JPH0855689A - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JPH0855689A
JPH0855689A JP6188488A JP18848894A JPH0855689A JP H0855689 A JPH0855689 A JP H0855689A JP 6188488 A JP6188488 A JP 6188488A JP 18848894 A JP18848894 A JP 18848894A JP H0855689 A JPH0855689 A JP H0855689A
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JP
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frequency
circuit
inverter
discharge lamp
inverter device
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JP6188488A
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Inventor
Kenji Kimura
健治 木村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハーフブリッジ型自励式インバータ回路の動
作周波数を可変して放電灯の予熱、点灯をする放電灯点
灯用インバータ装置を提供する。 【構成】 ハーフブリッジ型自励式インバータ装置の出
力トランジスタ24、25のベース・エミッタ間に接続
された発振トランス29の帰還巻線である1次コイル2
次コイルと直列に発振周波数を決定する発振周波数設定
用コンデンサ38、39とFET46、47の並列回路
を接続し、前記FET46、47をON/OFFするこ
とにより発振周波数を可変する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、放電灯を点灯させる
インバータ装置に関する。このようなインバータ装置に
おいては、例えば放電灯を点灯する際に始動時の電極の
予熱を十分に行った後に放電点灯させるために、始動時
の動作周波数を点灯時の周波数より高周波で動作させ一
定時間後に点灯周波数に移行する必要がある。このよう
に、放電灯に用いられるインバータ装置においてはイン
バータの発振周波数を可変する必要があるため、従来の
この種のインバータ装置では、複雑で高価格であるにも
かかわらず他励方式を採用している。
【0002】一方、本発明は、安価で簡単な回路構成で
発振周波数を可変とすることができるハーフブリッジ型
自励式インバータ装置を提供するものである。
【0003】
【従来の技術】図7は例えば特開平3−283297号
公報に示された従来一般に使用されているハーフブリッ
ジ型他励式インバータ装置の構成図であり、可変周波数
発振器と制御ドライブ回路にて出力トランジスタを動作
させている。
【0004】次に動作について説明する。
【0005】図において、商用電源1は整流回路2で整
流されている。これによって得られた直流電圧は平滑コ
ンデンサ3で平滑された後、直列接続した出力トランジ
スタ4、5に印加されている。
【0006】一方、制御ドライブ回路8は、出力トラン
ジスタ4、5を交互にONになるような発振回路を備え
ている。これによって、出力トランジスタ4、5を交互
にON動作させるのである。そして、出力トランジスタ
4、5の接続点から高周波電力が、カップリングコンデ
ンサ9及び電流制限用インダクタ10を介して放電灯1
2に供給されている。尚、出力トランジスタ4、5には
それぞれ回生電流を流す目的でダイオード6、7が逆並
列接続されている。放電灯12の回路側入出力端子側と
反対側端子には、始動コンデンサ11が並列接続されて
いる。この始動コンデンサ11は、電流制限用インダク
タ10及び始動コンデンサ11とともに共振回路を構成
し、始動コンデンサ11の両端からは放電に必要な高電
圧が発生される。
【0007】まず、発振器の発振周波数は、前記始動コ
ンデンサ11の両端に発生する電圧が放電灯12を放電
させない程度の低い電圧が発生するように設定される。
この状態で放電灯12の電極が十分に予熱された後に、
発信器の発振周波数を変化させて、前記始動コンデンサ
11の両端に放電灯12が放電開始するのに十分な電圧
を発生させる。このようにして、放電灯12を点灯する
構成となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のインバータ装置
は以上のように発振回路を備えた他励式インバータで構
成されているので、ハイサイド側の出力トランジスタの
ドライブ回路に高価な高耐圧ICまたは、高耐圧レベル
シフト回路等が必要となり回路構成が複雑になるため部
品点数が多くなりまた、部品価格が高額になっている。
【0009】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、高価な高耐圧ICや、高耐圧レ
ベルシフト回路を使用せず安価に簡単な回路でバラツキ
が小さく周波数可変できるハーフブリッジ型自励式イン
バータ装置を提供すること、及び、1つのインバータ装
置で2灯の蛍光灯を点灯させる回路にてランプの脱着時
の問題も解決すること、を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる第1の
発明は、交流電源の交流を全波整流する整流回路と、平
滑コンデンサにより直流電圧を出力し、前記平滑コンデ
ンサと並列に1対の出力トランジスタと各々の出力トラ
ンジスタに逆並列接続されたダイオード、前記1対の出
力トランジスタの各々のベースとエミッタ間に抵抗を接
続し、さらに前記抵抗と並列に1次コイルが放電灯と直
