JPH085482Y2 - 電子写真用定着装置 - Google Patents
電子写真用定着装置Info
- Publication number
- JPH085482Y2 JPH085482Y2 JP1988096113U JP9611388U JPH085482Y2 JP H085482 Y2 JPH085482 Y2 JP H085482Y2 JP 1988096113 U JP1988096113 U JP 1988096113U JP 9611388 U JP9611388 U JP 9611388U JP H085482 Y2 JPH085482 Y2 JP H085482Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixing
- heater
- photosensitive member
- heaters
- fixing device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Control Of Resistance Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (A) 産業上の利用分野 本考案は、電子写真感光体の定着装置に関し、特に電
子写真製版機に適した定着装置に関するものである。
子写真製版機に適した定着装置に関するものである。
(B) 従来技術及びその問題点 電子写真方式による画像形成は、その簡易性、迅速
性、低コスト、等の故に広く利用されている。特に印刷
分野においては、普及はめざましい。印刷分野に用いら
れる電子写真感光体は、支持体上に感光層を設けたもの
を用い帯電工程、露光工程、現像工程、定着工程を経て
印刷版としたり、電子写真感光体の構成によっては、定
着工程の後に、溶出工程、リンス工程、ガム引工程を経
て印刷版として用いる。
性、低コスト、等の故に広く利用されている。特に印刷
分野においては、普及はめざましい。印刷分野に用いら
れる電子写真感光体は、支持体上に感光層を設けたもの
を用い帯電工程、露光工程、現像工程、定着工程を経て
印刷版としたり、電子写真感光体の構成によっては、定
着工程の後に、溶出工程、リンス工程、ガム引工程を経
て印刷版として用いる。
印刷版を得るための製版機は、原稿と電子写真感光体
を密着して露光する、いわゆる密着焼や原稿をレンズを
介して電子写真感光体に投影するいわゆる撮影方式、原
稿の画像情報を電気信号に変換し、例えばレーザー光で
電子写真感光体に露光を行うレーザー方式等がある。い
ずれの方式においても、ポジ露光と、ネガ露光があり、
現像においても正現像と反転現像がある。
を密着して露光する、いわゆる密着焼や原稿をレンズを
介して電子写真感光体に投影するいわゆる撮影方式、原
稿の画像情報を電気信号に変換し、例えばレーザー光で
電子写真感光体に露光を行うレーザー方式等がある。い
ずれの方式においても、ポジ露光と、ネガ露光があり、
現像においても正現像と反転現像がある。
さらに現像方式には、乾式現像法と湿式現像法があ
り、解像力の点からは湿式現像法が優れている。
り、解像力の点からは湿式現像法が優れている。
定着工程の後に非画像部を溶出して得られる平版印刷
版は、機械的に強度の高い導電性支持体、例えば、アル
ミニウム板、亜鉛板、鉄板等の金属板や又合成樹脂フィ
ルムに金属を蒸着したものあるいは、金属箔を貼合わせ
た、いわゆる複合体等の支持体上に、光導電性有機顔料
をフェノール樹脂等の中に分散あるいは溶解した、例え
ば銅フタロシアニンをノボラック樹脂中に分散した光導
電性感光層を塗布した平版印刷版を用い、電子写真方式
によって帯電、露光し、感光層上に静電潜像を形成さ
せ、これを現像工程にてトナー画像とし、このトナー画
像を熱定着する。しかる後、この定着画像をレジスト層
として非画像部をアルカリ性水溶液で溶出するものであ
る。
版は、機械的に強度の高い導電性支持体、例えば、アル
ミニウム板、亜鉛板、鉄板等の金属板や又合成樹脂フィ
ルムに金属を蒸着したものあるいは、金属箔を貼合わせ
た、いわゆる複合体等の支持体上に、光導電性有機顔料
をフェノール樹脂等の中に分散あるいは溶解した、例え
ば銅フタロシアニンをノボラック樹脂中に分散した光導
電性感光層を塗布した平版印刷版を用い、電子写真方式
によって帯電、露光し、感光層上に静電潜像を形成さ
せ、これを現像工程にてトナー画像とし、このトナー画
像を熱定着する。しかる後、この定着画像をレジスト層
として非画像部をアルカリ性水溶液で溶出するものであ
る。
このような平版印刷版のトナー画像は、定着が不十分
であるとレジスト層としての機能が充分に発揮されず、
定着が過剰すぎると非画像部に地汚れが発生し易いとい
う問題がある(後者の問題は、多分、非画像部の樹脂等
が融着して溶出が完全に出来ないためと考えられる)。
従って、用いる定着装置は、平版印刷版の搬送速度(可
変)を考慮した上で、例えば複数の赤外線ヒーターによ
り過剰の定着にならない熱容量の範囲に設計されている
のが一般的である。
であるとレジスト層としての機能が充分に発揮されず、
定着が過剰すぎると非画像部に地汚れが発生し易いとい
う問題がある(後者の問題は、多分、非画像部の樹脂等
が融着して溶出が完全に出来ないためと考えられる)。
従って、用いる定着装置は、平版印刷版の搬送速度(可
