JPH0855903A - 耐腐食性静電チャック - Google Patents

耐腐食性静電チャック

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JPH0855903A
JPH0855903A JP3387795A JP3387795A JPH0855903A JP H0855903 A JPH0855903 A JP H0855903A JP 3387795 A JP3387795 A JP 3387795A JP 3387795 A JP3387795 A JP 3387795A JP H0855903 A JPH0855903 A JP H0855903A
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chuck
mask
manifold
electrode
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Shamouil Shamouilian
シャモイリアン シャモイル
Manoocher Birang
ビラング マヌーチャー
Semyon Sherstinsky
シャースティンスキー セミョン
Sasson Somekh
ソメクー サッソン
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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/44Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating
    • C23C16/455Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating characterised by the method used for introducing gases into reaction chamber or for modifying gas flows in reaction chamber
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    • C23C16/45521Inert gas curtains the gas, other than thermal contact gas, being introduced the rear of the substrate to flow around its periphery
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペデスタル端部を越えて延びた静電積層スト
ラップ領域を除去することにより、プラズマに晒される
静電積層領域を減少すること。 【構成】 静電チャックは、半導体基板(8)を処理チ
ャンバ内の所定位置に固定するために設けられる。無反
応性ガスはペデスタルを通じてチャックの誘電部分の端
部近傍領域に接続され(ported)、誘電部分の端部を処理
領域により生じる腐食から保護する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板処理操作中に処理
チャンバ内で半導体基板を保持、位置決めする技術分野
に関する(is directed) 。特に、本発明は、半導体基板
を処理チャンバ内に保持し、位置決めする為に用いられ
る静電チャックの構造における改良に関する。
【0002】
【従来の技術】静電チャックは、半導体処理チャンバで
用いられ、ペデスタル等のチャンバ構造部材上に個々の
半導体基板を保持する。静電チャックは通常、少なくと
も、誘電体層および電極を含み、これらはチャンバペデ
スタル上に配置してもよいし、あるいはチャンバペデス
タルの一体部品として形成してもよい。半導体基板は誘
電体層と接触して配置され、直流電圧が電極に印加され
てチャック上に基板を把持する為の静電吸引力を形成す
る。静電チャックは特に真空処理環境内で有用であり、
そこでは低圧チャンバとチャックの面との間で確立され
得る最大差圧はしっかりと基板をチャック上に把持する
には不十分であるか、またはチャックに基板を機械的に
クランプする場合には望ましくない。
【0003】静電チャックは単一の誘電体層及び電極と
同様に小さく形成してもよいが、ある典型的な実施形態
は、基板を受容し支持する為のチャンバペデスタル上に
支持される薄い積層部材である。積層部材は、電極コ
ア、好ましくは薄い銅部材であってポリイミドのような
有機材の上部誘電体層および下部誘電体層(lower diele
ctric layers) の間に挟まれたもの、を含むのが好まし
い。ポリイミドのような接着剤は、ポリイミド層を電極
コアに付着する為に用いてもよい。積層部材の下部誘電
体層は、通常はポリアミドのような接着剤を用いて、直
接チャンバペデスタルの上面に付着され、上部誘電体層
は基板が受容される平面を形成する。電極がチャンバ雰
囲気に晒されないようにする為、上部および下部誘電体
層と付着層は電極コアの端部を越えて延びており、電極
コア及びチャンバ雰囲気間に誘電体障壁を形成する為
に、その位置で相互に接続されている。高電位を電極に
供給する為、積層部材の一体拡張部として形成されたス
トラップはペデスタル端部の周囲に延び、ペデスタルの
下側の高電圧コネクタに接続している。
【0004】ポリイミドを含む有機材は、特に酸素や酸
素主成分プラズマに対し、多くの処理ガスやプラズマの
比較的に低いバラツキを有するので、静電チャックの誘
電体層として有機材を使用することにより、チャックの
有用寿命における固有の限界(inherent limitation) が
形成される。誘電体チャックの誘電体部分の表面の大部
