JPH0851665A - ディジタル無線電話装置 - Google Patents

ディジタル無線電話装置

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JPH0851665A
JPH0851665A JP6187487A JP18748794A JPH0851665A JP H0851665 A JPH0851665 A JP H0851665A JP 6187487 A JP6187487 A JP 6187487A JP 18748794 A JP18748794 A JP 18748794A JP H0851665 A JPH0851665 A JP H0851665A
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cycle
timing
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基地局から送信されるLCCHどうしで干渉
が起こる確率が低く、かつ干渉が起こった場合には直ち
に干渉のない状態へと遷移して移動局が基地局からの制
御情報を正しく受信することが可能なディジタル無線電
話装置を提供することを目的とする。 【構成】 時分割多重アクセスにより無線信号で通信を
行う移動局1および基地局2からなるディジタル無線電
話装置において、移動局1の待ち受け動作時に、基地局
2が移動局1へ送信する制御情報の送信タイミングを動
的に変化させる。移動局1は、基地局2による送信タイ
ミングの動的な変化に対応して制御情報の受信タイミン
グを動的に変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は基地局および移動局から
なるディジタル無線電話装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル無線電話装置において、移動
局は、通話を行っていない待ち受け時には、基地局から
移動局へポイント−マルチポイントにより送信されてい
る制御情報を受信し、常に基地局からの情報をモニタし
ている。
【0003】図17は従来のディジタル無線電話装置に
おける待ち受け時の動作を示すフローチャートである。
【0004】移動局は、まず、制御情報を受信する基地
局を決定する(ステップS1)。そして、移動局は、基
地局が送信するキャリア周波数をスキャンして(ステッ
プS2)、基地局から送信されるLCCH(論理制御チ
ャネル)を捕捉し、制御情報を受信する(ステップS
3)。受信した制御情報が目的の基地局からの制御情報
でない場合にはステップS2へ戻る(ステップS4)。
基地局から送信されるLCCHは固定のインターバルの
送信タイミングで間欠送信されている。そのため、移動
局は、LCCHの捕捉後は、この送信タイミングで基地
局からの制御情報を間欠受信する(ステップS5)。
【0005】しかし、複数の基地局から送信されるLC
CHどうしが重なって干渉し合い、移動局がLCCHを
正常に受信できない場合がある。以下、従来のディジタ
ル無線電話装置において基地局から送信されるLCCH
の干渉回避方法について説明する。
【0006】図18は従来のディジタル無線電話装置に
おけるLCCHの干渉回避方法の一例を示す図である。
図18に示す方法では、基地局の間欠送信のインターバ
ル値を基地局ごとに変えている。この方法によれば、異
なる基地局から送信されるLCCHは互いに異なるイン
ターバルで送信されるので、LCCHどうしが干渉する
確率が低くなる。
【0007】例えば、基地局Aからインターバルnで送
信されるLCCHを移動局Bが受信しているときに、あ
る瞬間に基地局Bからインターバルm(m≠n)で送信
されるLCCHによって基地局Aから送信されるLCC
Hに干渉が起きるものとする。この場合、移動局が基地
局AからのLCCHを受信できなくても、次の受信タイ
ミングにおいては、基地局AからのLCCHの送信タイ
ミングと基地局BからのLCCHの送信タイミングとが
異なり、干渉が起こらない。そのため、移動局は、次の
受信タイミングで基地局Aからインターバルnで送信さ
れるLCCHを受信することができる。
【0008】図19は従来のディジタル無線電話装置に
おけるLCCHの干渉回避方法の他の例を示す図であ
る。図19の方法では、1つの基地局から送信するLC
CHのキャリア周波数を複数にして、同じ制御情報を複
数のキャリア周波数で送信している。
【0009】例えば、基地局は、送信タイミングに所定
のオフセットを設けて同一の制御情報を第1の周波数お
よび第2の周波数で送信する。この方法によれば、目的
とする基地局から第1の周波数で送信されるLCCHが
他の基地局からの送信されるLCCHと干渉していると
きでも、移動局は、目的とする基地局から第2の周波数
で送信されるLCCHを受信することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図18
に示すような基地局の間欠送信のインターバル値を基地
局ごとに変える方法は、以下の問題点を有する。図20
は従来のLCCHの送信タイミングのインターバル値が
小さい場合の問題点を説明するための図である。図21
は従来のLCCHの送信タイミングのインターバル値が
大きい場合の問題点を説明するための図である。図22
は従来の同じインターバル値のLCCHどうしで干渉が
起きた場合の問題点を説明するための図である。
【0011】例えば、図20に示すように、インターバ
ル値が小さいほどLCCHの送信タイミングどうしが重
なりやすく、LCCHどうしが互いに干渉する確率が高
くなる。そのため、インターバル値をあまり小さくする
ことはできない。逆に、図21に示すように、インター
バル値が大きいほどLCCHどうしが互いに干渉する確
率は低下するが、LCCH自体の情報転送速度が低下す
る。そのため、インターバル値をあまり大きくすること
もできない。
【0012】したがって、インターバル値として取り得
る範囲は限られたものとなり、基地局から送信されるL
CCHどうしの干渉回避としての効果が少ないという問
題がある。
【0013】さらに、この干渉回避の方法では、基地局
から送信されるLCCHが干渉し合う確率を低くしよう
としているが、図22に示すように、同じインターバル
値のLCCHどうしで干渉が発生した場合には、互いの
インターバルを生成する基地局独自のクロックの誤差に
よってしか干渉状態を脱出する方法がなく、その間はそ
れらのLCCHは移動局により受信不可となってしま
う。
【0014】また、干渉すると思われるすべての基地局
の送信タイミングをある基準のクロックから割り当てて
基地局どうしの送信タイミングを同期化させ、それぞれ
の基地局が送信するLCCHが重ならないような送信タ
イミングを各基地局に割り当てる方法がある。しかしな
がら、この方法では、システムの規模が巨大なものにな
り、かつ常に基地局どうしが通信を行うことが必要であ
る。したがって、このような方法は、特殊なシステムの
みに採用できる方法であり、例えば家庭用のディジタル
無線電話装置のように、個々の家庭に装置があり、それ
らの装置が互いに通信を行うようなシステムでは実現が
困難である。
【0015】一方、図19のような基地局から送信する
LCCHのキャリア周波数を複数にする方法では、無線
電話システム全体が使用できる周波数の割当てには限界
があり、干渉することが予想されるすべての基地局の周
波数を異なるものにすることは不可能であるという問題
がある。
【0016】本発明は、基地局から送信されるLCCH
どうしで干渉が起こる確率が低く、かつ干渉が起こった
場合には直ちに干渉のない状態へ遷移して移動局が基地
局からの制御情報を正しく受信することが可能なディジ
タル無線電話装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
(1)第1の発明 第1の発明に係るデジタル無線電話装置は、制御情報を
周期的に送信する基地局と、基地局からの制御情報を受
信して基地局と無線信号で通信を行う移動局とを含むデ
