JPH08510939A - 薬剤投与装置 - Google Patents

薬剤投与装置

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JPH08510939A
JPH08510939A JP7501319A JP50131995A JPH08510939A JP H08510939 A JPH08510939 A JP H08510939A JP 7501319 A JP7501319 A JP 7501319A JP 50131995 A JP50131995 A JP 50131995A JP H08510939 A JPH08510939 A JP H08510939A
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JP7501319A
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ストーン,ロバート
ミッチェル ロケット,リン
ヘルムース リードル,インゴ
アーネスト オレッティー,ジョン
アレクサンダー クリスティー,ジョン
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グラクソ、オーストラリア、プロプライエタリー、リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 プラスチック物質から成る容器(1)の内容物を噴霧する事により薬剤を投与する装置。この装置は一対の部材(23、23’)を含み、その間に容器(1)が支承され、これらの部材(23、23’)は、容器(1)が破裂する程度に圧縮されない第1位置と、部材(23、23’)が容器(1)を破裂させて容器内容物を排出口から排出させるに十分な圧力を加える事のできる第2位置との間を相対的に可動である。

Description

【発明の詳細な説明】 薬剤投与装置 本発明は薬剤投与装置に関するものである。この装置は噴霧作用によって薬剤 を噴出し、特に特定用量の薬剤物質の鼻腔内投与に適している。 薬剤の噴霧投与装置は公知であって、例えば別の医療区域において喘息の治療 のためにエアロゾルキャニスターが使用され、また例えば鼻腔の閉塞を解除する ために薬剤カプセルを使用しその一端を切断しまたは絞って内容物を布または水 の中に注ぎ出す方法が知られている。このようなカプセルはプラスチック材料に よって形成される。また鼻腔噴霧法も広く知られており、これらの方法において は容器が鼻腔の中に配置されて手によって絞られて、内容物をノズルから噴射す る。 国際公開特許第W088/02266は、特に鼻腔内部に噴射するための液状 薬剤の噴射容器を開示している。容器本体は、空気を満たした絞り式チャンバと 、薬剤を満たしたチャンバとを含み、これら2つのチャンバが内部に形成された 一方向弁によって分離されている。キャップを開いて、第1チャンバをユーザの 親指と他の指との間で絞る事によって第2チャンバのオリフィスを通して薬剤を 噴射する事ができる。 英国特願第2255918号は、噴霧される液体を満たしたカートリッジホル ダーを含む投薬装置を開示している。これらのカートリッジが弾発されたプラン ジャの下のスペースの中に送られる。このプランジャを作動するとカートリッジ を圧迫して、内容物をカートリッジの一部を成す噴霧手段を通して噴射する。噴 霧オリフィスをプラスチックフィルムまたはワックスの薄い層によって覆い、こ の薄層が使用時に破断されまたは使用前に除去される。他の構造においては、複 数のカートリッジを装置の中に同時に挿入し、カートリッジのホルダーを必要と しない。 米国特許第4961727号も鼻腔の中に薬剤を投薬する装置を開示している 。この装置は可撓性壁体を有する容器から成り、この容器は、渦室を有する排出 ヘッドと、渦室から容器内部に垂れ下がったディップチューブとを含む。使用す る際に、容器を手で絞って、液体をディップチューブの中に送り、ディップチュ ーブの中を上昇させて渦室の中に送り、鼻腔の中に比較的大きな滴の「泉」とし て排出する。この容器は薬品のカプセルを含み、容器を絞る事によってカプセル が破断されて薬品が容器中の液体と混合される。 本発明は簡単に使用する事ができ、特に鼻腔または気道に対して薬剤を投与す るに適した新規装置を提供する事を目的とする。当業者には明らかなように、鼻 腔または気道に投与される薬剤が有効であるためには、薬剤がその作用部位に容 易に吸収されまたは到達できるような形で投与される必要がある。一般にこのよ うな薬剤は鼻腔に対して液体担体の中に含まれた形で投与され、この薬剤は薬学 的に許容されるビヒクル中の溶液または懸濁液の形を成す。好ましい投与手段は 液体を噴霧として投与するにある。さらに薬剤が使用時まで無菌状態に保持され る事が望ましい。好ましくは特定用量の薬剤物質が鼻腔または気道に対して投与 される。 本発明はその第1アスペクトにおいて、プラスチック材料から成る容器の内容 物を噴霧する事によって薬剤を投与する装置において、前記装置は前記容器をそ の間に支持する一対の部材と排出開口とを含み、ここに前記容器が内部に存在す る時に、前記一対の部材の一方または両方ががこの容器が破裂する程度に圧縮さ れない第1位置と、容器を破裂させてその内容物を前記排出口を通して排出する のに十分な圧力を容器に対して加える事のできる第2位置との間を可動である事 を特徴とする装置を提供する。 本発明は他のアスペクトにおいて、前記の装置と、特定の破断点を有するプラ スチック容器との組立体を提供する。好ましくは前記容器は特定圧で破断する。 容器に対してこれを破断するのに十分な圧力を加える事のできる手段を介して 第1および第2部材が協働する。これらの2つの部材は好ましくは相対的に枢転 する事ができる。 容器は前記第1部材と第2部材との間に保持され、これらの部材がユーザによ って(例えばユーザの手によって)相互に絞られる時に、容器が押圧されて破断 するに至る。破断後に、内容物が排出口を通して排出されるまでこれらの部材が 運動し続ける傾向を示す。2つの部材が相互に枢転する場合には、容器に対して 加えられる力はユーザの力とレバーアームとによって決定される。