JPH08512054A - 経皮系におけるポリ−n−ビニルアミドの含有 - Google Patents
経皮系におけるポリ−n−ビニルアミドの含有Info
- Publication number
- JPH08512054A JPH08512054A JP7503596A JP50359694A JPH08512054A JP H08512054 A JPH08512054 A JP H08512054A JP 7503596 A JP7503596 A JP 7503596A JP 50359694 A JP50359694 A JP 50359694A JP H08512054 A JPH08512054 A JP H08512054A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin
- reservoir
- poly
- vinylamide
- drug
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/70—Web, sheet or filament bases ; Films; Fibres of the matrix type containing drug
- A61K9/7023—Transdermal patches and similar drug-containing composite devices, e.g. cataplasms
- A61K9/703—Transdermal patches and similar drug-containing composite devices, e.g. cataplasms characterised by shape or structure; Details concerning release liner or backing; Refillable patches; User-activated patches
- A61K9/7084—Transdermal patches having a drug layer or reservoir, and one or more separate drug-free skin-adhesive layers, e.g. between drug reservoir and skin, or surrounding the drug reservoir; Liquid-filled reservoir patches
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K47/00—Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
- A61K47/06—Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite
- A61K47/08—Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite containing oxygen, e.g. ethers, acetals, ketones, quinones, aldehydes, peroxides
- A61K47/14—Esters of carboxylic acids, e.g. fatty acid monoglycerides, medium-chain triglycerides, parabens or PEG fatty acid esters
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K47/00—Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
- A61K47/30—Macromolecular organic or inorganic compounds, e.g. inorganic polyphosphates
- A61K47/32—Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. carbomers, poly(meth)acrylates, or polyvinyl pyrrolidone
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/0012—Galenical forms characterised by the site of application
- A61K9/0014—Skin, i.e. galenical aspects of topical compositions
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Dermatology (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
本発明は、選ばれた皮膚(18)または他の身体部位に対し薬剤および浸透促進剤混合物が伝達されうる関係に装着されたマトリックス(12)を含む組成物を含む。マトリックス(12)は治療上有効量の薬剤および薬剤に対して皮膚(18)の浸透を増大させるのに有効な量の浸透促進剤を当該部位に持続的に投与するために十分な量の薬剤、浸透促進剤、およびポリ−N−ビニルアミドを含み、デバイス(10)はポリ−N−ビニルアミドを含まないデバイス(10)からの薬剤の経皮的な流入に比較して増大した経皮的な流入を示す。ポリ−N−ビニルアミドを経皮系にとり入れることによって、系の接着性と安全性もまた改善される。
Description
【発明の詳細な説明】
経皮系におけるポリ−N−ビニルアミドの含有
技術の分野
本発明は薬剤および他の生物学的に活性な物質の経皮投与に関するものである
。特に本発明は浸透促進剤および経皮投与デバイスの流動性、耐久性または安定
性を高めるためのポリ−N−ビニルアミドとの新しい組合せを用いた薬剤の経皮
投与に関するものである。
発明の背景
薬剤の非経口的投与の経皮ルートは、他の投与ルートに対して多くの利点があ
り、多種多様な薬剤および他の有益な物質の投与のための経皮系は例えば米国特
許、3,598,122;3,598,123;3,731,683;3,79
7,494;4,031,894;4,201,211;4,286,592;
4,314,557;4,379,454;4,435,180;4,559,
222;4,573,995;4,588,580;4,645,502;4,
704,282;4,788,062;4,816,258;4,849,22
6;4,908,027;4,943,435;および5,004,610、に
述べられている。上記特許の開示は文献によって本発明に含まれる。多くの場合
、経皮投与のための理想的な薬剤と考えられるものは、無傷の皮膚に対して透過
性が低く、常識的な大きさの系から治療上有効な速さで投与されえない。
皮膚の透過性を高める試みのなかで、皮膚を様々な化学物質で前処理したり、
浸透促進剤の存在下で薬剤を同時に投与することが提案されてきた。米国特許、
3,472,931;3,527,864;3,896,238;3,903,
256;3,952,099;4,046,886;4,130,643;4,
130,667;4,299,826;4,335,115;4,343,
798;4,379,454;4,405,616;および4,746,515
(これらの特許の内容は本発明に含まれる);英国特許1,001949;およ
びIdson,Percutaneous Absorption,J.Pharm.Sci Vol.64,No.66,June
1975,pp901−924(特に919−921)に述べられている。
多くの浸透促進剤は経皮デバイスの他の成分と有害な相互作用を行う。一つの
問題は多くの浸透促進剤が医学的に許容できる接触接着剤と共存できないことで
ある。これは他の多くの問題のなかで、接着剤の粘着不良を引き起こしうる。こ
の他、浸透促進剤は系の他の成分へと分配されることがある。これはデバイスを
薄片化またはデバイスの不安定化をもたらし、デバイスの貯蔵寿命を縮めること
がある。
経皮投与系の接着剤に関係するもう一つの問題は、接着不良の問題が、系の水
誘導の剥離をもたらすことである。接着不良は浸透促進剤の皮膚−接着剤境界面
への蓄積によって引き起こされることがある。特に運動や入浴の際に、水が皮膚
に蓄積するとともに、水と浸透促進剤の間の相互作用が境界面で石鹸状の溶液を
形成し、これが経皮系の剥離を引き起こす。
本発明は浸透促進剤およびポリ−N−ビニルアミドの新しい組合せを用いてい
る。この新しい組合せは経皮流動性、薬剤利用、貯蔵安定性に有意で顕著な改良
およびこれまでの経皮デバイスに対し接着性の改善を生じさせる。
発明の要約
本発明は、治療上有効な量の薬剤、皮膚からの浸透を促進する量の浸透促進剤
およびポリ−N−ビニルアミドを含む貯留槽;貯留槽の皮膚から離れた側の裏当
て;および貯留槽と皮膚とを、薬剤および浸透促進剤が伝達されるような関係に
保つための手段を含む、治療上有効な速さで薬剤を経皮的に投与するためのデバ
イスを含む。
本発明はさらに、治療上有効な量の薬剤、皮膚からの浸透を促進する量の浸透
促進剤およびポリ−N−ビニルアミドを含む第1の貯留槽;浸透促進剤およびポ
リ−N−ビニルアミド、およびオプションとして薬剤を含む第2の貯留槽;第1
の貯留槽と第2の貯留槽の間の速度制御用の膜;第2の貯留槽の皮膚から遠い側
の表面の裏当て;および第1と第2の貯留槽と皮膚とを、薬剤および浸透促進剤
が伝達されるような関係におくための手段を含む、治療上有効な速さで薬剤を経
皮的に投与するためのデバイスを含む。
本発明はまた、上に述べた経皮投与デバイスを被検者の皮膚に装着するステッ
プを含む、薬剤の経皮投与の方法を含む。
本発明はまた、上に述べた経皮デバイスの薬剤含有貯留槽中に、有効な量のポ
リ−N−ビニルアミドを共存させ、これを上に述べた薬剤の経皮投与の方法とし
て用いることを含む、経皮投与デバイスからの薬剤の経皮的な流入を増加させる
ための方法を含む。
本発明はまた、上に述べた経皮デバイスの薬剤含有貯留槽に、有効な量のポリ
−N−ビニルアミドを共存させ、これを上に述べた薬剤の経皮投与の方法として
用いることを含む、経皮投与デバイスの接着性を改善するための方法を含む。
本発明はまた、上に述べた経皮投与デバイス含有貯留槽に、有効な量のポリ−
N−ビニルアミドを共存させ、これを上に述べた薬剤の経皮投与の方法として用
いることを含む、経皮投与デバイスの安定性を改善するための方法を含む。
図の簡単な説明
付随する図について本発明をさらに詳細に説明する。ここで;
図1は、本発明に従う経皮薬剤投与系の一つの具体化例の断面図である。
図2は、本発明の経皮薬剤投与系のもう一つの具体化例の断面図である。
図3は、速度制御膜を用いた、本発明に従う経皮薬剤投与系のさらにもう一つ
の具体化例の断面図である。
図4は、ブスピロン(buspirone)の、0%,5%、および10%のポリ−N−
ビニル−2−ピロリドンの共存下、35℃における死体皮膚の経皮的な流入を示
すグラフである。
図5は、6%および10%メラトニンの、0%および20%のポリ−N−ビニ
ル−2−ピロリドンの共存下、35℃における死体皮膚の経皮的な流入を示すグ
ラフである。
図6は、4%および6%タクリンの、0%および20%のポリ−N−ビニル−
2−ピロリドンの共存下、35℃における死体皮膚の経皮的な流入を示すグラフ
である。
図7は、10%および12%のテストステロンの、0%および20%ポリ−N
−ビニル−2−ピロリドン共存下、35℃における死体皮膚の経皮的な流入を示
すグラフである。
図8は、2%および4%のアルプラゾラムの、0%および20%ポリ−N−ビ
ニル−2−ピロリドン共存下、35℃における死体皮膚の経皮的な流入を示すグ
ラフである。
図9は、2.5%ジエストデン(gestodene)の、0%,15%および20%ポ
リ−N−ビニル−2−ピロリドン共存下、35℃における死体皮膚の経皮的な流
入を示すグラフである。
図10は、2%エチニルエストラジオールおよび0%および20%のポリ−N
−ビニル−2−ピロリドン存在下、35℃におけるエチニルエストラジオールの
、死体皮膚の経皮流入を示すグラフである。
図11は、2%エチニルエストラジオールおよび0%および20%ポリ−N−
ビニル−2−ピロリドンの存在下、35℃におけるエチニルエストラジオールの
死体皮膚の経皮流入を示すグラフである。
図12は、2.5%ジエストデンおよび2%エチニルエストラジオールおよび
0%および20%ポリ−N−ビニル−ピロリドンの存在下、35℃におけるジエ
ストデンの死体皮膚の経皮流入を示すグラフである。
図13は、2.5%ジエストデンおよび2%エチルエストラジオールおよび0
