JPH08509360A - 家禽を気絶させるための方法及び装置 - Google Patents

家禽を気絶させるための方法及び装置

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Abstract

(57)【要約】 家禽をコンベア(2,6)により酸素と混合された第一の気絶ガス又はガス混合物を含む第一のチャンバ(23)に入れ、続いて、第一のチャンバで達成された気絶状態を増進させるために、第二の気絶ガス又はガス混合物を含み、第一のチャンバとはガスに関して実質的に隔離されている第二のチャンバ(33)に入れる、家禽(8a,8b,8c,8d)を気絶させるための方法及び装置。

Description

【発明の詳細な説明】 家禽を気絶させるための方法及び装置 本発明は、それが存在する濃度で家禽を気絶させる効果を有するガス又はガス 混合物を用いて、家禽を気絶させる方法及び装置に関する。 猫、子犬、マウス、ラット等のような小さい哺乳類の動物を殺すための方法及 び装置が、FR−A−2 334 296により知られている。この方法は、上 部が開口し、且つ酸素と二酸化炭素のガス混合物で満たされた第一のチャンバ内 に、殺すべき哺乳類の動物を、該動物が気絶するのに十分な時間入れることを含 む。次に、該動物を、上部が開口し、且つ高濃度の二酸化炭素で満たされた第二 のチャンバ内に、該動物が死に到るのに十分な時間入れる。 家禽をガスで気絶させる場合に、人は哺乳類について公知の方法を適用する方 向では考えない。何故ならば、家禽の呼吸系は、構造が哺乳類のものとは異なり 、家禽の体内に存在して浮力と身体のバランスの調整を与えることに寄与する多 数の気嚢に連結しているからである。気嚢は、かなりの量の空気を満たすことも 、空にすることもでき、これが、従来技術によるガス手段により家禽を気絶させ ると、比較的長い時間を要する場合と、比較的短い時間で効果が得られる場合が あることの理由である。このようなガスを用いた家禽の気絶処理の不確実性は、 当然ながら、大量の空気を気嚢に満たした家禽でも確実に気絶させ得るような長 い時間気絶処理を続けることにより克服できる。しかしながら、これに付随する 呼吸の不足と恐怖反応は、ひどい痙攣を伴う。これは家禽にとって非常に不快な 状態であるだけでなく、一般的に、打撲傷、骨折等をも導き、また家禽の肉の品 質が、それらの体内で付随して起こる生化学的免疫反応により悪影響を受ける。 また、家禽の気絶に伝統的に用いられている感電死も同じ欠点を有する。 さらに、そのような方法を屠殺前に家禽の気絶処理のために産業規模で用いる と、大量の家禽を処理するという観点から、ガス充填チャンバ内の家禽に長い滞 在時間が要求されるため、巨大な設備が要求されるであろう。 しかしながら、驚くべきことに、哺乳類についての公知の上述の方法を家禽に 用いると、家禽が不快な思いをすることなく、従って痙攣することもなく、迅速 且つ確実な気絶をもたらすことが見出された。 従って、本発明の目的は、速い処理速度で家禽を気絶させる方法を提供するこ とにあり、本発明による方法においては、家禽を機械的搬送手段により酸素と混 合された第一の気絶ガス又はガス混合物を含むチャンバに入れ、続いて家禽を第 二の気絶ガス又はガス混合物を含むチャンバに入れる。それは、第一の及び第二 の気絶ガス又はガス混合物並びに酸素を示された順序で含むただ一つのチャンバ であっても良いが、好ましくは、酸素と混合された第一の気絶ガス又はガス混合 物を第一のチャンバ内に、第二の気絶ガス又はガス混合物を、第一のチャンバと はガスに関して実質的に隔離されている第二のチャンバ内に存在させる。チャン バ又は第一のチャンバ内には、気絶ガス又はガス混合物が酸素と混合されて存在 するため、家禽を、迅速に、且つ実質的にそれに気づかせることなく、所望によ っては意識を失わせるような方法で気絶させることができる。