸素原子、窒素原子又は
    硫黄原子から選択される1〜3個のヘテロ原子を有する
    5〜6員複素環を示し、該複素環はハロゲン原子、(C
    1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルキ
    ルチオ基又はハロ(C1-6)アルキルチオ基から選択される
    1〜4個の7置換基を有することもできる。X1は前記に
    同じ。) 又は〔F〕 【化7】 (式中、R6及びX1は前記に同じ。)〕で表されるテトラ
    ヒドロ−1,3,5−チアジアジン誘導体又はその塩
    類。
  2. 【請求項2】 R1 がフェニル基又は同一又は異なって
    も良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又は(C1-6)ア
    ルコキシ基から選択される1〜5個の置換基を有するフ
    ェニル基である請求項第1項記載のテトラヒドロ−1,
    3,5−チアジアジン誘導体又はその塩類。
  3. 【請求項3】 R3 が(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)ア
    ルキル基、シクロ(C3-6)アルキル基、シアノ(C1-6)アル
    キル基、(C3-5)アルケニル基又は(C3-5)アルキニル基で
    ある請求項第1項又は2項記載のテトラヒドロ−1,
    3,5−チアジアジン誘導体又はその塩類。
  4. 【請求項4】 R2 が置換基〔A〕、〔B〕、〔C〕、
    〔D〕、〔E〕又は〔F〕であり、R4 、R5 又はR6
    が(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ(C1-6)アルキル
    基、(C1-6)アルコキシカルボニル基又はトリ(C1-6)アル
    キルシリル基であり、X1 が水素原子又はハロゲン原子
    である請求項第1項、第2項又は第3項記載のテトラヒ
    ドロ−1,3,5−チアジアジン誘導体又はその塩類。
  5. 【請求項5】 請求項第1項記載のテトラヒドロ−1,
    3,5−チアジアジン誘導体又はその塩類を有効成分と
    して含有することを特徴とする農園芸用殺虫殺ダニ剤。
  6. 【請求項6】 請求項第2項記載のテトラヒドロ−1,
    3,5−チアジアジン誘導体又はその塩類を有効成分と
    して含有することを特徴とする農園芸用殺虫殺ダニ剤。
  7. 【請求項7】 請求項第3項記載のテトラヒドロ−1,
    3,5−チアジアジン誘導体又はその塩類を有効成分と
    して含有することを特徴とする農園芸用殺虫殺ダニ剤。
  8. 【請求項8】 請求項第4項記載のテトラヒドロ−1,
    3,5−チアジアジン誘導体又はその塩類を有効成分と
    して含有することを特徴とする農園芸用殺虫殺ダニ剤。
JP7175542A 1994-06-17 1995-06-19 テトラヒドロ−1,3,5−チアジアジン誘導体及びその塩類並びに農園芸用殺虫殺ダニ剤 Pending JPH0859643A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005500392A (ja) * 2001-08-23 2005-01-06 バイエル・クロップサイエンス・ソシエテ・アノニム 置換されたプロパルギルアミン
CN108250158A (zh) * 2018-02-07 2018-07-06 东南大学 一种噻嗪酮杀虫剂硫酸盐单晶及其制备方法

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