%および20%ポリ−N−ビニル−ピロリドンの存在下、35℃におけるエチニ
ルエストラジオールの死体皮膚の経皮流入を示すグラフである。
図14は、2.5%ジエストデンの死体皮膚の経皮流入に対するポリ−N−ビ
ニル−2−ピロリドンの影響を示す棒グラフである。
図15は、2.5%ジエストデンおよび2%エチニルエストラジオール、およ
び0%,25%および30%グリセロールモノオレエート、および0%および2
0%ポリ−N−ビニル−2−ピロリドンの存在下、35℃におけるジエストデン
の死体皮膚の経皮流入を示すグラフである。
図16は、2.5%ジエストデンおよび2%エチルエストラジオール、および
0%,25%および30%グリセロールにおける、ジエストデンの死体皮膚の経
皮流入を示すグラフである。
図17は、布の裏打ちをもつ経皮系の耐久性に対するポリ−N−ビニル−2−
ピロリドンの影響を示すグラフである。
図18は、メドパー(medpar)の裏当てをもつ経皮系の耐久性に対するポリ−
N−ビニル−2−ピロリドンの影響を示すグラフである。
発明の説明
適当な経皮投与デバイスを図1,2および3に図示した。同一または類似の部
分を示すために、異なる図を通じて同じ参照番号を用いてある。図は比例的な縮
尺で描かれていない。
図1に於て本発明の望ましい具体化例、経皮投与デバイス10は、薬剤、薬学
的に許容される浸透促進剤およびポリ−N−ビニルアミドを含む、マトリックス
貯留槽を含んでいる。
貯留槽12は裏打ち層14および直列に接触する接着層16との間に挟まれる
。裏当て層14は、皮膚から遠いマトリックスの表面からの薬剤の通過を防ぎ、
必要な場合に系に支持を提供するための役割を果たす。
デバイス10は皮膚表面18に接着層18を介して接着する。接着層16はオ
プションとして促進剤および/または薬剤を含んでもよい。接着剤16の組成お
よび厚さは、接着剤が薬剤の通過に対する大きな浸透障害物とならないように選
択される。はぎとり剥離可能なライナー(strippable release Iiner)(図1に
示さず)がふつう接着層16の露出表面に沿って装着されており、これはデバイ
ス10を皮膚18に貼布する前にはぎとる。はぎとりライナーはシリコン化ポリ
ェステルフィルムまたはフルオロカーボンジアシレートフィルムであることが望
ましい。
皮膚の浸透性は個人により、また同一個体でも体の部分により大きく変化する
ので、薬剤および浸透促進剤は速度制御経皮投与デバイスから投与するのが望ま
しいであろう。速度制御は速度制御膜または接着剤、または上に述べた特許に開
示されている他の手段によって実現することができる。オプションとして、速度
制御膜(図示せず)が貯留槽マトリックス12および接着層16の間に存在して
もよい。
あるいは、図2に示したように、経皮治療デバイス20は患者の皮膚または粘
膜に、接着肉盛り(overlay)22を介して接着させてもよい。デバイス20は、
薬剤、浸透促進剤およびポリ−N−ビニルアミド含有貯留槽マトリックス12を
含む。裏打ち層14は貯留槽12の一表面に近接して接着される。接着肉盛り2
2はデバイスを皮膚上に維持するが、デバイスの他の部分とともに、あるいは別
個に作成されうる。ある製剤においては、図1に示すように、接着肉盛りは接着
剤16と直列に接触していることが望ましいであろう。たとえば、これは薬剤/
促進剤貯留槽が(たとえば油性の界面活性剤浸透促進剤など)、直列に接触して
いる接着層16の接着性に悪影響を及ぼすような場合にあてはまる。裏当て層1
4は貯留槽マトリックス14より若干大きいことが望ましく、これによって貯留
槽12中の物質が肉盛り22中で接着剤と好ましくない相互作用を行うことから
防ぐ。オプションとして速度制御膜(図2に示されていない)を貯留槽マトリッ
クス12の皮膚に近い側に用意してもよい。はぎとり遊離ライナー24もデバイ
ス20に用意され、デバイス20を皮膚に貼布する直前にはぎとる。
図3において、経皮投与デバイス30は、薬剤、浸透促進剤、およびポリ−N
−ビニルアミド含有貯留槽マトリックス12を、実質上図1に述べられたように
含む。浸透促進剤貯留槽(“促進剤貯留槽”)26は均一に分散させた浸透促進
剤およびポリ−N−ビニルアミドを含み、オプションとして薬剤を含む。促進剤
貯留槽26は薬剤貯留槽マトリックス12を作成するのと基本的に同じマトリッ
クスから作成するのが望ましい。促進剤貯留槽26から薬剤貯留槽マトリックス
12への浸透促進剤の遊離速度を制御するための浸透制御膜28は二つの貯留槽
の間に置いた。薬剤貯留槽マトリックス12から皮膚への促進剤の遊離速度を制
御する、速度制御膜(図3に示されず)もまた用いることができ、接着層16と
貯留槽12との間に置かれるであろう。
デバイス30の浸透促進貯留槽26を覆うのは裏当て層14である。貯留槽マ
トリックス12の皮膚に近い側には、接着層16およびデバイス30を皮膚に用
いる前に除かれる、はぎとりライナー24がある。
薬剤マトリックスに適当な材料には、これに限るものではないが、天然および
合成ゴムまたは他のポリマー性材料、濃縮鉱油または石油ゼリーなどが含まれる
。本発明に従った望ましい具体化例は、文献内容のすべてが本発明に含まれる、
米国特許4,144,317に述べられているタイプの、ビニルアセテート(V
A)を9から60重量パーセント、さらに望ましくは28%から50%のVAを
持つことが望ましい、エチレン/ビニルアセテート(EVA)コポリマーから作
られる。4−25%の高分子量ポリイソブチレンおよび20−80%の低分子量
ポリイソブテンを、鉱油またはポリブテンのようなオイルのバランスとともに含
むポリイソブチレン/オイルポリマーもまたマトリックス材料として用いられる
。
裏当て層は柔軟性があってもなくてもよく、また水蒸気を通しても通さなくて
も、あるいは浸透促進剤を通しても通さなくてもよい。それはこれらの性質のい
かなる組合せをも持ちうる。しかし、裏当ては薬剤に対しては浸透性があっては
ならない。適当な材料としては以下に限るものではないが、アクリロニトリル、
セロファン、セルロースアセテート、セルロシック(cellulosics)、エチルセル
ロース、エチレンビニルアルコール、エチレンビニルアセテート、プラスチック
化酢酸ビニル−塩化ビニルコポリマー、ポリエチレンテレフタレート、ある種の
ナイロン、レーヨン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルアルコール、
ポリビニルクロリド、金属化(metalliged)ポリエステルフィルム、ポリビニリ
デンクロリド、ポリエステル、ポリカルボネート、ポリスチレン、ポリウレタン
、アルミニウムホイルおよびマルチラミネートフィルムなどがある。
本発明に適当な接着材料は、以下に限らないがアクリル接着剤、ポリイソブチ
レン接着剤、およびシリコン接着剤のようにアミン耐性の接着剤などである。米
国特許3,797,494および4,031,894に開示されている接着剤は
文献によって本発明に含まれる。
速度制御膜は、投与デバイスへの、および、投与デバイスからの物質の浸透速
度を制限する、当業界に知られた浸透性、半浸透性または小孔性物質から作成す
ることができる。適当な材料は以下に限るものではないが、高密度ポリエチレン
、低密度ポリエチレン、ポリビニルアセテート、ポリプロピレンおよびエチレン
ビニルアセテートコポリマーを含む。
本発明は、必要な機能を発揮することのできる、今後当業界に知られるように
なるであろうものも含め、ここで特に開示したもの以外の材料の使用も考慮して
いる。
薬剤の一定の投与速度が必要とされる場合、薬剤は通常マトリックス中で過飽
和量の濃度に存在する。ここで過剰量は系の薬剤投与期間の望ましい長さの関数
である。しかし、薬剤が望ましい治療上の速度および投与のパターンを提供する
ために十分な量をある期間にわたって同一の皮膚または粘膜の部位に持続的に投
与される限りは、本発明から離れることなく、薬剤は飽和濃度以下に存在させる
ことができる。
浸透促進剤はマトリックス中均一に分散するが、予想される投与期間中、浸透
を促進させるに十分な濃度で貯留槽中に存在することが望ましい。
薬剤および薬学的に許容できる浸透促進剤の他に、マトリックスは色素、染料
、不活性充填剤、希釈剤、抗酸化剤、抗細菌剤、安定化剤、ビークル、麻酔剤、
rubefacieuts、痒み止め、ゲル化剤、付形剤および当業界に知られている製剤の
その他の成分などを含みうる。
本発明の望ましい具体化例では、貯留槽マトリックス12は30から70重量
パーセントのポリマー(望ましいのは28から50パーセント)、1から40重
量パーセントの薬剤(望ましいのは5から25重量パーセント)、1から50重
量パーセントの浸透促進剤(望ましいのは10から40重量パーセント)、およ
び5から40重量パーセントのポリ−N−ビニルアミド(望ましいのは10から
25重量パーセント)を含む。
本発明の望ましい具体化例では、貯留槽12は9から60パーセントのビニル
アセテート含量(望ましいのは28から50パーセント)を持つ30から70重
量パーセントのエチレンビニルアセテートのコポリマー、1から40重量パーセ
ント(望ましいのは5から25重量パーセント)の薬剤、1から50重量パーセ
ントの浸透促進剤(望ましいのは10から40重量パーセント)、および5から
40重量パーセントのポリ−N−ビニルアミド(望ましいのは10から25重量
パーセント)、望ましくはポリ−N−ビニル−2−ピロリドンを含む。
本発明の望ましい具体化例では、貯留槽12は9から60パーセント含量のビ
ニルアセテート(望ましいのは28から50パーセント)を持つ、30から70
重量パーセントのエチレンビニルアセテー卜のコポリマー、1から40重量パー
セント(望ましいのは5から25重量パーセント)の薬剤、5から40パーセン
ト(望ましくは10から30重量パーセント)のアルコールの乳酸エステル、望
ましいのはラウリルラクテート、1から30重量パーセント(望ましいのは5か
ら25重量パーセント)の脂肪酸のモノグトセリドまたは脂肪酸のモノグリセリ
ドの混合物、望ましいのはグリセロールモノラウレートまたはグリセロールモノ
オレエート、および5から40重量パーセント(望ましいのは10から25パー
セント)のポリ−N−ビニルアミド、望ましいのはポリ−N−ビニル−2−ピロ
リドンを含む。
本発明の望ましい具体化例では貯留槽12は、9から60パーセント含量のビ
ニルアセテート(望ましいのは28から50パーセント)を持つ30から70重
量パーセントのエチレンビニルアセテートのコポリマー、1から40重量パーセ
ント(望ましいのは5から25重量パーセント)の薬剤、1から30重量パーセ
ント(望ましいのは5から25パーセント)の脂肪酸のモノグリセリドまたは脂
肪酸のモノグリセリドの混合物、望ましくはグリセロールモノラウレートまたは
グリセロールモノオレエート、および5から40重量パーセント(望ましいのは
10から25重量パーセント)のポリ−N−ビニルアミド、望ましくはポリ−N
−ビニル−2−ピロリドンを含む。
本発明のデバイスは、数時間から7日またはそれ以上の拡張された期間にわた
って有効に薬剤を投与するように設計することができる。
皮膚を通しての薬剤の投与速度は、デバイスの大きさを最小にするのに十分な
ものでなければならない。本発明のデバイスの大きさは1cm2から200cm2以上
までの範囲で変えることができる。しかし典型的なデバイスは5−50cm2の範
囲の大きさを持つものであろう。本発明の経皮治療デバイスは、たとえばここで
既に述べた経皮デバイスの特許中に述べられているような、当業界に知られてい
る方法によって作成することができる。
本発明は皮膚を通しての浸透性の増大および耐久性の上昇、すなわち経皮投与
デバイスの接着性の改善の双方に特に有用である。これはまた粘膜を介した流入
を上昇させることにも有用である。さらに本発明は全身的および局部的に活性な
薬剤のいずれの投与にも有用である。本発明に従って、投与すべき浸透促進剤お
よび薬剤は、適当な体表に対し、薬剤および浸透促進剤混合物の伝達を可能にさ
せる関係に装着し、望ましい期間その場所に保持される。
本発明の薬剤の経皮投与の方法は、治療上有効な量の薬剤を一定期間にわたっ
て皮膚のある領域に投与すること、および本発明に従った浸透促進剤をポリ−N
−ビニルアミドを含むポリマーマトリックスより皮膚のある領域へと共に投与す
ることを含む。
本発明に従って作られた経皮デバイスからの薬剤の経皮的流入を増大させる方
法は、貯留槽もまた治療上有効な量の投与すべき薬剤および浸透促進剤の混合物
を含む経皮デバイスの貯留槽のマトリックスに、望ましくは5から40重量パー
セント、最も望ましいのは10から25重量パーセントの、ポリ−N−ビニルア
ミドがポリ−N−ビニル−2−ピロリドンであることが望ましい、有効な量のポ
