JPH085533Y2 - バルンコイル - Google Patents
バルンコイルInfo
- Publication number
- JPH085533Y2 JPH085533Y2 JP1990056243U JP5624390U JPH085533Y2 JP H085533 Y2 JPH085533 Y2 JP H085533Y2 JP 1990056243 U JP1990056243 U JP 1990056243U JP 5624390 U JP5624390 U JP 5624390U JP H085533 Y2 JPH085533 Y2 JP H085533Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- coil
- balun
- substrate
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、バルンコイルに係るもので、特に組立時に
吸着搬送し易いように吸着搬送用の平坦面が設けられた
バルンコイルに関する。
吸着搬送し易いように吸着搬送用の平坦面が設けられた
バルンコイルに関する。
〔従来の技術〕 従来のバルンコイルを第５図、第６図をもって説明す
る。第５図中、１は貫通孔1a,1bが設けられ、左右に半
円部、上、下面に平坦面が形成された磁性材からなるメ
ガネ状のコア、２はコア１の半円部から貫通孔1aにかけ
て巻線され、引出線2a,2bを有する１次側のコイル、３
はコア１の半円部から貫通孔1bにかけて巻線され、引出
線3a,3bを有する２次側のコイル、４はコア１が載置さ
れる基板、5,6,7は基板４に固定され、それぞれ引出線2
a,2bと3a,3bが接続された外部端子である。
る。第５図中、１は貫通孔1a,1bが設けられ、左右に半
円部、上、下面に平坦面が形成された磁性材からなるメ
ガネ状のコア、２はコア１の半円部から貫通孔1aにかけ
て巻線され、引出線2a,2bを有する１次側のコイル、３
はコア１の半円部から貫通孔1bにかけて巻線され、引出
線3a,3bを有する２次側のコイル、４はコア１が載置さ
れる基板、5,6,7は基板４に固定され、それぞれ引出線2
a,2bと3a,3bが接続された外部端子である。
上記構成において、組立時、コイル巻線されたコア１
の平坦面1cをチップマウンタにて吸着して基板４上に搬
送され、あるいは基板４に載置され、コイル2,3の引出
線2a,2b,3a,3bを外部端子に接続したバルンコイルをプ
リント基板上の所定位置まで搬送するのに、コア１の平
坦面1cをチップマウンタにて吸着して行っていた。
の平坦面1cをチップマウンタにて吸着して基板４上に搬
送され、あるいは基板４に載置され、コイル2,3の引出
線2a,2b,3a,3bを外部端子に接続したバルンコイルをプ
リント基板上の所定位置まで搬送するのに、コア１の平
坦面1cをチップマウンタにて吸着して行っていた。
しかしながら、上記作業例のバルンコイルによれば、
コア１へのコイル2,3の巻線工程において、第６図に示
す如くコイル2,3がコア１の平坦面1cにかかってしまう
ものがあり、この場合はチップマウンタにてコア１の平
坦面1cを吸着できなくなる、このためコア１を基板４
に、又バルンコイルをプリント基板の所定位置に夫々搬
送することができないので、組立が困難になるという問
題点があった。
コア１へのコイル2,3の巻線工程において、第６図に示
す如くコイル2,3がコア１の平坦面1cにかかってしまう
ものがあり、この場合はチップマウンタにてコア１の平
坦面1cを吸着できなくなる、このためコア１を基板４
に、又バルンコイルをプリント基板の所定位置に夫々搬
送することができないので、組立が困難になるという問
題点があった。
本考案は、チップマウンタにて吸着搬送作業を行い易
く、しかもコアへのコイルの巻線作業を容易にし得るバ
ルンコイルを提供する。
く、しかもコアへのコイルの巻線作業を容易にし得るバ
ルンコイルを提供する。
前記の課題を解決するために、本考案のバルンコイル
において、貫通孔を設けたコアと、該コアの外から貫通
孔にかけて巻線されたコイルとを有するバルンコイルに
おいて、該コアの外側上下面に、該コイルを巻線される
巻線部と段差をもって区画される吸着搬送用の平坦面を
複数形成し、且つ、外部端子を有する基板に設けられた
位置決め用の溝部に、該複数の平坦面のうちいずれか１
つを係合固定し、該コイルの引出線を、該外部端子に接
続した構成とする。
において、貫通孔を設けたコアと、該コアの外から貫通
孔にかけて巻線されたコイルとを有するバルンコイルに
おいて、該コアの外側上下面に、該コイルを巻線される
巻線部と段差をもって区画される吸着搬送用の平坦面を
複数形成し、且つ、外部端子を有する基板に設けられた
位置決め用の溝部に、該複数の平坦面のうちいずれか１
つを係合固定し、該コイルの引出線を、該外部端子に接
続した構成とする。
上記構成において、コアへのコイルの巻線部が吸着搬
送用の平坦面と区画されているため、吸着によるコアの
基板への搬送あるいはバルンコイルのプリント基板への
搬送がし易くなり、又コアへのコイルの巻線作業を容易
にする。
送用の平坦面と区画されているため、吸着によるコアの
基板への搬送あるいはバルンコイルのプリント基板への
搬送がし易くなり、又コアへのコイルの巻線作業を容易
にする。
次に、本考案に係るバルンコイルの実施例について説
明する。
明する。
第１図、第２図は本考案に係るバルンコイルの実施例
を示す図である。第１図はコア10を示す図で、コア10は
