JPH085121B2 - プラスチック中空成形品のブロ−成形装置 - Google Patents
プラスチック中空成形品のブロ−成形装置Info
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- JPH085121B2 JPH085121B2 JP62188566A JP18856687A JPH085121B2 JP H085121 B2 JPH085121 B2 JP H085121B2 JP 62188566 A JP62188566 A JP 62188566A JP 18856687 A JP18856687 A JP 18856687A JP H085121 B2 JPH085121 B2 JP H085121B2
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- parison
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- B29C49/46—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations characterised by using particular environment or blow fluids other than air
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、外面にバリヤフィルム等の各種フィルムを
備えたプラスチック中空成形品をブロー成形する装置に
関し、さらに詳しくは該装置における成形型に関する。
備えたプラスチック中空成形品をブロー成形する装置に
関し、さらに詳しくは該装置における成形型に関する。
(従来の技術) 従来、例えば特開昭61−51322号公報に記載されてい
るように、一対の成形型の間にパリソンを配置し、該パ
リソンと成形型との間に多孔性シートを配置し、この状
態から両成形型を型合せし、ブローピンからパリソン内
に気体を吹き込んでパリソンを成形型の内面に沿って膨
張させると共に多孔性シートをパリソンの外面に接着せ
しめるブロー成形装置が知られている。
るように、一対の成形型の間にパリソンを配置し、該パ
リソンと成形型との間に多孔性シートを配置し、この状
態から両成形型を型合せし、ブローピンからパリソン内
に気体を吹き込んでパリソンを成形型の内面に沿って膨
張させると共に多孔性シートをパリソンの外面に接着せ
しめるブロー成形装置が知られている。
かかる装置により上記シートとしてシート状フィルム
を用いてブロー成形を行なう場合、パリソンへの気体吹
き込みによりまずパリソンが膨張して該パリソンとフィ
ルムとが接触し、その後さらなる気体吹き込みによりパ
リソンが膨張しパリソンとフィルムとが成形型内面に押
し付けられることによって行なわれ、また上記パリソン
とフィルムとの接着は例えばフィルムのパリソンに面す
る側に形成された熱融着性接着層を介してブロー成形時
の熱と押圧力とによりパリソンとフィルムとが接触して
から所定時間後に完了する。
を用いてブロー成形を行なう場合、パリソンへの気体吹
き込みによりまずパリソンが膨張して該パリソンとフィ
ルムとが接触し、その後さらなる気体吹き込みによりパ
リソンが膨張しパリソンとフィルムとが成形型内面に押
し付けられることによって行なわれ、また上記パリソン
とフィルムとの接着は例えばフィルムのパリソンに面す
る側に形成された熱融着性接着層を介してブロー成形時
の熱と押圧力とによりパリソンとフィルムとが接触して
から所定時間後に完了する。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記の如き装置でブロー成形する場
合、通常はパリソンが膨張してパリソンとフィルムとが
接着した後それらが全面同時に成形型内面に当接する訳
ではなく、場所によって当接するまでの時間が前後す
る。
合、通常はパリソンが膨張してパリソンとフィルムとが
接着した後それらが全面同時に成形型内面に当接する訳
ではなく、場所によって当接するまでの時間が前後す
る。
この点について種々検討した結果本発明者らは、パリ
ソンが膨張してフィルムが一番最初に成形型内面に当接
する部分は、パリソンとフィルムとが接触してからその
当接までの時間が短かいので未だ十分に両者の融着が行
なわれておらず、しかも成形型は常温であるので該型の
内面への接触によって熱を奪われ、よって未だ十分に融
