JPH08510204A - 有機物を堆肥にする装置および方法 - Google Patents

有機物を堆肥にする装置および方法

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JPH08510204A JP50013395A JP50013395A JPH08510204A JP H08510204 A JPH08510204 A JP H08510204A JP 50013395 A JP50013395 A JP 50013395A JP 50013395 A JP50013395 A JP 50013395A JP H08510204 A JPH08510204 A JP H08510204A
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イエルゲンセン,ラルス・ベーデル
ニールセン,ラルス・クログスガールド
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イー・クルゲール・システムズ・アー/エス
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Abstract

(57)【要約】 有機物(3)を堆肥にする装置であって、複数の初期区域(4)と複数の中間区域(5、6)および複数の最終区域(7)を備え、有機物を逐次処理する複数の有機物区域と、有機物を1つまたは複数の初期区域に入れる手段と、有機物を1つの有機物区域から装置を通って別の有機物区域へ運ぶ手段と、堆肥にされた有機物を1つまたは複数の最終区域から取り出す手段と、有機物を通じて空気を吸い込むことにより、または有機物を通じて空気を吹き込むことによってその有機物に空気を通す手段と、有機物の一部から別の部分に放出空気を再循環させる手段とを備える有機物(3)を堆肥にする装置であって、各中間区域と最終区域が別々の空気放出ダクト(18、19、21)に通じ、各初期区域が別々の空気供給ダクト(20)に通じ、新鮮な空気を1つまたは複数の中間区域を通じて流す手段(22、23)と、中間区域から放出された空気の少なくとも一部を加熱するために1つまたは複数の初期区域を通じて流す手段(22、25)と、中間区域および初期区域から放出された空気を脱臭浄化のために1つまたは複数の最終区域を通じて流す手段(24)と、最終区域から放出された空気を装置から出すために導く手段(24)とを備える、有機物(3)を堆肥にする装置。

Description

【発明の詳細な説明】 有機物を堆肥にする装置および方法 本発明は、有機物、好ましくは有機廃棄物を堆肥にする装置であって、複数の 初期区域と複数の中間区域および複数の最終区域を備え、有機物を逐次処理する 複数の有機物区域と、有機物を1つまたは複数の初期区域に入れる手段と、有機 物を1つの有機物区域から装置を通って別の有機物区域へ運ぶ手段と、堆肥にさ れた有機物を1つまたは複数の最終区域から取り出すための手段と、有機物を通 じて空気を吸い込むことにより、または有機物を通じて空気を吹き込むことによ ってその有機物に空気を通す手段と、有機物の一部から別の部分に放出空気を再 循環させる手段とを備える、有機物、好ましくは有機廃棄物を堆肥にする装置に 関するものである。 フランス特許FR−A−2,323,641号は、家庭廃棄物が内部を連続し て運ばれる筒状回転処理室と、処理した廃棄物を取り出す処理室の端部から室の 中間に配置されている区域まで放出空気を再循環でき、かつ新鮮な空気、スチー ム、および酸素を再循環された放出空気と一緒に前記区域に供給できるようにす る曝気管システムとを備える、家庭廃棄物を処理する 装置を開示している。 中間区域における温度、空気湿度、および曝気の範囲は曝気管システムによっ て所望のレベルに調整される。 1986年5月29日に米国フロリダ州オーランドで開かれた「第16回地方 自治体処理装置スラッジ管理全国会議(The 16th nalional conference of muni cipal treatment plant sludge management)」で発表されたJohn R.O'Brienの 論文「The tunnel reactor the flexible in-vessel composting system」が、 内部で有機物を連続的に運ぶ、複数の区域に分割された密閉タンクを備えた有機 物連続堆肥化装置を開示している。 従来の装置では、2つの初期区域と最終区域の底を通じて新鮮な空気を有機物 を運ぶ向きに吹き込み、その間に中間区域の底を通じて空気を吸い出し、それに よって空気を前記初期区域および最終区域から中間区域まで、一部は有機物中を 、一部は、有機物の上側とタンクの蓋の間に配置されている中空空間を再循環さ せることによって、流させることによって曝気を行っている。 2つの企業Austrian Energy & Environment SGP/Waagner- Bir GmbHおよびKoch Environmental Technology GmbHによるパンフレットが、堆 肥化すべき物質を受けるタンクと、受けたタンクから運ばれてきた物質を更に処 理するための堆肥化室とを備え、その堆肥化室の内部に3つの独立した有機堆積 物が含まれ、その堆積物で物質の連続処理を行う堆肥化装置を示している。 従来の装置では、受けタンクから放出された空気の一部を熱交換器で加熱し、 その加熱された空気を第1の堆積物を通じて送り、その後で2つの別の熱交換器 を通して最後の堆積物まで送り、受けタンクから放出された空気の残りの部分を 第2の堆積物を通じて送ることによって曝気を行っている。室から放出された空 気はスクラッバを通じて送り、その後で脱臭浄化のためにバイオフィルタを通じ て送る。 第1の堆積物から放出された空気を最後の堆積物を通して送ることによって、 空気の臭気汚染物質の量が減少する。 本発明の目的は、請求の範囲第1項のプレアンブルに記載されている種類の改 良型装置を得ることである。 この目的は、中間区域と最終区域がそれぞれ別々の空気放出ダクトに通じ、各 初期区域が別々の空気供給ダクトに通じ、新 鮮な空気を1つまたは複数の中間区域を通じて流す手段と、中間区域から放出さ れた空気の少なくとも一部を加熱するために1つまたは複数の初期区域を通じて 流す手段と、中間区域および初期区域から放出された空気を脱臭浄化のために1 つまたは複数の最終区域を通じて流す手段と、最終区域から放出された空気を装 置から外に導く手段とを備えることを特徴とする本発明の装置によって達成され る。 本発明は、物質が最も迅速に分解し、かつ温度が最高である中間区域から放出 された空気を、処理されておらず、かつ加熱されていない物質を入れる初期区域 を通じて流すことによって物質を所望の処理温度まで迅速かつ効率的に加熱でき ることを発見したことに基づいている。したがって、反応機の単位体積当たりの 堆肥化処理率で表した処理効率を大幅に高くできる。 更に、中間区域から放出された空気は水蒸気を含み、中間区域から放出された 空気を初期区域を通じて流すことによって、希望により、初期区域に入れた未処 理物質を加湿できる。初期区域における物質のそのような加湿およびその加熱に よって処理効率が向上する。 請求の範囲第1項のプリアンブルに記載されている種類の装 置は、堆肥化装置から放出された空気を環境中に放出する前にその放出された空 気を脱臭浄化するための外部装置を通常備えている。そのような脱臭浄化装置は 、たとえば、堆肥物質を濾過器として有するバイオフィルタの形をとることがで きる。 したがって、本発明は、さらに、最終区域に存在する、堆肥に完全に、または ほとんど完全に変えられた、有機物を、装置から放出された空気の脱臭浄化のた めのバイオフィルタとして使用することが可能であること、したがって、装置か ら放出された処理空気のすべてが最終区域に流されるならば外部脱臭浄化装置を 省略できることの発見に基づくものである。 従来の外部バイオフィルタの運転においては、堆肥充填物質の交換と再生の少 なくとも一方を行うために、フィルタを定期的に休止する必要がある。 外部バイオフィルタと比較して、最終区域を脱臭浄化バイオフィルタとして使 用することによって、装置の運転中は最終区域内部の堆肥物質が常に交換される ために、バイオフィルタのそのような休止が避けられるという利点が更に得られ る。 本発明は、別々の共通空気供給ダクトおよび空気放出ダクトに連結される区域 に装置を分割する結果として、種々の区域内 部の空気流速、含水量、温度、酸素濃度、空気湿度などの種々の運転条件を設定 可能で、それによって堆肥化処理効率を大きく向上できるという利点も提供する 。 堆肥への物質の分解は何種類かの微生物の培養の作用の下に行われる。物質は タンク内部を運ばれている間に徐々に分解するので、物質の組成は変化し、微生 物相の組成が同時に変化する。 上記のように、本発明の装置は、物質の運ばれる向きに応じてタンク内の運転 条件を制御できるようにし、したがって、それぞれの区域に存在する微生物相の 運転条件を最適にし、その結果として処理効率を向上する。 本発明の装置の好適な実施例は、中間区域と初期区域の少なくとも一方から放 出された空気を新鮮な空気と混合し、その混合した混合物の少なくとも一部を1 つまたは複数の中間区域を通じて流すための手段を更に備えることを特徴とする 。 本発明のこの実施例を使用する場合には、加熱されていない新鮮な空気が中間 区域に直接流されて、その区域の空気供給端部に存在する物質が所望の運転温度 より低く冷却されることを避けることができる。 本発明の装置は1つから3つの初期区域と1つから3つの最終区域を備えるこ とが好ましい。 更に、本発明の装置は1つから6つの中間区域を備えることが好ましい。 物質区域は2基またはそれ以上のタンクの内部に入れることができ、希望によ っては別々のタンクに入れることができる。 しかし、本発明の特に好適な実施例は、全ての物質区域を含むタンクを装置が 備えることを特徴とする。 以下、上記の特に好適な実施例について本発明を詳しく説明する。 本発明の装置のタンクは箱形で、静止していることが好ましい。 本発明の好適な実施例では、タンクは二重底で、有機物を置く内部穴開き板と 、各物質区域に向き合う底室を形成する隔壁とを有し、それらの底室は空気供給 ダクトまたは空気放出ダクトに通じる。 上記種類の二重底によって、各区域の横断面全体にわたって一様な空気の流れ を得ることができる。 本発明の好適な実施例は、タンクがすべての物質区域に開放 連通して、新鮮な空気が入れられる空気混合区域を備え、その空気混合区域から 空気が中間区域を通じて流され、中間区域から放出された空気がその空気混合区 域に再循環され、初期区域から放出された空気がその空気混合区域を流され、そ の空気混合区域から空気が最終区域に流されることを特徴とする。 本発明の別の実施例においては、タンクが二重蓋を備え、内部穴開き板と、各 物質区域に向き合う蓋室を形成する隔壁とを有し、それらの蓋室は別々の空気供 給ダクトまたは空気放出ダクトに通じている。 中間区域から放出された空気の再循環と、最終区域から放出された空気の放出 は、それぞれの空気放出ダクトを通じて行われ、中間区域から初期区域へ再循環 される空気の供給はそれぞれの空気供給ダクトを通じて行われる。 中間区域および最終区域からの各空気放出ダクトは、ダクト中に空気流を発生 でき、ダクトに連結されている区域を通じて処理空気を吸込みによって流すこと ができるようにするブロワを備えることが好ましい。 初期区域への供給ダクトの内部と、初期区域内部の空気通路の内部の空気流は 、空気再循環を行う1つまたは複数の中間区 域の内部の放出ダクトに配置されている1つまたは複数のブロワによって発生す ることが好ましい。 装置から放出された空気は、空気の放出によって装置内部に発生する低圧の結 果として装置内部に自動的に吸い込まれる新鮮な空気で置換される。新鮮な空気 は1つまたは複数の開口部または弁を通じて中間区域内に、または中間区域から 再循環された空気を含んでいる空気ダクト内に、または装置が空気混合区域を備 えている場合はその空気混合区域内に、直接吸い込むことができる。 希望によっては、タンクは区域の間に、区域の間で物質の移動を行うことがで きる開口部を有する半壁または壁の形の隔壁を備える。 タンクが空気混合区域を備える場合は、タンクの入り口端部からその放出端部 まで有機物を運ぶ手段は、タンクの上端部を横切ってブリッジを形成して、タン クの長さ方向に動かすことができるコンソールの形と、コンソール内部に支持さ れて、コンソールの内部を長手方向に移動でき、かつコンソールに対して横方向 および縦方向に揺らすことができる複数の回転スクリューコンベヤとを持つ。 有機物を運ぶ上記手段は、参照により本明細書に含める国際公報WO 92/ 18230号に詳述されている。 更に、有機物を運ぶ手段は、たとえば、動く床、ピストン、またはタンクが隔 壁を備えている場合には、希望によって区域の間の隔壁に設置できるパイル・タ ーンオーバ装置の形を取ることができる。 この装置の運転中、個々の区域の温度は、その内部に形成したい微生物相に依 存し、かつその微生物相を意図して選択される。個々の区域内部の運転温度は3 0℃から80℃まで変化する。通常50〜60℃の温度を用いる。 堆肥化区域の温度は、その内部を流れる空気の量を制御することによって調節 することが好ましい。中間区域および最終区域においては、その中を流される空 気は、物質から水分を蒸発させることによって部分的に冷却し、物質から空気に 熱を伝えることによって部分的に冷却し、初期区域内部を流される空気は、空気 から熱を伝えることによって、および水凝縮熱を解放することによって物質を加 熱する。 温度調節は、種々の区域、空気流、および、装置が空気混合区域を備えている 場合には、空気混合区域における、温度の測 定に基づいて行うことが好ましい。 堆肥化すべき物質の含水率が低いと、あるいは空気流の結果として物質が乾燥 しているとすると、堆肥化速度を向上させるために1つまたは複数の区域に水を 加えることができる。水は浸透の態様で、または空気再循環手段、水道水または 廃水からの凝縮した水蒸気の形で加えることができる。 短期的に見れば、物質に水を加えると冷却することになるが、長い目で見れば 、処理速度、したがって、エネルギー発生およびエネルギー放出率を向上する。 空気再循環の全量と吸い込まれる空気の量の比は好ましくは1〜6、好ましく は2.5〜4である。 空気再循環量の吸い込まれる新鮮な空気の量に対する比を比較的高くして装置 を運転すると、区域に供給される処理空気の温度と希望運転温度の差は比較的小 さく、したがって、空気供給側から空気放出側までの向きの区域内部の温度変化 を小さくできる。そうすると処理効率が高くなる。 更に、本発明は、複数の初期区域と複数の中間区域および複数の最終区域を備 え、有機物を逐次処理する複数の有機物区域内部で連続処理することによって有 機物を堆肥にする方法であ って、有機物を1つまたは複数の初期区域に入れ、1つの有機物区域から装置を 通って別の有機物区域へ運び、堆肥にされた有機物を1つまたは複数の最終区域 から取り出し、有機物を通じて空気を吸い込むことにより、または有機物を通じ て空気を吹き込むことによってその有機物を空気にさらし、有機物の一部から別 の部分に放出空気を再循環させる、有機物を堆肥にする方法に関するものである 。 本発明の方法は、各中間区域と最終区域が別々の空気放出ダクトに通じ、各初 期区域が別々の空気供給ダクトに通じ、曝気は新鮮な空気を1つまたは複数の中 間区域を通じて流すことによって行い、中間区域から放出された空気の少なくと も一部を1つまたは複数の初期区域を通じて流して加熱し、中間区域および初期 区域から放出された空気を1つまたは複数の最終区域を通じて流して脱臭浄化し 、最終区域から放出された空気を装置から放出する、装置を使用することを特徴 とするものである。 以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。 第1図は本発明の装置の好適な実施例の側面の略図である。 第2図は本発明の装置の別の好適な実施例の側面の略図である。 第1図は、有機物の層3を含んでいるタンク2を備えた装置1を示す。タンク 2は、初期区域4と、2つの中間区域5、6と、最終区域7の4つの区域で構成 される。物質層3は、二重底9の内部板を構成する穴開き板8の上に置かれる。 底9は、区域4、5、6、7に向き合う底室13、14、15、16を構成する ための隔壁10、11、12も備える。 タンク2は空気混合区域17も備える。その空気混合区域は物質層3の上に配 置され、各区域4、5、6、7に開放連通している。 装置は、底室14、15から放出された空気を混合区域17まで再循環させる ための2つのダクト18、19と、底室14から放出された空気の一部を底室1 3まで再循環させるためにダクト18から分岐したダクト20と、底室16から 放出された空気を装置から出すためのダクト21と、希望によっては煙突(図示 せず)を更に備える。 ダクト18、19、21の内部と、分岐したダクト20の内部とに空気流を発 生させるために、ブロワ22、23、24がそれらのダクトの内部に設けられる 。それらのダクトによって空気が混合区域17から吸い込まれて、中間区域5、 6と最終 区域7を通じて下り、空気は初期区域4を通って混合区域17に吹き上げられる 。 ダクト20の内部の空気流はダンパー25によって調整される。 新鮮な空気を取り入れるための吸入弁26が混合区域17の壁の内部に配置さ れる。 以下に、装置1の運転制御をどのようにして行うのかについて説明する。 装置を制御する目的は、個々の区域内部に所望の温度と所望の水含有量を維持 することである。制御は、ブロワによって、および区域に水を加えることによっ て、区域内部の空気流量を変化させることによって行われる。 混合区域17内部の温度と相対湿度、ダクト18、19、21の内部の温度、 空気流量、相対湿度および酸素濃度、ダクト20の空気量、および初期区域内部 の温度および酸素濃度、の連続自動測定が行われる。 ダクト内部の連続測定のために必要な、ある一定の最低空気流量がダクト18 、19の内部に常に存在するように、ブロワ22、23を調整する。ダクト18 、19の内部の温度が所定 の設定値を超えた時、または空気混合区域17とダクト18、19の間の温度差 が所定の差設定値を超えた時は、ダクト内の空気流をより高い値とする。 ダクト18、19内部の温度または上記温度差が、所与の期間の後でそれぞれ の設定値まで降下した場合は、最終区域7から放出される空気が増加する。 ダクト18、19内部および混合区域17の内部の空気の相対湿度の測定値と 、ダクト18、19の内部の空気流量の測定値とに基づき、かつ水の蒸発量の計 算値に基づいて中間区域5、6からの水の蒸発量を計算でき、および希望によっ ては手作業による水試料採取によって中間区域5、6に存在する物質中の水の量 の決定に基づいて、必要に応じて中間区域5、6に水を加える。 初期区域4を加熱するために、中間区域5から放出されて加熱された空気を初 期区域を通じて流すことによって、初期区域の温度を調整する。初期区域4に入 れた物質が所与の温度設定値まで加熱されるように、ブロワ22とダンパー25 によってダクト20内部の空気流量を制御する。 ダクト内部での測定のために、ダクト21の内部にある一定 の最低空気流が常に存在するように、放出ダクト21内部に設けられているブロ ワ15は動作する。ダクト21の内部温度が所定の設定値を超えた時、または上 記のように中間区域5、6の温度調整に関連してダクト21内部の空気流量を増 大させることが求められた時に、ダクト21内部の空気流量を増加させる。 必要に応じて水が最終区域7に加えられ、中間区域5、6について上で述べた のと同じやり方で水を加えることが行われる。 最終区域7から放出された空気は、弁26を通じて空気混合区域17に吸い込 まれた新鮮な空気によって置換される。 第2図は、有機物の層3を含んでいるタンク2を備えた装置30を示す。タン ク2は、2つの初期区域31、32と、4つの中間区域33、34、35、36 と、2つの最終区域37、38とを含む8つの区域で構成される。物質層3は、 二重底9の内部板を構成する穴開き板8の上に置かれる。底9は、区域31、3 2、33、34、35、36、37、38に向き合う底室39、40、41、4 2、43、44、45、46を構成するための7つの隔壁も備える。 タンク2は空気混合区域17も備える。その空気混合区域は 物質層3の上に配置され、各区域31〜38に開放連通している。 装置は、底室41、42、43、44から放出された空気を混合区域17まで 再循環させるための4つのダクト47、48、49、50と、底室45、46か ら放出された空気を放出ダクト53まで流すためのダクト51、52とを更に備 える。 ダクト47、48は分岐ダクト54、55を含む。分岐ダクトは底室40、3 9に連結される。 ダクト47、48、49、50、51、52の内部にブロワ56、57、58 、59、60、61が設けられ、ダクト47、48と分岐ダクト54、55の内 部にダンパー62、63、64、65が設けられる。それらのブロワとダンパー によって、主ダクト内部の空気量の、連結されているダクト内部の空気量に対す る比を調整できる。 混合区域17の壁内部に弁26が設けられる。 装置30は装置1におけるのと同じやり方で制御される。それについての上記 説明を参照されたい。 例 第1図に示す種類の装置についての数学モデルを使用するこ とによって、一部は夏季条件の下で、一部は冬季条件の下で、装置の運転中のコ ンピュータ・シミュレーションを行った。 表1、表2はそれぞれ夏季条件、冬季条件下での、4つの堆肥化区域と空気混 合域、装置全体での運転パラメータのシミュレーション値である。 夏季条件の下での装置運転のシミュレーションは、未処理の有機物の温度が2 5℃、新鮮な空気の温度が25℃、相対湿度が50%、含水率が0.0099k g/kgであるとの仮定に基づいている。 同様に、冬季条件の下での装置運転のシミュレーションは、未処理の有機物の 温度が0℃、新鮮な空気の温度が0℃、相対湿度が70%、含水率が0.002 6kg/kgであるとの仮定に基づいている。 表1と2からわかるように、夏季条件と冬季条件の下では、2つの中間区域と 最終区域内部の温度が所望の運転温度55℃に抑えられ、それと同時に、初期区 域に入れた未処理物質を所望の運転温度55℃まで加熱するように、装置の曝気 を制御することが可能である。 空気混合区域内部の温度と区域内部の所望の運転温度の差が比較的小さく、し たがって、中間区域と最終区域における温度変化も比較的小さく、その結果とし て処理効率が高くなることもわかる。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 す手段(24)と、最終区域から放出された空気を装置 から出すために導く手段(24)とを備える、有機物 (3)を堆肥にする装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.