JPH08510780A - 酸素と使用されたペルオキシ酸活性剤を含む漂白コンパウンド - Google Patents

酸素と使用されたペルオキシ酸活性剤を含む漂白コンパウンド

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JPH08510780A JP7500721A JP50072195A JPH08510780A JP H08510780 A JPH08510780 A JP H08510780A JP 7500721 A JP7500721 A JP 7500721A JP 50072195 A JP50072195 A JP 50072195A JP H08510780 A JPH08510780 A JP H08510780A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、通常の洗剤成分、1種以上の漂白活性剤を有する漂白系、および1種以上の洗剤酵素を含む洗濯洗剤組成物に関する。好ましい漂白活性剤は、アミド誘導漂白活性剤および/またはN−アシルカプロラクタム漂白活性剤である。また、本発明は、洗剤組成物の使用法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 酵素と使用されたペルオキシ酸活性剤を含む漂白コンパウンド 技術分野 本発明は、1種以上の洗剤酵素および1種以上の漂白活性剤を有する漂白系を 使用する洗濯洗剤および方法に関する。 背景技術 各種の洗剤酵素は、布帛からの或るしみの除去を助長するために洗濯洗剤にお いて以前から常用されてきた。これらのしみは、典型的には、脂質およびタンパ ク質汚れと関連づけられる。しかしながら、酵素は、他の種類の汚れおよびしみ に対しては余り有効ではないことが証明されている。 また、過酸素漂白剤が布帛からのしみおよび/または汚れ除去に有効であるが 、このような漂白剤が温度依存性であることは以前から既知であった。洗濯液温 度60℃においては、過酸素漂白剤は、部分的にだけ有効である。洗濯液温度が 60℃未満に下がると、過酸素漂白剤は、比較的有効ではなくなる。その結果、 過酸素漂白剤を60℃未満の洗濯液温度で有効にさせる活性剤を含有する漂白系 を開発するためのかなりの量の工業的研究がなされている。 多数の物質は、有効な漂白活性剤として技術上開示されてきた。1つの広く使 用されている活性剤は、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)である。 TAEDは、特に飲料しみ上で有効な親水性クリーニングを与えるが、黒ずんだ 黄色のしみ、例えば、体油から生ずるもの上で限定された性能を有する。幸いに も、別の種類の活性剤、例えば、ノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NO BS)および一般に長鎖アルキル部分を含む他の活性剤は、性状が疎水性であり 且つ黒ずんだしみ上に優秀な性能を与える。 酵素と親水性または疎水性のいずれかの漂白活性剤または両方との組み合わせ は、大抵の種類の汚れ及び染みに対して効果を発揮する有効な「オールラウンド 」洗剤組成物を与えるらしい。しかしながら、このようなオールラウンドクリー ニング組成物の開発の妨げは、今までに開発された疎水性漂白活性剤の多くが或 る洗濯機で使用する天然ゴム部品の損傷を促進することがあるという発見であっ た。この洗濯機部品に対する悪影響のため、このような洗剤添加漂白系の選択は 、限定されている。このことは、欧州の洗剤/漂白剤の場合に特に真実である。 その理由は、欧州で生産されている多くの洗濯機が天然ゴム製の排水ホース、モ ーターガスケットなどの鍵部品を備えているからである。 オールラウンドクリーニング組成物を開発する際の別の問題は、ひどい汚れ負 荷条件下で有効であるクリーニング剤を見出すことである。ひどい汚れ量、特に 求核汚れおよび体の汚れの除去は、通常の漂白系の場合には特に困難であること が証明された。このような状況下で、NOBSなどの通常の活性剤は、所期の漂 白機能を最適に与えることができる前にひどい汚れ負荷と相互作用し且つひどい 汚れ負荷によって破壊されるらしい。なお別の問題は、漂白剤の存在下での酵素 、特にリパーゼおよびプロテアーゼの安定性であった。 それゆえ、各種の汚れおよびしみに対して有効なクリーニング性能を与える安 定な洗剤組成物のニーズが、存在する。更に、洗剤組成物は、天然ゴム機械部品 を実質上損傷せずに有効なクリーニング性能を与えるべきである。加えて、組成 物は、漂白性能と酵素クリーニング性能との両方を与えるべきである。 理論によって限定するものではないが、典型的な疎水性漂白活性剤は、過加水 分解反応を受けてペルオキシ酸漂白剤を生成すると考えられる。しかしながら、 通常の漂白活性剤と過酸化水素との間の過加水分解反応の典型的な副生物は、ジ アシルペルオキシド(DAP)種である。不幸なことに、疎水性活性剤から誘導 されるDAPは、洗濯液にさらされる天然ゴム機械部品上に付着することがある 残渣を形成する不溶性の不良に分散性の油状物質である傾向がある。油状DAP 残渣は、天然ゴム機械部品上に膜を形成することがあり且つゴムの遊離基/ペル オキシド損傷を促進することがあり、結局部品の破損をもたらす。 本発明によって、アミド酸から誘導される種類の疎水性漂白活性剤は、有害な 油状DAPの製造なしに過加水分解時に疎水性アミド過酸を生成することが今や 発見された。再度、理論によって限定しようとするものではないが、ここで使用 するアミド酸誘導漂白活性剤の過加水分解反応によって製造されるDAPは、不 溶性結晶性固体であると考えられる。固体は、被覆膜を形成しない。それゆえ、 天然ゴム部品は、DAPに長期間さらされず且つ実質上損傷されないままである 。 アミド誘導漂白活性剤に加えて、N−アシルカプロラクタムから誘導される種 類の漂白活性剤は、有害なDAP副生物を生成することなく親水性漂白作用と疎 水性漂白作用との両方を与えることも今や発見された。 追加的に、所定種類のベンゾオキサジン型漂白活性剤は、有害なDAP副生物 を生成することなく有効な疎水性漂白作用を与えることも今や発見された。 驚異的なことに、或る酵素、特にリパーゼ酵素は、前記種類の漂白活性剤と相 容性であることも発見された。 従って、本発明は、酵素のクリーニング作用をアミド誘導漂白活性剤の疎水性 クリーニング作用またはN−アシルカプロラクタム漂白活性剤の疎水性クリーニ ング作用および親水性クリーニング作用と組み合わせることによって、広範囲の クリーニングニーズにわたって効率的な有効な性能を与える洗剤組成物の積年の ニーズを解決する。また、本発明は、天然ゴムが漂白系によって実質上損傷され ないように天然ゴム製の部品を有する洗濯機中において使用するための効率的な 有効な洗剤組成物を提供する。これらの利益および他の利益は、以下のことから わかるように、本発明によって保証される。 1987年1月6日発行のバーンズ等の米国特許第4,634,551号明細 書は、本発明で使用するアミドペルオキシ酸漂白化合物およびそれらの前駆物質 を開示している。1989年8月1日発行のバーンズ等の米国特許第4,852 ,989号明細書も参照。1991年12月3日発行のラガーワード等の米国特 許第5,069,809号明細書は、NOBS漂白活性剤とリポラーゼ(LIPOLA SE)、リパーゼ酵素との組み合わせを開示している。リパーゼ酵素と或る漂白系 との相容性問題の議論については1989年11月15日公告のラガーワード等 のEP特許第341,947号明細書参照。1985年10月8日発行のサンダ ーソンの米国特許第4,545,784号明細書は、活性剤の過ホウ酸ナトリウ ム1水和物上への吸収を開示している。 発明の開示 本発明は、天然ゴムとの接触状態で使用するのに安全であり且つ漂白性能だけ ではなく良好な酵素安定性および性能も与えるクリーニング組成物および方法を 提供する。 本発明は、有効量の1種以上の酵素および過酸素漂白化合物少なくとも約0. 1重量%および1種以上の漂白活性剤少なくとも約0.1重量%を含む漂白系を 含む洗剤組成物であって、前記漂白活性剤が a)一般式 の漂白活性剤またはそれらの混合物(式中、R1は炭素数約1〜約14のアルキ ル、アリール、またはアルカリール基であり、R2は炭素数約1〜約14のアル キレン、アリーレンまたはアルカリーレン基であり、R5はHまたは炭素数約1 〜約10のアルキル、アリールまたはアルカリール基であり、Lは離脱基である ); b)一般式 〔式中、R1はH、アルキル、アルカリール、アリール、アリールアルキルであ り、R2、R3、R4およびR5はH、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アリール 、ヒドロキシル、アルコキシル、アミノ、アルキルアミノ、COOR6(式中、 R6はHまたはアルキル基である)およびカルボニル官能から選ばれる同じか異 なる置換基であってもよい〕 のベンゾオキサジン型漂白活性剤; c)式 (式中、R6はHまたは炭素数1〜12のアルキル、アリール、アルコキシアリ ールまたはアルカリール基である) のN−アシルカプロラクタム漂白活性剤;および d)(a)、(b)および(c)の混合物 からなる群から選ばれるメンバーであることを特徴とする洗剤組成物を包含する 。 好ましくは、過酸素漂白化合物によって生成する過酸化水素対漂白活性剤のモ ル比は、約1.0以上である。最も好ましくは、過酸化水素対漂白活性剤のモル 比は、少なくとも約1.5である。 また、本発明は、有効量の1種以上の酵素および一般式 (式中、R1、R2およびR5は前記(a)型漂白活性剤の場合に定義した通りで ある) を有する実質上不溶性の有機ペルオキシ酸少なくとも約0.1重量%、好ましく は約0.1〜約50重量%を含む漂白系を含む洗剤組成物を包含する。 (a)型の好ましい漂白活性剤は、R1が炭素数約6〜約12のアルキル基で あり、R2が約1〜約8個の炭素原子を有し且つR5がHまたはメチルであるもの である。