列接続された発振トランスの2次3次コイルをそれぞ
れ、例えば2次コイルは、一方の出力トランジスタをO
Nとする極性に、3次コイルは他方の出力トランジスタ
をOFFとするように2次3次コイルは、お違いに逆極
性の電圧が発生するように接続し、2次3次コイルの一
端は前記出力トランジスタのベースに接続し、それぞれ
の他端は周波数制御用スイッチング素子、ダイオード及
び、周波数設定用コンデンサの並列回路の一端に接続し
他端を前記出力トランジスタのエミッタに接続してい
る。
【0011】また、前記1対の出力トランジスタの接続
点から発振トランスの1次側、カップリングコンデン
サ、電流制限用インダクタ(以下インダクタと呼ぶ)を
介して放電灯に接続し放電灯の他端は、接地した構成に
なっている。
【0012】第2の発明は周波数制御用スイッチング素
子をON/OFFだけでなく能動領域で動作させること
により前記周波数制御用スイッチング素子のON/OF
F時の動作周波数間の任意の周波数で動作させることを
可能としたものである。
【0013】第3の発明は並列接続された周波数制御用
スイッチング素子とダイオードとを、それぞれFETと
このFETに内蔵されているダイオードとを利用したも
のである。
【0014】第4の発明は、上記周波数制御用スイッチ
ング素子と直列に抵抗を接続した回路と並列にタイオー
ドと周波数制御用コンデンサを接続した構成としたもの
であるが、周波数制御用スイッチング素子とダイオード
の並列回路と直列に抵抗を接続した回路と並列に周波数
制御用コンデンサを接続した構成としても同様の効果を
得ることが可能である。
【0015】第5の発明は、各々の周波数制御用スイッ
チング素子の制御電極と基準電極間にコンデンサと抵抗
の並列回路を接続し出力トランジスタのハイサイド側周
波数制御用スイッチング素子とロウサイド側制御用スイ
ッチング素子の各々の制御電極間にダイオードをハイサ
イド側周波数制御用スイッチング素子の制御電極側がカ
ソードとなるように接続しアノード側にインバータの動
作周波数を切り換えるスイッチを接続した構成としたも
のである。
【0016】第6の発明は、インバータの動作周波数を
切り換えるスイッチと直列にゼナーダイオードのカソー
ド側が前記スイッチ側に接続した以外は、第5の発明と
同じ構成である。
【0017】第7の発明は、インバータの出力電圧を抵
抗を介してコンデンサ、ゼナーダイオード及び、可変イ
ンピーダンス素子の並列回路で接地し、前記抵抗と、コ
ンデンサ等の並列回路の接続点に第6の発明の説明に記
載するゼナーダイオードのカソード側を接続した構成で
ある。
【0018】第8の発明は、インバータの出力端子より
発振トランスの1次コイルとカップリングコンデンサの
直列回路を介してインダクタと放電灯の直列回路を2回
路並列接続し、各々の放電灯の回路側入出力端子と反対
側の各々の端子に接続された始動コンデンサの接続を、
第1の放電灯と第2の放電灯にわたって各々の放電灯間
にたすき掛け接続しその結果第1第2の放電灯に並列接
続となるように構成したものである。
【0019】第9の発明は、第8の発明の回路構成にお
いて二つのインダクタと放電灯の直列回路の接続点間に
バリスタを接続した構成である。
【0020】
【作用】第1の発明における周波数制御用スイッチング
素子はONすることにより、周波数設定用コンデンサが
短絡される。そのため、周波数制御用スイッチング素子
のON/OFFによって、インバータの発信周波数を変
化させることができる。
【0021】第2の発明における周波数制御用スイッチ
ング素子はON時とOFF時と動作周波数間の任意の周
波数で動作可能である。
【0022】第3の発明における周波数制御用スイッチ
ング素子はダイオードを内蔵したFETを採用している
ため、部品点数の削減を図ることができる。
【0023】第4の発明における、周波数制御用スイッ
チング素子と直列に接続されている抵抗は、インバータ
の発信周波数を高める。抵抗値を高くすることにより、
周波数制御用スイッチング素子が開いた状態における発
信周波数まで周波数の値を設定可能である。
【0024】第5の発明においては、クランプダイオー
ドが2個あるスイッチング素子の制御電極の間に接続さ
れているので、単一の制御信号で2個のスイッチング素
子を双方制御することが可能である。
【0025】第6の発明におけるゼナーダイオードは、
スイッチング素子の制御電極に印加する信号の逆バイア
スをより確実にすることができる。
【0026】第7の発明における、分圧平滑する手段
は、インバータ自体の出力電圧を分圧・平滑し、スイッ
チング素子に切換信号として供給する。そのため、イン
バータの出力電圧が一定値を採るまでの期間と、一定値
を採った後の期間においてスイッチング素子のON/O
FFを切り換えることができる。
【0027】第8の発明における第1及び第2の始動コ
ンデンサは、2個の放電灯間でいわゆるたすきがけに接
続されているため、いずれか一方の放電灯の接続がはず
れることにより、始動コンデンサの一方の端子が開放さ
れ、放電灯に印加される電圧が下がる。
【0028】第9の発明におけるバリスタは、高電圧を
吸収するので、放電灯を取り外したときの高電圧を吸収
する。
【0029】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示すもので、図
2から図6はこの発明の他の実施例を示すものである。
図中同一記号は同一又は相当するものを示す。
【0030】実施例1 図1において、商用電源21の電圧は、全波整流を行う
整流回路22において整流された後、平滑コンデンサ2
3に印可される。これによって、この平滑コンデンサ2
3の両端には平滑直流出力が得られる。前記平滑コンデ
ンサ23と並列に出力トランジスタ24、25の直列回
路が接続されている。出力トランジスタ24、25のそ
れぞれには、ダイオード26、27が逆並列接続されて
いる。
【0031】さらに、出力トランジスタ25のベースに
