JPH085448A - 地震レベル判定方法、ガスメータおよび震度測定方法 - Google Patents

地震レベル判定方法、ガスメータおよび震度測定方法

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JPH085448A
JPH085448A JP6133387A JP13338794A JPH085448A JP H085448 A JPH085448 A JP H085448A JP 6133387 A JP6133387 A JP 6133387A JP 13338794 A JP13338794 A JP 13338794A JP H085448 A JPH085448 A JP H085448A
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gas
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博幸 斉藤
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力 海陸
Shozo Fujisawa
正造 藤沢
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SENSOR GIJUTSU KENKYUSHO KK
Osaka Gas Co Ltd
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SENSOR GIJUTSU KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地震の加速度を正確に検出して、地震レベル
を適切に判定できる地震レベル判定方法およびガスメー
タならびに震度測定方法を提供する。 【構成】 地震の震動値(gal)に対して、80,1
00,150,250という4つの弁別レベルが予め設
定されており,1)判定領域VA(0〜80)は何ら作
動しない。2)判定領域VB(80〜100)は、地震
が30秒間継続するとガス遮断およびアラーム動作を実
行し、30秒未満であればアラーム動作のみ実行する。
3)判定領域VC(100〜150)は、5秒間継続す
るとガス遮断およびアラーム動作を実行し、5秒未満で
あればアラーム動作のみ実行する。4)判定領域VD
(150〜250)は、3秒間継続するとガス遮断およ
びアラーム動作を実行し、3秒未満であればアラーム動
作のみ実行する。5)判定領域VE(250以上)は、
即時にガス遮断およびアラーム動作を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地震の大きさを幾つか
の等級に分類して、地震レベルを判定する地震レベル判
定方法、およびこの判定方法を用いたガスメータに関す
る。また、震度データを大量にかつ迅速に集計するため
の震度測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ガスメータ内やガス緊急遮断
装置、ガス消費機器等には感震器が設けられ、地震が発
生したときには、そのガスメータから下流に設けられて
いるガス消費機器へのガス供給を遮断するように構成さ
れ、これによって安全性が保たれる。
【0003】図15は、典型的な先行技術の一例を示す
構成図である。地震が発生していない状態では、基体1
の凹所2に球体3が嵌り込み、この球体3には昇降片4
が乗載される。昇降片4によって移動接点5が上方に変
位されると、その移動接点5は固定接点6に接触するこ
とができる。図15(1)に示される地震が生じていな
い状態では、移動接点5は、昇降片4によって上昇され
ず、したがって移動接点5固定接点6とは離間してい
る。
【0004】地震が生じて基体1が振動すると図15
(2)に示されるように球体3が凹所2からはみ出て上
昇し、これに応じて昇降片4が上昇する。したがって移
動接点5は昇降片4によって上昇され固定接点6と導通
する。これによって接点5,6が導通し、地震が発生し
たことが検出される。
【0005】図15に示される構成を有する感震器は、
たとえば図16に示されるように加速度200gal
(ただし1gal=0.001g、gは重力加速度)を
中心として、その検出する地震の加速度が150〜25
0galの範囲にわたってばらつきを生じる。すなわち
図15に示される先行技術では、検出される加速度がば
らつき、したがって希望する正確な加速度を検出するこ
とができないという問題がある。
【0006】またこの先行技術では構成が明らかに大形
であり、また感度が小さい。さらに、球体3が部分的に
