JPH0859053A - デュアルモードセット押し突き/ずらし装置 - Google Patents

デュアルモードセット押し突き/ずらし装置

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JPH0859053A
JPH0859053A JP7160760A JP16076095A JPH0859053A JP H0859053 A JPH0859053 A JP H0859053A JP 7160760 A JP7160760 A JP 7160760A JP 16076095 A JP16076095 A JP 16076095A JP H0859053 A JPH0859053 A JP H0859053A
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JP
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stacking
push
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sheet
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JP7160760A
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English (en)
Inventor
Barry P Mandel
ピー マンデル バリー
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Xerox Corp
Original Assignee
Xerox Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリンタから出力された折丁シートを集積機
上で押し突いて整合スタックにする機能と、次に複数の
位置でステープルでとじるためスタックをずらす機能を
行なうデュアルモード「押し突き/ずらし」装置を提供
する。 【構成】 本装置は、間隔をおいて配置された一対のシ
ート押し突き具(間に印字された折丁シートが集積され
る)と、押し突き具駆動装置より成っている。第1モー
ドにおいて、押し突き具駆動装置は少なくとも一方の押
し突き具を他方の押し突き具に向けて動かし、ジョブセ
ットを押し突いて、決められた積重ね位置にスタックに
する。次に第2モードにおいて、押し突き具駆動装置は
押し突き具を一緒に動かし、ステープルでとじるためジ
ョブセットのスタックを積重ね位置からずらし位置へ協
同して移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子プリンタ、その他
の複製装置から出力された折丁ページを2つ折りし、ス
テープルでとじて小冊子にする折丁仕上げ装置、より詳
細には前記折丁仕上げ装置に組み込まれたデュアルモー
ド押し突き/ずらし装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】背景として、積み重ねる個々のシートが
トレーに入ってくると、スタック縁「押し突き」装置
が、通常、集積機または他のトレー内に集積される一組
のシートの一側面または両側面に1個またはそれ以上の
押し突き用直立壁を当てて、繰り返して可逆的に移動さ
せる。押し突き装置は、通常、再設定、調整、または他
のやり方で、積み重ねるさまざまなサイズのシートに適
合しなければならない。押し突き装置は、「突揃え機」
とも呼ばれるが、後者はフラッパー/トップシート送出
装置や同種の装置などの種々の積重ね補助装置を含むこ
とがある。「押し突き」によって、シートスタックは定
められた位置すなわち整合位置に重ね合わされ、1個の
正規スタックとして整然と積み重ねられる。
【0003】用語「ずらし」は一般にさまざまな機能に
関係している。積重ねに関して、「ずらし」は各ジョブ
セットが隣接ジョブセットから少し横に中心がずれるよ
うに、複数のジョブセットを意図的に不規則に積み重ね
ることを言う。すなわち、あるジョブセットの縁は区別
することが望ましいその下のジョブセットの同じ縁の上
で1cmまたはそれ以上はみ出ており、逆の場合も同じ
である。(しかし、各ジョブセット自体は、通例、整然
と積み重ねられた複数のシートより成っている。)
【0004】
【発明が解決使用とする課題】ジョブセットをずらすこ
とは幾つかの知られた利点がある。ジョブセットは相互
により容易に区別され、分離される。特に製本されない
ジョブセットはそうである。ステープルでとじられたセ
ット(あるいは他のやり方で製本されたセット)に関し
て、ステープルでとじられたセットをステープル同志が
重なるように(ずらさずに)積み重ねると、「ステープ
ルの重なり」と呼ばれる状態が生じて望ましくない。ス
テープルの重なりは、積重ねトレーに入るセットの総数
を制限するほか、ステープル領域の所でスタック高さが
増し、平坦でなくなるので、別の問題が生じる。
【0005】従来、これらのさまざまな「押し突き」機
能と「ずらし」機能は、いろいろな方式および機構で関
連のないやり方で行なわれてきた。本発明のデュアルモ
ード押し突き/ずらし装置では、ハードウァア、特に押
し突き具駆動装置を共用できるので、コストが節減され
る。開示したデュアルモード押し突き/ずらし装置は、
第1モードでスタックの押し突きを行い、第2モードで
スタックのずらしを行なうことができる。開示したデュ
アルモード装置は、同一または一部共用の装置を用いて
「押し突きと」と「ずらし」の両方を行なう。「ずら
し」は、上に述べたように、「ずらし積重ね」の場合も
あるし、集積したセットを第2(ずらし)モードで動作
しているデュアルモード押し突き/ずらし装置で横に動
かす、ステープルでとじるための「ずらし」の場合もあ