は双方向トリガダイオード28dが接続されている。こ
の双方向トリガダイオード28dは、抵抗28a、コン
デンサ28b、ダイオード28cとともに起動回路28
を構成している。そして、出力トランジスタ25のベー
スとエミッター間には抵抗25aが接続され、さらに抵
抗25aと並列に、発振トランス29の3次コイル、周
波数制御用スイッチング素子35、ダイオード37、及
び周波数設定用コンデンサ39から構成される回路が接
続されている。この回路は、周波数制御用スイッチング
素子35と、ダイオード37と、及び周波数設定用コン
デンサ39と、を3個並列に接続した並列回路と、発振
トランス29の3次コイルとを直列に接続した構成を有
する回路である。
【0032】また、出力トランジスタ24のベースとエ
ミッター間にも、出力トランジスタ25と同じように抵
抗24aが接続されている。この抵抗24aには並列
に、発振トランス29の2次コイルと、周波数制御用ス
イッチング素子34、ダイオード36、周波数設定用コ
ンデンサ38から構成される回路が接続されている。こ
の回路は、周波数制御用スイッチング素子34と、ダイ
オード36と、周波数設定用コンデンサ38と、の3個
を並列接続した回路と、前記発振トランス29の2次コ
イルとを直列に接続した回路である。
【0033】また、出力トランジスタ24と25の接続
点より発振トランス29の1次コイルを介して直列にカ
ップリングコンデンサ30、インダクタ31、放電灯3
3が接続され、放電灯33の回路入出力端子と反対側の
端子間に始動用コンデンサ32が接続された構成になっ
ている。
【0034】次に上記実施例の動作を説明する。
【0035】商用電源21を整流回路22で整流して得
られた直流電圧は、平滑コンデンサ23に供給される。
この平滑コンデンサ23によって平滑された直流電圧
は、直列接続された出力トランジスタ24、25に印加
されている。この出力トランジスタ24、25は、交互
にONになるように発振トランス29の2次コイルと3
次コイルでそれぞれドライブされている。出力トランジ
スタ24、25の接続点からは、高周波電力が発振トラ
ンス29の1次コイル、カップリングコンデンサ30、
及びインダクタ31を介して放電灯33に供給されてい
る。
【0036】尚、ダイオード26、27は回生電流を流
す目的で出力トランジスタ24、25にそれぞれ逆並列
接続されている。また、放電灯33の回路側入出力端子
側と反対側端子とには、始動コンデンサ32が並列接続
されている。この始動コンデンサ32は、インダクタ3
1と始動コンデンサ32とともに共振回路を構成し、こ
れによって、始動コンデンサ32の両端からは放電に必
要な高電圧が発生される。
【0037】出力トランジスタ25のベースには、起動
回路28が接続されておりベースとエミッタ間には抵抗
25aが接続されさらに抵抗25aと並列に発振トラン
ス29の3次コイルと直列接続された周波数制御用スイ
ッチング素子35とダイオード37と周波数設定用コン
デンサ39の並列回路が接続されている。
【0038】また同様に、出力トランジスタ24のベー
スとエミッタ間には抵抗24aが接続されており、さら
に抵抗24aと並列に発振トランス29の2次コイルと
周波数制御用スイッチング素子34とダイオード36と
周波数設定用コンデンサ38とから構成される回路が接
続されている。この回路は、周波数制御用スイッチング
素子34と、ダイオード36と、周波数設定用コンデン
サ38とを3個並列接続した回路に、発振トランス29
の2次コイルを直列に接続した回路である。
【0039】周波数制御用スイッチング素子34、35
がOFF状態における動作について説明する。
【0040】まず起動回路28より出力トランジスタ2
5にベース電流を流すと、コレクタ電流が、放電灯33
の一方のフィラメントから始まり、始動コンデンサ3
2、放電灯33の他方のフィラメント,インダクタ3
1、カップリングコンデンサ30、発振トランス29の
1次コイルに至る経路において流れる。この時、発振ト
ランス29の1次コイルに発生する電圧が3次コイルに
ベース電流が増加する方向に発生し周波数設定用コンデ
ンサ39を介してベース電流が流れトランジスタ25を
飽和させると同時にトランジスタ24のベースに接続さ
れている2次コイルに出力トランジスタ24をOFFさ
せる電圧が発生する。出力トランジスタ25のベース電
流は周波数設定用コンデンサ39の充電が完了すると急
速に減少し出力トランジスタ25のコレクタ電流は急速
に減少する。これに伴い発振トランスの1次コイル電流
が急速に減少し3次コイルに発生する負電圧で出力トラ
ンジスタ25をOFFさせる。この時出力トランジスタ
25に十分な逆ベース電流を流し短時間にOFFさせス
トレージタイムを短くして発振周波数のバラツキを少な
くする必要があるがこれはダイオード37を介して逆ベ
ース電流を流すことにより実現できる。
【0041】また周波数設定用コンデンサ39の放電
は、出力トランジスタ25がOFF時に抵抗25aと発
振トランス29の3次コイルを介して次のONまでに十
分な放電がなされる。
【0042】この時出力トランジスタ24には、発振ト
ランス29の2次コイルに発生する電圧によりベース電
流が増加する方向に発生している。すなわち、出力トラ
ンジスタ24には周波数設定用コンデンサ38を介して
ベース電流が流れ始める。すると出力トランジスタ24
のコレクタ電流はカップリングコンデンサ30に蓄えら
れた電荷が、カップリングコンデンサ30、インダクタ
31、放電灯33の一方のフィラメント、始動コンデン
サ32、放電灯33の他方のフィラメント、出力トラン
ジスタ24のコレクタ、エミッタを介して発振トランス
29の1次コイルの経路で流れる。この発振トランス2
9の1次コイルに流れる電流の方向は先のトランジスタ
25がONの時とは逆方向で、2次コイルには出力トラ
ンジスタ24をさらにベース電流を増加させONとする
