JPH0856934A - 磁気共鳴撮像装置用の傾斜コイル機構 - Google Patents
磁気共鳴撮像装置用の傾斜コイル機構Info
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- JPH0856934A JPH0856934A JP7213944A JP21394495A JPH0856934A JP H0856934 A JPH0856934 A JP H0856934A JP 7213944 A JP7213944 A JP 7213944A JP 21394495 A JP21394495 A JP 21394495A JP H0856934 A JPH0856934 A JP H0856934A
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Abstract
用の傾斜コイル機構を得る。 【解決手段】 所定の物体の画像の取得を目的とする穴
状の空間領域が誘電体44に形成される。この空間領域
へ傾斜磁界を形成するための傾斜コイル70、80が誘
電体により保持される。傾斜コイル70、80は、励起
された傾斜磁界の中央64において対称となり、磁気共
鳴撮像装置用の傾斜コイル機構として、挿入可能な形態
で組み立てられる。誘電体44の端部に切除部領域62
が構成され、傾斜コイル70、80は、この切除部領域
62の外形に従う巻線部分74、82を含んでいる。こ
の構成によれば、傾斜コイル70、80は、傾斜磁界の
中央64に対し十分に対称の関係で、コイル長をより長
く構成することができる。よって、傾斜コイル70、8
0に生じるトルクは、中央64の相対する位置において
キャンセルされる。
Description
傾斜コイル機構に関し、特に、高速度磁気共鳴撮像装置
に内装され用いられる磁気共鳴撮像装置用の傾斜コイル
機構に関する。
直径の患者受け入れ穴の周囲に全身傾斜コイルを含み構
成されている。さらに、超伝導性または抵抗性の主磁界
マグネット、そして無線送信/受信コイルが穴を囲んで
いる。
る全身傾斜コイルは、直線性の優れた傾斜磁界を生成す
るが、いくつかの欠点を有している。大きな直径の傾斜
コイルでは、旋回速度は十分に低く、それは傾斜磁界が
誘起され変化され得る速度の制限要因である。大きな直
径の全身傾斜コイルは、与えられたインダクタンスへの
ユニット駆動電流当り比較的低い傾斜磁界を有し、それ
は最高速の磁気共鳴撮像技術としての利用の限界とな
る。傾斜コイル内へ蓄積されたエネルギーは、一般的な
割合が放射力の5分の1以上に比例している。故に、全
身コイルが大きな量のエネルギーを要求し、大きな直径
が必要となる。さらに、超伝導主磁石は、穴の周囲に設
定された低温シールドを有している。より大きな直径の
傾斜コイルは、低温シールドへより接近し、それゆえ渦
電流の発生を促進させる。より小さな直径のコイルで必
要とされる以上に、全身傾斜コイルでは、低温シールド
内の渦電流を防止する更なるシールディングが必要とさ
れる。
て、多数の挿入可能なコイルは、患者用の穴内にフィッ
トするに十分な小ささに発展して来ている。典型的に
は、挿入可能なコイルが体の特定部、例えば頭部コイ
ル、心臓部コイルへ仕立てられる。伝統的に、ヘッドコ
イルは人頭と融合し易いようにシリンダサイズ、例えば
直径28cm、一方心臓コイルは人体の胴に適合させた
2平面サイズとされる。大概の脳検査では、実質的に両
眼腔と同じ平面の脳部分の周りを中心に検査する。左右
対称なコイルでは、電磁的および物理的に等しい中央
は、患者の両眼または患者の心臓の共通部位へ配列され
それぞれ設置される。
の頭部コイルほど、傾斜が直線である領域が大きくな
り、領域もより直線である。しかしながら、患者の肩
は、対称頭部傾斜コイルの長さ上の制限ファクタであ
る。肩は、患者の終端から略20cmに中央を制限す
る。これらにより、対称頭部コイルは、従来略長さ40
cmに制限されて来た。
るために、電磁中央が身体、コイルの物理的、幾何学的
中央から患者方向のオフセットに頭部コイルは設計され
てきた。例えば、パトリック氏他のU.S.P.5278504 、ロ
エマ氏他のU.S.P.5177442 等がある。U.S.P.5278504