嵌り込む凹所2の環状の支持端がほぼ同一水平面内に存
在するように取付けなければならず、さもなければ誤動
作を生じるという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、地震
の加速度を正確に検出して、地震レベルを適切に判定で
きる地震レベル判定方法およびガスメータを提供するこ
とである。
【0008】また本発明の目的は、各ガスメータで検出
された地震データを大量に正確かつ迅速に集計すること
ができる震度測定方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、地震の加速度
に対して連続的に変化する信号を出力する感震器を用い
た地震レベル判定方法であって、感震器の出力信号の大
きさを複数の弁別レベルで区分して複数の判定領域を設
定し、さらに地震継続時間と各判定領域毎に予め設定さ
れた判定基準時間とを比較して、地震レベルを判定する
ことを特徴する地震レベル判定方法である。
【0010】また本発明は、ガス入口から供給されたガ
スをガス出口まで導くためのガス通路と、該ガス通路の
ガス流量を計量するためのガス計量手段と、該ガス通路
を遮断するための遮断弁とを備えるガスメータにおい
て、地震の加速度に対して連続的に変化する信号を出力
する感震器と、感震器の出力信号を複数の弁別レベルで
弁別する信号弁別手段と、地震継続時間と複数の弁別レ
ベルで区分された各判定領域毎に予め設定された判定基
準時間とを比較する継続時間判定手段とを備え、前記信
号弁別手段および前記継続時間判定手段の各判定結果に
基づいて、前記遮断弁を動作させることを特徴とするガ
スメータである。
【0011】また本発明は、警報を発する警報手段を備
え、前記遮断弁が閉じると警報手段が動作することを特
徴とする。
【0012】また本発明は、地震継続時間が判定基準時
間より短い場合、前記遮断弁は動作せず、前記警報手段
が動作することを特徴とする。
【0013】また本発明は、前記感震器は、片持ち支持
される導電性振り子、および該振り子の振動方向に隔て
て配置される一対の対向電極から成る感震センサと、該
振り子と各対向電極との間の静電容量を検出する容量検
出手段とを具備することを特徴とする。
【0014】また本発明は、前記振り子は、導電性単結
晶シリコンから成ることを特徴とする。
【0015】また本発明は、ガスメータに地震の大きさ
を検出して電気信号に変換する感震センサを設置し、ガ
スメータと集中監視装置とを伝送回線で接続して、ガス
供給地域全体の震度を集中監視装置に表示することを特
徴とする震度測定方法である。
【0016】
【作用】本発明に従えば、感震器は地震の加速度に対し
て連続的に変化する信号を出力するとともに、この出力
信号の大きさを複数の弁別レベルで区分して複数の判定
領域を設定することによって、地震の大きさを幾つかの
等級に分類できる。したがって、地震の大きさの強弱レ
ベルに応じて、たとえばガスメータ等のガス関連機器の
耐震動作内容をランク別に切換えることが可能になる。
さらに各判定領域毎に判定基準時間を予め設定しておい
て、ある地震が特定の判定領域に該当するとなった場
合、地震継続時間とこの判定領域の判定基準時間とを比
較することによって、地震継続時間の長短に応じた地震
の規模をレベル判定することができる。したがって、地
震の大きさおよび継続時間に対応して、適切な措置を行
うことができる。
【0017】また本発明のガスメータに従えば、感震器
は地震の加速度に対して連続的に変化する信号を出力す
るとともに、この出力信号を複数の弁別レベルで弁別す
ることによって、地震の大きさを幾つかの等級に分類で
きる。したがって、地震の大きさの強弱レベルに応じ
て、耐震動作内容をランク別に切換えることが可能にな
る。さらに複数の弁別レベルで区分された各判定領域毎
に判定基準時間を予め設定しておいて、ある地震が特定
の判定領域に該当するとなった場合、地震継続時間とこ
の判定領域の判定基準時間とを比較することによって、
地震継続時間の長短に応じた地震の規模をレベル判定す
ることができる。したがって、地震の大きさおよび継続
時間に対応して、ガス通路の遮断弁を動作させるか否か
を適切に判定することができる。
【0018】また、遮断弁が閉じると警報手段が動作す
ることによって、地震発生およびガス遮断状態を使用者
に対して確実に告知できる。
【0019】また、地震継続時間が判定基準時間より短
い場合、遮断弁は動作しないで警報手段が動作するよう
にすると、中程度以下の地震が短時間で終了したときに
は、下流でのガス漏出事故は殆ど発生しないため、ガス
供給を継続することが好ましいが、地震発生の事実を使
用者に告知することによって、万一の事故に対する注意
