JPH0857663A - レーザビームによるパターン成形方法及び装置 - Google Patents
レーザビームによるパターン成形方法及び装置Info
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- JPH0857663A JPH0857663A JP6023388A JP2338894A JPH0857663A JP H0857663 A JPH0857663 A JP H0857663A JP 6023388 A JP6023388 A JP 6023388A JP 2338894 A JP2338894 A JP 2338894A JP H0857663 A JPH0857663 A JP H0857663A
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- laser beam
- mask
- pattern
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】レーザビームを適用することにより非接触のド
ライプロセスでパターン成形を行い、且つ、広面積なパ
ターン成形を短時間で高精度に行えるようにする。 【構成】レーザビームBをマスク11のパターンに応じ
てミラー走査光学系13a,13bで走査させて、マス
ク11のパターンをレーザビームBでラスタースキャン
し、または、一定光軸のレーザビームBに対してマス
ク,ワークWを各搭載用テーブルで移動させて、レーザ
ビームBをマスクのパターンから通過させる。
ライプロセスでパターン成形を行い、且つ、広面積なパ
ターン成形を短時間で高精度に行えるようにする。 【構成】レーザビームBをマスク11のパターンに応じ
てミラー走査光学系13a,13bで走査させて、マス
ク11のパターンをレーザビームBでラスタースキャン
し、または、一定光軸のレーザビームBに対してマス
ク,ワークWを各搭載用テーブルで移動させて、レーザ
ビームBをマスクのパターンから通過させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、任意なパターンの電極
等をセラミックス等の基体上に形成するのに適用される
レーザビームによるパターン成形方法及び装置に関する
ものである。
等をセラミックス等の基体上に形成するのに適用される
レーザビームによるパターン成形方法及び装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上述した電極等を形成するにはス
クリーン印刷や化学エッチング等が適用されている。然
し、これらの手段は加工対象が平板状ではなく直方体等
の立体形状のものであると、その各面毎に印刷,乾燥等
のプロセスを繰り返す必要があるから工程が多くなる欠
点がある。
クリーン印刷や化学エッチング等が適用されている。然
し、これらの手段は加工対象が平板状ではなく直方体等
の立体形状のものであると、その各面毎に印刷,乾燥等
のプロセスを繰り返す必要があるから工程が多くなる欠
点がある。
【0003】これに対し、ドライ加工が可能なレーザビ
ームによるパターン成形も採用されている。そのレーザ
ビームによるパターン成形は、図5で示すようにレーザ
発振器1からレーザビームBをマスク2に向けて拡散照
射し、マスク2のパターン全域を通過するレーザビーム
Bをレンズ3で結像し、ワークWとなるセラミックス等
の基体上に設けた導電性の金属膜に照射し、当該レーザ
ビームBを照射した膜部分を除去するように行なわれて
いる。
ームによるパターン成形も採用されている。そのレーザ
ビームによるパターン成形は、図5で示すようにレーザ
発振器1からレーザビームBをマスク2に向けて拡散照
射し、マスク2のパターン全域を通過するレーザビーム
Bをレンズ3で結像し、ワークWとなるセラミックス等
の基体上に設けた導電性の金属膜に照射し、当該レーザ
ビームBを照射した膜部分を除去するように行なわれて
いる。
【0004】然し、レーザビームをCuやAg等の金属
膜に照射するとレーザ波長の反射率が高いところから、
上述したレーザビームによるパターン成形ではマスク2
のパターン全域を通過するレーザビームBをレンズ3で
縮小させてエネルギー密度を高めることにより投影し、
また、この縮小率も上げなければ高精度なパターン成形
を行うことができない。従って、1つのワークに対する
一回のプロセスで広面積な電極パターンを形成すること
ができず、そのパターン成形を行うにはプロセスを繰返
し行なわなければならないから時間を要する。
膜に照射するとレーザ波長の反射率が高いところから、
上述したレーザビームによるパターン成形ではマスク2
のパターン全域を通過するレーザビームBをレンズ3で
縮小させてエネルギー密度を高めることにより投影し、
また、この縮小率も上げなければ高精度なパターン成形
