JPH0854000A - トンネル工事用警報設備 - Google Patents

トンネル工事用警報設備

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JPH0854000A
JPH0854000A JP18861894A JP18861894A JPH0854000A JP H0854000 A JPH0854000 A JP H0854000A JP 18861894 A JP18861894 A JP 18861894A JP 18861894 A JP18861894 A JP 18861894A JP H0854000 A JPH0854000 A JP H0854000A
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telephone
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tunnel
notification
switchboard
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JP18861894A
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English (en)
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Noriyasu Nomura
義安 野村
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Maeda Corp
Original Assignee
Maeda Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 警報報知機能と通信機能とを備えるととも
に、設置作業が簡便で、かつ、報知領域の広いトンネル
工事用警報設備を提供することを目的とする。 【構成】 トンネル坑T内に設置された電話機11と、
トンネル坑外の管理棟に設置されている電話機12との
接続をなす通信線13と、トンネル坑内に設置され、ト
ンネル坑内の異常を検出する複数のセンサー14と、前
記トンネル坑内外の電話機どうしを接続するとともに、
これらの電話機を外部の一般の電話機15に接続する交
換機16と、前記複数のセンサーからの信号に基づき、
前記交換機を介して前記各電話機へ異常報知を行なう自
動通報装置17とを備え、かつ、前記センサーと自動通
報装置とが、前記通信線を介して電気的に接続されてい
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネルの工事現場に
好適に用いられる警報設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トンネルの工事現場においては、
トンネル坑内において異常が発生した場合に、その異常
の発生や異常の内容等を、地上の管理事務所や作業員詰
所等に報知するための警報設備が設けられているととも
に、トンネル坑内と地上との連絡のためのインターホン
からなる通信設備が設けられている。すなわち、図1に
示すように、警報設備1は、トンネルT内の所定箇所に
設置されて、水・煙・火災を検出するセンサー2と、ト
ンネルTの坑外の管理棟3に設置されて、前記各センサ
ー2からの異常検出信号に基づいて異常の報知を行なう
報知器4と、これらのセンサー2と報知器4とを電気的
に接続する信号線5とによって構成されている。また、
通信設備6は、トンネルT内の所定箇所ならびに管理棟
3に設置されたインターホン7と、これらのインターホ
ン7を電気的に接続する信号線8とによって構成されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の設備においては、警報設備と通信設備とが別系統
で設置されていることから、設置作業が煩雑になるとと
もに、制御系の構成が複雑化するといった問題点を有し
ている。
【0004】しかも、これらの警報設備や通信設備は、
その信号の送出領域が工事区域内に限られていることか
ら、たとえば、休日等において、日直の作業員が持ち場
を離れたときに異常が発生した場合連絡がつかず、異常
状態への対処が遅れてしまうおそれがある。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、警報報知機能と通信機能とを備える
とともに、設置作業が簡便で、かつ、報知領域の広いト
ンネル工事用警報設備を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のトンネル工事用警報設備は、前述した目的を達成する
ために、トンネル坑内に設置された電話機と、トンネル
坑外の管理棟に設置されている電話機との接続をなす通