を喚起することができる。
【0020】また、感震器は、片持ち支持される導電性
振り子および該振り子の振動方向に隔てて配置される一
対の対向電極から成る感震センサと、該振り子と各対向
電極との間の静電容量を検出する容量検出手段とを具備
することによって、小型軽量な構成で、地震の加速度を
高精度で計測することができる。
【0021】また、感震器の振り子は、導電性単結晶シ
リコンで形成されることによって、ヒステリシス、脆
性、クリープ等が無い完全弾性体として機能するため、
測定精度が向上する。また、シリコンウエハに関する製
造技術を利用することによって、数mmオーダのセンサ
を高品質で大量に製造することができる。
【0022】また本発明の方法に従えば、ガスメータに
感震センサを設置して、地震の大きさを電気信号として
検出するとともに、ガスメータと集中監視装置とを有線
方式、無線方式またはこれらの組合せによる伝送回線で
接続することによって、遠距離にある多数の末端ガスメ
ータから地震データを大量にかつ迅速に集計することが
可能になる。
【0023】
【実施例】図1(a)は、本発明に係る感震器10を示
す斜視図である。感震器10は、直方体や立方体などの
ブロック体11と、ブロック体11の相互に直交する3
つの取付面12,13,14にそれぞれ固定される感震
用センサS1,S2,S3とを備える。ブロック体11
は、鉄やアルミニウムなどの金属製や合成樹脂製などの
剛体である。また、図1(b)に示すように、感震用セ
ンサS1,S2,S3自体を接合して立方体状の感震器
10を構成しても構わない。センサS1,S2,S3は
同一の構成を有し、参照符Sで総称することがある。
【0024】図2(1)はセンサS1の断面図であり、
図2(2)はセンサS1を切り欠いて示す斜視図であ
る。センサS1は、片持ち支持される振り子15と、振
り子15の往復運動する方向(図2(1)の上下方向)
に振り子15の両側で配置される一対の電極16,17
とを有する。振り子15は、振り子本体18と、片持ち
支持部分19とから成り、片持ち支持部分19は取付け
部20に連なる。振り子15と取付け部20とは、導電
性単結晶シリコンから成る。振り子本体18に対向して
スペーサ21が配置される。電極16,17は扁平なガ
ラス板22,23に形成されており、これらの電極1
6,17はアルミニウム製薄膜であり、たとえば蒸着な
どの手法で形成される。ガラス板22,23は、導電性
単結晶シリコンから成る基板24,25にそれぞれ固定
されており、電極16,17はガラス板22,23に形
成された連結孔26,27を介して基板24,25に電
気的に接続される。こうしてセンサS1は、図2(1)
の対称面28に関して対称に構成される。片持ち支持部
分19は、完全弾性体であるため、ヒステリシス、脆性
およびクリープが生じない。取付け部20とガラス板2
2,23と基板24,25は、二酸化シリコンを介して
完全に融合し、またスペーサ21も同様であり、こうし
て内部空間29は気密状態であり、真空となっている。
振り子本体18と電極16,17との間の間隔d1,d
2は、自然状態、すなわち加速度が作用していない状態
では,2〜5μm程度であり、この実施例ではd1=d
2である。スペーサ21は、振り子15および取付け部
20と同一材料から成る。こうしてセンサS1は、たと
えば縦2×横2×厚さ3mmであって、微小な形状に構
成される。振り子15の厚さ方向(図2(1)の上下方
向)をx方向とするとき、センサS1は図1のブロック
体11の取付面12にx方向が一致するように接着剤な
どによって固定される。残余のセンサS2,S3もまた
同様に構成される。
【0025】このようなセンサS1は、長期間にわたっ
て特性が安定しており、また−40〜+125℃の広い
温度範囲で高精度で加速度を検出することができる。セ
ンサS1は、面28に関して対称であり、したがって熱
膨張によっても、全体が均一に膨張するので、振り子本
体18と各電極16,17との容量の合成値は変わらな
い。またセンサS1は、たとえば4000g(gは重力
加速度)程度の過衝撃、すなわち過加速度による振り子
本体18の振れを、サンドイッチ状の電極16,17、
すなわちガラス板22,23で制限するので、振り子本
体18を支持する片持ち支持部分19に過度のたわみ力
が作用せず、したがって片持ち支持部分19の破損を防
止できる。さらに本実施例の構成によれば、感度方向の
選択性に優れている。すなわち振り子15を含めてセン
サS1が図2(1)の上下方向に積層構造を形成してい
るので、図2(1)の上下方向には感度が優れており、
図2(1)の紙面垂直方向の感度は極めて低くなる。
