JPH0859033A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JPH0859033A
JPH0859033A JP19242894A JP19242894A JPH0859033A JP H0859033 A JPH0859033 A JP H0859033A JP 19242894 A JP19242894 A JP 19242894A JP 19242894 A JP19242894 A JP 19242894A JP H0859033 A JPH0859033 A JP H0859033A
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positioning plate
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Kazuhiro Kondo
和洋 近藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 楔状のスリット33を有する巻き取り軸30
の第1のコア31の側面に位置決め板40を回動自在に
取り付け、この位置決め板40の位置決め孔42を巻き
取り軸30の第2のコア32の側面に設けた位置決め突
起39に嵌合させることにより、位置決め板40を第2
のコア32の側面に係止して、連続用紙の巻き取り時に
位置決め板40により第2のコア32の強度が保証され
るようにした。 【効果】 第2のコアが樹脂で形成されていても連続用
紙の巻き取りに支障はないので、第1のコアと第2のコ
アから成る巻き取り軸を樹脂モールドにより樹脂モール
ドによる一体成形によって容易に製造することが可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給紙軸から連続用紙を
供給して印字を行うと共に、印字後の連続用紙を巻き取
り軸に巻き取る構成を持つプリンタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、金融機関に設置される自動取引
装置にはジャーナルプリンタと呼ばれるプリンタが組み
込まれる。このプリンタは、ジャーナル用紙と称する連
続用紙を給紙軸に巻き付け、この給紙軸から連続用紙を
印字部に供給して自動取引装置での取引内容を印字する
と共に、印字後の連続用紙を巻き取り軸に巻き取る構成
となっている。
【0003】図8は従来のこの種のプリンタの一例を示
す側面図で、図において1はプリンタ全体を指し示して
いる。2は用紙収納部で、この用紙収納部2は、前記連
続用紙3を巻き付けた供給軸4と、一対の搬送用ローラ
5a,5bにより構成されている。6は搬送用ローラ5
a,5bにより供給される連続用紙3に印字を行う印字
部で、この印字部6は、ローラ状のプラテン7とこのプ
ラテン7に対向させた印字ヘッド8により構成されてお
り、ここで印字ヘッド8は、印字時に図示しないスプリ
ング等の付勢手段により連続用紙3を介してプラテン7
に当接し、非印字時には図示しないソレノイド等の移動
機構によりプラテン7から離間するようになっている。
【0004】9は用紙巻き取り部で、この用紙巻き取り
部9は、印字後の連続用紙3をガイドするガイドローラ
10と、このガイドローラ10の両側に配置された支点
11a,11bを中心にそれぞれ回転することにより開
閉する一対のガイド部材12a,12bと、巻き取り軸
13と、この巻き取り軸13に設けられた回転用ギア1
4及び突起15等により構成されており、ここで巻き取
り軸13にはその中心部を避けて径方向に貫通する楔状
のスリット16が設けられている。
【0005】17は前記スリット16を位置決めするた
めに前記突起15を検出する検出手段としてのスイッチ
で、このスイッチ17に代えて発受光素子による光学セ
ンサ等を検出手段として用いることも可能である。18
は図示しないモータ等からの動力を前記回転用ギア14
に伝達する伝達ギア、19は左右一対のプリンタフレー
ムで、このプリンタフレーム19間に前記各構成要素が
取り付けられており、特に巻き取り軸13はプリンタフ
レーム19に設けられたガイド溝19aにより容易に着
脱できるようになっている。
【0006】尚、図8中のRは、連続用紙3の最大巻き
取り径を示している。図9は前記巻き取り軸13を示す
斜視図である。この図に見られるように、巻き取り軸1
