JPH0853Y2 - 気動工具 - Google Patents

気動工具

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JPH0853Y2
JPH0853Y2 JP1989012031U JP1203189U JPH0853Y2 JP H0853 Y2 JPH0853 Y2 JP H0853Y2 JP 1989012031 U JP1989012031 U JP 1989012031U JP 1203189 U JP1203189 U JP 1203189U JP H0853 Y2 JPH0853 Y2 JP H0853Y2
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cylinder chamber
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▲みつぐ▼ 田中
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花園工具株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、挟圧具たとえば切断工具(ニッパー、カッ
ター等)、圧着工具(ペンチ、プライヤー)等を空気圧
により作動させる気動工具に関する。
(従来の技術) 一般に、弱電、家電工場、プラスチック工場等におけ
る各種物品たとえばプラスチック成型品の継ぎ目あるい
はスプールなどの切断作業には、ニッパーが使用されて
いる。
この種のニッパーとして第8図乃至第10図に示すもの
が考えられている。このニッパーは、角筒状の工具本体
1と、工具本体1内に摺動可能に嵌入されかつコイルば
ね2により常時後退方向に付勢されたシリンダ3と、シ
リンダ3の外端部に形成された二叉部4に枢軸5により
取付けられた外部先端に切断刃6を有するニッパー本体
7と、シリンダ3内に嵌入されかつ外端に向って拡開し
たコーン状案内凹所8を有し、常時コイルばね9により
後退方向に付勢されたピストン10と、工具本体1の後壁
11中心に貫通状に固着されかつシリンダ3の内側端壁12
を摺動可能に貫通された中空の圧縮空気供給ロッド13と
から成っている。そして、ニッパー本体7の挟圧杆7A間
にはシリンダ3内においてニッパー拡開用コイルばね14
が嵌装され、挟圧杆7A内端はピストン10の案内凹所8内
に嵌入されている。また、工具本体1の後壁11には、シ
リンダ駆動用圧縮空気供給口16が設けられ、該供給口16
には空気管17が、前記ロッド13外端には空気管18がそれ
ぞれ接続され、両空気管17,18には第8図に示すよう
に、タイミングユニット19、電磁弁20を介して空気源21
に接続されている。なお、ニッパーは、第8図に示すよ
うに、機台22上に取付けられ、プラスチック成型品23が
そのスプール24をニッパー側に位置せしめるようにスト
ッパー25により位置決めされ、クランプ手段26によって
固定されるようになっている。
そこで、ニッパーによりプラスチック成型品23のスプ
ール24を切断する場合、まず、ニッパー本体7は、第9
図に示すように、シリンダ3及びピストン10が共にコイ
ルばね2,9により後退位置にあるため、ピストン10の案
内凹所15による拘束が解かれて切断刃6が上下に開いた
状態にある。この状態で空気源21から電磁弁20、タイミ
ングユニット19を経て供給口16に圧縮空気が供給される
と、シリンダ3が前進せられて第10図に示すように位置
し、切断刃6が開いたまゝでスプール24の根元上下に位
置する。続いて、空気管18からロッド13を通ってシリン
ダ3内に圧縮空気が供給されると、ピストン10が前進し
て、その案内凹所15により挟圧杆7Aの内端が対向方向に
押動されて、ニッパー本体7の切断刃6が閉じて第10図
の状態となり、スプール24が切断される。そして工具本
体1内及びシリンダ3内の空気を放出すると、シリンダ
3及びピストン10がコイルばね2,9により押し戻され、
第9図に示すように切断刃6が開かれ元の位置に復帰す
る。このようにして、プラスチック成型品23のスプール
24が根元から自動的に切断されるようになっている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、従来の上記ニッパーすなわち気動工具にあ
っては、プラスチック成型品23によってスプール24の位