るし、その両方の場合もある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、独自の実施例
として、複数の印字済みシートを押し突き具で押し突く
ことにより、集積機内にプリントジョブセットの整合ス
タックとして集積し、集積したプリントジョブセットの
スタックを集積機から複数のプリントジョブセットのス
タックを共通ステップとして保持する出力積重ねトレー
へ送出することを繰り返して行ない、前記プリントジョ
ブセットのスタックを相互にずらして出力積重ねトレー
内に積み重ねるようになっている、複製装置のプリント
ジョブの印字済みシート出力のためのシート積重ね/ジ
ョブ分離装置を提供する。本装置は、特徴として、デュ
アルモードセット押し突き/ずらし装置を備えている。
押し突き/ずらし装置は、第1モードにおいて、プリン
トジョブセットを定められた積重ね位置に保持しなが
ら、集積機内でプリントジョブセットを押し突いて整合
スタックにし、そして第2モードにおいて、選択したプ
リントジョブセットを定められた積重ね位置からずらし
位置へ移動させて、出力積重ねトレー内のプリントジョ
ブセットのずらし位置を与える。
【0007】個々にまたは組み合わせて得られるその他
の特徴として、押し突き/ずらし装置は、間隔をおいて
配置された一対の直立シート押し突き具(その間に印字
済みシートが集積される)と、デュアルモード押し突き
具駆動装置より成っている。第1モードにおいて、デュ
アルモード押し突き具駆動装置は少なくとも一方の押し
突き具を他方の押し突き具に向けて動かし、定められた
積重ね位置でプリントジョブセットを押し突いて整合ス
タックにする。また第2モードにおいて、デュアルモー
ド押し突き具駆動装置は、2つの押し突き具をいっしょ
に動かして、プリントジョブセットを定められた積重ね
位置からずらし位置へ協同して移動させる。また第2モ
ードにおいて、デュアルモード押し突き具駆動装置は2
つの押し突き具に連結され、2つの押し突き機を同じ方
向に選定したプリントジョブセットずらし距離だけ動か
す。またデュアルモード押し突き具駆動装置は第1モー
ドと第2モードとでは異なるやり方で押し突き機に駆動
連結される1個の駆動モーターを有する。またプリント
ジョブセット搬送装置はずらされたプリントジョブセッ
トを集積機から出力積重ねトレーへ前記ずらしを保持し
たまま搬送する。また本装置はステープラーを備えてい
て、第2モードにおいて、プリントジョブセットはステ
ープラーの中へずらされ、前記ステープラーによってと
じられる。またシート積重ね/ジョブ分離方法では、複
数の印字されたシートを押し突き/ずらし装置で押し突
いてプリントジョブセットの整合スタックとして集積機
内に集積し、次に集積したプリントジョブセットのスタ
ックを集積機から出力積重ねトレーの上に送出すること
を繰り返して行なう。出力積重ねトレーは複数のプリン
トジョブセットのスタックを共通スタックとして保持す
る。複数のプリントジョブセットのスタックは出力積重
ねトレー内に相互にずらして積み重ねられる。本方法で
は、第1モードにおいて、押し突き/ずらし装置はプリ
ントジョブセットを定められた積重ね位置に保持しなが
ら、集積機内でプリントジョブセットを押し突いて整合
スタックする。第2モードにおいて、押し突き/ずらし
装置は選択したプリントジョブセットを定められた積重
ね位置から所望のずらし位置へ移動させる。次に選択し
たプリントジョブセットを前記ずらしを保持したまま集
積機から出力積重ねトレーの上に送出し、出力積重ねト
レー内の他のプリントジョブセットに対する出力積重ね
トレー内のプリントジョブセットのずらし位置を与え
る。
【0008】さらに背景として、「単一セット縁押し突
き」に関する特許文献の幾つかの例として、米国特許第
5,044,625号、同第5,288,062号、同
第5,188,353号、同第3,860,127号、
同第4,134,672号、同第4,477,218
号、同第4,480,825号、同第4,616,82
1号、同第4,925,172号、同第4,925,1
71号、同第5,098,074号、およびそれらの引
用文献がある。それらの押し突き/ずらし装置に関する
幾つかの特許文献に記載されているように、ビン内ソー
ター/ステープルとじ装置において、押し突き具は「単
一セットのステープラー内へのずらし」と呼ぶことがで
きる操作を行なうが、それは単一ステープルとじ位置/
積重ね整合であって、上に述べた複数位置ずらし積重ね
の形式ではない。
【0009】出力スタック内の複数のジョブセットスタ
ックを相互にずらすことに関する特許文献の幾つかの例
として、軸方向ローラー横シート移動に関する米国特許
第4,480,825号および同第4,712,786
号と、その他のずらし装置に関する米国特許第4,15
7,059号、同第4,188,025号、同第4,3
18,539号、同第4,858,909号、同第4,
861,213号、同第5,007,625号、同第
5,037,081号、および特公平3−267266
号公報(1991年11月28日公告)がある。ジョブ
ずらしに関しては、増大したビン容量の場合にビンを横
移動してセットをずらすことにより、ステープルとじし
ない1以上のコピーセットを自動的にソータービンに積
み重ねる方法が、Xerox Disclosure Journal publicati
on vol.14, No.1,Jan./Feb.1989, p.29 と、米国特許第
4,688,924号に記載されている。前記米国特許
第4,688,924号と同第5,128,762号
は、「処理方向セットずらし」を開示している。すなわ
ち、個々のジョブセットは共通に積み重ねられた他のジ
ョブセットから後方すなわち処理(入力)方向に部分的
にずらされる。
【0010】上記およびその他の文献に開示されている
ように、出力積重ねトレーの横方向すなわち処理方向の