あるいは、ま たは追加的に、ユーザの力を増幅する手段を装置の中に合体する事ができる。 このような力増幅手段は、一方または両方の可動部材と1つまたは一対の別個 のハンドル部材との間に介在されたカム機構とする。 排出口と可動部材は相互に任意方向に配置する事ができる。望ましくは薬剤排 出方向が可動部材に対してほぼ平行とする。 好ましくはこの装置が、相異なるユーザについて、また単一のユーザが装置を 使用するそれぞれの場合においてユーザの加える力が比較的一定となるように構 成される。例えばこの装置は特定圧が加えられるまで作動を防止する手段、例え ば破断性プラスチックタブを備える事ができる。または、トリガ機構によってバ ネ力を解放する際に容器の支持部材を一緒に押圧するバネ手段を装置の中に備え る事ができる。 排出口は、単に破裂した容器から噴霧をまっすぐに通す簡単な要素とする事が でき、または破断した容器からの噴霧を変形して所望の噴霧パタンを生じるため のさらに複雑な要素とする事ができる。特定の噴霧パタンが望ましいのは、投薬 される薬剤の種類、投薬および作用部位、および薬剤の噴霧される身体の部分に 依存している。 鼻腔の薬剤投与に望ましい噴霧パタンは、比較的大きな滴を含む。また気道に 対する投与が必要な場合には、これより小さい滴が好ましい。適当な噴霧パタン は当業者には明らかであろう。 望ましい噴霧パタンは特に薬剤の容器から排出される速度によって決定され、 この速度は密封容器から生じる圧力に依存し、この圧力そのものは各可動部材に よって容器に加えられる力によって決定される。このような圧力は当業者には明 らかであろう。 本発明においては既知量の薬剤を収容した容器が使用されるという事実は一定 量が確実に投与される事を意味する。さらに、容器に対する押圧作用が単に親指 と他の指との間で実施されるのでなく機械的手段によって実施されるのであるか ら、容器からの排出量が予定され均一である。 容器中の特定の破断点は業界公知の任意適当手段によって与えられる。好まし くは破断点は容器壁体に比較して薄い区域を含む。 「単位量」を排出する単一の容器の使用は無菌性を保持する事ができ、これは 二、三の用途においてはきわめて重要である。装置全体を使い捨てとする事がで き、またはリセット可能型の装置の中に使用するための容器と排出口とを含むユ ニットを供給する事ができる。 本発明の1アスペクトにおいては、本発明の装置を装置用ハウジングおよび投 与される薬剤の少なくとも1つの容器と共に提供する事ができる。好ましくは、 ハウジングは、その中に装置を戻した後に閉鎖されるフタを有する。またハウジ ングは、装置がハウジング中に配置された時にバネ/トリガ機構をリセットする 手段を含む。 容器中の薬剤物質は液状または懸濁液調剤とする事ができる。当業者には明か なように、液状薬剤は本発明の装置によって噴霧として有効に投与するためには 、 比較的低粘度を必要とする。実際上、約1乃至約100センチストークを有する 液状配合物が適当である事が発見された。 本発明の装置は下記の非限定的用途に使用する事ができる。 −系統的または局所的効果を生じる薬剤の鼻腔投与、 −火傷、負傷などの局所的治療のための薬剤の外用、 −局所治療、例えば歯科治療の前または後の口中潰瘍または咽頭部炎症の治療 のための口腔薬剤投与、 −外科手術に際して露出される腹腔またはその他の腔中への薬剤投与、 −気道の他の部分への系統的または局所的効果を有する薬剤の投与。 また本発明は、プラスチック材料から成る容器を破裂させるのに十分な圧力を 加えて容器内容物を排出口を通して排出する事によって薬剤を噴霧する薬剤投与 法を提供する。 以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明するが本発明はこれに限 定されない。 第1図は本発明の投与装置において使用される容器の立面図、 第2図は容器の形成工程において使用される部品の詳細図、 第3図は本発明の投与装置の排出口として使用されるノズルの断面図、 第4a図および第4b図は容器/ノズルユニットの相互に直角の断面図および 立面図、 第5図と第6図は本発明による投薬装置の第1実施態様のそれぞれ容器内容物 排出の前および後の断面図、 第7図および第8図は本発明による投薬装置の第2実施態様のそれぞれ容器内 容物排出の前および後の断面図、 第9図は本発明による投与装置の第3実施態様の分解斜視図、 第10図は本発明による投与装置の第4実施態様の断面図、 第11図は本発明による投与装置の第5実施態様の断面図、 第12図は本発明による投与装置の第6実施態様の断面図、 第13図は第12図の装置のトリガ機構の詳細断面図、 第14a図、第14b図、第15a図および第15b図は第12図の投与装置 の他のトリガ機構の詳細断面図、 第16a図、第16b図、第17a図および第17b図は本発明の投与装置の 第7実施態様の詳細断面図であって、他のトリガ機構および不慮の動作を防止す るための安全機構を示す図、 第18図は第16図および第17図に図示の実施態様の分解斜視図、 第19a図、第19b図、第20a図および第20bは第16図および第17 図と類似の本発明の投与装置の第8実施態様の詳細断面図であるがリセット機構 を示す図、 第21図は第19図と第20図の実施態様の分解斜視図、また 第22図は第19図および第20図に図示の投与装置について使用される搬送 ケースの分解斜視図である。 使用される準備のできた投与装置は3部品、すなわち投薬されるべき物質の容 器、所望治療部位に容器の内容物を送る排出口、および患者が容器を破裂してそ の内容物を排出するために使用されるアクチュエータとから成る。これらの3部 品について下記に説明する。 1.容器 適当な容器の例を第1図に図示する。容器1は丸い中空の本体部分2と、湾曲 した底部3と、テーパネック部分4とから成る。本体部分2の両側と底部3から 実質的に平坦なタブ部分5が延在する。このタブ部分を形成する目的は下記に詳 細に説明する。 容器のネック部分の外端に破断性壁体または膜6が形成されている。この膜6 は、容器の外壁より実質的に薄い厚さを有する容器端面の特定面積によって形成 され、または第1図の拡大細部に図示のように、円形弱化ライン7から成る。 