JPH085193A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH085193A
JPH085193A JP6140297A JP14029794A JPH085193A JP H085193 A JPH085193 A JP H085193A JP 6140297 A JP6140297 A JP 6140297A JP 14029794 A JP14029794 A JP 14029794A JP H085193 A JPH085193 A JP H085193A
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JP
Japan
Prior art keywords
pipe
tube sheet
condenser
bent
tube
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Pending
Application number
JP6140297A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Saito
正夫 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH085193A publication Critical patent/JPH085193A/ja
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 出入口側の配管に角度を付けて用いる熱交換
器の生産性を向上させる。 【構成】 凝縮器5は、両側に設けられた管板30、3
1と、両管板30、31間に複数配設された熱交換用の
フィン32と、これら管板30、31及びフィン32に
挿通され、両側部を管板30、31に保持された配管3
5と、この配管35の出入口側に位置する管板30に設
けられ、容易に折曲可能な折曲部15と、この折曲部1
5近傍の管板30縁部に形成され、配管23、11を保
持可能な切込部14とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両側に設けられた管板
間に複数の熱交換用のフィンを配設し、配管をこれら管
板及びフィンに挿通させ、両側部を管板に保持させて成
る所謂プレートフィン型の熱交換器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来よりスーパーマーケットやレストラ
ン等の食品冷凍・冷蔵設備として設置される冷却貯蔵庫
の冷凍装置には、近年の地球環境を取り巻くオゾン層破
壊の問題から、オゾン層を破壊する危険性の低いR−2
2等の冷媒が用いられるようになって来ている。しかし
ながら、これらの冷媒は冷凍装置の圧縮機の吐出ガス温
度を上昇させる性質を有しているため、そのまま使用す
ると圧縮機の温度が異常に上昇し、焼損する危険性があ
る。
【0003】そこで、この種冷凍装置では比較的簡易な
構造にて圧縮機の温度を低下させる手段として、例えば
出願人が先に出願した特願平5−206844号に示さ
れる如き、デスーパヒート方式が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このデスーパヒート方
式は、圧縮機から吐出される高温高圧のガス冷媒をデス
ーパパイプにより外部で一旦冷却し、この温度の下がっ
た冷媒を圧縮機の回転軸部分に戻し、圧縮機内部を通過
させて圧縮機を冷却するものであるが、このデータスー
パパイプも凝縮器内部に挿通されることになるので、凝
縮器内の冷媒配管数が増大する欠点がある。
【0005】本来プレートフィン型の凝縮器(熱交換
器)においては、その組立易さを優先すると、冷媒の出
入口側の配管を管板に対して直角(凝縮器の設置面と平
行な水平方向)に設けるのが一般的であるが、上述の如
く凝縮器内の冷媒配管数が増加すると、配管を納める設
置スペースの有効利用上、出入口側の配管を管板に対し
て角度を付けて(即ち、設置面と平行でなくなる)用い
る場合が多くなる。
【0006】しかしながら、この配管の角度は機種によ
って異なってくるため、複数種の仕様の凝縮器(熱交換
器)を予め準備して置かなければならなくなり、管理が
煩雑となる。また、配管の角度出しも面倒で組立が煩わ
しくなるため、総じて凝縮器(熱交換器)の生産性が悪
化する問題があった。本発明は係る従来の技術的課題を
解決するために成されたものであり、出入口側の配管に
角度を付けて用いる熱交換器の生産性を向上させること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の熱交換
