JP2000349141A - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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JP2000349141A
JP2000349141A JP11161865A JP16186599A JP2000349141A JP 2000349141 A JP2000349141 A JP 2000349141A JP 11161865 A JP11161865 A JP 11161865A JP 16186599 A JP16186599 A JP 16186599A JP 2000349141 A JP2000349141 A JP 2000349141A
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electrodes
electrode
plasma
power supply
coaxial
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JP11161865A
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Inventor
Noriyuki Koba
規之 木場
Minoru Hanazaki
稔 花崎
Koji Oku
康二 奥
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Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマを生成しない状態でもウェハの固定
が可能であり、コスト的に安価でかつ信頼性の高い静電
チャックを備えたプラズマ処理装置を提供する。 【解決手段】 真空容器1内に、ウェハ2を載置する静
電チャック5が配設されている。静電チャック5は、真
空容器1の底面上に配設された円板状の絶縁板27と、
絶縁板27の端縁部上に配設されたリング状の電極5A
と、電極5Aの開口部内に配設され、電極5Aと同心を
なす円板状の電極5Bとを備えている。電極5Aおよび
5Bはアルミニウムで構成され、絶縁板27に接する表
面以外の表面はそれぞれセラミックスを主体とする誘電
体膜4Aおよび4Bで覆われている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマ処理装置に
関し、特に、プラズマ処理装置内において半導体基板を
静電吸着する静電チャックに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体製造装置、特に半導体基板
(以後、ウェハと呼称)をプラズマにより処理するプラ
ズマ処理装置においては、半導体装置の微細化、ウェハ
の大口径化に伴って、プラズマ処理におけるウェハの温
度制御に、より高精度な制御が要求されつつある。特
に、ウェハの温度上昇の抑制は大きな課題であり、その
ためにウェハの固定方式について種々の工夫がなされて
いる。
【0003】ウェハの固定方式は大別して、機械式と静
電チャック式とに分けられる。機械式は、ウェハを電極
(あるいはウェハ載置台)上に載置し、ウェハの端縁部
を機械的にクランプする方式であり、併せて、ウェハ裏
面に熱伝達媒体としてHe(ヘリウム)ガス等を供給
し、ウェハと電極間の熱伝達効率を増大させて、プラズ
マ処理に使用されるプラズマからの熱入射によるウェハ
の温度上昇を抑制する構成が採用される。
【0004】静電チャック式は、静電吸着力によりウェ
ハを固定する方法であり、これは、ウェハと電極間に絶
縁物(誘電体)を挟み、電極に直流電圧を印加すること
でウェハを静電吸着力で絶縁物上に吸着し、熱伝達効率
を向上させる方式である。この方式では、ウェハ全面が
絶縁物上に密着するので冷却効率が高く、また構造が比
較的に簡単であるので種々の方式が提案されている。
【0005】静電チャック式は、さらに単極型と双極型
に大別される。単極型の動作原理を図7を用いて説明す
る。
【0006】図7において、電極45上に絶縁物44が
配設され、ウェハ42は絶縁物44上に載置されてい
る。電極45はプラズマを生成するための2つの電極の
一方であり、もう一方の電極には接地された真空容器の
壁面等が使用される。
【0007】ここで、両電極間に例えば、高周波放電に
よりプラズマを生成し、電極45に接続される直流電源
48から例えばマイナス(−)の直流電圧を印加する
と、プラズマ抵抗420を介して電気回路が形成され、
電極45と絶縁物44との界面に正電荷(+)が誘起さ
れ、絶縁物44とウェハ42との界面に負電荷が誘起さ