【0026】さらに、振り子15および取付け部20
は、半導体エッチング技術によって微細な加工が容易で
あり、センサS1の自動化による大幅な製造工数の削減
によって、品質を安定化し、量産効果による低価格化を
実現できる。またシリコンウエハ技術でセンサS1を製
造することができ、また温度係数が非常に低いので、室
温で調整して出荷することができ、これによって製造工
数を大幅に削減できる。またマイクロエッチング技術を
採用することができ、小型化が可能である。残余のセン
サS2,S3もまたセンサS1と同様な構成を有する。
【0027】図3は、本発明に係る感震器10およびガ
スメータ50の電気回路を示すブロック図である。3つ
のセンサS1,S2,S3の振り子15および各電極1
6,17は、取付け部20および基板24,25を介し
てライン31,32,33にそれぞれ接続される。振り
子15と各電極16,17との間の容量をC1,C2と
するとき、加速度が存在しない自然状態では、C1=C
2であり、加速度が発生すると、慣性の法則によって、
間隔d1,d2(図2(1)参照)が相互に異なり、こ
れによってC1<C2またはC1>C2となる。変換回
路34は、ライン31,32,33に接続され、ライン
35,36に,1つのセンサS1の容量C1,C2に対
応する電圧V1、V2をそれぞれ出力する。
【0028】
【数1】
【0029】ここでV0は、温度補償回路37が変換回
路34にライン38を介して与える電圧であって、オフ
セット回路39とともに、オフセット調整を行う。差動
増幅回路40は、ライン35,36の出力にそれぞれ応
答し、ライン41に両電圧V1、V2の差の出力V3を
導出する。
【0030】
【数2】
【0031】ここで合成値(C1−C2)/(C1+C
2)は、センサS1のx方向の加速度に比例する。
【0032】上述の説明は、主としてセンサS1にのみ
に関して行われたが、センサS1の振り子15は、残余
のセンサS2,S3の振り子とともに共通にライン31
に接続され、また各電極16,17は残余のセンサS
2,S3の対応する各電極とともにライン32,33に
接続される。したがって前述の式1〜式3に示されるC
1,C2は、これらの各センサのS1,S2,S3の並
列容量と考えることができる。
【0033】増幅回路40からライン41に導出される
信号はローパスフィルタ42に与えられる。
【0034】図4は、ローパスフィルタ42の具体的な
構成を示す電気回路図である。ローパスフィルタ42
は、地震波である中心周波数成分が2〜5Hz付近の信
号を濾波して選択的に導出し、たとえば約10Hz付近
の衝撃波を遮断する特性を有し、すなわち図5に示され
る地震波のみを選択的に導出し、衝撃波を遮断するよう
に、その遮断周波数f0が定められる。ローパスフィル
タ42は演算増幅器143と、抵抗R1と、抵抗R2
と、コンデンサC10とを有し、遮断周波数f0は式4
に示される。
【0035】
【数3】
【0036】図6は、ローパスフィルタ42の特性を示
す図である。理想的には図6に示されるように、ローパ
スフィルタ42は遮断周波数f0未満の周波数帯域では
信号を通過させ、その遮断周波数f0以上の周波数帯域
では信号を遮断する働きをする。
【0037】図7は、振動加速度に対する出力電圧特性
の実験結果を示すグラフである。センサS1を対称面2
8が水平となる姿勢で、その対称面28に垂直方向に加
振器によって振動周波数10Hzの出力電圧を測定し、
このときの振動の大きさは0.2g(peak)であっ
て一定としたとき、特性ライン47が得られた。またセ
ンサS1を対称面28が鉛直となる姿勢として、その対
称面28に垂直方向に振動を上述と同様に与えたとき、
特性ライン48が得られた。
【0038】このようにしてセンサS1の取付け姿勢が
変化しても、センサS1に対応する増幅回路40からラ
イン41に導出される信号の弁別レベルは、ほぼ同一で
あり、したがって検出される加速度は、センサS1の取
付け姿勢に殆ど依存しないことが確認された。このこと
によって、センサS1の取付けが容易となることが判
る。
【0039】再び図3を参照して、ローパスフィルタ4
2から出力されるアナログ信号はAD変換回路71に入
力されてアナログ信号からデジタル信号に変換され、C
PU(中央処理装置)72に取込まれる。CPU72
は、後述するような地震レベル判定動作を行い、判定結
果に基づいて駆動回路75を介して警報用の表示ランプ
62を点灯させたり、駆動回路76を介して遮断弁52
を閉じる。なお、CPU72にはROM(リードオンリ
メモリ)73およびRAM(ランダムアクセスメモリ)
74が接続され、そこにはCPU72の動作に必要なプ
ログラムやデータが格納される。