その場合は、ガス 又はガス混合物の鎮静作用により、例えば不安や不快な臭いにより引き起こされ る望ましくない調節不能の筋肉の動きが起こることが妨げられる。チャンバ又は 第一のチャンバ内で望ましい気絶が行われるとすぐに、家禽が屠殺処理の前に完 全な意識を取り戻すことのないように(第二の気絶ガス又はガス混合物をチャン バ内に入れるか又は家禽を第二のチャンバに移動させることにより)家禽の気絶 の状態を増すことができる。家禽は、第二のガス又はガス混合物中に十分長い間 置かれ、酸素濃度が十分低くなれば死に到るであろう。従って、時間は、気絶処 理後の家禽の状態を決定する重要な因子である。家禽のチャンバ内滞在時間は、 実験値に基づき予め定め得るが、チャンバ内に存在するガス濃度の測定値又はチ ャンバ内の家禽の測定値、例えばそれらの心拍数の関数として滞在時間を選択す ることも可能である。気絶処理の効率をさらに高めるために、所望により他の気 絶ガス又はガス混合物を異なる濃度で含有する、二つより多くのチャンバを用い ても良い。本発明による方法により、感電死を用いる従来の方法より品質の高い 食肉が得られることが見出された。特に、食肉及び肝臓の色が改善され、溢血も なかった。 チャンバ又は第一のチャンバ内の酸素濃度を少なくとも15容量%とすると、 良好な気絶の結果が得られる。好ましくはこの場合の気絶ガスには、少なくとも 25容量%の濃度の二酸化炭素が含まれるが、笑気、エーテル、シクロプロバン 又はハロタンも気絶ガスとして有利に使用され得る。 第一のチャンバに約60容量%の二酸化炭素及び少なくとも約30容量%の酸 素のガス混合物が含まれる場合に、特に良好な気絶の結果が得られる。これは、 そのようなガス混合物を用いると、家禽がその体重に応じて30秒乃至数分の間 には意識を失い、その時間内では家禽に実質的な不快が認められ得ないからであ ろうと考えられる。 第一及び第二のチャンバからなる組み合わせにおいて、ガス消費量をできるだ け少なくするには、ガス又はガス混合物の一部を第二のチャンバから取り出し、 第一のチャンバのためのガス混合物を製造するために酸素と混合する。 1又はそれ以上のチャンバ内に含まれるガス内で呼吸する際の、家禽の粘膜に 対する望ましくない不快な刺激は、例えばガス又はガス混合物を水に通すことに より、水滴をガス又はガス混合物中に噴霧することにより、又は水蒸気を噴射す ることにより、該チャンバ内に導入されるガス又はガス混合物を増湿することに より防止しうる。好ましくは、ガス又はガス混合物を接触させるべき水分は、少 なくとも25℃の温度である。 家禽を電流を用いる慣用の方法で屠殺する前に気絶させる場合、実用的な理由 により、通常は一度に一羽気絶させる。当然ながら、このやり方は本発明による 方法で維持され得るが、本発明の方法の場合は、箱又は容器内に入れた多数の家 禽を1又はそれ以上のチャンバに同時に入れるという有利な可能性をも提供し、 これにより気絶処理の処理速度を多少増加させ得る。 さらに、本発明は、一又はそれ以上の開口を有し、これを通して家禽を各々入 れることができ、且つそこから取り出すことができる第一のチャンバ及び第二の チャンバを含み、第一のチャンバが酸素と混合された第一の気絶ガス又はガス混 合物を供給するための手段を備え、第二のチャンバが第二の気絶ガス又はガス混 合物を供給するための手段を備え、さらに家禽を第一及び第二のチャンバに運ぶ ための機械的搬送手段を備えた、上記方法を実施するための装置に関する。 気絶ガス又はガス混合物の濃度は通常第二のチャンバ内の方が高く、このガス の流出をできる限り妨げる必要があるため、好ましくは、開口、少なくとも第二 のチャンバの開口を通行可能な方法でほぼ密閉するための密閉手段のための設備 を形成する。しかしながら、好ましくは第一のチャンバをほぼ密閉するための密 閉手段のための設備も形成する。 