貫通孔10a,10b、左右の半円部、上面の段差A,Bによって
形成された平坦面10c及び下面の平坦面10dを有するメガ
ネ状の磁性材からなる。第２図はコア10を用いたバルン
コイルである。第２図中、12はコア10の半円部から貫通
孔10aにかけて巻線され、引出線12a,12bを有する１次側
のコイル、13はコア10の半円部から貫通孔10bにかけて
巻線され、引出線13a,13bを有する２次側のコイル、14
はコア10が載置される基板、15,16,17は基板14に固定さ
れ、それぞれ引出線12a,12bと13a,13bが接続された外部
端子である。
を示す図である。第１図はコア10を示す図で、コア10は
貫通孔10a,10b、左右の半円部、上面の段差A,Bによって
形成された平坦面10c及び下面の平坦面10dを有するメガ
ネ状の磁性材からなる。第２図はコア10を用いたバルン
コイルである。第２図中、12はコア10の半円部から貫通
孔10aにかけて巻線され、引出線12a,12bを有する１次側
のコイル、13はコア10の半円部から貫通孔10bにかけて
巻線され、引出線13a,13bを有する２次側のコイル、14
はコア10が載置される基板、15,16,17は基板14に固定さ
れ、それぞれ引出線12a,12bと13a,13bが接続された外部
端子である。
上記構成において、組立時、コイル巻線されたコア10
の平坦面10cをチップマウンタにて吸着して基板14上に
載置され、あるいは基板14に載置され、コイル12,13の
引出線12a,12b,13a,13bを外部端子15,16,17に接続した
バルンコイルをプリント基板上の所定位置まで搬送する
のに、コア10の平坦面10cをチップマウンタにて吸着し
て行う。ここで、コア10の上面に、左右の半円部と段差
A,Bをもって形成された平坦面10cには、コア10へのコイ
ル巻線工程において、コイル12,13がかかることがな
く、又コイル12,13は段差A,Bがあるためコアの所定位置
に巻かれ、巻線作業が容易となる。
の平坦面10cをチップマウンタにて吸着して基板14上に
載置され、あるいは基板14に載置され、コイル12,13の
引出線12a,12b,13a,13bを外部端子15,16,17に接続した
バルンコイルをプリント基板上の所定位置まで搬送する
のに、コア10の平坦面10cをチップマウンタにて吸着し
て行う。ここで、コア10の上面に、左右の半円部と段差
A,Bをもって形成された平坦面10cには、コア10へのコイ
ル巻線工程において、コイル12,13がかかることがな
く、又コイル12,13は段差A,Bがあるためコアの所定位置
に巻かれ、巻線作業が容易となる。
なお、段差による平坦面は、第１図の点線で示す如
く、平坦面10d´としてコア10の下面に設けてもよく、
この場合はコア10をチップマウンタにて吸着するとき平
坦面10c,10d´のいずれを吸着してもよいので、吸着作
業が一層し易くなり、又基板14に平坦面10d´と係合す
る点線で示す溝部14´を設けてコア10の基板14への位置
決めに用いることができる。
く、平坦面10d´としてコア10の下面に設けてもよく、
この場合はコア10をチップマウンタにて吸着するとき平
坦面10c,10d´のいずれを吸着してもよいので、吸着作
業が一層し易くなり、又基板14に平坦面10d´と係合す
る点線で示す溝部14´を設けてコア10の基板14への位置
決めに用いることができる。
第３図は、上記従来の欠点を除去するべく本考案者が
案出したバルンコイルの一例を示す図である。図中、第
１図、第２図と同一部分は同一符号を付し、その説明を
省略する。本実施例においては、コア20が貫通孔20a,20
bを設けることは前述と同様であるが、上、下の平坦面2
0c,20dに対し両側面20e,20fに角度（本実施例では90
°）をもたせた構造になっている。これにより、コイル
12が側面20eから貫通孔20aにかけて、又コイル13が側面
20fから貫通孔20bにかけて、それぞれコア20に巻線さ
れ、このときコイル12,13は巻線工程において平坦面20c
にかからないようになり、平坦面20cがチップマウンタ
にて吸着される。
案出したバルンコイルの一例を示す図である。図中、第
１図、第２図と同一部分は同一符号を付し、その説明を
省略する。本実施例においては、コア20が貫通孔20a,20
bを設けることは前述と同様であるが、上、下の平坦面2
0c,20dに対し両側面20e,20fに角度（本実施例では90
°）をもたせた構造になっている。これにより、コイル
12が側面20eから貫通孔20aにかけて、又コイル13が側面
20fから貫通孔20bにかけて、それぞれコア20に巻線さ
れ、このときコイル12,13は巻線工程において平坦面20c
にかからないようになり、平坦面20cがチップマウンタ
にて吸着される。
第４図は上記従来の欠点を除去するべく本考案者が案
出したバルンコイルの他の例を示す図である。図中、第
１図、第２図と同一部分は同一符号を付し、その説明を
省略する。本実施例においては、コア30が貫通孔30a,30
bを設けることは前述と同様であるが、両側が内側に向
いた凹部30e,30fを設けた構造になっている。これによ
り、コイル12が凹部30eから貫通孔30aにかけて、又コイ
ル13が凹部30fから貫通孔30bにかけてコア30に巻線さ
れ、このときコイル12,13は巻線工程において平坦面30c
（30d）にかからないようになり、平坦面30cがチップマ
ウンタにて吸着される。
出したバルンコイルの他の例を示す図である。図中、第
１図、第２図と同一部分は同一符号を付し、その説明を
