JP4590113B2 - スペクトラム拡散通信システムのための受信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話のような移動体通信システムに好適なスペクトラム拡散通信システムに関し、特にPN符号のような拡散符号を用いて信号を拡散及び逆拡散する直接拡散型のスペクトラム拡散通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
直接拡散型のスペクトラム拡散通信システムを採用する移動体通信システムでは、受信局は、送信局から互いに異なる伝搬路を経て異なる時刻に受信する複数の信号のそれぞれに含まれる拡散符号と、受信装置自身が備える拡散符号生成器が生成する拡散符号との間で該生成した拡散符号を操作することにより同期を捕捉する。受信局は、さらに、同期捕捉した信号のうちより良好な信号の同期追従を行い、同期追従している信号を合成し、該合成した信号を復調する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば複数のノイズでない正規の信号のレベルがほぼ零となる、電力低減のための間欠送信時には、間欠送信時の正規の信号のレベルより大きいレベルを有する複数の雑音が存在し得ることから、受信局は、前記複数の正規の信号に代えて前記した複数の雑音について同期捕捉及び同期追従を行う。そのため、前記した合成後の信号は、正規の信号を全く含まなくなる。その結果、たとえ間欠送信を終えても、前記した雑音に基づく同期捕捉及び同期追従に代わる、正規の信号に基づく同期捕捉及び同期追従が完了するまで、正規の信号を全く復調することができないという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る受信装置は、送信装置から複数の伝搬路を経て受信する複数の信号の同期を周期的に捕捉する捕捉部と、前記捕捉部によって前記同期捕捉された複数の信号のうちの一つをそれぞれが追従する複数の追従部とを含むスペクトラム拡散通信システムのための受信装置であって、前記各追従部が現時点で追従している信号の現在の伝搬状況及び該信号の過去の伝搬状況の良否を判断する判断部と、前記判断部によって判断された前記信号の現在の伝搬状況及び該信号の過去の伝搬状況の良否に基づき、前記捕捉部によって現時点で捕捉された前記複数の信号のうち所定数の信号を選択する選択部を有し、前記複数の追従部は、前記選択部によって選択された前記所定数の信号を追従し、前記判断部は、前記追従部が同期追従している前記信号が過去に複数回、同期捕捉されているとき、該信号の過去の伝搬状況が良好であったと判断することを特徴とする。
【0005】
また、送信装置から複数の伝搬路を経て受信する複数の信号の同期を周期的に捕捉する捕捉部と、前記捕捉部によって前記同期捕捉された複数の信号のうちの一つをそれぞれが追従する複数の追従部とを含むスペクトラム拡散通信システムのための受信装置であって、前記各追従部が現時点で追従している信号の現在の伝搬状況及び該信号の過去の伝搬状況の良否を判断する判断部と、前記判断部によって判断された前記信号の現在の伝搬状況及び該信号の過去の伝搬状況の良否に基づき、前記捕捉部によって現時点で捕捉された前記複数の信号のうち所定数の信号を選択する選択部を有し、前記複数の追従部は、前記選択部によって選択された前記所定数の信号を追従し、前記選択部は、前記追従部が同期追従している前記所定数の信号のそれぞれが前記捕捉部が捕捉した複数の信号のうちのいずれにも該当しないとき、前記所定数の信号の過去の伝搬状況に基づき、前記所定数の信号のうち少なくとも一つの信号の同期追従を継続することを前記追従部に許可することを特徴とする。
【0006】
また、送信装置から複数の伝搬路を経て受信する複数の信号の同期を周期的に捕捉する捕捉部と、前記捕捉部によって捕捉された信号のそれぞれの同期を追従する複数の追従部とを含み、前記複数の追従部のそれぞれが同期追従している全ての信号及び前記捕捉部が新規に同期の捕捉をした全ての信号で一致する信号が無いときに、前記複数の追従部の何れかの追従部に該追従部が同期追従している信号の同期追従を継続させ、他の追従部に、前記新規に同期捕捉をした信号の同期追従を開始させることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を具体例を用いて説明する。
〈具体例1の構成〉
本発明に係るスペクトラム拡散通信システムのための受信装置に設けられている同期捕捉装置について説明する。この同期捕捉装置が設けられている受信装置は、送信装置と受信装置との間に形成される複数の伝搬路を経由して到来する送信装置からの複数の信号を受信し、それら受信した複数の信号を合成し、合成された信号を復調する。SN比の観点からは、複数の信号を受信することが望ましいが、受信装置は、一の信号を受信しさえすれば、たとえSN比が悪くても送信装置からの信号を復調することができる。同期捕捉装置は、このような復調を実現すべく、以下のような構成を有する。
【0025】
図1は、本発明に係る同期捕捉装置が適用された、具体例1の送受信システムを示す。具体例1の送受信システム100は、例えば、スペクトラム拡散方式の移動体通信システムであり、図1に示されるように、本発明に係る同期捕捉装置400を有する、例えば基地局である受信装置200と、伝送すべき情報を含む信号を前記受信装置200へ送出する、例えば移動局である送信装置300とを備える。
【0026】
送信装置300は、例えば、PN符号またはgold符号のような従来よく知られた拡散符号を用いて、伝送すべき情報を含む情報信号を拡散した後、拡散された信号である拡散信号を受信装置200へ送出する。受信装置200は、前記送信装置300が送出する前記拡散信号を受信し、該受信された拡散信号を前記拡散符号と同一な拡散符号を用いて逆拡散することにより前記情報信号を再生する。
【0027】
より具体的には、送信装置300及び受信装置200間には、送信装置300の移動に伴い時々刻々と変化し、しかもその距離が互いに異なる複数の伝搬路が存在することから、受信装置200は、送信装置300から、それら複数の伝搬路を経由して入来する複数の拡散信号を受信する。図1では、受信装置200が、送信装置300から、複数の伝搬路(1)〜(5)をそれぞれ伝搬する複数の拡散信号を受信することが示されている。以下、例えば、送信装置300から伝搬路(1)を経由して受信装置200に到来する信号を信号(1)といい、同様にして、他の伝搬路(2)〜(5)を経由する信号を信号(2)〜信号(5)という。図1では、また、受信装置200が、雑音(N1)、(N2)、または(N3)を受信し得ることが示されている。
【0028】
図2は、具体例1の同期捕捉装置の構成を示す。同期捕捉装置400は、図2に示されているように、受信された前記複数の拡散信号の同期を前記拡散信号の操作により捕捉する捕捉部500と、前記捕捉部500が捕捉した複数の拡散信号のうち所定数の拡散信号の同期を追従する、該所定数に等しい数の追従ユニット600−1〜600−3を有する追従部600と、前記追従部600が同期追従している前記所定数の拡散信号が伝搬する伝搬路の現在の状況、即ち現在の伝搬状況、及び該伝搬路の過去の状況、即ち過去の伝搬状況の良否を判断する判断部700と、前記判断部700によって判断された、前記追従部600が追従している所定数の信号の現在の伝搬状況及び過去の伝搬状況の良否に基づき、前記捕捉部500が同期捕捉した信号のうちのいずれかの同期追従を開始すること、または前記追従ユニット600−1〜600−3が同期追従してきた信号の同期追従を継続することを前記追従ユニット600−1〜600−3に許可する選択部800とを備える。
【0029】
捕捉部500は、従来よく知られているように、送信装置300から受信する複数の拡散信号を、前記拡散符号を用いて逆拡散することにより、該複数の拡散信号の同期を周期的にかつ同時的に同期捕捉する。拡散符号の自己相関特性により、送信装置300で用いられた拡散符号と同一の拡散符号を用いて拡散信号を逆拡散したときには、その逆拡散された信号、即ち、再生される情報信号のレベルは大きくなり、他方、異なるときには、再生される情報信号のレベルは極めて小さくなる。捕捉部500は、閾値Lthよりレベルが大きい情報信号を正規の信号である、すなわち、雑音でないと推定する。
【0030】
追従部600は、選択部800による制御下で、前記捕捉部500が同期捕捉した複数の信号及び前記追従部600が同期追従してきた複数の信号のうち、前記所定数に相当する数の信号の同期追従を行う。追従部600では、追従ユニット600−1〜600−3は、各追従ユニット600−1〜600−3が現時点まで同期追従を行っていた信号が、捕捉部500が現時点で同期捕捉した複数の信号の一つに該当するときには、前記現時点まで同期捕捉を行っていた信号の同期追従を継続し、他方、該当しないときには、前記現時点まで同期捕捉を行っていた信号に代えて、前記捕捉部500が現時点で同期同期捕捉した複数の信号のうち前記選択部800が選択した信号の同期追従を開始する。
【0031】
判断部700は、追従ユニット600−1〜600−3が追従している信号の現在の伝搬状況及び過去の伝搬状況を示すための、追従ユニット600−1〜600−3にそれぞれ対応するフラグA(1)及びフラグB(1)、フラグA(1)及びフラグB(1)、並びに、フラグA(3)及びフラグB(3)を有する。フラグA(1)〜A(3)は、追従ユニット600−1〜600−3がそれぞれ同期追従している信号の現在の伝搬状況を示すために用いられ、他方、フラグB(1)〜B(3)は、前記同期追従している信号の過去の伝搬状況を示すために用いられる。
【0032】
より具体的には、判断部700は、例えば、前記追従ユニット600−1が現時点まで同期追従している信号が前記捕捉部500が現時点で同期捕捉した複数の信号のうちの一つに一致するときには、前記フラグA(1)に“良好である”を設定し、他方、一致しないときには、前記フラグA(1)に“良好でない”を設定する。
【0033】
判断部700は、また、例えば、前記追従ユニット600−1が、現時点で同期追従している信号の同期追従を継続するときには、言い換えれば、前記信号が現時点までに複数回、同期捕捉されたときには、前記フラグB(1)に“良好であった”を設定し、他方、前記追従ユニット600−1が、捕捉部500が現時点で同期捕捉した複数の信号のうちの一つの同期追従を開始するときには、“良好でなかった”を設定する。
【0034】
