JPH085769Y2 - 走行する板材の鋸断装置 - Google Patents

走行する板材の鋸断装置

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JPH085769Y2
JPH085769Y2 JP7551590U JP7551590U JPH085769Y2 JP H085769 Y2 JPH085769 Y2 JP H085769Y2 JP 7551590 U JP7551590 U JP 7551590U JP 7551590 U JP7551590 U JP 7551590U JP H085769 Y2 JPH085769 Y2 JP H085769Y2
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JP7551590U
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静正 大友
正行 馬場
修一 小林
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株式会社ウロコ製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はファイバーボードやパーティクルボードのよ
うに帯状につながって連続的に走行製出する帯状板材
を、走行方向に直交して所定長さに裁断する鋸断装置に
関する。
〔従来の技術〕
走行板材の鋸断装置としては特公昭42-22301号「粒子
状木屑或いは繊維状物から板を連続的に製造する方法」
が先行技術として知られている。同装置は連続的に走行
製出する帯状板材と同速・同方向に移動し、かつ帯状板
材搬送面上方に架設されたガイドレールにより前記板材
搬送方向の直交方向に移動する丸鋸装置により、帯状板
材に伴走しながら鋸断した後、伴走した距離分逆戻りし
て旧位置に復帰し次の鋸断に備えるものである。(同公
報第3頁左欄33行〜40行、および第5頁左欄32行〜同右
欄2行参照。) 〔考案が解決しようとする問題点〕 前記ボード類の寸法は板厚が2.5〜20mm、板幅は2000m
m前後が一般的で、丸鋸が前進移動しながら移動方向に
直交して板材全幅にわたり鋸断する前記先行技術は、板
材を一挙に裁断できずに時間がかかり、したがって帯状
板材に追随して伴走する距離も長くなり、また伴走距離
が延びたために鋸断したのち旧位置への復帰逆戻りにも
手間取るといった、一連の鋸断作動に結構時間を要する
ことになる。したがって裁断頻度の高い短尺製品裁断は
間に合わず、複数の鋸断装置を備える必要がある。
また前記ボード類等は品質チェックのため時折製出す
る帯状板材全幅におよぶ、ごく短い試料の鋸断採取が必
要で、そのために例えば鋸刃2枚装備等の特殊装置の配
備も必要となる。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による鋸断装置は前記課題解決のため、駆動機
構により板材搬送方向の直交方向に駆動される帯鋸など
の無端帯状鋸を板材搬送面上方に配置し、該帯状鋸を略
垂直方向に昇降する昇降機構または該帯状鋸を前後に傾
斜揺動する揺動機構と前記無端帯状鋸と駆動機構、およ
び昇降機構または揺動機構を一体に帯状板材走行速度に
同期して前進、および急速後退させる進退機構とを備え
たことを特徴としている。
〔作用〕
本考案鋸断装置は走行する帯状板材の鋸断位置到達に
より駆動機構により無端帯状鋸を駆動し、進退機構によ
り走行板材移送速度に同期して該帯状鋸を前進させると
ともに昇降機構、または揺動機構を発動して帯状鋸を所
定速度で下降して該板材を一気に鋸断し次いで昇降機
構、または揺動機構により無端帯状鋸を上昇させ直ちに
進退機構により鋸断装置を旧位置に急速後退して次の鋸
断に備えるものである。
本装置によれば走行する帯状板材の全幅にわたり殆ど
同時に鋸刃が入って鋸断するため、短時間の裁断が可能
となり、当然該鋸刃の走行板材への伴走も短い距離で済
み、したがって進退機構による鋸断装置の前後進作動も
早く、総じて裁断時間の大幅短縮となり、短尺製品から
サンプリングまでの鋸断が一組の鋸断装置によって手軽
に処理することが可能となる。
〔実施例〕
以下図面により本考案一実施例を説明する。第1図は
鋸断装置1を模式的に表した側面図、第2図は同じく平
面図、第3図は正面図である。2は帯状板材で適宜ロー
