JPH0857917A - 樹脂焼け防止用真空可塑化装置 - Google Patents

樹脂焼け防止用真空可塑化装置

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JPH0857917A
JPH0857917A JP19674094A JP19674094A JPH0857917A JP H0857917 A JPH0857917 A JP H0857917A JP 19674094 A JP19674094 A JP 19674094A JP 19674094 A JP19674094 A JP 19674094A JP H0857917 A JPH0857917 A JP H0857917A
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JP
Japan
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resin
plasticizing
screw
cylinder
sub
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP19674094A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Ichihara
浩一 市原
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】酸化による樹脂焼けが発生するのを防止するこ
とができる樹脂焼け防止用真空可塑化装置を提供する。 【構成】ペレット状の樹脂を受け、該樹脂を可塑化する
サブスクリューシリンダアッシィ11と、該サブスクリ
ューシリンダアッシィ11によって可塑化された樹脂を
受けて蓄える可塑化筒13と、該可塑化筒13からの樹
脂を受け、スクリュー26の進退に伴って計量及び射出
を行うメインスクリューシリンダアッシィ12とを有す
る。また、前記可塑化筒13は真空手段に接続され、前
記サブスクリューシリンダアッシィ11内の樹脂の温度
は、樹脂焼けを発生させない限界温度以下に設定され
る。可塑化筒13内の樹脂には空気が含まれないので、
樹脂焼けが発生するのを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酸化による樹脂焼けが
発生しやすいポリエチレン等の樹脂を可塑化するための
樹脂焼け防止用真空可塑化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機においては、加熱シリ
ンダ内で加熱され溶融させられた樹脂を金型のキャビテ
ィに充填(じゅうてん)し、該キャビティ内で冷却し、
固化させ、次に金型を開いて成形品を取り出すようにな
っている。そのために、加熱シリンダ内にスクリューが
回転自在にかつ進退自在に配設され、該スクリューを前
進させることによって加熱シリンダ内の樹脂を射出し、
スクリューを後退させることによって計量し可塑化する
ことができるようになっている。
【0003】ところで、ペレット状の樹脂は、ホッパか
ら加熱シリンダ内に供給されると、加熱シリンダの周囲
に配設されたヒータによって加熱され、溶融させられる
ようになっている。この場合、ホッパから樹脂が供給さ
れる際に、空気が加熱シリンダ内に進入してしまう。そ
して、樹脂がポリエチレン等である場合には、加熱シリ
ンダ内に進入した空気によって樹脂が酸化し、樹脂焼け
が発生してしまう。
【0004】そこで、樹脂焼けが発生しないように、加
熱シリンダ内のヒータゾーンの配分を調整したり、温度
設定等の温度プロフィールを工夫したり、真空ホッパ、
ベントスクリュー等によって酸化の原因となる空気を吸
引して除去したりしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の樹脂焼け防止用真空可塑化装置においては、真空ホ
ッパを使用する場合、樹脂のペレット自体に含まれる空
気を除去することはできない。また、ベントスクリュー
を使用する場合は、溶融させられた樹脂に対して真空引
きを行うようにしているので、樹脂の脱気は可能である
が、フィードゾーン及びコンプレッションゾーンの一部
にはぺレット状の樹脂によって満たされるので、各ペレ
ット状の樹脂間には空気が存在する。したがって、ヒー
トアップ状態において射出装置を長時間停止させると、
フィードゾーン及びコンプレッションゾーンにおいて樹
脂焼けが発生してしまう。
【0006】本発明は、前記従来の樹脂焼け防止用真空
可塑化装置の問題点を解決して、酸化による樹脂焼けが
発生するのを防止することができる樹脂焼け防止用真空
可塑化装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の樹
脂焼け防止用真空可塑化装置においては、ペレット状の
樹脂を受け、該樹脂を可塑化するサブスクリューシリン
