JPH0859034A - シート状材料用の巻取ロールを備えた巻取装置 - Google Patents
シート状材料用の巻取ロールを備えた巻取装置Info
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- JPH0859034A JPH0859034A JP7197462A JP19746295A JPH0859034A JP H0859034 A JPH0859034 A JP H0859034A JP 7197462 A JP7197462 A JP 7197462A JP 19746295 A JP19746295 A JP 19746295A JP H0859034 A JPH0859034 A JP H0859034A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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- B65H2406/10—Means using fluid made only for exhausting gaseous medium
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- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2406/00—Means using fluid
- B65H2406/10—Means using fluid made only for exhausting gaseous medium
- B65H2406/13—Means using fluid made only for exhausting gaseous medium pressure arrangement for compensating weight of handled material
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- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10S242/908—Fluid treatment or handling
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- Winding Of Webs (AREA)
- Replacement Of Web Rolls (AREA)
- Unwinding Webs (AREA)
- Basic Packing Technique (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シート状材料(1) 、特に紙シート用の巻取ロ
ール(2) を有する巻取装置と、巻取ロール(2) のたわみ
に対抗して下から働く支持機構(5, 6)を備え、この支持
機構が支持機構(5, 6)と巻取ロール(2) との間に圧縮空
気クッションを生成するようにした巻取装置において、
巻ロールの幅方向全体にわたりシートを保護すること。 【構成】 支持機構(5, 6)が少なくとも1つの支持板
(5) を備え、この支持板が巻取ロール(2) の下面の輪郭
にほぼ適合した上面を有し、この上面に少なくとも1つ
の圧縮空気出口(7) が設けられており、圧縮空気が巻取
ロール(2) と支持板(5) との間の間隙(8) を通して流出
でき、支持板(5) が巻取ロール(2) に対して半径方向
に、巻取物の直径の変化に応じて自動調整可能として、
支持板(5) の上面を各時点の巻取物の外周面に適合させ
ること。
ール(2) を有する巻取装置と、巻取ロール(2) のたわみ
に対抗して下から働く支持機構(5, 6)を備え、この支持
機構が支持機構(5, 6)と巻取ロール(2) との間に圧縮空
気クッションを生成するようにした巻取装置において、
巻ロールの幅方向全体にわたりシートを保護すること。 【構成】 支持機構(5, 6)が少なくとも1つの支持板
(5) を備え、この支持板が巻取ロール(2) の下面の輪郭
にほぼ適合した上面を有し、この上面に少なくとも1つ
の圧縮空気出口(7) が設けられており、圧縮空気が巻取
ロール(2) と支持板(5) との間の間隙(8) を通して流出
でき、支持板(5) が巻取ロール(2) に対して半径方向