選択部800は、前記判断部700により前記フラグA(1)〜A(3)及びB(1)〜B(3)で示される、前記追従ユニット600−1〜600−3が現時点で同期追従している信号の現在の伝搬状況の良否及び過去の伝搬状況の良否に基づき、前記追従ユニット600−1〜600−3が現時点で同期追従している複数の信号及び前記捕捉部500が現時点で同期捕捉した複数の信号のうち、追従ユニット600−1〜600−3に同期追従を継続させる信号または同期追従を開始させる信号を選択する。言い換えれば、選択部800は、追従ユニット600−1〜600−3が現時点まで同期追従している信号を追従ユニット600−1〜600−3がさらに同期追従を継続することの許否、及び捕捉部500が現時点に同期捕捉した信号のうちの一つを追従ユニット600−1〜600−3が新たに同期追従を開始することの許否を決定する。
【0035】
〈具体例1の動作〉
具体例1の送受信システムの動作について説明する。説明は、例えば、送信電力を低減するための間欠送信時に、追従ユニット600−1〜600−3が同期追従している3つの信号が一時的に消滅することを前提に行う。より具体的には、(I)同期追従している所定数の信号、すなわち3つの信号を一時的に受信せず、また図1に示す雑音(N1)〜(N3)をも受信しないときの動作、及び(II)〜(V)同期追従している3つの信号を一時的に受信しないが、前記した3つの雑音(N1)〜(N3)を受信するときの動作について説明する。
【0036】
動作(II)では、雑音(N1)〜(N3)を受信するまでに、既に3つの信号の同期追従が継続されているが、新たに同期追従を開始した信号は存在しない。動作(III)では、雑音(N1)〜(N3)を受信するまでに、既に2つの信号の同期追従が継続され、かつ1つの信号の同期追従が新たに開始されている。動作(IV)では、雑音(N1)〜(N3)を受信するまでに、既に1つの信号の同期追従が継続されており、かつ2つの信号の同期追従が新たに開始されている。動作(V)では、雑音(N1)〜(N3)を受信する前までに、同期追従を継続された信号は存在しないが、3つの信号の同期追従が新たに開始されている。
【0037】
図3は、同期追従している信号を一時的に受信せず、また雑音も受信しないときの動作(I)を示す。
サイクル(1a):受信装置200は、送信装置300から何ら信号を受信していない。
【0038】
サイクル(1b):受信装置200が送信装置300から拡散信号(1)〜(5)を受信すると、捕捉部500は、逆拡散により信号(1)〜(5)を同期捕捉する。捕捉部500は、前記した自己相関特性の観点から正規の信号であると推定される、図3に示す閾値Lthよりレベルが大きい信号のうち、最良の所定数の信号、即ち最良の3つの信号が、信号(2)、(4)、及び(5)であることを判断部700に通知する。
【0039】
判断部700は、捕捉部500から前記通知を受けると、最初の同期捕捉であることを選択部800に通知し、選択部800は、判断部700からの前記通知に応答して、信号(2)、(4)、(5)の同期追従の開始をそれぞれ追従ユニット600−1〜600−3に許可し、追従ユニット600−1に対応するフラグB(1)、追従ユニット600−2に対応するフラグB(2)、及び追従ユニット600−3に対応するフラグB(3)に“良好でなかった”旨を設定する。これにより、追従ユニット600−1は、信号(2)の同期追従を開始し、追従ユニット600−2は、信号(4)の同期追従を開始し、追従ユニット600−3は、信号(5)の同期追従を開始する。
【0040】
サイクル(1c):サイクル(1b)と同様にして、最良である信号(2)、(4)、(5)の存在を判断部700に通知する。判断部700は、追従ユニット600−1〜600−3がサイクル(1c)まで同期追従を行ってきた信号(2)、(4)、(5)のそれぞれが、捕捉部500がサイクル(1c)で同期捕捉した最良の信号(2)、(4)、(5)のいずれかに一致するか否かを判断する。
【0041】
例えば、追従ユニット600−1がサイクル(1c)まで同期追従を行ってきた信号(2)が、捕捉部500がサイクル(1c)で同期捕捉した信号(2)に一致することから、判断部700は、追従ユニット600−1のためのフラグA(1)に“良好である”旨を設定する。同様にして、判断部700は、フラグA(2)及びA(3)にそれぞれ“良好である”旨を設定する。
【0042】
判断部700によるフラグA(1)〜A(3)の設定が終了すると、選択部800は、フラグA(1)〜A(3)を参照する。フラグA(1)〜A(3)の全てが“良好である”旨を示すことから、選択部800は、該追従ユニット600−1〜600−3が同期追従している信号(2)、(4)、(5)の同期追従を継続することを追従ユニット600−1〜600−3に許可する。この許可により、追従ユニット600−1〜600−3は、サイクル(1c)まで同期追従を行っていた信号の同期追従を継続する。追従ユニット600−1が同期追従を継続することから、選択部800は、追従ユニット600−1のためのフラグB(1)に“良好であった”旨を設定し、同様の理由により、フラグB(2)、B(3)にもまた“良好であった”旨を設定する。
【0043】
サイクル(1d):受信装置200が、例えば間欠送信により、逆拡散後のレベルが閾値Lthより小さい拡散信号(1)〜(5)を受信すると、捕捉部500は、信号(1)〜(5)のいずれをも正規の信号であると推定することができない。したがって、捕捉部500は、同期捕捉された信号が存在しないことを判断部700に通知し、判断部700は、捕捉部500からの前記通知に応答して、選択部800に同期捕捉された信号が存在しない旨を通知する。選択部800は、判断部700からの前記通知に応答して、追従ユニット600−1〜600−3がサイクル(1d)まで同期追従を行ってきた信号(2)、(4)、(5)の同期追従の継続を追従ユニット600−1〜600−3に許可する。
【0044】
サイクル(1e):間欠送信が終了することにより、受信装置200が逆拡散後のレベルが閾値Lthより大きい拡散信号(1)〜(5)を再び受信すると、サイクル(1c)と同様にして、捕捉部500は、最良の信号(2)、(4)、(5)の存在を判断部700に通知する。判断部700は、追従ユニット600−1〜600−3がサイクル(1e)まで同期追従を行ってきた信号(2)、(4)、(5)のそれぞれが捕捉部500がサイクル(1e)で同期捕捉した信号(2)、(4)、(5)のいずれかに一致するか否かを判断する。追従ユニット600−1がサイクル(1e)まで同期追従を行ってきた信号(2)が、捕捉部500がサイクル(1e)で同期捕捉した信号(2)に一致することから、判断部700は、追従ユニット600−1のためのフラグA(1)に“良好である”旨を設定する。同様の理由により、判断部700は、フラグA(2)及びA(3)に“良好である”旨を設定する。
【0045】
選択部800は、判断部700によるフラグA(1)〜A(3)の設定が終了すると、サイクル(1c)での動作と同様にして、前記フラグA(1)〜A(3)を参照する。フラグA(1)〜A(3)の全てが、“良好である”旨を示すことから、選択部800は、追従ユニット600−1〜600−3がサイクル(1e)まで同期追従を行ってきた信号(2)、(4)、(5)の同期追従の継続を追従ユニット600−1〜600−3に許可する。この許可により、追従ユニット600−1〜600−3は、サイクル(1e)まで同期追従を行ってきた信号(2)、(4)、(5)の同期追従を継続する。追従ユニット600−1が同期追従を継続を許可されることから、判断部700は、追従ユニット600−1のためのフラグB(1)に“良好であった”旨を設定し、同様の理由により、フラグB(2)、B(3)にもまた“良好であった”旨を設定する。
【0046】
図4は、前記した動作(II)を示す。すなわち、雑音(N1)〜(N3)を受信するまでに、既に3つの信号の同期追従が継続されているが、新たに同期追従を開始した信号は存在しない場合の動作を示す。
【0047】
サイクル(2a)〜(2c):サイクル(2a)〜(2c)が前記した動作(I)のサイクル(1a)〜(1c)と同一であることから、同期捕捉装置400は、前記サイクル(1a)〜(1c)の動作と同様に動作する。例えば、サイクル(2c)では、判断部700は、追従ユニット600−1〜600−3がサイクル(2c)まで同期追従を行ってきた信号(2)、(4)、(5)のそれぞれが、捕捉部500がサイクル(2c)で同期捕捉した信号(2)、(4)、(5)のいずれかに一致することから、フラグA(1)〜A(3)に“良好である”旨を設定し、また、追従ユニット600−1〜600−3が、該各追従ユニット600−1〜600−3がサイクル(2c)まで同期追従を行ってきた信号(2)、(4)、(5)の同期追従を継続することから、フラグB(1)〜B(3)に“良好であった”旨を設定する。
【0048】
サイクル(2d):間欠送信のために、受信装置200が送信装置300から逆拡散後のレベルが閾値Lthより大きい信号を受信することに代えて、逆拡散後のレベルが閾値Lthより大きい3つの雑音(N1)〜(N3)を受信すると、捕捉部500は、逆拡散により該3つの雑音(N1)〜(N3)を同期捕捉する。判断部700は、追従ユニット600−1〜600−3がサイクル(2d)まで同期追従してきた信号(2)、(4)、(5)のそれぞれが、捕捉部500がサイクル(2d)で同期捕捉した雑音(N1)〜(N3)のいずれかに一致するか否かを判断する。前記同期追従を行ってきた信号(2)、(4)、(5)のそれぞれが前記同期捕捉された雑音(N1)〜(N3)のいずれにも該当しないことから、判断部700は、フラグA(1)〜A(3)に“良好でない”旨を設定する。
【0049】
判断部700によるフラグA(1)〜A(3)の設定が終了すると、選択部800は、フラグA(1)〜A(3)を参照する。フラグA(1)〜A(3)の全てが“良好でない”旨を示すことから、選択部800は、フラグB(1)〜B(3)を参照する。フラグB(1)〜B(3)の全てが“良好であった”旨を示すことから、選択部800は、追従ユニット600−1〜600−3がサイクル(2d)まで同期追従を行ってきた信号(2)、(4)、(5)の過去の伝搬状況が良好であったことを認識する。全ての信号(2)、(4)、(5)の過去の伝搬状況が良好であったことを認識することから、選択部800は、信号(2)、(4)、(5)のうちの任意の信号、例えば、信号(2)の同期追従の継続を追従ユニット600−1に許可し、前記同期捕捉した雑音(N1)〜(N3)のうち任意の2つの信号、例えば、雑音(N1)及び(N2)の同期追従の開始を他の追従ユニット600−2〜600−3に許可する。
【0050】
判断部700は、前記許可により追従ユニット600−1が同期追従を継続することから、フラグB(1)に“良好であった”旨を設定し、他方、前記許可により追従ユニット600−2及び600−3が同期追従を開始することから、フラグB(2)、B(3)に“良好でない”旨を設定する。
【0051】
サイクル(2e):間欠送信が終了し、受信装置200が逆拡散後のレベルが閾値Lthより大きい拡散信号(1)〜(5)を再び受信すると、判断部700は、捕捉部500がサイクル(2e)で同期捕捉した信号(1)〜(5)のうちの最良な信号(2)、(4)、(5)のそれぞれが、追従ユニット600−1〜600−3がサイクル(2e)まで同期追従を行ってきた信号(2)、(N1)、(N2)のいずれかに一致するか否かを判断する。
