JP3897427B2 - 基地局装置、移動局装置、移動体通信システム、無線送信方法及び無線受信方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は情報を拡散符号で拡散して広い帯域で伝送するスペクトル拡散通信によって多元接続を行い、かつ同一の無線周波数を時分割して上り回線と下り回線を交互に通信する基地局装置、移動局装置、移動体通信システム、無線送信方法及び無線受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、CDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多元接続)を用いた移動通信システムとしては、北米標準IS−95が知られている。IS−95は複信方式として、FDD(Frequency Division Duplex:周波数分割複信方式)を用いている。複信方式には、ほかにTDD(Time Division Duplex):時分割複信方式)が知られている。TDDは、送受信同一帯域方式であり、ピンポン方式とも呼ばれ、同一の無線周波数を時間分割して上り回線と下り回線を交互に通信する方式である。
【0003】
多元アクセス方式とは、同一の帯域で複数の局が同時に通信を行う際の回線接続方式のことである。CDMAとは、情報信号のスペクトルを、拡散符号で拡散して広い帯域で伝送するスペクトル拡散通信によって多元接続を行う技術である。
【0004】
直接拡散方式とは、拡散において拡散符号を情報信号に乗じる方式である。直接拡散CDMAでは、複数の通信回線が同一の周波数を共有するため受信端でのそれぞれの通信波の強さを同一にする問題(遠近問題)があり、この克服がCDMA伝送システム実現の前提になる。
【0005】
遠近問題は、異なる位置に配置された多数の移動局からの電波を同時に受信する基地局における受信で厳しくなり、このため移動局側では各伝送路の状態に応じた送信パワー制御が必須のものになる。
【0006】
図10は、基地局とその通信エリア内の移動局を模式的に表したブロック図を示す。但し、基地局数が3個の場合の例である。
【0007】
図10において、1001,1002,1003は基地局、1004は移動局、1005は基地局1001の通信エリアであるセル、1006は基地局1002の通信エリアであるセル、1007は基地局1003の通信エリアであるセルである。通信エリアは、およそのものであり、伝搬環境によりその大きさや形が変化する。
【0008】
移動局1004は、電源を入れたとき、まず、基地局1001〜1003の拡散符号の同期を獲得しなくてはならない。それぞれの基地局1001〜1003からの信号が合成された信号波の中から、基地局1001、または基地局1002、場合によっては基地局1003の信号の抽出、及び拡散符号の同期の獲得を開始する。
【0009】
この、初期同期の獲得について図11を参照して説明する。図11は、各セルのフレームと長周期拡散符号のタイミング図である。
【0010】
IS−95では、基地局1001〜1003はそれぞれお互いに同期しており、どのセル1005〜1007も伝送フレームの基本タイミングは同じである。拡散符号は、短周期拡散符号と長周期拡散符号を重畳して使用している。短周期拡散符号は例えば64ビット、長周期拡散符号は例えば40960ビットである。
【0011】
下り回線では、長周期拡散符号はシステムで共通で1種類のみである。各セル1005〜1007は、その1種類の長周期拡散符号を、位相を変位させて(符号の先頭のタイミングをずらして)使用している。
【0012】
各セル1005〜1007は、その位相の変位量で区別される。一般には、セル1005〜1007の基本フレームk,k+1,k+2のタイミングと長周期拡散符号のタイミングとは一致しない。
【0013】
システムにはいくつかの物理チャネルがあるが、通信チャネルのフレーム(通信フレーム)のタイミング、及びSYNCチャネル(同期チャネル)を除く各種制御チャネルのフレーム(制御フレーム)のタイミングは、基本フレームk,k+1,k+2に一致している。
【0014】
SYNCチャネルのフレーム(SYNCフレーム)k′,k′+1,k′+2のタイミングだけは、基本フレームk,k+1,k+2には一致せず、長周期拡散符号のタイミングに一致している。
【0015】
SYNCチャネルに用いる短周期拡散符号の種類はシステムで共通の1種類のみである。移動局1004は、長周期拡散符号とそのSYNCチャネルの短周期拡散符号を重畳した拡散符号を用いて、受信信号の相関検出を行う。相関値があるしきい値を超えるまでタイミングを少しずつ変化させていく。
【0016】
これによって、移動局1004は、セル1005、またはセル1006、場合によってはセル1007の長周期拡散符号のタイミングを検出する。SYNCチャネルのフレームk′,k′+1,k′+2のタイミングは、長周期拡散符号のタイミングと一致しているので、長周期拡散符号のタイミングに合わせて、SYNCチャネルを復調・復号することができる。
【0017】
SYNCチャネルでは、基本フレームk,k+1,k+2とのタイミングと当該セル(図10の配置ではセル1005)の長周期拡散符号のタイミングとの差、及び近隣セル(図10ではセル1006又は1007)の長周期拡散符号のタイミングとの差を報知している。したがって、移動局1004は基本フレームk,k+1,k+2のタイミングを知ることができ、各種制御チャネルを復調・復号することが可能になる。
【0018】
また、近隣セル1006又は1007の各種制御チャネルの復調・復号も可能になり、当初SYNCチャネルを検出したセル1005の受信レベルとその近隣セル1006又は1007の受信レベルを比較することができる。そして、受信レベルの大きいセル1005の制御チャネルを選択して受信していく。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の初期同期方法においては、長周期拡散符号長が例えば32768チップ(26.667[ms])であるとすると、32768個(オーバーサンプリングを考えるとそれ以上)のタイミングについて相関検出を繰り返す必要がある。この場合、短周期拡散符号長(例えば256チップ)の部分相関の検出だけでも、32768回繰り返した場合、(1/1.2288[MHz])×(256/2)×32768=6.82[s]と長くなる。平均値は、その半分になるが、それでも3〜4[s]であり、実際、呼接続処理まで含めてを最大15[s]と長く規定されている。このことから長周期拡散符号のタイミングの検出に時間がかかることになる。
