JPH0854968A - マイコン制御電子機器 - Google Patents

マイコン制御電子機器

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JPH0854968A
JPH0854968A JP6210739A JP21073994A JPH0854968A JP H0854968 A JPH0854968 A JP H0854968A JP 6210739 A JP6210739 A JP 6210739A JP 21073994 A JP21073994 A JP 21073994A JP H0854968 A JPH0854968 A JP H0854968A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイコン制御電子機器において、瞬間停電に
よるマイコンの誤動作を防止する。 【構成】 スタンバイ電源回路部に接続する電子機器全
体の制御を行うメインマイコンと、個別的な機能回路に
設けられているサブマイコンで構成される電子機器にお
いて、瞬間停電を検出した際、メインマイコン(M)に
動作電圧を供給しているスタンバイ電源回路部(34)
と、サブマイコン(M1〜M3)に動作電圧を供給して
いるレギュレータ回路部(33)を、スイッチ回路部
(36)によって接続することにより、各マイコンに供
給される動作電圧の同期を取るように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のマイクロコンピュ
ータを有するマイコン制御機器にかかわり、商用電源の
瞬間停電時、マイクロコンピュータの誤動作を防止する
マイコン制御機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の電子機器、例えばテレビジョン受
像機などにおいて、例えば機種によって全体の制御を行
うメインマイクロコンピュータ(以下メインマイコンと
いう)と、付加機能などの個々の動作をコントロールす
る複数のサブマイクロコンピュータ(以下、サブマイコ
ンという)を備えて、制御するようになされているもの
がある。
【0003】この一例として図4はテレビジョン受像機
のマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)に関
係する電源関係の構成を示したブロック図である。この
図において、1は図示されていないがテレビジョン受像
機を構成している各回路部に所定の電圧を供給するメイ
ン電源回路部であり、2はテレビジョン受像機のオン/
オフ動作に関わらず商用電源が供給され、マイコンに所
定の動作電圧を供給しているスタンバイ電源回路部であ
る。
【0004】3は各部の制御に必要な情報などを記憶し
ているメモリ部であり、4は図示されていないリモコン
の操作や機器本体に設けられているキー操作に基づい
て、コントロールバスCB(I2 C)を介して機器全体
の制御を行っているメインマイコンである。4a〜4n
は機種によって、例えば3〜5個の複数個、設けられて
いる個別的な機能回路の制御を行うサブマイコンであ
る。5はメインマイコン4をリセットするリセット回路
部であり、5a〜5nは電源オンの時、各サブマイコン
4a〜4nをリセットするリセット回路部である。
【0005】6a〜6nは読み取り、書き込みが可能な
ランダムアクセスメモリ(以下、RAMという)であ
り、電源オン時、メインマイコン4によってメモリ部3
に記憶されている各機能回路部の情報、例えばユーザが
設定した画像の調整値などが、コントロールバスCB、
及び各サブマイコン4a〜4nを介して入力される。S
は図示されていないリモコンや機器本体に設けられてい
るキー操作によってメインマイコン4によりオン/オフ
制御されるスイッチである。
【0006】ところで、マイコンを図4に示すようにス
タンバイ電源回路部2からメインマイコン4、及びサブ
マイコン4a〜4nに動作電圧を供給するように構成し
た場合、テレビジョン受像機がオフの状態、即ちスイッ
チSがオフの状態でも常にスタンバイ電源回路部2を介
してメインマイコン4、及び各サブマイコン4a〜4n
に動作電圧が供給されていることになる。
【0007】このため、機種によって付加機能が増加し
た場合、付加機能部を制御するサブマイコンの数も増加
し、機器の電源オフ時に流れる電流(以下、スタンバイ
電流という)が増加し、無駄な電力を消費するという問
題が発生する。
【0008】そこで、図5に示すような電源オフ時のス
タンバイ電流の増加を抑えるマイコンの構成例などがあ
る。この図において、1aはメイン電源回路部1から供
給される電圧を所定の電圧VR に変換して出力するレギ
ュレータ回路部(REG)であり、メイン電源回路部1
は図示されていないがテレビジョン受像機を構成してい
る各回路部に所定の電圧を供給するとともに、レギュレ