器は、両側に設けられた管板と、両管板間に複数配設さ
れた熱交換用のフィンと、これら管板及びフィンに挿通
され、両側部を管板に保持された配管と、この配管の出
入口側に位置する管板に設けられ、容易に折曲可能な折
曲部と、この折曲部近傍の管板縁部に形成され、配管を
保持可能な切込部とを備えているものである。
【0008】また、請求項2の発明の熱交換器は、両側
に設けられた管板と、両管板間に複数配設された熱交換
用のフィンと、これら管板及びフィンに挿通され、両側
部を管板に保持された配管と、この配管の出入口側に位
置する管板に設けられ、容易に折曲可能な折曲部と、こ
の折曲部近傍の管板縁部に形成された切込部とを備えて
おり、折曲部にて管板をフィンより離間する方向に折曲
し、切込部に配管を保持させたものである。
【0009】
【作用】請求項1の発明の熱交換器によれば、配管の出
入口側に位置する管板に、容易に折曲可能な折曲部を設
け、この折曲部近傍の管板縁部に、配管を保持可能な切
込部を形成したので、この切込部を所定の位置に形成し
て置くことにより、出入口側の配管に角度を設ける場合
には、折曲部にて管板をフィンより離間する方向に折曲
し、切込部に配管を保持させるだけで配管に所定の角度
を付けることができる。
【0010】この場合、折曲部は容易に折曲可能である
ので、別途折曲用の治具を準備する必要も無い。また、
配管に角度を設ける必要がない場合には、管板を折曲す
ること無く用いれば良いので、部品の共通化も図れ、他
品種少量生産にも適した生産性の高い熱交換器とするこ
とができるものである。また、請求項2の発明の熱交換
器によれば、配管の出入口側に位置する管板に、容易に
折曲可能な折曲部を設けると共に、この折曲部近傍の管
板縁部に、配管を保持可能な切込部を形成し、前記折曲
部にて管板をフィンより離間する方向に折曲して前記切
込部に配管を保持させたので、この切込部を所定の位置
に形成して置くことにより、極めて容易に出入口側の配
管に所定の角度を付けることができる。特に、折曲部は
容易に折曲可能であるので、別途折曲用の治具を準備す
る必要も無く、総じて熱交換器の生産性を著しく向上さ
せることができるものである。
【0011】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明の熱交換器の実施例としての凝縮器5
を含む冷凍装置Rの斜視図、図2は冷凍装置Rの冷媒回
路図、図3は管板30を折曲する以前の状態の凝縮器5
の側面図である。冷凍装置Rは、例えばスーパーマーケ
ットやレストラン等の冷却貯蔵庫に用いられるものであ
り、ロータリーコンプレッサ、スクロールコンプレッサ
等の圧縮機1には、吐出配管2及び吸込配管12が設け
られており、吐出配管2は本発明の熱交換器としての凝
縮器5の入口側の配管23に接続されている。圧縮機1
には更に凝縮器5に設けられたデスーパヒータDのデス
ーパヒータ出口配管3及びデスーパヒータ入口配管4が
接続されている。
【0012】凝縮器5の出口側の配管11は、ドライヤ
ー6、キャピラリーチューブ7を介して冷却貯蔵庫の庫
内に設置された冷却器8(図1では図示せず)に接続さ
れ、冷却器8は逆止弁9、アキュムレータ10を介し前
記圧縮機1の吸入配管12に接続されて冷却装置Rの環
状の冷媒回路を構成している。尚、13はデスーパヒー
タ入口配管4に介設されたマフラーである。
【0013】係る冷凍装置Rの圧縮機1が起動される
と、圧縮機1からは先ずデスーパヒータ出口配管3に高
温高圧のガス冷媒が吐出される。デスーパヒータ出口配
管3に流入した冷媒は、前述のデスーパヒータD内を通
過する過程で、凝縮器5の後側に設けられた図示しない
送風機により凝縮器5に通風される風により空冷され
る。デスーパヒータDにて空冷されたガス冷媒は凝縮せ
ずに低温となり、殆ど若しくは全てはガス状態のままデ
スーパパイプDからデスーパヒータ入口配管4を経て圧
縮機1に帰還する。
【0014】圧縮機1内に帰還した冷媒は、圧縮機1内
部の回転軸部分に流入し、図示しない圧縮部で圧縮され
て吐出配管2から吐出される。圧縮機1の吐出配管2か
ら吐出された冷媒は、凝縮器5の前記入口側の配管23
から後述する配管35に流入し、そこで更に空冷されて
凝縮液化される。このように圧縮機1から吐出された高
温高圧のガス冷媒は、一旦凝縮器5のデスーパヒータD
で予備冷却されてから圧縮機1に戻り、そこで再び圧縮
されて再度凝縮器5に流入されるので、圧縮機1は冷却
され、巻線の焼損等の不都合の発生が防止される。
【0015】凝縮器5の出口側の配管11から出た液冷
媒は、ドライヤー6を経てキャピラリーチューブ7に至
り、そこで減圧されて冷却器8に流入する。冷却器8に