を行うことができない。従って、1つのワークに対する
一回のプロセスで広面積な電極パターンを形成すること
ができず、そのパターン成形を行うにはプロセスを繰返
し行なわなければならないから時間を要する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ドライ加工
が可能なレーザビームを用い、広面積な電極パターンで
も高精度に短時間で形成できるレーザビームによるパタ
ーン成形方法及び装置を提供することを目的とする。
が可能なレーザビームを用い、広面積な電極パターンで
も高精度に短時間で形成できるレーザビームによるパタ
ーン成形方法及び装置を提供することを目的とする。
【0006】本発明の請求項1に係るレーザビームによ
るパターン成形方法においては、レーザ発振器からマス
クに向うレーザビームでマスクのパターンをラスタース
キャンし、そのマスクのパターンを通過するレーザビー
ムをワークの加工面に照射するようにされている。
るパターン成形方法においては、レーザ発振器からマス
クに向うレーザビームでマスクのパターンをラスタース
キャンし、そのマスクのパターンを通過するレーザビー
ムをワークの加工面に照射するようにされている。
【0007】本発明の請求項2に係るレーザビームによ
るパターン成形方法においては、レーザ発振器からマス
クに向う一定光軸のレーザビームに対してマスクとワー
クとをマスクのパターンに応じて移動し、そのマスクの
パターンを通過するレーザビームをワークの加工面に照
射するようにされている。
るパターン成形方法においては、レーザ発振器からマス
クに向う一定光軸のレーザビームに対してマスクとワー
クとをマスクのパターンに応じて移動し、そのマスクの
パターンを通過するレーザビームをワークの加工面に照
射するようにされている。
【0008】本発明の請求項3に係るレーザビームによ
るパターン成形方法においては、厚み3μm以下の金属
膜を設けたワークにレーザビームを照射するようにされ
ている。
るパターン成形方法においては、厚み3μm以下の金属
膜を設けたワークにレーザビームを照射するようにされ
ている。
【0009】本発明の請求項4に係るレーザビームによ
るパターン成形装置においては、レーザビームを発する
レーザ発振器と、レーザビームを通過させるパターンを
設けたマスクとを備え、更に、レーザ発振器からマスク
に向うレーザビームを移動させてマスクのパターンをラ
スタースキャンするミラー走査光学系を装備することに
より構成されている。
るパターン成形装置においては、レーザビームを発する
レーザ発振器と、レーザビームを通過させるパターンを
設けたマスクとを備え、更に、レーザ発振器からマスク
に向うレーザビームを移動させてマスクのパターンをラ
スタースキャンするミラー走査光学系を装備することに
より構成されている。
【0010】本発明の請求項5に係るレーザビームによ
るパターン成形装置においては、レーザビームを発する
レーザ発振器と、そのレーザ発振器からマスクに向う一
定光軸のレーザビームを通過させるパターンを設けたマ
スクとを備え、更に、マスクとワークとをマスクのパタ
ーンに応じて移動するマスク,ワークの各搭載用テーブ
ルを装備することにより構成されている。
るパターン成形装置においては、レーザビームを発する
レーザ発振器と、そのレーザ発振器からマスクに向う一
定光軸のレーザビームを通過させるパターンを設けたマ
スクとを備え、更に、マスクとワークとをマスクのパタ
ーンに応じて移動するマスク,ワークの各搭載用テーブ
ルを装備することにより構成されている。
【0011】
【作用】本発明の請求項1に係るレーザビームによるパ
ターン成形方法では、マスクのパターンをレーザビーム
でラスタースキャンすることから、一つのワークに対す
る広面積なパターン成形でも一回のプロセスで短時間に
行うことができ、しかも光束密度の高いレーザビームを
ワークの加工面に照射できることにより数μm以下の微
細なパターン部分でも高精度に形成することができる。
また、レーザ発振器からマスクに向けてエキシマレーザ
やYAG・Qスイッチレーザ等の断面積の小さなレーザ
ビームを照射することでも高精度なパターン成形を行え
る。
ターン成形方法では、マスクのパターンをレーザビーム
でラスタースキャンすることから、一つのワークに対す
る広面積なパターン成形でも一回のプロセスで短時間に
行うことができ、しかも光束密度の高いレーザビームを
ワークの加工面に照射できることにより数μm以下の微
細なパターン部分でも高精度に形成することができる。
また、レーザ発振器からマスクに向けてエキシマレーザ
やYAG・Qスイッチレーザ等の断面積の小さなレーザ
ビームを照射することでも高精度なパターン成形を行え
る。
【0012】本発明の請求項2に係るレーザビームによ
るパターン成形方法では、レーザ発振器からマスクに向
