JPH0858290A - 自走式記録装置 - Google Patents

自走式記録装置

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JPH0858290A
JPH0858290A JP20265694A JP20265694A JPH0858290A JP H0858290 A JPH0858290 A JP H0858290A JP 20265694 A JP20265694 A JP 20265694A JP 20265694 A JP20265694 A JP 20265694A JP H0858290 A JPH0858290 A JP H0858290A
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JP20265694A
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Masahiko Ogawa
正彦 小川
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被記録物の大きさ、厚さ、硬さ等にかかわら
ず記録を行なうことができる自走式記録装置を提供す
る。 【構成】 X方向駆動モーター1又はY方向駆動モータ
ー5の駆動によりX方向駆動ローラー2又はY方向駆動
ローラー6が回転して装置本体が被記録物の被記録面上
を自力でX方向又はY方向に移動する。X方向位置セン
サー3又はY方向位置センサー7により装置本体の被記
録面上でのX方向又はY方向の位置を検出できる。また
エッジセンサー8により被記録面のX方向の端又はY方
向の端を検出できる。装置本体がX方向に移動しながら
記録ヘッド4が駆動されてインク吐出部9からインクを
吐出し、記録を行なうことができる。Y方向駆動ローラ
ー6,6′は、ローラー昇降機構によって、X方向への
移動時には上昇させられ、Y方向の移動時には下降させ
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被記録物の被記録面に文
字や画像等のパターンを記録する記録装置に関し、特に
装置本体が被記録物の被記録面上を自力で移動して記録
を行なう自走式記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、被記録物の被記録面に文字や画像
等のパターンを記録する記録装置には、記録ヘッドを主
走査方向(X方向)に移動し、被記録物としての紙を副
走査方向(Y方向)に搬送して記録を行なうものと、紙
を固定し、XY方向に移動可能なXYステージにペンを
乗せてペンを紙の記録面上の所望の位置に移動させて記
録を行なうものが存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の記録装置では、記録できる被記録物の大きさ、厚
さ、硬さ等に制約があり、限られた被記録物のみにしか
記録ができないという欠点があった。
【0004】そこで本発明の課題は、被記録物の大き
さ、厚さ、硬さ等にかかわらず記録を行なうことができ
る自走式記録装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、装置本体が被記録物の被記録面上
を自力でX方向に移動するためのX方向駆動手段と、前
記被記録面上での装置本体のX方向の位置を検出するた
めのX方向位置検出手段と、前記被記録面上に記録を行
なうための記録手段と、記録情報を記憶するための記憶
手段とを有する自走式記録装置の構成を採用した。
【0006】
【作用】このような構成によれば、X方向駆動手段の駆
動により装置本体が被記録面上を自力でX方向に移動
し、X方向位置検出手段によりX方向の位置を検出しな
がら記録手段を駆動し、記憶手段に記憶された記録情報
を記録することができる。
【0007】さらに、装置本体が被記録物の被記録面上
を自力でY方向に移動するためのY方向駆動手段と、前
記被記録面上での装置本体のY方向の位置を検出するた
めのY方向位置検出手段とを有する構成とすれば、装置
本体が自力でY方向にも移動して記録を行なうことがで
きる。
【0008】こうして装置本体自体が自力でX方向ない
しY方向に移動して記録を行なうので、被記録物の大き
さ、厚さ、硬さ等にかかわらず所望の記録を行なうこと
ができる。
【0009】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。まず、図1により実施例の自走式記録装置の主要な
機械的構成を説明する。
【0010】図1において、1は自走式記録装置本体を
