JPH07215928A - ヒドラジン誘導体及び農園芸用殺虫剤 - Google Patents

ヒドラジン誘導体及び農園芸用殺虫剤

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JPH07215928A
JPH07215928A JP6331286A JP33128694A JPH07215928A JP H07215928 A JPH07215928 A JP H07215928A JP 6331286 A JP6331286 A JP 6331286A JP 33128694 A JP33128694 A JP 33128694A JP H07215928 A JPH07215928 A JP H07215928A
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alkyl
halo
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same
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JP6331286A
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Inventor
Kazuhiro Takagi
和裕 高木
Tetsuji Oshima
哲治 大島
Nobukatsu Hasegawa
展克 長谷川
Chiaki Kato
千明 加藤
Atsushi Kaneoka
淳 金岡
Hideo Sugano
英夫 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Nohyaku Co Ltd
Original Assignee
Nihon Nohyaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式(I) で表されるヒドラジン誘導体及び
該誘導体を有効成分とする農園芸用殺虫剤。 【化1】 〔式中、 Ar1及びAr2 は同一又は異なって置換又は非置
換のフェニル、5又は6員ヘテロアリール;R1はH、ア
ルキル、アルケニル、アルキニル;Aは 【化2】 R2はH、アルキル、アルケニル、アルキニル;Bは置換
アルキレン、シクロアルキレン等;nは0又は1。 【効果】 本発明化合物は低薬量で優れた殺虫効果を有
し、且つ環境に安全である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般式(I)
【化115】 〔式中、Ar1 及びAr2 は同一又は異なっても良く、フェ
ニル基:同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、シア
ノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキ
ル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、
(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C
1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスル
フィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)
アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキシカルボニル
基、フェノキシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン
原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から
選択される1〜5個の置換基を有するフェノキシ基、ピ
リジルオキシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原
子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選
択される1〜4個の置換基を有するピリジルオキシ基、
ジオキシ(C1-3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)ア
ルキレン基から選択される1〜5個の置換基を有する置
換フェニル基:窒素原子、酸素原子又は硫黄原子から選
択される1〜3個の同一又は異なっても良いヘテロ原子
を有する5又は6員ヘテロアリ−ル基:又は1以上の同
一又は異なっても良いハロゲン原子又は(C1-6)アルキル
基により置換された該5〜6員ヘテロアリ−ル基を示
す。
【0002】R1は水素原子、(C1-6)アルキル基、(C2-6)
アルケニル基又は(C2-6)アルキニル基を示す。Aは
【化116】 {式中、R2は水素原子、(C1-6)アルキル基、(C2-6)アル
ケニル基又は(C2-6)アルキニル基を示し、B は直鎖状又
は分岐状の(C1-6)アルキレン基、ハロゲン原子、又は(C
1-6)アルコキシ基により置換された直鎖状又は分岐状の
置換(C1-6)アルキレン基、直鎖状又は分岐状の(C2-6)ア
ルケニレン基、ハロゲン原子又は(C1-6)アルコキシ基に
より置換された直鎖状又は分岐状の置換(C2-6)アルケニ
レン基、直鎖状又は分岐状の(C2-6)アルキニレン基、ハ
ロゲン原子又は(C1-6)アルコキシ基により置換された直
鎖状又は分岐状の置換(C2-6)のアルキニレン基を示し、
分岐状のアルキレン基、アルケニレン基又はアルキニレ
ン基の場合、同じ炭素原子上に置換した基どうしが結合
して炭素原子数3〜7員環を形成することもでき、nは
0又は1の整数を示す。
【0003】Q はシアノ基:ニトロ基:(C2-6)アルケニ
ル基:(C2-6)アルキニル基:フェニル(C2-6)アルケニル
基:同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ
基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル
基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C
1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1-
6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフ
ィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)ア
ルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキシカルボニル基、
フェノキシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原
子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選
択される1〜5個の置換基を有する置換フェノキシ基、
ピリジルオキシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン
原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から
選択される1〜4個の置換基を有する置換ピリジルオキ
シ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又はジオキシハロ(C
1-3)アルキレン基から選択される1〜5個の置換基を環
上に有する置換フェニル(C2-6)アルケニル基:フェニル
(C2-6)アルキニル基:同一又は異なっても良く、ハロゲ
ン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ
(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)ア
ルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキ
ルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)
アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル
基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキ
シカルボニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても良
く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)ア
ルキル基から選択される1〜5個の置換基を有する置換
フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異なっても
良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)
アルキル基から選択される1〜4個の置換基を有する置
換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又は
ジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択される1〜5
個の置換基を環上に有する置換フェニル(C2-6)アルキニ
ル基:(C2-6)アルキニル(C2-6)アルケニル基:(C2-6)ア
ルケニル(C2-6)アルキニル基:
【0004】
【化117】-OR3 (式中、R3は水素原子;(C1-6)アルキル基;ハロ(C1-6)
アルキル基;(C1-6)アルコキシ(C1-6)アルキル基;(C1-
6)アルキルチオ(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルスル
フィニル(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルスルホニル
(C1-6)アルキル基;ハロ(C1-6)アルキルチオ(C1-6)アル
キル基;ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル(C1-6)アルキ
ル基;ハロ(C1-6)アルキルスルホニル(C1-6)アルキル
基;シアノ(C1-6)アルキル基;(C3-6)シクロアルキル
基;(C3-6)シクロアルキル(C1-6)アルキル基;(C1-6)ア
ルコキシカルボニル(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキル
カルボニル(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルカルボニ
ル基;アミノ(C1-6)アルキル基;同一又は異なっても良
い(C1-6)アルキル基又は(C1-6)アルキルカルボニル基か
ら選択される1又は2個の置換基を有する置換アミノ(C
1-6)アルキル基;カルバモイル(C1-6)アルキル基;同一
又は異なっても良い(C1-6)アルキル基から選択される1
又は2個の置換基を有する置換カルバモイル(C1-6)アル
キル基;フェニル基;同一又は異なっても良く、ハロゲ
ン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ
(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)ア
ルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキ
ルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)
アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル
基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキ
シカルボニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても良
く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)ア
ルキル基から選択される1〜5個の置換基を有する置換
フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異なっても
良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)
アルキル基から選択される1〜4個の置換基を有する置
換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又は
ジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択される1〜5
個の置換基を有する置換フェニル基;フェニル(C1-6)ア
ルキル基;
【0005】同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、
シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)ア
ルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ
基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ
基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキ
ルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ
(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキシカルボ
ニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても良く、ハロ
ゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基
から選択される1〜5個の置換基を有する置換フェノキ
シ基、ピリジルオキシ基、同一又は異なっても良く、ハ
ロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル
基から選択される1〜4個の置換基を有する置換ピリジ
ルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又はジオキシ
ハロ(C1-3)アルキレン基から選択される1〜5個の置換
基を環上に有する置換フェニル(C1-6)アルキル基;フェ
ニル(C2-6)アルケニル基;同一又は異なっても良く、ハ
ロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、
ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-
6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)ア
ルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C
1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニ
ル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコ
キシカルボニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても
良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)
アルキル基から選択される1〜5個の置換基を有する置
換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異なって
も良く、ハロゲン原子、
【0006】(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル
基より選択される1〜4個の置換基を有する置換ピリジ
ルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又はジオキシ
ハロ(C1-3)アルキレン基から選択される1〜5個の置換
基を環上に有する置換フェニル(C2-6)アルケニル基;フ
ェニル(C2-6)アルキニル基;同一若しくは異なっても良
く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキ
ル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハ
ロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C
1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、
ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルス
ルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)
アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同一又は異な
っても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ
(C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の置換基を有
する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異
なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハ
ロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個の置換基を
有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレ
ン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択され
る1〜5個の置換基を環上に有する置換フェニル(C2-6)
アルキニル基;同一又は異なっても良く、酸素原子、硫
黄原子又は窒素原子から選択される1〜3個のヘテロ原
子を有する5〜6員ヘテロアリ−ル基:又は同一若しく
は異なっても良く、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子か
ら選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員ヘ
テロアリ−ル(C1-6)アルキル基を示す。):
【0007】
【化118】-S(O)m-R3 (式中、R3は前記に同じくし、m は0乃至2の整数を示
す。):
【化119】-COOR4 (式中、R4は水素原子、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)
アルキル基、(C2-6)アルケニル基、ハロ(C2-6)アルケニ
ル基、(C2-6)アルキニル基又はハロ(C2-6)アルキニル基
を示す。):
【化120】 (式中、R4は前記に同じ。)
【0008】
【化121】-CON(R5)R6 (式中、R5は水素原子;(C1-6)アルキル基;(C2-6)アル
ケニル基;(C2-6)アルキニル基;フェニル基;又は同一
若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニ
トロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C
1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)ア
ルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アル
キルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル
基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキル
スルホニル基、(C1-6)アルコキシカルボニル基、フェノ
キシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-
6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される
1〜5個の置換基を有する置換フェノキシ基、ピリジル
オキシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C
1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択され
る1〜4個の置換基を有する置換ピリジルオキシ基、ジ
オキシ(C1-3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)アル
キレン基から選択される1〜5個の置換基を有する置換
フェニル基を示す。
【0009】R6は水素原子;(C1-6)アルキル基;ハロ(C
1-6)アルキル基;(C2-6)アルケニル基;(C2-6)アルキニ
ル基;(C1-6)アルコキシ(C1-6)アルキル基;ハロ(C1-6)
アルコキシ(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルチオ(C1-
6)アルキル基;ハロ(C1-6)アルキルチオ(C1-6)アルキル
基;(C1-6)アルキルスルフィニル(C1-6)アルキル基;ハ
ロ(C1-6)アルキルスルフィニル(C1-6)アルキル基;(C1-
6)アルキルスルホニル(C1-6)アルキル基;ハロ(C1-6)ア
ルキルスルホニル(C1-6)アルキル基;シアノ(C1-6)アル
キル基;ヒドロキシ(C1-6)アルキル基;(C3-6)シクロア
ルキル基;(C3-6)シクロアルキル(C1-6)アルキル基;(C
1-6)アルコキシカルボニル(C1-6)アルキル基;(C1-6)ア
ルキルカルボニル(C1-6)アルキル基;カルバモイル(C1-
6)アルキル基;同一又は異なっても良い(C1-6)アルキル
基から選択される1又は2個の置換基を有する置換カル
バモイル(C1-6)アルキル基;アミノ(C1-6)アルキル基;
同一又は異なっても良く、(C1-6)アルキル基又は(C1-6)
アルキルカルボニル基から選択される1又は2個の置換
基を有する置換アミノ(C1-6)アルキル基;又は同一若し
くは異なっても良く、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子
から選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員
ヘテロアリ−ル(C1-6)アルキル基を示し、R5及びR6は一
緒になって
【0010】
【化122】-O- 、
【化123】-S(O)m- (式中、mは前記に同じ。)、又は
【化124】-N(R7)- (式中、R7は後記に示す。)で中断されても良い(C4-6)
アルキレン基を示すこともでき、該アルキレン基は(C1-
6)アルキル基、(C1-6)アルコキシカルボニル基又はフェ
ニル基から選択される1以上の同一又は異なっても良い
置換基を有することもできる。):
【0011】
【化125】-SO2N(R5)(R6) (式中、R5及びR6は前記に同じ。):
【化126】-N(R7)R8 (式中、R7及びR8は同一又は異なっても良く、水素原
子;ホルミル基;シアノ基;(C1-6)アルキル基;(C2-6)
アルケニル基;(C2-6)アルキニル基;(C1-6)アルキルカ
ルボニル基;ハロ(C1-6)アルキルカルボニル基;(C1-6)
アルコキシカルボニル基;ハロ(C1-6)アルコキシカルボ
ニル基;(C3-6)シクロアルキルカルボニル基;フェノキ
シカルボニル基;(C1-6)アルキルスルホニル基;カルバ
モイル基;同一又は異なっても良い1〜2個の(C1-6)ア
ルキル基によって置換された置換カルバモイル基;カル
バモイル(C1-6)アルキル基;同一又は異なっても良い1
〜2個の(C1-6)アルキル基によって置換された置換カル
バモイル(C1-6)アルキル基;チオカルバモイル基;同一
又は異なっても良い1〜2個の(C1-6)アルキル基によっ
て置換された置換チオカルバモイル基;スルファモイル
基;同一又は異なっても良い1〜2個の(C1-6)アルキル
基によって置換された置換スルファモイル基;(C1-6)ア
ルコキシカルボイミドイル基;(C1-6)アルキル基によっ
て置換された置換(C1-6)アルコキシカルボイミドイル
基;(C1-6)アルキルチオカルボイミドイル基;(C1-6)ア
ルキル基によって置換された置換(C1-6)アルキルチオカ
ルボイミドイル基;フェニル基;同一又は異なっても良
く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキ
ル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハ
ロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C
1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、
ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルス
ルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)
アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同一又は異な
っても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ
(C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の置換基を有
する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異
なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハ
ロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個の置換基を
有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレ
ン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択され
る1〜5個の置換基を有する置換フェニル基;
【0012】フェニル(C1-6)アルキル基;同一又は異な
っても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-
6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキ
シ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ
基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフ
ィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)
アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル
基、(C1-6)アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同
一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル
基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の
置換基を有する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、
同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキ
ル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個
の置換基を有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-
3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基か
ら選択される1〜5個の置換基を環上に有する置換フェ
ニル(C1-6)アルキル基;フェニルカルバモイル基;同一
又は異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ
基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)
アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキ
ルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキル
スルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、
(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスル
ホニル基、(C1-6)アルコキシカルボニル基、フェノキシ
基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)ア
ルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜
5個の置換基を有する置換フェノキシ基、ピリジルオキ
シ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)
アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1
〜4個の置換基を有する置換ピリジルオキシ基、ジオキ
シ(C1-3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレ
ン基から選択される1〜5個の置換基を環上に有する置
換フェニルカルバモイル基;
【0013】フェニルカルボニル基;同一又は異なって
も良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)ア
ルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ
基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、
ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニ
ル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)アル
キルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、
(C1-6)アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同一又
は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又
はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の置換
基を有する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一
又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基
又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個の置
換基を有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)ア
ルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選
択される1〜5個の置換基を環上に有する置換フェニル
カルボニル基;フェニルスルホニル基;又は同一若しく
は異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ
基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)
アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキ
ルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキル
スルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、
(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスル
ホニル基、(C1-6)アルコキシカルボニル基、フェノキシ
基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)ア
ルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜
5個の置換基を有する置換フェノキシ基、ピリジルオキ
シ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)
アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1
〜4個の置換基を有する置換ピリジルオキシ基、ジオキ
シ(C1-3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレ
ン基から選択される1〜5個の置換基を環上に有する置
換フェニルスルホニル基を示す。):
【0014】
【化127】-C(R9)=NOR4 (式中、R4は前記に同じくし、R9は水素原子、(C1-6)ア
ルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、フェニル基又は同一
若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニ
トロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C
1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)ア
ルキルチオ基又はハロ(C1-6)アルキルチオ基から選択さ
れる1〜5個の置換基を有する置換フェニル基を示
す。):
【化128】-C(R9)=N-N(R7)(R8) (式中、R7、R8及びR9は前記に同じ。):又は
【0015】
【化129】-O-N=C(R9)(R10) (式中、R9は前記に同じくし、R10 は水素原子、(C1-6)
アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、フェニル基又は同
一若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、
ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、
(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)
アルキルチオ基又はハロ(C1-6)アルキルチオ基から選択
される1〜5個の置換基を有する置換フェニル基を示
す。)を示す。}、
【化130】 {式中、R2、B 、Q 及びn は前記に同じ。}、
【0016】
【化131】 {式中、R2、B 、Q 及びn は前記に同じ。}、又は
【化132】 {式中、R2、B 、Q 及びn は前記に同じ。}を示し、W
は酸素原子又は硫黄原子を示す。〕で表されるヒドラジ
ン誘導体及び農園芸用殺虫剤に関するもののであり、更
に詳しくは本発明の一般式(I) で表されるヒドラジン誘
導体は下記に示す一般式(I-1) 、(I-2) 、(I-3) 及び(I
-4) で表されるヒドラジン誘導体を包含するものであ
る。
【0017】一般式(I-1)
【化133】 一般式(I-2)
【化134】
【0018】一般式(I-3)
【化135】 一般式(I-4)
【化136】 〔式中、Ar1 、Ar2 、R1、R2、B 、n 、Q 及びW は前記
に同じ。〕
【0019】本発明の一般式(I) で表されるヒドラジン
誘導体の定義中で、例えば『C1-6)アルキル基』とは炭
素原子数1〜6個の直鎖状又は分枝状のアルキル基を示
すものとし、例えばメチル、エチル、n-プロピル、i-プ
ロピル、n-ブチル、i-ブチル、s-ブチル、t-ブチル、n-
ペンチル、n-ヘキシル等のアルキル基を示し、『ハロ』
とは塩素原子、臭素原子、沃素原子又はフッ素原子から
選択されるハロゲン原子を示し、『ハロアルキル基』と
は塩素原子、臭素原子、沃素原子又はフッ素原子から選
択される同一又は異なっても良い1個以上のハロゲン原
子で置換されたアルキル基を示すものとし、『ヘテロア
リ−ル基』又は『ヘテロアリ−ルアルキル基』のヘテロ
アリ−ルは酸素原子、水素原子又は窒素原子から選択さ
れる同一又は異なっても良い1〜3個のヘテロ原子を有
する5〜6員環基を示し、例えばフリル基、チエニル
基、オキサゾ−ル基、チアゾ−ル基、ピラゾ−ル基、イ
ミダゾ−ル基、ピリジン基等のヘテロ環基を示す。又、
本発明の一般式(I-1) 及び(I-3) で表されるヒドラジン
誘導体は幾何異性体を有し、本発明はこれらの幾何異性
体であるE体、Z体及びこれらの混合物をも包含し、一
般式(I-2) 及び(I-4) で表されるヒドラジン誘導体は光
学異性体を有し、これらの光学異性体であるR体、S体
及びこれらの混合物をも包含するものである。一般式
(I) で表されるヒドラジン誘導体で好ましい構造の化合
物としては一般式(I-1) で表されるヒドラジン誘導体が
良く、置換としては、Ar1 及びAr2 としてはフェニル基
又は同一若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、シア
ノ基、ニトロ基、アルキル基、ハロアルキル基、アルコ
キシ基又はハロアルコキシ基から選択される1〜3個の
置換基を有する置換フェニル基が良く、R1及びR2は同一
又は異なっても良く、水素原子又はメチル基が好まし
く、B としてはメチレン基、エチレン基若しくはプロピ
レン基又はnが0の場合が好ましい。Qとしはシアノ
基、-OR3、-S(O)m-R3 、-COOR4、-CON(R5)(R6)、又は-N
(R7)(R8)、の置換基が好ましい。
【0020】
【従来技術】特開平5−4958号公報、同5−174
28号公報、同5−32603号公報、同5−2627
12号公報及びWO公開92/06076号公報等に本
発明と類似のヒドラジン類が開示され、殺虫剤として有
用であることが記載されている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は新規な農
園芸殺虫剤を創出すべく鋭意研究を重ねた結果、一般式
(I) で表されるヒドラジン誘導体が先行文献等に具体的
に記載されておらず、且つ文献未記載の新規化合物であ
り、低薬量で優れた殺虫効果を有し、且つ環境に安全な
殺虫剤であることを見出し、本発明を完成させたもので
ある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の一般式(I) で表
されるヒドラジンの製造方法としては、例えば下記に示
す製造方法を例示することができる。 製造方法1
【化137】 〔式中、Ar1 、Ar2 、R1、R2、B 、n 、Q 及び Wは前記
に同じ。〕
【0023】一般式(II)で表される化合物と一般式(II
I) で表される化合物とを不活性溶媒の存在下及び触媒
の存在下又は不存在下に反応させることにより一般式(I
-1) で表されるヒドラジン誘導体を製造することができ
る。本反応で使用できる不活性溶媒としては、本反応の
進行を著しく阻害しないものであれば良く、例えばメタ
ノ−ル、エタノ−ル、プロパノ−ル、ブタノ−ル等のア
ルコ−ル類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭
素等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キ
シレン、クロロベンゼン等の芳香族又はハロゲン化芳香
族炭化水素類、アセトニトリル、ベンゾニトリル等のニ
トリル類、メチルセロソルブ、ジエチルエ−テル、ジグ
ライム、ジオキサン, テトラヒドロフラン等の鎖状又は
環状エ−テル類、酢酸等のカルボン酸類、ジメチルアセ
トアミド、ジメチルスルホキシド、水等を使用すること
ができ、これらの不活性溶媒は単独で又は二種以上を混
合して使用することもできる。
【0024】本反応で使用する触媒としては、例えば塩
酸、硫酸等の無機酸類、パラトルエンスルホン酸等の有
機酸類を使用することができ、これらの触媒の使用量は
一般式(II)で表される化合物に対して0.001重量%
〜10重量%の範囲の量が反応系内に存在すれば良い。
本反応は等モル反応であるので各反応剤を等モル使用す
ればよいが、いずれかの反応剤を過剰に使用することも
できる。
【0025】反応温度は室温乃至使用する不活性溶媒の
沸点域から選択して行えば良く、好ましくは70℃〜8
0℃の範囲である。反応時間は反応温度、反応規模等に
より一定しないが、数分乃至48時間の範囲から適宜選
択して行えば良い。反応終了後、目的物を含む反応液か
ら常法、例えば溶媒留去、溶媒抽出等の操作を行い、必
要に応じて再結晶法、カラムクロマトグラフィ−法等で
精製することにより目的物を製造することができる。一
般式(II)で表される化合物は対応する安息香酸から常法
により製造することができ、一般式(III) で表される化
合物は下記に示す製造方法により製造することができ
る。
【化138】 (式中、Ar1 、Ar2 、R1、R2及びW は前記に同じくし、
V はハロゲン原子、(C1-6)アルコキシ基、フェノキシ
基、p−ニトロフェノキシ基又はイミダゾ−ル基等の脱
離基を示す。)一般式(IX)で表される化合物と一般式(I
V)で表されるヒドラジン類とを不活性溶媒及び塩基の存
在下に反応させることにより、一般式(III) で表される
化合物を製造することができる。
【0026】製造方法2
【化139】 〔式中、Ar1 、Ar2 、R1、R2、B 、n 、Q 及びW は前記
に同じ。但し、R1は水素原子を示すものとする。〕
【0027】一般式(II)で表される化合物と構造式(IV)
で表されるヒドラジンとを不活性溶媒の存在下及び触媒
の存在下又は不存在下に反応させて一般式(V) で表され
る化合物とし、該化合物(V) を単離し又は単離せずし
て、一般式(VI)で表される化合物と不活性溶媒存在下及
び触媒の存在下又は不存在下に反応させることにより一
般式(I-1) で表されるヒドラジン誘導体を製造すること
ができる。
【0028】2−1 一般式(II)→一般式(V) 本反応で使用できる不活性溶媒、としては、例えば製造
方法1に例示の不活性溶媒を使用することができ、触媒
及びその使用量も製造方法1に例示の触媒及び使用量を
選択すれば良い。構造式(IV)で表されるヒドラジンは各
種塩の形で使用しても良く、適当な濃度の水溶液の形で
使用することもでき、その使用量は一般式(II)で表され
る化合物に対して等モル乃至過剰に使用することがで
き、好ましくは2〜10倍モルの範囲から適宜選択して
使用すれば良い。反応温度は室温乃至使用する不活性溶
媒の沸点域の範囲から適宜選択すれば良く、好ましくは
70℃乃至100℃の範囲で行うのが良い。反応時間は
反応量、反応温度等により一定しないが、数分乃至48
時間の範囲を行えば良い。反応終了後、目的物を含む反
応液から常法、たとえば溶媒抽出、溶媒留去等の操作を
行い、必要に応じて再結晶法、カラムクロマトグラフィ
−法等で生成することにより目的物を製造することがで
きる。本反応で製造される一般式(V) で表される化合物
は上記方法により単離、精製して次の反応に供しても良
く、単離せずに次の反応に供することもできる。
【0029】2−2 一般式(V) →一般式(I-1) 本反応で使用できる不活性溶媒としては、例えば製造方
法1で例示の不活性溶媒のうち、アルコ−ル類、カルボ
ン酸類、水等を除いた不活性溶媒が使用できる他に、酢
酸エチル等のエステル類及びピリジン類を使用すること
ができる。本反応で使用できる触媒としては、例えばト
リエチルアミン等のアミン類を使用することが、その使
用量は触媒量乃至一般式(V) で表される化合物に対して
過剰モルの範囲から適宜選択して使用することができ
る。本反応は等モル反応であるので、各反応剤を等モル
使用すれば良いが、いずれかの反応剤を過剰に使用する
こともできる。反応温度は−20℃乃至使用する不活性
溶媒の沸点域の範囲から選択すれば良く、好ましくは−
10℃乃至室温の範囲で反応を行うのが良い。反応時間
は反応量、反応温度等により一定しないが、数分乃至4
8時間の範囲を行えば良い。反応終了後、2−1と同様
にして処理することにより目的物を製造することができ
る。
【0030】製造方法3.(一般式(I-1) 中でn=0、
Q=S(O)m-R3の場合)
【化140】 (式中、Ar1 、Ar2 、R1、R2、R3及びW は前記に同じく
し、Hal はハロゲン原子を示す。)一般式(VII) で表さ
れる化合物と一般式(VIII)で表される化合物とを不活性
溶媒及び塩基の存在下に反応させることにより一般式(I
-1')で表されるヒドラジン誘導体を製造することがで
き、該一般式(I-1')で表されるヒドラジン誘導体を単離
し又は単離せずして不活性溶媒及び酸化剤の存在下に反
応を行うことにより一般式(I-1'') で表されるヒドラジ
ン誘導体を製造することができる。
【0031】3−1.一般式(VII) → 一般式(I-1') 本反応で使用できる不活性溶媒としては、本反応の進行
を著しく阻害しないものであれば良く、例えばメタノ−
ル、エタノ−ル、プロパノ−ル、ブタノ−ル等のアルコ
−ル類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等
のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、クロロベンゼン等の芳香族又はハロゲン化芳香族炭
化水素類、アセトニトリル、ベンゾニトリル等のニトリ
ル類、酢酸等のカルボン酸類、ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、水等を
使用することができ、これらの不活性溶媒は単独で又は
二種以上を混合して使用することもできる。
【0032】本反応で使用する塩基としては無機塩基又
は有機塩基を使用することができ、例えば無機塩基とし
ては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウ
ム、炭酸水素ナトリウム等のアルカリ金属原子又はアル
カリ土類金属原子の水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩等
を、有機塩基としてはトリエチルアミン、ピリジン等を
使用することができ、これちの使用量は一般式(VII) で
表される化合物に対して等モル乃至過剰モルの範囲から
選択して使用すれば良い。本反応は等モル反応であるの
で一般式(VII) 及び一般式(VIII)で表される化合物とを
等モル使用すればよいが、いずれかを過剰に使用するこ
ともできる。反応温度は室温乃至使用する不活性溶媒の
沸点域から選択して行うのが良く、好ましくは室温程度
の温度が良い。反応時間は反応温度、反応規模等により
一定しないが、数分乃至48時間の範囲から適宜選択し
て行えば良い。反応終了後、目的物を含む反応液から常
法、例えば溶媒留去、溶媒抽出等の操作を行い、必要に
応じて再結晶法、カラムクロマトグラフィ−法等で精製
することにより目的物を製造することができる。
【0033】3−2.一般式(I-1') → 一般式(I-
1'') 本反応で使用できる不活性溶媒としては3−1で使用す
る不活性溶媒を使用することができ、好ましくはアルコ
−ル類又は水を使用するのが良い。酸化剤としては、例
えば過酸化水素、モノパ−サルフェ−ト化合物(例えば
ナトリウムパ−オキシモノサルフェ−ト)、過酸化ベン
ゾイル、m−クロロ過安息香酸等を使用することがで
き、好ましくはモノパ−サルフェ−ト化合物、m−クロ
ロ過安息香酸が良く、その使用量は目的とするモノオキ
サイド化合物とジオキサイド化合物で異なるが、一般式
(I-1')に対して等モル乃至過剰モルの範囲から選択して
行うのが良く、好ましくは過剰に使用するのが良い。反
応温度は室温乃至使用する不活性溶媒の沸点域から選択
して行うのが良く、好ましくは室温乃至50℃の範囲で
行うのが良い。反応時間は反応温度、反応規模等により
一定しないが、数分乃至48時間の範囲から適宜選択し
て行えば良い。反応終了後、目的物を含む反応液から常
法、例えば溶媒留去、溶媒抽出等の操作を行い、必要に
応じて再結晶法、カラムクロマトグラフィ−法等で精製
することにより目的物を製造することができる。本反応
の出発原料である一般式(VII) で表される化合物は J.