【0052】
同期追従を行ってきた信号(2)が同期捕捉された信号(2)に一致することから、判断部700は、フラグA(1)に“良好である”旨を設定する。他方、同期追従を行ってきた雑音(N1)、(N2)のそれぞれが前記同期捕捉された信号(2)、(4)、(5)のいずれにも一致しないことから、フラグA(2)及びA(3)に“良好でない”旨を設定する。
【0053】
判断部700によるフラグA(1)〜A(3)の設定が終了すると、選択部800は、フラグA(1)〜A(3)を参照する。フラグA(1)が“良好である”旨を示すことから、選択部800は、追従ユニット600−1に信号(2)の同期追従の継続を許可する。他方、フラグA(2)、A(3)が“良好でない”旨を示すことから、選択部800は、追従ユニット600−2、600−3に同期捕捉された他の信号(4)、(5)の同期追従の開始を許可する。この許可により、追従ユニット600−1は、信号(2)の同期追従を継続し、また、追従ユニット600−2、600−3は、信号(4)、(5)の同期追従を開始する。
【0054】
追従ユニット600−1が同期追従を継続することから、判断部700は、フラグB(1)に“良好であった”旨を設定する。他方、追従ユニット600−2、600−3が同期追従を開始することから、フラグB(2)、B(3)に“良好でなかった”旨を設定する。
【0055】
上記したサイクル(2d)で、選択部800は、サイクル(2d)まで同期追従を行ってきた信号(2)、(4)、(5)のうち任意の信号(2)を選択することに代えて、信号(2)、(4)、(5)のレベル、例えば、追従部600が同期追従の過程で算出可能な信号(2)、(4)、(5)のそれぞれの電力値、または捕捉部500が同期捕捉の過程で算出可能な信号(2)、(4)、(5)のそれぞれの電力値に基づき、より良好な信号を選択することが望ましい。
【0056】
図5は、前記した動作(III)を示す。すなわち、雑音(N1)〜(N3)を受信するまでに、既に2つの信号の同期追従が継続され、かつ1つの信号の同期追従が新たに開始されている場合の動作を示す。
サイクル(3a):受信装置200は、送信装置300から何ら信号を受信していない。
【0057】
サイクル(3b):受信装置200が送信装置300から拡散信号(2)、(4)を受信すると、前記した動作(I)のサイクル(1b)と同様にして、追従ユニット600−1及び600−2は、信号(2)、(4)の同期追従を開始し、判断部700は、フラグB(1)、B(2)に“良好でなかった”旨を設定する。
【0058】
サイクル(3c):受信装置200が拡散信号(2)、(4)に加えて拡散信号(5)をも受信すると、捕捉部500は、それらの信号(2)、(4)、(5)を同期捕捉する。判断部700は、追従ユニット600−1及び600−2がサイクル(3c)まで同期追従を行ってきた信号(2)、(4)のそれぞれが、捕捉部500がサイクル(3c)で同期捕捉した信号(2)、(4)、(5)のいずれかに一致するか否かを判断する。同期追従してきた信号(2)、(4)が、同期捕捉した信号(2)、(4)、(5)のうちの信号(2)、(4)に一致することから、判断部700は、フラグA(1)及びA(2)に“良好である”旨を設定する。
【0059】
判断部700によるフラグA(1)〜A(3)の設定が終了すると、選択部800は、フラグA(1)〜A(3)を参照する。フラグA(1)、A(2)が“良好である”旨を示すことから、選択部800は、追従ユニット600−1、600−2に信号(2)、(4)の同期追従の継続を許可する。他方、選択部800は、追従ユニット600−3に、サイクル(3c)で初めて同期捕捉された信号(5)の同期追従の開始を許可する。この許可により、追従ユニット600−1、600−2は、同期追従を継続し、他方、追従ユニット600−3は、同期追従を開始する。判断部700は、追従ユニット600−1、600−2が同期追従を継続することから、フラグB(1)、B(2)に“良好であった”旨を設定し、他方、追従ユニット600−3が同期追従を開始することから、フラグB(3)に“良好でなかった”旨を設定する。
【0060】
サイクル(3d):間欠送信のために、受信装置200が逆拡散後のレベルが閾値Lthより小さい信号(2)、(4)、(5)を受信し、しかも、雑音(N1)、(N2)、(N3)をもまた受信すると、捕捉部500は、逆拡散により雑音(N1)、(N2)、(N3)を同期捕捉する。判断部700は、追従ユニット600−1〜600−3がサイクル(3d)まで同期追従を行ってきた信号(2)、(4)、(5)のそれぞれが、捕捉部500がサイクル(3d)で同期捕捉した雑音(N1)、(N2)、(N3)のいずれかに一致するか否かを判断する。同期追従してきた信号(2)、(4)、(5)のそれぞれが、同期捕捉された雑音(N1)、(N2)、(N3)のいずれにも一致しないことから、判断部700は、フラグA(1)〜A(3)の全てに“良好でない”旨を設定する。
【0061】
判断部700によるフラグA(1)〜A(3)の設定が終了すると、選択部800は、フラグA(1)〜A(3)を参照する。フラグA(1)〜A(3)の全てが“良好でない”旨を示すことから、選択部800は、フラグB(1)〜B(3)を参照する。選択部800は、フラグB(1)、フラグB(2)が“良好であった”旨を示すことから、追従ユニット600−1、600−2に信号(2)、(4)の同期追従の継続を許可し、他方、フラグB(3)が“良好でなかった”旨を示すことから、追従ユニット600−3に、同期追従を行ってきた信号(5)に代えて、同期捕捉した雑音(N1)、(N2)、(N3)のうちのいずれかの雑音、例えば、雑音(N1)の同期追従の開始を許可する。判断部700は、この許可により追従ユニット600−1、600−2が同期追従を継続することから、フラグB(1)、B(2)に“良好であった”旨を設定し、他方、この許可により追従ユニット600−3が同期追従を開始することから、フラグB(3)に“良好でなかった”旨を設定する。
【0062】
サイクル(3e):間欠送信が終了し、受信装置200が逆拡散後のレベルが閾値Lthより大きい拡散信号(2)、(4)、(5)を受信するが、雑音(N1)、(N2)、(N3)を受信しないと、捕捉部500は、拡散信号(2)、(4)、(5)を同期捕捉する。判断部700は、追従ユニット600−1〜600−3がサイクル(3e)まで同期追従を行ってきた信号(2)、(4)、及び雑音(N1)のそれぞれが、捕捉部500がサイクル(3e)で同期捕捉した信号(2)、(4)、(5)のいずれかに一致するか否かを判断する。
【0063】
判断部700は、追従ユニット600−1、600−2が同期追従してきた信号(2)、(4)が同期捕捉した信号(2)、(4)にそれぞれ一致することから、フラグA(1)、A(2)に“良好である”旨を設定し、他方、追従ユニット600−3が同期追従してきた雑音(N1)が同期捕捉した信号(2)、(4)、(5)のいずれにも合致しないことから、フラグA(3)に“良好でない”旨を設定する。
【0064】
判断部700によるフラグA(1)〜A(3)の設定が終了すると、選択部800は、フラグA(1)〜A(3)を参照する。フラグA(1)、A(2)が“良好である”旨を示すことから、選択部800は、追従ユニット600−1及び600−2に信号(2)、(4)の同期追従の継続を許可する。選択部800は、また、フラグA(3)が“良好でない”旨を示すことから、追従ユニット600−3に、サイクル(3e)で同期捕捉された信号(2)、(4)、(5)のうちの信号(2)、(4)以外の信号、即ち、信号(5)の同期追従の開始を許可する。
【0065】
判断部700は、追従ユニット600−1、600−2が同期追従を継続することから、フラグB(1)、B(2)に“良好であった”旨を設定し、他方、追従ユニット600−3が同期追従を開始することから、フラグB(3)に“良好でなかった”旨を設定する。
【0066】
図6は、前記した動作(IV)を示す。すなわち、雑音(N1)〜(N3)を受信するまでに、既に1つの信号の同期追従が継続されており、かつ2つの信号の同期追従が新たに開始されている場合の動作を示す。
サイクル(4a):受信装置200は、送信装置300から何ら信号を受信していない。
【0067】
サイクル(4b):受信装置200が拡散信号(2)を受信すると、前記した動作(III)のサイクル(3b)と同様にして、追従ユニット600−1は、信号(2)の同期追従を開始し、判断部700は、フラグB(1)に“良好でなかった”旨を設定する。
【0068】
サイクル(4c):受信装置200が拡散信号(2)に加えて、拡散信号(4)、(5)を受信すると、捕捉部500は、信号(2)、(4)、(5)を同期捕捉する。判断部700は、追従ユニット600−1がサイクル(4c)まで同期追従を行ってきた信号(2)が、捕捉部500がサイクル(4c)で同期捕捉した信号(2)、(4)、(5)のいずれかに一致するか否かを判断する。同期追従してきた信号(2)が同期捕捉された信号(2)に一致することから、判断部700は、フラグA(1)に“良好である”旨を設定する。
【0069】
前記サイクル(4b)と同様に、追従ユニット600−2及び600−3は、同期捕捉された信号(2)、(4)、(5)のうち、信号(2)以外の信号、即ち信号(4)、(5)の同期追従を開始する。判断部700は、追従ユニット600−1の同期追従が継続されることから、フラグB(1)に“良好であった”旨を設定し、他方、追従ユニット600−1、600−2が同期追従を開始することから、フラグB(3)に“良好でなかった”旨を設定する。
【0070】
サイクル(4d):間欠送信のために、受信装置200が逆拡散後のレベルが閾値Lthより小さい信号(2)、(4)、(5)を受信し、しかも逆拡散後のレベルが閾値Lthより大きい雑音(N1)、(N2)、(N3)を受信すると、捕捉部500は、雑音(N1)、(N2)、(N3)を同期捕捉する。判断部700は、追従ユニット600−1〜600−3がサイクル(4d)まで同期追従を行ってきた信号(2)、(4)、(5)のそれぞれが、捕捉部500がサイクル(4d)で同期捕捉した雑音(N1)、(N2)、(N3)のいずれかに一致するか否かを判断する。同期追従してきた信号(2)、(4)、(5)のそれぞれが、同期捕捉された雑音(N1)、(N2)、(N3)のいずれにも一致しないと判断することから、判断部700は、フラグA(1)〜A(3)に“良好でない”旨を設定する。
【0071】
