JPH0851874A - トンネル栽培用支柱 - Google Patents

トンネル栽培用支柱

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Publication number
JPH0851874A
JPH0851874A JP21073094A JP21073094A JPH0851874A JP H0851874 A JPH0851874 A JP H0851874A JP 21073094 A JP21073094 A JP 21073094A JP 21073094 A JP21073094 A JP 21073094A JP H0851874 A JPH0851874 A JP H0851874A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
pillar
tunnel
soil
tunnel cultivation
Prior art date
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Pending
Application number
JP21073094A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Kondo
和弘 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下端側を土中に差し込む支柱本体11の両側
に、横方向に張り出す横部材12を介して、下向きに張
り出すように土中支持腕13を設けると共に、支柱本体
11の上端部の両側に、被覆用のフィルム材としてポリ
フィルム1を支持する被覆物支持体14を、バネ付蝶番
15によって開閉自在に取り付けた。 【効果】 無理な姿勢を強いることなく、楽に作業を行
うことができる上に、作業時間がかからず、しかも、フ
ィルム材や作業員を傷つけずに除去できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】本発明は、トンネル栽培用支柱に関する。
【0003】
【従来の技術】
【0004】ポリフィルム等のフィルム材を支柱を用い
てトンネル状に形成し、その中で植物を栽培するトンネ
ル栽培が、葉たばこの栽培の際にも利用されている。
【0005】フィルム材をトンネル状にするには、ま
ず、直線状の針金の一端を畦面に挿した後、該針金を円
弧状に折り曲げて残りの一端も畦面に挿し込むことで、
円弧状の支柱を形成する。
【0006】そして、このような円弧状の支柱を、例え
ば、10a当たり1100本程度設置した後、支柱にフ
ィルム材を被せることでトンネル状にする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】しかしながら、針金の一端を畦面に挿し、
更に、他端も畦面に挿すことで円弧状の支柱を形成する
のは、中腰等の無理な姿勢のままで長時間作業しなけれ
ばならないので、重労働であり、作業時間もかかるもの
である。
【0009】その上、支柱が針金であるため、フィルム
材の圧力や風雨等により、土中に埋没し、トンネルが小
さくなり、被覆期間中に、支柱を引き上げる作業が必要
であった。
【0010】また、円弧状の支柱の除去を、順化処理用
の孔から手を入れて針金の一端を畦面から引き抜くこと
で行う際に、針金が直線状になって、フィルム材や作業
員を傷つけることがあった。
【0011】従って、無理な姿勢を強いられることな
く、楽に作業を行うことができる上に、作業時間がかか
らず、しかも、フィルム材や作業員を傷つけずに除去で
きる、トンネル栽培用支柱が望まれていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】
【0013】本発明の課題を解決するための手段は、下
記のとおりである。
【0014】第1に、下端側を土中に差し込む支柱本体
に、下向きに張り出すように土中支持腕を設けると共
に、支柱本体の上部に、被覆物支持用の開閉自在な被覆
物支持体を取り付けた、トンネル栽培用支柱。
【0015】第2に、下端側を土中に差し込む支柱本体
の両側に、下向きに張り出すように土中支持腕を設ける
と共に、支柱本体の上端部の両側に、被覆物支持用の被
覆物支持体を、バネ付蝶番によって開閉自在に取り付け
た、トンネル栽培用支柱。
【0016】この際、トンネル栽培用支柱を被覆するも
のは、ポリフィルムなどのフィルム材を用いることがで
きる。
【0017】本発明のトンネル栽培用支柱は、たばこ等
の栽培の他にも、一般農作物の栽培に広く利用すること
ができる。
【0018】また、本発明のトンネル栽培は、畦面への
トンネル栽培のみならず、一般の畑等におけるトンネル
栽培に広く利用できる。
【0019】さらに、本発明のトンネル栽培用支柱は、
トンネル栽培に用いるのみならず、栽培対象植物の高さ
に対応した支柱を用いることで、日よけ等にも使用する
ことができる。
【0020】なお、トンネル栽培用支柱を高いものとす
る場合には、土中に埋設する部分も長くなるようにする
ことで、安定が保たれる。
【0021】
【作用】
【0022】本発明のトンネル栽培用支柱を設置するに
は、支柱本体の下端側を土中に差し込むだけで、設置が
完了する。
【0023】そして、下端側を土中に差し込む支柱本体
の両側に、下向きに張り出すように土中支持腕を設ける
と共に、支柱本体の上端部の両側に、被覆物支持用の被
覆物支持体を、バネ付蝶番によって開閉自在に取り付け
たものは、上からフィルム材を被せることで、被覆物支
