JPH085539Y2 - トランス - Google Patents

トランス

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JPH085539Y2
JPH085539Y2 JP9865591U JP9865591U JPH085539Y2 JP H085539 Y2 JPH085539 Y2 JP H085539Y2 JP 9865591 U JP9865591 U JP 9865591U JP 9865591 U JP9865591 U JP 9865591U JP H085539 Y2 JPH085539 Y2 JP H085539Y2
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JP
Japan
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magnetic material
test
transformer
coil bobbin
present
Prior art date
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JP9865591U
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JPH0548317U (ja
Inventor
智子 竹中
裕 広岡
一成 石川
敏宏 山根
芳雄 杉達
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Insulating Of Coils (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は各種の映像機器、家電機
器、音響機器、産業機器、通信機器等に使用されるトラ
ンスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のトランスは、図6の斜視図に示す
ように構成されていた。すなわち、中央に磁性材1を貫
通させるための筒状の巻胴2の上下端に、上端鍔3と複
数本のピン端子4を植設した下端鍔5を設けたコイルボ
ビン6に胴線を巻回してコイル部7とし、このコイル部
7の引出線8を任意のピン端子4へ巻き付けて配線する
とともに半田接続し、磁性材1を組み込んだ後、プラス
チック樹脂で一体モールド成形することにより外装9を
形成して全体を密閉してトランスが構成されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような従来の構造
では、磁性材1の露出部がなくトランスの完成検査でコ
イル部7と磁性材1間の耐圧検査ができず、コイル部7
と磁性材1間の絶縁性能の確認が不可能となる。そのた
め、耐圧検査用の孔を磁性材面の一部に設ければ検査可
能となるが、その場合、孔の表面に成形時に発生した薄
膜あるいはバリ等によって、テストピンと磁性材の間で
導通不良が発生し、コイルと磁性材間の耐電圧不良品を
良品として判定する可能性があり、製品安全上重大な課
題を有するものとなるものであった。
【0004】本考案は上記従来の問題点を解決するもの
で、耐電圧試験時の検査精度の向上を図るトランスを提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本考案は、端子を有するコイルボビンと巻回された巻
線と、このコイルボビンに組込まれる磁性材を、上記端
子の一部を突出させるようにコイルボビン、巻線および
磁性材からなるトランス本体の外周に形成されたモール
ドによる外装の一部に磁性材に達するテスト用の2種類
以上のテストピンが同時に挿入できる長孔または複数個
の孔を形成するものである。
【0006】
【作用】耐圧検査用の孔をモールド成形時に磁性材面の
一部に設ければ検査可能となるが、孔に薄膜あるいはバ
リ等によってテストピンと磁性材間に導通不良が発生し
た場合、コイルと磁性材間の耐圧不良品を良品判定する
可能性があるが、本考案のように磁性材に達する2種類
以上のテストピンが同時に挿入できるような長孔または
複数個の孔を形成することにより、磁性材を介して耐圧
試験テストピンと導通テストピン間の導通チェックが可
能となり、耐圧検査時での導通不良による誤判定をチェ
ックできることになる。
【0007】
【実施例】(実施例1) 以下、本考案の第一の実施例について、図面を参照しな
がら説明する。図1は本考案の第一の実施例におけるト
ランスの斜視図である。図1において、中央に磁性材1
0を貫通させるための筒状の巻胴11の上下端に、上端
鍔12と下端鍔13を設け、上端鍔12に一対の磁性材
10をガイドする磁性材ガイドリブ14と方向性判別用
の方向性判別リブ15を設ける。下端鍔13には、膨大
部16を形成し、巻線17より引き出される引出リード
線18をガイドするガイド溝19を複数個設けるととも
に、上記膨大部16の下端面に複数本のピン端子20を
植設してコイルボビン21を構成する。上記コイルボビ
ン21に、任意のピン端子20へ巻始めの引出リード線
18をガイド溝19を通して巻き付けて配線し、巻線1
7を巻回して巻き終わりの引出リード線18をガイド溝
19を通して他のピン端子20へ巻き付けて配線する。
複数個の巻線17を巻回し、引出リード線18のピン端
子20への巻き付け配線部を半田接続してコイル部を構
成する。上記コイル部に、EI型又は、EE型の磁性材
10を組み込んで、全体を樹脂でモールド成形して外装
22を構成し、ピン端子20を植設する面の一部に外装
22で密閉された磁性材10の一部まで貫通した耐圧試
験用の長孔23を形成しトランスを構成する。
【0008】(実施例2) 以下、本考案の第二の実施例について、図面を参照しな