ィジタル無線電話装置において、基地局が制御手段を含
むことを特徴とする。制御手段は、制御情報の送信タイ
ミングを各周期ごと動的に変化させる。
【0018】(2)第2の発明 第2の発明に係るデジタル無線電話装置は、制御情報を
周期的に送信する基地局と、基地局からの制御情報を受
信して基地局と無線信号で通信を行う移動局とを含むデ
ィジタル無線電話装置において、基地局が制御手段を含
むことを特徴とする。
【0019】制御手段は、制御情報を各周期ごとに複数
の周波数で送信し、複数の周波数のうち1つの周波数で
の送信を一定の送信タイミングで行い、他の周波数での
送信を一定の送信タイミングに対して所定のオフセット
時間ずつ遅延させた送信タイミングで行うとともに、各
周期ごとにオフセッット時間を変化させる。
【0020】(3)第3の発明 第3の発明に係るデジタル無線電話装置は、制御情報を
周期的に送信する基地局と、基地局からの制御情報を受
信して基地局と無線信号で通信を行う移動局とを含むデ
ィジタル無線電話装置において、基地局が第1の記憶手
段および第1の制御手段を含み、移動局が第2の記憶手
段および第2の制御手段を含むことを特徴とする。
【0021】第1の記憶手段は、各周期ごとに変化する
制御情報の送信タイミングを決定するための表を記憶す
る。第1の制御手段は、第1の記憶手段に記憶された表
に従って制御情報の送信タイミングを各周期ごとに動的
に変化させる。
【0022】第2の記憶手段は、第1の記憶手段に記憶
された表に対応して制御情報の受信タイミングを決定す
るための表を記憶する。第2の制御手段は、第2の記憶
手段に記憶された表に従って制御情報の受信タイミング
を各周期ごとに動的に変化させる。
【0023】(4)第4の発明 第4の発明に係るデジタル無線電話装置は、制御情報を
周期的に送信する基地局と、基地局からの制御情報を受
信して基地局と無線信号で通信を行う移動局とを含むデ
ィジタル無線電話装置において、基地局が記憶手段およ
び第1の制御手段を含み、移動局が表作成手段および第
2の制御手段を含むことを特徴とする。
【0024】記憶手段は、各周期ごとに変化する制御情
報の送信タイミングを決定するための表を記憶する。第
1の制御手段は、記憶手段に記憶された表に従って制御
情報の送信タイミングを各周期ごとに動的に変化させ
る。
【0025】表作成手段は、基地局の識別子に基づいて
制御情報の受信タイミングを決定するための表を作成す
る。第2の制御手段は、表作成手段により作成された表
に従って制御情報の受信タイミングを各周期ごとに動的
に変化させる。
【0026】(5)第5の発明 第5の発明に係るデジタル無線電話装置は、制御情報を
周期的に送信する基地局と、基地局からの制御情報を受
信して基地局と無線信号で通信を行う移動局とを含むデ
ィジタル無線電話装置において、基地局が第1の制御手
段を含み、移動局が第2の制御手段を含むことを特徴と
する。
【0027】第1の制御手段は、制御情報を各周期ごと
に複数の周波数で送信し、複数の周波数のうち1つの周
波数での送信を一定の送信タイミングで行い、他の周波
数での送信を一定の送信タイミングに対して所定のオフ
セット時間ずつ遅延させた送信タイミングで行い、かつ
各周期ごとにオフセット時間を変化させるとともに、各
周期ごとにオフセット時間の情報を制御情報の1つとし
て送信する。
【0028】第2の制御手段は、基地局からのオフセッ
ト時間の情報に基づいて制御情報の受信タイミングを各
周期ごとに変化させる。
【0029】(6)第6の発明 第6の発明に係るデジタル無線電話装置は、制御情報を
周期的に送信する基地局と、基地局からの制御情報を受
信して基地局と無線信号で通信を行う移動局とを含むデ
ィジタル無線電話装置において、基地局が第1の制御手
段を含み、移動局が第2の制御手段を含むことを特徴と
する。
【0030】第1の制御手段は、制御情報を各周期ごと
に複数の周波数で送信し、複数の周波数のうち1つの周
波数での送信を一定の送信タイミングで行い、他の周波
数への送信を一定の送信タイミングに対して所定のオフ
セット時間ずつ遅延させた送信タイミングで行い、かつ
各周期ごとにオフセット時間を変化させるとともに、各
周期ごとにオフセット時間の情報を制御情報の1つとし
て送信する。
【0031】第2の制御手段は、基地局からのオフセッ
ト時間の情報に基づいて制御情報の受信タイミングを各
周期ごとに変化させる第1の方法と、基地局からの制御
情報のうち各周期の先頭の制御情報要素の受信に応答し
て制御情報の受信タイミングを変化させる第2の方法
と、制御情報の受信タイミングから制御情報要素の受信
および受信不可をカウントし、カウント結果が1周期の
制御情報要素の数に達した時点で制御情報の受信タイミ
ングを変化させる第3の方法と、制御情報の受信タイミ
ングの変化から1周期のすべての制御情報要素を受信す
るために要する時間の経過後に制御情報の受信タイミン
グを変化させる第4の方法とを排他的に任意に行う。
【0032】(7)第7の発明 第7の発明に係るデジタル無線電話装置は、制御情報を
周期的に送信する基地局と、基地局からの制御情報を受
信して基地局と無線信号で通信を行う移動局とを含むデ
ィジタル無線電話装置において、基地局が制御手段を含
むことを特徴とする。
【0033】制御手段は、制御情報を各周期ごとに同一
の周波数で複数回送信し、複数回の送信のうち1回目の
送信を一定の送信タイミングで行い、2回目以降の送信
を一定の送信タイミングに対して所定のオフセット時間
ずつ遅延させた送信タイミングで行うとともに、各周期
ごとにオフセット時間を変化させる。
【0034】
【作用】
(1)第1の発明 第1の発明に係るディジタル無線電話装置においては、
基地局からの制御情報の送信タイミングが各周期ごとに
動的に変化される。それにより、複数の基地局から送信
される制御情報が一時的に干渉状態になった場合でも、
速やかに干渉のない状態に移行する。
【0035】(2)第2の発明 第2の発明に係るディジタル無線電話装置においては、
基地局から1つの周波数にて一定の送信タイミングで送
信される制御情報を移動局が受信することができなかっ
た場合には、移動局は、基地局から他の周波数にてオフ
セット時間遅延した送信タイミングで送信される制御情
報を受信することができる。
【0036】このオフセット時間は各周期ごとに動的に
変化されるので、複数の基地局から送信される制御情報
が一時的に干渉状態になった場合でも、速やかに干渉の
ない状態に移行する。
【0037】(3)第3の発明 第3の発明に係るディジタル無線電話装置においては、
基地局では表に従って制御情報の送信タイミングが決定
され、移動局では基地局の表に対応する表に従って制御
情報の受信タイミングが決定される。したがって、基地
局が制御情報の送信タイミングを動的に変化させても、
移動局が制御情報の受信タイミングを円滑にかつ正確に
決定することができる。
【0038】(4)第4の発明 第4の発明に係るディジタル無線電話装置においては、
基地局では制御情報の送信タイミングを決定するための
表が記憶され、移動局では基地局の識別子に基づいて制
御情報の受信タイミングを決定するための表が作成され
る。したがって、基地局は独自の表を持つだけでよく、
移動局は接続可能なすべての基地局に対応する表を持つ
必要がない。
【0039】(5)第5の発明 第5の発明に係るディジタル無線電話装置においては、
制御情報の現在の送信タイミングにおけるオフセット時
間の情報が制御情報の1つとして基地局から移動局に伝
達される。したがって、移動局はその制御情報により現
在の受信タイミングにおけるオフセット時間を知ること
ができる。
【0040】(6)第6の発明 第6の発明に係るディジタル無線電話装置においては、
移動局は、第1の方法によりオフセット時間の情報を受
信することができなかった場合でも、第2の方法、第3
の方法または第4の方法により現在の受信タイミングに
おけるオフセット時間を確実に知ることができる。した
がって、移動局は、制御情報の送信タイミングの変化に
対応して制御情報の受信タイミングを正確に変化させる
ことができる。