置特にストッパー25との関係位置に誤差がある場合、切
断刃6の前進限を調整する必要があり、そのため、ニッ
パー機台22への固定位置を変更しているが、調整が面倒
で相当多くの時間を要するなどの問題があった。
そこで、工具本体1に、シリンダ3の前進限を調整す
る機構が必要とされるが、該機構を第8図及び第9図の
ものに、ただ単に追加するだけでは、気動工具の構造が
複雑になるという問題がある。
また、前記第8図及び第9図のもののように、工具本
体1内のシリンダ室にシリンダ3を装入し、このシリン
ダ3内のシリンダ室内にピストン10を装入した構成の気
動工具にあっては、シリンダ3内のシリンダ室内に圧縮
空気を供給する圧縮空気供給ロッド13のような部材が必
要とされるが、この圧縮空気供給ロッド13上をシリンダ
3の内側端壁12が摺動するので、圧縮空気供給ロッド13
の、内側端壁12が摺動する部分が、シリンダ3のシリン
ダ室内に突出し、その分、工具本体1が長くなるという
問題もある。
本考案は、前記のような実情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ニッパー本体等の挟圧具
のストローク調整を簡単に行え、且つ、このストローク
を調整する機構を工具本体側に備えるにあたって構造が
複雑とはならず、しかも、工具本体のコンパクト化を企
図した気動工具を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案では次の技術的手
段を講じた。
すなわち、本考案は、工具本体31の内部に第1シリン
ダ室31Dを形成し、この第1シリンダ室31D内に第1ピス
トン32を前後移動自在に装入し、この第1ピストン32
に、挟圧具33を取付けると共に第2シリンダ室31Eを形
成し、前記挟圧具33を、先端側が工具本体31から突出す
ると共に、基端側が第2シリンダ室31E内に挿入され、
かつ、中途部を先端側が開閉するように枢着した一対の
挟圧杆62から構成し、前記第2シリンダ室31E内に第2
ピストン34を前後移動自在に装入し、この第2ピストン
34の移動動作によって挟圧具33の先端側を閉動作させる
ようにした気動工具において、 前記第1ピストン32の後部に、工具本体31の後端壁31
Aを前後方向移動自在に貫通する摺動案内ロッド37の前
端側を連結し、この摺動案内ロッド37に、第2シリンダ
室31Eに圧縮空気を供給する圧縮空気供給孔70を形成す
ると共に、摺動案内ロッド37の後端側外周面にねじ部38
を設け、このねじ部38に、ストローク調整ナット体39を
前後方向進退自在に螺嵌し、このストローク調整ナット
体39を、工具本体31等の固定部に設けられると共に該工
具本体31の後方に間隔をおいて位置する位置決め部材30
Aに当接するようにしたことを特徴としている。
(作用) 本考案によれば、工具本体31内の第1ピストン32を前
後方向に移動させると、位置決め部材30Aにストローク
調整ナット体39が当接して第1ピストン32を停止させ、
次いで、第1ピストン32内の第2シリンダ室31E内に圧
縮空気を供給して第2ピストン34を前後方向に移動させ
ると、挟圧具33の先端側が閉じて、被切断物又は被挟圧
物が、切断又は圧着される。
その後、第2ピストン34および第1ピストン32を元の
位置に移動させることによって挟圧具33の先端側が開か
れると共に挟圧具33は待機位置に復帰する。
そこで、挟圧具33の前後方向の移動限停止位置すなわ
ち挟圧具33を被切断物等に対して適正な位置で停止させ
る場合は、ストローク調整ナット体39を任意に回転させ
て前進又は後退させることによって容易にかつ正確にス
トローク調整することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図〜第7図は、気動工具の1つであるニッパーを
示し、プラスチック成型品のスプール切断装置等の機台
に取付けられると共に内部に第1シリンダ室31Dを形成
した工具本体31と、この第1シリンダ室31D内に前後方
向へ摺動自在に嵌入された第1ピストン32と、この第1
ピストン32の外側開口部32Aの前方に取付けられた挟圧
具(ニッパー本体)33と、第1ピストン32に形成した第
2シリンダ室31E内に前後方向移動自在に装入された第
2ピストン34と、第1ピストン31D及び第2ピストン31E
の後退用コイルばね35,36と、工具本体31の後端壁31Aを
