JPH0856132A - 並列形利得制御回路 - Google Patents
並列形利得制御回路Info
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- JPH0856132A JPH0856132A JP6212192A JP21219294A JPH0856132A JP H0856132 A JPH0856132 A JP H0856132A JP 6212192 A JP6212192 A JP 6212192A JP 21219294 A JP21219294 A JP 21219294A JP H0856132 A JPH0856132 A JP H0856132A
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- gain
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Abstract
することのできるAGC回路、及びレベル差の激しい複
数のバースト信号に対して高速応答することのできる並
列形のAGC回路を提供する。 【構成】 AGC回路の構成として、複数の可変利得回
路VGC1〜5と、この可変利得回路を制御する利得制
御回路GCC1〜5と、この利得制御回路の出力Vco
nt1〜5の変化範囲を制限する正方向電圧リミッタL
Mp1〜5及び負方向電圧リミッタLMm1〜5とを設
ける。また、入力信号Vinのレベルを検出するレベル
検知回路LDETと、前記入力レベル検知出力を入力と
してアナログスイッチASW(1〜5)の入力信号、即
ち各可変利得回路VGC1〜5の出力信号を切換えるス
イッチ制御回路SCONTとを設ける。
Description
の並列形利得制御回路に関するものである。
−48709号公報(同期式パイロットAGC方式)等
の文献に開示されるものがあり、図10に示すような一
つの連続信号に対応する自動利得制御(AGC)回路が
一般的であった。
に示す。ここで(A)は従来のAGC回路の入出力説明
図、(B)は同じくAGC回路の入出力特性を示すグラ
フ図である。実線A−B間はAGC動作に入らない領域
で、実線B−D間はAGC動作により定常出力レベルに
なった状態を示す。一方、点線B−C−Eの領域は正常
なAGC動作をしていない状態で、入力レベルが急に立
上がった過渡状態並びに入力レベルが高すぎてAGC回
路が飽和している状態を示している。
の過渡的な入出力波形例を図12及び図13に示す。図
12の例はステップ状にレベルが急変する場合、図13
はレベルの異なるバースト信号の場合である。それぞれ
平均レベル変動のないアナログ交流信号または平衡ディ
ジタル信号の例である。
うなAGC回路を入力レベルが急変する信号に対応させ
るには、AGC回路の時定数を小さくして応答速度を改
善する必要があった。また、応答速度を改善したAGC
回路であっても、図12及び図13に示すようにレベル
差の激しい入力信号に対しては、理想のAGC出力が得
られないという問題点があった。特に、レベルの高い信
号からレベルの低い信号に変化した場合には暫く何も受
信できないという問題点があった。
するためになされたもので、その目的とするところは、
第1に、入力レベルが急変する信号に対して高速応答す
ることのできるAGC回路を提供することにある。ま
た、第2に、レベル差の激しい複数のバースト信号に対
して高速応答することのできるAGC回路を提供するこ
とにある。
め、本発明の並列形利得制御回路は、入力レベル検知手
段と、それぞれ異なる利得制御範囲を設定できる機能を
設けた複数の利得制御回路と、前記入力レベル検知出力
を基準にして利得制御可能な範囲にある利得制御回路出
力を選択する機能とを設けたものである。
する機能として、利得制御用電圧の変化範囲を電圧リミ
ッタにより制限したこと、前記利得制御範囲の一部をお
互いに重複させたこと、及び前記利得制御回路出力を選
択する機能として、アナログスイッチと、利得制御範囲
の変化点にヒステリシス特性を持たせたアナログスイッ
チ制御回路とを設けたこと、をそれぞれ特徴としてい
る。
得調整範囲が重複する場合は最初の利得調整回路が優先
し、利得調整範囲の変化点は利得調整範囲が重複しない
新しい利得調整範囲に入った時点となるようにしたこと
を特徴としている。
数の入力レベルの守備範囲を限定して高速化したAGC
回路を複数設け、その入力レベルに最適のAGC回路を
選択する機能を設けたもので、AGC制御電圧の変化
範囲を制限する機能と、入力レベル検知回路により入
力レベルの守備範囲に該当するAGC出力を選択する機
能と、無信号状態では必要以上にAGC利得を上げな
いようにする機能とを備えている。
路を複数設け、入力レベルによりAGC動作の守備範囲
を分担しているので、AGC回路が高速化する。特に、
