JPH085836Y2 - 筆記具 - Google Patents
筆記具Info
- Publication number
- JPH085836Y2 JPH085836Y2 JP7018591U JP7018591U JPH085836Y2 JP H085836 Y2 JPH085836 Y2 JP H085836Y2 JP 7018591 U JP7018591 U JP 7018591U JP 7018591 U JP7018591 U JP 7018591U JP H085836 Y2 JPH085836 Y2 JP H085836Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- writing instrument
- cylinder
- message
- transparent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pens And Brushes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、インキを使用する筆記
具に関し、更には広告宣伝などのメッセージを表示する
筆記具に関するものである。
具に関し、更には広告宣伝などのメッセージを表示する
筆記具に関するものである。
【０００２】
【従来技術とその問題点】筆記具は、身近な商品である
ために、商品名や会社名などの広告宣伝などのメッセー
ジを表示して広告宣伝機能を付与することが多い。そし
て従来は、筆記具の軸筒表面に文字や図形を印刷してメ
ッセージを付与するのが一般的である。しかしながら、
筆記具の軸筒表面に文字や図形を印刷したものは、文字
や図形が平板的であるために、見る人に与える印象が必
ずしも強くなく、広告宣伝機能が十分であるとは云い難
い問題点があった。
ために、商品名や会社名などの広告宣伝などのメッセー
ジを表示して広告宣伝機能を付与することが多い。そし
て従来は、筆記具の軸筒表面に文字や図形を印刷してメ
ッセージを付与するのが一般的である。しかしながら、
筆記具の軸筒表面に文字や図形を印刷したものは、文字
や図形が平板的であるために、見る人に与える印象が必
ずしも強くなく、広告宣伝機能が十分であるとは云い難
い問題点があった。
【０００３】
【考案の目的】そこで本考案は、見る人に与える印象が
強く、広告宣伝機能が十分な筆記具を提供することを目
的とする。
強く、広告宣伝機能が十分な筆記具を提供することを目
的とする。
【０００４】
【考案の構成とその作用】本考案の筆記具は、透明のイ
ンキ筒内にメッセージ駒が嵌入され、透明もしくは不透
明のメッセージ駒の表面ないし透明のメッセージ駒の内
部に文字や図形の形状をしたインキ通路が形成されたこ
と特徴とする。
ンキ筒内にメッセージ駒が嵌入され、透明もしくは不透
明のメッセージ駒の表面ないし透明のメッセージ駒の内
部に文字や図形の形状をしたインキ通路が形成されたこ
と特徴とする。
【０００５】すなわち、透明のインキ筒内に嵌入された
メッセージ筒の表面ないし内部に形成されたインキ通路
がメッセージ用の文字や図形の形状をしているので、例
えば赤色や青色のインキで充填された文字や図形が浮き
上がって立体的に見える。従って、見る人に与える印象
が強く、広告宣伝機能が十分な筆記具とすることができ
る。
メッセージ筒の表面ないし内部に形成されたインキ通路
がメッセージ用の文字や図形の形状をしているので、例
えば赤色や青色のインキで充填された文字や図形が浮き
上がって立体的に見える。従って、見る人に与える印象
が強く、広告宣伝機能が十分な筆記具とすることができ
る。
【０００６】
【実施例】以下に図面に示す実施例に基いて本考案を具
体的に説明する。図１は、バルブ栓（Ｖ）とスライド栓
（Ｓ）を有するＶ−Ｓ筆記具を示すが、図１において、
透明な合成樹脂で成形されたインキ筒１は、筆記具の軸
筒を兼ねており、先端には棒状のペン体２が取付けられ
ている。このペン体２は連続気泡を有するプラスチック
からなるマーカーであるが、これがボールペンチップな
どであってもよい。インキ筒１内には、スライド栓３が
摺動可能に配置され、スライド栓３より前方に赤色や青
色などの鮮やかな色のインキが充填されている。そし
て、インキ筒１内のペン体２近傍にはバルブ栓４が固着
されており、スライド栓３とバルブ栓４に間が主インキ
室６であり、バルブ栓４とペン体２の間が副インキ室７
である。バルブ栓４は、シリコンゴムのような弾性物質
からなる円柱状体であり、外周に形成された縦リブがイ