省略する。本実施例においては、コア30が貫通孔30a,30
bを設けることは前述と同様であるが、両側が内側に向
いた凹部30e,30fを設けた構造になっている。これによ
り、コイル12が凹部30eから貫通孔30aにかけて、又コイ
ル13が凹部30fから貫通孔30bにかけてコア30に巻線さ
れ、このときコイル12,13は巻線工程において平坦面30c
（30d）にかからないようになり、平坦面30cがチップマ
ウンタにて吸着される。
なお、上記説明中、基板14は必ずしも必要とするもの
ではない。
ではない。
以上のように、本考案のバルンコイルによれば、貫通
孔を設けたコアと、該コアの外から貫通孔にかけて巻線
されたコイルとを有するバルンコイルにおいて、該コア
の外側上下面に、該コイルが巻線される巻線部と段差を
もって区画される吸着搬送用の平坦面を複数形成し、且
つ、外部端子を有する基板に設けられた位置決め用の溝
部に、該複数の平坦面のうちいずれか１つを係合固定
し、該コイルの引出線を、該外部端子に接続した構成の
ため、コアの基板への搬送あるいはバルンコイルのプリ
ント基板への搬送がし易くなり、又コアへのコイルの巻
線作業を容易にし、しかも該平坦面と係合する溝部が設
けられているためコアの基板への位置決めが容易となる
等の効果がある。
孔を設けたコアと、該コアの外から貫通孔にかけて巻線
されたコイルとを有するバルンコイルにおいて、該コア
の外側上下面に、該コイルが巻線される巻線部と段差を
もって区画される吸着搬送用の平坦面を複数形成し、且
つ、外部端子を有する基板に設けられた位置決め用の溝
部に、該複数の平坦面のうちいずれか１つを係合固定
し、該コイルの引出線を、該外部端子に接続した構成の
ため、コアの基板への搬送あるいはバルンコイルのプリ
ント基板への搬送がし易くなり、又コアへのコイルの巻
線作業を容易にし、しかも該平坦面と係合する溝部が設
けられているためコアの基板への位置決めが容易となる
等の効果がある。
第１図、第２図は本考案のバルンコイルに係る実施例を
示す図で、第１図はコアの斜視図、第２図は正面図、第
３図は、本考案者が先に案出したバルンコイルに係る一
例を示す正面図、第４図は本考案者が先に案出したバル
ンコイルに係る他の例を示す正面図、第５図、第６図は
従来例を示す図で、第５図は正面図、第６図は正面図で
ある。 1,10,20,30……コア、1a,1b,10a,10b,20a,20b,30a,30b
……貫通孔、2,3,12,13……コイル、1c,10c,20c,30c…
…平坦面。
示す図で、第１図はコアの斜視図、第２図は正面図、第
３図は、本考案者が先に案出したバルンコイルに係る一
例を示す正面図、第４図は本考案者が先に案出したバル
ンコイルに係る他の例を示す正面図、第５図、第６図は
従来例を示す図で、第５図は正面図、第６図は正面図で
ある。 1,10,20,30……コア、1a,1b,10a,10b,20a,20b,30a,30b
……貫通孔、2,3,12,13……コイル、1c,10c,20c,30c…
…平坦面。
Claims (1)
- 【請求項１】貫通孔を設けたコアと、該コアの外から貫
通孔にかけて巻線されたコイルとを有するバルンコイル
において、該コアの外側上下面に、該コイルが巻線され
る巻線部と段差をもって区画される吸着搬送用の平坦面
を複数形成し、且つ、外部端子を有する基板に設けられ
た位置決め用の溝部に、該複数の平坦面のうちいずれか
１つを係合固定し、該コイルの引出線を、該外部端子に
接続した構成のバルンコイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990056243U JPH085533Y2 (ja) | 1990-05-29 | 1990-05-29 | バルンコイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990056243U JPH085533Y2 (ja) | 1990-05-29 | 1990-05-29 | バルンコイル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0415214U JPH0415214U (ja) | 1992-02-06 |
| JPH085533Y2 true JPH085533Y2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=31579897
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990056243U Expired - Fee Related JPH085533Y2 (ja) | 1990-05-29 | 1990-05-29 | バルンコイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH085533Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0171412U (ja) * | 1987-10-30 | 1989-05-12 |
-
1990
- 1990-05-29 JP JP1990056243U patent/JPH085533Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0415214U (ja) | 1992-02-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |