JPH0858371A - 自動車ドアー補強装置 - Google Patents
自動車ドアー補強装置Info
- Publication number
- JPH0858371A JPH0858371A JP21322094A JP21322094A JPH0858371A JP H0858371 A JPH0858371 A JP H0858371A JP 21322094 A JP21322094 A JP 21322094A JP 21322094 A JP21322094 A JP 21322094A JP H0858371 A JPH0858371 A JP H0858371A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- reinforcing device
- pillar
- cord
- rings
- Prior art date
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- Granted
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ドアー本体の重量を殆ど増加させることな
く、自動車が衝突したときにのドアーの変形およびドア
ーの内側への侵入を妨げて乗員を保護する自動車ドアー
補強装置を提供すること。 【構成】 ドアー本体の内側に両端にリング5を形成し
た強靭な紐状体4を横方向に沿わせ、ドアーを閉じた状
態において、紐状体4の両リング5がピラー6、7、8
に設けた突起61、72および71、82と係合させるように構
成したものである。
く、自動車が衝突したときにのドアーの変形およびドア
ーの内側への侵入を妨げて乗員を保護する自動車ドアー
補強装置を提供すること。 【構成】 ドアー本体の内側に両端にリング5を形成し
た強靭な紐状体4を横方向に沿わせ、ドアーを閉じた状
態において、紐状体4の両リング5がピラー6、7、8
に設けた突起61、72および71、82と係合させるように構
成したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車ドアー補強装
置に関し、特に、部品点数が少なく、軽量でドアー本体
の重量を増加させずに生存空間を確保できるように構成
したものである。
置に関し、特に、部品点数が少なく、軽量でドアー本体
の重量を増加させずに生存空間を確保できるように構成
したものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の側面より衝突されるとドアー本
体が内側に変形および移動して乗員に深刻な損傷を受け
ることがある。
体が内側に変形および移動して乗員に深刻な損傷を受け
ることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような乗員の損傷
を軽減するために、ドアー本体にパイプなどの補強部材
を内蔵させている。しかし、補強部材を内蔵させると、
ドアー本体の変形を防ぐことができても、ドアー本体の
内側への侵入により乗員の生存空間の確保に問題があっ
た。
を軽減するために、ドアー本体にパイプなどの補強部材
を内蔵させている。しかし、補強部材を内蔵させると、
ドアー本体の変形を防ぐことができても、ドアー本体の
内側への侵入により乗員の生存空間の確保に問題があっ
た。
【0004】そこで、この発明は、ドアー本体に補強部
材を装着しても、衝突の力を主要構造部材であるピラー
部に直接分散させ、ドアーの内側への侵入量を少なくし
て乗員の生存空間を確保するために考えられたものであ
る。
材を装着しても、衝突の力を主要構造部材であるピラー
部に直接分散させ、ドアーの内側への侵入量を少なくし
て乗員の生存空間を確保するために考えられたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の自動車ドアー
補強装置は、ドアー本体の内側に両端にリングを形成し
た強靭な紐状体を横方向に沿わせ、ドアーを閉じた状態
において、紐状体の両リングがピラーに設けた突起と嵌
合するように構成したものである。
補強装置は、ドアー本体の内側に両端にリングを形成し
た強靭な紐状体を横方向に沿わせ、ドアーを閉じた状態
において、紐状体の両リングがピラーに設けた突起と嵌
合するように構成したものである。
【0006】
【実施例】図1の斜視図および図2の断面図に示すよう
に、ドアー本体は、外板1と、内板2と、アーム・レス
ト、ドアー・ハンドルなどを取り付けたドアー・トリム
3と、ドアー・ガラス9と、ドアー・ガラスを昇降させ
る機構などで構成されている。
に、ドアー本体は、外板1と、内板2と、アーム・レス
ト、ドアー・ハンドルなどを取り付けたドアー・トリム
3と、ドアー・ガラス9と、ドアー・ガラスを昇降させ
る機構などで構成されている。
【0007】この発明の自動車ドアー補強装置において
は、内板2には、両側面21に穴22が穿孔されており、こ
の穴22には、アラミド繊維などの強靭で軽量な紐4が、
内板2の中で平行または交叉するように挿通され、紐4
の両端部および中間部は、穴22の外側に配置したリング
5と結び付けられている。
は、内板2には、両側面21に穴22が穿孔されており、こ
の穴22には、アラミド繊維などの強靭で軽量な紐4が、
内板2の中で平行または交叉するように挿通され、紐4
の両端部および中間部は、穴22の外側に配置したリング
5と結び付けられている。
【0008】そして、ドアー本体を蝶番で保持するフロ
ント・ピラー6、センター・ピラー7には、蝶番の回動
軸と同軸状に前側のリング5と係合する突起61、71が設
けられ、センター・ピラー7およびリアー・ピラー8に