リ−N−ビニルアミドを含ませること、および薬剤を本発明の指示に従って経皮
的に投与することを含む。
本発明に従って作られた経皮デバイスの接着性を改善する方法は、貯留槽もま
た治療上有効な量の投与すべき薬剤および浸透促進剤の混合物を含む経皮デバイ
スの貯留槽のマトリックスに、望ましくは5から40重量パーセント、最も望ま
しいのは10から25重量パーセントの、ポリ−N−ビニルアミドがポリ−N−
ビニル−2−ピロリドンであることが望ましい、有効な量のポリ−N−ビニルア
ミドを含ませること、および薬剤を本発明の指示に従って経皮的に投与すること
を含む。
本発明に従って作られた経皮デバイスの安定性を改善する方法は、貯留槽もま
た治療上有効な量の投与すべき薬剤および浸透促進剤の混合物を含む経皮デバイ
スの貯留槽のマトリックスに、望ましくは5から40重量パーセント、最も望ま
しいのは10から25重量パーセントの、ポリ−N−ビニル−2−ピロリドンで
あることが望ましい、有効な量のポリ−N−ビニルアミドを含ませること、およ
び薬剤を本発明の指示に従って経皮的に投与することを含む。
本発明は通常皮膚を含む体表および粘膜を通じて投与される広い種類の薬剤の
投与に関して有用である。ここで用いられている“薬”または“剤”は互換性を
もって用いられ、生物に投与されて、通常有益な、所期の効果を生むような、治
療上活性をもついかなる物質にも広く適用するものとする。一般的に、これは以
下に限るものではないが、ACE阻害剤、adenohypophysealホルモン、アドレナ
リン生産神経遮断剤、副腎皮質ステロイド、副腎皮質ホルモン生合成の阻害剤、
アルファーアドレナリンアゴニスト、アルファーアドレナリン性アンタゴニスト
、選択的alpha-two アドレナリンアゴニスト、鎮痛薬、下熱および抗炎症剤、ア
ンドロゲン、局部麻酔薬、全身麻酔薬、抗耽溺剤、抗アンドロゲン、抗不整脈剤
、抗咳息剤、マリン抑制性剤、抗コリンエステラーゼ剤、抗凝固剤、抗糖尿病剤
、下痢止、抗利尿剤、制吐およびprokinetic剤、抗てんかん剤、抗エストロゲン
、抗カビ剤、降圧剤、抗微生物剤、抗偏頭痛剤、抗ムスカリン剤、抗がん剤、抗
寄生虫剤、抗パーキンソン剤、抗血小板剤、抗プロゲスチン、抗甲状腺剤、鎮咳
剤、抗ウィルス剤、異型抗抑うつ剤、アザスピロデカネジオン、バルビツール剤
、ベンゾジアゼピン、ベンゾチアジアジド、ベーターアドレナリンアゴニスト、
ベーターアドレナリンアンタゴニスト、選択的beta-one−アドレナリンアンタゴ
ニスト、選択的beta-two−アドレナリンアゴニスト、胆汁酸塩、体液の容量と組
成に影響を与える薬剤、ブチロフェノン、石灰化影響剤、カルシウムチャンネル
遮断剤、心臓血管薬、カテコールアミンおよび交感神経興奮性薬、コリン性アゴ
ニスト、コリンエステラーゼ再活性化剤、皮膚薬、ジフェニルブチルピペリジン
、利尿剤、エルゴットアルカロイド、エストロゲン、ガングリオン遮断剤、ガン
グリオン刺激剤、ヒダントイン、胃の酸性の制御および胃潰瘍治療剤、造血剤、
ヒスタミン、ヒスタミンアンタゴニスト、5−ヒドロキシトリプタミンアンタゴ
ニスト、高脂肪タンパク症(hyperlipoproteinemia)の治療薬、催眠薬および鎮
静剤、免疫抑制剤、緩下剤、メチルキサンチン、モノアミンオキシダーゼ阻害剤
、神経筋肉遮断剤、有機硝酸(organic nitrate)、阿片性鎮痛剤およびアンタゴ
ニスト、膵臓酸素、フェノチアジン、プロゲスチン、プロスタグランジン、精神
障害の治療剤、レチノイド、ナトリウムチンネル遮断剤、痙攣性および急性筋肉
痙攣薬、スクシニイミド、チオキサンセン、血栓溶解剤、甲状腺剤、tricyclic
抗抑うつ剤有機化合物の尿細管(tubular)輸送の阻害剤、子宮の運動性に影響を
与える薬剤、血管拡張剤、ビタミンその他などを含む、主な治療領域における全
ての治療
剤を含む。
使用に際して、デバイス10を、皮膚のできればしわやひだが実質的にない、
比較的体毛のない部位に用いる。肩の横(flank)など胴のさまざまな部分は経皮
投与系の適当な部位となる。デバイスを一たび皮膚に装置すると、これは使用者
に対して薬剤の投与を始めるであろう。
一定量の薬剤は皮膚に結合する。したがって、デバイスの皮膚に接触する層は
この量を充填投与量(loading dose)として含むことが望まれる。
典型的には、この系は16時間から7日間にわたって使用される。系はさまざ
まな期間の治療に容易に適用されるが、一般的には一回の投与量のためのふつう
の投与期間は24時間から72時間である。
ここで用いられている“治療上有効な”量または速度という表現は、望ましい
治療効果をもたらすために必要な薬剤または活性物質の量または速度をさしてい
る。治療デバイス中に存在し、治療効果を達成するために求められる薬剤の量は
、治療のための特別な指示に対する薬剤の最小投与量、接着層および存在した場
合には速度制御膜の、マトリックス中での溶解性およびマトリックス内の浸透性
、およびデバイスを皮膚に固定している時間の長さなどのさまざまな要因によっ
て左右される。薬剤の最小量は、与えられた使用時間中、望ましい遊離速度を維
持できるように、十分量の薬剤がデバイス中に存在しなければならないという要
求によって決まる。安全を目的とした最大量は、存在する薬剤の量が毒性のある
レベルに達する遊離速度を越えてはならないという要求によって決まる。
ここで用いられている“皮膚の浸透を増大させる”量は、目的とする治療結果
をもたらすのに必要な浸透促進剤の量をあらわす。治療デバイス中に存在し、治
療上効果のある結果を得るために必要な浸透促進剤の量は、治療のための特別な
指示に対する薬剤の最小投与量、接着層および存在する場合には速度制御膜の、
マトリックス中での溶解性およびマトリックス内の浸透性、およびデバイスを皮
膚に固定している時間の長さなどのさまざまの要因によって左右される。浸透促
進剤の最小量は、与えられた使用時間中、望ましい遊離速度を維持できるように
、十分量の薬剤がデバイス中に存在しなければならないという要求によって決ま
る。安全を目的とした最大量は、存在する薬剤の量が刺激を生じたり、毒性のあ
るレ
ベルに達する遊離速度を越えてはならないという要求によって決まる。
ここで用いられている“流入を増大させる量”という表現は、ポリ−N−ビニ
ルアミドを含まない以外は同一のデバイスに対し、デバイスの経皮流入、貯蔵安
ポリ−定性、または薬剤利用に改善を生むのに必要な、治療デバイス中に存在し
ているN−ビニルアミドの量をあらわす。その量は、ポリ−N−ビニルアミド中
の浸透促進剤の可溶性によって決まる。
ここで用いられる“接着改善量”という表現は、ポリ−N−ビニルアミドを含
まない以外は同一のデバイスに対し、デバイスの耐久性、貯蔵安定性、または薬
剤利用に改善を生むのに必要な、治療デバイス中に存在しているポリ−N−ビニ
ルアミドの量をあらわす。
ここで用いられている“安定性を増大する量”という表現は、ポリ−N−ビニ
ルアミドを含まない以外は同一のデバイスに対し、デバイスの耐久性、貯蔵安定
性、または薬剤利用に改善を生むのに必要な治療デバイス中に存在しているポリ
−N−ビニルアミドの量をあらわす。
ここで用いられる“治療上許容される浸透促進剤”という表現は脂肪酸のモノ
グリセリドまたはモノグリセリドの混合物、ジメチルアルキルアミド、脂肪酸の
蔗糖エステルまたは蔗糖エステルの混合物、アルコールの乳酸エステル、脂肪酸
のポリエチレングリコールエステル、脂肪酸エステルの安息香酸、アルキルラウ
リン酸、脂肪酸のジエタノールアミド、その他およびこれらの組合せを意味する
。本発明の現在望ましい浸透促進剤は、脂肪酸のモノグリセリドまたはモノグリ
セリドの混合物、およびアルコールの乳酸エステル単独またはこの組合せである
。最も望ましい浸透促進剤はグリセロールモノラウレート、グリセロールモノオ
レエート、およびラウリルラクテートの単独または組合せである。
ここで用いる“ポリ−N−ビニルアミド”とは、ポリ−N−ビニルメチルアセ
トアミド、ポリ−N−ビニルエチルアセトアミド、ポリ−N−ビニルメチル−イ
ソブチルアミド、ポリ−N−ビニル−2−ピロリドン、ポリ−N−ビニルピロリ
ドン、ポリ−N−ビニル−2−ピペリドン、ポリ−N−ビニル−カプロラクタム
、ポリ−N−ビニル−5メチル−2−ピロリドン、ポリ−N−ビニル−3−メチ
ル−2−ピロリドンその他などの、ポリ−N−ビニルアミドまたはポリ−N−ビ
ニ
ルアミドの組合せを意味する。望ましいのは分子量が10,000から5,00
0,000ダルトンおよび粒子のサイズが0.1から1000μmの、ポリ−N
−ビニルアミドがポリ−N−ビニル−2−ピロリドン(より望ましいのはポリプ
ラスドンXL(登録商標)、ポリプラスドンXL−10(登録商標),GAF)
であることである。
ここで用いられている“経皮的”な投与または適用という表現は、局所的な使
用によって皮膚、粘膜および/または他の体表を通した薬剤の投与または使用を
さす。
ここで用いる“時間の大きな部分”という表現は、時間の少くとも60%、望
ましくは時間の少くとも90%を意味する。これに関連して、“実質的に一定”
という表現は時間の大部分を通して変動が±20%以下、望ましくは±10%以
下であることを意味する。
ここで用いられている“長時間にわたる”という表現は少くとも16時間を意
味する。
ここで用いられている“脂肪酸のモノグリセリドまたはモノグリセリドの混合
物”という表現は、モノエステルがグリセロールモノオレエート、グリセロール
モノラウレートおよびグリセロールモノリノレエートなどのように6から20炭
素原子をもつものであり、全モノエステルの含量が少くとも51%であることを
あらわす。
ここで用いられている“脂肪酸”という用語は飽和または不飽和および直鎖ま
たは分岐の脂肪酸をさし、たとえばラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、
オレイン酸、リノレン酸、パルミチン酸などを含む。
ここで用いられている“ジメチルアルキルアミド”は、1から18炭素原子を
もつアルキルをさすが、望ましいのはジメチルラウラミド(ラウリルアミド)の
ような、8から16炭素原子をもつものである。
ここで用いられている“脂肪酸の蔗糖エステルまたは蔗糖エステルの混合物”
はスクロースモノココエートのような6から20炭素原子をもつ脂肪酸の蔗糖エ
ステルをさす。
ここで用いられる“アルコールの乳酸エステル”はラウリルラクテート、エチ
ルラクテート、セチルラクテートミリスチルラクテートなど、2から18炭素原
子をもつアルコールの乳酸エステルをさす。
ここで用いられる“脂肪酸のポリエチレングリコールエステル”は平均分子量
50から1000をもつポリエチレングリコールおよび、ポリエチレングリコー
ル−200モノラウレートおよびポリエチレングリコール−400モノラウレー
トのような6から20炭素原子をもつ脂肪酸のエステルをさす。
ここで用いられる“脂肪酸エステルの安息香酸”はイソエステアリルベンゾエ
ートのような8から18炭素原子をもつ脂肪酸のエステルをさす。
ここで用いられる“アルキルラウレート”は、エチルラウレートのような2か
ら8炭素原子をもつアルキルのラウリン酸エステルをさす。
ここで用いられる“脂肪酸のジエタノールアミド”は8から18炭素原子、望
ましくは10から16炭素原子をもつ脂肪酸とジエタノールアミンの間の縮合反
応によって生じる、ラウラミド(ラウリルアミド)ジエタノールアミドまたはコ
カミドジエタノールアミドなどのアミドをさす。
ここで用いられる“グリセロールモノオレエート”は、グリセロールモノオレ
エートそれ自体かまたはグリセロールモノオレエート含量が最大であるグリセリ
ドの混合物をさす。
ここで用いられる“グリセロールモノラウレート”は、グリセロールモノラウ
レートそれ自体かまたはグリセロールモノラウレート含量が最大であるグリセリ
ドの混合物をさす。
ここで用いられる“グリセロールモノリノレエート”は、グリセロールモノリ
ノレエートそれ自体かまたはグリセロールモノリノレエート含量が最大であるグ
リセリドの混合物をさす。
以下の例は本発明の実施の説明のために示すものであり、いかなる意味でも発
明を限定する意図をもったものではない。
実施例1
薬剤/浸透促進剤貯留槽はビニルアセテート含量が40パーセントであるエチ
レンビニルアセテート(“EVA40”,U.S.I.Chemicals,Illinois)およびも
し存在する場合にはN−ビニル−2−ピロリドン(Polyplasdone XL−10
(登録商標),GAF)を、EVA40ペレットが融合するまでinternal mixer
(Bra Bender type mixer)中で混合して調製する。次いでブスピロンおよびグリ
セロールモノオレエートを添加する。混合物は54°−56℃および30rpmで
ほぼ20分間撹拌する。撹拌後混合物をすばやく40°−45℃に冷却し、2.