ータ回路部1aに電圧を供給するようになされている。
また、スタンバイ電源回路部2はメインマイコン4のみ
に所定の動作電圧VS を供給している。他は上述した図
4と同一であり説明は省略する。
【0009】この図に示すように、スタンバイ電源回路
部2からはメインマイコン4のみに動作電圧VS を供給
するようにし、各サブマイコン4a〜4nにはメイン電
源回路部1からレギュレータ回路部1aを介して動作電
圧VR を供給するように構成した場合、テレビジョン受
像機がオフ状態の時は、スイッチSもオフ状態でありメ
イン電源回路部1に電圧が供給されないため、スタンバ
イ電源回路部2を介してメインマイコン4のみに動作電
圧VS が供給されることになる。よって、機種によって
付加機能が増加した場合でもスタンバイ電流は、メイン
マイコン4で消費される電流のみとなるように構成され
ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、諸外国、例
えば米国、東南アジア等の一部地域では瞬間停電(例え
ば2〜3秒間、瞬間的に商用電源の停電が起きる現象)
がしばしば発生することがある。通常の長時間の停電が
発生した場合、メイン電源回路部1とスタンバイ電源回
路部2の両者に供給されている電源の電圧は消滅し、各
マイコンは全てシステムダウンの状態になる。そして、
例えば停電復帰時にメインマイコン4が起動すると、メ
インマイコン4の起動プログラムによってメモリ部3に
記憶されている初期設定データがコントロールバスCB
を介して、各サブマイコン4a〜4nに供給され、その
データが各サブマイコン4a〜4nのRAM6a〜6n
に記憶されるように制御される。
【0011】その結果、停電復帰後、テレビジョン受像
機は一部のユーザ設定データは失われるが、他の制御デ
ータは標準のデータが一応各サブマイコン4a〜4nに
供給されることになるため、ほぼ正常に動作するように
なされている。
【0012】ところが、瞬間停電が発生した時、上述し
た図5に示すようにマイコンが構成されていると、場合
によってはメイン電源回路部1の電圧のみが先に消滅し
てしまうことがある。これは、通常、スタンバイ電源回
路部2、及びメイン電源回路部1は、それぞれに付加さ
れている図示されていないコンデンサによってチャージ
アップされているが、スタンバイ電源回路部2に接続さ
れている負荷(メインマイコン4)に対して、メイン電
源回路部1に接続されている負荷(各回路部)の方が重
いため、メイン電源回路部1のチャージアップ電圧が先
に消滅するからである。
【0013】従って、各サブマイコン4a〜4nは瞬間
停電によっても動作電圧が消滅し、それぞれに付加され
ているRAM6a〜6nに記憶されていた、例えばホワ
イトバランス、コンバーゼンス、リニアリティーなどの
画像情報が消滅してしまうことがある。
【0014】従って、瞬間停電の場合は、メイン電源回
路部1のチャージアップ電圧は消滅して各サブマイコン
4a〜4nの動作が停止していたにも関わらず、メイン
マイコン4はスタンバイ電源回路部2のチャージアップ
電圧によって正常に動作している場合がある。この時は
電源が復帰して各サブマイコン4a〜4nが動作状態に
なってもメインマイコン4は各サブマイコン4a〜4n
にメモリ部3から初期設定データを伝送するような制御
を行わないため、例えば画面に映し出される画像が大き
く乱れたままになるという問題が発生することがあっ
た。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解決するためになされたもので、スタンバイ電源回
路に接続する電子機器の全体的な制御を行う主マイコン
と、上記電子機器の個別的な機能回路に設けられている
1または2以上の副マイコンを備え、電源投入時に上記
主マイコンから上記副マイコンに所定の制御データを供
給して動作するように構成されている電子機器におい
て、上記電源電圧の瞬断を検出する検出手段と、上記主
マイコンの電源ラインを上記副マイコンの電源ラインに
接続されるスイッチング手段を備え、上記検出手段から
信号が出力された時、所定時間スイッチング手段をオン
とするようになされている。また、電源の瞬断検出は上
記主マイコンより出力されるように構成され、主マイコ
ンはテレビジョン受像機のリモコンによって操作され
る。
【0016】
【作用】本発明においては、瞬間停電発生時、メイン電
源回路部とスタンバイ電源回路部が接続され、サブマイ
コンの動作電圧が低下した時、メインマイコンの動作電
圧をサブマイコンに供給するように構成し、メインマイ
コンとサブマイコンに供給される電圧が、ほぼ等しくな
り各マイコンの同期関係が乱れることがない。
【0017】
【実施例】以下、本発明のマイコン制御機器の実施例と
してテレビジョン受像機などに用いた場合について説明
する。図1に本実施例のマイコン制御機器をテレビジョ
ン受像機に適用した場合のブロック図を示す。この図に