増分移動または部分回転によって、あるいは出力または
送出ローラーの軸方向移動によるなど、出力する個々の
シートの横方向往復移動によって、「ずらし」を行なえ
ることが知られている。
【0011】また別の背景として、一度に1セットづつ
整合し、ステープルとじまたは他の仕上げをした後、各
セットを積重ねトレー(エレベータトレーが好ましい)
へ送出する手段を備えた集積機/ステープラー装置も周
知であり、幾つかの追加例がゼロックス社の米国特許第
5,098,074号、同第5,288,062号、同
第5,303,017号、同第5,308,058号、
同第5,137,265号に開示されている。
【0012】開示した本発明のデュアルモード押し突き
/ずらし装置の一実施例は、折った小冊子を「オンライ
ン」仕上げするより簡単なより低価格の装置、すなわち
電子プリンタその他の複製装置から出力された丁合いさ
れた折丁ページを2つ折りし、ステープルでとじて小冊
子にする簡単化した折丁仕上げ装置である。開示した装
置は、より平らな、より良好に積み重ねられる、よりプ
ロの仕事らしく見える小冊子にするため、仕上げられた
小冊子の各折丁シートにしっかり折り目を付ける。
【0013】開示した折丁仕上げ装置は、少ない構成部
品および(または)装置の全体サイズで、適切に折られ
た小冊子を低コストで「オンライン」仕上げすることが
できる。詳しく述べると、本発明は、開示した実施例に
おいて、複数モード共用機能折り兼送出ローラー装置
と、簡単な「屋根」すなわち「サドル」形のセット集積
機/ステープラーとを統合された装置を開示する。開示
した装置においては、同じローラーセットを使用して、
各折丁シートを順次、確実に、個別に2つ折りし、ステ
ープルでとじ、複数の折丁シートの各セットを放出すな
わち送出することができる。開示した装置は、短い縁を
先にして送られてきた大形折丁シートをしっかり折るこ
とができ、シートの回転またはL形通路を必要としな
い、より幅の狭い装置にすることができるので望まし
い。
【0014】さらに背景として、特に複写機やプリンタ
の速度と能力が向上するにつれて、一般にそれらの用紙
の取扱いおよび出力をより自動化し、より信頼できるも
のにすることが望ましい。「オンライン仕上げ」はその
ような改善の1つの手段である。「オンライン仕上げ」
をおおざっぱに定義すれば、各コピーセットすなわちジ
ョブセットが事前丁合いされて出てくるような順序で印
字され、従って手動取扱いすなわち事後丁合いをせず、
直ちに最初のセットから開始し、同じジョブの次のコピ
ーセットが複製装置で印字されている間に、各コピーセ
ットを丁合いされたセットの状態で自動的に(ステープ
ルとじ、接着とじ、その他の製本方法で)仕上げること
ができる方式である。印字された個々のシートを直接に
順次受け取るため、仕上げ装置は複製装置の出力側に配
置された一体構造の、または分離可能なモジュールであ
ることが好ましい。
【0015】折丁仕上げ装置は、ゼロックス社の“Docu
Tech”電子プリンタや、オンライン小冊子仕上げを行う
その他の電子プリンタに提供され、使用されてきた。幾
つかの最新のゼロックス社の特許、例えば米国特許第
5,159,395号および同第5,184,185
号、第13欄〜第16欄および図9に、そのような折丁
仕上げ装置が記載されている。これらの仕上げ装置の多
くは、コピーセットを平らな状態で集積し、全セットが
集積されたら始めてセットを折り曲げる。
【0016】また、ファクシミリと(または)ディジタ
ル走査、複写、および印刷(およびオプションの普通の
ライトペンまたはディジタル直接複写)の諸機能を既知
のやり方で統合装置すなわち多機能装置(ここで使用す
る用語「プリンタ」に含まれる)に組み入れることがで
きることに留意されたい。
【0017】
【実施例】セットの「押し突き」と「ずらし」の2つの
機能を実行する本発明のデュアルモード押し突き/ずら
し装置は折丁(本)印刷装置に限定されない。図14お
よび図17、図18に詳細に示すように、本装置は、特
に、集積するジョブスタックの各側面にそれぞれ2個ま
たは複数組の押し突き具をもつすべての中央整合集積機
に使用することができる。「押し突き」の場合は、押し
突き具駆動装置で2個の押し突き具を相手に向かって前
進および後退させることにより、ジョブセットを積重ね
位置に立方体に積み重ねることができる。「ずらし」の
場合は、同じ押し突き具駆動装置で2つの押し突き具を
同一方向に所望のセットずらし距離だけ駆動してジョブ
セットをずらすことができる。ここに開示したように、
これはデュアルモード押し突き具駆動装置を用いて行う
ことができる。たとえば、スタックが集積された後、ス
タックのある側で少なくとも一方の押し突き具に対する
駆動連結を変えることによって、スタック全体を横に移
動させることができる。また、スタック全体を横の整合
を保持したまま積重ねトレーへ送出する装置を設置する
ことにより、セットを積重ねトレーへ送出する(ステー
プルでとじられた、またはとじられてない)前に、通常
の集積機から送出する1つおきのセット、または選択し
たセットをずらすことができる。このように、本装置は
セットをずらすために出力ローラーを軸方向に移動させ
たり、積重ねトレーを移動させる必要がない。また代わ
りに、本装置を前部または後部整合(側面整合)用紙通
路に使用して、1個の押し突き具でスタックの一の側の
シートをスタックの他の側の固定整合壁に当てて押し突
くことができる。その場合には、デュアルモード押し突
き/ずらし装置を第2モードで連結し、集積機の側面整
合壁を横に移動させるか、または前記側面整合壁と通常
は同一平面内にある垂直フィンガーを横に移動させるか
して、放出する前に、集積機内で選択したステープルと
じ済みセットを横に移動させて、ずらすことができる。
また通常の押し突きが終わった後、所望ならば、押し突
き具を非押し突き位置へ動かすことができる。