分は基板によりプラズマから保護されているが、誘電体
材料は導電性ストラップの表面に沿ってチャンバプラズ
マに晒されており、そこでは(誘電体材料は)ペデスタ
ルの端部を越えて、基板下方の静電チャックの端部に沿
って、延びている。多くの処理およびクリーンサイクル
にわたり、プラズマは誘電体領域をついに電極とプラズ
マ間で放電が生じてチャックの効率を破壊する位置にま
で腐食する。CHF3 またはCF4 はプラズマガスとし
て使用され、誘電体材料がポリイミドのような有機材で
ある、酸素エッチングチャンバにおいて、有機誘電体層
の最小の腐食は、処理プラズマに帰することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポリマー汚染
を包含する炭素またはフッ素のチャンバを清浄する為に
用いられる酸素プラズマは、主に、有機誘電体層の腐食
およびプラズマに対する電極コアの最後の露出(ulitmat
e exposure) に貢献するものである。この露出は、薄い
ポリイミド材料がチャックの誘電体層として使用される
場合、およそ千回の処理及びクリーンサイクル毎の後に
生じる。特に上述したもの以外の誘電体材料は、処理、
洗浄ガス及びプラズマ(process and cleaning gasses a
nd plasmas) に露出することにより、逆に影響されるか
もしれない。例えば、石英および二酸化珪素は、CHF
3 及びCF4 プラズマ環境により腐食される。同様に、
積層部材構造を用いるもの以外のチャック形態(configu
rations)は、電極及びプラズマ間で放電を形成する位置
まで誘電体層が腐食されるように、処理、洗浄ガス及び
プラズマによる逆影響があってもよい(may be adversel
y affected) 。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、好
ましくは半導体処理チャンバ内で使用される静電チャッ
クである。静電チャックは、上部に誘電体のような絶縁
層を有する電極と、チャンバ又はプラズマに露出する絶
縁層の表面とチャンバガス又はプラズマとの接触を限定
する手段とを含む。一実施例において、マスクガス導入
部材は、マスクガス、好ましくはヘリウム又はアルゴン
のような無反応性ガス、を絶縁層の周辺部近傍の領域に
放出する。ガスは絶縁層の周辺付近に配置された複数の
穴によってチャックの絶縁層の周辺に導入されるのが好
ましい。好適実施例では、絶縁層及び穴の周辺部付近で
第2のチャンネルが受容され、絶縁層の端部付近の円形
マニホールドを形成する。マニホールドは、エッチング
チャンバのエッチングおよび/または浄化サイクル中の
ガスと共に供給され、絶縁層近傍のプラズマ又はガスの
濃度を減少させ、もって、各浄化サイクル中に生じる絶
縁層腐食量を減少してもよい。また、複数の穴を介する
ガスの導入は、チャンバ内の条件に露出される絶縁層の
領域近傍のプラズマ形成を防止あるいは抑制する為に、
あるいはチャンバ内の条件に露出される絶縁層の領域近
傍の汚染の発生あるいはマイグレーションを防止あるい
は抑制してもよい。
【0007】
【実施例】本発明によると、静電チャックは、プラズマ
やガスに晒される誘電体若しくは絶縁体部分における腐
食率を減らす手段と共に用いられる。その為、チャック
電極がプラズマに晒される前に、静電チャックを用いて
なされる清浄サイクルと処理数とを増やすことになる。
好適実施例では、静電チャックは酸素主成分清浄プラズ
マがチャックの誘電体部分の腐食に主として寄与する、
酸化物プラズマエッチングチャンバにおける使用が説明
されている。そして、チャックの構造は、誘電材料の層
間に置かれた電気的に導電性の心材(core)を有している
薄い積層部材32を含んでいる。しかしながら、CV
D、PVD、金属エッチング、珪素酸化物(silicon oxi
cide) 、ポリシリコン、wーエッチング、珪素エッチン
グ等の他の基板処理と共に、さらに、他の静電チャック
の形態と共に、発明の範囲を外れることなく、本発明が
使用されてもよい。
【0008】図1には、エッチング処理用の包囲体(enc
losure) 16を形成している基部14の上方で受容され
たハウジングを含んでいる。処理中に、この包囲体16
は真空引きされ、大気圧未満の所定気圧に保持されてい
る。ハウジング12は、ガス種を形成するプラズマを包
囲体16に導入する、ガス入口22を含んでいる。そし
て、基部14は、反応プラズマや包囲体16からのガス
の生成物を排出する為のスロットル排気(thorottled ex
haust)24を内部に含んでいる。陰極15は導電性ペデ
スタル30を最上部の層として備えており、基部14の
孔の上方で受容されている。そして、絶縁体フランジ1
8は、陰極15をハウジング12と基部14から電気的
に隔離する為に、基部14と陰極15の間に置かれてい
る。好適実施例において、静電チャックはペデスタル3
0上に取付けられた積層部材32として構成されてい
る。そして、積層部材32を備えたペデスタル30は陰
極15上にボルトで留められている。積層部材32は、
基板8をチャックに静電的に把持する為に高電圧電源に
接続された、電気的に隔離された導電部分を含んでい
る。RF電源26は、陰極15に接続されている。ま
た、エネルギーが与えられると、真空引きされた包囲体
16に導入されたガスをプラズマに変える為に、陰極1
5と接地された包囲体の壁の間にRF電界を確立する。
高電圧電源28は、積層部材32にエネルギーを与え、
基板8を積層部材32に把持させる為の静電吸引力を生
成する為に供給されている。
【0009】チャンバ10において、基板を処理する為
に、基板8はスリットバルブ(図示せず)を通じて真空
引きされたチャンバ10の中に、また、静電積層部材3