おいて、11はアンテナで受信されたUHF/VHF放
送の受信電波を選択するPLLチューナー、12はPL
Lチューナー11から出力される受信信号と図示されて
いないが外部から入力される外部入力信号を切り替える
切替部である。
【0018】13の鎖線で囲まれたブロックは映像信号
処理部であり、13aは入力切替部12から出力される
アナログの映像信号をデジタルの映像信号に変換するア
ナログ/デジタル変換器である。13bは、デジタル変
換された映像信号から、例えば、くし形フィルターなど
で輝度信号を取り出す輝度信号処理部、13cはデジタ
ル変換された映像信号から色成分のみを取り出す色信号
処理部である。13dはデジタルの輝度信号、及び色信
号をアナログの輝度信号、及び色信号に変換するデジタ
ル/アナログ変換器である。M1は映像信号処理部13
の各種制御を行うサブマイコンである。
【0019】14はデジタル/アナログ変換器13dか
ら出力されるアナログの色信号、及び輝度信号を所定の
3原色信号に変換するマトリクス回路であり、15はマ
トリクス回路14から出力された所定のRGB信号をド
ライブするドライブ回路、16はドライブ回路15から
出力されるRGB信号によって画像を表示するCRTで
ある。
【0020】17は入力切替部12から出力された音声
の中間周波数(IF)信号の増幅/検波を行う音声IF
増幅/検波部であり、18は音声IF増幅/検波部17
で検波された音声信号に所定の処理を行う音声信号処理
部(オーディオプロセッサ)である。19は音声信号処
理部18から出力される音声信号を増幅するアンプ部、
20はアンプ部19で増幅された音声信号を音声として
出力するスピーカーである。
【0021】21の鎖線で囲まれたブロックは同期回路
部であり、21aはデジタルの映像信号から垂直、及び
水平の同期信号を抽出する同期分離回路部である。21
bは所定の周波数を同期分離回路部21aに出力するP
LL回路で構成された発振器であり、21cは同期分離
回路部21aから出力される水平同期信号に所定の処理
をおこなう水平同期処理部、21dは同期分離回路部2
1aから出力される垂直同期信号に所定の処理をおこな
う垂直同期処理部である。M2は同期回路部21の各種
制御を行うサブマイコンである。
【0022】22は水平同期処理部21cから出力され
る水平同期信号により水平偏向電流を出力する水平偏向
回路部、23は垂直同期処理部21dから出力される垂
直同期信号により垂直偏向電流を出力する垂直偏向回路
部であり、24は水平偏向回路部22、及び垂直偏向回
路部23から出力される水平、及び垂直電流により、ド
ライブ回路15から出力されるRGB信号の偏向するブ
ラウン管に付加されている水平、及び垂直偏向コイル部
である。
【0023】25の鎖線で囲まれたブロックは、例えば
2画面テレビなど付加機能回路部の構成を示したもので
あり、25aはPLLチューナー11で受信された映像
信号の処理を行う映像信号処理部であり、25bは映像
信号処理部25aから出力されるアナログ信号をデジタ
ル信号に変換して後述するメモリ25cに出力したり、
メモリ25cに蓄えられているデジタル信号をアナログ
信号に変換してマトリクス回路14に出力するデジタル
信号処理部であり、25cはデジタル信号処理部25b
でデジタル変換された輝度信号、及び色信号を処理する
ためのフィールドメモリ部である。M3は付加機能回路
部25の各種制御を行うサブマイコンである。
【0024】31は商用電源の停電を検出を行う電圧検
出部、32は交流電圧を所定の直流電圧に変換して各回
路部に動作電圧VB を供給するメイン電源回路部であ
り、33はメイン電源回路部32から供給される電圧V
B を各サブマイコンの動作電圧VM (例えば5V)に変
換するレギュレータ回路部である。
【0025】34は商用電源からの交流電圧が常に供給
されているスタンバイ電源回路部であり、交流電圧を所
定の直流電圧に変換して出力さるようになされている。
Mはスタンバイ電源回路部34から出力される所定の電
圧(例えば5V)で動作する例えば図示されていないリ
モコンの操作や機器本体に設けられているキー操作等に
基づいて全体制御を行っているメインマイコンである。
35は例えば機器の前面に設けられ、各種の制御状態を
表示する表示部であり、36は後述するが停電時に動作
するようになされているスイッチ部である。Sはメイン
マイコンMによってオン/オフ制御されるスイッチであ
る。
【0026】次に、図2にすすタイミング波形図を参照
して実施例のテレビジョン受像機の電源のオン/オフ動
作によるメインマイコン及びサブマイコンの動作につい
て簡単に説明する。通常、テレビジョン受像機には、図
2の(a)に示すように商用電源より交流100Vが供
給されており、テレビジョン受像機がオフの場合でもス
タンバイ電源回路部34には電圧が供給されている。従