信線と、トンネル坑内に設置され、トンネル坑内の異常
を検出する複数のセンサーと、前記トンネル坑内外の電
話機どうしを接続するとともに、これらの電話機を外部
の一般の電話機に接続する交換機と、前記複数のセンサ
ーからの信号に基づき、前記交換機を介して前記各電話
機へ異常報知を行なう自動通報装置とを備え、かつ、前
記センサーと自動通報装置とが、前記通信線を介して電
気的に接続されていることを特徴とする。
【0007】また、本発明の請求項2に記載のトンネル
工事用警報設備は、請求項1における自動通報装置が、
異常報知に際し、異常報知を行なった電話機からの応答
が所定時間ない場合において、予め設定された順序に基
づき、順次電話機を切り換えて報知を行なうようになさ
れていることを特徴とする。
【0008】さらに、請求項3に記載のトンネル工事用
警報設備は、請求項1における自動通報装置が、異常報
知に際し、異常報知を行なった電話機が使用中である場
合に、割り込みによる報知を行なうようになされている
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の請求項1に記載のトンネル工事用警報
設備によれば、トンネル坑内において異常が発生した場
合、その異常がトンネル坑内に設置されているセンサー
によって検出されるとともに、その異常検出信号が通信
線を通って自動通報装置へ入力される。自動通報装置
は、異常検出信号を受けて交換機を作動させることによ
り、予め設定されている電話機に呼び出し信号を送出す
る。そして、呼び出し信号が送出されている電話機にお
いて応答があった場合に、前記センサーからの異常検出
信号の種類に応じた報知が、当該電話機においてなされ
る。
【0010】このような報知に際して、電話機の呼び出
しが、交換機を介して行なわれることから、トンネル工
事区域のみならず、その区域以外の任意の区域への報知
が可能となる。
【0011】一方、トンネル坑内からの連絡等の通信
は、坑内に設置されている電話機により、交換機を介し
た他の任意の電話機への接続により行なわれる。そし
て、このような通信時における信号の伝送は、センサー
から出力される異常検出信号が伝送される通信線と同一
の通信線によって行なわれる。したがって、異常報知と
通常の通信とが単一の通信線によって行なわれることと
なり、この結果、設備の設置作業が軽減されるととも
に、異常報知機能の制御と通信機能の制御とが、一つの
制御系によって行なわれる。
【0012】また、本発明の請求項2に記載のトンネル
工事用警報設備によれば、異常発生時に自動通報装置か
ら所定の電話機への報知がなされ、この電話機から所定
時間応答がない場合に、前記自動通報装置による異常通
報が他の電話機へ切り換えて行なわれる。そして、この
報知先の電話機の切り換え報知動作は、応答があるまで
順次繰り返し行なわれる。これによって、異常報知の確
認がなされるまで、複数の異なる場所へ報知が行なわれ
ることになり、異常発生の把握が一層確実なものとな
る。
【0013】さらに、本発明の請求項3に記載のトンネ
ル工事用警報設備によれば、異常発生時に自動報知装置
からの報知がなされた電話機が使用中である場合におい
て、その会話に割り込んで異常報知が行なわれる。した
がって、電話機の使用者に強制的に異常の報知がなされ
ることとなり、異常発生の報知が迅速に行なわれる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図2および図3に
基づき説明する。なお、以下の説明中、図1と共通する
部分については同一符号を用いて説明を簡略化する。
【0015】図2は、本発明の一実施例に係わるトンネ
ル工事用警報設備(以下、警報設備と略称する)10の
概略を示すもので、この警報設備10は、トンネル坑T
内に設置された坑内電話機11と、トンネル坑T外の管
理棟3に設置されている坑外電話機12との接続をなす
通信線13と、トンネル坑T内に設置され、トンネル坑
T内の異常を検出する複数のセンサー14と、前記トン
ネル坑T内外の電話機11・12どうしを接続するとと
もに、これらの電話機11・12を外部の一般電話機1
5に接続する交換機16と、前記複数のセンサー14か
らの信号に基づき、前記交換機16を介して前記各電話
機11・12・15へ異常報知を行なう自動通報装置1
7とを備え、かつ、前記センサー14と自動通報装置1
7とが、前記通信線13を介して電気的に接続された概
略構成となっている。
【0016】ついで、これらの詳細について説明すれ
ば、前記坑内電話機11は、トンネルの掘削の進行に伴
って、このトンネル内に所定距離毎に順次設置されるも
ので、中継機としての保安器18を介して前記交換機1
6へ接続されているとともに、この交換機16を介して
前記坑外電話機12や外部の一般電話機15へ接続され
ている。