2の上面上に置かれている。その後、処理ガスは包囲体
の入口22を通じて導入され、RF源26はエネルギー
を受けて基板8をエッチングする為にガスをプラズマに
変える。また、酸素のような清浄化ガスは包囲体16へ
導入され、チャンバ10を浄化する為にエネルギーを受
けて浄化プラズマに変わる。エッチング及び浄化(clean
ing)サイクルの間、高電圧電源28は積層部材32の導
電部分を印加し静電的に基板8を積層部材32に対して
保持する。エッチング又は浄化サイクルが完了すると、
RF電源26の印加が停止し、ガスはチャンバから排出
される。
【0010】好適実施例において、マスクガス(masking
gas) は、チャックの露出した誘電体部分を処理ガスと
プラズマから保護する為に供給される。処理又は浄化サ
イクル中、積層部材32上に配置された基板8は、処理
ガスとプラズマが積層部材32の絶縁部分の大部分の表
面に接近するのを阻止する。しかしながら、積層部材3
2の周辺部45、端部45に沿った絶縁材料は浄化およ
びエッチングサイクル中、チャンバの雰囲気に晒され
る。マスクガスは、処理ガスとプラズマが端部に接近す
るのを阻止する為に、周辺部45近傍部に導入される。
マスクガスの保護効果を増大させる為に、円周状のチャ
ンネル60が積層部材32の周辺部45の近傍に、放出
されて間隙を保持する為に積層部材32の外側円周状周
辺部45から隙間を開けて設けられてもよい。チャンバ
10の処理又は、浄化サイクル中、アルゴンやヘリウム
のような不活性種が好ましいマスクガスは、積層周辺部
45の近傍の反応性プラズマ種の濃度を下げる為に、隙
間に導入される。その結果、積層部材45に沿った絶縁
材料の腐食率は激減し、積層部材32の有効寿命は増加
する。
【0011】図2、3、4には、マスクガスが保持され
ている隙間を形成する為に用いられる、ペデスタル3
0、積層部材32およびマスクガスのチャンネル60の
好ましい形態が示されている。ペデスタル30は、円周
積層部材受容部48を形成する中央隆起部と、ペデスタ
ル30の低位部(reduced hight portion )であって、
隆起した積層部材受容部48の近くで円周状に延びチャ
ンネル60を受容する為に構成された、外周に延びた環
状カラーレッジ(collar ledge)52と、を有する略真円
部材(generally right circular member) である。カラ
ーレッジ52の内側の放射状境界は、カラーレッジ52
から上方に伸び、隆起した積層受容部48の外端で終結
する円周状の壁または面50で終了している。積層部材
32は、図4で最も良く示されているように、積層部材
32の円周状外周部45が、円周面50と隆起積層受容
部48との交点に一致するように、積層受容部48に付
着されている。レッジ52は複数の端ぐり穴(counter-b
ored holes) 56をも有し、それらはペデスタル30を
陰極15に取り付けるボルトを受容し、複数の直流ピッ
クアップピン58はそこから上方に包囲体16へ向かっ
て延びている。ピックアップピン58は包囲体16内で
プラズマ発生の為の伝導路を形成する(図2、図3参
照)。
【0012】図2によると、積層部材32は中心に略平
面状の電極34を含んでおり、これは好ましくは銅でで
きており、好ましくはポリイミドや他の有機材である誘
電体材料の上層および下層間に挟まれている。上部、下
部の誘電体層36、38は、ポリイミドのようなエポキ
シ粘着層を用いて電極34に付着されるのが好ましい。
好適実施例では、図2に最も良く示されているように、
積層部材32は複数の放射状スロット87を有する円形
部材である。これらのスロットは、エッチング中、基板
8を冷却する為に、ヘリウムのようなガスと共に供給さ
れてもよい。電極34をそれに沿って、外側端部に沿っ
て絶縁する為に、誘電体層36、38は電極34の端部
を越えて延び、周辺部45を形成している。誘電体層3
6、38のこれらの延長部は、好ましくは、電極32を
層36、38に接続する粘着層の接続層の拡張部によっ
て、互いに接続されている。この誘電体層36、38の
相互接続は、スロット87、積層周辺部45、および積
層部材32を貫通する他の全ての孔において、保護障壁
(protective barrier)を形成する。
【0013】図4によると、誘電体チャックの露出した
外端面、特に誘電体層の露出周辺部45にわたり、マス
クガスを向けるマスクガス保護システムが示されてい
る。マスクガス保護システムとの関係で使用されるマス
クガスは、アルゴンやヘリウムのような無反応性ガス(n
on-reactive gas)であるのが好ましいが、マスクガスは
反応性ガスを含む幾らかの他のガス(some fraction of
other gases)を含んでもよく、それでも実質的な利点が
ある。マスクガス保護システムは、ペデスタル30のカ
ラーレッジ52上に配置されたカラー60を含むことが
好ましく、これはカラーレッジ52内の複数のガス噴射
孔62と共に、プラズマエッチングおよび/またはチャ
ンバ浄化操作中に積層部材32の周辺部45の付近で無
反応性ガスの連続した流れを提供する。
【0014】カラー60は、チャックの誘電体部分と接
触したマスクガスを放射して維持するように構成された
真環状部材(right annular member)であることが好まし
い。カラー60は、ペデスタル30のカラーレッジ52
上で受容されるように構成された環状ベース66と、外
形頂部(contour top) 68とを含む。頂部68は、上部
外側環状面(upper outer annular face)70、ベース6
6からカラー60の全高の一部を配置させた内側環状面
72、および外側環状面70と内側環状面72との間に