3は2分割された第1のコア20と第2のコア21によ
り構成され、両者の間に一側を開放した楔状のスリット
16が形成されるように第2のコア21は所定の形状に
形成されている。
【0007】また、第2のコア21は他端側でピン22
により第1のコア20に締結されており、そして第1の
コア20の両側面には回転支点となる中心軸23が設け
られていて、一方の中心軸23に前記回転用ギア14が
取り付けられ、そしてこの回転用ギア14に隣接して設
けられたフランジ24の外周に前記突起15が形成され
ている。
【0008】次に、上述した構成の作用を前記図8及び
図9と共に図10を参照して説明する。図10は連続用
紙3のセット手順を示す要部側面図である。まず、巻き
取り軸13の第1のコア20に設けられた中心軸23を
プリンタフレーム19のガイド溝19a内に入れ、その
閉止端まで押し込んでおく。
【0009】また、印字ヘッド8を図示しない移動機構
によってプラテン7から離間させておき、ガイド部材1
2a,12bは支点11a,11bを中心に回転させて
閉じた状態にしておく。そして、巻き取り軸13を図示
しないモータ等により伝達用ギア18及び回転用ギア1
4を介して矢印A方向に回転させ、突起15をスイッチ
17が検出した位置で巻き取り軸13を停止させる。
【0010】これによって図10 (a)に示すように、
スリット16は幅の広い部分がガイド部材12a,12
b側になるように、該ガイド部材12a,12bとほぼ
一直線状を成す位置で停止される。この状態でプリンタ
フレーム19にセットした供給軸4から連続用紙3の先
端部を引き出して搬送ローラ5a,5b間に挟持させ、
該搬送ローラ5a,5b及びプラテン7を所定の方向に
回転させると、連続用紙3の先端部はプラテン7と印字
ヘッド8の間に導かれ、更にガイド部材12a,12b
間を通ってスリット16に進入する。
【0011】そして、図10 (b)に示すように連続用
紙3の先端部は更に送られてスリット16から突出する
ので、その後ガイド部材12a,12bを支点11a,
11bを中心に回転させて開き、巻き取り軸13を前記
モータ等により伝達用ギア18及び回転用ギア14を介
して矢印A方向に数回転させると、図10 (c)に示す
ように、連続用紙3は巻き取り軸13に巻き付けられ、
これにより連続用紙3のセットは完了する。
【0012】その後、必要に応じて印字ヘッド8が連続
用紙3を介してプラテン7に当接して、該印字ヘッド8
により連続用紙3に印字が行われると共に、この印字に
従って搬送ローラ5a,5b、プラテン7、及び巻き取
り軸13が回転され、連続用紙3が巻き取り軸13に巻
き取られる。図11は印字済みの連続用紙3を巻き付け
た巻き取り軸13の斜視図で、印字済みの連続用紙3を
取り外す場合は、巻き取り軸13をプリンタフレーム1
9から取り外した後、連続用紙3を図11に示した矢印
B方向にスライド、つまり、巻き取り軸13に設けられ
たスリット16の開放端側へスライドさせることで、巻
き取り軸13から連続用紙3を抜き取ることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のプリンタは以下の問題を有している。すなわ
ち、この種のプリンタにおける巻き取り軸は、連続媒体
の巻き取り終了後に、この連続媒体を抜き取るため、第
1のコアと第2のコアとの間に形成される一側を開放し
た楔状のスリットを必要とし、そのため中心軸を含まな
い厚さの薄い第2のコアは必然的に細長い片持ち構造と
なり、構造的に撓みを生じ易いものとなる。
【0014】一方、連続媒体の巻き取り開始時には第2
のコアにはさほどの負荷が加わることはないが、巻き取
り量が増えるに連れて第2のコアに加わる負荷も増加す
るので、この負荷により第2のコアが第1のコア側に撓
んでしまうと、媒体のスキューを生じるため、第2のコ
アには前記負荷に影響されない強度が求められる。その
ため、従来の巻き取り軸は、第2のコアの強度を確保す
るために、第2のコアはアルミダイカスト等の材料を使
用する必要があり、これにより巻き取り軸の重量が増加
するだけでなく、楔状のスリットの形状及び第1のコア
に対する第2のコアの取付角度の精度を得る上で、第2
のコアの取付面にフライス等の機械加工をする必要があ
るため、高価になるという問題があった。
【0015】
【課題を解決するための手段】この問題を解決するた
め、本発明は、連続用紙を巻き付けた供給軸と、印字部