【0018】図1〜図3は、印字された折丁シートを作
成し短辺を先に出力することができる電子プリンタ11
に隣接して配置された折丁仕上げ装置10の例を示す。
プリンタ11は、普通のプリンタでもよいので、一部分
のみを略図で示し、詳しいことは省略する。
【0019】開示した装置10は、きっちり折られ平ら
に横たわる小冊子を作成することができるコンパクトな
低価格のサドル形ステープルとじ小冊子作成機である。
仕上げ装置10は、独自の折りロール装置、集積機トレ
ーの形状、およびプリンタから出力された個々の折丁シ
ートを集積する前に、順次1枚づつ座屈させ、きっちり
折り目を付けて完全に折り、次に折った折丁シートを折
りロール装置に隣接した「サドル」形集積機の上に容易
に集積し、セット、帖、またはその他の小冊子にするこ
とができる用紙通路を使用している。仕上げ装置10
は、各小冊子の各シートをきっちり折り目を付けて完全
に折るので、平らに横たわるプロの仕事らしく見える小
冊子ができる。また仕上げ装置10は「屋根」すなわち
「サドル」形集積機上にシートを1枚づつ集積し、集積
したセットをステープルとじ位置へ移動させる一組のデ
ュアルモード押し突き具を有する。この例では、先に個
々のシートを折った同じロールニップの中にナイフエッ
ジまたはフィンガーを突き出すことによって、集積機か
らセットを送出するので、装置の空間が節減される。
【0020】背景として、最初にシートを集積し、次に
集積したシートをまとめて(すなわちセットとして)折
って作った小冊子(折る前にステープルでとじても、後
でとじても)には問題がある。小冊子の最も内側のシー
トはかなりきっちり折られるが、セットの外側のシート
の折り目はそれらの内側のシートのまわりに(従って丸
みのまわりに)形成される。このために、外側のシート
はきっちり折り目が付けられず、そり返って開いたり、
小冊子の折られた端が出っぱったり、その両方が起きる
傾向がある。従って、各シートを集積してセットにする
前に1枚づつきっちり完全に折ることが好ましい。しか
し、従来は、これには、かなり大型の複雑な仕上げ装
置、またはシートの遅延および(または)手動取扱いが
必要であった。本装置においては、シートは自動的にオ
ンラインで順次折られ、直ちに集積される。
【0021】次に実例について詳細に説明する。入って
きた各シートを順次、完全に折るため、折りロール2
6,27が設置されている。折られた各シートがロール
の逆回転(と重力)によって直ちに集積機の上に順次置
かれるように、折りロール26,27は「逆V」形すな
わちサドル形集積機30の真上に配置することが望まし
い。セットが上述のように集積された後、同じ集積機の
上にあるときセットをステープルでとじることができ
る。ここでは、一対のステープラー40が折りロール2
6,27の作用を妨げないように折りロールの中央寄り
と外側寄りに配置されている。
【0022】より詳細に説明すると、集積機に組み付け
られた押し突き具33,34を使用して、集積されたセ
ットを横に(集積機の軸線に沿って)中心寄りおよび外
側寄りのステープラー40まで滑らせてステープルでと
じる(あるいは所望ならば、単一ステープラーを過ぎた
適当なステープルとじ位置まで順次進める)ことができ
る。
【0023】セット放出装置42は、ステープルでとじ
られた小冊子を折りロール26,27に向けて上方へ突
き出すリフト機構43,44が集積機の真下に配置され
ていることが望ましい。折りロール26,27は受け取
ったセットを搬送装置46の上に送る。搬送装置46は
そのセットを化粧裁ち機へ運び、そこでセットは化粧裁
ちされ、完成したセットがセットスタッカー50に送り
込まれる。
【0024】図14は、セットを集積機内に集積して平
らに整列したスタックにすることと、ステープルとじと
(または)ずらし積重ねのために上述のようにセットを
移動させることの2つの機能を実行できる典型的なデュ
アルモードセット押し突き具駆動装置を示す。これは、
集積機のシート積重ね領域の各側にある2対の押し突き
具のみを用いて行われる。各一対の押し突き具の少なく
とも一方の押し突き具は、2つの動き、すなわち集積の
ときスタックの縁を押し突くため他方の押し突き具に向
かう動きと、ステープルとじ(またはセット放出または
その両方)のためセット全体を一緒に前後に滑らせる異
なる同期した動きが与えられる。前部押し突き具および
後部押し突き具の個別駆動装置の代わりに、図14に示
した装置は、1個の駆動モーター、1個の駆動ベルト、
および単一クラッチのみで(駆動ベルトの2つの走行部
は反対方向に動くので、一方の押し突き具の連結を駆動
ベルトの一の走行部から他の走行部へ切り替えることに
より、その押し突き具の動きを逆にすることができる)
デュアルモード動作が可能でする。
【0025】図14は、デュアルモード押し突き具駆動
装置とデュアルモード押し突き/ずらし装置の一例を示
す。これが上に述べたデュアルモード機構の一例に過ぎ
ないことは理解されるであろう。以下、詳しく説明する
ように、これは、第1モードにおいて通常のスタック押
し突きを行い、次に第2モードにおいてスタックをずら
して選択可能な位置を与える。一方の押し突き具33
は、図示のように、集積面30(他の図面に示す)の両
側(端)の取付け歯車54,56の間を走行するエンド
レス歯付きタイミングベルト52の第1走行部へ永久的
に結合することができる。歯付きベルト52の代わり
に、摩擦ベルトを使用することができる。他方の押し突
き具33′は、第1モード(押し突き)モードにおい
て、押し突き具33′に取付けられたアーム66上で旋
回できるグリッパー、クラッチ、またはベルト噛合い部
材64によって、エンドレスタイミングベルト52の反
対側すなわち第2走行部にばね62で一時的に結合され
る。グリッパー64がこの第1位置にあるとき、駆動モ
ーターM1が回転すると、押し突き具33が押し突き具
