JPH085674B2 - 六フッ化ウランの回収及び加水分解方法 - Google Patents
六フッ化ウランの回収及び加水分解方法Info
- Publication number
- JPH085674B2 JPH085674B2 JP21895486A JP21895486A JPH085674B2 JP H085674 B2 JPH085674 B2 JP H085674B2 JP 21895486 A JP21895486 A JP 21895486A JP 21895486 A JP21895486 A JP 21895486A JP H085674 B2 JPH085674 B2 JP H085674B2
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- hydrolysis
- gas
- hydrolysis column
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業分野） 本発明はUF6シリンダー内のUF6を、UF6のトラツプと
加水分解とを同時に行うことにより連続的に回収する方
法に関する。
加水分解とを同時に行うことにより連続的に回収する方
法に関する。
（従来技術とその問題点） 従来のUF6シリンダー内のUF6の回収は第２図で示すよ
うに、 （１） コールドトラツプ101を−50℃〜−30℃に冷却
し、次に真空ポンプ102でコールドトラツプ101内を負圧
にする。このとき、バルブ103は閉、バルブ104を開とす
る。
うに、 （１） コールドトラツプ101を−50℃〜−30℃に冷却
し、次に真空ポンプ102でコールドトラツプ101内を負圧
にする。このとき、バルブ103は閉、バルブ104を開とす
る。
（２） バルブ104を閉とし、バルブ103を開とし、UF6
シリンダー内のUF6を吸引、回収する。回収後バルブ103
を閉とする。
シリンダー内のUF6を吸引、回収する。回収後バルブ103
を閉とする。
（３） 次に、コールドトラツプ101を80℃〜100℃に加
熱し、バルブ103を開とし、加水分解工程に供給する。
熱し、バルブ103を開とし、加水分解工程に供給する。
この方法では冷却と加熱を交互にくり返えし、複雑な
操作を必要とし、回収と加水分解を別個に行う。
操作を必要とし、回収と加水分解を別個に行う。
（発明の目的） 本発明の目的は上記の従来技術の問題点を解決し、冷
却を加熱をくり返えすことなく、UF6シリンダー内のUF6
を連続的に吸引・回収するとともに加水分解を同時に行
うことのできる六フツ化ウランの回収方法を提供するに
ある。
却を加熱をくり返えすことなく、UF6シリンダー内のUF6
を連続的に吸引・回収するとともに加水分解を同時に行
うことのできる六フツ化ウランの回収方法を提供するに
ある。
（発明の構成） すなわち、本発明による六フッ化ウランの回収及び加
水分解方法は、保冷した加水分解カラムの内部空間を多
孔板で二分し、上部空間には氷ホッパと連結した氷充填
層を設け、下部空間には配管を介してUF6シリンダと接
続されるノズルを設け、加水分解カラムの頂部とアルカ
リスクラバーとを接続する配管に取り付けた真空ポンプ
を作動させ、加水分解カラム内を負圧の状態にしてUF6
シリンダ内のUF6を連続的に吸引・回収するとともに、
回収されたUF6ガスを氷充填層の氷と反応させて加水分
解させ、UO2F2液とHFガスとを生成し、UO2F2液は加水分
解カラムの底部よりUO2F2貯槽に落下させ、HFガスは加
水分解カラムの頂部より吸引してアルカリスクラバーを
経て排気設備に送るようにしたことを特徴とするもので
ある。
水分解方法は、保冷した加水分解カラムの内部空間を多
孔板で二分し、上部空間には氷ホッパと連結した氷充填
層を設け、下部空間には配管を介してUF6シリンダと接
続されるノズルを設け、加水分解カラムの頂部とアルカ
リスクラバーとを接続する配管に取り付けた真空ポンプ
を作動させ、加水分解カラム内を負圧の状態にしてUF6
シリンダ内のUF6を連続的に吸引・回収するとともに、
回収されたUF6ガスを氷充填層の氷と反応させて加水分
解させ、UO2F2液とHFガスとを生成し、UO2F2液は加水分
解カラムの底部よりUO2F2貯槽に落下させ、HFガスは加
水分解カラムの頂部より吸引してアルカリスクラバーを
経て排気設備に送るようにしたことを特徴とするもので
ある。
次に、本発明を図面によつて説明する。
第１図は本発明の一実施例に使用される装置系統図で
ある。この装置系統図における動作について述べる。
