JPH06286462A - 自動車のサイドシル補強構造 - Google Patents

自動車のサイドシル補強構造

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Publication number
JPH06286462A
JPH06286462A JP9391593A JP9391593A JPH06286462A JP H06286462 A JPH06286462 A JP H06286462A JP 9391593 A JP9391593 A JP 9391593A JP 9391593 A JP9391593 A JP 9391593A JP H06286462 A JPH06286462 A JP H06286462A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
side sill
automobile
strength
reinforcing structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP9391593A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Minami
達男 南
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Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Shatai Co Ltd filed Critical Nissan Shatai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の重量増や燃費低下を生じることなく
ドアに横方向からの荷重を受けた際のドアの強度を向上
することのできる自動車のサイドシル補強構造を提供す
ることを目的とする。 【構成】 内部にガードビーム10を備えるドア3の下
方に設けられたサイドシル11の内部に、前記ドア3の
前後方向の長さのほぼ中央部に位置して、サイドシル1
1の断面形状を塞ぐブレース材12を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の自動車のサイド
シル補強構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来のサイドシル補強構造につい
て説明する。
【0003】自動車のドアdは図5及び図6に示すよう
に、ドアパネルpの室内側にドアトリムtが貼設されて
おり、ドアパネルpの内部にはドアガラスgが上下動自
在に配設されている。また側面衝突時の乗員保護のため
に、ドアパネルpの内部にビームbを設けて、横方向か
らの荷重が作用してもドアパネルpがあまり変形しない
ような構造にしてある。
【0004】そして横方向からの荷重に対する強度を高
めるためには、ビームbの形状を複雑にしたり、または
ビームbの板厚増、ビームbの本数増などの工夫が必要
であり、またドアロックの強度の向上が必要であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、ドア強度を高めるためのビームb形状の
大型化、複雑化やビームbの板厚増、本数増等によっ
て、自動車の重量増や燃費低下を生じるという問題点を
有していた。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、自動車の重量増や燃費低下を生じることなくドアに
横方向からの荷重を受けた際のドアの強度を向上するこ
とのできる自動車のサイドシル補強構造を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の自動車のサイドシル補強構造は、内部にガー
ドビームを備えるドアの下方に設けられたサイドシルの
内部に、前記ドアの前後方向の長さのほぼ中央部に位置
して、サイドシルの断面形状を塞ぐブレース材を設けた
構成を有している。
【0008】
【作用】この構成によって、車両の側面からドアに荷重
される際、荷重はドアとドアの前後方向のぼぼ中央部に
位置するブレース材にも負荷される。このブレース材に
よってサイドシルの強度が向上するので、ドアも強度が
向上する。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例について図1乃至図4
を参照しながら説明する。
【0010】図1及び図2において、自動車の車体1に
はドア3がヒンジ4により開閉自在に装着されており、
このドア3はその開閉時にはこれの内部に設けられたド
アロック6が、センタピラー5に設けられた図示しない
ドアストライカーと係合するようになっている。
【0011】上記ドア3はアウタパネル7とインナパネ
ル8とからなり、このアウタパネル7とインナパネル8
との間にはドアガラス9が上下動自在に配設されてい
る。そしてインナパネル8の車室側にはドアトリム2が
貼設されており、またアウタパネル7の車室側にはガー
ドビーム10が配設されている。
【0012】ガードビーム10は車体前後方向に延びる
パイプ形状の補強部材であって、自動車の側面衝突時に
乗員保護のために設けられている。
【0013】また車体1にはドア3の下方に車体前後方
向に延び、且つフロア13に接続するサイドシル11が
設けられている。サイドシル11は中空の断面形状を備
えており、その内部には前記ドア3の前後方向の長さの
ほぼ中央部に位置して、ブレース材12が設けられてい
る。ブレース材12はサイドシル11の断面形状を塞ぐ
板体であって、周縁が折り曲げられて折り曲げ部12a
がサイドシル11にスポット溶接などで固定されてい
る。
【0014】以上のように構成されたサイドシル補強構
造は、ブレース材12がサイドシル11の中空の断面形
状を塞いで設けられているので、サイドシル11の凹変
形に対する強度が向上する。従って横方向からの荷重時
にサイドシル11の凹変形を防止することができ、それ
によってドア3の凹変形を防止することができる。
【0015】特にドア3とサイドシル11の幅寸法が近
似したズン胴型車体、またはサイドシル11が出張った
車体においては、外部からの障害物Pによる横荷重はド
ア3とサイドシル11とにほぼ同時に当たるので、サイ
ドシル11の強度が向上することによってサイドシル1
1の変形が遅延し、ドア3の変形を遅延させることがで
きる。
【0016】また上記はサイドシル11に一体型のブレ
ース材12を設けたが、分割型のブレース材12を設け
てもよい。
【0017】
【発明の効果】以上のようにこの発明は、内部にガード
ビームを備えるドアの下方に設けられたサイドシルの内
部に、前記ドアの前後方向の長さのほぼ中央部に位置し
て、サイドシルの断面形状を塞ぐブレース材を設けるこ
とにより、車両の側面からドアに荷重される際、ブレー
ス材によってサイドシルの強度が向上するので、ドアの
強度も向上することができる。
【0018】またズン胴型車体やサイドシルが出張った
車体においては、サイドシルの強度が向上することによ
って、サイドシルの変形が遅延するので、ドアの変形を
遅延させることができ、サイドシル強度向上による安全
性が向上し、ドアのガードビームの必要以上の強化が不
要となって、原価低減、軽量化を実現できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるサイドシル補強構造
を備えた自動車の側面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】同要部拡大図である。
【図4】同ブレース材の斜視図である。
【図5】従来のドアの断面図である。
【図6】従来のドアの断面図である。
【符号の説明】
1 車体 3 ドア 10 ガードビーム 11 サイドシル 12 ブレース材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にガードビームを備えるドアの下方
    に設けられたサイドシルの内部に、前記ドアの前後方向
    の長さのほぼ中央部に位置して、サイドシルの断面形状
    を塞ぐブレース材を設けたことを特徴とする自動車のサ
    イドシル補強構造。
JP9391593A 1993-03-30 1993-03-30 自動車のサイドシル補強構造 Pending JPH06286462A (ja)

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JP9391593A JPH06286462A (ja) 1993-03-30 1993-03-30 自動車のサイドシル補強構造

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JPH06286462A true JPH06286462A (ja) 1994-10-11

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JP9391593A Pending JPH06286462A (ja) 1993-03-30 1993-03-30 自動車のサイドシル補強構造

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