は、磁気核共鳴装置へ適用されるコイル配列に関するも
のである。本発明では、電磁共鳴装置内にコイルが設置
され、筒状体に磁界を生成させ、この筒状態内に収容さ
れた患者の検査を行うことを目的としている。コイル
は、筒状態の周囲を取り囲み一対のコイルが効果的に取
付けられる。コイルの各々は、放射状の直線に筒状体に
設置され、コイルの導体端部が軸状とされ軸部分に設置
され構成されている。
ペア(Maxwell pair)又はシリンダ表面上のxまたはy
軸のゴレーサドルコイル(Golay saddle coil)を含
み、その他は全巻線がシリンダ表面上に存在しない対向
コイルを有している。“肺画像のためのコンパクトマグ
ネット及び傾斜システム”、"Compact Magnet and Grad
ient System For Breast Imaging" 、S、ピッサンツキ
イ氏他、SMRM 第12回年度会議、p1304(1
993)、コイルの領域生成端部において90°角で放
射状に曲がったコンパクト非対称シリンダコイルの説明
がある。このコイルは、胸部に対し圧接されたコイルで
肺画像を撮像するために設計されたものである。“分布
面傾斜コイルの高度な多次元設計”、"High-Order, Mul
ti-Dimensional Design of Distributed Surface Gradi
ent Coil" 、オー氏他、SMRM第12回会議、p31
0(1993)三次元流を用いた傾斜表面の最大効率化
への試み、がある。
U.S.P.5278504 に代表される非対称頭部コイルは、直線
性および直線領域の大きさに利益を有するが、オフセッ
トのセッティングの困難さを除いて改善は無い。主磁界
内において、主および傾斜電磁界相互作用からの機械的
トルクに対し、非対称傾斜コイルは主体となる。これら
はトルクに逆らうために、非対称頭部コイルは、堅くて
曲がらない機械的束縛により組み立てられる。主磁界機
構へ十分な機械的構造による取付けにも係らず、トルク
は以前として機械的振動とノイズを起こさせる。
題の一つは、直線性の制御が困難なことである。更に、
コイルはその複雑な形状と高電流密度により、製造が困
難であるという問題を伴う。
共鳴撮像装置用の傾斜コイル機構を提供することを目的
とする。
め、本発明の磁気共鳴撮像装置用の傾斜コイル機構は、
所定の物体の画像の取得を目的とする空間領域が穴状に
形成され、誘電体(44)が空間領域へ傾斜磁界を形成
するための傾斜コイル(70、80)を保持し、この傾
斜コイル(70、80)は励起された傾斜磁界の中央
(64)において対称となり挿入可能な形態で組み立て
られた、磁気共鳴撮像装置用の傾斜コイル機構(42)
であり、誘電体(44)の第1の端部に、所定の物体の
空間領域にある部位の画像を取得するために、少なくと
も1の切除部領域(62)が調整設定され、傾斜コイル
(70、80)は、切除部領域(62)の外形に従う輪
郭付けされた第1の巻線部分(74、82)を含み、傾
斜コイル(70、80)は、傾斜磁界の中央(64)に
対し十分に対称の関係であり、傾斜コイル(70、8
0)上のトルクは中央(64)の相対する位置において
キャンセルするように作用する、ことを特徴としてい
る。
はパラボラ状であり、少なくとも1の切除部領域(6
2)は一対のパラボラ状の切除部領域を含み、第1の巻
線部分(74、82)はパラボラ形状の進路に沿い拡大
し切除部領域(62)の端に整合するとよい。
電体(44)から外側へ拡大するフレア状の部分(9
0)と、傾斜コイルの巻線部分(70、80)はフレア
状の部分(90)に沿って拡大し、傾斜コイル(70、
80)は、誘電体(44)の第2の端部へ整合する第2
の巻線部分(74、82)を含み、第2の巻線部分(7
4、82)と第1の巻線部分(74、82)とが略中心
において対称とされるとよい。
の頭部を受けるための形態とされ、少なくとも1の切除
部領域(62)は所定の物体の肩を受けるための一対の
切除部とされるとよい。
体(44)のそれぞれの4分円上に中央(64)に対し
て略対称に配置された4対称の指紋状のx傾斜コイル巻
(72)と、各々が誘電体(44)のそれぞれの4分円
上に中央(64)に対して略対称に配置された4対称の