8−4.0mil厚のフィルムにカレンダーする。貯留槽の組成は表1に示した。
フィルムを次いで一方の側をアクリレート接触接着層(MSP041991P
,3M)で、他方の側をMedpar(登録商標)の裏当て(3M)でラミネート化す
る。このラミネートは次いでステンレス鋼のパンチ機を用いて円板状に打ち抜く
。
テストを行う各デバイスにつき、接着層(the adhesive)は使用直前に水分を
吸収して乾かした表皮の円板の角質層側に装着する。余分の表皮はデバイスの周
りを包むようにし、デバイスの端がレセプター溶液にさらされることのないよう
にする。
表皮で覆われたデバイスは、ナイロンの網とニッケル線を用いて遊離速度棒の
テフロン支持体の平面部分に付着させる。遊離速度棒は一定容量のレセプター溶
液(蒸留水)中で往復(reciprocate)させる。各標本採取時に全レセプター溶液
を交換する。水溶の温度は35℃に保つ。
レセプター溶液はHPLCによってブスピロン含量を決定するまで、蓋付のバ
イアル中室温に保存する。異なる系に対して得られるfluxesを図4に示す。図4
からわかるように、10%N−ビニル−2−ピロリドンを含む系の薬剤fluxesは
、N−ビニル−2−ピロリドンを含まない系の薬剤fluxesよりも高い。
実施例2
薬剤/浸透促進剤貯留槽は、ビニルアセテート含量が40パーセントであるエ
チレンビニルアセテート (“EVA40”,U.S.I.Chemicals,Illinois)および
もし存在する場合にはN−ビニル−2−ピロリドン(Polyplasdone XL−10
(登録商標),GAF)を、EVA40ペレットが融合するまでinternal mixer
(Bra Bender type mixer)中で混合して調製する。次いでメラトニンおよびグリ
セロールモノオレエートを添加する。混合物は54°−56℃および30rpmで
およそ20分間撹拌する。撹拌後混合物をすばやく40°−45℃に冷却し、4
mil厚のフィルムにカレンダーする。貯留槽の組成は表2に示す。
フィルムを次いで一方の側をアクリレート接触接着層(80912CN396
791,3M)で、他方の側をナイロンで補強したポリウレタンNRU−
100−C(80931)の裏当てでラミネート化する。フィルム(ラミネート
)は次いでステンレス鋼のパンチ機で5/8″の直径の円板に打抜き、端からの
遊離を防ぐためにテープで止める。
テストを行う各デバイスにつき接着層(the adhesive)を、使用直前に水分を
吸収して乾かした表皮の円板の角質層側に装着する。余分の表皮はデバイスの周
りを包む。
表皮で覆われたデバイスはナイロンの網とニッケル線を用いて遊離速度棒のテ
フロン支持体の平面部分に付着させる。遊離速度棒は一定容量のレセプター溶液
(蒸留水)中で往復(reciprocate)させる。各標本採取時に全レセプター溶液を
交換する。水溶の温度は35℃に保つ。
レセプター溶液はHPLCによってメラトニン含量を検定するまで、蓋付のバ
イアル中で室温に保存する。異なる系に対して得られるfluxesを図5に示す。図
5からわかるように、20%N−ビニル−2−ピロリドンを含む系の薬剤fluxes
は、N−ビニル−2−ピロリドンを含まない系の薬剤fluxesよりも高い。
実施例3
薬剤/浸透促進剤貯留槽は、ビニルアセテート含量が40パーセントであるエ
チレンビニルアセテート(“EVA40”,U.S.I.Chemicals,Illinols)および
もし存在する場合にはN−ビニル−2−ピロリドン(Polyplasdone XL−10
(登録商標),GAF)を、EVA40ペレットが融合するまでinternal mixer
(Bra Benderタイプミキサー)中で混合して調製する。次いでタクリンおよびグ
リセロールモノオレエートを添加する。混合物は54°−56℃および30rpm
でおよそ20分間撹拌する。撹拌後混合物をすばやく40°−45℃に冷却し、
4mil厚のフィルムにカレンダーする。貯留槽の組成は表3に示す。
フィルムを次いで一方の側をアクリレート接触接着層(80912CN396
791,3M)で、他方の側をナイロンで補強したポリウレタンの裏当て(NR
U−100−C)(80931)でラミネート化する。フィルム(ラミネート)
は次いでステンレス鋼製のパンチ機で円板に打抜き、端からの遊離を防ぐために
テープで止める。
テストを行う各デバイスにつき接着層(the adhesive)を、使用直前に水分を
吸収して乾かした表皮の円板の角質層側に装着する。余分の表皮はデバイスの周
りを包む。
表皮で覆われたデバイスはナイロンの網とニッケル線を用いて遊離速度棒のテ
フロン支持体の平面部分に付着させる。遊離速度棒は一定容量のレセプター溶液
(0.05Mりん酸塩、pH4)中で往復(reciprocate)させる。各標本採取時
に全レセプター溶液を交換する。水溶の温度は35℃に保つ。
レセプター溶液はHPLCによってタクリン含量を検定するまで蓋付のバイア
ル中で室温に保存する。異なる系に対して得られるfluxesを図6に示す。図6か
らわかるように、20%N−ビニル−2−ピロリドンを含む系の薬剤fluxesは、
N−ビニル−2−ピロリドンを含まない系の薬剤fluxesよりも高い。
実施例4
薬剤/浸透促進剤貯留槽は、ビニルアセテート含量が40パーセントであるエ
チレンビニルアセテート(“EVA40”,U.S.I.Chemicals,Illinois)および
もし存在する場合にはN−ビニル−2−ピロリドン(Polyplasdone XL−10
(登録商標),GAF)を、EVA40ペレットが融合するまでinternal mixer
(Bra Benderタイプミキサー)中で混合して調製する。次いでテストステロンお
よびグリセロールモノオレエートを添加する。混合物は54°−56℃および3
0rpmでおよそ20分間撹拌する。撹拌後混合物をすばやく40°−45℃に冷
却し、4mil厚のフィルムにカレンダーする。貯留槽の組成を表4に示す。
フイルムを次いで一方の側をアクリレート接触接着層(80912CN396
791,3M)で、他方の側をナイロンで補強したポリウレタンNRU−100
−C(コード80931)の裏当てでラミネート化する。フィルム(ラミネート
)は次いでステンレス鋼製のパンチ機で円板に打抜き、端からの遊離を防
ぐためテープで止める。
テストを行う各デバイスにつき接着層(the adhesive)を使用直前に水分を吸
収して乾かした表皮の円板の角質層側に装着する。余分の表皮はデバイスの周り
りを囲む。
表皮で覆われたデバイスはナイロンの網とニッケル線を用いて遊離速度棒のテ
フロン支持体の平面部分に付着させる。遊離速度棒は一定容量のレセプター溶液
(0.1%安息香酸)中で往復(reciprocate)させる。各標本採取時に全レセプ
ター溶液を交換する。水溶の温度は35℃に保つ。
レセプター溶液はHPLCによってテストステロン含量を検定するまで蓋付の
バイアル中で室温に保存する。異なる系に対して得られるfluxesを図7に示す。
図7からわかるように、20%N−ビニル−2−ピロリドンを含む系の薬剤flux
esは、N−ビニル−2−ピロリドンを含まない系の薬剤fluxesよりも高い。
実施例5
薬剤/浸透促進剤貯留槽は、ビニルアセテート含量が40パーセントであるエ
チレンビニルアセテート(“EVA40”,U.S.I.Chemicals,Illinois)および
もし存在する場合にはN−ビニル−2−ピロリドン(Polyplasdone XL−10
(登録商標),GAF)をEVA40ペレットが融合するまでinternal mixer(
Bra Benderタイプミキサー)中で混合して調製する。次いでアルプラゾラムおよ
びグリセロールモノオレエートを添加する。混合物は54°−56℃および30
rpmでおよそ20分間撹拌する。撹拌後混合物をすばやく40°−45℃に冷却
し、4mil厚のフィルムにカレンダーする。貯留槽の組成は表5に示す。
フィルムを次いで一方の側をアクリレート接触接着層(80912CN396
791,3M)で、他方の側をNRU−100−C(80931)の裏当てでラ
ミネート化する。フィルム(ラミネート)は次いでステンレス製のパンチ機で円
板に打抜き、端からの遊離を防ぐためにテープで止める。
テストを行う各デバイスにつき接着層(the adhesive)を使用直前に水分を吸
収して乾かした表皮の円板の角質層側に装着する。余分の表皮はデバイスの周り
を囲む。
表皮で覆われたデバイスはナイロンの網とニッケル線を用いて遊離速度棒のテ
フロン支持体の平面部分に付着させる。遊離速度棒は一定容量のレセプター溶液
(0.01Mりん酸緩衝液,pH6.0)中で往復(reciprocate)させる。各標
本採取時に全レセプター溶液を交換する。水溶の温度は35℃に保つ。
レセプター溶液はHPLCによってアルプラゾラムの含量を検定するまで蓋付
のバイアル中で室温に保存する。異なる系に対して得られるfluxesを図8に示す
。
実施例6
薬剤/浸透促進剤貯留槽は、ビニルアセテート含量が33パーセントであるエ
チレンビニルアセテート(“EVA33”,U,S,I,Chemicals,Illinois)および
もし存在する場合にはN−ビニル−2−ピロリドン(Polyplasdone XL−10
(登録商標),GAF)、およびもし存在する場合にはN−ビニル−2−ピロリ
ドン(Polyplasdone XL−10(登録商標),GAF)をEVA33ペレット
が融合するまでinternal mixer(Bra Benderタイプミキサー)中で混合して調製
する。次いでゲストデン、エチニルエストラジオールおよびグリセロールモノオ
レエートを添加する。混合物を撹拌し、4mil厚のフィルムにカレンダーする。
貯留槽の組成を表6に示す。
このフィルムを次いで一方の側をアクリレート接触接着層(147123−4A
dhesive Research Co.)で、他方の側をナイロンで補強したポリウレタンNRU
−100−C(登録商標)(コード80931)(Flexcon Co.)の裏当てでラミ
ネート化する。このフィルム(ラミネート)は次いで円板状に切りとり、端から
の遊離を防ぐためにテープで止める。
テストを行う各デバイスにつき、接着層(the adhesive)は、使用直前に水分
を吸収して乾かしたヒトの表皮の円板の角質層側に装着する。余分の表皮はデバ
イスの周りを包む、デバイスの端かレセプター溶液にさらされることのないよう
にする。
表皮で覆われたデバイスは、ナイロンの網とニッケル線を用いて遊離速度棒の
テフロン支持体の平面部分に付着させる。遊離速度棒は一定容量のレセプター溶
液(蒸留水)中で往復(reciprocate)させる。各標本採取時に全レセプター溶液
を交換する。水溶の温度は35℃に保つ。
レセプター溶液はHPLCによってゲストデン含量を検定するまで蓋付のバイ
アル中で室温に保存する。異なる系に対して得られるfluxesを図9に示す。図9
からわかるように、N−ビニル−2−ピロリドンを含む系の薬剤fluxesは、N−
ビニル−2−ピロリドンを含まない系の薬剤fluxesよりも高い。
実施例7
薬剤/浸透促進剤貯留槽は、ビニルアセテート含量が33パーセントであるエ
チレンビニルアセテート (“EVA33”,U.S.I.Chemicals,Illinois)および
もし存在する場合にはN−ビニル−2−ピロリドン(Polyplasdone XL−10
(登録商標),GAF)をEVA33ペレットが融合するまでinternal mixer(
Bra Benderタイプミキサー)中で混合して調製する。次いでゲストデン、エチニ
ルエストラジオールおよびグリセロールモノオレエートを添加する。混合物を撹
拌し、4mil厚のフィルムにカレンダーする。貯留槽の組成を表7に示す。
このフィルムを次いで一方の側を遊離ライナーをもつアクリル接触接着層(8
0912,3M)で、他方の側をナイロンで補強したポリウレタンNRU−10
0−C(登録商標)(コード80931)(Flexcon Co.)の裏当てでラミネート
化する。このフィルムから直径5/8″の円板を打抜く。次いでこのフィルムを
観察する。
N−ビニル−2−ピロリドンをもたない組成物では、残渣が遊離ライナー上に
残る。N−ビニル−2−ピロリドンをもつ組成物では、遊離ライナー上に残渣が
残らない。
実施例8
薬剤/浸透促進剤貯留槽は、ビニルアセテート含量が33パーセントであるエ
チレンビニルアセテート(“EVA33”,U.S.I.Chem1cals,Illinois)および
もし存在する場合にはN−ビニル−2−ピロリドン(Polyplasdone XL−10
(登録商標),GAF)をEVA33ペレットが融合するまでinternal mixer(
Bra Benderタイプミキサー)中で混合して調整する。次いでゲストデン、エチニ
ルエストラジオールおよびグリセロールモノオレエートを添加する。混合物を撹
拌し、4mil厚のフィルムにカレンダーする。貯留槽の組成を表8に示す。
このフィルムは次いで一方の側が裏当てで他方の側が遊離ライナーであるよう
に、ナイロンで補強したポリウレタンNRU−100−C(登録商標)(809
31)(F1excon Co.)裏当てにラミネート化する。各フィルムから直径5/8″
の円板を打抜く。次いでフィルムを観察する。
N−ビニル−2−ピロリドンをもたない組成物は遊離ライナー上に残渣を残し
、貯留槽の表面は曇ってべとついている。N−ビニル−2−ピロリドンをもっ組
成物は遊離ライナー上に残渣が残らず、貯留槽表面は滑らかでありべとつかない
。
実施例9
薬剤/浸透促進剤貯留槽は、ビニルアセテート含量が28パーセントであるエ
チレンビニルアセテート(“EVA28”,U.S.I.Chemicals,Illinois)および
もし存在する場合にはN−ビニル−2−ピロリドン(Polyplasdone XL−10
(登録商標),GAF)をEVA28ペレットが融合するまでinternal mlxer(
Bra Benderタイプミキサー)中で混合して調製する。次いでガストデン、エチニ
ルエストラジオールおよびグリセロールモノオレエートを添加する。混合物を撹
拌し、二つの遊離ライナーとの間の厚さが4milのフィルムにカレンダーする。
貯留槽の組成を表9に示す。
直径5/8″の円板を各フィルムから打抜く。次いでフィルムを観察する。N
−ビニル−2−ピロリドンをもたない組成物は両方の遊離ライナー上に多くの残
渣を残した。N−ビニル−2−ピロリドンをもつ組成物は一つの遊離ライナーの
切断端に残渣を残した。
実施例10
薬剤/浸透促進剤貯留槽は、ビニルアセテート含量が28パーセントであるエ
チレンビニルアセテート(“EVA28”,U.S.I.Chemicals,Illinols)および
、もし存在する場合にはN−ビニル−2−ピロリドン(Polyplasdone XL−1
0(登録商標),GAF)をEVA28ペレットが融合するまでinternal mixer
(Bra Benderタイプミキサー)中で混合して調製する。次いでグリセロールモノ
オレエートを添加する。混合物を撹拌し、4mil厚のフィルムにカレンダーする
。貯留槽の組成を表10に示す。
次いでこのフィルムを一方の側をアクリレート接触接着層(80912,3M
)で、もう一方の側をナイロンで補強した裏当てポリウレタンNRU−100−
C(登録商標)(コード80931)(Flexcon Co.)でラミネートした。N−ビ
ニル−2−ピロリドンを含まない組成物においては、貯留槽からグリセロールモ
ノオレエートが溢れ出し(bloorning out)貯留槽の表面はべとつく。各層は室温
でも、ポットプレート上で暖にセットしても互いにラミネート化しない。ポット
プレートの温度セットをより上げると層はラミネートする。N−ビニル−2−ピ
ロリドンを含む組成物は各層は室温およびより高い温度でラミネート化する。グ
リセロールモノオレエートの漏出はない。
実施例11−12
薬剤/浸透促進剤貯留槽は、ビニルアセテート含量が28パーセントであるエ
チレンビニルアセテート(“EVA28”,U,S.I.Chemicals,Illinois)または
対照の場合にはEVA40および、もし存在する場合にはN−ビニル−2−ピロ
リドン(Polyp1asdone XL−10(登録商標),GAF)をEVA28または
40のペレットが融合するまでinlernal mlxer(Bra Benderタイプミキサー)中
で混合して調製する。次いでゲストデン−エチニルエラストラジオールおよびグ
リセロールモノオレエートを添加する。混合物を54°−56℃および30rpm
でおよそ20分間撹拌する。撹拌後、混合物をすみやかに40°−45℃に冷却
し、4mil厚のフィルムにカレンダーする。貯留槽の組成は表11に示す。
次いでこのフィルムを一方の側をアクリレート接触接着層(80912,3M
)で、もう一方の側をナイロンで補強したポリウレタンNRU−100−C(登
録商標)(コード80931)(Flexcon Co.)でラミネートした。フィルムは
円板に切抜き、端からの遊離を防ぐためにテープで止めた。
テストを行う各デバイスにつき、接着層(the adheslve)を、使用直前に水分
を吸収して乾かしたヒトの表皮の円板の角質層側に装着する。余分の表皮はデバ