【0040】図8は、本発明の一実施例であるガスメー
タ50の一部切欠斜視図であり、図9はガスメータ50
のガス流路および電気ブロックを示す系統図である。ガ
スメータ50の入口51からガスが供給されると、遮断
弁52から通路60を通って膜式ガスメータなどのガス
メータ本体53にガスが流れてガス流量の計量が行われ
る。計量を終えたガスは通路61を通って出口54から
ガス消費機器に分配される。
【0041】ガスメータ50には回路基板55が搭載さ
れ、この電源としてたとえばリチウム電池など長期間使
用可能な電池56が使用される。感震器10は、回路基
板55上に取付けられ、さらに図3に示される残余の電
気回路も回路基板55に取付けられる。図3のCPU7
2によって地震が検出されると、表示ランプ62が点灯
し、使用者に地震発生を告知することができる。また、
地震レベルによっては遮断弁52を閉じることになる。
こうしてガスメータ本体53およびガス出口54にガス
が供給されることが防がれ、ガスメータ50の下流側で
の燃料ガス漏洩事故を未然に防止できる。遮断弁52は
復帰ボタンを操作すると元に復帰し、ガス供給が再開す
る。
【0042】一方、ガスメータ本体53において検出さ
れたガス量は、流量センサ57によって電気信号に変換
され、回路基板55に搭載されたCPU72に入力され
る。また、ガス消費機器の近辺に設置されたガス漏洩警
報器や不完全燃焼警報器などから外部信号59を回路基
板55を介してCPU72に入力することが可能であ
り、外部信号59に基づいて表示ランプ62や遮断弁5
2を動作させても構わない。
【0043】図10は地震レベルの判定領域を示す概念
図であり、図11は本発明に係る地震レベル判定方法を
示すフローチャートである。まず図10において、AD
変換回路71からCPU72に取り込まれたデータに対
応する地震の加速度、すなわち震動値が縦軸に示されて
おり、80gal、100gal、150gal、25
0galという4つの弁別レベルが予め設定されてい
る。次に判定領域の作動内容を説明すると,1)震動値
0〜80galの範囲を有する判定領域VAでは、地震
発生は検知したが、弱い地震であると判定して何ら作動
しない。2)震動値80〜100galの範囲を有する
判定領域VBは、地震が30秒間継続するとガス遮断お
よびアラーム動作を実行する。但し、地震継続時間が3
0秒未満であれば、アラーム動作のみ実行する。3)震
動値100〜150galの範囲を有する判定領域VC
は、地震が5秒間継続するとガス遮断およびアラーム動
作を実行する。但し、地震継続時間が5秒未満であれ
ば、アラーム動作のみ実行する。4)震動値150〜2
50galの範囲を有する判定領域VDは、地震が3秒
間継続するとガス遮断およびアラーム動作を実行する。
但し、地震継続時間が3秒未満であれば、アラーム動作
のみ実行する。5)震動値250gal以上の範囲を有
する判定領域VEは、判定基準時間は0秒、すなわち即
時にガス遮断およびアラーム動作を実行する。
【0044】次に図11において、図10の判定基準を
具体的に適用すると、CPU72が地震発生を検知して
感震モードが開始すると、まずステップa1において震
動値が250以上であるか否かが判定され、判定領域V
Eに該当するとステップa2へ移行して、即時に遮断弁
52を閉じてガス遮断を行い、併せて表示ランプ62を
点灯してアラーム動作を行う。したがって、ステップa
2では判定基準時間が0であると見做すことができる。
【0045】一方、ステップa1で震動値が判定領域V
Eに該当しなければ、ステップa3へ移行してタイマー
をスタートさせ、地震継続時間の計測を開始する。次に
ステップa4において震動値が150以上であるか否か
が判定され、判定領域VDに該当するとステップa5へ
移行して、タイマーの値が3秒以上であるか否かが判定
され、地震継続時間が3秒以上経過していればステップ
a6へ移行して、ガス遮断およびアラーム動作を行う。
地震継続時間が3秒未満ならば、ステップa7でガス遮
断は行わずアラーム動作のみ行い、使用者に地震発生を
告知する。
【0046】一方、ステップa4で震動値が判定領域V
Dに該当しなければ、ステップa8において震動値が1
00以上であるか否かが判定され、判定領域VCに該当
するとステップa9へ移行して、タイマーの値が5秒以
上であるか否かが判定され、地震継続時間が5秒以上経
過していればステップa10へ移行して、ガス遮断およ
びアラーム動作を行う。地震継続時間が5秒未満なら
ば、ステップa11でガス遮断は行わずアラーム動作の
み行い、使用者に地震発生を告知する。
【0047】一方、ステップa8で震動値が判定領域V
Cに該当しなければ、ステップa12において震動値が