【0017】また、前記坑外電話機12は、管理等3内
に複数設置されており、前記交換機16を介して前記坑
内電話機11および外部の一般電話機15へ接続されて
いる。
【0018】したがって、これらの坑内電話機11、坑
外電話機12、および、外部の一般電話機15が、交換
機16を介して相互に通信可能な状態となされている。
【0019】さらに、トンネル坑T内の異常を検出する
各センサー14は、水や煙、あるいは、火災の発生を検
出するようになされたもので、前記坑内電話機11と保
安器18とを接続する通信線13の途中に接続されて、
異常検出信号を前記通信線13により、前記保安器18
を介して自動通報装置17へ送り込むようになされてい
る。
【0020】前記交換機16は、その内部に駆動電源と
しての蓄電池19が設けられており、外部電源からの電
流供給を受けて、常時充電状態に保持されている。ま
た、この交換機16には、前記自動通報装置17が接続
されているとともに、異常時における報知を行なうため
のスピーカー20が外設アンプ21を介して接続されて
いる。
【0021】そして、前記自動通報装置17は、前記各
センサー14からの異常検出信号が前記信号線13を介
して入力された際に、この異常検出信号に基づき、前記
交換機16を作動させるとともに、報知を行なうべく、
予め設定されている電話機(坑外電話機12や一般電話
機15)を呼び出し、当該電話機(12・15)におい
て応答がなされた際に、設定されている合成音声により
異常の発生を報知するようになっている。
【0022】また、本実施例では、このような異常状態
の報知のための電話機(12・15)の呼び出し時に、
最初に呼び出された電話機にで所定時間応答がない場合
には、当該電話機への呼び出し操作を停止するととも
に、他の電話機へ切り換えて呼び出し操作を行なうよう
になされており、かつ、この切り換え呼び出し操作は、
何れかの電話機で応答がなされるまで継続して行なわれ
るようになっている。
【0023】かつ、本実施例においては、前述した異常
状態の報知のための電話機の呼び出し時に、当該電話機
が使用中であった場合、その会話に強制的に割り込ん
で、前述の報知を行なうようになされている。
【0024】さらに、前記自動通報装置17は、前述し
た異常検出信号の入力時において、前記電話機における
通報内容と同様の報知を、前記交換機16を介して前記
外設アンプ21へ送出するようになっている。これによ
って、自動通報装置17から送出される合成音声が外設
アンプ21によって増幅されるとともに、スピーカー2
0を介して報知されるようになっている。
【0025】また、本実施例においては、前記交換機1
6に、坑内電話機11、坑外電話機12、一般電話機1
5以外に、作業員詰所や、現場詰所、あるいは、下請け
詰所といった他の諸設備に設けられた坑外電話機22が
保安器23を介して接続されており、前述した坑内電話
機11、坑外電話機12、一般電話機15と同様の機能
が与えられている。
【0026】ついで、このように構成された本実施例の
作用について、自動通報装置17の制御手順を示す図4
のフローを参照して説明する。ここで、坑内電話機1
1、坑外電話機12・22、および、一般電話機15の
相互間の通話については、通常の操作によって(内線・
外線とも)行なわれる。したがって、以下の説明におい
ては、異常発生時における報知作用について詳述する。
【0027】まず、自動通報装置17の制御が開始され
ると、自動通報装置17の制御装置の初期化が行なわれ
る(ステップS1)。ついで、ステップS2へ移行して
センサー14からの異常検出信号の入力の有無が判断さ
れ、異常検出信号の入力がある場合には、つぎのステッ
プS3の処理へ移行し、異常検出信号の入力がない場合
には、その入力が発生するまで待機状態を保持する。
【0028】前記ステップS3においては、前記異常検
出信号に基づき、自動通報装置17において、第1位に
設定されている一つの電話機(11・12・15・2
2)の電話番号が選択されたのちに、当該電話機に対す
る呼び出し操作が前記交換機16を介して行なわれたの
ちに、つぎのステップS4へ移行する。
【0029】このステップS4において、自動通報装置
16による呼び出し操作がなされている電話機(11・
12・15・22)が通話中であるか否かの判断がなさ
れ、通話中である場合には、つぎのステップS5へ移行
して、当該電話機(11・12・15・22)におい
て、その通話に強制的に割り込むことにより報知が行な
われる。
【0030】一方、前記ステップS4において報知対象
となった電話機(11・12・15・22)が通話中で
ない場合には、つぎのステップS6において、当該電話
機における応答の有無が判断され、応答があった場合に
は、前記ステップS5へ移行して異常報知が行なわれ、
また、当該電話機での応答がない場合には、つぎのステ
ップS7へ移行する。