れ、ウェハは正に帯電して、ウェハ42と絶縁物44と
の間にクーロン力、あるいはジョンソン−ラーベック力
と呼ばれる引力が発生し、ウェハ42は絶縁物44に吸
着される。
【0008】なお、図示は省略したが、ウェハ42の裏
面にHeガスを供給することで、プラズマからウェハに
入射した熱は、Heガスによって効率良く電極45に伝
搬し、プラズマ処理中のウェハの温度上昇を抑制するこ
とができる。
【0009】次に双極型の静電チャックの一例として、
特開平7−22499号公報に記載の構成を図8を用い
て説明する。
【0010】図8においてプラズマ処理室となる真空容
器51内に、ウェハ52を載置する基板保持電極53が
配設され、基板保持電極53の周囲には周辺電極56が
配設されている。基板保持電極53は絶縁物54の内部
に電気的に独立した静電吸着電極55Aおよび55Bを
埋設して構成され、静電吸着電極55Aおよび55Bは
それぞれ直流電源58Aおよび58Bに接続される構成
となっている。静電吸着電極55Aから直流電源58A
に通じる配線経路には、静電吸着電極55Bから直流電
源58Bに通じる配線経路に静電吸着電極55Aを接続
するための、切り替えスイッチ510が設けられてい
る。
【0011】周辺電極56は高周波電源59に接続さ
れ、また周辺電極56と静電吸着電極55Aおよび55
Bとは結合コンデンサ57を介して接続されている。そ
して、ウェハ52の裏面には、絶縁物54を貫通してウ
ェハ52の裏面に達するガス導入口515からHeガス
が供給される構成となっている。
【0012】次に動作について説明する。ウェハ52は
真空容器51に接続されたゲートバルブ513を経由し
て真空搬送装置(図示せず)により真空状態の真空容器
51内に搬送され、基板保持電極53上に載置される。
静電吸着電極55Aおよび55Bに、直流電源58Aお
よび58Bから互いに極性の異なる電圧、本例では直流
電源58Aおよび58Bから正電圧および負電圧を印加
すると、ウェハ52を介して閉回路が形成され、ウェハ
52を基板保持電極53に吸着できる。図9にその状態
を模式的に示す。
【0013】図9に示すように、静電吸着電極55Aに
対面するウェハ52の裏面には負電荷が誘起され、静電
吸着電極55Bに対面するウェハ52の裏面には正電荷
が誘起され、プラズマを生成しない状態でも静電吸着力
によりウェハ52が固定される。
【0014】このように、ウェハ52を基板保持電極5
3に搭載後、プラズマ生成までの間もウェハ52を固定
できることはウェハ52の電極上での予冷効果の他に、
基板保持電極53が可動式の場合には、基板保持電極5
3の動作中において、ウェハ52の位置ずれを防止でき
る効果も有することになる。
【0015】次に、周辺電極56に高周波電源59から
高周波電力を印加すると、周辺電極56と静電吸着電極
55Aおよび55Bとの間で放電が発生し、プラズマが
生成される。これに際して、切り替えスイッチ510を
切り替えて静電吸着電極55Aを静電吸着電極55Bに
接続し、静電吸着電極55Aおよび55Bに負電圧を印
加すると、単極型静電チャックと同様にプラズマ抵抗を
介して電気回路が形成され、基板保持電極53の表面、
すなわち絶縁物54の表面とウェハ52との界面に正電
荷が誘起され、ウェハは負に帯電して静電吸着力により
ウェハ52が絶縁物54上に密着して固定されるので冷
却効率が高くなる。また、ウェハ52の裏面にガス導入
口515からHeガスを供給することでウェハ52の温
度上昇をさらに抑制することができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
単極型の静電チャックではプラズマを生成しない状態で
は静電吸着ができず、また、双極型の静電チャックでは
静電吸着電極55Aおよび55Bを絶縁物54の内部に
埋設した構成であったので、基板保持電極53の一部が
損傷、汚染あるいは劣化した場合でも、基板保持電極5
3全体を交換する必要があった。しかしながら、絶縁物
(誘電体)54を耐久性のあるセラミックスとし、静電
吸着電極55Aおよび55Bと焼結により一体成型する
と価格的に非常に高価になるとともに、製作に要する期
間も長くなる。
【0017】また、絶縁物54をポリイミド等の高分子
材料を用いる場合は、セラミックスを用いる場合に比べ
て安価に製作できるが、セラミックスに比べて耐久性の
点で劣り、また、ウェハ裏面にゴミ等が付着した状態で
吸着を行うと容易に穴が形成されるなど、信頼性および
寿命の点で問題があった。
【0018】また、図8に示す構成では、周辺電極56
と静電吸着電極55Aおよび55Bとは結合コンデンサ
57を介して接続され、結合コンデンサ57を経由して