【0041】(7)第7の発明 第7の発明に係るディジタル無線電話装置においては、
基地局からある周波数にて一定の送信タイミングで送信
される制御情報を移動局が受信することができなかった
場合には、移動局は、基地局から同一の周波数にてオフ
セット時間遅延した送信タイミングで送信される制御情
報を受信することができる。
【0042】このオフセット時間は各周期ごとに動的に
変化されるので、複数の基地局から送信される制御情報
が一時的に干渉状態になった場合でも、速やかに干渉の
ない状態に移行する。
【0043】
【実施例】
(1)第1の実施例 図1は本発明の第1および第2の実施例におけるディジ
タル無線電話装置のブロック図である。図1のディジタ
ル無線電話装置は、時分割多重アクセス(TDMA)に
より無線信号で通信可能な移動局1および基地局2を含
む。移動局1は、第1のアンテナ101、第1の無線信
号処理部102、音声処理部103、マイク104、ス
ピーカ105、第1の記憶部106および第1の制御部
107を含む。基地局2は、第2のアンテナ201、第
2の無線信号処理部202、回線I/F部203、第2
の制御部204および第2の記憶部205を含む。
【0044】移動局1において、第1のアンテナ101
は基地局2との間で無線信号の送受信を行う。第1の無
線信号処理部102は、無線信号の変調および復調を行
う。音声処理部103は、音声信号の処理を行う。マイ
ク104は音声または音声信号を入力するために用い
る。スピーカ105は、音声または音声信号を出力す
る。第1の記憶部106は、制御情報を受信するための
周波数と受信した制御情報とを記憶する。第1の制御部
107は、移動局1の全体の制御を行う。
【0045】基地局2において、第2のアンテナ201
は、移動局1との間で無線信号の送受信を行う。第2の
無線信号処理部202は、無線信号の変調および復調を
行う。回線I/F部203は、回線とのインタフェース
を取る。第2の制御部204は、基地局2の全体の制御
を行う。第2の記憶部205は、制御情報を送信するた
めの周波数と制御情報とを記憶する。
【0046】次に、図1のディジタル無線電話装置の動
作を説明する。移動局1の使用者は、発呼または着呼す
る場合には基地局2の通信可能範囲に移動する。基地局
2においては、常に第2の制御部204の制御により、
第2の無線信号処理部202が第2の記憶部205に記
憶されている制御情報を変調し、第2の記憶部205に
記憶されている周波数にて第2のアンテナ201から無
線信号として周期的に送信している。
【0047】移動局1においては、第1の制御部107
の制御により、第1の無線信号処理部102が第1の記
憶部106に記憶されている周波数にて第1のアンテナ
101から無線信号を受信し、受信した無線信号を復調
して制御情報を復元する。第1の制御部107は、復元
された制御情報を第1の記憶部106に格納する。ま
た、第1の制御部107はその制御情報を解読する。
【0048】制御情報が正常に受信されていれば、移動
局1は通話可能な状態にある。この状態を待ち受け状態
という。
【0049】このとき、基地局2の第2の制御部204
は、回線からの着信があれば回線接続を開始する。回線
からの着信により、第2の制御部204は、第2の記憶
部205から制御情報の1つである着信情報を生成す
る。第2の無線信号処理部202は、その着信情報を変
調して第2のアンテナ201から無線信号として送信す
る。
【0050】移動局1の第1の無線信号処理部102
は、第1のアンテナ101により受信された無線信号を
復調し、着信情報を復元する。第1の制御部107は、
着信情報を受信すると、第1の記憶部106から応答情
報を生成する。第1の無線信号処理部102は、その応
答情報を変調し、第1のアンテナ101から無線信号と
して送信する。
【0051】以後は、移動局1の第1の制御部107お
よび基地局2の第2の制御部204の制御により、回線
I/F部203、第2の無線信号処理部202、第2の
アンテナ201、第1のアンテナ101、第1の無線信
号処理部102、音声処理部103、マイク104およ
びスピーカ105という系で、移動局1と回線との間で
通話が確立される。それにより、利用者は、マイク10
4およびスピーカ105を介して相手と通話することが
できる。
【0052】この待ち受け時には、移動局1は常に基地
局2からの制御情報を受信している必要がある。しか
し、目的の基地局2から送信されるLCCHの送信タイ
ミングと他の基地局から送信されるLCCHの送信タイ
ミングとが重なると、移動局1が目的の基地局2からの
LCCHを正しく受信できない場合がある。すなわち、
他の基地局から送信されるLCCHによって目的の基地
局2からの送信されるLCCHが干渉され、移動局1は
正しいデータとして制御情報を受信することができない
干渉状態となってしまう場合がある。この状態が長く続
けば、移動局1へリアルタイムに基地局2からの制御情
報が伝達されない。したがって、この干渉状態を回避す
る必要がある。
【0053】そこで、第1の実施例のディジタル無線電
話装置においては、基地局2の第2の制御部204の制
御により、第1の無線信号処理部202が全ての制御情
報要素の送信周期ごとに送信タイミングを動的に変化さ
せる。
【0054】一方、移動局1においては、第1の制御部
107の制御により、第1の無線信号処理部102が全
ての制御情報要素の受信周期ごとに受信タイミングを動
的に変化させる。
【0055】以下、図2および図3を参照しながら第1
の実施例における干渉回避動作について説明する。
【0056】図2は本発明の第1の実施例におけるディ
ジタル無線電話装置の基地局の動作を示すフローチャー
トである。基地局2は、制御情報を送信する(ステップ
S11)。基地局2が全ての制御情報要素を送信してい
ないならば(ステップS12)、次に送信する制御情報
要素を用意して(ステップS13)、ステップS11に
戻る。基地局2が全ての制御情報要素を送信したならば
(ステップS12)、送信タイミングを変更し(ステッ
プS14)、先頭に送信する制御情報要素を用意して
(ステップS15)、ステップS11に戻る。
【0057】図3は本発明の第1の実施例におけるディ
ジタル無線電話装置の移動局の動作を示すフローチャー
トである。移動局1は、制御情報を受信する(ステップ
S16)。移動局1が全ての制御情報要素を受信してい
ないならば(ステップS17)、ステップS16に戻
る。移動局1が全ての制御情報要素を受信した場合には
(ステップS17)、移動局1は受信タイミングを変更
し(ステップS18)、ステップS16に戻る。
【0058】このように、第1の実施例におけるディジ
タル無線電話装置においては、全ての制御情報要素の送
信周期ごとに送信タイミングを動的に変化させることに
より干渉回避を行っている。これにより、一時的にLC
CHが干渉状態になった場合でも速やかに干渉のない状
態へ移行し、常に干渉状態に留まることなく早急に干渉
状態から外れて、移動局1が基地局2からの制御情報を
受信することが可能となる。
【0059】(2)第2の実施例 本発明の第2の実施例におけるディジタル無線電話装置
の構成は、図1に示される構成と同様であるが、移動局
1の第1の記憶部106および第1の制御部107の動
作および基地局2の第2の記憶部205および第2の制
御部204の動作が第1の実施例とは異なる。
【0060】移動局1において、第1の記憶部106
は、制御情報を受信するための第1の周波数f1、制御
情報を受信するための第2の周波数f2および受信した
制御情報を記憶する。基地局2において、第2の記憶部
205は、制御情報を送信するための第1の周波数f
1、制御情報を送信するための第2の周波数f2および
制御情報を記憶する。
【0061】基地局2においては、常に第2の制御部2
04の制御により、第2の無線信号処理部202が、第
2の記憶部205に記憶されている制御情報を変調し、
第2の記憶部205に記憶されている第1の周波数f1
にて第2のアンテナ201から無線信号として送信し、
所定の遅延時間の後、変調された制御情報を第2の周波
数f2にて第2のアンテナ201から無線信号として送