被記録物の被記録面上を自力でX方向(装置が載置され
る向きに応じた所望の一方向とその逆方向、例えば左右
の横方向)に移動させるための駆動源であるX方向駆動
モーターである。
【0011】2,2′はX方向への移動のため被記録面
に接して回転するX方向駆動ローラーであり、装置の左
右両側に平行に配設される。X方向駆動ローラー2,
2′はそれぞれ軸2a,2a′の両端部に固定された対
のローラーであり、一方の対のローラー2は、X方向駆
動モーター1の駆動軸に固着されたギア31と、軸2a
に固着されたギア32とを介してX方向駆動モーター1
の駆動により回転される。
【0012】3は被記録物上における装置本体のX方向
の移動位置(移動の基点からの移動量)を検出するX方
向位置センサーであり、例えばX方向駆動ローラー2に
連動して回転する円板と、この円板に周方向に所定間隔
で配設された不図示のスリットないし反射部材を光学的
に検出する光センサ素子から構成される。あるいは円板
の周方向に所定の磁気パターンを着磁させておき、その
磁気パターンをMR素子で検出するようにしてもよい。
【0013】4は被記録物に記録するための記録ヘッド
であり、ここでは下面に設けられたインク吐出部9の不
図示の複数のノズルからインク滴を吐出してドット記録
を行なうインクジェットヘッドとする。他の方式のヘッ
ドを用いてもよい。
【0014】5は自走式記録装置本体を被記録物の被記
録面上を自力でX方向に直交するY方向(例えば上下の
縦方向)に移動させるための駆動源であるY方向駆動モ
ーターである。
【0015】6,6′はY方向への移動のため被記録面
に接して回転するY方向駆動ローラーであり、X方向駆
動ローラー2,2′の軸方向に直交して装置の両側に平
行に配設される。一方のY方向駆動ローラー6は、Y方
向駆動モーター5の駆動軸に固着されたギア33と、ロ
ーラー6の軸に固着されたギア34とを介してY方向駆
動モーター5の駆動により回転される。
【0016】7は被記録物上における装置のY方向の移
動位置(移動の基点からの移動量)を検出するY方向位
置センサーであり、X方向位置センサー3と同様に構成
される。
【0017】8は被記録物の被記録面のX、Y両方向の
それぞれの端(エッジ)を検出するエッジセンサーであ
り、フォトカプラ等から構成される。
【0018】ところで、X方向位置センサー3は、X方
向駆動ローラー2回りの機構の一部を共用すれば部品点
数を減らすことができコストダウンおよび小型化ができ
る。たとえばセンサー3を構成する円板を軸2aに固着
すること、あるいはX方向駆動ローラー2を前記円板と
して兼用することが考えられる。同様にY方向位置セン
サー7も、Y方向駆動ローラー6回りの機構の一部を共
用すれば部品点数を減らすことができコストダウンおよ
び小型化ができる。
【0019】また、それぞれ対のX方向駆動ローラー
2,2′は、装置本体が被記録面上をX方向に移動する
とき、記録ヘッド4の記録部であるインク吐出部9に正
対する被記録面上の記録領域上を通過しないように、イ
ンク吐出部9に対しY方向に避けた位置に配設されてい
る。
【0020】また、自走式記録装置がX方向に移動する
ときにはY方向駆動ローラー6,6′を被記録面に接触
しないように上昇させ、Y方向に移動するときにはY方
向駆動ローラー6,6′をX方向駆動ローラー2,2′
より低く下降させてX方向駆動ローラー2,2′を被記
録面に接触しないように上昇させるために、図2に示す
機構が設けられる。
【0021】図2において、Y方向駆動ローラー6,
6′の両側の軸を回転自在に軸支する2つのローラー保
持部材13には傾斜した長孔13aが2つづつ形成され
ており、この長孔13aのそれぞれに対し装置本体に一
体に固定された枠状の支持部材12の軸12aのそれぞ
れが摺動可能に嵌合されている。そして片方のローラー
保持部材13の内側に突設されたバネ掛け13bと支持
部材12との間にはバネ11が張架されており、このバ
ネ11によりローラー保持部材13が図中右方向に引か
れている。また、支持部材12上にはプランジャー10
が固定されており、その駆動軸はバネ掛け13bに結合
されている。
【0022】このような構成のもとに、プランジャー1
0が通電、駆動されるとローラー保持部材13をバネ1
1に抗して図中左方向に引き、長孔13aの傾斜を介し
てローラー保持部材13とともにY方向駆動ローラー
6,6′を支持部材12に対し下降させる。図2はY方
向駆動ローラー6,6′が下降しきった最低の位置にあ
る時の状態を示しており、このときのローラー6,6′
は、図2では不図示のX方向駆動ローラー2,2′より
低くなる。したがって、Y方向駆動ローラー6,6′の
下降に従って同ローラー6,6′が被記録面に接し、X