O.C.,26, 5221 (1961) に従って製造することができ
る。
【0034】以下に製造方法1、2及び3により製造さ
れる一般式(I-1) で表されるヒドラジン誘導体の代表例
を第1表に例示するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。一般式(I-1)
【化141】
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】
【表4】
【0039】
【表5】
【0040】
【表6】
【0041】
【表7】
【0042】
【表8】
【0043】
【表9】
【0044】
【表10】
【0045】
【表11】
【0046】
【表12】
【0047】
【表13】
【0048】
【表14】
【0049】
【表15】
【0050】
【表16】
【0051】
【表17】
【0052】
【表18】
【0053】
【表19】
【0054】
【表20】
【0055】
【表21】
【0056】
【表22】 注: 第1表中のQで『−c』とあるのは脂環式化合物
を示す。また、paste はペーストを示す(以下の表にお
いても同じ)。第1表中、物性がペ−スト又はガラス状
で表される化合物の 1H−NMRのデ−タを第2表に示
す。
【0057】
【表23】
【0058】
【表24】
【0059】
【表25】
【0060】
【表26】
【0061】
【表27】
【0062】製造方法4
【化142】 (式中、Ar1 、Ar2 、R1、R2、B 、n 、Q 及びW は前記
に同じ。)一般式(I-1) で表されるヒドラジン誘導体を
還元剤の存在下に還元反応することにより一般式(I-2)
で表されるヒドラジン誘導体を製造することができる。
【0063】本還元反応は適当な還元剤又は触媒の存在
下に接触還元で行うことができ、還元剤を使用する反応
では、例えば NaBH3CN、NaBH4 等の還元剤を使用するこ
とができる。還元剤の使用量は一般式(I-1) で表される
ヒドラジン誘導体に対して還元剤のハイドライドのモル
数に換算して等モル乃至過剰モルの範囲から選択して使
用すれば良い。本反応で使用できる不活性溶媒として
は、本反応の進行を著しく阻害しないものであれば良
く、例えばメタノ−ル,エタノ−ル,プロパノ−ル,ブ
タノ−ル等のアルコ−ル類、ジエチルエ−テル等の鎖状
エ−テル類、ジオキサン、テトラヒドロフラン等の環状
エ−テル類、メチルセロソルブ等のセロソルブ類、酢酸
エチルエステル等のエステル類、ベンゼン、トルエン、
キシレン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロ
ロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ジグ
リム、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、
ジメチルスルホキシド、スルホラン、水等を例示するこ
とができ、これらの不活性溶媒は単独で使用しても良
く、混合して使用することもできる。
【0064】本反応は酸性乃至中性条件下でpH1〜7
の範囲で行われ、好ましくはpH4〜6の範囲であり、
反応系に塩化水素、臭化水素等を添加することにより調
整すれば良い。本反応を促進する目的で四塩化チタン
(TiCl4 )等のルイス酸を反応系に共存させて反応
を行うこともできる。反応温度は−20℃乃至使用する
不活性溶媒の沸点域の範囲から適宜選択すれば良い。反
応時間は反応規模、反応温度等により一定しないが、数
分乃至48時間の範囲である。反応終了後、目的物を含
む反応液から常法、例えば溶媒留去、溶媒抽出等を行
い、必要に応じて再結晶法、カラムクロマトグラフィ−
法等により精製することにより目的物を製造することが
できる。
【0065】次に還元反応として接触還元を行う場合、
例えば『新実験化学講座』(15巻−II:丸善)等に記
載の常法に従って行えば良く、例えば使用できる不活性
溶媒としては、例えばメタノ−ル、エタノ−ル、プロパ
ノ−ル、ブタノ−ル等のアルコ−ル類、メチルセロソル
ブ等のセロソルブ類、ジオキサン、テトラヒドロフラン
等の環状エ−テル類、ヘキサン、シクロヘキサン等の炭
化水素類、酢酸、酢酸エチルエステル等の脂肪酸又はそ
のエステル類、N,N−ジメチルホルムアミド、1,3
−ジメチル−2−イミダゾリジノン、N−メチルピロリ
ドン等のアミド類を例示することができ、これらの不活
性溶媒は単独で使用しても良く、混合して使用すること
もできる。本反応で使用する触媒としては、例えばパラ
ジウムカ−ボン、パラジウムブラック、二酸化白金、ラ
ネ−ニッケル等の代表的な接触還元触媒を使用すること
ができ、その使用量は一般式(I-1) で表されるヒドラゾ
ン誘導体に対して0.0001%重量〜20%重量の範
囲から適宜選択すれば良い。本反応の水素圧は常圧乃至
300気圧の範囲から選択でき、好ましくは常圧乃至5
0気圧の範囲である。反応温度は室温乃至使用する不活
性溶媒の沸点域の範囲から適宜選択すれば良く、好まし
くは室温乃至80℃の範囲で行うのが良い。反応時間は
反応規模、反応温度等により一定しないが、数分乃至8
0時間の範囲である。反応終了後、目的物を含む反応液
から還元剤を使用した場合と同様に処理することにより
目的物を製造することができる。
【0066】以下に製造方法4により製造される一般式
(I-2) で表されるヒドラジン誘導体を第3表に例示する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。 一般式(I-2)
【化143】
【0067】
【表28】
【0068】
【表29】
【0069】
【表30】
【0070】
【表31】 注: 第3表中のQで『−c』とあるのは脂環式化合物
を示す。第3表中、物性がペ−スト又はガラス状で表さ
れる化合物の 1H−NMRの−タを第4表に示す。
【0071】
【表32】
【0072】製造方法5
【化144】 (式中、Ar1 、Ar2 、R1、R2、B 、n 、Q 及び Wは前記
に同じ。)
【0073】一般式(XI)で表される化合物と縮合剤を不
活性溶媒の存在下又は不存在下及び/又は塩基の存在下
に一般式(XII) で表される化合物と反応させることによ
り一般式(I-3) で表されるヒドラジン誘導体を製造する
ことができる。本反応で使用できる不活性溶媒として
は、例えば製造方法3で使用できる不活性溶媒の他にア
セトン、メチルエチルケトン類、、ピリジン等の不活性
溶媒を使用することができる。縮合剤としては、例えば
塩化チオニル、三塩化リン、五塩化リン等のハロゲン化
剤、カルボジイミダゾ−ル、ジシクロヘキシルカルボジ
イミド、ヨウ化2−クロロ−1−メチルピリジニウム等
を使用することができ、その使用量は一般式(XII) で表
される化合物に対して等モル乃至過剰モルの範囲から適
宜選択して使用することができる。本反応を促進させる
目的で触媒量のトリエチルアミン、ピリジン、ジメチル
ホルムアミドを添加して反応を行うこともできる。
【0074】本反応で使用する塩基としては無機塩基又
は有機塩基を使用することができ、無機塩基としては、
例えばナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウ
ム等のアルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物、
炭酸塩、アルコラ−ト等、水素化ナトリウム等のアルカ
リ金属原子の水素化物、有機塩基としては、例えばトリ
エチルアミン、ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、
2,6−ジメチルピリジン、4−N,N−ジメチルアミ
ノピリジン、1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕−
7−ウンデセン(DBU)等を使用することができ、そ
の使用量は触媒量又は一般式(VII) で表される化合物に
対して等モル乃至過剰モルの範囲から適宜選択して使用
すれば良い。反応温度は室温乃至使用する不活性溶媒の
沸点域から適宜選択しておこなえば良い。反応時間は反
応規模、反応温度等により一定しないが、数分乃至48
時間の範囲で行うことができる。反応終了後、製造方法
1と同様にすることにより一般式(I-3) で表されるヒド
ラジン誘導体を製造することができる。
【0075】一般式(XI)で表される化合物は以下に示す
方法により製造することができる。
【化145】(式中、Ar1 、R2、B 、n 、Q 、W 及び H
alは前記に同じ。)一般式(XIII)で表される化合物と一
般式(XIV) で表されるハライド類を反応させて一般式(X
V)で表される化合物とし、該化合物(XV)を単離し又は単
離せずして一般式(XVI) で表される化合物と反応させる
ことにより一般式(XI)で表される化合物を製造すること
ができる。
【0076】製造方法6
【化146】 (式中、Ar1 、Ar2 、R1、R2、B 、n 、Q 、W 及び Hal
は前記に同じ。)
【0077】一般式(XVII)で表される化合物と一般式(X
IV) で表されるハライド類を不活性溶媒の存在下又は不
存在下及び塩基の存在下に反応させることにより一般式
(I-3) で表されるヒドラジン誘導体を製造することがで
きる。本反応で使用できる不活性溶媒及び塩基として
は、例えば製造方法4に例示の不活性溶媒及び塩基を使
用することができ、塩基の使用量は一般式(XIV) で表さ
れる化合物に対して等モル乃至過剰モルの範囲から選択
して使用すれば良い。本反応は等モル反応であるので、
各反応剤を等モル使用すれば良いが、いずれかの反応剤
を過剰に使用することもできる。反応温度は0℃乃至使
用する不活性溶媒の沸点域から選択して反応を行えば良
い。反応時間は反応規模、反応温度等により一定しない
が、数分乃至48時間の範囲から選択すれば良い。反応
終了後、目的物を含む反応液から、例えば製造方法1と
同様にすることにより一般式(I-3) で表されるヒドラジ
ン誘導体を製造することができる。本反応で使用する一
般式(XVII)で表される化合物は下記に示す製造方法によ
り製造することができる。
【0078】
【化147】 (式中、Ar1 、Ar2 、R1、R2及びW は前記に同じ。)
【0079】一般式(XIII)で表される化合物と一般式(X
VI) で表される化合物を反応させて一般式(XVIII) で表
される化合物とし、該化合物(XVIII) を単離し又は単離
せずして一般式(XII) で表される化合物と反応させるこ
とにより一般式(XVII)で表される化合物を製造すること
ができる。以下に製造方法5及び6により製造される一
般式(I-3) で表されるヒドラジン誘導体の代表例を第5
表に例示するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
【0080】一般式(I-3)
【化148】
【0081】
【表33】
【0082】
【表34】
【0083】
【表35】 注: 第5表中のQで『−c』とあるのは脂環式化合物
を示す。第5表中、物性がペ−スト又はガラス状で表さ
れる化合物の 1H−NMRのデ−タを第6表に示す。
【0084】
【表36】
【0085】製造方法7
【化149】 (式中、Ar1 、Ar2 、R1、R2、B 、n 、Q 及び Wは前記
に同じ。)一般式(I-3) で表されるヒドラジン誘導体を
還元剤の存在下に還元反応することにより一般式(I-4)
で表されるヒドラジン誘導体を製造することができる。
本反応は製造方法4と同様にすることにより一般式(1-
4) で表されるヒドラジン誘導体を製造することができ
る。
【0086】以下に製造方法7によって製造される一般
式(I-4) で表される化合物の代表例を第7表に例示する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。一般式
(I-4)
【化150】
【0087】
【表37】
【0088】
【表38】
【0089】第7表中、物性がペ−スト又はガラス状で
表される化合物の 1H−NMRのデ−タを第8表に示
す。
【表39】 以下に本発明の一般式(I) で表されるヒドラジン誘導体
の代表的な実施例を示すが、本発明はこれらに限定され
るものではない。
【0090】
【実施例】
実施例1 1−1 α−(4−シアノフェノキシ)アセトフェノ
ンの製造
【化151】 1.10g(5.5ミリモル)のα−ブロモアセトフェ
ノン及び0.72g(6.1ミリモル)の4−シアノフ
ェノ−ルを50mlのアセトンに溶解し、該溶液に0.
76g(5.5ミリモル)の無水炭酸カリウムを加えて
室温下に2時間反応を行った。反応終了後、目的物を含
む反応液を減圧下に溶媒留去し、水を加えて目的物を酢
酸エチルで抽出し、有機層を水洗及び無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去することにより目的
物1.10gを得た。 物性 m.p.162℃ 収率 84%
【0091】1−2 2−〔2−(4−シアノフェノ
キシ)−1−フェニルエチリデン〕−N−(4−トリフ
ルオロメトキシフェニル)ヒドラジンカルボキサミドの
製造(化合物No28及び29)
【化152】 1−1で得られたα−(4−シアノフェノキシ)アセト
フェノン0.53g(2.2ミリモル)及びN−(4−
トリフルオロメトキシフェニル)ヒドラジンカルボキサ
ミド0.53g(2.2ミリモル)を30mlのメタノ
−ルに溶解し、該溶液に1滴の濃硫酸を加えて室温下に
8時間反応を行った。反応終了後、反応液から減圧下に
溶媒を留去して水を加え、目的物を酢酸エチルにより抽
出し、有機層を水洗及び乾燥後、溶媒を留去することに
より粗生成物を単離し、得られた粗生成物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィ−(ジクロロメタン)により精
製分離してZ異性体0.46g及びE異性体0.40g
のそれぞれの異性体を得た。 Z異性体 物性 m.p.190℃ 収率45% E異性体 物性 m.p.179℃ 収率39%
【0092】実施例2 2−1 γ−クロロ−(3−トリフルオロメチル)ブ
チロフェノンの製造
【化153】 4.0g(160ミリモル)のマグネシウム及び18.
5g(82ミリモル)の3−ブロモベンゾトリフルオリ
ドから調製したグリニャ−ル試薬の100mlエ−テル
溶液中に氷冷下に85g(82ミリモル)のγ−クロロ
ブチロニトリルを滴下し、滴下終了後2時間還流下に反
応を行った。反応終了後、氷水中に反応液を注ぎ、濃塩
酸で中和して目的物を酢酸エチルで抽出、有機層を水洗
及び乾燥後に溶媒を減圧下に留去することにより9.0
gを得た。 物性 油状物 収率 44%1 H-NMR(CDCl3/TMS、δ値、ppm) 2.23(quintet,2H), 3.20(t,2H), 3.67(t,2H), 7.54-8.2
6(m,4H).
【0093】2−2 α−ブロモ−γ−クロロ−(3
−トリフルオロメチル)ブチロフェノンの製造
【化154】 4.1g(16ミリモル)のγ−クロロ−(3−トリフ
ルオロメチル)ブチロフェノンを100mlの酢酸に溶
解し、該溶液に2.9g(18ミリモル)の臭素を加え
て50〜60℃で2時間反応を行った。反応終了後、反
応液を氷水中に注ぎ、目的物を酢酸エチルで抽出、有機
層をチオ硫酸ナトリウム水溶液、炭酸水素ナトリウム水
溶液の順で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後に溶媒を
減圧下に留去することにより目的物4.8gを得た。物
性 油状物 収率 89%1 H-NMR(CDCl3/TMS、δ値、ppm) 2.55-2.64(m,2H), 3.74-3.90(m,2H), 5.40-5.50(m,1H),
7.60-8.35(m,4H).
【0094】2−3 (3−トリフルオロメチルフェ
ニル)(1−メチルチオシクロプロピル)ケトンの製造
【化155】 10mlの50%水酸化ナトリウム水溶液及び2.8g
(6.1ミリモル)の15%メチルメルカプタンナトリ
ウム塩水溶液を混合して30mlのトルエン中に加え、
更に10mgのテトラ−n−ブチルアンモニウムブロミ
ドを加えた後、1.0g(3.0ミリモル)のα−ブロ
モ−γ−クロロ−(3−トリフルオロメチル)ブチロフ
ェノンを室温下に滴下し、2時間反応を行った。反応終
了後、反応液に水を加えて目的物を酢酸エチルで抽出
し、有機層を水洗及び乾燥後に減圧濃縮して得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(酢酸エチ
ル:n−ヘキサン=1:10)で精製することにより目
的物0.40gを得た。 物性 油状物 収率 51%1 H-NMR(CDCl3/TMS、δ値、ppm) 1.28-1.60(m,4H), 2.06(s,3H), 7.55-8.35(m,4H).
【0095】2−4 α−(1−メチルチオシクロプ
ロピル)−3−トリフルオロメチルベンジリデン−N−
(4−トリフルオロメトキシフェニル)ヒドラジンカル
ボキサミドの製造(化合物No252)
【化156】 0.40g(1.5ミリモル)の(3−トリフルオロメ
チルフェニル)(1−ソチルチオシクロプロピル)ケト
ンを30mlのメタノ−ルに溶解し、該溶液に0.43
g(1.9ミリモル)のN−(4−トリフルオロメトキ
シフェニル)ヒドラジンカルボキサミド及び1滴の濃硫
酸を加えて50〜60℃で8時間反応を行った。反応終
了後、目的物を含む反応液を減圧下に留去して得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(酢酸エチ
ル:n−ヘキサン=1:4)で精製することにより目的
物をEZ混合物として0.55gを得た。 物性 m.p.142℃ 収率 55%
【0096】実施例3 3−1 N,N−ジエチル−4−フルオロフェニルグ
リオキサミドの製造
【化157】 10mlのジエチルアミンを20mlのテトラヒドロフ
ランに溶解し、室温下に3mlのテトラヒドロフランに
溶解した1.0g(5.4ミリモル)の4−フルオロフ
ェニルグリオキシル酸クロリドを滴下して2時間反応を
行った。反応終了後、反応液の溶媒を減圧下に留去し、
残渣に水を加えて目的物を酢酸エチルで抽出し、有機層
を塩酸水、炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去して
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−
(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2)で精製すること
により目的物0.62gを得た。 物性 ペ−スト状 収率 52%1 H-NMR(CDCl3/TMS、δ値、ppm) 1.16(t,3H), 1.29(t,3H), 3.23(q,2H), 3.35(q,2H), 7.
13-7.22(m,2H),7.93-8.03(m,2H).
【0097】3−2 2−〔γ−(N,N−ジエチル
カルバモイル)−4−フルオロベンジリデン〕−N−
(4−トリフルオロメトキシフェニル)ヒドラジンカル
ボキサミドの製造(化合物No165)
【化158】 0.40g(1.8ミリモル)のN,N−ジエチル−4
−フルオロフェニルグリオキサミド及び0.42g
(1.8ミリモル)のN−(4−トリフルオロメトキシ
フェニル)ヒドラジンカルボキサミドを30mlのメタ
ノ−ルに溶解し、該溶液に1滴の濃硫酸を加えて40〜
50℃で16時間反応を行った。反応終了後、反応液の
溶媒を減圧下に留去し、得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィ−(酢酸エチル:n−ヘキサン=
2:3)で精製することにより目的物0.32gを得
た。 物性 ガラス状 収率 40%1 H-NMR(CDCl3/TMS, δ値, ppm) 1.02(t,3H), 1.30(t,3H), 3.18(q,2H), 3.61(q,2H), 7.
10-7.72(m,8H),8.19(bs,2H).
【0098】実施例4 4−1 1−(フェニルグリオキシリル)ピペラジン
の製造
【化159】 5.0g(58ミリモル)の無水ピペラジン及び0.8
0g(4.9ミリモル)のフェニルグリオキシル酸メチ
ルを30mlのメタノ−ルに溶解して室温下に8時間反
応を行った。反応終了後、目的物を含む反応液を減圧下
に留去して得られた残渣に水お加えて目的物を酢酸エチ
ル(50ml×3)で抽出し、有機層を水洗及び乾燥後
に溶媒を減圧下に留去することにより目的物0.95g
得た。 物性 ペ−スト状 収率 89%1 H-NMR(CDCl3/TMS, δ値, ppm) 1.78(bs,1H), 2.82(t,2H), 2.97(t,2H), 3.32(t,2H),
4.74(t,2H),7.48-8.00(m,5H).
【0099】4−2 1−メトキシカルボニル−4−
(フェニルグリオキシリル)ピペラジンの製造
【化160】 0.35g(1.6ミリモル)の1−(フェニルグリオ
キシリル)ピペラジンを30mlのテトラヒドロフラン
に溶解し、該溶液に0.5mlのクロロ蟻酸メチル及び
1mlのトリエチルアミンを加えて室温下に2時間反応
を行った。反応終了後、反応液の溶媒を減圧下に留去
し、残渣に水を加えて目的物を酢酸エチルで抽出し、有
機層を塩酸水、炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留
去することにより目的物を0.37g得た。 物性 ペ−スト状 収率 83%1 H-NMR(CDCl3/TMS, δ値, ppm) 3.30-3.85(m,8H), 3.72(s,3H), 7.48-8.00(m,5H).