無信号時に最小入力レベルを分担するAGC回路におい
て、むやみにGAINが上がらないように利得制御電圧
を制限できるので、無信号状態からのAGC回路の立上
がりが高速化する。
を図面の実施例に基づいて更に詳細に説明する。図1は
本発明の構成例であって、複数の可変利得回路VGC1
〜5と、前記可変利得回路を制御する利得制御回路GC
C1〜5と、前記利得制御回路の出力Vcont1〜5
の変化範囲を制限する正方向電圧リミッタLMp1〜5
及び負方向電圧リミッタLMm1〜5とを備えている。
また、入力信号Vinのレベルを検出するレベル検知回
路LDETと、前記入力レベル検知出力を入力としてア
ナログスイッチASW(1〜5)の入力信号、即ち各可
変利得回路VGC1〜5の出力信号を切換えるスイッチ
制御回路SCONTとを備えている。
ち、可変利得回路VGCn、利得制御回路GCCn、正
方向電圧リミッタLMpn、負方向電圧リミッタLMm
nの動作説明図で、図2は基本的な構成例、図3の
(A)は利得制御信号Vcont対出力信号Vout特
性、(B)は入力信号Vin対出力信号Vout特性、
(C)は入力信号Vin対AGC回路のG特性(利得特
性)、(D)は入力信号Vin対利得制御信号Vcon
t特性を示している。
信号Vcont対出力信号Vout特性は、図3(A)
に示すように利得制御信号Vcontが大きくなると出
力信号Voutも大きくなると仮定して説明する。
制御回路GCCnの利得制御信号Vcont出力が大き
くなって可変利得回路VGCnの利得Gを上げる領域で
あるが、正方向電圧リミッタLMpnにより利得制御回
路GCCnの利得制御信号Vcont出力は電圧Vco
ntpnにクランプされ、利得Gは一定になっている。
出力信号Voutが一定になるAGC動作領域である。
GCCnの利得制御信号Vcont出力が小さくなって
可変利得回路VGCnの利得Gを下げる領域であるが、
負方向電圧リミッタLMmnにより利得制御回路GCC
nの出力は電圧Vcontmnにクランプされ、利得G
は一定になっている。
る領域で、入力信号Vinが増加しても出力信号Vou
tが増加しない領域である。
即ち可変利得回路VGCn、利得制御回路GCCn、正
方向電圧リミッタLMpn、及び負方向電圧リミッタL
Mmnの動作説明図で、各可変利得回路VGC1〜5
の、(A)入力信号Vin対出力信号Vout特性並び
に、(B)入力信号Vin対AGC回路の利得G特性を
重ね合わせたもので、各可変利得回路VGC1〜5が入
力信号の領域を5つに分けて利得調整する様子を示して
いる。
スイッチ制御回路SCONTの動作説明図で、時間tに
対して入力信号が図のように変化した場合に、各可変利
得回路VGC1〜5の守備範囲がどのように変化するか
を示している。図示の例では、守備範囲の変化点には不
安定要素を取り除くために、スイッチ制御回路SCON
Tにヒステリシス特性を持たせている。即ち、守備範囲
の重複する場合は最初の守備範囲が優先し、守備範囲の
変化点は新しい守備範囲に入った時点としている。
入出力波形例(平均レベル変動のないアナログ交流信号
または平衡ディジタル信号の例)で、図6の例はステッ
プ状にレベルが急変する場合、図7の例はレベルの異な
るバースト信号の場合である。それぞれ、可変利得回路
VGCとアナログスイッチASWの動作状況も合わせて
示している。
制御回路GCCの構成例で、LMはダイオードを用いた
リミッタ(LMpは正方向電圧リミッタ、LMmは負方
向電圧リミッタ)である。利得制御回路GCCは、自動
利得制御(AGC)回路用の基準信号を取出すバンドパ
スフィルタBPFと、その信号を検波する検波器DET
と、検波信号を平滑するローパスフィルタLPFと、ロ
ーパスフィルタLPF出力と基準電圧Vrとを比較する
比較増幅器DAとで構成されている。リミッタLMとし
て、演算増幅器とダイオードを用いた理想ダイオード回
路を用いても良い。
構成例で、AGC用の基準電圧を取出すバンドパスフィ
ルタBPFと、その信号を検波する検波器DETと、検
波信号を平滑するローパスフィルタLPFと、で構成さ
れている。
制御回路(GCC1〜5)を並列にしているが、並列に
する数は任意でよく、要求立上がり時間と回路規模の兼
ね合いで決めるものとする。
れば、動作範囲を制限したAGC回路を複数設け、入力
レベルによりAGC動作の守備範囲を分担しているの
で、AGC回路の高速化が期待できる。特に、無信号時
に最小入力レベルを分担するAGC回路において、むや
みにGAINが上がらないように利得制御電圧を制限で
きるので、無信号状態からのAGC回路の立上がりの高
速化が期待できる。
得制御信号Vcont対出力信号Vout特性を示すグ
ラフ図、(B)は入力信号Vin対出力信号Vout特
性を示すグラフ図、(C)は入力信号Vin対AGC回