判断部700によるフラグA(1)〜A(3)の設定が終了すると、選択部800は、フラグA(1)〜A(3)を参照する。フラグA(1)〜A(3)の全てが“良好でない”旨を示すことから、選択部800は、フラグB(1)〜B(3)を参照する。選択部800は、フラグB(1)が“良好であった”旨を示すことから、追従ユニット600−1に信号(2)の同期追従の継続を許可し、他方、フラグB(2)、B(3)が“良好でなかった”旨を示すことから、追従ユニット600−1、600−2に、同期追従を行ってきた信号(4)、(5)に代えて、同期捕捉された雑音(N1)、(N2)、(N3)のうちのいずれかの信号、例えば、雑音(N1)、(N2)の同期追従の開始を許可する。判断部700は、この許可により追従ユニット600−1が同期追従を継続することから、フラグB(1)に“良好であった”旨を設定し、他方、この許可により追従ユニット600−2、600−3が同期追従を開始することから、フラグB(2)、B(3)に“良好でなかった”旨を設定する。
【0072】
サイクル(4e):間欠送信が終了し、受信装置200が逆拡散後のレベルが閾値Lthより大きい拡散信号(2)、(4)、(5)を受信し、他方、雑音(N1)、(N2)、(N3)を受信しないと、捕捉部500は、信号(2)、(4)、(5)を同期捕捉する。判断部700は、追従ユニット600−1〜600−3がサイクル(4e)まで同期追従を行ってきた信号(2)及び雑音(N1)、(N2)のそれぞれが、捕捉部500がサイクル(4e)で同期捕捉した信号(2)、(4)、(5)のいずれかに一致するか否かを判断する。
【0073】
判断部700は、同期追従してきた信号(2)と同期捕捉した信号(2)とが一致することから、フラグA(1)に“良好である”旨を設定し、他方、同期追従してきた雑音(N1)、(N2)が、同期捕捉された(2)、(4)、(5)のいずれにも一致しないことから、フラグA(2)、フラグA(3)に“良好でない”旨を設定する。
【0074】
判断部700によるフラグA(1)〜A(3)の設定が終了すると、選択部800は、フラグA(1)〜A(3)を参照する。フラグA(1)が“良好である”旨を示すことから、選択部800は、追従ユニット600−1に信号(2)の同期追従の継続を許可する。他方、フラグA(2)、フラグA(3)が“良好でない”旨を示すことから、選択部800は、追従ユニット600−2及び600−3に、同期捕捉された信号(2)、(4)、(5)のうちの信号(2)以外の信号、即ち、信号(4)、(5)の同期追従の開始を許可する。判断部700は、前記許可により追従ユニット600−1が同期追従を継続することから、フラグB(1)に“良好であった”旨を設定する。判断部700は、また、前記許可により追従ユニット600−1、600−2が同期追従を開始することから、フラグB(2)、B(3)に“良好でなかった”旨を設定する。
【0075】
図7は、前記した動作(V)を示す。即ち、雑音(N1)〜(N3)を受信する前までに、同期追従を継続された信号は存在しないが、3つの信号の同期追従が新たに開始されている場合の動作を示す。
サイクル(5a):受信装置200は、送信装置300から何ら信号を受信していない。
サイクル(5b):受信装置200は、サイクル(5a)と同様に、送信装置300から何ら信号を受信していない。
サイクル(5c):受信装置200が拡散信号(2)、(4)、(5)を受信すると、捕捉部500は、逆拡散により信号(2)、(4)、(5)を同期捕捉する。前記した動作(I)のサイクル(1b)と同様にして、追従ユニット600−1〜600−3は、信号(2)、(4)、(5)の同期追従を開始し、判断部700は、フラグB(1)〜B(3)に“良好でなかった”旨を設定する。
【0076】
サイクル(5d):間欠送信のために、受信装置200が逆拡散後のレベルが閾値Lthより小さい拡散信号(2)、(4)、(5)を受信し、しかも逆拡散後のレベルが閾値Lthより大きい雑音(N1)、(N2)、(N3)を受信すると、捕捉部500は、雑音(N1)、(N2)、(N3)を同期捕捉する。判断部700は、追従ユニット600−1〜600−3がサイクル(5d)まで同期追従を行ってきた信号(2)、(4)、(5)のそれぞれが、捕捉部500がサイクル(5d)で同期捕捉した雑音(N1)、(N2)、(N3)のいずれかに一致するか否かを判断する。同期追従してきた信号(2)が同期捕捉した雑音(N1)、(N2)、(N3)のいずれにも一致しないことから、判断部700は、フラグA(1)に“良好でない”旨を設定する。同様の理由により、判断部700は、フラグA(2)、A(3)にもまた“良好でない”旨を設定する。
【0077】
判断部700によるフラグA(1)〜A(3)の設定が終了すると、選択部800は、フラグA(1)〜A(3)を参照する。フラグA(1)〜A(3)の全てが“良好でない”旨を示すことから、選択部800は、フラグB(1)〜B(3)を参照する。選択部800は、フラグB(1)〜B(3)の全てが“良好でなかった”旨を示すことから、信号(2)、(4)、(5)のうちの一つの信号、例えば、信号(2)の同期追従の継続を、該信号(2)の同期追従を行ってきた追従ユニット600−1に許可する。選択部800は、他方、残りの追従ユニット600−2、600−3に、同期捕捉された(N1)、(N2)、(N3)のうち任意の雑音、例えば、雑音(N1)、(N2)の同期追従の開始を許可する。
【0078】
判断部700は、前記した許可により追従ユニット600−1が同期追従を継続することから、フラグB(1)に“良好であった”旨を設定し、他方、前記した許可により追従ユニット600−2、600−3が同期追従を開始することから、フラグB(2)、B(3)に“良好でなかった”旨を設定する。
【0079】
サイクル(5e):間欠送信が終了し、受信装置200が逆拡散後のレベルが閾値Lthより大きい拡散信号(2)、(4)、(5)を受信し、また、雑音(N1)、(N2)、(N3)を受信しないと、捕捉部500は、信号(2)、(4)、(5)を同期捕捉する。判断部700は、追従ユニット600−1〜600−3がサイクル(5e)まで同期追従を行ってきた信号(2)及び雑音(N1)、(N2)のそれぞれが、捕捉部500がサイクル(5e)で同期捕捉した信号(2)、(4)、(5)のいずれかに一致するか否かを判断する。同期追従してきた信号(2)が同期捕捉した信号(2)に一致することから、判断部700は、フラグA(1)に“良好である”旨を設定する。判断部700は、他方、同期追従してきた雑音(N1)が同期捕捉した信号(2)、(4)、(5)のいずれにも一致しないことから、フラグA(2)に“良好でない”旨を設定し、同様の理由により、フラグA(3)に“良好でない”旨を設定する。
【0080】
判断部700によるフラグA(1)〜A(3)の設定が終了すると、選択部800は、フラグA(1)〜A(3)を参照する。フラグA(1)が“良好である”旨を示すことから、選択部800は、追従ユニット600−1に信号(2)の同期追従の継続を許可する。他方、選択部800は、フラグA(1)、A(2)が“良好でない”旨を示すことから、追従ユニット600−2、600−3に、同期捕捉された信号(2)、(4)、(5)のうち信号(2)以外の信号、即ち信号(4)、(5)の同期追従の開始を許可する。判断部700は、この許可により追従ユニット600−1が同期追従を継続することから、フラグB(1)に“良好であった”旨を設定し、他方、前記許可により追従ユニット600−2、600−3が同期追従を開始することから、フラグB(2)、B(3)に“良好でない”旨を設定する。
【0081】
〈具体例1の効果〉
具体例1の送受信システムでは、上記したように、受信装置200内の同期捕捉装置400に設けられた判断部700が、捕捉部500が同期捕捉を行う毎に、追従部600が現時点まで同期追従している複数の信号のそれぞれが、捕捉部500が同期捕捉した複数の信号のいずれかに一致するか否か、即ち、前記同期追従している信号の現在の伝搬状況の良否を判断し、また、前記同期追従を行っている複数の信号の同期追従が継続されたか否か、即ち、過去の伝搬状況の良否を判断し、さらに、選択部800が前記判断部700による、前記同期追従している信号の現在の伝搬状況及び過去の伝搬状況に基づいて、いずれの信号の同期追従を継続し、かついずれの信号の同期追従を開始するかを決定する。これにより、例えば、間欠送信時のように、同期追従を行ってきた信号が一時的に途絶えても、選択部800は、同期追従を行ってきた前記信号の過去の伝搬状況に基づいて、同期追従を行ってきた信号のうちのいずれの同期追従を継続すべきを決定することができることから、従来のような新たな同期捕捉及び同期追従が完了するまで正規の信号を全く復調することができないという事態を回避することが可能になる。
【0082】
〈具体例2の構成〉
図8は、具体例2の構成のブロック図である。図8より、具体例2の同期捕捉装置は、同期捕捉部1と、第一の同期追従部2と、第二の同期追従部3と、第三の同期追従部4を備える。
【0083】
同期捕捉部1は、相関演算部11と、割当制御部12と、フラグA(1)と、フラグB(1)と、フラグA(2)と、フラグB(2)と、フラグA(3)と、フラグB(3)とからなる。
【0084】
相関演算部11は、受信信号S10Aを受け入れて同期位置信号S11Aを出力する部分である。
割当制御部12は、相関演算部11から同期位置信号S11Aを、後に説明する第一の同期追従部2から追従同期位置信号S13Aを、第二の同期追従部3から追従同期位置信号S14Aを、第三の同期追従部4から追従同期位置信号S15Aを、それぞれ受け入れる。更に、第一の同期追従部2へ割当同期位置信号S12Aを、第二の同期追従部3へ割当同期位置信号S12Bを、第三の同期追従部4へ割当同期位置信号S12Cを出力する部分である。
【0085】
第一のフラグであるフラグAは、同期追従している信号と新規に同期捕捉した信号とが一致するときに、該同期追従している信号がノイズでない正規の信号である確率が高い旨、すなわち信頼できる信号である旨をフラグオンで示し、第二のフラグであるフラグBは、同期追従している信号が新規に同期捕捉した信号でないときに、すなわち同期追従を開始したばかりでないとき、その旨をフラグオフで示す。
【0086】
より具体的には、フラグA(1)は、同期捕捉動作の最初にフラグオフされ、受信信号S10Aに含まれている受信応答の同期位置と、第一の同期追従部2が現在同期追従している追従同期位置とが、一致している時にフラグオンされるフラグである。
フラグB(1)は、第一の同期追従部2が、同期位置割当された時にフラグオンされ、後に続く同期捕捉動作中に受信信号S10Aに含まれている受信応答の同期位置と、第一の同期追従部2が現在同期追従している追従同期位置が一致した時にフラグオフされる。第一の同期追従部2が次に同期追従割当されるまでフラグオフ状態を維持し続けるフラグである。
【0087】
フラグA(2)は、同期捕捉動作の最初にフラグオフされ受信信号S10Aに含まれている受信応答の同期位置と、第二の同期追従部3が現在同期追従している追従同期位置とが、一致している時にフラグオンされるフラグである。