ように電流が流れる。出力トランジスタ24のベース電
流は周波数設定用コンデンサ38の充電が完了すると急
速に減少し出力トランジスタ24のコレクタ電流は急速
に減少する。これに伴い発振トランスの1次コイル電流
が急速に減少し2次コイルに発生する負電圧で出力トラ
ンジスタ24がOFFされる。この時先述のトランジス
タ25の動作説明と同様に、出力トランジスタ24に十
分な逆ベース電流を流し短時間にOFFさせストレージ
タイムを短くして発振周波数のバラツキを少なくするた
めにダイオード36が設けられている。このダイオード
36を介して逆ベース電流を流すことにより出力トラン
ジスタ24に十分な逆ベース電流を流っすことができる
のである。
【0043】また周波数設定用コンデンサ38の放電
も、出力トランジスタ24がOFF時に抵抗24aと発
振トランス29の2次コイルを介して次のONまでの期
間内で行われる。この期間内で十分な放電が可能であ
る。
【0044】この時、出力トランジスタ25は発振トラ
ンス29の3次コイルに発生する電圧によりベース電流
が増加する方向に発生し周波数設定用コンデンサ39を
介してベース電流が流れ始める。これら先述の動作を繰
り返し発振は安全に持続する。
【0045】周波数制御用スイッチング素子34、35
がON状態すなわちダイオード36、37、周波数設定
用コンデンサ38、39がショート状態における回路に
ついては一般に周知の回路構成であり動作については省
略する。この時の発振周波数は負荷も含め回路の定数で
決定される。
【0046】すなわち周波数設定用コンデンサ38、3
9の容量値により発振周波数を決定することが可能であ
るが、容量値が十分に大きい時発振周波数はほぼインバ
ータ回路の負荷、定数で決まる発振周波数となり、周波
数設定用コンデンサ38、39が回路に影響を与える度
合いが小さくなり発振周波数は周波数制御用スイッチ3
4、35がON状態の発振周波数に近くなる。
【0047】逆に周波数設定用コンデンサ38、39の
容量を小さくし希望する発振周波数となる値に選ぶこと
により、周波数制御用スイッチ34、35がON状態の
発振周波数に比べ高い周波数で発振させることも可能で
ある。
【0048】これは、先述の如く周波数設定用コンデン
サ38、39の充電が完了した時点で出力トランジスタ
24、25のON/OFFが反転することによるもので
周波数設定用コンデンサ38、39の充電時定数により
ON時間が短くなるからである。
【0049】周波数設定用コンデンサ38、39の放電
はそれぞれの出力トランジスタ24、25がOFF状態
時に出力トランジスタ24、25のベース、エミッタ間
の抵抗24a、25a、発振コイルの2次コイル3次コ
イルを介して放電される。
【0050】ダイオード36、37は、周波数制御スイ
ッチ34、35がOFF時出力トランジスタ24、25
に十分な逆ベース電流を流し、ベースに残されたキャリ
アを短時間で消滅させOFFするまでの時間を短くし、
さらに確実に出力トランジスタ24、25をOFFする
ように動作する。
【0051】ダイオード26、27は回生電流を流す目
的で出力トランジスタ24、25にそれぞれ逆並列接続
されている。
【0052】上述の如く、周波数制御用スイッチ34、
35のON/OFFにより動作周波数を変化させること
が可能であり、例えば、周波数制御用スイッチOFF
時、放電灯33のフィラメントの予熱を行い、周波数制
御用スイッチON時動作周波数を低くし放電灯33を点
灯させる構成とすることを可能とするものである。
【0053】実施例2 図2は本発明の第2の実施例に係わるインバータ装置の
回路図である。
【0054】本実施例は、上記第1の実施例の構成に周
波数設定用抵抗40、41を、周波数制御用スイッチ3
4、35と直列に接続した構成としたものである。
【0055】このような構成における動作について述べ
る。
【0056】周波数制御用スイッチ34、35がOFF
時は、上記実施例1と同一の構成であるので説明を省略
する。
【0057】周波数制御用スイッチ34、35がON時
は、周波数設定用コンデンサ38、39と並列に周波数
設定用抵抗40、41が並列に接続されることとなる。
これにより出力トランジスタ24、25のベース電流は
周波数設定用コンデンサ38、39の充電電流と周波数
設定用抵抗40、41を通して流れるが、周波数設定用
抵抗40、41の値を大きくすることにより周波数設定
用コンデンサ38、39の充電電流がほぼ支配的となり
発振周波数は高くなり、逆に周波数設定用抵抗40、4
1の抵抗値が小さくなると周波数設定用コンデンサ3
8、39の充電電流で決定される要因が小さくなり発振
周波数は低くなるが周波数設定用抵抗40、41がない
時より高い周波数となる。よって発振周波数は、発振周
波数設定用抵抗40、41の値を選定することにより発
振周波数制御スイッチ34、35がOFF時の周波数ま
で自由に設定することができる。
【0058】また上記周波数設定用抵抗40、41を周
波数設定用スイッチ34、35とダイオード36、37
の並列回路と直列に周波数設定用抵抗40、41を接続
しこれら回路と並列に、周波数設定用コンデンサ38、
39を接続する構成としても同様の効果を得ることが可
能であるが、この回路構成の場合周波数設定用抵抗4
0、41がそれぞれダイオード36、37と直列に接続
されることとなるので前記周波数設定用抵抗40、41
の抵抗値を出力トランジスタ24、25の動作に悪影響
を与えることがないように設定しなければならない。
【0059】実施例3 図3には本発明の実施例3に係わるインバータ装置の回
路図が示されている。
【0060】本実施例は、上記第1の実施例の構成にお
ける周波数制御用スイッチ34、35に変えてFET4
6、47を使用し、ダイオード36、37をFET4
6、47の内蔵ダイオードを使用できるようにFET4
6、47のドレインを出力トランジスタ24、25のエ
ミッタに接続しFET46のゲートとソース間には抵抗