持体がフィルム材により自然に両側に開いてフィルム材
を支持する。
【0024】すると、フィルム材がトンネル栽培用支柱
に支持され、トンネル状になる。
【0025】そして、フィルム材を取り除くと、トンネ
ル栽培用支柱の被覆物支持体がバネ付蝶番により自然に
閉じられ、支柱本体とほぼ一直線状になる。
【0026】また、土中支持腕を設けることにより、土
中への埋没を防ぐことができ、被覆期間中、トンネルの
大きさを一定にすることができる。
【0027】
【実施例】
【0028】以下、図面を参照しながら本発明の一実施
例について説明する。
【0029】図1は、本発明の実施例1のトンネル栽培
用支柱の概略正面図である。
【0030】図2は、図1のトンネル栽培用支柱の一部
の斜視図である。
【0031】図3は、本発明の実施例2のトンネル栽培
用支柱の概略正面図である。
【0032】図4は、本発明の実施例3のトンネル栽培
用支柱の概略正面図である。
【0033】まず、図1及び図2に示す実施例1のトン
ネル栽培用支柱について説明する。
【0034】実施例1のトンネル栽培用支柱は、下端側
を土中に差し込む支柱本体11の両側に、横方向に張り
出す横部材12を介して、下向きに張り出すように土中
支持腕13を設けると共に、支柱本体11の上端部の両
側に、被覆用のフィルム材としてポリフィルム1を支持
する被覆物支持体14を、バネ付蝶番15によって開閉
自在に取り付けたものであり、支柱本体11や横部材1
2や被覆物支持体14等を、非金属質のもの、例えば、
軽量で安価なプラスチックで作成することで、持ち運び
等も容易に行うことができるものである。
【0035】支柱本体11は、細長い薄板状のもので、
土中への差し込みが容易なように、下端側が尖った形状
に形成されている。
【0036】被覆物支持体14は、支柱本体11より短
くて薄い板状のもので、先端側に、針金を円弧状に曲げ
ることで形成したガイド16が取り付けられている。
【0037】該ガイド16は、被覆物支持体14にポリ
フィルム1を被せる際に、ポリフィルム1が破れないよ
うにするものである。
【0038】バネ付蝶番15は、図2に示すように、バ
ネ17を組み込んだもので、該バネ17により、通常の
状態では直線状に開いた状態になる。
【0039】そして、ポリフィルム1を被せることで、
上方から加わる力により、支柱本体11に対して、被覆
物支持体14が約90度折れ曲がった状態になる。
【0040】上記の実施例1のトンネル栽培用支柱を設
置するには、支柱本体11に対してほぼ直線状の被覆物
支持体14を持って、下端側を畦上部のたばこ植え付け
位置の中間付近の土中に15cm程度差し込む。
【0041】すると、支柱本体11の下端側及び土中支
持腕13が、土中に差し込まれ、トンネル栽培用支柱の
設置が完了する。
【0042】土中支持腕13が土中に差し込まれると、
ポリフィルム1の被覆作業時やその後の被覆期間中に、
本トンネル栽培用支柱が埋没したり、倒伏したり、回転
すること等が防止される。
【0043】なお、実施例1によってトンネル栽培用支
柱を設置する場合と、従来の針金を差し込むことで支柱
を設置する場合とにおける必要な作業時間を、10a当
りで比較すると、従来は1100本設置するのに約70
分必要としていたのに対し、実施例1では約50分で作
業を完了することができ、実施例1の場合は従来に比較
して10a当り約20分、作業時間を短縮することがで
きた。
【0044】このようにして、所定の本数のトンネル栽
培用支柱を設置した後は、これらトンネル栽培用支柱の
上から、ポリフィルム1を専用の被覆機を用いて畦を包
み込むようにして被せると、ポリフィルム1がガイド1
6によって案内されつつ、ポリフィルム1の上方から負
荷がかかる。
【0045】すると、被覆物支持体14が両外側に開く
ことで、トンネル栽培用支柱が支柱本体11を中心にし
てT字状になり、ポリフィルム1を支持する。
【0046】これにより、ポリフィルム1がトンネル栽
培用支柱に支持され、植え付けたたばこを覆うようなト
ンネル状態になり、被覆作業が完了する。
【0047】その後、植え付けられたタバコの真上に位
置するポリフィルム1に孔を開けながら順化処理を実施
する。
【0048】順化処理は、通常3段階で行うが、その段
階ごとにポリフィルム1の孔を大きくしていき、最終的
には約20cm程度の孔を形成する。
【0049】これらの作業を実施してから、タバコ植え
付け後、通常1か月程度でトンネル栽培用支柱を除去す
る。
【0050】トンネル栽培用支柱の除去の際は、順化作
業で形成したポリフィルム1の孔から手を入れ、該手
で、支柱本体11を持って土中から引き抜き横に倒す。
【0051】すると、バネ17により、被覆物支持体1
4が支柱本体11と一直線状になるように閉じられる。
【0052】その後、この被覆物支持体11が閉じたト
ンネル栽培用支柱を、ポリフィルム1に形成された孔か
ら取り出すことで、除去作業が完了する。
【0053】ここで、本実施例のトンネル栽培用の支柱
は、支柱本体11の先端部が直径約20cm程度のもの
なので、ポリフィルム1を破損することなく、また、従
来のように針先が人体に触れることによる怪我をするこ
となく、順化作業で形成したポリフィルム1の孔から簡
単かつ安全に取り出すことができる。
【0054】次に、実施例2のトンネル栽培用支柱につ
いて、図3を参照しながら説明する。
【0055】実施例2のトンネル栽培用支柱は、下端側
を土中に差し込む支柱本体21の両側に、横方向に張り
出す横部材22を介して、下向きに張り出すように土中