特に好ましい漂白活性剤は、R1が炭素数約7〜約10のアルキル基で あり且つR2が約4〜約5個の炭素原子を有する前記一般式のものである。 (b)型の好ましい漂白活性剤は、R2、R3、R4およびR5がHであり且つR1 がフェニル基であるものである。 (c)型の前記N−アシルカプロラクタム漂白活性剤の好ましいアシル部分は 、式 R6−CO−(式中、R6はHまたは炭素数1〜12、好ましくは炭素数6 〜12のアルキル、アリール、アルコキシアリールまたはアルカリール基である )を有する。高度に好ましい態様においては、R6は、フェニル、ヘプチル、オ クチル、ノニル、2,4,4−トリメチルペンチル、デセニルおよびそれらの混 合物からなる群から選ばれるメンバーである。 他の高度に好ましい洗剤組成物は、 a)式 の漂白活性剤またはそれらの混合物(式中、R1は炭素数約1〜約14のアルキ ル、アリール、またはアルカリール基であり、R2は炭素数約1〜約14のアル キレン、アリーレンまたはアルカリーレン基であり、R5はHまたは炭素数約1 〜約10のアルキル、アリールまたはアルカリール基であり、Lは離脱基である ); b)式 (式中、R6はHまたは炭素数約1〜約12のアルキル、アリール、アルコキシ アリールまたはアルカリール基である) のN−アシルカプロラクタム漂白活性剤;および c)(a)と(b)との混合物 からなる群から選ばれる漂白活性剤およびサビナーゼ(SAVINASE)、プロテアー ゼCおよびそれらの混合物からなる群から選ばれる酵素を含むものである。高度 に好ましい活性剤としては、ベンゾイルカプロラクタム、ノナノイルカプロラク タム、(6−オクタンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート、(6− ノナンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート、(6−デカンアミドカ プロイル)オキシベンゼンスルホネート、およびそれらの混合物が挙げられる。 過酸素漂白化合物は、いかなるペルオキシド源であることもでき且つ好ましく は過ホウ酸ナトリウム1水和物、過ホウ酸ナトリウム4水和物、ピロリン酸ナト リウム過酸化水素化物、尿素過酸化水素化物、過炭酸ナトリウム、過酸化ナトリ ウムおよびそれらの混合物からなる群から選ばれるメンバーである。好ましい過 酸素漂白化合物は、過ホウ酸ナトリウム1水和物、過炭酸ナトリウム、過ホウ酸 ナトリウム4水和物およびそれらの混合物からなる群から選ばれる。高度に好ま しい過酸素漂白化合物は、過炭酸ナトリウムである。 また、本発明のアミド誘導漂白活性剤およびカプロラクタム漂白活性剤は、典 型的にはアミド誘導活性剤またはカプロラクタム活性剤:TAEDの重量比1: 5から5:1、好ましくは約1:1でTAEDなどのゴム安全な酵素安全な親水 性活性剤と併用できる。 本発明の組成物および用途は、すべての種類の洗剤酵素、例えば、プロテアー ゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、ペルオキシダーゼおよびそれらの混合 物からなる群から選ばれるメンバーの場合に有効である。技術上開示の遺伝子工 学技術を使用して宿主としてAspergillus oryzaeで場合によって発現される真菌 Humicola lanuginosaから誘導されるリパーゼ酵素が、高度に好ましい。また、 枯草菌、Bacillus lentusまたはBacillus lichniformisから得られる修飾プロテ アーゼ細菌セリンプロテアーゼ酵素が、高度に好ましい。前記酵素は、洗剤組成 物の少なくとも約0.001%、好ましくは約0.001%〜約5%を占める。 また、本発明は、布帛を前記洗剤組成物を含有する水性液と好ましくは攪拌下 に接触することからなる布帛のクリーニング法を包含する。方法は、約60℃以 下の温度で行うことができるが、勿論、沸騰までの洗濯温度で全く有効であり且 つ依然としてゴム部品に安全である。水性洗濯液は、通常の洗剤成分少なくとも 約300ppm、並びに漂白活性剤少なくとも約25ppmおよび漂白化合物少 なくとも約25ppmを含む。好ましくは、前記水性液は、通常の洗剤成分約9 00ppm〜約20,000ppm、漂白化合物約100ppm〜約25,00 0ppmおよび前記漂白活性剤約100ppm〜約2,500ppmを含む。 前記方法で使用する通常の洗剤成分は、洗剤界面活性剤約1%〜約99.8% 、好ましくは約5%〜約80%を含む。場合によって、洗剤組成物は、洗浄性ビ ルダー約5%〜約80%も含むことができる。他の任意の洗剤成分も、本発明に よって提供する完全に処方された洗剤/漂白剤組成物によって包含する。 すべての%、比率および割合は、特に断らない限り、重量基準である。引用す るすべての文書は、ここに参考文献として編入する。 発明を実施するための最良の形態 本発明で使用する洗剤組成物は、布帛の有効な効率的な表面漂白を与え、それ によってしみおよび/または汚れを布帛から除去する。1種以上の酵素との組み 合わせの漂白系は、タンパク質および脂質汚れ、黒ずんだ汚れおよびひどい汚れ 負荷を含めて大抵の種類の汚れ、特に求核汚れおよび体の汚れを布帛から除去す る際に特に効率的である。 本組成物の優れた漂白/クリーニング作用は、天然ゴム機械部品および他の天 然ゴム物品、例えば、天然ゴムおよび天然ゴム弾性物質を含有する布帛に安全に 達成される。漂白機構および特に表面漂白機構は、完全には理解されていない。 しかしながら、漂白活性剤は過酸素漂白剤によって発生される過酸化水素から発 生するペルヒドロキシド陰イオンによる求核攻撃を受けて、ペルオキシカルボン 酸を生成すると一般に考えられる。この反応は、過加水分解と通常称する。 本発明の漂白系および活性剤は、予想外に、本発明によって提供される方法で 使用する時に他の活性剤より布帛に安全であり且つ色損傷を余り生じないという 追加の利点を与える。 また、本発明の範囲内の漂白活性剤は、過酸素漂白剤を漂白活性剤が漂白剤を 活性化するために必要ではない洗濯液温度、即ち、約60℃以上でさえより効率 的にさせることができると考えられる。それゆえ、本発明の漂白剤系の場合には 、過酸素漂白剤単独の場合に得られるものと同じ水準の表面漂白性能を得るため に過酸素漂白剤が少なくてすむ。 漂白活性剤を使用する漂白系は、水溶液中で過酸化水素を放出できる過酸素漂 白剤も必須成分として有する。 漂白活性剤 本発明で使用する(a)型の漂白活性剤は、一般式 のアミド置換化合物またはそれらの混合物(式中、R1、R2およびR5は上に 定義の通りであり、Lは本質上いかなる好適な離脱基であることもできる)であ る。離脱基は、ペルヒドロキシド陰イオンによる漂白活性剤上の求核攻撃の結果 として漂白活性剤から置換される基である。このこと、過加水分解反応は、ペル オキシカルボン酸を生成する。一般に、基が好適な離脱基であるためには、電子 求引効果を示さなければならない。それは、逆反応速度が無視できるように安定 なエンティティーも生成すべきである。このことは、ペルヒドロキシド陰イオン による求核攻撃を容易にする。 L基は、反応が最適の時間枠(例えば、洗浄サイクル)内で生ずるように十分 な程反応性でなければならない。しかしながら、Lが余りに反応性であるならば 、この活性剤は、漂白組成物で使用するために安定化することが困難であろう。 これらの特性は、一般に、離脱基の共役酸のpKaに平行である(このコンベン ションの例外が既知であるが)。通常、このような挙動を示す離脱基は、共役酸 がpKa約4〜約13、好ましくは約6〜約11、最も好ましくは約8〜約11 を有するものである。 好ましい漂白活性剤は、R1、R2およびR5がペルオキシ酸の場合に定義した 通りであり且つLが およびそれらの混合物からなる群から選ばれる前記一般式のもの(式中、R1は 炭素数約1〜約14のアルキル、アリール、またはアルカリール基であり、R3 は炭素数1〜約8のアルキル鎖であり、R4はHまたはR3であり、YはHまたは 可溶化基である)である。 好ましい可溶化基は、−SO3 -+、−CO2 -+、−SO4 -+、−N+(R3 4-およびO←N(R33、最も好ましくは−SO3 -+、および−CO2 -+ (式中、R3は炭素数約1〜約4のアルキル鎖であり、Mは溶解度を漂白活性剤 に与える陽イオンであり、Xは溶解度を漂白活性剤に与える陰イオンである)で ある。好ましくは、Mは、アルカリ金属、アンモニウムま たは置換アンモニウム陽イオンであり、ナトリウムおよびカリウムが最も好まし く、Xはハライド、ヒドロキシド、メチルサルフェートおよびアセテート陰イオ ンである。可溶化基を含有しない離脱基を有する漂白活性剤は、溶解を助長する ために漂白液によく分散すべきであることに留意すべきである。 好ましい漂白活性剤は、Lが (式中、R3は上に定義の通りであり、Yは−SO3 -+または−CO2 -+であ り、Mは上に定義の通りである) からなる群から選ばれる前記一般式のものである。 (b)型および(c)型のものを含めて別の重要な種類の漂白活性剤は、ペル ヒドロキシド陰イオンによる環式環のカルボニル炭素上への求核攻撃の結果とし ての開環によって、ここに記載のような有機過酸を与える。例えば、(c)型活 性剤におけるこの開環反応は、過酸化水素またはその陰イオンによるカプロラク タム環カルボニルでの攻撃を包含する。過酸化水素またはその陰イオンによるア シルカプロラクタム環の攻撃が好ましくは環外カルボニルにおいて生ずるので、 有意部分の開環を得ることは、触媒を必要とすることがある。開環漂白活性剤の 別の例は、(b)型活性剤、例えば、1990年10月30日発行のホッジ等の 米国特許第4,966,723号明細書に開示のもので見出すことができる。 ホッジにより開示のこのような活性剤化合物としては、式 を有するベンゾオキサジン型の活性剤、例えば、型 の置換ベンゾオキサジン〔式中、R1はH、アルキル、アルカリール、アリール 、アリールアルキルであり、R2、R3、R4およびR5はH、ハロゲン、アルキル 、アルケニル、アリール、ヒドロキシル、アルコキシル、アミノ、アルキルアミ ノ、COOR6(式中、R6はHまたはアルキル基である)およびカルボニル官能 から選ばれる同じか異なる置換基であってもよい〕が挙げられる。 ベンゾオキサジン型の好ましい活性剤は、 である。 活性剤を使用する時には、最適の表面漂白性能は、洗浄液のpHが過加水分解 反応を容易にするために約8.5〜10.5、好ましくは9.5〜10.5であ る洗浄液を使用して得られる。このようなpHは、緩衝剤として通常既知の物質 (本発明の漂白系の任意成分)を使用して得ることができる。 N−アシルカプロラクタム漂白活性剤−本発明で使用する(c)型のN−アシ ルカプロラクタム漂白活性剤は、式 (式中、R6はHまたは炭素数1〜12のアルキル、アリール、アルコキシアリ ールまたはアルカリール基である) を有する。R6部分が少なくとも約6個、好ましくは6〜約12個の炭素原子を 有するカプロラクタム活性剤は、前記のように求核汚れおよび体汚れ浄化を与え る疎水性漂白を与える。R6が1〜約6個の炭素原子を有するカプロラクタム活 性剤は、飲料しみを漂白するのに特に効率的である親水性漂白種を与える。典型 的には1:5から5:1、好ましくは1:1の重量比の疎水性カプロラクタムと 親水性カプロラクタムとの混合物は、混合しみ抜き上の利益のためにここで使用 できる。 高度に好ましいN−アシルカプロラクタムは、ベンゾイルカプロラクタム、オ クタノイルカプロラクタム、ノナノイルカブロラクタム、3,5,5−トリメチ ルヘキサノイルカプロラクタム、デカノイルカプロラクタム、ウンデセノイルカ プロラクタム、およびそれらの混合物からなる群から選ばれる。 N−アシルカプロラクタムの製法は、技術上周知である。以下に包含する例I およびIIは、好ましい実験室合成を例示する。 前記米国特許第4,545,784号明細書の教示に反して、漂白活性剤は、 好ましくは、過酸素漂白化合物上に吸収されない。他の有機洗剤成分の存在下で そのことを行うことは、安全性問題を生ずることがある。 (a)型、(b)型または(c)型の漂白活性剤は、漂白系または洗剤組成物 の少なくとも約0.1重量%、好ましくは約0.1〜約50重量%、より好まし くは約1〜約30重量%、最も好ましくは約3〜約25重量%を占めるであろう 。 活性剤を使用する時には、最適の表面漂白性能は、洗浄液のpHが過加水分解 反応を容易にするために約8.5〜10.5、好ましくは9.5〜10.5であ る洗浄液を使用して得られる。このようなpHは、緩衝剤として通常既知の物質 (本発明の漂白系の任意成分)を使用して得ることができる。 過酸素漂白化合物 ここで有用な過酸素漂白系は、水性液中で過酸化水素を生成できるものである 。これらの化合物は、技術上周知であり且つそれらとしては過酸化水素およびア ルカリ金属過酸化物、過酸化尿素などの有機ペルオキシド漂白化合物、アルカリ 金属過ホウ酸塩、過炭酸塩、過リン酸塩などの無機過酸塩漂白化合物が挙げられ る。2種以上のこのような漂白化合物の混合物も、所望ならば、使用できる。 好ましい過酸素漂白化合物としては、1水和物、3水和物および4水和物の形 で市販されている過ホウ酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム過酸化水素化物、 尿素過酸化水素化物、過炭酸ナトリウム、および過酸化ナトリウムが挙げられる 。過ホウ酸ナトリウム4水和物、過ホウ酸ナトリウム1水和物および過炭酸ナト リウムが、特に好ましい。ペルカーボネートは、貯蔵時に非常に安定であり且つ 依然として漂白液に非常に迅速に溶解するので、特に好ましい。このような迅速 な 溶解は、多量の過カルボン酸を生成し、このようにして高められた表面漂白性能 を生ずると考えられる。 高度に好ましいペルカーボネートは、非被覆形または被覆形であることができ る。非被覆ペルカーボネートの平均粒径は、約400〜約1200μm、最も好 ましくは約400〜約600μmである。被覆ペルカーボネートを使用するなら ば、好ましい被覆物質としてはカーボネートとサルフェート、シリケート、ボロ シリケートまたは脂肪カルボン酸との混合物が挙げられる。 過酸素漂白化合物は、漂白系または洗剤組成物の少なくとも約0.1重量%、 好ましくは約1〜約75重量%、より好ましくは約3〜約40重量%、最も好ま しくは約3〜約25重量%を占めるであろう。 漂白系内の漂白活性剤対過酸素漂白化合物の重量比は、典型的には、約2:1 から1:5である。好ましい比率は、約1:1から約1:3である。 本発明の漂白活性剤/漂白化合物系は、それ自体、漂白剤として有用である。 しかしながら、このような漂白系は、界面活性剤、ビルダーなどの各種の洗剤補 助剤を含むことができる組成物で特に有用である。 洗剤酵素 本発明の酵素は、例えば、タンパク質をベースとするしみ、炭水化物をベース とするしみ、またはトリグリセリドをベースとするしみの除去、および逃避染料 移動の防止を含めて各種の布帛洗濯の目的で配合する。配合すべき酵素としては 、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、およびペルオキシダーゼ 、並びにそれらの混合物が挙げられる。他の種類の酵素も、配合してもよい。そ れらは、いかなる好適な起源、例えば、植物、動物、細菌、真菌および酵母起源 を有していてもよい。しかしながら、それらの選択は、数種の因子、例えば、p H活性および/または安定性最適条件、熱安定性、活性洗剤、ビルダーなどに対 する安定性によって支配される。この点で、細菌または真菌酵素、例えば、細菌 ア ミラーゼおよびプロテアーゼ、および真菌セルラーゼが、好ましい。 酵素は、通常、洗剤組成物1g当たり活性酵素約50mgまで(重量)、より典 型的には約0.01mg〜約10mgを与えるのに十分な量で配合する。換言すれば 、本組成物で使用する有効量の酵素は、洗剤組成物の少なくとも0.001重量 %、好ましくは約0.001〜約5重量%、より好ましくは0.001〜1重量 %、最も好ましくは約0.01〜約1重量%を占めるであろう。 プロテアーゼの好適な例は、枯草菌、バチルス・レンタス(B.lentus)および バチルス・リケニホルムス(B.licheniforms)の特定の菌株から得られるズブチ リシンである。別の好適なプロテアーゼは、ノボ・インダストリーズA/Sによ って開発され且つ登録商品名エスペラーゼ(ESPERASE)で販売されている8〜1 2のpH範囲全体にわたって最大活性を有する枯草菌またはBacillus lichenifo rmisから得られる修飾細菌セリンプロテアーゼ酵素である。この酵素および類似 の酵素の調製は、ノボの英国特許第1,243,784号明細書に記載されてい る。タンパク質をベースとするしみを除去するのに好適な市販のタンパク分解酵 素としては、ノボ・インダストリーズA/S(デンマーク)によって商品名アル カラーゼ(ALCALASE)およびサビナーゼ(SAVINASE)で販売されているものおよ びインターナショナル・バイオーシンセティックス・インコーポレーテッド(オ ランダ)によって商品名マキサターゼ(MAXATASE)で販売されているものが挙げ られる。他のプロテアーゼとしては、プロテアーゼA(1985年1月9日公告 の欧州特許出願第130,756号明細書参照)およびプロテアーゼB(198 7年4月28日出願の欧州特許出願第87303761.8号明細書および19 85年1月9日公告のボット等の欧州特許出願第130,756号明細書参照) が挙げられる。バチルス、特にBacillus lentusからのアルカリ性セリンプロテ アーゼの変種である「プロテアーゼC」とここで呼ばれるもの(アルギニンは2 7位でレシンに取って代わり、チロシンは104位でバリンに取って 代わり、セリンは123位でアスパラギンに取って代わり、アラニンは274位 でトレオニンに取って代わった)が、最も好ましい。プロテアーゼCは、EP第 90915958:4号明細書、米国特許第5,185,250号明細書および 米国特許第5,204,015号明細書(ここに参考文献として編入)に記載さ れている。遺伝子的に修飾された変種、特にプロテアーゼCのものも、ここに包 含される。 アミラーゼとしては、例えば、英国特許第1,296,839号明細書(ノボ )に記載のα−アミラーゼ、インターナショナル・バイオ−シンセティックス・ インコーポレーテッド製のラピダーゼ(RAPIDASE)、およびノボ・インダストリ ーズ製のターマミル(TERMAMYL)が挙げられる。 本発明で使用できるセルラーゼとしては、細菌セルラーゼと真菌セルラーゼと の両方が挙げられる。好ましくは、それらは、5〜9.5のpH最適条件を有す るであろう。好適なセルラーゼは、ヒュミコラ.インソレンズ(Humicola insol ens)およびヒュミコラ菌株DSM1800またはアエロモナス属に属するセル ラーゼ212産生真菌から産生される真菌セルラーゼ、および海水軟体動物〔ド ラベラ・アウリキュラ・ソランダー (Dolabe1la Auricula Solander)〕の肝膵 臓から抽出されるセルラーゼを開示している1984年3月6日発行のバーベス ゴード等の米国特許第4,435,307号明細書に開示されている。また、好 適なセルラーゼは、英国特許第2.075.028号明細書、英国特許第2.0 95.275号明細書およびDE−OS第2.247.832号明細書に開示さ れている。 洗剤使用に好適なリパーゼ酵素としては、英国特許第1,372,034号明 細書に開示のようなシュードモナス・スツゼリ(Pseudomonas stutzeri)ATC C19.154などのシュードモナス群の微生物によって産生されるものが挙げ られる。1978年2月24日公開の特開昭53−20487号公報中の リパーゼも参照。このリパーゼは、日本の名古屋のアマノ・ファルマセウティカ ル株式会社から商品名リパーゼP「アマノ(Amano)」で入手できる(以下「ア マノ−P」と称する)。他の市販のリパーゼとしては、アマノ−CES、Chromo bacter viscosum、例えば、日本の田方のトーヨー・ジョーゾー・カンパニーか ら市販されているChromobacter viscosum var.lipolyticum NRRLB367 3からのリパーゼ;および米国のU.S.バイオケミカル・コーポレーションお よびオランダのディソイント・カンパニーからの更に他のChromobacter viscosu mリパーゼ、およびPseudomonas gladioliからのリパーゼが挙げられる。真菌Hum icola lanuginosa に由来し且つ宿主としてAspergillus oryzaeで発現され且つ ノボから市販されているリポラーゼ(LIPOLASE)酵素(EP特許第341,94 7号明細書も参照)は、ここで使用するのに好ましいリパーゼである。 ペルオキシダーゼ酵素は、酸素源、例えば、ペルカーボネート、ペルボレート 、ペルサルフェート、過酸化水素などと併用する。それらは、「溶液漂白」に使 用され、即ち、洗浄操作時に基体から除去された染料または顔料を洗浄液中で他 の基体に移動するのを防止するために使用される。ペルオキシダーゼ酵素は、技 術上既知であり、例えば、ホーセラディッシュ・ペルオキシダーゼ、リグニナー ゼ、およびハロペルオキシダーゼ、例えば、クロロペルオキシダーゼおよびブロ モペルオキシダーゼが挙げられる。ペルオキシダーゼ含有洗剤組成物は、例えば 、O.カークによる1989年10月19日公告のPCT国際出願WO第89/ 099813号明細書(ノボ・インダストリーズA/Sに譲渡)に開示されてい る。 広範囲の酵素物質および合成洗剤粒状物への配合手段も、マッカティー等に1 971年1月5日発行の米国特許第3,553,139号明細書に開示されてい る。酵素は、更に、1978年7月18日発行のプレース等の米国特許第4,1 01,457号明細書および1985年3月26日発行のヒューズの米国特許第 4,507,219号明細書に開示されている。液体洗剤処方物に有用な酵素 物質およびこのような処方物への配合法は、1981年4月14日発行のホラ等 の米国特許第4,261,868号明細書に開示されている。洗剤で使用するた めの酵素は、各種の技術によって安定化できる。酵素安定化技術は、ホーン等に 1981年4月14日発行の米国特許第4,261,868号明細書、ジェッジ 等に1971年8月17日発行の米国特許第3,600,319号明細書、およ び1986年10月29日公告のベネガスの欧州特許出願公告第0199405 号明細書、出願第86200586.5号明細書に開示され且つ例証されている 。また、酵素安定化系は、例えば、米国特許第4,261,868号明細書、第 3,600,319号明細書、および第3,519,570号明細書に記載され ている。 酵素安定剤−ここで使用する酵素は、カルシウムイオンを酵素に与える完成組 成物中の水溶性カルシウムイオン源の存在によって安定化する。追加の安定性は 、各種の他の技術上開示の安定剤、特にボレート種の存在によって与えることが できる。前記のセバーソンの米国特許第4,537,706号明細書参照。典型 的な洗剤、特に液体洗剤は、完成組成物1リットル当たり約1〜約30ミリモル 、好ましくは約2〜約20ミリモル、より好ましくは約5〜約15ミリモル、最 も好ましくは約8〜約12ミリモルのカルシウムイオンを含むであろう。これは 、存在する酵素の量およびカルシウムイオンへの応答に応じて若干変化できる。 カルシウムイオンの量は、ビルダー、脂肪酸などとの複合化をさせた後に、組成 物中に酵素に利用できる若干の最小量が常時あるように選ぶべきである。いかな る水溶性カルシウム塩、例えば、限定せずに、塩化カルシウム、硫酸カルシウム 、リンゴ酸カルシウム、水酸化カルシウム、ギ酸カルシウム、および酢酸カルシ ウムも、カルシウムイオン源として使用できる。少量のカルシウムイオン(一般 に1リットル当たり約0.05〜約0.4ミリモル)も、しばしば、酵素スラリ ーおよび処方水中のカルシウムのため組成物に存在する。固体洗剤組成物におい て は、処方物は、洗濯液中でこのような量を与えるのに十分な量の水溶性カルシウ ムイオン源を包含してもよい。或いは、天然水硬度で十分であることがある。 本組成物は、場合によってであるが好ましくは、各種の追加の安定剤、例えば 、シリケートコティングおよび特にボレート型安定剤も含有してもよい。典型的 には、このような安定剤は、ホウ酸または組成物中でホウ酸を生成することがで きる他のボレート化合物(ホウ酸の基準で計算)約0.25〜約10重量%、好 ましくは約0.5〜約5重量%、より好ましくは約0.75〜約3重量%の量で 組成物で使用されるであろう。ホウ酸が好ましい〔他の化合物、例えば、酸化ホ ウ素、ホウ砂および他のアルカリ金属ホウ酸塩(例えば、オルトホウ酸ナトリウ ム、メタホウ酸ナトリウム、ピロホウ酸ナトリウム、およびペンタホウ酸ナトリ ウム)が好適であるが〕。置換ホウ酸(例えば、フェニルボロン酸、ブタンボロ ン酸、およびp−ブロモフェニルボロン酸)も、ホウ酸の代わりに使用できる。 洗剤界面活性剤 本発明によって与えられる完全に処方された洗剤組成物に配合される洗剤界面 活性剤の量は、使用する特定の界面活性剤および所望の効果に応じて、約1%〜 約99.8%で変化できる。好ましくは、洗剤界面活性剤は、洗剤成分の約5〜 約80重量%を占める。 洗剤界面活性剤は、非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、両性界面活性 剤、双性界面活性剤または陽イオン界面活性剤であることができる。これらの界 面活性剤の混合物も、使用できる。好ましい洗剤組成物は、陰イオン洗剤界面活 性剤または陰イオン界面活性剤と他の界面活性剤、特に非イオン界面活性剤との 混合物を含む。 ここで有用な界面活性剤の非限定例としては、通常のC11〜C18アルキルベン ゼンスルホネートおよび第一級、第二級およびランダムアルキルサルフェート、 C10〜C18アルキルアルコキシサルフェート、C10〜C18アルキルポリグリコシ ドおよびそれらの対応硫酸化ポリグリコシド、C12〜C18α−スルホン化脂肪酸 エステル、C12〜C18アルキルおよびアルキルフェノールアルコキシレート(特 にエトキシレートおよび混合エトキシ/プロポキシ)、C12〜C18ベタインおよ びスルホベタイン(「スルタイン」)、C10〜C18アミンオキシドなどが挙げら れる。他の通常の有用な界面活性剤は、標準のテキストに記載されている。 ここで特に有用な1つの特定の種類の補助非イオン界面活性剤は、式(I) 〔式中、R1はH、C1〜C8ヒドロカルビル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒド ロキシプロピル、またはそれらの混合物、好ましくはC1〜C4アルキル、より好 ましくはC1またはC2アルキル、最も好ましくはC1アルキル(即ち、メチル) であり;R2はC5〜C32ヒドロカルビル部分、好ましくは直鎖C7〜C19アルキ ルまたはアルケニル、より好ましくは直鎖C9〜C17アルキルまたはアルケニル 、最も好ましくは直鎖C11〜C19アルキルまたはアルケニル、またはそれらの混 合物であり;Zは鎖に直結された少なくとも2個(グリセルアルデヒドの場合) または少なくとも3個のヒドロキシル(他の還元糖の場合)を有する線状ヒドロ カルビル鎖を有するポリヒドロキシヒドロカルビル部分またはそのアルコキシ化 誘導体(好ましくはエトキシ化またはプロポキシ化)である〕 のポリヒドロキシ脂肪酸アミドからなる。Zは、好ましくは還元アミノ化反応に おいて還元糖から誘導されるであろうし;より好ましくはZはグリシチル部分で ある。好適な還元糖としては、グルコース、フルクトース、マルトース、ラクト ース、ガラクトース、マンノース、およびキシロース、並びにグリセルアルデヒ ドが挙げられる。原料として、高デキストロースコーンシロップ、高フルクトー スコーンシロップ、および高マルトースコーンシロップが前記の個々の糖類と同 様に利用できる。これらのコーンシロップは、Z用糖成分のミックスを調製する ことがある。他の好適な原料を決して排除しようとはしないことを理解すべきで ある。Zは、好ましくは−CH2−(CHOH)n−CH2OH、−CH(CH2O H)−(CHOH)n-1−CH2OH、−CH2−(CHOH)2(CHOR′)( CHOH)−CH2OH(式中、nは1〜5の整数であり、R′はHまたは環式 単糖または多糖である)、およびそれらのアルコキシ化誘導体からなる群から選 ばれるであろう。nが4であるグリシチル、特に−CH2−(CHOH)4−CH2 OHが、最も好ましい。 式(I)中、R1は、例えば、N−メチル、N−エチル、N−プロピル、N− イソプロピル、N−ブチル、N−イソブチル、N−2−ヒドロキシエチル、また はN−2−ヒドロキシプロピルであることができる。最高の起泡のためには、R1 は、好ましくはメチルまたはヒドロキシアルキルである。低起泡性が望まれる ならば、R1は、好ましくは、C2〜C8アルキル、特にn−プロピル、イソプロ ピル、n−ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシルおよび2−エチルヘキシル である。 R2−CO−N<は、例えば、ココアミド、ステアロアミド、オレオアミド、 ラウリンアミド、ミリストアミド、カプリンアミド、パルミトアミド、タローア ミドなどであることができる。 洗浄性ビルダー 本発明で使用する任意の洗剤成分は、鉱物硬度制御を助長するための無機およ び/または有機洗浄性ビルダーを含有する。使用するならば、これらのビルダー は、洗剤組成物の約5〜約80重量%を占める。 無機洗浄性ビルダーとしては、非限定的に、ポリリン酸(トリポリホスフェー ト、ピロホスフェート、およびガラス状高分子メタホスフェートによって例証) 、ホスホン酸、フィチン酸、ケイ酸、炭酸(重炭酸およびセスキ炭酸を含めて) 、硫酸、およびアルミノケイ酸のアルカリ金属塩、アンモニウム塩およびアルカ ノールアンモニウム塩が挙げられる。しかしながら、非ホスフェートビルダーは 、若干のローカルで必要とされる。 