静電吸着電極55Aおよび55Bに高周波電力を供給し
ているが、結合コンデンサ57を通過する高周波電力に
よる高周波損失(εtanδ)による発熱が避けられず、
コンデンサの品質のばらつき、あるいは長期的な発熱に
よる経年劣化やプラズマ処理中のコンデンサの発熱によ
る特性の変化などの不安定要因があった。
【0019】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、プラズマを生成しない状態でもウ
ェハの固定が可能であり、コスト的に安価でかつ信頼性
の高い静電チャックを備えたプラズマ処理装置を提供す
ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載のプラズマ処理装置は、プラズマを生成するとともに
半導体基板が収容され、該半導体基板に前記プラズマに
よる処理を施す真空容器と、前記真空容器内に配設さ
れ、前記半導体基板を載置し、静電吸着力により前記半
導体基板を固定する静電チャックと、前記静電チャック
に直流電圧を印加する直流電源系と、前記静電チャック
に高周波電力を供給する高周波電源系とを備え、前記静
電チャックは、前記半導体基板をその主面上に載置し、
前記直流電圧に基づいて前記静電吸着力を発生させる第
1および第2の電極を備え、前記第1および第2の電極
は、互いに分離可能かつ電気的に独立して配設され、前
記第1および第2の電極は、少なくともその側面、およ
び前記半導体基板を載置する前記主面を覆うように形成
された誘電体膜を有し、前記第1および第2の電極は、
前記高周波電力を供給されて前記真空容器の内壁との間
で高周波放電により前記プラズマを生成する高周波電極
を兼用するものである。
【0021】本発明に係る請求項2記載のプラズマ処理
装置は、前記直流電源系は、前記第1および第2の電極
にそれぞれ異なる極性の電圧を与える第1および第2の
直流電源と、第1の直流電源の出力端に接続された第1
の配線と、第2の直流電源の出力端に接続された第2の
配線と、前記第1および第2の配線に介挿され、高周波
を遮断する第1および第2のローパスフィルタと、前記
第1の配線に介挿され、該第1の配線の開閉を行うスイ
ッチとを備え、前記高周波電源系は、高周波電源と、前
記高周波電源の出力端に接続された同軸出力配線と、前
記同軸出力配線から分岐し、それぞれ前記第1および第
2の電極に接続される第1および第2の同軸配線と、前
記第1の同軸配線に介挿され、該第1の同軸配線の開閉
を行う同軸スイッチとを備え、前記第1の配線は前記同
軸スイッチよりも前記第1の電極側の前記第1の同軸配
線の芯線に接続され、前記第2の配線は前記第2の同軸
配線の芯線に接続されるものである。
【0022】本発明に係る請求項3記載のプラズマ処理
装置は、前記第1および第2の同軸配線の長さがほぼ同
一となっている。
【0023】本発明に係る請求項4記載のプラズマ処理
装置は、前記第1の電極がはリング状をなし、前記第2
の電極が円板状をなし、前記第1の電極の開口部内に配
設されている。
【0024】本発明に係る請求項5記載のプラズマ処理
装置は、前記第1および第2の電極の主面の面積がほぼ
同一である。
【0025】本発明に係る請求項6記載のプラズマ処理
装置は、前記誘電体膜が、アルミナを主体として、チタ
ニアを添加した組成を有している。
【0026】本発明に係る請求項7記載のプラズマ処理
装置は、前記誘電体膜が、プラズマ溶射により前記アル
ミナおよび前記チタニアの溶融物を前記第1および第2
の電極に衝突させて形成されるものである。
【0027】本発明に係る請求項8記載のプラズマ処理
装置は、前記第1および第2の電極の材質はアルミニウ
ムであって、前記誘電体膜と前記第1および第2の電極
との間に、ニッケルとアルミニウムの合金膜をさらに備
えている。
【0028】
【発明の実施の形態】<A.装置構成>図1に本発明に
係る実施の形態として、プラズマ処理装置100の構成
を説明する概略図を示す。
【0029】図1においてプラズマ処理室となる真空容
器1は、ウェハ2の出し入れを行うゲートバルブ13、
容器内を真空排気する真空排気装置(図示せず)に接続
された真空排気口14、プラズマを生成するためのガス
を供給する処理ガス供給口16を有している。
【0030】<A−1.静電チャックの構成>図1にお
いて真空容器1内に、ウェハ2を載置する静電チャック
5が配設されている。静電チャック5は、真空容器1の
底面上に配設された円板状の絶縁板27と、絶縁板27
の端縁部上に配設されたリング状の電極5Aと、電極5
Aの開口部内に配設され、電極5Aと同心をなす円板状
の電極5Bとを備えている。
【0031】電極5Aおよび5Bはアルミニウムで構成
され、絶縁板27に接する表面以外の表面はそれぞれセ
