JPH085723Y2 - 消防ポンプの呼び水装置 - Google Patents

消防ポンプの呼び水装置

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JPH085723Y2
JPH085723Y2 JP1990082803U JP8280390U JPH085723Y2 JP H085723 Y2 JPH085723 Y2 JP H085723Y2 JP 1990082803 U JP1990082803 U JP 1990082803U JP 8280390 U JP8280390 U JP 8280390U JP H085723 Y2 JPH085723 Y2 JP H085723Y2
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JP
Japan
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valve
water
valve seat
valve body
support plate
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Application number
JP1990082803U
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English (en)
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JPH0440664U (ja
Inventor
貢 梅原
Original Assignee
富士ロビン株式会社
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、消防ポンプの呼び水装置に関する。
[従来の技術] 従来は、吸水管に連通するポンプケーシングにはイン
ペラを内蔵する吸水口部を設けるとともに、該吸水口部
の上部側開口に連通する止水弁部の下流側には逆止弁を
介装した真空ポンプを連通連設して構成する消防ポンプ
において、止水弁部の平板形弁体がばねの弾圧により平
面状の弁座に常時圧接し、真空ポンプの吸気によりダイ
ヤフラムを作動させるとともにばねの弾圧に抗張させな
がら弁体を開状態にして、吸水口部を真空にすることが
できるように工夫されたものが、実開平1−65052号公
報に見られる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、そのような構造では、前記弁体が一般
的にゴム製であり、常時は弁座に圧接するので、長期間
使用されると平板状になっていることやゴムの劣化によ
り弾圧性が悪化するとともに山形状にそり返ったりする
ことになり、止水弁部内の通路から弁座を通してのエア
の吸い込みが不良となって、真空ポンプによる呼び水作
用が悪化することになり、また、弁体がばねの弾圧によ
り常時は閉状態に保持されるので、運転終了後には作動
軸を押して弁体を開かせながら止水弁部の通路内の残水
を除去する操作を行なわなければならず、面倒となり、
その操作を忘れたりすると、残水が凍結して呼び水作用
が不能となって、消火作業ができなくなったり、汚水が
混入したりするその残水により内部のばね、ダイヤフラ
ムや作動軸が腐蝕してしまうことになる、といった不具
合を呈している。
[課題を解決するための手段] 本考案は、そのような不具合をことごとく解決し、好
適に実施できるよう改良したものであり、そのため、逆
止弁より上流側で止水弁部内の通路の一端側に架着した
支持板の下方には、前記開口に下方側が連通して下面が
截頭円錐形となる弁座を設け、該弁座の下面に接離自在
となる弁体を、前記弁座の截頭円錐形下面に合致するよ
う截頭円錐形状に形設するとともに、前記支持板に上下
動可能に軸支した支軸の下端部に架着し、該支軸には、
前記支持板に衝合して前記弁体の下動を規制することが
できるスナップリングを嵌着するとともに、前記弁体を
前記弁座の下方へ押圧するばねを介装して構成したもの
である。
[作用] したがって、通常は、弁体がばねにより弾圧されて弁
座の下方に離れて保持されることになるので、弁体の劣
化や変形を防止できることになり、運転終了時には、従
来のように作動軸を操作しないでも、止水弁部の通路内
に残水が生じないよう自動的に排水させることができる
ことになり、運転開始時には、揚水された水の圧力によ
り、ばねの弾圧に抗張して弁体を弁座の下方に圧接させ
ながら確実に密着させて閉じることができることにな
る。
[実施例] 次に、図面に示す実施例いついて説明する。
第2図は消防ポンプ全体の斜視図を示し、案内羽根
(10a)を有する羽根車(10)を内装したポンプケーシ
ング(2)の吸水口部(2a)には屈曲した吸水管(1)
を連結し、前記吸水口部(2a)の上部に形成した開口
(3)を止水弁部(A)の下部に連通連設し、該止水弁
部(A)内の通路(B)の他端側と連結パイプ(11)と
の間には、ボール式の逆止弁(4)と、排水パイプ(1
2)に連通する逆止弁形のボール式排水弁(13)とを介
装し、連結パイプ(11)の他端側には排水パイプ(14)
を有する真空ポンプ(5)を連通連設し、前記ポンプケ
ーシング(2)の上方には放水弁操作ハンドル(15)付
きの放水部(16)を連通連設して従来形構造同様に構成
する。
前記止水弁部(A)内の通路(B)の一端側下部には
前記吸水口部(2a)の開口(3)に下方側が連通して下
面が截頭円錐形となる弁座(21)を形成し、該弁座(2
1)の下方には合成樹脂製のストレーナ(17)を立設す
るとともに、その下方には排水キャップ(20)を嵌着
し、前記弁座(21)の上方となる前記通路(B)の一端
側上方には、剛体よりなる支持板(6)をOリング(1
9)を介装して嵌合するとともにスナップリング(22)
により係止して構成する。
また、前記弁座(21)の下面側に接離できるよう截頭
円錐形に形成したゴム製もしくは金属性の弁体(8)の
上方中心部には支軸(7)の下端部を一体的に固設し、
該支軸(7)の上部はOリング(18)を介装した前記支
持板(6)の中心部に上下動可能に嵌挿し、該支持板
(6)の下面と支軸(7)の中間部との間には該支軸
(7)を下方に弾圧する圧縮形ばね(9)を介装し、支
軸(7)の上部には、前記弁体(8)が弁座(21)の下
方に離れて下がると支持板(6)の上面に係合できるこ
