JPH085431Y2 - 電磁弁 - Google Patents
電磁弁Info
- Publication number
- JPH085431Y2 JPH085431Y2 JP1988115004U JP11500488U JPH085431Y2 JP H085431 Y2 JPH085431 Y2 JP H085431Y2 JP 1988115004 U JP1988115004 U JP 1988115004U JP 11500488 U JP11500488 U JP 11500488U JP H085431 Y2 JPH085431 Y2 JP H085431Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plunger
- valve
- valve body
- spring
- valve seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Magnetically Actuated Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は家庭用冷凍冷蔵庫において冷却用熱交換器へ
の冷媒配分の変更などに利用できる通電閉型の電磁弁に
関する。
の冷媒配分の変更などに利用できる通電閉型の電磁弁に
関する。
家庭用冷凍冷蔵庫においては、通常運転時には主冷却
器および急速冷却器の双方に所定割合で冷媒を配分して
供給するようにしているが、急冷が必要なときは主冷却
器への冷媒供給を遮断して急速冷却器のみに全冷媒を供
給するように構成されている。ここで主冷却器への冷媒
供給を制御する電磁弁は、必要なときにのみ閉止できる
小型のものでよく、たとえば第2図のような構造を有す
るものが使用されている。
器および急速冷却器の双方に所定割合で冷媒を配分して
供給するようにしているが、急冷が必要なときは主冷却
器への冷媒供給を遮断して急速冷却器のみに全冷媒を供
給するように構成されている。ここで主冷却器への冷媒
供給を制御する電磁弁は、必要なときにのみ閉止できる
小型のものでよく、たとえば第2図のような構造を有す
るものが使用されている。
此の電磁弁は、流入路aから弁室bに入った流体が弁
座cを通って流出路dへ向うように構成されており、電
磁コイルeに通電するとプランジャfが引き上げられ、
弁体gは弁ばねhに押し上げられて弁座cを閉止するよ
うになっている。
座cを通って流出路dへ向うように構成されており、電
磁コイルeに通電するとプランジャfが引き上げられ、
弁体gは弁ばねhに押し上げられて弁座cを閉止するよ
うになっている。
ところが、上記のような従来型の電磁弁は、作動する
たびにプランジャが吸引子や弁体などと衝突して耳障り
な雑音を発生する欠点があり、衝突部位に弾性材料を用
いて衝撃音の発生を抑制しようとすると使用寿命が短く
なるという問題が起る。
たびにプランジャが吸引子や弁体などと衝突して耳障り
な雑音を発生する欠点があり、衝突部位に弾性材料を用
いて衝撃音の発生を抑制しようとすると使用寿命が短く
なるという問題が起る。
そこで本考案は、作動時に発生する雑音が小さく、か
つ耐久性の大きい小型の通電閉型電磁弁を提供すること
を目的とした。
つ耐久性の大きい小型の通電閉型電磁弁を提供すること
を目的とした。
上記の目的を達成できる本考案の電磁弁は、弁室底面
に弁座を設け、電磁コイル作動のプランジャによって弁
体を該弁座に接離させるようにした電磁弁において、該
弁体が摺動自在に挿入された貫通空間を有する筒状の該
プランジャには該弁体の先端部分が該空間から突出する
長さを制限する係止部を形成し、該弁体および該係止部
を介して該プランジャを該弁座方向に付勢する弁体ばね
と該プランジャおよび該係止部を介して該弁体を該弁座
より離す方向に付勢するプランジャばねとを設けると共
に非通電時に該弁体が該弁座より離れた位置で遊動可能
であるように該弁体と該プランジャとが相互に係止した
状態で弾性支持されるごとく弁体ばねとプランジャばね
とを釣り合わせ、通電時に該弁体との係止を解除する方
向に該プランジャを吸引できる位置に該電磁コイルを設
けて構成されたものである。
に弁座を設け、電磁コイル作動のプランジャによって弁
体を該弁座に接離させるようにした電磁弁において、該
弁体が摺動自在に挿入された貫通空間を有する筒状の該
プランジャには該弁体の先端部分が該空間から突出する
長さを制限する係止部を形成し、該弁体および該係止部
を介して該プランジャを該弁座方向に付勢する弁体ばね
と該プランジャおよび該係止部を介して該弁体を該弁座
より離す方向に付勢するプランジャばねとを設けると共
に非通電時に該弁体が該弁座より離れた位置で遊動可能
であるように該弁体と該プランジャとが相互に係止した
状態で弾性支持されるごとく弁体ばねとプランジャばね
とを釣り合わせ、通電時に該弁体との係止を解除する方
向に該プランジャを吸引できる位置に該電磁コイルを設
けて構成されたものである。
本考案の電磁弁は前記のように構成されているので、