信している。
【0062】移動局1においては、第1の制御部107
の制御により、第1の無線信号処理部102が第1の記
憶部106に記憶されている第1の周波数f1にて第1
のアンテナ101から無線信号を受信している。もし、
何らかの原因で無線信号を受信できなかった場合には、
第1の無線信号処理部102が第1の記憶部106に記
憶されている第2の周波数f2にて無線信号を第1のア
ンテナ101から受信する。他の動作は第1の実施例と
同様である。
【0063】以下、図4および図5を参照しながら第2
の実施例における干渉回避動作について説明する。
【0064】図4は本発明の第2の実施例におけるディ
ジタル無線電話装置の基地局の動作を示すフローチャー
トである。基地局2は、第1の周波数f1で制御情報を
送信する(ステップS21)。その後、基地局2は、第
1の周波数f1で送信した制御情報と同じ制御情報を第
2の周波数f2で送信する(ステップS22)。基地局
2が全ての制御情報要素を送信していないならば(ステ
ップS23)、次に送信する制御情報要素を用意し(ス
テップS24)、ステップS21へ戻る。基地局2が全
ての制御情報要素を送信した場合には(ステップS2
3)、送信タイミングを変更し(ステップS25)、先
頭に送信する制御情報要素を用意し(ステップS2
6)、ステップS21に戻る。
【0065】図5は本発明の第2の実施例におけるディ
ジタル無線電話装置の移動局の動作を示すフローチャー
トである。移動局1は、第1の周波数f1で制御情報を
受信する(ステップS27)。移動局1が、制御情報の
受信に成功したならば(ステップS28)、ステップS
30に進み、制御情報の受信に失敗したならば(ステッ
プS28)、第2の周波数f2で制御情報を受信する
(ステップS29)。移動局1が全ての制御情報要素を
受信していないならば(ステップS30)、ステップS
27に戻る。移動局1が全ての制御情報要素を受信した
ならば(ステップS30)、受信タイミングを変更し
(ステップS31)、ステップS27に戻る。
【0066】このように、第2の実施例では、基地局2
から移動局1への制御情報の送信に第1および第2の周
波数f1,f2を使用し、第1および第2の周波数f
1,f2で同じ制御情報を送信する。第1の周波数f1
では、一定のタイミングで制御情報を送信し、第2の周
波数f2では、第1の周波数f1での制御情報の送信に
対して所定時間遅延して同じ制御情報を送信するととも
に、全ての制御情報要素の送信周期ごとに遅延した送信
タイミングを動的に変化させることにより干渉回避を行
っている。これにより、移動局1が第1の周波数f1で
制御情報を受信できなかった場合に、同じ制御情報を第
2の周波数f2で受信することができ、また、第2の周
波数f2での制御情報の送信においてLCCHが一時的
に干渉状態になった場合でも、速やかに干渉のない状態
へと移行することができ、常に干渉状態に留まることな
く早急に干渉状態から外れて、移動局1が基地局2から
の制御情報を受信することが可能となる。
【0067】(3)第3の実施例 図6は本発明の第3、第4および第5の実施例における
ディジタル無線電話装置のブロック図である。図6にお
いて、図1と同一または相当部分に同一符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0068】図6のディジタル無線電話装置において
は、移動局1が第3の記憶部108をさらに備え、基地
局2が第4の記憶部206をさらに備える。移動局1の
第3の記憶部108は、制御情報の受信タイミングを決
定するための表(受信タイミングの表)を記憶する。基
地局2の第4の記憶部206は、制御情報の送信タイミ
ングを決定するための表(送信タイミングの表)を記憶
する。他の部分の構成は第2の実施例と同様である。
【0069】基地局2においては、常に第2の制御部2
04の制御により、第2の無線信号処理部202が第2
の記憶部205に記憶されている制御情報を変調し、第
2の記憶部205に記憶されている第1の周波数f1に
て第2のアンテナ201から無線信号として送信した
後、所定時間遅延して同じ制御情報を第2の周波数f2
にて第2のアンテナ201から無線信号として送信して
いる。この場合、第2の制御部204は、第1の周波数
f1での送信タイミングに対して遅延した第2の周波数
f2での送信タイミングを第4の記憶部206に記憶さ
れた表から決定する。
【0070】移動局1においては、第1の制御部107
の制御により、第1の記憶部106に記憶されている第
1の周波数f1にて第1のアンテナ101から無線信号
を受信している。もし、何らかの原因で無線信号を受信
できなかった場合には、第1の制御部107は、第1の
周波数f1での受信タイミングに対して遅延した第2の
周波数f2での受信タイミングを第3の記憶部108に
記憶された表から決定する。そして、第1の記憶部10
6に記憶されている第2の周波数f2にて第1のアンテ
ナ101から無線信号を受信する。他の動作は第2の実
施例と同様である。
【0071】以下、図7および図8を参照しながら第3
の実施例における干渉回避動作について説明する。
【0072】図7は本発明の第3の実施例におけるディ
ジタル無線電話装置の基地局の動作を示すフローチャー
トである。基地局2は、第1の周波数f1で制御情報を
送信する(ステップS41)。そして、基地局2は、第
1の周波数f1での送信タイミングに対する第2の周波
数f2での送信タイミングを表の選択場所から取得し
(ステップS42)、第1の周波数f1で送信した制御
情報と同じ制御情報を第2の周波数f2で送信する(ス
テップS43)。基地局2が全ての制御情報要素を送信
していないならば(ステップS44)、次に送信する制
御情報要素を用意し(ステップS45)、ステップS4
1に戻る。基地局2が全ての制御情報要素を送信したな
らば(ステップS44)、送信タイミングの表からの選
択場所を変更し(ステップS46)、先頭に送信する制
御情報要素を用意し(ステップS47)、ステップS4
1に戻る。
【0073】図8は本発明の第3の実施例におけるディ
ジタル無線電話装置の移動局の動作を示すフローチャー
トである。移動局1は、第1の周波数f1で制御情報を
受信する(ステップS48)、移動局1が、制御情報の
受信に成功したならば(ステップS49)、ステップS
52に進み、制御情報の受信に失敗したならば(ステッ
プS49)、第1の周波数f1での受信タイミングに対
する第2の周波数f2での受信タイミングを表の選択場
所から取得し(ステップS50)、第2の周波数f2で
制御情報を受信する(ステップS51)。移動局1が全
ての制御情報要素を受信していないならば(ステップS
52)、ステップS48に戻る。移動局1が全ての制御
情報要素を受信したならば(ステップS52)、受信タ
イミングの表からの選択場所を変更し(ステップS5
3)、ステップS48に戻る。
【0074】このように、第3の実施例においては、基
地局2が、移動局1と基地局2とで持っている同じ表に
基づいて遅延された送信タイミングを決定するととも
に、移動局1が、その表に基づいて遅延された受信タイ
ミングを決定する。したがって、基地局2が送信タイミ
ングを動的に変化させても、移動局1が円滑に次の受信
タイミングを決定することが可能となる。その他の効果
は第2の実施例と同様である。
【0075】(4)第4の実施例 本発明の第4の実施例におけるディジタル無線電話装置
の構成は、図6に示される構成と同様であるが、移動局
1の第1の制御部107の動作および基地局2の第2の
制御部204の動作が第3の実施例と異なる。
【0076】基地局2において、第2の制御部204
は、まず基地局2のID(識別子)から送信タイミング
の表を作成し、第4の記憶部206に格納する。そし
て、常に第2の制御部204の制御により、第2の無線
信号処理部202が第2の記憶部205に記憶されてい
る制御情報を変調し、第2の記憶部205に記憶されて
いる第1の周波数f1にてアンテナ201から無線信号
として送信した後、所定時間を遅延して第2の記憶部2
05に記憶されている第2の周波数f2にて同じ制御情