延びた環状円錐台面(frusto-conical face) 78を含
む。カラー60はまた、ベース66及びその内側環状面
72間に延びた内側円周面74を含む。カラー60は、
石英、セラミックまたは最小の腐食及び粒子発生のチャ
ンバ環境に耐え得る他の材料から形成されてもよい。
【0015】効率良く、一様な、円周状に連続した保護
マスクガスの障壁カーテンが向けられ、積層部材32の
誘電体層の周辺、特に周辺部45の近傍の所定位置に連
続して維持されることを保証するように機能する、円周
状ガスマニホールドを、マスクガス保護システム、特に
カラー60、ペデスタル30、積層部材32の配置、さ
らに、積層部材32に保持された基板8とのそれらの関
係が画成する。本発明の好適実施例において、周辺部4
5をマスクする為に、積層部材32の端部45付近のガ
ス噴射孔62を出ていく(exiting) マスクガスの一部を
向けるように、カラー60とペデスタル30は十分な構
造を提供しているが、基板8はペデスタル30及びチャ
ンネル60と協働し、ガスマニホールドを提供する。図
4に示されるように、基板8は積層部材32上に受容さ
れるが、わずかに積層部材32およびペデスタル30の
積層受容部(laminate receiving portion)48より大き
くなっている。そのため、外周端82および基板8の下
側部分84は、積層部材32より外側に延びている。基
板8の張出し部84は張り出しているが、ガス噴射孔6
2からのガス流を阻止するものではない。そのため、ガ
ス噴射孔62、カラー60、円周壁50、積層周辺部4
5、基板張出し部84および端部82と共に、好ましい
ガスマニホールド装置86を画成するものとみなすこと
ができる。マニホールド装置86の好ましい構造は、基
板8の個別の部分間に形成された一連の円周状間隙を提
供し、それは、通常はカラー60の内側円周面74およ
びペデスタルの面50との間に配置された第1間隙8
8、カラー60の内側環状面72および基板8の張出し
部84の間に配置された第2間隙90、さらに、基板8
の外側端部82およびカラー60の円錐台面78の間に
配置された第3間隙92を含む。ヘリウムまたはアルゴ
ンのような無反応性ガスは、穴62を通ってマニホール
ド装置86に入り、その後、間隙88ー92を通って、
基板端部82近傍のマニホールド装置86を出る(exit
the manifold arrangement) 。間隙88ー92の形状(c
onfiguration) は、最上の間隙92を通じての放出の前
に、穴62を放出するガスが実質的にマニホールド装置
86を充填すること、さらに、無反応性ガスの連続した
流れ、またはカーテンが間隙92を出て積層周辺部45
に対する処理プラズマおよび/またはプラズマ浄化媒体
の接近を限定すること、を確実にするものである。
【0016】マニホールド装置86の効率を最大にする
ため、間隙92に対する間隙88の大きさは、円周壁5
0、積層周辺部45、基板張出し部84および端部82
に関する内側円周面74、内側環状面72および円錐台
面78の位置を調整することにより、さらに、穴62を
通るガス流速を調整することにより、調整してもよい。
例えば、100sccmのアルゴンのマニホールド装置を通
る全ガス流速を有する酸素プラズマ浄化サイクル中で、
チャンバ圧が700ミリトール、酸素流速を形成する浄
化プラズマが300sccm、および間隙88ー92が0.
2cmの幅である場合、周辺部45での理論酸素濃度
は、保護されていない周辺部45で存在するものの39
%になる。もし間隙90、92が更に減少するなら、周
辺部45の近傍の理論プラズマ量は減少する。しかし、
もし間隙88が減少するなら、周辺部45近傍の酸素又
はプラズマの理論的な量は増加する。間隙88から92
を通じてガス流速、及び高拡散係数ガスをマニホールド
装置86内で使用することにより、周辺部45付近の反
応性プラズマ種の濃度は増加するであろう。本発明によ
り実現されるガス流は、実質的に、周辺部45をプラズ
マガスから保護し、そのため、実質的に、従来技術にお
いて発見された周辺部45の腐食を減少させる。この位
置での無反応性ガスの噴射により生じる周辺部45近傍
の反応性ガスの量の減少により、マニホールド装置内に
残る反応性ガスが周辺部45近傍のプラズマを形成する
ことも防止できる。
【0017】マニホールド装置86のマスク効果に加え
て、積層部材32の腐食率および積層部材32近傍のプ
ラズマ形成の発生率を減少することにより、さらに、エ
ッチング形成ポリマー、及び他の粒子汚染が積層部材3
2の周辺部45近傍領域に進入することを防止する為に
マニホールド装置86を出るガスの連続したカーテン形
式の障壁を維持することにより、ポリマー形成、さら
に、周辺部45近傍およびマニホールド装置86内およ
びその近傍の他面における汚染物質堆積の発生率を減少
するために、そこを通過する無反応性ガスを使用しても
よい。ポリマー、又は他の汚染物質が基板に接触し付着
すると、基板8を汚染し、それによるダイ歩留り(die y
ield) を減少させる。積層部材32の積層周辺部45付
近にある連続して上方に流れるガス障壁を維持すること
により、そうしなければ、その位置で集まるであろうポ
リマー或いは他の汚染物質は、その位置でチャンバ出口
24の中からほとばしる(flushed out of the chamber)
であろうチャンバ10へと移動するであろう。積層部材
32の周辺部45近傍領域内のポリマー又は他の汚染物
質の減少あるいは除去は、基板8の汚染の発生率を減少
させるであろう。というのは、より少ないポリマー粒子
又は他の汚染物質が基板8に付着する為に利用されるか
らである。さらに、マニホールド装置86を通るガスが
間隙88ー92の領域内でプラズマを形成しない場合、
ポリマーはマニホールド装置86内で形成されない。