入った冷媒は蒸発して周囲から気化熱を奪い、冷却作用
を発揮する。そして、冷却器8から出た冷媒は逆止弁
9、アキュムレータ10を経て吸込配管12より圧縮機
1に帰還するものである。
【0016】ここで、前記凝縮器5は所謂プレートフィ
ン型の熱交換器であり、両側に設けられた管板30、3
1と、両管板30、31間に複数枚配設された熱交換用
のフィン32と、これら管板30、31及びフィン32
に挿通され、両側部を管板30、31に保持された前記
デスーパパイプD及び配管35とから構成されている。
【0017】配管35は管板30、31間では直管状で
あるが、管板30、31の外側ではベンド部にて接続さ
れており、それによって凝縮器5内を蛇行状に配設され
ている。そして、配管35の前記入口側の配管23及び
出口側の配管11は、これら配管35が配設された部分
の管板30の最後部上下端より引き出されている。ま
た、デスーパヒータDは凝縮器5内を一往復し、そのデ
スーパヒータ入口配管4及びデスーパヒータ出口配管3
も前記配管23及び11の間の管板30より上下に並ん
で引き出されている。
【0018】管板30は厚さ例えば1.5mm程の縦長
矩形状鋼板から成り、前記各配管35、23、4、3、
11を引き出すための複数の孔の他、それらの後側には
少許間隔を存して折曲部15が設けられている。この折
曲部15は、図4及び図6に示す如くミシン目状に所定
の間隔で穿設された複数の孔16・・・から成り、この
部分にて管板30は折曲部15より後側の部分がフィン
32から離間する方向に容易に折曲可能とされている。
【0019】更に、この折曲部15近傍の管板30後縁
部30Aには所定の間隔で複数の切込部14・・が設け
られている。各切込部14・・略U字状を呈しており、
前記配管23、11及びデスーパヒータ出口配管3、デ
スーパヒータ入口配管4を保持できる所定の幅と深さと
されている。各切込部14・・は、管板30の折曲部1
5より後側の部分がフィン32より離間する方向に直角
に折曲された場合に、前記各配管23、4、3、11の
引き出し孔から見て所定の角度となる位置に形成されて
おり、例えば配管23から−15度と−45度の方向
(水平が0度)、デスーパヒータ入口配管4から+15
度の方向、デスーパヒータ出口配管3から+15度と−
30度の方向、配管11から+30度と−30度の方向
とされ、各方向に対応して管板30には角度が刻印され
ている。
【0020】以上の構成で、先ず凝縮器5の設置スペー
スが狭く、前記入口側の配管23、出口側の配管11、
及びデスーパヒータ入口配管4、デスーパヒータ出口配
管3を管板30の長手方向(上下方向)に対して直角
(凝縮器5の設置面と平行な水平。図11の状態)に取
り付けことができない場合は、管板30の折曲部15よ
り後側の部分を、図5及び図6の状態から図7及び図8
に示す如くフィン32より離間する方向に直角に折曲す
る。この場合にも、折曲部15はミシン目状に所定の間
隔で穿設された複数の孔16・・・から構成されている
ので、格別な治具を用いること無く管板30の折曲は極
めて容易に行える。
【0021】次に、前記入口側の配管23、出口側の配
管11、及びデスーパヒータ入口配管4、デスーパヒー
タ出口配管3を後方に折曲し、図9及び図10の如く配
管23を−15度の切込部14に、デスーパヒータ入口
配管4を+15度の切込部14に、デスーパヒータ出口
配管3を+15度の切込部14に、また、配管11を+
30度の切込部14にそれぞれ挿入係合し、図示しない
クッション材等を介して保持させる。これにより、各配
管23、4、3、11は各々の角度に自動的に折曲保持
されることになる。また、折曲された部分の管板30
は、前記送風機による風を塞き止めるかたちとなるの
で、所謂空冷用の風のショートサイクル防止の役目を果
たす。
【0022】次に、例えば凝縮器5を設置するスペース
が広く、前記閣配管23、4、3、11に角度を付ける
必要が無い場合は、図11に示す如く管板30は折曲せ
ず、前記各配管はそのまま水平に後方に折曲すれば良
い。従って、凝縮器5は配管に角度を付ける場合と付け
ない場合との双方に兼用することが可能となる。尚、実
施例では複数の孔16・・により折曲部15を形成した
が、それに限らず、図12に示す如く断面略V字状若し
くはU字状の溝17によりその部分の管板30の肉厚を
薄くして折曲容易な折曲部15を形成しても差し支えな
い。また、実施例では冷凍装置の凝縮器に本発明を適用
したが、それに限らず、冷却器等の他の如何なる熱交換
器にも本発明は有効である。
【0023】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、配管の出入口側に位置する管板に、容易に折曲可能