有機物(3)を堆肥にする装置であって、複数の初期区域(4)と複数の中 間区域(5、6)および複数の最終区域(7)を備え、有機物を逐次処理する複 数の有機物区域と、有機物を1つまたは複数の初期区域に入れる手段と、有機物 を1つの有機物区域から装置を通って別の有機物区域へ運ぶ手段と、堆肥にされ た有機物を1つまたは複数の最終区域から取り出す手段と、有機物を通じて空気 を吸い込むことにより、または有機物を通じて空気を吹き込むことによってその 有機物に空気を通す手段と、有機物の一部から別の部分に放出空気を再循環させ る手段とを備える、有機物(3)を堆肥にする装置であって、各中間区域と最終 区域が別々の空気放出ダクト(18、19、21)に通じ、各初期区域が別々の 空気供給ダクト(20)に通じ、新鮮な空気を1つまたは複数の中間区域を通じ て流す手段(22、23)と、中間区域から放出された空気の少なくとも一部を 加熱するために1つまたは複数の初期区域を通じて流す手段(22、25)と、 中間区域および初期区域から放出された空気を脱臭浄化のために1つまたは複数 の最終区域を通じ て流す手段(24)と、最終区域から放出された空気を装置から外へ導く手段( 24)とを備えることを特徴とする装置。 2.中間区域と初期区域の少なくとも一方(5、6;4)から放出された空気を 新鮮な空気と混合し、その混合した混合物の少なくとも一部を1つまたは複数の 中間区域を通じて流すための手段(17)を更に備えることを特徴とする、請求 の範囲第1項に記載の装置。 3.1つないし3つの初期区域(4)と1つないし3つの最終区域(7)を備え ることを特徴とする、請求の範囲第1項または第2項に記載の装置。 4.1つないし6つの中間区域(5、6)を備えることを特徴とする、請求の範 囲第1項から第3項のいずれか一項に記載の装置。 5.全ての物質区域を含むタンク(2)を備えることを特徴とする、請求の範囲 第1項から第4項のいずれか一項に記載の装置。 6.タンクが箱形で、静止していることを特徴とする、請求の範囲5に記載の装 置。 7.タンク(2)が二重底(9)を備え、この二重底は有機物 (3)を置く内部穴開き板(8)と、各物質区域(4、5、6、7)に向き合う 底室(13、14、15、16)を形成する隔壁(10、11、12)とを有し 、それらの底室が空気供給または空気放出のためダクト(20;18、19、2 1)に通じることを特徴とする、請求の範囲5項または第6項に記載の装置。 8.タンク(2)が、全ての物質区域に(4、5、6、7)開放連通して、新鮮 な空気が入る空気混合区域(17)を備え、その空気混合区域に新鮮な空気が取 り込まれ、その空気混合区域から空気が中間区域(5、6)を通じて流され、中 間区域から放出された空気がその空気混合区域に再循環され、初期区域(4)か ら放出された空気がその空気混合区域を流され、その空気混合区域から空気が最 終区域(7)に流されることを特徴とする、請求の範囲5項から第7項のいずれ か一項に記載の装置。 9.複数の初期区域(4)と複数の中間区域(5、6)および複数の最終区域( 7)を備え、複数の有機物区域内部で連続処理することによって有機物(3)を 堆肥にする方法であって、有機物を1つまたは複数の初期区域に入れ、1つの有 機物区域 から装置を通って別の有機物区域へ運び、堆肥にされた有機物を1つまたは複数 の最終区域から取り出し、有機物を通じて空気を吸い込むことにより、または有 機物を通じて空気を吹き込むことによってその有機物を空気にさらし、有機物の 一部から別の部分に放出空気を再循環させる、有機物を堆肥にする方法において 、各中間区域と最終区域が別々の空気放出ダクト(18、19、21)に通じ、 各初期区域が別々の空気供給ダクト(20)に通じ、曝気は新鮮な空気を1つま たは複数の中間区域を通じて流すことによって行い、中間区域から放出された空 気の少なくとも一部を1つまたは複数の初期区域を通じて流して加熱し、中間区 域および初期区域から放出された空気を1つまたは複数の最終区域を通じて流し て脱臭浄化し、最終区域から放出された空気を装置から放出する、装置を使用す ることを特徴とする有機物を堆肥にする方法。
JP50013395A 1993-06-01 1994-06-01 有機物を堆肥にする装置および方法 Pending JPH08510204A (ja)

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