【0100】4−3 2−〔α−〔(4−メトキシカ
ルボニルピペラジノ)カルボニル〕ベンジリデン〕−N
−(4−トリフルオロメトキシフェニル)ヒドラジンカ
ルボキサミドの製造(化合物No22 )
【化161】 0.37g(1.3ミリモル)の1−メトキシカルボニ
ル−4−(フェニルグリオキシリル)ピペラジン及び
0.32g(1.3ミリモル)のN−(4−トリフルオ
ロメトキシフェニル)ヒドラジンカルボキサミドを30
mlのメタノ−ルに溶解し、該溶液に1滴の濃硫酸を加
えて40〜50℃で24時間反応を行った。 反応終了
後、反応液の溶媒を減圧下に留去し、得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィ−(酢酸エチル:n−
ヘキサン=1:1)で精製することにより目的物0.2
5gを得た。 物性 m.p.186℃ 収率 38%
【0101】実施例5 5−1 α−(N,N−ジホルミルアミノ)−3−ク
ロロアセトフェノンの製造
【化162】 20g(86ミリモル)のα−ブロモ−3−クロロアセ
トフェノンを20mlのアセトニトリルに溶解し、該溶
液に8.14g(86ミリモル)のジホルムアミドナト
リウムを加えて室温下に3時間反応を行った。反応終了
後、目的物を含む反応液を減圧濾過し、濾液を濃縮し、
目的物を酢酸エチルで抽出し、抽出液を水洗及び乾燥
後、溶媒を減圧下に留去することにより目的物3.0g
を得た。 物性 m.p.71℃ 収率 15%
【0102】5−2 α−アミノ−3−クロロアセト
フェノン塩酸塩の製造
【化163】 12.7g(56ミリモル)のα−(N,N−ジホルミ
ルアミノ)−3−クロロアセトフェノンを6N塩酸溶液
に懸濁させて30分間還流下に反応を行った。反応終了
後、反応液を減圧下に濃縮し、析出する結晶を少量のエ
−テルで洗浄することにより目的物11.2gを得た。 物性 m.p.223℃ 収率 97%
【0103】5−3 3−クロロ−α−ベンゾイルア
ミノアセトフェノンの製造
【化164】 0.68g(4.9ミリモル)のベンゾイルクロリド及
び1.47g(14.6ミリモル)のトリエチルアミン
を10mlのテトラヒドロフランに溶解し、該溶液に更
に1.0g(4.9ミリモル)のα−アミノ−3−クロ
ロアセトフェノン塩酸塩を加えて室温下に2時間反応を
行った。反応終了後、反応液から目的物を酢酸エチルで
抽出し、抽出液を水洗及び乾燥後、溶媒を減圧下に留去
することにより目的物0.60gを得た。 物性 m.p.105℃ 収率 43%
【0104】5−4 2−〔2−ベンゾイルアミノ−
1−(3−クロロフェニル)エチリデン〕−N−(4−
トリフルオロメトキシフェニル)ヒドラジンカルボキサ
ミドの製造(化合物No124)
【化165】 0.50g(1.7ミリモル)の3−クロロ−α−ベン
ゾイルアミノアセトフェノンを5mlのエタノ−ルに懸
濁させ、該懸濁液に1滴の濃硫酸を加えて室温下に6時
間反応を行った。反応終了後、反応液を減圧下に留去
し、得られた残渣から酢酸エチルで目的物を抽出し、抽
出液を水洗及び乾燥し、溶媒を減圧下に留去することに
より目的物0.60gを得た。 物性 m.p.190℃ 収率 68%
【0105】実施例6 6−1 酢酸 S−〔2−オキソ−(3−トリフルオ
ロメチルフェニル)エチル〕の製造
【化166】 4.3g(56ミリモル)のチオ酢酸を300mlのエ
−テルに溶解し、5.7g(56ミリモル)のトリエチ
ルアミンを加え、室温下に50mlのエ−テルに溶解し
た15g(56ミリモル)のα−ブロモ−3−トリフル
オロメチルアセトフェノンを15分かけて滴下し、滴下
終了後1.5時間還流下に反応を行った。反応終了後、
不溶物を濾去し、濾液を減圧下に濃縮することにより目
的物15.4gを得た。 物性 結晶状 収率 87%1 H-NMR(CDCl3/TMS, δ値, ppm) 2.43(s,3H), 4.40(s,2H), 7.64-8.26(m,4H).
【0106】6−2 α−(2−プロピニルチオ)−
3−トリフルオロメチルアセトフェノンの製造
【化167】 0.16g(7.1ミリモル)の金属ナトリウムを50
mlのメタノ−ルに溶解し、該溶液に10mlのメタノ
−ルに溶解した1.0g(5.2ミリモル)の酢酸 S
−〔2−オキソ−(3−トリフルオロメチルフェニル)
エチル〕を徐々に滴下し、滴下終了後更に1.5時間反
応を行った後15mlのメタノ−ルに溶解した0.71
g(6.0ミリモル)の臭化2−プロピニルを加えて1
時間反応を行った。反応終了後、反応液を減圧下に濃縮
し、酢酸エチルで目的物を抽出し、抽出液を水洗及び無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下に留去する
ことにより目的物0.95gを得た。 物性 油状物 収率 97%
【0107】6−3 2−〔2−(2−プロピニルチ
オ)−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)エチリ
デン〕−N−(4−トリフルオロメトキシフェニル)ヒ
ドラジンカルボキサミドの製造(化合物No206)
【化168】 0.95g(5.0ミリモル)のα−(2−プロピニル
チオ)−3−トリフルオロメチルアセトフェノンを10
mlのエタノ−ルに溶解し、該溶液に1.23g(5.
25ミリモル)のN−(4−トリフルオロメトキシフェ
ニル)ヒドラジンカルボキサミド及び1滴の濃硫酸を加
えて室温下に6時間反応を行った。反応終了後、反応液
を減圧下に留去し、酢酸エチルで目的物を抽出し、抽出
液を水洗及び無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減
圧下に留去することにより目的物1.1gを得た。 物性 m.p.155℃ 収率 54%
【0108】実施例7 7−1 4−(3−トリフルオロメチルフェニル)−
4−オキソブタンアミドの製造
【化169】 5.0g(28.7ミリモル)の3−トリフルオロメチ
ルベンズアルデヒドをジメチルホルムアミド18mlに
溶解した溶液に0.28g(5.7ミリモル)の粉末状
シアン化ナトリウムを加えて45℃で30分間反応を行
い、次いで1.30g(24.5ミリモル)のアクリロ
ニトリルをジメチルホルムアミド2mlに溶解した溶液
を20分で滴下し、滴下終了後に4時間反応を行い,さ
らに酢酸1mlを加えて10分間反応を行った。反応終
了後、反応液を減圧下に濃縮し、酢酸エチルで目的物を
抽出し、抽出液を水洗及び無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒を減圧下に留去して得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィ−(n−ヘキサン:酢酸エチル
=10:1)で精製することにより4−(3−トリフル
オロメチルフェニル)−4−オキソブタンニトリルを
5.63g得た。 物性 油状物 収率 72.8%1 H-NMR(CDCl3/TMS, δ値, ppm) 2.81(t,2H), 3.43(t,2H), 7.60-8.20(m,4H).
【0109】得られた4−(3−トリフルオロメチルフ
ェニル)−4−オキソブタンニトリル5.50g(2
1.9ミリモル)を氷水浴下に濃硫酸40ml中に加
え、0℃で30分及び室温下で5時間反応を行った。反
応終了後、反応液を150ml氷水中に注ぎ、目的物を
クロロホルムで抽出し、抽出液を水洗及び無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下に留去して得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(n−ヘキサ
ン:酢酸エチル=2:1)で精製することにより目的物
を2.70g得た。 物性 m.p.133℃ 収率 45.6%
【0110】7−2 2−〔3−カルバモイル−1−
(3−トリフルオロメチルフェニル)プロピリデン〕−
N−(4−トリフルオロメトキシフェニル)ヒドラジン
カルボキサミドの製造(化合物No233)
【化170】 1.0g(4.1ミリモル)の4−(3−トリフルオロ
メチルフェニル)−4−オキソブタンアミド及び0.9
6g(4.1ミリモル)のN−(4−トリフルオロメト
キシフェニル)ヒドラジンカルボキサミドを15mlの
テトラヒドロフランに溶解した溶液にエタノ−ル15m
lを加え、次いで2滴の濃硫酸を加えて室温下に15時
間反応を行った。反応終了後、反応液を減圧下に濃縮
し、目的物を酢酸エチルで抽出し、抽出液を水洗及び無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下に留去して
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−
(酢酸エチル)で精製することにより目的物を1.14
g得た。 物性 m.p.203℃ 収率 60.4%
【0111】実施例8 8−1 4−(3−トリフルオロメチルフェニル)−
4−オキソブタン酸の製造
【化171】 24.8g(0.143モル)の4−トリフルオロメチ
ルベンズアルデヒドをジメチルホルムアミド180ml
に溶解し、該溶液に1.05g(0.021モル)の粉
末状シアン化ナトリウムを加えて45℃で30分間反応
を行い、次いで11.4g(0.114モル)のアクリ
ル酸エチルエステルを20mlのジメチルホルムアミド
に溶解した溶液を20分で滴下し、4時間反応を行い、
更に酢酸3mlを加えて30分間反のを行った。反応終
了後、反応液を300mlの氷水中に注ぎ、目的物を酢
酸エチルで抽出し、抽出液を水洗及び無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、溶媒を減圧留去することにより粗生成物
を得た。 得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィ−(n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で
精製することにより4−(3−トリフルオロメチルフェ
ニル)−4−オキソブタン酸エチル24.6gを得た。 物性 結晶状物 収率63.0%
【0112】得られた4−(3−トリフルオロメチルフ
ェニル)−4−オキソブタン酸エチル20.0g(73
ミリモル)をメタノ−ル200mlに溶解し、該溶液に
8.2g(0.20モル)の水酸化リチウム1水和物を
100mlの水に溶解した水溶液を加えて10時間反応
を行った。反応終了後、反応液を減圧下に濃縮して6N
塩酸でpHを2とし、析出した結晶を濾集して減圧下に
乾燥することにより目的物18.0gを得た。 物性 m.p.88℃ 収率100%
【0113】8−2 N,N−ジエチル−4−(3−
トリフルオロメチルフェニル)−4−オキソブタンアミ
ドの製造
【化172】 1.0g(4.1ミリモル)の4−(3−トリフルオロ
メチルフェニル)−4−オキソブタン酸、1.20g
(4.7ミリモル)の沃化2−クロロ−1−メチルピリ
ジニウム及び0.36g(4.9ミリモル)ジエチルア
ミンの混合物をジクロロメタン20mlに溶解し、トリ
エチルアミン0.84g(8.3ミリモル)を加えて8
時間還流下に反応を行った。反応終了後、反応液を氷水
中に注ぎ、2N塩酸で酸性とした後に目的物を塩化メチ
レンで抽出し、抽出液を水洗及び無水硫酸マグネシウム
で乾燥後、溶媒を減圧留去することにより粗生成物を得
た。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィ−(n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製す
ることにより目的物1.15gを得た。 物性 nD1.5012(21.6℃) 収率 94
【0114】8−3 2−〔3−(N,N−ジエチルカ
ルバモイル)−1−(3−トリフルオロメトキシフェニ
ル)プロピリデン〕−N−(4−トリフルオロメトキシ
フェニル)ヒドラジンカルボキサミドの製造(化合物No
235)
【化173】 0.67g(2.2ミリモル)のN,N−ジエチル−4
−(3−トリフルオロメチル)−4−オキソブタンアミ
ド及び0.52g(2.2ミリモル)のN−(4−トリ
フルオロメトキシフェニル)ヒドラジンカルボキサミド
をテトラヒドロフラン15mlに加え、次いでエタノ−
ル15ml及び2滴の濃硫酸を加えて15時間反応を行
った。反応終了後、反応液を減圧下に濃縮して目的物を
酢酸エチルで抽出し、抽出液を水洗及び無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、溶媒を減圧留去することにより粗生成
物を得た。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィ−(n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で
精製することにより目的物0.74gを得た。 物性 m.p.148℃ 収率 64%
【0115】実施例9.9─1. 4−オキソ−4−フ
ェニル−N−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−
2−ブテンアミドの製造
【化174】 4.0g(16ミリモル)の3−ブロモ−4−オキソ−
4−フェニルブタン酸を30mlのテトラヒドロフラン
(THF)に溶解し、該溶液に氷冷下で2.0g(19
ミリモル)のクロロ蟻酸エチルを加え、次いで2mlの
THFに溶解した4.7g(47ミリモル)のトリエチ
ルアミンを徐々に滴下した後、室温下に30分間反応さ
せ、更に3.3g(19ミリモル)の4−トリフルオロ
メトキシアニリンを加えて4時間反応を行った。反応終
了後、反応液に水を加えて目的物を酢酸エチルで抽出
し、抽出液を水洗及び無水硫酸マグネシウムで乾燥後、
減圧下に溶媒を濃縮することにより目的物2.8gを結
晶として得た。 物性 m.p.188℃ 収率
60%
【0116】9−2. 2−〔1−フェニル−3−
〔N’−(4−トリフルオロメトキシフェニル)カルバ
モイル〕−2−プロペニリデン〕−N−(4−トリフル
オロメトキシフェニル)ヒドラジンカルボキサミドの製
造(化合物No294)
【化175】 0.40g(1.2ミリモル)の4−オキソ−4−フェ
ニル−N−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−2
−ブテンアミドを30mlのメタノ−ルに溶解し、該溶
液に一滴の濃硫酸及び0.36g(1.8ミリモル)の
N−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−2−ブテ
ンアミドを加えて6時間還流下に反応を行った。反応終
了後、減圧下に溶媒を留去して目的物を酢酸エチルで抽
出し、抽出液を水洗及び無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、減圧下に溶媒を濃縮することにより目的物0.30
gを結晶として得た。 物性 m.p.237℃ 収率 73%
【0117】実施例10.10−1. (2−プロピニ
ルオキシイミノ)アセトフェノンの製造
【化176】 3.0g(19ミリモル)のイソニトロソアセトフェノ
ン及び2.3g(19ミリモル)の2−プロピニルブロ
ミドをアセトニトリル20mlに溶解し、該溶液に炭酸
カリウム3.9g(28ミリモル)を加えて室温下に3
時間反応を行った。反応終了後、反応液を水中に注いで
目的物を酢酸エチルで抽出し、抽出液を水洗及び無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、減圧下に溶媒を濃縮すること
により目的物2.5gをペーストとして得た。 物性 ペ−スト状物 収率 83%
【0118】10−2. 2−〔1−フェニル−2−
(2−プロピニルオキシイミノ)エチレン〕−N−(4
−トリフルオロメトキシフェニル)ヒドラジンカルボキ
サミドの製造(化合物No273及び274)
【化177】 0.50g(2.5ミリモル)の(2−プロピオニルオ
キシイミノ)アセトフェノン及びN−(4−トリフルオ
ロメトキシフェニル)ヒドラジンカルボキサミド0.6
0g(2.5ミリモル)をエタノ−ル10mlに溶解
し、該溶液に一滴の濃硫酸を加えて室温下に5時間反応
を行った。反応終了後、反応液を水中に注いで目的物を
酢酸エチルで抽出し、抽出液を水洗及び無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、減圧下に溶媒を濃縮してシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィ−(酢酸エチル:n−ヘキサン=
1:2)で精製することによりE体及びZ体の2種の目
的物を得た。 物性 E体 m.p.169℃ 収量(収率) 0.
23g(22%) Z体 m.p.115℃ 収量(収率) 0.37g
(38%)
【0119】実施例11.11─1. 2−(2−フェ
ニル−2−オキソエチレン)ヒドラジンカルボン酸エチ
ルの製造
【化178】 1.0g(7.5ミリモル)のフェニルグリオキサ−ル
及び1.6g(15ミリモル)のカルバジン酸エチルを
メタノ−ルに溶解し、該溶液を室温下に4時間反応させ
た。反応終了後、反応液を水中に注いで目的物を酢酸エ
チルで抽出し、抽出液を水洗及び無水硫酸マグネシウム
で乾燥後、減圧下に溶媒を濃縮することにより目的物
0.40gを得た。 物性 m.p.139℃ 収率 27%
【0120】11─2. 2−〔2−フェニル−2−
〔〔N−(4−トリフルオロメトキシフェニル)カルバ
モイル〕ヒドラゾノ〕エチレン〕ヒドラジンカルボン酸
エチルの製造(化合物No288)
【化179】 0.30g(1.4ミリモル)の2−(2−フェニル−
2−オキソエチレン)ヒドラジンカルボン酸エチル及び
N−(4−トリフルオロメトキシフェニル)ヒドラジン
カルボキサミド0.38g(1.6ミリモル)をエタノ
−ル10mlに溶解し、該溶液に一滴の濃硫酸を加えて
室温下に5時間反応を行った。反応終了後、反応液を水
中に注いで目的物を酢酸エチルで抽出し、抽出液を水洗
及び無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下に溶媒を濃
縮することにより目的物0.26gを得た。 物性 m.p.100℃ 収率 42%
【0121】実施例12. 2−〔2−(O,O−ジメ
トキシホスホリル)−1−フェニルエチリデン〕−N−
(4−トリフルオロメトキシフェニル)ヒドラジンカル
ボキサミドの製造(化合物No288)
【化180】 2−オキソ−2−フェニルエタンホスホン酸ジメチル
0.20g(0.88ミリモル)及びN−(4−トリフ
ルオロメトキシフェニル)ヒドラジンカルボキサミド
0.21g(0.88ミリモル)をメタノ−ル20ml
に溶解し、該溶液に一滴の濃硫酸を加えて加熱還流下に
3時間反応を行った。反応終了後、反応液を放冷し、溶
媒を減圧下に留去し、目的物を酢酸エチルで抽出し、抽
出液を水洗及び無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下
に溶媒を濃縮することにより粗結晶を得、エ−テルで洗
浄することにより目的物0.16gを得た。 物性 m.p.222℃ 収率 41%
【0122】実施例13.13−1 4−フェニルグ
リオキシリルモルホリンの製造
【化181】 1.1g(13ミリモル)のモルホリンを30mlのテ
トラヒドロフランに溶解し、該溶液に5mlのテトラヒ
ドロフランに溶解した0.70g(4.2ミリモル)の
フェニルグリオキシル酸クロリドを室温下に滴下し、滴
下終了後、同温度で2時間反応を行った。反応終了後、
反応液に水を加えて目的物を酢酸エチルで抽出し、抽出
液を希塩酸で洗浄後、無水硫酸マグネシウム乾燥し、減
圧下に溶媒を留去することによりペ−スト状の目的物
0.70gを得た。 物性 ペ−スト状 収率77%1 H-NMR(CDCl3/TMS, δ値,ppm) 3.38(t,2H), 3.65(t,2H), 3.70(s,4H), 7.50-8.00(m,5
H).