に、巻取物の直径の変化に応じて自動調整可能として、
支持板(5) の上面を各時点の巻取物の外周面に適合させ
ること。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状材料、特
に紙シート用の巻取ロールと、巻取ロールのたわみに対
抗して下から働く支持機構とを備えており、この支持機
構が、支持機構と巻取ロールとの間に圧縮空気クッショ
ンを生成するようにした巻取装置に関する。
に紙シート用の巻取ロールと、巻取ロールのたわみに対
抗して下から働く支持機構とを備えており、この支持機
構が、支持機構と巻取ロールとの間に圧縮空気クッショ
ンを生成するようにした巻取装置に関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】シー
ト状材料、特に紙シートを巻き取りまたは繰り出すと
き、巻取物の質量、シート幅、巻取層の物理的性質(例
えば巻取物の硬さ、伸長性、圧縮性、及び摩擦挙動)、
巻取軸即ちリールスプールの剛性、及び支承間隔に関係
して生じる巻取ロールのたわみに起因して諸困難が生じ
る。
ト状材料、特に紙シートを巻き取りまたは繰り出すと
き、巻取物の質量、シート幅、巻取層の物理的性質(例
えば巻取物の硬さ、伸長性、圧縮性、及び摩擦挙動)、
巻取軸即ちリールスプールの剛性、及び支承間隔に関係
して生じる巻取ロールのたわみに起因して諸困難が生じ
る。
【0003】特に、巻取ロール上の巻取物に対してほぼ
水平方向に押圧される接触ロール、即ち押さえロールを
使用する場合、押さえロールと巻取ロールのたわみ量の
違いにより、シートの幅方向にわたる接触圧力の分布が
不均一となり、その結果、巻取物の縁領域に縮み折り目
や破れを生じる。
水平方向に押圧される接触ロール、即ち押さえロールを
使用する場合、押さえロールと巻取ロールのたわみ量の
違いにより、シートの幅方向にわたる接触圧力の分布が
不均一となり、その結果、巻取物の縁領域に縮み折り目
や破れを生じる。
【0004】ドイツ公開特許公報第 36 39 244号によ
り、シートと共に移動して支えを行う帯材により、ロー
ル重量を完全に又は部分的に相殺することによって、た
わみ量の差を補償することが知られている。
り、シートと共に移動して支えを行う帯材により、ロー
ル重量を完全に又は部分的に相殺することによって、た
わみ量の差を補償することが知られている。
【0005】ドイツ公開特許公報第 40 26 597号により
公知の、冒頭に指摘した巻取装置では、巻取ロールの下
方にこれと軸平行に配置される支持ロールとの間に形成
した空間に過大な圧力が生成され、この過大な圧力が巻
取ロールと支持ロールとの間の間隙内で空気クッション
を生成する。
公知の、冒頭に指摘した巻取装置では、巻取ロールの下
方にこれと軸平行に配置される支持ロールとの間に形成
した空間に過大な圧力が生成され、この過大な圧力が巻
取ロールと支持ロールとの間の間隙内で空気クッション
を生成する。
【0006】しかし上記の装置では、いずれも巻取物の
表面が充分には保護されない。というのも、支持ロール
も、シートと共に移動する帯材も、巻き取られるべきシ
ートに対して機械的影響を及ぼすからであり、空気クッ
ション空間を有する巻取装置の場合には、例えば500 mm
から3000mmへと増大することのある巻取物半径の変化
が、これに影響を及ぼし、空気クッション空間の軸方向
両端で密封が困難となるからである。
表面が充分には保護されない。というのも、支持ロール
も、シートと共に移動する帯材も、巻き取られるべきシ
ートに対して機械的影響を及ぼすからであり、空気クッ
ション空間を有する巻取装置の場合には、例えば500 mm
から3000mmへと増大することのある巻取物半径の変化
が、これに影響を及ぼし、空気クッション空間の軸方向
両端で密封が困難となるからである。
【0007】ドイツ公開特許公報第 42 01 815号の図7
により、上向きに開口して巻取ロールの長さ方向にわた
って延設されて圧縮空気で負荷される空気箱を、高さ調
整可能且つ揺動可能に巻取ロールの下方に配置すること
が知られている。空気箱は、その正面側上縁に、空気箱
内に配置される操作部材によって巻取ロールの湾曲に適
合可能な密封縁材を備えており、また一方の長手側の上
縁には、やはり密封縁材を、そして他方の長手側の上縁
には、この上縁に沿って延びる間隔保持ロールを備えて