支持腕23を各々設けると共に、支柱本体21の上端部
に、被覆用のフィルム材としてポリフィルム1を支持す
る被覆物支持体24を、取付材25によって開閉自在に
各々取り付けたものである。
【0056】支柱本体21には、上下にスライド自在な
筒状のスライド筒26が組み合わせられ、該スライド筒
26の両側には、先端側が被覆物支持体24の中間部に
接続された梁27の後端側が、各々接続されている。
【0057】支柱本体21は、固定用のフック28が取
り付けられている。
【0058】また、スライド筒26には、フック28に
組み合うフック係止窓26aが形成されている。
【0059】実施例2のトンネル栽培用支柱は、基本的
に実施例1のものと同様の作用を有し、ポリフィルム1
をトンネル状に支える際には、スライド筒26のフック
係止窓26aにフック28を組み合わせることで、被覆
物支持体24を支柱本体21に対して、両外側に開いた
状態にする。
【0060】そして、実施例2のトンネル栽培用支柱を
除去する際には、フック28の位置からスライド筒26
を下方に移動することで、被覆物支持体24が支柱本体
21に沿って閉じられる。
【0061】次に、実施例3のトンネル栽培用支柱につ
いて、図4を参照しながら説明する。
【0062】実施例3のトンネル栽培用支柱は、下端側
を土中に差し込む支柱本体31の両側に、横方向に各々
張り出す横部材32を介して、下向きに張り出すように
土中支持腕33を各々設けると共に、支柱本体31の上
端部の両側に、被覆用のフィルム材としてポリフィルム
1を支持する被覆物支持体34を、実施例1と同様の構
造のバネ付蝶番35によって開閉自在に取り付けたもの
である。
【0063】実施例3の各被覆物支持体34は、バネ付
蝶番35に接続された第1支持体36に、カバー37付
のジョイント38を介して、第2支持体39を接続した
ものである。
【0064】カバー37は、動きがフリーになるよう
に、ビス等を用いてジョイント38の両端に取り付けら
れている。
【0065】第2支持体39の中間部には、支柱本体3
1に取付材40を介して一端を取り付けた連結材41の
他端側が接続されている。
【0066】該実施例3のトンネル栽培用支柱は、基本
的に実施例1のものと同様の作用を有し、バネ付蝶番3
5により、通常の状態の被覆物支持体34は、第1支持
体36の箇所が支柱本体31に対して直線状に開き、ジ
ョイント38を境に第2支持体39の箇所が折れ曲がっ
ている。
【0067】そして、ポリフィルム1を被せると、被覆
物支持体34のカバー37が上方から押さえつけられる
ことで、バネ付蝶番35が曲がり、第1支持体36が支
柱本体31に対して約90度に位置し、かつ、第1支持
体36と第2支持体39とがほぼ一直線状になり、該被
覆物支持体34でポリフィルム1を支持する。
【0068】
【発明の効果】
【0069】本発明のトンネル栽培用支柱は、無理な姿
勢を強いることなく、楽に作業を行うことができる上
に、作業時間がかからず、しかも、フィルム材や作業員
を傷つけずに除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のトンネル栽培用支柱の概略
正面図。
【図2】図1のトンネル栽培用支柱の一部の斜視図
【図3】本発明の実施例2のトンネル栽培用支柱の概略
正面図
【図4】本発明の実施例3のトンネル栽培用支柱の概略
正面図
【符号の説明】
1 ポリフィルム 11 支柱本体 12 横部材 13 土中支持腕 14 被覆物支持体 15 バネ付蝶番 16 ガイド 17 バネ 21 支柱本体 22 横部材 23 土中支持腕 24 被覆物支持体 25 取付材 26 スライド筒 26a フック係止窓 27 梁 28 フック 31 支柱本体 32 横部材 33 土中支持腕 34 被覆物支持体 35 バネ付蝶番 36 第1支持体 37 カバー 38 ジョイント 39 第2支持体 40 取付材 41 連結材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端側を土中に差し込む支柱本体に、下
    向きに張り出すように土中支持腕を設けると共に、支柱
    本体の上部に、被覆物支持用の開閉自在な被覆物支持体
    を取り付けた、トンネル栽培用支柱。
  2. 【請求項2】 下端側を土中に差し込む支柱本体の両側
    に、下向きに張り出すように土中支持腕を設けると共
    に、支柱本体の上端部の両側に、被覆物支持用の被覆物
    支持体を、バネ付蝶番によって開閉自在に取り付けた、
    トンネル栽培用支柱。
JP21073094A 1994-08-12 1994-08-12 トンネル栽培用支柱 Pending JPH0851874A (ja)

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JP21073094A JPH0851874A (ja) 1994-08-12 1994-08-12 トンネル栽培用支柱

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JP21073094A JPH0851874A (ja) 1994-08-12 1994-08-12 トンネル栽培用支柱

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JPH0851874A true JPH0851874A (ja) 1996-02-27

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