イスの周りを包む。表皮で覆われたデバイスは、ナイロンの網とニッケル線を用
いて遊離速度棒のテフロン支持体の平面部分に付着させる。遊離速度棒は一定容
量のレセプター溶液中で往復(reciprocate)させる。各標本採取時に全レセプ
ター溶液を交換する。レセプター溶液の水溶中の温度は35℃に保つ。
レセプター溶液はHPLCによってゲストデンおよびエチニルエストラジオー
ル含量を検定するまで、蓋付のバイアル中で室温に保存する。異なる系および標
本について得られるfluxesを図10−13に示すが、ゲストデンfluxesは図10
および12に、エチニルエストラジオールfluxesは図11および13に示す。図
10−13からわかるように、N−ビニル−2−ピロリドンを含む系の薬剤flux
esは、N−ビニル−2−ピロリドンを含まない系の薬剤fluxesよりも高い。
30重量パーセントのグリセロールモノオレエート、2.5重量パーセントの
ゲストデン、2.0重量パーセントのエチニルエストラジオールおよびEVAマ
トリックス中、0または20重量パーセントのN−ビニル−2−ピロリドンを含
む上に述べた記述に従って作成した系のゲストデンに対するN−ビニル−2−ピ
ロリドンの影響を示す結果の大まとめを図14に示す。
実施例13
薬剤/浸透促進剤貯留槽は、ビニルアセテート含量が33パーセントであるエ
チレンビニルアセテート(“EVA33”,U.S.I.Chemicals,Illinois)および
、もし存在する場合にはN−ビニル−2−ピロリドン(Polyplasdone XL(登
録商標)およびXL−10(登録商標),GAF)をEVA33ペレットが融合
するまで内部ミキサー(internal mixer)(Bra Benderタイプミキサー)中で混
合して調製する。次いでゲストデン−エチニルエストラジオールおよびグリセロ
ールモノオレエートを添加する。混合物を撹拌し、4mil厚のフィルムにカレン
ダーする。貯留槽の組成を表12に示す。
次いでこのフィルムを一方の側をアクリレート接触接着層(80912,3M
)で、もう一方の側をナイロンで補強した裏当てポリウレタンNRU−100−
C(登録商標)(コード80931)(Flexcon Co.)でラミネートした。次いで
フィルムを円板に切抜き、端からの遊離を防ぐためにテープで止めた。貯留槽組
成物は二つの異なる皮膚を用いてテストした。
テストを行う各デバイスにつき、接着層(lhe adhesive)は使用直前に水分を
吸収して乾かしたヒトの表皮の円板の角質側に装着する。余分の表皮はデバイス
の周りを包む。表皮で覆われたデバイスはナイロンの網とニッケル線を用いて遊
離速度棒のテフロン支持体の平面部分に付着させる。遊離速度棒は一定容量のレ
セプター溶液中で往復(reciprocate)させる。各標本を採取する時に全レセプタ
ー溶液を交換する。水溶中のレセプターの溶液の温度は35℃に保たれる。
レセプター溶液はHPLCによってゲストデン含量を検定するまで、蓋付のバ
イアル中で室温に保存する。異なる系について得られたfluxesは図15および1
6に示される。図15および16からわかるように、N−ビニル−2−ピロリド
ンおよび浸透促進剤、グリセロールモノオレエートを含む系の薬剤fluxesは浸透
促進剤のみまたはN−ビニル−2−ピロリドンのみを含む薬剤fluxesよりも高く
、浸透促進剤とN−ポリビニルアミドの組合せは相加的より以上の効果を生みだ
すことを示している。
実施例14
ラミネート貯留槽はビニルアセテート含量が33パーセントであるエチレンビ
ニルアセテート(“EVA33”,U.S.I.Chem1cals,Illinois)および、もし存
在する場合にはN−ビニル−2−ピロリドン(Polyplasdone XL−10(登録
商標),GAF)をEVA40ペレットが融合するまでinternal mixer(Bra Be
nderタイプミキサー)中で混合して調製する。混合物を撹拌し、4mil厚のフィ
ルムにカレンダーする。貯留槽の組成を表13に示す。
次いでこのフィルムを一方の側をアクリレート接触接着層(80912,3M
)で、もう一方の側をナイロンで補強した裏当てポリウレタンURU−100−
C(登録商標)(コード80931)(Flexcon Co.)でラミネートした。各フィ
ル
ムより直径13/16″の円板に打抜き、このラミネートを7日間の耐久試験に
用いた。表14は耐久試験の結果を示す。
表14が示すようにN−ビニル−2−ピロリドンの薬剤貯溜槽への添加は系の
耐久性を改善する。
実施例15
ラミネート貯留槽は、ビニルアセテート含量が40パーセントであるエチレン
ビニルアセテート(“EVA40”,U.S.I.Chemicals,Illinois)および、もし
存在する場合にはN−ビニル−2−ピロリドン(Polyplasdone XL−10(登
録商標),GAF)またはもし存在する場合にはCabosil (Cabot)をEVA40
ペレットが融合するまでinternal mixer中で混合して調製する。次いでこれにグ
リセロールモノラウレートおよびラウリルラクテートを添加する。混合物を撹拌
し、4mil厚のフィルムにカレンダーする。貯留槽の組成は表15に示す。
次いでこのフィルムを一方の側を遊離層をもつアクリレート接触接着層(80
912,3M)で、もう一方の側を裏当てのSontana(80632BCN352
790)でラミネートした。
表16はこのサンプルのWearing(装着)時間を要約したものである。表16
に示されるように、N−ビニル−2−ピロリドンを含む系に対する全装着日はN
−ビニル−2−ピロリドンを含まない系よりも大きかった。
実施例16
ラミネート貯留槽は、ビニルアセテート含量が40パーセントであるエチレン
ビニルアセテート(“EVA40”,U,S,I.Chemicals,Illinois,)および、存
在する場合にはN−ビニル−2−ピロリドン(Polyplasdone X−10(登録商
標),GAF)を、EVA40ペレットが融合するまでinternal mixer中で混合
して調整する。次いでこれにグリセロールモノラウレートおよびラウリルアセ
テートを添加する。混合物を撹拌し、4.0mil厚のフィルムにカレンダーする
。フィルムは次いで一方の側を遊離層をもつアクリレート接着層で、もう一方の
側をmedparまたは布の裏当てをもつsontana(80632BCn352790)
でラミネートする。貯留槽の組成を表17に示す。
システムは次いで7日間の耐久試験に用いた。
耐久性試験の結果を表18および図15および16に示す。
図15および16、および表18に見られるごとく、N−ビニル−2−ピロリ
ドンはN−ビニル−2−ピロリドンを含まないものよりも高いパッチ生存率を示
す、即ち被検者にパッチが残留する。
本発明を特定の具体化例に即して述べてきたが、数多くの別法、改変、変法が
必要かもしれないことは、当業界人には明らかであろう。したがって、付記の請
求項目の精神と範囲に入りうる別法、改変、変法などは大いに奨励される。
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1995年6月12日
【補正内容】
差し替え用紙第2及び2a頁の翻訳文:原翻訳文第1頁下4行〜第2頁第19
行の(米国特許・・・生じさせる)と差し替える。
米国特許、3,472,931;3,527,864;3,896,238;
3,903,256;3,952,099;4,046,886;4,130,
643;4,130,667;4,299,826;4,335,115;4,
343,798;4,379,454;4,405,616;および4,746
,515(これらの特許の内容は本発明に含まれる);英国特許1,00194
9;およびIdson,Percutaneous Absorption,J.Pharm.Sci Vol.64,No.6
6,June1975,pp901−924(特に919−921)に述べられている
。
米国特許、3,472,931;3,527,864;3,896,238;
3,903,256;3,952,099;4,046,886;4,130,
643;4,130,667;4,299,826;4,335,115;4,
343,798;4,379,454;4,405,616;および4,746
,515(これらの特許の内容は本発明に含まれる);英国特許1,00194
9;およびIdson,Percutaneous Absorption,J.Pharm.Sci Vol.64,No.6
6,June1975,pp901−924(919)に述べられている。
WO−A−9307870には経皮投与効果量のメラトニンおよび透過促進量
のモノグラセリド単独又は少なくとも51%のモノエステル含有量を持った脂肪
酸のモノグリセリドの混合物を含むメラトニン経皮投与デバイスが開示されてい
る。
WO−A−9308795には接着剤マトリックス中の結晶化防止剤、活性薬
剤、および任意に透過促進剤を含む経皮投与系が開示されている。
EP−A−0295411にはエペリソントルペリソン又はそれらの塩並びに
8〜12の炭素原子を持つ脂肪酸のモノグリセリドおよび/または8〜12の炭
素原子を持った脂肪アルコールと乳酸とのエステルを含む経皮投与薬剤組成物が
開示されている。
EP−A−0416842には、摩耗した皮膚から水分を吸収することによる
長期間の摩耗性を改良するため水溶性ポリマーを含有しても良い薬剤経皮投与の
ための固体マトリックスが開示されている。
多くの浸透促進剤は経皮デバイスの他の成分と有害な相互作用を行う。一つの
問題は多くの浸透促進剤が医学的に許容できる接触接着剤と共存できないことで
ある。これは他の多くの問題のなかで、接着剤の粘着不良を引き起こしうる。こ
の他、浸透促進剤は系の他の成分へと分配されることがある。これはデバイスを
薄片化またはデバイスの不安定化をもたらし、デバイスの貯蔵寿命を縮めること
がある。
経皮投与系の接着剤に関係するもう一つの問題は、接着不良の問題が、系の水
誘導の剥離をもたらすことである。接着不良は浸透促進剤の皮膚−接着剤境界面
への蓄積によって引き起こされることがある。特に運動や入浴の際に、水が皮膚
に蓄積するとともに、水と浸透促進剤の間の相互作用が境界面で石鹸状の溶液を
形成し、これが経皮系の剥離を引き起こす。
本発明は浸透促進剤およびポリ−N−ビニルアミドの新しい組合せを用いてい
る。この新しい組合せは経皮流動性、薬剤利用、貯蔵安定性に有意で顕著な改良
およびこれまでの経皮デバイスに対し接着性の改善を生じさせる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY,
CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G
B,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,LV
,MG,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,
RO,RU,SD,SE,SK,UA,US,UZ,V
N
(72)発明者 ハーニー,リンダ・エム
アメリカ合衆国カリフォルニア州95070,
サラトガ,エディンバーグ・ドライブ
20051
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.以下を含む、薬剤と治療上有効な速度で経皮投与を行うためのデバイス: (a)経皮的に投与しうる薬剤、単独または組合せで用いる、皮膚の浸透を促 進する量のモノグリセリドまたは全モノエステル量が少くとも51%である脂肪 酸のモノグリセリドの混合物またはアルコールの乳酸エステル、およびポリ−N −ビニル−アミドを含む貯留槽; (b)デバイスの皮膚から最も遠い側の裏当て;および (c)薬剤および浸透促進剤を皮膚に伝達する関係に貯留槽を保つための手段 。 2.浸透促進剤がグリセロールモノオレエート、グリセロールモノラウレート 、グリセロールモノリノレエートまたはラウリルラクテートの単独または組合せ である請求項1に従うデバイス。 3.ポリ−N−ビニルアミドがN−ビニル−2−ピロリドンである、請求項1 に従うデバイス。 4.ポリ−N−ビニルアミドがN−ビニル−2−ピロリドンであり、貯留槽が 約9%から60%のビニルアセテートをもつエチレン−ビニルアセテートのコポ リマーをさらに含むマトリックスを含む、請求項3に従うデバイス。 5.貯留槽と皮膚との関係を保つ手段が、貯留槽の皮膚に最も近い表面上に直 列の接着層を含む、請求項4に従うデバイス。 6.デバイスが以下を含む、薬剤を治療上有効な速度で経皮投与するためのデ バイス: (a)第1の貯留槽が治療上有効な速度で投与するのに十分な量の薬剤、単独 または組合せで用いる、皮膚の浸透を促進する量のモノグリセリドまたは全モノ エステル量が少くとも51%である脂肪酸のモノグリセリドの混合物またはアル コールの乳酸エステル、およびポリ−N−ビニルアミド; (b)過剰の浸透促進剤およびポリ−N−ビニルアミドおよび上記薬剤を含む 第2の貯留槽; (c)第1の貯留槽と第2の貯留槽の間の速度制御膜; (d)デバイスの皮膚から最も遠い側の裏当て;および (e)薬剤および浸透促進剤を皮膚に伝達する関係に第1および第2の貯留槽 を保つための手段。 7.浸透促進剤がグリセロールモノオレエート、グリセロールモノラウレート 、グリセロールモノリノレエートまたはラウリルラクテートの単独または組合せ である、請求項6に従うデバイス。 8.ポリ−N−ビニルアミドがN−ビニル−2−ピロリドンである、請求項7 に従うデバイス。 9.ポリ−N−ビニルアミドがN−ビニル−2−ピロリドンであり、貯留槽が さらに約9%から60%のビニルアセテートをもつエチレンビニルアセテートの コポリマーを含むマトリックスを含む、請求項7に従うデバイス。 10.貯留槽と皮膚との関係を保つ手段が、第1の貯留槽の皮膚に最も近い表面 上に直列の接着層を含む、請求項9に従うデバイス。 11.第1の貯留槽が2つの貯留槽と皮膚との関係を保つための手段として機能 する接着層でもある、請求項8に従うデバイス。 12.方法が以下(a−c)を含む、経皮投与デバイスを被検者の皮膚に装着す る段階を含む、薬剤の経皮投与のための方法。 (a)治療上有効な速度で治療を提供するのに十分な量の薬剤を単独または組 合せで用いる、皮膚の浸透を促進する量のモノグリセリドまたは全モノエステル 量が少くとも51%である脂肪酸のモノグリセリドの混合物またはアルコールの 乳酸エステル、およびポリ−N−ビニルアミドを含むマトリックス; (b)デバイスの皮膚から最も遠い側の裏当て;および (c)薬剤および浸透促進剤を皮膚に伝達する関係に貯留槽を保つための手段 。 13.浸透促進剤がグリセロールモノオレエート、グリセロールモノラウレート 、グリセロールモノリノレエート、またはラウリルラクテートの単独または組合 せである、請求項12に従う方法。 14.ポリ−N−ビニルアミドがN−ビニル−2−ピロリドンである請求項13 に従う方法。 15.ポリ−N−ビニルアミドがN−ビニル−2−ピロリドンであり、貯留槽が さらに約9%から60%のビニルアセテートをもつエチレンビニルアセテートの コポリマーを含むマトリックスを含む、請求項13に従う方法。 16.貯留槽と皮膚との関係を保つ手段が、貯留槽の皮膚に最も近い表面上に直 列の接着層を含む、請求項15に従う方法。 17.方法が以下(a−e)を含む、経皮投与デバイスを被検者の皮膚に装着す る段階を含む、薬剤の経皮投与のための方法。 (a)治療上有効な速度で治療を提供するのに十分な量の薬剤、単独または組 合せで用いる、皮膚の浸透を促進する量のモノグリセリドまたは全モノエステル 量が少くとも51%である脂肪酸のモノグリセリドの混合物またはアルコールの 乳酸エステル、およびポリ−N−ビニルアミドを含むマトリックス; (b)ポリ−N−ビニルアミド、過剰の浸透促進剤および上記薬剤を含む第2 の貯留槽; (c)第1の貯留槽と第2の貯留槽の間の速度制御膜、 (d)デバイスの皮膚から最も遠い側の裏当て;および (c)薬剤および浸透促進剤が皮膚に伝達する関係に第1および第2の貯留槽 を保つための手段。 18.浸透促進剤がグリセロールモノオレエート、グリセロールモノラウレート 、グリセロールモノリノレエート、またはラウリルラクテートの単独または組合 せである、請求項17に従う方法。 19.ポリ−N−ビニルアミドがN−ビニル−2−ピロリドンである、請求項1 8に従う方法。 20.ポリ−N−ビニルアミドがN−ビニル−2−ピロリドンであり、貯留槽が さらに約9%から60%のビニルアセテートをもつエチレンビニルアセテートの コポリマーを含むマトリックスを含む、請求項18に従う方法。 21.貯留槽と皮膚との関係を保つ手段が、第1の貯留槽の皮膚に最も近い表面 上に直列の接着層を含む、請求項20に従う方法。 22.第1の貯留槽が2つの貯留槽と皮膚との関係を保つための手段として機能 する接着層でもある、請求項21に従う方法。 23.(a),(b)の段階を含む薬剤の経皮流入を高めるための方法。 (a)上記デバイスが(1)−(3)を含む経皮デバイスの貯留槽にポリ−N −ビニルアミドをとりこませること、 (1)経皮的に投与できる薬剤、および浸透を促進する量の浸透促進剤; (2)デバイスの皮膚から最も遠い表面の裏当て;および (3)薬剤および浸透促進剤を皮膚に伝達させる関係にあるように貯留槽を 保つための手段、有効な量のポリ−N−ビニルアミド;および (b)デバイスを被検者の皮膚に装着する。 24.浸透促進剤がモノグリセリドまたは全モノエステル量が少くとも51%で ある脂肪酸のモノグリセリドの混合物またはアルコールの乳酸エステルの単独ま たは組合せである請求項23に従う方法。 25.浸透促進剤がグリセロールモノオレエート、グリセロールモノラウレート 、グリセロールモノリノレエート、またはラウリルアセテートの単独または組合 せである、請求項24に従う方法。 26.ポリ−N−ビニルアミド含量が貯留槽の5から40重量パーセントである 請求項24に従う方法。 27.ポリ−N−ビニルアミドの含量が貯留槽の10から25重量パーセントで ある請求項26に従う方法。 28.ポリビニルアミドがN−ビニルアミドであり、これがN−ビニル−2−ピ ロリドンであり、貯留槽がさらに、ビニルアセテートを9%から60%もつエチ レンビニルアセテートコポリマーを含むポリマーマトリックスを含む、請求項2 3に従う方法。 29.(a),(b)の段階を含む薬剤の経皮流入を高めるための方法。 (a)上記デバイスが(1)−(5)を含む経皮デバイスの第1および第2の 貯留槽にポリ−N−ビニルアミドをとり入れること。 (1)経皮的に投与することのできる薬剤および皮膚の浸透を促進する量の 浸透促進剤を含む第1の貯留槽; (2)過剰の浸透促進剤および上記薬剤を含む第2の貯留槽; (3)第1および第2の貯留槽の間の速度制御膜、 (4)デバイスの皮膚から最も遠い表面の裏当て;および (5)薬剤および浸透促進剤を皮膚に伝達させる関係にあるように第1およ び第2の貯留槽を保つための手段、有効な量のポリ−N−ビニルアミド;および (b)デバイスを被検者の皮膚に装着する。 30.浸透促進剤がモノグリセリドまたは全モノエステル量が少くとも51%で ある脂肪酸のモノグリセリドの混合物またはアルコールの乳酸エステルの単独ま たは組合せである、請求項29に従う方法。 31.浸透促進剤がグリセロールモノオレエート、グリセロールモノラウレート 、グリセロールモノリノレエート、またはラウリルラクテートの単独または組合 せである、請求項30に従う方法。 32.ポリ−N−ビニルアミド含量が貯留槽の5から40重量パーセントである 、請求項30に従う方法。 33.ポリ−N−ビニルアミド含量が貯留槽の10から25重量パーセントであ る、請求項32に従う方法。 34.ポリ−N−ビニルアミドがN−ビニルアミドでありこれがN−ビニル−2 −ピロリドンであり、貯留槽がさらに9%から60%のビニルアセテートをもつ エチレンビニルアセテートコポリマーを含むポリマーマトリックスを含む請求項 29に従う方法。 35.(a),(b)の段階を含む、薬剤の経皮デバイスの接着性を改善する方 法。 (a)上記デバイスが(1)−(3)を含む経皮デバイスの貯留槽にポリ−N −ビニルアミドをとり入れること。 (1)経皮的に投与することのできる薬剤および皮膚の浸透を促進する量の 浸透促進剤を含む貯留槽; (2)デバイスの皮膚から最も遠い表面の裏当て;および (3)薬剤および浸透促進剤を皮膚に伝達させる関係にあるように貯留槽を 保つための手段、有効な量のN−ポリ−ビニルアミド;および (b)デバイスを被検者の皮膚に装着する。 36.浸透促進剤がモノグリセリドまたは全モノエステル量が少くとも51%で ある脂肪酸のモノグリセリドの混合物またはアルコールの乳酸エステルの単独ま たは組合せである、請求項35に従う方法。 37.浸透促進剤はグリセロールモノオレエート、グリセロールモノラウレート 、 グリセロールモノリノレエート、またはラウリルラクテートの単独または組合せ である、請求項36に従う方法。 38.ポリ−N−ビニルアミド含量が貯留槽の5から40重量パーセントである 、請求項36に従う方法。 39.ポリ−N−ビニルアミド含量が貯留槽の10から25重量パーセントであ る、請求項38に従う方法。 40.ポリ−N−ビニルアミドがN−ビニルアミドでありこれがN−ビニル−2 −ピロリドンであり、貯留槽がさらに9%から60%のビニルアセテートをもつ エチレンビニルアセテートのコポリマーを含むポリマーマトリックスを含む、請 求項35に従う方法。 41.(a),(b)の段階を含む薬剤の経皮デバイスの接着性を改善する方法 。 (a)上記デバイスが(1)−(5)を含む経皮デバイスの第1および第2の 貯留槽にポリ−N−ビニルアミドをとり入れること。 (1)経皮的に投与することのできる薬剤および皮膚の浸透を促進する量の 浸透促進剤を含む第1の貯留槽; (2)過剰の浸透促進剤および上記薬剤を含む第2の貯留槽; (3)第1および第2の貯留槽の間の速度制御膜; (4)デバイスの皮膚から最も遠い表面の裏当て;および (5)薬剤および浸透促進剤を皮膚に伝達させる関係にあるように貯留槽を 保つための手段、有効な量のN−ポリ−ビニルアミド;および (b)デバイスを被検者の皮膚に装着すること。 42.浸透促進剤がモノグリセリドまたは全モノエステル量が少くとも51%で ある脂肪酸のモノグリセリドの混合物またはアルコールの乳酸エステルの単独ま たは組合せである請求項41に従う方法。 43.浸透促進剤がグリセロールモノオレエート、グリセロールモノラウレート 、グリセロールモノリノレエート、またはラウリルラクテートの単独または組合 せである、請求項42に従う方法。 44.ポリ−N−ビニルアミド含量が貯留槽の5から40重量パーセントである 、請求項42に従う方法。 45.ポリ−N−ビニルアミド含量が貯留槽の10から25重量パーセントであ る、請求項44に従う方法。 46.ポリ−N−ビニルアミドがN−ビニルアミドでありこれがN−ビニル−2 −ピロリドンであり、貯留槽がさらに9%から60%のビニルアセテートをもつ エチレンビニルアセテートのコポリマーを含むポリマーマトリックスを含む、請 求項41に従う方法。 47.(a),(b)の段階を含む薬剤の経皮デバイスの安定性を高める方法。 (a)上記デバイスが(1)−(3)を含む経皮デバイスの貯留槽にポリ−N −ビニルアミドをとり入れること。 (1)経皮的に投与することのできる薬剤および皮膚の浸透を促進する量の 浸透促進剤を含む貯留槽; (2)デバイスの皮膚から最も遠い表面の裏当て;および (3)薬剤および浸透促進剤を皮膚に伝達させる関係にあるように貯留槽を 保つための手段、有効な量のポリ−N−ビニルアミド;および (b)デバイスを被検者の皮膚に装着する。 48.(a),(b)の段階をもつ薬剤の経皮デバイスの安定性を高めるための 方法。 (a)上記デバイスが(1)−(5)を含む経皮デバイスの第1および第2の 貯留槽にポリ−N−ビニルアミドをとり入れること、 (1)経皮的に投与することのできる薬剤および皮膚の透過を促進する量の 浸透促進剤を含む第1の貯留槽; (2)過剰の浸透促進剤およびオプションとして上記薬剤を含む第2の貯留 槽; (3)第1および第2の貯留槽の間の速度制御膜; (4)デバイスの皮膚から最も遠い表面の裏当て;および (5)薬剤および浸透促進剤を皮膚に伝達させる関係であるように第1およ び第2の貯留槽を保つための手段、有効な量のポリ−N−ビニルアミド;および (b)デバイスを被検者の皮膚に装着する。 49.薬剤および浸透促進剤が同時に投与される薬剤の経皮投与の方法において 、 水との接触によって浸透促進剤がポリ−N−ビニルアミドと混合してそこから遊 離することを含む改善。 50.同時に投与される薬剤および浸透促進剤が直列の接着剤を通過する請求項 49に従う方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US8262493A | 1993-06-25 | 1993-06-25 | |
US082,624 | 1993-06-25 | ||
PCT/US1994/007267 WO1995001167A2 (en) | 1993-06-25 | 1994-06-24 | Incorporating poly-n-vinyl amide in a transdermal system |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08512054A true JPH08512054A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=22172334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7503596A Pending JPH08512054A (ja) | 1993-06-25 | 1994-06-24 | 経皮系におけるポリ−n−ビニルアミドの含有 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5919478A (ja) |
EP (1) | EP0705097B2 (ja) |
JP (1) | JPH08512054A (ja) |
AT (1) | ATE149349T1 (ja) |
AU (1) | AU7396294A (ja) |
DE (1) | DE69401945T3 (ja) |
WO (1) | WO1995001167A2 (ja) |
ZA (1) | ZA944608B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016504359A (ja) * | 2012-12-28 | 2016-02-12 | テイコク ファーマ ユーエスエー インコーポレーテッド | 持続性ブプレノルフィン経皮送達組成物およびそれの使用方法 |
Families Citing this family (50)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5252334A (en) * | 1989-09-08 | 1993-10-12 | Cygnus Therapeutic Systems | Solid matrix system for transdermal drug delivery |
HU228434B1 (en) * | 1995-06-07 | 2013-03-28 | Ortho Mcneil Pharm Inc | Transdermal medicament for administering 17-deacetyl norgestimate alone or in combination with an estrogen |
US6572879B1 (en) * | 1995-06-07 | 2003-06-03 | Alza Corporation | Formulations for transdermal delivery of pergolide |
EP0942727A1 (en) * | 1996-04-08 | 1999-09-22 | Sano Corporation | Transdermal delivery device for azapirone compounds |
US6512010B1 (en) | 1996-07-15 | 2003-01-28 | Alza Corporation | Formulations for the administration of fluoxetine |
US6203817B1 (en) | 1997-02-19 | 2001-03-20 | Alza Corporation | Reduction of skin reactions caused by transdermal drug delivery |
US5968547A (en) | 1997-02-24 | 1999-10-19 | Euro-Celtique, S.A. | Method of providing sustained analgesia with buprenorphine |
US6267984B1 (en) | 1997-12-22 | 2001-07-31 | Alza Corporation | Skin permeation enhancer compositions comprising a monoglyceride and ethyl palmitate |
US6699497B1 (en) | 1998-07-24 | 2004-03-02 | Alza Corporation | Formulations for the transdermal administration of fenoldopam |
NZ513441A (en) † | 1999-02-08 | 2004-01-30 | Alza Corp | Stable non-aqueous single phase viscous drug delivery vehicles comprising a polymer a solvent and a surfactant |
US7258869B1 (en) | 1999-02-08 | 2007-08-21 | Alza Corporation | Stable non-aqueous single phase viscous vehicles and formulations utilizing such vehicle |
EP1867348B1 (en) * | 1999-03-25 | 2012-05-16 | Metabolix, Inc. | Medical devices and applications of polyhydroxyalkanoate polymers |
FR2793689B1 (fr) * | 1999-05-19 | 2001-08-24 | Pf Medicament | Dispositif transdermique pour l'administration de testosterone ou d'un de ses derives |
US6611707B1 (en) * | 1999-06-04 | 2003-08-26 | Georgia Tech Research Corporation | Microneedle drug delivery device |
CA2382599C (en) | 1999-08-30 | 2005-11-08 | Tepha, Inc. | Flushable disposable polymeric products |
DE10025971B4 (de) * | 2000-05-25 | 2004-09-02 | Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag | Transdermales therapeutisches System in Plasterform mit verminderter Tendenz zur Wirkstoffkristallisation und seine Verwendung |
US6624766B1 (en) * | 2001-05-09 | 2003-09-23 | Kestrel Solutions, Inc. | Recovery and transmission of return-to-zero formatted data using non-return-to-zero devices |
US20040033253A1 (en) * | 2002-02-19 | 2004-02-19 | Ihor Shevchuk | Acyl opioid antagonists |
DE10211832A1 (de) * | 2002-03-16 | 2003-10-02 | Lohmann Therapie Syst Lts | Hormonhaltiges transdermales therapeutisches System mit einem Wirkstoffreservoir auf der Basis von Vinylacetat-Vinylpyrrolidon-Copolymer mit verbesserter Kohäsion |
US7731947B2 (en) | 2003-11-17 | 2010-06-08 | Intarcia Therapeutics, Inc. | Composition and dosage form comprising an interferon particle formulation and suspending vehicle |
ATE461681T1 (de) | 2003-04-29 | 2010-04-15 | Gen Hospital Corp | Verfahren und vorrichtungen für die verzögerte freisetzung von mehreren arzneimitteln |