路のG特性(利得特性)を示すグラフ図、(D)は入力
信号Vin対利得制御信号Vcont特性を示すグラフ
図である。
(A)は可変利得回路VGC1〜5の入力信号Vin対
出力信号Vout特性を示すグラフ図、(B)は入力信
号Vin対AGC回路の利得G特性を示すグラフ図であ
り、両者を重ね合わせて、各可変利得回路VGC1〜5
が入力信号の領域を5つに分けて利得調整する様子を示
している。
御回路SCONTの動作説明図で、時間tに対して入力
信号が図のように変化した場合に、各可変利得回路VG
C1〜5の守備範囲がどのように変化するかを示してい
る。
ベル変動のないアナログ交流信号または平衡ディジタル
信号の例)で、ステップ状にレベルが急変する場合を示
している。
ベル変動のないアナログ交流信号または平衡ディジタル
信号の例)で、レベルの異なるバースト信号の場合を示
している。
Cの構成図である。
る。
である。
(B)は同じくAGC回路の入出力特性を示すグラフ図
である。
テップ状にレベルが急変する場合)である。
ベルの異なるバースト信号の場合)である。
Claims (5)
- 【請求項1】 入力レベル検知手段と、それぞれ異なる
利得制御範囲を設定できる機能を設けた複数の利得制御
回路と、前記入力レベル検知出力を基準にして利得制御
可能な範囲にある利得制御回路出力を選択する機能とを
設けたことを特徴とする並列形利得制御回路。 - 【請求項2】 前記利得制御範囲を設定する機能とし
て、利得制御用電圧の変化範囲を電圧リミッタにより制
限したことを特徴とする請求項1記載の並列形利得制御
回路。 - 【請求項3】 前記利得制御範囲の一部をお互いに重複
させたことを特徴とする請求項1記載の並列形利得制御
回路。 - 【請求項4】 前記利得制御回路出力を選択する機能と
して、アナログスイッチと、利得制御範囲の変化点にヒ
ステリシス特性を持たせたアナログスイッチ制御回路と
を設けたことを特徴とする請求項1記載の並列形利得制
御回路。 - 【請求項5】 前記ヒステリシス特性として、利得調整
範囲が重複する場合は最初の利得調整回路が優先し、利
得調整範囲の変化点は利得調整範囲が重複しない新しい
利得調整範囲に入った時点となるようにしたことを特徴
とする請求項4記載の並列形利得制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6212192A JPH0856132A (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | 並列形利得制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6212192A JPH0856132A (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | 並列形利得制御回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0856132A true JPH0856132A (ja) | 1996-02-27 |
Family
ID=16618455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6212192A Pending JPH0856132A (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | 並列形利得制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0856132A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013243703A (ja) * | 2009-06-16 | 2013-12-05 | Qualcomm Inc | 通信システムにおける初期取得のための方法および装置 |
-
1994
- 1994-08-12 JP JP6212192A patent/JPH0856132A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013243703A (ja) * | 2009-06-16 | 2013-12-05 | Qualcomm Inc | 通信システムにおける初期取得のための方法および装置 |
US8989061B2 (en) | 2009-06-16 | 2015-03-24 | Qualcomm Incorporated | Methods and apparatus for initial acquisition in a communication system |
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