報を第2のアンテナ201から無線信号として送信して
いる。この場合、第2の制御部204は、第1の周波数
f1での送信タイミングに対して遅延した第2の周波数
f2での送信タイミングを第4の記憶部206に記憶さ
れた表から決定する。
【0077】移動局1においては、第1の制御部107
が、まず目的とする基地局2のIDから受信タイミング
の表を作成し、第3の記憶部108に格納する。次に、
第1の制御部107の制御により、第1の記憶部106
に記憶されている第1の周波数f1にて第1のアンテナ
101から無線信号を受信している。もし、何らかの原
因で無線信号を受信できなかった場合には、第1の制御
部107が第1の周波数f1での受信タイミングに対す
る第2の周波数f2での遅延した受信タイミングを第3
の記憶部108に記憶された表から決定する。そして、
第1の記憶部106に記憶されている第2の周波数f2
にて第1のアンテナ101から無線信号を受信する。他
の動作は第3の実施例と同様である。
【0078】以下、図9および図10を参照しながら第
4の実施例における干渉回避動作について説明する。
【0079】図9は本発明の第4の実施例におけるディ
ジタル無線電話装置の基地局の動作を示すフローチャー
トである。基地局2は、まずIDに基づいて送信タイミ
ングの表を作成する(ステップS61)。そして、基地
局2は、第1の周波数f1で制御情報を送信する(ステ
ップS62)。その後、基地局2は、第1の周波数f1
での送信タイミングに対する第2の周波数f2での送信
タイミングを表の選択場所から取得し(ステップS6
3)、第1の周波数f1で送信した制御情報と同じ制御
情報を第2の周波数f2で送信する(ステップS6
4)。基地局2が全ての制御情報要素を送信していない
ならば(ステップS65)、次に送信する制御情報要素
を用意し(ステップS66)、ステップS62に戻る。
基地局2が全ての制御情報要素を送信したならば(ステ
ップS65)、送信タイミングの表からの選択場所を変
更し(ステップS67)、先頭の制御情報要素を用意し
(ステップS68)、ステップS62に戻る。
【0080】図10は本発明の第4の実施例におけるデ
ィジタル無線電話装置の移動局の動作を示すフローチャ
ートである。移動局1は、まず接続する基地局2を決定
し(ステップS69)、その基地局2のIDから受信タ
イミングの表を作成する(ステップS70)。そして、
移動局1は、まず第1の周波数f1で制御情報を受信す
る(ステップS71)。移動局1が、制御情報の受信に
成功したならば(ステップS72)、ステップS75に
進み、制御情報の受信に失敗したならば(ステップS7
2)、第1の周波数f1での受信タイミングに対する第
2の周波数fでの受信タイミングを表の選択場所から取
得し(ステップS73)、第2の周波数f2で制御情報
を受信する(ステップS74)。移動局1が全ての制御
情報要素を受信していないならば(ステップS75)、
ステップS71に戻る。移動局1が全ての制御情報要素
を受信したならば(ステップS75)、受信タイミング
の表の選択場所を変更し(ステップS76)、ステップ
S71に戻る。
【0081】このように、第4の実施例においては、基
地局2のIDに基づいて基地局2および移動局1で同じ
表を作成する。これにより、基地局2は1つの表を持つ
だけでよい。また、移動局1は、接続した基地局2のI
Dから接続する直前にこの表を作成すればよいので、接
続可能な全ての基地局2のための表を持つ必要がない。
その他の効果は第3の実施例と同様である。
【0082】(5)第5の実施例 第5の実施例におけるディジタル無線電話装置の構成
は、図6に示される構成と同様であるが、移動局1の第
1の制御部107の動作および基地局2の第2の制御部
204の動作が第3および第4の実施例と異なる。
【0083】基地局2において、第2の制御部204
は、まず基地局2のIDから送信タイミングの表を作成
し、第4の記憶部206に格納する。そして、常に第2
の制御部204の制御により、第2の無線信号処理部2
02が第2の記憶部205に記憶されている制御情報を
変調し、第2の記憶部205に記憶されている第1の周
波数f1にて第2のアンテナ201から無線信号として
送信した後、所定時間遅延して第2の記憶部205に記
憶されている第2の周波数f2にて同じ制御情報を第2
のアンテナ201から無線信号として送信している。こ
の場合、第2の制御部204は、第1の周波数f1での
送信タイミングに対して遅延した第2の周波数f2での
送信タイミングを第4の記憶部206に記憶された表か
ら決定する。また、第2の制御部204の制御により、
第2の無線信号処理部202が現在の送信タイミングの
情報を制御情報の1つに乗せて第2のアンテナ201か
ら無線信号として送信する。
【0084】移動局1においては、第1の制御部107
の制御により、第1の記憶部106に記憶されている第
1の周波数f1にて第1のアンテナ101から無線信号
を受信している。もし、何らかの原因で無線信号を受信
できなかった場合には、第1の制御部107が第1の周
波数f1での受信タイミングに対する第2の周波数f2
での遅延した受信タイミングを第3の記憶部108に記
憶された表から決定し、第1の記憶部106に記憶され
ている第2の周波数f2にて第1のアンテナ101から
無線信号を受信する。この場合、第1の制御部107
は、受信した制御情報に送信タイミングの情報が含まれ
ているかどうかを判別する。受信した制御情報に送信タ
イミングの情報が含まれている場合には、第1の制御部
107は、第3の記憶部108に記憶された表から同じ
値を探し出し、受信タイミングの選択場所を変更する。
【0085】以下、図11および図12を参照しながら
第5の実施例における干渉回避動作について説明する。
【0086】図11は本発明の第5の実施例におけるデ
ィジタル無線電話装置の基地局の動作を示すフローチャ
ートである。ここで、送信タイミングの情報は、先頭の
制御情報要素に存在するものとする。基地局2は、まず
IDに基づいて送信タイミングの表を作成する(ステッ
プS81)。そして、基地局2は、第1の周波数f1で
制御情報を送信する(ステップS82)。その後、基地
局2は、第1の周波数f1での送信タイミングに対する
第2の周波数f2での送信タイミングを表の選択場所か
ら取得し(ステップS83)、第1の周波数f1で送信
した制御情報と同じ制御情報を第2の周波数f2で送信
する(ステップS84)。基地局2が全ての制御情報要
素を送信していないならば(ステップS85)、次に送
信する制御情報要素を用意し(ステップS86)、ステ
ップS82に戻る。基地局2が全ての制御情報要素を送
信したならば(ステップS85)、送信タイミングの表
の選択場所を変更し(ステップS87)、現在の送信タ
イミングの情報を含む先頭の制御情報要素を用意し(ス
テップS88)、ステップS82に戻る。
【0087】図12は本発明の第5の実施例におけるデ
ィジタル無線電話装置の移動局の動作を示すフローチャ
ートである。移動局1は、まず接続する基地局2を決定
し(ステップS89)、その基地局2のIDから送信タ
イミングの表を作成する(ステップS90)。そして、
移動局1は、第1の周波数f1で制御情報を受信する
(ステップS91)。移動局1が、制御情報の受信に成
功したならば(ステップS92)、ステップS95に進
み、制御情報の受信に失敗したならば(ステップS9
2)、第1の周波数f1での受信タイミングに対する第
2の周波数f2での受信タイミングを表の選択場所から
取得し(ステップS93)、第2の周波数f2で制御情
報を受信する(ステップS94)。制御情報に現在の送
信タイミングの情報が含まれている場合には(ステップ
S95)、移動局1は、受信タイミングの表から制御情
報に含まれる現在の送信タイミングと同じ値の場所を探
し出し、その場所を受信タイミングの選択場所に変更し
(ステップS96)、ステップS91に戻る。制御情報
に送信タイミングの情報が含まれていないならば(ステ
ップS95)、ステップS97に進む。移動局1が全て
の制御情報要素を受信していないならば(ステップS9