33′に向かって動き、押し突きを行う。積み重ねるた
め各シートが集積機に入ってきたら、モーターM1の駆
動方向の迅速な反転により、迅速な押し突き作用を行な
うことができる。モーターM1は、上に述べたように、
通常のプログラムされたマイクロプロセッサ制御装置で
制御される。モーターM1を逆回転させると、2個の押
し突き具33と33′が離れるが、このモーターの逆回
転を使用して、シートのサイズに対し押し突き具の間隔
を設定することができる。
【0026】しかし、制御装置で起動されるソレノイド
70によってアーム66(または押し突き具33′に対
するグリッパー64の代替スライドマウント)を動かし
て、グリッパー64とエンドレスタイミングベルト52
の第1走行部との噛合いを変更することができる。ソレ
ノイド70は押し突き具33′に取り付けられていて、
押し突き具33′と共に動く。この第2モードでは、押
し突き具33,33′は、上に述べたように、ベルト5
2の同一走行部に結合されているので、一緒に同じ方向
に動き、集積されたセットを横に移動させてセットをず
らす。このモードのときモーターM1を逆回転させる
と、2個の押し突き具は一緒に動いて元の積重ね位置へ
戻る。このモード中のモーターM1の選択した回転角が
ずらし距離を定める。このように、スタックの一方の側
面の少なくとも一方の押し突き具(スタックを押してい
る押し突き具)に対する駆動連結を単に逆にすることに
よって、集積機内の任意の所望のずらし位置までスタッ
クを横に移動させることができるので、選択した位置で
ステープルとじ、または下流の積重ねトレー50内のセ
ットずらし積重ね、またはその両方を実行できることが
判る。
【0027】このデュアルモード押し突き具駆動装置の
すべての機構は、シートを引っ掛けるため集積機トレー
の底の溝穴を通って上方に突き出ている押し突き具3
3,33′を除いて、集積機トレーの下に設置すること
ができる。これは図17および図18に示した通常の水
平な平坦な集積機トレー(集積機30のようなサドル形
ではない)の場合についても言えることである。
【0028】開示した諸装置とその多くの機械的代替装
置(開示した機能から明らかであろう)は、セットを放
出し、テープルでとじる(またはとじない)前に、種々
の集積機内に積み重ねられたスタックの自動押し突きお
よび自動ずらしを行なうことができる。ローラー26,
27で行なうセットの放出は集積機30からの非斜行放
出であるので、セットが積重ねトレー50へ送られたと
き、集積機において与えたセットのずらしは保持され
る。
【0029】この装置またはその代替装置は、スタック
が中央整合されても側面整合されても、集積機に積み重
ねられたセットをずらすことができる。集積機が側面整
合される(用紙通路の一方の縁に対し整合される)場合
には、例えば、押し突き具33′は上記装置に使用され
る定置すなわち固定式縁整合壁であってもよい。積重ね
と押し突きを行なう場合、押し突き具33′が通常は固
定式縁整合壁と同じ平面内にあるように、押し突き具3
3′(例えば間隔をおいて配置された細いフィンガーで
あってもよい)をより大きな固定式縁整合壁の近くに埋
め込むことができる。上記の縁整合装置に集積する間、
押し突き具33′が静止したままで、向かい合った押し
突き具33のみが押し突きを行なうように、第1(押し
突き)モードでは、2つのベルト走行部のどちらにも噛
み合わないように、アーム66とグリッパー64を中央
に置くことができる。そのあと、ずらしを行なうため、
グリッパー64をベルト52に噛み合わせて押し突き具
33′と33を縁整合位置から選択したずらし位置へ動
かすことができる。
【0030】図17および図18に示した別の実施例で
は、ラック81,82とピニオン83で構成された周知
のピニオン・ラック機構を改造したものと、通常の集積
機80の側面ガイド/押し突き具84,85とによっ
て、全シートの中央整合・積重ねが通常の集積機80に
おいて通常のやり方で実行される。連結されたピニオン
83とピニオン91の回転は、対応する歯付きラック8
1と82を反対方向に動かすので、側面ガイド/押し突
き具84,85が自動的に反対方向に動いて、ジョブシ
ートスタックを(それらのサイズに関係なく)常に中央
位置に置く。ピニオン83は前に述べたモーターM1に
似た1個のモーターM2で駆動され、上述の自動押し突
き作用に似た自動押し突き作用を与える。自動ずらし作
用については、通常の簡単な電子機械式クラッチ86
が、交叉ベルト伝動装置を介してモーターM2とオピニ
オン90を連結し、オピニオン83とは反対の方向にオ
ピニオン90を回転させることができる(対照的に、ベ
ルト89はクラッチ87を介してラック82と歯車で噛
み合っているオピニオン91をオピニオン83と同一方
向に回転させる。)。これにより、クラッチ86が作動
し、かつクラッチ87が非作動である限り、ラック81
と82は同一方向に駆動される。これは、モーターM2
が側面ガイド/押し突き具84,85を同一方向に押し
突き具の間隔を変えずに駆動して、集積機80内の任意
の所望の位置へ自動セットずらしを行うことを許す。上
述のように、中央整合に関して説明したが、縁整合に関
しては、上述の改造に似た改造を施すことができる。そ
の他の機械制御機能についても同じ通常のプログラム可
能な制御装置100を使用することができる。
【0031】図15に示すように、折りロール26,2
7は可変ニップを与えるため交互にばねで圧接されてい
る。より正確な速度および位置制御のほか、以下説明す
る逆回転駆動を行うには、ステップモーターまたはサー
ボモーター方式の駆動装置が好ましいが、一方のロール
を固定軸に取り付けて通常のやり方で駆動することもで
きる。シートを折るときは、ロールニップが少し広が
り、次に折られた多数のシートから成るセットを同じニ
ップを通して送出するときは、それ以上に相当に広がる