容器の破断性部分に関する重要な点は、容器に対して力が加えられた時にこの 部分が常に容器の他の部分よりも先に破断するように形成されている事である。 容器は「充填密封」成形法によって形成する事ができる。この方法の細部は業 界公知であるが、この方法においては、ビンが上下逆転して成形される。すなわ ち最初にネックと本体部分が成形され、つぎにこの容器に液状の所望の物質を充 填し、最後に底部を一番上に成形して容器の内容物を密封する。 この成形法は実質的に米国特許第4178976および4176153号に記 載され、これらの特許の開示をここに引例とする。 第1図に見られる円形弱化線7は充填ノズルの先端によって成形工程中に形成 する事ができる。この充填ノズルをネック部分4の端壁の中に押し込んで、成形 工程中に厚さの薄いリングを形成する事ができる。つぎにこの充填ノズルを引き 出して通常のようにして容器に充填する。充填が完了した後に、ノズルを完全に 引き出し密封金型を横方向を移動させて容器を密封する。 充填ノズルの先端の形状の一例を第2図に示す。ノズルピン8は円筒形であっ て、約1.5mmの直径を有し、容器に充填するための中心孔を備える。充填精 度を適正に制御するため、この中心孔の直径は代表的には0.5mmまで縮小さ れる。環状リム9は、二重に面取りされて円形の鋭い縁を成す。 前記以外のノズルピンの設計を使用する事ができる。また、容器上の膜の円形 弱化線は充填ノズルとは別個のピンによって形成する事ができよう。この場合ピ ンは明らかに中空である必要はない。 容器を閉鎖する際に形成される底部3と本体部分2との間の接続点は弱化可能 区域である。容器が圧縮された時にネック部分で破断する必要があるから、密封 金型が容器を密封すると同時にタブ部分5を形成する事が好ましい。容器底部の また容器両側にそったタブ部分5aが容器の構造的支持を成し、容器の最弱点が ネック部分の末端となるようにする。 また容器の内容物に関する情報、例えば容器内容物の使用期限を示すためにタ ブの表面を使用する事もできる。 容器の本体部分2の断面は円形または楕円形とする事ができる。ネック部分4 は図示のようにテーパ加工され、または円筒形とする事ができる。容器の壁体の 厚さは0.3乃至0.7mmとする事ができる。破断性膜の弱化線の厚さは0. 05乃至0.2mmとする事ができよう。容器の容積は0.05乃至2.0ml 、好ましくは0.1乃至は1.0mlとする事ができよう。鼻内投与の場合、こ の容積は好ましくは0.1乃至0.15mlとする。 容器は任意適当なプラスチック材料、例えばLDPE(低密度ポリエチレン) から成形する事ができる。 明らかに容器はアクチュエータ(その例を下記に説明する)によって容器の中 に容易に発生する圧力レベルで破裂しなければならない。さらに、またこの圧力 は、容器内容物をアクチュエータから排出口を通して排出できるほどに高くなけ ればならない。約10乃至約100Kgf、例えば約15乃至約60Kgf、例 えば約15乃至約60Kgf、特に約15乃至35Kgfの容器に対して加えら れる力が鼻腔投与のために薬剤の所望の速度および噴霧パタンを形成するのに十 分である事が発見された。 2.排出口 さきに述べたように、排出口は、容器の破裂に際して所望の投与点まで容器内 容物を送る開放チャンネルとし、または内容物が容器から押出される際に内容物 の流れを変形するノズル装置とする事ができる。一般的に言って、高粘度の溶液 が容器中にあれば、この溶液を開放チャンネルにそって排出する必要があるが、 一般に低粘度液体の流れを制御する事が望ましい。容器中の物質が鼻腔または気 道に投与される場合には、低粘度液体の流れを制御する事が特に重要である。効 率的な投与のためには、特定の噴霧パタンと特定の粒径が望ましい。鼻腔投与の ための好ましい粒径範囲は10乃至50μmである。気道に投与する場合に好ま しい粒径は10μm以下である。 適当なノズルの例を第3図に示す。このノズルは国際特願第W092/019 19号に実質的に記載されている。このノズルは、ノズル孔を通る流体流の方向 を旋回チャンバによって変更して全体として同心的な流体流を生じるにある。 ノズル10は本体11と、エンドキャップ12と、ノズルプラグ13とを含む 。本体11は流れ分割チャンネル14を有する。エンドキャップ12の内周リッ プ15が本体11を密封する。キャップ12は軸方向に配置された排出オリフィ ス16を有し、このオリフィスの背後に旋回チャンバ17が配置される。この構 造18は、排出流がチャンバ軸線に対して同心となるために流体を旋回チャンバ 17の中に送るように作用する。ノズルプラグ13はスピゴット19を有する。 第3図に図示のノズルは小さな渦噴霧チャンバ効果を生じるので、流体が円形旋 回チャンバ17の中に圧下押し込まれ、このようにして流れが軸線に対して同心 となる。噴霧は中心排出口16から出る。 噴霧ノズル本体11は内側テーパシート20を形成され、このテーパシートは 前述の容器のネック部分のサイズに対応する。漏れが生じないように容器とノズ ルとの間に液密連接の生じる事が重要である。これにより、容器から押出された 内容物全部がノズルに対して効率的に送られる。 容器1をノズル10に対して押しばめする事ができ、またはネジばめ(図示さ れず)する事ができる。 また、ノズルに対する容器内容物の転送に際して大きな圧力降下が生じないよ うに、また図示のノズル中に容器内容物を効率的に反復転送するため、容器とノ ズルの間のスペア容積を最小限に成す事が望ましい。図示のノズルにおいて見ら れるように、容器はノズルの排出チャンネル14と直接に連通するようにネック 末端部分で嵌合されている。 投与装置全体が使い捨てユニットであって一回操作後に廃棄されるのであれば 、ノズルがアクチュエータの一体部分を成す事ができる(後述)のは明かである 。他方、アクチュエータが再利用型ならば、アクチュエータ装置の中に装入され る容器/ノズル結合ユニットがユーザに供給される。 結合型容器/ノズルユニットの他の例は第4a図および第4b図に図示されて いる。このユニットにおいて、エンドキャップ12が本体11を包囲し下方に延 在して、ショルダ12Bの下に一対の平行な平坦な脚12Aを形成している。各 脚12Aの側面に長手方溝穴12Cが形成されている。 容器1は、脚12Aを開き容器側面を溝穴12Cの中に挿入する事によってキ ャップ12の中に嵌合させる事ができる。