う一定光軸のレーザビームに対してマスクとワークとを
マスクのパターンに応じて移動し、そのマスクのパター
ンを通過するレーザビームをワークの加工面に照射する
ため、上述したマスクのパターンをレーザビームでラス
タースキャンするのと同様に広面積なパターン成形を短
時間で高精度に行うことができる。
るパターン成形方法では、レーザ発振器からマスクに向
う一定光軸のレーザビームに対してマスクとワークとを
マスクのパターンに応じて移動し、そのマスクのパター
ンを通過するレーザビームをワークの加工面に照射する
ため、上述したマスクのパターンをレーザビームでラス
タースキャンするのと同様に広面積なパターン成形を短
時間で高精度に行うことができる。
【0013】本発明の請求項3に係るレーザビームによ
るパターン成形方法では、厚み3μm以下の金属膜を設
けたワークにレーザビームを照射することから、その金
属膜が薄いことにより汎用出力のレーザビームを用いて
も、このマスクのパターンを通過するレーザビームを
1:1でワークに照射しても高精度なパターン成形が行
える。
るパターン成形方法では、厚み3μm以下の金属膜を設
けたワークにレーザビームを照射することから、その金
属膜が薄いことにより汎用出力のレーザビームを用いて
も、このマスクのパターンを通過するレーザビームを
1:1でワークに照射しても高精度なパターン成形が行
える。
【0014】本発明の請求項4に係るレーザビームによ
るパターン成形装置では、パターンの成形精度をマスク
のパターン精度とミラー走査光学系の作動精度で決定で
きるため、これらの精度管理を機械的に行うことにより
数μm以下の微細なパターンでも高精度に形成すること
ができる。
るパターン成形装置では、パターンの成形精度をマスク
のパターン精度とミラー走査光学系の作動精度で決定で
きるため、これらの精度管理を機械的に行うことにより
数μm以下の微細なパターンでも高精度に形成すること
ができる。
【0015】本発明の請求項5に係るレーザビームによ
るパターン成形装置では、パターン成形精度をマスクの
パターン精度とマスク,ワーク搭載用テーブルの作動精
度で決定できるから、これらの精度管理を機械的に行う
ことにより上述したと同様に高精度なパターン成形を行
うことができる。
るパターン成形装置では、パターン成形精度をマスクの
パターン精度とマスク,ワーク搭載用テーブルの作動精
度で決定できるから、これらの精度管理を機械的に行う
ことにより上述したと同様に高精度なパターン成形を行
うことができる。
【0016】以下、図1〜4を参照して説明すれば、図
1並びに図2はレーザビームをミラー光学系で移動させ
てマスクのパターンをレーザビームでラスタースキャン
することによるパターン成形装置を示す。図3は、一定
光軸のレーザビームをワークと共に同期移動するマスク
のパターンに通過させることによるパターン成形装置を
示す。また、図4は電極パターンを形成するCu,Ag
等の導電性金属膜をセラミックスの基体面に設けたワー
クを示す。
1並びに図2はレーザビームをミラー光学系で移動させ
てマスクのパターンをレーザビームでラスタースキャン
することによるパターン成形装置を示す。図3は、一定
光軸のレーザビームをワークと共に同期移動するマスク
のパターンに通過させることによるパターン成形装置を
示す。また、図4は電極パターンを形成するCu,Ag
等の導電性金属膜をセラミックスの基体面に設けたワー
クを示す。
【0017】図1のパターン成形装置は、レーザビーム
Bを発するレーザ発振器10と、所望のパターンを切欠
形成したマスク11と、そのレーザ発振器10とマスク
11との間に位置するガルバノメータを用いたガルバノ
ミラー12a,12bとを備え、レーザ発振器10から
マスク11に向うレーザビームBの光軸をガルバノミラ
ー12a,12bでXY方向に走査することにより、マ
スク11のパターンをレーザビームBでラスタースキャ
ンするよう構成されている。ガルバノミラー12a,1
2bはX軸スキャナ用12aとY軸スキャナ用12bと
を備え、このガルバノミラー12a,12bで走査する
レーザビームBの光軸上の収差を補正するようコリメタ
リーレンズ13を介し、レーザビームBをマスク11に
照射するよう装備されている。
Bを発するレーザ発振器10と、所望のパターンを切欠
形成したマスク11と、そのレーザ発振器10とマスク
11との間に位置するガルバノメータを用いたガルバノ
ミラー12a,12bとを備え、レーザ発振器10から
マスク11に向うレーザビームBの光軸をガルバノミラ
ー12a,12bでXY方向に走査することにより、マ
スク11のパターンをレーザビームBでラスタースキャ
ンするよう構成されている。ガルバノミラー12a,1
2bはX軸スキャナ用12aとY軸スキャナ用12bと
を備え、このガルバノミラー12a,12bで走査する