7)、ステップS91に戻る。移動局1が全ての制御情
報要素を受信したならば(ステップS97)、受信タイ
ミングの表の選択場所を変更し(ステップS98)、ス
テップS91に戻る。
【0088】このように、第5の実施例においては、制
御情報の1つに現在の送信タイミングの情報を乗せて基
地局2から移動局1へ伝達される。これにより、移動局
1は、全ての制御情報を受信することができなくても、
現在の送信タイミングを知ることができる。その他の効
果は第4の実施例と同様である。
【0089】(6)第6の実施例 図13は本発明の第6および第7の実施例におけるディ
ジタル無線電話装置のブロック図である。図13におい
て、図6と同一または相当部分に同一符号を付し、その
説明を省略する。
【0090】図13のディジタル無線電話装置において
は、移動局1が、経過時間を計測するタイマー109を
さらに備える。他の部分の構成は、図6に示した構成と
同様である。
【0091】移動局1において、タイマー109は、移
動局1が先頭の制御情報要素を受信したときにセットさ
れ、全ての制御情報要素を受信できる時間だけ経過した
時点でタイムアウトする。それにより、受信タイミング
の更新が行われる。他の動作は第5の実施例と同様であ
る。
【0092】以下、図14を参照しながら第6の実施例
における干渉回避動作について説明する。第6の実施例
におけるディジタル無線電話装置の基地局2の動作は図
11に示した動作と同様である。
【0093】図14は本発明の第6の実施例におけるデ
ィジタル無線電話装置の移動局の動作を示すフローチャ
ートである。移動局1は、まず接続する基地局2を決定
し(ステップS109)、その基地局2のIDから受信
タイミングの表を作成する(ステップS110)。そし
て、移動局1は、第1の周波数f1で制御情報を受信す
る(ステップS111)。移動局1が、制御情報の受信
に成功したならば(ステップS112)、ステップS1
15に進み、制御情報の受信に失敗したならば(ステッ
プS112)、第1の周波数f1での受信タイミングに
対する第2の周波数f2での受信タイミングを表の選択
場所から取得し(ステップS113)、第2の周波数f
2で制御情報を受信する(ステップS114)。受信し
た制御情報に現在の送信タイミングの情報が含まれてい
るならば(ステップS115)、制御情報に含まれる現
在の送信タイミングと同じ値の場所を受信タイミングの
表から探し出し、その場所を受信タイミングの選択場所
に変更し(ステップS116)、ステップS111に戻
る。制御情報に現在の送信タイミングの情報が含まれて
いないならば(ステップS115)、ステップS117
に進む。移動局1が全ての制御情報要素を受信したなら
ば(ステップS117)、ステップS120に進み、全
ての制御情報要素を受信していないならば(ステップS
117)、ステップS118に進む。受信した制御情報
要素が先頭の制御情報要素であるならば(ステップS1
18)、ステップS120に進み、受信した制御情報要
素が先頭の制御情報要素でないならば(ステップS11
8)、ステップS119に進む。タイマー109がタイ
ムアウトしたならば(ステップS119)、ステップS
120に進み、タイムアウトしていないならば(ステッ
プS119)、ステップS111に戻る。
【0094】ステップS120において、移動局1は、
受信タイミングの表の選択場所を変更し、タイマー10
9をセットし(ステップS121)、ステップS111
に戻る。
【0095】このように、第6の実施例においては、次
の4つの方法を排他的に行って受信タイミングの変更を
確実に行う。
【0096】(1)制御情報の1つに現在の送信タイミ
ングの情報を乗せて基地局2から移動局1へ送信し、移
動局1はその送信タイミングに基づいて受信タイミング
を変更する。
【0097】(2)移動局1は、基地局2から送信され
ている制御情報の送信周期の先頭の制御情報要素を受信
したときに、受信タイミングを変更する。
【0098】(3)移動局1は、受信タイミングを変更
した時点から制御情報要素の受信および受信不可を区別
なくカウントし、カウント結果が制御情報の送信周期を
構成する制御情報要素の数に達した時点で受信タイミン
グを変更する。
【0099】(4)移動局1は、受信タイミングを変更
した時点で制御情報の送信周期を構成する全ての制御情
報要素を受信するために要する時間だけタイマー109
をセットし、タイマー109のタイムアウトの時点で受
信タイミングを変更する。
【0100】このようにして、移動局1は確実に現在の
送信タイミングを認識するこができる。その他の効果は
第5の実施例と同様である。
【0101】(7)第7の実施例 本発明の第7の実施例におけるディジタル無線電話装置
の構成は、図13に示される構成と同様であるが、移動
局1の第1の記憶部106および第1の制御部107の
動作および基地局2の第2の記憶部205および第2の
制御部204の動作が第6の実施例と異なる。
【0102】移動局1の第1の記憶部106は、制御情
報を受信するための周波数および受信した制御情報を記
憶する。基地局2の第2の記憶部205は、制御情報を
送信するための周波数および制御情報を記憶する。
【0103】基地局2において、第2の制御部204
は、まず、その基地局2のIDから送信タイミングの表
を作成し、第4の記憶部206に格納する。そして、常
に第2の制御部204の制御により、第2の無線信号処
理部202が第2の記憶部205に記憶されている制御
情報を変調し、その制御情報を第2の記憶部205に記
憶されている周波数にて第1の送信タイミングおよび第
2の送信タイミングの2回、第2のアンテナ201から
無線信号として送信している。
【0104】移動局1において、第1の制御部107
は、まず目的とする基地局2のIDから受信タイミング
の表を作成し、第3の記憶部108に格納する。次に、
第1の制御部107の制御により、第1の記憶部106
に記憶されている周波数にて第1のアンテナ101から
無線信号を受信している。もし、何らかの原因で無線信
号を受信できなかった場合には、第1の制御部107
が、第1の受信タイミングに対する第2の受信タイミン
グを第3の記憶部108に記憶された表から決定し、第
1の記憶部106に記憶されている周波数にて第1のア
ンテナ101から無線信号を受信する。他の動作は第6
の実施例と同様である。
【0105】以下、図15および図16を参照しながら
第7の実施例における干渉回避動作について説明する。
【0106】図15は本発明の第7の実施例におけるデ
ィジタル無線電話装置の基地局の動作を示すフローチャ
ートである。ここで、送信タイミングの情報は、先頭の
制御情報要素に存在するものとする。基地局2は、まず
IDから送信タイミングの表を作成する(ステップS1
31)。そして、基地局2は、第1の送信タイミングで
制御情報を送信する(ステップS132)。その後、基
地局2は、第1の送信タイミングに対する第2の送信タ
イミングを表の選択場所から取得し(ステップS13
3)、第1の送信タイミングで送信した制御情報と同じ
制御情報を第2の送信タイミングで送信する(ステップ
S134)。基地局2が全ての制御情報要素を送信して
いないならば(ステップS135)、次に送信する制御
情報要素を用意し(ステップS136)、ステップS1
32に戻る。基地局2が全ての制御情報要素を送信した
ならば(ステップS135)、送信タイミングの表から
の選択場所を変更し(ステップS137)、現在の送信
タイミングの情報を含む先頭の制御情報要素を用意し
(ステップS138)、ステップS132に戻る。
【0107】図16は本発明の第7の実施例におけるデ
ィジタル無線電話装置の移動局の動作を示すフローチャ
ートである。移動局1は、まず接続する基地局2を決定
し(ステップS139)、その基地局2のIDから受信
タイミングの表を作成する(ステップS140)。そし
て、移動局1は、第1の受信タイミングで制御情報を受
信する(ステップS141)。移動局1が、制御情報の
受信に成功したならば(ステップS142)、ステップ
S145に進み、制御情報の受信に失敗したならば(ス