ラコンベヤなどの搬送機構3により矢示A方向に移送さ
れる。なお後述の鋸断装置1付近は該装置の帯状鋸下降
移動範囲を除きその前後を、図示を省略した台枠などが
配備されて帯状板材を下面から支持し、該板材は後続の
板材により逐次該台枠上面を摺擦しながら矢示A方向に
押送される。
8は無端帯状鋸で帯状鋸、ワイヤー状鋸などが用いら
れ帯状板材2の左右端側に水平面から若干前上がりに傾
斜して軸支されたプーリー7、7間に巻張され後述の鋸
軸ベース9に係止された電動機10E等の駆動機構10によ
り矢示B方向に回転駆動される。9は鋸軸ベースで前記
左右配置のプーリー7、7を保持するもので該ベース9
は例えば上下方向に二列配設された蟻溝などのガイドウ
ェイ21を介してスタンド6に嵌挿されプーリー7および
軸端部にVプーリーを嵌着した駆動軸を軸受により垂直
方向に軸支するとともに昇降機構20により矢示C1.C2
向に昇降可能に構成される。
駆動機構10を構成する電動機10Eは前記鋸軸ベース9
に固定され、軸端部配置のプーリーからVベルトを経由
してプーリー7を回転し帯状鋸を駆動する。なお駆動機
構10は左右に各々配置された鋸軸ベース9のいずれか一
側に配備すれば良い。スタンド6は前記したごとく鋸軸
ベース9を昇降可能に嵌挿保持し、左右に配置された台
車31に各々載置固定される。なお第1図の鋸断装置1は
説明のため帯状板材2裁断時(イ)位置から矢示A1方向
に前進し、鋸断終了後(ロ)位置から矢示A2方向に逆戻
りして(イ)位置で待機することを示し、また(ロ)位
置では帯状板材幅方向左側のスタンド6プーリー7等を
外して図示したものである。
昇降機構20は流体シリンダ等が用いられ、ブラケット
等により下端をスタンド6に係着する一方ピストンロッ
ド上端を鋸軸ベース9に係止して垂直方向に立設状態で
左右のスタンド6、ならびに鋸軸ベース9間に各々配備
される。したがって昇降機構20の矢示C1.C2方向作動に
より駆動機構10およびプーリー7等が一体になって左右
が同期的に矢示C1.C2方向に昇降するのである。なおプ
ーリー7は第3図図示のように左右いずれか一側が若干
下位になるよう配置するのが好適である。
また昇降機構20は流体シリンダ以外に例えばネジ軸を
立設して電動機により回転駆動するなど他の構成を採用
することもできる。
台車31は左右に配置された機枠5上面に敷設されたレ
ール32上に車輪を介して載置され、さらに後端部には流
体シリンダ33等による進退機構30のピストンロッド先端
を係止して該シリンダの矢示A1.A2方向作動によりA1
向は帯状板材2のA方向移送速度に同期した速度で前進
し、A2方向は早い速度で急速後退するのである。また左
右配置の台車31はその各々が同期的に前進・後退するよ
う構成されている。なお進退機構30は流体シリンダ33に
よりレール32上を前後進する台車31を示したが、例えば
台車の車輪を直接駆動する油圧モータ等、他の機構を適
宜採用できる。
以上の構成による本考案の実施態様について説明する
と、帯状板材2は矢示A方向に陸続と製出され、鋸断装
置1は第1図(イ)位置で、また帯状鋸を巻回した左右
のプーリー7、7は仮想線位置に上昇待機している。帯
状板材裁断個所の(イ)位置到達信号により駆動機構10
が起動して無端帯状鋸8を駆動し、昇降機構20はC2方向
に下降作動する、同時に進退機構30が発動して帯状板材
2の移送速度に同期した速度で鋸断装置1全体を矢示A1
方向に移動させる、したがって帯状鋸8は帯状板材2に
追随して伴走しながら鋸刃が該板材を鋸断し(ロ)位置
で切り終わる。
裁断終了後昇降機構20がC1方向に上昇し、駆動機構10は
帯状鋸駆動を停止するとともに進退機構30のA2方向作動
により急速後退して(イ)位置で停止する。したがって
無端帯状鋸は第1図仮想線位置に停止待機して次の裁断
に備えるのである。
以上詳述した実施例は帯状鋸の昇降作動に昇降機構20
を用いた場合であるが、図示を省略した他の実施例につ
いて説明すると、前記実施例では水平面より若干傾斜し
て配置したプーリー7を帯状板材2上面に接近して鋸断
停止時に水平になるよう軸支し、ガイドウェイ21に代わ
る支点軸を軸線を水平にして、かつ帯状板材2の幅方向
に、また軸端部を内側に突出した状態でスタンド6に固
着する一方、該支点軸突出部に鋸軸ベース9を回転可能
に遊嵌するのである。
次に昇降機構20に代えて、例えば流体シリンダ等によ