と、一側を開放しかつ軸中心を避けてその径方向に貫通
する楔状のスリットを設けた巻き取り軸を備え、前記供
給軸から引き出して印字部を経由させた前記連続用紙の
先端部を前記巻き取り軸のスリットに通して前記巻き取
り軸に巻き付け、前記印字部で印字した連続用紙を前記
巻き取り軸の回転により巻き取るプリンタにおいて、前
記巻き取り軸を、回転支点となる中心軸を両側面から突
出させた第1のコアと、前記スリットを介して前記第1
のコアに対向し、前記スリットの開放端と反対側の端部
で前記第1のコアと一体化された第2のコアから成る構
造とすると共に、前記スリットの開放端側で前記第2の
コアの側面に係止して位置決め固定し得るように前記第
1のコアの側面に回動自在に設けられた位置決め板を備
えたことを特徴とする。
【0016】
【作用】このような構成を有する本発明は、第2のコア
の側面に位置決め板を係止した状態で巻き取り軸を回転
させて印字後の連続用紙を巻き取るが、第2のコアはス
リット開放端側の側面に位置決め板が係止していること
で強度が保証され、そのため第2のコアが樹脂で形成さ
れていても連続用紙の巻き取りによって撓みが生じるこ
とはなく、スリットの形状も保証されるのでスキューを
生じることなく連続用紙は均一に巻き取られる。
【0017】巻き取り後は、第2のコアと位置決め板の
係止を解除すると、第2のコアを第1のコア側に撓ま
せ、連続用紙をスリットの開放端側へスライドさせて取
り外すことができる。従って、これによれば、第2のコ
アは連続用紙の巻き取り時に位置決め板により強度が保
証されるため、第1のコアと第2のコアから成る巻き取
り軸を樹脂モールドにより樹脂モールドによる一体成形
によって容易に製造できるので、低価格化、軽量化を図
ることができる。
【0018】また、巻き取った連続用紙は第2のコアの
撓みを利用しての巻き取り軸から容易に取り外すことが
できるので、操作性にも優れたものとなる。
【0019】
【実 施 例】以下に図面を参照して実施例を説明す
る。図1は図2のプリンタに用いる巻き取り軸の第1の
実施例を示す斜視図、図2は本発明によるプリンタの実
施例を示す側面図である。図2において1はプリンタ、
2は用紙収納部、3は連続用紙、4は供給軸と、5aと
5bは搬送用ローラ5a,5b、6は印字部、7はプラ
テン、8は印字ヘッド、9は用紙巻き取り部、10はガ
イドローラ、11aと11bは支点、12aと12bは
ガイド部材、17は検出手段としてのスイッチ、18は
伝達ギア、19はプリンタフレーム、19aはガイド溝
で、これらは従来のものに相当するので同一の符号を用
いて示している。
【0020】30は巻き取り軸で、本実施例の巻き取り
軸30は、図1に示したように第1のコア31と第2の
コア32とを樹脂(プラスチック)モールドによって一
体成形したもので、この両コア31と32の間には巻き
取り軸30の中心部を避けて径方向に貫通すると共に一
側端を開放した楔状のスリット33が設けられて、この
スリット33の開放端と逆の端部側で両コア31と32
は連結されている。
【0021】また、第1のコア31の両側面には回転支
点となる中心軸34が突出形成されていて、一方の中心
軸34に回転用ギア35が設けられており、この回転用
ギア35に隣接して設けられたフランジ36の外周にス
イッチ17により検出される突起37が形成されてい
る。また、第1のコア31におけるスリット33の開放
端側の側面には、弾性を有するロック爪38が形成され
ており、これと同じ側の第2のコア32の側面には位置
決め突起39が形成されている。
【0022】40は位置決め板で、一端が第1のコア3
1のロック爪38が形成された面に回動自在に取り付け
られている。この位置決め板40には、前記中心軸34
に対応する逃げ孔41と前記位置決め突起39に対応す
る位置決め孔42が設けられており、この逃げ孔41と
位置決め孔42をそれぞれ中心軸34と位置決め突起3
9に嵌合させることにより位置決め板40は第2のコア
32の側面に係止され、これにより第2のコア32は撓
みを生じないように固定されると共に、位置決め板40
はロック爪38によりロックされるものとなっている。
【0023】次に、上述した構成の作用について説明す
る。まず、巻き取り軸30をプリンタフレーム19にセ
ットする前に、位置決め板40の逃げ孔41と位置決め
孔42をそれぞれ第1のコア31の中心軸34と第2の
コア32の位置決め突起39に嵌合させて、位置決め板