ように、折りニップを形成している他方の(アイドラ
ー)ロールが被駆動ロールに対し動けるように旋回自在
にばねで支持することもできる。もちろん、この他方の
ロールも同様に逆方向に回転駆動することができる。
【0032】サドル形集積機/ステープラー、セット放
出機、セット出口搬送装置、およびセット縁化粧裁ち機
の諸例は、既存の小冊子作成機内の相当する装置と同種
の装置であってもよいので、上記装置の細部構造の説明
は省略する。
【0033】
【作用】次に図4〜図13を参照して、典型的な第1の
折丁仕上げ装置の作用について説明する。簡潔にするた
め、これらの図面にはステープーが図示されていないこ
とに留意されたい。
【0034】図4に示すように、プリンタ11(図示せ
ず)の出力部12から最初の折丁シート18が送り出さ
れる。シートは隣接する自動折丁仕上げ(製本)装置1
0のシート入力部14に入る。このシート入力部14は
上流側ローラー15と下流側ローラー16から成り、両
者の間に座屈室がある。入ってきたシートの斜行を是正
するため、折り機に入る直前にローラー16が通常のや
り方で一時的に停止される。しかし、前もって斜行が十
分に是正された、または非斜行シートが装置10に入っ
てくる場合には、この入力部が必要ないことは理解され
るであろう。
【0035】次に図5に示すように、シート18の前縁
が望ましいシート停止位置(シート18のほぼ前半分が
折り板20の中に入る)にあるゲート22に達するま
で、シート18は斜行是正ローラー16によって折り板
20の中に送り込まれる。折丁シートのサイズとその望
ましい折り線位置(ここでは2つ折りを示す)によって
ゲート22の位置が変更(再設定)されることはもちろ
んである。
【0036】折り機の領域に入ると、シート18は一対
の折りロール26,27のニップのすぐ下を通過する。
このシート移動のとき、シートの前縁が右側の折りロー
ル27に当たって捕捉されるのを防止するため、ロール
26,27は矢印の方向に回転していることに留意され
たい。また折りロール26,27のニップに向かって突
き出て、先端が前記ニップにかなり近接した「逆V」形
の「屋根」すなわち「サドル」形集積機30のすぐ上に
シート18が送り込まれることに留意されたい。
【0037】次に図6に示すように、入ってきたシート
の前縁が折り板センサ24を通過すると、折りロール2
6,27が図示のように逆回転される。シート18の前
縁がゲート22に当たると、シート18の中央部分が図
示のように折りロール26,27のニップに向かって上
方に座屈し始める。この座屈は、折り板20がローラー
16に対し少し下方に傾斜しているために助けられる。
図7に示すように、ローラー16がシートの後部を押し
続けるので、シートの座屈は増大し続ける。
【0038】この結果、図7に示すように、シートの中
央部分が上方に座屈して折りロール26,27のニップ
の中に入って引き入れられる。シートは、折りロール2
6,27を通過するとき、折りロール26と27の間に
与えられた相当なニップばね圧力によってしっかり折り
目が付けられ、完全に折られる。しかし、シート18全
体は折りロール26,27を通過して完全に引き出され
ない。図8に示すように、シート18の以前の前縁(現
在の一方の後縁)が折り板センサ24を遮蔽しなくな
り、かつシート18の現在の後縁が折りロール26,2
7によって折り板20から引き出されると、折りロール
26,27が停止する。
【0039】図8に示すように、折られたシートの一方
の後縁が折り板20から、他方の後縁が入口ニップロー
ル16から開放された状態で、折りロール26,27は
停止する。従って、これらのシート端は自然の性質に従
って(曲げ剛性と重力によって)矢印の方向に動く。し
かし、折りロールのニップから集積機30の先端部まで
の距離は、折りロールニップから折り板の縁までの距離
より小さいので、折られたシート18の2つの端は完全
に閉じることができない。すなわちシートの2つの端は
集積機30の2つの傾斜面に当たって閉じることが妨げ
られる。
【0040】図9に示すように、ここで折りロール2
6,27の回転方向が逆にされる。折られたシート18
は折りロール26,27によって、さらに重力にも助け
られて、サドル形集積機30上に駆動される。折られた
シート18の背が折りロールのニップから離れた後、折
られたシート18を下方に動かして最終的に集積機30
の上に置くために、シートの2つの面に接触してシート
を逆V形集積機30の2つの傾斜面上で(もし存在すれ
ば、積み重ねられた先行シート上で)シートをずり下げ
る働きをするパドルホィール31,32を設置すること
ができる。パドルホィール31,32は長い可撓ブレー
ドを有するので、集積機上に積み重ねられたシートの高
さが増大しても、それに適応して一番上のシートとの接
触を保つことができる。(その間に、図10に示すよう
に、次に入ってきたシートが上に述べたように折られ
る。)
【0041】上に述べたように、シートをその横縁で所
望の整合位置へ動かすために、集積機30上に積み重ね
られたシートの中央寄りおよび外側寄りに一対の押し突
き具33,34が設置されている。各シートが入って、
折られて、集積機30の上に置かれると、一対の押し突
き具33,34が相互に向かって移動し、シートを整合
させて、完全に整列したスタックにする。
【0042】図11に示すように、丁合いされた完全な
シートセットが集積され、全ページがそろった小冊子に
なったら、例えば、図14に示すように、押し突き具3
3,34の動きを切り替えて、セットを横方向にステー
プラーの下に移動させることができる。この例におい
て、ステープラーを折りロール26,27の前方および
後方(中心寄りおよび外側寄り)に設置することは、必
ずしも必要でないが望ましいことは理解されるであろ
う。従って、セットを前方へ前部ステープラーまで移動
させ、次に後方へ後部ステープラーの下へ移動させ、セ