ラミックスを主体とする誘電体膜4Aおよび4Bで覆わ
れている。
【0032】誘電体膜4Aおよび4Bの材質は、例えば
アルミナ(Al23)を主体として、チタニア(TiO
2)を加えたものが使用され、その形成方法としては今
回は真空溶射法を採用したが、大気溶射法でも良い。真
空溶射法は、窒素(N2)、水素(H2)、不活性ガス等
を真空中で電離させて生じる高温、高速のプラズマジェ
ットに、コート材の粉末を供給し、プラズマジェット中
で溶融、加速して母材に衝突させて皮膜を作る方法であ
り、プラズマ溶射とも呼称される。
【0033】従って、アルミナとチタニアの粉末を混合
してプラズマジェットに供給し、電極5Aおよび5Bの
表面に吹き付けることで誘電体膜4Aおよび4Bを形成
することができる。
【0034】なお、チタニアは誘電体膜4Aおよび4B
に若干の導電性を持たせて、静電吸着力の発生を確実に
するものであり、含有率が多くなると電気抵抗率が低下
する。そして、電気抵抗率は温度によって変わるので、
静電チャック5の最高使用温度に応じて、含有率を変え
るなどの措置が採られる。
【0035】本例においては、誘電体膜4Aおよび4B
のチタニアの含有率は約8%であり、誘電体膜4Aおよ
び4Bの厚さは約300μmである。誘電体膜4Aおよ
び4Bを含めての電極5Aおよび5Bの高さは同一とな
るように構成され、静電チャック5のウェハ2を載置す
る面は平坦となっている。
【0036】また、絶縁板27および電極5Bの中央部
を貫通してウェハ2の裏面に達するようにガス導入管1
5が配設されている。なお、図示は省略するが電極5A
および5Bの内部には、ヒータおよび冷却液路が設けら
れ、電極の温度制御が可能となっている。
【0037】ここで、図2に静電チャック5の分解斜視
図を示す。図2に示すように、静電チャック5は絶縁板
27、電極5Aおよび5Bの3つに分解できる構成とな
っている。絶縁板27中央にはガス導入管15が貫通
し、ガス導入管15は電極5Bの中央に設けられた貫通
穴151に挿入される構成となっている。先に説明した
ように電極5Aおよび5Bの内部に、ヒータおよび冷却
液路を設けた場合は、ガス導入管15と同様に絶縁板2
7を貫通する電流導入端子や、冷却液導入コネクタを設
け、それらを電極5Aおよび5Bのヒータおよび冷却液
路に接続すれば良い。
【0038】次に、電極5Aおよび5Bの構成の詳細を
図3を用いて説明する。図3は、図1における領域Xの
詳細構成を示す図である。図3に示すように誘電体膜4
Aおよび4Bと、電極5Aおよび5Bとの間には、アル
ミナとアルミニウムとの接着性改善と、熱膨張率の差異
に起因して誘電体膜4Aおよび4Bに発生するクラック
や剥離を防止するためのアンダーコート材3Aおよび3
Bが配設されている。
【0039】アンダーコート材3Aおよび3Bは、ニッ
ケル(Ni)とアルミニウムの合金膜であり、その比率
は例えばニッケル5%、アルミニウム95%である。膜
厚は約50μmであり、大気中での溶射により形成され
る。
【0040】また、電極5Aの角部C1およびC2と、
電極5Bの角部C3には、曲率半径2mm程度の面取り
加工を施し、誘電体膜4Aおよび4Bをプラズマ溶射で
形成する際に、クラックの発生を防止するとともに、電
極5Aおよび5Bに異なる極性の電圧を印加した場合で
も、角部における電界集中を防止して異常放電の発生を
防止する構成となっている。
【0041】なお、同様の面取り加工は、ガス導入管1
5が挿入される貫通穴151(図2参照)のウェハ側の
角部にも施されている。
【0042】そして、電極5Aと5Bとの間には、幅約
1mmの間隙GPが設けられ、電極5Aおよび5Bを電
気的に分離して、両者に異なる極性の電圧を印加するこ
とを可能としている。
【0043】また、図示は省略するが、誘電体膜4Aお
よび4Bの表面には、シリカ(SiO2)や高分子材料
で封孔処理が施されている。封孔処理は誘電体膜4Aお
よび4Bの表面の窪みや穴を塞いで平坦化するための処
理であり、ウェハ2の密着性を向上させるために行われ
る。具体的には、シリカ系の封孔剤を溶媒に溶かし、そ
の中に誘電体膜4Aおよび4Bが形成された電極5Aお
よび5Bを浸して封孔剤を含浸させた後、焼成する。
【0044】<A−2.電源系の構成>図1に示すよう
に、プラズマ処理装置100の電源系は電極5Aおよび
5Bに高周波電力を供給する系統と、直流電圧を印加す
る系統の2つがある。
【0045】高周波電力を供給する系統は、高周波電源
9から同軸ケーブル26により整合回路(ブロッキング
コンデンサ含む)20を経由してシールドケース12に
入り、シールドケース12内で同軸ケーブル26Aおよ