42とコンデンサ44が接続され同様にFET47のゲ
ートとソース間には抵抗43とコンデンサ45が接続さ
れている。さらに、FET46と47のゲート間にFE
T46のゲート側にクランプダイオード48のカソード
をFET47のゲート側にクランプタイオード48のア
ノードを接続しクランプタイオード48のアノード側
は、スイッチ49により接地または、FET46、47
をONするのに必要な電圧を印加できる電源50の何れ
かに切り換えることができるよう構成されており前記ス
イッチ49を切り換えることによりFET46、47を
ON/OFFすることができる。
【0061】このような構成における動作について述べ
る。
【0062】スイッチ49が接地側に投入されている状
態では、FET47のゲートは接地電位となりソース電
位により負電位となりFET47はOFF状態となる。
また、FET46のゲートはクランプダイオード48に
よりFET46のソースに印加されているパルス電圧の
低電位側をコンデンサ44を介して接地電位にクランプ
するように動作するためFET46のゲートはソースよ
り低電位となりOFF状態を維持する。
【0063】スイッチ49が電源50側に投入されてい
る状態では、FET47のゲートには電源50の電圧が
印加されFET47はON状態となる。また、FET4
6のゲートにはソースに発生するパルス電圧をコンデン
サ44を介してクランプダイオード48により電源50
の電圧だけ高い電圧にクランプされることによりFET
46もON状態となる。FET46、47がONするこ
とにより周波数設定用コンデンサ38、39は、短絡さ
れ発振周波数は先述の説明の通りFET46、47のO
N/OFFにより変化する。すべての動作状態におい
て、抵抗42、43はコンデンサ44、45の放電抵抗
として動作する。
【0064】実施例4 図4には本発明の第4の実施例に係わるインバータ装置
の回路図が示されている。本実施例は、上記実施例3の
構成におけるクランプダイオード48とFET47のゲ
ートの接続点とスイッチ49間にゼナーダイオード51
を、クランプダイオード48側がアノードとなるように
接続した構成としたものである。
【0065】このような構成に係る動作について説明す
る。
【0066】スイッチ49が接地側に投入されている状
態では、FET47のゲートはソースに印加されている
パルス電圧をゼナーダイオード51によりゼナー電圧だ
け接地電位より低電位にすなわち負電位にクランプする
ように動作する。また、同様にFET46のゲートはソ
ースに印加されているパルス電圧をゼナーダイオード5
1とクランプタイオード48によりゼナー電圧だけ接地
電位より低電位にクランプするように動作する。これに
より、ゲート・ソース間の逆バイアスをより確実にする
ことができFET46、47をより確実にOFFするこ
とが可能となる。
【0067】スイッチ49が電源50側に投入されてい
る状態では、FET47のゲートは電源50の電圧より
ゼナーダイオード51のゼナー電圧だけ低い電源50の
電圧でソースのパルス電圧をコンデンサ45を介してク
ランプしFET47はON状態となる。また、FET4
6のゲートにはソースに発生するパルス電圧をコンデン
サ44を介してゼナーダイオード51とクランプダイオ
ード48により電源50の電圧からゼナーダイオード5
1のゼナー電圧を差し引いた電圧だけ高い電圧にクラン
プされることによりFET46もON状態となる。FE
T46、47がONすることにより周波数設定用コンデ
ンサ38、39は、短絡され、発振周波数は先述の説明
の通りFET46、47のON/OFFにより変化す
る。
【0068】本実施例における電源50の電圧はFET
46、47をONさせるに十分な電圧をゲート・ソース
間に印加する役割を担っている。そのため、電源50の
電圧はゼナーダイオード51のゼナー電圧を十分に考慮
して決定する必要がある。
【0069】実施例5 図5には本発明の実施例5に係わるインバータ装置の回
路図が示されている。本実施例は、上記実施例4の構成
におけるスイッチ49に変えて出力トランジスタ24、
25の接続点であるインバータ出力端子に発生する電圧
を抵抗53と可変インピーダンス54により分圧し、分
圧点の電圧を平滑するコンデンサ55とこの分圧点に発
生する正電圧の上限を制限する安定化ゼナーダイオード
56と可変インピーダンス54を可変する制御回路52
を備え、前記安定化ゼナーダイオード56のカソードに
上記第4図の実施例のゼナーダイオード51のカソード
を接続した構成としたもので、商用電源21が投入され
た後インバータ回路が動作を開始することにより発生す
る出力電圧を検出しインバータ回路の動作が開始後一定
時間をおいてFET46、47をOFFからONにする
ことにより放電灯33の予熱状態から点灯状態へ移行す
ることを簡単に可能とする回路に関するものである。
【0070】このような構成における動作について述べ
る。
【0071】商用電源21が投入されると出力トランジ
スタ24、25が動作し出力トランジスタ24、25の
接続点であるインバータ回路の出力端子にインバータ出
力電圧が発生する。このインバータ出力電圧を抵抗53
と可変インピーダンス54での分圧電圧により制御回路
52でインバータの動作開始を検出し、さらに制御回路
52の出力信号により一定時間をかけて可変インピーダ
ンス54のインピーダンスを大きくし発生する可変イン
ピーダンス54の両端に印加される電圧を徐々に上昇さ
せこの電圧をゼナーダイオード51に印加しFET4
6、47をONさせるように動作する。FET46、4
7がONする動作については前記実施例4で説明した通
りであるので省略する。このように簡単な回路構成で放
電灯33の予熱状態から点灯状態への移行時間を制御回
路52により自由に設定することができる。このような
回路構成とすることによりインバータが動作以前の時間
のバラツキを考慮する必要がないので予熱時間の設定の