いる。これらの密封縁材は、巻取ロールと密封縁材との
間の摩擦を防止するために、空気箱を巻取ロールの方に
揺動させるとき、これに当接する間隔保持ロールによっ
て、巻取ロールからの希望する空隙に一致する間隔に保
たれる。
により、上向きに開口して巻取ロールの長さ方向にわた
って延設されて圧縮空気で負荷される空気箱を、高さ調
整可能且つ揺動可能に巻取ロールの下方に配置すること
が知られている。空気箱は、その正面側上縁に、空気箱
内に配置される操作部材によって巻取ロールの湾曲に適
合可能な密封縁材を備えており、また一方の長手側の上
縁には、やはり密封縁材を、そして他方の長手側の上縁
には、この上縁に沿って延びる間隔保持ロールを備えて
いる。これらの密封縁材は、巻取ロールと密封縁材との
間の摩擦を防止するために、空気箱を巻取ロールの方に
揺動させるとき、これに当接する間隔保持ロールによっ
て、巻取ロールからの希望する空隙に一致する間隔に保
たれる。
【0008】同公報の図8に示された実施形態では、空
気箱の別の長手側の上縁に沿って別の間隔保持ロールが
支承されている。かかる機構は部材点数が多いので費用
支出が増し、非接触で作動するものではない。
気箱の別の長手側の上縁に沿って別の間隔保持ロールが
支承されている。かかる機構は部材点数が多いので費用
支出が増し、非接触で作動するものではない。
【0009】本発明の課題は、巻取ロールの幅方向全体
にわたり、シートを確実に保護して巻取ロールを支える
ことを可能とする、冒頭に指摘した種類の巻取装置を提
供することである。
にわたり、シートを確実に保護して巻取ロールを支える
ことを可能とする、冒頭に指摘した種類の巻取装置を提
供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この課
題は、請求項1に記載のとおり、支持機構が少なくとも
1つの支持板を備え、この支持板が巻取ロールの下面の
輪郭にほぼ適合した上面を有し、この上面に少なくとも
1つの圧縮空気出口が設けられており、圧縮空気が巻取
ロールと支持板との間の間隙を通して流出でき、支持板
が巻取ロールに対して半径方向に、巻取物の直径の変化
に応じて自動調整可能として、支持板を各時点の巻取物
の輪郭に適合させることによって解決される。
題は、請求項1に記載のとおり、支持機構が少なくとも
1つの支持板を備え、この支持板が巻取ロールの下面の
輪郭にほぼ適合した上面を有し、この上面に少なくとも
1つの圧縮空気出口が設けられており、圧縮空気が巻取
ロールと支持板との間の間隙を通して流出でき、支持板
が巻取ロールに対して半径方向に、巻取物の直径の変化
に応じて自動調整可能として、支持板を各時点の巻取物
の輪郭に適合させることによって解決される。
【0011】請求項2に記載のとおり、支持板は曲げ弾
性に構成しておくことができる。それによって支持板
は、巻取ロールに比較的大きな巻掛け角度にわたって延
設することができ、また請求項3に記載のとおり、巻取
ロールに対して軸平行にその縁の近傍で作用するサーボ
モータの力を受けて、圧縮空気の力に抗して支持板を容
易に反らせることができる。こうしてその上面の曲率半
径は巻取ロール上の巻取物の各時点の曲率半径にほぼ適
合させることができる。また、請求項4に記載のとお
り、複数の支持板を用いて、各支持板の高さ調整のみに
よって、支持板の上面を巻取物の各時点の曲率半径にほ
ぼ適合させることもできる。
性に構成しておくことができる。それによって支持板
は、巻取ロールに比較的大きな巻掛け角度にわたって延
設することができ、また請求項3に記載のとおり、巻取
ロールに対して軸平行にその縁の近傍で作用するサーボ
モータの力を受けて、圧縮空気の力に抗して支持板を容
易に反らせることができる。こうしてその上面の曲率半
径は巻取ロール上の巻取物の各時点の曲率半径にほぼ適
合させることができる。また、請求項4に記載のとお
り、複数の支持板を用いて、各支持板の高さ調整のみに
よって、支持板の上面を巻取物の各時点の曲率半径にほ
ぼ適合させることもできる。
【0012】請求項5に記載のとおり、支持板の下面
が、その軸方向長手縁のそれぞれ近傍に、下方に突出す
る各1つの突出部を有し、突出部の下端を結んでサーボ
モータが枢着されており、支持板の上面の曲率半径を巻
取ロール上の巻取物の瞬時半径に一致させるような支持
板の反りを引き起こす力を、このサーボモータによって