【0123】13−2 2−(α−モルホリノカルボ
ニルベンジリデン)−N−(4−トリルオロメトキシフ
ェニル)ヒドラジンカルボキサミドの製造(化合物No1
8)
【化182】 0.7g(3.2ミリモル)の4−フェニルグリオキシ
リルモルホリンを30mlのメタノ−ルに溶解し、該溶
液に10mlの抱水ヒドラジン及び1滴の濃硫酸を加え
て40−50℃で4時間反応を行った。反応終了後、反
応溶液を減圧下に濃縮し、目的物を酢酸エチルで抽出、
水洗及び無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下に溶媒
を留去することにより中間体のヒドラゾンを得た。得ら
れたヒドラゾンを30mlのテトラヒドロフランに溶解
し、該溶液に5mlのピリジン及び0.58g(2.9
ミリモル)のイソシアン酸4−トリフルオロメトキシフ
ェニルを室温下に加えて8時間反応を行った。反応終了
後、反応溶液を減圧下に濃縮し、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィ−(酢酸エチル:n−ヘキサン=2:3)
で精製することにより目的物0.30gを得た。 物性 m.p.155℃ 収率30%
【0124】実施例14.14−1. N,N−ジメチ
ル−2−ヒドラゾノ−2−フェニルエタンスルホンアミ
ドの製造
【化183】 N,N−ジメチル−2−オキソ−2−フェニルエタンス
ルホンアミド1.0g(4.4ミリモル)及び抱水ヒド
ラジン0.44g(8.8ミリモル)をエタノ−ル40
mlに溶解し、該溶液に一滴の濃硫酸を加えて加熱還流
下に2時間反応を行った。反応終了後、反応液を放冷
し、溶媒を減圧下に留去し、目的物を酢酸エチルで抽出
し、抽出液を水洗及び無水硫酸マグネシウムで乾燥後、
減圧下に溶媒を濃縮することにより目的物0.73gを
結晶として得た。 物性 結晶物 ℃ 収率 69%
【0125】14−2. 2−〔2−N’,N’−ジメ
チルアミノスルホニル)−1−フェニル〕エチリデン−
N−(4−トリフルオロメトキシフェニル)ヒドラジン
カルボキサミドの製造(化合物No290)
【化184】 N,N−ジメチル−2−ヒドラゾノ−2−フェニルエタ
ンスルホンアミド0.50g(2.1ミリモル)をテト
ラヒドロフラン15ml及びピリジン15mlの混合溶
媒に溶解し、イソシアン酸 4−トリフルオロメトキシ
フェニル0.42g(2.1ミリモル)を加えて2時間
室温下に反応を行った。反応終了後、溶媒を減圧下に留
去し、得られた粗結晶をトルエンで洗浄することにより
目的物0.60gを得た。 物性 m.p.210℃ 収率 65%
【0126】実施例15.15−1. 2−チオベンゾ
イル−N−(4−トリフルオロメトキシフェニル)ヒド
ラジンカルボキサミドの製造
【化185】 0.90g(5.9ミリモル)のチオベンズヒドラジド
を30mlのテトラヒドロフランに溶解し,該溶液に
0.5mlのピリジンを加え、次いで2mlのテトラヒ
ドロフランに溶解した1.08g(5.3ミリモル)の
イソシアン酸 4−トリフルオロメトキシフェニルを滴
下し、室温下に4時間反応を行った。反応終了後、溶媒
を減圧下に留去することにより目的物1.18gを得
た。 物性 m.p.191℃ 収率 62%
【0127】15−2. 2−(α−イソプロピルチオ
ベンジリデン)−N−(4−トリフルオロメトキシフェ
ニル)ヒドラジンカルボキサミドの製造(化合物No27
8)
【化186】 1.5g(4.2ミリモル)の2−チオベンゾイル−N
−(4−トリフルオロメトキシフェニル)ヒドラジンカ
ルボキサミドを30mlのアセトンに懸濁させ、該懸濁
液に0.72g(4.2ミリモル)の沃化イソプロピル
及び1.5gの無水炭酸カリウムを加えて室温下に1時
間反応を行った。反応終了後、溶媒を減圧下に留去し、
目的物を酢酸エチルで抽出し、抽出液を水洗及び無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、減圧下に溶媒を濃縮すること
により目的物1.3gを結晶として得た。 物性 m.p.122℃ 収率 79%
【0128】15−3. 2−(α−イソプロピルスル
フィニルベンジリデン)−N−(4−トリフルオロメト
キシフェニル)ヒドラジンカルボキサミド(化合物No2
79)及び2−(α−イソプロピルスルホニルベンジリ
デン)−N−(4−トリフルオロメトキシフェニル)ヒ
ドラジンカルボキサミド(化合物No280)の製造
【化187】 0.50g(1.3ミリモル)の2−(α−イソプロピ
ルチオベンジリデン)−N−(4−トリフルオロメトキ
シフェニル)ヒドラジンカルボキサミドを20mlのメ
タノ−ルに溶解し、該溶液に2.0g(3.3ミリモ
ル)のナトリウムパ−オキシモノサルフェ−トを10m
lの水に懸濁させた懸濁液を加え、室温下に30分間反
応を行った。反応終了後、反応液を水中に注いで目的物
を酢酸エチルで抽出し、抽出液を水洗及び無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、減圧下に溶媒を濃縮して得られた生
成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(酢酸エチ
ル:n−ヘキサン=1:2)により生成することにより
目的物を得た。 物性 スルホキシド体 ペ−スト状物 収量(収率) 0.23g (44%) スルホン体 m.p.124℃(分解) 0.10g (19%)
【0129】実施例16 2−〔2−(4−シアノフ
ェノキシ)−1−フェニルエチル〕−N−(4−トリフ
ルオロメトキシフェニル)ヒドラジンカルボキサミドの
製造(化合物No342)
【化188】 0.30g(0.66ミリモル)の2−〔2−(4−シ
アノフェノキシ)−1−フェニルエチリデン〕−N−
(4−トリフルオロメトキシフェニル)ヒドラジンカル
ボキサミドを15mlのメタノ−ル及び15mlのテト
ラヒドロフランの混合溶媒に溶解し、該溶液に0.20
g(3.2ミリモル)の水素化ホウ素シアノナトリウム
(NaBH3CN)を加えて攪拌下に塩化水素(メタノ−ル溶
液)でpHを4〜6に保ち、薄層クロマトグラフィ−に
より反応の終了を確認した後、減圧下に溶媒を留去し、
残渣に水を加えて炭酸水素ナトリウムを中和し、目的物
を酢酸エチルで抽出し、有機層を水洗及び無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去することにより
目的物0.32gを得た。 物性 m.p.176℃ 収率 76%
【0130】実施例17 2−〔2−ベンゾイルアミ
ノ−1−(4−クロロフェニル)エチル〕−N−(4−
トリフルオロメトキシフェニル)ヒドラジンカルボキサ
ミドの製造(化合物No372)
【化189】 0.30g(0.59ミリモル)の2−〔2−ベンゾイ
ルアミノ−1−(3−クロロフェニル)エチリデン〕−
N−(4−トリフルオロメトキシフェニル)ヒドラジン
カルボキサミドを10mlのメタノ−ルに懸濁させ、該
懸濁液に0.07g(1ミリモル)水素化シアノホウ素
ナトリウムを加えて室温下に塩化水素メタノ−ル溶液で
pHを4〜6に調整して反応を行った。薄層クロマトグ
ラフィ−で反応の終了を確認した後、目的物を酢酸エチ
ルで抽出し、有機層を重炭酸水素ナトリウム水溶液で洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下に溶媒を
留去することにより目的物0.20gを得た。 物性 m.p.230℃ 収率 67%
【0131】実施例18 2−〔2−(2−プロピニ
ルチオ)−1−(フェニルエチル〕−N−(4−トリフ
ルオロメトキシフェニル)ヒドラジンカルボキサミドの
製造(化合物No344)
【化190】 0.50g(1.2ミリモル)の2−〔2−(2−プロ
ピニルチオ)−1−フェニルエチリデン〕−N−(4−
トリフルオロメトキシフェニル)ヒドラジンカルボキサ
ミドを10mlのメタノ−ルに懸濁させ、該懸濁液に
0.37g(4.7ミリモル)水素化シアノホウ素ナト
リウムを加えて室温下に塩化水素メタノ−ル溶液でpH
を4〜6に調整して反応を行った。薄層クロマトグラフ
ィ−で反応の終了を確認した後、目的物を酢酸エチルで
抽出し、有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去す
ることにより目的物0.36gを得た。 物性 m.p.157℃ 収率 73%
【0132】実施例19 2−〔3−カルバモイル−
1−(3−トリフルオロメチルフェニル)プロピル〕−
N−(4−トリフルオロメトキシフェニル)ヒドラジン
カルボキサミドの製造(化合物No390)
【化191】 0.46(1.0ミリモル)の2−〔3−カルバモイル
−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)プロピリデ
ン〕−N−(4−トリフルオロメトキシフェニル)ヒド
ラジンカルボキサミドをテトラヒドロフラン15ml及
びメタノ−ル15mlの混合溶媒に溶解し、該溶液に
0.46g(7.7ミリモル)の水素化シアノホウ素ナ
トリウムを加え、次いで5滴の飽和塩酸メタノ−ル溶液
を加えて2晩反応を行った。反応終了後、反応液を減圧
下に濃縮し、目的物を酢酸エチルで抽出し、抽出液を水
洗及び乾燥後、溶媒を減圧下に留去して得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィ−(メタノ−ル:酢
酸エチル)で精製することにより目的物を0.35g得
た。 物性 m.p.135℃ 収率 76%
【0133】実施例20 20−1 2−フェニル−2−(N−フェニルカルバ
モイルメチル)ヒドラゾノ酢酸の製造
【化192】 フェニルヒドラジン3.00g(27.8ミリモル)、
クロロ酢酸アニリド4.71g及びトリエチルアミン
2.81g(27.8ミリモル)をトルエン30ml中
に加えて13時間加熱下に還流して反応を行った。反応
終了後、反応液に水50mlを加えて酢酸エチル(50
ml×2)で抽出し、抽出液を水洗及び無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去することにより2
−(1−フェニルヒドラジノ)酢酸アニリドの粗精製物
5.43gを得た。
【0134】得られた2−(1−フェニルヒドラジノ)
酢酸アニリド2.50g(10.4ミリモル)をエタノ
−ル50mlとジオキサン10mlの混合溶媒に溶解
し、該溶液に氷冷下に40%グリオキシル酸水溶液1.
73g(9.3ミリモル)を加えて室温下に2時間反応
を行った。反応終了後、目的物を含む反応液を減圧下に
留去し、残渣をエ−テルで洗浄することにより目的物
1.13gを得た。 物性 m.p.193−194℃ 収率 33%
【0135】20−2 2−フェニル−2−(N−フ
ェニルカルバモイルメチル)ヒドラゾノ−(4−トリフ
ルオロメトキシ)アセトアニリドの製造(化合物No40
5)
【化193】 2−フェニル−2−(N−フェニルカルバモイルメチル
ヒドラゾノ酢酸0.40g(1.4ミリモル)及び塩化
チオニル0.32g(2.7ミリモル)を乾燥した四塩
化炭素10mlに加えて1時間加熱還流下に反応を行っ
た。反応終了後、反応液を放冷して減圧下に溶媒及び過
剰の塩化チオニルを留去し、得られた濃縮物を氷冷下に
トリエチルアミン0.26g(2.5ミリモル)及び4
−トリフルオロメトキシアニリン0.22g(1.3ミ
リモル)を乾燥したテハラヒドロフランに溶解した溶液
中に滴下し、室温下に5時間反応を行った。反応終了
後、反応液に水80mlを加えて目的物を酢酸エチル
(100ml×2)で抽出し、有機層を水洗及び無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去して得ら
れた結晶をエ−テル−酢酸エチル混合液で洗浄すること
により目的物0.35gを得た。 物性 m.p.243−245℃ 収率60%
【0136】実施例21 21−1 3−クロロフェニルヒドラジノ酢酸の製造
【化194】 3−クロロフェニルヒドラジン15.0g(0.11モ
ル)をエタノ−ル50mlに溶解し、氷冷下に40%グ
リオキシル酸水溶液19.5g(0.11モル)及び水
酸化ナトリウム4.2g(0.11モル)を水20ml
に溶解した溶液を滴下し、室温下に2時間反応を行っ
た。反応終了後、反応液に水80mlを加えて目的物を
酢酸エチル(100ml×2)で抽出し、有機層を水洗
及び無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留
去して得られた結晶をエ−テル−酢酸エチル混合液で洗
浄することにより目的物12.2gを得た。 収率 58.4%1 H-NMR(CDCl3/TMS, δ値,ppm) 2.05(bs,1H), 6.98-7.01(m,2H), 7.08(s,1H), 7.18-7.2
5(m,2H),8.50(s,1H).
【0137】21−2 2−(3−クロロフェニル)
ヒドラゾノ−(4−トリフルオロメトキシ)アセトアニ
リドの製造
【化195】 4−トリフルオロメトキシアニリン8.9g(50ミリ
モル)を乾燥したジクロロメタン150mlに溶解し、
該溶液に沃化2−クロロ−1−メチルピリジニウム1
2.9g(50ミリモル)を加え、次いで室温下にトリ
エチルアミン12.7g(130ミリモル)及び2−
(3−クロロフェニルヒドラゾノ酢酸10.0g(50
ミリモル)を乾燥したテトラヒドロフラン50mlに溶
解した溶液を滴下し、滴下終了後、室温下に10時間反
応を行った。反応終了後、反応液を減圧下に留去し、残
渣に水100mlを加えて目的物を酢酸エチル(200
×2)で抽出し、有機層を水洗及び無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去して得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィ−(n−ヘキサン:酢
酸エチル=3:1)で精製することにより目的物5.6
4gを得た。 物性 m.p.196−197℃ 収率 31.6%
【0138】21−3 2−アリル−2−(3−クロ
ロフェニル)ヒドラゾノ−(4−トリフルオロメトキ
シ)アセトアニリドの製造(化合物No414)
【化196】 2−(3−クロロフェニル)ヒドラゾノ−(4−トリフ
ルオロメトキシ)アセトアニリド0.60g(1.7ミ
リモル)を乾燥ジメチルホルムアミド15mlに溶解
し、該溶液にひ氷冷下に60%水素化ナトリウム0.0
8g(2.0ミリモル)を加えて10分間攪拌して2−
プロペニルブロミド0.22g(1.9ミリモル)を滴
下し、室温下に1時間反応を行った。反応終了後、反応
液を氷水中に注ぎ、目的物を酢酸エチル(50ml×
2)で抽出し、有機層を水洗及び無水硫酸マグネシウム
で乾燥後、減圧下に溶媒を留去して得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィ−(n−ヘキサン:酢酸
エチル=3:1)で精製することにより目的物0.27
gを得た。 物性 m.p.79−81℃ 収率40%
【0139】実施例22 2−(3−クロロフェニ
ル)−2−〔N−(4−シアノフェニルカルバモイルメ
チル)〕ヒドラジノ−(4−トリフルオロメトキシ)ア
セトアニリドの製造(化合物No443)
【化197】 2−(3−クロロフェニル)−2−〔N−(4−シアノ
フェニルカルバモイルメチル)〕ヒドラゾノ−(4−ト
リフルオロメトキシ)アセトアニリド0.18g(0.
35ミリモル)を乾燥したテトラヒドロフラン1ml及
びメタノ−ル3mlの混合溶媒に溶解し、氷冷下にシア
ノ水素化ほう素ナトリウム0.09g(1ミリモル)及
び飽和塩化水素メタノ−ル溶液3mlを加えて室温下に
1時間反応を行った。反応終了後、反応液を減圧下に留
去し、残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液30mlを
加え、目的物を酢酸エチル(30ml×2)で抽出し、
有機層を水洗及び無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧
下に溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィ−(n−ヘキサン:酢酸エチル=1:
1)で精製することにより目的物0.17gを得た。 物性 m.p.183.2−184.6℃ 収率94%
【0140】実施例23 23−1. 3−クロロ−N−メチルベンズヒドラゾン
チオ酢酸 S−フェニルの製造
【化198】 2.0g(8.1ミリモル)の3−クロロ−N−メチル
ベンゾヒドラゾノイルブロミドを30mlのジメチルホ
ルムアミドに溶解し、該溶液に1.1g(9.7ミリモ
ル)のチオフェノ−ル及び2.0g(14ミリモル)の
無水炭酸カリウムを加えて室温下に4時間反応を行っ
た。反応終了後、反応液を氷水中に注ぎ、エ−テルで目
的物を抽出し、抽出液を水洗・乾燥して減圧下に留去す
ることにより油状物として1.7g得た。 物性 nD1.6621(29℃) 収率99%
【0141】23−2. 2−(3−クロロ−α−フェ
ニルチオベンジリデン(−N−(4−ジフルオロメトキ
シフェニル)−1−メチルヒドラジンカルボキサミドの
製造(化合物No309)
【化199】 0.43g(2.0ミリモル)の3−クロロ−N−メチ
ルベンゾヒドラゾンチオ酸 S−フェニルを20mlの
テトラヒドロフランに溶解し、該溶液に0.5mlのピ
リジンを加えた後、0.36g(1.9ミリモル)のイ
ソシアン酸4−ジフルオロメトキシフェニルを1mlの
テトラヒドロフランに溶解させた溶液を滴下し室温下に
2時間反応を行った。反応終了後、反応液から溶媒を減
圧下に留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィ−(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
4)で精製ことにより目的物0.32gを得た。 物性 m.p.96℃ 収率41%
【0142】本発明の一般式(I) で表されるヒドラジン
誘導体を有効成分とする農園芸用殺虫剤は水稲、野菜、
果樹、その他の作物及び花卉等を加害する各種農林、園
芸、貯穀害虫や衛生害虫或いは線虫等の害虫防除にに適
しており、例えばリンゴコカクモンハマキ(adoxophyes
orana fasciata )、チャノコカクモンハマキ(Adoxop
hyes sp.)、リンゴコシンクイ(Grapholita inopinat
a)、ナシヒメシンクイガ(Grapholita mlesta )、マ
メシンクイガ(Leguminivora glycinivorella )、クワ
ハマキ(Olethreutes mori)、チャノホソガ(Caloptil
ia thevivora)、リンゴホソガ(Caloptilia zachrysa
)、キンモンホソガ(Phyllonorycter ringoniella
)、ナシホソガ(Spulerina astaurota )、モンシロ
チョウ(Piersrapae crucivora)、オオタバコガ類(H
eliothis sp. )、コドリンガ(Laspeyresia pomonella
)、コナガ(Plutella xylostella )、リンゴヒメシ
ンクイ(Argyresthia conjugella)、モモシンクイガ
(Carposina niponensis)、ニカメイガ(Chilo suppre
ssalis)、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinali
s)、チャマダラメイガ(Ephestia elutella )、クワ
ノメイガ(Glyphodes pyloa-lis)、サンカメイガ(Sci
rpophaga incertulas)、イチモンジセセリ(Parna-ra
guttata)、アワヨトウ(Pseudaletia separata)、イ
ネヨトウ(Sesamia inferens)、ハスモンヨトウ(Spod
optera litura )、シロイチモンジヨトウ(Spodoptera
exigua )等の鱗翅目害虫、フタテンヨコバイ(Macros
teles fascifrons)、ツマグロヨコバイ(Nephotettix
cincticeps)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugen
s)、セジロウンカ(Sogatella furcifera )、ミカン
キジラミ(Diaphorina citri)、ブドウコナジラミ(Al
eurolobus taonabae)、タバココナジラミ(Bemisia ta
baci)、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporario
rum )、
【0143】ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis erysi
mi)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、ツノロ
ウムシ(Ceroplastes ceriferus )、ミカンワタカイガ
ラムシ(Pulvinaria aurantii )、ミカンマルカイガラ
ムシ(Pseudaonidia duplex)、ナシマルカイガラムシ
(Comstockaspis perniciosa)、ヤノネカイガラムシ
(Unaspis yanonensis)等の半翅目害虫、ネグサレセン
チュウ(Pratylenchus sp.)、ヒメコガネ(Anomala ru
focuprea)、マメコガネ(Popillia japonica )、タバ
コシバンムシ(Lasioderma serricorne )、ヒラタキク
イムシ(Lyctus brunneus )、ニジュウヤホシテントウ
(Epilachna vigintioctopunctata )、アズキゾウムシ
(Callosobruchus chinensis)、ヤサイゾウムシ(List
roderes costirostris)、コクゾウムシ(Sitophilus z
eamais)、ワタミゾウムシ(Anthonomus grandis grand
is)、イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus
)、ウリハムシ(Aulacophora femoralis )、イネド
ロオイムシ(Oulema oryzae )、
【0144】キスジノミハムシ(Phyllotreta striolat
a )、マツノキクイムシ(Tomicus piniperda)、コロ
ラドポテトビ−トル(Leptinotarsa decemlineata )、
メキシカンビ−ンビ−トル(Epilachna varivestis)、
コ−ンル−トワ−ム類(Diabrotica sp.)、等の甲虫目
害虫、ウリミバエ(Dacus(Zeugodacus) cucurbitae)、
ミカンコミバエ(Dacus(Bactrocera) dorsalis)、イネ
ハモグリバエ(Agromyzaoryzae )、タマネギバエ(Del
ia antiqua )、タネバエ(Delia platura )、ダイズ
サヤタマバエ(Asphondylia sp. )、イエバエ(Musca
domestica )、アカイエカ(Culex pipiens pipiens)
等の双翅目害虫、ミナミネグサレセンチュウ(Pratylen
chus coffeae)、ジャガイモシストセンチュウ(Globod
era rostochiensis )、ネコブセンチュウ(Meloidogyn
e sp. )、ミカンネセンチュウ(Tylenchulus semipene
trans )、ニセネグサレセンチュウ(Aphelenchus aven
ae)、ハガレセンチュウ(Aphelenchoides ritzemabos
i)等のハリセンチュウ目害虫等に対しても殺虫効果を
有し、特に鱗翅目、甲虫目等の害虫に対しては顕著な効
果を有するものである。尚、学名等は農林有害動物・昆
虫名鑑1987年版(日本応用動物昆虫学会編)による。
【0145】本発明の一般式(I) で表されるヒドラジン
誘導体を有効成分として含有する農園芸用殺虫剤は水
田、果樹、野菜、その他の作物及び花卉等を加害する前
記害虫あるいは衛生害虫に対して顕著な殺虫効果を有す
るものであるので、害虫類の発生が予測される時期に合
わせて、害虫類の発生前又は発生が確認された時点で水
田、果樹、野菜、その他の作物、花卉等の水田水、茎葉
又は土壌等及び衛生害虫にあっては人畜に加害する上記
害虫の発生若しくは発生が予測される家屋内、家屋周辺
の溝等に処理することにより本発明の殺虫剤の所期の効
果が奏せられるものであるが、本発明はこれらの態様の
みに限定されるものではない。
【0146】本発明の一般式(I) で表されるヒドラジン
誘導体を農園芸用殺虫剤として使用する場合、農薬製剤
上の常法に従い、使用上都合の良い形状に製剤して使用
するのが一般的である。即ち、本発明の一般式(I) で表
されるヒドラジン誘導体は、これらを適当な不活性担体
に、又は必要に応じて補助剤と一緒に、適当な割合に配
合して溶解、分離、懸濁、混合、含浸、吸着若しくは付
着させ、適宜の剤形、例えば懸濁剤、乳剤、液剤、水和
剤、粒剤、粉剤、錠剤等に製剤して使用すれば良い。本
発明で使用できる不活性担体としては固体又は液体の何
れであっても良く、固体の担体になりうる材料として
は、例えばダイズ粉、穀物粉、木粉、樹皮粉、鋸粉、タ
バコ茎粉、クルミ殻粉、ふすま、繊維素粉末、植物エキ
ス抽出後の残渣、粉砕合成樹脂等の合成重合体、粘土類
(例えばカオリン、ベントナイト、酸性白土等)、タル
ク類(例えばタルク、ピロフィライド等)、シリカ類
(例えば珪藻土、珪砂、雲母、ホワイトカ−ボン〔含水
微粉珪素、含水珪酸ともいわれる合成高分散珪酸で、製
品により珪酸カルシウムを主成分として含むものもあ
る。〕)、活性炭、イオウ粉末、軽石、焼成珪藻土、レ
ンガ粉砕物、フライアッシュ、砂、炭酸カルシウム、燐
酸カルシウム等の無機鉱物性粉末、硫安、燐安、硝安、
尿素、塩安等の化学肥料、堆肥等を挙げることができ、
これらは単独で若しくは二種以上の混合物の形で使用さ
れる。
【0147】液体の担体になりうる材料としては、それ
自体溶媒能を有するものの他、溶媒能を有さずとも補助
剤の助けにより有効成分化合物を分散させうることとな
るものから選択され、例えば代表例として次に挙げる担
体を例示できるが、これらは単独で若しくは2種以上の
混合物の形で使用され、例えば水、アルコ−ル類(例え
ばメタノ−ル、エタノ−ル、イソプロパノ−ル、ブタノ
−ル、エチレングリコ−ル等)、ケトン類(例えばアセ
トン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、
ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン等)、エ−テル
類(例えばエチルエ−テル、ジオキサン、セロソルブ、
ジプロピルエ−テル、テトラヒドロフラン等)、脂肪族
炭化水素類(例えばケロシン、鉱油等)、芳香族炭化水
素類(例えばベンゼン、トルエン、キシレン、ソルベン
トナフサ、アルキルナフタレン等)、ハロゲン化炭化水
素類(例えばジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭
素等)、エステル類(例えば酢酸エチル、ジイソプピル
フタレ−ト、ジブチルフタレ−ト、ジオクチルフタレ−
ト等)、アミド類(例えばジメチルホルムアミド、ジエ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等)、ニトリ
ル類(例えばアセトニトリル等)、ジメチルスルホキシ
ド類等を挙げることができる。他の補助剤としては次に
例示する代表的な補助剤をあげることができ、これらの
補助剤は目的に応じて使用され、単独で、ある場合は二
種以上の補助剤を併用し、又ある場合には全く補助剤を
使用しないことも可能である。有効成分化合物の乳化、
分散、可溶化及び/又は湿潤の目的のために界面活性剤
が使用され、例えばポリオキシエチレンアルキルエ−テ
ル、ポリオキシエチレンアルキルアリ−ルエ−テル、ポ
リオキシエチレン高級脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レン樹脂酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモ
ノラウレ−ト、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレ
エ−ト、アルキルアリ−ルスルホン酸塩、ナフタレンス
ルホン酸縮合物、リグニンスルホン酸塩、高級アルコ−
ル硫酸エステル等の界面活性剤を例示することができ
る。
【0148】又、有効成分化合物の分散安定化、粘着及
び/又は結合の目的のために、次に例示する補助剤を使
用することもでき、例えばカゼイン、ゼラチン、澱粉、
メチルセルロ−ス、カルボキシメチルセルロ−ス、アラ
ビアゴム、ポリビニルアルコ−ル、松根油、糠油、ベン
トナイト、リグニンスルホン酸塩等の補助剤を使用する
こともできる。固体製品の流動性改良のために次に挙げ
る補助剤を使用することもでき、例えばワックス、ステ
アリン酸塩、燐酸アルキルエステル等の補助剤を使用で
きる。懸濁性製品の解こう剤として、例えばナフタレン
スルホン酸縮合物、縮合燐酸塩等の補助剤を使用するこ
ともできる。消泡剤としては、例えばシリコ−ン油等の
補助剤を使用することもできる。有効成分化合物の配合
割合は必要に応じて加減することができ、例えば粉剤或
いは粒剤とする場合は0.01〜50重量%、又乳剤或
いは水和剤とする場合も同様0.01〜50重量%が適
当である。本発明の一般式(I) で表されるヒドラジン誘
導体を有効成分とする農園芸用殺虫剤は、各種害虫を防
除するために、そのまま、又は水等で適宜希釈し、若し
くは懸濁させた形で害虫防除に有効な量を当該害虫に、
又は当該害虫の発生若しくは成育が好ましくない場所に
適用して使用すればよい。
【0149】本発明の一般式(I) で表されるヒドラジン
誘導体を有効成分とする農園芸用殺虫剤の使用量は種々
の因子、例えば目的、対象害虫、作物の生育状況、害虫
の発生傾向、天候、環境条件、剤型、施用方法、施用場
所、施用時期等により変動するが、有効成分化合物とし
て10ア−ル当たり0.01g〜5kgの範囲から目的に
応じて適宜選択すれば良い。本発明の一般式(I) で表さ
れるヒドラジン誘導体を有効成分とする農園芸用殺虫剤
を更に防除対象害虫、防除適期の拡大のため、或いは薬
量の低減をはかる目的で他の殺虫剤又は殺菌剤と混合し
て使用することも可能である。以下に本発明の代表的な
処方例及び試験例を示すが、本発明はこれらに限定され
るものではない。尚、処方例中、部とあるのは重量部を
示す。
【0150】 処方例1 本発明化合物 50部 キシレン 40部 ポリオキシエチレンノニルフェニルエ−テルと アルキルベンゼンスルホン酸カルシウムとの混合物 10部 以上を均一に混合溶解して乳剤とする。 処方例2 本発明化合物 3部 クレ−粉末 82部 珪藻土粉末 15部 以上を均一に混合粉砕して粉剤とする。
【0151】 処方例3 本発明化合物 5部 ベントナイトとクレ−の混合粉末 90部 リグニンスルホン酸カルシウム 5部 以上を均一に混合し、適量の水を加えて混練し、造粒、乾燥して粒剤とする 。 処方例4 本発明化合物 20部 カオリンと合成高分散珪酸 75部 ポリオキシエチレンノニルフェニルエ−テルとアル キルベンゼンスルホン酸カルシウムとの混合物 5部 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。
【0152】試験例1 ハスモンヨトウ(Spodoptera
litura) に対する殺虫試験 本発明化合物を有効成分とする薬剤を500ppm に希釈
した薬液にキャベツ葉片(品種:四季穫)を約30秒間
浸漬した。風乾後に直径9cmのプラスチックシャ−レに
入れ、ハスモンヨトウ2令幼虫を接種した後、蓋をして
25℃恒温室に静置した。接種8日後に生死虫数を調査
し、下記の式により死虫率を算出し、下記の基準に従っ
て判定を行った。 1区10頭3連制
【数1】 判定基準. A・・・死虫率100% B・・・死虫率99%〜90% C・・・死虫率89%〜80% D・・・死虫率79%〜50% 結果を第9表に示す。
【0153】
【表40】
【0154】
【表41】
【0155】
【表42】
【0156】
【表43】
【0157】
【表44】
【0158】
【表45】
【0159】
【表46】
【0160】
【表47】
【0161】
【表48】
【0162】
【表49】
【0163】試験例2. コクゾウ(Sitophilus zeam
ais)成虫に対する殺虫試験。 本発明化合物を有効成分とする薬剤を200ppm に希釈
した薬液に玄米を約30秒間浸漬した。風乾後に直径4
cmのガラスシャ−レに入れ、コクゾウ成虫を接種した
後、蓋をして25℃恒温室に静置した。接種8日後に生
死虫数を調査し、試験例1に従って死虫率を算出し、試
験例1の基準に従って判定を行った。1区10頭3連
制。結果を第10表に示す。
【0164】
【表50】
【0165】
【表51】
【0166】
【表52】
【0167】
【表53】
【0168】
【表54】
【0169】
【表55】
【0170】
【表56】
【0171】
【表57】
【図145】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 317/48 7419−4H 323/48 7419−4H 323/56 7419−4H 337/08 7106−4H C07D 211/62 213/56 239/38 265/30 295/16 A Z 307/52 (72)発明者 金岡 淳 和歌山県橋本市三石台3−29−2−1313 (72)発明者 菅野 英夫 大阪府茨木市白川3丁目3番2−708

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 〔式中、Ar1 及びAr2 は同一又は異なっても良く、フェ
    ニル基:同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、シア
    ノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキ
    ル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、
    (C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C
    1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスル
    フィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)
    アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキシカルボニル
    基、フェノキシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン
    原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から
    選択される1〜5個の置換基を有するフェノキシ基、ピ
    リジルオキシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原
    子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選
    択される1〜4個の置換基を有するピリジルオキシ基、
    ジオキシ(C1-3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)ア
    ルキレン基から選択される1〜5個の置換基を有する置
    換フェニル基:窒素原子、酸素原子又は硫黄原子から選
    択される1〜3個の同一又は異なっても良いヘテロ原子
    を有する5又は6員ヘテロアリ−ル基:又は1以上の同
    一又は異なっても良いハロゲン原子又は(C1-6)アルキル
    基により置換された該5〜6員ヘテロアリ−ル基を示
    す。R1は水素原子、(C1-6)アルキル基、(C2-6)アルケニ
    ル基又は(C2-6)アルキニル基を示す。Aは 【化2】 {式中、R2は水素原子、(C1-6)アルキル基、(C2-6)アル
    ケニル基又は(C2-6)アルキニル基を示し、B は直鎖状又
    は分岐状の(C1-6)アルキレン基、ハロゲン原子、又は(C
    1-6)アルコキシ基により置換された直鎖状又は分岐状の
    置換(C1-6)アルキレン基、直鎖状又は分岐状の(C2-6)ア
    ルケニレン基、ハロゲン原子又は(C1-6)アルコキシ基に
    より置換された直鎖状又は分岐状の置換(C2-6)アルケニ
    レン基、直鎖状又は分岐状の(C2-6)アルキニレン基、ハ
    ロゲン原子又は(C1-6)アルコキシ基により置換された直
    鎖状又は分岐状の置換(C2-6)のアルキニレン基を示し、
    分岐状のアルキレン基、アルケニレン基又はアルキニレ
    ン基の場合、同じ炭素原子上に置換した基どうしが結合
    して炭素原子数3〜7員環を形成することもでき、nは
    0又は1の整数を示す。Q はシアノ基:ニトロ基:(C2-
    6)アルケニル基:(C2-6)アルキニル基:フェニル(C2-6)
    アルケニル基:同一又は異なっても良く、ハロゲン原
    子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-
    6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコ
    キシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチ
    オ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アル
    キルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハ
    ロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキシカル
    ボニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても良く、ハ
    ロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル
    基から選択される1〜5個の置換基を有する置換フェノ
    キシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異なっても良く、
    ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキ
    ル基から選択される1〜4個の置換基を有する置換ピリ
    ジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又はジオキ
    シハロ(C1-3)アルキレン基から選択される1〜5個の置
    換基を環上に有する置換フェニル(C2-6)アルケニル基:
    フェニル(C2-6)アルキニル基:同一又は異なっても良
    く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキ
    ル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハ
    ロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C
    1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、
    ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルス
    ルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)
    アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同一又は異な
    っても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ
    (C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の置換基を有
    する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異
    なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハ
    ロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個の置換基を
    有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレ
    ン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択され
    る1〜5個の置換基を環上に有する置換フェニル(C2-6)
    アルキニル基:(C2-6)アルキニル(C2-6)アルケニル基:
    (C2-6)アルケニル(C2-6)アルキニル基: 【化3】-OR3 (式中、R3は水素原子;(C1-6)アルキル基;ハロ(C1-6)
    アルキル基;(C1-6)アルコキシ(C1-6)アルキル基;(C1-
    6)アルキルチオ(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルスル
    フィニル(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルスルホニル
    (C1-6)アルキル基;ハロ(C1-6)アルキルチオ(C1-6)アル
    キル基;ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル(C1-6)アルキ
    ル基;ハロ(C1-6)アルキルスルホニル(C1-6)アルキル
    基;シアノ(C1-6)アルキル基;(C3-6)シクロアルキル
    基;(C3-6)シクロアルキル(C1-6)アルキル基;(C1-6)ア
    ルコキシカルボニル(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキル
    カルボニル(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルカルボニ
    ル基;アミノ(C1-6)アルキル基;同一又は異なっても良
    い(C1-6)アルキル基又は(C1-6)アルキルカルボニル基か
    ら選択される1又は2個の置換基を有する置換アミノ(C
    1-6)アルキル基;カルバモイル(C1-6)アルキル基;同一
    又は異なっても良い(C1-6)アルキル基から選択される1
    又は2個の置換基を有する置換カルバモイル(C1-6)アル
    キル基;フェニル基;同一又は異なっても良く、ハロゲ
    ン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ
    (C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)ア
    ルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキ
    ルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)
    アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル
    基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキ
    シカルボニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても良
    く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)ア
    ルキル基から選択される1〜5個の置換基を有する置換
    フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異なっても
    良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)
    アルキル基から選択される1〜4個の置換基を有する置
    換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又は
    ジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択される1〜5
    個の置換基を有する置換フェニル基;フェニル(C1-6)ア
    ルキル基;同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、シ
    アノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アル
    キル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ
    基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ
    基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキ
    ルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ
    (C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキシカルボ
    ニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても良く、ハロ
    ゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基
    から選択される1〜5個の置換基を有する置換フェノキ
    シ基、ピリジルオキシ基、同一又は異なっても良く、ハ
    ロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル
    基から選択される1〜4個の置換基を有する置換ピリジ
    ルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又はジオキシ
    ハロ(C1-3)アルキレン基から選択される1〜5個の置換
    基を環上に有する置換フェニル(C1-6)アルキル基;フェ
    ニル(C2-6)アルケニル基;同一又は異なっても良く、ハ
    ロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、
    ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-
    6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)ア
    ルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C
    1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニ
    ル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコ
    キシカルボニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても
    良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)
    アルキル基から選択される1〜5個の置換基を有する置
    換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異なって
    も良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-
    6)アルキル基より選択される1〜4個の置換基を有する
    置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又
    はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択される1〜
    5個の置換基を環上に有する置換フェニル(C2-6)アルケ
    ニル基;フェニル(C2-6)アルキニル基;同一若しくは異
    なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C
    1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコ
    キシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ
    基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフ
    ィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)
    アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル
    基、(C1-6)アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同