フラグB(2)は、第二の同期追従部3が、同期位置割当された時にフラグオンされ、後に続く同期捕捉動作中に受信信号S10Aに含まれている受信応答の同期位置と、第二の同期追従部3が現在同期追従している追従同期位置が一致した時にフラグオフされる。第二の同期追従部3が次に同期位置割当されるまでフラグオフ状態を維持し続けるフラグである。
【0088】
フラグA(3)は、同期捕捉動作の最初にフラグオフされ受信信号S10Aに含まれている受信応答の同期位置と、第三の同期追従部4が現在同期追従している追従同期位置とが、一致している時にフラグオフされるフラグである。
フラグB(3)は、第三の同期追従部4が、同期位置割当された時にフラグオンされ、後に続く同期捕捉動作中に受信信号S10Aに含まれている受信応答の同期位置と、第三の同期追従部4が現在同期追従している追従同期位置が一致した時にフラグオフされる。第三の同期追従部4が次に同期位置割当されるまでフラグオフ状態を維持し続けるフラグである。
【0089】
以後、フラグA(1)と、フラグA(2)と、フラグA(3)の総称をフラグA(N)とする(第一のフラグに相当)。同様に、フラグB(1)と、フラグB(2)と、フラグB(3)の総称をフラグB(N)とする(第二のフラグに相当)。
ここでフラグA(N)とフラグB(N)の動作の差異について図を用いて再度説明する。
【0090】
図9は、フラグの動作説明図である。
縦軸に信号レベルをとり、横軸に遅延時間をとる。
(a)は、同期追従部N(図8の第一の同期追従部2と、第二の同期追従部3と、第三の同期追従部4の総称)の現時点での追従同期位置である。この時点から同期捕捉動作を開始したとする。その時フラグA(N)は0(オフ)にクリアされる(図示していない)。次に同期追従部Nが(b)なる受信信号S10Aを受け入れたとき同期追従部Nの追従同期位置と受信応答(2)の同期位置が一致しているのでフラグA(N)は1(オン)になる。同時に同期追従部Nに受信応答(2)の同期位置が同期位置割当されたと仮定する。その時フラグB(N)は1(オン)になる。
すなわち、(b)の時点では、(a)で得られた同期捕捉位置(2)に基づく(b)での同期追従位置(2)と、(b)で新たに得られた同期捕捉位置(2)とが一致することから、信号(2)のフラグAは、オンに設定される。他方、(4)、(5)のフラグAは、オフのままである。
【0091】
次回の同期捕捉動作が開始される。その時フラグA(N)は0(オフ)にクリアされる。この時点ではパスに変化はなく上記(b)なる受信信号S10Aと、ほぼ等しい(c)なる受信信号S10Aを受け入れたとする。同期追従部Nの追従同期位置と受信応答(2)の同期位置が一致しているのでフラグA(N)は1(オン)になる。フラグB(N)は0(オフ)になる。即ち、フラグB(N)は、同期追従部Nの追従同期位置と受信応答(2)の同期位置が2回一致した時に0(オフ)になり、以後、次に同期位置割当されるまで、この0(オフ)状態を維持する。
【0092】
すなわち、(c)の時点では、(b)で得られた同期捕捉位置(2)に基づく(c)での同期追従位置(2)と、(c)で新たに得られた同期捕捉位置(2)とが一致することから、信号(2)のフラグAは、オンに設定される。また、(c)での同期追従位置(2)は、(c)で新たに得られた同期捕捉位置(2)に基づくのではなく、(b)で既に得られている同期追従位置(2)に基づくことから、(2)のフラグBは、オフに設定される。
他方、(c)の時点では、(b)の同期捕捉位置(4)に基づく(c)での同期追従位置(4)と、(c)での新たな同期捕捉位置(4)とが一致することから、(4)のフラグAは、オンに設定される。同様な理由により、(5)のフラグAもまた、オンに設定される。
これにより、(c)の時点では、信号(2)、(4)及び(5)のフラグAはオン、オン、オンであり、信号(2)、(4)及び(5)のフラグBは、オフ、オン、オンである。
【0093】
次回の同期捕捉動作が開始される。その時フラグA(N)は0(オフ)にクリアされる。この時点で送信局が、(d)のように送信停止状態になったとする。同期追従部Nの追従同期位置に受信応答は存在しなくなるのでフラグA(N)は0(オフ)になる。しかしフラグB(N)は、0(オフ)状態を維持する。
すなわち、(d)の時点では、同期捕捉位置(2)及び同期追従位置(2)が存在しないことから、(c)での同期捕捉位置(2)に基づく(d)での同期追従位置(2)と、(d)で新たに得られた同期捕捉位置(2)とが相違するとみなされ、(2)のフラグAは、オフに設定される。同様な理由により、(4)のフラグA及び(5)のフラグAもまた、オフに設定される。
これにより、(d)の時点では、信号(2)、(4)及び(5)のフラグAは、オフ、オフ、オフである。
【0094】
次回の同期捕捉動作が開始される。その時フラグA(N)は0(オフ)にクリアされる。この時点で送信局が、送信停止状態から再度送信状態に切り替わり、そのパスの変化はなく上記(c)なる受信信号S10Aと、ほぼ等しい(e)なる受信信号S10Aを受け入れたとする。同期追従部Nの追従同期位置と受信応答(2)の同期位置が一致しているのでフラグA(N)は1(オン)になる。しかしフラグB(N)は、0(オフ)状態を維持する。
すなわち、(e)の時点では、(2)のフラグBがオフであることを確認することにより、(2)の同期捕捉を行うことなく、直ちに(2)の同期追従を続行する。また、(4)のフラグB及び(5)のフラグBがそれぞれオフでないことを確認することにより、(4)、(5)の同期追従を行わない。ここで、(e)の時点で、例えば、信号(1)〜(5)以外の信号である信号(6)、(7)(図示せず)が存在し、かつそれらの信号(6)、(7)のレベルが信号(1)〜(5)より大きいときには、信号(6)、(7)が同期捕捉され、その結果、信号(2)、(6)及び(7)が後段の回路で合成された後に復調される。これにより、ノイズでなく正規の信号である確率が最も高い信号が復調に用いられる。
【0095】
再度図8に戻って具体例2の構成についての説明を続ける。
第一の同期追従部2は、受信信号S10Aと割当同期位置信号S12Aを受け入れて同期追従動作を行い、追従同期位置信号S13Aを出力する部分である。
第二の同期追従部3は、受信信号S10Aと割当同期位置信号S12Bを受け入れて同期追従動作を行い、追従同期位置信号S14Aを出力する部分である。
第三の同期追従部4は、受信信号S10Aと割当同期位置信号S12Cを受け入れて同期追従動作を行い、追従同期位置信号S15Aを出力する部分である。
【0096】
〈具体例2の動作〉
以下に記す具体例2の動作を3つの動作に分類する。
1.同期位置選択処理
この動作は、割当制御部12(図8)が相関演算部11(図8)から多数の受信応答(同期位置候補と定義する)を含んだ受信信号(図9の(b)等)を受け入れて、相関電力の大きい順に3個選択する処理である。但し、現在有効に同期追従されている受信応答は、選択から除外される。選択された受信応答を割当同期位置と定義する。
【0097】
2.同期追従部選択処理
この動作は、上記、同期位置選択処理で選択された割当同期位置を割当てて、同期追従させる同期追従部を選択するための処理である。従って、現在有効な同期追従を行っている同期追従部等は選択から除外される。この選択から積極的に除外される同期追従部を非割当同期追従部と定義する。
【0098】
3.同期位置割当処理
この動作は、上記割当同期位置を上記非割当同期追従部以外の所定の同期追従部に同期割当する処理である。
以下上記順番に従ってフローチャートを用いて具体例2の動作を説明する。
【0099】
図10は具体例2の動作説明図(その1)である。
この図は、上記同期位置選択処理を表している。以下ステップ順に説明する。
ステップS1
割当制御部12(図8)は、相関演算部11(図8)から同期位置候補(Sa(1)〜Sa(M))が含まれている受信信号S10A(図9の(b)等)を受け入れる。
ステップS2
割当制御部12(図8)は、内部に備える同期追従部Nを特定するカウンタをN=1にする(図8の第一の同期追従部に該当する)。
【0100】
ステップS3
割当制御部12(図8)は、フラグA(1)(図8のフラグA(1))を0にクリアする。
ステップS4
割当制御部12(図8)は、同期追従部1が動作中か停止中かを判断して停止中の場合はステップS9へ飛び、動作中の場合はステップS5へ進む。
ステップS5
割当制御部12(図8)は、同期追従部1から追従同期位置St(1)(図9の(b)に相当)を受け入れる。
【0101】
ステップS6
割当制御部12(図8)は、追従同期位置St(1)と同期位置候補(Sa(1)〜Sa(M))の一致を検出する。一致を検出できたときはステップS7へ進み、一致を検出できないときはステップS9へ進む。
ステップS7
割当制御部12(図8)は、St(1)と一致する同期位置候補を同期位置候補から除外する。例えば、図9に適用すると、同期位置候補(2)が除外される。
【0102】
ステップS8
割当制御部12(図8)は、フラグA(1)=1、及びフラグB(1)=0にする。
ステップS9
割当制御部12(図8)は、内部に備える同期追従部Nを特定するカウンタNにプラス1にする(図8の第二の同期追従部に該当する)。
ステップS10
以下ステップS3へ戻って同様の動作を繰り返し、N=3(図8の第三の同期追従部に該当する)まで繰り返した後ステップS11へ進む。
ここまでの動作によって現在同期追従されている受信応答は、同期位置候補から全て除外される。
ステップS11
割当制御部12(図8)は、同期位置候補(Sa(1)〜Sa(M))から相関電力の大きい順に最大3個選択して割当同期位置と定める。
【0103】
このような同期位置選択処理により、例えば図9の(b)では、(a)で既に選択されている信号(2)と異なる信号(4)、(5)が選択され、(b)で既に信号(2)、(4)及び(5)が選択されていることから、図9の(c)では、いかなる信号も新たに選択されない。
【0104】
同期追従部選択処理について説明する。
図11は具体例2の動作説明図(その2)である。
図12は具体例2の動作説明図(その3)である。
この図は、上記同期追従部選択処理を表している。以下ステップ順に説明する。
【0105】
ステップS12
割当制御部12(図8)は、内部に備えるカウンタNa、カウンタNb、カウンタNsをリセットして0にする。ここでカウンタNaは、フラグA(N)=1の同期追従部の個数をカウントするカウンタである。カウンタNbは、フラグB(N)=0の同期追従部の個数をカウントするカウンタである。カウンタNsは停止している同期追従部の個数をカウントするカウンタである。
すなわち、カウンタNaは、ノイズでない正規の信号である確率が高い信号を同期追従している同期追従部の個数をカウントし、カウンタNbは、同期追従を開始したばかりである同期追従部の個数をカウントする。
ステップS13
割当制御部12(図8)は、内部に備える同期追従部Nを特定するカウンタをN=1にする(図8の第一の同期追従部に該当する)。