該装置のコンパクトな構造を達成するためには、第一のチャンバの出口の開口 を第二のチャンバの入口の開口と共通にする。 第一及び第二のチャンバの開口の適切な密閉は、ストリップカーテン又はエア カーテンの手段により達成され、これは第一又は第二のチャンバからガスが漏れ るのを防ぐ一方、家禽が容易に通過することを可能にする。 好ましい実施態様において、機械的搬送手段は、軌道が第一及び第二のチャン バ内に延在するコンベアを含む。気絶ガス又はガス混合物は、通常空気より密度 が高く、従って、第二のチャンバの底に蓄積する傾向があるので、第二のチャン バ内のコンベアの軌道を入口の開口から降りて出口の開口へ昇るように設ければ 、第二のチャンバからのガスの流出を減少させることができる。本発明による気 絶処理を、これに続いての家禽が通常コンベアに沿って一定の速度で移動して行 く屠殺ラインに対して、良好に適合させるために、気絶工程で使用されるコンベ アを一定の速度で連続的に運転し、チャンバの搬送方向の寸法を、第一チャンバ 内で与えられた速度で家禽の望ましい気絶が起こるようにすることができる。し かしながら、通常の家禽搬送速度においては、第一のチャンバの寸法は、しばし ば不便であるほど大きくしなければならないのが一般的である。そのような場合 は、コンベアを間欠的に動かし、家禽を二つの連続するコンベア静止期間の間、 各々第一及び第二のチャンバ内に存在させる別の実施態様が提供される。この実 施態様においては、第一及び第二のチャンバの寸法は搬送方向に関して非常に小 さくてすむ。 好ましい実施態様においては、家禽を収容する箱又は容器を搬送するための搬 送手段が備えられる。 本発明による装置は、既存の屠殺ラインに導入することができ、また既存の屠 殺ラインに導入された慣用の気絶装置を本発明による装置に置き換えることもで きる。いずれの場合にも、第一及び第二のチャンバとガス供給手段を既に存在す るコンベアの軌道に沿って設置するだけ良い。 本発明を図面を参照して説明する。 図1は、本発明による鳥の気絶装置の第一の実施態様の部分切取線図であり、 図2a−2cは、本発明による鳥の気絶装置の第二の実施態様の各部の部分切 取線図である。 図中、同一の部品又は類似の機能を有する部品は同じ参照番号を付与している 。 図1は、鳥8a,8b,8c及び8dの足を懸けて吊るすフックを備え、矢印 4の方向に運ばれ得る搬送レール、搬送チェーン2等を示す。鳥8a,8b,8 c及び8dの通路には、壁12、14、16、18、20及び22により囲まれ た第一のチャンバ23並びに壁24、26、28、30、22及び32により囲 まれた第二のチャンバ33を有する気絶装置10が設置されている。第一のチャ ンバ23及び第二のチャンバ33は、サポート34を介してベース36上に固定 されている。壁20、22及び32の形状は、鳥が、これらの壁を通り抜けられ るが、鳥が存在しない時にはガスについて実質的に密閉されているようなもので ある。この目的のために、壁20、22及び32は、例えばストリップカーテン 、エアカーテン、ウォーターカーテン又は可動スクリーンにより形成される。第 一のチャンバ23の残りの壁12、14、16及び18、並びに第二のチャンバ の残りの壁24、26、28、30は、実質的に常に閉じられており、例えば鋼 板バネルからなる。 供給タンク40には、圧縮された気絶ガス又はガス混合物が充填されており、 遮断バルブ44を備えたパイプ42を介して第二のチャンバ33に連結されてい る。さらに、供給タンク40は、パイプ46を介して混合チャンバ48に連結さ れている。圧縮酸素のための供給タンク50は、遮断バルブ58を備えたパイプ 52を介して混合チャンバ48に連結されている。混合チャンバ48は、増湿装 置56を備えたパイプ54を介して第一のチャンバ23に連結されている。