【0018】図3、図4によると、無反応性ガスをマニ
ホールド装置86に供給する好ましい手段が示されてい
る。ペデスタル30は環状ガスチャンネルを具備し、こ
れはガス噴射穴62の下方のペデスタル30の本体内で
円周状に延びている。チャンネル91は、ペデスタル3
0の下側の円周溝93を切断すること、および溶接、圧
入または溝93の底部におけるカバー95を取付けるこ
とにより、形成するのが好ましい。複数の穴62の各々
は、溝93の内側ターミナスから、壁50近傍のカラー
レッジ52を通じて上方に延び、掃気ガスをマニホール
ド装置86に供給する。さらに、図4に示されるよう
に、各穴62は、コアレッジ52を通って延びる高精度
ボア部97、およびチャンネル91から高精度ボア97
に延び高精度ボア部97の中に連続したガス源を供給す
ることを確実にする拡張カウンターボア99を含むこと
が好ましい。図3によると、チャンネル91にガスを提
供する為に、クロスボア111は、ペデスタル30の内
側で終結する為に、チャンネル91を通じてペデスタル
外径(outer diameter)54から形成されることが好まし
い。サプライボア113は、ペデスタル30内でクロス
ボア111の内側端部に形成されている。また、ガス供
給ライン115はクロスボア111からガスサプライに
延びている。ペデスタル30の外径54を通って延びて
いるクロスボア111の端部は、プラグ117が埋め込
まれている。
【0019】記述された好ましい実施例はペデスタル3
0を有するマスクガス保護システムの多くを組込んでい
るが、これは本質的なことではない。例えば、ガス噴出
穴62はどこか他の場所、例えば、チャンバ壁に取り付
けられ、ペデスタルの周辺部の付近に配置された別のガ
スマニホールド部材内の孔として、設けることができる
であろう。そのような別のマニホールド部材は、積層部
材32の露出周辺部にわたり噴出ガスに流路を開く為の
マニホールド流路間隙を画成することもできるであろ
う。さらに、好適実施例は積層シートに形成される有機
誘電体材料について説明されてきたが、マニホールド装
置86の利点は、石英や二酸化珪素のような有機材を含
み、CHF3 、CF4 のようなプラズマ環境で腐食され
る、他の絶縁性又は誘電体の形態および異なる型の絶縁
体及び誘電体材料を保護するのに非常に適している。
【0020】ガスマニホールド86により提供された保
護に加えて、伝導ストラップ(conducting strap)40の
腐食は、ペデスタル端部にわたってではなく、ストラッ
プ40を直接にペデスタル30を通じて延長することに
より除去される。図2、図5によると、導電ストラップ
40は、その中の孔44を通りペデスタル30の上面で
スロット87の一つのターミナスから延び、ペデスタル
30の下側で高電圧ピックアップ46に接続するストラ
ップ端部122内で終結する。ストラップ40は積層部
材32の連続体であり、積層部材32の電極34の延長
部として形成され、積層部材32の上部及び下部誘電体
層36、38の延長部として形成された第1及び第2の
誘電体層41、43の間に挟まれた中央導電コア39を
含む。ペデスタル32内の孔44は、ペデスタル30の
積層受容部48を通って延びているスロット部100、
およびペデスタル30の下側から上方に延びてペデスタ
ルの上面の下方でスロット部と交差する拡張カウンター
ボア102を含む。ストラップ40は、積層部材32か
らスロット100及びボア102を通って延び、高電圧
ピックアップ46に接触して終結する。スロット100
は最小の間隙をもってストラップ40を受容する大きさ
になっており、スロット100を通じてのガス漏れを限
定する。ストラップ40はペデスタル30の下側に沿っ
て延び、ピックアップ46と接触する。ピックアップ4
6は高電圧を積層電極34に供給するために備えらてい
る。
【0021】ピックアップ46は陰極15とペデスタル
30との接合面で受容され、ストラップ40との電気的
接触が形成されるように構成されている。ピックアップ
46は、陰極15で受容された絶縁結合部品(an insula
ted fitting)に配置されているピックアップボア108
内で受容されたバネ附勢ピン部材(spring-loaded pinme
mber)、および凹部101内のペデスタル30の下側に
設けられたコンタクトアセンブリ110を含む。ピン部
材106は略真円絶縁部材になっており、これは第1の
大径部(major diameter portion)114、および上方に
突出して導電性端子118で終結する、好ましくは金メ
ッキされた銅の第2の小径部(minor diameter portion)
116を含む。リード120は、切換え自在の高電圧電
源28(図1)に接続され、ピン部材106を通して延
び、端子118に接続している。バネ123はボア10
8内に受容され、ピン部材106の下側で係合し、ピン
部材106を上方にコンタクトアセンブリ110と接触
するように附勢する。
【0022】コンタクトアセンブリ110はその中でス
トラップ40の端部122を受容するように構成され、
ストラップ40に対するピン部材106からの電気回路
通路を形成している。ストラップ40はボア102を貫
通し凹部101の中に延び、ストラップ40の第2誘電
体層43はストラップ40の端部122の内部へと除去
され(removed inwardly)、導電コア39を露出する。ス
トラップ40の導電コア39の露出部はコンタクトアセ
ンブリ110内で受容され、それは導電デスク124を
有する積層部材、上部絶縁デスク126、スロットデス
ク125および中央孔130を備えた下部ワッシャー1
28である。ストラップ40の端部122近傍で露出さ
れたコア39の部分は、残りの絶縁層41と共に、スロ