変)を考慮した上で、例えば複数の赤外線ヒーターによ
り過剰の定着にならない熱容量の範囲に設計されている
のが一般的である。
しかし、このような定着装置を備えた製版機で長時間
に亘り製版を続けることは、無駄な電気を消費すること
になるだけでなく、定着室の温度が次第に上昇して定着
条件が変化するという問題があった。
に亘り製版を続けることは、無駄な電気を消費すること
になるだけでなく、定着室の温度が次第に上昇して定着
条件が変化するという問題があった。
(C) 考案の目的 本考案の目的は、電力消費量を少なくし、かつ定着条
件がより安定した電子写真用定着装置を提供することで
ある。
件がより安定した電子写真用定着装置を提供することで
ある。
(D) 考案の構成 本考案は、複数の定着ヒーターを備えた電子写真用定
着装置において、現像された電子写真感光体先端の通過
を検知する検知センサー、検知センサーによって定着ヒ
ーターを電子写真感光体の進行順に順次点灯する手段、
電子写真感光体の後端が各ヒーターを通過した時に各ヒ
ーターを順次消灯する手段、全てのヒーターが消灯した
後で定着室の温まった空気を常温まで冷却するための冷
却手段を具備することを特徴とする電子写真用定着装置
である。
着装置において、現像された電子写真感光体先端の通過
を検知する検知センサー、検知センサーによって定着ヒ
ーターを電子写真感光体の進行順に順次点灯する手段、
電子写真感光体の後端が各ヒーターを通過した時に各ヒ
ーターを順次消灯する手段、全てのヒーターが消灯した
後で定着室の温まった空気を常温まで冷却するための冷
却手段を具備することを特徴とする電子写真用定着装置
である。
第1図は、本考案の定着装置の一例を示す断面略図で
ある。
ある。
湿式現像された電子写真感光体1は、矢印の方向に定
着装置へ搬入されると通過検知センサー2によって赤外
線ヒーター3が点灯する。感光体1の先端がヒーター3
に達した時にヒーター3が最大の放射熱を発しているよ
うにセンサー2とヒーター3の距離を設ける。この距離
は、ヒーターの立上り特性と感光体1の搬送速度により
決定される。
着装置へ搬入されると通過検知センサー2によって赤外
線ヒーター3が点灯する。感光体1の先端がヒーター3
に達した時にヒーター3が最大の放射熱を発しているよ
うにセンサー2とヒーター3の距離を設ける。この距離
は、ヒーターの立上り特性と感光体1の搬送速度により
決定される。
次いで、ヒーター4は、感光体1の先端が上記の距離
と同程度まで近づいた時に点灯する。こうしてヒーター
5、ヒーター6……と所定数のヒーターが順次点灯す
る。順次点灯する方法は、各ヒーターを回路で接続し、
所定の時間間隔で点灯するように設定したり、各ヒータ
ーに感光体1の通過検知センサーを設けて点灯する方法
などが採用できる。
と同程度まで近づいた時に点灯する。こうしてヒーター
5、ヒーター6……と所定数のヒーターが順次点灯す
る。順次点灯する方法は、各ヒーターを回路で接続し、
所定の時間間隔で点灯するように設定したり、各ヒータ
ーに感光体1の通過検知センサーを設けて点灯する方法
などが採用できる。
この例の赤外線ヒーター5個は、電子写真感光体1の
トナー画像を定着するのに必要十分であるが、著しく過
剰にならない熱供給量であれば5個より多くても少なく
てもよい。
トナー画像を定着するのに必要十分であるが、著しく過
剰にならない熱供給量であれば5個より多くても少なく
てもよい。
定着装置内の電子写真感光体1は、搬送チェーン8に
よって定速で搬送される。
よって定速で搬送される。
一般に0.5〜5m/分の範囲の定速度で可変できるのが望
ましいが、それ以外の速度であってもよい。各ヒーター
間の距離は、5〜20cmの範囲が好ましいが、それ以外の
距離であってもよい。
ましいが、それ以外の速度であってもよい。各ヒーター
間の距離は、5〜20cmの範囲が好ましいが、それ以外の
距離であってもよい。
各ヒーターと感光体1の距離は、2〜20cm程度が好ま
しい。定着温度は、一般に50〜150℃である。感光体1
の後端がヒーター3を通過した時(検知センサー2を離
れてから所定時間後に設定する)、ヒーター3が消灯す
る。引続き感光体1の進行に従ってヒーター4、ヒータ
ー5……と順次消灯する。
しい。定着温度は、一般に50〜150℃である。感光体1
の後端がヒーター3を通過した時(検知センサー2を離
れてから所定時間後に設定する)、ヒーター3が消灯す
る。引続き感光体1の進行に従ってヒーター4、ヒータ
ー5……と順次消灯する。
全てのヒーターが消灯すると、定着室の温まった空気
を冷却するためのファン(図示せず)が作動し、ダクト
9から冷却風が送り込まれ、空気排出口10から室外へ排
出する。順次点灯と消灯により各ヒーターの点灯してい
る時間は、感光体1がその長さの距離を移動するのに必
要な時間とほぼ等しい時間だけであるから、定着室の温
度は著しく高くならず、従って、冷却ファンによる送風
の温度はさほど低い必要はなく、常温の空気であっても
よい。定着室の温度が常温まで下がれば温度検知センサ
ーにより冷却ファンの作動が停止し、次の感光体を待機
する元の状態となる。
を冷却するためのファン(図示せず)が作動し、ダクト
9から冷却風が送り込まれ、空気排出口10から室外へ排
出する。順次点灯と消灯により各ヒーターの点灯してい
る時間は、感光体1がその長さの距離を移動するのに必
要な時間とほぼ等しい時間だけであるから、定着室の温