CA2525132C (en) | 2003-05-08 | 2011-06-28 | Tepha, Inc. | Polyhydroxyalkanoate medical textiles and fibers |
AU2004257701B2 (en) * | 2003-07-08 | 2007-09-13 | Tepha, Inc. | Poly-4-hydroxybutyrate matrices for sustained drug delivery |
US20060287659A1 (en) * | 2003-08-22 | 2006-12-21 | Tepha, Inc. | Polyhydroxyalkanoate nerve regeneration devices |
US7105263B2 (en) * | 2003-12-30 | 2006-09-12 | Samsung Electronics Company | Dry toner comprising encapsulated pigment, methods and uses |
US20060008432A1 (en) * | 2004-07-07 | 2006-01-12 | Sebastiano Scarampi | Gilsonite derived pharmaceutical delivery compositions and methods: nail applications |
ATE556727T1 (de) * | 2004-08-03 | 2012-05-15 | Tepha Inc | Polyhydroxyalkanoate nähte die sich nicht aufrollen |
JP2008528204A (ja) * | 2005-01-28 | 2008-07-31 | テファ, インコーポレイテッド | ポリ−4−ヒドロキシブチレート粒子を使用した塞栓形成 |
WO2006083761A2 (en) | 2005-02-03 | 2006-08-10 | Alza Corporation | Solvent/polymer solutions as suspension vehicles |
US11246913B2 (en) | 2005-02-03 | 2022-02-15 | Intarcia Therapeutics, Inc. | Suspension formulation comprising an insulinotropic peptide |
US20070087055A1 (en) * | 2005-10-14 | 2007-04-19 | David Jan | Directly compressible extended release alprazolam formulation |
AU2006343077B2 (en) * | 2006-05-08 | 2012-11-08 | Teikoku Seiyaku Co., Ltd. | Tansdermally absorbable preparation comprising anti-dementia agent |
CA2651855C (en) | 2006-05-30 | 2011-08-02 | Intarcia Therapeutics, Inc. | Two-piece, internal-channel osmotic delivery system flow modulator |
ES2422864T3 (es) | 2006-08-09 | 2013-09-16 | Intarcia Therapeutics, Inc | Sistemas de liberación osmótica y unidades de pistón |
US7943683B2 (en) * | 2006-12-01 | 2011-05-17 | Tepha, Inc. | Medical devices containing oriented films of poly-4-hydroxybutyrate and copolymers |
KR101488804B1 (ko) * | 2006-12-06 | 2015-02-04 | 니프로 패치 가부시키가이샤 | 외용 의약 조성물 및 첩부제 |
WO2008116004A2 (en) | 2007-03-19 | 2008-09-25 | Vita Sciences, Llc | Transdermal patch and method for delivery of vitamin b12 |
PT2157967E (pt) | 2007-04-23 | 2013-04-03 | Intarcia Therapeutics Inc | Formulações de suspensões de péptidos insulinotrópicos e suas utilizações |
EP2240155B1 (en) | 2008-02-13 | 2012-06-06 | Intarcia Therapeutics, Inc | Devices, formulations, and methods for delivery of multiple beneficial agents |
KR101823699B1 (ko) | 2009-09-28 | 2018-01-30 | 인타르시아 세라퓨틱스 인코포레이티드 | 실질 항정상태 약물 전달의 신속 확립 및/또는 종결 |
US20120208755A1 (en) | 2011-02-16 | 2012-08-16 | Intarcia Therapeutics, Inc. | Compositions, Devices and Methods of Use Thereof for the Treatment of Cancers |
WO2016025329A1 (en) | 2014-08-15 | 2016-02-18 | Tepha, Inc. | Self-retaining sutures of poly-4-hydroxybutyrate and copolymers thereof |
US9889085B1 (en) | 2014-09-30 | 2018-02-13 | Intarcia Therapeutics, Inc. | Therapeutic methods for the treatment of diabetes and related conditions for patients with high baseline HbA1c |
EP3230500A1 (en) | 2014-12-11 | 2017-10-18 | Tepha, Inc. | Methods of orienting multifilament yarn and monofilaments of poly-4-hydroxybutyrate and copolymers thereof |
US10626521B2 (en) | 2014-12-11 | 2020-04-21 | Tepha, Inc. | Methods of manufacturing mesh sutures from poly-4-hydroxybutyrate and copolymers thereof |
US10925639B2 (en) | 2015-06-03 | 2021-02-23 | Intarcia Therapeutics, Inc. | Implant placement and removal systems |
KR102574993B1 (ko) | 2016-05-16 | 2023-09-06 | 인타르시아 세라퓨틱스 인코포레이티드 | 글루카곤-수용체 선택적 폴리펩티드 및 이들의 이용 방법 |
USD840030S1 (en) | 2016-06-02 | 2019-02-05 | Intarcia Therapeutics, Inc. | Implant placement guide |
USD860451S1 (en) | 2016-06-02 | 2019-09-17 | Intarcia Therapeutics, Inc. | Implant removal tool |
KR20190104039A (ko) | 2017-01-03 | 2019-09-05 | 인타르시아 세라퓨틱스 인코포레이티드 | Glp-1 수용체 효능제의 연속적인 투여 및 약물의 동시-투여를 포함하는 방법 |
Family Cites Families (65)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1001949B (de) * | 1953-03-13 | 1957-01-31 | Escher Wyss Gmbh | Einrichtung zur Verhinderung von Kavitationserscheinungen an der Laufradnabe von Kaplanturbinen |
US3527864A (en) * | 1966-11-18 | 1970-09-08 | Procter & Gamble | Compositions for topical application to animal tissue and method of enhancing penetration thereof |
US3472931A (en) * | 1969-01-17 | 1969-10-14 | Foster Milburn Co | Percutaneous absorption with lower alkyl amides |
US3598123A (en) * | 1969-04-01 | 1971-08-10 | Alza Corp | Bandage for administering drugs |
US3797494A (en) * | 1969-04-01 | 1974-03-19 | Alza Corp | Bandage for the administration of drug by controlled metering through microporous materials |
US3598122A (en) * | 1969-04-01 | 1971-08-10 | Alza Corp | Bandage for administering drugs |
US3731683A (en) * | 1971-06-04 | 1973-05-08 | Alza Corp | Bandage for the controlled metering of topical drugs to the skin |
US3903256A (en) * | 1972-02-07 | 1975-09-02 | Procter & Gamble | Compositions for topical application of animal tissue and method of enhancing penetration thereof |
US3896238A (en) * | 1972-04-05 | 1975-07-22 | Procter & Gamble | Dermatological compositions |
US3952099A (en) * | 1973-03-13 | 1976-04-20 | The Procter & Gamble Company | Dermatological compositions |
US4046886A (en) * | 1975-01-17 | 1977-09-06 | The Procter & Gamble Company | Dermatological compositions |
US4144317A (en) * | 1975-05-30 | 1979-03-13 | Alza Corporation | Device consisting of copolymer having acetoxy groups for delivering drugs |
US4405616A (en) * | 1975-06-19 | 1983-09-20 | Nelson Research & Development Company | Penetration enhancers for transdermal drug delivery of systemic agents |
US4031894A (en) * | 1975-12-08 | 1977-06-28 | Alza Corporation | Bandage for transdermally administering scopolamine to prevent nausea |
US4130643A (en) * | 1976-01-12 | 1978-12-19 | The Procter & Gamble Company | Dermatological compositions |
US4335115A (en) * | 1976-11-01 | 1982-06-15 | The Procter & Gamble Company | Anti-acne composition |
US4201211A (en) * | 1977-07-12 | 1980-05-06 | Alza Corporation | Therapeutic system for administering clonidine transdermally |
US4579731A (en) * | 1979-01-11 | 1986-04-01 | Key Pharmaceuticals, Inc. | Polymeric diffusion burn matrix and method of use |
US4291015A (en) * | 1979-08-14 | 1981-09-22 | Key Pharmaceuticals, Inc. | Polymeric diffusion matrix containing a vasodilator |
US4438139A (en) * | 1979-08-14 | 1984-03-20 | Key Pharmaceuticals, Inc. | Polymeric diffusion matrix containing estrogens |
US4299826A (en) * | 1979-10-12 | 1981-11-10 | The Procter & Gamble Company | Anti-acne composition |
US4286592A (en) * | 1980-02-04 | 1981-09-01 | Alza Corporation | Therapeutic system for administering drugs to the skin |
US4314557A (en) * | 1980-05-19 | 1982-02-09 | Alza Corporation | Dissolution controlled active agent dispenser |
US4379454A (en) * | 1981-02-17 | 1983-04-12 | Alza Corporation | Dosage for coadministering drug and percutaneous absorption enhancer |
US4343798A (en) * | 1981-06-23 | 1982-08-10 | The Procter & Gamble Company | Topical antimicrobial anti-inflammatory compositions |
US4849226A (en) * | 1981-06-29 | 1989-07-18 | Alza Corporation | Method for increasing oxygen supply by administering vasodilator |
US4435180A (en) * | 1982-05-25 | 1984-03-06 | Alza Corporation | Elastomeric active agent delivery system and method of use |
US4559222A (en) * | 1983-05-04 | 1985-12-17 | Alza Corporation | Matrix composition for transdermal therapeutic system |
CA1248450A (en) † | 1984-04-05 | 1989-01-10 | Kazuo Kigasawa | Soft patch |
US4704282A (en) * | 1984-06-29 | 1987-11-03 | Alza Corporation | Transdermal therapeutic system having improved delivery characteristics |