着していない状態で冷えて固まり、パリソンとフィルム
との間に空気溜りが生じたりフィルムにしわが生じたり
し易いことを見い出した。
ソンが膨張してフィルムが一番最初に成形型内面に当接
する部分は、パリソンとフィルムとが接触してからその
当接までの時間が短かいので未だ十分に両者の融着が行
なわれておらず、しかも成形型は常温であるので該型の
内面への接触によって熱を奪われ、よって未だ十分に融
着していない状態で冷えて固まり、パリソンとフィルム
との間に空気溜りが生じたりフィルムにしわが生じたり
し易いことを見い出した。
この様な空気溜りやフィルムのしわは形成品の外観や
品質の低下を招来するので好ましくない。
品質の低下を招来するので好ましくない。
本発明の目的は、上記事情に鑑み、上記の如き空気溜
りやフィルムのしわの発生を防止し得るプラスチック中
空成形品のブロー成形装置を提供することにある。
りやフィルムのしわの発生を防止し得るプラスチック中
空成形品のブロー成形装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明に係るプラスチック中空成形品のブロー成形装
置は、上記目的を達成するため、上記成形型内面の上記
ブロー成形時に上記フィルムが最初に当接する部分に、
該部分から上記フィルムに向けて熱風を噴出させる熱風
噴出手段が設けられていることを特徴とする。
置は、上記目的を達成するため、上記成形型内面の上記
ブロー成形時に上記フィルムが最初に当接する部分に、
該部分から上記フィルムに向けて熱風を噴出させる熱風
噴出手段が設けられていることを特徴とする。
(作用) 上記熱風噴出手段は成形型内面のブロー成形時にフィ
ルムが最初に当接する部分に設けられているので、ブロ
ー成形時に熱風噴出手段からフィルムに向けて熱風を噴
出させれば、該熱風はフィルムの成形型内面に最初に当
接する部分に当たり、該部分はこの熱風によって加熱さ
れるので該部分のフィルムとパリソンとの融着が促進さ
れ、また該熱風によって該部分の成形型内面への当接が
遅延せしめられて該部分のフィルムとパリソンとの融着
に必要な時間をより長く確保することができる。
ルムが最初に当接する部分に設けられているので、ブロ
ー成形時に熱風噴出手段からフィルムに向けて熱風を噴
出させれば、該熱風はフィルムの成形型内面に最初に当
接する部分に当たり、該部分はこの熱風によって加熱さ
れるので該部分のフィルムとパリソンとの融着が促進さ
れ、また該熱風によって該部分の成形型内面への当接が
遅延せしめられて該部分のフィルムとパリソンとの融着
に必要な時間をより長く確保することができる。
(発明の効果) 本発明に係るプラスチック中空成形品のブロー成形装
置は、その成形型に上記の如き作用をなす熱風噴出手段
が設けられているので、ブロー成形時に該熱風噴出手段
から熱風を噴出させることによって、未融着状態で固化
することによって空気溜りやフィルムのしわが発生し易
いフィルムの最初にに成形型内面に当接する部分のフィ
ルムとパリソンとの接着を十分に行なせることができ、
その結果上述の如き空気溜りやフィルムのしわ等の発生
のない良好な成形品を成形することができる。
置は、その成形型に上記の如き作用をなす熱風噴出手段
が設けられているので、ブロー成形時に該熱風噴出手段
から熱風を噴出させることによって、未融着状態で固化
することによって空気溜りやフィルムのしわが発生し易
いフィルムの最初にに成形型内面に当接する部分のフィ
ルムとパリソンとの接着を十分に行なせることができ、
その結果上述の如き空気溜りやフィルムのしわ等の発生
のない良好な成形品を成形することができる。
(実 施 例) 以下、図面を参照しながら本発明の実施例について詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図は本発明に係るブロー成形装置の一実施例を示
す概念図である。
す概念図である。
図示の装置は、筒状のパリソン10を押し出す押し出し
機12(ただし図面には押し出し機のダイス部分のみ図
示)と、該パリソン10の外側に配設された一対の分割成
形型14と、パリソン10内に気体を吹き込むブローピン16
とを備えて成り、上記パリソン10と成形型14との間には
成形型の内面14aの大きさよりも大き目のシート状のフ
ィルム18が配置されている。
機12(ただし図面には押し出し機のダイス部分のみ図
示)と、該パリソン10の外側に配設された一対の分割成
形型14と、パリソン10内に気体を吹き込むブローピン16