    一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル
    基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の
    置換基を有する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、
    同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキ
    ル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個
    の置換基を有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-
    3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基か
    ら選択される1〜5個の置換基を環上に有する置換フェ
    ニル(C2-6)アルキニル基;同一又は異なっても良く、酸
    素原子、硫黄原子又は窒素原子から選択される1〜3個
    のヘテロ原子を有する5〜6員ヘテロアリ−ル基:又は
    同一若しくは異なっても良く、酸素原子、硫黄原子又は
    窒素原子から選択される1〜3個のヘテロ原子を有する
    5〜6員ヘテロアリ−ル(C1-6)アルキル基を示す。): 【化4】-S(O)m-R3 (式中、R3は前記に同じくし、m は0乃至2の整数を示
    す。): 【化5】-COOR4 (式中、R4は水素原子、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)
    アルキル基、(C2-6)アルケニル基、ハロ(C2-6)アルケニ
    ル基、(C2-6)アルキニル基又はハロ(C2-6)アルキニル基
    を示す。): 【化6】 (式中、R4は前記に同じ。) 【化7】-CON(R5)R6 (式中、R5は水素原子;(C1-6)アルキル基;(C2-6)アル
    ケニル基;(C2-6)アルキニル基;フェニル基;又は同一
    若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニ
    トロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C
    1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)ア
    ルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アル
    キルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル
    基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキル
    スルホニル基、(C1-6)アルコキシカルボニル基、フェノ
    キシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-
    6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される
    1〜5個の置換基を有する置換フェノキシ基、ピリジル
    オキシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C
    1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択され
    る1〜4個の置換基を有する置換ピリジルオキシ基、ジ
    オキシ(C1-3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)アル
    キレン基から選択される1〜5個の置換基を有する置換
    フェニル基を示す。R6は水素原子;(C1-6)アルキル基;
    ハロ(C1-6)アルキル基;(C2-6)アルケニル基;(C2-6)ア
    ルキニル基;(C1-6)アルコキシ(C1-6)アルキル基;ハロ
    (C1-6)アルコキシ(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルチ
    オ(C1-6)アルキル基;ハロ(C1-6)アルキルチオ(C1-6)ア
    ルキル基;(C1-6)アルキルスルフィニル(C1-6)アルキル
    基;ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル(C1-6)アルキル
    基;(C1-6)アルキルスルホニル(C1-6)アルキル基;ハロ
    (C1-6)アルキルスルホニル(C1-6)アルキル基;シアノ(C
    1-6)アルキル基;ヒドロキシ(C1-6)アルキル基;(C3-6)
    シクロアルキル基;(C3-6)シクロアルキル(C1-6)アルキ
    ル基;(C1-6)アルコキシカルボニル(C1-6)アルキル基;
    (C1-6)アルキルカルボニル(C1-6)アルキル基;カルバモ
    イル(C1-6)アルキル基;同一又は異なっても良い(C1-6)
    アルキル基から選択される1又は2個の置換基を有する
    置換カルバモイル(C1-6)アルキル基;アミノ(C1-6)アル
    キル基;同一又は異なっても良く、(C1-6)アルキル基又
    は(C1-6)アルキルカルボニル基から選択される1又は2
    個の置換基を有する置換アミノ(C1-6)アルキル基;又は
    同一若しくは異なっても良く、酸素原子、硫黄原子又は
    窒素原子から選択される1〜3個のヘテロ原子を有する
    5〜6員ヘテロアリ−ル(C1-6)アルキル基を示し、R5
    びR6は一緒になって 【化8】-O- 、 【化9】-S(O)m- (式中、mは前記に同じ。)、又は 【化10】-N(R7)- (式中、R7は後記に示す。)で中断されても良い(C4-6)
    アルキレン基を示すこともでき、該アルキレン基は(C1-
    6)アルキル基、(C1-6)アルコキシカルボニル基又はフェ
    ニル基から選択される1以上の同一又は異なっても良い
    置換基を有することもできる。): 【化11】-SO2N(R5)(R6) (式中、R5及びR6は前記に同じ。): 【化12】-N(R7)R8 (式中、R7及びR8は同一又は異なっても良く、水素原
    子;ホルミル基;シアノ基;(C1-6)アルキル基;(C2-6)
    アルケニル基;(C2-6)アルキニル基;(C1-6)アルキルカ
    ルボニル基;ハロ(C1-6)アルキルカルボニル基;(C1-6)
    アルコキシカルボニル基;ハロ(C1-6)アルコキシカルボ
    ニル基;(C3-6)シクロアルキルカルボニル基;フェノキ
    シカルボニル基;(C1-6)アルキルスルホニル基;カルバ
    モイル基;同一又は異なっても良い1〜2個の(C1-6)ア
    ルキル基によって置換された置換カルバモイル基;カル
    バモイル(C1-6)アルキル基;同一又は異なっても良い1
    〜2個の(C1-6)アルキル基によって置換された置換カル
    バモイル(C1-6)アルキル基;チオカルバモイル基;同一
    又は異なっても良い1〜2個の(C1-6)アルキル基によっ
    て置換された置換チオカルバモイル基;スルファモイル
    基;同一又は異なっても良い1〜2個の(C1-6)アルキル
    基によって置換された置換スルファモイル基;(C1-6)ア
    ルコキシカルボイミドイル基;(C1-6)アルキル基によっ
    て置換された置換(C1-6)アルコキシカルボイミドイル
    基;(C1-6)アルキルチオカルボイミドイル基;(C1-6)ア
    ルキル基によって置換された置換(C1-6)アルキルチオカ
    ルボイミドイル基;フェニル基;同一又は異なっても良
    く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキ
    ル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハ
    ロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C
    1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、
    ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルス
    ルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)
    アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同一又は異な
    っても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ
    (C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の置換基を有
    する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異
    なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハ
    ロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個の置換基を
    有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレ
    ン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択され
    る1〜5個の置換基を有する置換フェニル基;フェニル
    (C1-6)アルキル基;同一又は異なっても良く、ハロゲン
    原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C
    1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アル
    コキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキル
    チオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)ア
    ルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、
    ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキシカ
    ルボニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても良く、
    ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキ
    ル基から選択される1〜5個の置換基を有する置換フェ
    ノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異なっても良
    く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)ア
    ルキル基から選択される1〜4個の置換基を有する置換
    ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又はジ
    オキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択される1〜5個
    の置換基を環上に有する置換フェニル(C1-6)アルキル
    基;フェニルカルバモイル基;同一又は異なっても良
    く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキ
    ル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハ
    ロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C
    1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、
    ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルス
    ルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)
    アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同一又は異な
    っても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ
    (C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の置換基を有
    する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異
    なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハ
    ロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個の置換基を
    有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレ
    ン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択され
    る1〜5個の置換基を環上に有する置換フェニルカルバ
    モイル基;フェニルカルボニル基;同一又は異なっても
    良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アル
    キル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、
    ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ
    (C1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル
    基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキ
    ルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C
    1-6)アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同一又は
    異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又は
    ハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の置換基
    を有する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又
    は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又
    はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個の置換
    基を有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アル
    キレン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択
    される1〜5個の置換基を環上に有する置換フェニルカ
    ルボニル基;フェニルスルホニル基;又は同一若しくは
    異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、
    (C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アル
    コキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチ
    オ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスル
    フィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-
    6)アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニ
    ル基、(C1-6)アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、
    同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキ
    ル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜5個
    の置換基を有する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ
    基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)ア
    ルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜
    4個の置換基を有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ
    (C1-3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン
    基から選択される1〜5個の置換基を環上に有する置換
    フェニルスルホニル基を示す。): 【化13】-C(R9)=NOR4 (式中、R4は前記に同じくし、R9は水素原子、(C1-6)ア
    ルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、フェニル基又は同一
    若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニ
    トロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C
    1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)ア
    ルキルチオ基又はハロ(C1-6)アルキルチオ基から選択さ
    れる1〜5個の置換基を有する置換フェニル基を示
    す。): 【化14】-C(R9)=N-N(R7)(R8) (式中、R7、R8及びR9は前記に同じ。):又は 【化15】-O-N=C(R9)(R10) (式中、R9は前記に同じくし、R10 は水素原子、(C1-6)
    アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、フェニル基又は同
    一若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、
    ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、
    (C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)
    アルキルチオ基又はハロ(C1-6)アルキルチオ基から選択
    される1〜5個の置換基を有する置換フェニル基を示
    す。)を示す。}、 【化16】 {式中、R2、B 、Q 及びn は前記に同じ。}、 【化17】 {式中、R2、B 、Q 及びn は前記に同じ。}、又は 【化18】 {式中、R2、B 、Q 及びn は前記に同じ。}を示し、W
    は酸素原子又は硫黄原子を示す。〕で表されるヒドラジ
    ン誘導体。
  2. 【請求項2】 一般式(I)で表される化合物が一般式(I
    -1) 【化19】 〔式中、Ar1 及びAr2 は同一又は異なっても良く、フェ
    ニル基:同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、シア
    ノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキ
    ル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、
    (C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C
    1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスル
    フィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)
    アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキシカルボニル
    基、フェノキシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン
    原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から
    選択される1〜5個の置換基を有するフェノキシ基、ピ
    リジルオキシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原
    子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選
    択される1〜4個の置換基を有するピリジルオキシ基、
    ジオキシ(C1-3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)ア
    ルキレン基から選択される1〜5個の置換基を有する置
    換フェニル基:窒素原子、酸素原子又は硫黄原子から選
    択される1〜3個の同一又は異なっても良いヘテロ原子
    を有する5又は6員ヘテロアリ−ル基:又は1以上の同
    一又は異なっても良いハロゲン原子又は(C1-6)アルキル
    基により置換された該5〜6員ヘテロアリ−ル基を示
    す。R1及びR2は同一又は異なっても良く、水素原子、(C
    1-6)アルキル基、(C2-6)アルケニル基又は(C2-6)アルキ
    ニル基を示す。B は直鎖状又は分岐状の(C1-6)アルキレ
    ン基、ハロゲン原子、又は(C1-6)アルコキシ基により置
    換された直鎖状又は分岐状の置換(C1-6)アルキレン基、
    直鎖状又は分岐状の(C2-6)アルケニレン基、ハロゲン原
    子又は(C1-6)アルコキシ基により置換された直鎖状又は
    分岐状の置換(C2-6)アルケニレン基、直鎖状又は分岐状
    の(C2-6)アルキニレン基、ハロゲン原子又は(C1-6)アル
    コキシ基により置換された直鎖状又は分岐状の置換(C2-
    6)のアルキニレン基を示し、分岐状のアルキレン基、ア
    ルケニレン基又はアルキニレン基の場合、同じ炭素原子
    上に置換した基どうしが結合して炭素原子数3〜7員環
    を形成することもでき、nは0又は1の整数を示す。Q
    はシアノ基:ニトロ基:(C2-6)アルケニル基:(C2-6)ア
    ルキニル基:フェニル(C2-6)アルケニル基:同一又は異
    なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C
    1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコ
    キシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ
    基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1- 6)アルキルスルフ
    ィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)
    アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル
    基、(C1-6)アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同
    一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル
    基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の
    置換基を有する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、
    同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキ
    ル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個
    の置換基を有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-
    3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基か
    ら選択される1〜5個の置換基を環上に有する置換フェ
    ニル(C2-6)アルケニル基:フェニル(C2-6)アルキニル
    基:同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ
    基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル
    基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C
    1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1-
    6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフ
    ィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)ア
    ルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキシカルボニル基、
    フェノキシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原
    子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選
    択される1〜5個の置換基を有する置換フェノキシ基、
    ピリジルオキシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン
    原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から
    選択される1〜4個の置換基を有する置換ピリジルオキ
    シ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又はジオキシハロ(C
    1-3)アルキレン基から選択される1〜5個の置換基を環
    上に有する置換フェニル(C2-6)アルキニル基:(C2-6)ア
    ルキニル(C2-6)アルケニル基:(C2-6)アルケニル(C2-6)
    アルキニル基: 【化20】-OR3 (式中、R3は水素原子;(C1-6)アルキル基;ハロ(C1-6)
    アルキル基;(C1-6)アルコキシ(C1-6)アルキル基;(C1-
    6)アルキルチオ(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルスル
    フィニル(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルスルホニル
    (C1-6)アルキル基;ハロ(C1-6)アルキルチオ(C1-6)アル
    キル基;ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル(C1-6)アルキ
    ル基;ハロ(C1-6)アルキルスルホニル(C1-6)アルキル
    基;シアノ(C1-6)アルキル基;(C3-6)シクロアルキル
    基;(C3-6)シクロアルキル(C1-6)アルキル基;(C1-6)ア
    ルコキシカルボニル(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキル
    カルボニル(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルカルボニ
    ル基;アミノ(C1-6)アルキル基;同一又は異なっても良
    い(C1-6)アルキル基又は(C1-6)アルキルカルボニル基か
    ら選択される1又は2個の置換基を有する置換アミノ(C
    1-6)アルキル基;カルバモイル(C1-6)アルキル基;同一
    又は異なっても良い(C1-6)アルキル基から選択される1
    又は2個の置換基を有する置換カルバモイル(C1-6)アル
    キル基;フェニル基;同一又は異なっても良く、ハロゲ
    ン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ
    (C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)ア
    ルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキ
    ルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)
    アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル
    基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキ
    シカルボニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても良
    く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)ア
    ルキル基から選択される1〜5個の置換基を有する置換
    フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異なっても
    良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)
    アルキル基から選択される1〜4個の置換基を有する置
    換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又は
    ジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択される1〜5
    個の置換基を有する置換フェニル基;フェニル(C1-6)ア
    ルキル基;同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、シ
    アノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アル
    キル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ
    基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ
    基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキ
    ルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ
    (C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキシカルボ
    ニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても良く、ハロ
    ゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基
    から選択される1〜5個の置換基を有する置換フェノキ
    シ基、ピリジルオキシ基、同一又は異なっても良く、ハ
    ロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル
    基から選択される1〜4個の置換基を有する置換ピリジ
    ルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又はジオキシ
    ハロ(C1-3)アルキレン基から選択される1〜5個の置換
    基を環上に有する置換フェニル(C1-6)アルキル基;フェ
    ニル(C2-6)アルケニル基;同一又は異なっても良く、ハ
    ロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、
    ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-
    6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)ア
    ルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C
    1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニ
    ル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコ
    キシカルボニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても
    良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)
    アルキル基から選択される1〜5個の置換基を有する置
    換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異なって
    も良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-
    6)アルキル基より選択される1〜4個の置換基を有する
    置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又
    はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択される1〜
    5個の置換基を環上に有する置換フェニル(C2-6)アルケ
    ニル基;フェニル(C2-6)アルキニル基;同一若しくは異
    なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C
    1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコ
    キシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ
    基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフ
    ィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)
    アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル
    基、(C1-6)アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同
    一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル
    基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の
    置換基を有する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、
    同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキ
    ル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個
    の置換基を有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-
    3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基か
    ら選択される1〜5個の置換基を環上に有する置換フェ
    ニル(C2-6)アルキニル基;同一又は異なっても良く、酸
    素原子、硫黄原子又は窒素原子から選択される1〜3個
    のヘテロ原子を有する5〜6員ヘテロアリ−ル基:又は
    同一若しくは異なっても良く、酸素原子、硫黄原子又は
    窒素原子から選択される1〜3個のヘテロ原子を有する
    5〜6員ヘテロアリ−ル(C1-6)アルキル基を示す。): 【化21】-S(O)m-R3 (式中、R3は前記に同じくし、m は0乃至2の整数を示
    す。): 【化22】-COOR4 (式中、R4は水素原子、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)
    アルキル基、(C2-6)アルケニル基、ハロ(C2-6)アルケニ
    ル基、(C2-6)アルキニル基又はハロ(C2-6)アルキニル基
    を示す。): 【化23】 (式中、R4は前記に同じ。) 【化24】-CON(R5)R6 (式中、R5は水素原子;(C1-6)アルキル基;(C2-6)アル
    ケニル基;(C2-6)アルキニル基;フェニル基;又は同一
    若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニ
    トロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C
    1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)ア
    ルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アル
    キルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル
    基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキル
    スルホニル基、(C1-6)アルコキシカルボニル基、フェノ
    キシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-
    6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される
    1〜5個の置換基を有する置換フェノキシ基、ピリジル
    オキシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C
    1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択され
    る1〜4個の置換基を有する置換ピリジルオキシ基、ジ
    オキシ(C1-3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)アル
    キレン基から選択される1〜5個の置換基を有する置換
    フェニル基を示す。R6は水素原子;(C1-6)アルキル基;
    ハロ(C1-6)アルキル基;(C2-6)アルケニル基;(C2-6)ア
    ルキニル基;(C1-6)アルコキシ(C1-6)アルキル基;ハロ
    (C1-6)アルコキシ(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルチ
    オ(C1-6)アルキル基;ハロ(C1-6)アルキルチオ(C1-6)ア
    ルキル基;(C1-6)アルキルスルフィニル(C1-6)アルキル
    基;ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル(C1-6)アルキル
    基;(C1-6)アルキルスルホニル(C1-6)アルキル基;ハロ
    (C1-6)アルキルスルホニル(C1-6)アルキル基;シアノ(C
    1-6)アルキル基;ヒドロキシ(C1-6)アルキル基;(C3-6)
    シクロアルキル基;(C3-6)シクロアルキル(C1-6)アルキ
    ル基;(C1-6)アルコキシカルボニル(C1-6)アルキル基;
    (C1-6)アルキルカルボニル(C1-6)アルキル基;カルバモ
    イル(C1-6)アルキル基;同一又は異なっても良い(C1-6)
    アルキル基から選択される1又は2個の置換基を有する
    置換カルバモイル(C1-6)アルキル基;アミノ(C1-6)アル
    キル基;同一又は異なっても良く、(C1-6)アルキル基又
    は(C1-6)アルキルカルボニル基から選択される1又は2
    個の置換基を有する置換アミノ(C1-6)アルキル基;又は
    同一若しくは異なっても良く、酸素原子、硫黄原子又は
    窒素原子から選択される1〜3個のヘテロ原子を有する
    5〜6員ヘテロアリ−ル(C1-6)アルキル基を示し、R5
    びR6は一緒になって 【化25】-O- 、 【化26】-S(O)m- (式中、mは前記に同じ。)、又は 【化27】-N(R7)- (式中、R7は後記に示す。)で中断されても良い(C4-6)
    アルキレン基を示すこともでき、該アルキレン基は(C1-
    6)アルキル基、(C1-6)アルコキシカルボニル基又はフェ
    ニル基から選択される1以上の同一又は異なっても良い
    置換基を有することもできる。): 【化28】-SO2N(R5)(R6) (式中、R5及びR6は前記に同じ。): 【化29】-N(R7)R8 (式中、R7及びR8は同一又は異なっても良く、水素原
    子;ホルミル基;シアノ基;(C1-6)アルキル基;(C2-6)
    アルケニル基;(C2-6)アルキニル基;(C1-6)アルキルカ
    ルボニル基;ハロ(C1-6)アルキルカルボニル基;(C1-6)
    アルコキシカルボニル基;ハロ(C1-6)アルコキシカルボ
    ニル基;(C3-6)シクロアルキルカルボニル基;フェノキ
    シカルボニル基;(C1-6)アルキルスルホニル基;カルバ
    モイル基;同一又は異なっても良い1〜2個の(C1-6)ア
    ルキル基によって置換された置換カルバモイル基;カル
    バモイル(C1-6)アルキル基;同一又は異なっても良い1
    〜2個の(C1-6)アルキル基によって置換された置換カル
    バモイル(C1-6)アルキル基;チオカルバモイル基;同一
    又は異なっても良い1〜2個の(C1-6)アルキル基によっ
    て置換された置換チオカルバモイル基;スルファモイル
    基;同一又は異なっても良い1〜2個の(C1-6)アルキル
    基によって置換された置換スルファモイル基;(C1-6)ア
    ルコキシカルボイミドイル基;(C1-6)アルキル基によっ
    て置換された置換(C1-6)アルコキシカルボイミドイル
    基;(C1-6)アルキルチオカルボイミドイル基;(C1-6)ア
    ルキル基によって置換された置換(C1-6)アルキルチオカ
    ルボイミドイル基;フェニル基;同一又は異なっても良
    く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキ
    ル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハ
    ロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C
    1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、
    ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルス
    ルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)
    アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同一又は異な
    っても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ
    (C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の置換基を有
    する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異
    なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハ
    ロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個の置換基を
    有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレ
    ン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択され
    る1〜5個の置換基を有する置換フェニル基;フェニル
    (C1-6)アルキル基;同一又は異なっても良く、ハロゲン
    原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C
    1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アル
    コキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキル
    チオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)ア
    ルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、
    ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキシカ
    ルボニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても良く、
    ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキ
    ル基から選択される1〜5個の置換基を有する置換フェ
    ノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異なっても良
    く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)ア
    ルキル基から選択される1〜4個の置換基を有する置換
    ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又はジ
    オキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択される1〜5個
    の置換基を環上に有する置換フェニル(C1-6)アルキル
    基;フェニルカルバモイル基;同一又は異なっても良
    く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキ
    ル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハ
    ロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C
    1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、
    ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルス
    ルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)
    アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同一又は異な
    っても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ
    (C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の置換基を有
    する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異
    なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハ
    ロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個の置換基を
    有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレ
    ン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択され
    る1〜5個の置換基を環上に有する置換フェニルカルバ
    モイル基;フェニルカルボニル基;同一又は異なっても
    良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アル
    キル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、
    ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ
    (C1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル
    基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキ
    ルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C
    1-6)アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同一又は
    異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又は
    ハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の置換基
    を有する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又
    は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又
    はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個の置換
    基を有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アル
    キレン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択
    される1〜5個の置換基を環上に有する置換フェニルカ
    ルボニル基;フェニルスルホニル基;又は同一若しくは
    異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、
    (C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アル
    コキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチ
    オ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスル
    フィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-
    6)アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニ
    ル基、(C1-6)アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、
    同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキ
    ル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜5個
    の置換基を有する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ
    基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)ア
    ルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜
    4個の置換基を有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ
    (C1-3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン
    基から選択される1〜5個の置換基を環上に有する置換
    フェニルスルホニル基を示す。): 【化30】-C(R9)=NOR4 (式中、R4は前記に同じくし、R9は水素原子、(C1-6)ア
    ルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、フェニル基又は同一
    若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニ
    トロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C
    1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)ア
    ルキルチオ基又はハロ(C1-6)アルキルチオ基から選択さ
    れる1〜5個の置換基を有する置換フェニル基を示
    す。): 【化31】-C(R9)=N-N(R7)(R8) (式中、R7、R8及びR9は前記に同じ。):又は 【化32】-O-N=C(R9)(R10) (式中、R9は前記に同じくし、R10 は水素原子、(C1-6)
    アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、フェニル基又は同
    一若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、
    ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、
    (C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)
    アルキルチオ基又はハロ(C1-6)アルキルチオ基から選択
    される1〜5個の置換基を有する置換フェニル基を示
    す。)を示し、W は酸素原子又は硫黄原子を示す。〕で
    表される請求項第1項記載のヒドラジン誘導体。
  3. 【請求項3】 Ar1 及びAr2 が同一又は異なっても良
    く、フェニル基:同一又は異なっても良く、ハロゲン原
    子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-
    6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコ
    キシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチ
    オ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アル
    キルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハ
    ロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキシカル
    ボニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても良く、ハ
    ロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル
    基から選択される1〜5個の置換基を有するフェノキシ
    基、ピリジルオキシ基、又は同一又は異なっても良く、
    ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキ
    ル基から選択される1〜4個の置換基を有するピリジル
    オキシ基から選択される1〜5個の置換基を有する置換
    フェニル基を示す。R1及びR2が同一又は異なっても良
    く、水素原子又は(C1-6)アルキル基を示す。B は直鎖状
    又は分岐状の(C1-6)アルキレン基、ハロゲン原子、又は
    (C1-6)アルコキシ基により置換された直鎖状又は分岐状
    の置換(C1-6)アルキレン基、又は分岐状のアルキレン基
    の同一炭素原子上に置換したアルキル基どうしが結合し
    た炭素原子数3〜7員環を示し、nが0又は1の整数を
    示す。Q が 【化33】-OR3 (式中、R3はシアノ(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルコキ
    シカルボニル(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルカルボ
    ニル(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルカルボニル基;
    フェニル基;同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、
    シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)ア
    ルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ
    基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ
    基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキ
    ルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ
    (C1-6)アルキルスルホニル基、又は(C1-6)アルコキシカ
    ルボニル基から選択される1〜5個の置換基を有する置
    換フェニル基;又はフェニル(C1-6)アルキル基;を示
    す。): 【化34】-S(O)m-R3 (式中、R3は前記に同じくし、m は0乃至2の整数を示
    す。): 【化35】-COOR4 (式中、R4は(C1-6)アルキル基を示す。): 【化36】-CON(R5)R6 (式中、R5は水素原子;(C1-6)アルキル基;(C2-6)アル
    ケニル基;(C2-6)アルキニル基;フェニル基;又は同一
    若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニ
    トロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C
    1-6)アルコキシ基、又はハロ(C1-6)アルコキシ基から選
    択される1〜5個の置換基を有する置換フェニル基を示
    す。R6は水素原子;又は(C1-6)アルキル基を示し、R5
    びR6は一緒になって 【化37】-O- 、 又は 【化38】-N(R7)- (式中、R7は後記に示す。)で中断されても良い(C4-6)
    アルキレン基を示すこともできる。): 【化39】-SO2N(R5)(R6) (式中、R5及びR6は前記に同じ。): 【化40】-N(R7)R8 (式中、R7及びR8は同一又は異なっても良く、水素原
    子;ホルミル基;シアノ基;(C1-6)アルキル基;(C2-6)
    アルケニル基;(C2-6)アルキニル基;(C1-6)アルキルカ
    ルボニル基;フェノキシカルボニル基;ハロ(C1-6)アル
    キルカルボニル基;(C1-6)アルコキシカルボニル基;ハ
    ロ(C1-6)アルコキシカルボニル基;(C3-6)シクロアルキ
    ルカルボニル基;(C1-6)アルキルスルホニル基;カルバ
    モイル基;同一又は異なっても良い1〜2個の(C1-6)ア
    ルキル基によって置換された置換カルバモイル基;フェ
    ニル基;同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、シア
    ノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキ
    ル基、(C1-6)アルコキシ基、又はハロ(C1-6)アルコキシ
    基から選択される1〜5個の置換基を有する置換フェニ
    ル基;フェニル(C1-6)アルキル基;同一又は異なっても
    良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アル
    キル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、
    又はハロ(C1-6)アルコキシ基から選択される1〜5個の
    置換基を環上に有する置換フェニル(C1-6)アルキル基;
    フェニルカルバモイル基;同一又は異なっても良く、ハ
    ロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、
    ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、又はハロ
    (C1-6)アルコキシ基から選択される1〜5個の置換基を
    環上に有する置換フェニルカルバモイル基;フェニルカ
    ルボニル基;同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、
    シアノ基、ニトロ基、(C1- 6)アルキル基、ハロ(C1-6)ア
    ルキル基、(C1-6)アルコキシ基、又はハロ(C1-6)アルコ
    キシ基から選択される1〜5個の置換基を環上に有する
    置換フェニルカルボニル基;フェニルスルホニル基;又
    は同一若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ
    基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル
    基、(C1-6)アルコキシ基、又はハロ(C1-6)アルコキシ基
    から選択される1〜5個の置換基を環上に有する置換フ
    ェニルスルホニル基を示す。): 【化41】-C(R9)=NOR4 (式中、R4は前記に同じくし、R9は水素原子、又は(C1-
    6)アルキル基を示す。):又は 【化42】-C(R9)=N-N(R7)(R8) (式中、R7、R8及びR9は前記に同じ。):を示す。)を
    示し、W は酸素原子又は硫黄原子を示す。〕で表される
    請求項第2項記載のヒドラジン誘導体。
  4. 【請求項4】 一般式(I)で表される化合物が一般式(I
    -2) 【化43】 〔式中、Ar1 及びAr2 は同一又は異なっても良く、フェ
    ニル基:同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、シア
    ノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキ
    ル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、
    (C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C
    1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスル
    フィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)
    アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキシカルボニル
    基、フェノキシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン
    原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から
    選択される1〜5個の置換基を有するフェノキシ基、ピ
    リジルオキシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原
    子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選
    択される1〜4個の置換基を有するピリジルオキシ基、
    ジオキシ(C1-3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)ア
    ルキレン基から選択される1〜5個の置換基を有する置
    換フェニル基:窒素原子、酸素原子又は硫黄原子から選
    択される1〜3個の同一又は異なっても良いヘテロ原子
    を有する5又は6員ヘテロアリ−ル基:又は1以上の同
    一又は異なっても良いハロゲン原子又は(C1-6)アルキル
    基により置換された該5〜6員ヘテロアリ−ル基を示
    す。R1及びR2は同一又は異なっても良く、水素原子、(C
    1-6)アルキル基、(C2-6)アルケニル基又は(C2-6)アルキ
    ニル基を示し、B は直鎖状又は分岐状の(C1-6)アルキレ
    ン基、ハロゲン原子、又は(C1-6)アルコキシ基により置
    換された直鎖状又は分岐状の置換(C1-6)アルキレン基、
    直鎖状又は分岐状の(C2-6)アルケニレン基、ハロゲン原
    子又は(C1-6)アルコキシ基により置換された直鎖状又は
    分岐状の置換(C2-6)アルケニレン基、直鎖状又は分岐状
    の(C2-6)アルキニレン基、ハロゲン原子又は(C1-6)アル
    コキシ基により置換された直鎖状又は分岐状の置換(C2-
    6)のアルキニレン基を示し、分岐状のアルキレン基、ア
    ルケニレン基又はアルキニレン基の場合、同じ炭素原子
    上に置換した基どうしが結合して炭素原子数3〜7員環
    を形成することもでき、nは0又は1の整数を示す。Q
    はシアノ基:ニトロ基:(C2-6)アルケニル基:(C2-6)ア
    ルキニル基:フェニル(C2-6)アルケニル基:同一又は異
    なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C
    1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコ
    キシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ
    基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフ
    ィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)
    アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル
    基、(C1-6)アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同
    一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル
    基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の
    置換基を有する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、
    同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキ
    ル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個
    の置換基を有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-
    3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基か
    ら選択される1〜5個の置換基を環上に有する置換フェ
    ニル(C2-6)アルケニル基:フェニル(C2-6)アルキニル
    基:同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ
    基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル
    基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C
    1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1-
    6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフ
    ィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)ア
    ルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキシカルボニル基、
    フェノキシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原
    子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選
    択される1〜5個の置換基を有する置換フェノキシ基、
    ピリジルオキシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン
    原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から
    選択される1〜4個の置換基を有する置換ピリジルオキ
    シ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又はジオキシハロ(C
    1-3)アルキレン基から選択される1〜5個の置換基を環
    上に有する置換フェニル(C2-6)アルキニル基:(C2-6)ア
    ルキニル(C2-6)アルケニル基:(C2-6)アルケニル(C2-6)
    アルキニル基: 【化44】-OR3 (式中、R3は水素原子;(C1-6)アルキル基;ハロ(C1-6)
    アルキル基;(C1-6)アルコキシ(C1-6)アルキル基;(C1-
    6)アルキルチオ(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルスル
    フィニル(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルスルホニル
    (C1-6)アルキル基;ハロ(C1-6)アルキルチオ(C1-6)アル
    キル基;ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル(C1-6)アルキ
    ル基;ハロ(C1-6)アルキルスルホニル(C1-6)アルキル
    基;シアノ(C1-6)アルキル基;(C3-6)シクロアルキル
    基;(C3-6)シクロアルキル(C1-6)アルキル基;(C1-6)ア
    ルコキシカルボニル(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキル
    カルボニル(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルカルボニ
    ル基;アミノ(C1-6)アルキル基;同一又は異なっても良
    い(C1-6)アルキル基又は(C1-6)アルキルカルボニル基か
    ら選択される1又は2個の置換基を有する置換アミノ(C
    1-6)アルキル基;カルバモイル(C1-6)アルキル基;同一
    又は異なっても良い(C1-6)アルキル基から選択される1
    又は2個の置換基を有する置換カルバモイル(C1-6)アル
    キル基;フェニル基;同一又は異なっても良く、ハロゲ
    ン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ
    (C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)ア
    ルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキ
    ルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)
    アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル
    基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキ
    シカルボニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても良
    く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)ア
    ルキル基から選択される1〜5個の置換基を有する置換
    フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異なっても
    良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)
    アルキル基から選択される1〜4個の置換基を有する置
    換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又は
    ジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択される1〜5
    個の置換基を有する置換フェニル基;フェニル(C1-6)ア
    ルキル基;同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、シ
    アノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アル
    キル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ
    基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ
    基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキ
    ルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ
    (C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキシカルボ
    ニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても良く、ハロ
    ゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基
    から選択される1〜5個の置換基を有する置換フェノキ
    シ基、ピリジルオキシ基、同一又は異なっても良く、ハ
    ロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル
    基から選択される1〜4個の置換基を有する置換ピリジ
    ルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又はジオキシ
    ハロ(C1-3)アルキレン基から選択される1〜5個の置換
    基を環上に有する置換フェニル(C1-6)アルキル基;フェ
    ニル(C 2-6)アルケニル基;同一又は異なっても良く、ハ
    ロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、
    ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-
    6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)ア
    ルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C
    1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニ
    ル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコ
    キシカルボニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても
    良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)
    アルキル基から選択される1〜5個の置換基を有する置
    換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異なって
    も良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-
    6)アルキル基より選択される1〜4個の置換基を有する
    置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又
    はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択される1〜
    5個の置換基を環上に有する置換フェニル(C2-6)アルケ
    ニル基;フェニル(C2-6)アルキニル基;同一若しくは異
    なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C
    1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコ
    キシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ
    基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフ
    ィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)
    アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル
    基、(C1-6)アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同
    一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル
    基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の
    置換基を有する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、
    同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキ
    ル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個
    の置換基を有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-
    3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基か
    ら選択される1〜5個の置換基を環上に有する置換フェ
    ニル(C2-6)アルキニル基;同一又は異なっても良く、酸
    素原子、硫黄原子又は窒素原子から選択される1〜3個
    のヘテロ原子を有する5〜6員ヘテロアリ−ル基:又は
    同一若しくは異なっても良く、酸素原子、硫黄原子又は
    窒素原子から選択される1〜3個のヘテロ原子を有する
    5〜6員ヘテロアリ−ル(C1-6)アルキル基を示す。): 【化45】-S(O)m-R3 (式中、R3は前記に同じくし、m は0乃至2の整数を示
    す。): 【化46】-COOR4 (式中、R4は水素原子、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)
    アルキル基、(C2-6)アルケニル基、ハロ(C2-6)アルケニ
    ル基、(C2-6)アルキニル基又はハロ(C2-6)アルキニル基
    を示す。): 【化47】 (式中、R4は前記に同じ。) 【化48】-CON(R5)R6 (式中、R5は水素原子;(C1-6)アルキル基;(C2-6)アル
    ケニル基;(C2-6)アルキニル基;フェニル基;又は同一
    若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニ
    トロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C
    1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)ア
    ルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アル
    キルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル
    基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキル
    スルホニル基、(C1-6)アルコキシカルボニル基、フェノ
    キシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-
    6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される
    1〜5個の置換基を有する置換フェノキシ基、ピリジル
    オキシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C
    1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択され
    る1〜4個の置換基を有する置換ピリジルオキシ基、ジ
    オキシ(C1-3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)アル
    キレン基から選択される1〜5個の置換基を有する置換
    フェニル基を示す。R6は水素原子;(C1-6)アルキル基;
    ハロ(C1-6)アルキル基;(C2-6)アルケニル基;(C2-6)ア
    ルキニル基;(C1-6)アルコキシ(C1-6)アルキル基;ハロ
    (C1-6)アルコキシ(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルチ
    オ(C1-6)アルキル基;ハロ(C1-6)アルキルチオ(C1-6)ア
    ルキル基;(C1-6)アルキルスルフィニル(C1-6)アルキル
    基;ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル(C1-6)アルキル
    基;(C1-6)アルキルスルホニル(C1-6)アルキル基;ハロ
    (C1-6)アルキルスルホニル(C1-6)アルキル基;シアノ(C
    1-6)アルキル基;ヒドロキシ(C1-6)アルキル基;(C3-6)
    シクロアルキル基;(C3-6)シクロアルキル(C1-6)アルキ
    ル基;(C1-6)アルコキシカルボニル(C1-6)アルキル基;
    (C1-6)アルキルカルボニル(C1-6)アルキル基;カルバモ
    イル(C1-6)アルキル基;同一又は異なっても良い(C1-6)
    アルキル基から選択される1又は2個の置換基を有する
    置換カルバモイル(C1-6)アルキル基;アミノ(C1-6)アル
    キル基;同一又は異なっても良く、(C1-6)アルキル基又
    は(C1-6)アルキルカルボニル基から選択される1又は2
    個の置換基を有する置換アミノ(C1-6)アルキル基;又は
    同一若しくは異なっても良く、酸素原子、硫黄原子又は
    窒素原子から選択される1〜3個のヘテロ原子を有する
    5〜6員ヘテロアリ−ル(C1-6)アルキル基を示し、R5
    びR6は一緒になって 【化49】-O- 、 【化50】-S(O)m- (式中、mは前記に同じ。)、又は 【化51】-N(R7)- (式中、R7は後記に示す。)で中断されても良い(C4-6)
    アルキレン基を示すこともでき、該アルキレン基は(C1-
    6)アルキル基、(C1-6)アルコキシカルボニル基又はフェ
    ニル基から選択される1以上の同一又は異なっても良い
    置換基を有することもできる。): 【化52】-SO2N(R5)(R6) (式中、R5及びR6は前記に同じ。): 【化53】-N(R7)R8 (式中、R7及びR8は同一又は異なっても良く、水素原
    子;ホルミル基;シアノ基;(C1-6)アルキル基;(C2-6)
    アルケニル基;(C2-6)アルキニル基;(C1-6)アルキルカ
    ルボニル基;ハロ(C1-6)アルキルカルボニル基;(C1-6)
    アルコキシカルボニル基;ハロ(C1-6)アルコキシカルボ
    ニル基;(C3-6)シクロアルキルカルボニル基;フェノキ
    シカルボニル基;(C1-6)アルキルスルホニル基;カルバ
    モイル基;同一又は異なっても良い1〜2個の(C1-6)ア
    ルキル基によって置換された置換カルバモイル基;カル
    バモイル(C1-6)アルキル基;同一又は異なっても良い1
    〜2個の(C1-6)アルキル基によって置換された置換カル
    バモイル(C1-6)アルキル基;チオカルバモイル基;同一
    又は異なっても良い1〜2個の(C1-6)アルキル基によっ
    て置換された置換チオカルバモイル基;スルファモイル
    基;同一又は異なっても良い1〜2個の(C1-6)アルキル
    基によって置換された置換スルファモイル基;(C1-6)ア
    ルコキシカルボイミドイル基;(C1-6)アルキル基によっ
    て置換された置換(C1-6)アルコキシカルボイミドイル
    基;(C1-6)アルキルチオカルボイミドイル基;(C1-6)ア
    ルキル基によって置換された置換(C1-6)アルキルチオカ
    ルボイミドイル基;フェニル基;同一又は異なっても良
    く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキ
    ル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハ
    ロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C
    1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、
    ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルス
    ルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)
    アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同一又は異な
    っても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ
    (C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の置換基を有
    する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異
    なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハ
    ロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個の置換基を
    有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレ
    ン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択され
    る1〜5個の置換基を有する置換フェニル基;フェニル
    (C1-6)アルキル基;同一又は異なっても良く、ハロゲン
    原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C
    1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アル
    コキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキル
    チオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)ア
    ルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、
    ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキシカ
    ルボニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても良く、
    ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキ
    ル基から選択される1〜5個の置換基を有する置換フェ
    ノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異なっても良
    く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)ア
    ルキル基から選択される1〜4個の置換基を有する置換
    ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又はジ
    オキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択される1〜5個
    の置換基を環上に有する置換フェニル(C1-6)アルキル
    基;フェニルカルバモイル基;同一又は異なっても良
    く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキ
    ル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハ
    ロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C
    1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、
    ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルス
    ルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)
    アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同一又は異な
    っても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ
    (C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の置換基を有
    する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異
    なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハ
    ロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個の置換基を
    有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレ
    ン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択され
    る1〜5個の置換基を環上に有する置換フェニルカルバ
    モイル基;フェニルカルボニル基;同一又は異なっても
    良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アル
    キル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、
    ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ
    (C1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル
    基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキ
    ルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C
    1-6)アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同一又は
    異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又は
    ハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の置換基
    を有する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又
    は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又
    はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個の置換
    基を有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アル
    キレン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択
    される1〜5個の置換基を環上に有する置換フェニルカ
    ルボニル基;フェニルスルホニル基;又は同一若しくは
    異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、
    (C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アル
    コキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチ
    オ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスル
    フィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-
    6)アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニ
    ル基、(C1-6)アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、
    同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキ
    ル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜5個
    の置換基を有する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ
    基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)ア
    ルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜
    4個の置換基を有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ
    (C1-3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン
    基から選択される1〜5個の置換基を環上に有する置換
    フェニルスルホニル基を示す。): 【化54】-C(R9)=NOR4 (式中、R4は前記に同じくし、R9は水素原子、(C1-6)ア
    ルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、フェニル基又は同一
    若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニ
    トロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C
    1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)ア