度は著しく高くならず、従って、冷却ファンによる送風
の温度はさほど低い必要はなく、常温の空気であっても
よい。定着室の温度が常温まで下がれば温度検知センサ
ーにより冷却ファンの作動が停止し、次の感光体を待機
する元の状態となる。
赤外線ヒーターの順次点灯、順次消灯、冷却ファンな
どの作動タイミングは、電子写真感光体の長さと搬送速
度に応じてマイコン制御で行うことが出来る。
どの作動タイミングは、電子写真感光体の長さと搬送速
度に応じてマイコン制御で行うことが出来る。
〈考案の効果〉 本考案の定着装置は、消費電力が少なく、しかも電子
写真感光体の各々に対して同じ定着条件であることから
再現性よく安定に定着でき、前述した溶出タイプの印刷
版作成用に特に適している。
写真感光体の各々に対して同じ定着条件であることから
再現性よく安定に定着でき、前述した溶出タイプの印刷
版作成用に特に適している。
第1図は、本考案の電子写真用定着装置の一例を示す断
面略図である。 1……電子写真感光体 2……検知センサー 3〜7……赤外線ヒーター 9……冷却風ダクト 10……空気排出口
面略図である。 1……電子写真感光体 2……検知センサー 3〜7……赤外線ヒーター 9……冷却風ダクト 10……空気排出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05B 3/00 370 (56)参考文献 特開 昭57−56873(JP,A) 特開 昭57−108873(JP,A) 特開 昭49−48337(JP,A) 特開 昭52−146634(JP,A) 特開 昭53−11034(JP,A) 特開 昭54−6560(JP,A) 特開 昭55−155375(JP,A) 特開 昭62−264082(JP,A) 特開 昭62−123523(JP,A) 特開 昭63−123523(JP,A) 特開 昭53−33439(JP,A) 実開 昭52−66444(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】複数の定着ヒーターを備えた電子写真用定
着装置において、現像された電子写真感光体先端の通過
を検知する検知センサー、検知センサーによって定着ヒ
ーターを電子写真感光体の進行順に順次点灯する手段、
電子写真感光体の後端が各ヒーターを通過した時に各ヒ
ーターを順次消灯する手段、全てのヒーターが消灯した
後で定着室の温まった空気を常温まで冷却するための冷
却手段を具備することを特徴とする電子写真用定着装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988096113U JPH085482Y2 (ja) | 1988-07-20 | 1988-07-20 | 電子写真用定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988096113U JPH085482Y2 (ja) | 1988-07-20 | 1988-07-20 | 電子写真用定着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0217760U JPH0217760U (ja) | 1990-02-06 |
JPH085482Y2 true JPH085482Y2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=31320929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988096113U Expired - Lifetime JPH085482Y2 (ja) | 1988-07-20 | 1988-07-20 | 電子写真用定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH085482Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5020293B2 (ja) | 2009-07-29 | 2012-09-05 | 株式会社ミヤコシ | 電子写真印刷機 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4948337A (ja) * | 1972-09-08 | 1974-05-10 | ||
JPS5266444U (ja) * | 1975-11-12 | 1977-05-17 | ||
JPS5756873A (en) * | 1980-09-20 | 1982-04-05 | Fujitsu Ltd | Method for fixation |
JPS57108873A (en) * | 1980-12-26 | 1982-07-07 | Ricoh Co Ltd | Atmosphere type heat fixation device |
-
1988
- 1988-07-20 JP JP1988096113U patent/JPH085482Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0217760U (ja) | 1990-02-06 |
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