前記突出部の下端に加えることも可能である。
が、その軸方向長手縁のそれぞれ近傍に、下方に突出す
る各1つの突出部を有し、突出部の下端を結んでサーボ
モータが枢着されており、支持板の上面の曲率半径を巻
取ロール上の巻取物の瞬時半径に一致させるような支持
板の反りを引き起こす力を、このサーボモータによって
前記突出部の下端に加えることも可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】添付図面に基づいて、以下、本発
明を詳しく説明する。
明を詳しく説明する。
【0014】図1に示す従来の巻取装置ではシート1、
この場合紙シートが、巻取ロール2に巻取られて、接触
ロール即ち押さえロール3によって力FKで、巻取ロール
2又は巻取物4に水平方向に押圧される。巻取物4の直
径が増して、それに伴う重量の増加により、巻取ロール
2及び巻取物4のたわみが徐々に大きくなり、当接ロー
ル3と巻取ロール2又は巻取物4との間のたわみ差ΔF
の違いから、シートの幅方向にわたる接触圧力の分布qK
が不均一となり、その結果、巻取物4の縁領域に縮み折
り目や破れを生じる。
この場合紙シートが、巻取ロール2に巻取られて、接触
ロール即ち押さえロール3によって力FKで、巻取ロール
2又は巻取物4に水平方向に押圧される。巻取物4の直
径が増して、それに伴う重量の増加により、巻取ロール
2及び巻取物4のたわみが徐々に大きくなり、当接ロー
ル3と巻取ロール2又は巻取物4との間のたわみ差ΔF
の違いから、シートの幅方向にわたる接触圧力の分布qK
が不均一となり、その結果、巻取物4の縁領域に縮み折
り目や破れを生じる。
【0015】本発明による巻取装置の図2に示す実施形
態では、曲げ弾性のある支持板5とピストン・シリンダ
タイプの空圧式又は油圧式サーボモータ6とを備えた支
持機構が設けられている。支持板5は巻取ロール2の下
面の輪郭にほぼ適合する上面を有し、この上面に3つの
圧縮空気出口7が設けられており、これを通して図示さ
れない圧縮空気源から支持板5に圧縮空気が供給され、
圧縮空気は巻取ロール2と支持板5との間の間隙8を通
して流出する。巻取ロール2に対して平行な支持板5の
長手縁の近傍で作用するサーボモータ6の力Frに対抗し
て働く。圧縮空気は支持板5と巻取ロール2との間の間
隙8内で空気クッションを生成する。巻取ロール2の半
径に等しい巻取物最小半径R min から巻取物4の最大曲
率半径Rmax に至るまで巻取物4の直径が増すに従っ
て、支持板5の上面は支持板5の曲げ弾性により巻取物
4の輪郭にほぼ適合する。このために、巻取物4の直径
増加と同期して支持板5はサーボモータ6によって、図
2に支持板5の下側位置に示すように下方に移動する。
態では、曲げ弾性のある支持板5とピストン・シリンダ
タイプの空圧式又は油圧式サーボモータ6とを備えた支
持機構が設けられている。支持板5は巻取ロール2の下
面の輪郭にほぼ適合する上面を有し、この上面に3つの
圧縮空気出口7が設けられており、これを通して図示さ
れない圧縮空気源から支持板5に圧縮空気が供給され、
圧縮空気は巻取ロール2と支持板5との間の間隙8を通
して流出する。巻取ロール2に対して平行な支持板5の
長手縁の近傍で作用するサーボモータ6の力Frに対抗し
て働く。圧縮空気は支持板5と巻取ロール2との間の間
隙8内で空気クッションを生成する。巻取ロール2の半
径に等しい巻取物最小半径R min から巻取物4の最大曲
率半径Rmax に至るまで巻取物4の直径が増すに従っ
て、支持板5の上面は支持板5の曲げ弾性により巻取物
4の輪郭にほぼ適合する。このために、巻取物4の直径
増加と同期して支持板5はサーボモータ6によって、図
2に支持板5の下側位置に示すように下方に移動する。
【0016】本発明による巻取装置の図3に示す実施形
態では、各々1つの圧縮空気出口7を有する支持板5が
2つ設けられているだけであり、支持板5の上面の曲率
半径は巻取物4の平均曲率半径Rmittelに適合してい
る。支持板5はそれぞれ1つの圧縮空気出口7を有する
だけであり、一方のサーボモータ6によって力Frが個々
に負荷される。力Frは、図2に示す実施形態における力
Frとは異なり、各支持板5の中心部に作用し、その作用
方向は巻取ロール2の中心軸に対して丁度半径方向に向
いている。
態では、各々1つの圧縮空気出口7を有する支持板5が
2つ設けられているだけであり、支持板5の上面の曲率