【0031】このステップS7においては、呼び出し操
作の経過時間が所定時間(たとえば1分)を越えたか否
かの判断がなされ、所定時間未満である場合には、前記
ステップS6以降の処理へ戻り、また、所定時間が経過
した場合には、図示しないが、第2位に設定されている
電話機(11・12・15・22)への報知操作に切り
換えられて、前記第1位の電話機に対する処理(ステッ
プS3〜ステップS7)と同様の処理が行なわれ、この
第2位の電話機における呼び出し操作において、所定時
間経過しても応答がない場合には、第3位の電話機への
呼び出し操作に切り換えられる。
【0032】そして、本実施例においては、前記第3位
に設定されている電話機への呼び出し操作において所定
時間応答がない場合には、図4にステップS8に示すよ
うに第4位に設定されている電話機(11・12・15
・22)への呼び出し操作に切り換えられ、この第4位
に設定されている電話機の呼び出し操作が行なわれたの
ちに、この第4位に設定されている電話機(11・12
・15・22)が通話中であるか否かの判断がなされ
(ステップS9)、通話中である場合には、前記ステッ
プS5へ移行して強制的な割り込みによる異常報知処理
が行なわれる。
【0033】また、前記ステップS9において第4位に
設定されている電話機(11・12・15・22)が通
話中でない場合には、つぎのステップS10において当
該電話機における応答の有無が判断され、応答があった
場合には前記ステップS5へ移行して異常報知がなさ
れ、かつ、応答がない場合には、つぎのステップS11
へ移行して呼び出し操作の経過時間を判定して所定時間
経過した否かの判断がなされる。
【0034】そして、所定時間経過していない場合に
は、前記ステップS10へ戻ることにより、所定時間内
で応答がない場合には、所定時間内で応答のあるまで待
機状態となされる。ここで、所定時間経過しても応答が
ない場合には、前記ステップS3へ戻り、第1位に設定
されている電話機(11・12・15・22)への呼び
出し操作以降の処理が繰り返される。
【0035】このように、本実施例に係わるトンネル工
事用警報設備10によれば、トンネル坑T内において異
常が発生した場合、その異常がセンサー14からの異常
検出信号が通信線13を通って自動通報装置17へ入力
され、この自動通報装置17によって交換機16が作動
させられることにより、予め設定されている電話機(1
1・12・15・22)に呼び出し信号が送出される。
そして、当該電話機(11・12・15・22)におい
て応答があった場合に、当該電話機(11・12・15
・22)をとおして異常報知が行なわれる。
【0036】したがって、このような異常報知操作に際
して、電話機(11・12・15・22)の呼び出し
が、交換機16を介して行なわれることから、トンネル
工事区域のみならず、その区域以外の任意の区域への報
知が可能となる。
【0037】そして、このような異常発生時における報
知が、通常の電話回線に使用されている通信線と同一の
通信線13によって行なわれることから、異常報知と通
常の通信とが単一の通信線13によって行なわれ、この
結果、設備の設置作業が軽減されるとともに、異常報知
機能の制御と通信機能の制御とが、一つの制御系に集約
されて、その制御系の簡素化が図られる。
【0038】また、本実施例においては、異常発生時に
自動通報装置17から所定の電話機(11・12・15
・22)への報知がなされ、当該電話機(11・12・
15・22)から所定時間応答がない場合には、異常通
報操作が、他の電話機へ切り換えて行なわれるととも
に、この電話機(11・12・15・22)に対する切
り換え操作ならびに報知動作は、電話機からの応答があ
るまで順次繰り返し行なわれる。したがって、異常報知
の確認がなされるまで、複数の異なる場所へ報知が行な
われることとなり、異常発生の把握が一層確実なものと
なる。
【0039】さらに、本実施例においては、異常発生時
に自動報知装置17からの報知がなされた電話機(11
・12・15・22)が使用中である場合において、そ
の会話に割り込んで異常報知が行なわれ、これによっ
て、電話機(11・12・15・22)の使用者に強制
的に異常の報知がなされることとなり、異常発生の報知
が迅速に行なわれる。
【0040】なお、前記実施例において示した各構成部
材の諸形状等は一例であって、設計要求、あるいは、適
用するトンネルの種類や、設備の変更等に応じて種々変
更可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係わるトンネル工事用報知設備は、トンネル坑内に設
置された電話機と、トンネル坑外の管理棟に設置されて
いる電話機との接続をなす通信線と、トンネル坑内に設
置され、トンネル坑内の異常を検出する複数のセンサー
と、前記トンネル坑内外の電話機どうしを接続するとと