び同軸ケーブル26Bに分岐し、同軸ケーブル26Bが
直接に電極5Bに接続され、同軸ケーブル26Aが高周
波経路の開閉スイッチである同軸スイッチ21を介して
電極5Aに接続される構成となっている。ここで、同軸
ケーブル26Aと電極5Aの接続部分である領域Zを詳
細図として併せて示す。領域Zに示すように、電極5A
には同軸ケーブル26Aの芯線(内導体)CLが接続さ
れ、同軸ケーブル26Aの外導体OLは接地された真空
容器1に接続されている。これは同軸ケーブル26Bと
電極5Bとの接続においても同様である。
【0046】なお、高周波電力の供給においては、給電
系のインピーダンスの相違、配線長さの相違によってそ
れぞれの電極に印加される高周波電圧の立ち上がりに時
間差が生じたり、位相にずれが生じる可能性があり、こ
れに起因してプラズマ処理中のウェハ2へのダメージ発
生、あるいは電極間での異常放電の発生を防止するた
め、シールドケース12内の同軸配線経路の分岐点であ
るA点から、同軸ケーブル26Aおよび26Bの長さを
ほぼ等しくなるように配線経路等を調整している。
【0047】また、電極5Aおよび5Bの主面の面積を
両者でほぼ等しくしており、高周波電源9からプラズマ
を介して形成されるインピーダンスが電極5Aおよび5
Bでほぼ等しくなり、プラズマ処理が均一となるように
している。
【0048】また、同軸スイッチ21としては、周波数
が1GHzの場合、その挿入損失は0.1dB程度、ア
イソレーションが80dB程度、かつ機械的開閉寿命が
100万回を越える市販製品が入手でき、通常のRF帯
域である13.56MHzでは損出は更に小さくなる。
なお、同軸スイッチ21を採用することで、インピーダ
ンス変化や、ノイズの影響を最小限に抑えることができ
ることは言うまでもない。
【0049】直流電圧を印加する系統は、直流電源8A
および8Bから、配線23Aおよび配線23Bによりシ
ールドケース12内のローパスフィルタ22Aおよび2
2Bをそれぞれ経由して同軸ケーブル26Aおよび26
Bの芯線に接続される構成となっている。なお、直流電
源8Aとローパスフィルタ22Aとの間にはスイッチ1
0が介挿されている。
【0050】ここでローパスフィルタ22Aおよび22
Bの構成を図4に示す。なお、両者の構成は同一なの
で、単にローパスフィルタと総称する。
【0051】図4に示すようにローパスフィルタは直列
に接続されたコイル221および抵抗223と、両者の
接続ノードと接地電位(GND)との間に介挿されたコ
ンデンサ222とを有し、コイル221の一端が高周波
電源側に接続され、抵抗223の一端が直流電源側に接
続される構成となっている。ローパスフィルタは高周波
電源からの高周波電圧が直流電源に印加されることを防
止するためのもので、高周波電圧が1000V程度とす
れば、それを1/300程度に減衰させるように素子値
が決定される。上記能力に従えば、コイル221、コン
デンサ222および抵抗223のそれぞれの値は、47
μH、25pF、100kΩ程度となる。なお、厳密に
はローパスフィルタはコイル221とコンデンサ222
で構成され、抵抗223は保護抵抗として機能する。
【0052】<B.装置動作>次に、図1および図5に
示すタイミングチャートを参照しつつプラズマ処理装置
100の動作について説明する。
【0053】まず、図5(c)に示すようにゲートバル
ブ13を開いて真空搬送ロボット等により真空容器1内
にウェハ2を搬入する。搬入後ゲートバルブ13は閉じ
られ、ウェハ2は静電チャック5上に載置される。
【0054】ウェハ2が静電チャック5上に載置される
と、シールドケース12内のスイッチ10が閉じられ、
図5(a)に示すように電極5Bには直流電源8Bから
負の直流電圧(ここでは−400V)が印加され、図5
(b)に示すように電極5Aには直流電源8Aから正の
直流電圧(ここでは400V)が印加される。
【0055】この状態で、電極5Aに対面するウェハ2
の裏面には負電荷が誘起され、電極5Bに対面するウェ
ハ2の裏面には正電荷が誘起され、ウェハ2を介して閉
回路が形成され、電極5Aおよび5Bは双極型静電チャ
ックとして動作し、プラズマを生成しない状態でも静電
吸着力によりウェハ2が固定される。なお、この状態で
は同軸スイッチ21は開放されている。
【0056】次に、図5(d)に示すように、処理ガス
供給口16から真空容器1中にウェハ2のプラズマ処理
のためのガス(処理ガス)を導入し、真空容器1内が所
定圧力に達した段階でスイッチ10を開放し、続いて同
軸スイッチ21を閉じることで、図5(b)に示すよう
に電極5Aに負の直流電圧(ここでは−400V)を印
加する。その直後に図5(e)に示すように、高周波電
源9から電極5Aおよび5Bに高周波電圧を印加するこ