方向駆動ローラー2,2′は被記録面から上昇し離間す
る。
【0023】また、この状態からプランジャー10の通
電を遮断すると、バネ11によりローラー保持部材13
が右方向に引かれ、長孔13aの傾斜を介してローラー
保持部材13とともにY方向駆動ローラー6,6′が支
持部材12に対し上昇する。Y方向駆動ローラー6,
6′が上昇しきった最高の位置はX方向駆動ローラー
2,2′より高くなる。従って、Y方向駆動ローラー
6,6′の上昇に従ってX方向駆動ローラー2,2′が
被記録面に接し、Y方向駆動ローラー6は被記録面から
上昇し離間する。
【0024】このようにバネ11の引張力ないしプラン
ジャー10の駆動力によってY方向駆動ローラー6,
6′をX方向駆動ローラー2,2′より高い位置または
低い位置に昇降させ、Y方向駆動ローラ6,6′または
X方向駆動ローラー2,2′を被記録面から上昇し離間
することができるようになっている。
【0025】次に、図3は実施例の自走式記録装置全体
の構成を示すブロック図である。図3中において図1、
図2中と同一の参照番号を付したものは同一のものを示
している。
【0026】図3において21は本自走式記録装置各部
を制御し、入力された記録情報の記録を行なわせるマイ
クロプロセッサーからなるCPUである。CPU21に
は、X方向駆動モーター1を駆動するためのX方向モー
タードライバー14、Y方向駆動モーター5を駆動する
ためのY方向モータードライバー15、およびプランジ
ャー10を駆動するプランジャードライバー16が接続
されている。CPU21は、これらのドライバー14,
15,16を介してX方向駆動モーター1,Y方向駆動
モーター5およびプランジャー10の駆動を制御し、X
方向駆動ローラー2とY方向駆動ローラー6の回転およ
びY方向駆動ローラー6,6′の昇降を行なわせる。
【0027】また、CPU21には、X方向位置検出セ
ンサー3とY方向位置検出センサー7からの信号により
被記録面上での装置本体のX方向とY方向の位置(基点
からのX方向の移動量とY方向の移動量)を検出する位
置検出回路17が接続されており、装置本体のX方向と
Y方向の位置情報が入力される。
【0028】また、CPU21にはエッジセンサー8が
接続されており、被記録面のエッジ(端)の検出信号が
入力される。
【0029】また、CPU21には、入力・表示・制御
ボード23あるいはパソコンやアダプター等の外部制御
機器24との通信による情報の入出力ないしインターフ
ェースを行なうためのI/O・I/F部(入出力・イン
ターフェース部)22が接続されている。
【0030】入力・表示・制御ボード23は、記録情
報、記録スタート位置、記録範囲、および記録スタート
の指示などの情報の入力操作を行なうためのキーボード
や手書き入力装置などからなる入力部と、入力された記
録情報などを表示する液晶表示器などからなる表示部
と、入力された情報に応じたコード信号などの信号処理
および入力部と表示部の制御を行なう制御部からなる。
入力・表示・制御ボード23は装置本体に固定して設け
てもよいが、装置本体に対し着脱自在とし、入力操作は
装置本体と分離した状態で行ない、操作が終了したら装
置本体に装着するようにしても良い。あるいは入力・表
示・制御ボード23を装置本体と別体に構成し、通信線
26を介して入力情報の信号の通信を行なうようにして
もよい。この場合、通信線26は無線とし、光通信など
の無線通信で入力を行なう方が使い勝手がよい。この場
合、勿論I/O・I/F部22は無線通信に対応できる
無線通信の受信手段を有するものとし、入力・表示・制
御ボード23は無線通信の送信手段を有するものとす
る。なお、入力・表示・制御ボード23を装置と別体と
した場合、装置本体を小型化できるという利点がある。
【0031】また、外部制御機器24は、入力・表示・
制御ボード23と同様に記録情報、記録スタート位置、
記録範囲の情報などの入力、表示を行なう。外部制御機
器24とI/O・I/F部22間の通信線25も無線と
し、光通信などの無線通信で入力情報の信号の通信を行
なうようにした方が使い勝手がよい。この場合、外部制
御機器24側に無線通信の送信手段、I/O・I/F部
22側に無線通信の受信手段を設けることになる。
【0032】なお、入力・表示・制御ボード23を設け
るとともに外部制御機器24とのインターフェースを可
能としても良いが、入力・表示・制御ボード23を設け
るだけで外部制御機器24とのインターフェースはでき
ないようにしても良いし、逆に入力・表示・制御ボード
23を設けず、外部制御機器24のみにより情報の入力
を行なえるようにしてもよい。
【0033】一方、CPU21には、入力・表示・制御