ンキ筒１の内周面に圧着して固着されている。バルブ栓
４の先端には鍔状弁部 41 が形成され、この鍔状弁部 4
1 がインキ筒１の内周面に接触しいる。鍔状弁部 41
は、主インキ室６と副インキ室７のわずかな差圧によっ
て変形してインキ筒１の内周面から離れる。つまり、バ
ルブ栓４の弁機構が開くので、インキが主インキ室６か
らバルブ栓４外周の縦リブの間のインキ溝を通って副イ
ンキ室７へ流入するようになっている。また、インキ筒
１の尾端には、尾栓５が嵌着されている。
体的に説明する。図１は、バルブ栓（Ｖ）とスライド栓
（Ｓ）を有するＶ−Ｓ筆記具を示すが、図１において、
透明な合成樹脂で成形されたインキ筒１は、筆記具の軸
筒を兼ねており、先端には棒状のペン体２が取付けられ
ている。このペン体２は連続気泡を有するプラスチック
からなるマーカーであるが、これがボールペンチップな
どであってもよい。インキ筒１内には、スライド栓３が
摺動可能に配置され、スライド栓３より前方に赤色や青
色などの鮮やかな色のインキが充填されている。そし
て、インキ筒１内のペン体２近傍にはバルブ栓４が固着
されており、スライド栓３とバルブ栓４に間が主インキ
室６であり、バルブ栓４とペン体２の間が副インキ室７
である。バルブ栓４は、シリコンゴムのような弾性物質
からなる円柱状体であり、外周に形成された縦リブがイ
ンキ筒１の内周面に圧着して固着されている。バルブ栓
４の先端には鍔状弁部 41 が形成され、この鍔状弁部 4
1 がインキ筒１の内周面に接触しいる。鍔状弁部 41
は、主インキ室６と副インキ室７のわずかな差圧によっ
て変形してインキ筒１の内周面から離れる。つまり、バ
ルブ栓４の弁機構が開くので、インキが主インキ室６か
らバルブ栓４外周の縦リブの間のインキ溝を通って副イ
ンキ室７へ流入するようになっている。また、インキ筒
１の尾端には、尾栓５が嵌着されている。
【０００７】次に、主インキ室６内にメッセージ駒８が
嵌着され、軸筒１の内周面に密着している。メッセージ
駒８は透明な合成樹脂製の円柱体であり、その表面に、
メッセージとして例えばこの筆記具の商品名であるＶＳ
の文字からなるインキ通路９が形成されている。正確に
は、メッセージ駒８の表面にＶＳの文字からなるＵ字形
のインキ溝が形成され、このインキ溝と軸筒１の内周面
でインキ通路９が郭定される。そして、主インキ室６内
のインキはインキ通路９を通ってバルブ栓４に供給され
る。もっとも、透明なメッセージ駒８を円柱体の２つ割
や円柱体とこれを覆う筒体などの２部品構成とし、その
境界面に、つまりメッセージ駒８の内部にインキ通路９
を形成しても良い。メッセージ駒８用材料にシリコンゴ
ムなどの弾性体を使用する場合は、円柱体と筒体の２部
品構成とするのがよい。つまり、内部の円柱体をシリコ
ンゴムとし、外側の円柱体をインキ筒１と同じ硬質の合
成樹脂製にすれば、この２部品構成のメッセージ駒８を
インキ筒１内に組立を容易にすることができる。また、
メッセージ駒８は有色の不透明な材料で形成しても良い
が、そのときはインキの色と異なる色を使用する。更に
は、不透明の材料からなる場合は、メッセージ駒８を筒
体として内部孔にインキが充填するようにし、つまり内
部孔を主インキ室６の一部として利用し、外周面のイン
キ通路９がバイパスとなるようにしてもよい。
嵌着され、軸筒１の内周面に密着している。メッセージ
駒８は透明な合成樹脂製の円柱体であり、その表面に、
メッセージとして例えばこの筆記具の商品名であるＶＳ
の文字からなるインキ通路９が形成されている。正確に
は、メッセージ駒８の表面にＶＳの文字からなるＵ字形
のインキ溝が形成され、このインキ溝と軸筒１の内周面
でインキ通路９が郭定される。そして、主インキ室６内
のインキはインキ通路９を通ってバルブ栓４に供給され
る。もっとも、透明なメッセージ駒８を円柱体の２つ割
や円柱体とこれを覆う筒体などの２部品構成とし、その
境界面に、つまりメッセージ駒８の内部にインキ通路９
を形成しても良い。メッセージ駒８用材料にシリコンゴ
ムなどの弾性体を使用する場合は、円柱体と筒体の２部
品構成とするのがよい。つまり、内部の円柱体をシリコ
ンゴムとし、外側の円柱体をインキ筒１と同じ硬質の合
成樹脂製にすれば、この２部品構成のメッセージ駒８を
インキ筒１内に組立を容易にすることができる。また、
メッセージ駒８は有色の不透明な材料で形成しても良い
が、そのときはインキの色と異なる色を使用する。更に
は、不透明の材料からなる場合は、メッセージ駒８を筒
体として内部孔にインキが充填するようにし、つまり内
部孔を主インキ室６の一部として利用し、外周面のイン