【0020】
また、SYNCチャネルの送信電力は、通信チャネルの送信電力の半分である。セル内の同時接続通信チャネル数を20とした場合、周波数利用効率は、1/40だけ低下している。このことからSYNCチャネルを必要とするため、その分周波数利用効率が下がることになる。
【0021】
更に、FDDでは、上り回線と下り回線の周波数帯域が異なり、それぞれの回線が連続しているのに対して、TDDでは、同一の周波数帯域に上り回線と下り回線を交互に繰り返している。移動局での下り回線の受信を考えた場合、受信すべき信号の存在する区間と受信すべき信号が存在しない区間とが繰り返されることになる。移動局が基地局との同期を確立する以前の段階では、移動局はその上り回線と下り回線の切換えのタイミングがわからない。即ち、TDDの場合に、移動局が、上下回線の切換えのタイミングを把握することができなくなる。
【0022】
更には、上り回線と下り回線の切換えのタイミングとフレームのタイミングとを同期させた場合、長周期拡散符号のタイミングは、フレーム内のいくつかの上下回線の切換えタイミングに制限されることになる。このような制限は基地局の置局設計を困難にすることにつながる。即ち、TDDの場合に、上下回線の切換えタイミングとフレームタイミングを合わせた場合に、長周期拡散符号のタイミングがいくつかに制限されてしまうことになる。
【0023】
本発明は、長周期拡散符号の同期の獲得時間を短縮し、周波数利用効率を低下させずに、置局設計を容易にすることができる基地局装置、移動局装置、移動体通信システム、無線送信方法及び無線受信方法を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の構成とした。
【0025】
本発明の基地局装置は、セルを区別するための長周期拡散符号とフレームの同期をとるための短周期拡散符号とを用いて拡散処理を行って、複数のタイムスロットから構成されるフレーム構造を備えた送信信号を形成する、CDMA/TDD通信システムに用いられる基地局装置であって、第1の短周期拡散符号を用いて拡散したシンボルを含む第1の制御チャネルを形成する第1の制御チャネル形成手段と、前記第1の短周期拡散符号を用いて拡散されたシンボルと同タイミングで配置され、第2の短周期拡散符号を用いて拡散したシンボルを含む第2の制御チャネルを形成する第2の制御チャネル形成手段とを具備し、前記第2の制御チャネル形成手段は、前記第2の短周期拡散符号を用いて拡散したシンボルによって、タイムスロットの区切りから前記第1及び第2の短周期拡散符号で拡散されたシンボルまでのオフセット量を示す情報を含む第2の制御チャネルを形成する構成を採る。
【0026】
本発明の移動局装置は、セルを区別するための長周期拡散符号とフレームの同期をとるための短周期拡散符号とを用いて形成された、複数のタイムスロットからなるフレーム構造を備えた信号を受信する、CDMA/TDD通信システムに用いられる移動局装置であって、第1の短周期拡散符号を用いて受信信号を逆拡散する第1の相関検出手段と、前記第1の相関検出手段の検出結果に基づいたタイミングで、複数種類の第2の短周期拡散符号を用いて受信信号を逆拡散する第2の相関検出手段と、前記第1の相関検出手段の検出結果と前記第2の相関検出手段の検出結果とに基づいて、タイムスロットの区切りから前記第1及び第2の短周期拡散符号で拡散されたシンボルまでのオフセット量を求め、このオフセット量に基づいて、タイムスロットの区切りを検出する同期手段とを具備する構成を採る。
【0049】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のCDMA/TDD移動通信システムにおける初期同期方法及び送受信装置の実施の形態を図面を用いて具体的に説明する。
【0050】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るCDMA/TDD移動通信システムにおける初期同期方法を説明するための制御チャネルのスロットのシンボル構成図を示す。但し、CDMA/TDD移動通信システムの構成は、既に従来例でその構成を説明した図10を参照する。
【0051】
即ち、図10において、1001,1002,1003は基地局、1004は移動局、1005は基地局1001の通信エリアであるセル、1006は基地局1002の通信エリアであるセル、1007は基地局1003の通信エリアであるセルである。通信エリアは、およそのものであり、伝搬環境によりその大きさや形が変化する。
【0052】
移動局1004は、電源を入れたとき、まず、基地局1001〜1003の拡散符号の同期を獲得しなくてはならない。それぞれの基地局1001〜1003からの信号が合成された信号波の中から、基地局1001、または基地局1002、場合によっては基地局1003の信号の抽出、及び拡散符号の同期の獲得を開始する。
【0053】
この初期同期の獲得について図2を参照図に加えて説明する。図2は、各セルのフレーム及びスロットと長周期拡散符号とのタイミング図である。
【0054】
図2においては、基本フレームkを8分割してスロットSlot0〜Slot7とした。また、TDDのため、下り回線と上り回線とが交互に繰り返されている。偶数番のスロット(Slot0, Slot2, Slot4, Slot6)を下り回線、奇数番のスロット(Slot1, Slot3, Slot5, Slot7)を上り回線とする。
【0055】
基地局1001〜1003はそれぞれ互いに同期しており、どのセル1005〜1007も伝送フレームのタイミングは同じである。したがって、スロットSlot0〜Slot7のタイミング(上り回線と下り回線の切換えのタイミング)は、どのセル1005〜1007においても一致している。