ボード23あるいは外部制御機器24から入力された記
録情報を記憶する記憶手段である記録画像メモリ18が
接続されている。
【0034】また、CPU21には、記録画像メモリ1
8から読み出される記録情報を、その記録を行なうため
の記録ヘッド4の駆動データーの信号に変換する記録制
御回路19が接続されており、この記録制御回路19か
らの信号によりヘッドドライバー20が記録ヘッド4を
駆動し、記録を行なわせるようになっている。
【0035】次に、図4を参照して本実施例の装置の動
作を説明する。図4はCPU21の制御手順を示すフロ
ーチャートである。
【0036】まず、装置の使用者が記録したい画像とか
文字等の記録情報を外部制御機器24あるいは入力・表
示・制御ボード23を利用して入力するとともに、その
記録情報の表示を見て記録内容を確認し、記録スタート
位置と記録範囲を入力する。記録スタート位置は記録面
のX方向とY方向のエッジ(例えば左方向と上方向のエ
ッジ)からのX,Y方向の距離の数値によって指定す
る。また、被記録面上で装置を最初に置いた位置を記録
スタート位置とするモードも設定できるものとする。こ
のような入力操作の後、記録スタートを指示する入力操
作を行なって装置本体を被記録物の被記録面上に置く。
【0037】上記記録情報、記録スタート位置、記録範
囲などの入力に対してCPU21は、図4のステップS
1でI/O・I/F部22を介してこれらの情報を受け
取り、記録情報のデーターは記録画像メモリ18に記憶
させ、その他の情報は不図示のメモリに記憶させる。
【0038】次に、CPU21は、ステップS2で記録
スタート信号の入力を待ち、その入力を受けると、ステ
ップS3で記録スタート位置の指示が被記録物の被記録
面のエッジからの距離の数値による指示であるか否か判
定し、そうであれば、まず、X方向駆動モーター1を駆
動しX方向(例えば左方向)に装置を移動させ、エッジ
センサー8でX方向の被記録面のエッジを検出するまで
装置を移動させる(ステップS4)。そしてエッジを検
出したらX方向位置センサー3でX方向のエッジの位置
を検出する(ステップS5)。なお、装置をX方向に移
動させるとき、プランジャ10は駆動しておらず、X方
向駆動ローラー2,2′が被記録面に接し、Y方向駆動
ローラー6,6′は被記録面から離間している。
【0039】次に、プランジャー10を駆動してY方向
駆動ローラー6,6′を下降させて被記録面に接触さ
せ、X方向駆動ローラー2,2′を被記録面から離間さ
せてから、Y方向駆動モーター5を駆動し、エッジセン
サー8が被記録面のY方向(例えば上方向)のエッジを
検出するまで装置をY方向に移動する(ステップS
6)。そしてエッジを検出したらY方向位置センサー7
でY方向のエッジの位置を検出する(ステップS7)。
【0040】次に、ステップS8で、X方向とY方向の
エッジ位置の検出結果と指示された記録スタート位置の
数値に基づいて装置を記録スタート位置に移動させ、ス
テップS9に進む。
【0041】なお、記録スタート位置が装置を最初に置
いた位置に設定されるモードでは、ステップS3からス
テップS9にジャンプする。
【0042】ステップS9では、CPU21は、記録制
御回路19に対し記録ヘッド4の種類に応じた記録ヘッ
ド4の駆動方法を指示する。これは装置によってドット
数などが異なる記録ヘッドを用いることが考えられるの
で、CPU21に汎用性を持たせるためである。
【0043】次にステップS10では、装置をX方向に
移動させながら、記録ヘッド4を駆動して記録を行なわ
せる。この場合、X方向モータードライバー14に指示
して装置をX方向に移動させながら、X方向位置センサ
ー3からの位置情報を参照し、装置の移動と同期を取り
ながら記録制御回路19に記録ヘッド4を駆動させる。
記録ヘッド4のインク吐出部9からインクが吐出され、
被記録物の被記録面上にドット記録が行なわれる。
【0044】このようにしてX方向の記録範囲の終端ま
で記録を行なった後、ステップS11で記録すべき全記
録情報の記録が終了したか否か判定する。ここで、イン
ク吐出部9のY方向に1列または複数列設けられたノズ
ルの数によるY方向の記録幅が記録すべき全記録情報の
Y方向の幅と比較して足りていれば、このX方向の記録
走査のみで記録終了となる。しかし、装置のコストある
いは大きさの関係でノズル数は余り多くできない。
【0045】全記録情報の記録が終了した場合は処理を
終了するが、まだ記録すべき残りの記録情報がある場合
は、ステップS12で装置をY方向へ所定量(インク吐
出部9のY方向の記録幅に応じた所定量)移動する。こ
の場合、前述したプランジャー10を駆動してY方向駆