    ルキルチオ基又はハロ(C1-6)アルキルチオ基から選択さ
    れる1〜5個の置換基を有する置換フェニル基を示
    す。): 【化55】-C(R9)=N-N(R7)(R8) (式中、R7、R8及びR9は前記に同じ。):又は 【化56】-O-N=C(R9)(R10) (式中、R9は前記に同じくし、R10 は水素原子、(C1-6)
    アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、フェニル基又は同
    一若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、
    ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、
    (C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)
    アルキルチオ基又はハロ(C1-6)アルキルチオ基から選択
    される1〜5個の置換基を有する置換フェニル基を示
    す。)を示し、W は酸素原子又は硫黄原子を示す。〕で
    表される請求項第1項記載のヒドラジン誘導体。
  5. 【請求項5】 Ar1 及びAr2 が同一又は異なっても良
    く、フェニル基:同一又は異なっても良く、ハロゲン原
    子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-
    6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコ
    キシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチ
    オ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アル
    キルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハ
    ロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキシカル
    ボニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても良く、ハ
    ロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル
    基から選択される1〜5個の置換基を有するフェノキシ
    基、ピリジルオキシ基、又は同一又は異なっても良く、
    ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキ
    ル基から選択される1〜4個の置換基を有するピリジル
    オキシ基から選択される1〜5個の置換基を有する置換
    フェニル基を示す。R1及びR2が同一又は異なっても良
    く、水素原子又は(C1-6)アルキル基を示す。B は直鎖状
    又は分岐状の(C1-6)アルキレン基、ハロゲン原子、又は
    (C1-6)アルコキシ基により置換された直鎖状又は分岐状
    の置換(C1-6)アルキレン基、又は分岐状のアルキレン基
    の同一炭素原子上に置換したアルキル基どうしが結合し
    た炭素原子数3〜7員環を示し、nが0又は1の整数を
    示す。Q が 【化57】-OR3 (式中、R3はシアノ(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルコキ
    シカルボニル(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルカルボ
    ニル(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルカルボニル基;
    フェニル基;同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、
    シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)ア
    ルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ
    基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ
    基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキ
    ルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ
    (C1-6)アルキルスルホニル基、又は(C1-6)アルコキシカ
    ルボニル基から選択される1〜5個の置換基を有する置
    換フェニル基;又はフェニル(C1-6)アルキル基;を示
    す。): 【化58】-S(O)m-R3 (式中、R3は前記に同じくし、m は0乃至2の整数を示
    す。): 【化59】-COOR4 (式中、R4は(C1-6)アルキル基を示す。): 【化60】-CON(R5)R6 (式中、R5は水素原子;(C1-6)アルキル基;(C2-6)アル
    ケニル基;(C2-6)アルキニル基;フェニル基;又は同一
    若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニ
    トロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C
    1-6)アルコキシ基、又はハロ(C1-6)アルコキシ基から選
    択される1〜5個の置換基を有する置換フェニル基を示
    す。R6は水素原子;又は(C1-6)アルキル基を示し、R5
    びR6は一緒になって 【化61】-O- 、 又は 【化62】-N(R7)- (式中、R7は後記に示す。)で中断されても良い(C4-6)
    アルキレン基を示すこともできる。): 【化63】-SO2N(R5)(R6) (式中、R5及びR6は前記に同じ。): 【化64】-N(R7)R8 (式中、R7及びR8は同一又は異なっても良く、水素原
    子;ホルミル基;シアノ基;(C1-6)アルキル基;(C2-6)
    アルケニル基;(C2-6)アルキニル基;(C1-6)アルキルカ
    ルボニル基;フェノキシカルボニル基;ハロ(C1-6)アル
    キルカルボニル基;(C1-6)アルコキシカルボニル基;ハ
    ロ(C1-6)アルコキシカルボニル基;(C3-6)シクロアルキ
    ルカルボニル基;(C1-6)アルキルスルホニル基;カルバ
    モイル基;同一又は異なっても良い1〜2個の(C1-6)ア
    ルキル基によって置換された置換カルバモイル基;フェ
    ニル基;同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、シア
    ノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキ
    ル基、(C1-6)アルコキシ基、又はハロ(C1-6)アルコキシ
    基から選択される1〜5個の置換基を有する置換フェニ
    ル基;フェニル(C1-6)アルキル基;同一又は異なっても
    良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アル
    キル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、
    又はハロ(C1-6)アルコキシ基から選択される1〜5個の
    置換基を環上に有する置換フェニル(C1-6)アルキル基;
    フェニルカルバモイル基;同一又は異なっても良く、ハ
    ロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、
    ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、又はハロ
    (C1-6)アルコキシ基から選択される1〜5個の置換基を
    環上に有する置換フェニルカルバモイル基;フェニルカ
    ルボニル基;同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、
    シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)ア
    ルキル基、(C1-6)アルコキシ基、又はハロ(C1-6)アルコ
    キシ基から選択される1〜5個の置換基を環上に有する
    置換フェニルカルボニル基;フェニルスルホニル基;又
    は同一若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ
    基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル
    基、(C1-6)アルコキシ基、又はハロ(C1-6)アルコキシ基
    から選択される1〜5個の置換基を環上に有する置換フ
    ェニルスルホニル基を示す。): 【化65】-C(R9)=NOR4 (式中、R4は前記に同じくし、R9は水素原子、又は(C1-
    6)アルキル基を示す。):又は 【化66】-C(R9)=N-N(R7)(R8) (式中、R7、R8及びR9は前記に同じ。):を示す。)を
    示し、W は酸素原子又は硫黄原子を示す。〕で表される
    請求項第4項記載のヒドラジン誘導体。
  6. 【請求項6】 一般式(I)で表される化合物が一般式(I
    -3) 【化67】 〔式中、Ar1 及びAr2 は同一又は異なっても良く、フェ
    ニル基:同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、シア
    ノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1- 6)アルキ
    ル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、
    (C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C
    1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスル
    フィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)
    アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキシカルボニル
    基、フェノキシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン
    原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から
    選択される1〜5個の置換基を有するフェノキシ基、ピ
    リジルオキシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原
    子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選
    択される1〜4個の置換基を有するピリジルオキシ基、
    ジオキシ(C1-3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)ア
    ルキレン基から選択される1〜5個の置換基を有する置
    換フェニル基:窒素原子、酸素原子又は硫黄原子から選
    択される1〜3個の同一又は異なっても良いヘテロ原子
    を有する5又は6員ヘテロアリ−ル基:又は1以上の同
    一又は異なっても良いハロゲン原子又は(C1-6)アルキル
    基により置換された該5〜6員ヘテロアリ−ル基を示
    す。R1及びR2は同一又は異なっても良く、水素原子、(C
    1-6)アルキル基、(C2-6)アルケニル基又は(C2-6)アルキ
    ニル基を示し、B は直鎖状又は分岐状の(C1-6)アルキレ
    ン基、ハロゲン原子、又は(C1-6)アルコキシ基により置
    換された直鎖状又は分岐状の置換(C1-6)アルキレン基、
    直鎖状又は分岐状の(C2-6)アルケニレン基、ハロゲン原
    子又は(C1-6)アルコキシ基により置換された直鎖状又は
    分岐状の置換(C2-6)アルケニレン基、直鎖状又は分岐状
    の(C2-6)アルキニレン基、ハロゲン原子又は(C1-6)アル
    コキシ基により置換された直鎖状又は分岐状の置換(C2-
    6)のアルキニレン基を示し、分岐状のアルキレン基、ア
    ルケニレン基又はアルキニレン基の場合、同じ炭素原子
    上に置換した基どうしが結合して炭素原子数3〜7員環
    を形成することもでき、nは0又は1の整数を示す。Q
    はシアノ基:ニトロ基:(C2-6)アルケニル基:(C2-6)ア
    ルキニル基:フェニル(C2-6)アルケニル基:同一又は異
    なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C
    1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコ
    キシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ
    基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフ
    ィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)
    アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル
    基、(C1-6)アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同
    一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル
    基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の
    置換基を有する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、
    同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキ
    ル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個
    の置換基を有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-
    3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基か
    ら選択される1〜5個の置換基を環上に有する置換フェ
    ニル(C2-6)アルケニル基:フェニル(C2-6)アルキニル
    基:同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ
    基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル
    基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C
    1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1-
    6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフ
    ィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)ア
    ルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキシカルボニル基、
    フェノキシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原
    子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選
    択される1〜5個の置換基を有する置換フェノキシ基、
    ピリジルオキシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン
    原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から
    選択される1〜4個の置換基を有する置換ピリジルオキ
    シ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又はジオキシハロ(C
    1-3)アルキレン基から選択される1〜5個の置換基を環
    上に有する置換フェニル(C2-6)アルキニル基:(C2-6)ア
    ルキニル(C2-6)アルケニル基:(C2-6)アルケニル(C2-6)
    アルキニル基: 【化68】-OR3 (式中、R3は水素原子;(C1-6)アルキル基;ハロ(C1-6)
    アルキル基;(C1-6)アルコキシ(C1-6)アルキル基;(C1-
    6)アルキルチオ(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルスル
    フィニル(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルスルホニル
    (C1-6)アルキル基;ハロ(C1-6)アルキルチオ(C1-6)アル
    キル基;ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル(C1-6)アルキ
    ル基;ハロ(C1-6)アルキルスルホニル(C1-6)アルキル
    基;シアノ(C1-6)アルキル基;(C3-6)シクロアルキル
    基;(C3-6)シクロアルキル(C1-6)アルキル基;(C1-6)ア
    ルコキシカルボニル(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキル
    カルボニル(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルカルボニ
    ル基;アミノ(C1-6)アルキル基;同一又は異なっても良
    い(C1-6)アルキル基又は(C1-6)アルキルカルボニル基か
    ら選択される1又は2個の置換基を有する置換アミノ(C
    1-6)アルキル基;カルバモイル(C1-6)アルキル基;同一
    又は異なっても良い(C1-6)アルキル基から選択される1
    又は2個の置換基を有する置換カルバモイル(C1-6)アル
    キル基;フェニル基;同一又は異なっても良く、ハロゲ
    ン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ
    (C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)ア
    ルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキ
    ルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)
    アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル
    基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキ
    シカルボニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても良
    く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)ア
    ルキル基から選択される1〜5個の置換基を有する置換
    フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異なっても
    良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)
    アルキル基から選択される1〜4個の置換基を有する置
    換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又は
    ジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択される1〜5
    個の置換基を有する置換フェニル基;フェニル(C1-6)ア
    ルキル基;同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、シ
    アノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アル
    キル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ
    基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ
    基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキ
    ルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ
    (C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキシカルボ
    ニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても良く、ハロ
    ゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基
    から選択される1〜5個の置換基を有する置換フェノキ
    シ基、ピリジルオキシ基、同一又は異なっても良く、ハ
    ロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル
    基から選択される1〜4個の置換基を有する置換ピリジ
    ルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又はジオキシ
    ハロ(C1-3)アルキレン基から選択される1〜5個の置換
    基を環上に有する置換フェニル(C1-6)アルキル基;フェ
    ニル(C2-6)アルケニル基;同一又は異なっても良く、ハ
    ロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、
    ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-
    6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)ア
    ルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C
    1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニ
    ル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコ
    キシカルボニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても
    良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)
    アルキル基から選択される1〜5個の置換基を有する置
    換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異なって
    も良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-
    6)アルキル基より選択される1〜4個の置換基を有する
    置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又
    はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択される1〜
    5個の置換基を環上に有する置換フェニル(C2-6)アルケ
    ニル基;フェニル(C2-6)アルキニル基;同一若しくは異
    なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C
    1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコ
    キシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ
    基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフ
    ィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)
    アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル
    基、(C1-6)アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同
    一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル
    基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の
    置換基を有する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、
    同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキ
    ル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個
    の置換基を有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-
    3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基か
    ら選択される1〜5個の置換基を環上に有する置換フェ
    ニル(C2-6)アルキニル基;同一又は異なっても良く、酸
    素原子、硫黄原子又は窒素原子から選択される1〜3個
    のヘテロ原子を有する5〜6員ヘテロアリ−ル基:又は
    同一若しくは異なっても良く、酸素原子、硫黄原子又は
    窒素原子から選択される1〜3個のヘテロ原子を有する
    5〜6員ヘテロアリ−ル(C1-6)アルキル基を示す。): 【化69】-S(O)m-R3 (式中、R3は前記に同じくし、m は0乃至2の整数を示
    す。): 【化70】-COOR4 (式中、R4は水素原子、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)
    アルキル基、(C2-6)アルケニル基、ハロ(C2-6)アルケニ
    ル基、(C2-6)アルキニル基又はハロ(C2-6)アルキニル基
    を示す。): 【化71】 (式中、R4は前記に同じ。) 【化72】-CON(R5)R6 (式中、R5は水素原子;(C1-6)アルキル基;(C2-6)アル
    ケニル基;(C2-6)アルキニル基;フェニル基;又は同一
    若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニ
    トロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C
    1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)ア
    ルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アル
    キルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル
    基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキル
    スルホニル基、(C1-6)アルコキシカルボニル基、フェノ
    キシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-
    6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される
    1〜5個の置換基を有する置換フェノキシ基、ピリジル
    オキシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C
    1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択され
    る1〜4個の置換基を有する置換ピリジルオキシ基、ジ
    オキシ(C1-3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)アル
    キレン基から選択される1〜5個の置換基を有する置換
    フェニル基を示す。R6は水素原子;(C1-6)アルキル基;
    ハロ(C1-6)アルキル基;(C2-6)アルケニル基;(C2-6)ア
    ルキニル基;(C1-6)アルコキシ(C1-6)アルキル基;ハロ
    (C1-6)アルコキシ(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルチ
    オ(C1-6)アルキル基;ハロ(C1-6)アルキルチオ(C1-6)ア
    ルキル基;(C1-6)アルキルスルフィニル(C1-6)アルキル
    基;ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル(C1-6)アルキル
    基;(C1-6)アルキルスルホニル(C1-6)アルキル基;ハロ
    (C1-6)アルキルスルホニル(C1-6)アルキル基;シアノ(C
    1-6)アルキル基;ヒドロキシ(C1-6)アルキル基;(C3-6)
    シクロアルキル基;(C3-6)シクロアルキル(C1-6)アルキ
    ル基;(C1-6)アルコキシカルボニル(C1-6)アルキル基;
    (C1-6)アルキルカルボニル(C1-6)アルキル基;カルバモ
    イル(C1-6)アルキル基;同一又は異なっても良い(C1-6)
    アルキル基から選択される1又は2個の置換基を有する
    置換カルバモイル(C1-6)アルキル基;アミノ(C1-6)アル
    キル基;同一又は異なっても良く、(C1-6)アルキル基又
    は(C1-6)アルキルカルボニル基から選択される1又は2
    個の置換基を有する置換アミノ(C1-6)アルキル基;又は
    同一若しくは異なっても良く、酸素原子、硫黄原子又は
    窒素原子から選択される1〜3個のヘテロ原子を有する
    5〜6員ヘテロアリ−ル(C1-6)アルキル基を示し、R5
    びR6は一緒になって 【化73】-O- 、 【化74】-S(O)m- (式中、mは前記に同じ。)、又は 【化75】-N(R7)- (式中、R7は後記に示す。)で中断されても良い(C4-6)
    アルキレン基を示すこともでき、該アルキレン基は(C1-
    6)アルキル基、(C1-6)アルコキシカルボニル基又はフェ
    ニル基から選択される1以上の同一又は異なっても良い
    置換基を有することもできる。): 【化76】-SO2N(R5)(R6) (式中、R5及びR6は前記に同じ。): 【化77】-N(R7)R8 (式中、R7及びR8は同一又は異なっても良く、水素原
    子;ホルミル基;シアノ基;(C1-6)アルキル基;(C2-6)
    アルケニル基;(C2-6)アルキニル基;(C1-6)アルキルカ
    ルボニル基;ハロ(C1-6)アルキルカルボニル基;(C1-6)
    アルコキシカルボニル基;ハロ(C1-6)アルコキシカルボ
    ニル基;(C3-6)シクロアルキルカルボニル基;フェノキ
    シカルボニル基;(C1-6)アルキルスルホニル基;カルバ
    モイル基;同一又は異なっても良い1〜2個の(C1-6)ア
    ルキル基によって置換された置換カルバモイル基;カル
    バモイル(C1-6)アルキル基;同一又は異なっても良い1
    〜2個の(C1-6)アルキル基によって置換された置換カル
    バモイル(C1-6)アルキル基;チオカルバモイル基;同一
    又は異なっても良い1〜2個の(C1-6)アルキル基によっ
    て置換された置換チオカルバモイル基;スルファモイル
    基;同一又は異なっても良い1〜2個の(C1-6)アルキル
    基によって置換された置換スルファモイル基;(C1-6)ア
    ルコキシカルボイミドイル基;(C1-6)アルキル基によっ
    て置換された置換(C1-6)アルコキシカルボイミドイル
    基;(C1-6)アルキルチオカルボイミドイル基;(C1-6)ア
    ルキル基によって置換された置換(C1-6)アルキルチオカ
    ルボイミドイル基;フェニル基;同一又は異なっても良
    く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキ
    ル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハ
    ロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C
    1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、
    ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルス
    ルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)
    アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同一又は異な
    っても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ
    (C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の置換基を有
    する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異
    なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハ
    ロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個の置換基を
    有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレ
    ン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択され
    る1〜5個の置換基を有する置換フェニル基;フェニル
    (C1-6)アルキル基;同一又は異なっても良く、ハロゲン
    原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C
    1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アル
    コキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキル
    チオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)ア
    ルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、
    ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキシカ
    ルボニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても良く、
    ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキ
    ル基から選択される1〜5個の置換基を有する置換フェ
    ノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異なっても良
    く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)ア
    ルキル基から選択される1〜4個の置換基を有する置換
    ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又はジ
    オキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択される1〜5個
    の置換基を環上に有する置換フェニル(C1-6)アルキル
    基;フェニルカルバモイル基;同一又は異なっても良
    く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキ
    ル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハ
    ロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C
    1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、
    ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1- 6)アルキルス
    ルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)
    アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同一又は異な
    っても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ
    (C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の置換基を有
    する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異
    なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハ
    ロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個の置換基を
    有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレ
    ン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択され
    る1〜5個の置換基を環上に有する置換フェニルカルバ
    モイル基;フェニルカルボニル基;同一又は異なっても
    良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アル
    キル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、
    ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ
    (C1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル
    基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキ
    ルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C
    1-6)アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同一又は
    異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又は
    ハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の置換基
    を有する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又
    は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又
    はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個の置換
    基を有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アル
    キレン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択
    される1〜5個の置換基を環上に有する置換フェニルカ
    ルボニル基;フェニルスルホニル基;又は同一若しくは
    異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、
    (C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アル
    コキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチ
    オ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスル
    フィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-
    6)アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニ
    ル基、(C1-6)アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、
    同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキ
    ル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜5個
    の置換基を有する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ
    基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)ア
    ルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜
    4個の置換基を有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ
    (C1-3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン
    基から選択される1〜5個の置換基を環上に有する置換
    フェニルスルホニル基を示す。): 【化78】-C(R9)=NOR4 (式中、R4は前記に同じくし、R9は水素原子、(C1-6)ア
    ルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、フェニル基又は同一
    若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニ
    トロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C
    1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)ア
    ルキルチオ基又はハロ(C1-6)アルキルチオ基から選択さ
    れる1〜5個の置換基を有する置換フェニル基を示
    す。): 【化79】-C(R9)=N-N(R7)(R8) (式中、R7、R8及びR9は前記に同じ。):又は 【化80】-O-N=C(R9)(R10) (式中、R9は前記に同じくし、R10 は水素原子、(C1-6)
    アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、フェニル基又は同
    一若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、
    ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、
    (C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)
    アルキルチオ基又はハロ(C1-6)アルキルチオ基から選択
    される1〜5個の置換基を有する置換フェニル基を示
    す。)を示し、W は酸素原子又は硫黄原子を示す。〕で
    表される請求項第1項記載のヒドラジン誘導体。
  7. 【請求項7】 Ar1 及びAr2 が同一又は異なっても良
    く、フェニル基:同一又は異なっても良く、ハロゲン原
    子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-
    6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコ
    キシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチ
    オ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アル
    キルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハ
    ロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキシカル
    ボニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても良く、ハ
    ロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル
    基から選択される1〜5個の置換基を有するフェノキシ
    基、ピリジルオキシ基、又は同一又は異なっても良く、
    ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキ
    ル基から選択される1〜4個の置換基を有するピリジル
    オキシ基から選択される1〜5個の置換基を有する置換
    フェニル基を示す。R1及びR2が同一又は異なっても良
    く、水素原子又は(C1-6)アルキル基を示す。B は直鎖状
    又は分岐状の(C1-6)アルキレン基、ハロゲン原子、又は
    (C1-6)アルコキシ基により置換された直鎖状又は分岐状
    の置換(C1-6)アルキレン基、又は分岐状のアルキレン基
    の同一炭素原子上に置換したアルキル基どうしが結合し
    た炭素原子数3〜7員環を示し、nが0又は1の整数を
    示す。Q が 【化81】-OR3 (式中、R3はシアノ(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルコキ
    シカルボニル(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルカルボ
    ニル(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルカルボニル基;
    フェニル基;同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、
    シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)ア
    ルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ
    基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ
    基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキ
    ルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ
    (C1-6)アルキルスルホニル基、又は(C1-6)アルコキシカ
    ルボニル基から選択される1〜5個の置換基を有する置
    換フェニル基;又はフェニル(C1-6)アルキル基;を示
    す。): 【化82】-S(O)m-R3 (式中、R3は前記に同じくし、m は0乃至2の整数を示
    す。): 【化83】-COOR4 (式中、R4は(C1-6)アルキル基を示す。): 【化84】-CON(R5)R6 (式中、R5は水素原子;(C1-6)アルキル基;(C2-6)アル
    ケニル基;(C2-6)アルキニル基;フェニル基;又は同一