【0056】
拡散符号は、短周期拡散符号と長周期拡散符号を重畳して使用する。下り回線では、長周期拡散符号はシステムで共通で1種類のみである。各セル1005〜1007はこの1種類の長周期拡散符号を、位相を変位させて(符号の先頭のタイミングをずらして)使用している。
【0057】
各セル1005〜1007は、その位相の変位量で区別される。一般には、セル1005〜1007の基本フレームk−1,k,k+1のタイミングと長周期拡散符号のタイミングとは一致しない。
【0058】
図1の下り回線のチャネル構成例は、制御チャネル(制御ch)数が4、通信チャネル(通信ch)数が6の例である。また、各スロットSlot0〜Slot7における各チャネルの信号の長さが、スロット長よりも若干短いのはガードタイムを設けているためである。
【0059】
ガードタイムは、上り回線と下り回線の信号が伝搬遅延により重なることを防ぐ目的で設けられる。また、制御チャネル及び通信チャネルを示すシンボル(長方形状で示した)において、白色部分101は、信号を送信しないシンボル、黒色部分102は、短周期拡散符号のみで拡散したシンボル、灰色部分103は、短周期拡散符号と長周期拡散符号を重畳した符号で拡散されたシンボルである。
【0060】
通信チャネルは、全てのシンボルが短周期拡散符号と長周期拡散符号とを重畳した符号で拡散されている。制御チャネルは、制御チャネル3と制御チャネル4が、全てのシンボルが短周期拡散符号と長周期拡散符号とを重畳した符号で拡散されている。
【0061】
制御チャネル1は、いくつかのシンボルが短周期拡散符号のみで拡散され、残りのシンボルは短周期拡散符号と長周期拡散符号とを重畳した符号で拡散されている。制御チャネル2は、いくつかのシンボルが短周期拡散符号のみで拡散され、残りのシンボルは送信されない。また、長周期拡散符号は共通であるが、短周期拡散符号は各チャネルでそれぞれ異なる。
【0062】
図1は、長周期拡散符号の先頭が、Slot2の途中(これを時刻t1で示し、第jシンボルとする)まで変位された例である。制御チャネル1は、Slot2にある、長周期拡散符号の先頭の直前のシンボル(第j−1シンボル)が短周期拡散符号のみで拡散される。また、Slot0、Slot4、Slot6の第j−1シンボルも同様に短周期拡散符号のみで拡散される。
【0063】
図3は、図1に示す制御チャネル1のスロットのシンボル構成図を示す。これは、1スロットが20シンボルで構成された例である。第1シンボルから第4シンボルまでの4シンボル301は、パイロットシンボルPLである。第5シンボルから第19シンボルまでの15シンボルのうち第k(この例ではk=9)シンボル303を除く、302と304の14シンボルは、情報シンボルINFOである。第20シンボル305は、ガードタイムGTであり、信号は送信されない。
【0064】
301、302、304は、短周期拡散符号と長周期拡散符号とを重畳した符号で拡散される。303は、短周期拡散符号のみで拡散される。制御チャネル1で用いる短周期拡散符号は、予め決められたシステムにおいて共通の符号である。この短周期拡散符号をSC0とする。
【0065】
長周期拡散符号の位相変位量は、下り回線のスロット(Slot0、Slot2、Slot4、Slot6)のうちの1スロットのパイロットシンボル(第1シンボルから第4シンボル)と、その直後のシンボル(第5シンボル)を除く第6シンボルから第20シンボルの15シンボルのどれか1つに同期しているものとする。この場合、長周期拡散符号の位相変位量は、60通りになる。
【0066】
図4は、図1に示す制御チャネル2のスロットのシンボル構成図を示す。図3に同じく、1スロットが20シンボルで構成される例である。第1シンボルから第19シンボルまでの19シンボルのうち第k(この例ではk=9)シンボル402を除く、401と403の18シンボルは、NULLシンボルである。第20シンボル404は、ガードタイムGTである。
【0067】
401、403、404は信号が送信されない。402は短周期拡散符号のみで拡散される。kは5から19までの15通りの整数値を取り得る。制御チャネル2で用いる短周期拡散符号としては、15種類用意される。これらの短周期拡散符号をSC1、SC2、SC3、…、SC15とする。kの値に応じて、15種類のうちの1つ、SCk−4を用いる。即ち、図4ではk=9であるからSC5を用いる。
【0068】
移動局1004は、電源投入時は基地局1001〜1003と同期が取れていない。したがって、長周期拡散符号のタイミングや、スロットのタイミング(上り回線と下り回線の切換えのタイミング)を知らない。
【0069】
まず、第1段階として、短周期拡散符号SC0での逆拡散を行う。相関値の高いシンボルが40シンボル置きに現れる。1フレーム長(160シンボル)の中に現れる相関値の高い4シンボルのそれぞれの直後のシンボルが長周期拡散符号の先頭の候補であることがわかる。
【0070】
次に、第2段階として、その短周期拡散符号SC0の相関値の高いシンボルについて、短周期拡散符号SC1〜SC15での逆拡散を行う。どれか1つの符号の相関値が高く検出される。その符号番号(1〜15)に応じてkの値(5〜19)が決まる。これによって、短周期拡散符号のみで拡散されたシンボルがスロットの第kシンボルであることがわかる。即ち、上り回線と下り回線の切換えのタイミングがわかる。
【0071】
最後に、第3段階として、長周期拡散符号の先頭位置の候補のそれぞれについて、下り回線区間において、長周期拡散符号と短周期拡散符号を重畳した符号での逆拡散を行う。これによって、4つの候補のうちどれが長周期拡散符号の先頭であるかがわかる。
【0072】
これらによって、移動局1004は、長周期拡散符号のタイミングと上下回線の切換えタイミングを知ることができる。
【0073】
即ち、第1段階により長周期拡散符号のタイミングは、4つの候補に絞られるため、長周期拡散符号の同期の獲得時間は大きく短縮される。
【0074】