バラツキを減少させることができ蛍光灯の長寿命化を図
ることができる。
【0072】コンデンサ55とゼナーダイオード56は
インバータ出力電圧の高周波電圧を平滑し発生電圧を安
定化すると同時にFET46、47のゲート・ソース間
耐電圧を超えないようにするものである。以上の説明は
出力トランジスタ24、25の接続点であるインバータ
出力端子に発生する電圧を利用した回路構成で行った
が、インバータが動作した時に発生する全ての電圧を利
用できることは言うまでもない。
【0073】実施例6 図6には本発明の実施例6に係わるインバータ装置の回
路図が示されている。出力トランジスタ24、25の接
続点であるインバータ出力端子より発振トランス29の
1次コイルを介してカップリングコンデンサ30の一端
が接続された構成は、前記実施例1と同様である。
【0074】カップリングコンデンサ30の他端には、
インダクタ31と放電灯33、インダクタ57と放電灯
59の直列回路が2回路並列接続し、放電灯33、59
の回路側入出力端子と反対側の各々の端子に接続された
始動コンデンサ32、58の接続を、放電灯33と放電
灯59間にわたって各々の放電灯33、59間にたすき
掛け接続とし、その結果放電灯33、59に電気的には
並列接続となるように構成し、さらに、インダクタ3
1、57の放電灯33、59との接続端子側間にバリス
タ60を接続した構成とし放電灯33、59の何れか一
方を取り外した時、浮遊容量との共振による発生電圧を
吸収し、また残った放電灯も消灯するように構成したも
のである。
【0075】このような構成における動作について述べ
る。
【0076】インバータ回路の動作については前記実施
例1と同様であるので省略する。
【0077】本実施例6において放電灯33、59の2
灯を1つのインバータ回路で点灯させる回路構成とし電
気的に並列接続された始動コンデンサ32、58が接続
されている。放電灯33、59はそれぞれインダクタ3
1、57と直列接続された始動コンデンサ58、32で
構成される共振回路により始動コンデンサ58、32の
両端に発生する共振電圧により放電灯33、59が点灯
を維持している。よって、例えば放電灯59が取り外さ
れると他方の放電灯33と並列に接続されていた始動コ
ンデンサ58の放電灯59の端子を介して電源側に接続
されていた端子が開放されるためインダクタ31と始動
コンデンサ58で構成していた共振回路がなくなり放電
灯33の両端に印加される電圧がやがて放電灯33の放
電維持電圧以下となり消灯する。これにより、負荷電流
が流れなくなり発振トランス29の1次コイルに電流が
流れなくなることにより2次コイル及び3次コイルに電
圧の発生がなくなりインバータ回路の動作は停止する。
【0078】同様に、もう一方の放電灯33が取り外さ
れると他方の放電灯59と並列に接続されていた始動コ
ンデンサ32の放電灯33の端子を介して電源側に接続
されていた端子が開放されるためインダクタ57と始動
コンデンサ32で構成していた共振回路がなくなり放電
灯59の両端に印加される電圧がやがて放電灯59の放
電維持電圧以下となり消灯する。これにより、負荷電流
が流れなくなり発振トランス29の1次コイルに電流が
流れなくなることにより2次コイル及び3次コイルに電
圧の発生がなくなりインバータ回路の動作は停止する。
【0079】このようにいずれの放電灯33、59を取
り外したときも同様であるが、例えば放電灯59が取り
外されるとインダクタ57に流れていた電流が急激にO
FFされるためインダクタ57の放電灯59が接続され
ていた側にインダクタ57と浮遊容量による共振で高電
圧が発生するが反対側の放電灯33はまだその瞬間は点
灯しているのでインダクタ57側に発生した高電圧はバ
リスタ60を介して放電灯33に流れ込みインダクタ5
7の端子側に高電圧が発生することがなくなる。
【0080】正常点灯時においてはインダクタ31と放
電灯33に流れる電流と、インダクタ57と放電灯59
に流れる電流の差は非常に小さいのでバリスタ60の両
端に発生する電圧は小さい。よってバリスタ60のイン
ピーダンスが非常に大きい動作点で使用するためバリス
タ60に流れる電流は非常に小さく消費電力は無視でき
る程度となる。
【0081】同様に放電灯33の取外し時についての動
作も同様である。
【0082】以上の説明は、一つのインバータで2灯の
放電灯を点灯する構成について説明したがインバータ
が、各々独立した二つのインバータで2灯の放電灯を点
灯する構成としても同様であることは言うまでもない。
【0083】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば簡単な回
路構成で安価に発振周波数のバラツキの小さい周波数可
変型自励式ハーフブリッジ型インバータ回路が構成で
き、また放電灯2灯ドライブ時における脱着時のサージ
電圧吸収、1灯除去時の回路動作の停止を簡単な回路構
成できる。
【0084】第1の発明においては、各々の出力トラン
ジスタのベース・エミッタ間に並列に抵抗を接続し、前
記抵抗と並列に発振トランスの2次及び3次コイルと直
列に接続された周波数制御用のスイッチ、ダイオード、
コンデンサの並列回路を備えたもので上記スイッチのO
N/OFFにより発振周波数を変えることを可能として
いるものでOFF時の発振周波数はコンデンサの容量に
より設定できる。
【0085】このようにスイッチON時の発振周波数に
比較してOFF時の発振周波数は、前記コンデンサの容
量を設定するだけでよく、スイッチのOFF/ONで放
電灯の予熱状態、点灯状態の動作周波数の設定を簡単な
回路構成で実現できる効果がある。
【0086】第2の発明においては、前記第1の発明の
実施例のスイッチをON/OFFだけでなくONからO
FFの間におけるスイッチのインピーダンスを変化させ
回路に与えるコンデンサの影響度合いを制御することに
よりスイッチがON時とOFF時の間の発振周波数を簡