ガス を再循環させる目的のために、供給タンク40と混合チャンバ48との間のパイ プ46の代わりに、第二のチャンバ33と混合チャンバ48との間の連結を行う パイプ60を取り付けることも可能である。パイプ60は図1中に破線で示され ている。 図1による装置は、下記のように稼動する。遮断バルブ44及び58を開ける ことにより供給タンク40及び50からのガスの混合物が第一のチャンバ23に 導入される。この場合、遮断バルブ44及び58は、第一のチャンバ23におい て予め決められたガス濃度が達成されるように調整される。さらに、供給タンク 40からのガスを、第二のチャンバにおいて予め決められたガス濃度が達成され るような量で第二のチャンバ33に供給するために、遮断バルブ44が調節され る。続いて、コンベア2、6が作動され、これにより鳥8aが第一のチャンバ2 3に運ばれる。それらが第一のチャンバ23に到着すると、鳥8bが供給タンク 40及び50からのガス混合物の気絶及び鎮静作用を受ける。その後、それらの 鳥を壁22を通り抜けさせることにより第二のチャンバ33に運ぶ。到着すると 、第一のチャンバ23において達成された鳥8cの気絶の度合いが、第二のチャ ンバ33内に存在する気絶ガスによりさらに増加する。その場合、第二のチャン バ33内での滞在時間は、鳥8cが気絶して、意識不明で、又は死んで、壁32 を通って該チャンバを出るのに十分な長さになるように選択される。気絶した、 意識不明の、又は死んだ鳥8dは、その後慣用の屠殺処理にかけられる。第一の チャンバ23及び第二のチャンバ33を通しての鳥の搬送は、一定の又は可変の 搬送速度によっても、間欠的にも行い得る。 図2aは、図1.Aによるものにほぼ対応し、コンベアベルト70が第一のチ ャンバ23及び第二のチャンバ33を通って走行し、生きた鳥を満たした容器7 2を矢印74の方向に、予め決められた、所望により可変の速度で、連続して、 壁20を通って第一のチャンバ23に入り、壁22を通って第一のチャンバ23 から第二のチャンバ33に入り、そして壁32を通って第二のチャンバ33を出 るように運ぶことができる気絶装置10を示す。容器72内の鳥が第一のチャン バ23に存在する間は、それらは供給タンク40及び50からのガス混合物の気 絶及び鎮静作用を受け得る。第二のチャンバ33においては、それらは供給タン ク40からのガス又はガス混合物の気絶作用をも受け得る。 図2bは図2aに従って行われる気絶に続く鳥の処理段階を示す。容器72は 、矢印76の方向へ動くコンベアベルト78上で空にされ、その結果、気絶した 、意識不明の又は死んだ鳥8がこれに沿って運ばれる。図2cに示すように、コ ンベアベルト78の搬送路の脇の人々が鳥8をコンベアベルト78から取り出し 、 矢印4の方向へ動くコンベアのフック6に懸ける。続いて、鳥を、脱血、羽のむ しり取り、内蔵除去、分割、骨の除去等の慣用の屠殺工程にかけることができる 。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年7月20日 【補正内容】 請求の範囲 1.家禽を機械的搬送手段(2,6;70)により酸素と混合された第一の気絶 ガス又はガス混合物を含む第一のチャンバ(23)に入れ、続いて機械的搬送手 段により、第二の気絶ガス又はガス混合物を含み、第一のチャンバとはガスに関 して実質的に隔離されている第二のチャンバ(33)に入れ、続いてさらに処理 するために機械的搬送手段により第二のチャンバがら出すことからなり、前記第 一のチャンバ(23)内の酸素濃度が少なくとも15容量%であることを特徴と する家禽(8a,8b,8c,8d)を気絶させるための方法。 2.気絶ガスが、二酸化炭素を少なくとも25容量%の濃度で含むことを特徴と する請求の範囲第1項に記載の方法。 3.気絶ガスが、笑気、エーテル、シクロプロパン又はハロタンを含むことを特 徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 4.