【0106】
ステップS14
割当制御部12(図8)は、同期追従部1が動作中か停止中かを判断して動作中の場合はステップS16へ進み、停止中の場合はステップS15でカウンタNsを1にした後ステップS20へ飛ぶ。
ステップS16
割当制御部12(図8)は、図8のフラグA(1)=1かどうかを判断する。A(1)=1の場合はステップS17でカウンタNaを1にしてステップS18へ進み、その他の場合はそのままステップS18へ進む。
【0107】
ステップS18
割当制御部12(図8)は、図8のフラグB(1)=0かどうかを判断する。B(1)=0の場合はステップS19でカウンタNbを1にしてステップS20へ進み、その他の場合はそのままステップS20へ進む。
ステップS20
割当制御部12(図8)は、内部に備える同期追従部Nを特定するカウンタNにプラス1する(図8の第二の同期追従部に該当する)。
【0108】
ステップS21
以下ステップS14へ戻って同様の動作を繰り返し、N=3(図8の第三の同期追従部に該当する)まで繰り返した後図12へ進む。
ここまでの動作によって全ての同期追従部は、現在制止状態か、フラグA(N)=1の状態か、フラグB(N)=0の状態であるかに分類される。
ステップS22(以下図12)
割当制御部12(図8)は、上記同期追従部の分類に従ってフラグA(N)=1の状態の同期追従部が存在する場合は、ステップS23へ進み、フラグA(N)=1の状態の同期追従部が存在しない場合にはステップS24へ進む。
【0109】
ステップS23
割当制御部12(図8)は、フラグA(N)=1である同期追従部を全て非割当同期追従部と指定してステップS27へ進む。
ステップS24
割当制御部12(図8)は、フラグB(N)=0の状態の同期追従部が存在する場合は、ステップS25へ進み、フラグB(N)=1の状態の同期追従部が存在しない場合にはステップS26へ進む。
【0110】
ステップS25
割当制御部12(図8)は、動作中で、かつ、フラグB(N)=0である同期追従部の中から任意の1個を選択して非割当同期追従部と指定してステップS27へ進む。
ここで、ステップS22、ステップS24、ステップS25を第一の非割当同期追従部選択手段と定義する。
【0111】
ステップS26
割当制御部12(図8)は、動作中で、かつ、フラグB=1である同期追従部の中から任意の1個を選択して非割当同期追従部と指定してステップS27へ進む。
ここで、ステップS22、ステップS24、ステップS26を第二の非割当同期追従部選択手段と定義する。
ここまでの動作によって同期追従部の状態が、いかようであっても最低1個の同期追従部が非割当同期追従部と指定される。この非割当同期追従部の存在によって他の同期追従部に新規に同期位置割当されても復調動作が中断されることはなくなる。
【0112】
ステップS27
割当制御部12(図8)は、停止中の同期追従部の全てを割当同期追従部と指定してステップS28へ進む。このステップS27を第一の割当同期追従部選択手段と定義する。
ステップS28
割当制御部12(図8)は、フラグA(N)=1である同期追従部が1個でも存在する場合は、ステップS29へ進み、フラグA(N)=1である同期追従部が1個も存在しない場合はステップS30へ進む。
【0113】
ステップS29
割当制御部12(図8)は、フラグA(N)=1である同期追従部が1個でも存在する場合は、動作中で、かつ、フラグA=0である同期追従部の全てを割当同期追従部に指定する。フラグA=1である同期追従部が1個でも存在する場合は、検出された同期位置候補は、有効なパスに対応した同期位置と考えられる。この場合フラグA=1である同期追従部は非割当同期追従部とされ、新たに同期位置が割り当てられることはない。またフラグA=0である同期追従部は、有効でない同期位置を追従しているか相関演算時に閾値を越えなかった定電力の同期位置を追従していたと考えられる。
【0114】
従って、これらの同期追従部は割当同期追従部とされ、新たな同期位置が割り当てられる。この時フラグA(N)=1である同期追従部は、少なくとも1個ステップS7で非割当同期追従部に選択されているため他の同期追従部に同期位置が割り当てられても復調動作が中断されることはない。よって各同期追従部は、有効な同期位置で同期追従動作を継続することが可能になり、パスダイバーシチの効果が維持され良好な状態が継続される。
すなわち、図9の例では、(d)を経ても、(e)の時点で信号(2)が継続的に同期追従されることから、(e)の時点で、たとえ信号(2)以外に新たにいかなる信号またはいかなる雑音が新たに同期捕捉されても、また、その同期捕捉が完了するまでに多大な時間を要しても、(e)では、同期追従を継続している信号(2)に基づき復調を行うことが可能になる。
ここで、ステップS28、ステップS29を第二の割当同期追従部選択手段と定義する。
【0115】
ステップS30
フラグA(N)=1である同期追従部が1個も存在せず、かつ停止中の同期追従部が無い場合はステップS31へ進み、フラグA=1である同期追従部が1個も存在せず、かつ停止中の同期追従部がある場合は、既にステップS27で割当同期追従部にされているのでそのまま同期位置割当処理へ進む。
【0116】
ステップS31
割当制御部12(図8)は、フラグA(N)=1である同期追従部が1個も存在せずかつ停止状態の同期追従部が存在しない場合は、動作中で非割当同期追従部でない同期追従部から任意の1個を選択して割当同期追従部とする。
この時、フラグA(N)=1である同期追従部は存在しないがフラグB(N)=0である同期追従部が存在する場合は、移動局が停止状態にあるか、同期追従部が既に有効な位相を追従していない場合が考えられる。尚、この場合にはステップS25で既にフラグB(N)=0の同期追従部が1個非割当同期追従部になっている。
【0117】
今仮に、移動局が送信停止状態にある場合には、フラグB(N)=0である同期追従部は、有効な同期位置である可能性が高い。かかる同期追従部から非割当同期追従部が選択されているため他の同期追従部に同期位置が割り当てられても復調動作が中断されることなく、かつパスダイバーシチの効果が維持され良好な状態の復調が継続される。
又仮に、フラグB(N)=0である同期追従部が有効な位相を追従していない場合でも、非割当同期追従部がステップS25で選択されているため他の同期追従部に同期位置が割当されても復調動作が中断されることなく新たな同期位置割当が行われるため良好な復調を行うことが可能となる。
【0118】
更に、フラグA(N)=1である同期追従部は存在せず、かつフラグB(N)=0である同期追従部も存在しない場合は、ステップS26でフラグB(N)=1の同期追従部が1個非割当同期追従部になっている。また、同期追従部1個が選択され新たな同期位置の割当が行われるため復調動作が中断されることなく良好な復調を行うことが可能となる。
すなわち、間欠送信の無信号期間のような状況では、同期追従されているいずれの信号もノイズでなく正規の信号である確率が低く、かつ同期追従が開始されたばかりであるときには、いずれか1つのパスからの信号がそのまま継続して同期追従される。
ここでステップS28、ステップS30、ステップS31を第三の割当同期追従部選択手段と定義する。
【0119】
同期位置割当処理について説明する。
図13は具体例2の動作説明図(その4)である。
この図は、上記同期位置割当処理を表している。以下ステップ順に説明する。
ステップS32
割当制御部12(図8)は、内部に備える同期追従部Nを特定するカウンタをN=1にする。図8の、第一の同期追従部、第二の同期追従部、第三の同期追従部の中から上記同期追従部選択処理によって選択された同期追従部の数字の若い順にN=1、2、3と特定する。即ち、例えば第二の同期追従部と第三の同期追従部が選択されている場合には、第二の同期追従部を同期追従部1、第三の同期追従部を同期追従部2と特定する。同様に内部に備える割当同期位置Mを特定するカウンタをM=1にする。同期位置候補は上記ステップS11で選択された同期位置の遅延時間の小さい順にM=1、2、3と特定する。
【0120】
ステップS33
割当制御部12(図8)は、割当同期位置1が存在するかどうか判断する。存在する場合はステップS34へ進み、存在しない場合は終了する。
ステップS34
割当制御部12(図8)は、割当同期追従部1が存在するかどうか判断する。
存在する場合はステップS35へ進み、存在しない場合は終了する。
【0121】
ステップS35
割当制御部12(図8)は、割当同期追従部1に割当同期位置1を割り当てる。
ステップS36
割当制御部12(図8)は、割当同期追従部1のフラグB(N)を1にする。
ステップS37
割当制御部12(図8)はカウンタMにプラス1する。
ステップS38
割当制御部12(図8)はカウンタNにプラス1する。以上の動作を割当同期追従部N又は割当同期位置Mのどちらか一方が無くなるまで続けて、どちらか一方が無くなった時には動作を終了する。
【0122】
以上の説明では一例として同期追従部の数量を3個に限定して説明したが、本発明はこの例に限定されるものではない。本同期捕捉装置が採用される通信システムの仕様によって任意に決定することができる。
【0123】
〈具体例2の効果〉
現時点で同期追従部Nの追従同期位置と受信応答の同期位置が一致しているかどうかを表しているフラグA(N)と、過去に同期追従部Nの追従同期位置と受信応答の同期位置が一致したことがあるかどうか、即ち過去の経歴を表しているフラグB(N)とを、同期追従部のそれぞれに対応して備えることによって以下の効果を得る。
1.送信局が間欠送信中で、送信が停止している時に、受信局は、パスが消失したと判断して、寸前まで有効な同期位置を追従していた同期追従部に、新たな同期位置を割り当てることを防止できる。
2.その結果、パスダイバーシチ効果の低下や復調動作の中断が生じるのを防止することができる。
すなわち、図9の(d)に示されるように信号(2)、(4)及び(5)が瞬断されても、すなわち信号(2)、(4)及び(5)のフラグAがオフになっても(e)において、信号(2)の同期追従が開始されたばかりでないことを示す信号(2)のフラグBのオフに基づき信号(2)の同期追従を継続することにより、(e)において、信号(4)及び(5)の代わりに、いかなる信号または雑音を同期捕捉しようとも、あるいはその同期捕捉にいかなる時間を要しても、同期追従を継続している信号(2)に基づく確実に復調することが可能になる。
【0124】
〈具体例3の構成〉
具体例2の同期捕捉装置は、同期追従の継続を許可することが可能な複数の信号が存在するときには、それら複数の信号のうちの任意の信号について同期追従の継続を許可する。これに対し、具体例3の同期捕捉装置は、それら複数の信号のうち任意の信号について同期追従の継続を許可することに代えて、電力値が大きい信号について同期追従の継続を許可する。
図14は、具体例3の構成のブロック図である。