半径は巻取物4の平均曲率半径Rmittelに適合してい
る。支持板5はそれぞれ1つの圧縮空気出口7を有する
だけであり、一方のサーボモータ6によって力Frが個々
に負荷される。力Frは、図2に示す実施形態における力
Frとは異なり、各支持板5の中心部に作用し、その作用
方向は巻取ロール2の中心軸に対して丁度半径方向に向
いている。
【0017】各実施形態において、サーボモータ6は一
方でそのピストンロッドによって支持板5に枢着され、
他方で固定架枠に枢着されている。更に、巻取物半径は
位置制御機構においてサーボモータ6によって支持板5
を調整するための基準値として働く。
方でそのピストンロッドによって支持板5に枢着され、
他方で固定架枠に枢着されている。更に、巻取物半径は
位置制御機構においてサーボモータ6によって支持板5
を調整するための基準値として働く。
【0018】但し、各実施形態において、各巻取物の各
時点の半径に対して、間隙8が正確な同芯状態から僅か
に外れることもある。
時点の半径に対して、間隙8が正確な同芯状態から僅か
に外れることもある。
【0019】図2に示す実施形態では、支持板5が完全
に正確な円弧状に曲がることができない場合もあるのに
対して、図3に示す実施形態では、図4と図5に示され
たように、巻取物半径に応じて間隙8の変化が生じる。
図4に示す最小巻取物半径Rmin のとき、間隙8は中心
部において最小高さh min を有し、長手縁に最大高さh
max を有する。それに対して、図5に示す最大巻取物半
径R max のとき、間隙8は中心部において最大高さh
max を有し、縁部において最小高さh min を有する。従
って、図3〜図5に示す実施形態では支持板5が曲げ弾
性を持たず、両方の長手縁で支えられていないので、間
隙の高さ、即ち幅はh=h max −h min だけ変化する。
に正確な円弧状に曲がることができない場合もあるのに
対して、図3に示す実施形態では、図4と図5に示され
たように、巻取物半径に応じて間隙8の変化が生じる。
図4に示す最小巻取物半径Rmin のとき、間隙8は中心
部において最小高さh min を有し、長手縁に最大高さh
max を有する。それに対して、図5に示す最大巻取物半
径R max のとき、間隙8は中心部において最大高さh
max を有し、縁部において最小高さh min を有する。従
って、図3〜図5に示す実施形態では支持板5が曲げ弾
性を持たず、両方の長手縁で支えられていないので、間
隙の高さ、即ち幅はh=h max −h min だけ変化する。
【0020】しかし、図2に示す支持板5が1つだけの
場合にも、また図3に示す支持板5が2つの場合にも、
図6に示す実施形態を採用することが可能である。即
ち、そこでは、個々の支持板又は各支持板5が軸方向長
手縁のそれぞれ近傍で、その下面に各1つの下向きに突
出する突出部9を有し、各突出部9の下端を結んでサー
ボモータ10が関節式に固着されており、支持板の上面の
曲率半径を巻取ロール2上の巻取物4の瞬時半径Rに一
致させるような支持板5の反りを引き起こす接線方向力
Ftを、このサーボモータによって前記末端に加えること
ができる。この場合、支持板又は各支持板5用にサーボ
モータ6を1つだけ設けておくこともでき、その半径方
向力Frが支持板5の中心部に作用し、リニアサーボモー
タ10の接線方向力Ftによって支持板5に曲げモーメント
M=Ft・aが加えられる。aはモーメントの腕長さ、即
ち、ほぼ突出部9の半径方向長さである。この曲げモー
メントは各時点の巻取物半径Rに反比例して自動調整さ
れ、支持板5の円弧状反りを引き起こす。こうして、あ
らゆる巻取物半径Rにおいて間隙8を巻取ロール2の軸
に対して同芯状態に調整して、平均間隙高さを実質的に
低減することが可能となる。その利点として空気消費量
がごく僅かとなる。
場合にも、また図3に示す支持板5が2つの場合にも、
図6に示す実施形態を採用することが可能である。即
ち、そこでは、個々の支持板又は各支持板5が軸方向長
手縁のそれぞれ近傍で、その下面に各1つの下向きに突
出する突出部9を有し、各突出部9の下端を結んでサー
ボモータ10が関節式に固着されており、支持板の上面の
曲率半径を巻取ロール2上の巻取物4の瞬時半径Rに一
致させるような支持板5の反りを引き起こす接線方向力
Ftを、このサーボモータによって前記末端に加えること
ができる。この場合、支持板又は各支持板5用にサーボ
