JPH085442Y2 - 光ファイバー接続部の収納ケース - Google Patents

光ファイバー接続部の収納ケース

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JPH085442Y2
JPH085442Y2 JP1989018519U JP1851989U JPH085442Y2 JP H085442 Y2 JPH085442 Y2 JP H085442Y2 JP 1989018519 U JP1989018519 U JP 1989018519U JP 1851989 U JP1851989 U JP 1851989U JP H085442 Y2 JPH085442 Y2 JP H085442Y2
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optical fiber
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JP1989018519U
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義和 野村
和也 緒方
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Fujikura Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、光ファイバー接続部を収納するための容
器に係り、特に、光ファイバー接続部を収納する際の収
納安定性の向上を図った光ファイバー接続部の収納ケー
スの構造に関するものである。
「従来の技術」 第5図に示すように、一対の光ファイバーケーブルの
心線A1・A2・同士をレーザー光線等によって融着接続し
た場合には、この接続箇所(符号Bで示す)を熱収縮性
チューブCで被覆する(被覆箇所を符号Dで示す)こと
が行なわれている。
そして、この熱収縮性チューブCで被覆された箇所D
は、その径が大きくなるとともに、力が集中して掛かる
箇所でもあるので、プラスチックの収納ケースに収納し
てこれを有効に保護するようにしている。
従来、このような光ファイバー接続部の収納するため
の収納ケースの構造としては、第3図の全体斜視図及び
第4図の部分断面図に示されるようなものが知られてい
る。
これらの図に示す光ファイバー接続部の収納ケース
は、符号1で示すプラスチック製トレイの底面1A上に、
光ファイバーケーブル2・2・・の接続部3・3・・
(第5図の心線被覆箇所Dに対応)を収納するための収
納部4・4を設けたものであって、この収納部4・4
は、基板5の上面に、矢印(イ)−(ロ)方向に互いに
一定の間隙を以て、接着、ビス止め等により取り付けら
れた複数のステンレス製支持部材6・6・・と、これら
支持部材6・6・・の間隙部6A・6A・・側(第4図参
照)に張り付けられたスポンジ7・7・・とからなるも
のである。また、この収納部4・4は、前記基板5の上
面に互いに間隔を以て位置しており、これによって、前
記光ファイバーケーブル2・2・・における接続部3・
3・・の各二箇所を支持するようになっている。
すなわち、これら収納部4・4に光ファイバーケーブ
ル2・2・・の接続部3を取り付けようとする場合に
は、支持部材6・6・・の間隙部6A・6A・・側に張り付
けられたスポンジ7・7・・の各間に、前記接続部3・
3・・の各二箇所を挾持かつ支持させるようにする。
「考案が解決しようとする課題」 ところで、上記のような収納部4・4では、以下に示
すような不具合が生じていた。すなわち、 (1) 支持部材6・6・・にスポンジ7・7・・を張
り合わせた構造があるので、部品点数が多く、その製作
が面倒であり、結果、価格の上昇を招いてしまう、 (2) 支持部材6・6・・がステンレス等の金属で形
成されているので、該支持部材6・6・・に光ファイバ
ーがあたると該光ファイバーが傷付くことがある、 (3) ステンレスとスポンジとの組み合わせ構造であ
るので、図に矢印(イ)−(ロ)で示す方向に対してス
ペースを多くとってしまい、収容効率が悪くなるという
不具合があった。
(4) 任意の接続部3の長手方向両端を支持する各収
納部4でスポンジ7・7・・の変形量が異なる場合があ
り、この場合、接続部3に曲げ等の応力が発生して接続
損失等に影響を与えるといった問題もあった。また、間
隙部6A・6A・・の深さ方向に接続部3を保持するには、
別途保持部品を設ける必要があり、製作が一層面倒にな
るとともに、接続損失に影響を与えないようにするに
は、精密に製作した保持部品で接続部を均等に支持して
曲げ等の応力が生じないようにする必要があり、作業能
率の低下やコストの上昇の原因になる。
「課題を解決するための手段」 この考案は、上記の事情に鑑みてなされたものであっ
て、支持部材によって光ファイバーが傷付くことを防止
するとともに、該支持部材の配列に際して多くのスペー
スを必要とせず、かつ、低価格で製作できる光ファイバ
ー接続部の収納ケースを得ることを目的とし、この目的
を達成するために、底板と該底板の周囲を囲む側板とか
らなる容器本体の底板に、光ファバーケーブルの接続部