前記第一のチャンバ(23)が、約60容量%の二酸化炭素及び少なくとも 約30容量%の酸素のガス混合物を含むことを特徴とする請求の範囲第1−3項 に記載の方法。 5.前記ガス又はガス混合物の一部を前記第二のチャンバ(33)から取り出し 、前記第一のチャンバ(23)のためのガス混合物を製造するために酸素と混合 することを特徴とする請求の範囲第1−4項に記載の方法。 6.前記チャンバ内に導入される前記ガス又はガス混合物を増湿することを特徴 とする請求の範囲第1−5項に記載の方法。 7.前記ガス又はガス混合物を少なくとも25℃の温度の水分と接触させること を特徴とする請求の範囲第6項に記載の方法。 8.箱又は容器(72)内に入れた多数の家禽を前記チャンバに同時に入れるこ とを特徴とする請求の範囲第1−7項に記載の方法。 9.一又はそれ以上の開口を有し、これを通して家禽(8a,8b,8c,8d )を第一及び第二のチャンバに各々入れることができ、且つそこから取り出すこ とができる第一のチャンバ(23)及び第二のチャンバ(23)を含み、、第一 のチャンバ(23)が少なくとも15容量%の濃度で酸素と混合された第一の気 絶ガ ス又はガス混合物を供給するための手段(10)を備え、第二のチャンバが第二 の気絶ガス又はガス混合物を供給するための手段(10)を備え、さらに家禽を 第一及び第二のチャンバに出し入れするための機械的搬送手段(2,6;70) を備えた前記請求の範囲のいずれかの項に記載の方法を実施するための装置。 10.少なくとも前記第二のチャンバ(33)の開口を通行可能な方法でほぼ密閉 するための密閉手段のための設備が形成されていることを特徴とする請求の範囲 第9項に記載の装置。 11.前記第一のチャンバ(23)をほぼ密閉するための密閉手段を特徴とする請 求の範囲第9項又は第10項に記載の装置。 12.前記第一のチャンバ(23)の出口の開口を前記第二のチャンバ(33)の 入口の開口と共通にすることを特徴とする請求の範囲第9−11項に記載の装置。 13.1又はそれ以上の開口がストリップカーテン又はエアカーテンにより閉じら れていることを特徴とする請求の範囲第9−12項に記載の装置。 14.前記機械的搬送手段が、軌道が前記第一(23)及び第二(33)のチャン バ内に延在するコンベア(2,6:70)を含むことを特徴とする請求の範囲第 9−13項に記載の装置。 15.前記第二のチャンバ(33)内のコンベアの軌道が入口の開口から降りて出 口の開口へ昇ることを特徴とする請求の範囲第14項に記載の装置。 16.前記コンベアが一定の速度で連続的に運転され、前記第一のチャンバの搬送 方向の寸法が、第一チャンバ内で与えられた速度で家禽の望ましい気絶が起こる ような寸法であることを特徴とする請求の範囲第14項又は第15項に記載の装置。 17.前記コンベアが間欠的に動き、家禽が二つの連続するコンベア静止期間の間 、各々第一及び第二のチャンバ内に存在することを特徴とする請求の範囲第14項 又は第15項に記載の装置。 18.前記搬送手段が家禽を収容する箱又は容器(72)を搬送するために備えら れていることを特徴とする請求の範囲第9−17項に記載の装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),JP,US