レーザビームBの光軸上の収差を補正するようコリメタ
リーレンズ13を介し、レーザビームBをマスク11に
照射するよう装備されている。
【0018】この他、マスク11とワークWとの間には
光軸調整用のガルバノミラー14a,14bと結像レン
ズ15が装備されている。なお、レーザ発振器10とマ
スク11との間のミラー走査光学系には特に図示しない
が、光軸調整用ミラーやリレーレンズを含むエキスパン
ダ等を必要に応じて装備することができる。また、ガル
バノミラー12a,12bを含むミラー走査光学系は電
子制御装置と連動することにより工程の自動化を図るこ
とができる。
光軸調整用のガルバノミラー14a,14bと結像レン
ズ15が装備されている。なお、レーザ発振器10とマ
スク11との間のミラー走査光学系には特に図示しない
が、光軸調整用ミラーやリレーレンズを含むエキスパン
ダ等を必要に応じて装備することができる。また、ガル
バノミラー12a,12bを含むミラー走査光学系は電
子制御装置と連動することにより工程の自動化を図るこ
とができる。
【0019】このレーザビームによるパターン成形装置
を用いては、レーザ発振器10からマスク11に向うレ
ーザビームBをガルバノミラー12a,12bでマスク
11のパターンに応じてXY方向に継続的に走査する。
これにより、マスク11のパターンを該レーザビームB
でラスタースキャンし、マスク11のパターンを通過す
るレーザビームBをワークWの加工面に照射する。その
レーザビームBではマスク11のパターンをラスタース
キャンすることから、一つのワークWに対する一つの広
面積なパターン成形でも、或いは、複数個取りのワーク
Wに対する複数個のパターン成形でも一回のプロセスで
短時間に形成することができる。また、マスク11のサ
イズ,結像レンズ15の倍率,配置位置を選択すること
によりマスク11のパターン投影率で任意の倍率にパタ
ーン成形することができる。
を用いては、レーザ発振器10からマスク11に向うレ
ーザビームBをガルバノミラー12a,12bでマスク
11のパターンに応じてXY方向に継続的に走査する。
これにより、マスク11のパターンを該レーザビームB
でラスタースキャンし、マスク11のパターンを通過す
るレーザビームBをワークWの加工面に照射する。その
レーザビームBではマスク11のパターンをラスタース
キャンすることから、一つのワークWに対する一つの広
面積なパターン成形でも、或いは、複数個取りのワーク
Wに対する複数個のパターン成形でも一回のプロセスで
短時間に形成することができる。また、マスク11のサ
イズ,結像レンズ15の倍率,配置位置を選択すること
によりマスク11のパターン投影率で任意の倍率にパタ
ーン成形することができる。
【0020】これに加えて、マスク11のパターンをラ
スタースキャンしたレーザビームBをワークWに照射す
ることから、光束密度の高いレーザビームBとしてマス
ク11のパターンを通過することにより、数μm以下の
パターン部分でも高精度に形成することができる。その
レーザビームBとしてはピーク値の高いQswレーザを用
いるのがよく、また、断面積の小さいレーザビームでも
適用できるからエキシマレーザやYAG・Qスイッチレ
ーザ等も使用できる。
スタースキャンしたレーザビームBをワークWに照射す
ることから、光束密度の高いレーザビームBとしてマス
ク11のパターンを通過することにより、数μm以下の
パターン部分でも高精度に形成することができる。その
レーザビームBとしてはピーク値の高いQswレーザを用
いるのがよく、また、断面積の小さいレーザビームでも
適用できるからエキシマレーザやYAG・Qスイッチレ
ーザ等も使用できる。
【0021】図2で示すレーザビームによるパターン成
形装置はレーザ発振器20とマスク21との光路間に、
一軸駆動球面鏡等のスキャンミラー22と、回転多面
鏡,所謂、ポリゴンミラー23とをミラー走査光学系と
して備えることにより構成されている。このミラー走査
光学系ではレーザビームBをポリゴンミラー23でXY
方向に走査させて、マスク21のパターンをレーザビー
ム21でラスタースキャンし、それを結像レンズ24を
介してワークWの加工面に照射する。このポリゴンミラ
ー23によるミラー走査光学系でも、上述したガルバノ
ミラー12a,12bによる場合と同様に機能させるこ
とができる。但し、このポリゴンミラー23で反射する
レーザビームBの入射角度は時間に比例して変化するた
め、結像レンズ24或いは別途に備えるレンズをXY方
向に移動させて入射角度を補正する必要がある。
形装置はレーザ発振器20とマスク21との光路間に、
一軸駆動球面鏡等のスキャンミラー22と、回転多面
鏡,所謂、ポリゴンミラー23とをミラー走査光学系と
して備えることにより構成されている。このミラー走査
光学系ではレーザビームBをポリゴンミラー23でXY