とで、電極5Aおよび5Bが高周波電極の一方の電極と
なり、接地された真空容器1の壁面が他方の電極となっ
て真空容器1内でプラズマが生成され、プラズマ抵抗を
介して電気回路が形成され、電極5Aおよび5Bは単極
型静電チャックとして動作し、静電吸着力によりウェハ
2が引き続き固定される。なお、真空容器1の壁面を高
周波電極の他方の電極とせず、真空容器1内に接地され
た電極を配設し、それを高周波電極の他方の電極とする
ようにしても良い。
【0057】また、高周波電圧の印加と同時に図5
(f)に示すように、ガス導入管15からHeガスを供
給する。Heガスは電極5Aおよび5Bの表面、正確に
は誘電体膜4Aおよび4Bの表面のμmオーダーの凹凸
による隙間に侵入してウェハ2の裏面全体に広がり、誘
電体膜4Aおよび4Bの表面とウェハ2との間の熱伝達
媒体として作用する。
【0058】Heガスの圧力は約10Torrであり、
ウェハ2の冷却効率を高め、プラズマからの熱入射によ
るウェハの過度な温度上昇を防止できる。
【0059】なお、プラズマ処理終了後、ウェハ2を静
電チャック5から取り外すには、図5(e)に示すよう
に高周波電源9を停止させるとともに、図5(f)に示
すようにHeガスの供給を停止し、同軸スイッチ21を
開放し、続いてスイッチ10を閉じ、図5(a)に示す
ように電極5Bには負の直流電圧(ここでは−400
V)が印加され、図5(b)に示すように電極5Aには
正の直流電圧(ここでは400V)が印加されるように
する。これは、Heガスの圧力が真空容器1内の圧力よ
りも高いうちは、Heガスの圧力によってウェハ2が吹
き飛ばされないようにするための処置である。
【0060】そして、図5(d)に示すように、処理ガ
スの供給を停止した後、処理ガスの排気および真空容器
1にゲートバルブ13を介して隣接するウェハハンドリ
ング室(図示せず)との圧力差を解消した後、ゲートバ
ルブ13より真空搬送ロボット等を挿入した後、直流電
源8Aおよび8Bを停止して、ウェハ2を取り外し、取
り出す。
【0061】<C.作用効果>以上説明したプラズマ処
理装置100は、静電チャック5の電極5Aおよび5B
を分離可能な独立した構成とし、それぞれの表面を誘電
体膜4Aおよび4Bで覆うようにしたので、両電極をセ
ラミックス内に埋設し一体構造とした従来の電極埋め込
み型の静電チャックに比べてコスト的に安価となる。
【0062】また、静電チャック5に汚染や劣化が生じ
た場合でも、電極5Aあるいは5Bの一方を交換するだ
けで解決できる可能性もあるので、汚染や劣化が生じた
場合には全体を交換する必要があった従来の電極埋め込
み型の静電チャックを備えたプラズマ処理装置に比べ
て、ランニングコストを低減することができる。
【0063】なお、図2に示すように絶縁板27も電極
5Aおよび5Bから独立しているので、絶縁板27のみ
を交換することも可能であることは言うまでもない。
【0064】また、電極5Aの側面はプラズマに直接曝
されるので汚染や劣化が生じやすい部分であるが、側面
の誘電体膜をプラズマに対してより耐性のある誘電体材
で覆うことにより、更なる寿命向上が可能となる。これ
は誘電体膜4Aをプラズマ溶射法で形成するので、部分
的に材質を変更することが容易であるというプラズマ溶
射法の利点の一つである。
【0065】また、プラズマ処理を行う際には電極5A
および5Bが高周波電極を兼用するので、専用の高周波
電極を設ける場合に比べて構成が簡単であり、高周波電
極の破損や、劣化というメンテナンス要因が低減するこ
とになる。
【0066】また、同軸ケーブル26Aおよび26Bの
長さをほぼ等しくなるようにしているので、給電系のイ
ンピーダンスの相違、配線長さの相違を解消して、プラ
ズマ処理中のウェハ2へのダメージ発生、あるいは電極
間での異常放電の発生を防止することができる。
【0067】<D.変形例>以上説明したプラズマ処理
装置100では、静電チャック5は、リング状の電極5
Aと、電極5Aと同心をなす円板状の電極5Bとで構成
されていたが、この形状に限定されるものではない。
【0068】例えば、両電極を半円形とし、直線部が向
かい合うように配設して円形とするような構成であって
も良い。
【0069】また、電極5Aと電極5Bとが同心でなく
ても良く、図6に示す電極50Aおよび50Bのように
それぞれの中心P1およびP2がずれた関係にある電極
であっても良い。
【0070】
【発明の効果】本発明に係る請求項1記載のプラズマ処
理装置によれば、静電チャックの第1および第2の電極
を、互いに分離可能かつ電気的に独立した構成とし、そ
れぞれの表面を誘電体膜で覆うようにしたのでコスト的
に安価となり、プラズマ処理装置のコストを低減でき
る。また、静電チャックに汚染や劣化が生じた場合で
も、第1および第2の電極の一方を交換するだけで解決
できる可能性もあるので、ランニングコストを低減する
ことができる。また、プラズマ処理を行う際には第1お
よび第2の電極が高周波電極を兼用するので、専用の高
周波電極を設ける場合に比べて構成が簡単であり、高周
波電極の破損や、劣化というメンテナンス要因が低減す
ることになる。
【0071】本発明に係る請求項2記載のプラズマ処理
装置によれば、高周波電源から高周波電力を出力せずプ
ラズマが存在しない段階では、スイッチを閉じ、同軸ス
イッチを開放することで、第1および第2の直流電源か
ら第1および第2の電極にそれぞれ異なる極性の電圧が
与えられ、半導体基板と第1および第2の電極との間で
閉回路が形成され、双極型の静電チャックとなって半導
体基板が吸着される。高周波電源から高周波電力を出力
しプラズマを生成する段階では、スイッチを開放し、同
軸スイッチを閉じることで、高周波電力が第1および第
2の電極に供給され、第1および第2の電極を高周波電
極として真空容器の内壁との間で高周波放電によりプラ
ズマが生成され、また、第1の直流電源からの電圧が印
加されなくなり、第2の直流電源の電圧のみが第1およ
び第2の電極に印加されるが、プラズマ抵抗を介して第
1および第2の電極と真空容器との間で電気回路が形成
され、単極型の静電チャックとなって半導体基板が吸着
される。従って、プラズマが生成されていない場合でも
半導体基板を固定でき、また、第1および第2の電極へ
の高周波電力の供給は第1および第2の同軸配線でなさ
れるので、高周波損失による発熱や、経年劣化等が発生
しにくく、信頼性の高いプラズマ処理装置が得られる。
また、第1および第2の配線に高周波を遮断する第1お
よび第2のローパスフィルタを備えるので、高周波電圧
が第1および第2の直流電源に印加されることが防止さ
れる。
【0072】本発明に係る請求項3記載のプラズマ処理
装置によれば、第1および第2の同軸配線の長さをほぼ
同一とすることで、配線長さの相違を解消して、第1お
よび第2の電極に印加される高周波電圧の立ち上がりを
一致させ、位相を一致させることでプラズマ処理中の半
導体基板へのダメージ発生、あるいは電極間での異常放
電の発生を防止することができる。
【0073】本発明に係る請求項4記載のプラズマ処理
装置によれば、円形状の半導体基板に適した静電チャッ
クを得ることができる。
【0074】本発明に係る請求項5記載のプラズマ処理
装置によれば、第1および第2の電極の主面の面積がほ
ぼ等しいので、高周波電源系からプラズマを介して接地
するまでのインピーダンスが第1および第2の電極でほ
ぼ等しくなり、プラズマ処理が均一となる。
【0075】本発明に係る請求項6記載のプラズマ処理
装置によれば、誘電体膜がアルミナにチタニアを含むこ
とで電気抵抗率が低下し、静電吸着力の発生を確実にで
きる。また、アルミナを主体とするので、耐熱性、耐久
性に優れた誘電体膜となる。
【0076】本発明に係る請求項7記載のプラズマ処理
装置によれば、誘電体膜をプラズマ溶射で形成するの
で、誘電体膜の形成が容易であるとともに、プラズマに
直接曝される部分の誘電体膜をプラズマに対してより耐
性のある材質に変えることも可能となる。
【0077】本発明に係る請求項8記載のプラズマ処理
装置によれば、合金膜の存在により、誘電体膜と第1お
よび第2の電極との接着性を改善でき、両者の熱膨張率
の差異に起因して誘電体膜に発生するクラックや剥離を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施の形態のプラズマ処理装置
の構成を説明する図である。
【図2】 本発明に係る実施の形態のプラズマ処理装置
の静電チャックの構成を説明する分解斜視図である。
【図3】 本発明に係る実施の形態のプラズマ処理装置
の静電チャックの部分断面図である。
【図4】 本発明に係る実施の形態のプラズマ処理装置
のローパスフィルタの構成を説明する図である。
【図5】 本発明に係る実施の形態のプラズマ処理装置
の動作を説明するタイミングチャートである。
【図6】 本発明に係る実施の形態のプラズマ処理装置
の静電チャックの電極の変形例を説明する図である。
【図7】 従来の単極型静電チャックの動作を説明する
図である。
【図8】 従来の双極型静電チャックを備えた半導体装
置の構成を説明する図である。
【図9】 従来の双極型静電チャックの動作を説明する
図である。
【符号の説明】
1 真空容器、2 ウェハ、5 静電チャック、3A,
3B アンダーコート、4A,4B 誘電体膜、5A,
5B 電極、8A,8B 直流電源、9 高周波電源、