ダアッシィと、該サブスクリューシリンダアッシィによ
って可塑化された樹脂を受けて蓄える可塑化筒と、該可
塑化筒からの樹脂を受け、スクリューの進退に伴って計
量及び射出を行うメインスクリューシリンダアッシィと
を有する。
【0008】また、前記可塑化筒は真空手段に接続さ
れ、前記サブスクリューシリンダアッシィ内の樹脂の温
度は、樹脂焼けを発生させない限界温度以下に設定され
る。
【0009】
【作用】本発明によれば、樹脂焼け防止用真空可塑化装
置においては、ペレット状の樹脂を受け、該樹脂を可塑
化するサブスクリューシリンダアッシィと、該サブスク
リューシリンダアッシィによって可塑化された樹脂を受
けて蓄える可塑化筒と、該可塑化筒からの樹脂を受け、
スクリューの進退に伴って計量及び射出を行うメインス
クリューシリンダアッシィとを有する。
【0010】また、前記可塑化筒は真空手段に接続さ
れ、前記サブスクリューシリンダアッシィ内の樹脂の温
度は、樹脂焼けを発生させない限界温度以下に設定され
る。この場合、サブスクリューシリンダアッシィ内に供
給された樹脂は、加熱され可塑化されて可塑化筒に供給
され、該可塑化筒内において樹脂に含まれる空気が真空
手段によって除去される。その後、可塑化筒内の樹脂は
メインスクリューシリンダアッシィに供給される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の実施例における
樹脂焼け防止用真空可塑化装置の概略図である。図にお
いて、11はサブスクリューシリンダアッシィ、12は
メインスクリューシリンダアッシィ、13は前記サブス
クリューシリンダアッシィ11とメインスクリューシリ
ンダアッシィ12との間に配設された可塑化筒、14は
該サブスクリューシリンダアッシィ11に取り付けられ
たホッパである。
【0012】前記サブスクリューシリンダアッシィ11
はサブスクリューシリンダ15を有し、前記ホッパ14
は前記サブスクリューシリンダ15の後端に配設され、
ホッパ14内に投入されたペレット状の樹脂はサブスク
リューシリンダアッシィ11内に供給される。該サブス
クリューシリンダ15内には、スクリューコンベア16
が回転自在に配設され、該スクリューコンベア16は後
端 (図における右端)に配設された図示しないモータに
よって回転させられる。そして、前記スクリューコンベ
ア16を回転させることによって、前記ホッパ14内の
樹脂を前方に移動させ、スクリューコンベア16の周囲
に配設された図示しないヒータによって樹脂を加熱する
ことによって、可塑化し溶融させることができる。
【0013】そして、樹脂はスクリューコンベア16の
先端に形成されたノズル18から前記可塑化筒13に供
給され、溜められる。該可塑化筒13は円筒状の形状を
有し、周囲に樹脂を加熱するための可塑化筒加熱ヒータ
21が配設される。また、可塑化筒13は密閉構造を有
し、上端はライン22を介して真空ポンプ24に接続さ
れ、下端はメインスクリューシリンダアッシィ12のメ
インスクリューシリンダ25に接続される。したがっ
て、前記真空ポンプ24を作動させることによって、可
塑化筒13内に樹脂に含まれる空気、不純ガス等を吸引
し、除去することができる。
【0014】また、前記メインスクリューシリンダアッ
シィ12の後端は前記可塑化筒13の下端に接続され、
可塑化筒13内の樹脂をメインスクリューシリンダ25
に供給することができるようになっている。そして、該
メインスクリューシリンダ25内には、スクリュー26
が回転自在にかつ進退自在に配設され、該スクリュー2
6を回転させながら後退させることによって、樹脂をス
クリュー26の前方に移動させて蓄え、計量を行うこと
ができる。一方、スクリュー26を回転させることなく
前進させることによって、樹脂を射出ノズル28から射
出することができる。
【0015】前記メインスクリューシリンダ25の周囲
には図示しないヒータが配設され、メインスクリューシ
リンダ25内の樹脂を更に加熱し、射出するのに適切な
温度にする。なお、射出ノズル28から射出された樹脂
は、図示しない金型のキャリッジに充填される。また、
前記メインスクリューシリンダ25の内周とスクリュー
26の外周との間に真空シール30が配設され、該メイ
ンスクリューシリンダ25内を密閉構造にする。したが
って、前記真空ポンプ24を作動させて真空引きを行う
際に、大気が樹脂中に巻き込まれるのを防止することが
できる。
【0016】ところで、前記サブスクリューシリンダア
ッシィ11においては、ヒータによって加熱された樹脂
の温度を、長時間放置した場合においても樹脂焼けが発
生しない限界温度以下に設定し、その温度において樹脂
を加熱し、溶融させるようにしている。この場合、サブ
スクリューシリンダ15内の樹脂に樹脂焼けが発生する
のを防止することができる。
【0017】続いて、サブスクリューシリンダ15内の
樹脂は、ノズル18を介して可塑化筒13内に供給さ