単に制御することを可能とすることができるので例えば
放電灯を予熱状態から点灯状態に移行する時発振周波数
の急変による回路の不安定動作を防止する効果がある。
【0087】第3の発明においては、前記第1の発明の
実施例のスイッチ、ダイオード、コンデンサをFETで
代用することを可能とし部品数の削減および回路構成を
簡単にする効果がある。
【0088】第4の発明においては、前記第1の発明に
おける回路構成のスイッチと直列に抵抗を接続すること
によりスイッチをONした時コンデンサの影響により発
振周波数が抵抗のない時に比べ高く設定することが可能
となる。抵抗値を大きくすることにより発振周波数は、
スイッチがOFF状態まで高くすることが可能である。
このように抵抗を追加するのみで発振周波数の設定が可
能とする効果がある。
【0089】第5の発明においては、出力トランジスタ
のハイサイド側とロウサイド側の周波数制御用スイッチ
ング素子の制御端子間にハイサイド側がカソードとなる
ようにクランプダイオードを接続しアノードの電位を接
地または、周波数制御用スイッチング素子をONするこ
とが可能な電源とをスイッチで切り換えることにより簡
単にインバータの発振周波数を可変できる効果がある。
【0090】第6の発明においては、前記第5の発明に
おけるクランプタイオードとスイッチ間にアノードがク
ランプタイオート側となるようにゼナーダイオードを接
続したもので、ハイサイド側、ロウサイド側の周波数制
御用スイッチング素子のOFF状態をより確実に保つ効
果がある。
【0091】第7の発明においては、前記第5第6の発
明における回路の発振周波数を切り換えるスイッチを動
作させる制御信号としてインバータ回路の出力電圧を検
出してインバータ回路が動作したことを確認して放電灯
の予熱時間の設定が可能となるのでインバータが動作以
前の時間のバラツキを減少することができる効果があ
る。
【0092】第8の発明においては、2灯の放電灯に各
々接続される始動コンデンサを各々の放電灯に対してた
すき掛け接続することにより何れか一方の放電灯を取り
外したとき残りの放電灯に対して始動コンデンサが接続
されない構成としてその結果放電灯2灯共消灯させるこ
とによりインバータ回路の動作を停止させることができ
るので放電灯の取替時に放電灯の電極を挿入する端子部
に電圧が印加されることがないので取換作業時の感電等
の危険を回避する効果がある。
【0093】第9の発明においては、インバータ出力端
子より発振トランスの1次コイルを介してインダクタと
放電灯の直列回路が2回路並列接続した構成である。こ
のような2灯の放電灯を点灯させる構成において各々の
インダクタと放電灯の接続点間にバリスタを接続したも
ので何れか一方の放電灯を取り外したときに取り外した
側のインダクタの端子に前記インダクタと浮遊容量で発
生する高電圧をバリスタで吸収することにより前記端子
に発生する高電圧を吸収し発生電圧を抑制できるのでイ
ンダクタの巻線間耐圧を定常動作時の耐圧を保証するよ
うに設計すれば良いのでインダクタの小型化が可能であ
りまた、例えばプリント配線基盤で回路配線をする場合
パターン間距離等についても定常動作時の印加電圧で設
計することができるので低コストでより小型化を可能に
する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係わるインバータ装置
の回路図である。
【図2】 この発明の第2の実施例に係わるインバータ
装置の回路図である。
【図3】 この発明の第3の実施例に係わるインバータ
装置の回路図である。
【図4】 この発明の第4の実施例に係わるインバータ
装置の回路図である。
【図5】 この発明の第5の実施例に係わるインバータ
装置の回路図である。
【図6】 この発明の第6の実施例に係わるインバータ
装置の回路図である。
【図7】 従来のインバータ装置の回路図である。
【符号の説明】
1 商用電源、2 整流回路、3 平滑コンデンサ、4
出力トランジスタ、5 出力トランジスタ、6 ダイ
オード、7 ダイオード、8 制御ドライブ回路、9
カップリングコンデンサ、10 インダクタ、11 始
動コンデンサ、12 放電灯、21 商用電源、22
整流回路、23 平滑コンデンサ、24出力トランジス
タ、24a 抵抗、25 出力トランジスタ、25a
抵抗、26 ダイオード、27 ダイオード、28 起
動回路、28a 抵抗、28bコンデンサ、28c ダ
イオード、28d 双方向トリガダイオード、29発振
トランス、30 カップリングコンデンサ、31 イン
ダクタ、32 始動コンデンサ、33 放電灯、34
周波数制御用スイッチング素子、5 周波数制御用スイ
ッチング素子、36 ダイオード、37 ダイオード、
38 周波数設定用コンデンサ、39 周波数設定用コ
ンデンサ、40 周波数設定用抵抗、41 周波数設定
用抵抗、42 抵抗、43 抵抗、44 コンデンサ、
45コンデンサ、46 FET、47 FET、48
クランプダイオード、49スイッチ、50 電源、51
ゼナーダイオード、52 制御回路、53 抵抗、5
4 可変インピーダンス、55 コンデンサ、56 ゼ
ナーダイオード、57 インダクタ、58 始動コンデ
ンサ、59 放電灯、60 バリスタ。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに直列接続された1対の出力トラン
    ジスタを有するハーフブリッジ型自励式インバータ回路
    と、 前記自励式インバータ回路の1対の出力トランジスタの
    各々のベース電極と、エミッタ電極との間に接続された
    抵抗と、 前記抵抗と並列に、発振帰還用巻線に直列に接続された
    回路であって、周波数設定用コンデンサと周波数制御用
    スイッチング素子とダイオードとから成る並列回路と、 を含み、前記ダイオードのカソード側がエミッタ電極側
    となるように接続され、前記周波数制御用スイッチング