もに、これらの電話機を外部の一般の電話機に接続する
交換機と、前記複数のセンサーからの信号に基づき、前
記交換機を介して前記各電話機へ異常報知を行なう自動
通報装置とを備え、かつ、前記センサーと自動通報装置
とが、前記通信線を介して電気的に接続されていること
を特徴とするもので、つぎのような優れた効果を奏す
る。
【0042】トンネル坑内において異常をセンサーによ
って検出し、この異常検出信号を電話回線にしようされ
ている通信線利用して自動通報装置送出し、この自動通
報装置によって交換機を作動させることにより、予め設
定されている電話機に呼び出し信号を送出し、当該電話
機において応答があった場合に、当該電話機をとおして
異常報知を行なうことができる。
【0043】そして、このような異常発生時における異
常検出信号の送出や報知を、通常の電話回線に使用され
ている通信線と同一の通信線によって行なうことから、
設備の設置作業を軽減することができるとともに、異常
報知機能の制御と通信機能の制御とを、一つの制御系に
集約して、その制御系の簡素化を図ることができる。
【0044】そして、このような異常報知操作に際し
て、電話機の呼び出しを、電話回線上に設置された交換
機を介して行なわうことから、トンネル工事区域のみな
らず、その区域以外の任意の区域への報知を可能にして
広範囲な報知を行なうことができる。
【0045】また、本発明の請求項2に記載のトンネル
工事用警報設備は、請求項1における自動通報装置が、
異常報知に際し、異常報知を行なった電話機からの応答
が所定時間ない場合において、予め設定された順序に基
づき、順次電話機を切り換えて報知を行なうようになさ
れていることを特徴とするもので、最初に呼び出しを行
なった電話機から所定時間応答がない場合に、他の電話
機へ切り換えて呼び出しを行なうことにより、複数の異
なる場所へ報知を行なって、異常発生の把握を一層確実
なものとすることができる。
【0046】さらに、請求項3に記載のトンネル工事用
警報設備は、請求項1における自動通報装置が、異常報
知に際し、異常報知を行なった電話機が使用中である場
合に、割り込みによる報知を行なうようになされている
ことを特徴とするもので、異常報知のために呼び出し操
作がなされた電話機が使用中であっても、その会話に割
り込んで異常報知を行なうことにより、電話機の使用者
に強制的に異常の報知を行なうことができ、無駄な電話
の転送操作を省いて異常発生の報知を迅速に行なことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のトンネル工事用警報設備の一例を示す概
略図である。
【図2】本発明の一実施例に係わるトンネル工事用警報
設備を示す概略図である。
【図3】本発明の一実施例に係わるトンネル工事用警報
設備のシステム構成図である。
【図4】本発明の一実施例に係わるトンネル工事用警報
設備の作用を説明するための、自動通報装置の制御手順
を示すフロー図である。
【符号の説明】
3 管理棟 10 (トンネル工事用)警報設備 11 坑内電話機 12 坑外電話機 13 通信線 14 センサー 15 一般電話機 16 交換機 17 自動通報装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル坑内に設置された電話機と、ト
    ンネル坑外の管理棟に設置されている電話機との接続を
    なす通信線と、トンネル坑内に設置され、トンネル坑内
    の異常を検出する複数のセンサーと、前記トンネル坑内
    外の電話機どうしを接続するとともに、これらの電話機
    を外部の一般の電話機に接続する交換機と、前記複数の
    センサーからの信号に基づき、前記交換機を介して前記
    各電話機へ異常報知を行なう自動通報装置とを備え、か
    つ、前記センサーと自動通報装置とが、前記通信線を介
    して電気的に接続されていることを特徴とするトンネル
    工事用警報設備。
  2. 【請求項2】 前記自動通報装置は、異常報知に際し、
    異常報知を行なった電話機からの応答が所定時間ない場
    合において、予め設定された順序に基づき、順次電話機
    を切り換えて報知を行なうようになされていることを特
    徴とする請求項1に記載のトンネル工事用警報設備。
  3. 【請求項3】 前記自動通報装置は、異常報知に際し、
    異常報知を行なった電話機が使用中である場合に、割り
    込みによる報知を行なうようになされていることを特徴
    とする請求項1に記載のトンネル工事用警報設備。
JP18861894A 1994-08-10 1994-08-10 トンネル工事用警報設備 Pending JPH0854000A (ja)

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