ットの背に沿って間隔をおいて少なくとも2か所でセッ
トを「中とじ」することができる。代わりに、1個のス
テープラーを使用して複数の箇所で中とじすることがで
きる。その場合には、集積機30のより長い縦軸に沿っ
てより大きな距離だけセットを移動させ、同じステープ
ラーでセットを少なくとも2か所でステープルとじする
ことができる。また代わりに、セットを最初の集積機内
の位置から動かさずに、1個またはそれ以上のステープ
ラーを折り機の空間内で移動させて、または旋回させて
セットをステープルとじすることができる。
【0043】図12に示すように、ステープルでとじた
後、セットは集積機30上の中央位置すなわち集積位置
へ戻されるので、偏心カム44で駆動されるナイフエッ
ジすなわちブレード部材43をもつセット送出機構42
は、セットを押し上げて(セットの背の内側から)、折
りロール26,27(このとき図示方向に回転してい
る)のニップに入れることができる。折りロール26,
27は、図15に示すように、ばねで取り付けられてい
るので、そのニップは十分に開いてセット全体の厚さに
適合することができ、前にそのセットの個々のシートを
折るのに使用した同じニップを通してセット全体を確実
に送り出すことができる。
【0044】従って、図13に示すように、セット全体
は折りロール26,27によってセット出口搬送装置4
6の上に送り出され、ステープルでとじられた小冊子の
上流端すなわち背端がセット化粧裁ちゲート47に当た
って止まるまで、搬送装置46によって運ばれる。次
に、位置調整可能な化粧裁ち機すなわちナイフ48が下
降して、セット内のシート数に関係なく、通常のやり方
で小冊子の下流端すなわちばらの端を化粧裁ちし、商品
として望ましいカット端をもつ小冊子にする。図示した
セット押さえ49は上述の作用を助けることができる。
次に、セットゲート47が開いて、セット出口搬送装置
46は化粧裁ちしたセットを装置10からセットスタッ
カーエレベータ50へ送り出す。図示のように、セット
スタッカーエレベータ50は装置10の端部と一体構造
にすることができる。かなりの数の仕上げ済みセットを
通常のやり方で積み重ねるため、セットスタッカーエレ
ベータ50は自動的に下降することができる。オペレー
タがセットを裏返す必要がなく、容易に取り出すことが
できるように、セットの背すなわちステープルとじされ
た端を外側にしてセットを積み重ねることが好ましい。
【0045】図16に折り機構の別の実施例を示す。こ
れは図1〜図15に示した折り機構に対する幾つか考え
られる変更のもう1つの例である。例えば、追加の上流
側折りロールを設置するか、または折りロールニップを
サドル形集積機よりさらに上に移動させ、そして上流側
折り板ストップを設置することによって、通常の折り機
を使用して事前折り機能を行なわせることができる。こ
れは小冊子作成機を複雑にするが、装置をレターまたは
“Z”折り(オプション)、等の通常の折り機として機
能させることができる。このような標準的な座屈式折り
機は、図16に示すように、集積機/ステープラー装置
の上流に折られた単票シートの直接出口(オプション)
を設けることができる。
【0046】また図16に示すように、別のオプション
は、折り板20を集積機30の右側面に平行に配置する
ことである。事前に折られたシートの後半分を下向きに
集積機の左側面の上へ偏向させるために、図示のよう
に、集積機の左側面の上方に追加の偏向ゲートを設ける
ことができる。
【0047】いずれにせよ、シートは順次、1枚づつ、
完全に2つ折りし、次に隣接するサドル形集積機の上に
直接置いて集積した後、ステープルでとじることができ
る。折られたシートの開端は確実に制御されるので、事
前に折られたシートは集積機の上に置かれる前に閉じる
ことはない。
【0048】以上の説明から、当分野の専門家が開示し
た実施例に対し種々の代替、修正、変更あるいは改良を
なすことが可能なことは理解されるであろう。しかし、
それらはすべて特許請求の範囲に含まれるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】1個の統合した装置の中にシート折り機、シー
ト集積機、ステープラー、およびセット放出機を備え、
本発明のデュアルモード押し突き/ずらし装置の一例を
組み入れた典型的な折丁仕上げ装置と電子プリンタの出
力端を示す正面図である。
【図2】図1の折丁仕上げ装置のより詳細な内部構造を
示す正面図である。
【図3】図1の折丁仕上げ装置の一部の平面図である。
【図4】図1の折丁仕上げ装置の一連の作用の最初のス
テップを示す図2に似た正面図である。
【図5】同2番目のステップを示す正面図である。
【図6】同3番目のステップを示す正面図である。
【図7】同4番目のステップを示す正面図である。
【図8】同5番目のステップを示す正面図である。
【図9】同6番目のステップを示す正面図である。
【図10】同7番目のステップを示す正面図である。
【図11】同8番目のステップを示す正面図である。
【図12】同9番目のステップを示す正面図である。
【図13】同10番目のステップを示す正面図である。
【図14】セットを集積し、集積したセットを移動させ
る(ステープルでとじるためのずらしを含む)デュアル
モードセット押し突き具駆動装置の一例の拡大図であ
る。
【図15】典型的なシート折りロールの可変ニップの一
例の拡大図である。
【図16】折り機構の別の実施例の正面図である。
【図17】通常の集積機(図面を簡潔にするためトレー
は除いてある)のためのデュアルモード押し突き/ずら
し装置の別の実施例の平面図である。
【図18】図17に示したデュアルモード押し突き/ず
らし装置の側面図である。
【符号の説明】