このようにして、容器は脚12Aの間 において両側からアクセスされる。 容器/ノズルユニットは下記に記載の、特に第11図乃至第21図に図示のア クチュエータと共に使用する事ができる。このユニットが使い捨て用のアクチュ エータの中に嵌合される場合には離脱できないが、再利用型のアクチュエータの 場合には、ユニットは着脱自在であって、新しいユニットをアクチュエータに嵌 合させる事ができる。 3.アクチュエータ アクチュエータの機能は、容器を圧縮して破裂させその内容物をアクチュエー タに取付けられた排出チャンネルまたはノズルを通して排出する事のできる位置 に容器を支承するにある。容器を第1部材上に支承し第2部材を容器の方に移動 させて容器を圧縮する事ができ、あるいは容器を2部材間に支承し、各部材が相 互の方に容器に向かって移動して容器を圧縮する事ができる。容器を圧縮するた めに1つの可動部材を備えた型と2つの可動部材を備えた型の2種類のアクチュ エータがあると考える事ができ、いずれにせよ2部材がそれぞれ他方の部材に対 して可動である。 下記のアクチュエータは2様に分類する事ができる。第1に、アクチュエータ が純粋に手動型であり、またはある種の一体的エネルギー貯蔵、特にバネによっ て作動される。後者の型はいわゆる「貯蔵エネルギー」型装置である。第2に、 アクチュエータが使い捨て型、すなわち一回使用後に廃棄されるか、または再利 用型であって、使用後に新しい容器および/または容器/ノズルユニットが挿入 される。 第5図乃至第9図のアクチュエータは手動装置である。第10図乃至第21図 のアクチュエータは貯蔵エネルギー型である。第5図乃至第8図、第10図およ び第14図乃至第18図は使い捨てアクチュエータである。第9図、第11図、 第12図および第19図乃至第21図のアクチュエータは再利用型である。それ ぞれの型のアクチュエータのフィーチャを下記に詳細に説明する。 第5図および第6図に図示のアクチュエータはヘッド部分21を含み、このヘ ッド部分は実質的に立面において円形であり、この円形の上部の一部が除去され 、この除去された部分にノズル部分が形成される。前述のノズル10はこれらの 第5図と第6図には詳細に図示されていない。 ヘッド部分21は中空であって、この中空部分の中に一対の可動部材23、2 3’が配置され、これらの可動部材の間に容器1が支承されている。可動部材2 3、23’は一対のジョーを成し、各可動部材はノズル部分22から離れた点2 4、24’において枢着され、これらの2つの枢着点24、24’は相互に隣接 している。2つのジョー部材がそれぞれ別個の枢着点を有する必要はなく、共通 の枢着点を有する事ができる。 ヘッド部分のキャビテイは一対のジョー部材の両側にショルダ25、25’を 有するので、ヘッド部分21の内側面と各ジョーの外側面26、26’との間に 間隙が画成される。 各間隙に隣接したヘッド部分21の外壁には溝穴27、27’が形成され、各 溝穴はジョー部材23、23’の面に対して実質的に直角方向に延在する。各間 隙の中にアーム29、29’のヘッド28,28’が嵌合され、これらのアーム がヘッド部分21の下部の開口30を通して延在して、ユーザの掴むハンドル手 段を成す。従って、アーム対29、29’は、一対のプライヤーなどのように絞 る事のできるハンドルを成す。 各アームのヘッド28、28’はそれぞれ出張31、31’を有し、各出張が ヘッド部分の対応の溝穴27、27’の中に嵌合する。このようにして溝穴の中 に入った出張は各アーム29、29’の枢着点を成すと同時に、アームヘッド2 8、28’のある程度の横方向運動を可能にする。 各アームのそれぞれのヘッドはノーズ部分32、32’を有し、各ノーズ部分 が対応のジョー部材の傾斜面33、33’の下方に位置する。ノーズ32、32 ’と反対側のヘッド部分34、34’がアクチュエータのヘッド部分21のキャ ビテイのショルダ25、25’に当接する。両方のアームが相互に押圧される時 、アームヘッド28、28’が溝穴27、27’の中で回転し、アームヘッドの ノーズ32、32’がジョー部材の傾斜面33、33’にそって移動する事は明 らかである。第6図に示すアームの第2位置において、出張31、31’からジ ョー部材23、23’の内側面までの間隔は第5図に図示の第1位置よりもはる かに大である。これはアーム29、29’のヘッド28、28’が第2位置にお いてノーズ32、32’の長さを隔ててジョー部材23、23’に接触し、また ノーズ32、32’がジョー部材23、23’の最大幅の点近くでこれらのジョ ー 部材と接触するからである。このようにしてアームを閉鎖する際にジョー部材が 相互に押圧される。 また、キャビテイのショルダ25、25’が傾斜面を有し、アームヘッド28 、28’の部分34、34’がノーズ32、32’と同様に形成されているので 、アームヘッドの回転に際して、これらの部分34、34’がショルダ25、2 5’の傾斜面にそって移動するに従って、アームヘッド28、28’が内側に押 圧され、出張31、31’が溝穴27、27’にそって移動する。 アームが相互の方に枢転するに従ってジョー部材を比較的高い自由度をもって 相互に絞るようにアーム29、29’とジョー部材23、23’との間に前記以 外のカム構造を使用できる事を注意しよう。 第5図と第6図に図示のアクチュエータ装置を使用するため、充填された容器 または充填された容器1とノズル10との組立体が開いたジョー部材の間に挿入 される。つぎにアーム部材を第6図に示す位置まで相互に絞る事によって、ジョ ー部材を相互に絞り、容器を圧縮し、破裂させ、容器の内容物を排出口またはノ ズルから排出させる。 アーム部材がジョー部材を通してでなくそれ自体で直接に容器に対して作用で きる事は理解されよう。しかし、この実施態様の中間ジョー部材を使用する事に よって容器の破裂をより良く制御できるものと思われる。 第7図と第8図に図示のアクチュエータの第2実施態様は、単一の可動ジョー 部材43と単一のアーム部材49を有する事以外は、前記の第1実施態様と類似 である。この場合、容器1は、アクチュエータのヘッド部分41のキャビテイの 内側壁体45と一方のジョー部材43の面との間に支持される。