指紋状のy傾斜コイル巻(84)とを具備し、xおよび
y傾斜コイル巻(72、84)は、覆いそして90°の
オフセットで誘電体(44)の周囲を相互に取り囲んで
設定されるとよい。
2)は一対のパラボラ状の切除部領域を有し、この一対
のパラボラ状の切除部領域が、x傾斜コイル巻(72)
の一対の中央端部の円弧にパラボラ状の切除部領域を囲
うパラボラ状の経路に沿い、y傾斜コイル巻(84)の
一対の調整角(82)がパラボラ状の切除部領域(6
2)の各々の略半周の外形に従い、設定されているとよ
い。
斜コイルによれば、所定の物体の画像の取得を目的とす
る空間領域が誘電体(44)に穴状に形成される。誘電
体(44)は空間領域へ傾斜磁界を形成するための傾斜
コイル(70、80)を保持する。この傾斜コイル(7
0、80)は励起された傾斜磁界の中央(64)におい
て対称に組み立てられた傾斜コイル機構(42)であ
る。誘電体(44)の第1の端部に、所定の物体の空間
領域にある部位の画像を取得するために、少なくとも1
の切除部領域(62)が調整設定される。傾斜コイル
(70、80)は切除部領域(62)の外形に従う第1
の巻線部分(74、82)を含み、傾斜コイル(70、
80)は傾斜磁界の中央(64)に対し十分に対称の関
係である。よって、傾斜コイル(70、80)に生じる
トルクは、中央(64)の相対する位置においてキャン
セルするように作用する。
鳴撮像装置用の傾斜コイルの実施例を詳細に説明する。
中心の穴12のz軸に沿い一時的安定化された磁界を生
成する主磁界コイル10の複数を有している。超伝導体
において、主磁界コイル10は成形具14により支持さ
れ、トロイダルヘリウムの皿又は缶16により受領され
る。この缶16は、超伝導温度に主磁界コイルを維持す
る液体ヘリウムで満たされている。さらに缶16は、冷
却シールド18、20の連続体により囲われ、これらは
ジュワー(dewar)真空体22中に保持される。
立てられたx、y、zコイルを有している。好ましく
は、傾斜コイルは、自己シールドされた傾斜コイルであ
り、主x、y、およびzコイルは、誘電体32およびジ
ュワー真空体22のシリンダを規定する穴に保持された
第2傾斜コイル34中に取付けられている。全身RFコ
イル36は、傾斜コイル30の内部に搭載される。全身
RFシールド38、例えば銅網は、全身RFコイル36
および傾斜コイル30の間に組み込まれる。
心内に可動状態で組み込まれる。可動状態のコイル組立
は、誘電体44により保持され挿入可能な傾斜コイル4
2を具備している。挿入可能なRFコイル46は、誘電
体44の内部に組み込まれる。RFシールド48は、挿
入可能なRFコイル46および傾斜コイル42間に組み
込まれる。
ョン50は、人間が認識可能な、例えばビデオモニタ5
2およびキーボード54およびマウス56を含む操作者
入力装置等を有している。コンピュータラック58は、
電気共鳴シーケンサ、制御再構成プロセッサ、全身RF
コイル36、RFコイル46のための他のコンピュータ
ハードウェアおよびソフトウェアおよび簡便な電磁共鳴
撮像シーケンスの多数の機具に対する傾斜コイル30お
よび42、エコー平坦化およびエコー立体化撮像シーケ
ンスを含み保持する。エコー平坦化およびエコー立体化
撮像シーケンスは、短いデータ認識時間および高傾斜力
および旋回速度により特徴付けられている。コンピュー
タラック58は、更にRF励起を促進させるディジタル
トランスミッタおよび全身RFコイル36、RFコイル
46に対する共鳴複合信号および受信および電磁共鳴信
号調整用のディジタル受信機を保持する。アレイプロセ
ッサおよび搭載ソフトウェアは、受信した電磁共鳴信号
をコンピュータメモリまたはディスク上の蓄積された再
現画像に再構成する。ビデオプロセッサは、再構成し蓄
積された再現画像の選択的な所定部の抽出を行い、ビデ
オモニタ52で表示するためにデータのフォーマットを
行う。
の巻線である能動的傾斜コイルは、上記の実施例では円
形のシリンダ形状体である誘電体44へ搭載される。患
者の受信端において、誘電体44は、患者の肩に一致す
る形状、前述の実施例においてはパラボラ状、とされた
切除部62を有する。アナログ的パラボラ状領域である
切除部62は、対向端部が対称に構成される。中央64
は、誘電体44の幾何学的中心に位置している。円柱状
の誘電体44は、人頭を内部に収容するサイズであり、
略15cmの半径ρaを有する。被検体の頭と傾斜コイ
ル42との間の半径ρaの内に、RFシールド48が設
定される。誘電体44は、2zbに等しい長さLを有
し、放射状の頂点の間隔距離は2zaに等しい。半径が
ρaであるシリンダの端部におけるパラボラ状のスパン
間隔は、2xbに等しい。より明確に言うと、φ=0部
位の放射状頂点からの方位状の距離を、xa=0.0と
する。パラボラの数値的な変化率はε=1である。コイ
ルの幾何学的中心に対するパラボラ状部位の端点の距離
は、zbで表されコイルの半分の長さに一致する。パラ
ボラ状部位の終点からφ=0点までの方位状の距離はx
b=ρa φbで表される。パラボラの部位のラタス レク
タム(latus rectum)パラメータpは、パラボラ状のx
傾斜コイルにおいて規定され式(1)で表される。
であり、故に過剰トルクはゼロに等しい。コイルの画像
体積は、即ち、人頭全体を最良の直線性で均一な領域が
覆い脳に集中する。コイルの電流密度の対称性により、
蓄積電磁エネルギーは、非対称傾斜コイル中の同一規格
におけるエネルギーより少ない。拡張された戻り通路長
は、40cm長および比較可能な傾斜磁界規格の対称コ
イル案と比較して低巻線密度を許容する。
ップは、半径ρaおよびトータル長Lで伝統的な限定サ
イズを変換したx傾斜コイルの形状を規定する。傾斜コ
イルのこの形状の設計は、コイルの中心を廻るx軸方向
において反−対称であり、y軸およびz軸方向において
対称である傾斜磁界を生成する。コイルの長さは限定さ
れている為、電流密度はサインおよびコサインフーリエ
級数により拡張される。z軸方向に沿った対称状態にお
いて、コサインフーリエ級数拡張のみが要求される。本
ステップおよび対称状態により、電流密度はシリンダの
表面上に集中して存し、結果の電流密度は2つのコンポ
ーネントのベクトル状態で形成される。1のコンポーネ
ントは軸方向JZ(φ、z)に沿い、他方のコンポーネ
ントは方位状方向Jφ(φ、z)に沿って在る。電流密
度および電磁界Bzの拡張zコンポーネントの両コンポ
ーネントの関連における継続等価と、および電流密度の
これら2コンポーネントの何れかの期間中に蓄積された
エネルギーWとを用い、関数EはエネルギーWおよび電
磁界Bzの関係において式(2)が構築される。
であり、BzSCは明示のN点における磁界のzコンポー
ネントの強制値を表している。表1は、強制点n=1、
2、3の位置および各点の傾斜磁界の値を表している。
界のx軸に沿った2強制点がある。第3の強制点は、画
像軸xに垂直であり傾斜磁界の軸外の均一を制御する、
平面上の画像体積の境界に設置される。関数Eの最小化
において、電流計数jn' aに関する電流の二次関数であ
り、電流計数jn' aが満足する式(3)の行列式を得
る。
関数である。
善のエネルギーの効率化に関する特願平5−24627
8号(U.S.P.5,296,810 )がある。既出願の本発明で
は、超伝導磁気コイルを超伝導状態の温度に維持するた
めに、ヘリウムを収容した真空皿を設けている。内部の
穴は自己シールドされた傾斜コイルとRFコイルとを受
領している。この構造によるフィールドコイルは、試験
領域を縦方向に通過する統一化された磁界を励起し、横
に通過する傾斜磁界を選択的に生成する。
よりされる。(3)を転化すると、jn aの解析結果を
得、そして電流密度を得る。これらの微分計数が決定さ
れ、蓄積された電磁エネルギーおよび空間におけるいか
なる点の磁界も計算される。上記計算された継続関数を
裁量し、電流密度の連続する等式を考察する。
導入され、電流密度が「流れ関数」と呼ばれる関数aの
ひねりとして表現される。具体例を示せば式(5)であ
る。
み依存するシリンダの表面での流れが制限されるため、
筒内の電流密度と流れ関数との間の等価の関係は、式
(6)となる。
る。
れる。
密度の最小値であり、Sincは2個の輪郭線間の電流量
の再現である。Sincの決定は、電流密度の最大値を表
すSmaxを用いた式(9)により得られる。
しい電流に依存する間隔とに従うこの方法により、輪郭
は生み出される。計算過程において、それぞれの電線は
これらの輪郭線と符合して位置設定される。
にあるそれぞれの電流の形状を生成する。過程の次のス
テップは、パラボラ状の切り抜き、例えばパラボラ状の
x傾斜コイルの輪郭に適合する電流の構築を生成する。
の開始点の座標が選択される。これらの座標はベクトル
(ρa、0.0、za)により表される。この点に至る、
初期の電流形状に対する各部分は不変を維持する。パラ
ボラ状の通路への流れが構築される電流部分のみは、下
限のベクトル(0.0、za)と同様の上限のベクトル
(x=ρa φb、zb)とにより制限された方形状領域の
内部に含まれる。この方形状領域内において、電流部分
のいずれの点も等式(10)により規定されるパラボラ
に従わされる。
点への座標を表す。
する電流の形状は、コイル帰路領域の中心領域内である
パラボラ形状体の二次元表面へ制限されて生成される。
図3は、x傾斜コイルの四対称の4つの内の1を拡大図
示している。
イルの磁界を評価するために、ビオ・サバール(Biot-S
avart)の法則を用いる。
いる。この場合、電流は、筒状の表面ρ=ρa上への流
れが規制される。これら、各電流部分は、方位状φおよ
び軸z方向の関数のみとなる。電流形状からの結果で表
された磁界は、式(12)となる。
初期の座標を表す。z2、φ2は、同一線部分のための終
点の座標に符合する。
斜コイル70は、誘電体44の筒状の表面にある。x傾
斜コイルは、それぞれに電流形状の帰路のためのパラボ
ラ状の開口74を有する4個の指紋状のコイル巻72を
含んでいる。4個のコイル巻のそれぞれは、筒状の誘電
体44上の四対称が一つにラミネートされている。提示
した具体例のシリンダの半径は、ρa=0.1579m
である。提示した具体例のコイルの全長は、L=0.6
mである。コイルの幾何学的中央とパラボラの先端との
間の距離zaは、za=0.20mが適当である。最大方
位状距離xbは、0.1mが適当であり、軸距離zbは
0.3mが適当である。この輪郭のコイルは、220ア
ンペアで25cm直径方位体に37.8mT/m傾斜強
度を励起し、2.005ジュールのエネルギーを蓄積す
る。
0は長さL、半径ρaの誘電体60の周囲を包むサイズ
とされる。しかしながら、y傾斜コイルは、x傾斜コイ
ル70からシリンダ周囲へ90°回転され、例えば、パ
ラボラ状部位の頂点からφ=n/2の地点までの距離
は、y=ρa φbで示される。y傾斜コイルへのパラボ
ラ状部位のラタス レクタムpは、式(14)により規
定される。
来と同一の半径ρaおよび全長Lの交互y傾斜コイルの
輪郭で開始する。この傾斜コイルの形式の設計が傾斜磁
界を生成し、この傾斜磁界は、このコイルの幾何学的中
央を囲むy方向において非対称であり、そしてxおよび
z方向に沿い対称である。傾斜コイルの限定長の為、電
流密度はサインおよびコサインフーリエ級数により拡大
する。軸またはz方向に沿ったこの対称の為、コサイン
フーリエ級数拡大条件のみが必要である。この対称およ
び電流密度はシリンダの表面上に集中して在るため、結
果的な電流密度は、2構成のベクトル加算として形成さ
れる。一方は軸方向Jz(φ、z)に沿い、および他方
は方位方向Jφ(φ、z)に沿う。電流密度の両構成を
関連させる連続式を用いて、電流密度の2構成の何れか
1つにより磁界Bzのz構成および蓄積された磁気エネ
ルギーWを表わすと、WおよびBによる関数Eは、式
(2)により再度規定される。表2は、束縛点およびy
傾斜コイルのための傾斜磁界の値を表している。
界のy軸に沿う2つの束縛点があり、第3の束縛は傾斜
磁界の軸外の統一化を制御するy画像軸へ垂直な平面上
の画像体積の境界に位置する。電流計数jn aに関する電
流の二次関数であるEを最小化すると、式(15)を満
足するjn' aに等しい行列式を得る。
の情報を含む関数である。
5,296,810 )を見る。ラグランジェ倍率器の評価は強制
等式によりされる。この行列式をインバーティングしつ
つ、jn aを得そして電流密度の解を得る。これらの計数
が定まり、蓄積された電磁エネルギーおよび体積中のい
かなる点での磁界が計算可能となる。
変換において、電流密度の連続的等式である等式(4)
を考慮する。アナログ的な電界内において潜在ベクトル