れ、蓄えられる。そして、前記真空ポンプ24を作動さ
せることによって真空引きを行い、樹脂に含まれる空
気、不純ガス等を吸引し、除去する。したがって、可塑
化筒13及びメインスクリューシリンダ25内の樹脂に
は空気、不純ガス等が含まれず、樹脂が酸化され樹脂焼
けが発生することはなくなる。
【0018】この場合、前記可塑化筒13内の樹脂の温
度は前記限界温度より高く設定され、流動性を高くし、
空気、不純ガス等を除去しやすくするとともに、スクリ
ュー26に樹脂が容易に噛(か)み込まれるようにして
ある。また、メインスクリューシリンダ25内の樹脂の
温度も、同様に前記限界温度より高く設定され、樹脂の
流動性を高くし、空気、不純ガス等を除去しやすくする
とともに、メインスクリューシリンダ25内の樹脂が射
出ノズル28から容易に射出されるようにしてある。
【0019】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させるこ
とが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するも
のではない。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、樹脂焼け防止用真空可塑化装置においては、ペレ
ット状の樹脂を受け、該樹脂を可塑化するサブスクリュ
ーシリンダアッシィと、該サブスクリューシリンダアッ
シィによって可塑化された樹脂を受けて蓄える可塑化筒
と、該可塑化筒からの樹脂を受け、スクリューの進退に
伴って計量及び射出を行うメインスクリューシリンダア
ッシィとを有する。
【0021】また、前記可塑化筒は真空手段に接続さ
れ、前記サブスクリューシリンダアッシィ内の樹脂の温
度は、樹脂焼けを発生させない限界温度以下に設定され
る。そして、サブスクリューシリンダアッシィ内に供給
された樹脂は、加熱され可塑化されて可塑化筒に供給さ
れ、該可塑化筒内の樹脂はメインスクリューシリンダア
ッシィに供給される。
【0022】この場合、前記サブスクリューシリンダア
ッシィ内の樹脂には空気が含まれるが、温度が樹脂焼け
を発生させない限界温度以下に設定されるので、樹脂焼
けが発生するのを防止することができる。また、可塑化
筒内の樹脂はメインスクリューシリンダアッシィに供給
されるが、樹脂には空気が含まれないので、樹脂焼けが
発生するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における樹脂焼け防止用真空可
塑化装置の概略図である。
【符号の説明】
11 サブスクリューシリンダアッシィ 12 メインスクリューシリンダアッシィ 13 可塑化筒 26 スクリュー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ペレット状の樹脂を受け、該樹脂
    を可塑化するサブスクリューシリンダアッシィと、
    (b)該サブスクリューシリンダアッシィによって可塑
    化された樹脂を受けて蓄える可塑化筒と、(c)該可塑
    化筒からの樹脂を受け、スクリューの進退に伴って計量
    及び射出を行うメインスクリューシリンダアッシィとを
    有するとともに、(d)前記可塑化筒は真空手段に接続
    され、(e)前記サブスクリューシリンダアッシィ内の
    樹脂の温度は、樹脂焼けを発生させない限界温度以下に
    設定されることを特徴とする樹脂焼け防止用真空可塑化
    装置。
JP19674094A 1994-08-22 1994-08-22 樹脂焼け防止用真空可塑化装置 Withdrawn JPH0857917A (ja)

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JP19674094A JPH0857917A (ja) 1994-08-22 1994-08-22 樹脂焼け防止用真空可塑化装置

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JP19674094A JPH0857917A (ja) 1994-08-22 1994-08-22 樹脂焼け防止用真空可塑化装置

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JPH0857917A true JPH0857917A (ja) 1996-03-05

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JP19674094A Withdrawn JPH0857917A (ja) 1994-08-22 1994-08-22 樹脂焼け防止用真空可塑化装置

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Effective date: 20011106