また、制御チャネル1と制御チャネル2を合わせて、1スロットに2シンボル分だけを、長周期拡散符号のタイミング及びスロットのタイミングの同期獲得のために使用しているので、20シンボル全てをフレーム同期のためのSYNCチャネルとする場合に比べて、同期獲得ための利用効率の低下の度合いは、1/10に低減される。
【0075】
また、第2段階により、上下回線の切換えのタイミングを知ることができる。また、制御チャネル2を設けることで、長周期拡散符号の先頭をスロット中の第6シンボルから第20シンボルまでの15通りに設定できる。
【0076】
このように、実施の形態1によれば、短周期拡散符号と長周期拡散符号を重畳して用いるCDMA/TDD移動通信システムにおいて、ある所定の周期で長周期拡散符号を重畳しない短周期拡散符号のみで拡散したシンボルを配置し、この短周期拡散符号のみで拡散されたシンボルを検出することにより、長周期拡散符号の同期と上下回線の切換えの同期の獲得を行うような初期同期方法とすることにより、同期獲得時間を短縮することができる。
【0077】
なお、上述では各スロットの短周期拡散符号のみで拡散されるシンボル数が1の場合について記述したが、短周期拡散符号のみで拡散されるシンボル数は複数であってもよい。
【0078】
また、短周期拡散符号のみで拡散されるシンボルは、長周期拡散符号の先頭の直前のシンボルである場合について記述したが、予め長周期拡散符号のタイミングとの関係が規定されていれば、直前のシンボルに限らなくてもよい。
【0079】
更に、制御チャネル2は第kシンボル以外を送信しないとしたが、制御チャネル1と同様に、他のシンボル情報をのせて送信してもよい。
【0080】
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2に係るCDMA/TDD移動通信システムにおける初期同期方法を説明するための制御チャネルのスロットのシンボル構成図を示す。但し、この図5に示す実施の形態2において図1に示した実施の形態1の各部に対応する部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0081】
上述で説明した実施の形態1に示す初期同期方式により、移動局1004は、長周期拡散符号の同期と上下回線の切換えのタイミングの同期とを獲得できる。しかしここまででは、移動局1004は、まだスロット番号を認識できておらず、伝送フレームの同期は獲得していない。
【0082】
実施の形態2では、更に、短周期拡散符号のみで拡散されたシンボルの有無や同相成分−直交成分平面での位相によって、伝送フレームの同期を獲得する方式について述べる。
【0083】
まず、短周期拡散符号のみで拡散されたシンボルの有無により、伝送フレームの同期を獲得する方式について述べる。図5は、制御チャネル1と制御チャネル2のフレーム構成例であるが、制御チャネル1のスロットのシンボル構成は実施の形態1で説明した図3と同様である。制御チャネル2は、図5に示すようにスロット0では全て信号を送信しないシンボルとする。
【0084】
移動局1004は、実施の形態1で説明した初期同期方法により、長周期拡散符号の同期と上下回線の切換えのタイミングの同期とを獲得したのち、制御チャネル2が送信されていないスロットを探す。
【0085】
制御チャネル2に用いられている拡散符号SCm(m=1〜15)の相関値が大きくは現れないスロットを検出したら、それがスロット0であり、そのスロットの先頭が伝送フレームの先頭であることがわかる。
【0086】
次に、短周期拡散符号のみで拡散されたシンボルの同相成分−直交成分平面での位相により、伝送フレームの同期を獲得する方式について説明する。図6に、制御チャネル1と制御チャネル2のフレーム構成の他の例を示す。
【0087】
QPSK(Quadriphase Phase Shift Keying)変調を仮定する。各シンボルの同相成分−直交成分平面での位相は、各成分が正であれば「0」、負であれば「1」と表現すると、「00、01、10、11」の4通りになる。
【0088】
制御チャネル1、制御チャネル2のスロットのシンボル構成は、それぞれ図3、図4と同様である。例えば、制御チャネル1の短周期拡散符号SC0のみで拡散されたシンボルの位相を「00」とする。また、例えば、制御チャネル2はスロット0では短周期拡散符号SCmのみで拡散されたシンボルの位相を「11」として、それ以外のスロット2、スロット4、スロット6では短周期拡散符号SCmのみで拡散されたシンボルの位相を「00」とする。
【0089】
移動局1004は、実施の形態1で説明した初期同期方法により、長周期拡散符号の同期と上下回線の切換えのタイミングの同期とを獲得したのち、各スロットの制御チャネル1と制御チャネル2の短周期拡散符号のみで拡散されたシンボルの同相成分−直交成分平面での位相差の時系列を調べる。制御チャネル1と制御チャネル2の位相差のパターンが、逆位相、同位相、同位相、同位相の順となるスロット群を検出したら、それのスロット群の最初のスロットがスロット0であり、そのスロットの先頭が伝送フレームの先頭であることがわかる。
【0090】
これによって、制御チャネルの長周期拡散符号と短周期拡散符号を重畳した符号で拡散されたシンボルで、伝送フレームの同期に関しての情報を送信することなく、伝送フレームの同期の獲得が可能になる。
【0091】
即ち、初期同期の獲得に関する以外の制御情報を伝送している制御チャネルの一部に短周期拡散符号のみで拡散されたシンボルを配置することで、長周期拡散符号の同期、上下回線の切換えタイミングの同期、及び伝送フレームの同期の獲得が可能になり、初期同期獲得のための周波数利用効率の低下の割合の小さい初期同期方法が得られる。
【0092】
このように、実施の形態2によれば、短周期拡散符号と長周期拡散符号を重畳して用いるCDMA/TDDによる移動通信システムにおいて、ある所定の周期で長周期拡散符号を重畳しない短周期拡散符号のみで拡散したシンボルを配置し、その短周期拡散符号のみで拡散されたシンボルを検出することにより、長周期拡散符号の同期と上下回線の切換えの同期、及び伝送フレームの同期の獲得を行うような初期同期方法とすることにより、周波数利用効率を高めることができる。
【0093】