キ通路９がバイパスとなるようにしてもよい。
【０００８】このように、インキ通路９がメッセージ用
の文字や図形の形状に形成されており、このインキ通路
９に鮮やかな色のインキが充填されるので、文字や図形
が立体的に見える。従って、軸筒表面における単なる印
刷と異なって見る人に与える印象が強く、広告宣伝機能
が十分な筆記具とすることができる。なお、本考案が適
用できるのは、実施例として説明したＶ−Ｓ筆記具に限
られず、透明の軸を有する万年筆のように、空液交換機
能とインキ保留機能を有するペン芯を内蔵した筆記具や
カートリッジインキ筒、交換用レフィールなどにも展開
でき、更にはペン芯の表面にインキ通路９を形成して、
ペン芯にメッセージ駒の機能を持たせても良い。
の文字や図形の形状に形成されており、このインキ通路
９に鮮やかな色のインキが充填されるので、文字や図形
が立体的に見える。従って、軸筒表面における単なる印
刷と異なって見る人に与える印象が強く、広告宣伝機能
が十分な筆記具とすることができる。なお、本考案が適
用できるのは、実施例として説明したＶ−Ｓ筆記具に限
られず、透明の軸を有する万年筆のように、空液交換機
能とインキ保留機能を有するペン芯を内蔵した筆記具や
カートリッジインキ筒、交換用レフィールなどにも展開
でき、更にはペン芯の表面にインキ通路９を形成して、
ペン芯にメッセージ駒の機能を持たせても良い。
【０００９】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の筆記具
は、透明のインキ筒内に嵌入されるメッセージ筒の表面
ないし内部に形成されたインキ通路をメッセージ用の文
字や図形の形状にしたので、インキで充填された文字や
図形のメッセージが浮き上がって立体的に見える。従っ
て、見る人に与える印象が強く、広告宣伝機能が十分な
筆記具とすることができる。
は、透明のインキ筒内に嵌入されるメッセージ筒の表面
ないし内部に形成されたインキ通路をメッセージ用の文
字や図形の形状にしたので、インキで充填された文字や
図形のメッセージが浮き上がって立体的に見える。従っ
て、見る人に与える印象が強く、広告宣伝機能が十分な
筆記具とすることができる。
【図１】本考案実施例の断面図である。
１ インキ筒 ２ ぺン体 ３ スライド栓 ４ バルブ栓 ５ 尾栓 ６ 主インキ室 ７ 副インキ室 ８ メッセージ駒 ９ インキ通路
Claims (1)
- 【請求項１】 透明のインキ筒内にメッセージ駒が嵌入
され、透明もしくは不透明のメッセージ駒の表面ないし
透明のメッセージ駒の内部に文字や図形の形状をしたイ
ンキ通路が形成されたこと特徴とする筆記具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7018591U JPH085836Y2 (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | 筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7018591U JPH085836Y2 (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | 筆記具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0516386U JPH0516386U (ja) | 1993-03-02 |
| JPH085836Y2 true JPH085836Y2 (ja) | 1996-02-21 |
Family
ID=13424218
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7018591U Expired - Lifetime JPH085836Y2 (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | 筆記具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH085836Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-08-08 JP JP7018591U patent/JPH085836Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0516386U (ja) | 1993-03-02 |
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