シリケートビルダーの例は、アルカリ金属ケイ酸塩、特にSiO2:Na2O比 1.6:1から3.2:1を有するものおよび層状シリケート、例えば、ヘキス トから商標「SKS」で入手できるH.P.リックに1987年5月12日発行 の米国特許第4,664,839号明細書に記載の層状ケイ酸ナトリウムである 。NaSK−6は、特に好ましい層状シリケートビルダーである。 カーボネートビルダー、特に10m2/gより大きい表面積を有する微粉砕炭酸 カルシウムが、粒状組成物で使用できる好ましいビルダーである。このようなア ルカリ金属炭酸塩ビルダー入り洗剤の密度は、450〜850g/lであること ができ、含水量は好ましくは4%未満である。 カーボネートビルダーの例は、1973年11月15日公告の独国特許出願第 2,321,001号明細書に開示のようなアルカリ土類金属およびアルカリ金 属の炭酸塩である。 アルミノシリケートビルダーは、本発明で特に有用である。好ましいアルミノ シリケートは、式 Naz〔(AlO2z(SiO2y〕・xH2O (式中、zおよびyは少なくとも6の整数であり、z対yのモル比は1.0〜約 0.5の範囲内であり、xは約15〜約264の整数である) を有するゼオライトビルダーである。 有用なアルミノシリケートイオン交換物質は、市販されている。これらのアル ミノシリケートは、構造が結晶性または無定形であることができ且つ天然産アル ミノシケートであることができ、または合成的に誘導できる。アルミノシリケー トイオン交換物質の製法は、1976年10月12日発行のクルメル等の米国特 許第3,985,669号明細書および1986年8月12日発行のコルキル等 の米国特許第4,605,509号明細書に開示されている。ここで有用な好ま しい合成結晶性アルミノシリケートイオン交換物質は、呼称ゼオライトA、ゼオ ライトP(B)(EPO第384,070号明細書に開示のものを含めて)、お よびゼオライトXで入手できる。好ましくは、アルミノシリケートは、直径が約 0.1〜10μmの粒径を有する。 本発明の目的で好適な有機洗浄性ビルダーとしては、非限定例として、各種の ポリカルボキシレート化合物、例えば、1964年4月7日発行のベルグの米国 特許第3,128,287号明細書および1972年1月18日発行のランベル チ等の米国特許第3,635,830号明細書に開示のようなオキシジスクシネ ートを含めて、エーテルポリカルボキシレートが挙げられる。ブッシュ等に19 87年5月5日発行の米国特許第4,663,071号明細書の「TMS/TD S」ビルダーも参照。好適なエーテルポリカルボキシレートとしては、環式化合 物、特に脂環式化合物、例えば、米国特許第3,923,679号明細書、第3 ,835,163号明細書、第4,158,635号明細書、第4,120,8 74号明細書および第4,102,903号明細書に記載のものも挙げられる。 他の有用な洗浄性ビルダーとしては、エーテルヒドロキシポリカルボキシレー ト、無水マレイン酸とエチレンまたはビニルメチルエーテルとの共重合体、1, 3,5−トリヒドロキシベンゼン−2,4,6−トリスルホン酸、およびカルボ キシメチルオキシコハク酸、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸などのポ リ酢酸の各種のアルカリ金属塩、アンモニウム塩および置換アンモニウム塩、並 びにメリト酸、コハク酸、オキシジコハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン−1, 3,5−トリカルボン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸などのポリカルボキ シレート、およびそれらの可溶性塩も挙げられる。 クエン酸系ビルダー、例えば、クエン酸およびその可溶性塩(特にナトリウム 塩)は、特にゼオライトおよび/または層状シリケートビルダーとの組み合わせ でも粒状組成物で使用できる好ましいポリカルボキシレートビルダーである。 また、1986年1月28日発行のブッシュの米国特許第4,566,984 号明細書に開示の3,3−ジカルボキシ−4−オキサ−1,6−ヘキサンジオエ ートおよび関連化合物は、本発明の洗剤組成物で好適である。 リンをベースとするビルダーが使用できる状況下および特に手洗濯操作に使用 する固形物の処方においては、周知のトリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナ トリウム、オルトリン酸ナトリウムなどの各種のアルカリ金属リン酸塩は、使用 できる。ホスホネートビルダー、例えば、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジ ホスホネートおよび他の既知のホスホネート(例えば、米国特許第3,159, 581号明細書、第3,213,030号明細書、第3,422,021号明細 書、第3,400,148号明細書および第3,422,137号明細書参照) も、使用できる。 任意の洗剤補助剤 好ましい態様として、ここで使用する通常の洗剤成分は、洗剤界面活性剤、洗 浄性ビルダーなどの典型的な洗剤組成物成分から選ぶことができる。場合によっ て、洗剤成分としては、クリーニング性能、クリーニングすべき基体の処理を助 長するか高めるため、または洗剤組成物の美観を修正するための1種以上の他の 洗剤補助剤または他の物質が挙げることができる。洗剤組成物の通常の洗剤補助 剤としては、バスカービル等の米国特許第3,936,537号明細書(ここに 参考文献として編入)に記載の成分が挙げられる。本発明で使用する洗剤組成物 に通常の技術上確立された使用量(一般に洗剤成分の0%〜約20%、好ましく は約0.5%〜約10%)で配合することもできるこのような補助剤としては、 色斑点防止剤(color speckle)、増泡剤、抑泡剤、曇り防止剤および/または 耐食剤、汚れ沈殿防止剤、防汚剤、染料、充填剤、光学増白剤、殺菌剤、アルカ リ度源、ハイドロトロープ、酸化防止剤、香料、溶媒、可溶化剤、粘土汚れ除去 /再付着防止剤、高分子分散剤、加工助剤、布帛柔軟化成分、静電気制御剤など が挙げられる。 漂白系は、場合によってであるが好ましくは、漂白剤を分解する傾向がある重 金属イオンを捕捉することによって漂白剤安定性を高めるだけではなく、紅茶し みなどのポリフェノールしみの除去も助長するキレート化剤も含むであろう。モ ンサントからデクエスト(DEQUEST)として入手できるアミノホスホネート、ニ トリロトリアセテート、ヒドロキシエチルエチレンジアミントリアセテートなど を含めて各種のキレート化剤は、このような用途に既知である。好ましい生分解 性無リンキレート化剤としては、エチレンジアミンジスクシネート(「EDDS 」;ハートマンおよびパーキンスの米国特許第4,704,233号明細書参照 )、エチレンジアミン−N,N′−ジグルタメート(EDDG)および2−ヒド ロキシプロピレンジアミン−N,N′−ジスクシネート(HPDDS)化合物が 挙げられる。このようなキレート化剤は、典型的には本組成物の約0.1%〜約 10%の量で、アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩で使用できる。 場合によって、ここで使用する洗剤組成物は、本発明の漂白系に加えて、天然 ゴムと反応しないか害しない1種以上の他の通常の漂白剤、活性剤、または安定 剤を含むことができる。一般に、処方業者は、使用する漂白剤化合物が洗剤処方 物と相容性であることを保証するであろう。別個の成分または完全に処方された 成分の存在下での貯蔵時の漂白活性の試験などの通常の試験は、この目的で使用 できる。本発明での配合用の任意の漂白活性剤の特定例は、テトラアセチルエチ レンジアミン(TAED)である。このような漂白化合物および漂白剤は、場合 によって、洗剤組成物に通常の技術上確立された使用量、一般に洗剤組成物の0 〜約15重量%の量で配合できる。 本発明の漂白活性剤は、通常の洗濯洗剤組成物、例えば、粒状洗剤または洗濯 固形物で典型的には見出されるもので特に有用である。1965年4月13日発 行のオケンファスの米国特許第3,178,370号明細書は、洗濯洗剤固形物 およびその製法を記載している。1980年9月23日発行のアンダーソンのフ ィリピン特許第13,778号明細書は、合成洗剤洗濯固形物を記載している。 各種の押出法による洗濯洗剤固形物の製法は、技術上周知である。 下記の例は、本発明を更に例示するために与えられるが、限定しようとはしな い。 例I ノナノイルカプロラクタムの合成−冷却器、オーバーヘッド攪拌機および25 0mlの添加漏斗を備えた2リットルの3口丸底フラスコにカプロラクタム56. 6g(0.5モル)、トリエチルアミン55.7g(0.55モル)およびジオ キサン1リットルを装入する。得られた溶液を加熱して還流する(120℃)。 次いで、ジオキサン200mlに溶解された塩化ノナノイル88.4g(0.5モ ル)の溶液を30分かけて加え、混合物を更に6時間還流する。次いで、反応混 合物を冷却し、濾過し、溶媒を回転蒸発によって除去して暗色油として生成物1 20.5gを生成する。次いで、粗生成物をジエチルエーテルに溶解し、水のア リコート3×50mlで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、溶媒を回転蒸発に よって除去して、NMRによって純度90%であると示される生成物81.84 g(理論収率の65%)を生成する。残りの物質はノナン酸である。 例II ベンゾイルカプロラクタムの合成−冷却器、オーバーヘッド攪拌機および25 0mlの添加漏斗を備えた2リットルの3口丸底フラスコにカプロラクタム68. 2g(0.6モル)、トリエチルアミン70g(0.7モル)およびジオキサン 1リットルを装入する。得られた溶液を加熱して還流する(120℃)。次いで 、ジオキサン200mlに溶解された塩化ベンゾイル84.4g(0.6モル)の 溶液を30分かけて加え、混合物を更に6時間還流する。