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3に係るCDMA/TDD移動通信システムにおける初期同期方法を説明するための制御チャネルのパイロットシンボルの位相パターンの構成図を示す。但し、図7(a)は1フレームを8分割してスロット0,2,4,6を下り回線とした場合のパターン例であり、図7(b)は1フレームを16分割してスロット0,2,4,6,806,12,14を下り回線とした場合のパターン例であり、図7(c)は1フレームを32分割してスロット0,2,4,6,806,12,14,16,18,20,22,24,26,28,30を下り回線とした場合のパターン例である。
【0094】
ここで、実施の形態1で説明した初期同期方法により、移動局1004は、長周期拡散符号の同期と上下回線の切換えのタイミングの同期とを獲得できる。しかしここまででは、移動局1004は、まだスロット番号を認識できておらず、伝送フレームの同期は獲得していない。
【0095】
ここでは、更に、短周期拡散符号と長周期拡散符号を重畳した符号で拡散されたシンボルのうちパイロットシンボルの同相成分−直交成分平面での位相のパターンによって、伝送フレームの同期を獲得する方式について述べる。
【0096】
QPSK変調を仮定する。各シンボルの同相成分−直交成分平面での位相は、各成分が正であれば「0」、負であれば「1」と表現すると、「00、01、10、11」の4通りになる。制御チャネル1、制御チャネル2のスロットのシンボル構成は、それぞれ図3、図4と同様である。
【0097】
基地局1001〜1003は、制御チャネル1の各スロットのパイロットシンボルを図7(a)に示すパターンで送信する。
【0098】
移動局1004は、実施の形態1で説明した初期同期方法により、長周期拡散符号の同期と上下回線の切換えのタイミングの同期とを獲得したのち、制御チャネル1について、長周期拡散符号と短周期拡散符号を重畳した符号で逆拡散を行う。
【0099】
パイロットシンボルのパターンが図7(a)のようであれば、パイロットシンボルの第1シンボル及び第2シンボルの位相、第3シンボル及び第4シンボルの位相を比較し、パイロットシンボルのパターンを判定する。これによって、そのスロットが、スロット0、スロット2、スロット4、スロット6のどれであるのかがわかる。即ち、伝送フレームの同期を獲得できる。
【0100】
また、図7(b)及び(c)の場合も、1フレームを8分割した場合と同様に、各スロットのパイロットシンボルのパターンを判定することで、移動局904はスロット番号を認識して、伝送フレームの同期を獲得することができる。
【0101】
ここでは、パイロットシンボルの第1シンボルと第2シンボルは、全て位相「00」のパターン例を示したが、スロット毎にパターンが異なれば、どのようなパターンであってもよい。
【0102】
また、実施の形態2に示した、伝送フレームの同期の獲得方式と併用してもよい。
【0103】
これによって、制御チャネルの長周期拡散符号と短周期拡散符号を重畳した符号で拡散されたシンボルのうちのパイロットシンボルのパターンをスロット毎に異なる構成とすることで、1スロットを検波するだけで、伝送フレームの同期の獲得が可能になる。
【0104】
また、複数スロットの検波を行うことで、初期同期獲得の信頼性を高めることができる。
【0105】
このように、実施の形態3によれば、短周期拡散符号と長周期拡散符号を重畳して用いるCDMA/TDDによる移動通信システムにおいて、ある所定の周期で長周期拡散符号を重畳しない短周期拡散符号のみで拡散したシンボルを配置し、その短周期拡散符号のみで拡散されたシンボルの検出により、長周期拡散符号の同期と上下回線の切換えの同期を獲得し、長周期拡散符号と短周期拡散符号を重畳した符号で拡散されたシンボルの検波を行うことでフレームの同期の獲得を行う初期同期方式とすることにより、周波数利用効率を高めることができる。
【0106】
(実施の形態4)
図8は、本発明の実施の形態4に係るCDMA/TDD移動通信システムにおける送受信装置の初期同期部のブロック図を示す。但し、送受信装置は移動局装置であるとする。
【0107】
図8において、801は受信信号である。802は拡散符号生成手段であり、短周期拡散符号SC1〜SC15を生成する第1符号生成手段803と、短周期拡散符号SC0を生成する第2符号生成手段804と、長周期拡散符号LCを生成する第3符号生成手段805と、長周期拡散符号と重畳する短周期拡散符号SC20を生成する第4符号生成手段806とで構成されている。
【0108】
807は受信信号801と各候補タイミングの長周期拡散符号と短周期拡散符号を重畳する排他的論理和手段、808は拡散符号を切換える切換手段、809は拡散符号と受信信号の相関値を計算する逆拡散手段、810は相関値から初期同期を獲得する初期同期手段である。
【0109】
このような構成において、基地局1001〜1003からは、実施の形態1及び3で説明した制御チャネル1と制御チャネル2が送信されているものとする。
【0110】
まず、第1段階として、初期同期手段810は、切換手段808に対して、第2符号生成手段804の生成する短周期拡散符号SC0を逆拡散手段809へ出力するように指示する。この指示によって、短周期拡散符号SC0が逆拡散手段809へ出力される。
【0111】
逆拡散手段809は、受信信号801と短周期拡散符号SC0との相関値を各チップを先頭とする1シンボル分ずつ1スロット長にわたって計算する。ここで、必要に応じて複数スロット分のそれぞれのチップを先頭とする相関値を積分して信頼性を高めてもよい。
【0112】
ひときわ大きな相関値が得られるタイミングが、短周期拡散符号SC0のみで拡散されたシンボルの先頭位置である。スロットにおけるそのシンボルの直後のシンボルの先頭位置が長周期拡散符号の先頭位置の候補である。
【0113】
次に、第2段階として、初期同期手段810は、拡散符号生成手段802に対し、上記の短周期拡散符号SC0のみで拡散されたシンボルと同じシンボルタイミングで、第1符号生成手段803で生成される短周期拡散符号SC1〜15を順々に生成するように指示する。
【0114】