ットデスク125内のスロットに挿入されており、コア
39の露出部およびスロットデスク125は導電性接着
剤のようなものと共に、導電性デスク124に接続され
ている。導電性デスク124は外側絶縁性環状部を含ん
でもよく、あるいは固体導電性デスクでもよい。導電性
デスク124、ストラップ端部122およびスロットデ
スク125のアセンブリは絶縁性デスク126とワッシ
ャー128との間に積層されている。積層されたコンタ
クトアセンブリ110の絶縁性デスク126は、凹部1
01内でペデスタル30の下側に取り付けられている。
ペデスタル30が陰極15の上方で配置されるとき、バ
ネ附勢ピン106は附勢され下部ワッシャー128内の
中央孔130を通じてデスク124に接触しており、直
流源28(図1)からの高電圧を電極34に供給する。
ペデスタル30及び陰極15の接合面は封止され、スロ
ット87から孔44を通過するかもしれない冷却ガスの
漏れがペデスタル30及び陰極15の間を通過して包囲
体16内に入ることを防止する。図5、6に示されるよ
うに、卵形態シールリング溝136は、ペデスタル30
の下側のコンタクトアセンブリ110及びボア102の
両方の周辺部付近に設けられており、シール138がそ
の中に受容されている。図5のみで示されるように、シ
ール溝140は下部ワッシャー128の主要部(body)に
一致し、陰極15内に設けられ、シール142がその中
に受容されて下部ワッシャー128に接触している。シ
ール138、142はOリングシールであることが好ま
しい。
【0023】電極34のリードをペデスタル30の主要
部を介して拡張することにより、ストラップがペデスタ
ル端の周りに延びてプラズマに露出している場合に生じ
る、ストラップ腐食の発生率は完全に除去され、積層部
材32の有用寿命の実質的な増加をもたらす。
【0024】図7には、本発明の静電チャックアセンブ
リの他の実施例が示され、そこにはストラップ40が完
全に除去され、ペデスタルは変形され、それを通じて導
電性プラグアセンブリ200を受容する。変形ペデスタ
ル201は、円形頂部(circular top)204、円形基部
(circular base) および頂部204から基部206まで
貫通して延びた中央ボアを有する略真円導電部材であ
る。ボア208は、基部206の内側に延びて変形ペデ
スタル201内で終結する低い大径部210と、変形ペ
デスタル201内の大径部208のターミナスから頂部
204まで延びている高い小径部を含む。環状レッジ2
14は、変形ペデスタル内の大径部210と小径部21
2の交差部に配置されている。誘電体/電極積層部材3
2は、接着剤でペデスタル頂部204に接着され、その
中央部はボア208の中心と一致している。導電プラグ
アセンブリ200は、ボア208を通って延び、直流電
圧を積層部材32に供給し、処理中に基板をその上に静
電的に接着する。積層部材32は、グルー層によって電
極34に接着される上部及び下部誘電体層36、38内
に収容された、中央電極34を含む。
【0025】導電プラグアセンブリ200は、ボア20
8内に受容され、内部の銅導電体216(inner copper
conductor)を含んでおり、それ(銅導電体216)は絶
縁性のスリーブ218内に受容されている。導電体21
6は、固体の銅部材であることが好ましく、外部に突出
したフランジ224で交差する、低い大径部220と高
い小径部222を含む。絶縁性スリーブ218は、デユ
ポンインコーポレーテッド(DuPont Corporation)から入
手できるベスペル(Vespel)(登録商標)のようなポリイ
ミド材で形成することが好ましく、同様に、低い大径部
226と高い小径部228、内部に突出したラジアル整
列レッジ(radial alignment ledge)230を含み、それ
に対して導電体216のフランジ224が受容される。
細い(fine)螺旋溝232はスリーブの小径部228の外
径部上に設けられている。このスリーブ218は、中央
ボア208に圧入されるのが好ましく、エポキシ或いは
他の接着剤はスリーブの小径部228とボアの小径部2
12との接合面に配置されるのが好ましい。細い螺旋溝
232は、エポキシと接触する表面積を増加させ、スリ
ーブ218とボア208間の効果的なエポキシシールを
確実にしている。導電体216は、レッジ230に対し
配置されたフランジ224をもって、スリーブ218に
圧入されるのが好ましい。スリーブ218及び導電体2
16が変形ペデスタル201に圧入され、エポキシが硬
化した後、清浄な、平滑面を供給する為に、ペデスタル
の頂部204は平坦に研削されて積層部材32を受容す
る。
【0026】積層部材32を高電圧源に接続するため
に、積層部材32の下部誘電体層38の中心は移動し、
大きさが導体小径部222に対応した導体孔234を形
成する。導電性接着デスク236(好ましくは、亜鉛誘
電性導電性接着デスク(a z-dielectric conductive adh
esive disk)は孔234に配置され、導体216から電
極34への電流路を与える。ペデスタル基部208上に
露出した導体216の下端部は、図6に示されるよう
に、バネ附勢ピン106のような導体アセンブリあるい
は他の手段を通じて、直流電源に接続されている。
【0027】導電性プラグアセンブリ200は、積層部
材に対する高電圧電源に耐漏洩電流路を提供するが、同
時に、非プラズマに露出した通路をも提供する。導電性
プラグアセンブリ200はマスクガス導入部材と共に用
い、積層部材32の端部の付近に減少したプラズマやガ
ス濃度を提供してもよい。
【0028】本発明はプラズマ酸素エッチングチャンバ
との関係で説明されているが、本発明の利点は誘電体層
の腐食を介して静電チャックの有用寿命を処理環境が限