る揺動機構をスタンド6と鋸軸ベース9間に配備して該
揺動機構の作動により、鋸軸ベース9が駆動機構10、プ
ーリー7等と一体に固定されスタンド6に対して相対的
に回転(揺動)可能に支持する。また無端帯状鋸8は両
刃式鋸を採用し、後側に傾斜揺動させた場合は第2図に
おけるB1側走行の帯状鋸で裁断し、前側に傾斜揺動した
時は同B2側走行の帯状鋸で裁断する、いわゆる往復の両
行程で鋸断可能に構成するもので、他の構成は前述の昇
降機構20を用いた実施例に準ずる。
揺動機構使用実施例における鋸断実施態様は、通常は
揺動下降しながら、前記B1側走行の帯状鋸で裁断後、揺
動上昇させるのであるが、サンプリングの際に最初B1
で裁断した後、一旦鋸断装置の矢示A1方向の伴走を中断
し、次いでB2側の帯状鋸で伴走しながら裁断すると極め
て短尺材のサンプリングを採ることが可能である。また
帯状鋸のB1側とB2側両サイドを活用することから短尺製
品裁断に効果を発揮することになる。
〔考案の効果〕
以上本考案の鋸断装置によれば以下の作用効果を得る
ことができる。
(1)鋸断時間の大幅短縮ができる。
(2)帯状板材に伴走させる鋸断装置の前後進機構のス
トローク量が削減され装置が簡略化する。
(3)短尺製品裁断等も一組の鋸断装置で処理可能とな
る。
(4)極く短いサンプリングも容易に可能となる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案一実施例を模式的に表したもので、第1図は
鋸断装置の全体側面図、同じく第2図は平面図、第3図
は正面図である。 1……鋸断装置 7……プーリー 8……無端帯状鋸 10……駆動装置 20……昇降機構 30……進退機構

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行する板材の鋸断装置において、板材を
    搬送する搬送機構と、水平面から僅か傾斜して配置され
    た左右のプーリー間に巻張された無端帯状鋸と、無端帯
    状鋸を駆動する駆動機構と、前記プーリーを軸支して昇
    降自在に構成された鋸軸ベースと、鋸軸ベースを載置し
    て進退機構により前後進可能に左右に配置されたスタン
    ドと、前記鋸軸ベースとスタンド間に配置された昇降機
    構とを備えたことを特徴とする走行する板材の鋸断装
    置。
  2. 【請求項2】進退機構は敷設されたレール上を移動可能
    に構成された台車と、台車に一端を係止して前後進する
    流体シリンダにより構成されたことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の走行する板材の鋸断装
    置。
  3. 【請求項3】進退機構は板材の搬送速度に同期した速度
    で前進可能に構成したことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項または第2項に記載の走行する板材の鋸
    断装置。
  4. 【請求項4】走行する板材の鋸断装置において、板材を
    搬送する搬送機構と、搬送される板材上面に接近して水
    平に配置された左右のプーリー間に巻張された無端帯状
    鋸と、無端帯状鋸を駆動する駆動機構と、前記プーリー
    を軸支して前後方向に揺動自在に構成された鋸軸ベース
    と、鋸軸ベースを載置して進退機構により前後進可能に
    左右に配置されたスタンドと、前記鋸軸ベースとスタン
    ド間に配置された揺動機構とを備えたことを特徴とする
    走行する板材の鋸断装置。
  5. 【請求項5】進退機構は敷設されたレール上を移動可能
    に構成された台車と、台車に一端を係止して前後進する
    流体シリンダにより構成されたことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第4項に記載の走行する板材の鋸断装
    置。
  6. 【請求項6】進退機構は板材の搬送速度に同期した速度
    で前進可能に構成したことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第4項または第5項に記載の走行する板材の鋸
    断装置。
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