テップS142)、第1の受信タイミングに対する第2
の受信タイミングを表の選択場所から取得し(ステップ
S143)、第2の受信タイミングで制御情報を受信す
る(ステップS144)。
【0108】受信した制御情報に現在の送信タイミング
の情報が含まれているならば(ステップS145)、制
御情報に含まれる現在の送信タイミングと同じ値の場所
を受信タイミングの表から探し出し、その場所に受信タ
イミングの選択場所を変更し(ステップS146)、ス
テップS141に戻る。
【0109】受信した制御情報に現在の送信タイミング
の情報が含まれていないならば(ステップS145)、
ステップS147に進む。移動局1が全ての制御情報要
素を受信したならば(ステップS147)、ステップS
150に進み、全ての制御情報要素を受信していないな
らば(ステップS147)、ステップS148に進む。
移動局1が受信した制御情報要素が先頭の制御情報要素
であるならば(ステップS148)、ステップS150
に進み、先頭の制御情報要素でないならば(ステップS
148)、ステップS149に進む。タイマー109が
タイムアウトしたならば(ステップS149)、ステッ
プS150に進み、タイマー109がタイムアウトして
いないならば(ステップS149)、ステップS141
に戻る。
【0110】ステップS150において、受信タイミン
グの表の選択場所を変更し、タイマー109をセットし
(ステップS151)、ステップS141に戻る。
【0111】このように、第7の実施例においては、基
地局2が移動局1へ第1および第2の送信タイミングで
同じ制御情報を2回送信する。第1の送信タイミングは
一定のタイミングであり、第2の送信タイミングは第1
の送信タイミングに対して遅延したタイミングである。
基地局2は、移動局1と基地局2とで作成される同じ表
に基づいて遅延された第2の送信タイミングを決定し、
全ての制御情報要素の送信周期ごとに遅延した第2の送
信タイミングを動的に変化させる。これにより、干渉回
避が行われる。その他の効果は第6の実施例と同様であ
る。
【0112】
【発明の効果】
(1)第1の発明 第1の発明によれば、基地局から送信されている制御情
報の送信タイミングが各周期ごとに動的に変化されるの
で、複数の基地局からの制御情報が常に干渉状態に留ま
ることなく早急に干渉状態から外れることになる。した
がって、移動局が基地局からの制御情報を正しく受信す
ることができるディジタル無線電話装置が得られる。
【0113】(2)第2の発明 第2の発明によれば、基地局から1つの周波数にて一定
の送信タイミングで送信される制御情報を移動局が受信
することができなかった場合には、移動局は基地局から
他の周波数にてオフセット時間遅延した送信タイミング
で送信される制御情報を受信することができる。また、
オフセット時間が各周期ごとに動的に変化されるので、
複数の基地局からの制御情報が常に干渉状態に留まるこ
となく早急に干渉状態から外れることになる。したがっ
て、移動局が基地局からの制御情報を正しくかつ確実に
受信することができるディジタル無線電話装置が得られ
る。
【0114】(3)第3の発明 第3の発明によれば、基地局からの制御情報の送信タイ
ミングが各周期ごとに動的に変化されるので、複数の基
地局からの制御情報が常に干渉状態に留まることなく早
急に干渉状態から外れることになる。また、基地局では
表に従って制御情報の送信タイミングを決定され、移動
局では基地局の表に対応する表に従って制御情報の受信
タイミングが決定されるので、基地局が制御情報の送信
タイミングを動的に変化させても移動局が制御情報の受
信タイミングを円滑にかつ正確に決定することができ
る。したがって、移動局が基地局からの制御情報を正し
く確実に、かつ円滑に受信することができるディジタル
無線電話装置が得られる。
【0115】(4)第4の発明 第4の発明によれば、基地局からの制御情報の送信タイ
ミングが各周期ごとに動的に変化されるので、複数の基
地局からの制御情報が常に干渉状態に留まることなく早
急に干渉状態から外れることになる。また、基地局では
制御情報の送信タイミングを決定するための表が記憶さ
れ、移動局では基地局の識別子に基づいて制御情報の受
信タイミングが決定されるので、基地局が制御情報の送
信タイミングを動的に変化させても移動局は制御情報の
受信タイミングを円滑にかつ正確に決定することができ
る。この場合、基地局は独自の表を持つだけでよく、移
動局は接続可能な全ての基地局に対応する表を持つ必要
がない。したがって、移動局が基地局からの制御情報を
正しく確実に、かつ円滑に受信することができるディジ
タル無線電話装置が得られる。
【0116】(5)第5の発明 第5の発明によれば、基地局から送信される制御情報の
送信タイミングにおけるオフセット時間が各周期ごとに
動的に変化され、かつ制御情報の現在の送信タイミング
におけるオフセット時間の情報が制御情報の1つとして
基地局から移動局に伝達されるので、複数の基地局から
の制御情報が常に干渉状態に留まることなく早急に干渉
状態から外れることになり、かつ移動局が制御情報によ
り現在の受信タイミングにおけるオフセット時間を知る
ことができる。したがって、移動局が基地局からの制御
情報を正しく確実に、かつ円滑に受信することができる
ディジタル無線電話装置が得られる。
【0117】(6)第6の発明 第6の発明によれば、基地局から送信される制御情報の
送信タイミングにおけるオフセット時間が各周期ごとに
動的に変化され、かつ移動局が、第1の方法、第2の方
法、第3の方法または第4の方法のいずれかにより制御
情報の現在の受信タイミングにおけるオフセット時間を
確実に知ることができるので、複数の基地局からの制御
情報が常に干渉状態に留まることなく早急に干渉状態か
ら外れることになり、かつ、送信タイミングにおけるオ
フセット時間の変化に対応して移動局が受信タイミング
におけるオフセット時間を正確に変化させることができ
る。したがって、移動局が基地局からの制御情報を正し
く確実に、かつ円滑に受信することができるディジタル
無線電話装置が得られる。
【0118】(7)第7の発明 第7の発明によれば、基地局からある周波数にて一定の
送信タイミングで送信される制御情報を移動局が受信す
ることができなかった場合には、移動局は基地局から同
一の周波数にてオフセット時間遅延した送信タイミング
で送信される制御情報を受信することができる。また、
オフセット時間が各周期ごとに動的に変化されるので、
複数の基地局からの制御情報が常に干渉状態に留まるこ
となく早急に干渉状態から外れることになる。したがっ
て、移動局が基地局からの制御情報を正しくかつ確実に
受信することができるディジタル無線電話装置が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1および第2の実施例におけるディ
ジタル無線電話装置のブロック図
【図2】本発明の第1の実施例におけるディジタル無線
電話装置の基地局の動作を示すフローチャート
【図3】本発明の第1の実施例におけるディジタル無線
電話装置の移動局の動作を示すフローチャート
【図4】本発明の第2の実施例におけるディジタル無線
電話装置の基地局の動作を示すフローチャート
【図5】本発明の第2の実施例におけるディジタル無線
電話装置の移動局の動作を示すフローチャート
【図6】本発明の第3、第4および第5の実施例におけ
るディジタル無線電話装置のブロック図
【図7】本発明の第3の実施例におけるディジタル無線
電話装置の基地局の動作を示すフローチャート
【図8】本発明の第3の実施例におけるディジタル無線
電話装置の移動局の動作を示すフローチャート
【図9】本発明の第4の実施例におけるディジタル無線
電話装置の基地局の動作を示すフローチャート
【図10】本発明の第4の実施例におけるディジタル無
線電話装置の移動局の動作を示すフローチャート
【図11】本発明の第5の実施例におけるディジタル無
線電話装置の基地局の動作を示すフローチャート
【図12】本発明の第5の実施例におけるディジタル無
線電話装置の移動局の動作を示すフローチャート