ある。この装置系統図における動作について述べる。
（１） バルブ1,2,3,6を閉、バルブ５を開として真空
ポンプ７を運転して加水分解カラム８を負圧の状態に保
つ。次に、バルブ５を閉としてバルブ２を開とした状態
にしてUF6シリンダー（図示せず）内のUF6を吸引して回
収する。この時、UF6ガス配管2aは80〜100℃に保温さ
れ、UF6ガスの固化を防止する。加水分解カラム８内に
吸引ノズル10を介し吸引されたUF6ガス９は多孔板12を
通り、氷充填層13の氷と反応し、UO2F2液9aとHFガス9b
に加水分解される。UF6の加水分解反応はUF61モルあた
り約100kcalの発熱を伴うため、氷との反応時には氷の
表面は融解される。UF6の加水分解で生成したUO2F2水溶
液9aは多孔板12を通つて加水分解カラム８の下部に溜
る。加水分解カラム８の負圧がUF6シリンダー内の圧力
と同圧になつた段階でバルブ２が閉となり、次に、バル
ブ６が開となつて、加水分解カラム８とUO2F2液貯槽11
が均圧（同圧）になり、次いでバルブ３を開にしてUO2F
2水溶液を下部の貯槽11に落下せしめる。
ポンプ７を運転して加水分解カラム８を負圧の状態に保
つ。次に、バルブ５を閉としてバルブ２を開とした状態
にしてUF6シリンダー（図示せず）内のUF6を吸引して回
収する。この時、UF6ガス配管2aは80〜100℃に保温さ
れ、UF6ガスの固化を防止する。加水分解カラム８内に
吸引ノズル10を介し吸引されたUF6ガス９は多孔板12を
通り、氷充填層13の氷と反応し、UO2F2液9aとHFガス9b
に加水分解される。UF6の加水分解反応はUF61モルあた
り約100kcalの発熱を伴うため、氷との反応時には氷の
表面は融解される。UF6の加水分解で生成したUO2F2水溶
液9aは多孔板12を通つて加水分解カラム８の下部に溜
る。加水分解カラム８の負圧がUF6シリンダー内の圧力
と同圧になつた段階でバルブ２が閉となり、次に、バル
ブ６が開となつて、加水分解カラム８とUO2F2液貯槽11
が均圧（同圧）になり、次いでバルブ３を開にしてUO2F
2水溶液を下部の貯槽11に落下せしめる。
（２） 加水分解カラム８は、保冷層8aにより−５〜０
℃に保冷されており、又、氷充填層13の高さが氷の融解
によって低減すれば、適宜バルブ１を開にして氷ホッパ
14から氷を補充する。（１）の操作を繰り返すことによ
って、UF6シリンダー内のUF6を連続的に吸引・回収し、
同時に加水分解することができる。
℃に保冷されており、又、氷充填層13の高さが氷の融解
によって低減すれば、適宜バルブ１を開にして氷ホッパ
14から氷を補充する。（１）の操作を繰り返すことによ
って、UF6シリンダー内のUF6を連続的に吸引・回収し、
同時に加水分解することができる。
（３） 加水分解によつて生成したUO2F2水溶液9aは50
〜300gU/の水溶液となるが、凝固点降下により前記の
−５〜０℃の範囲では凍結しない。
〜300gU/の水溶液となるが、凝固点降下により前記の
−５〜０℃の範囲では凍結しない。
（４） UO2F2貯液槽11内のUO2F2水溶液の液面が所定の
高さに達すると、バルブ４が開となると同時にバルブ５
が開となってUO2F2貯液槽11の気密が破れ、沈澱工程9d
へとスムーズに排出される。
高さに達すると、バルブ４が開となると同時にバルブ５
が開となってUO2F2貯液槽11の気密が破れ、沈澱工程9d
へとスムーズに排出される。
（５） また、加水分解によって発生したHFガス9bは真
空ポンプ７を経てアルカリスクラバー16で除去・回収さ
れ、残りのガスは排気設備18に放出される。
空ポンプ７を経てアルカリスクラバー16で除去・回収さ
れ、残りのガスは排気設備18に放出される。
（発明の効果） 本発明は上記の構成をとることによつて、次の効果を
奏することができる。
奏することができる。
（１） 従来技術のような冷却と加熱を交互に繰り返す
複雑な操作を必要とすることなく、連続的にUF6シリン
ダー内のUF6を吸引、回収することができる。
複雑な操作を必要とすることなく、連続的にUF6シリン
ダー内のUF6を吸引、回収することができる。
（２） UF6の回収と同時に加水分解をすることができ
る。
る。
第１図は本発明の一実施例に使用される装置の一部断面
を含む正面図、第２図は従来技術の一例に使用される装