ジョー部材43 が枢着点44回りに枢転する。単一の可動アーム49がヘッド部分41のキャビ テイから出て、アーム49のヘッド48上の出張51がアクチュエータの細長い 溝穴47の中に嵌合させられる。 第1実施態様と同様に、アーム49のヘッド48のノーズ52がジョー部材4 3の傾斜面53に当接し、またアームヘッドの反対側部分54がアクチュエータ のヘッド部分のキャビテイの内側傾斜ショルダ55に当接する。 容器を支持したアクチュエータ側面が延長されてハンドル部分56を成す。ア ーム49とハンドル部分56とを一緒に押圧する際にアームヘッド48が溝穴4 7の中を枢転し、ノーズ52と反対側部分54とがそれぞれ傾斜面53、55に そって移動し、ジョー部材43がキャビテイの内側面45に向かって押圧されて 、容器1を圧縮する。各部材の閉鎖位置を第8図に示す。 第9図に分解図で示すアクチュエータは容器1、エンドキャップ12、プラグ 13およびノズル本体11と共に図示されている。 アクチュエータは一対の部材61、61’を含み、これらの部材が相互に枢着 され、ヒンジ軸線62において一対のプライヤーまたはハサミのように相互に交 差している。各可動部材はヘッド部分63、63’とアーム部分64、64’と から成る。従って、アーム部分64、64’を相互に絞る場合、ヘッド部分63 、63’も相互に絞られる。 これらの可動部材61、61’はカバー65の中に嵌合され、このカバーの半 体が図示されている。これらのアームを相互に閉鎖する時、このカバーの円形出 張66がアーム64、64’の内側面の対応の半円形凹部67の中に配置される 。 このカバー半体の上に一対の可動部材を取り付けた後に、容器1とノズル10 から成る組立体をヘッド部分63、63’の間に挿入し、ノズル10がカバーか ら延在するようにする。つぎにカバーの他の半体を取り付けて、完全な作動装置 を形成する。 カバー65はその両側に切り出し部分68、68’を備えるので、カバーの中 にアーム部分64、64’を取り付けた場合にこれらのアームの末端を保持する 事ができる。 この装置を使用するためには、アーム部分64、64’を単に相互に押圧すれ ば、ヘッド部分63、63’が相互に押圧されて容器1を破裂させ、内容物がノ ズル10を通して排出される。 そこで、使用された容器/ノズルユニットを取り外して破棄する。アクチュエ ータを再び使用するために、新しい容器/ノズルユニットを挿入する。第10図 に図示のアクチュエータの第4実施態様は、カム面を介在して一対のジョー部材 に作用する2つの可動アームを有する点において第1実施態様と類似である。し かしこの実施態様は、アームを相互に締め付ける力が手動ではなくバネによって 与えられる点が前記の各実施態様と相違する。 アーム部材89、89’のヘッド88、88’とジョー部材83、83’は第 5図および第6図に図示の第1実施態様のものと実質的に同様であるのでここで は説明しない。各アーム89、89’の末端に、それぞれレッジ90、90’が 配置され、これらのレッジはそれぞれC形バネ91の一端のシートを成す。バネ 91は緊張していて、アーム89、89’を相互の方に押圧する。 第10図に図示の実施態様においてアーム89、89’はキャッチ(図示され ず)によって分離位置に保持されている。トリガ(図示されず)を押す事によっ てこのキャッチが解除される。キャッチを解除すると、バネ91がアーム89、 89’を相互に押圧する事により、そのヘッド88、88’を回転させ、ジョー 部材83、83’を相互に近接させて容器を破裂させる。 アーム89、89’はユーザが手動する必要がないので、これらのアームはア クチュエータ本体の中に隠す事ができる。使い捨てアクチュエータの場合、この バネは装置の製造に際して緊張させられ、1度だけ解除される。その解除後にア クチュエータは捨てられる。 手動ではなくバネ力によって動かされるアームの利点は、すべてのユーザにつ いて容器に加えられる力が実質的に一定な事である。これは、容器から出る噴霧 パタンが一定である事を意味し、これは薬剤の投与を改善する。 第11図のアクチュエータもアームを動かすためにバネ力を使用するが、この 実施態様においてアームは相互の方に動かされるのでなく、相互に離間される。 アーム109、109’の間に捻りバネ111が配置され、このバネの両端が捻 りバー112、112’として延在し、一方の捻りバーが一方のアーム109に 固着され、他方の捻りバーが他方のアーム109’に固着されている。これらの アームはキャッチ(図示されず)によって相互に隣接した位置に保持される。こ のキャッチを解除するとバネ111がアームを相互に離間させる事によって、ジ ョー部材103、103’を閉鎖させて容器1を破裂させる。 アームが相互に近づけられるのでなく離間されるのであるから、これらのアー ムのヘッド108、108’は前記の実施態様と逆の方向に回転させられる。従 ってヘッド108、108’、ジョー部材103、103’およびアクチュエー タ本体の間の協働面の構造もこれに従って相違する。 第12図のアクチュエータも捻りバネを使用するが、この実施態様においては バネ131はアクチュエータ本体の側面と一方のアーム129、129’との間 に取り付けられ、これらのアームが相互にクリップ144によって連接されてい る。アームの相互連結はアクチュエータのサイズを最小限にする事ができる。 アーム129、129’が相互に連結されているので、ヘッド128、128 ’はこれらのアームが動く時に同一方向に回転する。従って前記の実施態様と異 なり、協働面の構造は容器1に対して対称的でない。第12図の左側ヘッド12 8のノーズ132は、ジョー部材123の上方外側に傾斜した面133の下に配 置される。またヘッド128の後部134がアクチュエータ本体の内側下方に傾 斜した面125の上に配置されている。この構造は第5図および第10図の構造 と類似である。 これに対して第12図の右側のヘッド128’のノーズ132’はジョー部材 123’の下方外側に傾斜した面133’の上に位置し、またヘッド128’の 後部134’はアクチュエータ内部の上方内側に傾斜した面125’に当接して いる。この構造は第11図の構造と類似である。 