って、スタンバイ電源回路部34からは図2の(b)に
示すような所定の電圧VS (例えば5V)が出力され、
メインマイコンMに供給されている。これによってメイ
ンマイコンMはタイマー機能の動作や、図示されていな
いリモコン等からの入力に備えている。
【0027】そして、図示されていないリモコン、及び
機器本体に設けられているキー操作等によって、電源オ
ンの信号がメインマイコンMに入力されると、メインマ
イコンMはスイッチSを接続して、メイン電源回路部3
2に商用電源の電圧を供給するように制御を行う。
【0028】これにより、メイン電源回路部32から各
回路部に所定の動作電圧、及びレギュレータ回路部33
から各サブマイコンM1〜M3に図2の(d)に示すよ
うな所定の電圧VR (例えば5V)が供給される。ま
た、各サブマイコンM1〜M3は図2の(C)に示すよ
うに供給される動作電圧VR の立ち上がりより、やや遅
延した所定のタイミングで、メインマイコンMによって
図示されていないメモリ部に記憶されている初期データ
(DATA0) 、設定データ(DATA1) などが、例えば2本のラ
インで形成されているフィリプスバスインターフェース
(I2 C)を介して伝送されるようになされている。
【0029】また、例えば図示されていないリモコン、
及びキー操作等によって電源オフの信号がメインマイコ
ンMに入力された場合、メインマイコンMはスイッチS
をオフにしてメイン電源回路部32に商用電源の供給を
停止するように制御する。この為、各回路部への電圧供
給は停止されテレビジョン受像機はオフの状態となる。
【0030】次に瞬間停電が発生した場合の動作を図3
に示すスイッチ回路部36の具体的な回路の一例を参照
して説明する。この図において、R1 〜R3 は抵抗、C
はコンデンサ、Q1 はNPNトランジスタによるスイッ
チング素子、Q2 はPNPトランジスタによるスイッチ
ング素子、Dはダイオードを示す。また、端子Aは図1
に示すスタンバイ電源回路部34からの出力電圧VS
接続され、端子BはメインマイコンMに接続されてお
り、端子Cはレギュレータ回路部33部の出力電圧VR
にそれぞれ接続するように構成されている。
【0031】まず、例えば図2の(a)に示すような瞬
間停電が発生した場合、検出回路31によって停電が検
出され、図2の(e)に示すような例えばHI電圧の検
出信号SがメインマイコンMに出力される。この検出信
号Sによって、メインマイコンMは、図3に示す端子B
にHI電圧を印加するようになされている。
【0032】これにより、スイッチング素子Q1 、及び
スイッチング素子Q2 がオン状態となり、端子A、C間
がダイオードDで接続される。即ち、図1に示すスタン
バイ電源回路部34とレギュレータ回路部33の出力電
圧がダイオードDで接続されることになる。
【0033】一方、通常、メイン電源回路部32、及び
スタンバイ電源回路部34は、それぞれの回路部に付加
されている図示されていないコンデンサなどによってチ
ャージアップされており、停電時はこのチャージアップ
電圧を各回路部に供給することになるが、スタンバイ電
源回路部34に接続されている負荷(メインマイコン
M)に対してメイン電源回路部32に接続されている負
荷(各回路部)のほうが重いため、メイン電源回路部3
2のチャージアップ電圧はスタンバイ電源回路部34の
チャージアップ電圧より早く低下する。
【0034】このため、停電時、メイン電源回路部32
から電圧が供給されているレギュレータ回路部33の出
力電圧VR は、図2(d)の鎖線で示すようになり、ス
タンバイ電源回路部34から出力される図2の(b)の
鎖線で示すチャージアップ電圧VS に対して電圧の低下
が早い。即ち、図3に示す端子Aの電圧に対して端子C
の電圧のほうが早く低下することになる。
【0035】しかし、端子Cの電圧VR (レギュレータ
回路部33の電圧)が端子Aの電圧VS (スタンバイ電
源回路部34の電圧)に対して所定値以下になると、ダ
イオードDが導通して端子Aの電圧VS が端子Cに供給
されるようになる。
【0036】即ち、停電が発生した際、サブマイコンM
1〜M3に供給しているレギュレータ回路部33からの
出力電圧VR が所定値以下になった場合、メインマイコ
ンMに供給しているスタンバイ電源回路部34のチャー
ジアップ電圧VS がサブマイコンM1〜M3にも供給さ
れることになる。
【0037】従って、メイン電源回路部32のチャージ
アップ電圧が消滅しても、サブマイコンM1〜M3には
スタンバイ電源回路部34のチャージアップ電圧VS
動作電圧として供給されることになる。このスタンバイ
電源回路部34のチャージアップ電圧VS は、瞬間停電
(2〜3秒程度の停電)であれば、図2の(b)、及び
(d)の実線で示すようにメインマイコンM、及びサブ
マイコンM1〜M3の動作電圧として十分満足すること
ができ、瞬間停電復帰後、各マイコンは正常に動作を行
うことができる。