    若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニ
    トロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C
    1-6)アルコキシ基、又はハロ(C1-6)アルコキシ基から選
    択される1〜5個の置換基を有する置換フェニル基を示
    す。R6は水素原子;又は(C1-6)アルキル基を示し、R5
    びR6は一緒になって 【化85】-O- 、 又は 【化86】-N(R7)- (式中、R7は後記に示す。)で中断されても良い(C4-6)
    アルキレン基を示すこともできる。): 【化87】-SO2N(R5)(R6) (式中、R5及びR6は前記に同じ。): 【化88】-N(R7)R8 (式中、R7及びR8は同一又は異なっても良く、水素原
    子;ホルミル基;シアノ基;(C1-6)アルキル基;(C2-6)
    アルケニル基;(C2-6)アルキニル基;(C1-6)アルキルカ
    ルボニル基;フェノキシカルボニル基;ハロ(C1-6)アル
    キルカルボニル基;(C1-6)アルコキシカルボニル基;ハ
    ロ(C1-6)アルコキシカルボニル基;(C3-6)シクロアルキ
    ルカルボニル基;(C1-6)アルキルスルホニル基;カルバ
    モイル基;同一又は異なっても良い1〜2個の(C1-6)ア
    ルキル基によって置換された置換カルバモイル基;フェ
    ニル基;同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、シア
    ノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキ
    ル基、(C1-6)アルコキシ基、又はハロ(C1-6)アルコキシ
    基から選択される1〜5個の置換基を有する置換フェニ
    ル基;フェニル(C1-6)アルキル基;同一又は異なっても
    良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アル
    キル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、
    又はハロ(C1-6)アルコキシ基から選択される1〜5個の
    置換基を環上に有する置換フェニル(C1-6)アルキル基;
    フェニルカルバモイル基;同一又は異なっても良く、ハ
    ロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、
    ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、又はハロ
    (C1-6)アルコキシ基から選択される1〜5個の置換基を
    環上に有する置換フェニルカルバモイル基;フェニルカ
    ルボニル基;同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、
    シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)ア
    ルキル基、(C1-6)アルコキシ基、又はハロ(C1-6)アルコ
    キシ基から選択される1〜5個の置換基を環上に有する
    置換フェニルカルボニル基;フェニルスルホニル基;又
    は同一若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ
    基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル
    基、(C1-6)アルコキシ基、又はハロ(C1-6)アルコキシ基
    から選択される1〜5個の置換基を環上に有する置換フ
    ェニルスルホニル基を示す。): 【化89】-C(R9)=NOR4 (式中、R4は前記に同じくし、R9は水素原子、又は(C1-
    6)アルキル基を示す。):又は 【化90】-C(R9)=N-N(R7)(R8) (式中、R7、R8及びR9は前記に同じ。):を示す。)を
    示し、W は酸素原子又は硫黄原子を示す。〕で表される
    請求項第6項記載のヒドラジン誘導体。
  8. 【請求項8】 一般式(I)で表される化合物が一般式(I
    -4) 【化91】 〔式中、Ar1 及びAr2 は同一又は異なっても良く、フェ
    ニル基:同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、シア
    ノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキ
    ル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、
    (C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C
    1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスル
    フィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)
    アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキシカルボニル
    基、フェノキシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン
    原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から
    選択される1〜5個の置換基を有するフェノキシ基、ピ
    リジルオキシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原
    子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選
    択される1〜4個の置換基を有するピリジルオキシ基、
    ジオキシ(C1-3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)ア
    ルキレン基から選択される1〜5個の置換基を有する置
    換フェニル基:窒素原子、酸素原子又は硫黄原子から選
    択される1〜3個の同一又は異なっても良いヘテロ原子
    を有する5又は6員ヘテロアリ−ル基:又は1以上の同
    一又は異なっても良いハロゲン原子又は(C1-6)アルキル
    基により置換された該5〜6員ヘテロアリ−ル基を示
    す。R1及びR2は同一又は異なっても良く、水素原子、(C
    1-6)アルキル基、(C2-6)アルケニル基又は(C2-6)アルキ
    ニル基を示し、B は直鎖状又は分岐状の(C1-6)アルキレ
    ン基、ハロゲン原子、又は(C1-6)アルコキシ基により置
    換された直鎖状又は分岐状の置換(C1-6)アルキレン基、
    直鎖状又は分岐状の(C2-6)アルケニレン基、ハロゲン原
    子又は(C1-6)アルコキシ基により置換された直鎖状又は
    分岐状の置換(C2-6)アルケニレン基、直鎖状又は分岐状
    の(C2-6)アルキニレン基、ハロゲン原子又は(C1-6)アル
    コキシ基により置換された直鎖状又は分岐状の置換(C2-
    6)のアルキニレン基を示し、分岐状のアルキレン基、ア
    ルケニレン基又はアルキニレン基の場合、同じ炭素原子
    上に置換した基どうしが結合して炭素原子数3〜7員環
    を形成することもでき、nは0又は1の整数を示す。Q
    はシアノ基:ニトロ基:(C2-6)アルケニル基:(C2-6)ア
    ルキニル基:フェニル(C2-6)アルケニル基:同一又は異
    なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C
    1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコ
    キシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ
    基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフ
    ィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)
    アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル
    基、(C1-6)アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同
    一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル
    基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の
    置換基を有する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、
    同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキ
    ル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個
    の置換基を有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-
    3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基か
    ら選択される1〜5個の置換基を環上に有する置換フェ
    ニル(C2-6)アルケニル基:フェニル(C2-6)アルキニル
    基:同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ
    基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル
    基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C
    1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1-
    6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフ
    ィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)ア
    ルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキシカルボニル基、
    フェノキシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原
    子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選
    択される1〜5個の置換基を有する置換フェノキシ基、
    ピリジルオキシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン
    原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から
    選択される1〜4個の置換基を有する置換ピリジルオキ
    シ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又はジオキシハロ(C
    1-3)アルキレン基から選択される1〜5個の置換基を環
    上に有する置換フェニル(C2-6)アルキニル基:(C2-6)ア
    ルキニル(C2-6)アルケニル基:(C2-6)アルケニル(C2-6)
    アルキニル基: 【化92】-OR3 (式中、R3は水素原子;(C1-6)アルキル基;ハロ(C1-6)
    アルキル基;(C1-6)アルコキシ(C1-6)アルキル基;(C1-
    6)アルキルチオ(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルスル
    フィニル(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルスルホニル
    (C1-6)アルキル基;ハロ(C1-6)アルキルチオ(C1-6)アル
    キル基;ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル(C1-6)アルキ
    ル基;ハロ(C1-6)アルキルスルホニル(C1-6)アルキル
    基;シアノ(C1-6)アルキル基;(C3-6)シクロアルキル
    基;(C3-6)シクロアルキル(C1-6)アルキル基;(C1-6)ア
    ルコキシカルボニル(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキル
    カルボニル(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルカルボニ
    ル基;アミノ(C1-6)アルキル基;同一又は異なっても良
    い(C1-6)アルキル基又は(C1-6)アルキルカルボニル基か
    ら選択される1又は2個の置換基を有する置換アミノ(C
    1-6)アルキル基;カルバモイル(C1-6)アルキル基;同一
    又は異なっても良い(C1-6)アルキル基から選択される1
    又は2個の置換基を有する置換カルバモイル(C1-6)アル
    キル基;フェニル基;同一又は異なっても良く、ハロゲ
    ン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ
    (C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)ア
    ルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキ
    ルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)
    アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル
    基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキ
    シカルボニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても良
    く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)ア
    ルキル基から選択される1〜5個の置換基を有する置換
    フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異なっても
    良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)
    アルキル基から選択される1〜4個の置換基を有する置
    換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又は
    ジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択される1〜5
    個の置換基を有する置換フェニル基;フェニル(C1-6)ア
    ルキル基;同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、シ
    アノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アル
    キル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ
    基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ
    基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキ
    ルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ
    (C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキシカルボ
    ニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても良く、ハロ
    ゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基
    から選択される1〜5個の置換基を有する置換フェノキ
    シ基、ピリジルオキシ基、同一又は異なっても良く、ハ
    ロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル
    基から選択される1〜4個の置換基を有する置換ピリジ
    ルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又はジオキシ
    ハロ(C1-3)アルキレン基から選択される1〜5個の置換
    基を環上に有する置換フェニル(C1-6)アルキル基;フェ
    ニル(C2-6)アルケニル基;同一又は異なっても良く、ハ
    ロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、
    ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-
    6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)ア
    ルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C
    1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニ
    ル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコ
    キシカルボニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても
    良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)
    アルキル基から選択される1〜5個の置換基を有する置
    換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異なって
    も良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-
    6)アルキル基より選択される1〜4個の置換基を有する
    置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又
    はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択される1〜
    5個の置換基を環上に有する置換フェニル(C2-6)アルケ
    ニル基;フェニル(C2-6)アルキニル基;同一若しくは異
    なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C
    1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコ
    キシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ
    基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフ
    ィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)
    アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル
    基、(C1-6)アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同
    一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル
    基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の
    置換基を有する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、
    同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキ
    ル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個
    の置換基を有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-
    3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基か
    ら選択される1〜5個の置換基を環上に有する置換フェ
    ニル(C2-6)アルキニル基;同一又は異なっても良く、酸
    素原子、硫黄原子又は窒素原子から選択される1〜3個
    のヘテロ原子を有する5〜6員ヘテロアリ−ル基:又は
    同一若しくは異なっても良く、酸素原子、硫黄原子又は
    窒素原子から選択される1〜3個のヘテロ原子を有する
    5〜6員ヘテロアリ−ル(C1-6)アルキル基を示す。): 【化93】-S(O)m-R3 (式中、R3は前記に同じくし、m は0乃至2の整数を示
    す。): 【化94】-COOR4 (式中、R4は水素原子、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)
    アルキル基、(C2-6)アルケニル基、ハロ(C2-6)アルケニ
    ル基、(C2-6)アルキニル基又はハロ(C2-6)アルキニル基
    を示す。): 【化95】 (式中、R4は前記に同じ。) 【化96】-CON(R5)R6 (式中、R5は水素原子;(C1-6)アルキル基;(C2-6)アル
    ケニル基;(C2-6)アルキニル基;フェニル基;又は同一
    若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニ
    トロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C
    1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)ア
    ルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アル
    キルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル
    基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキル
    スルホニル基、(C1-6)アルコキシカルボニル基、フェノ
    キシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-
    6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される
    1〜5個の置換基を有する置換フェノキシ基、ピリジル
    オキシ基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C
    1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択され
    る1〜4個の置換基を有する置換ピリジルオキシ基、ジ
    オキシ(C1-3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)アル
    キレン基から選択される1〜5個の置換基を有する置換
    フェニル基を示す。R6は水素原子;(C1-6)アルキル基;
    ハロ(C1-6)アルキル基;(C2-6)アルケニル基;(C2-6)ア
    ルキニル基;(C1-6)アルコキシ(C1-6)アルキル基;ハロ
    (C1-6)アルコキシ(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルチ
    オ(C1-6)アルキル基;ハロ(C1-6)アルキルチオ(C1-6)ア
    ルキル基;(C1-6)アルキルスルフィニル(C1-6)アルキル
    基;ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル(C1-6)アルキル
    基;(C1-6)アルキルスルホニル(C1-6)アルキル基;ハロ
    (C1-6)アルキルスルホニル(C1-6)アルキル基;シアノ(C
    1-6)アルキル基;ヒドロキシ(C1-6)アルキル基;(C3-6)
    シクロアルキル基;(C3-6)シクロアルキル(C1-6)アルキ
    ル基;(C1-6)アルコキシカルボニル(C1-6)アルキル基;
    (C1-6)アルキルカルボニル(C1-6)アルキル基;カルバモ
    イル(C1-6)アルキル基;同一又は異なっても良い(C1-6)
    アルキル基から選択される1又は2個の置換基を有する
    置換カルバモイル(C1-6)アルキル基;アミノ(C1-6)アル
    キル基;同一又は異なっても良く、(C1-6)アルキル基又
    は(C1-6)アルキルカルボニル基から選択される1又は2
    個の置換基を有する置換アミノ(C1-6)アルキル基;又は
    同一若しくは異なっても良く、酸素原子、硫黄原子又は
    窒素原子から選択される1〜3個のヘテロ原子を有する
    5〜6員ヘテロアリ−ル(C1-6)アルキル基を示し、R5
    びR6は一緒になって 【化97】-O- 、 【化98】-S(O)m- (式中、mは前記に同じ。)、又は 【化99】-N(R7)- (式中、R7は後記に示す。)で中断されても良い(C4-6)
    アルキレン基を示すこともでき、該アルキレン基は(C1-
    6)アルキル基、(C1-6)アルコキシカルボニル基又はフェ
    ニル基から選択される1以上の同一又は異なっても良い
    置換基を有することもできる。): 【化100】-SO2N(R5)(R6) (式中、R5及びR6は前記に同じ。): 【化101】-N(R7)R8 (式中、R7及びR8は同一又は異なっても良く、水素原
    子;ホルミル基;シアノ基;(C1-6)アルキル基;(C2-6)
    アルケニル基;(C2-6)アルキニル基;(C1-6)アルキルカ
    ルボニル基;ハロ(C1-6)アルキルカルボニル基;(C1-6)
    アルコキシカルボニル基;ハロ(C1-6)アルコキシカルボ
    ニル基;(C3-6)シクロアルキルカルボニル基;フェノキ
    シカルボニル基;(C1-6)アルキルスルホニル基;カルバ
    モイル基;同一又は異なっても良い1〜2個の(C1-6)ア
    ルキル基によって置換された置換カルバモイル基;カル
    バモイル(C1-6)アルキル基;同一又は異なっても良い1
    〜2個の(C1-6)アルキル基によって置換された置換カル
    バモイル(C1-6)アルキル基;チオカルバモイル基;同一
    又は異なっても良い1〜2個の(C1-6)アルキル基によっ
    て置換された置換チオカルバモイル基;スルファモイル
    基;同一又は異なっても良い1〜2個の(C1-6)アルキル
    基によって置換された置換スルファモイル基;(C1-6)ア
    ルコキシカルボイミドイル基;(C1-6)アルキル基によっ
    て置換された置換(C1-6)アルコキシカルボイミドイル
    基;(C1-6)アルキルチオカルボイミドイル基;(C1-6)ア
    ルキル基によって置換された置換(C1-6)アルキルチオカ
    ルボイミドイル基;フェニル基;同一又は異なっても良
    く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキ
    ル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハ
    ロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C
    1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、
    ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルス
    ルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)
    アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同一又は異な
    っても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ
    (C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の置換基を有
    する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異
    なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハ
    ロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個の置換基を
    有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレ
    ン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択され
    る1〜5個の置換基を有する置換フェニル基;フェニル
    (C1-6)アルキル基;同一又は異なっても良く、ハロゲン
    原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C
    1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アル
    コキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキル
    チオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)ア
    ルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、
    ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキシカ
    ルボニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても良く、
    ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキ
    ル基から選択される1〜5個の置換基を有する置換フェ
    ノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異なっても良
    く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)ア
    ルキル基から選択される1〜4個の置換基を有する置換
    ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレン基又はジ
    オキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択される1〜5個
    の置換基を環上に有する置換フェニル(C1-6)アルキル
    基;フェニルカルバモイル基;同一又は異なっても良
    く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキ
    ル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハ
    ロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C
    1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、
    ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキルス
    ルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)
    アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同一又は異な
    っても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ
    (C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の置換基を有
    する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又は異
    なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハ
    ロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個の置換基を
    有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アルキレ
    ン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択され
    る1〜5個の置換基を環上に有する置換フェニルカルバ
    モイル基;フェニルカルボニル基;同一又は異なっても
    良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アル
    キル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、
    ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ
    (C1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスルフィニル
    基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-6)アルキ
    ルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C
    1-6)アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、同一又は
    異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又は
    ハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜5個の置換基
    を有する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ基、同一又
    は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又
    はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜4個の置換
    基を有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ(C1-3)アル
    キレン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン基から選択
    される1〜5個の置換基を環上に有する置換フェニルカ
    ルボニル基;フェニルスルホニル基;又は同一若しくは
    異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、
    (C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アル
    コキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)アルキルチ
    オ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ基、(C1-6)アルキルスル
    フィニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルフィニル基、(C1-
    6)アルキルスルホニル基、ハロ(C1-6)アルキルスルホニ
    ル基、(C1-6)アルコキシカルボニル基、フェノキシ基、
    同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)アルキ
    ル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜5個
    の置換基を有する置換フェノキシ基、ピリジルオキシ
    基、同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、(C1-6)ア
    ルキル基又はハロ(C1-6)アルキル基から選択される1〜
    4個の置換基を有する置換ピリジルオキシ基、ジオキシ
    (C1-3)アルキレン基又はジオキシハロ(C1-3)アルキレン
    基から選択される1〜5個の置換基を環上に有する置換
    フェニルスルホニル基を示す。): 【化102】-C(R9)=NOR4 (式中、R4は前記に同じくし、R9は水素原子、(C1-6)ア
    ルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、フェニル基又は同一
    若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニ
    トロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C
    1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)ア
    ルキルチオ基又はハロ(C1-6)アルキルチオ基から選択さ
    れる1〜5個の置換基を有する置換フェニル基を示
    す。): 【化103】-C(R9)=N-N(R7)(R8) (式中、R7、R8及びR9は前記に同じ。):又は 【化104】-O-N=C(R9)(R10) (式中、R9は前記に同じくし、R10 は水素原子、(C1-6)
    アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、フェニル基又は同
    一若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、
    ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、
    (C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ基、(C1-6)
    アルキルチオ基又はハロ(C1-6)アルキルチオ基から選択
    される1〜5個の置換基を有する置換フェニル基を示
    す。)を示し、W は酸素原子又は硫黄原子を示す。〕で
    表される請求項第1項記載のヒドラジン誘導体。
  9. 【請求項9】 Ar1 及びAr2 が同一又は異なっても良
    く、フェニル基:同一又は異なっても良く、ハロゲン原
    子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-
    6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコ
    キシ基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチ
    オ基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アル
    キルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハ
    ロ(C1-6)アルキルスルホニル基、(C1-6)アルコキシカル
    ボニル基、フェノキシ基、同一又は異なっても良く、ハ
    ロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキル
    基から選択される1〜5個の置換基を有するフェノキシ
    基、ピリジルオキシ基、又は同一又は異なっても良く、
    ハロゲン原子、(C1-6)アルキル基又はハロ(C1-6)アルキ
    ル基から選択される1〜4個の置換基を有するピリジル
    オキシ基から選択される1〜5個の置換基を有する置換
    フェニル基を示す。R1及びR2が同一又は異なっても良
    く、水素原子又は(C1-6)アルキル基を示す。B は直鎖状
    又は分岐状の(C1-6)アルキレン基、ハロゲン原子、又は
    (C1-6)アルコキシ基により置換された直鎖状又は分岐状
    の置換(C1-6)アルキレン基、又は分岐状のアルキレン基
    の同一炭素原子上に置換したアルキル基どうしが結合し
    た炭素原子数3〜7員環を示し、nが0又は1の整数を
    示す。Q が 【化105】-OR3 (式中、R3はシアノ(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルコキ
    シカルボニル(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルカルボ
    ニル(C1-6)アルキル基;(C1-6)アルキルカルボニル基;
    フェニル基;同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、
    シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)ア
    ルキル基、(C1-6)アルコキシ基、ハロ(C1-6)アルコキシ
    基、(C1-6)アルキルチオ基、ハロ(C1-6)アルキルチオ
    基、(C1-6)アルキルスルフィニル基、ハロ(C1-6)アルキ
    ルスルフィニル基、(C1-6)アルキルスルホニル基、ハロ
    (C1-6)アルキルスルホニル基、又は(C1-6)アルコキシカ
    ルボニル基から選択される1〜5個の置換基を有する置
    換フェニル基;又はフェニル(C1-6)アルキル基;を示
    す。): 【化106】-S(O)m-R3 (式中、R3は前記に同じくし、m は0乃至2の整数を示
    す。): 【化107】-COOR4 (式中、R4は(C1-6)アルキル基を示す。): 【化108】-CON(R5)R6 (式中、R5は水素原子;(C1-6)アルキル基;(C2-6)アル
    ケニル基;(C2-6)アルキニル基;フェニル基;又は同一
    若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニ
    トロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C
    1-6)アルコキシ基、又はハロ(C1-6)アルコキシ基から選
    択される1〜5個の置換基を有する置換フェニル基を示
    す。R6は水素原子;又は(C1-6)アルキル基を示し、R5
    びR6は一緒になって 【化109】-O- 、 又は 【化110】-N(R7)- (式中、R7は後記に示す。)で中断されても良い(C4-6)
    アルキレン基を示すこともできる。): 【化111】-SO2N(R5)(R6) (式中、R5及びR6は前記に同じ。): 【化112】-N(R7)R8 (式中、R7及びR8は同一又は異なっても良く、水素原
    子;ホルミル基;シアノ基;(C1-6)アルキル基;(C2-6)
    アルケニル基;(C2-6)アルキニル基;(C1-6)アルキルカ
    ルボニル基;フェノキシカルボニル基;ハロ(C1-6)アル
    キルカルボニル基;(C1-6)アルコキシカルボニル基;ハ
    ロ(C1-6)アルコキシカルボニル基;(C3-6)シクロアルキ
    ルカルボニル基;(C1-6)アルキルスルホニル基;カルバ
    モイル基;同一又は異なっても良い1〜2個の(C1-6)ア
    ルキル基によって置換された置換カルバモイル基;フェ
    ニル基;同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、シア
    ノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキ
    ル基、(C1-6)アルコキシ基、又はハロ(C1-6)アルコキシ
    基から選択される1〜5個の置換基を有する置換フェニ
    ル基;フェニル(C1-6)アルキル基;同一又は異なっても
    良く、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アル
    キル基、ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、
    又はハロ(C1-6)アルコキシ基から選択される1〜5個の
    置換基を環上に有する置換フェニル(C1-6)アルキル基;
    フェニルカルバモイル基;同一又は異なっても良く、ハ
    ロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、
    ハロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基、又はハロ
    (C1-6)アルコキシ基から選択される1〜5個の置換基を
    環上に有する置換フェニルカルバモイル基;フェニルカ
    ルボニル基;同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、
    シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)ア
    ルキル基、(C1-6)アルコキシ基、又はハロ(C1-6)アルコ
    キシ基から選択される1〜5個の置換基を環上に有する
    置換フェニルカルボニル基;フェニルスルホニル基;又
    は同一若しくは異なっても良く、ハロゲン原子、シアノ
    基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハロ(C1-6)アルキル
    基、(C1-6)アルコキシ基、又はハロ(C1-6)アルコキシ基
    から選択される1〜5個の置換基を環上に有する置換フ
    ェニルスルホニル基を示す。): 【化113】-C(R9)=NOR4 (式中、R4は前記に同じくし、R9は水素原子、又は(C1-
    6)アルキル基を示す。):又は 【化114】-C(R9)=N-N(R7)(R8) (式中、R7、R8及びR9は前記に同じ。):を示す。)を
    示し、W は酸素原子又は硫黄原子を示す。〕で表される
    請求項第8項記載のヒドラジン誘導体。
  10. 【請求項10】 請求項第1項記載のヒドラジン誘導体
    を有効成分として含有することを特徴とする農園芸用殺
    虫剤。
  11. 【請求項11】 請求項第2項記載のヒドラジン誘導体
    を有効成分として含有することを特徴とする農園芸用殺
    虫剤。
  12. 【請求項12】 請求項第3項記載のヒドラジン誘導体
    を有効成分として含有することを特徴とする農園芸用殺
    虫剤。
  13. 【請求項13】 請求項第4項記載のヒドラジン誘導体
    を有効成分として含有することを特徴とする農園芸用殺
    虫剤。
  14. 【請求項14】 請求項第5項記載のヒドラジン誘導体
    を有効成分として含有することを特徴とする農園芸用殺
    虫剤。
  15. 【請求項15】 請求項第6項記載のヒドラジン誘導体
    を有効成分として含有することを特徴とする農園芸用殺
    虫剤。
  16. 【請求項16】 請求項第7項記載のヒドラジン誘導体
    を有効成分として含有することを特徴とする農園芸用殺
    虫剤。
  17. 【請求項17】 請求項第8項記載のヒドラジン誘導体
    を有効成分として含有することを特徴とする農園芸用殺
    虫剤。
  18. 【請求項18】 請求項第9項記載のヒドラジン誘導体
    を有効成分として含有することを特徴とする農園芸用殺
    虫剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018525328A (ja) * 2015-06-05 2018-09-06 シンジェンタ パーティシペーションズ アーゲー 殺有害生物的に活性なオキシムおよびヒドラゾン誘導体

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