次いで、反応混合物を 冷却し、濾過し、溶媒を回転蒸発によって除去して、放置時に結晶化する油とし て生成物121.7gを生成する。次いで、この粗生成物をトルエンに再溶解し 、ヘキサンで沈殿し、NMRによって純度95%以上であると示される白色の固 体103g(理論収率の79%)を生成する。残りの物質は安息香酸である。 例III (6−ノナンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート(NACA−OB S)の合成 6−ノナンアミドカプロン酸(NACA)−反応を温度計、添加漏斗および機 械的攪拌機を備えた12lの3口フラスコ中で行う。水酸化ナトリウム212g (5.3モル)および水(室温に冷却)6lから調製された溶液に6−アミノカ プロン酸694.3g(5.3モル)を加える。この混合物を10℃に冷却し、 エーテル1l中の塩化ノナノイル694.3g(5.3モル)の溶液を遅い流れ で加えて(約2.5時間)温度を10〜15℃に保つ。添加時に、その後に酸性 化まで、反応混合物を50%NaOHの定期的添加によってpH 11〜12に 維持する。添加が完了した後、反応混合物を10℃で別の2時間攪拌し、濃HC lでのpH 1への酸性化前に室温にさせる。沈殿した生成物を真空濾過し、濾 過ケークを水の部分8lで2回洗浄し、生成物を一晩中風乾する。次いで、それ をヘキサン3lに懸濁し、濾過し、追加の3lのヘキサンで洗浄する。次いで、 生成物を一晩中真空乾燥して(50℃、1mm)NACA 1354g(94%) を与える。 酸塩化物(NACA−Cl)−反応を添加漏斗、機械的攪拌機およびアルゴン 掃引装置を備えた5lの3口フラスコ中で行う。トルエン2l中のNACA54 2g(2.0モル)の懸濁液に塩化チオニル476g(4.0モル)を加える( 遅い流れで30分かけて)。この混合物を室温で4時間攪拌し、その際に固体は 溶解する。溶液を部分的に蒸発して(30℃、10mm)過剰の塩化チオニルを除 去してNACA−Cl/トルエン溶液905g(NACA−Cl約2モルを含有 )を残す。IRスペクトルは、COOHのCOClへの転化を確認する。 (6−ノナンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート(NACA−O BS) −反応器は、冷却器、機械的攪拌機および静的アルゴン供給装置を備えた 12lの3口フラスコである。反応器に前記NACA−Cl/トルエン溶液64 7g(1.43モル)、トルエン6lおよびp−フェノールスルホン酸二ナトリ ウム310.8g(1.43モル)〔p−フェノールスルホン酸二ナトリウムは 予め調製し、使用前に真空オーブン中で乾燥する(110℃、0.1mmHg、18 時間)〕を加える。この混合物を18時間還流する。室温に冷却後、生成物をブ フナー漏斗上に捕集し、乾燥して粗固体725gを与える。粗固体を還流87: 13(v/v)メタノール/水7lに取り上げ、熱間濾過し、室温で再結晶させ る。得られた沈殿を濾過し、18時間真空乾燥して(50℃、0.1mm)淡褐色 の生成物410g(NACAに基づいて64%)を与える。未反応フェノールス ルホネートの痕跡は、1Hスペクトル中で6.75および7.55ppmで小さ い二重線によって示される。その他の点では、スペクトルは、予想される構造と 一致し且つ他の不純物は明らかではない。 例IV 下記の成分からなる粒状洗剤組成物は、調製する。 成分 重量%12直鎖アルキルベンゼンスルホネート 22 ホスフェート(トリポリリン酸ナトリウムとして) 30 炭酸ナトリウム 14 ケイ酸ナトリウム 3 リパーゼ 0.3 過炭酸ナトリウム 5 エチレンジアミンジスクシネートキレート化剤(EDDS) 0.4 硫酸ナトリウム 5.5 ノナノイルカプロラクタム 5 充填剤および水 残部(100%とする) CaCO3、タルク、粘土、シリケートなどの好都合な物質から選択できる。 漂白性能および天然ゴム洗濯機部品への影響を試験する際に、下記の試験法を 使用する。 洗剤組成物の熱安定性成分およびアルカリ安定性成分の水性クラッチャーミッ クスを調製し、噴霧乾燥し、他の成分は、表示の成分を示す量で含有するように 混合する。 漂白活性剤を有する洗剤粒状物を、弾性材料などの天然ゴム物品を含めて予め 洗濯された布帛5ポンド(2.3kg)と一緒に、天然ゴム排水ホースを備えた自 動洗濯機に加える。洗剤および漂白活性剤の実際の重量を取って、17ガロン( 65l)の水充填機械中で前者の濃度950ppmおよび後者の濃度50ppm を与える。使用する水は、硬度7グレン/ガロンおよび洗剤/漂白系添加前のp H 7〜7.5(添加後約9〜約10.5)を有する。 布帛を35℃(95°F)でフルサイクルで(12分)洗濯し、21℃(70 °F)ですすぐ。洗濯法は、天然ゴム部品の破断または有意の損傷なしに、また は布帛に含有される天然ゴムの損傷なしに良好な酵素性能で2,000洗浄サイ クル繰り返す。 例V 下記の成分からなる粒状洗剤組成物は、調製する。 成分 重量% 陰イオンアルキルサルフェート 7 非イオン界面活性剤 5 ゼオライト(0.1〜10μm) 10 クエン酸三ナトリウム 2 SKS−6シリケートビルダー 10 アクリレートマレエート重合体 4 ノナノイルカプロラクタム 5 過炭酸ナトリウム 15 炭酸ナトリウム 5 エチレンジアミンジスクシネートキレート化剤(EDDS) 0.4 抑泡剤 2 プロテアーゼ(サビナーゼとして) 0.3 リパーゼ(リポラーゼとして) 0.3 防汚剤 0.2 微量成分、充填剤★★および水 残部(100%とする) 平均粒径400〜1200μm。★★ CaCO3、タルク、粘土、シリケートなどの好都合な物質から選択できる 。 漂白性能および天然ゴム洗濯機部品への影響を試験する際に、下記の試験法を 使用する。 洗剤組成物の熱安定性成分およびアルカリ安定性成分の水性クラッチャーミッ クスを調製し、噴霧乾燥し、他の成分は、表示の成分を示す量で含有するように 混合する。 漂白活性剤を有する洗剤粒状物を、分与引出を介して、予め洗濯された布帛5 ポンド(2.3kg)と一緒に、天然ゴム排水ホースを備えた自動洗濯機に加える 。洗剤および漂白活性剤の実際の重量を取って、17lの水充填機械中で前者の 濃度8,000ppmおよび後者の濃度400ppmを与える。使用する水は、 硬度10グレン/ガロンおよび洗剤/漂白系添加前のpH 7〜7.5(添加後 約9〜約10.5)を有する。 布帛を40℃(104゜F)でフルサイクルで(40分)洗濯し、21℃(7 0°F)ですすぐ。洗濯法は、天然ゴム部品の破断または有意の損傷なしに良好 な酵素安定性および性能で2,000洗浄サイクル繰り返す。 例VI ノナノイルカプロラクタムの代わりに当量のベンゾイルオキシベンゼンスルホ ネートを使用する以外は、洗剤組成物を例Vの方法と同一の方法によって調製す る。例Vの洗濯法は、約1200サイクル繰り返し、その時点で、天然ゴム部品 は破断する。 例VII ノナノイルカプロラクタムの代わりに例IIIで製造したような当量の(6−ノ ナンアミドカプリロイル)オキシベンゼンスルホネートを使用する以外は、洗剤 組成物を例Vの方法と同一の方法によって調製する。例Vの洗濯法は、天然ゴム 部品の破断または有意の損傷なしに良好な酵素安定性および性能で2000サイ クル繰り返す。 例VIII ノナノイルカプロラクタムの代わりに例IIIに従って調製したようなベンゾイ ルカプロラクタムとノナノイルカプロラクタムと(6−ノナンアミドカプロイル )オキシベンゼンスルホネートとの1:1:1混合物15%を使用し且つ過炭酸 ナトリウムの量が30%である以外は、洗剤組成物を例Vの方法と同一の方法に よ って調製する。例Vの洗濯法は、天然ゴム部品の破断または有意の損傷なしに良 好な酵素安定性および性能で2,000サイクル繰り返す。 例IX ノナノイルカプロラクタムの代わりに例IIIに従って調製したようなベンゾイ ルカプロラクタムと(6−ノナンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネー トとの1:1混合物20%を使用し、過炭酸ナトリウムの量が20%であり且つ ホスフェートの量が0%である以外は、洗剤組成物を例IVの方法と同一の方法に よって調製する。例IVの洗濯法は、天然ゴム部品の破断または有意の損傷なしに 良好な酵素安定性および性能で2,000サイクル繰り返す。 例X ノナノイルカプロラクタムの代わりに当量のベンゾオキサジン型活性剤を使用 する以外は、洗剤組成物を例Vの方法と同一の方法によって調製する。例Vの洗 濯法は、天然ゴム部品の破断または有意の損傷なしに良好な酵素安定性および性 能で2,000サイクル繰り返す。 例XI ノナノイルカプロラクタムの代わりにベンゾオキサジン型活性剤とテトラアセ チルエチレンジアミン活性剤との1:1混合物10%を使用し且つ過炭酸ナトリ ウムの量が25%である以外は、洗剤組成物を例Vの方法と同一の方法によって 調製する。例Vの洗濯法は、天然ゴム部品の破断または有意の損傷なしに良好な 酵素安定性および性能で2,000サイクル繰り返す。 例XII 汚れた布帛を手洗いするのに好適な洗濯固形物は、標準の押出法によって調製 し、下記のものからなる。 成分 重量%12直鎖アルキルベンゼンスルホネート 30 ホスフェート(トリポリリン酸ナトリウムとして) 7 炭酸ナトリウム 25 ピロリン酸ナトリウム 7 ココナツモノエタノールアミド 2 ゼオライトA(0.1〜10μm) 5 カルボキシメチルセルロース 0.2 ポリアクリレート(分子量1400) 0.2 (6−ノナンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート 5 過炭酸ナトリウム 5 増白剤、香料 0.2 プロテアーゼ(プロテアーゼCとして) 0.3 リパーゼ(リポラーゼとして) 0.3 CaSO4 1 MgSO4 1 水 4 充填剤 残部(100%とする) CaCO3、タルク、粘土、シリケートなどの好都合な物質から選択できる。 