モータ6を1つだけ設けておくこともでき、その半径方
向力Frが支持板5の中心部に作用し、リニアサーボモー
タ10の接線方向力Ftによって支持板5に曲げモーメント
M=Ft・aが加えられる。aはモーメントの腕長さ、即
ち、ほぼ突出部9の半径方向長さである。この曲げモー
メントは各時点の巻取物半径Rに反比例して自動調整さ
れ、支持板5の円弧状反りを引き起こす。こうして、あ
らゆる巻取物半径Rにおいて間隙8を巻取ロール2の軸
に対して同芯状態に調整して、平均間隙高さを実質的に
低減することが可能となる。その利点として空気消費量
がごく僅かとなる。
【0021】更に、図6に示す巻取装置では、支持力の
制御と間隙形状の制御とが明確に分離され、巻取物半径
Rは両方の制御を行うための基準値となる。
制御と間隙形状の制御とが明確に分離され、巻取物半径
Rは両方の制御を行うための基準値となる。
【図1】 従来の巻取装置の略示側面図と正面図であ
る。
る。
【図2】 本発明の巻取装置の第1実施形態を示す略示
断面図である。
断面図である。
【図3】 本発明の巻取装置の第2実施形態を示す略示
断面図である。
断面図である。
【図4】 図3の巻取装置における巻取ロールの未巻取
状態を示す図である。
状態を示す図である。
【図5】 図3の巻取装置における巻取ロールの完全巻
取状態を示す図である。
取状態を示す図である。
【図6】 本発明の巻取装置の別の実施形態の略示図で
ある。
ある。
1・・・ シート 2・・・ 巻取ロール 3・・・ 押さえロール 4・・・ 巻取物 5・・・ 支持板 6・・・ サーボモータ 7・・・ 圧縮空気出口 8・・・ 間隙 9・・・ 突出部
Claims (5)
- 【請求項1】 シート状材料(1) 、特に紙シート用の巻
取ロール(2) と、巻取ロール(2) のたわみに対抗して下
から働く支持機構(5, 6)とを備えており、この支持機構
が支持機構(5, 6)と巻取ロール(2) との間に圧縮空気ク
ッションを生成するようにした巻取装置において、支持
機構(5, 6)が少なくとも1つの支持板(5) を備え、この
支持板が巻取ロール(2) の下面の輪郭にほぼ適合した上
面を有し、この上面に少なくとも1つの圧縮空気出口
(7) が設けられており、圧縮空気が巻取ロール(2) と支
持板(5) との間の間隙(8) を通して流出でき、支持板
(5)が巻取ロール(2) に対して半径方向に、巻取物(4)
の直径の変化に応じて自動調整可能として、支持板(5)
を各時点の巻取物(4) の輪郭に適合させることを特徴と
する巻取装置。 - 【請求項2】 支持板(5) が曲げ弾性を有することを特
徴とする請求項1記載の巻取装置。 - 【請求項3】 支持板(5) が、その各軸方向長手縁の近
傍の下面で、それぞれに枢着されるサーボモータ(6) を
介して支えられ、このサーボモータ(6) によって前記長
手縁にそれぞれ力(Fr)を加えることができ、支持板の上
面の曲率半径を巻取ロール(2) 上の巻取物(4) の瞬時半
径(R) に一致させるような支持板(5)の反りが、サーボ
モータ(6) の軸方向調整と、それによって引き起こされ
る支持板(5) の高さ調整とによって行われることを特徴
とする請求項2記載の巻取装置。 - 【請求項4】 複数の支持板(5) がそれぞれの下面に枢
着されるサーボモータ(6) を介して揺動自在に支えら
れ、このサーボモータ(6) によってそれぞれ力(Fr)を加
えることができ、支持板の上面の曲率半径を巻取ロール
(2) 上の巻取物(4) の瞬時半径(R) に一致させるような
各支持板(5) の位置決めがサーボモータ(6) の軸方向調
整と、それによって引き起こされる支持板(5) の高さ調
整によって行われることを特徴とする請求項1又は2の
いずれか1項に記載の巻取装置。 - 【請求項5】 支持板(5) が、その軸方向長手縁のそれ
ぞれ近傍の下面に、下方に突出する各1つの突出部(9)
を有し、支持板の突出部(9) にサーボモータ(10)が枢着
されており、支持板の上面の曲率半径を巻取ロール(2)
上の巻取物(4) の瞬時半径(R) に一致させるような支持
板(5) の反りを引き起こす力(Ft)が、このサーボモータ
によって前記突出部(9) に加えられることを特徴とする
請求項1〜4のいずれか1項に記載の巻取装置。
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