40をロック爪38によりロックし、この状態で第1の
コア31の中心軸34をプリンタフレーム19のガイド
溝19aに入れ、その閉止端まで押し込んでおく。
【0024】以後、巻き取り軸30への連続用紙3のセ
ット、印字に伴う連続用紙3の巻き取りは従来と同様に
行われる。すなわち、図示しない移動機構によってプラ
テン7から印字ヘッド8離間されると共に、ガイド部材
12a,12bを支点11a,11bを中心に回転させ
て閉じた状態にする。
【0025】そして、巻き取り軸30を図示しないモー
タ等により伝達用ギア18及び回転用ギア35を介して
矢印A方向に回転させ、突起37をスイッチ17が検出
した位置で巻き取り軸30を停止させるることにより、
スリット33は幅の広い部分がガイド部材12a,12
b側として、該ガイド部材12a,12bとほぼ一直線
状を成す位置で停止される。
【0026】この状態でプリンタフレーム19にセット
した供給軸4から連続用紙3の先端部を引き出して搬送
ローラ5a,5b間に挟持させた後、該搬送ローラ5
a,5b及びプラテン7を所定の方向に回転させると、
連続用紙3の先端部はプラテン7と印字ヘッド8の間に
導かれ、更にガイド部材12a,12b間を通ってスリ
ット33に進入する。
【0027】そして、連続用紙3の先端部は更に送られ
てスリット33から突出するので、その後、ガイド部材
12a,12bを支点11a,11bを中心に回転させ
て開き、ここで巻き取り軸30を前記モータ等により伝
達用ギャ18及び回転用ギャ14を介して矢印方向に数
回転させると、連続用紙3は巻き取り軸30に巻き付け
られ、これにより連続用紙3のセットは完了する。
【0028】その後、必要に応じて印字ヘッド8が連続
用紙3を介してプラテン7に当接して、該印字ヘッド8
により連続用紙3に印字が行われると共に、この印字に
従って搬送ローラ5a,5b、プラテン7、及び巻き取
り軸30が回転され、連続用紙3が巻き取り軸30に巻
き取られる。こうして連続用紙3の巻き取りが行われる
が、連続用紙3の巻き取り量が増えるに従って、巻き取
り軸30第2のコア32に加わる負荷も増加して行く。
【0029】しかしながら、第2のコア32におけるス
リット33の開放端側の側面には、第2のコア32に設
けた位置決め突起39と位置決め板40に設けた位置決
め孔42の嵌合により位置決め板40が係止され、これ
により第2のコア32におけるスリット33の開放端側
は固定保持されているため、前記の負荷による第2のコ
ア32の撓みが防止され、連続用紙3はスキューを生じ
ることなく均一に巻き取られる。
【0030】図3は印字済みの連続用紙3を巻き取り軸
13から取り外す場合の斜視図であり、印字済みの連続
用紙3を取り外す場合は、巻き取り軸33をプリンタフ
レーム19から取り外した後、ロック爪38の弾性を利
用してロック爪38を位置決め板40から外してロック
を解除し、位置決め板40を第2のコア32から離れる
ように回動させる。
【0031】その後、図3に示す矢印Cのように、指で
第2のコア32を第1のコア31側に押すと、樹脂モー
ルドによる第2のコア32が撓むので、連続用紙3を矢
印B方向にスライド、つまり、スリット33の開放端側
へスライドさせれば、巻き取り軸30から連続用紙3を
抜き取ることができる。以上説明した実施例によれば、
位置決め板40によりスリット33の形状と、第2のコ
ア32の強度が保証されるため、第2のコア32が樹脂
で形成されていても連続用紙3の巻き取り時に第2のコ
ア32が撓みを生じることがなく、連続用紙3をスキュ
ーを生じることなく均一に巻き取ることができると共
に、巻き取った連続用紙3の取り外しも第2のコア32
の撓みを利用して容易に行うことが可能となり、しか
も、巻き取り軸30は樹脂モールドによって容易に製造
できるので、低価格化・軽量化を図ることができる。
【0032】図4は前記巻き取り軸30の第2の実施例
を示す斜視図である。この実施例は図1〜図3で説明し
た位置決め板40の代わりに、図示したような略半月状
または扇状の位置決め板43を第1のコア31の中心軸
34に回転自在に取り付けると共に、この位置決め板4
3の回転を規制するストッパ44を第1のコア31に形
成し、更に位置決め板43には第2のコア32に設けた
位置決め突起39と嵌合する位置決め切り欠き45を設
けたもので、この位置決め切り欠き45は開放口を狭く
して位置決め突起39と嵌合したときロックできるよう
