JPH085129Y2 - 歯付ベルト搬送装置 - Google Patents

歯付ベルト搬送装置

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JPH085129Y2
JPH085129Y2 JP8370790U JP8370790U JPH085129Y2 JP H085129 Y2 JPH085129 Y2 JP H085129Y2 JP 8370790 U JP8370790 U JP 8370790U JP 8370790 U JP8370790 U JP 8370790U JP H085129 Y2 JPH085129 Y2 JP H085129Y2
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JP
Japan
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toothed belt
belt
guide roller
teeth
toothed
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JP8370790U
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JPH0442109U (ja
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充 小田原
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Nippon Mektron KK
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Nippon Mektron KK
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  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)
  • Belt Conveyors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、搬送物の重量を支持するガイドローラを備
えた歯付ベルト搬送装置に関する。
[従来の技術] 一般に、搬送用平ベルトの場合、搬送物の重量によっ
てベルトが走行中に撓みなどを生じるものを防止するた
め、ベルトの内面長手方向に板状のガイドレールを配置
したり、同じく長手方向にローラを配置することによ
り、走行中のベルトを下方から補強して搬送物の重量を
支持する構造が知られている。また、歯を有する歯付ベ
ルトの場合も同様である。即ち、一対の歯付プーリー間
に巻回され、この歯付プーリーの歯に歯付ベルトの各歯
を噛合させることで動力伝達される。
第3図及び第4図は、一対の歯付プーリー1、2間に
無端状の歯付ベルト3が巻回され、搬送物4を搬送する
区間で、歯付ベルト3の歯面側でこの長手方向に延びる
長い板状のガイドレール5を配置した構造と、複数個の
ガイドローラ6を配置した構造を示している。これらい
ずれの搬送装置にあっても、搬送区間でベルト3が搬送
物4の重量より走行中に撓むのを、下方からガイドレー
ル5又はガイドローラ6を接触させてベルト3を支持補
強する構造である。
ところで、第3図に示すガイドレール5の設置構造で
は、搬送物4の重量が軽量でベルト3の走行による搬送
速度が遅いような場合は、ベルト3の歯3aとガイドレー
ル5との接触による磨耗という点ではさほど問題となら
ない。しかし、搬送物4の重量が大きく、しかもベルト
3の走行速度が大きい場合は、歯3aとガイドレール5と
の接触により、歯3aまたはガイドレール5の磨耗が進む
といった不都合がある。このような磨耗はガイドレール
5の材質が鋼材又は樹脂材のいずれを問わず進行する。
また、他面、搬送距離が長く歯付プーリー1、2間のス
パンが長くなるに伴い、ガイドレール5も長大化するた
め、設備コストが高騰して不利である。
このことから、搬送物4の重量が大きく、搬送速度が
速い場合は、第4図のように、ガイドーラ6を使用した
構造が有利である。このガイドローラ6の場合、ころが
り摩擦によるため、磨耗の発生を最小限に抑えることが
できる。
しかしながら、第4図のガイドローラ6による構造に
あっても次のような不具合がある。即ち、ベルト3の幅
方向に延びる歯3aとガイドローラ6とは平行関係にあ
る。この関係から、第5図に示すように、ガイドローラ
6が歯3aの歯先面3bに当接したときと、隣合う2つの歯
3aと歯3a間の谷間(歯元部)に係合したときでは、ベル
ト3のレベルにhのギャップが生じることになる。この
図ではガイドローラ6が歯先面3bに当接したときを実線
で示し、歯3aと歯3a間に係合した場合を二点鎖線で示し
ている。
その結果、走行中のベルト3が連続的に上下すること
で振動が発生し、この振動により大きな騒音を発生する
という不具合がある。
[考案が解決しようとする課題] 本考案の目的は、ベルトの振動による騒音の発生を防
止できる歯付ベルト搬送装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案に係る歯付ベルト搬送装置は、搬送物を担持す
る区間で、歯付ベルトに所定ピッチで設けられた歯に複
数のガイドローラをころがり接触させ、搬送物の重量に
対して歯付ベルトをガイドローラで支持補強するにあた
り、ベルト幅方向に対して各ガイドローラの軸線を所要
の角度θでもって配置し、少くとも隣合う2つの歯の各
歯先面に1個のガイドローラを跨って当接させた構成で
ある。
また、本考案では、ベルト幅方向に対して、隣合うガ
イドローラの一方の軸線角度を−θに設定し、他方のガ
イドローラの軸線角度を+θに設定されている。
しかし、隣合う2つのガイドローラの軸線角度θが異
っている場合も可能である。
[作用] 歯付プーリーの回転駆動により、搬送物を担持した歯