【図13】本発明の第6および第7の実施例におけるデ
ィジタル無線電話装置のブロック図
【図14】本発明の第6の実施例におけるディジタル無
線電話装置の移動局の動作を示すフローチャート
【図15】本発明の第7の実施例におけるディジタル無
線電話装置の基地局の動作を示すフローチャート
【図16】本発明の第7の実施例におけるディジタル無
線電話装置の移動局の動作を示すフローチャート
【図17】従来のディジタル無線電話装置における待ち
受け時の動作を示すフローチャート
【図18】従来のディジタル無線電話装置におけるLC
CHの干渉回避方法の一例を示す図
【図19】従来のディジタル無線電話装置におけるLC
CHの干渉回避方法の他の例を示す図
【図20】従来のLCCHの送信タイミングのインター
バル値が小さい場合の問題点を説明するための図
【図21】従来のLCCHの送信タイミングのインター
バル値が大きい場合の問題点を説明するための図
【図22】従来の同じインターバル値のLCCHどうし
で干渉が起きた場合の問題点を説明するための図
【符号の説明】
1 移動局 2 基地局 101 第1のアンテナ 102 第1の無線信号処理部 103 音声処理部 104 マイク 105 スピーカ 106 第1の記憶部 107 第1の制御部 108 第3の記憶部 109 タイマー 201 第2のアンテナ 202 第2の無線信号処理部 203 回線I/F部 204 第2の制御部 205 第2の記憶部 206 第4の記憶部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御情報を周期的に送信する基地局と、前
    記基地局からの制御情報を受信して前記基地局と無線信
    号で通信を行う移動局とを含むディジタル無線電話装置
    において、前記基地局は、前記制御情報の送信タイミン
    グを各周期ごと動的に変化させる制御手段を含むことを
    特徴とするディジタル無線電話装置。
  2. 【請求項2】制御情報を周期的に送信する基地局と、前
    記基地局からの制御情報を受信して前記基地局と無線信
    号で通信を行う移動局とを含むディジタル無線電話装置
    において、前記基地局は、前記制御情報を各周期ごとに
    複数の周波数で送信し、前記複数の周波数のうち1つの
    周波数での送信を一定の送信タイミングで行い、他の周
    波数での送信を前記一定の送信タイミングに対して所定
    のオフセット時間ずつ遅延させた送信タイミングで行う
    とともに、各周期ごとに前記オフセッット時間を変化さ
    せる制御手段を含むことを特徴とするディジタル無線電
    話装置。
  3. 【請求項3】制御情報を周期的に送信する基地局と、前
    記基地局からの制御情報を受信して前記基地局と無線信
    号で通信を行う移動局とを含むディジタル無線電話装置
    において、前記基地局は、各周期ごとに変化する前記制
    御情報の送信タイミングを決定するための表を記憶する
    第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された前
    記表に従って前記制御情報の送信タイミングを各周期ご
    とに動的に変化させる第1の制御手段とを含み、前記移
    動局は、前記第1の記憶手段に記憶された前記表に対応
    して前記制御情報の受信タイミングを決定するための表
    を記憶する第2の記憶手段と、前記第2の記憶手段に記
    憶された前記表に従って前記制御情報の受信タイミング
    を各周期ごとに動的に変化させる第2の制御手段とを含
    むことを特徴とするディジタル無線電話装置。
  4. 【請求項4】制御情報を周期的に送信する基地局と、前
    記基地局からの制御情報を受信して前記基地局と無線信
    号で通信を行う移動局とを含むディジタル無線電話装置
    において、前記基地局は、各周期ごとに変化する前記制
    御情報の送信タイミングを決定するための表を記憶する
    記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記表に従って
    前記表の送信タイミングを各周期ごとに動的に変化させ
    る第1の制御手段とを含み、前記移動局は、前記基地局
    の識別子に基づいて前記制御情報の受信タイミングを決
    定するための表を作成する表作成手段と、前記表作成手
    段により作成された表に従って前記制御情報の受信タイ
    ミングを各周期ごとに動的に変化させる第2の制御手段
    とを含むことを特徴とするディジタル無線電話装置。
  5. 【請求項5】制御情報を周期的に送信する基地局と、前
    記基地局からの制御情報を受信して前記基地局と無線信
    号で通信を行う移動局とを含むディジタル無線電話装置
    において、前記基地局は、前記制御情報を各周期ごとに
    複数の周波数で送信し、前記複数の周波数のうち1つの
    周波数での送信を一定の送信タイミングで行い、他の周
    波数での送信を前記一定の送信タイミングに対して所定
    のオフセット時間ずつ遅延させた送信タイミングで行
    い、かつ各周期ごとに前記オフセット時間を変化させる
    とともに、各周期ごとに前記オフセット時間の情報を制
    御情報の1つとして送信する第1の制御手段を含み、前
    記移動局は、前記基地局からの前記オフセット時間の情
    報に基づいて前記制御情報の受信タイミングを各周期ご
    とに変化させる第2の制御手段を含むことを特徴とする
    ディジタル無線電話装置。
  6. 【請求項6】制御情報を周期的に送信する基地局と、前
    記基地局からの制御情報を受信して前記基地局と無線信
    号で通信を行う移動局とを含むディジタル無線電話装置
    において、前記基地局は、前記制御情報を各周期ごとに
    複数の周波数で送信し、前記複数の周波数のうち1つの
    周波数での送信を一定の送信タイミングで行い、他の周
    波数での送信を前記一定の送信タイミングに対して所定
    のオフセット時間ずつ遅延させた送信タイミングで行
    い、かつ各周期ごとに前記オフセット時間を変化させる
    とともに、各周期ごとに前記オフセット時間の情報を制
    御情報の1つとして送信する第1の制御手段を含み、前
    記移動局は、前記基地局からの前記オフセット時間の情
    報に基づいて前記制御情報の受信タイミングを各周期ご
    とに変化させる第1の方法と、前記基地局からの前記制
    御情報のうち各周期の先頭の制御情報要素の受信に応答
    して前記制御情報の受信タイミングを変化させる第2の
    方法と、前記制御情報の受信タイミングから前記制御情
    報要素の受信および受信不可をカウントし、カウント結
    果が1周期の制御情報要素の数に達した時点で前記制御
    情報の受信タイミングを変化させる第3の方法と、前記
    制御情報の受信タイミングの変化から1周期のすべての
    制御情報要素を受信するために要する時間の経過後に前
    記制御情報の受信タイミングを変化させる第4の方法と
    を排他的に任意に行う第2の制御手段を含むことを特徴
    とするディジタル無線電話装置。
  7. 【請求項7】制御情報を周期的に送信する基地局と、前
    記基地局からの制御情報を受信して前記基地局と無線信
    号で通信を行う移動局とを含むディジタル無線電話装置
    において、前記基地局は、前記制御情報を各周期ごとに
    同一の周波数で複数回送信し、前記複数回の送信のうち
    1回目の送信を一定の送信タイミングで行い、2回目以
    降の送信を前記一定の送信タイミングに対して所定のオ
    フセット時間ずつ遅延させた送信タイミングで行うとと
    もに、各周期ごとに前記オフセット時間を変化させる制
    御手段を含むことを特徴とするディジタル無線電話装
    置。
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