方向に走査させて、マスク21のパターンをレーザビー
ム21でラスタースキャンし、それを結像レンズ24を
介してワークWの加工面に照射する。このポリゴンミラ
ー23によるミラー走査光学系でも、上述したガルバノ
ミラー12a,12bによる場合と同様に機能させるこ
とができる。但し、このポリゴンミラー23で反射する
レーザビームBの入射角度は時間に比例して変化するた
め、結像レンズ24或いは別途に備えるレンズをXY方
向に移動させて入射角度を補正する必要がある。
【0022】図3で示すレーザビームによるパターン成
形装置は、レーザ発振器30からマスク31に向う一定
光軸のレーザビームBに対し、マスク31,ワークWを
マスク31のパターンに応じて移動する各搭載用テーブ
ル32,33を備えることにより構成されている。その
パターン成形装置ではマスク31とワークWとを移動す
ることにより一定光軸のレーザビームBをマスク31の
パターンに応じて走査し、マスク31のパターンを通過
するレーザビームBを結像レンズ34でワークWに照射
することから、上述したマスク11,21のパターンを
レーザビームBでラスタースキャンするのと同様に機能
させることができる。
形装置は、レーザ発振器30からマスク31に向う一定
光軸のレーザビームBに対し、マスク31,ワークWを
マスク31のパターンに応じて移動する各搭載用テーブ
ル32,33を備えることにより構成されている。その
パターン成形装置ではマスク31とワークWとを移動す
ることにより一定光軸のレーザビームBをマスク31の
パターンに応じて走査し、マスク31のパターンを通過
するレーザビームBを結像レンズ34でワークWに照射
することから、上述したマスク11,21のパターンを
レーザビームBでラスタースキャンするのと同様に機能
させることができる。
【0023】このパターン成形装置では、各搭載用テー
ブル32,33を個別に移動させて所定のパターンを形
成することができる。また、マスク31はワークWの上
部側に配置し、レーザ発振器30から発するレーザビー
ムBを反射鏡35で屈折照射すれば、各搭載用テーブル
32,33を同期移動させるようにもできる。マスク,
ワークの各搭載用テーブル32,33は、マスク31の
パターンに基づいて定められた電子制御装置のプログラ
ムに応じてX,Y,θ方向に移動制御できる。また、マ
スク11,21のパターンをレーザビームBでラスター
スキャンするのも含めて、ワークWに対するパターンの
成形精度はマスクのパターン精度とミラー走査光学系ま
たはマスク,ワーク搭載用テーブル32,33の移動精
度で決定できるため、当該精度管理を機械的に行うこと
により高精度なパターン成形を行うことができる。
ブル32,33を個別に移動させて所定のパターンを形
成することができる。また、マスク31はワークWの上
部側に配置し、レーザ発振器30から発するレーザビー
ムBを反射鏡35で屈折照射すれば、各搭載用テーブル
32,33を同期移動させるようにもできる。マスク,
ワークの各搭載用テーブル32,33は、マスク31の
パターンに基づいて定められた電子制御装置のプログラ
ムに応じてX,Y,θ方向に移動制御できる。また、マ
スク11,21のパターンをレーザビームBでラスター
スキャンするのも含めて、ワークWに対するパターンの
成形精度はマスクのパターン精度とミラー走査光学系ま
たはマスク,ワーク搭載用テーブル32,33の移動精
度で決定できるため、当該精度管理を機械的に行うこと
により高精度なパターン成形を行うことができる。
【0024】図4のワークWは導電性の金属膜40をC
u,Ag等でセラミックス41の基体上に設けたもので
あり、この金属膜40としてはスパッタリングを適用す
ることにより厚み3μm〜0.35μm,好ましくは1
μm以下に形成するとよい。その金属膜40は薄膜なも
のであるから、上述したプロセス中で汎用出力のレーザ
ビームを用いても十分に高精度な電極パターンとして形
成することができる。なお、この実施例では電極パター
ンをセラミックス41の基体上に設ける場合で説明した
が、配線パターンを回路基板に形成する場合等を含めて
各種のパターン成形に広く適用することができる。
u,Ag等でセラミックス41の基体上に設けたもので
あり、この金属膜40としてはスパッタリングを適用す
ることにより厚み3μm〜0.35μm,好ましくは1
μm以下に形成するとよい。その金属膜40は薄膜なも
のであるから、上述したプロセス中で汎用出力のレーザ
ビームを用いても十分に高精度な電極パターンとして形
成することができる。なお、この実施例では電極パター
ンをセラミックス41の基体上に設ける場合で説明した
が、配線パターンを回路基板に形成する場合等を含めて
各種のパターン成形に広く適用することができる。
【0025】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係るレーザビーム