【0038】また、瞬間停電復帰の際、商用電源の電圧
は検出回路部31で検出され、検出信号Sは図2の
(e)に示すような例えばHI電圧からLO電圧(0
V)に反転してメインマイコンMに出力される。そし
て、この検出信号SによってメインマイコンMからは図
3に示す端子Bに印加されていた電圧がHI電圧からL
O電圧(0V)に反転し、スイッチング素子Q1 、及び
スイッチング素子Q2 が再びオフとなるようになされて
いる。これによって、メイン電源回路部32、及びスタ
ンバイ電源回路部34は再び分離される。
【0039】また、停電が例えば5〜6秒以上の比較的
長い場合は、スタンバイ電源回路部34に付加されてい
るチャージアップ電圧VS が低下して、各マイコンに供
給される電圧が動作電圧以下になり、メインマイコン
M、及びサブマイコンM1〜M3は、同期して動作を停
止することになる。
【0040】従って、比較的長い停電復帰後は、メイン
マイコンMの起動プログラムが立ち上がり初期設定のデ
ータが各サブマイコンM1〜M3に伝送され、テレビジ
ョン受像機は、ほぼ正常に動作することになる。
【0041】尚、メインマイコンMの動作電圧とサブマ
イコンM1〜M3の動作電圧がほぼ等しい場合は、図3
に示すダイオードDは削除してもよい。また検出回路部
31の検出信号Sはメインマイコン4に出力されるとし
ているが、スイッチ回路部36の端子Bに直接出力する
ように構成してもよい。
【0042】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のマイコン
制御機器では、停電が発生した時、マイコンに電圧を供
給する各電源回路を接続して同期させるように構成され
ている為、瞬間停電時にも各マイコンの動作が同期する
ことになり誤動作を防止することができる。また、電源
オフ時はメインマイコンのみを動作させることによって
スタンバイ時の消費電流を少なくすることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマイコン制御機器を適用したテレビジ
ョン受像機のブロック図である。
【図2】本発明のマイコン制御機器を適用したテレビジ
ョン受像機の各部の波形図である。
【図3】本発明のマイコン制御機器のスイッチ回路部を
示す回路図である。
【図4】従来のテレビジョン受像機のマイコンに関係す
る電源関係の構成の一例を示した図である。
【図5】従来のテレビジョン受像機のマイコンに関係す
る電源関係の構成の一例を示した図である。
【符号の説明】
31 検出回路 32 メイン電源回路部 33 レギュレータ回路部 34 スタンバイ電源回路部 36 スイッチ回路部 M メインマイコン M1〜M3 サブマイコン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタンバイ電源回路に接続する電子機器
    の全体的な制御を行う主マイクロコンピュータと、 上記電子機器の個別的な機能回路に設けられている1ま
    たは2以上の副マイクロコンピュータを備え、 電源投入時に上記主マイクロコンピュータから上記副マ
    イクロコンピュータに所定の制御データを供給して動作
    するように構成されている電子機器において、 上記電子機器に供給されている電源電圧の瞬断を検出す
    る検出手段と、 上記主マイクロコンピュータの電源ラインを上記副マイ
    クロコンピュータの電源ラインに接続するスイッチング
    手段を備え、 上記検出手段から信号が出力された時、所定時間上記ス
    イッチング手段がオンとなるように制御することを特徴
    とするマイコン制御電子機器。
  2. 【請求項2】 電源の瞬断検出は上記主マイクロコンピ
    ュータより出力されることを特徴とする請求項1に記載
    のマイコン制御電子機器。
  3. 【請求項3】 主マイクロコンピュータはテレビジョン
    受像機のリモコンによって操作されることを特徴とする
    請求項1または2に記載のマイコン制御電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6892026B2 (en) * 2002-04-23 2005-05-10 Konica Corporation Electronic equipment, camera and control method thereof

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US6892026B2 (en) * 2002-04-23 2005-05-10 Konica Corporation Electronic equipment, camera and control method thereof

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