が導き出され、「流れ関数」と呼ばれ関数gで表される
電流密度は式(5)で示されている。半径a=ρaおよ
び唯一の角部と軸依存部を有するシリンダの表面上に流
れる電流は制限され、シリンダ的に統一された電流密度
および流れ関数は式(6)および(7)で再度与えられ
る。輪郭点は式(8)で与えられ、ここにおけるNは輪
郭点の番号であり、Sminは電流値の最小値であり、S
incは2つの輪郭線間の電流総量を表している。Sincの
設定は等式(9)に基づく。この方法により生成される
輪郭は、電流値とアンペア中のSincの総量に等しい電
流に符合する間隔距離とによる。規制ワイヤは、これら
輪郭線と符合する位置に設置される。勿論、これはシリ
ンダ表面上の線の規制電流パタンを生成する。次の過程
は、各々の角82においてパラボラ状の切除部62と一
致された、y傾斜コイル84の4つの指紋状の巻線へ電
流を配分する。
ラ状の角82の開始点の座標が選択される。これらの座
標はベクトル表(ρa、ρa π/2、za)により表され
る。パラボラ状の通路に沿わされた電流部分は、下限が
ベクトル(ya=ρa π/2、za)で上限がベクトル
(yb=ρa φ、zb)により束縛された長方形の領域を
内部に含む部分である。その他の電流部分も同様であ
る。何れの点での長方形状の領域の内部において、電流
部分は式(16)により規定されるパラボラに沿う様に
制限される。
の内側の何れかの点の座標を表す。
イルのための不連続パターンは励起される。不連続パタ
ーンは、図4に図示された個々の4部構成のy傾斜コイ
ル巻84の角でパラボラ状の穴を有する二次元表面へ固
定される。
めの磁界の評価において、前掲の等式(11)のビオ・
サバールの法則を用いる。積分領域は、筒状表面の領域
のみを含み、パラボラ状の肩に符合する領域を含まな
い。この場合、電流はシリンダ状表面ρ=ρa上へ流れ
が制限され、各々の電流成分は軸方向z内の方位状方向
φの関数のみである。実施例において、y傾斜コイルは
半径ρa=0.1591mおよび長さL=0.6mであ
る。コイルの幾何学的中心からパラボラの頂点までの距
離はza=0.2mであり、方位状距離がyb=0.13
mであり、符合する軸距離がzb=0.3mである。こ
の形状のコイルは、球形体直径25cmにわたり39.
5mT/mの傾斜強度を励起し、220A時の蓄積エネ
ルギーが2.07ジュールである。
出願(受付け番号13577)および特願平7−781
78号において掲示されている。適切な直線性のz傾斜
は、これらの形状および長さ0.4m、このパラボラ状
の切り出し部の間隔(一般的な先行技術におけるヘッド
コイルの長さ)に相当する、により成就する。
した巻回巻は、シリンダの表面の立ち上げが可能であ
る。誘電体44は、パラボラ状の部位が朝顔形に広げら
れ、または拡張部90が肩の切除部に合せて患者の肩を
覆い広がるように組み立てられ、修正される。これらの
朝顔形状の拡張部90への巻線の組立は、巻線がさらに
距離をおいた物理的空間を有することを許容する。
びパラボラ状のxおよびy傾斜での3軸組の形状で形成
される、z傾斜コイル束の設計を可能とする。全体にお
ける長さが40cm以下で、領域接近での肩への衝突を
回避し、3コイルの直径を最大とし本質的な高効率を優
先的に生じさせる、z傾斜が構築される。
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。
磁気共鳴撮像装置用の傾斜コイルでは、空間領域が誘電
体に穴状に形成され、誘電体は空間領域へ傾斜磁界を形
成するための傾斜コイルを保持する。この傾斜コイル
は、励起された傾斜磁界の中央において対称に組み立て
られた傾斜コイルである。誘電体の第1の端部に、所定
の物体の空間領域にある部位の画像を取得するため、少
なくとも1の切除部領域が調整設定される。傾斜コイル
は切除部領域の外形に従う第1の巻線部分を含み、傾斜
コイルは傾斜磁界の中央に対し十分に対称の関係であ
る。
るトルクは、中央の相対する位置においてキャンセルさ
れ、コイルにおける直線性が向上し、内部に配置される
対象物に対するアクセスを向上させる。また、無用のト
ルクおよび振動から開放され、さらに、立ち上り時間が
短縮される。
施例の適用例を示す、電磁共鳴撮像装置のダイアグラム