によるパターン成形方法及び装置に依れば、レーザビー
ムを用いることから非接触のドライプロセスでパターン
成形できることは勿論、広面積のパターン成形を短時間
に高精度で行なえ、装置としても精度管理を行い得て高
精度なパターン成形を行うことができる。
によるパターン成形方法及び装置に依れば、レーザビー
ムを用いることから非接触のドライプロセスでパターン
成形できることは勿論、広面積のパターン成形を短時間
に高精度で行なえ、装置としても精度管理を行い得て高
精度なパターン成形を行うことができる。
【図1】本発明の一例に係るミラー走査光学系を備えた
レーザビームによるパターン成形装置を示す説明図であ
る。
レーザビームによるパターン成形装置を示す説明図であ
る。
【図2】本発明の別例に係るミラー走査光学系を備えた
レーザビームによるパターン成形装置を示す説明図であ
る。
レーザビームによるパターン成形装置を示す説明図であ
る。
【図3】本発明の更に別例に係るマスク,ワークの各搭
載移動用テーブルを備えたレーザビームによるパターン
成形装置を示す説明図である。
載移動用テーブルを備えたレーザビームによるパターン
成形装置を示す説明図である。
【図4】本発明に係るレーザビームによるパターン成形
方法を適用するワークの一例を示す説明図である。
方法を適用するワークの一例を示す説明図である。
【図5】従来例に係るレーザビームによるパターン成形
装置を示す説明図である。
装置を示す説明図である。
W ワーク B レーザビーム 10,20,30 レーザ発振器 11,21,31 マスク 13a,13b、23 ミラー走査光学系 32,33 マスク,ワークの各搭載用
テーブル 40 金属膜
テーブル 40 金属膜
Claims (5)
- 【請求項1】 レーザ発振器からマスクに向うレーザビ
ームでマスクのパターンをラスタースキャンし、そのマ
スクのパターンを通過するレーザビームをワークの加工
面に照射するようにしたことを特徴とするレーザビーム
によるパターン成形方法。 - 【請求項2】 レーザ発振器からマスクに向う一定光軸
のレーザビームに対してマスクとワークとをマスクのパ
ターンに応じて移動し、そのマスクのパターンを通過す
るレーザビームをワークの加工面に照射するようにした
ことを特徴とするレーザビームによるパターン成形方
法。 - 【請求項3】 厚み3μm以下の金属膜を設けたワーク
にレーザビームを照射するようにしたことを特徴とする
請求項1または2記載のレーザビームによるパターン成
形方法。 - 【請求項4】 レーザビームを発するレーザ発振器と、
レーザビームを通過させるパターンを設けたマスクとを
備え、更に、レーザ発振器からマスクに向うレーザビー
ムを移動させてマスクのパターンをラスタースキャンす
るミラー走査光学系を装備したことを特徴とするレーザ
ビームによるパターン成形装置。 - 【請求項5】 レーザビームを発するレーザ発振器と、
そのレーザ発振器からマスクに向う一定光軸のレーザビ
ームを通過させるパターンを設けたマスクとを備え、更
に、マスクとワークとをマスクのパターンに応じて移動
するマスク,ワークの各搭載用テーブルを装備したこと
を特徴とするレーザビームによるパターン成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6023388A JPH0857663A (ja) | 1994-01-24 | 1994-01-24 | レーザビームによるパターン成形方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6023388A JPH0857663A (ja) | 1994-01-24 | 1994-01-24 | レーザビームによるパターン成形方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0857663A true JPH0857663A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=12109143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP6023388A Pending JPH0857663A (ja) | 1994-01-24 | 1994-01-24 | レーザビームによるパターン成形方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH0857663A (ja) |
-
1994
- 1994-01-24 JP JP6023388A patent/JPH0857663A/ja active Pending
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