また、切換手段808に対して、第1符号生成手段803が順々に生成する短周期拡散符号SC1〜15を逆拡散手段809へ出力するように指示する。この指示によって、短周期拡散符号SC1〜15が順々に逆拡散手段809へ出力される。
【0115】
逆拡散手段809は、受信信号801の短周期拡散符号SC0のみで拡散されたシンボルと同じシンボルについて、短周期拡散符号SC1〜15の各符号との相関値を順々に計算していく。
【0116】
ここで、必要に応じて各符号数回ずつ相関値を積分して信頼性を高めてもよい。ひときわ大きな相関値が得られる短周期拡散符号SCmが検出される。実施の形態1で説明したように、この短周期拡散符号SCmのみで拡散されたシンボルは、スロットの第m+4シンボルであるから、これによって、スロットの先頭位置がわかる。即ち、上下回線の切換えタイミングの同期が獲得できる。
【0117】
次に、第3段階として、初期同期手段810は、拡散符号生成手段802に対し、これまでにわかった長周期拡散符号のタイミングの候補位置それぞれについて順々に、第3符号生成手段805で長周期拡散符号LCを生成するように指示する。また、切換手段808に対しては、第3符号生成手段805の生成する長周期拡散符号LCと第3符号生成手段806の生成する短周期拡散符号SC20を排他的論理和手段807で重畳した信号を、逆拡散手段809へ出力するように指示する。
【0118】
これらの指示によって、長周期拡散符号LC及び短周期拡散符号SC20が逆拡散手段809へ出力される。
【0119】
逆拡散手段809は、受信信号801と、各候補タイミングの長周期拡散符号LC及び短周期拡散符号SC20を重畳した符号との相関値を順々に計算していく。必要に応じて各候補タイミング数回ずつ相関値を積分して信頼性を高めてもよい。ひときわ大きな相関値が得られる候補タイミングが検出される。これが長周期拡散符号LCのタイミングであり、長周期拡散符号LCのタイミングの同期が獲得できる。
【0120】
最後に、第4段階として、初期同期手段810は、拡散符号生成手段802に対して、長周期拡散符号LCのタイミングについて第3符号生成手段805で長周期拡散符号LCを生成するように指示する。また、切換手段808に対して、第3符号生成手段805の生成する長周期拡散符号LCと第4符号生成手段806の生成する短周期拡散符号SC20を排他的論理和手段807で重畳した信号を切換手段808へ出力するように指示する。
【0121】
この指示によって、長周期拡散符号LC及び短周期拡散符号SC20が重畳された信号が切換手段808を介して逆拡散手段809へ出力される。
【0122】
逆拡散手段809は受信信号801と、長周期拡散符号LC及び短周期拡散符号SC20を重畳した符号との相関値を計算していく。検出した相関値から同相成分−直交成分平面状での位相を求め、パイロットシンボルについてその位相パターンを判定する。
【0123】
必要に応じて複数フレームのパイロットシンボルの位相を判定して信頼性を高めてもよい。パイロットシンボルパターンが一致すればスロット番号がわかる。これによって伝送フレームのタイミングの同期が獲得できる。
【0124】
これによって、長周期拡散符号LC及び短周期拡散符号SC20を重畳した符号で拡散されたシンボルと、短周期拡散符号SC20のみで拡散さえれたシンボルの両方を逆拡散することができる。
【0125】
このように、実施の形態4によれば、CDMA/TDDによる移動通信システムにおいて、移動局装置に、長周期拡散符号及び短周期拡散符号を重畳した符号で逆拡散する手段と、短周期拡散符号で逆拡散する手段とを備え、実施の形態1〜3の何れかに記載の初期同期方法を用いて初期同期の獲得を行うことにより、初期同期獲得時間を短縮し、周波数利用効率の高い移動通信システムを得ることができる。
【0126】
(実施の形態5)
図9は、本発明の実施の形態5に係るCDMA/TDD移動通信システムにおける送受信装置の初期同期部のブロック図を示す。但し、送受信装置は基地局装置であるとする。
【0127】
図9において、901は長周期拡散符号LCを生成する第1符号生成手段である。902は短周期拡散符号SC20を生成する第2符号生成手段、903は短周期拡散符号SC0を生成する第3符号生成手段、904は短周期拡散符号SC5を生成する第4符号生成手段、905は短周期拡散符号SC21を生成する第5符号生成手段、906は短周期拡散符号SC22を生成する第6符号生成手段である。
【0128】
907は長周期拡散符号LC及び短周期拡散符号SC20を重畳する排他的論理和手段、908は長周期拡散符号LC及び短周期拡散符号SC21を重畳する排他的論理和手段、909は長周期拡散符号LC及び短周期拡散符号SC22を重畳する排他的論理和手段である。
【0129】
910は制御チャネル1の拡散符号を切換える切換手段である。911は制御チャネル1の拡散を行う第1拡散手段、912は制御チャネル2の拡散を行う第2拡散手段、913は通信チャネル1の拡散を行う第3拡散手段、914は通信チャネル2の拡散を行う第4拡散手段である。915は拡散信号を合成する多重手段である。
【0130】
このような構成において、第1符号生成手段901は、長周期拡散符号LCを生成し、第2符号生成手段902は、長周期拡散符号LCと排他的論理和手段907で重畳する短周期拡散符号SC20を生成する。それらを重畳した符号を切換手段910に入力する。
【0131】
第3符号生成手段903は、短周期拡散符号のみで拡散するシンボルの短周期拡散符号SC0を生成する。切換手段910は、図5のスロット構成例に従い、長周期拡散符号LCと短周期拡散符号SC20を重畳した符号と、短周期拡散符号SC0とを切換えて第1拡散手段911に接続する。
【0132】
また、図7(a)に示されるパイロットシンボルパターン例に従ったパイロットシンボルを含む制御情報1′が第1拡散手段911に入力される。第1拡散手段911は、制御情報1′を切換えられた拡散符号で拡散して、多重手段915に入力する。
【0133】
第4符号生成手段904は、図6のスロット構成に従い、短周期拡散符号SC5を生成して、第2拡散手段912に入力する。この例では、第9シンボルが対象であるので短周期拡散符号SC5を生成するが、一般には第kシンボルが対象であれば、短周期拡散符号SCk−4を生成する。第2拡散手段912は、制御情報2′を短周期拡散符号SC5で拡散して、多重手段915に入力する。