貫通し且つ第1ピストン32の内側後端壁32Bに内端が貫
通状に固着連結された中空の摺動案内ロッド37と、該ロ
ッド37外端側外周面に設けたねじ部38に螺嵌されたスト
ローク調整筒(ナット体)39及びロックナット40とによ
り構成されている。
前記取付ベース30には後端に位置決め部材30Aが立設
され、ストローク調整筒39の挿通案内孔30Bが設けられ
ており、該ベース30上には、工具本体31が載置されてボ
ルト等(図示省略)により固着され、機台等への取付ボ
ルト孔30Cが設けられている。
前記工具本体31は、外形が直方状で内面が円筒状の第
1シリンダ室31Dに形成されると共に、下面に取付ベー
ス30への取付部31Bを備え、取付部31Bにはボルト孔(図
示省略)が設けられており、前端には、中央に上下平行
部をもつ略小判形のシリンダ摺動案内孔41を有する角板
状の前端壁31Cが嵌合され、四隅においてボルト42によ
り固着されている。また、工具本体31の後端壁31Aは、
中央にロッド挿通孔43を有すると共に圧縮空気供給孔44
及び供給口45を備えた角板状で、工具本体31の後端にシ
ールパッキン46を介して嵌合され、四隅においてボルト
47により固着されており、ロッド挿通孔43にはシールパ
ッキン48が嵌着されて気密が保持されている。
前記第1ピストン32は、略円筒状を呈し、後端部外周
に膨径部32Cが設けられると共にシールリング溝49が形
成されてシールリング50が嵌着され、該膨径部32Cと前
端壁31C内面との間に、後退用の前記コイルばね35が嵌
入されている。また、第1ピストン32の前半分の外周上
下面は、互いに平行でかつ前端壁31Cのシリンダ摺動案
内孔41に嵌合される摺動面51とせられ、その外側開口部
32A前方には、対向垂直面を有する二叉状の挟圧具取付
部52が突設され、該取付部52には水平方向に軸孔53が設
けられている。第1ピストン32の後端部内周面には、め
ねじ部54が設けられ、略筒状を呈する内側後端壁32Bの
外周に設けたねじ部55がシールパッキン56を介して螺入
固着されている。
第1ピストン32の内側後端壁32Bは、前側にピストン
嵌入凹部57を有し、この凹部57の後方に続いてこれより
小径の摺動案内ロッド嵌着ねじ孔58が設けられ、摺動案
内ロッド37の前端ねじ部59が、シールパッキン60を介し
て螺着されている。
前記挟圧具33は、先端に切断刃61が上下対向状に形成
された2個一対の挟圧杆62が、中央よりも先端寄りにお
いて枢軸63により回動可能に組立てられるもので、両挟
圧杆62を第1ピストン32の二叉状挟圧具取付部52間に位
置させると共に、挟圧杆作動端(基端)62Aが前記開口
部32Aから第2シリンダ室31E内に嵌入し、その軸孔53に
枢軸63を挿通してナット64により固着し、挟圧杆62が回
動可能とせられている。そして、挟圧杆62の作動端62A
側対向面にばね嵌入孔65を設けて、切断刃拡開すなわち
復帰用コイルばね66が嵌装され、非作動時に切断刃61が
開いた状態に保持されるようになっている。
前記第2ピストン34は、軸方向中央外周に膨径部34A
を有し、ピストンリング溝67が設けられ、ピストンリン
グ68が嵌着されており、シリンダ開口部32A側の外端に
向って拡開傾斜したコーン状の傾斜案内凹所69を備え、
該傾斜案内凹所69に挟圧杆62の作動端62Aが嵌入され、
該凹所69内面に作動端62A外側面が摺接せられている。
そして、第2ピストン34の膨径部34Aの前端面と、シリ
ンダ開口部32A内側面との間に、第2ピストン34の後退
用コイルばね36が嵌入され、ピストン膨径部34A後端面
が、第1ピストン32の後端壁32B前端面に当接せられる
ようになっている。
前記摺動案内ロッド37は、中空体でその中心孔が圧縮
空気供給孔70とされ、その外端70Aに空気供給管(図示
省略)が接続されるようになっている。そして、摺動案
内ロッド37のねじ部38に螺嵌されたストローク調整筒39
には、その後端外周に係止フランジ部39Aが突設され、
該係止フランジ部39Aの前端面が、取付ベース30の位置
決め部材30Aの後面に当接して、第1ピストン32のスト
ロークSを規制するようになっている。
上記実施例において、第1図の待機状態で工具本体31
内にその後端壁31Aに設けた供給口45から圧縮空気を供
給すると、第1ピストン32がコイルばね35の弾発力に抗
して前進せられ、挟圧杆62の先端が第7図に示す位置す
なわち前進限で、ストローク調整筒39の係止フランジ部
39Aの前端面が、取付ベース30の位置決め部材30Aの後端
面に当接して停止する。次いで、摺動案内ロッド37の供
給孔70から圧縮空気をシリンダ室32内に供給すると、第
2ピストン34がコイルばね36の弾発力に抗して前進せら
れ、第2ピストン34の傾斜案内凹所69が、挟圧杆作動端
62Aを対向内方に押動し回動させて、先端の上下切断刃6
1を閉じさせる。この切断刃61が閉じるときに、プラス
チック成型品のスプール等が切断除去される。
そこで、第1シリンダ室31D及び第2シリンダ室31E内
の圧縮空気を放出させると、第1ピストン32及び第2ピ
ストン34は、コイルばね35,36によって後退動せしめら
れ、待機位置に復帰すると共に、復帰用コイルばね66に
よって切断刃61が開かれ、第1図に示す元の状態に復帰
せられる。このようにして、挟圧具33の挟圧作動の一サ
イクルが完了する。
そこで、挟圧具33の切断刃61の前進限すなわち前進停
止位置を変更する場合は、ロックナット40を緩めてスト
ローク調整筒39を、左又は右に回転させ、所定位置にお
いてロックナット40で固定することにより、容易に変更
しかつ調整することができる。
なお、ストローク調整筒39は、第1図に2点鎖線139A
で示すように、係止フランジ部139Aが前後逆でしかも位
置決め部材30Aの前側に位置するように螺嵌することに
よって、切断刃61の後退停止位置を規制しかつ調整する
ことができる。
また、ストローク調整筒39の外周面にねじ部を設け、
第1図に2点鎖線で示すように、調整ナット71を螺着す
ることにより、切断刃61の前進及び後退停止位置を規制
しかつ調整することができる。この調整ナット71は、摺
動案内ロッド37のねじ部38に、位置決め部材30Aの前側
に位置させてロックナットと共に螺嵌して切断刃61の後
退停止位置を調整することができる。
上記実施例において、工具本体31は外形を直方形とし
ているが円筒形であってもよく、また、工具本体31及び
第1ピストン32の摺動案内部断面形状は小判形に限ら
ず、円形として第1ピストン廻り止め用ガイド等を固着
したものとすることができ、さらに、第1ピストン32及
び第2ピストン34の復帰用コイルばね35,36に代えて圧
縮空気を利用してもよい。
なお、上記実施例では、挟圧具33としてくい切り形ニ
ッパーを例示したが、ハサミ形ニッパーは勿論のこと、
ハサミ形のペンチ、プライヤー等の挟圧片を備えた圧着
工具を採用することができる。
また、位置決め部材30Aは、工具本体31の後端壁31A又
はその他の固定部に設けることができる。
(考案の効果) 本考案は、工具本体31の内部に第1シリンダ室31Dを
形成し、この第1シリンダ室31D内に第1ピストン32を
前後移動自在に装入し、この第1ピストン32に、挟圧具
33を取付けると共に第2シリンダ室31Eを形成し、前記
挟圧具33を、先端側が工具本体31から突出すると共に、
基端側が第2シリンダ室31E内に挿入され、かつ、中途
部を先端側が開閉するように枢着した一対の挟圧杆62か
ら構成し、前記第2シリンダ室31E内に第2ピストン34
を前後移動自在に装入し、この第2ピストン34の移動動
作によって挟圧具33の先端側を閉動作させるようにした
気動工具において、 前記第1ピストン32の後部に、工具本体31の後端壁31
Aを前後方向移動自在に貫通する摺動案内ロッド37の前
端側を連結し、この摺動案内ロッド37に、第2シリンダ
室31Eに圧縮空気を供給する圧縮空気供給孔70を形成す
ると共に、摺動案内ロッド37の後端側外周面にねじ部38
を設け、このねじ部38に、ストローク調整ナット体39を
前後方向進退自在に螺嵌し、このストローク調整ナット
体39を、工具本体31等の固定部に設けられると共に該工
具本体31の後方に間隔をおいて位置する位置決め部材30
Aに当接するようにしたので、挟圧具33の所望位置への
移動限停止位置を、ストローク調整ナット体39を回転さ
せるだけの簡単な操作で、容易にかつ迅速にしてしかも
確実に調整することができ、切断・挟圧作業等を精度よ
く行って品質の向上を図り、作業能率を向上させること
が可能なものであって、しかも、本考案では、特に、摺
動案内ロッド37に、圧縮空気供給孔70を形成すると共
に、摺動案内ロッド37の外周面に設けたねじ部38にスト
ローク調整ナット39を前後方向進退自在に螺嵌したの
で、部材の兼用化が図れ、工具本体31内に形成したシリ
ンダ室に第1ピストン32を装入すると共に、この第1ピ
ストン32に形成したシリンダ室内に第2ピストン34を装
入した構成の気動工具に、第1ピストン32のストローク
調整機構を組込むに際して、構造の簡素化が図れ、さら
に、第8図及び第9図のもののように、圧縮空気供給ロ
ッドに第1ピストン(シリンダ3)を支持させるのでは
なく、摺動案内ロッド37は第1ピストン32に連結され、
この摺動案内ロッド37が前後に摺動するので、摺動案内
ロッド37の前端側を第2シリンダ室31E内に突出させる
必要がなく、その分、工具本体31をコンパクトに形成で
きる。また、本考案では、ストローク調整ナット体39
を、工具本体31の後方に間隔をおいて位置する位置決め
部材30Aに当接するようにしているので、ストローク調
整ナット体39を位置決め部材30Aの後面又は前面に当接
させるようにすることによって、挟圧具33の前進限停止
位置の設定と後進限停止位置の設定との両方に対応させ
ることができるという利点も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本考案の実施例を示すもので、第1図
は縦断正面拡大図(第3図A−A線断面拡大図)、第2
図は正面図、第3図は平面図、第4図は第2図の右側面
図、第5図は第2図の左側面図、第6図は第1図のB−
B線断面縮小図、第7図は挟圧具の前進挟圧動作状態を
示す第1図のC−C線断面図、第8図〜第10図は従来例
を示し、第8図はプラスチック成型品のスプール切断装
置に採用したニッパーの全体正面図、第9図は縦断正面
拡大図、第10図はニッパー本体の前進挟圧動作状態を示
す縦断正面図である。 30A……位置決め部材、31……工具本体、31A……後端
壁、32……第1ピストン、32A……開口部、32B……内側
後端壁、33……挟圧具、34……第2ピストン、37……摺
動案内ロッド、38……ねじ部、39……シリンダストロー
ク調整筒、61……切断刃、62……挟圧杆、62A……作動
端、63……枢軸、69……傾斜案内凹所。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工具本体(31)の内部に第1シリンダ室
    (31D)を形成し、この第1シリンダ室(31D)内に第1
    ピストン(32)を前後移動自在に装入し、この第1ピス
    トン(32)に、挟圧具(33)を取付けると共に第2シリ
    ンダ室(31E)を形成し、前記挟圧具(33)を、先端側
    が工具本体(31)から突出すると共に、基端側が第2シ
    リンダ室(31E)内に挿入され、かつ、中途部を先端側
    が開閉するように枢着した一対の挟圧杆(62)から構成
    し、前記第2シリンダ室(31E)内に第2ピストン(3
    4)を前後移動自在に装入し、この第2ピストン(34)
    の移動動作によって挟圧具(33)の先端側を閉動作させ
    るようにした気動工具において、 前記第1ピストン(32)の後部に、工具本体(31)の後
    端壁(31A)を前後方向移動自在に貫通する摺動案内ロ
    ッド(37)の前端側を連結し、この摺動案内ロッド(3
    7)に、第2シリンダ室(31E)に圧縮空気を供給する圧
    縮空気供給孔(70)を形成すると共に、摺動案内ロッド
    (37)の後端側外周面にねじ部(38)を設け、このねじ
    部(38)に、ストローク調整ナット体(39)を前後方向
    進退自在に螺嵌し、このストローク調整ナット体(39)
    を、工具本体(31)等の固定部に設けられると共に該工
    具本体(31)の後方に間隔をおいて位置する位置決め部
    材(30A)に当接するようにしたことを特徴とする気動
    工具。
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JPS5783317A (en) * 1980-11-11 1982-05-25 Star Seiki:Kk Air nipper for disposing of gate of molded article
JPS6335550U (ja) * 1986-08-25 1988-03-07

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