図14より、具体例3の同期捕捉装置は、同期捕捉部21と、第一の同期追従部22と、第二の同期追従部23と、第三の同期追従部24を備える。
【0125】
同期捕捉部21は、相関演算部11と、割当制御部32と、フラグA(1)と、フラグB(1)と、フラグA(2)と、フラグB(2)と、フラグA(3)と、フラグB(3)とからなる。
【0126】
以下に具体例2との差異のみについて説明する。
割当制御部32は、相関演算部11から同期位置信号S11Aを、後に説明する第一の同期追従部22から追従同期位置信号S13Aと追従相関電力信号S13Bを、第二の同期追従部23から追従同期位置信号S14Aと追従相関電力信号S14Bを、第三の同期追従部24から追従同期位置信号S15Aと追従相関電力信号S15Bを、それぞれ受け入れる。更に、第一の同期追従部22へ割当同期位置信号S12Aを、第二の同期追従部23へ割当同期位置信号S12Bを、第三の同期追従部24へ割当同期位置信号S12Cを出力する部分である。
【0127】
ここで追従相関電力信号S13Bとは、第一の同期追従部22が受け入れる同期追従中の応答信号のレベルの大きさ(追従相関電力Pt(N))を表す信号である。
同様に、追従相関電力信号S14Bとは、第一の同期追従部22が受け入れる同期追従中の応答信号のレベルの大きさ(追従相関電力Pt(N))を表す信号である。
同様に、追従相関電力信号S15Bとは、第三の同期追従部24が受け入れる同期追従中の応答信号のレベルの大きさ(追従相関電力Pt(N))を表す信号である
【0128】
第一の同期追従部22は、受信信号S10Aと割当同期位置信号S12Aを受け入れて同期追従動作を行い、追従同期位置信号S13Aと追従相関電力信号S13Bを出力する部分である。
第二の同期追従部23は、受信信号S10Aと割当同期位置信号S12Bを受け入れて同期追従動作を行い、追従同期位置信号S14Aと追従相関電力信号S14Bを出力する部分である。
第三の同期追従部24は、受信信号S10Aと割当同期位置信号S12Cを受け入れて同期追従動作を行い、追従同期位置信号S15Aと追従相関電力信号S15Bを出力する部分である。
その他の部分は具体例2と全く同様なので説明を割愛する。
【0129】
〈具体例3の動作〉
具体例3の動作を具体例2と同様に、以下に記す3つの動作に分類する。
1.同期位置選択処理
この動作は、割当制御部32(図14)が相関演算部11(図14)から多数の受信応答(同期位置候補と定義する)を含んだ受信信号(図9の(b)等)を受け入れて、相関電力の大きい順に3個選択する処理である。但し、現在有効に同期追従されている受信応答は、選択から除外される。選択された受信応答を割当同期位置と定義する。
【0130】
2.同期追従部選択処理
この動作は、上記、同期位置選択処理で選択された割当同期位置を割当てて、同期追従させる同期追従部を選択するための処理である。従って、現在有効な同期追従を行っている同期追従部等は選択から除外される。この選択から積極的に除外される同期追従部を非割当同期追従部と定義する。
【0131】
3.同期位置割当処理
この動作は、上記割当同期位置を上記非割当同期追従部以外の所定の同期追従部に同期割当する処理である。
以下上記順番に従ってフローチャートを用いて具体例3の動作を説明する。
【0132】
図15は具体例3の動作説明図(その1)である。
この図は、上記同期位置選択処理を表している。以下ステップ順に説明する。
ステップS1
割当制御部32(図14)は、相関演算部11(図14)から同期位置候補(Sa(1)〜Sa(M))が含まれている受信信号S10A(図9の(b)等)を受け入れる。
ステップS2
割当制御部32(図14)は、内部に備える同期追従部Nを特定するカウンタをN=1にする(図14の第一の同期追従部に該当する)。
【0133】
ステップS3
割当制御部32(図14)は、フラグA(1)(図14のフラグA(1))を0にクリアする。
ステップS4
割当制御部32(図14)は、同期追従部1が動作中か停止中かを判断して停止中の場合はステップS9へ飛び、動作中の場合はステップS5へ進む。
ステップS5−1(具体例2との相違点あり)
割当制御部32(図14)は、同期追従部1から追従同期位置St(1)(図9の(b)に相当)と追従相関電力Pt(N)を受け入れる。
【0134】
ステップS6
割当制御部32(図14)は、追従同期位置St(1)と同期位置候補(Sa(1)〜Sa(M))の一致を検出する。一致を検出できたときはステップS7へ進み、一致を検出できないときはステップS9へ進む。
ステップS7
割当制御部32(図14)は、St(1)と一致する同期位置候補を同期位置候補から除外する。例えば、図9に適用すると、同期位置候補(2)が除外される。
【0135】
ステップS8
割当制御部32(図14)は、フラグA(1)=1、及びフラグB(1)=0にする。
ステップS9
割当制御部32(図14)は、内部に備える同期追従部Nを特定するカウンタNにプラス1にする(図14の第二の同期追従部に該当する)。
ステップS10
以下ステップS3へ戻って同様の動作を繰り返し、N=3(図14の第三の同期追従部に該当する)まで繰り返した後ステップS11へ進む。
ここまでの動作によって現在同期追従されている受信応答は、同期位置候補から全て除外される。
ステップS11
割当制御部32(図14)は、同期位置候補(Sa(1)〜Sa(M))から相関電力の大きい順に最大3個選択して割当同期位置と定める。
【0136】
同期追従部選択処理について説明する。
図16は具体例3の動作説明図(その2)である。
図17は具体例3の動作説明図(その3)である。
この図は、上記同期追従部選択処理を表している。以下ステップ順に説明する。
【0137】
ステップS12
割当制御部32(図14)は、内部に備えるカウンタNa、カウンタNb、カウンタNsをリセットして0にする。ここでカウンタNaは、フラグA(N)=1の同期追従部の個数をカウントするカウンタである。カウンタNbは、フラグB(N)=0の同期追従部の個数をカウントするカウンタである。カウンタNsは停止している同期追従部の個数をカウントするカウンタである。
ステップS13
割当制御部32(図14)は、内部に備える同期追従部Nを特定するカウンタをN=1にする(図14の第一の同期追従部に該当する)。
【0138】
ステップS14
割当制御部32(図14)は、同期追従部1が動作中か停止中かを判断して動作中の場合はステップS16へ進み、停止中の場合はステップS15でカウンタNsを1にした後ステップS20へ飛ぶ。
ステップS16
割当制御部32(図14)は、図14のフラグA(1)=1かどうかを判断する。A(1)=1の場合はステップS17でカウンタNaを1にしてステップS18へ進み、その他の場合はそのままステップS18へ進む。
【0139】
ステップS18
割当制御部32(図14)は、図14のフラグB(1)=0かどうかを判断する。B(1)=0の場合はステップS19でカウンタNbを1にしてステップS20へ進み、その他の場合はそのままステップS20へ進む。
ステップS20
割当制御部32(図14)は、内部に備える同期追従部Nを特定するカウンタNにプラス1する(図14の第二の同期追従部に該当する)。
【0140】
ステップS21
以下ステップS14へ戻って同様の動作を繰り返し、N=3(図14の第三の同期追従部に該当する)まで繰り返した後図17へ進む。
ここまでの動作によって全ての同期追従部は、現在制止状態か、フラグA(N)=1の状態か、フラグB(N)=0の状態であるかに分類される。
【0141】
ステップS22(以下図17)
割当制御部32(図14)は、上記同期追従部の分類に従ってフラグA(N)=1の状態の同期追従部が存在する場合は、ステップS23へ進み、フラグA(N)=1の状態の同期追従部が存在しない場合にはステップS24へ進む。
【0142】
ステップS23
割当制御部32(図14)は、フラグA(N)=1である同期追従部を全て非割当同期追従部と指定してステップS27へ進む。
ステップS24
割当制御部32(図14)は、フラグB(N)=0の状態の同期追従部が存在する場合は、ステップS25へ進み、フラグB(N)=1の状態の同期追従部が存在しない場合にはステップS26へ進む。
【0143】
ステップS25−1(具体例2との相違点あり)
割当制御部32(図14)は、動作中で、かつ、フラグB(N)=0である同期追従部の中から追従相関電力Pt(N)が最大なる1個を選択して非割当同期追従部と指定してステップS27へ進む。
すなわち、追従相関電力Ptが最大である信号の同期追従が継続して行われる。
ここでステップS22、ステップS24、ステップS25−1を第三の非割当同期追従部選択手段と定義する。
【0144】
ステップS26−1(具体例2との相違点あり)
割当制御部32(図14)は、動作中で、かつ、フラグB=1である同期追従部の中から追従相関電力Pt(N)が最大なる1個を選択して非割当同期追従部と指定してステップS27へ進む。
すなわち、追従相関電力Ptが最大である信号の同期追従が継続して行われる。
ここで、ステップS22、ステップS24、ステップS26−1を第四の非割当同期追従部選択手段と定義する。
ここまでの動作によって同期追従部の状態が、いかようであっても最低1個の同期追従部が非割当同期追従部と指定される。この非割当同期追従部の存在によって他の同期追従部に新規に同期位置が割り当てられても復調動作が中断されることはなくなる。
【0145】
ステップS27
割当制御部32(図14)は、停止中の同期追従部の全てを割当同期追従部と指定してステップS28へ進む。このステップS27は具体例2と同様に第一の割当同期追従部選択手段と定義する。
ステップS28
割当制御部32(図14)は、フラグA(N)=1である同期追従部が1個でも存在する場合は、ステップS29へ進み、フラグA(N)=1である同期追従部が1個も存在しない場合はステップS30へ進む。
【0146】
ステップS29
割当制御部32(図14)は、フラグA(N)=1である同期追従部が1個でも存在する場合は、動作中で、かつ、フラグA=0である同期追従部の全てを割当同期追従部に指定する。フラグA=1である同期追従部が1個でも存在する場合は、検出された同期位置候補は、有効なパスに対応した同期位置と考えられる。この場合フラグA=1である同期追従部は非割当同期追従部とされ、新たに同期位置が割り当てられることはない。またフラグA=0である同期追従部は、有効でない同期位置を追従しているか相関演算時に閾値を越えなかった定電力の同期位置を追従していたと考えられる。
【0147】
従って、これらの同期追従部は割当同期追従部とされ、新たな同期位置が割り当てられる。この時フラグA(N)=1である同期追従部は、少なくとも1個ステップS7で非割当同期追従部に選択されているため他の同期追従部に同期位置が割り当てられても復調動作が中断されることはない。よって各同期追従部は、有効な同期位置について同期追従動作を継続することが可能になり、パスダイバーシチの効果が維持され良好な状態が継続される。