【0134】
第5符号生成手段905は、短周期拡散符号SC21を生成する。排他的論理和手段908は、長周期拡散符号LCと重畳して第3拡散手段913に入力する。第3拡散手段913は、通信情報1′を短周期拡散符号SC21と長周期拡散符号LCを重畳した符号で拡散して、多重手段915に入力する。
【0135】
第6符号生成手段906は、短周期拡散符号SC22を生成する。排他的論理和手段909は、長周期拡散符号LCと重畳して第4拡散手段914に入力する。第4拡散手段914は、通信情報2′を短周期拡散符号SC22と長周期拡散符号LCを重畳した符号で拡散して、多重手段915に入力する。
【0136】
多重手段915は、制御チャネル1、制御チャネル2、通信チャネル1、通信チャネル2を多重して、送信信号を生成する。これによって、図1に示す信号系列が生成される。
【0137】
これによって、長周期拡散符号の同期、上下回線の切換えタイミングの同期、及び伝送フレームの同期の獲得のための時間が短縮されるとともに、初期同期獲得のための周波数利用効率の低下の割合の小さい無線伝送装置が得られる
このように、実施の形態5によれば、実施の形態1〜3の何れかに記載の初期同期方法に基づいて、長周期拡散符号と短周期拡散符号を重畳した符号で拡散されたシンボルと、ある所定の周期で長周期拡散符号を重畳しない短周期拡散符号のみで拡散したシンボルを送出する手段を備えた、CDMA/TDDによる移動通信システムの基地局装置により、初期同期の獲得時間を短縮することができるとともに周波数利用効率を高めることができる。
【0138】
(実施の形態6)
本発明の実施の形態6に係るCDMA/TDD移動通信システムにおける無線伝送装置は、実施の形態5で説明した図9に示す基地局装置のような無線送信装置と、実施の形態4で説明した移動局装置のような無線受信装置とで構成される。
【0139】
即ち、実施の形態6の無線伝送装置は、実施の形態1〜3で説明した初期同期方法により、長周期拡散符号の同期、上下回線の切り換えのタイミングの同期、及び伝送フレームの同期の獲得を行う。
【0140】
これによって、長周期拡散符号の同期、上下回線の切換えタイミングの同期、及び伝送フレームの同期の獲得のための時間が短縮されるとともに、初期同期獲得のための周波数利用効率の低下の割合の小さい無線伝送装置が得られる
このように、実施の形態6によれば、実施の形態1〜3の何れかに記載の初期同期方法に基づいて、長周期拡散符号と短周期拡散符号を重畳した符号で拡散されたシンボルと、ある所定の周期で長周期拡散符号を重畳しない短周期拡散符号のみで拡散したシンボルを送出する手段を備えた、CDMA/TDDによる無線通信の送信装置と、長周期拡散符号と短周期拡散符号を重畳した符号で逆拡散する手段と、短周期拡散符号で逆拡散する手段とを備え、実施の形態1〜3の何れかに記載の初期同期方法を用いて初期同期の獲得を行う、CDMA/TDDによる無線通信の受信装置とを備えた、無線伝送装置により、初期同期の獲得時間を短縮することができるとともに周波数利用効率を高めることができる。
ができる。
【0141】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、短周期拡散符号と長周期拡散符号を重畳して用いる、CDMA/TDDによる移動通信システムにおいて、ある所定の周期で長周期拡散符号を重畳しない短周期拡散符号のみで拡散したシンボルを配置し、その短周期拡散符号のみで拡散されたシンボルの検出により、長周期拡散符号の同期と上下回線の切換えの同期の獲得を行うような初期同期方法により、初期同期の獲得時間を短縮することができるとともに周波数利用効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るCDMA/TDD移動通信システムにおける初期同期方法を説明するための制御チャネルのスロットのシンボル構成図
【図2】実施の形態1の初期同期方法における各セルのフレーム及びスロットと長周期拡散符号とのタイミング図
【図3】実施の形態1の初期同期方法における制御チャネル1のスロットのシンボル構成図
【図4】実施の形態1の初期同期方法における制御チャネル2のスロットのシンボル構成図
【図5】本発明の実施の形態2に係るCDMA/TDD移動通信システムにおける初期同期方法を説明するための制御チャネルのスロットのシンボル構成図
【図6】実施の形態2の初期同期方法を説明するための制御チャネルのスロットの他のシンボル構成図
【図7】(a) 本発明の実施の形態3に係るCDMA/TDD移動通信システムにおける初期同期方法を説明するための制御チャネルのパイロットシンボルの位相パターンにおいて、1フレームを8分割したスロットを下り回線とした場合のパターン構成図
(b) 1フレームを16分割したスロットを下り回線とした場合のパターン構成図。
(c) 1フレームを32分割したスロットを下り回線とした場合のパターン構成図
【図8】本発明の実施の形態4に係るCDMA/TDD移動通信システムにおける送受信装置の初期同期部のブロック図
【図9】本発明の実施の形態5に係るCDMA/TDD移動通信システムにおける送受信装置の初期同期部のブロック図
【図10】基地局とその通信エリア内の移動局を模式的に表したブロック図
【図11】従来のCDMA/TDD移動通信システムの初期同期方法における各セルのフレームと長周期拡散符号のタイミング図
【符号の説明】
802 拡散符号生成手段
809 逆拡散手段
915 多重手段
Claims (15)
- セルを区別するための長周期拡散符号とフレームの同期をとるための短周期拡散符号とを用いて拡散処理を行って、複数のタイムスロットから構成されるフレーム構造を備えた送信信号を形成する、CDMA/TDD通信システムに用いられる基地局装置であって、
第1の短周期拡散符号を用いて拡散したシンボルを含む第1の制御チャネルを形成する第1の制御チャネル形成手段と、