動ローラー6,6′を下降させてX方向駆動ローラー
2,2′を被記録面から離間させた後、Y方向位置セン
サー7からの位置情報を参照しながら所定量だけY方向
駆動モーター5を駆動して装置を所定量移動させる。そ
の後、プランジャー10の駆動を解除してY方向駆動ロ
ーラー6,6′を上昇させてX方向駆動ローラー2,
2′を被記録面に接するようにする。
【0046】続いてステップS10に戻りX方向に記録
を行なう。この場合、X方向の装置の移動方向は前回と
逆方向(前回が右方向なら今回は左方向)として記録を
行なう。全記録情報の記録が終了するまでステップS1
0〜S12を繰り返し、全記録情報の記録が終了したら
処理を終了する。
【0047】以上のような実施例の装置によれば、装置
本体が自力でX方向,Y方向に移動して記録を行なうた
め、被記録物の大きさ、厚さ、硬さ等に制約されること
なく記録を行なうことができる。
【0048】また、記録ヘッドのY方向の記録幅に応じ
た装置を構成できるので、コスト、大きさ等に見合った
最適な記録装置が製作できる。
【0049】更に、パソコン、アダプター等の外部制御
機器24を利用して記録データの入力、記録範囲および
記録スタート位置の指定を行なわせ、記録情報の編集等
の複雑な機能、あるいは複雑な制御を行なわせ、入力・
表示・制御ボード23は設けないものとすれば、本装置
自体は極力簡単にし安く作成できる。
【0050】また、入力・表示・制御ボード23あるい
は外部制御機器24との情報の授受を無線通信で行なう
ものとすれば、使い勝手をよくし、信頼性も向上でき
る。
【0051】また、位置センサー3,7は、駆動ローラ
ー2,6回りの機構のそれぞれ一部を共用すれば部品点
数を減らすことができコストダウンおよび小型化ができ
る。
【0052】また、エッジセンサー8で被記録物の被記
録面のエッジを検出することにより、記録させたい記録
範囲を簡単に指示できる。
【0053】また、X方向駆動ローラー2,2′が被記
録面の記録部分の上を通過しないので、被記録面を汚す
ことがない。
【0054】また、X方向に移動する時はY方向駆動ロ
ーラー6,6′を上昇させて被記録面から離間させ、Y
方向に移動するときはY方向駆動ローラー6,6′を下
降させてX方向駆動ローラー2,2′を被記録面から離
間させるので、スムーズにしかも正確に移動することが
できる。
【0055】また、記録範囲と記録スタート位置を指示
できるので、所望の記録範囲に正確に記録することがで
きる。また、被記録面上で本装置を最初に置いた位置を
記録スタート位置とするように設定すれば、記録スター
ト位置を容易に所望に設定することができる。
【0056】また、記録データ入力手段であるとともに
記録スタート位置と記録範囲の情報の入力手段である入
力・表示・制御ボード23を設ける場合には、自己完結
型の記録装置として持ち運びに非常に便利となり、使い
勝手も向上し、使用用途が格段に増える。更に、入力・
表示・制御ボード23を装置本体に着脱できるようにす
れば入力操作時の使い勝手がよく、装置本体と別体とし
て装置本体と無線通信できるようにすれば、手元で装置
本体を制御でき、更に使い勝手がよくなる。
【0057】なお、以上の構成において、装置の用途に
よって、装置をY方向に移動させる必要がないとき、あ
るいはY方向への移動は使用者の手で行なう場合には、
Y方向への移動のための駆動手段であるY方向駆動モー
ター5,Y方向駆動ローラー6,6′,Y方向モーター
ドライバー15は設けないものとし、Y方向駆動ローラ
ー6,6′の昇降機構とY方向位置センサー7も設けな
いものとする。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自走式記
録装置によれば、装置本体自体が被記録物の被記録面上
を自力でX方向ないしY方向に移動して記録を行なうの
で、被記録物の大きさ、厚さ、硬さなどにかかわらず所
望の記録を行なうことができるという優れた効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自走式記録装置の実施例の主要な
機械的構成を示す斜視図である。
【図2】図1中のY方向駆動ローラーを昇降させる昇降
機構の構成を示す斜視図である。
【図3】実施例の装置全体の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】図3中のCPU21の制御手順を示すフローチ
ャート図である。
【符号の説明】