とを備えて成り、上記パリソン10と成形型14との間には
成形型の内面14aの大きさよりも大き目のシート状のフ
ィルム18が配置されている。
また、両成形型14の型キャビティを形成すべき内面14
aのブロー成形時フィルム18が最初に当接する部分14bに
は型キャビティ内に向けて熱風を噴出する熱風噴出手段
20が設けられている。
aのブロー成形時フィルム18が最初に当接する部分14bに
は型キャビティ内に向けて熱風を噴出する熱風噴出手段
20が設けられている。
該熱風噴出手段は、上記成形型内面14aのフィルムが
最初に接触する部分14bに配設された耐熱性を有する多
孔性材料たとえば焼結によって形成された多孔性金属20
aと、該多孔性材料20a部分を拡大して示す第2図に示す
様に、該多孔性金属20a内に埋設されたヒータ20bと、こ
の多孔性金属20a部分に空気等の気体を導入する気体通
路20cと、該気体通路20cに気体を供給する気体供給装置
20dとで構成されており、上記ヒータ20bを作動させて気
体供給装置20dから気体を供給することにより上記多孔
性材料20a部分から熱風を型キャビティ内に向けて噴出
せしめるように構成されている。なお、本実施例におけ
る上記気体供給装置20dはブローピン16に気体を供給す
る装置であるブローエア供給装置と兼用されている。
最初に接触する部分14bに配設された耐熱性を有する多
孔性材料たとえば焼結によって形成された多孔性金属20
aと、該多孔性材料20a部分を拡大して示す第2図に示す
様に、該多孔性金属20a内に埋設されたヒータ20bと、こ
の多孔性金属20a部分に空気等の気体を導入する気体通
路20cと、該気体通路20cに気体を供給する気体供給装置
20dとで構成されており、上記ヒータ20bを作動させて気
体供給装置20dから気体を供給することにより上記多孔
性材料20a部分から熱風を型キャビティ内に向けて噴出
せしめるように構成されている。なお、本実施例におけ
る上記気体供給装置20dはブローピン16に気体を供給す
る装置であるブローエア供給装置と兼用されている。
また、上記成形型内面14aのコーナ部には、パリソン
膨張時該コーナ部にはパリソン10およびフィルム18が十
分に当接し難いことを考慮し、気体吸引手段22が設けら
れている。該気体吸引手段22は、上記コーナ部に配設さ
れた上記と同様の多孔性材料22aと、気体通路22bと、該
多孔性材料22aおよび気体通路22bを介して型キャビティ
内から気体を吸引するための吸引ポンプ22cとから成っ
ている。
膨張時該コーナ部にはパリソン10およびフィルム18が十
分に当接し難いことを考慮し、気体吸引手段22が設けら
れている。該気体吸引手段22は、上記コーナ部に配設さ
れた上記と同様の多孔性材料22aと、気体通路22bと、該
多孔性材料22aおよび気体通路22bを介して型キャビティ
内から気体を吸引するための吸引ポンプ22cとから成っ
ている。
上記パリソン10の原料として高案度ポリエチレン等の
各種熱可塑性プラスチックを使用することができる。
各種熱可塑性プラスチックを使用することができる。
上記フィルム18としては種々のものを使用できるが、
例えば各種プラスチックフィルムから成るベース層とそ
の内面(パリソン側の面)に形成された熱融着性樹脂か
ら成る接着層とから成る2層構造のものが好適に使用さ
れる。また、このフィルムはフィルムとパリソンとの間
の接着時における空気抜きの観点から例えば直径数ミリ
メートルの多くの開口が形成された多孔性であることが
望ましいが、該フィルムの大きさ(面積)等によっては
無孔のものを使用することも可能である。
例えば各種プラスチックフィルムから成るベース層とそ
の内面(パリソン側の面)に形成された熱融着性樹脂か
ら成る接着層とから成る2層構造のものが好適に使用さ
れる。また、このフィルムはフィルムとパリソンとの間
の接着時における空気抜きの観点から例えば直径数ミリ
メートルの多くの開口が形成された多孔性であることが
望ましいが、該フィルムの大きさ(面積)等によっては
無孔のものを使用することも可能である。
次に上記装置によるブロー成形について第3A〜第3C図
を参照しながら説明する。
を参照しながら説明する。
まず、第3A図に示す様に両分割成形型14を拡開し、そ
の間に押し出し機12からパリソン10を押し出し、パリソ
ン10と成形型14との間にフィルム18を配置し、パリソン
10の下端開口内にブローピン16を位置せしめる。
の間に押し出し機12からパリソン10を押し出し、パリソ
ン10と成形型14との間にフィルム18を配置し、パリソン
