JPH085268Y2 - 面格子 - Google Patents
面格子Info
- Publication number
- JPH085268Y2 JPH085268Y2 JP1291691U JP1291691U JPH085268Y2 JP H085268 Y2 JPH085268 Y2 JP H085268Y2 JP 1291691 U JP1291691 U JP 1291691U JP 1291691 U JP1291691 U JP 1291691U JP H085268 Y2 JPH085268 Y2 JP H085268Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lattice
- holding member
- window
- stopper
- guides
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Grates (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、住宅等の窓に用いら
れる面格子に関するものである。
れる面格子に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の面格子は、窓の屋外側に面した
状態で建物躯体に固定されており、外部からの侵入を阻
止したり、窓から物品等が落下するのを防いだりする機
能を果たしている。
状態で建物躯体に固定されており、外部からの侵入を阻
止したり、窓から物品等が落下するのを防いだりする機
能を果たしている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
面格子にあっては、防犯や落下防止の機能を確保し得る
強度で固定されていることから、例えば緊急時に窓から
脱出しようとする場合、障害となる恐れがあった。
面格子にあっては、防犯や落下防止の機能を確保し得る
強度で固定されていることから、例えば緊急時に窓から
脱出しようとする場合、障害となる恐れがあった。
【０００４】
【考案の目的】この考案は、防犯や落下防止の通常の機
能を有すると共に、緊急時においては屋内側からの簡単
な操作で開放状態にすることができる面格子を提供する
ことを目的としている。
能を有すると共に、緊急時においては屋内側からの簡単
な操作で開放状態にすることができる面格子を提供する
ことを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この考案による面格子
は、窓の左右に竪のガイドを設けると共に、前記両ガイ
ドに格子の上端部を下動自在に係合し、前記ガイド側
に、先端が格子に係合する保持部材を格子見込み方向に
離脱可能に設けると共に、前記格子に、前記保持部材に
格子左右方向から係合するストッパと、このストッパの
係合を外す解除機構を設けた構成としており、上記構成
を課題を解決するための手段としている。
は、窓の左右に竪のガイドを設けると共に、前記両ガイ
ドに格子の上端部を下動自在に係合し、前記ガイド側
に、先端が格子に係合する保持部材を格子見込み方向に
離脱可能に設けると共に、前記格子に、前記保持部材に
格子左右方向から係合するストッパと、このストッパの
係合を外す解除機構を設けた構成としており、上記構成
を課題を解決するための手段としている。
【０００６】
【考案の作用】この考案による面格子は、解除機構によ
りストッパを移動させて保持部材との係合を解除し、続
いて、前記保持部材を格子から離脱させて格子との係合
を解除すると、格子がガイドに沿って下降し、開放状態
が得られることとなる。
りストッパを移動させて保持部材との係合を解除し、続
いて、前記保持部材を格子から離脱させて格子との係合
を解除すると、格子がガイドに沿って下降し、開放状態
が得られることとなる。
【０００７】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図１〜図７に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【０００８】図１〜図４に示す面格子１は、建物躯体Ａ
における窓Ｂの屋外側に面した状態で取付けてあって、
窓Ｂの左右外側に固定した一対の竪のガイド２，２と、
これらのガイド２，２に上端部を下動自在に係合した格
子３を備えている。
における窓Ｂの屋外側に面した状態で取付けてあって、
窓Ｂの左右外側に固定した一対の竪のガイド２，２と、
これらのガイド２，２に上端部を下動自在に係合した格
子３を備えている。
【０００９】前記各ガイド２は、中空状の長尺材より成
るものであって、内部に上下にわたる圧縮ばね４が収容
してあると共に、正面に竪の溝状の開口部２ａを有して
おり、前記圧縮ばね４の圧縮時の高さ寸法にほぼ相当す
る分を格子３よりも下側に延長した長さを有している。
るものであって、内部に上下にわたる圧縮ばね４が収容
してあると共に、正面に竪の溝状の開口部２ａを有して
おり、前記圧縮ばね４の圧縮時の高さ寸法にほぼ相当す
る分を格子３よりも下側に延長した長さを有している。
【００１０】前記格子３は、上框５、下框６、および左
右の竪框７，７と、複数（この実施例では５本）の竪桟
８を備えており、各竪框７の上端には係合部材９が取付
けてある。前記係合部材９は、前記ガイド２の開口部２
ａを通してその内部に上下動自在に嵌装され、下面に前
記圧縮ばね４の上端が接触している。
右の竪框７，７と、複数（この実施例では５本）の竪桟
８を備えており、各竪框７の上端には係合部材９が取付
けてある。前記係合部材９は、前記ガイド２の開口部２
ａを通してその内部に上下動自在に嵌装され、下面に前
記圧縮ばね４の上端が接触している。
【００１１】前記各ガイド２の側部には、格子３の下框
６に対応する高さ位置に、格子３側に開放された箱型の
ホルダ１０が固定してあり、このホルダ１０内には、保
持部材１１が格子見込み方向に移動可能に収容してあ
る。前記保持部材１１は、その先端をホルダ１０から突
出させた状態で、前記下框６の端部に設けた凹部６ａに
係合する。また、左右の保持部材１１，１１は、格子３
からの離脱動作を同時に行わせるためにバー１２で連結
してあり、且つ前記バー１２によってホルダ１０，１０
からの抜け止めが成されている。
６に対応する高さ位置に、格子３側に開放された箱型の
ホルダ１０が固定してあり、このホルダ１０内には、保
持部材１１が格子見込み方向に移動可能に収容してあ
る。前記保持部材１１は、その先端をホルダ１０から突
出させた状態で、前記下框６の端部に設けた凹部６ａに
係合する。また、左右の保持部材１１，１１は、格子３
からの離脱動作を同時に行わせるためにバー１２で連結
してあり、且つ前記バー１２によってホルダ１０，１０
からの抜け止めが成されている。
【００１２】前記格子３の下框６内には、前記凹部６
ａ，６ａに係合した保持部材１１，１１に格子左右方向
から係合する棒状のストッパ１３，１３と、これらのス
トッパ１３，１３の係合を外す解除機構１４が収容して
ある。
ａ，６ａに係合した保持部材１１，１１に格子左右方向
から係合する棒状のストッパ１３，１３と、これらのス
トッパ１３，１３の係合を外す解除機構１４が収容して
ある。
【００１３】前記解除機構１４は、各ストッパ１３，１
３が取付けられるとともに下框６の内面により案内され
る二つのブロック１５，１６と、下框６の中央位置で軸
を格子見込み方向としたピニオン１７を備えている。一
方のブロック１５には、ピニオン１７の上側に係合する
ラック１５ａが設けてあり、他方のブロック１６には、
同ピニオン１７の下側に係合するラック１６ａが設けて
ある。また、前記ピニオン１７の軸には、下框６の窓Ｂ
側で操作されるハンドル１８が取付けてある。
３が取付けられるとともに下框６の内面により案内され
る二つのブロック１５，１６と、下框６の中央位置で軸
を格子見込み方向としたピニオン１７を備えている。一
方のブロック１５には、ピニオン１７の上側に係合する
ラック１５ａが設けてあり、他方のブロック１６には、
同ピニオン１７の下側に係合するラック１６ａが設けて
ある。また、前記ピニオン１７の軸には、下框６の窓Ｂ
側で操作されるハンドル１８が取付けてある。
【００１４】上記構成を備えた面格子１は、各ガイド２
と格子上端の係合部材９との係合、各保持部材１１と下
框両端の凹部６ａとの係合、および各保持部材１１とス
トッパ１３との係合により、充分な強度で固定され、外
部からの侵入や物品等の落下を防いでいる。
と格子上端の係合部材９との係合、各保持部材１１と下
框両端の凹部６ａとの係合、および各保持部材１１とス
トッパ１３との係合により、充分な強度で固定され、外
部からの侵入や物品等の落下を防いでいる。
【００１５】また、上記面格子１は、緊急時において窓
Ｂから脱出しようとする場合には、図６に示すように、
ハンドル１８を約１８０度回転させることにより、ピニ
オン１７および各ラック１５ａ，１６ａを介して左右の
ブロック１５，１６を中央に引寄せる。これにより、各
保持部材１１，１１からストッパ１３，１３が抜き出さ
れ、両者の係合が解除される。
Ｂから脱出しようとする場合には、図６に示すように、
ハンドル１８を約１８０度回転させることにより、ピニ
オン１７および各ラック１５ａ，１６ａを介して左右の
ブロック１５，１６を中央に引寄せる。これにより、各
保持部材１１，１１からストッパ１３，１３が抜き出さ
れ、両者の係合が解除される。
【００１６】次に、図７に示すように、バー１２を窓Ｂ
側に引寄せることにより、左右の保持部材１１，１１を
同時に移動させてこれらの先端を各凹部６ａ，６ａから
抜き出すと、格子３と各保持部材１１，１１との係合が
解除され、格子３がガイド２，２に案内されつつ自重で
下降し、図３中の仮想線および図５に示すように開放状
態が得られることになる。このとき、格子３は、圧縮ば
ね４の作用により、急激に下降することはない。このよ
うに、上記面格子１は、ハンドル１８を回転させ、バー
１２を引寄せるという簡単な操作で開放状態となる。ま
た、前記圧縮ばね４は、格子３を元の位置に戻す際の労
力を軽減する。
側に引寄せることにより、左右の保持部材１１，１１を
同時に移動させてこれらの先端を各凹部６ａ，６ａから
抜き出すと、格子３と各保持部材１１，１１との係合が
解除され、格子３がガイド２，２に案内されつつ自重で
下降し、図３中の仮想線および図５に示すように開放状
態が得られることになる。このとき、格子３は、圧縮ば
ね４の作用により、急激に下降することはない。このよ
うに、上記面格子１は、ハンドル１８を回転させ、バー
１２を引寄せるという簡単な操作で開放状態となる。ま
た、前記圧縮ばね４は、格子３を元の位置に戻す際の労
力を軽減する。
【００１７】なお、当該面格子は、詳細な構造が上記実
施例のみに限定されることはなく、格子とガイドとの係
合要領、保持部材の形態や位置、ストッパおよびその解
除機構の構成などを適宜変更することができる。
施例のみに限定されることはなく、格子とガイドとの係
合要領、保持部材の形態や位置、ストッパおよびその解
除機構の構成などを適宜変更することができる。
【００１８】また、ストッパや保持部材等の可動部位
と、その近傍の固定部位とに、マグネット式スイッチや
リミットスイッチを設けておき、これらのスイッチでブ
ザーや警報灯を作動させるようにし、防犯機能をより一
層高めることも良い。
と、その近傍の固定部位とに、マグネット式スイッチや
リミットスイッチを設けておき、これらのスイッチでブ
ザーや警報灯を作動させるようにし、防犯機能をより一
層高めることも良い。
【００１９】
【考案の効果】以上説明してきたように、この考案の面
格子によれば、通常においては、外部からの侵入を阻止
する防犯機能や、部品等の落下を防ぐ機能を確実に維持
することができ、緊急時には、屋内側からの簡単な操作
で開放状態にして、避難口を確保することができる。
格子によれば、通常においては、外部からの侵入を阻止
する防犯機能や、部品等の落下を防ぐ機能を確実に維持
することができ、緊急時には、屋内側からの簡単な操作
で開放状態にして、避難口を確保することができる。
【図１】この考案の一実施例に基づく面格子の下框部分
の水平断面図である。
の水平断面図である。
【図２】格子の下框部分を正面方向から見た断面図であ
る。
る。
【図３】面格子を側部方向から見た断面図である。
【図４】面格子の正面図である。
【図５】開放状態の面格子を示す正面図である。
【図６】ストッパと保持部材との係合を解除した状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図７】図６に続いて格子と保持部材との係合を解除し
た状態を示す断面図である。
た状態を示す断面図である。
【符号の説明】 Ｂ 窓 １ 面格子 ２ ガイド ３ 格子 １１ 保持部材 １３ ストッパ １４ 解除機構
Claims (1)
- 【請求項１】窓の左右に竪のガイドを設けると共に、前
記両ガイドに格子の上端部を下動自在に係合し、前記ガ
イド側に、先端が格子に係合する保持部材を格子見込み
方向に離脱可能に設けると共に、前記格子に、前記保持
部材に格子左右方向から係合するストッパと、このスト
ッパの係合を外す解除機構を設けたことを特徴とする面
格子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1291691U JPH085268Y2 (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 面格子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1291691U JPH085268Y2 (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 面格子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04108787U JPH04108787U (ja) | 1992-09-21 |
| JPH085268Y2 true JPH085268Y2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=31901208
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1291691U Expired - Lifetime JPH085268Y2 (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 面格子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH085268Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9072443B2 (en) | 2009-04-10 | 2015-07-07 | Sumitomo Bakelite Co., Ltd. | Endoscope hood and endoscope with the same mounted thereon |
-
1991
- 1991-03-08 JP JP1291691U patent/JPH085268Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9072443B2 (en) | 2009-04-10 | 2015-07-07 | Sumitomo Bakelite Co., Ltd. | Endoscope hood and endoscope with the same mounted thereon |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04108787U (ja) | 1992-09-21 |
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