定する他のチャンバ或いは処理環境で、使用してもよ
い。さらに、露出した誘電体層端部の近傍でプラズマ濃
度を減少する為に、無反応性ガスをペデスタルを通る導
電性通路の配置と同時に、或いは別個に、用いてもよ
い。また、この好適実施例は誘電体/電極積層部材につ
いて説明されてきたが、他の構造を本発明の実施に使用
してもよい。例えば、チャックの上層が電極保護の為の
絶縁体或いは誘電体であり、プラズマ環境内の腐食に晒
される場合、マスクガス導入部材の使用は静電チャック
と共に有用である。これには、陰極から隔離され、電極
を形成するペデスタルを含み、その上に基板受容の為の
絶縁性あるいは誘電性の層を含むであろう。
【0029】
【発明の効果】本発明は、ペデスタル端部を越えて延び
た静電積層ストラップ領域を除去することにより、プラ
ズマに晒される静電積層領域を減少することができ、チ
ャックのストラップ部を処理環境により生じる腐食から
保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、内部に静電チャックを含むプラズマエ
ッチングチャンバの簡略図。
【図2】静電チャックとペデスタルの平面図。
【図3】ペデスタルと陰極上に受容された、図2の断面
3ー3の静電チャックの断面図。
【図4】上部の基板を更に含む、図3の断面4ー4の静
電チャック及びペデスタルの拡大部分断面図。
【図5】陰極を上方で受容され、静電積層に対する高電
圧電源の相互接続を示す、図2の断面5ー5の静電チャ
ック及びペデスタルの部分断面図。
【図6】図2の静電チャック及びペデスタルの底面図。
【図7】チャンバペデスタル上に配置された本発明の静
電チャックの他の実施例の側面図。
【符号の説明】
8…基板、10…チャンバ、12…ハウジング、14…
基部、15…陰極、16…包囲体、22…ガス入口、2
4…スロットル排気口、26…RF電源、28…高電圧
源、30…ペデスタル、32…積層部材、34…略平坦
電極、36…上部誘電体層、38…下部誘電体層、39
…中央導電性コア、40…ストラップ、41…第1誘電
体層、42…上面、43…第2誘電体層、44…孔、4
5…周辺部、46…高電圧ピックアップ、48…積層部
材受容部、50…円周面、52…レッジ、54…ペデス
タル外径部、60…カラー、62…穴、72…内側環状
面、74…内側円周面、78…円錐台面、82…外端
部、84…基板張出し部、86…マニホールド装置、8
7…スロット、88、90、92…間隙、91…チャン
ネル、93…円周溝、97…ボア部、99…カウンター
ボア、100…スロット部、102…カウンターボア、
106…ピン部材、108…ピックアップボア、110
…コンタクトアセンブリ、111…クロスボア、113
…供給ボア、114…第1大径部、115…ガス供給ラ
イン、116…小径部、117…プラグ、118…端
子、122…ストラップ端部、123…バネ、124…
導電性デスク、125…スロットデスク、126…絶縁
性デスク、128…ワッシャー、130…中央孔、13
8…卵形態シールリング溝、140…シール溝、142
…シール、200…導電性プラグアセンブリ、201…
変形ペデスタル、204…円周上部、206…円周基
部、208…ボア、210…大径部、212…小径部、
216…内側銅導体、218…絶縁性スリーブ、22
0、226…大径部、222、224…フランジ、22
8…小径部、230…ラジアル整列レッジ、232…螺
旋溝、234…導電性孔、236…導電性接着デスク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B23Q 3/15 D (72)発明者 マヌーチャー ビラング アメリカ合衆国, カリフォルニア州 95030, ロス ガトス, ファブレ リ ッジ ロード 18836 (72)発明者 セミョン シャースティンスキー アメリカ合衆国, カリフォルニア州 94121, サン フランシスコ, 742−32 番 アヴェニュー (72)発明者 サッソン ソメクー アメリカ合衆国, カリフォルニア州 94022, ロス アルトス ヒルズ, ム ーディ ロード 25625

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極と、 前記電極上に配置され、その上に基板を受容し、かつ、
    処理チャンバに露出する露出部分を有する第1電気絶縁
    体と、 前記露出部分にマスクガスを供給するマスクガス手段
    と、を備える静電チャック。
  2. 【請求項2】 前記電極に接触し、処理チャンバに露出
    する露出部分を有する第2電気絶縁体と、導電支持部材
    とを更に含み、前記第2電気絶縁体は前記導電支持部材
    に取り付けられている請求項1記載のチャック。
  3. 【請求項3】 前記絶縁体は有機誘電材料(organic die
    lectric material)である請求項1記載のチャック。
  4. 【請求項4】 前記マスクガス手段は、前記導電支持部
    材に配置され、前記マスクガスを前記絶縁体の露出部分
    に与える請求項3記載のチャック。
  5. 【請求項5】 前記チャックを支持する導電部材を更に
    含み、前記導電部材は前記第1電極から絶縁された第2
    電極を形成し、高周波エネルギー源によりエネルギーが
    与えられるようになっている請求項1記載のチャック。
  6. 【請求項6】 処理ガスが確立され前記第2電極の電圧
    印加によってプラズマに変換される真空チャンバ内で前
    記チャックが受容され、前記マスクガス手段は連続して
    前記第1および第2絶縁体の露出部分にマスクガスを供
    給して前記露出部分を上記処理プラズマからマスクする
    請求項5記載のチャック。