    素子をON/OFFすることによりインバータ回路の発
    振周波数が変化することを特徴とするインバータ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインバータ装置におい
    て、 各々の前記周波数制御用スイッチング素子は、能動領域
    で動作し、 前記スイッチング素子のOFF時とON時とにおけるイ
    ンピーダンス値を制御することによって、OFF時とO
    N時のインピーダンスの最大値から最小値までの設定可
    能な動作周波数の任意の周波数で動作させるように構成
    したことを特徴とするインバータ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のインバータ装置におい
    て、 各々の前記周波数制御用スイッチング素子は、FETを
    備え、 前記スイッチング素子と並列接続されたダイオードは、
    FET内蔵ダイオードを備え、 前記FETのドレインを出力トランジスタのエミッタ電
    極側に接続するように構成したことを特徴とするインバ
    ータ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のインバータ装置におい
    て、 各々の前記周波数制御用スイッチング素子に直列に接続
    された抵抗、 を含み、前記周波数制御用スイッチング素子がON時の
    インバータの発振周波数を前記抵抗がない時よりも高い
    周波数にするように構成したことを特徴とするインバー
    タ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のインバータ装置におい
    て、 各々の前記周波数制御用スイッチング素子の制御電極と
    基準電極との間に接続されているコンデンサとインピー
    ダンス素子の並列回路と、 ハイサイド側の周波数制御用スイッチング素子の制御電
    極とロウサイド側の周波数制御用スイッチング素子の制
    御電極との間にハイサイド側がカソードとなるように接
    続されたクランプダイオードと、 を含み、前記クランプダイオードのアノード側の電位を
    変化して前記各々の周波数制御用スイッチング素子を制
    御することによって、インバータの発振周波数を変える
    ように構成したことを特徴とするインバータ装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のインバータ装置におい
    て、 前記周波数制御用スイッチング素子をON/OFFする
    ためのクランプダイオードのアノード側を接地電位以下
    とする手段として、 ゼナーダイオードを含み、前記クランプダイオードのア
    ノード側の接続点に前記ゼナーダイオードのアノード側
    が接続され、カソード側の電位を変化するように構成し
    たことを特徴とするインバータ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のインバータ装置におい
    て、 各々の前記周波数制御用スイッチング素子をON/OF
    Fすることにより発振周波数を変える構成において、 インバータの出力電圧を分圧平滑する手段、 を含み、前記分圧平滑された電圧が前記周波数制御用ス
    イッチング素子において発振周波数の切替信号として使
    用され、電源投入後一定時間経過後に前記周波数制御用
    スイッチング素子がOFFからONに切換動作するよう
    に構成したことを特徴とするインバータ装置。
  8. 【請求項8】 自励式インバータで第1の放電灯と第2
    の放電灯とを点灯させる回路構成を採用するインバータ
    装置において、 第1の蛍光灯の回路側入出力端子群の反対側の端子群の
    一方の端子と、第2の蛍光灯の回路側入出力端子群の反
    対側の端子群の一方の端子と、の間に接続された始動コ
    ンデンサであって、前記第1及び第2の放電灯と並列に
    接続されている第1の始動コンデンサと、 第1の蛍光灯の回路側入出力端子群の反対側の端子群の
    他方の端子と、第2の蛍光灯の回路側入出力端子群の反
    対側の端子群の他方の端子と、の間に接続された始動コ
    ンデンサであって、前記第1及び第2の放電灯と並列に
    接続されている第2の始動コンデンサと、 を含み、何れか一方の放電灯の接続を外した場合に、前
    記第1及び第2の両方の始動コンデンサともいずれか一
    方の端子が開放状態となることによって、残った放電灯
    に印加される電圧が放電維持電圧以下となり消灯するよ
    うに構成されたことを特徴とするインバータ装置。
  9. 【請求項9】 自励式インバータで第1及び第2の放電
    灯を点灯させる回路構成を採用するインバータ装置にお
    いて、 第1の放電灯と直列に接続されている第1のインダクタ
    と、 第2の放電灯と直列に接続されている第2のインダクタ
    と、 前記第1の放電灯と前記第1のインダクタとの接続点
    と、前記第2の放電灯と前記第2のインダクタとの接続
    点と、の間に接続されているバリスタと、 を含み、前記第1又は第2の放電灯を取外した場合に発
    生する高電圧を抑制するように構成されたインバータ装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008140330A3 (en) * 2007-05-10 2009-01-22 Advanced Environmental Technol Energy saving lumens settable device for fluorescent lamps

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