1 X方向駆動モーター 2,2′ X方向駆動ローラー 3 X方向位置センサー 4 記録ヘッド 5 Y方向駆動モーター 6,6′ Y方向駆動ローラー 7 Y方向位置センサー 8 エッジセンサー 9 インク吐出部 10 プランジヤー 11 バネ 12 支持部材 13 ローラー保持部材 14 X方向モータードライバー 15 Y方向モータードライバー 16 プランジャードライバー 17 位置検出回路 18 記録画像メモリ 19 記録制御回路 20 ヘッドドライバー 21 CPU 22 I/O・I/F部 23 入力・表示・制御ボード 24 外部制御機器 25,26 通信線

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体が被記録物の被記録面上を自力
    でX方向に移動するためのX方向駆動手段と、 前記被記録面上での装置本体のX方向の位置を検出する
    ためのX方向位置検出手段と、 前記被記録面上に記録を行なうための記録手段と、 記録情報を記憶するための記憶手段とを有することを特
    徴とする自走式記録装置。
  2. 【請求項2】 前記被記録面のX方向の端を検出するエ
    ッジ検出手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載
    の自走式記録装置。
  3. 【請求項3】 前記X方向位置検出手段は前記X方向駆
    動手段の機構の一部を共用することを特徴とする請求項
    1に記載の自走式記録装置。
  4. 【請求項4】 前記X方向駆動手段は、前記被記録面に
    接して回転するローラーを含み、このローラーは前記記
    録ヘッドの記録部に対し前記X方向に直交するY方向に
    避けた位置に配設されることを特徴とする請求項1に記
    載の自走式記録装置。
  5. 【請求項5】 装置本体が被記録物の被記録面上を自力
    で前記X方向に直交するY方向に移動するためのY方向
    駆動手段と、 前記被記録面上での装置本体のY方向の位置を検出する
    ためのY方向位置検出手段とを有することを特徴とする
    請求項1から4までのいずれか1項に記載の自走式記録
    装置。
  6. 【請求項6】 前記被記録面のY方向の端を検出するエ
    ッジ検出手段を設けたことを特徴とする請求項5に記載
    の自走式記録装置。
  7. 【請求項7】 前記Y方向位置検出手段は前記Y方向駆
    動手段の機構の一部を共用することを特徴とする請求項
    5に記載の自走式記録装置。
  8. 【請求項8】 前記Y方向駆動手段は前記被記録面に接
    して回転するローラーを含み、このローラーを昇降させ
    る昇降機構が設けられたことを特徴とする請求項5に記
    載の自走式記録装置。
  9. 【請求項9】 記録情報および記録範囲の情報を入力す
    るための入力手段を有することを特徴とする請求項1か
    ら8までのいずれか1項に記載の自走式記録装置。
  10. 【請求項10】 前記入力手段は記録スタート位置を指
    示する情報の入力も行なえるように構成されたことを特
    徴とする請求項9に記載の自走式記録装置。
  11. 【請求項11】 前記入力手段は、装置本体に対し着脱
    可能に設けられることを特徴とする請求項9または10
    に記載の自走式記録装置。
  12. 【請求項12】 前記入力手段は装置本体と別体に設け
    られ、無線通信により入力を行なうことを特徴とする請
    求項9または10に記載の自走式記録装置。
  13. 【請求項13】 外部制御機器からの記録情報および記
    録範囲の情報などの信号を受信する受信手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1から12までのいずれか1項に
    記載の自走式記録装置。
  14. 【請求項14】 前記受信手段は無線通信の受信手段で
    あることを特徴とする請求項13に記載の自走式記録装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007521989A (ja) * 2004-01-30 2007-08-09 エル アンド ピー プロパティ マネジメント カンパニー ビニル上のuvインクジェット印刷に特に有用な高精度送り

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JP2007521989A (ja) * 2004-01-30 2007-08-09 エル アンド ピー プロパティ マネジメント カンパニー ビニル上のuvインクジェット印刷に特に有用な高精度送り

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