前記第1の短周期拡散符号を用いて拡散されたシンボルと同タイミングで配置され、第2の短周期拡散符号を用いて拡散したシンボルを含む第2の制御チャネルを形成する第2の制御チャネル形成手段と
を具備し、
前記第2の制御チャネル形成手段は、前記第2の短周期拡散符号を用いて拡散したシンボルによって、タイムスロットの区切りから前記第1及び第2の短周期拡散符号で拡散されたシンボルまでのオフセット量を示す情報を含む第2の制御チャネルを形成する
基地局装置。 - 前記第2の制御チャネル形成手段は、前記第2の短周期拡散符号を用いて拡散したシンボルによって前記フレームの区切りを示す情報を含む第2の制御チャネルを形成する
ことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。 - 前記第2の制御チャネル形成手段は、前記第2の短周期拡散符号を用いて拡散したシンボルによって前記フレームの区切りと長周期拡散符号の候補を示す情報を含む第2の制御チャネルを形成する
ことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。 - 前記第2の制御チャネル形成手段は、複数のタイムスロットにおいて送信する、前記第2の短周期拡散符号の番号と、前記第2の短周期拡散符号と前記第1の短周期拡散符号との位相差の周期パターンとによって、前記フレームの区切りを示す情報を形成する
ことを特徴とする請求項2に記載の基地局装置。 - 前記第2の制御チャネル形成手段は、複数のタイムスロットにおいて送信する、前記第2の短周期拡散符号の番号と、前記第2の短周期拡散符号と前記第1の短周期拡散符号との位相差の周期パターンとによって、前記フレームの区切りと長周期拡散符号の候補を示す情報を形成する
ことを特徴とする請求項3に記載の基地局装置。 - 前記第2の制御チャネル形成手段は、前記第2の短周期拡散符号の番号と、各タイムスロットに前記第2の短周期拡散符号を用いて拡散したシンボルを配置するか否かのパターンとによって、前記フレームの区切りを示す情報を形成する
ことを特徴とする請求項2に記載の基地局装置。 - 前記第1及び第2の制御チャネル形成手段は、前記同タイミングで拡散したシンボルを、一部のタイムスロットにのみ配置する
ことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。 - セルを区別するための長周期拡散符号とフレームの同期をとるための短周期拡散符号とを用いて形成された、複数のタイムスロットからなるフレーム構造を備えた信号を受信する、CDMA/TDD通信システムに用いられる移動局装置であって、
第1の短周期拡散符号を用いて受信信号を逆拡散する第1の相関検出手段と、
前記第1の相関検出手段の検出結果に基づいたタイミングで、複数種類の第2の短周期拡散符号を用いて受信信号を逆拡散する第2の相関検出手段と、
前記第1の相関検出手段の検出結果と前記第2の相関検出手段の検出結果とに基づいて、タイムスロットの区切りから前記第1及び第2の短周期拡散符号で拡散されたシンボルまでのオフセット量を求め、このオフセット量に基づいて、タイムスロットの区切りを検出する同期手段と
を具備することを特徴とする移動局装置。 - 前記同期手段は、複数のタイムスロットにおいて検出した、第2の短周期拡散符号の種類と、第2の短周期拡散符号と検出した第1の短周期拡散符号との位相差の周期パターンとに基づいて、フレームの区切りを得る
ことを特徴とする請求項8に記載の移動局装置。 - 前記同期手段は、複数のタイムスロットにおいて検出した、第2の短周期拡散符号の種類と、第2の短周期拡散符号と第1の短周期拡散符号との位相差の周期パターンとに基づいて、前記タイムスロットの区切りを得る
ことを特徴とする請求項8に記載の移動局装置。 - 前記同期手段は、特定した前記第2の短周期拡散符号の種類と、各タイムスロットにおいて、前記第2の短周期拡散符号を用いて拡散されたシンボルが配置されているか否かのパターンとに基づいて、フレームの区切りを得る
ことを特徴とする請求項8に記載の移動局装置。 - 前記同期手段によって得られたフレームタイミングで、長周期拡散符号と短周期拡散符号とを重畳した拡散符号を用いて受信信号を逆拡散する逆拡散手段を具備する
請求項9又は請求項11に記載の移動局装置。 - 請求項1に記載の基地局装置と、請求項8に記載の移動局装置とを具備する移動体通信システム。
- セルを区別するための長周期拡散符号とフレームの同期をとるための短周期拡散符号とを用いて拡散処理を行って、複数のタイムスロットから構成されるフレーム構造を備えた送信信号を送信する、CDMA/TDD方式の無線送信方法であって、
前記複数のタイムスロットのうちの少なくとも一部のタイムスロットにおいて、第1の短周期拡散符号を用いて拡散したシンボルを含む第1の制御チャネルを伝送するステップと、
前記第1の短周期拡散符号で拡散したシンボルと同タイミングで、第2の短周期拡散符号を用いて拡散したシンボルを含む第2の制御チャネルを伝送するステップと
を有し、
前記第2の短周期拡散符号の種類又は位相によって、前記タイムスロットの区切りから前記第1及び第2の短周期拡散符号で拡散されたシンボルまでのオフセット量を示す情報を伝送する
ことを特徴とする無線送信方法。 - セルを区別するための長周期拡散符号とフレームの同期をとるための短周期拡散符号とを用いて形成された、複数のタイムスロットからなるフレーム構造を備えた信号を受信する、CDMA/TDD通信システムに用いられる無線受信方法であって、
第1の短周期拡散符号を用いて受信信号を逆拡散する第1の相関検出ステップと、
前記第1の相関検出ステップの検出結果に基づいたタイミングで、複数種類の第2の短周期拡散符号を用いて受信信号を逆拡散する第2の相関検出ステップと、
前記第1の相関検出ステップの検出結果と前記第2の相関検出ステップの検出結果とに基づいて、タイムスロットの区切りから前記第1及び第2の短周期拡散符号で拡散されたシンボルまでのオフセット量を求め、このオフセット量に基づいて、タイムスロットの区切りを検出する同期ステップと
を含む無線受信方法。
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