洗剤洗濯固形物は、技術上常用されているような通常の石鹸または洗剤固形物 製造装置中で加工する。試験を例V中の手順および方法に従って行う。洗濯法は 、天然ゴム部品の破断または有意の損傷なしに良好な酵素安定性および性能で2 ,000洗浄サイクル繰り返す。 例XIII (6−ノナンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネートの代わりに当量 のベンゾイルカプロラクタムを使用する以外は、洗剤組成物を例XIIの方法と同 一の方法によって調製する。例XIIの洗濯法は、天然ゴム部品の破断または有意 の損傷なしに良好な酵素安定性および性能で2,000サイクル繰り返す。 例XIV (6−ノナンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネートの代わりに当量 のノナノイルカプロラクタムを使用する以外は、洗剤組成物を例XIIの方法と同 一の方法によって調製する。例XIIの洗濯法は、天然ゴム部品の破断または有意 の損傷なしに良好な酵素安定性および性能で2,000サイクル繰り返す。 例XV 下記の成分からなる粒状洗剤組成物は、調製する。 成分 重量% 陰イオンアルキルサルフェート 7 非イオン界面活性剤 5 ゼオライト(0.1〜10μm) 10 クエン酸三ナトリウム 2 SKS−6シリケートビルダー 10 アクリレートマレエート重合体 4 ノナオノイルカプロラクタム 5 過炭酸ナトルウム 15 炭酸ナトリウム 5 エチレンジアミンジスクシネートキレート化剤(EDDS) 0.4 抑泡剤 2 プロテアーゼ(プロテアーゼCとして) 0.5 防汚剤 0.2 微量成分、充填剤★★および水 残部(100%とする) 平均粒径400〜1200μm★★ CaCO3、タルク、粘土、シリケートなどの好都合な物質から選択できる 。 洗剤組成物の熱安定性成分およびアルカリ安定性成分の水性クラッチャーミッ クスを調製し、噴霧乾燥し、他の成分は、表示の成分を示す量で含有するように 混合する。 試験は、例V中の手順および方法に従って行う。例Vの洗濯法は、天然ゴム部 品の破断または有意の損傷なしに良好な酵素安定性および性能で2,000サイ クル繰り返す。 例XVI ノナノイルカプロラクタムの代わりに当量のベンゾイルカプロラクタムを使用 する以外は、洗剤組成物を例XVの方法と同一の方法によって調製する。 試験は、例V中の手順および方法に従って行う。例Vの洗濯法は、天然ゴム部 品の破断または有意の損傷なしに良好な酵素安定性および性能で2,000サイ クル繰り返す。 例XVII ノナノイルカプロラクタムの代わりに当量の(6−ノナンアミドカプロイル) オキシベンゼンスルホネート15重量%を使用し且つ過炭酸ナトリウムの量が3 0%である以外は、洗剤組成物を例XVの方法と同一の方法によって調製する。 試験は、例V中の手順および方法に従って行う。例Vの洗濯法は、天然ゴム部 品の破断または有意の損傷なしに良好な酵素安定性および性能で2,000サイ クル繰り返す。 例XVIII ノナノイルカプロラクタムの代わりに(6−ノナンアミドカプロイル)オキシ ベンゼンスルホネートと(6−デカンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホ ネート活性剤との1:1混合物15重量%を使用し且つ過炭酸ナトリウムの量が 30%である以外は、洗剤組成物を例XVの方法と同一の方法によって調製する 。 試験は、例V中の手順および方法に従って行う。例Vの洗濯法は、天然ゴム部 品の破断または有意の損傷なしに良好な酵素安定性および性能で2,000サイ クル繰り返す。 例XIX ノナノイルカプロラクタムの代わりに(6−オクタンアミドカプロイル)オキ シベンゼンスルホネートと(6−デカンアミドカプロイル)オキシベンゼンスル ホネート活性剤との1:1混合物15重量%を使用し且つ過炭酸ナトリウムの量 が30%である以外は洗剤組成物を例XVの方法と同一の方法によって調製する 。 試験は、例V中の手順および方法に従って行う。例Vの洗濯法は、天然ゴム部 品の破断または有意の損傷なしに良好な酵素安定性および性能で2,000サイ クル繰り返す。 例XX ノナノイルカプロラクタムの代わりに(6−オクタンアミドカプロイル)オキ シベンゼンスルホネート15重量%を使用し且つ過炭酸ナトリウムの量が30% である以外は、洗剤組成物を例XVの方法と同一の方法によって調製する。 試験は、例V中の手順および方法に従って行う。例Vの洗濯法は、天然ゴム部 品の破断または有意の損傷なしに良好な酵素安定性および性能で2,000サイ クル繰り返す。 例XXI ノナノイルカプロラクタムの代わりに(6−デカンアミドカプロイル)オキシ ベンゼンスルホネート活性剤15重量%を使用し且つ過炭酸ナトリウムの量が3 0%である以外は、洗剤組成物を例XVの方法と同一の方法によって調製する。 試験は、例V中の手順および方法に従って行う。例Vの洗濯法は、天然ゴム部 品の破断または有意の損傷なしに良好な酵素安定性および性能で2,000サイ クル繰り返す。 漂白活性剤の加工法 漂白活性剤は、漂白液への迅速な分散を達成し且つ洗剤組成物中での良好な安 定性を保証するために広範囲の有機物質および無機物質で加工してもよい。漂白 活性剤は、好ましくは、粒状形で使用される。 好ましいカプロラクタム漂白活性剤粒子の一例は、ベンゾイルカプロラクタム 約65重量%、ケイ酸アルミニウムなどのビルダー約7重量%、炭酸ナトリウム 約15重量%、ポリアクリレート重合体などの分散剤約9重量%および直鎖アル キルスルホネートなどの可溶化剤約4重量%の凝集体である。好ましいカプロラ クタム漂白活性剤粒子の別の例は、ベンゾイルカプロラクタム約80〜約85重 量%およびタローアルコールエトキシレートなどのビルダー、好ましくはTAE 25約15〜約20重量%の凝集体である。 好ましいアミド誘導漂白活性剤粒子の一例は、(6−オクタンアミドカプロイ ル)オキシベンゼンスルホネートと(6−デカンアミドカプロイル)オキシベン ゼンスルホネートとクエン酸粉末との1:1:1混合物からなる。混合物を食品 ミキサー中で5〜10分間緊密に混合する。粒状物が形成されるまで、得られた 混合物にタローアルコールエトキシレート(TAE25)非イオン界面活性剤を 50℃で加える。典型的に成功裡の造粒は、漂白活性剤/クエン酸固体混合物: 非イオン結合剤の比率3.5:1で達成される。形状が楕円形および球状である 得られた粒状物は、白色であり且つ自由流動性である。 典型的な粒子組成は、漂白活性剤または漂白活性剤の混合物約40〜約60重 量%、好ましくは約55重量%、クエン酸約20〜約40重量%、好ましくは約 25重量%およびTAE25結合剤約15〜約30重量%、好ましくは約20重 量%である。或いは、(6−デカンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネ ートとクエン酸粉末との2:1混合物は、使用してもよい。この場合には、粒状 物の組成は、漂白活性剤55%、クエン酸25%およびTAE25結合剤20% である。他の好ましい有機結合剤としては、陰イオン界面活性剤(C12直鎖アル キルベンゼンスルホネート)、ポリエチレングリコールおよびTAE50が挙げ られる。 好ましいアミド誘導漂白活性剤粒子の別の例は、(6−オクタンアミドカプロ イル)オキシベンゼンスルホネートと(6−デカンアミドカプロイル)オキシベ ンゼンスルホネートと硫酸水素ナトリウムとの1:1:1混合物からなる。混合 物に陰イオン界面活性剤(アルキルサルフェートが特に好ましい)20重量%を 加える。成分を水(典型的には水30〜50重量%を加える)と混合してペース トとし、液滴が形成されるように気流に導入する。この技術は、噴霧乾燥として 通常既知である。このことは、例えば、ナイロ(Nyro)アトマイザーまたは噴霧 ガンを使用して達成してもよい。熱風(典型的には150〜300℃)をカラム を通して上方に送風する。形成された得られた粒子をカラムの底で捕集し、所望 の大きさに分級する。 典型的な粒子組成は、漂白活性剤または漂白活性剤の混合物約40〜約60重 量%、好ましくは約55重量%、硫酸水素ナトリウム約20〜40重量%、好ま しくは約25重量%および陰イオン界面活性剤約15〜25重量%、好ましくは 約20重量%である。或いは、(6−デカンアミドカプロイル)オキシベンゼン スルホネートと硫酸水素ナトリウムとの2:1混合物は、使用してもよい。クエ ン酸またはホウ酸も、前記例で硫酸水素ナトリウムの代わりに使用してもよい。 得られた粒状物の粒径は、所望の性能/安定性に応じて変化してもよい。粗粒 子(>1180μm)が高温/湿潤環境でより安定であるが、微粒子(<250 μm)は、改善された溶解度を示す。典型的に好ましい粒径範囲は、250〜1 180μmである。本明細書に合致する粒子は、優秀な安定性および溶解度を示 す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 08/151,316 (32)優先日 1993年11月12日 (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 08/196,322 (32)優先日 1994年2月15日 (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA, CN,CZ,FI,GE,HU,JP,KG,KP,K R,KZ,LK,LV,MD,MG,MN,MW,NO ,NZ,PL,RO,RU,SD,SI,SK,TJ, TT,UA,UZ,VN (72)発明者 ハートショーン、リチャード チモシー イギリス国ニューキャッスル、アポン、タ イン、キングストン、パーク、ハーシャ ム、クロウス、8 (72)発明者 ゴーシュ,チャンチャル クマー アメリカ合衆国オハイオ州、ウェスト、チ ェスター、パインミル、ドライブ、7005