この構造の場合、アーム129、129’の枢着点は浮動し、ジョー部材の面 133、133’とアクチュエータ本体の面125、125’によってヘッド1 28、128’に加えられる力によってのみ制御される。従ってアーム129、 129’の枢着点を画成するために、前記の実施態様の出張および溝穴を必要と しない。 バネ131を解除すると、アーム129、129’が共に右方に移動し、ヘッ ド128、128’が共に逆時計方向に回転しそれぞれ一方のジョー部材123 または123’を内側に押圧して容器を破裂させる。 この場合、第12図のアクチュエータが再利用型である事を注意しよう。その ために、第4a図および第4b図に図示のような容器/ノズルユニットのストッ クがユーザに供給される。1回の作動後に、このユニットがアクチュエータから 押出され、新しいユニットが押し込まれる。ジョー部材123、123’が脚1 2Aの間の間隙に滑り込んで容器1に当接する事は理解されよう。 第13図は第12図のアクチュエータのバネを解除するトリガ機構を示す。L 形キャッチ部材160がアクチュエータ本体の中に配置され、その一方の脚が本 体の内側面に当接し、他方の脚162が本体の中央まで延在しまたこの脚162 はアーム129’の末端のリップ164を受けるためのアパチュア163を有す る。キャッチ部材160は弾性材料で形成する事ができ、または枢転可能とする 事ができる。 トリガ部材165は、アクチュエータの本体のキャッチ部材160と反対側面 の軸線116回りに枢転する。このトリガ165は一対の相互に平行な三角形板 から成り、これらの板の間にアーム129、129’の入る間隙が形成される。 各三角形板の1つの隅部167がキャッチ部材160の上に載置される。トリガ 165の各板はウエブ168によって相互に連結され、このウエブは押しボタン を成し、アクチュエータ本体の側面のアパチュア169の中に配置される。ボタ ン168を押すと、トリガ165が下方に枢転し、キャッチ部材160を下降さ せて、アーム129、129’を解除する。 アクチュエータ装置を再利用型とするため、バネをリセットする機構を備えな ければならない。第12図の実施態様の場合、これは、アクチュエータ本体の底 部のアパチュアと協働するリセットボスまたはスパイクによって実施する事がで きよう。所望ならばこのリセットスパイクはアクチュエータの搬送ケースの底部 に備える事ができよう。このリセットスパイクを押すと、アクチュエータの中に 上昇して、アーム129’がキャッチ部材160と係合するまで(第13図)ア ーム129、129’を左側に押す。このようなリセットスパイクについては第 19図乃至第21図においてさらに詳細に説明されている。 第14図と第15図は第12図に図示のものと類似のアクチュエータの他のト リガ機構を示す。第14a図と第15a図はそれぞれリセット状態と解除位置に あるバネを示す断面図であり、第14b図と第15b図は第14a図および第1 5a図に対して直角に見た断面図であって、同じくバネのリセット状態と解除状 態とを示す。 キャッチ部材180はアクチュエータ本体上に181において枢着され、フッ ク部分182を有し、このフック部分の中にバネ131の一端が嵌合されている 。キャッチ180はアパチュア183を有し、このアパチュアの中にアーム12 9’の末端が配置される。アパチュア中のアーム129’の末端の表面の傾斜角 度の故に、キャッチ180が下方に移動できる場合にはアーム129、129’ がバネ力によって直ちに解除される事を注意しよう。 第14b図から明かなように、キャッチ180はアーム129’が滑りストッ パ184によって拘束される位置に保持されている。ストッパ184上の段部1 85がアパチュア183を包囲するキャッチ180の部分の下に係合している。 ストッパ184が第14b図において右側に移動させられると、キャッチ180 がフック部分182とアーム129、129’に作用するバネ力によって下方に 押圧され、アパチュア183が段部185の上に嵌入される。 また第14b図はアクチュエータの側面に取付けられたトリガ板186を示し 、このトリガ板186の上端はアクチュエータ本体に枢着され、その下端が滑り ストッパ184と係合している。従ってトリガ板186を押すとアーム129、 129’が解除されて、ジョー部材123、123’が閉鎖され容器が破裂する 。 解除されたキャッチ部材180とアームの位置が第15a図および第15b図 に図示されている。 第16図、第17図および第18図は第14図および第15図と類似のアクチ ュエータを示すが、トリガ機構が相違する。第16a図と第17a図はそれぞれ バネがリセットされた状態と解除された状態を示す断面図であり、また第16b 図と第17b図はそれぞれ第16a図と第17a図に対して直角に見た断面図で あって、この場合にもそれぞれバネがリセットされた状態と解除された状態を示 す。第18図はアクチュエータの全部品の分解斜視図である。 第16図、第17図および第18図のアクチュエータにおいて、トリガ板は装 置の側面ではなく正面にある。さらに、不慮の作動が生じないように安全機構が 備えられている。 第16a図と第16b図において見られるように、アーム129’の末端がキ ャッチ部材200の段部202の背後に係合している。キャッチ部材200はア クチュエータ上に201において枢着され、ブロック203が滑りストッパ20 4と係合する事により下降運動を防止されている。滑りストッパはアーム129 、129’の移動面に対して直角に延在し、またこのストッパが第16b図およ び 第17b図において右側に移動させられる時にブロック203を受ける事のでき るサイズの凹部207を形成されている。 滑りストッパ204はアクチュエータ正面のトリガ板206によって当接され る。トリガ板は、装置の成形に際してアクチュエータの正面に実質的にU形の破 断線とU形の頂点を結ぶ薄い線206’とを備える事によって形成される。 滑りストッパ204の不慮の運動は、アクチュエータ本体の底部に嵌入された 安全ラッチ209によって防止される。ラッチ209の一端210がこの底部に 固定的に保持されているのに対して、他端211は着脱自在に底部によって保持 されている。この安全ラッチは弾性部材から成り、その一端の他端に対する曲げ を生じる。