80以上であるか否かが判定され、判定領域VBに該当
するとステップa13へ移行して、タイマーの値が30
秒以上であるか否かが判定され、地震継続時間が30秒
以上経過していればステップa14へ移行して、ガス遮
断およびアラーム動作を行う。地震継続時間が30秒未
満ならば、ステップa15でガス遮断は行わずアラーム
動作のみ行い、使用者に地震発生を告知する。
【0048】一方、ステップa12で震動値が判定領域
VBに該当しなければ、判定領域VAに該当することと
なり、何も作動せずに感震モードを終了する。
【0049】なお以上の説明では、80gal、100
gal、150gal、250galという4つの弁別
レベルを用い、さらに0秒、3秒、5秒、30秒という
4つの判定基準時間を用いる例を示したが、本発明はこ
れらの数値および個数に限定されるものでない。
【0050】図12は、本発明に係るガスメータ50の
電気回路の他の例を示すブロック図である。図12にお
いて、感震器10の構成は、図3〜図7を参照して説明
したものと同一であって、重複説明を省略する。比較回
路44は、入力信号を所定の弁別レベルと比較して、制
御出力回路46を介してモデム70へ出力する。
【0051】図13(a)は震度の時間変化を示すグラ
フであり、図13(b)は震度の周波数分布を示すグラ
フである。震度は、地震発生から時間経過につれて変化
するとともに、周波数分布も刻々と変化するため、これ
らの変化を忠実に測定するには大量のデータを高速に転
送する必要がある。そこで、本発明ではモデム70を介
して伝送回線によって集中監視している。
【0052】図14は本発明の震度測定方法の一実施例
を説明するブロック図である。多数の管路末端にはガス
メータが取付けられ、各ユーザごとにガス消費量が計量
されており、そのうち地震の大きさを監視するためのガ
スメータ50が幾つか予め選定されている。
【0053】各ガスメータ50で測定された震度データ
は、図12の比較回路44によってデジタル化され、デ
ータ伝送のためのモデム70に入力され、震度データを
所定の変調方式で変調する。
【0054】各モデム70と集中監視装置74とは、有
線方式、無線方式またはこれらの組合せによる伝送回
線、たとえば既存の電話回線などで接続されており、モ
デム70が送信するデータは一括して収集される。
【0055】集中監視装置74は、伝送されたデータを
集計して、データ記憶やデータ解析等を行うコンピュー
タなどの中央制御装置72と、データ解析の結果を判り
やすく表示するための表示装置73等を備える。
【0056】表示装置73は、ガス供給地域の地図上に
ガス管路が図式的に表現されており、たとえばガス製造
所80から管路81、82を介して末端83まで枝分か
れしている。末端83には赤、黄、緑など色分け点灯可
能なカラー光源が設置されている。
【0057】次に動作を説明する。各ガスメータ50で
測定された震度データはモデム70を介して時々刻々と
中央制御装置72に集計される。中央制御装置72は、
各震度データと各管路末端ごとに予め設定された許容範
囲とを比較して、許容範囲にあれば、当該データが得ら
れた末端83のカラー光源を緑色に点灯させる。また、
当該データが許容範囲を上回っていれば、末端83を赤
色に点灯させる。さらに、当該データが許容範囲を下回
っていれば、末端83を黄色に点灯させる。
【0058】こうして各ガスメータ50での震度データ
が許容されるか否かを地図上に一目瞭然で表示すること
ができる。そのため、震度データの異常が表示される
と、その原因究明や対策について迅速な処置が可能にな
る。
【0059】
【発明の効果】以上詳説したように本発明によれば、感
震器の出力信号に基づいて地震の大きさを幾つかの等級
に分類でき、しかも地震継続時間の長短に基づいて地震
の規模をレベル判定することができる。したがって、地
震の大きさおよび継続時間に対応して、適切な耐震動作
を行うことができる。
【0060】また本発明のガスメータは、感震器の出力
信号に基づいて地震の大きさを幾つかの等級に分類で
き、しかも地震継続時間の長短に基づいて地震の規模を
レベル判定することができる。したがって、地震の大き
さおよび継続時間に対応して、適切なガス遮断を行うこ
とができる。
【0061】また、遮断弁が閉じると警報手段が動作す
ることによって、地震発生およびガス遮断状態を使用者
に対して確実に告知できる。また、地震継続時間が判定
基準時間より短い場合、ガス供給を継続しつつ使用者に
注意を喚起できる。
【0062】また、感震器が小型軽量な構成で、高精度
な計測が可能になるため、地震対応に優れた小型軽量の
ガスメータが実現できる。
【0063】このように地震の加速度を正確に検出し、