が脱着自在に取り付けられる間隙部を以て複数の凸状体
を一体にプラスチック成型して連設することにより、複
数の接続部を収納する収納部を互いの凸状体を平行とし
て複数形成してなり、前記凸状体に該凸状体と一体成型
され前記間隙部側に突出する弾性変形可能な規制片を設
けるようにしている。
「実施例」 この考案の一実施例を第1図及び第2図を参照して、
光ファイバー接続部の収納するための収納ケースの構造
について説明する。
これらの図に符号10で示す収納ケースは、その上面に
光ファイバーケーブル11・11・・が配置される底板13a
と該底板13aの周囲を囲む側板13bとからなるトレイ13
(容器本体)と、このトレイ13の底板13a上に設けられ
て、前記光ファイバーケーブル11・11・・の接続部14・
14・・を収納するための収納部15・15とが、プラスチッ
クによって一体成形されたものである。
また、この収納ケース10に収納される光ファイバーケ
ーブル11・11・・の接続部14・14・・は、「従来の技
術」で説明したように、該光ファイバーケーブル11・11
・・の心線同士を突き合わせた状態で、該心線をレーザ
ー光線等によって融着接続し、更に、この融着箇所を熱
収縮性チューブで被覆することによって構成されたもの
である(第5図に示す被覆箇所Dに対応)。
前記トレイ13、及び前記光ファイバーケーブル11・11
・・の接続部14・14・・を収納するための収納部15・15
について説明する。
前記トレイ13は、前記接続部14・14・・及びこれら接
続部14・14・・に通じる光ファイバーケーブル11・11・
・の一部が収納されるものであって、その側板13bに
は、光ファイバーケーブル11・11・・を外部に出し入れ
するための出入口13A・13Aが形成され、また、その底板
13aには、光ファイバーケーブル11・11・・の余長部11A
・11A・・を周囲に巻いた状態で配置するための凸部13B
・13Bが該トレイ13と一体に形成されている。
そして、前記トレイ13における凸部13B・13Bの周囲に
配置された光ファイバーケーブル11・11・・は、各余長
部11A・11A・・において矢印M方向、矢印N方向に対す
る該光ファイバーケーブル11・11・・の引っ張りを吸収
して、その接続部14・14・・に力が直接掛かることを防
止するようになっている。
また、前記トレイ13の側板13bにおける出入口13A・13
Bの近傍には、小さな径の湾曲部(符号13b1・13b1で示
す)と、大きな径の湾曲部(符号13b2・13b2で示す)と
が連続的に設けられている。そして、このように前記ト
レイ13の側板13bに設けられた湾曲部13b1・13b1・13b2・13
b2に対し、前記光ファイバーケーブル11・11・・が案内
密着されることによって、これら光ファイバーケーブル
11・11・・の折曲が防止されるようになっている。
一方、前記光ファイバーケーブル11・11・・の接続部
14・14・・を収納するための収納部15・15は、前記トレ
イ13の上面から突出し、かつ矢印(イ)−(ロ)方向に
互いに間隔を以て設けられた複数の凸状体16・16・・
と、これら凸状体16・16・・の間隙部16A・16A・・側に
向けて突出するように設けられた規制片17・17・・とに
よって構成されている。なお、前記規制片17・17・・の
内、最も(イ)側に位置している規制片17は、凸状体16
とトレイ13の側板13bの内面13Cとの間に形成された間隙
部16Bに向けて突出するように設けられている(第1
図、第2図参照)。
これら凸状体16・16・・、規制片17・17・・によって
構成される収納部15・15は、前記トレイ13の上面に互い
に間隔を以て配置されるとともに、一方の収納部15と他
方の収納部15とは、それら凸状体16・16・・の配列が互
いに平行となるような位置関係にある。
なお、これら収納部15・15における規制片17・17・・
は、凸状体16・16・・の間隙部16A・16A・・及び間隙部
16Bに、光ファイバーケーブル11・11・・の接続部14・1
4・・を取り付けた場合に、これら光ファイバーケーブ
ル11・11・・の接続部14・14・・が間隙部16A・16A・・
(16B)から抜け出ることを防止する機能を有してい
る。また、前記凸状体16・16・・の間隙部16A・16A・・
及び間隙部16Bには、第2図に示すように、光ファイバ
ーケーブル11・11・・の接続部14・14・・を上下段に2
つずつ配置することが可能であり、かつ、同時に、これ
ら上下段に配置された光ファイバーケーブル11・11・・
の接続部14・14・・は、上述した規制片17・17・・によ
ってともに抜け出ることが防止されるようになってい
る。
上記のように構成された光ファイバー接続部の収納ケ
ース10では、収納部15・15・・を構成する凸状体16・16
・・及び規制片17・17・・を、プラスチックによってト
レイ13と一体成形し、更に、前記規制片17・17・・によ
って間隙部17A・17A・・及び間隙部17B・17B内に配置さ
れた接続部14・14・・の抜け出しを防止したので、スポ
ンジを張り合わせて間隙部(6A)内の接続部(3・3・
・)を挾持した従来の収納ケースと比較して、部品点数