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 有効量の1種以上の酵素および水性液中で過酸化水素を生成し得る過酸 素漂白化合物少なくとも0.1重量%および1種以上の漂白活性剤少なくとも0 .1重量%を含む漂白系を含んでなる洗剤組成物であって、前記漂白活性剤は a)一般式 の漂白活性剤またはそれらの混合物(式中、R1は炭素数1〜14のアルキル、 アリール、またはアルカリール基であり、R2は炭素数1〜14のアルキレン、 アリーレンまたはアルカリーレン基であり、R5はHまたは炭素数1〜10のア ルキル、アリールまたはアルカリール基であり、Lは離脱基である); b)式 〔式中、R1はH、アルキル、アルカリール、アリール、アリールアルキルであ り、R2、R3、R4およびR5はH、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アリール 、ヒドロキシル、アルコキシル、アミノ、アルキルアミノ、−COOR6 (式中、R6はHまたはアルキル基である)およびカルボニル官能基から選ばれ る同じか異なる置換基であってもよい〕 のベンゾオキサジン型漂白活性剤; c)式 (式中、R6はHまたは炭素数1〜12のアルキル、アリール、アルコキシアリ ールまたはアルカリール基である) のN−アシルカプロラクタム漂白活性剤;および d)(a)、(b)および(c)の混合物 からなる群から選ばれるメンバーであることを特徴とする洗剤組成物。 2. 前記酵素が前記洗剤組成物の少なくとも0.001重量%を占め且つプ ロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、ペルオキシダーゼおよびそれ らの混合物からなる群から選ばれる、請求項1に記載の組成物。 3. 前記酵素が真菌Humicola lanuginosaから誘導されるリパーゼまたは枯 草菌、Bacillus lentus またはBacillus lichniformisから誘導される修飾細菌 セリンプロテアーゼである、請求項2に記載の組成物。 4. 前記漂白活性剤が a)式 の漂白活性剤またはそれらの混合物(式中、R1は炭素数1〜14のアルキル、 アリール、またはアルカリール基であり、R2は炭素数1〜14のアルキレン、 アリーレンまたはアルカリーレン基であり、R5はHまたは炭素数1〜10のア ルキル、アリールまたはアルカリール基であり、Lは離脱基である); b)式 (式中、R6はHまたは炭素数1〜12のアルキル、アリール、アルコキシアリ ールまたはアルカリール基である) のN−アシルカプロラクタム漂白活性剤;および c)(a)と(b)との混合物 からなる群から選ばれ且つ前記酵素がサビナーゼ、プロテアーゼCおよびそれら の混合物からなる群から選ばれる、請求項2に記載の組成物。 5. 前記漂白活性剤がベンゾイルカプロラクタム、ノナノイルカプロラクタ ム、オクタノイルカプロラクタム、3,5,5−トリメチルヘキサノイルカプロ ラクタム、デカノイルカプロラクタム、ウンデセノイルカプロラクタム、(6− オクタンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート、(6−ノナンアミド カプロイル)オキシベンゼンスルホネート、(6−デカンアミドカプロイル)オ キシベンゼンスルホネート、およびそれらの混合物からなる群から選ばれ;前記 酵素がプロテアーゼCであり;且つ前記過酸素漂白化合物が過ホウ酸ナトリウム 1水和物、過ホウ酸ナトリウム4水和物、ピロリン酸ナトリウム過酸化水素化物 、尿素過酸化水素化物、過炭酸ナトリウム、過酸化ナトリウムおよびそれらの混 合 物からなる群から選ばれる、請求項1または請求項4に記載の組成物。 6. 漂白活性剤が粒状形、好ましくは噴霧乾燥粒子である、請求項1または 請求項4に記載の組成物。 7. 過酸化水素対漂白活性剤のモル比が約1.0以上である、請求項1また は請求項4に記載の組成物。 8. R1が炭素数6〜12、好ましくは7〜10のアルキル基であり、Rが 1〜8個、好ましくは4〜5個の炭素原子を有し、R5がHまたはメチルであり 、Lが およびそれらの混合物(式中、R1は請求項1に定義の通りであり、R3は炭素数 1〜8のアルキル鎖であり、R4はHまたはR3であり、YはHまたは可溶化基で ある) からなる群から選ばれる、請求項1に記載の組成物。 9. Lが 〔式中、R3は炭素数1〜8のアルキル鎖であり、Yは−SO3 -+または−CO2 -+(式中、Mはナトリウムまたはカリウムである)である〕 からなる群から選ばれる、請求項8に記載の組成物。 10. 前記ベンゾオキサジン型漂白活性剤が式 を有する、請求項1に記載の組成物。 11. 洗剤界面活性剤5〜80重量%、洗浄性ビルダー5〜80重量%およ び通常の洗剤補助剤0〜20重量%を更に含む、請求項1に記載の組成物。 12. 酸化分解を受けやすい天然ゴム製の部品を有する自動洗濯機中で布帛 をクリーニングするにあたり、前記洗濯機の前記天然ゴム部品が洗剤組成物によ って実質上損傷されないように請求項1に記載の洗剤組成物を含む水性液中で前 記洗濯機中で前記布帛を攪拌することを特徴とする布帛のクリーニング法。 13. 前記漂白系が1種以上の漂白活性剤少なくとも0.1重量%を含み、 前記漂白活性剤が a)一般式 の漂白活性剤またはそれらの混合物(式中、R1は炭素数1〜14のアルキル、 アリール、またはアルカリール基であり、R2は炭素数1〜14のアルキレン、 アリーレンまたはアルカリーレン基であり、R5はHまたは炭素数1〜10のア ルキル、アリールまたはアルカリール基であり、Lは離脱基である); b)式 〔式中、R1はH、アルキル、アルカリール、アリール、アリールアルキルであ り、R2、R3、R4およびR5はH、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アリール 、ヒドロキシル、アルコキシル、アミノ、アルキルアミノ、−COOR6(式中 、R6はHまたはアルキル基である)およびカルボニル官能から選ばれる 同じか異なる置換基であってもよい〕 のベンゾオキサジン型漂白活性剤; c)式 (式中、R6はHまたは炭素数1〜12のアルキル、アリール、アルコキシアリ ールまたはアルカリール基である) のN−アシルカプロラクタム漂白活性剤;および d)(a)、(b)および(c)の混合物 からなる群から選ばれる、請求項12に記載の方法。 13. 前記漂白系が水性液中で過酸化水素を生成できる過酸素漂白化合物少 なくとも0.1重量%を更に含み、前記過酸素漂白化合物が過ホウ酸ナトリウム 1水和物、過ホウ酸ナトリウム4水和物、ピロリン酸ナトリウム過酸化水素化物 、尿素過酸化水素化物、過炭酸ナトリウム、過酸化ナトリウムおよびそれらの混 合物からなる群から選ばれる、請求項12に記載の方法。 14. 前記酵素が前記洗剤組成物の少なくとも0.001重量%を占め且つ プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、ペルオキシダーゼおよびそ れらの混合物からなる群から選ばれる、請求項13に記載の方法。 15. 前記酵素が真菌Humicola lanuginosaから誘導されるリパーゼである か、前記酵素が枯草菌、Bacillus lentusまたはBacilus lichniformisから誘導 される修飾細菌セリンプロテアーゼである、請求項14に記載の方法。 16. 前記漂白活性剤が a)式 の漂白活性剤またはそれらの混合物(式中、R1は炭素数1〜14のアルキル、 アリール、またはアルカリール基であり、R2は炭素数1〜14のアルキレン、 アリーレンまたはアルカリーレン基であり、R5はHまたは炭素数1〜10のア ルキル、アリールまたはアルカリール基であり、Lは離脱基である); b)式 (式中、R6はHまたは炭素数1〜12のアルキル、アリール、アルコキシアリ ールまたはアルカリール基である) のN−アシルカプロラクタム漂白活性剤;および c)(a)と(b)との混合物 からなる群から選ばれ且つ前記酵素がサビナーゼ、プロテアーゼCおよびそれら の混合物からなる群から選ばれる、請求項15に記載の方法。 17. 前記漂白活性剤がベンゾイルカプロラクタム、ノナノイルカプロラク タム、(6−オクタンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート、(6− ノナンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート、(6−デカンアミドカ プロイル)オキシベンゼンスルホネート、およびそれらの混合物からなる群から 選ばれ;且つ前記酵素がプロテアーゼCである、請求項16に記載の方法。 18. a)プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、ペルオキシダーゼお よびそれらの混合物からなる群から選ばれる1種以上の酵素少なくとも0.00 1%;および b)一般式 (式中、R1は炭素数1〜14のアルキル、アリール、またはアルカリール基で あり、R2は炭素数1〜14のアルキレン、アリーレンまたはアルカリーレン基 であり、R5はHまたは炭素数1〜10のアルキル、アリールまたはアルカリー ル基である) を有する実質上不溶性の有機ペルオキシ酸少なくとも0.1重量%を含む漂白系 を含むことを特徴とする洗剤組成物。 19. 前記酵素が真菌Humicola lanuginosaから誘導されるリパーゼである か、前記酵素が枯草菌、Bacillus lentusまたはBacillus lichniformisから誘導 される修飾細菌セリンブロテアーゼである、請求項18に記載の組成物。 20. 洗剤界面活性剤5〜80重量%、洗浄性ビルダー5〜80重量%およ び通常の洗剤補助剤0〜20重量%を更に含む、請求項18に記載の組成物。 21. 高められた黒ずみ浄化を与えるにあたり、前記布帛を請求項18に記 載の通常の洗剤成分を含む水性液中で前記洗濯機中で攪拌することを特徴とする 方法。
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