な折曲部を設け、この折曲部近傍の管板縁部に、配管を
保持可能な切込部を形成したので、この切込部を所定の
位置に形成して置くことにより、出入口側の配管に角度
を設ける場合には、折曲部にて管板をフィンより離間す
る方向に折曲し、切込部に配管を保持させるだけで配管
に所定の角度を付けることができるようになる。
【0024】この場合、折曲部は容易に折曲可能である
ので、別途折曲用の治具を準備する必要も無い。また、
配管に角度を設ける必要がない場合には、管板を折曲す
ること無く用いれば良いので、部品の共通化も図れ、他
品種少量生産にも適した生産性の高い熱交換器とするこ
とができるものである。また、請求項2の発明によれ
ば、配管の出入口側に位置する管板に、容易に折曲可能
な折曲部を設けると共に、この折曲部近傍の管板縁部
に、配管を保持可能な切込部を形成し、前記折曲部にて
管板をフィンより離間する方向に折曲して前記切込部に
配管を保持させたので、この切込部を所定の位置に形成
して置くことにより、極めて容易に出入口側の配管に所
定の角度を付けることができる。特に、折曲部は容易に
折曲可能であるので、別途折曲用の治具を準備する必要
も無く、総じて熱交換器の生産性を著しく向上させるこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱交換器の実施例としての凝縮器を含
む冷凍装置の斜視図である。
【図2】図1の冷凍装置の冷媒回路図である。
【図3】管板を折曲する以前の状態の凝縮器の側面図で
ある。
【図4】管板の平面図である。
【図5】管板を折曲する以前の状態の凝縮器の平面図で
ある。
【図6】図5の凝縮器の側面図である。
【図7】管板を折曲した状態の凝縮器の平面図である。
【図8】図7の凝縮器の側面図である。
【図9】管板及び配管を折曲した状態の凝縮器の平面図
である。
【図10】図9の状態の凝縮器の側面図である。
【図11】管板を折曲しない使用状態の凝縮器の側面図
である。
【図12】折曲部の他の実施例を示す管板の平面図で
る。
【符号の説明】
3 デスーパヒータ出口配管 4 デスーパヒータ入口配管 5 凝縮器(熱交換器) 11 出口側の配管 14 切込部 15 折曲部 23 入口側の配管 30、31 管板 30A 縁部 32 フィン 35 配管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側に設けられた管板と、両管板間に複
    数配設された熱交換用のフィンと、これら管板及びフィ
    ンに挿通され、両側部を前記管板に保持された配管と、
    この配管の出入口側に位置する前記管板に設けられた容
    易に折曲可能な折曲部と、この折曲部近傍の管板縁部に
    形成され、前記配管を保持可能な切込部とを備えたこと
    を特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 両側に設けられた管板と、両管板間に複
    数配設された熱交換用のフィンと、これら管板及びフィ
    ンに挿通され、両側部を前記管板に保持された配管と、
    この配管の出入口側に位置する前記管板に設けられた容
    易に折曲可能な折曲部と、この折曲部近傍の管板縁部に
    形成された切込部とを備え、前記折曲部にて前記管板を
    前記フィンより離間する方向に折曲し、前記切込部に前
    記配管を保持させたことを特徴とする熱交換器。
JP6140297A 1994-06-22 1994-06-22 熱交換器 Pending JPH085193A (ja)

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JP6140297A JPH085193A (ja) 1994-06-22 1994-06-22 熱交換器

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JP (1) JPH085193A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006214702A (ja) * 2005-02-07 2006-08-17 Denso Corp 熱交換器、熱交換器の製造方法および熱交換器用板状フィン
JP2009264642A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Panasonic Corp 熱交換機器用風路構成板

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