非通電時にはプランジャは弁座から離れる方向にプラン
ジャばねによって付勢されていて弁体と係止し、弁体は
弁座に向う方向に弁ばねによって付勢されていてプラン
ジャと係止しているので、弁体とプランジャとは相互に
係止した状態で2個のばねの釣合い位置に停止してい
る。そして通電時にはプランジャは係止を解除する方
向、すなわちプランジャばねの力に対抗する方向に引か
れるので、弁体は弁ばねの力によって前進しプランジャ
に係止することなく弁座上に着座する。
非通電時にはプランジャは弁座から離れる方向にプラン
ジャばねによって付勢されていて弁体と係止し、弁体は
弁座に向う方向に弁ばねによって付勢されていてプラン
ジャと係止しているので、弁体とプランジャとは相互に
係止した状態で2個のばねの釣合い位置に停止してい
る。そして通電時にはプランジャは係止を解除する方
向、すなわちプランジャばねの力に対抗する方向に引か
れるので、弁体は弁ばねの力によって前進しプランジャ
に係止することなく弁座上に着座する。
この際、プランジャは通電時および非通電時ともにプ
ランジャばねによって支えられていて、吸引子などに衝
突することがないので衝突音は発生しない。
ランジャばねによって支えられていて、吸引子などに衝
突することがないので衝突音は発生しない。
本考案の電磁弁の例を第1図に示す。
図において、弁本体1内の流体入口通路2に開放され
た弁室1aの底部には、流体出口通路3へ続く弁座1bが設
けられている。
た弁室1aの底部には、流体出口通路3へ続く弁座1bが設
けられている。
一方、弁本体1の上部に固着されたプランジャチュー
ブ4内には、プランジャばね5によって弁座1bから離れ
る方向に付勢された中空筒状のプランジャ6が遊嵌され
ており、プランジャ6の中空部内には弁座1bに向って弁
体ばね7によって付勢された弁体8が摺動自在に遊嵌さ
れている。プランジャ6の中空部内側と弁体8の外側と
には弁体8の先端部分の突出長さを制限するための係止
部6aおよび8aが形成されているので、常時はプランジャ
6と弁体8とが係止された状態でプランジャばね5と弁
体ばね7とによる力の釣合い位置にあり、この場合弁体
8は弁座1bから離れている。
ブ4内には、プランジャばね5によって弁座1bから離れ
る方向に付勢された中空筒状のプランジャ6が遊嵌され
ており、プランジャ6の中空部内には弁座1bに向って弁
体ばね7によって付勢された弁体8が摺動自在に遊嵌さ
れている。プランジャ6の中空部内側と弁体8の外側と
には弁体8の先端部分の突出長さを制限するための係止
部6aおよび8aが形成されているので、常時はプランジャ
6と弁体8とが係止された状態でプランジャばね5と弁
体ばね7とによる力の釣合い位置にあり、この場合弁体
8は弁座1bから離れている。
またプランジャチューブ4の周囲には中空の短いコア
9aを有する電磁コイル9が嵌着してあり、コア9aとヨー
ク9bとの間のギャップ9cが弁本体1に近い端部に形成さ
れている。従って電磁コイル9に通電したときは、プラ
ンジャ6がプランジャばね5の付勢力に抗して弁座1bの
方向に引かれるので係止から開放された弁体8は弁体ば
ね7に押されて弁座1bに着座する。
9aを有する電磁コイル9が嵌着してあり、コア9aとヨー
ク9bとの間のギャップ9cが弁本体1に近い端部に形成さ
れている。従って電磁コイル9に通電したときは、プラ
ンジャ6がプランジャばね5の付勢力に抗して弁座1bの
方向に引かれるので係止から開放された弁体8は弁体ば
ね7に押されて弁座1bに着座する。
このようにプランジャ6が電磁コイル9により吸引ま
たは開放されるとき、プランジャばね5と弁体ばね7の
力の釣合い位置とプランジャばね5と電磁コイル9の力
の釣合い位置との間をプランジャ6が往復移動するのみ
であり、その行程端で衝突を起すことがない。そして、
プランジャ6にくらべて小型かつ軽量の弁体8は、弁体
ばね7によって弁座1bに向って付勢されているので、電
磁コイル9に吸引されたプランジャ6の運動量とは無関
係に弁座1bに対し軽く着座し、またプランジャ6の係止
部6aと弁体8の係止部8aとの間隔はあまり大きくなくて
プランジャ6が開放されるときの係止部間の衝突エネル
ギーも小さく、弁体8を軽く突き上げることにより弁座
1bの閉止が解除される。
たは開放されるとき、プランジャばね5と弁体ばね7の
力の釣合い位置とプランジャばね5と電磁コイル9の力
の釣合い位置との間をプランジャ6が往復移動するのみ
であり、その行程端で衝突を起すことがない。そして、
プランジャ6にくらべて小型かつ軽量の弁体8は、弁体
ばね7によって弁座1bに向って付勢されているので、電
磁コイル9に吸引されたプランジャ6の運動量とは無関
係に弁座1bに対し軽く着座し、またプランジャ6の係止
部6aと弁体8の係止部8aとの間隔はあまり大きくなくて
プランジャ6が開放されるときの係止部間の衝突エネル
ギーも小さく、弁体8を軽く突き上げることにより弁座
1bの閉止が解除される。
本考案の電磁弁は、前述のような弁体駆動機構を有す
る電磁アクチュエータを備えて構成されているので、重