ここで、ステップS28、ステップS29を具体例2と同様に第二の割当同期追従部選択手段と定義する。
【0148】
ステップS30
フラグA(N)=1である同期追従部が1個も存在せず、かつ停止中の同期追従部が無い場合はステップS31へ進み、フラグA=1である同期追従部が1個も存在せず、かつ停止中の同期追従部がある場合は、既にステップS27で割当同期追従部にされているのでそのまま同期位置割当処理へ進む。
【0149】
ステップS31−1(具体例2との相違点あり)
割当制御部32(図14)は、フラグA(N)=1である同期追従部が1個も存在せずかつ停止状態の同期追従部が存在しない場合は、動作中で非割当同期追従部でない同期追従部から追従相関電力Pt(N)が最小なる1個を選択して割当同期追従部とする。
すなわち、追従相関電力Ptが最小である信号を追従することに代えて、新たに他の信号の追従が開始される。
この時、フラグA(N)=1である同期追従部は存在しないがフラグB(N)=0である同期追従部が存在する場合は、移動局が停止状態にあるか、同期追従部が既に有効な位相を追従していない場合が考えられる。尚、この場合にはステップS25で既にフラグB(N)=0の同期追従部が1個非割当同期追従部になっている。
【0150】
今仮に、移動局が送信停止状態にある場合には、フラグB(N)=0である同期追従部は、有効な同期位置である可能性が高い。かかる同期追従部から非割当同期追従部が選択されているため他の同期追従部に同期位置が割り当てられても復調動作が中断されることなく、かつパスダイバーシチの効果が維持され良好な状態の復調が継続される。
又仮に、フラグB(N)=0である同期追従部が有効な位相を追従していない場合でも、非割当同期追従部がステップS25で選択されているため他の同期追従部に同期位置が割り当てられても復調動作が中断されることなく新たな同期位置の割当が行われるため良好な復調を行うことが可能となる。
【0151】
更に、フラグA(N)=1である同期追従部は存在せず、かつフラグB(N)=0である同期追従部も存在しない場合は、ステップS26でフラグB(N)=1の同期追従部が1個非割当同期追従部になっている。また、同期追従部1個が選択され新たな同期位置の割当が行われるため復調動作が中断されることなく良好な復調を行うことが可能となる。
ここでステップS28、ステップS30、ステップS31−1を第四の割当同期追従部選択手段と定義する。
【0152】
同期位置割当処理について説明する。
図18は具体例3の動作説明図(その4)である。
この図は、上記同期位置割当処理を表している。以下ステップ順に説明する。
ステップS32
割当制御部32(図14)は、内部に備える同期追従部Nを特定するカウンタをN=1にする。図14の、第一の同期追従部、第二の同期追従部、第三の同期追従部の中から上記同期追従部選択処理によって選択された同期追従部の数字の若い順にN=1、2、3と特定する。即ち、例えば第二の同期追従部と第三の同期追従部が選択されている場合には、第二の同期追従部を同期追従部1、第二の同期追従部を同期追従部2と特定する。同様に内部に備える割当同期位置Mを特定するカウンタをM=1にする。同期位置候補は上記ステップS11で選択された同期位置の遅延時間の小さい順にM=1、2、3と特定する。
【0153】
ステップS33
割当制御部32(図14)は、割当同期位置1が存在するかどうか判断する。
存在する場合はステップS34へ進み、存在しない場合は終了する。
ステップS34
割当制御部32(図14)は、割当同期追従部1が存在するかどうか判断する。存在する場合はステップS35へ進み、存在しない場合は終了する。
【0154】
ステップS35
割当制御部32(図14)は、割当同期追従部1に割当同期位置1を割り当てる。
ステップS36
割当制御部32(図14)は、割当同期追従部1のフラグB(N)を1にする。
ステップS37
割当制御部32(図14)はカウンタMにプラス1する。
ステップS38
割当制御部32(図14)はカウンタNにプラス1する。以上動作を割当同期追従部N又は割当同期位置Mのどちらか一方が無くなるまで続けて、どちらか一方が無くなった場合には動作を終了する。
【0155】
以上の説明では一例として同期追従部の数量を3個に限定して説明したが、本発明はこの例に限定されるものではない。本同期捕捉装置が採用される通信システムの仕様によって任意に決定することができる。
【0156】
〈具体例3の効果〉
フラグA(N)の全てがフラグオフ状態の時に、フラグB(N)がオフ状態にある同期追従部の中から追従相関電力が最大なる1個を選択して現在継続中の同期追従をそのまま継続させる非割当同期追従部に決定する第三の非割当同期追従部選択手段と、フラグA(N)の全てがフラグオフ状態で、かつフラグB(N)がオン状態にある時に、フラグB(N)がオン状態にある同期追従部の中から追従相関電力が最大なる1個を選択して現在継続中の同期追従をそのまま継続させる非割当同期追従部に決定する第四の非割当同期追従部選択手段を備えることにより具体例2の効果をより一層大きくすることができる。
【0157】
すなわち、具体例3の同期捕捉装置によれば、同期追従している全ての信号が雑音でなく正規の信号である確率が低く、かつ複数の信号が同期追従を開始した“ばかりでない”ときに、それら複数の信号、すなわち、同期追従を許可可能である複数の信号のうち電力値が最大である信号について同期追従を許可する。また、同期追従している全ての信号が雑音でなく正規の信号である確率が低く、かつ複数の信号が同期追従を開始した“ばかりである”ときに、電力値が最大である信号に同期追従を許可する。これにより、具体例2の同期捕捉装置による同期追従の許可動作に比べてSN比を向上させることができ、これにより、具体例2の復調動作より良好な復調動作を実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】具体例1の送受信システムの構成を示す図である。
【図2】具体例1の同期捕捉装置の構成を示す図である。
【図3】具体例1の動作(I)を示す図である。
【図4】具体例1の動作(II)を示す図である。
【図5】具体例1の動作(III)を示す図である。
【図6】具体例1の動作(IV)を示す図である。
【図7】具体例1の動作(V)を示す図である。
【図8】具体例2の構成のブロック図である。
【図9】フラグの動作説明図である。
【図10】具体例2の動作説明図(その1)である。
【図11】具体例2の動作説明図(その2)である。
【図12】具体例2の動作説明図(その3)である。
【図13】具体例2の動作説明図(その4)である。
【図14】具体例3の構成のブロック図である。
【図15】具体例3の動作説明図(その1)である。
【図16】具体例3の動作説明図(その2)である。
【図17】具体例3の動作説明図(その3)である。
【図18】具体例3の動作説明図(その4)である。
【符号の説明】
100 送受信システム
200 受信装置
300 送信装置
400 同期捕捉装置

Claims (6)

  1. 送信装置から複数の伝搬路を経て受信する複数の信号の同期を周期的に捕捉する捕捉部と、前記捕捉部によって前記同期捕捉された複数の信号のうちの一つをそれぞれが追従する複数の追従部とを含むスペクトラム拡散通信システムのための受信装置であって、
    前記各追従部が現時点で追従している信号の現在の伝搬状況及び該信号の過去の伝搬状況の良否を判断する判断部と、
    前記判断部によって判断された前記信号の現在の伝搬状況及び該信号の過去の伝搬状況の良否に基づき、前記捕捉部によって現時点で捕捉された前記複数の信号のうち所定数の信号を選択する選択部を有し、
    前記複数の追従部は、前記選択部によって選択された前記所定数の信号を追従し、
    前記判断部は、前記追従部が同期追従している前記信号が過去に複数回、同期捕捉されているとき、該信号の過去の伝搬状況が良好であったと判断することを特徴とする受信装置。
  2. 送信装置から複数の伝搬路を経て受信する複数の信号の同期を周期的に捕捉する捕捉部と、前記捕捉部によって前記同期捕捉された複数の信号のうちの一つをそれぞれが追従する複数の追従部とを含むスペクトラム拡散通信システムのための受信装置であって、
    前記各追従部が現時点で追従している信号の現在の伝搬状況及び該信号の過去の伝搬状況の良否を判断する判断部と、
    前記判断部によって判断された前記信号の現在の伝搬状況及び該信号の過去の伝搬状況の良否に基づき、前記捕捉部によって現時点で捕捉された前記複数の信号のうち所定数の信号を選択する選択部を有し、
    前記複数の追従部は、前記選択部によって選択された前記所定数の信号を追従し、
    前記選択部は、前記追従部が同期追従している前記所定数の信号のそれぞれが前記捕捉部が捕捉した複数の信号のうちのいずれにも該当しないとき、前記所定数の信号の過去の伝搬状況に基づき、前記所定数の信号のうち少なくとも一つの信号の同期追従を継続することを前記追従部に許可することを特徴とする受信装置。
  3. 前記選択部は、前記所定数の信号のうち過去の伝搬状況が最良である信号の同期追従を継続することを前記追従部に許可することを特徴とする請求項記載の受信装置。
  4. 前記選択部は、前記所定数の信号の過去の伝搬状況が互いに同一であるとき、該所定数の信号の電力値に基づき、該所定数の信号のうちの一つの同期追従を継続することを前記追従部に許可することを特徴とする請求項記載の受信装置。
  5. 送信装置から複数の伝搬路を経て受信する複数の信号の同期を周期的に捕捉する捕捉部と、
    前記捕捉部によって捕捉された信号のそれぞれの同期を追従する複数の追従部とを含み、
    前記複数の追従部のそれぞれが同期追従している全ての信号及び前記捕捉部が新規に同期の捕捉をした全ての信号で一致する信号が無いときに、前記複数の追従部の何れかの追従部に該追従部が同期追従している信号の同期追従を継続させ、他の追従部に、前記新規に同期捕捉をした信号の同期追従を開始させることを特徴とするスペクトラム拡散通信システムのための受信装置。
  6. 送信装置から複数の伝搬路を経て受信する複数の信号の同期を周期的に捕捉する捕捉部と、前記捕捉部によって捕捉された複数の信号の同期を追従する複数の追従部とを有するスペクトラム拡散通信システムのための受信装置の制御方法であって、前記複数の追従部のそれぞれが同期追従している全ての信号及び前記捕捉部が新規に同期の捕捉をした全ての信号で一致する信号が無いときに、前記複数の追従部の何れかの追従部に該追従部が同期追従している信号の同期追従を継続させ、他の追従部に、前記新規に同期捕捉をした信号の同期追従を開始させることを特徴とする制御方法。
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