10 スイッチ、21 同軸スイッチ、22A,22B
ローパスフィルタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花崎 稔 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 奥 康二 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 4K029 BA23 BA44 BB02 BD01 JA05 5F004 BB12 BB13 BB22 BB25 BB29 5F031 HA17 HA18 HA19 MA28 MA32 PA30 5F045 EM05 EM07 EM09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマを生成するとともに半導体基板
    が収容され、該半導体基板に前記プラズマによる処理を
    施す真空容器と、 前記真空容器内に配設され、前記半導体基板を載置し、
    静電吸着力により前記半導体基板を固定する静電チャッ
    クと、 前記静電チャックに直流電圧を印加する直流電源系と、 前記静電チャックに高周波電力を供給する高周波電源系
    とを備え、 前記静電チャックは、 前記半導体基板をその主面上に載置し、前記直流電圧に
    基づいて前記静電吸着力を発生させる第1および第2の
    電極を備え、 前記第1および第2の電極は、互いに分離可能かつ電気
    的に独立して配設され、 前記第1および第2の電極は、少なくともその側面、お
    よび前記半導体基板を載置する前記主面を覆うように形
    成された誘電体膜を有し、 前記第1および第2の電極は、前記高周波電力を供給さ
    れて前記真空容器の内壁との間で高周波放電により前記
    プラズマを生成する高周波電極を兼用する、プラズマ処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記直流電源系は、 前記第1および第2の電極にそれぞれ異なる極性の電圧
    を与える第1および第2の直流電源と、 第1の直流電源の出力端に接続された第1の配線と、 第2の直流電源の出力端に接続された第2の配線と、 前記第1および第2の配線に介挿され、高周波を遮断す
    る第1および第2のローパスフィルタと、 前記第1の配線に介挿され、該第1の配線の開閉を行う
    スイッチとを備え、 前記高周波電源系は、 高周波電源と、 前記高周波電源の出力端に接続された同軸出力配線と、 前記同軸出力配線から分岐し、それぞれ前記第1および
    第2の電極に接続される第1および第2の同軸配線と、 前記第1の同軸配線に介挿され、該第1の同軸配線の開
    閉を行う同軸スイッチとを備え、 前記第1の配線は前記同軸スイッチよりも前記第1の電
    極側の前記第1の同軸配線の芯線に接続され、 前記第2の配線は前記第2の同軸配線の芯線に接続され
    る、請求項1記載のプラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2の同軸配線の長さは
    ほぼ同一である、請求項2記載のプラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の電極はリング状をなし、 前記第2の電極は円板状をなし、前記第1の電極の開口
    部内に配設される、請求項1記載のプラズマ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2の電極の主面の面積
    はほぼ同一である、請求項1記載のプラズマ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記誘電体膜は、アルミナを主体とし
    て、チタニアを添加した組成を有する、請求項1記載の
    プラズマ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記誘電体膜は、プラズマ溶射により前
    記アルミナおよび前記チタニアの溶融物を前記第1およ
    び第2の電極に衝突させて形成される、請求項6記載の
    プラズマ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記第1および第2の電極の材質はアル
    ミニウムであって、 前記誘電体膜と前記第1および第2の電極との間に、ニ
    ッケルとアルミニウムの合金膜をさらに備える、請求項
    6記載のプラズマ処理装置。
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