は、後側のリング5と係合する突起72、82がそれぞれ設
けられている。
ント・ピラー6、センター・ピラー7には、蝶番の回動
軸と同軸状に前側のリング5と係合する突起61、71が設
けられ、センター・ピラー7およびリアー・ピラー8に
は、後側のリング5と係合する突起72、82がそれぞれ設
けられている。
【0009】ドアーを閉じた状態においては、内板2か
ら突出した各リング5は、各ピラー6、7、8の各突起
61、72および71、82とそれぞれ係合している。ドアーを
開いた状態において、後側のリング5が側方に突出して
いても、ドアーの開閉および乗降の妨げにならない。
ら突出した各リング5は、各ピラー6、7、8の各突起
61、72および71、82とそれぞれ係合している。ドアーを
開いた状態において、後側のリング5が側方に突出して
いても、ドアーの開閉および乗降の妨げにならない。
【0010】自動車の側面より衝突されて、ドアーの外
板1を内側に曲げる力が加わった場合、ピラーの突起6
1、72および71、82に各リング5が係合し、しかも強靭
な紐4が伸長しないので、ドアー本体の内側への盛り上
がりおよび内側への侵入を軽減して乗員を保護すること
ができる。
板1を内側に曲げる力が加わった場合、ピラーの突起6
1、72および71、82に各リング5が係合し、しかも強靭
な紐4が伸長しないので、ドアー本体の内側への盛り上
がりおよび内側への侵入を軽減して乗員を保護すること
ができる。
【0011】前後2枚のドアーのうち、いずれかのドア
ーに衝突されてセンター・ピラー7が変形しようとして
も、他の健全なドアー内の強靭な紐4によってフロント
・ピラー6またはリアー・ピラー8の突起61、82に力が
伝達して、力が集中することなく分散させることができ
て、センター・ピラー7の変形を軽減することができ
る。
ーに衝突されてセンター・ピラー7が変形しようとして
も、他の健全なドアー内の強靭な紐4によってフロント
・ピラー6またはリアー・ピラー8の突起61、82に力が
伝達して、力が集中することなく分散させることができ
て、センター・ピラー7の変形を軽減することができ
る。
【0012】
【発明の効果】以上の実施例に基づく説明から明らかな
ように、この発明の自動車ドアー補強装置によると、ド
アー本体の重量を殆ど増加させることなく、自動車が衝
突したときにのドアーの変形を妨げて乗員を保護するこ
とができる。
ように、この発明の自動車ドアー補強装置によると、ド
アー本体の重量を殆ど増加させることなく、自動車が衝
突したときにのドアーの変形を妨げて乗員を保護するこ
とができる。
【図1】この発明の自動車ドアー補強装置を実施したド
アーの内面を示す平面図、
アーの内面を示す平面図、
【図2】この発明の自動車ドアー補強装置を実施したド
アーの断面図である。
アーの断面図である。
1 外板 2 内板 3 ドアー・トリム 4 強靭な紐 5 リング 6、7、8 ピラー 61、72、71、82 突起
Claims (1)
- 【請求項1】 ドアー本体の内側に両端にリングを形成
した強靭な紐状体を横方向に沿わせ、ドアーを閉じた状
態において、該紐状体の両リングがピラーに設けた突起
と嵌合していることを特徴とする自動車ドアー補強装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21322094A JP3153861B2 (ja) | 1994-08-16 | 1994-08-16 | 自動車ドアー補強装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21322094A JP3153861B2 (ja) | 1994-08-16 | 1994-08-16 | 自動車ドアー補強装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0858371A true JPH0858371A (ja) | 1996-03-05 |
JP3153861B2 JP3153861B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=16635528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21322094A Expired - Fee Related JP3153861B2 (ja) | 1994-08-16 | 1994-08-16 | 自動車ドアー補強装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3153861B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10253542B2 (en) | 2017-04-06 | 2019-04-09 | Hyundai Motor Company | Over slam bumper assembly |
-
1994
- 1994-08-16 JP JP21322094A patent/JP3153861B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10253542B2 (en) | 2017-04-06 | 2019-04-09 | Hyundai Motor Company | Over slam bumper assembly |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3153861B2 (ja) | 2001-04-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |