JPH0852349A - 接着剤を含む吸収剤構造 - Google Patents

接着剤を含む吸収剤構造

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JPH0852349A
JPH0852349A JP7165969A JP16596995A JPH0852349A JP H0852349 A JPH0852349 A JP H0852349A JP 7165969 A JP7165969 A JP 7165969A JP 16596995 A JP16596995 A JP 16596995A JP H0852349 A JPH0852349 A JP H0852349A
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fiber
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fiber matrix
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Franklin M C Chen
エム シー チェン フランクリン
Barbara Ann Gossen
アン ゴーセン バーバラ
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ルイス ゼンカー ディヴィッド
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れた吸収剤特性、例えば、負荷下の吸収性
値及び毛管張力容量値を有する吸収剤構造を提供するこ
と。 【構成】 湿潤性繊維マトリックス、接着剤、及びヒド
ロゲル形成ポリマー材料を含む吸収剤構造であって、そ
の接着剤が実質的に不溶性であり、かつ吸収剤構造と接
触される液体中で実質的に非分散性であり、かつ吸収剤
構造が所望の吸収剤特性を示すことを特徴とする吸収剤
構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は繊維マトリックス、接着
剤、及びヒドロゲル形成ポリマー材料を含む吸収剤構
造;体液の吸収を目的とするその吸収剤構造を含む使い
捨て吸収剤製品;並びにその吸収剤構造の調製方法に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】使い捨
ての吸収剤身辺保護製品中の超吸収剤として普通に知ら
れているヒドロゲル形成ポリマー材料の使用が知られて
いる。このような吸収材は、このような製品の吸収能を
増大するとともにそれらの全嵩を減少するために、一般
に吸収剤製品、例えば、おむつ、トレーニングパンツ、
成人失禁製品、及び女性用保護製品中に使用される。こ
のような吸収材は一般に木材パルプ毛羽のマトリックス
の如き繊維マトリックス中で吸収剤製品中に存在する。
木材パルプ毛羽のマトリックスは一般に毛羽1g 当たり
約6g の液体の吸収能を有する。上記の吸収材は一般に
水中でそれらの重量の少なくとも約10倍、好ましくは約
20倍、そしてしばしば100 倍までの吸収能を有する。明
らかに、身辺保護製品中のこのような吸収材の組み込み
は全嵩を減少できるとともに、このような製品の吸収能
を増大できる。種々の材料がこのような身辺保護製品中
のヒドロゲル形成ポリマー材料としての使用につき記載
されていた。このような材料として、天然系材料、例え
ば、寒天、ペクチン、ガム、カルボキシアルキル澱粉、
及びカルボキシアルキルセルロース、並びに合成材料、
例えば、ポリアクリレート、ポリアクリルアミド、及び
加水分解ポリアクリロニトリルが挙げられる。
【0003】ヒドロゲル形成ポリマー材料をその所望の
位置に保つようにヒドロゲル形成ポリマー材料を繊維マ
トリックス中に接着するように努めることがしばしば有
益である。このような固定はヒドロゲル形成ポリマー材
料を繊維マトリックス中に多少均一に分散して保つこと
を助けるであろう。ヒドロゲル形成ポリマー材料を繊維
マトリックス中に最初に固定化する一つの方法は、繊維
マトリックスを湿らせ、ヒドロゲル形成ポリマー材料を
その上に付着し、次いで繊維マトリックスを乾燥させる
ことである。ヒドロゲル形成ポリマー材料を繊維マトリ
ックス中に最初に固定化する別法は水で実質的に膨潤さ
れるようになるようにヒドロゲル形成ポリマー材料を湿
らせ、膨潤されたヒドロゲル形成ポリマー材料を繊維マ
トリックスと接触させ、次いでその構造を乾燥させて水
の殆どを除去し、そしてヒドロゲル形成ポリマー材料を
繊維マトリックスで結合することである。不運なこと
に、ヒドロゲル形成ポリマー材料を繊維マトリックスに
接着する既知の方法は一般に所望されるよりも劣る吸収
剤特性を有する吸収剤構造をもたらす。このような吸収
材が水または既知の接着剤で繊維マトリックスに接着さ
れる場合、例えば、ヒドロゲル形成ポリマー材料の吸収
剤特性は一般に悪影響される。また、繊維マトリックス
へのヒドロゲル形成ポリマー材料の結合は一般に永久で
はなく、その結果、吸収剤構造が液体で攻撃されると、
その結合が分解してヒドロゲル形成ポリマー材料を繊維
マトリックスとの接触を失わせ、その結果、吸収剤構造
の吸収剤特性が悪影響される。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は繊維マトリック
ス、接着剤、及びヒドロゲル形成ポリマー材料を含む吸
収剤構造を調製するための効率の良く、かつ有効な方法
に関するものであり、この場合、ヒドロゲル形成ポリマ
ー材料が繊維マトリックスに有効に接着され、そして液
体と接触される時にヒドロゲル形成ポリマー材料及び吸
収剤構造の吸収剤特性が実質的に維持される。本発明の
一局面は繊維マトリックス、接着剤、及びヒドロゲル形
成ポリマー材料を含む吸収剤構造に関する。このような
吸収剤構造の一つの実施態様は、繊維マトリックス(そ
の繊維マトリックスは吸収剤構造と接触される液体で湿
潤性である);繊維マトリックスと接触する接着剤(そ
の接着剤は実質的に不溶性であり、かつ吸収剤構造と接
触される液体中で実質的に非分散性である);及び接着
剤と接触するヒドロゲル形成ポリマー材料を含み、その
吸収剤構造は吸収剤構造1g当たり少なくとも約12g の液
体の負荷下の吸収性値及び吸収剤構造1g当たり少なくと
も約6gの液体の毛管張力容量値を示す。
【0005】別の局面において、本発明は体液の如き液
体の吸収用の使い捨て吸収剤製品に関する。このような
使い捨て吸収剤製品の一つの実施態様は、液体浸透性ト
ップシート、そのトップシートに取り付けられたバック
シート、及びトップシートとバックシートの間に配置さ
れた吸収剤構造を含み、その吸収剤構造は繊維マトリッ
クス(その繊維マトリックスは吸収剤構造と接触される
液体で湿潤性である);繊維マトリックスと接触する接
着剤(その接着剤は実質的に不溶性であり、かつ吸収剤
構造と接触される液体中で実質的に非分散性である);
及び接着剤と接触するヒドロゲル形成ポリマー材料を含
み、その吸収剤構造は吸収剤構造1g当たり少なくとも約
12g の液体の負荷下の吸収性値を示し、かつその吸収剤
構造は吸収剤構造1g当たり少なくとも約6gの液体である
毛管張力容量値を示す。別の局面において、本発明は繊
維マトリックス、接着剤、及びヒドロゲル形成ポリマー
材料を含む吸収剤構造の調製方法に関する。このような
方法の一つの実施態様は、繊維マトリックス(その繊維
マトリックスは吸収剤構造と接触される液体で湿潤性で
ある)を接着剤(その接着剤は実質的に不溶性であり、
かつ吸収剤構造と接触される液体中で実質的に非分散性
である)と接触させ;そして接着剤をヒドロゲル形成ポ
リマー材料(そのヒドロゲル形成ポリマー材料は繊維マ
トリックスに接着されるようになる)と接触させること
を含み、その吸収剤構造は吸収剤構造1g当たり少なくと
も約12g の液体の負荷下の吸収性値と、吸収剤構造1g当
たり少なくとも約6gの液体である毛管張力容量値を示
す。
【0006】好ましい実施態様の詳細な説明 本明細書に使用される“ヒドロゲル形成ポリマー材料”
は、超吸収材と普通称される高吸収性材料を表すことを
意味する。このような高吸収性材料は一般に超吸収材が
使用されている条件で超吸収材の重量の少なくとも約10
倍、好適には約20倍、かつ約100 倍までの量の液体、例
えば、合成尿、0.9 重量%の食塩水溶液、または体液、
例えば、月経、尿、もしくは血液を吸収できる。典型的
な条件として、例えば、約0℃〜約100 ℃の温度及び好
適な周囲条件、例えば、約23℃及び約30〜約60%の相対
湿度が挙げられる。液体の吸収後に、超吸収材は典型的
には膨潤し、そしてヒドロゲルを形成する。
【0007】超吸収材は有機ヒドロゲル材料から生成さ
れてもよく、これは天然材料、例えば、寒天、ペクチ
ン、及びグアーガム、並びに合成材料、例えば、合成ヒ
ドロゲルポリマーを含んでもよい。合成ヒドロゲルポリ
マーとして、例えば、カルボキシメチルセルロース、ポ
リアクリル酸のアルカリ金属塩、ポリアクリルアミド、
ポリビニルアルコール、エチレン無水マレイン酸コポリ
マー、ポリビニルエーテル、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、ポリビニルモルホリノン、ビニルスルホン酸のポ
リマー及びコポリマー、ポリアクリレート、ポリアクリ
ルアミド、並びにポリビニルピリジンが挙げられる。そ
の他の好適なヒドロゲルポリマーとして、加水分解アク
リロニトリルグラフト澱粉、アクリル酸グラフト澱粉、
及びイソブチレン無水マレイン酸コポリマー、並びにこ
れらの混合物が挙げられる。ヒドロゲルポリマーは軽度
に架橋されてその材料を実質的に水不溶性かつ水膨潤性
にすることが好ましい。架橋は、例えば、照射または共
有結合、イオン結合、ファンデルワース結合、もしくは
水素結合によるものであってもよい。好適な超吸収材
は、典型的には種々の商用販売会社、例えば、ダウ・ケ
ミカル社、ヘキスト・セラニーズ、アライド・コロイズ
社、またはストックハウゼン社から入手し得る。
【0008】ヒドロゲル形成ポリマー材料は粒子の形態
であることが好適であり、これらの粒子は、膨潤されて
いない状態で、米国材料試験協会(ASTM)試験方法D-1921
に記載の篩分析により測定して、約50マイクロメーター
〜約1000マイクロメーターの範囲、好ましくは約100 マ
イクロメーター〜約800 マイクロメーターの範囲の最大
断面直径を有する。上記の範囲内にあるヒドロゲル形成
ポリマー材料の粒子は固体粒子、多孔質粒子を含んでい
てもよく、または記載されたサイズ範囲内にある粒子に
凝集された多くの小さい粒子を含む凝集粒子であっても
よいことが理解される。ヒドロゲル形成ポリマー材料
は、所望の条件下で所望の量の液体を吸収できる吸収剤
構造を生じるのに有効な量で本発明の吸収剤構造中に存
在する。ヒドロゲル形成ポリマー材料は有利には約0.1
〜約20グラム、好適には約0.5 〜約15グラム、更に好適
には約1〜約10グラムの量で本発明の吸収剤構造中に存
在する。ヒドロゲル形成ポリマー材料は、有利には、吸
収剤構造中のヒドロゲル形成ポリマー材料、繊維マトリ
ックス、及び接着剤の合計重量を基準として、約5〜約
95重量%、好適には約10〜約90重量%、更に好適には約
20〜約80重量%の量で本発明の吸収剤構造中に存在す
る。
【0009】本明細書に使用される“繊維”または“繊
維の”という用語は、粒状材料を表すことを意味し、こ
の場合、このような粒状材料の長さ対直径の比は約10よ
り大きい。逆に、“非繊維”または“非繊維”材料は粒
状材料を表すことを意味し、この場合、このような粒状
材料の長さ対直径の比は約10以下である。多種の天然繊
維及び合成繊維が本発明の繊維マトリックスの調製に使
用し得る。例示の繊維として、木材及び木材製品、例え
ば、木材パルプ繊維、セルロースフロックもしくは酢酸
セルロースフロック、綿リンターフロック等、無機繊
維、合成繊維、例えば、ナイロンフロック、レーヨンフ
ロック、ポリアクリロニトリル繊維、等が挙げられる
が、これらに限定されない。また、一種以上の天然繊
維、もしくは一種以上の合成繊維の混合物、またはこれ
らの二者の組み合わせを使用することが可能である。好
ましい繊維は、性質が湿潤性である繊維である。しかし
ながら、非湿潤性繊維がまた使用し得る。繊維表面を適
当な方法で処理してそれらを多少湿潤性にすることが可
能である。表面処理された繊維が使用される場合、その
表面処理は非一過性であることが望ましい。即ち、その
表面処理は繊維の表面を最初の液体の攻撃または接触で
洗い去らないことが望ましい。本件出願の目的のため
に、一般に非湿潤性のポリマーの表面処理は、繊維の大
半が3回の連続の接触角測定(夫々の測定の間に乾燥さ
せる)につき90°未満の空気中の液体接触角を示す場合
に非一過性であると考えられるであろう。即ち、同じ繊
維が3回の別々の接触角測定にかけられ、そして接触角
測定の3回全てが90°未満の空気中の液体接触角を示す
場合に、繊維の表面処理が非一過性であると考えられる
であろう。その表面処理が一過性である場合、その表面
処理は最初の接触角測定中に繊維を洗い去る傾向があ
り、こうして下にある繊維の非湿潤性表面を露出し、そ
して90°より大きいその後の接触角測定を示すであろ
う。有益な湿潤剤として、ポリアルキレングリコール、
例えば、ポリエチレングリコールが挙げられる。湿潤剤
は、処理される繊維、材料、または吸収剤構造の合計重
量の有利には約5重量%未満、好適には約3重量%未
満、更に好適には約2重量%未満を含む量で使用され
る。
【0010】本明細書で使用される“湿潤性”という用
語は、90°より小さい空気中の液体接触角を示す繊維ま
たは材料を表すことを意味し、この場合、繊維または材
料と接触する液体は水、合成尿、尿、月経、血液、また
は0.9 重量%の食塩水溶液の如き液体である。本明細書
で使用される接触角は、例えば、ロバートJ.グッド及び
ロバートJ.ストロムベルグ編集、“表面及びコロイド科
学−実験方法”、11巻、(プレナム・プレス、1979)に
より記載されるようにして測定し得る。好適には、湿潤
性繊維は約0℃〜約100 ℃の温度、好適には周囲条件、
例えば約23℃で90°未満の空気中の0.9 重量%の食塩水
溶液の接触角を示す繊維を表す。吸収剤構造への組み込
み用の繊維マトリックスは一般に公知である。繊維マト
リックスは、例えば、微粉砕された木材パルプ毛羽のバ
ット、ティシュ層、ヒドロエンタングル処理(hydroenta
ngled)パルプシート、機械軟化パルプシートの形態、ま
たは、例えば、押出成形された熱可塑性組成物から形成
されたからみ合わされた繊維塊を含むウェブ構造の形態
を取り得る。好適には、繊維マトリックスはヒドロゲル
形成ポリマー材料をその構造中に拘束し、または閉じ込
めるように形成される。ヒドロゲル形成ポリマー材料は
繊維マトリックスの一般の形態の形成の間またはその後
に繊維マトリックス中に組み込まれてもよい。
【0011】好適には、繊維マトリックスは繊維マトリ
ックス材料1平方メートル当たり約0.025 グラムから繊
維マトリックス材料1平方メートル当たり約400 グラム
までの範囲の基本重量を有する。好適には、繊維マトリ
ックスは繊維マトリックス材料1立方センチメートル当
たり約0.05グラムから繊維マトリックス材料1立方セン
チメートル当たり約0.5グラムまでの範囲の密度を有す
る。好適には、繊維マトリックスを構成する繊維は約0.
1 センチメートルから約3.0 センチメートルまでの繊維
長さを有する。本発明に有益な繊維マトリックスは、エ
アー−レイ方法、スパンボンドもしくはメルトブロー方
法、カード加工方法、湿式レイ方法により、または繊維
マトリックスを形成するための当業者に知られている実
質的にあらゆるその他の方法により形成し得る。繊維マ
トリックスは単一の一体形成された層または多層を含む
複合材料の形態であってもよい。繊維マトリックスが多
層を含む場合、これらの層は一つの繊維層中に存在する
液体がその他の繊維層に流れ、または輸送し得るように
互いに液連通していることが好ましい。例えば、繊維層
は当業者に知られているセルロースティシュ包装シート
により分離し得る。
【0012】ヒドロゲル形成ポリマー材料はほぼ一様な
様式で個々の層中に分布されてもよく、または層または
その他の非一様な分布として繊維層中に存在してもよ
い。繊維マトリックスが単一の一体形成された層を含む
場合、ヒドロゲル形成ポリマー材料の濃度は漸進的な非
段階的様式またはより一層の段階的様式で繊維マトリッ
クスの厚さに沿って増大し得る。同様に、その密度は非
段階的様式または段階的様式で厚さにより減少し得る。
繊維マトリックスは、有利には、吸収剤構造中のヒドロ
ゲル形成ポリマー材料、繊維マトリックス、及び接着剤
の合計重量を基準として、約5〜約95重量%、好適には
約10〜約90重量%、更に好適には約20〜約80重量%の量
で本発明の吸収剤構造中に存在する。特定の接着剤を使
用してヒドロゲル形成ポリマー材料を繊維マトリックス
に接着することにより、ヒドロゲル形成ポリマー材料が
繊維マトリックスに更に有効かつ永久的に接着されるこ
とが発見された。このようなものとして、吸収剤構造の
吸収剤特性は、その他の接着剤または接着方法がヒドロ
ゲル形成ポリマー材料を繊維マトリックスに接着するの
に使用される場合と比較して改良される。
【0013】ヒドロゲル形成ポリマー材料を繊維マトリ
ックスに更に永久的に接着することの一つの利点は、ヒ
ドロゲル形成ポリマー材料がその所望の位置に良好に留
まることである。これは所望の吸収剤特性を与え、乾燥
し、またはゲル化されたヒドロゲル形成ポリマー材料が
吸収剤製品の内部ライナーまたは着用者の皮膚に移るこ
とを防止することを助け、また吸収剤製品から分離する
ヒドロゲル形成ポリマー材料により生じる清掃問題また
は洗浄問題を防止することを助ける。ヒドロゲル形成ポ
リマー材料を繊維マトリックスに更に永久的に接着する
ことの別の利点は、ヒドロゲル形成ポリマー材料及び吸
収剤構造の吸収能を更に充分に利用する繊維マトリック
スの液体輸送能を利用するように、ヒドロゲル形成ポリ
マー材料が繊維マトリックスと接触したままであること
である。
【0014】本発明に有益な接着剤は、接着剤を含む吸
収剤構造と接触される液体に実質的に不溶性であり、か
つ非分散性である。このような液体として、水、0.9 重
量%の食塩水溶液、合成尿、並びに体液、例えば、尿、
月経、及び血液が挙げられる。本発明に有益な接着剤
は、接着剤を含む吸収剤構造と接触される液体に実質的
に不溶性であり、かつ非分散性であるので、吸収剤構造
の吸収剤特性は吸収剤構造が液体と接触される場合に実
質的に悪影響されないであろう。これは一般に吸収剤構
造と接触される液体に実質的に可溶性または分散性であ
る接着剤の使用と対照的である。何となれば、実質的に
可溶性または分散性の接着剤と液体の接触後に、このよ
うな接着剤はヒドロゲル形成ポリマー材料を繊維マトリ
ックスに実質的に最早接着しないように液体中に実質的
に可溶性になり、または分散されるようになるからであ
ろう。また、ヒドロゲル形成ポリマー材料が繊維マトリ
ックスに実質的に最早接着されない場合、ヒドロゲル形
成ポリマー材料と繊維マトリックスの間の有益な相互作
用が悪影響されるであろうと考えられる。こうして、本
発明の接着剤は吸収剤構造と接触される液体に実質的に
不溶性であり、かつ実質的に非分散性であるので、ヒド
ロゲル形成ポリマー材料は、実質的に可溶性または分散
性の接着剤が使用される場合と比較して繊維マトリック
スから容易に脱着し得ない。更に、接着剤が吸収剤構造
と接触する液体に実質的に可溶性になり、または分散さ
れるようになる場合、その可溶性接着剤フラグメント
は、ヒドロゲル形成ポリマー材料が、例えば、適用され
た負荷のもとにある間に、液体を吸収する能力に干渉し
得る。
【0015】本明細書に使用される“実質的に不溶性”
という用語は、接着剤の可溶性フラクションが固有粘度
測定または光散乱実験、例えば、本明細書に参考として
含まれるポール・ヒーメンズ(1977)により“コロイド及
び表面化学の原理”に記載された光散乱実験のような既
知の実験技術により接着剤と接触された液体中に実質的
に検出し得ないことを表すことを意味する。本明細書に
使用される“実質的に非分散性”という用語は、液体と
接触される場合に、約1マイクロメーター〜約100 マイ
クロメーターのサイズ分布範囲内の接着剤の分散性フラ
クションが通常の濾紙を使用することにより液体から実
質的に濾過し得ないことを表すことを意味する。本発明
に有益な接着剤は、吸収剤構造と接触される液体中に抽
出可能なフラクションの低レベルを有するべきであり、
この場合、接着剤の抽出可能なフラクションは吸収剤構
造の吸収剤特性に実質的に影響しない。本明細書に使用
される“抽出可能なフラクション”は接着剤の可溶性フ
ラクション及び分散性フラクションを表すことを意味す
る。一般に、接着剤からの抽出可能なフラクションはヒ
ドロゲル形成ポリマー材料及び吸収剤構造の吸収剤特性
に悪影響を有するであろう。何となれば、抽出可能なフ
ラクションは一般にヒドロゲル形成ポリマー材料または
吸収剤構造が液体を吸収する能力に干渉するからであ
る。一般に、接着剤の抽出可能なフラクションレベルの
効果が、例えば、吸収剤構造の試料の負荷下の吸収性(A
UL) 値及び毛管張力容量(CTC) 値(これらの両方の試験
が本明細書に記載される)を測定することにより定量化
し得る。本発明の接着剤は、有利には、吸収剤構造に適
用される接着剤の合計重量の約0.1 重量%未満、好適に
は約0.05重量%未満、更に好適には約0.01重量%未満で
ある抽出可能なフラクションレベルを有する。
【0016】本発明に有益な接着剤は、熱可塑性ホット
メルト接着剤、反応性接着剤、等のようにあらゆる既知
の型のものであってもよい。熱可塑性ホットメルト接着
剤の例として、ポリスチレン−ポリブタジエン−ポリス
チレン化学をベースとする合成ゴム系接着剤及び商品名
NS 34-5541としてナショナル・スターチ社から入手し得
る炭化水素化学をベースとする粘着性付与剤が挙げられ
る。ホットメルト接着剤の組成物の記載が、例えば、本
明細書に参考として含まれるニコラスP.ケレミシノフに
より編集された“CRC エラストマー技術ハンドブック”
(CRCプレス, 1993) 24章に見られる。反応性接着剤の例
として、架橋アミン−エポキシド化合物または湿気硬化
ポリウレタンが挙げられる。このような反応性接着剤の
化学は当業者に知られており、例えば、本明細書に参考
として含まれるハリー・アルコック及びフレデリック・
ランプ著、“現代ポリマー化学”(プレンチス・ホー
ル, 1990) に見られる。
【0017】本発明に使用される接着剤は、吸収剤構造
と接触される液体で湿潤性または非湿潤性であってもよ
い。一般に、接着剤適用所要量の下限は、所望の吸収剤
特性を得るように、有効量のヒドロゲル形成ポリマー材
料を繊維マトリックスに接着するのに必要とされる接着
剤の最小量により決められる。接着剤適用所要量が低す
ぎると、繊維マトリックスに接着し得るヒドロゲル形成
ポリマー材料の量が吸収剤構造の吸収剤特性を実質的に
改良するのに有効ではないであろう。一般に、接着剤適
用所要量の上限は接着剤の表面湿潤性により決められ
る。接着剤が非湿潤性であり、かつ接着剤の表面適用所
要量が高すぎると、繊維マトリックスの表面が有効な吸
収剤構造であるのにはあまりに非湿潤性にされ得る。何
となれば、液体輸送特性が悪影響されるからであろう。
このようなものとして、湿潤性接着剤の比較的高い適用
所要量レベルが一般に非湿潤性接着剤と較べて許容し得
る。接着剤が湿潤性である場合、接着剤は繊維マトリッ
クス1平方インチ当たり約0.001 グラムの接着剤(繊維
マトリックス1平方センチメートル当たり約0.00016グ
ラムの接着剤)から繊維マトリックス1平方インチ当た
り約0.1 グラムの接着剤(繊維マトリックス1平方セン
チメートル当たり約0.016 グラムの接着剤)までの範囲
の量で繊維マトリックスの外表面に適当に適用される。
接着剤が非湿潤性である場合、接着剤は繊維マトリック
ス1平方インチ当たり約0.001 グラムの接着剤(繊維マ
トリックス1平方センチメートル当たり約0.00016 グラ
ムの接着剤)から繊維マトリックス1平方インチ当たり
約0.05グラムの接着剤(繊維マトリックス1平方センチ
メートル当たり約0.008 グラムの接着剤)までの範囲の
量で繊維マトリックスの表面に適当に適用される。
【0018】接着剤は、有利には、吸収剤構造中のヒド
ロゲル形成ポリマー材料、繊維マトリックス、及び接着
剤の合計重量を基準として、約0.5 を越えて約30重量%
まで、好適には約1から約25重量%まで、更に好適には
約1から約10重量%までの量で本発明の吸収剤構造中に
存在する。接着剤の更に一様な分散は典型的には接着剤
が繊維マトリックスに一様に分散されない場合と比較し
て吸収剤構造中の繊維マトリックスへのヒドロゲル形成
ポリマー材料の有効かつ効率の良い接着を得るために必
要とされる少量の接着剤をもたらすであろう。加えて、
吸収剤構造に使用される接着剤の量の上限及び下限は繊
維マトリックス及びヒドロゲル形成ポリマー材料の性質
により影響され得る。一般に言えば、できるだけ少量の
接着剤を使用したいであろう。また、接着剤はヒドロゲ
ル形成ポリマー材料を繊維マトリックスに非一様なパタ
ーンで接着するように非一様なパターンで繊維マトリッ
クスに適用し得る。このようなものとして、高いヒドロ
ゲル形成ポリマー材料濃度及び低いヒドロゲル形成ポリ
マー材料濃度の領域が接着剤パターン及び接着剤量を選
択的に調節することによりつくられてもよい。例えば、
更に多くの接着剤がおむつの前吸収剤パネル中にパター
ンで適用されて男性に特定の許容し得る性能を与え得
る。また、更に多くの接着剤が、ヒドロゲル形成ポリマ
ー材料を高応力領域中で繊維マトリックスに接着されて
保つように、おむつのまたの如き高応力領域に適用し得
る。
【0019】ヒドロゲル形成ポリマー材料を繊維マトリ
ックスに組み込む方法が当業者に知られている。好適な
方法として、繊維マトリックスの繊維及びヒドロゲル形
成ポリマー材料を同時にエアー−レイし、または繊維マ
トリックスの繊維及びヒドロゲル形成ポリマー材料を同
時に湿式レイすることによるように、ヒドロゲル形成ポ
リマー材料をマトリックスの形成中にマトリックスに組
み込むことが挙げられる。また、ヒドロゲル形成ポリマ
ー材料を繊維マトリックスの形成後に繊維マトリックス
に適用することが可能である。その他の方法として、ヒ
ドロゲル形成ポリマー材料を材料の二つのシート(その
少なくとも一つは繊維であり、かつ液体浸透性である)
の間にサンドイッチすることが挙げられる。ヒドロゲル
形成ポリマー材料は一般に材料の二つのシートの間に一
様に配置されてもよく、または二つのシートにより形成
された不連続のポケット中に配置されてもよい。更に、
ヒドロゲル形成ポリマー材料は、接着剤を繊維マトリッ
クスの上部及び下部の両方に適用し、次いでヒドロゲル
形成ポリマー材料を接着剤の両方の層と接触させること
により単一繊維マトリックスの上部及び下部の両方に配
置されてもよい。
【0020】ヒドロゲル形成ポリマー材料、接着剤、及
び繊維マトリックスは、一般に、本発明の吸収剤構造を
調製するために、吸収剤構造が本明細書に記載された所
望の吸収剤特性及びその他の特性を示す限り、あらゆる
許される様式で混合されてもよく、または組み合わされ
てもよい。このような方法の一実施態様は、繊維マトリ
ックスを接着剤と接触させ、次いで接着剤をヒドロゲル
形成ポリマー材料と接触させることを含む。接着剤は繊
維マトリックスの外表面に適当に塗布され、次いでヒド
ロゲル形成ポリマー材料が接着剤と接触して接着剤に接
着して繊維マトリックスに接着されるように繊維マトリ
ックスの同外表面に散布または分散される。必要によ
り、その後、第二繊維マトリックスが接着剤及びヒドロ
ゲル形成ポリマー材料を二つの繊維マトリックスの間に
サンドイッチするように第一繊維マトリックスの上に層
形成されてもよい。接着剤は噴霧、印刷、乾燥粒状物と
して適用し、次いで熱をかけて接着剤を溶融すること、
等によるように既知の方法により繊維マトリックスと最
初に接触されてもよく、または噴霧、流動床による適
用、等によるように既知の方法によりヒドロゲル形成ポ
リマー材料に最初に適用されてもよい。ヒドロゲル形成
ポリマー材料は、真空方法または重力方法の使用による
ように既知の方法により接着剤及び繊維マトリックスと
接触されてもよい。
【0021】一つのこのような方法として、真空方法を
使用してティシュウェブ基材と二つの繊維マトリックス
層の間に理想的に配置されたヒドロゲル形成ポリマー材
料層とを含む層形成された吸収剤構造を調製することが
挙げられる。ティシュウェブ基材は真空ドラムフォーマ
ー上を移動し、これが所望の繊維材料、接着剤、及びヒ
ドロゲル形成ポリマー材料をフォーミングチャンバーか
ら吸引する。ヒドロゲル形成ポリマー材料を吸収剤構造
に組み込む別法として、重力方法を使用することが挙げ
られ、この場合、ヒドロゲル形成ポリマー材料が繊維マ
トリックスの外表面に適用された接着剤を有する移動す
る繊維マトリックスに重力により適用される。本明細書
に記載された接着剤が本発明の吸収剤構造を調製するの
に使用される場合、吸収剤構造は、接着剤を使用して調
製されないが、例えば、異なる接着剤または湿気を使用
してヒドロゲル形成ポリマー材料を繊維マトリックスに
接着して調製されること以外は実質的に同じ吸収剤構造
と比較して、優れた吸収剤特性を示すことがわかった。
有利には、本発明の吸収剤構造は、本明細書に記載され
た接着剤を使用して調製された時に、その他の接着剤ま
たは方法を使用してヒドロゲル形成ポリマー材料を繊維
マトリックスに最初に接着することと比較して、改良さ
れた吸収剤特性、例えば、負荷下の吸収性値及び毛管張
力容量値を示す。
【0022】本発明の吸収剤製品中に使用されるヒドロ
ゲル形成ポリマー材料及び吸収剤構造は適用された負荷
のもとに液体を吸収できることが好適である。本件出願
の目的のために、適用された負荷のもとに液体を吸収
し、それにより作用を奏する吸収剤構造の能力は負荷下
の吸収性(AUL) 値として定量化される。AUL 値は、吸収
剤構造が適用された負荷に垂直な平面で膨潤から拘束さ
れる間に約0.9 ポンド/平方インチ(約6.0 キロパスカ
ル)の負荷のもとに60分で吸収剤構造1グラム当たりに
吸収できる0.9 重量%の塩化ナトリウム水溶液の量(グ
ラム数)として表される。本発明の吸収剤構造は有利に
は吸収剤構造1グラム当たり少なくとも約12グラム、更
に有利には少なくとも約15グラム、好適には少なくとも
約20グラム、更に好適には少なくとも約25グラムで、約
50グラムまでの液体のAUL 値を示す。AUL 値を測定し得
る方法が、本明細書の試験方法の項目、または、例え
ば、本明細書に参考として含まれる米国特許第5,149,33
5 号または同第5,247,072 号明細書に詳しく示されてい
る。
【0023】本発明の吸収剤構造は、接着剤を含まない
以外は同じ吸収剤構造により示される負荷下の吸収性値
よりも有利には少なくとも約10%大きく、好適には少な
くとも約25%大きく、更に好適には少なくとも約50%大
きい負荷下の吸収性値(本明細書の試験方法の項目に記
載される)を示す。本発明の吸収剤構造は、本明細書の
試験方法の項目に記載されるように、約15センチメート
ルの負の圧力勾配で約0.54ポンド/平方インチの負荷の
もとに約1000秒の期間で、有利には吸収剤構造1グラム
当たり少なくとも約6グラム、更に有利には少なくとも
約8グラム、好適には少なくとも約10グラム、更に好適
には少なくとも約12グラムで、約25グラムまでの液体の
毛管張力容量値を示す。本発明の吸収剤構造は、約15セ
ンチメートルの負の圧力勾配で約0.54ポンド/平方イン
チの負荷のもとに約1000秒の期間で、接着剤を含まない
以外は同じ吸収剤構造により示される毛管張力容量値よ
りも有利には少なくとも約50%大きく、好適には少なく
とも約100 %大きく、更に好適には少なくとも約200 %
大きい毛管張力容量値を示す。
【0024】本発明の吸収剤構造は、多くの液体、例え
ば、水、食塩水、合成尿、並びに体液、例えば、尿、月
経、及び血液を吸収するのに適しており、また使い捨て
吸収剤製品、例えば、おむつ、成人失禁製品、及びベッ
ドパッド;月経装置、例えば、衛生ナフキン、及びタン
ポン;並びにその他の吸収剤製品、例えば、手拭い、胸
当て、包帯、及び手術用ケープまたはドレープ中の使用
に適している。それ故、別の局面において、本発明は本
明細書に記載された吸収剤構造を含む使い捨て吸収剤製
品に関する。使い捨て吸収剤製品中の記載された吸収剤
構造の使用は、排出された液体を迅速に収容でき、しか
も製品が薄い使い捨て吸収剤製品の形成を可能にする。
このような使い捨て吸収剤製品は一般に液体浸透性トッ
プシート、そのトップシートに取り付けられたバックシ
ート、及びトップシートとバックシートの間に配置され
た本発明の吸収剤構造の如き吸収剤構造を含む。例示の
使い捨て吸収剤製品は一般に米国特許第4,710,187 号、
同第4,762,521号、同第4,770,656 号、同第4,798,603
号、及びハンセンらの名義で1993年7月22日に出願され
た米国特許出願第08/096,654号に記載されており、これ
らの文献が参考として本明細書に含まれる。
【0025】本発明の一実施態様において、使い捨て吸
収剤製品が提供され、その使い捨て吸収剤製品は液体浸
透性トップシート、そのトップシートに取り付けられた
バックシート、及びトップシートとバックシートの間に
配置された吸収剤構造を含み、その吸収剤構造が湿潤性
繊維マトリックス、繊維マトリックスと接触する接着剤
(その接着剤は実質的に不溶性であり、かつ吸収剤構造
と接触される液体中で実質的に非分散性である)、及び
接着剤と接触するヒドロゲル形成ポリマー材料を含み、
その吸収剤構造は所望の吸収剤特性を示す。本発明の一
実施態様が乳児おむつ中の吸収剤構造の使用に関して記
載されるが、吸収剤構造は当業者に知られているその他
の使い捨て吸収剤製品中の使用に等しく適していること
が理解されるべきである。図面を参照して、図1は本発
明の一実施態様の使い捨ておむつ1を示す。使い捨てお
むつ1はバックシート2、トップシート4、及びバック
シート2とトップシート4の間に配置された吸収剤構造
6を含む。吸収剤構造6は本発明の吸収剤構造である。
詳しくは、示された実施態様において、吸収剤構造6は
繊維マトリックス、接着剤、及びヒドロゲル形成ポリマ
ー材料を含む。
【0026】当業者はトップシート及びバックシートと
しての使用に適した材料を認めるであろう。トップシー
トとしての使用に適した材料の例は液体浸透性材料、例
えば、1平方メートル当たり約15〜約25グラムの基本重
量を有するスパンボンドポリプロピレンまたはポリエチ
レンである。バックシートとしての使用に適した材料の
例は液体浸透性材料、例えば、ポリオレフィンフィル
ム、並びに蒸気透過性材料、例えば、微孔質ポリオレフ
ィンフィルムである。本発明の吸収剤構造は、吸収剤構
造が本明細書に記載された所望の吸収剤特性を示す限
り、一般にあらゆるサイズまたは寸法のものであっても
よい。典型的には、吸収剤構造は、例えば、約6センチ
メートルの幅、約6センチメートルの長さ、及び約0.5
センチメートルの深さを有するように、少なくとも約18
立方センチメートルの体積を有するであろう。好適に
は、吸収剤構造は、例えば、約10センチメートルの幅、
約6センチメートルの長さ、及び約1センチメートルの
深さを有するように、少なくとも約60立方センチメート
ルの体積を有するであろう。
【0027】また、本発明の吸収剤構造はその他の吸収
剤構造とともに使用されてもよく、また組み合わされて
もよく、本発明の吸収剤構造は更に大きな複合材料吸収
剤構造中の別個の層または個々の帯域もしくは領域とし
て使用される。本発明の吸収剤構造は、当業者に公知の
方法により、例えば、接着剤を使用することにより、ま
たは異なる構造を一緒に単に層形成し、そして、例え
ば、ティシュでその複合材料構造を一緒に保持すること
によりその他の吸収剤構造と組み合わされてもよい。更
に、異なる型のヒドロゲル形成ポリマー材料が吸収剤構
造の異なる層または領域中に配置し得る。本発明の全て
の局面の吸収剤製品及び構造は、一般に、使用中に、体
液の多くの攻撃を受ける。それ故、吸収剤製品及び構造
は、吸収剤製品及び構造が使用中に露出される量の体液
の多くの攻撃を吸収できることが望ましい。これらの攻
撃は一般に或る期間で互いに分離される。
【0028】試験方法 負荷下の吸収性 負荷下の吸収性(AUL) は、吸収材または構造が約60分の
期間にわたって約0.9ポンド/平方インチの適用された
負荷または拘束力のもとにある間に液体(蒸留水中塩化
ナトリウムの0.9 重量%の溶液)を吸収する能力を測定
する試験である。負荷のもとにある間に液体を吸収する
吸収剤構造の能力が以下のようにして測定される。図2
を参照して、デマンド吸収性テスター(DAT)48 が使用さ
れ、これはMA、ダナーズにあるM/K システムズから入手
し得るGATS(重力吸収性試験系)、並びにINDAテクノロ
ジカル・シンポジウム予稿集、1974年3月の129 〜142
頁にリヒシュタインにより記載された系に似ている。直
径2.5 センチメートルの領域内に形成され、負荷下の吸
収性(AUL) 装置54によりカバーされたポート52を有する
多孔板50が使用される。電気天秤56が吸収剤構造58への
液体の流れを測定するのに使用される。この試験のため
に、使用される液体は室温(約23℃)で使用される0.9
重量%の塩化ナトリウムを含む水溶液である。
【0029】吸収剤構造を入れるのに使用される特別な
AUL 装置54は同心性を確実にするためにわずかに機械加
工にかけられている内径1インチ(2.54 センチメート
ル)の熱可塑性管からつくられたシリンダー60を含む。
100 メッシュのステンレス鋼ワイヤクロス62がシリンダ
ー60の下部に接着される。平らな滑らかな下部を維持
し、シリンダーの内部をゆがめないように注意する必要
がある。4.4 グラムのピストン64は直径1インチの固体
材料(例えば、プレキシガラス(商標))からつくられ、
シリンダー60中に曲げないで密にフィットするように機
械加工される。標準300 グラムの重り66が約0.9 ポンド
/平方インチ(6キロパスカル)の拘束負荷を与えるの
に使用される。吸収剤構造の円形の直径1インチの試料
がAUL を試験するのに使用される。
【0030】この試験は、直径3センチメートルのGF/A
ガラス濾紙68を板50に置くことにより開始される。その
紙はシリンダー60の内径より大きく、かつ外径より小さ
いサイズにされて良好な接触を確実にするとともに、DA
T48 のポート52の上で蒸発を排除し、次いで飽和を生じ
させる。吸収剤構造58が計量され、AUL 装置54の下部で
ワイヤクロス62の上に置かれる。ピストン64及び重り66
を、押さないで、シリンダー60中の吸収剤構造58の上に
注意して置いた後、AUL 装置54がガラス濾紙68の上に置
かれる。吸収された液体の量が、ストリップ−チャート
記録計で、手動により直接に、またはデータ獲得系もし
くはパーソナルコンピューター系に直接に時間の関数と
して監視される。試料の重量で割られた、60分後に吸収
された液体の量(グラム数)が吸収剤構造1グラム当た
りに吸収された液体のグラム数(g/g) の単位のAUL 値で
ある。また、液体吸収の速度が測定し得る。二つのチェ
ックが即時の最終の読み取りの精度を確実にするために
なし得る。第一に、シリンダー60の断面積により掛けら
れた、ピストン64上昇の高さは、吸収された液体の量に
ほぼ等しくあるべきである。第二に、AUL 装置54が試験
の前後に計量でき、重量の差が吸収された液体の量にほ
ぼ等しくあるべきである。
【0031】毛管張力容量試験 毛管張力容量(CTC) 試験は、約15センチメートルの負の
圧力勾配に約1000秒の時間にわたってかけられる間に約
0.54ポンド/平方インチの適用された負荷または拘束力
のもとにある間に液体(蒸留水中の塩化ナトリウムの0.
9 重量%の溶液)を吸収する吸収剤構造の能力を測定す
る試験である。図3を参照して、CTC 値を測定するため
の装置及び方法が記載される。試験中に適所の装置の斜
視図が示される。センチメートルのグレードを付けら
れ、かつ支持リング33を上下するための調節可能なカラ
ーを有する実験スタンド31が示される。支持リング33は
直径6センチメートルを有するロート34を支持する。ロ
ート34中に、約40〜60マイクロメーターの公称の最大孔
径を有する多孔質ガラス板35が入れられる。ロート34の
下部に、第一の可撓性プラスチック管36が取り付けら
れ、この管がその他端で硬質プラスチック管37に取り付
けられ、この管37がクランプ38で適所に保持される。硬
質プラスチック管37の他端が第二の可撓性プラスチック
管39に取り付けられ、この管がその他端で排液溜め40に
取り付けられる。排液溜め40は天秤41の上に載ってお
り、この天秤は記録計42に取り付けられ、これは液体が
評価される試料により吸収される際に排液溜め40からの
液体の重量損失を記録するのに使用される。
【0032】試験される吸収剤構造試料44を含むプラス
チック試料カップ43は液体浸透性下部を有し、ロート34
中の多孔質ガラス板35の上に載っている。重り46が、吸
収剤構造試料の上に載っているスペーサーディスク45の
上に載っている。
【0033】試料カップ43は内径1インチ及び外径1.25
インチを有するプラスチックシリンダーからなる。試料
カップ43の下部は、150 マイクロメーターの開口部を有
する100 メッシュの金属スクリーンをそのプラスチック
の融点より上に加熱し、プラスチックシリンダーを高温
のスクリーンに押しつけてプラスチックを溶融し、スク
リーンをプラスチックシリンダーに結合することにより
シリンダーの端部に接着することにより形成される。試
験を行うために、吸収剤構造44の0.16グラムの試料が試
料カップに入れられる。次いで試料が重さ4.4 グラムの
プラスチックスペーサーディスク45で覆われ、このディ
スクは試料カップの内径よりわずかに小さく、かつ試料
を試験中に乱されることから保護するのに利用できる。
次いで183.42グラムの重り46がスペーサーディスクの上
に置かれ、それにより約0.54ポンド/平方インチ(3.6
キロパスカル)の負荷を適用する。試料カップが多孔質
ガラス板35の上に置かれる。排液溜め40からの液体が管
37、38、及び39を通ってロート34に流入して多孔質ガラ
ス板35と接触するまでロート34を下げることにより、負
の圧力勾配が確立される。次いで、約15センチメートル
の所望の負の圧力勾配(排液溜め40中の液体レベルの上
部と多孔質ガラス板35のレベルの間の高さの差(単位セ
ンチメートル)で測定される)が確立されるまで、ロー
ト34がグレード付きの実験スタンド31に沿って或るレベ
ルまで上昇される。次いで記録計が、排液溜め40から除
去され、吸収剤構造により吸収される液体の量を約1000
秒のような期間にわたって吸収材1グラム基準当たりに
吸収される液体のグラム数で測定させられる。
【0034】
【実施例】実施例1 吸収剤構造を調製した。約4インチの断面の幅及び約0.
35オンス/平方ヤードの基本重量を有するバリヤーティ
シュを含む繊維マトリックスを使用した。異なる接着剤
をバリヤーティシュの表面に噴霧またはナイフ被覆し
た。商品名ファバー870 としてストックハウゼン社から
入手し得るポリアクリル酸ナトリウムであるヒドロゲル
形成ポリマー材料を篩分けて約3x10-4メーター〜約6x10
-4メーターの粒子サイズ範囲を有する粒子を得た。次い
でヒドロゲル形成ポリマー材料粒子をバリヤーティシュ
の接着剤被覆表面に散布して実質的に一様な単層を形成
した。この実施例で評価した接着剤並びにそれらをティ
シュバリヤーに適用する量及び方法は以下のとおりであ
った。
【0035】接着剤1: 商品名NS 34-5541としてナシ
ョナル・スターチ社から入手し得るホットメルト構造接
着剤。バリヤーティシュ1平方インチ当たり約0.025 グ
ラムの量で噴霧することにより適用した。 接着剤2: それをバリヤーティシュ1平方インチ当た
り約0.050 グラムの量でバリヤーティシュに適用した以
外は、接着剤1と同じ。 接着剤3: 商品名シクロフレックスとしてナショナル
・スターチ社から入手し得る水溶性ポリエチレンオキサ
イドグラフトポリビニルアルコールを含むホットメルト
構造接着剤。バリヤーティシュ1平方インチ当たり約0.
025 グラムの量で噴霧することにより適用した。 接着剤4: 商品名E-42としてファインドレイ・アドヒ
ーシブズ社から入手し得る水溶性ポリビニルメチルエー
テルを含むホットメルト接着剤。バリヤーティシュ1平
方インチ当たり約0.025 グラムの量で噴霧することによ
り適用した。 接着剤5: 商品名NS 33-9156としてナショナル・スタ
ーチ社から入手し得るポリビニルアルコール系ラテック
ス接着剤。バリヤーティシュ1平方インチ当たり約0.01
グラムの量で噴霧することにより適用した。 接着剤6: 商品名RC-591としてFMC 社から入手し得る
解重合されたα−セルロースである微結晶性セルロース
を含む水性分散液。バリヤーティシュ1平方インチ当た
り約0.01グラムの量でナイフを用いて手で適用した。
【0036】調製した吸収剤構造を直径約1インチ(約
2.5 センチメートル)を有する円形試料にダイで切断し
た。次いで試料を毛管張力容量値及び負荷下の吸収性値
につき評価した。結果を図4及び図5に示す。図4か
ら、負荷下の吸収性値は使用した接着剤の型に依存した
ことがわかる。0.9 重量%の食塩溶液または体液の如き
液体中で、接着剤1及び2は実質的に可溶性ではなく、
接着剤3、4、及び5は実質的に可溶性であり、また接
着剤6は実質的に分散性であるが、実質的に不溶性であ
る。このようなものとして、接着剤1及び2はヒドロゲ
ル形成ポリマー材料の性能に悪影響する抽出可能なフラ
クションを実質的に有していなかった。図5から、毛管
張力容量値は使用した接着剤の型に依存したことがわか
る。実質的に不溶性の接着剤1は実質的に可溶性の接着
剤4よりも極めて良好な結果を生じ、また実質的に分散
性の接着剤6よりも迅速な結果を生じた。接着剤1を使
用する試料と較べて、接着剤6を使用する試料の遅い液
体吸収は、バリヤーティシュの繊維とヒドロゲル形成ポ
リマー材料粒子の間の小さな相互作用をもたらすバリヤ
ーティシュからの接着剤6の脱着のためであると考えら
れる。
【0037】当業者は、本発明がその範囲から逸脱しな
いで多くの改良及び変化が可能であることを認めるであ
ろう。それ故、上記の詳細な説明及び実施例は例示のみ
であることが意味され、そして特許請求の範囲に示され
た本発明の範囲を何ら限定しないことが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の使い捨て吸収剤製品を示す。
【図2】負荷下の吸収性(AUL) 値を測定するのに使用し
た装置の略図である。
【図3】負の圧力勾配で適用された拘束のもとに吸収剤
組成物の毛管張力容量値を測定するのに使用した装置の
側面図である。
【図4】本明細書に記載された試験方法による実施例1
の吸収剤構造に関する負荷下の吸収性試験からのデータ
を要約するグラフである。
【図5】本明細書に記載された試験方法による実施例1
の吸収剤構造に関する毛管張力容量試験からのデータを
要約するグラフである。
【符号の説明】
1 使い捨ておむつ 2 バックシート 4 トップシート 6,58 吸収剤構造 31 実験スタンド 32 調節可能なカラー 33 支持リング 34 ロート 35 多孔質ガラス板 36 第一の可撓性プラスチック管 37 硬質プラスチック管 38 クランプ 39 第二の可撓性プラスチック管 40 排液溜め 41 天秤 42 記録計 43 プラスチック試料カップ 44 吸収剤構造試料 45 スペーサーディスク 46,66 重り 48 デマンド吸収性テスター 50 多孔板 52 ポート 54 負荷下の吸収性装置 56 電気天秤 60 シリンダー 62 ワイヤクロス 64 ピストン 68 ガラス濾紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61F 13/18 307 Z (72)発明者 バーバラ アン ゴーセン アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54956 ニーナ ハニーサックル レーン 1110 (72)発明者 ディヴィッド ルイス ゼンカー アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54956 ニーナ ギルバートソン プレイ ス 1817

Claims (64)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維マトリックス(その繊維マトリック
    スは吸収剤構造と接触される液体で湿潤性である);繊
    維マトリックスと接触する接着剤(その接着剤は実質的
    に不溶性であり、かつ吸収剤構造と接触される液体中で
    実質的に非分散性である);及び接着剤と接触するヒド
    ロゲル形成ポリマー材料を含む吸収剤構造であって、 吸収剤構造が吸収剤構造1g当たり少なくとも約12g の液
    体の負荷下の吸収性値を示し、かつ吸収剤構造が吸収剤
    構造1g当たり少なくとも約6gの液体である毛管張力容量
    値を示すことを特徴とする吸収剤構造。
  2. 【請求項2】 ヒドロゲル形成ポリマー材料がヒドロゲ
    ル形成ポリマー材料の重量の少なくとも約10倍の水中の
    塩化ナトリウムの0.9 重量%の溶液の量を吸収できる請
    求項1に記載の吸収剤構造。
  3. 【請求項3】 ヒドロゲル形成ポリマー材料が、寒天、
    ペクチン、及びグアーガム、カルボキシメチルセルロー
    ス、ポリアクリル酸のアルカリ金属塩、ポリアクリルア
    ミド、ポリビニルアルコール、エチレン無水マレイン酸
    コポリマー、ポリビニルエーテル、ヒドロキシプロピル
    セルロース、ポリビニルモルホリノン、ビニルスルホン
    酸のポリマー及びコポリマー、ポリアクリレート、ポリ
    アクリルアミド、並びにポリビニルピリジンからなる群
    から選ばれる請求項1に記載の吸収剤構造。
  4. 【請求項4】 ヒドロゲル形成ポリマー材料が、カルボ
    キシメチルセルロース及びポリアクリル酸のアルカリ金
    属塩からなる群から選ばれる請求項3に記載の吸収剤構
    造。
  5. 【請求項5】 吸収剤構造が、吸収剤構造中のヒドロゲ
    ル形成ポリマー材料、繊維マトリックス、及び接着剤の
    合計重量を基準として、約5〜約95重量%のヒドロゲル
    形成ポリマー材料、約5〜約95重量%の繊維マトリック
    ス、及び約0.5 〜約30重量%の接着剤を含む請求項1に
    記載の吸収剤構造。
  6. 【請求項6】 繊維マトリックスが、木材パルプ繊維、
    セルロース繊維、酢酸セルロース繊維、綿リンター繊
    維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、及びポリアクリロニ
    トリル繊維からなる群から選ばれた繊維を含む請求項1
    に記載の吸収剤構造。
  7. 【請求項7】 繊維マトリックスが、微粉砕された木材
    パルプ毛羽のバット、ティシュ層、ヒドロエンタングル
    処理パルプシート、機械軟化パルプシート、及びウェブ
    構造からなる群から選ばれた形態である請求項1に記載
    の吸収剤構造。
  8. 【請求項8】 接着剤が熱可塑性ホットメルト接着剤及
    び反応性接着剤からなる群から選ばれる請求項1に記載
    の吸収剤構造。
  9. 【請求項9】 接着剤が、ポリスチレン−ポリブタジエ
    ン−ポリスチレン化学をベースとする合成ゴム系接着
    剤、架橋アミン−エポキシド化合物、及び湿気硬化ポリ
    ウレタンからなる群から選ばれる請求項8に記載の吸収
    剤構造。
  10. 【請求項10】 接着剤が吸収剤構造と接触される液体
    で湿潤性である請求項1に記載の吸収剤構造。
  11. 【請求項11】 接着剤が繊維マトリックス1平方イン
    チ当たり約0.001gの接着剤から繊維マトリックス1平方
    インチ当たり約0.1gの接着剤までの範囲の量で繊維マト
    リックスの表面に適用される請求項10に記載の吸収剤
    構造。
  12. 【請求項12】 接着剤が吸収剤構造と接触される液体
    で非湿潤性である請求項1に記載の吸収剤構造。
  13. 【請求項13】 接着剤が繊維マトリックス1平方イン
    チ当たり約0.001gの接着剤から繊維マトリックス1平方
    インチ当たり約0.05g の接着剤までの範囲の量で繊維マ
    トリックスの表面に適用される請求項12に記載の吸収
    剤構造。
  14. 【請求項14】 吸収剤構造が吸収剤構造1g当たり少な
    くとも約15g の液体の負荷下の吸収性値を示す請求項1
    に記載の吸収剤構造。
  15. 【請求項15】 吸収剤構造が吸収剤構造1g当たり少な
    くとも約20g の液体の負荷下の吸収性値を示す請求項1
    4に記載の吸収剤構造。
  16. 【請求項16】 吸収剤構造が吸収剤構造1g当たり少な
    くとも約8gの液体である毛管張力容量値を示す請求項1
    に記載の吸収剤構造。
  17. 【請求項17】 吸収剤構造が吸収剤構造1g当たり少な
    くとも約10g の液体である毛管張力容量値を示す請求項
    16に記載の吸収剤構造。
  18. 【請求項18】 液体が水、合成尿、尿、月経、血液、
    または0.9 重量%の食塩水溶液である請求項1に記載の
    吸収剤構造。
  19. 【請求項19】 液体が水、尿、月経、または0.9 重量
    %の食塩水溶液である請求項18に記載の吸収剤構造。
  20. 【請求項20】 液体が0.9 重量%の食塩水溶液である
    請求項19に記載の吸収剤構造。
  21. 【請求項21】 接着剤が接着剤の合計重量の約0.1 重
    量%未満である抽出可能なフラクションレベルを有する
    請求項1に記載の吸収剤構造。
  22. 【請求項22】 ヒドロゲル形成ポリマー材料がカルボ
    キシメチルセルロース及びポリアクリル酸のアルカリ金
    属塩からなる群から選ばれ、繊維マトリックスが木材パ
    ルプ繊維、セルロース繊維、酢酸セルロース繊維、綿リ
    ンター繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、及びポリア
    クリロニトリル繊維からなる群から選ばれた繊維を含
    み、接着剤が熱可塑性ホットメルト接着剤及び反応性接
    着剤からなる群から選ばれ、吸収剤構造と接触される液
    体で湿潤性であり、かつ繊維マトリックス1平方インチ
    当たり約0.001gの接着剤から繊維マトリックス1平方イ
    ンチ当たり約0.1gの接着剤までの範囲の量で繊維マトリ
    ックスの表面に適用され、かつ液体が水、合成尿、尿、
    月経、血液、または0.9 重量%の食塩水溶液である請求
    項1に記載の吸収剤構造。
  23. 【請求項23】 液体浸透性トップシート、液体浸透性
    トップシートに取り付けられたバックシート、及び液体
    浸透性トップシートとバックシートの間に配置された吸
    収剤構造を含む使い捨て吸収剤製品であって、吸収剤構
    造が繊維マトリックス(その繊維マトリックスは吸収剤
    構造と接触される液体で湿潤性である);繊維マトリッ
    クスと接触する接着剤(その接着剤は実質的に不溶性で
    あり、かつ吸収剤構造と接触される液体中で実質的に非
    分散性である);及び接着剤と接触するヒドロゲル形成
    ポリマー材料を含み、 吸収剤構造が吸収剤構造1g当たり少なくとも約12g の液
    体の負荷下の吸収性値を示し、かつ吸収剤構造が吸収剤
    構造1g当たり少なくとも約6gの液体である毛管張力容量
    値を示すことを特徴とする使い捨て吸収剤製品。
  24. 【請求項24】 ヒドロゲル形成ポリマー材料がヒドロ
    ゲル形成ポリマー材料の重量の少なくとも約10倍の水中
    の塩化ナトリウムの0.9 重量%の溶液の量を吸収できる
    請求項23に記載の使い捨て吸収剤製品。
  25. 【請求項25】 ヒドロゲル形成ポリマー材料が、寒
    天、ペクチン、及びグアーガム、カルボキシメチルセル
    ロース、ポリアクリル酸のアルカリ金属塩、ポリアクリ
    ルアミド、ポリビニルアルコール、エチレン無水マレイ
    ン酸コポリマー、ポリビニルエーテル、ヒドロキシプロ
    ピルセルロース、ポリビニルモルホリノン、ビニルスル
    ホン酸のポリマー及びコポリマー、ポリアクリレート、
    ポリアクリルアミド、並びにポリビニルピリジンからな
    る群から選ばれる請求項23に記載の使い捨て吸収剤製
    品。
  26. 【請求項26】 ヒドロゲル形成ポリマー材料が、カル
    ボキシメチルセルロース及びポリアクリル酸のアルカリ
    金属塩からなる群から選ばれる請求項23に記載の使い
    捨て吸収剤製品。
  27. 【請求項27】 吸収剤構造が、吸収剤構造中のヒドロ
    ゲル形成ポリマー材料、繊維マトリックス、及び接着剤
    の合計重量を基準として、約5〜約95重量%のヒドロゲ
    ル形成ポリマー材料、約5〜約95重量%の繊維マトリッ
    クス、及び約0.5 〜約30重量%の接着剤を含む請求項2
    3に記載の使い捨て吸収剤製品。
  28. 【請求項28】 繊維マトリックスが、木材パルプ繊
    維、セルロース繊維、酢酸セルロース繊維、綿リンター
    繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、及びポリアクリロ
    ニトリル繊維からなる群から選ばれた繊維を含む請求項
    23に記載の使い捨て吸収剤製品。
  29. 【請求項29】 繊維マトリックスが、微粉砕された木
    材パルプ毛羽のバット、ティシュ層、ヒドロエンタング
    ル処理パルプシート、機械軟化パルプシート、及びウェ
    ブ構造からなる群から選ばれた形態である請求項23に
    記載の使い捨て吸収剤製品。
  30. 【請求項30】 接着剤が熱可塑性ホットメルト接着剤
    及び反応性接着剤からなる群から選ばれる請求項23に
    記載の使い捨て吸収剤製品。
  31. 【請求項31】 接着剤が、ポリスチレン−ポリブタジ
    エン−ポリスチレン化学をベースとする合成ゴム系接着
    剤、架橋アミン−エポキシド化合物、及び湿気硬化ポリ
    ウレタンからなる群から選ばれる請求項30に記載の使
    い捨て吸収剤製品。
  32. 【請求項32】 接着剤が吸収剤構造と接触される液体
    で湿潤性である請求項23に記載の使い捨て吸収剤製
    品。
  33. 【請求項33】 接着剤が繊維マトリックス1平方イン
    チ当たり約0.001gの接着剤から繊維マトリックス1平方
    インチ当たり約0.1gの接着剤までの範囲の量で繊維マト
    リックスの表面に適用される請求項32に記載の使い捨
    て吸収剤製品。
  34. 【請求項34】 接着剤が吸収剤構造と接触される液体
    で非湿潤性である請求項23に記載の使い捨て吸収剤製
    品。
  35. 【請求項35】 接着剤が繊維マトリックス1平方イン
    チ当たり約0.001gの接着剤から繊維マトリックス1平方
    インチ当たり約0.05g の接着剤までの範囲の量で繊維マ
    トリックスの表面に適用される請求項34に記載の使い
    捨て吸収剤製品。
  36. 【請求項36】 吸収剤構造が吸収剤構造1g当たり少な
    くとも約15g の液体の負荷下の吸収性値を示す請求項2
    3に記載の使い捨て吸収剤製品。
  37. 【請求項37】 吸収剤構造が吸収剤構造1g当たり少な
    くとも約20g の液体の負荷下の吸収性値を示す請求項3
    6に記載の使い捨て吸収剤製品。
  38. 【請求項38】 吸収剤構造が吸収剤構造1g当たり少な
    くとも約8gの液体である毛管張力容量値を示す請求項2
    3に記載の使い捨て吸収剤製品。
  39. 【請求項39】 吸収剤構造が吸収剤構造1g当たり少な
    くとも約10g の液体である毛管張力容量値を示す請求項
    38に記載の使い捨て吸収剤製品。
  40. 【請求項40】 液体が水、合成尿、尿、月経、血液、
    または0.9 重量%の食塩水溶液である請求項23に記載
    の使い捨て吸収剤製品。
  41. 【請求項41】 液体が水、尿、月経、または0.9 重量
    %の食塩水溶液である請求項40に記載の使い捨て吸収
    剤製品。
  42. 【請求項42】 液体が0.9 重量%の食塩水溶液である
    請求項41に記載の使い捨て吸収剤製品。
  43. 【請求項43】 接着剤が接着剤の合計重量の約0.1 重
    量%未満である抽出可能なフラクションレベルを有する
    請求項23に記載の使い捨て吸収剤製品。
  44. 【請求項44】 ヒドロゲル形成ポリマー材料がカルボ
    キシメチルセルロース及びポリアクリル酸のアルカリ金
    属塩からなる群から選ばれ、繊維マトリックスが木材パ
    ルプ繊維、セルロース繊維、酢酸セルロース繊維、綿リ
    ンター繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、及びポリア
    クリロニトリル繊維からなる群から選ばれた繊維を含
    み、接着剤が熱可塑性ホットメルト接着剤及び反応性接
    着剤からなる群から選ばれ、吸収剤構造と接触される液
    体で湿潤性であり、かつ繊維マトリックス1平方インチ
    当たり約0.001gの接着剤から繊維マトリックス1平方イ
    ンチ当たり約0.1gの接着剤までの範囲の量で繊維マトリ
    ックスの表面に適用され、かつ液体が水、合成尿、尿、
    月経、血液、または0.9 重量%の食塩水溶液である請求
    項23に記載の使い捨て吸収剤製品。
  45. 【請求項45】 繊維マトリックス(その繊維マトリッ
    クスは吸収剤構造と接触される液体で湿潤性である)を
    接着剤(その接着剤は実質的に不溶性であり、かつ吸収
    剤構造と接触される液体中で実質的に非分散性である)
    と接触させ;そして接着剤をヒドロゲル形成ポリマー材
    料(そのヒドロゲル形成ポリマー材料は繊維マトリック
    スに接着されるようになる)と接触させることを含む吸
    収剤構造の調製方法であって、 吸収剤構造が吸収剤構造1g当たり少なくとも約12g の液
    体の負荷下の吸収性値及び吸収剤構造1g当たり少なくと
    も約6gの液体である毛管張力容量値を示すことを特徴と
    する吸収剤構造の調製方法。
  46. 【請求項46】 繊維マトリックスが外表面を含み、か
    つ接着剤を繊維マトリックスの前記外表面と接触させる
    請求項45に記載の方法。
  47. 【請求項47】 接着剤が吸収剤構造と接触される液体
    で湿潤性である請求項46に記載の方法。
  48. 【請求項48】 接着剤を繊維マトリックス1平方イン
    チ当たり約0.001gの接着剤から繊維マトリックス1平方
    インチ当たり約0.1gの接着剤までの範囲の量で繊維マト
    リックスの前記表面に適用する請求項47に記載の方
    法。
  49. 【請求項49】 接着剤が吸収剤構造と接触される液体
    で非湿潤性である請求項46に記載の方法。
  50. 【請求項50】 接着剤を繊維マトリックス1平方イン
    チ当たり約0.001gの接着剤から繊維マトリックス1平方
    インチ当たり約0.05g の接着剤までの範囲の量で繊維マ
    トリックスの前記表面に適用する請求項49に記載の方
    法。
  51. 【請求項51】 ヒドロゲル形成ポリマー材料が、寒
    天、ペクチン、及びグアーガム、カルボキシメチルセル
    ロース、ポリアクリル酸のアルカリ金属塩、ポリアクリ
    ルアミド、ポリビニルアルコール、エチレン無水マレイ
    ン酸コポリマー、ポリビニルエーテル、ヒドロキシプロ
    ピルセルロース、ポリビニルモルホリノン、ビニルスル
    ホン酸のポリマー及びコポリマー、ポリアクリレート、
    ポリアクリルアミド、並びにポリビニルピリジンからな
    る群から選ばれる請求項45に記載の方法。
  52. 【請求項52】 ヒドロゲル形成ポリマー材料が、カル
    ボキシメチルセルロース及びポリアクリル酸のアルカリ
    金属塩からなる群から選ばれる請求項51に記載の方
    法。
  53. 【請求項53】 吸収剤構造が、吸収剤構造中のヒドロ
    ゲル形成ポリマー材料、繊維マトリックス、及び接着剤
    の合計重量を基準として、約5〜約95重量%のヒドロゲ
    ル形成ポリマー材料、約5〜約95重量%の繊維マトリッ
    クス、及び約0.5 〜約30重量%の接着剤を含む請求項4
    5に記載の方法。
  54. 【請求項54】 繊維マトリックスが、木材パルプ繊
    維、セルロース繊維、酢酸セルロース繊維、綿リンター
    繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、及びポリアクリロ
    ニトリル繊維からなる群から選ばれた繊維を含む請求項
    45に記載の方法。
  55. 【請求項55】 繊維マトリックスが、微粉砕された木
    材パルプ毛羽のバット、ティシュ層、ヒドロエンタング
    ル処理パルプシート、機械軟化パルプシート、及びウェ
    ブ構造からなる群から選ばれた形態である請求項45に
    記載の方法。
  56. 【請求項56】 接着剤が熱可塑性ホットメルト接着剤
    及び反応性接着剤からなる群から選ばれる請求項45に
    記載の方法。
  57. 【請求項57】 吸収剤構造が吸収剤構造1g当たり少な
    くとも約15g の液体の負荷下の吸収性値を示す請求項4
    5に記載の方法。
  58. 【請求項58】 吸収剤構造が吸収剤構造1g当たり少な
    くとも約8gの液体である毛管張力容量値を示す請求項4
    5に記載の方法。
  59. 【請求項59】 吸収剤構造が吸収剤構造1g当たり少な
    くとも約10g の液体である毛管張力容量値を示す請求項
    45に記載の方法。
  60. 【請求項60】 液体が水、合成尿、尿、月経、血液、
    または0.9 重量%の食塩水溶液である請求項45に記載
    の方法。
  61. 【請求項61】 液体が水、尿、月経、または0.9 重量
    %の食塩水溶液である請求項60に記載の方法。
  62. 【請求項62】 液体が0.9 重量%の食塩水溶液である
    請求項61に記載の方法。
  63. 【請求項63】 接着剤が接着剤の合計重量の約0.1 重
    量%未満である抽出可能なフラクションレベルを有する
    請求項45に記載の方法。
  64. 【請求項64】 ヒドロゲル形成ポリマー材料がカルボ
    キシメチルセルロース及びポリアクリル酸のアルカリ金
    属塩からなる群から選ばれ、繊維マトリックスが木材パ
    ルプ繊維、セルロース繊維、酢酸セルロース繊維、綿リ
    ンター繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、及びポリア
    クリロニトリル繊維からなる群から選ばれた繊維を含
    み、接着剤が熱可塑性ホットメルト接着剤及び反応性接
    着剤からなる群から選ばれ、湿潤性であり、かつ繊維マ
    トリックス1平方インチ当たり約0.001gの接着剤から繊
    維マトリックス1平方インチ当たり約0.1gの接着剤まで
    の範囲の量で繊維マトリックスの表面に適用され、かつ
    液体が水、合成尿、尿、月経、血液、または0.9 重量%
    の食塩水溶液である請求項45に記載の方法。
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