10の下端開口内にブローピン16を位置せしめる。
次に、第3B図に示す様に両成形型14を型合せし、ブロ
ーピン16から気体を吹き込んでブロー成形を開始する。
ブローピン16から気体を吹き込むと、まず図示の如くパ
リソン10とフィルム18とが接触し(接触してもすぐには
完全融着しない)しだいにパリソン10が膨張する、本実
施例においては、パリソン10の膨張は図示の如く上下方
向中央部から膨張し始め、該中央部が成形型内面の中央
に一番先に当接するので該成形型内面の中央部に上記熱
風噴出手段20が設けられており、ブロー成形時にこの熱
風噴出手段20から例えば150〜170℃の熱風を型キャビテ
ィ内に向けて噴出する。すると、この熱風は最初に成形
型内面に接触すべきフィルム部分に当たり、該部分のフ
ィルムとパリソンとの熱融着が該熱風の熱によって促進
され、かつこの熱風によって該フィルム部分の成形型内
面への当接が遅延せしめられる。該フィルム部分のパリ
ソンとの熱融着に必要な時間を確保することができる。
ーピン16から気体を吹き込んでブロー成形を開始する。
ブローピン16から気体を吹き込むと、まず図示の如くパ
リソン10とフィルム18とが接触し(接触してもすぐには
完全融着しない)しだいにパリソン10が膨張する、本実
施例においては、パリソン10の膨張は図示の如く上下方
向中央部から膨張し始め、該中央部が成形型内面の中央
に一番先に当接するので該成形型内面の中央部に上記熱
風噴出手段20が設けられており、ブロー成形時にこの熱
風噴出手段20から例えば150〜170℃の熱風を型キャビテ
ィ内に向けて噴出する。すると、この熱風は最初に成形
型内面に接触すべきフィルム部分に当たり、該部分のフ
ィルムとパリソンとの熱融着が該熱風の熱によって促進
され、かつこの熱風によって該フィルム部分の成形型内
面への当接が遅延せしめられる。該フィルム部分のパリ
ソンとの熱融着に必要な時間を確保することができる。
この様にしてパリソン10が所定状態に膨張するまで熱
風を噴出させながらパリソン内に気体を吹き込み、その
後この熱風噴出を止め、こんどはコーナ部から気体吸引
手段22により型キャビティ内の気体を吸引し、最終的に
第3C図に示す様にパリソン10およびフィルム18を成形型
内面に正確に全面当接せしめ、成形性を向上させる。
風を噴出させながらパリソン内に気体を吹き込み、その
後この熱風噴出を止め、こんどはコーナ部から気体吸引
手段22により型キャビティ内の気体を吸引し、最終的に
第3C図に示す様にパリソン10およびフィルム18を成形型
内面に正確に全面当接せしめ、成形性を向上させる。
第4図は上記熱風噴出および気体吸引の時間的経過の
一例を示す図であり、図示の如く熱風噴出圧力は当初大
きくそれから徐々に小さくし、熱風噴出停止と同時に気
体吸引を開始し、この気体吸引圧力も当初は大きくそれ
から徐々に小さくするのが良い。なお、熱風噴出の当初
圧力は例えば6kg/cm2、気体吸引圧力の当初圧力は例え
ば−100〜−500mmHgとすることができる。なお、気体吸
引時にはコーナ部のみでなくフィルムが最初に接触する
部分14bからも吸引するようにしても良い。
一例を示す図であり、図示の如く熱風噴出圧力は当初大
きくそれから徐々に小さくし、熱風噴出停止と同時に気
体吸引を開始し、この気体吸引圧力も当初は大きくそれ
から徐々に小さくするのが良い。なお、熱風噴出の当初
圧力は例えば6kg/cm2、気体吸引圧力の当初圧力は例え
ば−100〜−500mmHgとすることができる。なお、気体吸
引時にはコーナ部のみでなくフィルムが最初に接触する
部分14bからも吸引するようにしても良い。
上記の様に、本発明に係るブロー成形装置によればフ
ィルムが最初に接する成形型内面の部分からフィルムに
向けて熱風を噴出せしめることができるので、それによ
り該フィルム部分の接着を促進すると共に該フィルム部
分が十分接着するまで成形型内面に当接させないように
することができ、よって空気溜りやフィルムのしわのな
い良好な成形品を成形することができる。
ィルムが最初に接する成形型内面の部分からフィルムに
向けて熱風を噴出せしめることができるので、それによ
り該フィルム部分の接着を促進すると共に該フィルム部
分が十分接着するまで成形型内面に当接させないように
することができ、よって空気溜りやフィルムのしわのな
い良好な成形品を成形することができる。
上記噴風噴出手段としては勿論他の種々の構成のもの
を採用することができ、また該手段を採用すべきフィル