に設定されている。
【0033】図5は図4の実施例の作用を示す側面図
で、図5 (a)に示したように位置決め板43がストッ
パ44に当たっている状態から、第1のコア31に設け
た中心軸34を支点として位置決め板43を半時計回り
方向に回転させて、図5 (b)に示したように第2のコ
ア32に設けられている位置決め突起39に位置決め板
43の位置決め切り欠き45を嵌合させる。
【0034】これにより位置決め板43が第2のコア3
2の側面に係止され、第2のコア32は位置決め板43
により撓みを生じないように固定保持されるので、第2
のコア32の中心軸34により巻き取り軸30をプリン
タフレーム19に取り付ければ、前記した第1の実施例
と同様に連続用紙3のセット及び巻き取りを行うことが
できる。
【0035】巻き取り後は、巻き取り軸30をプリンタ
フレーム19から取り外し、位置決め板43を図5
(a)の状態に戻した後、図3で説明した手順により連
続用紙3を巻き取り軸30から取り外すことができる。
以上の第2の実施例においても第1の実施例と同様の効
果が得られ、また、巻き取り軸30の中心軸34を位置
決め板34の回転支点として利用できるので構造を簡略
化することができる。
【0036】図6は位置決め板34を自動ロックするた
めの実施例を示す斜視図であり、この実施例はプリンタ
フレーム19の内側に板バネ46を固定し、この板バネ
46にガイド溝19に形状に合わせたU字形の摩擦部材
47を固定したものとなっている。図7は図6の実施例
の作用を示す側面図で、まず、第1のコア31に設けた
中心軸34をプリンタフレーム19のガイド溝19aに
入れて閉止端まで押し込むとこの中心軸34がU字形の
摩擦部材47に嵌まり込み、同時に板バネ46の付勢力
により摩擦部材47が位置決め板43に当接するため、
この状態では摩擦部材47と位置決め板43との摩擦力
により、ある一定以上の力が加わるまでは両者のあいだ
にすべりは生じないものとなる。
【0037】従って、回転用ギア35に伝達される回転
力により巻き取り軸34を矢印A方向に回転させると、
位置決め板43はスペーサ47との摩擦力によって動か
ないため、第2のコア32に設けた位置決め突起39が
位置決め板43の位置決め切り欠き45に嵌合する。こ
れにより第2のコア32は位置決め板43により撓みを
生じないように固定保持されるので、前記した第1の実
施例と同様に連続用紙3のセット及び巻き取りを行うこ
とができ、巻き取り後は、同様に連続用紙3を巻き取り
軸30から取り外すことができる。
【0038】そのため、この実施例によれば、操作者が
誤って第2のコア32に設けた位置決め突起39と位置
決め板43の位置決め切り欠き45を嵌合させる操作を
し忘れても、自動的に位置決め突起39と位置決め切り
欠き45を嵌合させることが可能となるので、操作者の
ミスに起因する連続用紙3のスキューを未然に防止する
ことができる。
【0039】尚、摩擦部材47を付勢する付勢手段は前
記の板バネ46に限られるものではなく、コイルスプリ
ング等を用いることも可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、連続用紙
を巻き取る巻き取り軸を、回転支点となる中心軸を両側
端面から突出させた第1のコアと、スリットを介して前
記第1のコアに対向し、前記スリットの開放端と反対側
の端部で前記第1のコアと一体化された第2のコアから
成る構造とすると共に、前記スリットの開放端側で前記
第2のコアの側面に係止して位置決め固定し得るように
前記第1のコアの側面に回動自在に設けられた位置決め
板を備えた構成として、連続用紙の巻き取り時に位置決
め板により第2のコアの強度が保証されるようにしてい
る。
【0041】従って、これによれば、第2のコアが樹脂
で形成されていても連続用紙の巻き取りに支障はないの
で、第1のコアと第2のコアから成る巻き取り軸を樹脂
モールドにより樹脂モールドによる一体成形によって容
易に製造することが可能となり、低価格化、軽量化を図
ることができるという効果が得られる。また、巻き取っ
た連続用紙は第2のコアの撓みを利用しての巻き取り軸
から容易に取り外すことができるので、操作性にも優れ
るという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のプリンタに用いる巻き取り軸の第1の実
施例を示す斜視図である。