時間要因を考慮することによって、地震レベルの適切な
判定が可能になり、現実的で確実な安全対策を図ること
ができる。
【0064】また、本発明の震度測定方法によれば、遠
距離にある多数の末端ガスメータから地震データを大量
にかつ迅速に集計することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る感震器10を示す斜視図である。
【図2】図2(1)はセンサS1の断面図であり、図2
(2)はセンサS1を切り欠いて示す斜視図である。
【図3】本発明に係る感震器10およびガスメータ50
の電気回路を示すブロック図である。
【図4】ローパスフィルタ42の具体的な構成を示す電
気回路図である。
【図5】地震波と衝撃波の周波数成分を示すグラフであ
る。
【図6】ローパスフィルタ42の特性を示す図である。
【図7】振動加速度に対する出力電圧特性の実験結果を
示すグラフである。
【図8】本発明の一実施例であるガスメータ50の一部
切欠斜視図である。
【図9】ガスメータ50のガス流路および電気ブロック
を示す系統図である。
【図10】地震レベルの判定領域を示す概念図である。
【図11】本発明に係る地震レベル判定方法を示すフロ
ーチャートである。
【図12】本発明に係るガスメータの電気回路の他の例
を示すブロック図である。
【図13】図13(a)は震度の時間変化を示すグラフ
であり、図13(b)は震度の周波数分布を示すグラフ
である。
【図14】本発明の震度測定方法の一実施例を説明する
ブロック図である。
【図15】典型的な先行技術の一例を示す構成図であ
る。
【図16】図15の先行技術の特性を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
10 感震器 15 振り子 16,17 電極 19 片持ち支持部分 50 ガスメータ 52 遮断弁 55 回路基板 60,61 通路 62 表示ランプ 71 AD変換回路 72 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤沢 正造 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地震の加速度に対して連続的に変化する
    信号を出力する感震器を用いた地震レベル判定方法であ
    って、 感震器の出力信号の大きさを複数の弁別レベルで区分し
    て複数の判定領域を設定し、さらに地震継続時間と各判
    定領域毎に予め設定された判定基準時間とを比較して、
    地震レベルを判定することを特徴する地震レベル判定方
    法。
  2. 【請求項2】 ガス入口から供給されたガスをガス出口
    まで導くためのガス通路と、 該ガス通路のガス流量を計量するためのガス計量手段
    と、 該ガス通路を遮断するための遮断弁とを備えるガスメー
    タにおいて、 地震の加速度に対して連続的に変化する信号を出力する
    感震器と、 感震器の出力信号を複数の弁別レベルで弁別する信号弁
    別手段と、 地震継続時間と複数の弁別レベルで区分された各判定領
    域毎に予め設定された判定基準時間とを比較する継続時
    間判定手段とを備え、 前記信号弁別手段および前記継続時間判定手段の各判定
    結果に基づいて、前記遮断弁を動作させることを特徴と
    するガスメータ。
  3. 【請求項3】 警報を発する警報手段を備え、 前記遮断弁が閉じると警報手段が動作することを特徴と
    する請求項2記載のガスメータ。
  4. 【請求項4】 地震継続時間が判定基準時間より短い場
    合、前記遮断弁は動作せず、前記警報手段が動作するこ
    とを特徴とする請求項3記載のガスメータ。
  5. 【請求項5】 前記感震器は、 片持ち支持される導電性振り子、および該振り子の振動
    方向に隔てて配置される一対の対向電極から成る感震セ
    ンサと、 該振り子と各対向電極との間の静電容量を検出する容量
    検出手段とを具備することを特徴とする請求項2〜4の
    いずれかに記載のガスメータ。
  6. 【請求項6】 前記振り子は、導電性単結晶シリコンか
    ら成ることを特徴とする請求項5に記載のガスメータ。
  7. 【請求項7】 ガスメータに地震の大きさを検出して電
    気信号に変換する感震センサを設置し、ガスメータと集
    中監視装置とを伝送回線で接続して、ガス供給地域全体
    の震度を集中監視装置に表示することを特徴とする震度
    測定方法。
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