が減少して、その製作が簡単であり、結果として、価格
を安く抑えることができる。また、従来の収納ケースの
ようにスポンジを張り合わせるためのスペースを設ける
必要がなく、これによって、第1図及び第2図に矢印
(イ)−(ロ)方向で示す方向に対して省スペース化が
図られて、光ファイバーケーブル11・11・・の接続部14
・14・・収容効率を向上させることができるという効果
が得られる。
また、凸状体16・16・・がプラスチックによって形成
されているので、該凸状体16・16・・に対して光ファイ
バーがあたったとしても、該光ファイバーが傷付くこと
はない。
加えて、凸状体16・16・・と規制爪17・17・・とによ
って接続部14を間隙部16Aの幅方向および深さ方向に安
定に支持するので、曲げ等の応力を偏在させることなく
接続部14を支持することができ、接続部14の接続損失等
を安定に維持することができる。また、凸状体16および
規制爪17を基板13aと一体に成型したことにより、間隙
部16Aの幅方向および深さ方向の形成精度や、異なる収
納部15・15間における凸状部16・16・・および規制爪17
・17・・の相対位置精度等が容易に得られるので、同一
の接続部14を支持する異なる収納部15・15の間隙部16A
間において、接続部14を接続損失に影響を与えることな
く、安定に支持することができる。
なお、前記光ファイバーケーブル11・11・・が配置さ
れるトレイ13は、例えば、単体で使用される他、多数を
積み重ねて使用される、また、枠体等に多数組み込んで
使用され、これによって、多数対の光ファイバーケーブ
ルの各接続部を収納することができる。
「考案の効果」 以上詳細に説明したように、この考案によれば、容器
本体の底板に、光ファイバーケーブルの接続部が脱着自
在に取り付けられる間隙部を以て複数の凸状体を一体に
プラスチック成型して連設することにより、複数の接続
部を収納する収納部を互いの凸状体を平行として複数形
成してなり、前記凸状体に該凸状体と一体成型され前記
間隙部側に突出する弾性変形可能な規制片を設けて、前
記間隙部に配置された光ファイバーケーブルの抜け出し
を防止したので、容器本体の上面に支持部材を固定し、
かつ、該支持部材にスポンジを張り合わせて間隙部内の
接続部を挾持した従来の収納ケースと比較して、その製
作が容易であり、結果として、価格を安く抑えることが
できる。
また、従来の収納ケースのようにスポンジを張り合わ
せるためのスペースを逐一設ける必要がなく、これによ
って、省スペース化が図られて、光ファイバーケーブル
接続部の収容効率を向上させることができる。
また、凸状体がプラスチックによって形成されている
ので、該凸状体に光ファイバーがあたったとしても、該
光ファイバーが傷付くことが防止される。加えて、凸状
体と規制爪とによって接続部を間隙部の幅方向および深
さ方向に安定に支持するので、曲げ等の応力を偏在させ
ることなく接続部を支持することができ、接続部の接続
損失等を安定に維持することができる。また、凸状体お
よび規制爪を基板と一体に成型したことにより、間隙部
の幅方向および深さ方向の形成精度や、異なる収納部間
における凸状部および規制爪の相対位置精度等が容易に
得られるので、同一の接続部を支持する異なる収納部の
間隙部間において、接続部を接続損失に影響を与えるこ
となく、安定に収納することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図及び第2図は本考案の一実施例を示す図であっ
て、第1図は全体を示す斜視図、第2図は一収納部を示
す正断面図、第3図及び第4図は従来の光ファイバー接
続部の収納ケースを示す図であって、第3図はその全体
斜視図、第4図は収納部の一部を示す斜視図、第5図は
光ファイバーケーブルの接続部を示す正断面図である。 10……収納ケース、11……光ファイバーケーブル、13…
…トレイ(13a……底板、13b……側板)、14……光ファ
イバーケーブルの接続部、15……収納部、16……凸状
体、16A・16B……間隙部、17……規制片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底板(13a)と該底板の周囲を囲む側板(1
    3b)とからなる容器本体(13)の底板に、光ファバーケ
    ーブル(11)の接続部(14)が脱着自在に取り付けられ
    る間隙部(16A・16B)を以て複数の凸状体(16)を一体
    にプラスチック成型して連設することにより、複数の接
    続部を収納する収納部(15)を互いの凸状体を平行とし
    て複数形成してなり、前記凸状体には該凸状体と一体成
    型され前記間隙部側に突出する弾性変形可能な規制片
    (17)が設けられていることを特徴とする光ファイバー
    接続部の収納ケース。
JP1989018519U 1989-02-20 1989-02-20 光ファイバー接続部の収納ケース Expired - Lifetime JPH085442Y2 (ja)

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