  7. 【請求項7】 前記マスクガス手段は、前記第1絶縁体
    の露出部分を横切って、ほぼ近傍に流す為に、上記マス
    クガスを放出する(directs) 、請求項1記載のチャッ
    ク。
  8. 【請求項8】 前記マスクガス手段は、前記ガスが閉じ
    込められる前記露出部分の付近の狭い周辺チャンネルを
    画成する請求項1記載のチャック。
  9. 【請求項9】 基板を処理する真空チャンバであって、 誘電層と電極を有する静電チャックであって、前記電極
    は電圧によってエネルギーが与えられて基板を前記チャ
    ックの面に保持する静電吸引力を形成し、前記チャック
    は周辺部を画成する前記静電チャックと、 前記誘電層に比較的無反応性のマスクガスを導入し、前
    記周辺部をチャンバ処理ガスから保護するようにマスク
    する、ガス供給手段とを備える真空チャンバ。
  10. 【請求項10】 導電性支持部材と、前記支持部材上に
    配置された絶縁部材を更に含み、前記電極は前記絶縁部
    材上に受容される、請求項9記載の真空チャンバ。
  11. 【請求項11】 前記支持部材は、前記支持部材と共
    に、少なくとも一部に、一体化されている請求項10記
    載の真空チャンバ。
  12. 【請求項12】 前記支持部材は高周波エネルギー源に
    よりエネルギーが与えられるように構成された第2の電
    極である、請求項10記載の真空チャンバ。
  13. 【請求項13】 前記誘電層は有機材料である請求項9
    記載の真空チャンバ。
  14. 【請求項14】 前記誘電層はポリイミドである請求項
    9記載の真空チャンバ。
  15. 【請求項15】 前記ガス供給手段は前記周辺部近傍の
    前記支持部材内に画成された複数のガス出口を含む、請
    求項10記載の真空チャンバ。
  16. 【請求項16】 前記ガス供給手段は、前記周辺部に前
    記ガスをほぼ横切って流している間、前記周辺部近傍に
    前記マスクガスを閉じ込める為に、前記周辺部付近にマ
    ニホールドを形成するチャンネル手段を含む、請求項9
    記載の真空チャンバ。
  17. 【請求項17】 前記ガス供給手段は、 前記チャックの前記誘電層近傍で開口した環状出口、前
    記出口の近傍で間隔を開けて配置された閉鎖部分(close
    d portion)を有する環状チャンネルを前記周辺部の付近
    に画成する手段と、 前記周辺部の付近に配置され、前記チャンネル内の前記
    閉鎖部分の中へと開く複数のガス入口と、を含み、 前記マスクガスは前記周辺部のほぼ近傍に横切って流れ
    る、請求項9記載の真空チャンバ。
  18. 【請求項18】 前記マスクガスは無反応性ガスである
    請求項9記載の真空チャンバ。
  19. 【請求項19】 静電チャックの電気的絶縁部分の端部
    を保護する方法であって、無反応性ガスを上記端部近傍
    に放射するステップを備える方法。
  20. 【請求項20】 上記電気的絶縁部分の上記端部付近に
    マスクガスマニホールドを形成するステップと、上記マ
    ニホールドを介して無反応性ガスを放出するステップ
    と、を更に含む請求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】 上記マニホールドは、上記端部の付近
    で間隔を開けて配置されたカラーを含む、請求項20記
    載の方法。
  22. 【請求項22】 上記カラーおよび少なくとも上記電気
    的絶縁部材の一部はペデスタル上に受容されている請求
    項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 上記ペデスタルは、その中に複数のマ
    スクガス穴を含む、請求項22記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記ガスを通じてマスクガスを導入す
    るステップと、前記マニホールドを介して前記ガスを通
    過させるステップと、を更に含む請求項23記載の方
    法。
  25. 【請求項25】 上記マニホールド内に無反応性ガスを
    導入するステップと、上記端部を横切って上記無反応性
    ガスを放出するステップと、上記マニホールドの中から
    処理チャンバ内に上記無反応性ガスを排気するステップ
    と、を更に含む請求項23記載の方法。
  26. 【請求項26】 基板が静電チャック上で受容される半
    導体処理チャンバ内でのポリマー形成の発生率を減少さ
    せる方法であって、上記チャックの電気的絶縁部分の露
    出領域の周辺付近にマニホールドを備えるステップと、 上記電気絶縁部分近傍にポリマーが付着することを妨げ
    る、マニホールド内の条件を維持するステップと、を含
    む方法。
  27. 【請求項27】 前記電気的絶縁部分は有機ポリマー(o
    rganic polymer) である請求項26記載の方法。
  28. 【請求項28】 上記電気絶縁部分の端部近傍に、上記
    マニホールドを介して無反応性ガスを流すステップとを
    更に含む、請求項26記載の方法。
  29. 【請求項29】 上記マニホールドを通る無反応性ガス
    の流れが、上記チャックの上記電気絶縁部分の上記周辺
    部近傍に入る汚染量を減少させる、請求項28記載の方
    法。
  30. 【請求項30】 上記マニホールドを通る無反応性ガス
    の流れが、上記電気絶縁部分近傍のプラズマ形成を防止
    する、請求項28記載の方法。
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