US4588580B2 (en) * | 1984-07-23 | 1999-02-16 | Alaz Corp | Transdermal administration of fentanyl and device therefor |
US4626539A (en) * | 1984-08-10 | 1986-12-02 | E. I. Dupont De Nemours And Company | Trandermal delivery of opioids |
US4573995A (en) * | 1984-10-09 | 1986-03-04 | Alza Corporation | Transdermal therapeutic systems for the administration of naloxone, naltrexone and nalbuphine |
ATE95430T1 (de) * | 1984-12-22 | 1993-10-15 | Sanol Arznei Schwarz Gmbh | Wirkstoffpflaster. |
JPS61218517A (ja) † | 1985-03-25 | 1986-09-29 | Bio Materiaru Yunibaasu:Kk | 経皮吸収製剤 |
US4645502A (en) * | 1985-05-03 | 1987-02-24 | Alza Corporation | Transdermal delivery of highly ionized fat insoluble drugs |
US4908027A (en) * | 1986-09-12 | 1990-03-13 | Alza Corporation | Subsaturated transdermal therapeutic system having improved release characteristics |
US4863970A (en) † | 1986-11-14 | 1989-09-05 | Theratech, Inc. | Penetration enhancement with binary system of oleic acid, oleins, and oleyl alcohol with lower alcohols |
US4746515A (en) * | 1987-02-26 | 1988-05-24 | Alza Corporation | Skin permeation enhancer compositions using glycerol monolaurate |
US4816258A (en) * | 1987-02-26 | 1989-03-28 | Alza Corporation | Transdermal contraceptive formulations |
US4788062A (en) * | 1987-02-26 | 1988-11-29 | Alza Corporation | Transdermal administration of progesterone, estradiol esters, and mixtures thereof |
JPH0720866B2 (ja) * | 1987-05-15 | 1995-03-08 | 三生製薬株式会社 | エペリゾン又はトルペリゾン或いはそれらの塩類含有経皮適用製剤 |
US4943435A (en) * | 1987-10-05 | 1990-07-24 | Pharmetrix Corporation | Prolonged activity nicotine patch |
US5095054A (en) * | 1988-02-03 | 1992-03-10 | Warner-Lambert Company | Polymer compositions containing destructurized starch |
US5656286A (en) * | 1988-03-04 | 1997-08-12 | Noven Pharmaceuticals, Inc. | Solubility parameter based drug delivery system and method for altering drug saturation concentration |
US4996199A (en) * | 1988-04-08 | 1991-02-26 | Whitby Research, Inc. | Penetration enhancers for transdermal delivery of systemic agents |
US5004610A (en) * | 1988-06-14 | 1991-04-02 | Alza Corporation | Subsaturated nicotine transdermal therapeutic system |
US4973708A (en) * | 1988-10-27 | 1990-11-27 | University Of Kentucky Research Foundation | 3-hydroxy-N-methylpyrrolidone and preparation thereof |
US5032402A (en) * | 1988-10-27 | 1991-07-16 | The University Of Kentucky Research Foundation | 3-hydroxy-N-methylpyrrolidone and use as transdermal enhancer |
ZA899112B (en) * | 1988-12-01 | 1990-08-29 | Schering Corp | Compositions for transdermal delivery of estradiol |
DE3910543A1 (de) * | 1989-04-01 | 1990-10-11 | Lohmann Therapie Syst Lts | Transdermales therapeutisches system mit erhoehtem wirkstofffluss und verfahren zu seiner herstellung |
US5232703A (en) * | 1989-07-21 | 1993-08-03 | Izhak Blank | Estradiol compositions and methods for topical application |
CA2065311C (en) * | 1989-09-08 | 2000-01-11 | Chia-Ming Chiang | Solid matrix system for transdermal drug delivery |
JP2820306B2 (ja) * | 1990-02-27 | 1998-11-05 | 積水化学工業株式会社 | 経皮吸収製剤 |
JP2849937B2 (ja) † | 1990-04-18 | 1999-01-27 | 日東電工株式会社 | 医療用貼付剤 |
US5252588A (en) * | 1990-04-27 | 1993-10-12 | Sekisui Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Percutaneously absorbable crosslinked polyvinylpyrrolidone eperisone or tolperisone preparation |
MY115126A (en) † | 1990-04-27 | 2003-04-30 | Seikisui Chemical Co Ltd | Percutaneously absorbable eperisone or tolperisone preparation. |
JP3191219B2 (ja) * | 1990-12-28 | 2001-07-23 | 三笠製薬株式会社 | 全身性経皮投与製剤 |
PT100973A (pt) * | 1991-10-18 | 1994-06-30 | Alza Corp | Dispositivo e composicoes farmaceuticas para a administracao de melatonina por via transdermica |
US5676968A (en) * | 1991-10-31 | 1997-10-14 | Schering Aktiengesellschaft | Transdermal therapeutic systems with crystallization inhibitors |
DE4210711A1 (de) * | 1991-10-31 | 1993-05-06 | Schering Ag Berlin Und Bergkamen, 1000 Berlin, De | Transdermale therapeutische systeme mit kristallisationsinhibitoren |
CA2132865C (en) * | 1992-05-13 | 2003-12-02 | Eun S. Lee | Transdermal administration of oxybutynin |
FR2699406B1 (fr) * | 1992-12-21 | 1995-03-10 | Commissariat Energie Atomique | Films à base de copolymères, leurs applications dans des systèmes transdermiques et leurs procédés de préparation. |
WO1995009006A1 (en) * | 1993-09-29 | 1995-04-06 | Alza Corporation | Monoglyceride/lactate ester permeation enhancer |
JPH07206710A (ja) * | 1994-01-21 | 1995-08-08 | Nitto Denko Corp | 経皮投薬用テープ製剤 |
-
1994
- 1994-06-24 US US08/564,058 patent/US5919478A/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-06-24 AT AT94923905T patent/ATE149349T1/de not_active IP Right Cessation
- 1994-06-24 EP EP94923905A patent/EP0705097B2/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-06-24 WO PCT/US1994/007267 patent/WO1995001167A2/en active IP Right Grant
- 1994-06-24 DE DE69401945T patent/DE69401945T3/de not_active Expired - Fee Related
- 1994-06-24 JP JP7503596A patent/JPH08512054A/ja active Pending
- 1994-06-24 AU AU73962/94A patent/AU7396294A/en not_active Abandoned
- 1994-06-27 ZA ZA944608A patent/ZA944608B/xx unknown
-
1999
- 1999-04-26 US US09/300,010 patent/US6248348B1/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016504359A (ja) * | 2012-12-28 | 2016-02-12 | テイコク ファーマ ユーエスエー インコーポレーテッド | 持続性ブプレノルフィン経皮送達組成物およびそれの使用方法 |
US11547676B2 (en) | 2012-12-28 | 2023-01-10 | Teikoku Seiyaku Co., Ltd. | Extended buprenorphine transdermal delivery compositions and methods for using the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ZA944608B (en) | 1995-03-24 |
WO1995001167A2 (en) | 1995-01-12 |
EP0705097B2 (en) | 2004-01-14 |
EP0705097A1 (en) | 1996-04-10 |
US5919478A (en) | 1999-07-06 |
DE69401945T3 (de) | 2004-09-02 |
EP0705097B1 (en) | 1997-03-05 |
US6248348B1 (en) | 2001-06-19 |
WO1995001167A3 (en) | 1995-02-16 |
DE69401945D1 (de) | 1997-04-10 |
ATE149349T1 (de) | 1997-03-15 |
AU7396294A (en) | 1995-01-24 |
DE69401945T2 (de) | 1997-06-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH08512054A (ja) | 経皮系におけるポリ−n−ビニルアミドの含有 | |
US5641504A (en) | Skin permeation enhancer compositions using glycerol monolinoleate | |
JP3792252B2 (ja) | オキシブチニンのためのモノグリセリド/乳酸エステル透過促進剤 | |
US6004578A (en) | Permeation enhances for transdermal drug delivery compositions, devices and methods | |
AU666735B2 (en) | Transdermal administration of oxybutynin | |
JP2650710B2 (ja) | スクロースエステルを用いる皮膚透過促進剤組成物 | |
CA1276111C (en) | Transdermal verapamil delivery device | |
US5122383A (en) | Sorbitan esters as skin permeation enhancers | |
US8609134B2 (en) | Methods of transdermally administering an indole serotonin receptor agonist and transdermal compositions for use in the same | |
WO1992020377A1 (en) | Skin permeation enhancer compositions using glycerol monolinoleate | |
US5227169A (en) | Sorbitan esters as skin permeation enhancers | |
AU4369493A (en) | The use of glycerin in moderating transdermal drug delivery | |
EP0555360A1 (en) | Transdermal contraceptive formulations, methods and devices | |
WO2007099966A1 (ja) | 経皮吸収型製剤 | |
EP2563347B1 (en) | Propynylaminoindan transdermal compositions | |
KR100940245B1 (ko) | 경피 약물 전달 시스템에 유용한 비반응성 접착제 | |
EP0378644A1 (en) | Permeation enhancer comprising ethanol and glycerol monooleate | |
JPH06279288A (ja) | パップ剤 | |
IE921615A1 (en) | Skin permeation enhancer compositions using glycerol¹monolinoleate | |
MXPA94004880A (en) | Incorporating poly-n-vinyl amide in a transdermal system | |
WO1999032096A1 (en) | Novel formulations for the transdermal administration of asimadoline |