ラッチ209の第2端部211はリップ212を有し、このリップが アクチュエータの縁から外側に延在して、これをユーザがつかむ事ができる。 第16b図に図示のように、安全ラッチ209が滑りストッパ204の凹部2 07の中に係合してその運動を防止する。ユーザが装置を作動しようとする場合 、リップ212を押し下げて、安全ラッチの末端211を解除し、ラッチを滑り ストッパ204と係合から離脱させる。 そこでトリガ板20を押すと、このトリガは薄い線206’回りに少し枢転し 、ストッパ204を第16b図と第17b図において右側に、すなわち装置後方 に押す。そこで、キャッチ部材200がバネ131の作用で、アーム129、1 29’を介して下方に押され、アーム129’と段部202との係合を解除し、 従って前述のように容器が圧縮され破裂される。 アーム129、129および安全ラッチ209の解除状態が第17a図および 第17b図に図示されている。 アクチュエータの製造のためには、第18図に図示のようにハウジング215 の中にスリーブ状に嵌合するシャシ部材214を含む事が望ましい事が発見され た。シャシ部材214を使用する事により、各部品の成形が容易になり相互に 「スナップ嵌合」させやすくなる。またシャシはアームヘッド128、128’ が当接させられる内部傾斜面を成す。 第19図、第20図および第21図は第16図、第17図および第18図と類 似のアクチュエータを示す。第19a図、第19b図、第20a図、第20b図 および第21図はそれぞれ第16a図、第16b図、第17a図、第17b図、 第17a図、第17b図および第18図に対応する。 第19図、第20図および第21図の対応部分は第16図、第17図および第 18図と同一の参照数字で示す。 第19図、第20図および第21図と第16図、第17図および第18図との 主な相違点は第19図、第20図および第21図のアクチュエータが再利用型で ある事にある。すなわち、第21図に図示の容器/ノズルユニットが交換可能で あり、またバネ131とアーム129、129’との組立体をリセットする事が できる。さらに、容器/ノズルユニットがアクチュエータの中に挿入された時に 、ジョー部材123(第21図)が容器に対して約1kgfの力を加える。言い 替えれば、容器がアクチュエータの中で予圧縮されている。これはジョー部材の 運動必要量を低減させ、従って装置全体のサイズを低減させる。 2アクチュエータ間の他の相違点は第19図、第20図および第21図のアク チュエータが第16図、第17図および第18図の安全ラッチを含まない事にあ るが、不慮の作動を防止するため対応の安全キャッチを備える事ができる。図示 のように、アーム129’はキャッチ部材200の段部202によってリセット 状態に保持されている。ストッパ204の段部208はアクチュエータ正面のト リガ板206によって当接されている。トリガ板206は第19a図と第20a 図において破線で図示されている。滑りストッパ204は、これをトリガ板20 6の内向き運動に対抗して第19b図と第20b図において右側に弾発する一体 的バネ作用を有する。キャッチ部材200は2つの別個の平行な脚213を備え 、 一体的バネ作用がこのキャッチ部材200を上方にアーム129’の係合区域に 向かって弾発する。 アクチュエータ本体の底部に、滑りストッパ204の位置に隣接してまた2本 の平行脚213の間隙と整列してアパチュア220が形成されている。このアパ チュア220には第19a図および第20a図に図示のようにリセット用スパイ ク221を挿入する事ができる。第19a図はスパイク221の完全に導入され た状態を示す。スパイク221は、アーム129’の側面に当接する傾斜面22 2を有する。解除されたアクチュエータをスパイク221の斜面222によって 押圧する事により、アーム129’が脚213の上に乗ってキャッチ部材200 を押し下げ、同時にアーム129、129’が第20a図に図示の位置から、キ ャッチ部材200と滑りストッパ204が第19a図の位置、すなわちアーム1 29’が被覆部材200の段部202の背後に係合する位置に跳ね返るまでまで 移動させられる。 トリガプレート206を押す事によるアーム129、129’の解除は第16 図および第17図について述べたのと同様である。 アームが解除され容器が破裂すると、バネ131とアーム129、129’を リセットして容器壁体に対して最小限のジョー力が加えられるまでは、容器/ノ ズルユニットを交換する事ができない。 第21図に図示のように、シャシ部材214の溝穴218の中に嵌合したノズ ル脚の基部のレッジ217によって容器/ノズルユニット216が固定される。 シャシ部材214とハウジング215との間にノズルシャットル219が備えら れ、このシャットルが溝穴218と協働する当接面を提供する。ノズルシャット ル219はハウジング215中の孔220を通してアクセスする事ができる。レ ッジ217を溝穴218から離脱させるため、孔220を通してノズルシャット ル219を押す。ノズルシャットル219の当接面が溝穴218の中に移動し、 ノズル脚を押すので、レッジ217が溝穴218から離脱して容器/ノズルユニ ット216を手で除去する事ができる。 第22図はアクチュエータ搬送ケースの分解斜視図である。組立てられた状態 において、ウィング301がリセットスパイク成形物302の上にスナップ嵌合 され、このスパイク成形物そのものがベース303の中にスナップ嵌合される。 フタ304がピボットピン305によって、リセットスパイク成形物上の枢転軸 線に対して取付けられる。 この搬送ケースは第19図、第20図および第21図に図示のリセット型アク チュエータの便利な貯蔵システムである。アクチュエータは、リセットスパイク 221の配置されるピボットに隣接した成形物区域の中に、ノズルなしで貯蔵す る事ができる。このケースの残余スペースが容器/ノズルユニットを貯蔵するた めに使用される。 またこの搬送ケースはアクチュエータのリセット手段として作用する。そのた めには、アクチュエータをピボットに隣接した成形物区域の中に配置する。この 場合、アクチュエータが搬送ケースのスパイク221の上に載置され、このスパ イクが第20a図に図示のように部分的に挿入される。そこでフタ304を降ろ すと、このフタがアクチュエータをスパイク221に対して押し下げて装置をリ セットする。