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.家禽を機械的搬送手段(2,6;70)により酸素と混合された第一の気絶 ガス又はガス混合物を含むチャンバに入れ、続いて家禽を第二の気絶ガス又はガ ス混合物を含むチャンバに入れる、家禽(8a,8b,8c,8d)を気絶させ るための方法。 2.酸素と混合された前記第一の気絶ガス又はガス混合物が第一のチャンバ(2 3)内に存在し、前記第二の気絶ガス又はガス混合物が第一のチャンバとはガス に関して実質的に隔離されている第二のチャンバ(33)内に存在することを特 徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 3.前記酸素濃度が少なくとも15容量%であることを特徴とする請求の範囲第 1項又は第2項に記載の方法。 4.前記気絶ガスが、二酸化炭素を少なくとも25容量%の濃度で含むことを特 徴とする請求の範囲第3項に記載の方法。 5.前記気絶ガスが、笑気、エーテル、シクロプロパン又はハロタンを含むこと を特徴とする請求の範囲第3項に記載の方法。 6.前記チャンバ又は第一のチャンバ(23)が、約60容量%の二酸化炭素及 び少なくとも約30容量%の酸素のガス混合物を含むことを特徴とする請求の範 囲第1−5項に記載の方法。 7.前記ガス又はガス混合物の一部を前記第二のチャンバ(33)から取り出し 、前記第一のチャンバ(23)のためのガス混合物を製造するために酸素と混合 することを特徴とする請求の範囲第2−6項に記載の方法。 8.1又はそれ以上の前記チャンバ内に導入される前記ガス又はガス混合物を増 湿することを特徴とする請求の範囲第1−7項に記載の方法。 9.前記ガス又はガス混合物を少なくとも25℃の温度の水分と接触させること を特徴とする請求の範囲第1−7項に記載の方法。 10.箱又は容器(72)内に入れた多数の家禽を1又はそれ以上の前記チャンバ に同時に入れることを特徴とする請求の範囲第1−8項に記載の方法。 11.一又はそれ以上の開口を有し、これを通して家禽(8a,8b,8c,8d ) を第一及び第二のチャンバに各々入れることができ、且つそこから取り出すこと ができる第一のチャンバ(23)及び第二のチャンバ(33)を含み、第一のチ ャンバ(23)が酸素と混合された第一の気絶ガス又はガス混合物を供給するた めの手段(10)を備え、第二のチャンバが第二の気絶ガス又はガス混合物を供 給するための手段(10)を備え、さらに家禽を第一及び第二のチャンバに運ぶ ための機械的搬送手段(2,6;70)を備えた前記請求の範囲のいずれかの項 に記載の方法を実施するための装置。 12.少なくとも前記第二のチャンバ(33)の開口を通行可能な方法でほぼ密閉 するための密閉手段のための設備が形成されていることを特徴とする請求の範囲 第11項に記載の装置。 13.前記第一のチャンバ(23)をほぼ密閉するための密閉手段を特徴とする請 求の範囲第11項又は第12項に記載の装置。 14.前記第一のチャンバ(23)の出口の開口を前記第二のチャンバ(33)の 入口の開口と共通にすることを特徴とする請求の範囲第11−13項に記載の装置。 15.1又はそれ以上の開口がストリップカーテン又はエアカーテンにより閉じら れていることを特徴とする請求の範囲第11−14項に記載の装置。 16.前記機械的搬送手段が、軌道が前記第一及び第二のチャンバ内に延在するコ ンベアを含むことを特徴とする請求の範囲第11項又は第12項に記載の装置。 17.前記第二のチャンバ(33)内のコンベアの軌道が入口の開口から降りて出 口の開口へ昇ることを特徴とする請求の範囲第15項に記載の装置。 18.前記コンベアが一定の速度で連続的に運転され、前記第一のチャンバの搬送 方向の寸法が、第一チャンバ内で与えられた速度で家禽の望ましい気絶が起こる ような寸法であることを特徴とする請求の範囲第16項又は第17項に記載の装置。 19.前記コンベアが間欠的に動き、家禽が二つの連続するコンベア静止期間の間 、各々第一及び第二のチャンバ内に存在することを特徴とする請求の範囲第16項 又は第17項に記載の装置。 20.前記搬送手段が家禽を収容する箱又は容器(72)を搬送するために備えら れていることを特徴とする請求の範囲第11−19項に記載の装置。
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