的な概念図である。
一の詳細図である。
一の詳細図である。
る。
Claims (9)
- 【請求項1】 所定の物体の撮像の取得を目的とする空
間領域が穴状に形成され、誘電体(44)が前記空間領
域へ傾斜磁界を形成するための傾斜コイル(70、8
0)を保持し、該傾斜コイル(70、80)は励起され
た傾斜磁界の中央(64)において対称となり挿入可能
な形態で組み立てられた、磁気共鳴撮像装置用の傾斜コ
イル機構(42)において、 前記誘電体(44)の第1の端部に、前記所定の物体の
前記空間領域にある部分の画像を取得するために、少な
くとも1の切除部領域(62)が調整設定され、 前記傾斜コイル(70、80)は、前記切除部領域(6
2)の外形に従う輪郭付けされた第1の巻線部分(7
4、82)を含み、 前記傾斜コイル(70、80)は、前記傾斜磁界の前記
中央(64)に対し十分に対称の関係であり、前記傾斜
コイル(70、80)上のトルクは前記中央(64)の
相対する位置においてキャンセルするように作用するこ
とを特徴とする磁気共鳴撮像装置用の傾斜コイル機構。 - 【請求項2】 第1の巻線部分(74、82)は、パラ
ボラ状であることを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴
撮像装置用の傾斜コイル機構。 - 【請求項3】 前記少なくとも1の切除部領域(62)
は一対のパラボラ状の切除部領域を含み、前記第1の巻
線部分(74、82)はパラボラ形状の進路に沿い拡大
し前記切除部領域(62)の端に整合することを特徴と
する請求項2記載の磁気共鳴撮像装置用の傾斜コイル機
構。 - 【請求項4】 前記切除部領域(62)に整合する前記
誘電体(44)から外側へ拡大するフレア状の部分(9
0)と、傾斜コイルの前記巻線部分(70、80)は前
記フレア状の部分(90)に沿って拡大していることを
特徴とする請求項3記載の磁気共鳴撮像装置用の傾斜コ
イル機構。 - 【請求項5】 前記傾斜コイル(70、80)は、さら
に前記誘電体(44)の第2の端部へ整合する第2の巻
線部分(74、82)を含み、前記第2の巻線部分(7
4、82)と前記第1の巻線部分(74、82)とが略
中心において対称とされていることを特徴とする請求項
1から4の何れか1項に記載の磁気共鳴撮像装置用の傾
斜コイル機構。 - 【請求項6】 前記誘電体(44)は筒状であることを
特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の磁気共
鳴撮像装置用の傾斜コイル機構。 - 【請求項7】 前記誘電体(44)は前記所定の物体の
頭部を受けるための形態とされ、前記少なくとも1の切
除部領域(62)は前記所定の物体の肩を受けるための
一対の切除部とされていることを特徴とする請求項1か
ら6の何れか1項に記載の磁気共鳴撮像装置用の傾斜コ
イル機構。 - 【請求項8】 前記傾斜コイル(70、80)は、各々
が前記誘電体(44)のそれぞれの4分円上に前記中央
(64)に対して略対称に配置された4対称の指紋状の
x傾斜コイル巻(72)と、各々が前記誘電体(44)
のそれぞれの4分円上に前記中央(64)に対して略対
称に配置された4対称の指紋状のy傾斜コイル巻(8
4)とを具備し、前記xおよびy傾斜コイル巻(72、
84)は、覆いそして90°のオフセットで前記誘電体
(44)の周囲を相互に取り囲んで設定されていること
を特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の磁気
共鳴撮像装置用の傾斜コイル機構。 - 【請求項9】 前記少なくとも1の切除部領域(62)
は一対のパラボラ状の切除部領域を有し、該一対のパラ
ボラ状の切除部領域が、前記x傾斜コイル巻(72)の
一対の中央端部の円弧に前記パラボラ状の切除部領域を
囲うパラボラ状の経路に沿い、前記y傾斜コイル巻(8
4)の一対の調整角(82)が前記パラボラ状の切除部
領域(62)の各々の略半周の外形に従い、設定されて
いることを特徴とする請求項8に記載の磁気共鳴撮像装
置用の傾斜コイル機構。
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