ムが最初に当接する部分は成形型の内面形状等によって
その位置や大きさが種々異なるものであるので個々のケ
ースに応じて適宜に決定されるべきものである。
を採用することができ、また該手段を採用すべきフィル
ムが最初に当接する部分は成形型の内面形状等によって
その位置や大きさが種々異なるものであるので個々のケ
ースに応じて適宜に決定されるべきものである。
なお、本発明と同様なブロー成形用形成型の分野にお
いて、本発明とは異なるが、成形型の内面の凹凸模様彫
刻部分の温度を他の部分より高くして成形品における凹
凸模様の鮮明化を図ったものが特開昭61−37416号公報
に開示されている。
いて、本発明とは異なるが、成形型の内面の凹凸模様彫
刻部分の温度を他の部分より高くして成形品における凹
凸模様の鮮明化を図ったものが特開昭61−37416号公報
に開示されている。
第1図は本発明に係るブロー成形装置の一実施例を示す
概念図、 第2図は第1図における噴風噴出手段部分の拡大詳細
図、 第3A〜第3C図は第1図に示す装置によるブロー成形のプ
ロセスを示す図、 第4図は熱風噴出のタイミングを示す図である。 10……パリソン 14……成形型 14a……成形型内面 14b……成形型内面のフィルムが最初に当接する部分 18……フィルム 20……熱風噴出手段
概念図、 第2図は第1図における噴風噴出手段部分の拡大詳細
図、 第3A〜第3C図は第1図に示す装置によるブロー成形のプ
ロセスを示す図、 第4図は熱風噴出のタイミングを示す図である。 10……パリソン 14……成形型 14a……成形型内面 14b……成形型内面のフィルムが最初に当接する部分 18……フィルム 20……熱風噴出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 22:00
Claims (1)
- 【請求項1】パリソンと成形型との間にフィルムを配設
して該パリソンの内部に気体を吹き込むことにより、上
記成形型の内面に沿って上記パリソンを膨張させてブロ
ー成形を行なうと共に上記パリソンの外面に上記フィル
ムを接着せしめるプラスチック中空成形品のブロー成形
装置であって、 上記成形型の内面の上記ブロー成形時に上記フィルムが
最初に当接する部分に、該フィルムに向けて熱風を噴出
させる熱風噴出手段が設けられていることを特徴とする
プラスチック中空成形品のブロー成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62188566A JPH085121B2 (ja) | 1987-07-28 | 1987-07-28 | プラスチック中空成形品のブロ−成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62188566A JPH085121B2 (ja) | 1987-07-28 | 1987-07-28 | プラスチック中空成形品のブロ−成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6431618A JPS6431618A (en) | 1989-02-01 |
JPH085121B2 true JPH085121B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=16225930
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62188566A Expired - Lifetime JPH085121B2 (ja) | 1987-07-28 | 1987-07-28 | プラスチック中空成形品のブロ−成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH085121B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6849902B2 (ja) * | 2016-09-30 | 2021-03-31 | キョーラク株式会社 | 樹脂成形品の製造方法 |
-
1987
- 1987-07-28 JP JP62188566A patent/JPH085121B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6431618A (en) | 1989-02-01 |
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