がら説明する。図2は、本考案の第二の実施例における
トランスの斜視図、図3は、本考案の第二の実施例にお
ける孔25の拡大図を示すものである。図2において、
上記第一の実施例に記載する磁性材10を組み込んだコ
イル部を樹脂モールド成形した外装22でコイル部を密
閉し、トランスのピン端子20を植設する面の一部に外
装22で密閉された磁性材10の一部まで貫通した耐圧
試験用のテストピン24が入るような孔25と、導通試
験用のテストピン26が入るような孔25を複数個形成
してトランスを構成する。図3は、一方の孔25に耐圧
試験用のテストピン24を装着し、他方の孔25に導通
試験用のテストピン26を装着した一実施例である。
【0009】(実施例3) 以下、本考案の第三の実施例について、図面を見ながら
説明する。図4は本考案の第三の実施例におけるトラン
スの斜視図、図5は本考案の第三の実施例におけるトラ
ンスの拡大図を示すものである。図4において上記第一
の実施例に記載する磁性材10を組込んだコイル部を樹
脂モールド成形した外装22でコイル部を密閉し、トラ
ンスのピン端子20を植設する面の一部に、外装22で
密閉された磁性材10の一部まで貫通した耐圧試験用の
テストピン24と、導通試験用のテストピン26が図5
に示すように同時に入るような長孔27を設ける。
【0010】
【考案の効果】以上のように本考案は、モールド成形時
に設けた磁性材まで貫通した長孔又は複数個の孔を用い
て、耐圧試験用のテストピンと導通試験用のテストピン
間の導通チェックを実施し、耐電圧試験用テストピンと
磁性材間の導通不良を検出する。トランスの安全上重欠
点項目であるコイルと磁性材間の耐電圧検査の信頼性を
大幅に向上させる大きな効果が得られ、高安全性、高品
質のトランスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一の実施例におけるトランスの一部
切欠斜視図
【図2】本考案の第二の実施例におけるトランスの斜視
【図3】本考案の第二の実施例における耐電圧試験時の
要部の拡大斜視図
【図4】本考案の第三の実施例におけるトランスの斜視
【図5】本考案の第三の実施例におけるトランス耐圧試
験時の要部の拡大斜視図
【図6】従来のトランスの斜視図
【符号の説明】
10 磁性材 11 巻胴 12 上端鍔 13 下端鍔 16 膨大部 17 巻線 18 引出リード線 19 ガイド溝 20 ピン端子 21 コイルボビン 22 外装 23 長孔 25 孔 24 耐圧試験用テストピンA 26 導通試験用テストピンB 27 長孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山根 敏宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)考案者 杉達 芳雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭57−20125(JP,U)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】端子を有するコイルボビンと、このコイル
    ボビンに巻回された巻線と、このコイルボビンに組込ま
    れる磁性材と上記端子の一部を突出させるようにコイル
    ボビン、巻線および磁性材からなるトランス本体の外周
    に形成されたモールドによる外装と、この外装の一部に
    磁性材に達するテスト用の長孔を設けたトランス。
  2. 【請求項2】テスト用の孔を複数個設けた請求項1記載
    のトランス。
  3. 【請求項3】テスト用の孔が2種類以上のテストピンが
    同時に挿入できる大きさに形成された請求項1記載のト
    ランス。
JP9865591U 1991-11-29 1991-11-29 トランス Expired - Lifetime JPH085539Y2 (ja)

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JP9865591U JPH085539Y2 (ja) 1991-11-29 1991-11-29 トランス

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JP9865591U JPH085539Y2 (ja) 1991-11-29 1991-11-29 トランス

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JPH0548317U JPH0548317U (ja) 1993-06-25
JPH085539Y2 true JPH085539Y2 (ja) 1996-02-14

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ID=14225529

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2757764B2 (ja) * 1994-03-23 1998-05-25 松下電器産業株式会社 モールドトランス
JP5267240B2 (ja) * 2009-03-16 2013-08-21 住友電気工業株式会社 リアクトル、及びコンバータ
JP2012043959A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Panasonic Corp コイル部品およびその製造方法

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JPH0548317U (ja) 1993-06-25

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