10 仕上げ装置 11 電子プリンタ 12 電子プリンタの出力部 14 仕上げ装置の入力部 15 上流側ローラー 16 下流側ローラー 18 折丁シート 20 折り板 22 折り板ゲート 24 折り板センサ 26,27 折りロール 30 サドル(屋根)形集積機 31,32 パドルホィール 33,34 押し突き具 40 ステープラー 42 セット放出装置 43 ナイフエッジ 44 偏心カム 46 セット搬送装置 47 セット化粧裁ちゲート 48 化粧裁ち機 49 セット押さえ 50 セットスタッカーエレベータ 52 エンドレスタイミングベルト 54,56 取付け歯車 62 ばね 64 グリッパー 66 アーム 70 ソレノイド 80 通常の集積機 81,82 ラック 83 オピニオン 84,85 側面ガイド/押し突き具 86,87 電子機械式クラッチ 88 プーリー 89 ベルト 90,91 オピニオン 100 プログラム可能な制御装置 M1,M2 モーター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の印字済みシートを押し突き具で押
    し突くことにより、集積機内にプリントジョブセットの
    整合スタックとして集積し、集積したプリントジョブセ
    ットのスタックを集積機から複数のプリントジョブセッ
    トのスタックを共通ステップとして保持する出力積重ね
    トレーへ送出することを繰り返して行ない、前記プリン
    トジョブセットのスタックが相互にずらして出力積重ね
    トレー内に積み重ねられるようになっている、複製装置
    のプリントジョブの印字済みシート出力のためのシート
    積重ね/ジョブ分離装置であって、 第1モードにおいて、プリントジョブセットを定められ
    た積重ね位置に保持しながら、集積機内でプリントジョ
    ブセットを押し突いて整合スタックにし、第2モードに
    おいて、選択したプリントジョブセットを前記定められ
    た積重ね位置からずらし位置へ移動させて、出力積重ね
    トレー内のプリントジョブセットのずらし位置を与え
    る、デュアルモードセット押し突き/ずらし装置を備え
    ていることを特徴とするシート積重ね/ジョブ分離装
    置。
  2. 【請求項2】 前記押し突き/ずらし装置が、間に印字
    済みシートが集積される間隔をおいて配置された一対の
    直立シート押し突き具と、デュアルモード押し突き具駆
    動装置を有しており、前記第1モードにおいて、前記デ
    ュアルモード押し突き具駆動装置は、少なくとも一方の
    押し突き具を他方の押し突き具に向けて動かし、前記定
    められた積重ね位置においてプリントジョブセットを押
    し突いて整合スタックにすること、そして前記第2モー
    ドにおいて、前記デュアルモード押し突き具駆動装置は
    2つの押し突き具を動かし、プリントジョブセットを前
    記定められた積重ね位置から前記ずらし位置へ協同して
    移動させることを特徴とする請求項1に記載のシート積
    重ね/ジョブ分離装置。
  3. 【請求項3】 前記第2モードにおいて、前記デュアル
    モード押し突き具駆動装置が前記2つの押し突き具に連
    結され、2つの押し突き具を同じ方向に選定したずらし
    距離だけ移動させることを特徴とする請求項2に記載の
    シート積重ね/ジョブ分離装置。
JP7160760A 1994-07-05 1995-06-27 デュアルモードセット押し突き/ずらし装置 Withdrawn JPH0859053A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/270350 1994-07-05
US08/270,350 US5501442A (en) 1993-11-08 1994-07-05 Dual mode tamper/offsetter

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0859053A true JPH0859053A (ja) 1996-03-05

Family

ID=23030975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7160760A Withdrawn JPH0859053A (ja) 1994-07-05 1995-06-27 デュアルモードセット押し突き/ずらし装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0859053A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007145569A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Kyocera Mita Corp 用紙折り装置及び用紙後処理装置
JP2010150002A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Max Co Ltd 中綴じステープラ搭載フィニッシャ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007145569A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Kyocera Mita Corp 用紙折り装置及び用紙後処理装置
JP4588619B2 (ja) * 2005-11-30 2010-12-01 京セラミタ株式会社 用紙折り装置及び用紙後処理装置
JP2010150002A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Max Co Ltd 中綴じステープラ搭載フィニッシャ

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