量が大きいプランジャが移動する際の衝撃音が発生せ
ず、軽量の弁体が弁座やプランジャに当接する際の音が
発生するのみであるので、従来のプランジャと弁体とが
固着されている電磁弁における作動音が110db程度であ
ったのに対して50〜60db程度まで低下し、極めて静粛で
ある。また同時に耐久性も格段に向上し、構造が複雑で
ないために従来より小型化することが可能となった。
る電磁アクチュエータを備えて構成されているので、重
量が大きいプランジャが移動する際の衝撃音が発生せ
ず、軽量の弁体が弁座やプランジャに当接する際の音が
発生するのみであるので、従来のプランジャと弁体とが
固着されている電磁弁における作動音が110db程度であ
ったのに対して50〜60db程度まで低下し、極めて静粛で
ある。また同時に耐久性も格段に向上し、構造が複雑で
ないために従来より小型化することが可能となった。
第1図は本考案の電磁弁の例の構造を示す断面図、 第2図は従来の電磁弁の構造を示す断面図である。 1……弁本体、1b……弁座、5……プランジャばね、6
……プランジャ、7……弁体ばね、8……弁体、9……
電磁コイル、c……弁座、e……電磁コイル、f……プ
ランジャ、g……弁体、h……弁ばね。
……プランジャ、7……弁体ばね、8……弁体、9……
電磁コイル、c……弁座、e……電磁コイル、f……プ
ランジャ、g……弁体、h……弁ばね。
Claims (1)
- 【請求項1】弁室底面に弁座を設け、電磁コイル作動の
プランジャによって弁体を該弁座に接離させるようにし
た電磁弁において、該弁体が摺動自在に挿入された貫通
空間を有する筒状の該プランジャには該弁体の先端部分
が該空間から突出する長さを制限する係止部を形成し、
該弁体および該係止部を介して該プランジャを該弁座方
向に付勢する弁体ばねと該プランジャおよび該係止部を
介して該弁体を該弁座より離す方向に付勢するプランジ
ャばねとを設けると共に非通電時に該弁体が該弁座より
離れた位置で遊動可能であるように該弁体と該プランジ
ャとが相互に係止した状態で弾性支持されるごとく弁体
ばねとプランジャばねとを釣り合わせ、通電時に該弁体
との係止を解除する方向に該プランジャを吸引できる位
置に該電磁コイルを設けたことを特徴とする、通電閉型
の電磁弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988115004U JPH085431Y2 (ja) | 1988-09-02 | 1988-09-02 | 電磁弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988115004U JPH085431Y2 (ja) | 1988-09-02 | 1988-09-02 | 電磁弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0236679U JPH0236679U (ja) | 1990-03-09 |
JPH085431Y2 true JPH085431Y2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=31356266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988115004U Expired - Lifetime JPH085431Y2 (ja) | 1988-09-02 | 1988-09-02 | 電磁弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH085431Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2576285Y2 (ja) * | 1990-06-08 | 1998-07-09 | エヌオーケー株式会社 | 電磁弁 |
JP6064152B2 (ja) * | 2013-02-18 | 2017-01-25 | 株式会社テージーケー | 電磁弁 |
JP6584560B2 (ja) | 2018-03-20 | 2019-10-02 | 株式会社牧野フライス製作所 | 工作機械の主軸装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5793677U (ja) * | 1980-11-29 | 1982-06-09 | ||
JPS60128061A (ja) * | 1983-12-13 | 1985-07-08 | Nippon Air Brake Co Ltd | ブレ−キ圧力保持用電磁弁装置 |
-
1988
- 1988-09-02 JP JP1988115004U patent/JPH085431Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0236679U (ja) | 1990-03-09 |
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