【図2】本発明によるプリンタの実施例を示す側面図で
ある。
【図3】印字済みの連続用紙を巻き取り軸から取り外す
場合の斜視図である。
【図4】巻き取り軸の第2の実施例を示す斜視図であ
る。
【図5】図4の実施例の作用を示す側面図である。
【図6】図4の位置決め板を自動ロックするための実施
例を示す正面図である。
【図7】図6の実施例の作用を示す側面図である。
【図8】従来のプリンタの一例を示す側面図である。
【図9】図8のプリンタに用いられる巻き取り軸の斜視
図である。
【図10】図8のプリンタにおける連続用紙のセット手
順を示す要部側面図である。
【図11】印字済みの連続用紙を巻き付けた図9の巻き
取り軸の斜視図である。
【符号の説明】 1 プリンタ 3 連続用紙 4 供給軸 6 印字部 7 プラテン 8 印字ヘッド 19 プリンタフレーム 19a ガイド溝 30 巻き取り軸 21 第1のコア 32 第2のコア 33 スリット 34 中心軸 35 回転用ギャ 38 ロック爪 39 位置決め突起 40 位置決め板 41 逃げ孔 42 位置決め孔 43 位置決め板 45 位置決め切り欠き 46 板バネ 47 摩擦部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続用紙を巻き付けた供給軸と、印字部
    と、一側を開放しかつ軸中心を避けてその径方向に貫通
    する楔状のスリットを設けた巻き取り軸を備え、 前記供給軸から引き出して印字部を経由させた前記連続
    用紙の先端部を前記巻き取り軸のスリットに通して前記
    巻き取り軸に巻き付け、前記印字部で印字した連続用紙
    を前記巻き取り軸の回転により巻き取るプリンタにおい
    て、 前記巻き取り軸を、回転支点となる中心軸を両側面から
    突出させた第1のコアと、前記スリットを介して前記第
    1のコアに対向し、前記スリットの開放端と反対側の端
    部で前記第1のコアと一体化された第2のコアから成る
    構造とすると共に、 前記スリットの開放端側で前記第2のコアの側面に係止
    して位置決め固定し得るように前記第1のコアの側面に
    回動自在に設けられた位置決め板を備えたことを特徴と
    するプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、巻き取り軸の第2の
    コアの側面に位置決め突起を形成し、位置決め板を前記
    第2のコアの側面に対して接近,離反し得るように、前
    記位置決め板の一端を前記巻き取り軸の第1のコアの側
    面に回動自在に取り付けると共に、前記位置決め突起と
    嵌合して前記位置決め板を前記第2のコアの側面に係止
    させるための位置決め孔を前記位置決め板に設けたこと
    を特徴とするプリンタ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、巻き取り軸の第2の
    コアの側面に位置決め突起を形成し、位置決め板を前記
    巻き取り軸の第1のコアに設けた中心軸を支点として回
    動し得るように取り付けると共に、前記位置決め突起と
    嵌合して前記位置決め板を前記第2のコアの側面に係止
    させるための位置決め切り欠きを前記位置決め板に設け
    たことを特徴とするプリンタ。
  4. 【請求項4】 請求項3において、巻き取り軸をプリン
    タフレームに取り付けたとき位置決め板に当接し前記巻
    き取り軸を回転させたとき、前記巻き取り軸の第2のコ
    アに設けた位置決め突起が位置決め切り欠きに嵌合する
    まで位置決め板が動かないように摩擦力を設定した摩擦
    部材を前記プリンタフレームに設けたことを特徴とする
    プリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010009023A (ja) * 2008-05-27 2010-01-14 Canon Inc 巻き取り部材、カートリッジ、及びカートリッジの組み立て方法
JP2015067420A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 沖電気工業株式会社 媒体巻取り軸、及び媒体処理装置

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