とになるストッパー用のスナップリング(23)を係止し
て構成するが、前記ばね(9)は、揚水された水の圧力
により弁体(8)が弁座(21)の下方に圧接されるが通
常や真空ポンプ(5)が作用する状態では弁体(8)が
弁座(21)の下方に離れて保持されるよう下方に弾圧自
在にして取付け構成する。
したがって、通常は、弁体(8)がばね(9)により
弾圧されて弁座(21)の下方に離れて保持されることに
なるので、弁体(8)の劣化や変形を防止できることに
なり、運転終了時には、通路(B)内に残水が生じない
よう開状態の弁座(21)から自動的に排水させることが
できることになり、運転開始時には、揚水された水の圧
力により、ばね(9)の弾圧に抗張して弁体(8)の截
頭円錐形面を弁座(21)の截頭円錐形下面に圧接させな
がら確実に密着させて閉じることができることになる。
すなわち、ポンプ始動時には、真空ポンプ(5)の吸
引作用により、排水弁(13)が閉じるとともに逆止弁
(4)が開くことになって、ポンプケーシング(2)や
吸水管(1)内の空気が真空ポンプ(5)に吸気されて
排出パイプ(14)より排出されることになり、揚水が吸
水口部(2a)に届いてその部分に満たされると、開口
(3)より止水弁部(A)側に吸水されることになり、
そこで、その水の圧力により弁体(8)が閉じられたま
まとなって、放水作業が直ちに開始されることになる。
[考案の効果] このように本考案は、通常は、スナップリング(23)
が支持板(6)に衝合するまで弁体(8)をばね(9)
により弾圧しながら弁座(21)の下方に離して保持して
おくことができるので、弁体(8)の劣化や変形を防止
できることになり、運転終了時には、止水弁部(A)の
通路(B)内に残水が生じないよう弁座(21)から自動
的に排水させることができることになって、従来のよう
に面倒な排水操作を行なうことなく、しかも、通路
(B)内の各部品が腐蝕するのを確実に防止できること
になり、また、通路(B)に残水がないから冬場の凍結
によるケース損傷による運転不能な不具合も解消できる
ものである。さらに運転開始時には、揚水された水の圧
力により、ばね(9)の弾圧に抗張して截頭円錐形の弁
体(8)を弁座(21)の截頭円錐形下面に圧接させなが
ら、弁体(8)が変形したり弁体(8)と弁座(21)の
間に異物が詰まることのないように確実に密着させて閉
じることができることになって放水作業を直ちに開始さ
せることができることになり、ポンプ性能を一段と向上
させることができるとともに簡単な構造にして好適に実
施できる特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例である消防ポンプの一部の断面
図、第2図は消防ポンプ全体の斜視図、第3図は第1図
の一部で示す作動説明図である。 (1)…吸水管、(2)…ポンプケーシング (2a)…吸水口部、(3)…開口 (A)…止水弁部、(4)…逆止弁 (5)…真空ポンプ、(6)…支持板 (7)…支軸、(8)…弁体 (9)…ばね、(10)…インペラ (21)…弁座、(23)…スナップリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸水管(1)に連通するポンプケーシング
    (2)にはインペラ(10)を内蔵する吸水口部(2a)を
    設けるとともに、該吸水口部(2a)の上部側開口(3)
    に連通する止水弁部(A)の下流側には逆止弁(4)を
    介装した真空ポンプ(5)を連通連設して構成する消防
    ポンプにおいて、前記逆止弁(4)より上流側で前記止
    水弁部(A)内の通路(B)の一端側に架着した支持板
    (6)の下方には、前記開口(3)に下方側が連通して
    下面が截頭円錐形となる弁座(21)を設け、該弁座(2
    1)の下面に接離自在となる弁体(8)を、前記弁座(2
    1)の截頭円錐形下面に合致するよう截頭円錐形状に形
    設するとともに、前記支持板(6)に上下動可能に軸支
    した支軸(7)の下端部に架着し、該支軸(7)には、
    前記支持板(6)に衝合して前記弁体(8)の下動を規
    制することができるスナップリング(23)を嵌着すると
    ともに、前記弁体(8)を前記弁座(21)の下方へ押圧
    するばね(9)を介装して構成したことを特徴とする呼
    び水装置。
JP1990082803U 1990-08-06 1990-08-06 消防ポンプの呼び水装置 Expired - Lifetime JPH085723Y2 (ja)

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JP1990082803U JPH085723Y2 (ja) 1990-08-06 1990-08-06 消防ポンプの呼び水装置

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JP1990082803U JPH085723Y2 (ja) 1990-08-06 1990-08-06 消防ポンプの呼び水装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0440664U JPH0440664U (ja) 1992-04-07
JPH085723Y2 true JPH085723Y2 (ja) 1996-02-21

Family

ID=31629938

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JP1990082803U Expired - Lifetime JPH085723Y2 (ja) 1990-08-06 1990-08-06 消防ポンプの呼び水装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5736366Y2 (ja) * 1978-08-31 1982-08-11
JPH0165052U (ja) * 1987-10-22 1989-04-26

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Publication number Publication date
JPH0440664U (ja) 1992-04-07

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