アクチュエータが完全にリセットされた時、搬送ケースフタ304 がほとんど完全に閉鎖される。リセットされたアクチュエータがなお搬送ケース の中にある時、ウィング301の内側面がノズル解除シャットル219と整列し ている。そこで、搬送ケースのフタ304を開きウィング301を押し下げる事 によって、容器/ノズルユニット216を取り出す事ができる。ウィング301 の内側面がノズル解除シャットル219に当接して前述のように容器/ノズルユ ニットを取り出す事ができる。ノズルが取り出された時、アクチュエータを内部 に配置したまま搬送ケースを完全に閉じればよい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ ,LK,LU,LV,MD,MG,MN,MW,NL, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S I,SK,TJ,TT,UA,US,UZ,VN (72)発明者 リードル,インゴ ヘルムース オーストラリア連邦ビクトリア州、ザ、パ ッチ、13 (72)発明者 オレッティー,ジョン アーネスト オーストラリア連邦ビクトリア州、ドンカ スター、ヘイントン、アベニュ、25 (72)発明者 クリスティー,ジョン アレクサンダー オーストラリア連邦ビクトリア州、ワンデ ィン、クィーンズ、ロード、ロット、1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. プラスチック材料から成る容器の内容物を噴霧する事によって薬剤を投 与する装置において、 前記装置は前記容器をその間に支持する一対の部材と排出開口とを備え、 前記容器が内部に存在する時に、前記一対の部材の一方または両方ががこの容 器が破裂させる程度に圧縮されない第1位置と、容器を破裂させてその内容物を 前記排出口を通して排出するのに十分な圧力を容器に対して加える事のできる第 2位置との間を可動である事を特徴とする装置。 2. 前記2つの部材は相対的に枢転可能である事を特徴とする請求項1に記 載の装置。 3. 噴霧される薬剤を収容するプラスチック容器を含む事を特徴とする請求 項1または2のいずれかに記載の装置。 4. 前記プラスチック容器は特定の破断点を有する事を特徴とする請求項3 に記載の装置。 5. 前記特定の破断点は、容器壁体の他の部分より実質的に薄い厚さを有す る容器区域によって画成される事を特徴とする請求項4に記載の装置。 6. 前記特定の破断点は弱化点または弱化線によって画成される事を特徴と する請求項4または5のいずれかに記載の装置。 7. 容器はその内容物が特定圧に達した時に破断する事を特徴とする請求項 4乃至6のいずれかに記載の装置。 8. 排出口は装置外部への噴射チャンネルを成す事を特徴とする請求項1乃 至7のいずれかに記載の装置。 9. 前記排出口は噴霧ノズルである事を特徴とする請求項8に記載の装置。 10. 前記排出口は容器と一体的に組み立てられる事を特徴とする請求項8 または9のいずれかに記載の装置。 11. 前記一対の部材の一方または両方が1つのまたは一対のハンドル部材 によって動かされる事を特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の装置。 12. 一方または両方の可動部材と一方または両方のハンドル部材の間に、 一方または両方のハンドル部材に加えられる力を増幅する手段が介在させられる 事を特徴とする請求項11に記載の装置。 13. 一方または両方の可動部材と一方または両方のハンドル部材との間に カム機構が介在する事を特徴とする請求項12に記載の装置。 14. 一方または両方のハンドル部材がユーザの手によって絞られるように 成されている事を特徴とする請求項11乃至13のいずれかに記載の装置。 15. バネ/トリガ機構が容器支持部材に対して連接され、トリガ機構によ りバネ力を解放した際にこれらの容器支持部材が相互に弾発されるように成され た事を特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の装置。 16. 装置の作動後にバネ/トリガ機構をリセットし容器を再配置する事を 特徴とする請求項15に記載の装置。 17. 前記薬剤は、インフルエンザ、偏頭通、呼吸器疾患またはアレルギー 性鼻炎の治療剤である事を特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の装置 。 18. 薬剤物質は4−Guanidino−Neu5Ac2enである事を 特徴とする請求項17に記載の装置。 19. 薬剤はスマトリプタンである事を特徴とする請求項17に記載の装置 。 20. 請求項16による装置と、装置用ハウジングと、投与される薬剤の少 なくとも1つの容器との組立体。 21. ハウジングはフタを有し、装置がハウジングに戻された後に前記フタ が閉じられる事を特徴とする請求項20に記載の組立体。 22. 前記ハウジングは装置がハウジングの中に配置されている時に前記バ ネ/トリガ機構をリセットする手段を含む事を特徴とする請求項20または21 に記載の組立体。 23. プラスチック材料から成る容器を破裂させその内容物を排出口を通し て排出するのに十分な圧力を加える事によって容器内容物を噴霧する事より薬剤 を投与する方法。 24. 前記プラスチック容器は特定の破断点を有する事を特徴とする請求項 23に記載の方法。 25. 前記特定の破断点は容器液体の他の部分より実質的に薄い容器区域に よって画成される事を特徴とする請求項24に記載の方法。 26. 特定の破断点は弱化点または弱化線によって画成される事を特徴とす る請求項24または25に記載の方法。 27. 容器内容物が特定の圧力に達した時に容器が破断する事を特徴とする 請求項24乃至26のいずれかに記載の方法。 28. 請求項1乃至22のいずれかによる装置によって圧力を容器に加える 事を特徴とする請求項23乃至27のいずれかに記載の方法。 29. 本明細書において実質的に説明し付図のいずれかに図示した装置。
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