置の一部断面を含む正面図である。 図において、 1,2,3,4,5,6,……バルブ ７……真空ポンプ ８……加水分解カラム 8a……保冷層 ９……UF6ガス 9a……UO2F2水溶液 9b……HFガス 10……ノズル 11……UO2F2液貯槽 12……多孔板 13……氷充填層 14……氷ホツパー 15……製氷機 15a……純水 16……アルカリスクラバー 17……ポンプ 18……排気設備 101……コールドトラツプ 102……真空ポンプ 103,104……バルブ 105……UF6ガス 106……ケミカルトラツプ 107……排気設備 108……冷媒又は熱媒 109……圧力計
を含む正面図、第２図は従来技術の一例に使用される装
置の一部断面を含む正面図である。 図において、 1,2,3,4,5,6,……バルブ ７……真空ポンプ ８……加水分解カラム 8a……保冷層 ９……UF6ガス 9a……UO2F2水溶液 9b……HFガス 10……ノズル 11……UO2F2液貯槽 12……多孔板 13……氷充填層 14……氷ホツパー 15……製氷機 15a……純水 16……アルカリスクラバー 17……ポンプ 18……排気設備 101……コールドトラツプ 102……真空ポンプ 103,104……バルブ 105……UF6ガス 106……ケミカルトラツプ 107……排気設備 108……冷媒又は熱媒 109……圧力計
Claims (1)
- 【請求項１】保冷した加水分解カラムの内部空間を多孔
板で二分し、上部空間には氷ホッパと連結した氷充填層
を設け、下部空間には配管を介してUF6シリンダと接続
されるノズルを設け、 前記加水分解カラムの頂部とアルカリスクラバーとを接
続する配管に取り付けた真空ポンプを作動させ、該加水
分解カラム内を負圧の状態にして前記UF6シリンダ内のU
F6を連続的に吸引・回収するとともに、回収されたUF6
ガスを氷充填層の氷と反応させて加水分解させ、UO2F2
液とHFガスとを生成し、UO2F2液は加水分解カラムの底
部よりUO2F2貯槽に落下させ、HFガスは加水分解カラム
の頂部より吸引してアルカリスクラバーを経て排気設備
に送るようにしたことを特徴とする六フッ化ウランの回
収及び加水分解方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21895486A JPH085674B2 (ja) | 1986-09-17 | 1986-09-17 | 六フッ化ウランの回収及び加水分解方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21895486A JPH085674B2 (ja) | 1986-09-17 | 1986-09-17 | 六フッ化ウランの回収及び加水分解方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6374918A JPS6374918A (ja) | 1988-04-05 |
| JPH085674B2 true JPH085674B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=16727939
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21895486A Expired - Lifetime JPH085674B2 (ja) | 1986-09-17 | 1986-09-17 | 六フッ化ウランの回収及び加水分解方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH085674B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63134520A (ja) * | 1986-11-25 | 1988-06-07 | Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd | 六フツ化ウランの連続加水分解法 |
| FR2674447B1 (fr) * | 1991-03-27 | 1993-06-18 | Comurhex | Procede de traitement de gaz a base de fluor electrolytique et pouvant contenir des composes uraniferes. |
-
1986
- 1986-09-17 JP JP21895486A patent/JPH085674B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6374918A (ja) | 1988-04-05 |
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