付ベルトが所定方向に走行する。
搬送物を担持する区間では、ベルト幅方向に対して1
個のガイドローラがベルトの少くとも隣合う2つの歯の
各歯先面に跨って当接する。そのため、歯と歯との間に
ガイドローラが係合しないので、ベルトは上下動しない
で一定のレベルで走行する。
[実施例] 以下、本考案による歯付ベルト搬送装置の実施例を図
面に基づいて説明する。
第1図(a)(b)は、例えばJIS K 6372に規定され
た歯付ベルト10と、これを下方から支持するガイドロー
ラ20との組立側面図及び平面図を示し、歯付ベルト10と
しては、隣合う2つの歯11と歯11とのピッチPが12.7mm
程度のものを想定している。
ガイドローラ20は複数のローラ21、22〜で構成され、
図示のように、隣合う2つのローラ21、22はそれぞれの
軸線A、Bを平行に配置してはいない。即ち、複数で形
成された歯付ベルト10の歯11のベルト幅寸法W方向に対
して、一方のローラ21の軸線Aは角度+θをもって配置
され、他方のローラ22の軸線Bは角度−θをもって位置
されている。従って複数のローラ21、22〜は、隣合う2
個が平面ハ字形に配列されることになる。例えば、実寸
角度θとして12°09′に設定される。但し、図示例のよ
うに角度θでもって+、−側に均等に振り分けることが
望ましいが、振り分け角度を必ずしも均等にしなくとも
よい場合がある。
第2図(a)(b)のように、隣合う2個のローラ2
1、22の各軸線A、Bを、ベルト幅方向Wに対して、同
一方向に例えば+θで平行に配置した場合、歯付ベルト
10が矢印Cで示す方向に偏心力が作用して片寄る傾向が
ある。こうした意味から、隣合う2個のローラ21、22の
軸線A、Bは、第1図の実施例のように、ベルト幅W方
向に対して+、−側に均等に振り分け、平面ハ字状に配
置されることが好ましい。
第1図のように、歯付ベルト10に対してガイドローラ
20を配置することにより、1個1個のローラ21、22〜は
隣合う2つの歯11、11に跨り、各歯11の歯先面12に当接
することになる。即ち、従来のように、歯11とローラ21
(22)を平行に配置した構造の場合のように、歯11と歯
11との間の歯底部(谷部)にローラ21(22)が落ち込ん
で係合しない。
従って、複数のローラ21、22〜が常に歯11の歯先面12
に当接することにより、歯付ベルト10は走行中に上下動
することなく一定のレベルで回動する。
なお、ローラ21、22〜の各軸線A、Bの軸線角度θ
は、歯付ベルト10の歯11の形状との相関において次のよ
うな近似式で表わすことが望ましい。歯付ベルト19の幅
寸法をW、歯11のピッチPとする。
歯先面12が平担で直線部(直線部長さL)を有する場合 θ1=tan-1{(P+L)/W} 歯先面12が湾曲状の場合 θ2=tan-1(1.3P/W) この場合、θ2<θ1とすることが好ましい。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案による歯付ベルト搬送装
置は、ベルト幅方向に延びて平行な歯に対し、ガイドロ
ーラの軸線を所定角度をもって配置したので、1個のガ
イドローラが少くとも隣合う2つの歯に跨ってこれらの
歯先面に当接することになり、従来のようにガイドロー
ラが歯と歯の間に係合せず、ベルトが常に同一レベルで
上下動もなく走行できる。その結果、ベルトの振動によ
る騒音の発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)は、本考案による歯付ベルト搬送装
置の組立側面図及び平面図を示し、第2図(a)(b)
は実施例の変形例の組立側面図及び平面図である。第3
図呼び第4図は従来例の装置にあってガイドレールとガ
イドローラを用いた場合のそれぞれの斜視図、第5図は
第4図の場合のベルトの形態を示す側面図である。 [符号の説明] 10……歯付ベルト 11……歯 12……歯先面 20、21……ガイドローラ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送物を担持する区間で、歯付ベルトに所
    定ピッチで設けられた歯に複数のガイドローラをころが
    り接触させ、搬送物の重量に対して歯付ベルトをガイド
    ローラで支持補強する装置において、ベルト幅方向に対
    して各ガイドローラの軸線を所要の角度θでもって配置
    し、少くとも隣合う2つの歯の各歯先面に1個のガイド
    ローラを跨って当接させたことを特徴とする歯付ベルト
    搬送装置。
  2. 【請求項2】ベルト幅方向に対して、隣合うガイドロー
    ラの一方の軸線角度を−θに設定し、他方のガイドロー
    ラの軸線角度を+θに設定した請求項(1)記載の歯付
    ベルト搬送装置。
  3. 【請求項3】隣合う2つのガイドローラの軸線角度θが
    異る請求項(1)(2)記載の歯付ベルト搬送装置。
JP8370790U 1990-08-08 1990-08-08 歯付ベルト搬送装置 Expired - Lifetime JPH085129Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8370790U JPH085129Y2 (ja) 1990-08-08 1990-08-08 歯付ベルト搬送装置

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JP8370790U JPH085129Y2 (ja) 1990-08-08 1990-08-08 歯付ベルト搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0442109U JPH0442109U (ja) 1992-04-09
JPH085129Y2 true JPH085129Y2 (ja) 1996-02-14

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